JP3783767B2

JP3783767B2 - Golf ball paint and golf ball

Info

Publication number: JP3783767B2
Application number: JP2000330418A
Authority: JP
Inventors: 隆志大平; 宣彦佐藤
Original assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Current assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date: 2000-10-30
Filing date: 2000-10-30
Publication date: 2006-06-07
Anticipated expiration: 2020-10-30
Also published as: US6617378B2; JP2002136620A; US20020082358A1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフボール用塗料及びゴルフボールに関し、特に蛍光増白剤を含有し、かつ耐候性及び明度に優れると共に、蛍光増白剤を含む塗料がカバー材へ拡散することによる退色の少ないゴルフボール用塗料及びゴルフボールに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ゴルフボールの表面塗装には、カバー又は白のエナメル塗料に二酸化チタンを添加し、更に蛍光増白剤を含ませたり、カバー上を覆うクリアー塗料層に蛍光増白剤を含有させるなどして色をより白く見せることが試みられている。
【０００３】
また最近における、最も主流な方法としては、二酸化チタンで白色に調色したカバーを有するゴルフボール表面をコロナ処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、又は電子線照射処理等により表面処理した後、蛍光増白剤を含有したクリアー塗料を用いてその表面を覆い、白さを際立たせる方法がある。この方法は生産性、及びコスト面からみて効率のよい方法である。
【０００４】
しかしながら、昨今のカバー材の軟質化により、ゴルフボールの塗装にも新たな問題が生じている。即ち、カバー材のガラス転移点が下がり、分子内の運動が低温でも大きくなったこと、イオン架橋密度が低くなり、高分子の網目構造が粗になってきたことなどから、従来の蛍光増白剤を含有させたゴルフボール用塗料では、この蛍光増白剤が軟質なカバー内に拡散してしまい、蛍光増白効果を十分に挙げることができなくなってきているという問題がある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、蛍光増白剤を含有し、かつ耐候性及び明度に優れると共に、蛍光増白剤を含む塗料がカバー材へ拡散することによる退色の少ないゴルフボール用塗料及びこの塗料で表面塗装されたゴルフボールを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ベース樹脂塗料に配合する蛍光増白剤として下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体を用いることにより、従来の蛍光増白剤を含むゴルフボール用塗料を用いた場合に比べて耐候性及び明度に優れると共に、この７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤はカバー材への拡散による退色が少なく、際立った白さを備えた高品質なゴルフボールが得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【０００７】
【化２】

（式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基、Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基、Ｙはフェニル基、ハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。）
【０００８】
即ち、本発明は、下記のゴルフボール用塗料及びゴルフボールを提供する。
請求項１：
下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤とベース樹脂塗料とを含み、かつ上記蛍光増白剤が全塗料不揮発分１００質量部に対して０．０１〜２質量部添加されたゴルフボール用塗料であって、
コアと該コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを含むゴルフボールにおける、ショアＤ硬度４０〜５５の最外層カバー表面に塗装されるものであることを特徴とするゴルフボール用塗料。
【化３】

（式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基、Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基、Ｙはフェニル基、ハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。）
請求項２：
上記ベース樹脂塗料がウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリエーテル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、若しくはこれらの変性体、又はこれらの混合物から選択される請求項１記載のゴルフボール用塗料。
請求項３：
コアと該コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを含むゴルフボールにおいて、最外層カバーを形成するカバー材のショアＤ硬度が４０〜５５であると共に、上記最外層カバー表面が、下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤とベース樹脂塗料とを含み、かつ上記蛍光増白剤が全塗料不揮発分１００質量部に対して０．０１〜２質量部添加されたゴルフボール用塗料で塗装されたことを特徴とするゴルフボール。
【化１１】

（式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基、Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基、Ｙはフェニル基、ハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。）
請求項４：
上記ベース樹脂塗料がウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリエーテル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、若しくはこれらの変性体、又はこれらの混合物から選択される請求項３記載のゴルフボール。
請求項５：
上記最外層カバーを形成するカバー材がアイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、又はこれらの混合物から選択される請求項３又は４記載のゴルフボール。
【０００９】
本発明によれば、７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤をベース樹脂塗料に配合することにより、低いガラス転移点を有し、分子内の運動が低温でも大きく、イオン架橋密度が低くなり、高分子の網目構造が粗であるため、蛍光増白剤が軟質なカバー内に拡散してしまい、蛍光増白効果を十分に挙げることができないという近年汎用されているカバー材における問題点を効果的に解消し得、退色を防止できると共に、この蛍光増白剤はベース樹脂塗料への溶解性が高く、耐候性及び明度に優れ、際立った白さを有する高品質なゴルフボールが得られるものである。
【００１０】
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボール用塗料は、ベース樹脂塗料と蛍光増白剤とを含み、上記蛍光増白剤として、下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体を用いるものである。
【００１１】
【化４】

【００１２】
ここで、上記（１）式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基を示し、非水溶性基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数１〜１０、特に１〜４のアルキル基、又はフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子などが挙げられる。
【００１３】
Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示し、第一又は第二アミン残基としては、脂肪族第一アミン、脂肪族第二アミン、芳香族第一アミン、芳香族第二アミン、芳香脂肪族第一アミン、芳香脂肪族第二アミン、脂環式第一アミン、脂環式第二アミン、脂肪族複素環式第一アミン、脂肪族複素環式第二アミン、芳香族複素環式第一アミン、芳香族複素環式第二アミンなどが挙げられる。
【００１４】
このようなＸとしては、例えばフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジエタノールアミン、Ｎ−メチルエタノールアミン、Ｎ−ベンジルエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、Ｎ−エチルシクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル（又はジエチル）アミノエチルアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル（ジエチル）アミノプロピルアミン、アニリン、Ｎ−メチル（又はエチル）アニリン、トルイジン、クロルアニリン、ピペリジン、モルホリン、２−アミノピリジン、又は２−アミノベンズチアゾールなどが挙げられる。
【００１５】
Ｙはフェニル基、フッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、アミノ基、若しくは上記Ｘと同じ第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。
【００１６】
このような７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体としては、具体的には下記式で示されるものなどが挙げられ、これらの１種を単独で又は２種以上を組合わせて用いることができる。
【００１７】
【化５】

【００１８】
【化６】

【００１９】
【化７】

【００２０】
【化８】

【００２１】
【化９】

【００２２】
本発明の７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体は蛍光増白剤として用いられ、このような蛍光増白剤としては、市販品を用いることができ、例えばハッコールケミカル株式会社製のＨａｋｋｏｌＰＹ−１８００、ＨａｋｋｏｌＰＹＢ−Ｄ、ＨａｋｋｏｌＰＹ−２０００、ＨａｋｋｏｌＰＹＺ−Ｄなどが挙げられる。
【００２３】
本発明のゴルフボール用塗料において、上記７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤の配合量は、全塗料不揮発分１００質量部に対して０．０１〜２質量部、特に０．０４〜１質量部である。蛍光増白剤の配合量が少なすぎると蛍光増白効果が十分に発揮し得ない場合がある。一方、多すぎると紫外線照射により黄色に変色し易くなる場合がある。
【００２４】
本発明ゴルフボール用塗料のベース樹脂塗料としては、ゴルフボールの表面塗装に通常用いられる透明なクリアー塗料を使用することが好ましい。例えば、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリエーテル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、若しくはこれらの変性体、又はこれらの混合物などが挙げられる。これらの中でもウレタン樹脂、アクリル樹脂、又はポリエステル樹脂の樹脂骨格中にイソシアネート基と反応することが可能な官能基、特に水酸基を含むものと、ポリイソシアネートとの混合物から得られる２液硬化型ウレタン樹脂塗料が好適である。
【００２５】
この場合、２液硬化型ウレタン樹脂塗料に使用するポリイソシアネートとしては、無黄変タイプのヘキサメチレンジイソシアネートを用いることが通常であるが、コスト的な面を考慮して難黄変タイプのものを使用してもよく、また、下地との密着性の向上を目的として黄変タイプのトリレンジイソシアネートを一部混合しても構わない。
【００２６】
なお、本発明のゴルフボール用塗料には、上記ベース樹脂塗料、蛍光増白剤以外にも、本発明の目的を損なわない範囲で顔料、色素、レベリング剤、増粘剤などを添加することができる。
【００２７】
次に、本発明の塗装対象であるゴルフボールは、コアと該コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを含むものである。この場合、カバーは二層又は三層に形成してもよく、カバーを複数層に形成した場合には、少なくとも最外層カバーが後述する特性を備えていることが必要である。また、コアについては特に制限されず、通常の材料を用いて常法により製造することができる。
【００２８】
上記カバーは、ショアＤ硬度が３５〜６５、好ましくは４０〜６０、より好ましくは４０〜５５、更に好ましくは５０〜５５である。カバーのショアＤ硬度が低すぎると高い反発性が得られず、耐擦過傷性が劣る場合がある。一方、高すぎると打感が悪くなり、良好なスピン性能が得られなくなる場合がある。なお、カバー厚みは通常０．５〜３ｍｍである。
【００２９】
このようなカバー材としては、ゴルフボールのカバー材として通常用いられている熱可塑性樹脂を使用することができる。例えばアイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、又はこれらの混合物などが挙げられる。これらの中でもアイオノマー樹脂が好ましい。
【００３０】
上記アイオノマー樹脂はエチレン−不飽和カルボン酸系共重合体をベース樹脂とし、例えばエチレン−不飽和カルボン酸系共重合体と陽イオンを供給可能な金属化合物から得ることができる。
【００３１】
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体は、例えばエチレンと炭素数３〜６の不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、又は安息香酸ビニルなどとの共重合体である。
【００３２】
陽イオンを供給可能な金属化合物としては、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属等の蟻酸塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素酸塩、酸化物、水酸化物、アルコキシドなどが挙げられ、金属の種類としては、Ｎａ、Ｚｎ、Ｌｉ、Ｍｇ、Ｍｎ、Ｃａ、Ｃｏ、Ｋなどが挙げられる。
【００３３】
上記のようなカバー材としては、市販品を用いることができ、アイオノマー樹脂としては、例えばハイミラン１６０５、ハイミラン１７０６、ハイミラン１７０７、ハイミランＡＭ７３１５、ハイミランＡＭ７３１１、ハイミランＡＭ７３１８（三井・デュポンポリケミカル社製）、サーリン７９３０、サーリン６３２０（デュポン社製）、ニュークレルＡＮ４３１１などが挙げられる。ポリエステル系エラストマーとしては、例えばハイトレル４０４７、ハイトレル４７６７（東レ・デュポン社製）などが挙げられる。
【００３４】
本発明ゴルフボール用塗料は、ボール表面の最外層を構成するカバー表面に塗装するためのクリアー塗料として好適に用いられるものである。この場合、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、又は電子線照射処理などのドライな表面処理を施したボール表面に対してその効果が顕著に現れるものであるが、プライマー処理を施したボール表面であっても、或いは白のエナメル塗装を施したボール表面であってもその効果を十分に発揮し得るものである。これは、プライマーやエナメル層は、カバー厚みが通常２ｍｍ程度であるのに対して数μｍ乃至は厚くても５０μｍ程度であることから、その材質がカバー材と比較して蛍光増白剤を拡散するものであっても、その下のカバー層が蛍光増白剤の拡散の歯止めとなるのでボール表面の退色を防止でき、十分な蛍光増白効果が得られるものである。
【００３５】
なお、本発明ゴルフボール用塗料の塗装方法としては、ゴルフボールの表面塗装として普通に行われている方法を採用することができ、例えば刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装などの方法が挙げられ、塗膜の厚みは好ましくは５〜５０μｍ、より好ましくは１０〜３０μｍである。
【００３６】
本発明のゴルフボールは、以上の構成を具備すれば、他の構成要素については特に制限されず、ツーピースゴルフボール、３層構造以上のマルチピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールとしても、糸巻きゴルフボールとしてもよく、あらゆる種類のゴルフボールに適用可能である。また、本発明のゴルフボールは公知の材料を使用して通常の方法により製造することができる。なお、ボール質量、直径等のボール性状はゴルフ規則に従って適宜設定することができる。
【００３７】
【発明の効果】
本発明によれば、耐候性及び明度に優れると共に、カバー材への拡散による退色の少ない際立った白さを有する高品質なゴルフボールが得られる。
【００３８】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【００３９】
〔参考例１、実施例１〜４、比較例１〜９〕
下記組成のゴム組成物を混練ロールで混練し、加熱加圧成形することにより直径３８．５ｍｍのソリッドコアを作成した。
【００４０】
<ゴム組成物>
シス−１，４−ポリブタジエン１００質量部
アクリル酸亜鉛２４質量部
酸化亜鉛１９質量部
老化防止剤１質量部
ジクミルパーオキサイド１質量部
【００４１】
得られたコアの周囲に表１の配合組成のカバーを表２，３の組合わせで射出成形により被覆して、直径４２．８ｍｍの参考例１、実施例１〜４、比較例１〜９のゴルフボールを作成した。
【００４２】
得られたゴルフボールのカバー表面に、表２，３に示した蛍光増白剤の種類及び配合のゴルフボール用塗料をスプレー塗装により塗装した。
【００４３】
塗装後の参考例１、実施例１〜４、比較例１〜９の各ゴルフボールについて、外観（白さ、紫外線照射時の発光）、耐候テスト後の外観を下記方法で評価した。結果を表２，３に示す。
【００４４】
<外観（白さ）>
目視検査により、下記基準でボール表面の白さを評価した。
○：白い
△：白さが足りない
×：黄色い
【００４５】
また、塗装後のボール表面を色差計（形式ＭＳＣ−ＩＳ−２ＤＨ：スガ試験機株式会社製）を用いて、ＪＩＳＺ８７０１のＬａｂ表色（Ｌ値、ａ値、ｂ値）を測定した。Ｌａｂ表色のうち、Ｌは明度を表し、明度とは色の明暗の状況、即ち明るさの度合をいう。このＬ値（明度）が大きいほど色が明るいことを意味する。また、ａ，ｂは色彩を表し、ａは赤〜緑方向、ｂは黄〜青方向を表す。従って、ａ値が大きくなると赤味が強くなり、小さくなると緑味が強くなり、ｂ値が大きくなると黄味が強くなり、小さくなると青味が強くなる。
【００４６】
<外観（発光性）>
目視検査により、ブラックライトの光を照射した時の発光の程度を下記基準で評価した。
○：発光が鮮やかである
△：鮮やかさがやや足りない
×：発光が鈍い
【００４７】
<耐候テスト後の外観>
ボール表面を水銀灯で２４時間照射し、照射前後の塗膜の色の変化を色差計（形式ＭＳＣ−ＩＳ−２ＤＨ：スガ試験機株式会社製）を用いて測定し、ＪＩＳＺ８７０１のＬａｂ表色に基づき、照射前と照射後の塗膜の色差ΔＥを求めた。なお、色差ΔＥが小さいほど塗膜の変色が少ないことを示す。
【００４８】
【表１】

＊ハイミラン１６０５：三井・デュポンポリケミカル社製アイオノマー樹脂
＊ハイミラン１７０６：三井・デュポンポリケミカル社製アイオノマー樹脂
＊サーリン７９３０：デュポン社製アイオノマー樹脂
＊サーリン６３２０：デュポン社製アイオノマー樹脂
＊ニュークレルＡＮ４３１１：三井・デュポンポリケミカル社製エチレンメタクリル酸アクリル酸エステル３元共重合体
＊ハイトレル４０４７：東レ・デュポン社製ポリエステル系エラストマー
【００４９】
【表２】

【００５０】
【表３】

＊ベース樹脂：２液硬化型ウレタン樹脂
＊蛍光増白剤Ｂ：
ＨｏｓｔａｌｕｘＫＳ−ＮＨｏｅｃｈｓｔ社製、（４，４’−ビス（２−ベンゾキサゾリル）スチルベンのメチル化物、主として４−（２−ベンゾキサゾリル）−４’−（５−メチル−２−ベンゾキサゾリル）スチルベン、異性体として４，４’−ビス（５−メチル−２−ベンゾキサゾリル）スチルベン、及び４，４’−ビス（２−ベンゾキサゾリル）スチルベンを含有する。
＊蛍光増白剤Ｃ：
ＨｏｓｔａｌｕｘＫＳＨｏｅｃｈｓｔ社製、（４，４’−ビス（２−ベンゾキサゾリル）スチルベンのメチル化物、主として４−（２−ベンゾキサゾリル）−４’−（５−メチル−２−ベンゾキサゾリル）スチルベン、異性体として４，４’−ビス（５−メチル−２−ベンゾキサゾリル）スチルベン、及び４，４’−ビス（２−ベンゾキサゾリル）スチルベンを含有する。
＊蛍光増白剤Ｄ：
ＵｖｉｔｅｘＯＢチバガイギ社製、２，５−ビス（２−ベンゾキサゾリル）チオフェン
【００５１】
表２，３の結果から明らかなように、７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤を含む実施例１〜４のゴルフボール用塗料を用いて表面塗装したゴルフボールは、従来の蛍光増白剤を含む比較例１〜９のゴルフボール用塗料を用いて表面塗装したゴルフボールに比べて明度の低下が少なく、耐候性に優れていることが認められる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paint for golf balls and a golf ball, and more particularly, golf containing a fluorescent brightening agent, having excellent weather resistance and lightness, and having less fading due to diffusion of the coating containing the fluorescent brightening agent into a cover material. The present invention relates to a paint for a ball and a golf ball.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, for surface coating of golf balls, titanium dioxide is added to a cover or white enamel paint, and further, a fluorescent brightening agent is added, or a clear brightening layer covering the cover is added a fluorescent brightening agent. Attempts have been made to make the colors appear whiter.
[0003]
In addition, the most main method in recent years is that the surface of a golf ball having a cover that is whitened with titanium dioxide is subjected to surface treatment by corona treatment, plasma treatment, ultraviolet irradiation treatment, electron beam irradiation treatment, etc., and then fluorescence enhancement is performed. There is a method of highlighting the whiteness by covering the surface with a clear paint containing a whitening agent. This method is efficient in terms of productivity and cost.
[0004]
However, due to the recent softening of the cover material, new problems have arisen in the painting of golf balls. That is, the glass transition point of the cover material has decreased, the intramolecular movement has increased even at low temperatures, the ion crosslinking density has decreased, and the polymer network has become coarser. In the golf ball paint containing the agent, the fluorescent whitening agent diffuses into the soft cover, and there is a problem that the fluorescent whitening effect cannot be sufficiently obtained.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances. A golf ball containing a fluorescent brightening agent, having excellent weather resistance and lightness, and having less fading due to a paint containing the fluorescent brightening agent diffusing into a cover material. It is an object of the present invention to provide a paint for use and a golf ball surface-coated with the paint.
[0006]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventor has found that 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin represented by the following general formula (1) as a fluorescent whitening agent to be blended in the base resin paint By using the derivative, the weather resistance and lightness are excellent as compared with the case of using a golf ball paint containing a conventional fluorescent brightening agent, and the fluorescent light comprising this 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative. It has been found that a whitening agent is less susceptible to fading due to diffusion into the cover material, and a high-quality golf ball with outstanding whiteness can be obtained, and has led to the present invention.
[0007]
[Chemical 2]

(In the formula, A is a phenyl group which may have a water-insoluble group, X is a halogen atom, amino group, primary amine residue or secondary amine residue, Y is a phenyl group, halogen atom, amino Group, primary amine residue, or secondary amine residue.)
[0008]
That is, the present invention provides the following golf ball paint and golf ball.
Claim 1:
A fluorescent whitening agent comprising a 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative represented by the following general formula (1) and a base resin paint, and the fluorescent whitening agent is 100 parts by mass of the total non-volatile content of the paint. A golf ball paint added to 0.01 to 2 parts by mass relative to
At least during a golf ball comprising a layer of cover coating material for golf balls, characterized in that it is intended to be painted in the outermost layer cover the surface of the Shore D hardness between 40 and 55 covering the core and the core.
[Chemical 3]

(In the formula, A is a phenyl group which may have a water-insoluble group, X is a halogen atom, amino group, primary amine residue or secondary amine residue, Y is a phenyl group, halogen atom, amino Group, primary amine residue, or secondary amine residue.)
Claim 2:
The golf ball paint according to claim 1, wherein the base resin paint is selected from a urethane resin paint, an acrylic resin paint, a polyester resin paint, a polyether resin paint, an epoxy resin paint, a modified product thereof, or a mixture thereof.
Claim 3:
A golf ball comprising at least one cover layer covering the core and the core, with a Shore D hardness of the cover material forming the outermost cover layer is 40 to 55, the outermost cover layer surface, the following general formula (1 ) And a base resin paint, and the fluorescent whitening agent is added to the non-volatile content of 100 parts by weight of the total paint. A golf ball characterized by being coated with a paint for golf ball to which 0 to 1 part by mass is added.
Embedded image

(In the formula, A is a phenyl group which may have a water-insoluble group, X is a halogen atom, amino group, primary amine residue or secondary amine residue, Y is a phenyl group, halogen atom, amino Group, primary amine residue, or secondary amine residue.)
Claim 4:
4. The golf ball according to claim 3, wherein the base resin paint is selected from a urethane resin paint, an acrylic resin paint, a polyester resin paint, a polyether resin paint, an epoxy resin paint, a modified product thereof, or a mixture thereof.
Claim 5:
The golf ball according to claim 3 or 4, wherein a cover material forming the outermost layer cover is selected from an ionomer resin, a polyester elastomer, or a mixture thereof.
[0009]
According to the present invention, a fluorescent whitening agent composed of a 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative is blended into the base resin coating, thereby having a low glass transition point and low molecular motion even at low temperatures. It is widely used in recent years because the fluorescent whitening agent diffuses into a soft cover due to the large, low ionic crosslink density and the coarse polymer network structure, and the fluorescent whitening effect cannot be sufficiently exhibited. It is possible to effectively eliminate the problems in the cover material, and to prevent fading, this fluorescent whitening agent has high solubility in the base resin paint, excellent weather resistance and lightness, and outstanding whiteness A high-quality golf ball can be obtained.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
The golf ball paint of the present invention comprises a base resin paint and an optical brightener, and the 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative represented by the following general formula (1) is used as the optical brightener. Is used.
[0011]
[Formula 4]

[0012]
Here, in the formula (1), A represents a phenyl group which may have a water-insoluble group, and examples of the water-insoluble group include 1 to 10 carbon atoms such as a methyl group, an ethyl group, and a propyl group. In particular, 1 to 4 alkyl groups, or halogen atoms such as fluorine, bromine, and chlorine can be used.
[0013]
X represents a halogen atom, an amino group, a primary amine residue, or a secondary amine residue, and examples of the primary or secondary amine residue include aliphatic primary amines, aliphatic secondary amines, aromatic primary amines. Amine, aromatic secondary amine, araliphatic primary amine, araliphatic secondary amine, alicyclic primary amine, alicyclic secondary amine, aliphatic heterocyclic primary amine, aliphatic heterocyclic Secondary amines, aromatic heterocyclic primary amines, aromatic heterocyclic secondary amines and the like can be mentioned.
[0014]
Examples of such X include halogen atoms such as fluorine, bromine and chlorine, ammonia, methylamine, ethylamine, propylamine, butylamine, dimethylamine, diethylamine, dibutylamine, monoethanolamine, monoisopropanolamine, diethanolamine, N- Methylethanolamine, N-benzylethanolamine, cyclohexylamine, N-ethylcyclohexylamine, benzylamine, dibenzylamine, N, N-dimethyl (or diethyl) aminoethylamine, N, N-dimethyl (diethyl) aminopropylamine, Examples thereof include aniline, N-methyl (or ethyl) aniline, toluidine, chloraniline, piperidine, morpholine, 2-aminopyridine, and 2-aminobenzthiazole.
[0015]
Y represents a phenyl group, a halogen atom such as fluorine, bromine or chlorine, an amino group, or the same primary amine residue or secondary amine residue as X.
[0016]
Specific examples of such 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivatives include those represented by the following formula, and one of these is used alone or in combination of two or more. be able to.
[0017]
[Chemical formula 5]

[0018]
[Chemical 6]

[0019]
[Chemical 7]

[0020]
[Chemical 8]

[0021]
[Chemical 9]

[0022]
The 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative of the present invention is used as a fluorescent whitening agent, and as such a fluorescent whitening agent, a commercially available product can be used. Hakkol PY-1800, Hakkol PYB-D, Hakkol PY-2000, Hakkol PYZ-D, and the like.
[0023]
In the golf ball paint of the present invention, the compounding amount of the fluorescent whitening agent comprising the 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative is 0.01-2 mass with respect to 100 mass parts of the total non-volatile content of the paint. Part, especially 0.04 to 1 part by mass. If the amount of the fluorescent whitening agent is too small, the fluorescent whitening effect may not be sufficiently exhibited. On the other hand, if it is too much, it may be easily changed to yellow due to ultraviolet irradiation.
[0024]
As the base resin paint of the golf ball paint of the present invention, it is preferable to use a transparent clear paint usually used for surface coating of golf balls. Examples thereof include urethane resin paints, acrylic resin paints, polyester resin paints, polyether resin paints, epoxy resin paints, modified products thereof, and mixtures thereof. Among these, a two-component curable urethane resin obtained from a mixture of a polyisocyanate and a functional group capable of reacting with an isocyanate group, particularly a hydroxyl group, in a resin skeleton of a urethane resin, an acrylic resin, or a polyester resin. Paint is preferred.
[0025]
In this case, as the polyisocyanate used in the two-component curable urethane resin coating, it is usual to use non-yellowing type hexamethylene diisocyanate, but in view of cost, a non-yellowing type is used. It may be used, or a part of yellowing type tolylene diisocyanate may be mixed for the purpose of improving the adhesion to the base.
[0026]
In addition to the above base resin paint and fluorescent brightener, pigments, dyes, leveling agents, thickeners and the like may be added to the golf ball paint of the present invention within a range that does not impair the object of the present invention. it can.
[0027]
Next, the golf ball to be painted of the present invention includes a core and at least one cover that covers the core. In this case, the cover may be formed in two or three layers. When the cover is formed in a plurality of layers, it is necessary that at least the outermost layer cover has the characteristics described later. Further, the core is not particularly limited, and can be produced by a conventional method using a normal material.
[0028]
The cover has a Shore D hardness of 35 to 65, preferably 40 to 60, more preferably 40 to 55, and still more preferably 50 to 55. If the Shore D hardness of the cover is too low, high resilience cannot be obtained, and the scratch resistance may be inferior. On the other hand, if it is too high, the feeling of hitting will be worsened and good spin performance may not be obtained. The cover thickness is usually 0.5 to 3 mm.
[0029]
As such a cover material, a thermoplastic resin usually used as a cover material for a golf ball can be used. For example, an ionomer resin, a polyester-based elastomer, or a mixture thereof can be used. Among these, ionomer resins are preferable.
[0030]
The ionomer resin can be obtained from an ethylene-unsaturated carboxylic acid copolymer as a base resin, for example, an ethylene-unsaturated carboxylic acid copolymer and a metal compound capable of supplying a cation.
[0031]
The ethylene-unsaturated carboxylic acid copolymer is, for example, a copolymer of ethylene and an unsaturated carboxylic acid having 3 to 6 carbon atoms such as acrylic acid, methacrylic acid, maleic acid, fumaric acid, or vinyl benzoate. is there.
[0032]
Examples of metal compounds capable of supplying cations include formates such as alkali metals, alkaline earth metals, and transition metals, acetates, nitrates, carbonates, bicarbonates, oxides, hydroxides, alkoxides, and the like. Examples of the metal include Na, Zn, Li, Mg, Mn, Ca, Co, and K.
[0033]
Commercially available products can be used as the cover material as described above, and examples of the ionomer resin include High Milan 1605, High Milan 1706, High Milan 1707, High Milan AM 7315, High Milan AM 7311, High Milan AM 7318 (Mitsui / Dupont Polychemical Co., Ltd.), Surlyn 7930, Surlyn 6320 (manufactured by DuPont), Nucleel AN4311 and the like. Examples of polyester elastomers include Hytrel 4047 and Hytrel 4767 (manufactured by Toray DuPont).
[0034]
The golf ball paint of the present invention is suitably used as a clear paint for coating on the cover surface constituting the outermost layer of the ball surface. In this case, the effect of the ball surface that has been subjected to a dry surface treatment such as corona treatment, plasma treatment, ultraviolet ray irradiation treatment, or electron beam irradiation treatment is significant. Even on the surface of a ball having a white enamel coating, the effect can be sufficiently exerted. This is because the primer or enamel layer has a cover thickness of usually about 2 mm, but it is several μm or even about 50 μm thick, so the material diffuses the fluorescent brightening agent compared to the cover material. Even if the cover layer is to be used, the cover layer under it serves as a stop for the diffusion of the fluorescent whitening agent, so that the surface of the ball can be prevented from fading and a sufficient fluorescent whitening effect can be obtained.
[0035]
As a method for coating the golf ball paint of the present invention, a method commonly used for surface coating of a golf ball can be employed, and examples thereof include brush coating, spray coating, electrostatic coating, and the like. The thickness of the coating film is preferably 5 to 50 μm, more preferably 10 to 30 μm.
[0036]
As long as the golf ball of the present invention has the above-described configuration, other components are not particularly limited, and a two-piece golf ball, a solid golf ball such as a multi-piece golf ball having a three-layer structure or more, and a wound golf ball And can be applied to all types of golf balls. In addition, the golf ball of the present invention can be manufactured by a conventional method using a known material. Ball properties such as ball mass and diameter can be set as appropriate according to the golf rules.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to obtain a high-quality golf ball that has excellent weather resistance and lightness, and has outstanding whiteness with less fading due to diffusion to the cover material.
[0038]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are shown and this invention is demonstrated further more concretely, this invention is not restrict | limited to the following Example.
[0039]
[ Reference Example 1, Examples 1 to 4 , Comparative Examples 1 to 9]
A rubber composition having the following composition was kneaded with a kneading roll and heated and pressed to prepare a solid core having a diameter of 38.5 mm.
[0040]
<Rubber composition>
Cis-1,4-polybutadiene 100 parts by weight Zinc acrylate 24 parts by weight Zinc oxide 19 parts by weight Anti-aging agent 1 part by weight Dicumyl peroxide 1 part by weight
A cover of the composition shown in Table 1 was coated around the obtained core by injection molding with the combination of Tables 2 and 3, and Reference Example 1, Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 9 having a diameter of 42.8 mm. Created a golf ball.
[0042]
The cover surface of the resulting golf ball, a fluorescent whitening agent of the type and the paint for a golf ball having formulations shown in Tables 2 and 3 were Rinuri instrumentation by the spray coating.
[0043]
For each golf ball of Reference Example 1, Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 9 after coating, the appearance (whiteness, light emission during ultraviolet irradiation) and the appearance after the weather resistance test were evaluated by the following methods. The results are shown in Tables 2 and 3.
[0044]
<Appearance (whiteness)>
The whiteness of the ball surface was evaluated according to the following criteria by visual inspection.
○: White △: Insufficient white ×: Yellow [0045]
In addition, the color of the ball after coating was measured for Lab color (L value, a value, b value) of JIS Z8701 using a color difference meter (model MSC-IS-2DH: manufactured by Suga Test Instruments Co., Ltd.). Among the Lab color specifications, L represents lightness, and lightness refers to the state of color brightness, that is, the degree of brightness. The larger the L value (lightness), the brighter the color. Further, a and b represent colors, a represents red to green direction, and b represents yellow to blue direction. Therefore, redness becomes stronger as the value a becomes larger, greenishness becomes stronger as the value a becomes smaller, yellowishness becomes stronger as the value b becomes larger, and blueness becomes stronger as the value a becomes smaller.
[0046]
<Appearance (Luminescence)>
By visual inspection, the light emission level when irradiated with black light was evaluated according to the following criteria.
○: Luminous emission is △: Vividness is slightly insufficient ×: Luminous emission is dull [0047]
<Appearance after weathering test>
The surface of the ball was irradiated with a mercury lamp for 24 hours, and the color change of the coating film before and after irradiation was measured using a color difference meter (model MSC-IS-2DH: manufactured by Suga Test Instruments Co., Ltd.). Based on this, the color difference ΔE of the coating film before and after irradiation was determined. In addition, it shows that there are few discoloration of a coating film, so that color difference (DELTA) E is small.
[0048]
[Table 1]

* High Milan 1605: Ionomer resin made by Mitsui DuPont Polychemical * Himir 1706: Ionomer resin made by Mitsui DuPont Polychemical * Surlin 7930: Ionomer resin made by DuPont * Surlin 6320: Ionomer resin made by DuPont * New Krel AN4311: Mitsui・ Ethylene methacrylic acid acrylate terpolymer produced by DuPont Polychemical Co., Ltd. * Hytrel 4047: Polyester elastomer produced by Toray DuPont Co., Ltd. [0049]
[Table 2]

[0050]
[Table 3]

* Base resin: Two-component curable urethane resin * Fluorescent brightener B:
Hostalux KS-N manufactured by Hoechst, methylated product of (4,4′-bis (2-benzoxazolyl) stilbene, mainly 4- (2-benzoxazolyl) -4 ′-(5-methyl-2-benzoxazolyl) stilbene, isomer 4,4′-bis (5-methyl-2-benzoxazolyl) stilbene and 4,4′-bis (2-benzoxazolyl) stilbene.
* Fluorescent brightener C:
Hostalx KS Hoechst, (4,4′-bis (2-benzoxazolyl) stilbene methylated product, mainly 4- (2-benzoxazolyl) -4 ′-(5-methyl-2-benzoxazolyl) stilbene, isomer 4 4,4′-bis (5-methyl-2-benzoxazolyl) stilbene and 4,4′-bis (2-benzoxazolyl) stilbene.
* Fluorescent brightener D:
Uvitex OB Ciba Gigi Co., Ltd., 2,5-bis (2-benzoxazolyl) thiophene
As is apparent from the results of Tables 2 and 3, golf balls were surface-coated using the golf ball paints of Examples 1 to 4 containing a fluorescent brightener comprising a 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative. It is recognized that the ball is less deteriorated in brightness and excellent in weather resistance than the golf ball coated with the golf ball paint of Comparative Examples 1 to 9 containing a conventional fluorescent brightening agent.

Claims

下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤とベース樹脂塗料とを含み、かつ上記蛍光増白剤が全塗料不揮発分１００質量部に対して０．０１〜２質量部添加されたゴルフボール用塗料であって、
コアと該コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを含むゴルフボールにおける、ショアＤ硬度４０〜５５の最外層カバー表面に塗装されるものであることを特徴とするゴルフボール用塗料。

（式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基、Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基、Ｙはフェニル基、ハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。）A fluorescent whitening agent comprising a 7-triazinylamino-3-phenyl-coumarin derivative represented by the following general formula (1) and a base resin paint, and the fluorescent whitening agent is 100 parts by weight of the total paint non-volatile content A golf ball paint added to 0.01 to 2 parts by mass relative to
At least during a golf ball comprising a layer of cover coating material for golf balls, characterized in that it is intended to be painted in the outermost layer cover the surface of the Shore D hardness between 40 and 55 covering the core and the core.

(In the formula, A is a phenyl group which may have a water-insoluble group, X is a halogen atom, amino group, primary amine residue or secondary amine residue, Y is a phenyl group, halogen atom, amino Group, primary amine residue, or secondary amine residue.)

上記ベース樹脂塗料がウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリエーテル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、若しくはこれらの変性体、又はこれらの混合物から選択される請求項１記載のゴルフボール用塗料。 The golf ball paint according to claim 1, wherein the base resin paint is selected from a urethane resin paint, an acrylic resin paint, a polyester resin paint, a polyether resin paint, an epoxy resin paint, a modified product thereof, or a mixture thereof.

コアと該コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを含むゴルフボールにおいて、最外層カバーを形成するカバー材のショアＤ硬度が４０〜５５であると共に、上記最外層カバー表面が、下記一般式（１）で示される７−トリアジニルアミノ−３−フェニル−クマリン誘導体からなる蛍光増白剤とベース樹脂塗料とを含み、かつ上記蛍光増白剤が全塗料不揮発分１００質量部に対して０．０１〜２質量部添加されたゴルフボール用塗料で塗装されたことを特徴とするゴルフボール。

（式中、Ａは非水溶性基を有していてもよいフェニル基、Ｘはハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基、Ｙはフェニル基、ハロゲン原子、アミノ基、第一アミン残基、又は第二アミン残基を示す。） A golf ball comprising at least one cover layer covering the core and the core, with a Shore D hardness of the cover material forming the outermost cover layer is 40 to 55, the outermost cover layer surface, the following general formula (1 ) And a base resin paint, and the above-mentioned fluorescent whitening agent is added in an amount of 0. A golf ball characterized by being coated with a paint for golf balls to which 01 to 2 parts by mass is added.

上記ベース樹脂塗料がウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリエーテル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、若しくはこれらの変性体、又はこれらの混合物から選択される請求項３記載のゴルフボール。 4. The golf ball according to claim 3, wherein the base resin paint is selected from a urethane resin paint, an acrylic resin paint, a polyester resin paint, a polyether resin paint, an epoxy resin paint, a modified product thereof, or a mixture thereof.

上記最外層カバーを形成するカバー材がアイオノマー樹脂、ポリエステル系エラストマー、又はこれらの混合物から選択される請求項３又は４記載のゴルフボール。 The golf ball according to claim 3 or 4, wherein the cover material forming the outermost layer cover is selected from an ionomer resin, a polyester-based elastomer, or a mixture thereof.