JP3784325B2 - 移動農機の操向制御装置 - Google Patents

移動農機の操向制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動農機の操向制御装置に関し、特に、左右の後輪に対応して設けられたブレーキ用油圧アクチュエータ及び前輪増速用油圧アクチュエータを備えた移動農機の操向制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ等の移動農機において、例えば畦際での機体回行を小さな旋回半径で行うために、前輪のステアリング切れ角が所定値以上となった場合に、前輪増速装置により前輪の回転周速度を後輪の回転周速度よりも速くし、かつブレーキ装置により旋回内側の後輪に自動的に制動作用を付与することにより急旋回を可能とした技術が公知である。
【0003】
例えば、図3に示すように、従来のトラクタでは、リフト用油圧回路180とブレーキ装置146等に圧油を供給する油圧ポンプ156と、パワーステアリングユニット152の油圧シリンダ130に圧油を供給する油圧ポンプ156’とを有していて、ステアリングホイール122を操作して、前輪のステアリング切れ角が所定値以上になると、前記油圧ポンプ156から分流弁134を介して前輪増速装置126に圧油が供給されて該前輪増速装置126が作動すると共に、方向制御弁170を介してブレーキ装置146にも圧油が供給され、旋回内側のブレーキシリンダ(150R又は150L)が自動的に作動するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来例によると、油圧ポンプ156からの圧油を、前輪増速装置126とブレーキ装置146、及びリフト用油圧回路180等に供給するために、前述した高価な分流弁134や方向制御弁170等を設ける必要があった。
【0005】
そして、特に分流弁134は、外部からの電気信号により油圧ポンプ156からの流量を各ポートに分流させるための弁であり、その構造は、主回路圧力をピストン側圧力に減圧する減圧弁160と、ピストン側圧力の断続切換えを行うソレノイド式切換え弁136と、主回路がアンロードしたときにピストン側圧力を確保するシーケンス弁164とにより構成されていて、この分流弁134と前記方向制御弁170等により、油圧回路が複雑になると共に製造コストが高価になるという課題があった。
【0006】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な油圧回路構成にてブレーキ装置と前輪増速装置とを作動可能とすると共に、製造コストの低減等を図り得る移動農機の操向制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、発明は、前輪(12)のステアリング切れ角が所定値以上となったことに基づき、旋回内側の後輪(14)にブレーキ作用を付与すべく左右の後輪(14R,14L)に対応して設けられた左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)、及び前輪(12)の回転速度を後輪(14)の回転速度よりも増速する前輪増速用油圧アクチュエータ(28)を備えた移動農機(10)の操向制御装置において、
前記左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)に圧油を給排する左右1対の油路(103R,103L)に配置され、該左右1対の油路(103R,103L)を切換え制御する切換え弁(40)と、
該切換え弁(40)と前記ブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)との間において、前記左右1対の油路(103R,103L)に対し並列接続された高圧選択弁(42)と、を備え、
該高圧選択弁(42)を介して前記前輪増速用油圧アクチュエータ(28)に圧油を供給する。
【0008】
更に、前記左右1対の油路(103R,103L)における前記高圧選択弁(42)の分岐部(c,d)と前記ブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)との間に、連通及び遮断に切換える入切弁(52R,52L)を設けたことを特徴とする。
【0009】
〔作用〕
本発明に係る移動農機の操向制御装置によれば、左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)に圧油を給排する左右1対の油路(103R,103L)に、該左右1対の油路(103R,103L)を切換え制御する切換え弁(40)を配置すると共に、前記切換え弁(40)と前記ブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)との間には、前記左右1対の油路(103R,103L)に対し並列接続された高圧選択弁(42)を設け、この高圧選択弁(42)を介して前輪増速用油圧アクチュエータ(28)に圧油を供給するようにしたので、簡単な油圧回路構成にてブレーキ用油圧アクチュエータ(50R,50L)と前輪増速用油圧アクチュエータ(28)の双方を作動させることが可能となる。
【0010】
なお、括弧内の符号は、図面を参照するためのもので、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明が適用された移動農機としてのトラクタの操向制御装置の概要を示す図である。同図において、トラクタ10は、左右1対の前輪12R,12L及び後輪14R,14Lにて支持された走行機体の前部にエンジン18、その後部にミッションケース20、機体中央の上部の運転席にステアリングホイール22等を備えている。エンジン18の動力は、ミッションケース20内の主変速及び副変速装置(図示せず)を介して左右の後輪14R,14Lに伝達され、また、図示しない後輪デフ機構の前段から分岐した動力が、伝動軸16を介して左右の前輪12R,12Lに伝達される。
【0013】
図2は、本実施の形態におけるトラクタの操向制御装置を示している。この操向制御装置は、油圧力にて前輪12に操舵力を付与するパワーステアリングシリンダ30とパワーステアリング用油圧回路60とを備え、このパワーステアリング用油圧回路60は、油圧ポンプ56に接続された配管100の油路を切換える切換えバルブ54と、該切換えバルブ54と一体のサーボフィードバック付きのメータリングポンプ53と、配管100からの圧油を切換えバルブ54を介してパワーステアリングシリンダ30に供給する配管101R,101Lとを有している。メータリングポンプ53は、ステアリングホイール22の回転角が変化する際に、油圧ポンプ56の吐出し圧がパイロット圧となって、切換えバルブ54が作動するようになっている。
【0014】
すなわち、ステアリングホイール22を左右いずれかに旋回操作すると、該ステアリングホイール22の回転で前記切換えバルブ54が切換わり、タンク57内の圧油が油圧ポンプ56により、配管100から配管101R(又は101L)を介して、複動式のパワーステアリングシリンダ30の一方側の油室に供給され、これにより、フロントアクスルのタイロッド(図示せず)が油圧により操舵される。また、このとき、パワーステアリングシリンダ30の他方側の油室から排出された圧油(及び余剰油)が配管102側に供給される。
【0015】
なお、本実施の形態のパワーステアリング装置では、エンジン18が停止した状態においても、パワーステアリング用油圧回路60内でチェック弁55を介して圧油が巡回され、パワーステアリングシリンダ30に向け圧油が供給されて、油圧によりステアリングホイール22を操舵することのできる全油圧式のパワーステアリング装置が採用されている。
【0016】
ここで、本実施の形態では、左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータ50R,50Lに圧油を給排する左右1対の油路103R,103Lに配置され、該左右1対の油路を切換え制御する切換え弁40と、該切換え弁40とブレーキ用油圧アクチュエータ50R,50Lとの間において、左右1対の油路に対し並列接続された高圧選択弁42とを備えている。
【0017】
図2において、前記パワーステアリングシリンダ30のロッドの移動量は、切れ角センサ(図示せず)によって検出されるようになっていて、このときの検出値、すなわち前輪12のステアリング切れ角が一定値に達すると該切れ角センサからオン信号が出力され、このオン信号に基き、電磁切換え弁40が切換え作動する。これにより、配管102から電磁切換え弁40を介して左右1対の配管103R又は103L側に圧油が供給される。
【0018】
この左右1対の配管103R又は103Lは、左右の後輪14R,14Lに対応して設けられた左右1対のブレーキシリンダ(ブレーキ用油圧アクチュエータ)50R,50Lに圧油を給排すべく配置されている。また、ミッションケース20には、圧油により作動する前輪増速装置26が装着されている。この前輪増速装置26は、QTピストン(前輪増速用油圧アクチュエータ)28とQTクラッチ27とを有し、圧油によりQTピストン28が移動することによりQTクラッチ27が接続されて、前輪12が増速される。
【0019】
すなわち、前輪12のステアリング切れ角が所定値以上になると、電磁切換え弁40が切換えられ、これにより、配管102から該電磁切換え弁40を介して配管103R又は103L側に圧油が供給される。そして、この圧油により、旋回内側の後輪14R(又は14L)に対応して配置されたブレーキシリンダ50R(又は50L)が圧油で作動して、旋回内側の後輪14R(又は14L)にブレーキ力が付与される。また、これと略々同時に、前輪増速装置26が作動して、前輪12の回転周速度が後輪14の回転周速度よりも略々2倍に増速される。
【0020】
しかして、図1に示したように、左右の後輪14R,14Lには、これらに対応してかつ独立に作動可能に左右一対のブレーキ46R,46Lが設けられている。そして、操作ペダル48R,48Lを踏込み操作すると、ブレーキロッド49R,49Lを介して機械的に連結された前記ブレーキ46R,46Lにより、左右の後輪14R,14Lにブレーキ力が付与される。
【0021】
更に、このブレーキ46R,46Lは、油圧によっても作動するようになっていて、ステアリングホイール22の旋回操作による前記切れ角センサからのオン信号に基き、パワーステアリングシリンダ30側から排出された圧油が旋回内側の後輪14R(又は14L)に対応して設けられたブレーキシリンダ50R(又は50L)に供給されて、前記ブレーキ46R(又は46L)が自動的に作動するようになっている。
【0022】
以上により、前輪12がステアリングされると、パワーステアリング用油圧回路60からパワーステアリングシリンダ30に圧油が供給され、該パワーステアリングシリンダ30から排出された圧油が配管102側に供給される。更に、前輪12のステアリング切れ角が所定値以上になると、切れ角センサからオン信号により、旋回内側の後輪14R(又は14L)に対応する側の電磁切換え弁40のソレノイドが励磁されて切換えられる。
【0023】
こうして、パワーステアリングシリンダ30から配管102側に排出された圧油が、配管102と電磁切換え弁40を介して旋回内側の後輪14R(又は14L)に対応して設けられたブレーキシリンダ50R(又は50L)側の配管103R(又は103L)に供給される。そして、この配管103R(又は103L)からブレーキシリンダ50R(又は50L)に圧油が供給され、後輪14R(又は14L)が制動されるようになっている。
【0024】
一方、電磁切換え弁40とブレーキシリンダ50R,50Lとの間には、左右1対の配管103R,103Lに対して並列接続された高圧優先形シャトル弁42が設けられている。この高圧優先形シャトル弁42は、左右1対の配管103R,103Lから供給される圧油のうち、高圧側の圧油を受け入れる弁である。そして、この高圧優先形シャトル弁42から前輪増速装置26に向け圧油が供給され、QTピストン28が作動するようになっている。
【0025】
このため、前輪12のステアリング切れ角が所定値以上になると、旋回内側の後輪14R(又は14L)に対応して設けられたブレーキシリンダ50R(又は50L)に圧油が供給されると共に、高圧優先形シャトル弁42を介して前輪増速装置26にも圧油が供給される。
【0026】
そして、ブレーキシリンダ50R(又は50L)に供給された圧油により、旋回内側の後輪14R(又は14L)にブレーキ力が付与されると共に、前輪増速装置26に供給された圧油により、QTピストン28が作動してQTクラッチ27が接続され、前輪12の回転周速度が後輪14の回転周速度よりも約2倍速で回転する。こうして、前輪12は後輪14よりも増速回転され、かつ機体は旋回内側の後輪14を中心として回転するので、機体は小さい回転半径で旋回を行うことができる。
【0027】
また、本実施の形態によれば、ブレーキシリンダ50R,50Lに圧油を給排する左右1対の配管103R,103Lに、1個の電磁切換え弁40を設けたことにより、簡単な油圧回路構成でブレーキシリンダ50R,50LとQTピストン28との双方を作動させることができる。
【0028】
次に、本実施の形態では、左右1対の配管103R,103Lにおける高圧選択弁42の分岐部c,dとブレーキ用油圧アクチュエータ50との間に、連通及び遮断に切換える入切弁52を設けている。
【0029】
すなわち、左右1対の配管103R,103Lは、分岐部c,dを介してブレーキシリンダ50R,50Lと高圧優先形シャトル弁42とに接続されているが、この分岐部c,dとブレーキシリンダ50R,50Lとの間に、手動切換え弁52R,52Lが設けられている。そして、この手動切換え弁52R,52Lを手動操作することにより、ブレーキシリンダ50R,50Lへの圧油の供給を連通又は遮断することができる。
【0030】
このため、予め手動切換え弁52R,52Lを遮断側に切換えておくと、前輪12のステアリング切れ角が所定値以上になった場合に、前輪増速装置26のみが作動可能となり、また、手動切換え弁52R,52Lを連通側に切換えておくと、前輪12のステアリング切れ角が所定値以上になった場合に、旋回内側の後輪14に対応する側のブレーキ46R(又は46L)と前輪増速装置26の双方が作動可能となる。これにより、オペレータは圃場の路面状態等に応じて任意に機体の旋回性能を調整することができる。
【0031】
なお、配管102にはリリーフ弁44が連通されていて、このリリーフ弁44は、該配管102内の圧力を略々一定に保持する役目をなしている。
【0032】
次いで、本実施の形態の作用を説明する。
【0033】
図2において、例えば,ステアリングホイール22を右側に切ると、パワーステアリング用油圧回路60内の切換えバルブ54がp側に切換わり、油圧ポンプ56に接続された配管100内の圧油は、メータリングポンプ53及び配管101Rを通って、パワーステアリングシリンダ30の右側の油室に供給されて、該シリンダ内のロッドが移動し、ステアリングホイール22に油圧による操舵力が付与される。
【0034】
また、この旋回操作時に、パワーステアリングシリンダ30の左側の油室から排出された圧油(及び余剰油)は、配管102側へ供給されることとなるが、前輪12の切れ角が所定値(例えば角度40度)以上になると、切れ角センサからの電気信号により、電磁切換え弁40のソレノイドbに通電され、弁が切換えられる。これにより、配管102からの圧油が電磁切換え弁40を介して配管103Rに供給され、更に手動切換え弁52Rを通って右側の後輪14Rのブレーキシリンダ50Rに供給されてブレーキが作動する。なお、配管102,103R,103Lを流れる圧油の圧力制御は、リリーフ弁44により行われる。
【0035】
更に、配管103Rに供給された圧油は、高圧優先形シャトル弁42を介して前輪増速装置26のQTピストン28が移動してQTクラッチ27が接続され、これにより、前輪12の周速度は後輪14の周速度に対し略々2倍の速度で回転する。こうして、前輪12は増速された状態で回転すると共に、旋回内側の後輪14Rにはブレーキ力が作用するので、機体は旋回内側の後輪14Rを略々中心として小半径で旋回することができる。
【0036】
次いで、ステアリングホイール22を元の中立位置側に戻すと、電磁切換え弁40のソレノイドbの励磁が切られて、該電磁切換え弁40は中立位置に復帰し、配管103R内の圧油は、タンク57’に戻される。
【0037】
以上のように、本実施の形態によれば、ブレーキシリンダ50R,50Lに圧油を給排する左右1対の配管103R,103Lに電磁切換え弁40を配置し、この電磁切換え弁40とブレーキシリンダ50R,50Lとの間において、左右1対の配管103R,103Lに対し高圧優先形シャトル弁42を並列接続したので、左右1対の配管103R,103Lに1個の電磁切換え弁40を設けたことにより、簡単な油圧回路構成でブレーキシリンダ50R,50LとQTピストン28との双方を作動させることができる。
【0038】
【発明の効果】
発明によれば、ブレーキ用油圧アクチュエータに圧油を給排する左右1対の油路に配置された切換え弁と、この切換え弁とブレーキ用油圧アクチュエータとの間において、左右1対の油路に対し並列接続された高圧選択弁とを備え、この高圧選択弁を介して前輪増速用油圧アクチュエータに圧油を供給するようにしたので、簡単な油圧回路構成にてブレーキ用油圧アクチュエータ及び前輪増速用油圧アクチュエータを作動させることができると共に、高価な切換え弁を1個で済むので、製造コストの低減と取付スペースの削減を図ることができる。
【0039】
更に、左右1対の油路における高圧選択弁の分岐部とブレーキ用油圧アクチュエータとの間に入切弁を設けたので、この入切弁を操作することで、前輪増速用油圧アクチュエータのみを作動させたり、又は前輪増速用油圧アクチュエータ及びブレーキ用油圧アクチュエータの双方を作動させたりすることができ、このため、オペレータは圃場の路面状態等に応じて任意に機体の旋回性能を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動農機の操向制御装置を模式的に示す図である。
【図2】同上の油圧回路の実施の形態を示す図である。
【図3】従来の油圧回路の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 トラクタ
12 前輪
14 後輪
22 ステアリングホイール
26 前輪増速装置
27 QTクラッチ
28 QTピストン(前輪増速用油圧アクチュエータ)
30 パワーステアリングシリンダ
40 電磁切換え弁(切換え弁)
42 高圧優先形シャトル弁(高圧選択弁)
46R,46L ブレーキ
50R,50L ブレーキシリンダ(ブレーキ用油圧アクチュエータ)
52R,52L 手動切換え弁(入切弁)
56 油圧ポンプ
57,57’ タンク
60 パワーステアリング用油圧回路
103R,103L 配管(油路)

Claims (1)

  1. 前輪のステアリング切れ角が所定値以上となったことに基づき、旋回内側の後輪にブレーキ作用を付与すべく左右の後輪に対応して設けられた左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータ、及び前輪の回転速度を後輪の回転速度よりも増速する前輪増速用油圧アクチュエータを備えた移動農機の操向制御装置において、
    前記左右1対のブレーキ用油圧アクチュエータに圧油を給排する左右1対の油路に配置され、該左右1対の油路を切換え制御する切換え弁と、
    該切換え弁と前記ブレーキ用油圧アクチュエータとの間において、前記左右1対の油路に対し並列接続された高圧選択弁と、を備え、
    該高圧選択弁を介して前記前輪増速用油圧アクチュエータに圧油を供給し、
    更に、前記左右1対の油路における前記高圧選択弁の分岐部と前記ブレーキ用油圧アクチュエータとの間に、連通及び遮断に切換える入切弁を設けた、
    ことを特徴とする移動農機の操向制御装置。
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