JP3783467B2 - 情報作成装置及び方法、情報作成プログラムが記録された情報記録媒体、情報出力装置並びに情報記録装置 - Google Patents

情報作成装置及び方法、情報作成プログラムが記録された情報記録媒体、情報出力装置並びに情報記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画情報、及び動画情報に伴う音声または音楽等の音情報、並びに字幕等の副映像情報を、システムストリームとして記録可能なマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体、及びこの情報記録媒体に記録するための情報を作成するための方法及び装置、並びに前記情報記録媒体の作成方法及び装置、並びにそれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した情報記録媒体の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のDVD等のマルチメディア光ディスクに対する、静止画像、動画像、あるいは音声等の記録方式としては、特開平10−199215号公報、あるいは特開平10−108135号公報等に開示されている方式が挙げられる。この記録方式は、まず、これらの記録用のデータをMPEG(MovingPictureExperts Group)等の規格に定められた方式に基づいてデジタル符号化し、次に、このように符号化したデータをDVD等のマルチメディア光ディスクの規格で定められた論理フォーマットに従って多重化し、システムストリームと呼ばれるデータ群を作成する。そして、このシステムストリームを管理するためのシステムストリーム管理情報を、当該論理フォーマットに従って作成し、更にこのシステムストリーム管理情報を含めディスク全体を管理するための全体管理情報を当該論理フォーマットに従って作成し、前記システムストリーム、システムストリーム管理情報、及び全体管理情報を記録するという方式である。
【0003】
DVD等のマルチメディア光ディスクは、非常に多くの情報を記録することができるので、以上のような記録方式を用いることにより、例えば家庭等で撮影した何本ものビデオテープを、1枚のマルチメディア光ディスクにまとめることができる。また、マルチメディア光ディスクは、このように多くの情報を記録した場合でも、前記管理情報により、瞬時に所望の再生箇所を検出することができ、画像や音の記録媒体として優れた利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の記録方式によれば、まず光ディスクの制作者がオーサリング装置を操作して、シナリオ情報を作成する必要があるが、このシナリオ情報の作成は、光ディスクの論理フォーマット等の専門的な知識を必要とする作業であり、また、入力項目も多岐に亘るため、非常に煩雑な作業であった。
【0005】
また、記録しようとする映像素材をデジタル化する作業においても、映像素材の長さが、シナリオ情報で設定した再生時間と一致するように、映像素材側での位置合わせ又は再生時間の調整作業等を光ディスクの制作者が手作業で行う必要であり、非常に煩雑な作業を必要としていた。更に、映像素材が非常に多くのビデオテープに記録されている場合には、これらの多くのビデオテープの中から必要な映像素材を探し出すことは非常に困難な作業であった。
【0006】
また、前記映像素材の取り込み及びデジタル化処理と、前記シナリオ情報の作成処理とを別々に行い、それぞれの処理が終了した後に、両者をつなぎ合わせる場合には、映像素材の総容量が、光ディスクの記録許容容量を超えてしまうことがあり、その度に手作業で調整処理を行う必要があった。
【0007】
更に、一旦前記映像素材を光ディスクに書き込んだ後に、特定の箇所について修正を行う必要が生じても、当該箇所が、光ディスクのどの位置に記録されているかを解明することは非常に困難な作業であり、殆どの場合、新たなに最初から光ディスクを作成し直さなければならなかった。
【0008】
そこで、本発明は、前記問題点を解決し、光ディスクの作成処理、または修正処理を容易且つ効率的に行うことのできる情報作成装置及び方法、情報作成プログラムが記録された情報記録媒体、情報出力装置、並びに情報記録装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(手段)
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
請求項1記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、記憶手段、再生手段及び出力手段を備え、再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、前記再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、前記記録用の情報記録媒体以外の前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成する情報作成装置であって、前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる再生制御手段と、前記再生された実体情報を入力する実体情報入力手段と、前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る日付情報読取手段と、前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させるメニュー情報作成手段と、前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取るフレーム画像読取手段と、前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる下階層メニュー情報作成手段と、前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る時間区切り情報読取手段と、前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる素材リスト情報作成手段と、前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させるメニュー構成情報作成手段と、前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を前記出力手段に出力させる情報出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の情報作成方法は、前記課題を解決するために、請求項1記載の情報作成装置において、前記再生に用いた情報記録媒体を識別するための識別情報を入力する識別情報入力手段を更に備え、前記素材リスト情報作成手段は、前記入力した識別情報を更に含めて前記素材リスト情報を作成することを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1または2記載の情報作成装置において、前記フレーム画像読取手段は、前記再生手段によって再生される前記実体情報が一定時間区切り毎に記録された情報である場合には、前記日付情報に含まれる再生時間情報を参照することにより、前記一定時間区切りを判別し、前記先頭のフレーム画像を読み取る手段であることを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1または2記載の情報作成装置において、前記再生手段による前記実体情報の再生時間を計測する計測手段を更に備え、前記フレーム画像読取手段は、前記計測手段により計測された再生時間を参照することにより、前記一定時間区切りを判別し、前記先頭のフレーム画像を読み取る手段であることを特徴とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
請求項5記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置と、該情報作成装置により作成された各情報を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った順序で出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項6記載の情報記録装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置と、該情報作成装置により作成された各情報の記憶領域を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する記憶領域確保手段と、前記情報作成装置により作成された各情報を、前記記憶領域の先頭から順に出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項7記載の情報記録装置は、前記課題を解決するために、求項5または6記載の情報出力装置により出力された前記情報を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変換する変換手段と、前記形式に変換された情報に基づいて光ビームを変調し、前記記録用の情報記録媒体上に情報の記録を行う記録制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
請求項8記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項2記載の情報作成装置において、動作モードを、前記メニュー情報及び前記素材リスト情報を作成するメニュー情報及び素材リスト情報作成モード、もしくは前記実体情報及び前記実体管理情報並びに前記全体管理情報を作成する実体情報等作成モードの何れかに切り替えるモード切替手段と、前記複数のメニュー情報の中から何れかのメニュー情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段と、前記選択情報入力手段により入力した前記選択情報に基づいて選択されるメニュー情報内の前記日付情報と一致する日付情報を有する何れかの素材リスト情報を、前記複数の素材リスト情報の中から選択する素材リスト情報選択手段と、前記選択した素材リスト情報から前記識別情報を読み取り、前記出力手段に出力する識別情報出力制御手段と、前記再生手段による再生用の情報記録媒体の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記素材リスト情報から読み取った識別情報と、前記再生用の情報記録媒体から読み取った識別情報との一致を判定する判定手段と、前記判定手段により識別情報が一致していないと判定された場合に、正しい識別情報を有する再生用の情報記録媒体を用いる旨の警告を前記出力手段に出力させる警告手段と、前記識別情報が一致していると判定された場合には、前記素材リスト情報に基づいて、それぞれの実体情報を先頭から前記再生手段により再生させる第2再生制御手段と、前記入力した実体情報を符号化する符号化手段と、前記符号化した実体情報を、前記記憶手段上に確保された記憶領域に記憶させる実体情報制御手段と、前記記憶領域に記憶させた実体情報に基づいて、前記メニュー情報を含む前記実体管理情報及び前記全体管理情報として必要な情報を作成し、前記記憶領域に記憶させる管理情報制御手段と、前記メニュー情報及び素材リスト情報作成モード時には、前記再生制御手段、前記実体情報入力手段、前記日付情報読取手段、前記メニュー情報作成手段、前記識別情報入力手段、前記フレーム画像読取手段、前記下階層メニュー情報作成手段、前記時間区切り情報読取手段、前記素材リスト情報作成手段、前記メニュー構成情報作成手段及び情報出力制御手段にそれぞれの処理を行うように制御を行い、前記実体情報等作成モード時には、前記情報出力制御手段、前記選択情報入力手段、前記素材リスト情報選択手段、前記識別情報出力制御手段、前記識別情報読取手段、前記判定手段、前記警告手段、前記第2再生制御手段、前記符号化手段、前記実体情報制御手段及び管理情報制御手段にそれぞれの処理を行うように制御を行う処理制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0045】
請求項9記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項8記載の情報作成装置において、複数の前記再生手段と、複数の再生手段の切替手段とを更に備え、前記素材リスト情報選択手段は、前記入力した前記選択情報に基づいて選択されるメニュー情報内の前記日付情報と一致する日付情報を有する何れかの複数の素材リスト情報を、前記複数の素材リスト情報の中から選択し、前記識別情報出力制御手段は、前記選択した複数の素材リスト情報から複数の前記識別情報を読み取り、前記出力手段に出力し、前記第2再生制御手段は、前記識別情報が一致している場合には、前記素材リスト情報に基づいて、それぞれの実体情報を先頭から前記再生手段により再生させると共に、一の情報記録媒体についての再生が終了した場合には、再生を行わせる前記再生手段を前記切替手段により切り替え、切り替えた前記再生手段により、残りの前記素材リスト情報に基づいてそれぞれの実体情報を先頭から順次再生させることを特徴とする。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
請求項10記載の情報作成方法は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、前記日付情報の区切り位置に基づいて、前記日付情報毎の各実体情報の開始位置と終了位置とを検出する検出手段と、検出した前記開始位置と終了位置を順次前記記憶手段に記憶させる区切り情報制御手段と、記憶させた全ての前記開始位置と終了位置に基づいて、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、符号化速度の設定を行う符号化速度設定手段と、前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、前記記録可能領域の総容量を、前記設定された符号化速度で除算することにより、前記総容量を総記録可能時間に換算する換算手段と、前記総再生時間が前記総記録可能時間よりも長い場合には、その差分の2分の1の値を更に前記日付情報毎の実体情報の総数で除算した値を、また前記総再生時間が前記総記録可能時間よりも短い場合は、ゼロの値を、カット時間として算出するカット時間算出手段と、前記日付情報毎の実体情報の前記開始位置から前記カット時間分後の位置を符号化開始位置とし、当該実体情報の前記終了位置から前記カット時間分前の位置を符号化終了位置とする符号化位置設定手段と、前記日付情報毎の前記実体情報を、前記符号化開始位置から前記符号化終了位置までにおいて符号化する符号化手段と、前記符号化した実体情報を前記日付情報毎に管理する管理情報を作成する管理情報作成手段と、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0067】
請求項11記載の情報作成方法は、前記課題を解決するために、請求項10記載の情報作成装置において、前記符号化開始位置から所定のフレーム期間、及び前記符号化終了位置までの所定のフレーム期間において、ゲート信号を発生させるゲート信号発生手段と、前記ゲート信号の発生期間において、フレーム同期信号に同期してマーカー信号を発生させるマーカー信号発生手段と、前記実体情報内のフレーム画像に、前記マーカー信号を重畳するマーカー信号重畳手段とを更に備え、前記第2符号化手段は、これらの各手段により前記マーカー信号が重畳されたフレーム画像に対する符号化を行うことを特徴とする。
【0068】
【0069】
請求項12記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、符号化速度の初期値を入力する符号化速度値入力手段と、前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、前記タイムコード情報の区切り位置に基づいて、当該区切り毎の各実体情報の開始位置と終了位置とを検出する検出手段と、検出した前記開始位置と終了位置を補助記憶手段に順次記憶させる区切り情報制御手段と、前記入力した実体情報を、前記開始位置と終了位置の検出と並行して、前記符号化速度の初期値に基づいて符号化する符号化手段と、前記符号化された実体情報のうち、前記開始位置における開始フレーム画像と、前記終了位置における終了フレーム画像を読み取る第2フレーム画像読取手段と、前記開始フレーム画像と終了フレーム画像とを、前記開始位置及び終了位置に対応させて補助記憶手段に記憶させるフレーム画像制御手段と、前記実体情報の全情報についての前記再生の終了後に、記憶した全ての前記開始位置と終了位置と、前記符号化速度の初期値とに基づいて、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間を総再生容量に換算する換算手段と、前記記録可能領域の総容量と、前記総再生容量の差分を算出する差分算出手段と、前記記憶手段に記憶させた前記開始フレーム画像と前記終了フレーム画像を復号する復号手段と、前記開始位置、前記終了位置、前記復号した開始フレーム画像、前記復号した終了フレーム画像、前記符号化速度の初期値、及び前記差分を、前記開始位置から終了位置まで再生時間によって区切られる各実体情報毎に前記出力手段に出力させる出力制御手段と、前記総再生容量が前記総容量以下となる前記差分が得られるまで、前記符号化手段による最終的な符号化を禁止する符号化制御手段とを更に備え、前記符号化速度値入力手段による前記符号化速度の初期値に対する変更値の入力の度に、前記再生制御手段が、変更に係る実体情報を、前記開始位置から終了位置まで、前記再生手段により再度再生し、前記符号化制御手段が、前記再度の再生が行われた実体情報を前記符号化手段により再度の符号化を行わせて符号化後の実体情報を前記記憶手段に記憶させ、前記再度の符号化が行われた実体情報のうち、前記開始位置における開始フレーム画像と、前記終了位置における終了フレーム画像は前記第2フレーム画像読取手段により再度読み取られて、前記開始位置及び終了位置に対応させて前記フレーム画像制御手段により前回読み取った各画像に置き換えられて補助記憶手段に記憶され、更に前記変更値の入力の度に、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間が前記符号化速度の変更値に基づいて前記換算手段により総再生容量が再度換算されて、前記差分算出手段により前記総容量との差分が再算出され、前記表示制御手段が当該差分を前記出力手段に再表示させ、また更に、前記総再生容量が前記総容量以下となる前記差分が得られた後に、前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成する管理情報作成手段と、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段とを備えたこと、を特徴とする。
【0070】
【0071】
請求項13記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、前記総容量と予め定められた符号化速度値とに基づいて前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の総記録可能時間を算出する総記録可能時間算出手段と、前記入力した実体情報を符号化する第2符号化手段と、前記符号化した実体情報を前記記憶手段に記憶させる実体情報制御手段と、前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、前記タイムコード情報に基づいて、前記先頭から末尾までの前記実体情報の総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記記録用の情報記録媒体における総記録可能時間と、前記総再生時間との比較を行う時間比較手段と、前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定された場合には、前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成し、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段と、前記符号化の工程において、各フレーム画像毎に、動き変化を検出する動き変化検出手段と、前記検出した動き変化値と、予め定められた閾値とを比較する変化値比較手段と、前記検出した動き変化値が前記閾値よりも小さいと前記変化値比較手段により判定された時点における、前記タイムコード情報を非変化区間の開始位置とし、当該時点のフレーム画像を非変化区間の開始画像とし、前記時点以降に、検出した動き変化値が前記閾値よりも大きいと前記変化値比較手段により判定された時点における、前記タイムコード情報を非変化区間の終了位置とし、当該時点のフレーム画像を非変化区間の終了画像として非変化区間情報を作成する非変化区間情報作成手段と、前記非変化区間情報を前記出力手段に出力させる出力制御手段と、前記時間比較手段により、前記総再生時間が前記総記録可能時間を超えたと判定された場合には、前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定されるまで、前記非変化区間情報の中からいずれか一の非変化区間情報を選択する非変化区間情報選択手段と、前記選択した一の非変化区間情報における前記開始位置から終了位置までの非変化区間の時間を算出する非変化時間算出手段とを更に備え、前記総再生時間算出手段により前記総再生時間から非変化区間の時間を減算して、前記総再生時間を再算出した結果、前記時間比較手段により前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定された後に、前記再生制御手段が、前記選択した非変化区間情報に基づく前記非変化区間を除いて、前記再生手段により再度前記実体情報を先頭から末尾まで再生させ、当該再生された実体情報が前記実体情報入力手段により入力されて、前記符号化手段により再度符号化された後、既に前記記憶手段に記憶されている実体情報と置き換えられて前記実体情報制御手段により記憶され、前記情報制御手段が、前記管理情報を作成して前記実体情報と当該管理情報を、前記記憶手段上に記憶させることを特徴とする。
【0072】
【0073】
請求項14記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、前記総容量と予め定められた符号化速度値とに基づいて前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の総記録可能時間を算出する総記録時間算出手段と、前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、前記入力した実体情報の中から音情報を検出する音情報検出手段と、前記検出した音情報のレベルと閾値とを比較する音情報レベル比較手段と、前記音情報レベル比較手段により前記音情報のレベルが前記閾値よりも大きいと判定された場合には、識別情報をセットすると共に、前記音情報のレベルが、前記閾値よりも大きいと判定された後に、前記閾値よりも小さいと判定された場合には、識別情報をリセットする識別情報設定手段と、当該識別情報のセット時点における前記タイムコード情報を、変化開始位置として補助記憶手段に記憶させると共に、当該識別情報のリセット時点における前記タイムコード情報を、変化終了位置として補助記憶手段に記憶させるタイムコード情報制御手段と、前記実体情報の先頭から末尾までの再生が終了した後に、前記変化開始位置から前記変化終了位置までの音声区間の時間を算出する音声区間の時間算出手段と、前記総記録可能時間と前記音声区間の時間とを比較する音声区間比較手段と、前記音声区間比較手段により前記音声区間が前記総記録可能時間よりも長いと判定された場合には、前記音声区間が前記総記録可能時間以内と判定されるまで、前記閾値をステップ状に増加させる閾値制御手段とを備え、前記再生制御手段、前記実体情報入力手段、前記符号化手段、前記タイムコード情報読取手段、前記音情報検出手段、前記音情報レベル比較手段、識別情報設定手段、タイムコード情報制御手段、時間算出手段、及び音声区間比較手段は、前記閾値が増加する毎にそれぞれの処理を再度行い、前記再生制御手段、実体情報入力手段、及び符号化手段は、前記音声区間が前記総記録可能時間以内と判定された後は、前記実体情報を当該音声区間においてそれぞれの処理を行い、更に、前記符号化した実体情報を前記記憶手段に記憶させる実体情報制御手段と、前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成する管理情報作成手段と、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる記録情報制御手段とを備えたこと、を特徴とする。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
請求項15記載の情報記録装置は、前記課題を解決するために、請求項7記載の情報記録装置において、当該情報記録装置よる情報記録処理中に前記出力手段に出力させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、前記情報記録処理により記録用の情報記録媒体に記録した情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記録用の情報記録媒体から読み取る管理情報読取手段と、前記情報記録処理により記録用の情報記録媒体に記録した情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記録用の情報記録媒体から読み取る実体情報読取手段と、前記修正対象の実体情報を、再生用の情報記録媒体から読み取る修正対象情報読取手段と、前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、 前記再結合させた各情報を用いて、前記情報記録処理により新たな記録用の情報記録媒体に新たな記録を行う再記録制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0093】
請求項16記載の情報記録装置は、前記課題を解決するために、請求項7記載の情報記録装置において、当該情報記録装置よる情報記録処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、前記情報記録処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、前記情報記録処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、前記修正対象の実体情報を、前記記憶手段から読み取る修正対象情報読取手段と、前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、前記再結合させた各情報を用いて、前記情報記録処理により新たな記録用の情報記録媒体に新たな記録を行う再記録制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0094】
請求項17記載の情報作成装置は、前記課題を解決するために、請求項8または9記載の情報作成装置において、当該情報作成装置による情報作成処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、前記修正対象の実体情報を、再生用の情報記録媒体から読み取る修正対象情報読取手段と、前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0095】
請求項18記載の情報作成方法は、前記課題を解決するため、請求項8または9記載の情報作成装置において、当該情報作成装置による情報作成処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、前記修正対象の実体情報を、前記記憶手段から読み取る修正対象情報読取手段と、前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0096】
請求項19記載の情報作成方法は、前記課題を解決するため、再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、該情報記録媒体の再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、前記記録用の情報記録媒体以外の前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成する情報作成方法であって、前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる工程と、前記再生された実体情報を入力する工程と、前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る工程と、前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取る工程と、前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る工程と、前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取られた一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる工程と、前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる工程と、前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を出力手段に出力させる工程と、を備えたことを特徴とする。
【0097】
請求項20記載の情報記録媒体は、前記課題を解決するために、コンピュータに、再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、該情報記録媒体の再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、コンピュータの前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成させる情報作成用プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体であって、前記コンピュータに、前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる工程と、前記再生された実体情報を入力する工程と、前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る工程と、前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取る工程と、前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る工程と、前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取られた一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる工程と、前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる工程と、前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を出力手段に出力させる工程と、を実行させる情報作成用プログラムを記録したことを特徴とする。
【0098】
【0099】
(作用)
請求項1に記載の情報作成装置、請求項19に記載の情報作成方法、請求項20に記載の情報記録媒体によれば、自動的にタイトル名またはタイトル画像を有するメニュー情報が作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化が図られる。また、自動的に素材リスト情報及びメニュー構成情報が表示されるので、映像素材が記録された媒体の内容を容易に把握することが可能となる。また、各素材リスト情報には、メニュー構成情報が対応付けられて保存されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化がより一層図られる。
請求項2に記載の情報作成装置によれば、映像素材が記録された媒体の識別情報を有する素材リスト情報が作成されるので、映像素材が記録された媒体の数が膨大になった場合でも当該媒体に対応する素材リストの迅速な検索が可能となり、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化も図られる。
【0100】
請求項3に記載の情報作成装置によれば、映像素材毎に管理されたメニュー情報が自動的に作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化が図られる。
【0101】
請求項4記載の情報作成装置によれば、映像素材が一定時間毎に記録されていない場合であっても、映像素材毎に管理されたメニュー情報が自動的に作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化が図られる。
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
請求項5に記載の情報出力装置によれば、実体情報及び管理情報が、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマットに従って出力されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が容易且つ適切に作成されることになる。
【0107】
請求項6に記載の情報出力装置によれば、実体情報及び管理情報が、ディスクイメージの段階で既にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマットに従って記録され、このディスクイメージが出力されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が容易且つ適切に作成されることになる。また、前記ディスクイメージが記録された記録媒体を用いれば、他の出力手段を用いても容易且つ適切に作成されることになる。
【0108】
請求項7に記載の情報記録装置によれば、実体情報及び管理情報の記録されたマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が容易且つ適切に作成されることになる。
【0109】
【0110】
請求項8に記載の情報作成装置によれば、前記素材リストにおける、映像素材が記録された媒体の識別情報に基づいて、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマット等の専門知識を有さない者が操作した場合でも、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が効率的に且つ確実に作成される。
【0111】
請求項9に記載の情報作成装置によれば、複数の再生手段が自動的に切り替えられてマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が作成されるので、作成処理の効率化が図られる。また、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマット等の専門知識を有さない者が操作した場合でも、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体を効率的に且つ確実に作成される。
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
請求項10に記載の情報作成装置によれば、映像素材の主要部分以外を自動的にカットして、映像素材のデジタル化が行われるので、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録可能となる。
【0116】
請求項11に記載の情報作成装置によれば、カット処理が行われた箇所に、マーカー表示が行われるので、カット処理後の編集作業が容易になる。
【0117】
【0118】
請求項12に記載の情報作成装置によれば、映像素材の開始及び終了位置、並びフレーム画像等が表示され、光ディスク等の情報記録媒体の制作者が、映像素材毎の符号化速度の設定を行うことができるので、当該制作者の意図に反することなく、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録可能となる。
【0119】
【0120】
請求項13に記載の情報作成装置によれば、映像素材の非変化区間がカット処理候補として表示され、光ディスク等の情報記録媒体の制作者が、映像素材毎にカット処理を行うか否かの設定を行うことができるので、当該制作者の意図に反することなく、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録可能となる。
【0121】
【0122】
請求項14に記載の情報作成装置によれば、音声情報の範囲から符号化の範囲が決定されるので、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録可能となる。
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
請求項15に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できるので、容易且つ効率的に映像素材の修正が行われることになる。
【0127】
請求項16に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正が行われることになる。
【0128】
請求項17に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取り、更に管理情報について記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正が行われることになる。
【0129】
請求項18に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取り、更に管理情報について記憶手段に格納されたものを読み取り、更に修正対象の実体情報についても記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正が行われることになる。
【0130】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0131】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を図1ないし図5、及び図50ないし図55に基づいて説明する。本実施形態は、ビデオ映像等の素材をDVD(DigitalVideo Disc)等のマルチメディア光ディスクに記録する方法及び装置に本発明を適用した実施形態である。
【0132】
以下、前記各方法及び装置について説明するが、まず、これらの説明を行う前に、前記DVD等のマルチメディア光ディスクにおける論理フォーマットについて引用文献を基に説明する。なお、以下の説明において、「映像情報」とは、画像情報と音声情報の両方を含む概念であり、画像情報のみの場合と、画像情報と音声情報の両方が存在する場合がある。
【0133】
[引用文献]
1.DVD Demystified(著者:JimTaylor出版社:マグロウヒル社)
2.特開平10−199215号公報
3.特開平10−108135号公報
[マルチメディア光ディスクの論理フォーマット]
最初に、DVD等のマルチメディア光ディスクにおける映画等のコンテンツの管理単位について説明する。本実施形態では、マルチメディア光ディスクに記録する映画等のコンテンツの単位をタイトルと称する。例えば、コンテンツが映画のときには、1タイトルに1本の映画を割り当てる。従って、3つのタイトルを記録するマルチメディア光ディスクには、3本の映画を記録することになる。
【0134】
また、タイトルの上位概念として、映像情報を共有する複数のタイトルから構成されるタイトルセットがある。例えば、同じ映画で、ノーカット版、劇場公開版、及びテレビ版と、映像情報の多くを互いに共有する3つのバージョンがあった場合、これらをまとめて一つのタイトルセットと称する。
【0135】
本実施形態のマルチメディア光ディスクは、複数のタイトルセットを記録することができる。例えば、映画Aと映画Bと映画Cとのそれぞれについて、劇場版及びノーカット版を記録する場合は、それぞれ2つのタイトルから構成される3つのタイトルセットが記録されることになる。
【0136】
個々のタイトルはシーンとシーンの再生経路情報とから構成される。シーンは、映像情報、即ち画像情報と音声情報とを含んでいる。なお、本明細書内で使用する「音声情報」とは、本来の人間の音声だけでなく、音声以外の音、または音楽等の音の情報を含むものである。
【0137】
シーンの再生経路情報には、分岐の有る再生経路情報を含み、分岐のない連続再生の再生経路情報を本実施形態では、プログラムチェーン(PGC)情報と称する。これらプログラムチェーン情報は互いに接続され、全体でタイトルセットの再生経路情報を構成する。
【0138】
次に、マルチメディア光ディスクの論理フォーマットを説明する。なお、図50ないし図55においては、本発明の実現のために必要な情報について主に記述しており、他の部分は省略している。
【0139】
図50は、情報記録媒体としてのマルチメディア光ディスクに記録される記録情報のデータ構造を示す図である。記録情報501は、ディスク情報ファイル502と複数のビデオファイル503とから構成される。ディスク情報ファイル502には、マルチメディア光ディスク全体の情報であるボリューム情報が含まれる。また、ディスク情報ファイル502には、マルチメディア光ディスクの再生開始時にユーザがタイトルセットを選択するためのメニュー情報も含まれる。
【0140】
ビデオファイル503は、個々のタイトルセットを含んでいる。ビデオファイル503は、実体管理情報としてのビデオファイル管理情報504と、実体情報としてのビデオファイルデータ505とから構成される。ビデオファイルデータ505には、タイトルセットを構成する全てのシーンの映像情報、及び副映像情報を含んでいる。ビデオファイル管理情報504は、ビデオファイル管理テープル506と、タイトル管理情報507と、タイトル内プログラムチェーン情報テーブル508と、メニュー内プログラムチェーン管理情報509とから構成される。ビデオファイル管理テーブル506には、ビデオファイル503へのヘッダ情報が含まれる。タイトル管理情報507は、このタイトルセットを構成する複数のタイトルを管理する情報が含まれる。タイトル内プログラムチェーン情報テーブル508には、タイトルセット内のタイトル内の全てのプログラムチェーン情報を定義する情報が含まれる。メニュー内プログラムチェーン情報テーブル509は、タイトルセット内のメニュー内の全てのプログラムチェーン情報を定義する情報が含まれる。
【0141】
図51は、ビデオファイル管理テーブル506の構成を示す図である。ビデオファイル管理テーブル506は、タイトル管理情報507へのポインタ601と、タイトル内プログラムチェーン情報テーブル508へのポインタ602と、メニュー内プログラムチェーン情報テーブル509へのポインタ603と、メニュー用映像属性テーブル604と、メニュー用副映像属性テーブル605と、タイトル用映像属性テーブル606と、タイトル副映像属性テーブル607等とから構成される。
【0142】
メニュー用映像属性テーブル604には、メニュー内で使用される画像ストリームまたは音声ストリームの数、及び画像ストリームまたは音声ストリームの属性が含まれる。メニュー用副映像属性テーブル605には、メニュー内で使用される副映像ストリームの数及び副映像ストリームの属性が含まれる。タイトル用映像属性テーブル606には、タイトル内で使用される画像ストリームまたは音声ストリームの数、及び画像ストリームまたは音声ストリームの属性が含まれる。タイトル用副映像属性テーブル607には、タイトル内で使用される副映像ストリームの数及び副映像ストリームの属性が含まれる。
【0143】
それぞれのストリーム数及び属性についての情報は、ビデオファイルデータ505の作成前に、予め設定可能な情報である。
【0144】
図52は、タイトル管理情報507の構成を示す図である。タイトル管理情報507は、ビデオファイルデータ505中に含まれるタイトルを高速に検索するためのタイトル検索ポインタ701のテーブルである。タイトル検索ポインタ701は、プログラムチェーン(PGC)情報の番号であるPGC番号702と、プログラムチェーンを構成するプログラム(PG)の番号であるPG番号703とが含まれる。
【0145】
タイトル検索ポインタ701の数は、後述するチャプターの数によって決定され、チャプターの数は、ビデオファイルデータ505を作成する前に予め設定可能である。また、各タイトルに、どの番号のPGCを割り当てるか、また、いくつのPPGCを割り当てるかについても、予め設定可能である。更に、各チャプターに何番のPGを割り当てるか、また、いくつのPGを割り当てるかについても、予め設定可能である。
【0146】
図53は、タイトル用のプログラムチェーン情報テーブル508のデータ構造を示す図である。プログラムチェーン情報テーブル508は、タイトルセット内の全てのプログラムチェーン(PGC)情報801をそれぞれ定義するプログラムチェーン情報801の複数のエントリから構成される。それぞれのプログラムチェーン情報801は、格納プログラム数803と、PGC再生時間804と、直接アクセス情報テーブル805と、格納セル数806と、セル再生情報テーブル807とを備えている。
【0147】
格納プログラム数803には、一つのプログラムチェーン情報801で管理されるプログラムの数の情報が含まれる。また、PGC再生時間804には、一つのプログラムチェーン情報801の再生に要する時間の情報が含まれる。直接アクセス情報テーブル805には、セルの先頭のプログラム番号報が含まれる。格納セル数806には、一つのプログラムを構成するセルの数の情報がプログラム数分含まれる。後述する符号化処理、多重化処理、及び記憶処理は、このセルを処理区切りとして、セル毎に行われる。
【0148】
セル再生情報テーブル807は、一つ以上の格納セル情報808のエントリから構成される。格納セル情報808は、プログラム数分設けられている。また、セル再生情報テーブル807における格納セル情報808の格納順序は、セルの再生順序に従っている。
【0149】
更に、格納セル情報808は、それぞれ再生すべきセルに対し、セル属性情報809と、セル再生時間810と、ビデオファイルデータ505に格納されるセルデータの光ディスク上の記録位置を示すオフセット811と、セルデータが占める論理ブロック数812とを含んでいる。
【0150】
セル属性情報809は、セルブロックモード813とセルブロックタイプ814とを含んでいる。セルブロックモード813は、該セルがマルチアングルブロックを構成するか否か、またマルチアングルブロックを構成する場合、ブロックの先頭か、終端か、あるいはそれ以外かの情報を含んでいる。またセルブロックタイプ814は、該セルがマルチアングルブロック中に含まれるか否かの情報を含んでいる。
【0151】
図54は、メニュー用プログラムチェーン情報テーブルのデータ構造を示す図である。マルチメディア光ディスクは、複数の言語に対応したメニューを持つ場合が多く、そのため各言語用のプログラムチェーン情報901がメニュー言語ユニット902というまとまりとしてメニュー用プログラムチェーン情報テーブル509に記録されている。PGC情報901については、図53に示したタイトル用プログラム情報テープル508内に含まれるタイトル用のPGC情報801と同様な構成となっている。
【0152】
図55は、ビデオファイルデータ505のデータ構造を示す図である。ビデオファイルデータ505は、複数のシステムストリームから構成される。本実施形態ではこのシステムストリームをセル1001と称する。セル1001は2KBのブロックを1パックとし、動画情報(ビデオ)1002と、音声情報(オーディオ)1003と、副映像1004と、管理情報(管理パック)1005とがインターリーブされた構成となっている。動画情報1002はGOP(GroupOfPictures)と呼ばれるフレーム間動画データ圧縮の圧縮・伸長単位から構成される。GOPは、再生時に制御可能な最小単位である。このGOP単位に管理情報1005は、GOPに先立って管理パックとしてインターリーブされる。管理パック1005はGOPをアクセスするためのサーチ用の情報であるが、ハイライト情報と称されるメニュー情報のための情報も記録される。なお、動画情報1002のGOP単位は、フレームモードで12〜15ピクチャのデータ量であり、シンクヘッド1006とI−ピクチャ(Intra−codedpicture:イントラ符号化画像)1007と複数のB−ピクチャ(Bidirectionallypredictive−coded picture:両方向予測符号化画像)1008とからなる。
【0153】
以上が本実施形態の情報処理装置の処理対象となる、マルチメディア光ディスクに記録される記録情報501の論理フォーマットである。
【0154】
[情報作成装置の概略構成]
次に、本実施形態における情報作成装置の概略構成を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0155】
図1に示すように、本実施形態の情報作成装置は、パーソナルコンピュータ等からなる情報作成装置本体1と、CRT等からなるディスプレイ2と、キーボード3及びマウス4と、ビデオテープを再生するビデオカセットレコーダ(以下、VCRとする)5と、記録手段として、DVD等のマルチメディア光ディスクへの情報の記録を行うための光ディスク書込装置6とを備えている。
【0156】
情報作成装置本体1は、本実施形態の情報作成装置の構成を示すブロック図である図2に示すように、CPU等からなり、VCR5等を制御してビデオ情報を入力する制御部10と、MPEGエンコーダまたはAC−3エンコーダ等からなり、入力した画像または音声をデジタルデータファイルに変換するデジタル変換部11と、CPU等からなり、ビデオ情報に沿って光ディスクのメニュー構成と各メニューボタンのリンク先情報を作成するメニュー作成部12と、CPU等からなり、素材情報や映像編集の指示を出力する情報出力部13と、CPU及びハードディスク等からなり、取り込んだ映像を光ディスクに書き込むイメージデータとして作成するディスクデータ作成部14と、光ディスクの画質と書き込み容量を調整するレート制御部15とから構成される。
【0157】
また、情報作成装置本体1には、前記ディスプレイ2等からなり、素材情報や映像編集の指示を表示する表示部16と、前記キーボード3及びマウス4等からなり、情報作成装置本体1の起動または停止や、データの入力を行い、システムを操作する入力操作部17と、前記VCR5等からなり、ビデオ映像等の素材滋情報を出力する素材入力部18と、前記光ディスク書込装置6等からなり、情報作成装置本体1で光ディスクのイメージファイル化したデータを受け取り、光ディスクに書き込んでいく、光ディスク書込み部19とが接続されている。
【0158】
図2に示したブロック図は、本実施形態の情報作成装置を機能面から捉えて描いたものであり、各部は、図1に示したような具体的な機器と、図示しない入出力インターフェースと、本発明に係るプログラムを実行した図示しないCPU等とから構成される。
【0159】
なお、情報作成装置本体1は、上述したようにパーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータ装置から構成されている。しかし、図1及び図2においては、一般的なコンピュータ装置の構成要素のうち、本実施形態の説明上不要なものについては省略している。
【0160】
図2に示した構成要素以外の構成要素としては、例えば、フロッピーディスクドライブ装置、あるいはCD−ROMドライブ装置が挙げられる。本実施形態における情報作成装置における各処理のためのプログラムは、例えば情報記録媒体としてのCD−ROMに記録されており、CD−ROMドライブ装置を用いて当該プログラムを図示しないハードディスク上にインストールすることにより、実行可能な状態となる。
【0161】
なお、本実施形態における光ディスク書込装置6は、一例として一回に限り追記が可能なDVD−R(DVD−Recordable)、何度でも書き換えが可能なDVD−RW(DVD−Rewritable)に対して書き込みを行う装置を用いる。つまり、本実施形態では、マルチメディア光ディスクとして、DVD−RまたはDVD−RWを用いる。但し、本発明の構成はこのような構成に限定されるものではなく、例えば光ディスク書込装置6の代わりに、デジタルテープ記録装置を用い、一旦デジタルテープに情報を記録した後、プレス加工等を経てマルチメディア光ディスクへの情報の記録を行うように構成しても良い。
【0162】
[情報作成処理]
次に、本実施形態の情報作成装置による情報作成処理を図3ないし図5に基づいて詳しく説明する。
【0163】
本実施形態は、光ディスクの制作者が、ビデオ映像の素材が記録されたビデオテープをVCR5にセットし、キーボード3またはマウス4を操作することによって情報作成処理を開始させると、前記素材の光ディスクへの書き込みを自動的に処理するものである。
【0164】
本実施形態の情報作成処理を実現させるに当たっては、まず、VCR5において再生されるビデオテープに、予め図3に示すような構造の映像素材を記録しておくことが前提となる。
【0165】
図3は、ビデオテープに記録された映像素材の構造を示す図であり、A〜Lは各映像素材を区別するために付けられた符号であり、これらの符号は各素材の先頭のフレーム画像の位置に付けられている。また、図3は、各映像素材A〜Lが時間的に連続して記録されていると共に、それぞれ一定時間毎に区切られていることを示している。本実施形態では、このように、予めユーザーがビデオ映像の撮影時に、映像素材を一定時間に区切って撮影し、または一定時間に区切るように編集しておく。また、映像情報には、日付情報として、タイムコードが含まれているものとする。図3の例では、映像素材A〜Cは「98/1/1」のタイムコードを、映像素材D〜Hは「98/5/5」のタイムコードを、映像素材I〜Lは「98/8/7」のタイムコードを有しており、映像素材Cと映像素材Dの間、及び映像素材Hと映像素材Iの間にタイムコードの切れ目が存在している。
【0166】
なお、これらの映像素材は、1本のビデオテープ内に納められている。本実施形態においては、このようなビデオテープを再生し、光ディスクの総データ容量に入りきるようなレート設定のデジタル化を図2に示すレート制御部15にて行うものとする。
【0167】
以下、図5のフローチャートに基づいて、本実施形態における情報作成処理について説明する。
【0168】
まず、光ディスクの操作者は、前記ビデオテープを素材入力部18のVCR5にセットし、情報処理装置本体1において情報作成システムを起動させる。本発明に係る情報作成プログラムは、予め図示しないハードディスクにインストールされているものとし、光ディスクの操作者が入力操作部を操作することにより、図示しないCPUにより当該情報作成プログラムが実行されるようになっている。
【0169】
このように情報作成プログラムが起動されると、図2に示すメニュー作成部12は、メニューの作成処理を行う。メニューとは、光ディスクの再生時にテレビ等の表示手段に表示されるものであり、具体的にはボタン画像が背景画像を伴って表示される。メニュー作成部12は、まず、一番最初に表示されるトップのメニューとして、図4に示すようにビデオテープ毎の番号を付けたボタン20と所定の背景画像21とから構成されるタイトルメニュー22aを作成する(ステップS1)。ここで、ビデオテープの番号は、光ディスクの制作者が入力操作部17により入力するものとする。図4では1本目のビデオテープについて情報作成処理を行う場合なうので、ビデオ1という文字がボタン20に付けられる。
【0170】
次に、制御部10は、素材入力部18におけるVCR5を制御し、図3に示す映像素材を先頭から再生するためにビデオテープの巻き戻し及び頭出し処理を行う(ステップS2)。頭出しが完了すると、制御部10は、VCR5を制御して、映像素材を再生させる(ステップS3)。表示部16に表示させる。
【0171】
次に、メニュー作成部12は、映像素材に書き込まれているタイムコード情報を読み込み(ステップS4)、図4に示すように、所定の背景画像23とボタン22から構成される日付メニュー24を作成する(ステップS5)。この日付メニューは、前記タイトルメニュー22aの下位の階層に位置するものであり、ビデオボタン20にはリンク先として、この日付メニュー24が設定されている。日付メニュー24の作成は、まず、読み込んだタイムコート情報をボタン名としたボタン22を作成することから行われる(ステップS6)。図4に示す例では、まず、「98/1/1」のボタン名を持ったボタン22が作成される。
【0172】
次に、メニュー作成部12は、図4に示す素材メニュー27を作成する(ステップS7)。この素材メニュー27は、前記日付メニューの下位の階層に位置するものであり、日付ボタン22のそれぞれにはリンク先として、これらの素材メニュー27が設定されている。素材メニュー27の作成は、同じタイムコード情報に属する映像素材の先頭部分のフレーム画像を、静止画として入力し(ステップS8)、入力した静止画を画像として有するボタン25を作成し、所定の背景画像26を付加することにより行われる(ステップS9)。図4に示す例では、まず、A、B、及びCの画像がボタン25の画像として用いられる。このボタン25には、一定時間毎に区切られデジタルデータとして記憶されるそれぞれの映像素材28へのリンク情報が設定される。
【0173】
本実施形態においては、そのボタン25にリンクした映像素材の取り込み及びデジタル化処理が、以上のような映像素材のボタン25の作成処理と並行して、デジタル変換部11により行われ、更にディスクデータ作成部14により、光ディスクのフォーマットに従ったディスクイメージデータの作成処理が行われる(ステップS10)。
【0174】
以上のようなボタン作成処理及びデジタル化処理が行われている間も、ビデオテープに書き込まれたタイムコード情報の監視が行われており(ステップS11)、タイムコード情報の切れ目が検知された場合には(ステップS12:はい)、制御部10は、VCR5を一時停止させ(ステップS13)、デジタル変換部11は素材のデジタル化を終了させる(ステップS14)。
【0175】
そして、制御部10は、再びVCR5により再生を開始し(ステップS15)、次のタイムコード情報に基づいて、日付メニュー24の作成処理(ステップS6)、映像素材の選択メニュー27の作成処理(ステップS7〜S9)、及び映像素材のデジタル化処理(ステップS10)を繰り返す。
【0176】
また、タイムコード情報から再生時間が一定時間に達したことが判明した場合には(ステップS16)、制御部10は、VCR5を一時停止させ(ステップS17)、デジタル変換部11は、映像素材のデジタル化を終了させる(ステップS18)。そして、制御部10は、再びVCR5の再生を開始させ(ステップS19)、映像素材のタイムコード情報を入力する(ステップS20)。このタイムコード情報から、ビデオ映像が終了したか否かを判定し(ステップS21)、終了していない場合には、再び映像素材の選択ボタン25の作成処理(ステップS8〜S9)と、映像素材のデジタル化処理(ステップS10)を繰り返す。
【0177】
そして、ビデオ映像が終了したと判定した場合には、制御部10はVCR5を停止させ(ステップS22)、光ディスク書込み部19による光ディスクへのデータの書込み処理が行われる(ステップS23)。
【0178】
図4の例では、「ビデオ1」のビデオボタン20を有するビデオタイトルメニュー22aと、「98/1/1」、「98/5/5」、及び「98/8/7」の3つ日付ボタン22を有する日付メニュー24と、A〜Lの画像を有するボタン25を備えた素材メニュー27とからなるメニュー情報を有すると共に、上述のように所定のレートでデジタル化された映像素材を有し、光ディスクの論理フォーマットに従った論理構造のディスクイメージが、ディスクデータ作成部14から光ディスク書込み部19へ出力され、光ディスクへ書き込まれる。
【0179】
以上のように、本実施形態によれば、光ディスクの制作者が、所定の映像素材が記録されたビデオテープをVCR5にセットし、情報作成装置において情報作成プログラムを起動させるだけで、自動的に光ディスクを作成することができる。
【0180】
ユーザーが、この光ディスクを再生装置にセットして再生すると、テレビ等の表示手段には、まず図4に示すビデオタイトルメニュー22aが表示される。次に、ユーザーがビデオボタン20を選択すると、図4に示す日付メニュー24が表示され、次に何れかの日付ボタン22を押下することにより、図4に示す素材メニュー27が表示される。そして、何れかの選択ボタン25を押下することにより、各映像素材を視聴することができる。
【0181】
以上のように、本実施形態によれば、煩雑なシナリオ情報またはメニュー情報の作成を行うことなく、自動的に光ディスクを作成することができるので、光ディスクの作成処理における高効率化を図ることができるだけでなく、光ディスクのフォーマット等についての詳しい知識を有していない者が操作を行ったとしても、確実に光ディスクを作成できるという利点を有している。
【0182】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。なお、第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0183】
本実施形態は、映像素材が、図6に示すように、一定時間毎に区切られていないところが、第1の実施形態と異なる。
【0184】
映像素材が、図6に示すようにタイムコード情報の区切りのみを有し、一定時間毎の区切りを有していない場合には、第1の実施形態のように一定時間毎の先頭フレーム画像を各映像素材の選択ボタン25の画像として用いることができない。
【0185】
そこで、本実施形態では、制御部10に備えられた内部タイマを用いて、映像素材の再生時間を監視し、再生時間が一定時間になった場合にVCR5を一時停止させ、ここまでの期間を映像素材の区切りとするものである。
【0186】
以下、本実施形態における情報作成処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。
なお、図7においては、図5に示すフローチャートと同じ処理については、同じステップ番号を付している。図7のフローチャートと図5のフローチャートの異なる点は、図5のフローチャートにおいては、ステップS16においてタイムコード情報に基づいて一定時間の経過を判定したのに対し、図7のフローチャートにおいては、ステップS25において、制御部10のタイマーが一定時間になったか否かで一定時間の経過を判定しているところである。また、映像素材のデジタル化処理及びイメージデータ作成開始処理(ステップS10)の前には、制御部10のタイマー時間のクリア処理(ステップS24)が加えられている。
【0187】
従って、本実施形態においては、映像素材の選択ボタン25の作成処理(ステップS8〜S9)と並行して、映像素材のデジタル化処理及びイメージデータ作成開始処理を行うが(ステップS10)、この映像素材のデジタル化処理及びイメージデータ作成開始処理の前には、制御部10のタイマー時間をクリアし(ステップS24)、制御部10にてタイマーを監視しながら、前記映像素材の選択ボタン25の作成処理と映像素材のデジタル化処理及びイメージデータ作成処理を繰り返す。そして、制御部10のタイマーが一定時間に達した場合には(ステップS25)、制御部10はVCR5を一時停止させ(ステップS17)、映像素材のデジタル化処理を終了させる(ステップS17)。その他の処理については、第1の実施形態と同様である。
【0188】
このように、本実施形態においては、第1の実施形態と同様な効果を奏するだけでなく、映像素材自体が一定時間に区切られていない場合でも、煩雑なシナリオ情報またはメニュー情報の作成を行わずに自動的に光ディスクを作成することができるので、一般のユーザーが撮影した映像素材をそのまま使用することができるという利点を有している。
【0189】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、第1の実施形態との共通箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0190】
本実施形態は、第1の実施形態または第2の実施形態を用いて作成したメニュー情報と映像素材を再利用して光ディスクを作成する場合において、当該メニュー情報と映像素材を管理する方法及び装置に関するものである。
【0191】
第1の実施形態または第2の実施形態の情報作成処理により、多数の映像素材について多数の光ディスクを作成していくと、上述のように作成したメニュー情報が多数蓄積されていくことになる。従って、同じメニュー情報及び映像素材を用いれば、2度目以降の光ディスク作成処理は、第1の実施形態または第2の実施形態の場合よりも更に簡易に行うことができる。
【0192】
しかしながら、蓄積されたメニュー情報の数が膨大になると、当該メニュー情報の作成に用いた映像素材の記録されたビデオテープを探し出すのは極めて困難であり、効率の良い光ディスクの作成処理を行うことが出来なくなってしまう。
【0193】
そこで、本実施形態では、第1の実施形態または第2の実施形態の情報作成処理を用いて光ディスクを作成する以前に、予めビデオテープの内容が判る素材リストを作成しておき、2度目以降の光ディスク作成処理を容易に行おうとするものである。以下、本実施形態の情報管理処理を図8及び図9を用いて説明する。なお、図9のフローチャートにおいて、図5及び図7のフローチャートと同じ処理については同一の符号を付して説明を省略する。
【0194】
本実施形態の処理が、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる第1の点は、ビデオボタンを作成し(ステップS1)、ビデオテープの頭出し処理(ステップS2)を行った後のVCR5の再生を、高速再生により行う(ステップS30)ところである。これは、本実施形態の管理処理が、素材リストとメニュー情報を作成することを目的としているためである。従って、映像素材のデジタル化処理及びディスクイメージの作成処理は、本実施形態の管理処理が終了した後に行われる。
【0195】
高速再生しながら、日付メニュー24を作成し(ステップS4〜S5)、日付ボタンを作成し(ステップS6)、更に映像素材の選択メニュー27及び選択ボタン25を作成していく(ステップS7)のは、上述した実施形態と同様である。
【0196】
但し、本実施形態の処理と上述した実施形態の処理との第2の相違点は、映像素材のタイムコード情報を入力した時に、タイムコード情報から日付情報を入力するだけでなく、当該映像素材の開始時間(フレームIN点)を入力し、これらの日付情報及び開始時間を記憶させておく点である(ステップS31)。
【0197】
そして、本実施形態の処理と上述した実施形態の処理との第3の相違点は、一定時間経過後に(ステップS10またはS25:はい)、タイムコード情報を入力し、この時点を当該映像素材の終了時間(フレームOUT点)として記憶させておく点である。
【0198】
更に、本実施形態の処理と上述した実施形態の処理との第4の相違点は、ビデオ映像の再生が終了し、VCR5を停止させた(ステップS22)後に、図8に示すような素材リスト29を作成して保存し(ステップS32)、また、各素材リスト29に対応付けてメニュー構成図データ33を保存し(ステップS33)、更に素材リスト29にID番号34を登録する(ステップS34)という点である。
【0199】
素材リスト29には、図8に示すように、映像素材の選択ボタン25に相当する先頭フレーム画像30と、前記日付情報31と、開始時間32と、終了時間29と、ID番号34とが含まれる。
【0200】
また、メニュー構成図データ33は、上述の実施形態で作成したものと同様である。
【0201】
本実施形態によれば、カセットテープをVCR5にセットするだけで、自動的に以上のような素材リスト29及びメニュー構成図33を表示部16に表示させるので、ビデオテープの内容を容易に把握することが可能となる。また、保存された素材リスト29には、ID番号34が付加されるので、ビデオテープの数が膨大になった場合でも、ビデオテープに対応する素材リスト29を迅速に検索することができる。また、各素材リスト29には、メニュー構成図データ33が対応付けられて保存されているので、上述した実施形態による光ディスクへの書き込み処理を効率良く行うことができる。
【0202】
また、本実施形態では、前記素材リスト29及びメニュー構成図データ33を表示部16に表示させるだけでなく、プリンターに出力するようにして良い。
【0203】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図10ないし図13に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0204】
本実施形態は、第3の実施形態で作成した素材リスト29及びメニュー構造図データ33を用いて、光ディスクへの情報の書き込み処理を行うものである。
【0205】
本実施形態の前提として、第3の実施形態による素材リスト29及びメニュー構造図データ33の作成が既に行われており、各ビデオテープには、前記素材リスト29に付加したID番号34が、図10に示すように、バーコードテープ35としてカセットテープ36に貼付されている。また、本実施形態の情報作成装置に備えられたVCR5は一台であり、使用するビデオテープは複数本であるとする。
【0206】
また、本実施形態の情報作成装置には、図1010に示すように、バーコードリーダ7が備えられている。
【0207】
以下、図13に示すフローチャートに基づいて、本実施形態の情報作成処理について説明する。
【0208】
まず、光ディスクの制作者は、入力操作部17による操作を行い、本実施形態の情報作成プログラムを起動させる。すると、情報出力部13は、図8に示す素材リスト29を表示部16に表示させる。光ディスクの制作者は、表示部16に表示された素材リスト29のフレーム画像30を参照しながら、作成したい作品を入力操作部17による操作を行って選択する(ステップS40)。
【0209】
次に、制御部10は、選択された素材リスト29をハードディスクから読み込み(ステップS41)、更にこの素材リスト29に対応付けられたメニュー構成図データ33をハードディスクから読み込む(ステップS42)。
【0210】
次に、情報出力部13は、前記選択された素材リスト29に付加されたID番号34を読み取り、表示部16に、図11に示すように当該ID番号34を有するビデオテープのセットを促す表示を行う(ステップS43)。
【0211】
これにより、光ディスクの制作者は、複数本のビデオテープの中から何れかのビデオテープを選択し、バーゴードリーダー7により、このビデオテープに貼付けられたバーゴードテープ35を読み取り、制御部10は、読み取った情報を入力する(ステップS44)。
【0212】
そして、前記素材リスト29に付加されたID番号34と、バーゴードテープ35のID番号とを比較し(ステップS45)、一致していなければ、情報出力部13により、図12に示すようにビデオテープの確認表示を表示部16に行わせる(ステップS46)。
【0213】
光ディスクの制作者は、この表示に従って、ビデオテープを確認し、間違ったビデオテープを使用した場合には、図12の表示における「キャンセル」のボタンを入力操作部17により選択する。この選択結果を検知した制御部10は(ステップS47:いいえ〜ステップS48:はい)、再び情報出力部13により図1111のビデオテープのセットを促す表示を表示させる。
【0214】
一方、セットしたビデオテープが正しいテープであった場合(ステップS45:はい)、あるいは図12の確認表示に基づいて光ディスクの制作者が「OK」を選択した場合には(ステップS47:はい)、制御部10は、VCR5を制御して、ビデオテープの巻き戻しと、頭出し処理を行わせ、ビデオ映像を再生させる(ステップS49)。そして、上述した実施形態と同様に、デジタル変換部11とディスクデータ作成部14は、映像素材のデジタル化処理と、ディスクイメージの作成処理を開始する(ステップS50)。
【0215】
また、デジタル変換部11は、ビデオ映像に書き込まれているタイムコード情報を入力しながら(ステップS51)、一定時間になったか否かを判定し(ステップS52)、一定時間になった場合には、制御部10にVCR5を一時停止させる(ステップS53)。
そして、デジタル変換部11は、素材のデジタル化を終了し(ステップS54)、ビデオテープの再生が終了した否かを判定する(ステップS55)。その結果、終了していない場合には、制御部10により再びVCR5を再生させ(ステップS56)、映像素材のデジタル化とディスクイメージの作成処理を継続する(ステップS50)。
【0216】
なお、ここで、映像素材が複数のビデオテープに跨っている場合には、情報出力部13は、次のビデオテープの素材リスト29を読み込み、当該素材リスト29のID番号34を読み込んで、図11に示すビデオテープのセットを促す表示を行う(ステップS43)。
【0217】
一方、当該作品に係るビデオ映像の再生が終了した場合には(ステップS55:はい)、制御部10はVCR5を停止させる(ステップS57)。そして、ディスクデータ作成部14は、光ディスク書き込み部19に対してディスクイメージデータを出力し、光ディスク書き込み部19により光ディスクへの書き込み処理を行わせる(ステップS58)。
【0218】
以上のように、本実施形態によれば、ビデオテープの本数が膨大な数に上る場合でも、効率良く光ディスクの作成処理を行うことができる。また、本実施形態によれば、ビデオテープの内容をしらない操作者であっても、表示部16に表示される指示に従って操作を行えば、適切に光ディスクの作成を行うことができる。
【0219】
なお、情報出力部13により、図11または図12の指示表示を行わせる場合には、表示と同時にビープ音を出力させるようにしても良い。
【0220】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を図14ないし図16に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0221】
本実施形態は、図14に示すように、複数台のVCR5と、VCR5の切替器8とを備えており、複数本のビデオテープを用いて1枚の光ディスクを作成する情報作成処理を行うものである。
【0222】
以下図16のフローチャートに基づいて、本実施形態の情報作成処理を説明する。なお、図16のフローチャートにおいては、図13のフローチャートと同一の処理に対して図13と同一の符号を付している。以下の説明においても図13の説明と重複する部分については説明を省略する。
【0223】
本実施形態の処理が第4の実施形態の処理と異なる点は、まず、素材リストファイルを読み込み(ステップS41)、メニュー構造図データを読み込んだ(ステップS42)後に、情報出力部13により行うビデオテープのセットを促す表示の内容についてである。本実施形態においては、複数台のVCR5が備えられているので、図14に示すように、ビデオテープ36のID番号だけでなく、VCR5の番号についても指示する内容となっている。
【0224】
そして、この指示表示により、バーコードリーダ7を用いてビデオテープのID番号が読み込まれ(ステップS44)、ID番号が正しいか否かの判定が行われ(ステップS45)、正しい場合には、映像素材のデジタル化とディスクイメージ作成処理を開始するが、この処理と並行して、当該作品に次のビデオテープがあるか否かの判定を行い(ステップS65)、次のビデオテープがある場合には、再び前記指示表示を行わせる(ステップS60)。このようにして、全てのビデオテープをVCR5にセットさせる。なお、複数の素材リスト29から構成されている作品については、ステップS41における素材リストファイルの読み込み処理により、当該複数の素材リスト29が読み込まれるので、次のビデオテープがあるか否かを判定することが可能である。
【0225】
また、第4の実施形態においては、ビデオ映像の再生が終了すると、VCR5を停止させて光ディスクへの書き込みを行うか、あるいは次のビデオテープをセットする指示表示を行う構成であったが、本実施形態では、次のように処理を行う。ビデオ映像の再生が終了すると(ステップS55:はい)、次のビデオテーブがあるか否かを判定する(ステップS61)。そして、次のビデオテープがあると判定された場合には(ステップS61:はい)、制御部10により、その時まで再生させていたVCR5を停止させ(ステップS62)、切替器8を制御して、VCR5の切り替え処理を行う(ステップS63)。切り替えが完了したら、当該VCR5を再生させ(ステップS64)、上述した映像素材のデジタル化とディスクイメージ作成処理を実行させる(ステップS49〜S61)。
【0226】
以上のように、本実施形態によれば、ビデオテープの本数が複数膨大な数に上る場合でも、複数のビデオテープを用いた光ディスクの作成処理を効率良く行うことができる。また、本実施形態によれば、ビデオテープの内容をしらない操作者であっても、表示部16に表示される指示に従って操作を行えば、適切に光ディスクの作成を行うことができる。
【0227】
なお、情報出力部13により、図15の指示表示を行わせる場合には、表示と同時にビープ音を出力させるようにしても良い。
【0228】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態を図17及び図18に基づいて説明する。
【0229】
本実施形態は、レート制御部15におけるレート設定を所定の値に設定した場合に、光ディスクの総データ容量に入りきらないような量の映像素材であっても、光ディスクに適切に記録する処理を行うものである。
【0230】
図17は、本実施形態における情報作成装置の構成を示すブロック図である。図17に示すように、本実施形態における情報作成装置は、図2の素材入力部18に相当する映像信号再生装置40と、図2のデジタル変換部11に相当する第1符号化手段と、図2のディスクデータ作成部14に相当する映像データ記憶装置42及び記録媒体43と、図2の光ディスク書込み部19に相当する映像ディスク作成装置45と、映像信号の開始点と終了点を検出する検出手段44と、映像信号の切り出し情報を記憶する切出情報記憶装置46及び記録媒体46’と、映像素材の全ての容量を算出する算出手段47と、図2のレート制御部15に相当する符号化速度設定手段48と、符号化の開始点と終了点を設定する符号化点設定手段49と、符号化装置設定手段50とから構成されている。
【0231】
映像信号再生装置40は、VCR5のようにビデオテープを再生する装置であり、このビデオテープの中には、映像信号V(1)〜V(n)の全ての映像信号が記録されているものとする。また、それぞれの映像信号V(i)には、それぞれタイムコード情報tiが書き込まれているものとする。また、映像信号再生装置40における再生順序は、図18(A)に示すように、映像信号V(1)〜V(n)の順序であるとする。
【0232】
検出手段44は、タイムコード情報tiに基づいて、それぞれの映像信号V(i)の開始点のタイムコード情報ts(=0)と、終了点のタイムコード情報te(=i)を検出し、切出情報記憶装置45へ出力する手段である。
【0233】
切出情報記憶装置45は、前記検出手段から出力された開始点のタイムコード情報tsと、終了点のタイムコード情報teを、ハードディスク等の記録媒体46に、各映像信号毎に記憶させると共に、算出手段47に出力する手段である。
【0234】
一方、符号化速度設定手段48は、符号化速度Erを算出手段47に出力する手段である。
【0235】
算出手段47は、切出情報記憶装置45から出力される全ての映像信号の開始点のタイムコード情報tsと、終了点のタイムコード情報teとに基づいて、全て映像信号V(i)をユニットステップ関数化する処理を行う。また、算出手段47は、前記符号化速度設定手段48から出力される符号化速度Erと、前記ユニットステップ関数化した映像信号V(i)から、全ての映像データの総量Cνを算出し、符号化点設定手段49に総量Cνを出力する手段である。また、算出手段47は、符号化速度設定手段48から出力された符号化速度Erを、符号化点設定手段49と符号化装置設定手段50に出力する手段である。
【0236】
一方、映像ディスク作成装置43は、光ディスクに映像データを記録すると共に、使用される光ディスクの記録許容量Cdを符号化点設定手段49に出力する手段である。
【0237】
符号化点設定手段49は、前記算出手段47から出力される映像信号のデータ総量Cνと、前記映像ディスク作成装置43から出力される光ディスクの記録許容量Cdとに基づいて、後述する所定の演算を行い、符号化装置設定手段50に対して、符号化開始時間aと、符号化終了時間bとを出力する手段である。
【0238】
符号化装置設定手段50は、算出手段47を介して出力された符号化速度Erと、前記符号化点設定手段49から出力された符号化開始時間a及び符号化終了時間bに基づいて、第1符号化装置41による符号化処理の条件を設定する手段である。
【0239】
第1符号化装置41は、前記符号化装置設定手段50により設定された条件に従って、映像信号再生装置40から出力される映像信号V(i)を、映像データC‘(i)として符号化し、映像データ記憶装置42に出力する手段である。
【0240】
映像データ記憶装置42は、前記第1符号化装置41から出力される映像データC‘(i)を、記録媒体43に記憶させると共に、映像ディスク作成装置43に出力させる装置である。
【0241】
以上のような各装置及び手段によって構成される本実施形態の情報作成装置における情報作成処理について説明する。
【0242】
まず、映像信号再生装置40により、映像信号V(1)〜V(n)が再生され、出力されると、検出手段44は、各映像信号V(i)のタイムコード情報tiに基づいて、開始点のタイムコード情報ts(=0)と、終了点のタイムコード情報te(=i)を検出し、切出情報記憶装置45へ出力する。
【0243】
次に、切出情報記憶装置45は、前記検出手段44から出力された開始点のタイムコード情報tsと、終了点のタイムコード情報teを、ハードディスク等の記録媒体46に、各映像信号毎に記憶させ、算出手段47に出力する。
【0244】
次に、算出手段47は、前記検出手段44から出力された開始点のタイムコード情報tsと、終了点のタイムコード情報teに基づいて、映像信号V(i)のユニットステップ関数化を次のように行う。
【0245】
【数1】
U−1(ti)=v(i) … (1)
ここで、U−1(ti)は、ユニットステップ関数を表す。ユニットステップ関数とは、V(i)>0となる時に値が1となる関数であり、開始点のタイムコード情報tsから終了点のタイムコード情報teまでの期間は、値が1となる。
【0246】
ここで、映像信号V(i)を第1符号化装置41によって映像データC(i)へ符号化したとすると、映像データC(i)は、ユニットステップ関数と符号化速度Erを用いて次のように表すことができる。
【0247】
【数2】
C(i)=U−1(ti)×Er … (2)
従って、全ての映像データの総量をCνとすると、総量Cνは次のように表される。
【0248】
【数3】
Figure 0003783467
ここで、映像ディスク作成装置43から出力されるディスク記録許容量をCdとすると、
【0249】
【数4】
Cν≦Cd … (4)
が成り立つ時に、全ての映像データを光ディスクに記録できることになる。従って、映像データの総量Cνが、ディスク記録許容量Cdを超える場合には、光ディスクに全ての映像データを記録することができない。そこで、本実施形態では、図18(B)に示すように、ビデオ映像V(i)の開始から時刻aまでの期間と、時刻bから終了までの期間をカットする処理を行う。これは、映像信号において重要な部分は、再生開始直後と終了直前の期間を除いた期間に存在するという考えに基づくものである。
【0250】
ここで、図18(B)における時刻aの点と、時刻bの点でカットを行うとすると、カット後の映像信号V‘(i)は、次式で表される。
【0251】
【数5】
V‘(i)=U−1(ti−a)−U−1(ti−b)ti≧0 … (5)
また、ここで、カット期間を再生開始直後と終了直前で同期間とし、更に、本実施形態では、このカット期間τを、図18(B)〜(E)に示すように、映像信号V(i)の長さに拘わらず一定とする。その結果、カット期間τは、次のようになる。
【0252】
【数6】
τ=(ti−a)=(ti−b) … (6)
次に、カット期間τによりカットした後の映像データをC’(i)とすると、(2)式より、
【0253】
【数7】
C’(i)=(U−1(ti)−2τ)×Er… (7)
となる。また、カット後の映像データの総量をC’νとすると、(3)式より、
【0254】
【数8】
Figure 0003783467
【0255】
(8)式より、カット期間τは次のようになる。
【0256】
【数9】
Figure 0003783467
【0257】
従って、(9)式の右辺が正の値である場合には、その値のカット期間τによりカット処理を行い、(9)式の右辺が負の値である場合には、カット処理を行わずに、符号化を行えば良いことが判る。
【0258】
そこで、本実施形態では、算出手段47により、ユニットステップ関数化した映像信号V(i)の1〜nまでの加算を行い、この結果を符号化点設定手段49に出力する。
【0259】
そして、符号化点設定手段49においては、前記加算結果と、算出手段47から出力される符号化速度Erと、映像ディスク作成装置43から出力されるディスク記録許容量Cdに基づいて、前記(9)式の演算を行い、カット期間τを算出する。更に、符号化点設定手段49は、このカット期間τから求められる符号化開始時間aと、符号化終了時間bとを符号化装置設定手段50に出力する。
【0260】
符号化装置設定手段50は、算出手段47を介して出力された符号化速度Erを、第1符号化装置41に設定すると共に、前記符号化点設定手段49から出力された符号化開始時間aと符号化終了時間bを設定する。
【0261】
第1符号化装置41は、前記符号化装置設定手段50により設定された符号化開始時間aから、符号化速度Erで符号化を開始し、符号化終了時間bで符号化を終了させる。
【0262】
従って、映像信号V(i)は、カット期間τにおいてカット処理が施され、カットされた映像データC’(i)として、映像データ記憶装置42により記録媒体43に記録され、また、映像ディスク作成装置43に出力される。そして、映像ディスク作成装置43においては、主要部分の映像データC’(i)を光ディスクに記録する。その結果、映像信号が光ディスクの記録許容量を超える場合であっても、適切に光ディスクへの書き込みが行われることになる。
【0263】
以上のように本実施形態によれば、光ディスクの記録許容量に拘わらず、映像信号を自動的にカットして、主要部分を当該光ディスクに記録することができる。
【0264】
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態を図19及び図20に基づいて説明する。なお、第6の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0265】
第6の実施形態においては、符号化速度を一定として、映像信号のカット処理を行ったが、本実施形態においては、映像データの総量が光ディスクの記録許容量以下となるように、符号化速度を設定する処理を行うものである。
【0266】
図19は、本実施形態の情報作成装置の構成を示すブロック図である。なお、図17との共通箇所には同一符号を付してある。
【0267】
本実施形態の情報作成装置は、図19に示すように、映像再生装置40と、符号化装置41と、ディスク記録許容量設定手段51と、符号化速度設定手段52と、書き込み時間設定手段53と、ディスク書込み部19とから構成される。
【0268】
ディスク書込み部19は、信号処理回路54と、信号書き込み読み出し回路55と、光ピックアップ56と、サーボ回路57と、スピンドルモータ駆動回路58と、スピンドルモータ59と、光ディスク60とからなる。
【0269】
映像信号再生装置40は、第6の実施形態と同様に、映像信号を出力する装置である。
【0270】
符号化装置41は、第6の実施形態と同様に、映像信号を符号化して映像データを出力する装置である。
【0271】
ディスク記録許容量設定手段51は、光ディスクの記録許容量Cdskを設定する手段である。
【0272】
書き込み時間設定手段53は、書き込み時間Trを設定する手段である。
【0273】
符号化速度設定手段52は、前記光ディスクの記録許容量Cdskと、光ディスク書込み部19から出力される記録済みの映像データ量Crecと、前記書き込み時間Trとから、符号化速度Erを算出する手段である。
【0274】
信号処理回路54は、映像データを光ディスクの記録方式に従って、変調及びインターリーブ等の処理を施すと共に、逆に復調とデインターリーブ等の処理を施す回路である。
【0275】
信号書き込み読み出し回路55は、信号処理回路54からの信号により、光ピックアップ56から出力されるレーザ光を変調し、光ディスク60への信号の書き込みを制御する回路である。また、信号書き込み読み出し回路55は、光ピックアップ56による読み取り信号を再生信号として信号処理回路54に出力する回路である。
【0276】
光ピックアップ56は、レーザーダイオード及び対物レンズ等を備えてレーザ光の照射を行う手段である。
【0277】
サーボ回路57は、信号書き込み読み出し回路55からの出力に基づいて、スピンドルモータ駆動回路58にサーボ信号を出力する回路である。
【0278】
スピンドルモータ駆動回路58は、サーボ回路57からのサーボ信号に基づいて、スピンドルモータ59を駆動させる回路である。
【0279】
スピンドルモータ59は、スピンドルモータ駆動回路58からの駆動信号に基づいて、光ディスク60を回転させる手段である。
【0280】
以上のような各装置及び手段によって構成される、本実施形態の情報作成装置における情報作成処理を図20のフローチャートに基づいて説明する。
【0281】
まず、映像信号再生装置40から、映像信号が出力されると、ディスク記録許容量設定手段51により、ディスク記録許容量Cdskが出力される(ステップS70)。
【0282】
次に、信号書き込み読み出し回路55からサーボ回路57に対して制御信号が出力され、光ディスクの再生処理が行われる。再生信号は、信号書き込み読み出し回路55から信号処理回路55を経て、符号化速度設定手段52に入力され、符号化速度設定手段52は、この再生信号から、既に記録済みの映像データ量Crecを読み出す(ステップS71)。ここで、光ディスクに何も記録されていない場合には、映像データ量Crec=0である。
【0283】
次に、符号化速度設定手段52において、光ディスクへ書き込み可能なデータの残量Cremを次式により求める(ステップS72)。
【0284】
【数10】
Crem=Cdsk−Crec … (10)
次に、符号化速度設定手段52は、書き込み時間設定手段53により出力される、光ディスクへの要求書き込み時間Treqを入力する(ステップS73)。
【0285】
なお、この要求書き込み時間Treqは、予め所定の値を設定しても良いし、前記(10)から求めた光ディスクへ書き込み可能なデータの残量Cremに基づいて適切な値を算出しても良い。
【0286】
次に、符号化速度設定手段52は、前記光ディスクへ書き込み可能なデータの残量Cremと、要求書き込み時間Treqとにもどいて、次式により符号化速度Erを算出する(ステップS74)。
【0287】
【数11】
Er=Crem/Treq … (11)
次に、符号化速度設定手段52は、算出した符号化速度Erを符号化装置41に設定する(ステップS75)。これにより、符号化装置41においては、適切な符号化速度Erにより符号化が行われる。
【0288】
以上のように、本実施形態によれば、適切な符号化速度Erにより符号化を行うことができるので、映像データを確実に光ディスクに記録することができる。
【0289】
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態を図21ないし図26に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0290】
本実施形態は、映像素材毎に映像データを示すことにより、光ディスクの制作者に、各映像データ毎の符号化速度を決定させる処理を行うものである。
【0291】
ここで、本実施形態における情報作成処理の原理について説明する。
【0292】
まず、映像信号Viの開始時間をTi1、終了時間をTi2とし、開始時間Ti1と終了時間Ti2で囲まれた区間をTiとする時、Tiは次式で表される。
【0293】
【数12】
Ti=Ti2−Ti1 … (12)
映像データCiは、映像信号Viを符号化速度Erで符号化したものであり、次式で与えられる。
【0294】
【数13】
Ci=TiXEri … (13)
従って、映像データCiの容量は、区間Ti、符号化速度Eriに比例するため、映像データCiの容量は次式で与えられる。
【0295】
【数14】
Ci∝(Ti,Eri) … (14)
前記(13)式、より全ての映像データCiの合計である映像データ総量Cνは、次式により表される。
【0296】
【数15】
Figure 0003783467
【0297】
従って、ディスク容量の残量Crは、ディスク記録許容容量をCdとすると、次式で与えられる。
【0298】
【数16】
Cr=Cd−Cν … (16)
以上のように、符号化速度Eriを変更することにより、区間Tiの短縮を行わなくとも、映像データCiの容量を変更することができるので、本実施形態においては、光ディスクの制作者に符号化速度Eriを入力させることにより、映像データCiの容量を、ディスク記録許容容量Cd以内となるように変更する構成とした。
【0299】
以下、本実施形態における具体的な処理について説明する。図21は、本実施形態における情報作成装置の構成を示すブロック図である。図21に示すように、本実施形態の情報作成装置は、映像信号再生装置40と、符号化装置61と、切替えスイッチ62と、映像データ記憶装置42と、記録媒体43と、映像ディスク作成装置45と、タイムコード検出手段68と、補助記憶装置66と、記録媒体67と、符号化制御部65と、入力操作部17と、ディスク記録許容量と符号化速度の入力手段63と、表示部16と、復調装置64とから構成されている。
【0300】
符号化装置61は、通常の符号化だけでなく、符号化制御部65により設定された符号化速度及びタイムコード情報に基づいて映像素材の先頭と最後の画像のみの符号化を行い、符号化後の先頭画像と最後の画像を出力する装置である。
【0301】
符号化制御部65は、入力手段63から入力したディスク記録許容量と符号化速度、及び補助記憶装置66から読み込んだタイムコード情報、映像データ量等を表示部16に表示させる手段である。また、符号化制御部65は、映像再生装置40の制御と、符号化装置61の符号化速度及び符号化期間の設定を行う手段である。更に、符号化制御部65は、符号化後の先頭画像及び最後の画像を復調装置64に出力する装置である。
【0302】
タイムコード検出手段68は、映像信号再生装置40から出力される映像信号に書き込まれたタイムコード情報を検出し、タイムコード情報を補助記憶装置66に出力する手段である。
【0303】
補助記憶装置66は、符号化装置61から出力される符号化後の先頭画像及び最後の画像、並びにタイムコード検出手段68から出力されたタイムコード情報、並びに符号化制御部65から出力される符号化速度、ディスク記録許容量を記録媒体67に記憶させる装置である。
【0304】
復調装置64は、符号化制御部65から出力される符号化後の先頭画像及び最後の画像を復調して、表示部16に表示させる装置である。
【0305】
以下、図22及び図23のフローチャート並びに図24ないし図26を参照しながら、本実施形態の情報作成装置における情報作成処理について説明する。
【0306】
まず、光ディスクの制作者が、入力操作部17の操作により、本実施形態における情報作成プログラムを起動させると、符号化制御部65は、表示部16に図24に示すようなデータ設定シート80を表示させる。この段階では、データ設定シートの各表示欄には、符号化速度の表示入力欄73の符号化速度表示領域75、ディスク容量の残量表示欄74の残量表示領域76を除いて何も表示されていない。但し、符号化速度の表示入力欄73の符号化速度表示領域75と、ディスク容量の残量表示欄74の残量表示領域76には、全て初期値が表示されている。
【0307】
このような状態で、本実施形態における情報作成処理が開始される。まず、符号化制御部65は、入力手段63により、データ設定シート80のディスク容量の残量表示欄74の残量表示領域76に表示された残量の初期値、即ちディスク記録許容量Cdを入力し、補助記憶装置66により記録媒体67に保存させる(ステップS80)。
【0308】
次に、符号化制御部65は、入力手段63により、データ設定シート80の符号化速度の表示入力欄73の符号化速度表示領域75に表示された符号化速度Eriの初期値を入力し、補助記憶装置66により記録媒体67に保存させる(ステップS81)。
【0309】
次に、符号化制御部65は、切替スイッチ62をSW2側に切り替えさせる(ステップS82)。
【0310】
そして、符号化制御部65は、変数iを1にセットして(ステップS83)、映像信号再生装置40に対し、再生開始指示信号S1を出力し、再生の開始を指示する(ステップS84)。
【0311】
これにより、映像信号再生装置40は、映像信号V(1)〜V(n)の再生を開始する(ステップS85)。次に、変数iの値に基づいて、映像信号が終了したか否かを判定し(ステップS86)、終了していない場合には、タイムコード検出手段68から出力される映像素材の先頭タイムコード情報Ti1と、符号化装置61からのタイムコード情報Ti1の時の符号化された映像データCi(Ti1)を補助記憶装置66により記録媒体67に保存させる(ステップS87)。次に、タイムコード検出手段68から出力される最後のタイムコード情報Ti2と、タイムコード検出手段68から出力される映像素材の最後のタイムコード情報Ti2と、符号化装置61からのタイムコード情報Ti2の時の符号化された映像データCi(Ti2)を補助記憶装置66により記録媒体67に保存させる(ステップS88)。次に、変数iをインクリメントして(ステップS89)、以上のように映像素材の先頭及び最後のタイムコードと、符号化後の先頭画像及び最後の画像を、全ての映像信号について求め、補助記憶装置66により記録媒体67に保存させる。
【0312】
映像信号が終了した場合には、全ての映像信号についての、前記先頭のタイムコードTi1、及び最後のタイムコードTi2、先頭の映像データCi(Ti1)、最後の映像データCi(Ti2)と、初期値としての符号化速度Eri、ディスク記録許容量Cdを、補助記憶装置66を介して記録媒体67から読み込む(ステップS90)。そして、前記(13)式により映像データの総量Cνを算出する。
【0313】
更に、この総量Cνを前記ディスク記録許容量Cdから減算してディスクの残量を求める(ステップS91)。
【0314】
次に、全ての映像信号についての、前記先頭のタイムコードTi1、及び最後のタイムコードTi2、先頭の映像データCi(Ti1)、最後の映像データCi(Ti2)と、初期値としての符号化速度Eri、ディスク残量を、表示部16のデータ設定シート80に表示させる(ステップS92)。なお、先頭の映像データCi(Ti1)と最後の映像データCi(Ti2)については、復調装置64により復調を行った後に表示させる。
【0315】
図24はこの段階でのデータ設定シート80の表示内容を示している。図24に示すように、データ設定シート80には、映像信号の表示欄69、映像データの表示欄70、タイムコードの表示欄71、復調後の先頭画像と最後の画像の表示欄72、符号化速度の表示入力欄73、及びディスク残量の表示入力欄74が設けられている。このような表示を行うことにより、光ディスクの制作者に対し、それぞれの映像データの撮影日時、及び映像の内容を認識させることができる。その結果、光ディスクの制作者は、それぞれの映像データの種類または属性に応じて符号化速度を決定することができる。
【0316】
光ディスクの制作者は、それぞれの映像データの符号化速度を決定すると、符号化速度の表示入力欄73における符号化速度表示領域75に表示された値を、入力操作部17を用いて書き換える。
【0317】
書き換えが行われると、符号化制御手段65は、入力手段63を介して、書き換えられた各映像データの符号速度値Eriを入力し(ステップS93)、この符号化速度値Eriを用いて、再び前記(12)によりディスク残量を算出する(ステップS94)。そして、その結果を、補助記憶装置66により記録媒体67に保存させると共に、表示部16のデータ設定シート80のディスク残量表示領域76に表示させる。そして、残量が負の値になるか否かを判定し(ステップS96)、負の値になる場合には、ディスク残量表示領域76の表示を元に戻して、再度符号化速度を入力させる(ステップS96〜S93)。このように、ディスク残量が正の値になるまで、符号化速度を入力させる。図25R>5に、符号化速度を適正に入力した場合のデータ設定シート80を示す。図25に示すように、ディスク残量は50Mbyteであり、全ての映像データを確実に光ディスクに書き込むことができる。また、図25に示すように、符号化速度は各映像データ毎に異なる値に設定されている。
【0318】
次に、符号化制御部65は、切替スイッチ62をSW1側に切り替えさせ(ステップS97)、変数iを1にセットする(ステップS98)。そして、映像信号再生装置40に対して、再生制御信号S1を出力し映像信号の再生を行わせる(ステップS100)。
【0319】
次に、映像信号が終了したか否かの判定を行い(ステップS101)、終了していない場合には、補助記憶装置66により記録媒体67に記憶させておいた符号化速度Eriを読み込み、符号化装置61に出力する(ステップS102)。また、符号化制御部65は、符号化装置61に対してタイムコード情報Ti1、Ti2についても出力する。その結果、符号化装置61は、各映像信号毎に、Ti2−Ti1の期間において、符号化速度Eriで符号化を行う(ステップS103)。その結果、映像データCiが作成され(ステップS104)、映像データ記憶装置42に出力される。映像データ記憶装置42は、この映像データCiを記録媒体43に保存すると共に、変数iをインクリメントとして、映像信号が終了するまで、上述の処理を繰り返す(ステップS100〜S105)。
【0320】
そして、映像信号が終了したら、映像ディスク作成装置45により、映像データを光ディスクに書き込み、光ディスクを作成する(ステップS107)。
【0321】
以上のように、本実施形態によれば、映像データの種類と属性に応じて、光ディスクの制作者自身が、符号化速度の設定を行うことができるので、画像の劣化を最小限に抑えつつ、画像映像データを確実に光ディスクに書き込むことができる。
【0322】
なお、本実施形態は、図26のようなデータ設定シート81により、符号化速度を決定させることができる。このデータ設定シート81には、符号化後の画質の優先順位表示入力欄77が設けられており、光ディスクの制作者は、入力操作部17を用いて、画質の優先順位を設定することができる。例えば、カーソル78を移動させることにより、優先順位を入力させるようにしても良い。
【0323】
このような構成をとることにより、光ディスクの制作者が、符号化速度をどのような値に設定すべきがが判らない場合でも、画質の優先順位を設定しただけで、符号化速度の値を適正な値に設定することができる。
【0324】
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態を図27ないし図29に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0325】
本実施形態は、映像データの動きの無い区間を検出し、当該区間をカット処理対象の候補区間として表示部に表示させ、光ディスクの制作者により選択された区間についてカット処理を行うものである。
【0326】
図27は本実施形態における情報作成装置の構成を示すブロック図である。図27に示すように、本実施形態における情報作成装置は、映像信号再生装置40と、符号化装置41と、映像データ記憶装置42と、映像ディスク45と、映像データの動き変化を検出する動き変化検出手段82と、非変化区間を検出する非変化区間検出手段83と、しきい値設定手段84と、非変化区間情報記憶装置85と、表示部16と、映像再生区間設定手段86と、映像信号再生制御装置87と、ディスク記録容量検出手段88と、ディスク記録許容量設定手段51とから構成されている。
【0327】
動き変化手段82は、フレーム画像間の輝度値及び色差の差分値を算出することにより、フレーム画像間の画像の動きを検出する手段である。例えば、MPEGエンコーダにおいては、フレーム画像間の予測符号化を行うために動きベクトルを求めるが、この動きベクトル検出部を本実施形態の動き変化手段82に用いることができる。
【0328】
非変化区間検出手段83は、動き変化検出手段82の検出結果である前記差分値と、しきい値設定手段84により設定されるしきい値とを比較し、前記差分値がしきい値以下の区間を非変化区間として検出する手段である。
【0329】
非変化区間記憶装置85は、各映像データ毎に、非変化区間を記憶する装置である。
【0330】
ディスク記録容量検出手段88は、ディスク記録許容量設定手段51により設定されたディスク記録許容量Cdと、映像データ記憶装置42に記憶される映像データ総量Cνとに基づいて、ディスク残量Cd−Cνを算出する手段である。
【0331】
表示部16は、前記非変化区間情報記憶装置85に記憶された非変化区間情報Siと、ディスク記録容量検出手段88から出力されるディスク記録許容量Cdと、映像データ総量Cνと、データ残量Cd−Cνとを表示させる手段である。
【0332】
映像再生区間設定手段86は、前記表示部16に表示された情報に基づいて、光ディスクの制作者が設定した映像再生区間を映像信号再生制御装置87に出力する手段である。
【0333】
映像信号再生制御装置87は、映像再生区間設定手段86から出力される映像再生区間情報に基づいて映像信号再生装置40に再生制御信号を出力する装置である。
【0334】
以上のような各装置及び手段により構成される、本実施形態の情報作成装置における情報作成処理を図28及び図29のフローチャートに基づいて説明する。
【0335】
まず、光ディスクの制作者が図示しない入力操作部を操作することにより、本実施形態における情報作成プログラムを起動させると、ディスク記録許容量設定手段51は、ディスク記録許容量Cdの設定を行う(ステップS110)。
【0336】
次に、映像再生区間設定手段86は、再生区間を全区間とする映像再生区間設定情報を映像信号再生制御装置87に出力する。これにより、映像信号再生制御装置87は、映像信号再生装置40に対して、全区間の再生を行わせるように再生制御信号を出力する(ステップS111)。
【0337】
映像信号再生装置40から映像信号が出力されると、映像信号は符号化装置41において符号化され(ステップS112)、映像データとして映像データ記憶装置42に出力される。
【0338】
映像データ記憶装置42は、全ての映像データを記憶して、映像データ総量Cνを算出する(ステップS113)。
【0339】
次に、ディスク記録容量検出手段88は、前記ディスク記録許容量設定手段51から出力されるディスク記録許容量Cdと、前記映像データ記憶装置から出力される映像データ総量Cνとを比較することにより、ディスク残量Cd−Cνを算出し(ステップS114)、映像データ総量Cνの方が大きければ、図29に示す処理に移行する。
【0340】
一方、これらの処理と並行して、動き変化検出手段82においては、各フレーム画像間の輝度値と色差の差分値を検出し、非変化区間検出手段83においては、この差分値と、しきい値設定手段84により設定されたしきい値との比較を行う(ステップS117)。
【0341】
その結果、前記差分値がしきい値よりも大きい場合には、前記比較を繰り返す(ステップS118:NO〜ステップS117)。
【0342】
しかし、前記差分値がしきい値よりも小さい場合には(ステップS118:YES)、非変化区間検出手段83は、非変化区間が開始されたと判断して、開始時間のタイムコード情報と、フレーム画像とを、非変化区間の開始点における非変化区間情報S(i)として非変化区間情報記憶装置85に記憶させる(ステップS119)。
【0343】
次に、非変化区間検出手段83は、前記差分値と、しきい値との比較を行い(ステップS120)、その結果、前記差分値がしきい値よりも小さい場合には、未だ非変化区間が継続していると判断して、この比較処理を繰り返す(ステップS120)。
【0344】
そして、前記差分値がしきい値よりも大きくなった場合には(ステップS120:NO)、非変化区間が終了したものと判断して、この終了時点のタイムコードと、フレーム画像とを、非変化区間の終了点の非変化区間情報S(i)として非変化区間情報記憶装置85に記憶させる(ステップS121)。
【0345】
次に、非変化区間情報記憶装置85は、非変化区間の開始点と終了点のタイムコード、及びそれぞれのフレーム画像を、非変化区間情報S(i)として表示部16に表示させる(ステップS122)。
【0346】
次に、図29のフローチャートに示すように、ディスク記録容量検出手段88は、図28のステップS114による比較結果、即ちディスク残量Cd−Cνよりも映像データ総量Cνの方が大きいこと示す情報を表示部16に表示させる(ステップS123)。
【0347】
次に、ディスク記録容量検出手段88は、変数iをインクリメントして(ステップS124)、表示部16に表示されている非変化区間情報S(i)のうち、光ディスクの制作者により選択された非変化区間情報S(i)を入力する(ステップS125)。そして、
【0348】
【数17】
Figure 0003783467
【0349】
の演算を行い、映像データ総量Cνから非変化区間情報S(i)をカットした後の映像データ総量Cν2を算出する。
【0350】
次に、このカット後の映像データ総量Cν2とディスク記録許容量Cdとの比較を行い、未だカット後の映像データ総量Cν2の方がディスク記録許容量Cdよりも大きい場合には、ステップS124からステップS127までの処理を繰り返す。
【0351】
次に、前記比較の結果、カット後の映像データ総量Cν2がディスク記録許容量Cd以内になった場合には(ステップS127)、ディスク記録容量検出手段88は、表示部16を介して、カット後の映像データ総量Cν2を新たな再生区間として映像再生区間設定手段86に設定する(ステップS128)。
【0352】
次に、映像データ記憶装置42において、現在の映像データ総量Cνを破棄する(ステップS129)。
【0353】
そして、映像信号再生制御装置87は、カット後の映像データ総量Cν2を新たな再生区間とするように再生制御信号を映像信号再生装置40に出力し、当該再生区間における映像信号の再生を行わせる(ステップS130)。
【0354】
そして、符号化装置41による符号化後に、映像データ記憶装置42は、全ての映像データの量を記憶する。
【0355】
再び図28のフローチャートに戻り、映像ディスク作成装置45は、映像データ記憶装置42に記憶された全ての映像データを、読み込んで、光ディスクを作成する(ステップS116)。
【0356】
以上のように、本実施形態によれば、非変化区間をカット処理の候補区間として自動的に表示し、光ディスクの制作者によってカット処理の対象区間を選択させるので、光ディスクの制作者の制作意図に反することなく、画像映像データを確実に光ディスクに書き込むことができる。
【0357】
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態を図30ないし図34に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0358】
本実施形態は、音声信号のレベルが所定のしきい値以上となる期間を、符号化期間とし、この符号化期間において符号化される映像データの総量が、ディスク記録許容量以下となるように、前記所定のしきい値を決定する処理を行うものである。
【0359】
図30は本実施形態の情報作成装置の構成を示すブロック図である。図30に示すように、本実施形態の情報作成装置は、映像信号再生装置40と、符号化装置41と、映像データ記憶装置42と、記録媒体43と、映像ディスク作成装置45と、補助記憶装置66と、記録媒体67と、タイムコード検出手段68と、符号化制御部89と、比較手段90とから構成される。
【0360】
符号化制御部89は、タイムコード検出手段68から出力されるタイムコードを入力しつつ、比較手段90に対してしきい値電圧を出力し、比較手段90からのトリガ信号の出力タイミングにおけるタイムコードを補助記憶装置66により記憶させると共に、記憶させたタイムコードから、符号化装置41に対する符号化区間を決定し、符号化装置41に出力する手段である。また、符号化制御部89は、映像ディスク作成装置45からディスク記録許容量Cdを入力すると共に、映像信号再生装置40に対して再生制御信号を出力する手段である。
【0361】
比較手段90は、符号化制御部89から出力されるしきい値電圧と、音声信号とを比較して、音声信号がしきい値電圧以上となった時、及びその後にしきい値電圧未満となった時に、トリガ信号を符号化制御部89に対して出力する手段である。
【0362】
ここで、本実施形態における情報作成処理の原理について説明する。
【0363】
まず、映像信号Viの音声信号Aiの音声開始時間をTi1、終了時間をTi2とし、音声開始時間Ti1と終了時間Ti2で囲まれた区間をTiとする時、Tiは次式で表される。
【0364】
【数18】
Ti=Ti2−Ti1 … (18)
映像データCiは、映像信号Viと音声信号Aiを符号化速度Erで符号化したものであり、次式で与えられる。
【0365】
【数19】
Ci=Ti×Er … (19)
映像信号再生装置40から再生される数々の映像信号Viの範囲を、V1〜Vn、及び音声信号Aiの範囲を、A1〜Anとし、音声信号Aiの範囲に映像信号Viの範囲が含まれると定義するならば、(18)式、及び(19)式より、V1〜Vnを符号化した映像データC1〜Cnの範囲は、次式で与えられる。
【0366】
【数20】
Figure 0003783467
【0367】
また、映像データの総量Cνは次式で与えられる。
【0368】
【数21】
Figure 0003783467
【0369】
従って、映像データの総量Cνは、音声信号Aiの音声開始時間Ti1と終了時間Ti2で囲まれた区間Tiによって決まることになる。
【0370】
また、図34(A)に示すような音声信号Aiを、図34(B)に示すように絶対値化し、更に図34(C)に示すように平滑化すると、前記音声開始時間Ti1と終了時間Ti2で囲まれた区間Tiは、しきい値電圧E1の値によって決まることになる。具体的にはしきい値電圧E1の値が大きくなる程、区間Tiは短くなり、しきい値電圧E1の値が大きくなる程、区間Tiは短くなる。
【0371】
ここで、光ディスクの記録許容容量をCdとすると、この光ディスクに記録できる条件は、
【0372】
【数22】
Cν≦Cd … (22)
で与えられる。従って、仮に映像データの総量Cνが(22)式を満たさない場合には、前記しきい値電圧E1の値を大きくすることにより、区間Tiを短くすれば良い。
【0373】
そこで、本実施形態においては、しきい値電圧E1を、次式のようにステップ変化電圧Edで表し、ステップ状に値を変化させることができるように構成した。
【0374】
【数23】
Figure 0003783467
【0375】
ここで、E0は初期値であり、kはステップ変化電圧Edを加えた回数である。
【0376】
以下、このような原理に基づく本実施形態の情報作成装置における情報作成処理を図31及び図32のフローチャート、並びに図34に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、符号化制御部89は、変数iの初期値を1、前記ステップ変化電圧Edを加えた回数kの初期値を0、前記しきい値の初期値E0を0に設定する(ステップS140)。
【0377】
次に、符号化制御部89は、(23)式に示すステップ変化電圧Edの電圧を設定する。本実施形態では一例としてEd=0.1[V]とする(ステップS141)。
【0378】
次に、符号化制御部89は、前記しきい値の初期値E0、ステップ変化電圧Ed、及び回数kを比較手段90に出力する(ステップS142)。
【0379】
比較手段90は、(23)式に従って、しきい値電圧E1を算出する(ステップS143)。
【0380】
次に、符号化制御部89は、映像信号再生装置40に対して再生制御信号S1を出力し、全ての映像信号Viを再生させる(ステップS144)。
【0381】
これにより、映像信号再生装置40からは、映像信号Viが出力されるので、比較手段90は、音声信号Aiと前記しきい値E1との比較を行う(ステップS145)。比較を行う際には、図34(A)に示すような音声信号Aiを、図34(B)に示すように絶対値化し、更に図34(C)に示すように平滑化する。図34に示す例では、時刻Ti1にて音声信号Aiがしきい電圧E1よりも大きくなるので、比較手段90は、このタイミングでトリガ信号TG1を図34(D)に示すようにローレベルからハイレベルに変化させる(ステップS146)。
次に、このトリガ信号TG1を入力した符号化制御部89は、トリガ信号TG1がローレベルからハイレベルに変化した時のタイムコードを、タイムコード検出手段68から読み取り、Ti’1として補助記憶装置66により記録媒体67に記憶させる(ステップS147)。
【0382】
次に、比較手段90は、音声信号Aiとしきい値電圧E1との比較を行い(ステップS148)、音声信号Aiが、しきい値電圧E1よりも小さくなった時に、トリガ信号TG1を図34(D)に示すようにハイレベルからローレベルに変化させる(ステップS149)。
【0383】
そして、図32のフローチャートに示すように、このトリガ信号TG1を入力した符号化制御部89は、トリガ信号TG1がハイレベルからローレベルに変化した時のタイムコード、タイムコード検出手段68から読み取り、Ti’2として補助記憶装置66により記録媒体67に記憶させる(ステップS150)。
【0384】
次に、符号制御部89は、変数iをインクリメントし、比較手段90へ初期値E0、ステップ変化電圧Ed、及びステップ変化の回数kと共に、比較手段90に出力し、以下の処理を繰り返す(ステップS142〜S152)。
【0385】
その結果、全ての映像信号について、タイムコードTi’1、Ti’2が求められることになる。
【0386】
次に、符号化制御部89は、補助記憶装置66により記録媒体67に記憶させたタイムコードTi’1、Ti’2から、(18)式と同様の演算により、音声区間Ti’を求める。そして、符号化速度ErとタイムコードTi’を用い、(19)式に基づいて、データ総量Cν’を演算する(ステップS154)。
【0387】
そして、符号化制御部89は、このデータ総量Cν’とディスク許容容量Cdとを比較し(ステップS155)、データ総量Cν’の方がディスク許容容量Cdよりも大きい場合には(ステップS155:NO)、回数kをインクリメントして(ステップS156)、ステップS142からの処理を繰り返す。
【0388】
この場合、しきい値電圧E1は、図34(C)に示すように、ステップ変化電圧Ed分だけ大きくなり、トリガ信号TG1がハイレベルになる期間は、図34(E)に示すように短くなる。つまり、音声信号区間が図34(D)に示すように長い場合には、映像データCiも、図34(F)に示すように長くなるが、音楽信号区間が図34(E)に示すように短くなった場合には、図34(G)に示すように、映像データCiも短くなる。
【0389】
以上のような処理を繰り返し、データ総量Cν’がディスク許容容量Cd以下となった場合には(ステップS155)、符号化制御部89は、映像信号再生装置40に対して、全ての映像信号Viを再生するように再生制御信号S1を出力する。
【0390】
これにより、全ての映像信号Viが出力され、符号化装置41において符号化が行われる。この符号化は、符号制御部89から出力された、タイムコードTi1に基づいて符号化を行う(ステップS159)。
【0391】
また、符号化制御部89は、全ての映像データCi(Ti1−Ti2)を、映像データ記憶装置42により記録媒体に記憶させる(ステップS159)。ディスク作成装置45は、映像データ記憶装置42に記憶された全ての映像データCiを読み出し、光ディスクへ書き込む(ステップS160)。
【0392】
以上のように、本実施形態によれば、適切な符号化区間Tiにより符号化を行うことができるので、映像データを確実に光ディスクに記録することができる。
【0393】
(第11の実施形態)
次に、本発明の第11の実施形態を図35及び図36に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0394】
本実施形態は、上述のようにカット処理を行った箇所に、カット処理を行ったことを示す映像を重畳する処理を行うものである。
【0395】
図35は本実施形態の情報作成装置の構成を示すブロック図である。図35に示すように、本実施形態の情報作成装置は、映像信号再生装置40と、符号化装置41と、映像データ記憶装置42と、記録媒体43と、映像ディスク作成装置43と、復調装置64と、符号化点設定手段49と、符号化装置設定手段50と、映像信号の開始点と終了点の検出手段44と、映像信号の切り出し情報の記憶装置45と、記録媒体46と、映像データの総量の算出手段47と、符号化速度設定手段48と、フレーム同期信号抽出手段91と、ゲート信号生成手段92と、マーカー信号発生装置93と、信号ミクサ94とを備えている。
【0396】
フレーム同期信号抽出手段91は、図36(A)に示すようなフレーム画像に同期した、図36(C)に示すフレーム同期信号SY1を抽出する手段である。
【0397】
ゲート信号生成手段92は、フレーム同期信号SY1のハイレベルからローレベルへの変化に同期して、ゲート信号TG3をローレベルからハイレベル、またはハイレベルからローレベルに変化させる手段である。
【0398】
マーカー信号発生装置93は、ゲート信号TG3のローレベルからハイレベルへの、またはハイレベルからローレベルへの変化に対応してハイレベルからローレベルに変化するマーカー信号Miを発生させる装置である。
【0399】
信号ミクサ94は、映像信号Viに、前記マーカー信号Miを重畳させる手段である。
【0400】
以上のように構成される本実施形態の情報作成装置における情報作成処理を図36のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0401】
まず、映像信号再生装置40から、図36(A)に示すような映像信号Viが出力されると、フレーム同期信号抽出手段91は、この映像信号得Viからフレーム同期信号SY1を抽出する。
【0402】
次に、ゲート信号生成手段92は、映像信号再生装置40から出力される図36(D)に示すような映像開始タイムコードaと映像終了タイムコードbを入力し、映像開始タイムコードaからa+1の時間を、また映像終了タイムコードbからb−1の時間算出し、フレーム同期信号抽出手段91から出力されるフレーム同期信号SY1に同期させて、図36(E)に示すようなゲート信号TG3を生成する。
【0403】
次に、マーカー信号発生装置93は、図36(G)に示すようなカット位置を示すためのマーカー信号Miをゲート信号TG3に同期して発生させる。トリガー信号TG3がフレーム同期信号SY1に同期しているので、マーカー信号Miは映像信号Viに同期しているのは明らかである。
【0404】
そして、信号ミクサ94により、マーカー信号Miと、映像信号Viが合成され、新たな映像信号Vi+Miが作成される。その結果、図36(H)に示すように、符号化開始時間のa、a+1、及びb−1、bのタイムコードで参照される映像信号Viの映像フレームに、マーカー信号Miの映像フレームが重畳されるので、復調後に再生した映像には、図36(I)に示すようにマーカー信号が元の画像上に表示されることになる。
【0405】
符号化開始時間のa、a+1、及びb−1、bは、第6の実施形態で算出したカット処理の行われた時間であり、本実施形態においては、カット処理の行われた箇所にマーカー信号を表示させることができる。
【0406】
以上のように、本実施形態によれば、自動的にカット編集点を表示することができるので、カット編集後に新たな編集作業を行う手間が省け、効率的に光ディスクの作成作業を行うことができる。
【0407】
(第12の実施形態)
次に、本発明の第12の実施形態を図37ないし図40に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0408】
本実施形態は、上述した各実施形態により作成した光ディスクの一部に修正を加える処理を行うものである。
【0409】
図37は、本実施形態における情報作成装置の構成を示す図である。図37に示すように、本実施形態の情報作成装置には、光ディスク読込み装置9が備えられているところが、上述した各実施形態と異なるところである。また、情報作成装置本体1の図示しないハードディスクには、本実施形態に係る情報作成プログラムがインストールされている。
【0410】
光ディスク読込み装置9は、単なる光ディスクの再生プレーヤーではなく、光ディスクに書き込まれた情報をそのままディスクイメージとして情報作成装置本体1に読み込ませることのできる装置である。
【0411】
以下、本実施形態における修正処理を図38のイメージフローチャート及び図40のフローチャートに基づいて説明する。
【0412】
本実施形態の情報作成装置を用いて修正を行う場合には、図38のステップS200に示すように、まず、修正に用いる新たなビデオ映像を記録したビデオテープ36をVCR5にセットしておく。
【0413】
また、図38のステップS201に示すように、修正前の光ディスク521は、光ディスク読込み装置9にセットしておく。
【0414】
そして、光ディスクの制作者がキーボード3またはマウス4等を操作することにより、修正する作品を選択する(ステップS170)。
【0415】
次に、選択された作品の素材リストファイルが読み込まれ(ステップS171)、同時に図38のステップS202に示すようなメニュー構成図ファイル300の読み込みが行われる(ステップS172)。なお、このメニュー構成図ファイル300は、素材リストファイルの作成時に、同時に作成し、情報作成装置のハードディスク100内に記憶させておくものとする。具体的には、メニュー情報データにおける各ボタン名を、ファイル名としたファイルを作成し、情報作成装置のハードディスク100にインストールされたオペレーティングシステムのファイル管理機能を利用すれば良い。
【0416】
次に、ステップS202に示すように、情報作成装置のディスプレイ2上に、メニュー構成図ファイル300を表示させ、このメニュー構成図ファイル300の中から、修正したい箇所をマウス4によるクリック等により選択させる。
【0417】
次に、以上のように修正個所が選択されると、光ディスク読込み装置9を制御して、ディスク情報ファイル502を光ディスク521から読み込む(ステップS173)。
【0418】
次に、光ディスク読込み装置9を制御して、ビデオファイル管理情報504を光ディスク521から読み込む(ステップS174)。
【0419】
読み込んだディスク情報ファイル502及びビデオファイル管理情報504は、図38のステップS203に示すように、メニュー情報データ301の形式でディスプレイ2に表示させる。
【0420】
ディスク情報ファイル502及びビデオファイル管理情報504は、修正の如何に拘わらず、そのまま光ディスクから読み出して、使用することができる。
【0421】
次に、映像等のビデオファイルデータ505については、修正素材か否かを判定し(ステップS175)、修正素材でない箇所については、光ディスク読込み装置9を制御して光ディスク521から読み出す(ステップS183)。
【0422】
一方、修正素材の箇所である場合には、光ディスク521からの読み出しは行わず、VCR5を制御して、図38のステップS200に示す新しい映像素材Bを再生させる(ステップS176)。
【0423】
次に、当該映像素材Bの新たなデジタル化を行い(ステップS177)、映像素材のタイムコードを入力しながら(ステップS178)、一定時間に達するまでデジタル化処理を繰り返す(ステップS179)。
【0424】
次に、一定時間になった場合には、VCR5を停止させ(ステップS180)、修正素材のデジタル化を終了する(ステップS181)。
【0425】
以上のような処理を行って、各データを再結合し、ディスクイメージデータを作成する(ステップS182)。
【0426】
次に、未だ修正個所が残っているか否かを判定し(ステップS184)、残っている場合には、光ディスク521からの読み込み処理(ステップS174)からの上述した処理を繰り返す。
【0427】
そして、全ての修正個所について処理が終了した場合には、光ディスク書込み装置6を制御して、修正後の光ディスク522を作成する(ステップS185、図38のステップS204)。
【0428】
以上のように、本実施形態によれば、例えば図39に示すように、修正したい素材のみを簡単に新たな映像素材と入れ替えることができ、極めて効率的に修正処理を行うことができる。
【0429】
(第13の実施形態)
次に、本発明の第13の実施形態を図41ないし図43に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0430】
本実施形態は、図41または図43に示す情報作成装置のハードディスク100内に、光ディスク作成時に読み込んだ情報・素材データの格納領域が形成されており、修正したいビデオ映像のデジタル化されたファイルが当該格納領域に残っている場合に、修正処理を行うものである。
【0431】
従って、本実施形態においては、図42のフローチャートに示すように、ハードディスクから修正個所に係る正常な素材データを読み込む処理(ステップS190)を行うだけで、ディスクイメージデータを再結合により作成することができる(ステップS182)。その他の処理については、図40に示す第12の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0432】
以上のように、本実施形態によれば、修正したい素材のみを、より一層迅速に新たな映像素材と入れ替えることができ、極めて効率的に修正処理を行うことができる。
【0433】
(第14の実施形態)
次に、本発明の第14の実施形態を図44ないし図46に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0434】
本実施形態は、図44または図46のステップS201に示すように、情報作成装置のハードディスク100内に、光ディスクに書き込み前のディスクイメージ102が残っている場合に、修正処理を行うものである。
【0435】
本実施形態の情報作成装置を用いて修正を行う場合には、図46のステップS200に示すように、まず、修正に用いる新たなビデオ映像を記録したビデオテープ36をVCR5にセットしておく。
【0436】
そして、本実施形態においては、図45のフローチャートに示すように、ディスク情報ファイル502をディスクイメージデータ102から読み込む(ステップS191)と共に、ビデオファイル管理情報をディスクイメージデータ102から読み込む(ステップS192)。そして、ビデオファイルデータ505は、修正素材については、第12の実施形態と同様に、VCR5を制御してビデオテープから読み込む(ステップS176)。しかし、修正素材以外のビデオファイルデータ505については、ディスクイメージデータ102から読み込む(ステップS193)。
【0437】
そして、上述した各実施形態と同様に、ディスクイメージデータを再結合により作成することができる(ステップS182)。その他の処理については、図40に示す第12の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0438】
以上のように、本実施形態によれば、修正したい素材のみを、より一層迅速に新たな映像素材と入れ替えることができ、極めて効率的に修正処理を行うことができる。
【0439】
(第15の実施形態)
次に、本発明の第15の実施形態を図47ないし図49に基づいて説明する。なお、上述した実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0440】
本実施形態は、図47または図49のステップS200に示す情報作成装置のハードディスク100内に、光ディスク作成時に読み込んだ情報・素材データの格納領域が形成されており、且つ、図47または図49のステップS201に示すように、情報作成装置のハードディスク100内に、光ディスクに書き込み前のディスクイメージ102が残っている場合に、修正処理を行うものである。
【0441】
従って、本実施形態においては、図48のフローチャートに示すように、ディスク情報ファイル502をディスクイメージデータ102から読み込む(ステップS191)と共に、ビデオファイル管理情報をディスクイメージデータ102から読み込む(ステップS192)。そして、修正個所については、ハードディスク100から正常な素材データを読み込む(ステップS190)。そして、ディスクイメージデータを再結合により作成することができる(ステップS182)。その他の処理については、図40に示す第12の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0442】
以上のように、本実施形態によれば、修正したい素材のみを、より一層迅速に新たな映像素材と入れ替えることができ、極めて効率的に修正処理を行うことができる。
【0443】
なお、本発明は、DVDに限らず、あらゆる種類のマルチメディア光ディスクに適用が可能である。また、所謂オーサリング装置に適用できるだけでなく、例えば家庭用のマルチメディア光ディスク記録再生装置等にも適用可能である。
【0444】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の情報作成装置、請求項19に記載の情報作成方法、請求項20に記載の情報記録媒体によれば、自動的にタイトル名またはタイトル画像を有するメニュー情報が作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化を図ることができる。また、自動的に素材リスト情報及びメニュー構成情報が表示されるので、映像素材が記録された媒体の内容を容易に把握することが可能となる。また、各素材リスト情報には、メニュー構成情報が対応付けられて保存されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化をより一層図ることができる。
請求項2に記載の情報作成装置によれば、映像素材が記録された媒体の識別情報を有する素材リスト情報が作成されるので、映像素材が記録された媒体の数が膨大になった場合でも当該媒体に対応する素材リストの迅速な検索が可能となり、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化も図ることができる。
【0445】
請求項3に記載の情報作成装置によれば、映像素材毎に管理されたメニュー情報が自動的に作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化を図ることができる。
【0446】
請求項4記載の情報作成装置によれば、映像素材が一定時間毎に記録されていない場合であっても、映像素材毎に管理されたメニュー情報が自動的に作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の作成処理の効率化を図ることができる。更に、2回目以降の作成処理においてもディスクイメージを利用できるので、より一層効率化を図ることができる。
【0447】
【0448】
【0449】
【0450】
【0451】
請求項5に記載の情報出力装置によれば、実体情報及び管理情報が、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマットに従って出力されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体を容易且つ適切に作成することができる。
【0452】
請求項6に記載の情報出力装置によれば、実体情報及び管理情報が、ディスクイメージの段階で既にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマットに従って記録され、このディスクイメージが出力されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が容易且つ適切に作成されることになる。また、前記ディスクイメージが記録された記録媒体を用いれば、他の出力手段を用いても容易且つ適切に作成することができる。
【0453】
請求項7に記載の情報記録装置によれば、実体情報及び管理情報の記録されたマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体を容易且つ適切に作成することができる。
【0454】
【0455】
請求項8に記載の情報作成装置によれば、前記素材リストにおける、映像素材が記録された媒体の識別情報に基づいて、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が作成されるので、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマット等の専門知識を有さない者が操作した場合でも、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体を効率的に且つ確実に作成することができる。
【0456】
請求項9に記載の情報作成装置によれば、複数の再生手段が自動的に切り替えられてマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体が作成されるので、作成処理の効率化が図られる。また、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体の論理フォーマット等の専門知識を有さない者が操作した場合でも、マルチメディア光ディスク等の情報記録媒体を効率的に且つ確実に作成することができる。
【0457】
【0458】
【0459】
【0460】
請求項10に記載の情報作成装置によれば、映像素材の主要部分以外を自動的にカットして、映像素材のデジタル化が行われるので、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録することができる。
【0461】
請求項11に記載の情報作成装置によれば、カット処理が行われた箇所に、マーカー表示が行われので、カット処理後の編集作業を容易に行うことができる。
【0462】
【0463】
請求項12に記載の情報作成装置によれば、映像素材の開始及び終了位置、並びフレーム画像等が表示され、光ディスク等の情報記録媒体の制作者が、映像素材毎の符号化速度の設定を行うことができるので、当該制作者の意図に反することなく、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録することができる。
【0464】
【0465】
請求項13に記載の情報作成装置によれば、映像素材の非変化区間がカット処理候補として表示され、光ディスク等の情報記録媒体の制作者が、映像素材毎にカット処理を行うか否かの設定を行うことができるので、当該制作者の意図に反することなく、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録することができる。
【0466】
【0467】
請求項14に記載の情報作成装置によれば、音声情報の範囲から符号化の範囲が決定されるので、映像素材を確実にマルチメディア光ディスク等の情報記録媒体に記録することができる。
【0468】
【0469】
【0470】
【0471】
請求項15に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できるので、容易且つ効率的に映像素材の修正を行うことができる。
【0472】
請求項16に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正を行うことができる。
【0473】
請求項17に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取り、更に管理情報について記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正を行うことができる。
【0474】
請求項18に記載の情報記録装置によれば、メニュー情報に基づいて修正箇所を指定できると共に、修正対象以外の実体情報については、記憶手段に格納されたものを読み取り、更に管理情報について記憶手段に格納されたものを読み取り、更に修正対象の実体情報についても記憶手段に格納されたものを読み取るので、より一層容易且つ効率的に映像素材の修正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における情報作成装置の正面図である。
【図2】 図1の情報作成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の情報作成装置に取り扱われる映像素材の構造を示す図である。
【図4】 図1の情報作成装置において作成されるメニュー情報を示す図である。
【図5】 図1の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施形態の情報作成装置に取り扱われる映像素材の構造を示す図である。
【図7】 図6の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図8】 本発明の第3の実施形態の情報作成装置及びこの情報作成装置により作成される素材リストを示す図である。
【図9】 図8の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図10】 本発明の第4の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図11】 図10の情報作成装置において表示される指示内容を示す図である(その1)。
【図12】 図10の情報作成装置において表示される指示内容を示す図である(その2)。
【図13】 図10の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図14】 本発明の第5の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図15】 図14の情報作成装置において表示される指示内容を示す図である。
【図16】 図14の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図17】 本発明の第6の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図18】 図17の情報作成装置において実行されるビデオ信号のカット処理を説明する図であり、(A)はビデオ信号の再生順序を示す図、(B)はビデオ映像V(i)を示す図、(C)はビデオ映像V(1)を示す図、(D)はビデオ映像V(2)を示す図、(E)はビデオ映像V(n)を示す図である。
【図19】 本発明の第7の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図20】 図19の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図21】 本発明の第8の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図22】 図21の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その1)。
【図23】 図21の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その2)。
【図24】 図21の情報作成装置において表示されるデータ設定シートを示す図である(その1)。
【図25】 図21の情報作成装置において表示されるデータ設定シートを示す図である(その2)。
【図26】 図21の情報作成装置において表示されるデータ設定シートを示す図である(その3)。
【図27】 本発明の第8の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図28】 図27の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その1)。
【図29】 図27の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その2)。
【図30】 本発明の第9の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図31】 図30の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その1)。
【図32】 図30の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その2)。
【図33】 図30の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである(その3)。
【図34】 図30の情報作成装置において入力され又は出力される信号のタイミングチャートである。
【図35】 本発明の第10の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図36】 図35の情報作成装置において入力され又は出力される信号のタイミングチャートである。
【図37】 本発明の第11の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図38】 図37の情報作成装置における情報作成処理のイメージを表すフローチャートである。
【図39】 図37の情報作成装置において修正処理が実行された場合のディスク上のイメージを示す図である。
【図40】 図37の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図41】 本発明の第12の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図42】 図41の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図43】 図41の情報作成装置において修正処理が実行された場合のディスク上のイメージを示す図である。
【図44】 本発明の第13の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図45】 図44の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図46】 図44の情報作成装置において修正処理が実行された場合のディスク上のイメージを示す図である。
【図47】 本発明の第14の実施形態の情報作成装置を示す図である。
【図48】 図47の情報作成装置における情報作成処理のフローチャートである。
【図49】 図47の情報作成装置において修正処理が実行された場合のディスク上のイメージを示す図である。
【図50】 本発明の実施形態におけるマルチメディア光ディスクの論理フォーマットを示す図である。
【図51】 図50の論理フォーマットをビデオファイル管理テーブルについて更に詳細に示す図である。
【図52】 図50の論理フォーマットをタイトル管理情報について更に詳細に示す図である。
【図53】 図50の論理フォーマットをタイトル用プログラムチェーン情報テーブルについて更に詳細に示す図である。
【図54】 図50の論理フォーマットをメニュー用プログラムチェーン情報テーブルについて更に詳細に示す図である。
【図55】 図50の論理フォーマットをビデオファイルデータついて更に詳細に示す図である。
【符号の説明】
1…情報作成装置本体
2…ディスプレイ
3…キーボード
4…マウス
5…ビデオカセットレコーダ
6…光ディスク書込装置
7…バーコードリーダー
8…切替器
9…光ディスク読込み装置
10…制御部
11…デジタル変換部
12…メニュー作成部
13…情報出力部
14…ディスク作成部
15…レート制御部
16…表示部
17…入力操作部
18…素材入力部
19…光ディスク書込み部
40…映像信号再生装置
41…符号化装置
42…映像データ記憶装置
45…映像ディスク作成装置
66…補助記憶装置
68…タイムコード検出手段
93…マーカー信号発生装置
100…ハードディスク
502…ディスク情報ファイル
504…ビデオファイル管理情報
505…ビデオファイルデータ
520…マルチメディア光ディスク
810…セル再生時間
811…セルデータへのオフセット
812…セルの占める論理ブロック数
1001…セル

Claims (20)

  1. 記憶手段、再生手段及び出力手段を備え、再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、前記再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、前記記録用の情報記録媒体以外の前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成する情報作成装置であって、
    前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる再生制御手段と、
    前記再生された実体情報を入力する実体情報入力手段と、
    前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る日付情報読取手段と、
    前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させるメニュー情報作成手段と、
    前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取るフレーム画像読取手段と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる下階層メニュー情報作成手段と、
    前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る時間区切り情報読取手段と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる素材リスト情報作成手段と、
    前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させるメニュー構成情報作成手段と、
    前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を前記出力手段に出力させる情報出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  2. 請求項1記載の情報作成装置において、
    前記再生に用いた情報記録媒体を識別するための識別情報を入力する識別情報入力手段を更に備え、
    前記素材リスト情報作成手段は、前記入力した識別情報を更に含めて前記素材リスト情報を作成することを特徴とする情報作成装置。
  3. 請求項1または2記載の情報作成装置において、
    前記フレーム画像読取手段は、前記再生手段によって再生される前記実体情報が一定時間区切り毎に記録された情報である場合には、前記日付情報に含まれる再生時間情報を参照することにより、前記一定時間区切りを判別し、前記先頭のフレーム画像を読み取る手段であることを特徴とする情報作成装置。
  4. 請求項1または2記載の情報作成装置において、
    前記再生手段による前記実体情報の再生時間を計測する計測手段を更に備え、
    前記フレーム画像読取手段は、前記計測手段により計測された再生時間を参照することにより、前記一定時間区切りを判別し、前記先頭のフレーム画像を読み取る手段であることを特徴とする情報作成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置と、
    該情報作成装置により作成された各情報を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った順序で出力する情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする情報出力装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置と、
    該情報作成装置により作成された各情報の記憶領域を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する記憶領域確保手段と、
    前記情報作成装置により作成された各情報を、前記記憶領域の先頭から順に出力する情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする情報出力装置。
  7. 請求項5または6記載の情報出力装置により出力された前記情報を、記録用の情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変換する変換手段と、
    前記形式に変換された情報に基づいて光ビームを変調し、前記記録用の情報記録媒体上に情報の記録を行う記録制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  8. 請求項2記載の情報作成装置において、
    動作モードを、前記メニュー情報及び前記素材リスト情報を作成するメニュー情報及び素材リスト情報作成モード、もしくは前記実体情報及び前記実体管理情報並びに前記全体管理情報を作成する実体情報等作成モードの何れかに切り替えるモード切替手段と、
    前記複数のメニュー情報の中から何れかのメニュー情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段と、
    前記選択情報入力手段により入力した前記選択情報に基づいて選択されるメニュー情報内の前記日付情報と一致する日付情報を有する何れかの素材リスト情報を、前記複数の素材リスト情報の中から選択する素材リスト情報選択手段と、
    前記選択した素材リスト情報から前記識別情報を読み取り、前記出力手段に出力する識別情報出力制御手段と、
    前記再生手段による再生用の情報記録媒体の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    前記素材リスト情報から読み取った識別情報と、前記再生用の情報記録媒体から読み取った識別情報との一致を判定する判定手段と、
    前記判定手段により識別情報が一致していないと判定された場合に、正しい識別情報を有する再生用の情報記録媒体を用いる旨の警告を前記出力手段に出力させる警告手段と、
    前記識別情報が一致していると判定された場合には、前記素材リスト情報に基づいて、それぞれの実体情報を先頭から前記再生手段により再生させる第2再生制御手段と、
    前記入力した実体情報を符号化する符号化手段と、
    前記符号化した実体情報を、前記記憶手段上に確保された記憶領域に記憶させる実体情報制御手段と、
    前記記憶領域に記憶させた実体情報に基づいて、前記メニュー情報を含む前記実体管理情報及び前記全体管理情報として必要な情報を作成し、前記記憶領域に記憶させる管理情報制御手段と、
    前記メニュー情報及び素材リスト情報作成モード時には、前記再生制御手段、前記実体情報入力手段、前記日付情報読取手段、前記メニュー情報作成手段、前記識別情報入力手段、前記フレーム画像読取手段、前記下階層メニュー情報作成手段、前記時間区切り情報読取手段、前記素材リスト情報作成手段、前記メニュー構成情報作成手段及び情報出力制御手段にそれぞれの処理を行うように制御を行い、
    前記実体情報等作成モード時には、前記再生制御手段、前記実体情報入力手段、前記日付情報読取手段、前記情報出力制御手段、前記選択情報入力手段、前記素材リスト情報選択手段、前記識別情報出力制御手段、前記識別情報読取手段、前記判定手段、前記警告手段、前記第2再生制御手段、前記符号化手段、前記実体情報制御手段及び管理情報制御手段にそれぞれの処理を行うように制御を行う処理制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする情報作成装置。
  9. 請求項8記載の情報作成装置において、
    複数の前記再生手段と、複数の再生手段の切替手段とを更に備え、
    前記素材リスト情報選択手段は、前記入力した前記選択情報に基づいて選択されるメニュー情報内の前記日付情報と一致する日付情報を有する何れかの複数の素材リスト情報を、前記複数の素材リスト情報の中から選択し、
    前記識別情報出力制御手段は、前記選択した複数の素材リスト情報から複数の前記識別情報を読み取り、前記出力手段に出力し、
    前記第2再生制御手段は、前記識別情報が一致している場合には、前記素材リスト情報に基づいて、それぞれの実体情報を先頭から前記再生手段により再生させると共に、一の情報記録媒体についての再生が終了した場合には、再生を行わせる前記再生手段を前記切替手段により切り替え、切り替えた前記再生手段により、残りの前記素材リスト情報に基づいてそれぞれの実体情報を先頭から順次再生させることを特徴とする情報作成装置。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、
    前記日付情報の区切り位置に基づいて、前記日付情報毎の各実体情報の開始位置と終了位置とを検出する検出手段と、
    検出した前記開始位置と終了位置を順次前記記憶手段に記憶させる区切り情報制御手段と、
    記憶させた全ての前記開始位置と終了位置に基づいて、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、
    符号化速度の設定を行う符号化速度設定手段と、
    前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、
    前記記録可能領域の総容量を、前記設定された符号化速度で除算することにより、前記総容量を総記録可能時間に換算する換算手段と、
    前記総再生時間が前記総記録可能時間よりも長い場合には、その差分の2分の1の値を更に前記日付情報毎の実体情報の総数で除算した値を、また前記総再生時間が前記総記録可能時間よりも短い場合は、ゼロの値を、カット時間として算出するカット時間算出手段と、
    前記日付情報毎の実体情報の前記開始位置から前記カット時間分後の位置を符号化開始位置とし、当該実体情報の前記終了位置から前記カット時間分前の位置を符号化終了位置とする符号化位置設定手段と、
    前記日付情報毎の前記実体情報を、前記符号化開始位置から前記符号化終了位置までにおいて符号化する符号化手段と、
    前記符号化した実体情報を前記日付情報毎に管理する管理情報を作成する管理情報作成手段と、
    前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  11. 請求項10記載の情報作成装置において、
    前記符号化開始位置から所定のフレーム期間、及び前記符号化終了位置までの所定のフレーム期間において、ゲート信号を発生させるゲート信号発生手段と、
    前記ゲート信号の発生期間において、フレーム同期信号に同期してマーカー信号を発生させるマーカー信号発生手段と、
    前記実体情報内のフレーム画像に、前記マーカー信号を重畳するマーカー信号重畳手段とを更に備え、
    前記第2符号化手段は、これらの各手段により前記マーカー信号が重畳されたフレーム画像に対する符号化を行うことを特徴とする情報作成装置。
  12. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、
    符号化速度の初期値を入力する符号化速度値入力手段と、
    前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、
    前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、
    前記タイムコード情報の区切り位置に基づいて、当該区切り毎の各実体情報の開始位置と終了位置とを検出する検出手段と、
    検出した前記開始位置と終了位置を補助記憶手段に順次記憶させる区切り情報制御手段と、
    前記入力した実体情報を、前記開始位置と終了位置の検出と並行して、前記符号化速度の初期値に基づいて符号化する符号化手段と、
    前記符号化された実体情報のうち、前記開始位置における開始フレーム画像と、前記終了位置における終了フレーム画像を読み取る第2フレーム画像読取手段と、
    前記開始フレーム画像と終了フレーム画像とを、前記開始位置及び終了位置に対応させて補助記憶手段に記憶させるフレーム画像制御手段と、
    前記実体情報の全情報についての前記再生の終了後に、記憶した全ての前記開始位置と終了位置と、前記符号化速度の初期値とに基づいて、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間を総再生容量に換算する換算手段と、
    前記記録可能領域の総容量と、前記総再生容量の差分を算出する差分算出手段と、
    前記記憶手段に記憶させた前記開始フレーム画像と前記終了フレーム画像を復号する復号手段と、
    前記開始位置、前記終了位置、前記復号した開始フレーム画像、前記復号した終了フレーム画像、前記符号化速度の初期値、及び前記差分を、前記開始位置から終了位置まで再生時間によって区切られる各実体情報毎に前記出力手段に出力させる出力制御手段と、
    前記総再生容量が前記総容量以下となる前記差分が得られるまで、前記符号化手段による最終的な符号化を禁止する符号化制御手段とを更に備え、
    前記符号化速度値入力手段による前記符号化速度の初期値に対する変更値の入力の度に、前記再生制御手段が、変更に係る実体情報を、前記開始位置から終了位置まで、前記再生手段により再度再生し、前記符号化制御手段が、前記再度の再生が行われた実体情報を前記符号化手段により再度の符号化を行わせて符号化後の実体情報を前記記憶手段に記憶させ、前記再度の符号化が行われた実体情報のうち、前記開始位置における開始フレーム画像と、前記終了位置における終了フレーム画像は前記第2フレーム画像読取手段により再度読み取られて、前記開始位置及び終了位置に対応させて前記フレーム画像制御手段により前回読み取った各画像に置き換えられて補助記憶手段に記憶され、
    更に前記変更値の入力の度に、前記実体情報の前記先頭から末尾までの総再生時間が前記符号化速度の変更値に基づいて前記換算手段により総再生容量が再度換算されて、前記差分算出手段により前記総容量との差分が再算出され、前記表示制御手段が当該差分を前記出力手段に再表示させ、
    また更に、前記総再生容量が前記総容量以下となる前記差分が得られた後に、前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成する管理情報作成手段と、
    前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段とを備えたこと、
    を特徴とする情報作成装置。
  13. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、
    前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、
    前記総容量と予め定められた符号化速度値とに基づいて前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の総記録可能時間を算出する総記録可能時間算出手段と、
    前記入力した実体情報を符号化する第2符号化手段と、
    前記符号化した実体情報を前記記憶手段に記憶させる実体情報制御手段と、
    前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、
    前記タイムコード情報に基づいて、前記先頭から末尾までの前記実体情報の総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、
    前記記録用の情報記録媒体における総記録可能時間と、前記総再生時間との比較を行う時間比較手段と、
    前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定された場合には、前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成し、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる情報制御手段と、
    前記符号化の工程において、各フレーム画像毎に、動き変化を検出する動き変化検出手段と、
    前記検出した動き変化値と、予め定められた閾値とを比較する変化値比較手段と、
    前記検出した動き変化値が前記閾値よりも小さいと前記変化値比較手段により判定された時点における、前記タイムコード情報を非変化区間の開始位置とし、当該時点のフレーム画像を非変化区間の開始画像とし、前記時点以降に、検出した動き変化値が前記閾値よりも大きいと前記変化値比較手段により判定された時点における、前記タイムコード情報を非変化区間の終了位置とし、当該時点のフレーム画像を非変化区間の終了画像として非変化区間情報を作成する非変化区間情報作成手段と、
    前記非変化区間情報を前記出力手段に出力させる出力制御手段と、
    前記時間比較手段により、前記総再生時間が前記総記録可能時間を超えたと判定された場合には、前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定されるまで、前記非変化区間情報の中からいずれか一の非変化区間情報を選択する非変化区間情報選択手段と、
    前記選択した一の非変化区間情報における前記開始位置から終了位置までの非変化区間の時間を算出する非変化時間算出手段とを更に備え、
    前記総再生時間算出手段により前記総再生時間から非変化区間の時間を減算して、前記総再生時間を再算出した結果、前記時間比較手段により前記総再生時間が前記総記録可能時間以内と判定された後に、前記再生制御手段が、前記選択した非変化区間情報に基づく前記非変化区間を除いて、前記再生手段により再度前記実体情報を先頭から末尾まで再生させ、当該再生された実体情報が前記実体情報入力手段により入力されて、前記符号化手段により再度符号化された後に、既に前記記憶手段に記憶されている実体情報と置き換えられて前記実体情報制御手段により記憶され、
    前記情報制御手段が、前記管理情報を作成して前記実体情報と当該管理情報を、前記記憶手段上に記憶させることを特徴とする情報作成装置。
  14. 請求項1ないし4のいずれか1記載の情報作成装置において、
    前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の記録可能領域の総容量を入力する総容量入力手段と、
    前記総容量と予め定められた符号化速度値とに基づいて前記記録用の情報記録媒体における前記実体情報の総記録可能時間を算出する総記録時間算出手段と、
    前記入力した実体情報からタイムコード情報を読み取るタイムコード情報読取手段と、
    前記入力した実体情報の中から音情報を検出する音情報検出手段と、
    前記検出した音情報のレベルと閾値とを比較する音情報レベル比較手段と、
    前記音情報レベル比較手段により前記音情報のレベルが前記閾値よりも大きいと判定された場合には、識別情報をセットすると共に、前記音情報のレベルが、前記閾値よりも大きいと判定された後に、前記閾値よりも小さいと判定された場合には、識別情報をリセットする識別情報設定手段と、
    当該識別情報のセット時点における前記タイムコード情報を、変化開始位置として補助記憶手段に記憶させると共に、当該識別情報のリセット時点における前記タイムコード情報を、変化終了位置として補助記憶手段に記憶させるタイムコード情報制御手段と、
    前記実体情報の先頭から末尾までの再生が終了した後に、前記変化開始位置から前記変化終了位置までの音声区間の時間を算出する音声区間の時間算出手段と、
    前記総記録可能時間と前記音声区間の時間とを比較する音声区間比較手段と、
    前記音声区間比較手段により前記音声区間が前記総記録可能時間よりも長いと判定された場合には、前記音声区間が前記総記録可能時間以内と判定されるまで、前記閾値をステップ状に増加させる閾値制御手段とを備え、
    前記再生制御手段、前記実体情報入力手段、前記符号化手段、前記タイムコード情報読取手段、前記音情報検出手段、前記音情報レベル比較手段、識別情報設定手段、タイムコード情報制御手段、時間算出手段、及び音声区間比較手段は、前記閾値が増加する毎にそれぞれの処理を再度行い、
    前記再生制御手段、実体情報入力手段、及び符号化手段は、前記音声区間が前記総記録可能時間以内と判定された後は、前記実体情報を当該音声区間においてそれぞれの処理を行い、
    更に、前記符号化した実体情報を前記記憶手段に記憶させる実体情報制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された符号化後の実体情報についての管理情報を作成する管理情報作成手段と、
    前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して前記実体情報と前記管理情報を、前記記憶手段上に記憶させる記録情報制御手段とを備えたこと、
    を特徴とする情報作成装置。
  15. 請求項7記載の情報記録装置において、
    当該情報記録装置よる情報記録処理中に前記出力手段に出力させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、
    前記情報記録処理により記録用の情報記録媒体に記録した情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記録用の情報記録媒体から読み取る管理情報読取手段と、
    前記情報記録処理により記録用の情報記録媒体に記録した情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記録用の情報記録媒体から読み取る実体情報読取手段と、
    前記修正対象の実体情報を、再生用の情報記録媒体から読み取る修正対象情報読取手段と、
    前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、
    前記再結合させた各情報を用いて、前記情報記録処理により新たな記録用の情報記録媒体に新たな記録を行う再記録制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする情報記録装置。
  16. 請求項7記載の情報記録装置において、
    当該情報記録装置よる情報記録処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、
    前記情報記録処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、
    前記情報記録処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、
    前記修正対象の実体情報を、前記記憶手段から読み取る修正対象情報読取手段と、
    前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、
    前記再結合させた各情報を用いて、前記情報記録処理により新たな記録用の情報記録媒体に新たな記録を行う再記録制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする情報記録装置。
  17. 請求項8または9記載の情報作成装置において、
    当該情報作成装置による情報作成処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、
    前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、
    前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、
    前記修正対象の実体情報を、再生用の情報記録媒体から読み取る修正対象情報読取手段と、
    前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、
    を更に備えたことを特徴とする情報作成装置。
  18. 請求項8または9記載の情報作成装置において、
    当該情報作成装置による情報作成処理中に、前記表示手段に表示させたメニュー情報から、修正対象の実体情報を選択する修正対象選択手段と、
    前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、メニュー情報を含む実体管理情報及び全体管理情報を、前記記憶手段から読み取る管理情報読取手段と、
    前記情報作成処理中に前記記憶手段に記憶させた情報のうち、前記修正対象以外の実体情報を、前記記憶手段から読み取る実体情報読取手段と、
    前記修正対象の実体情報を、前記記憶手段から読み取る修正対象情報読取手段と、
    前記各手段により読み取った前記実体情報、実体管理情報、及び全体管理情報を再結合させる再結合手段と、
    を更に備えたことを特徴とする情報作成装置。
  19. 再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、該情報記録媒体の再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、前記記録用の情報記録媒体以外の前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成する情報作成方法であって、
    前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる工程と、
    前記再生された実体情報を入力する工程と、
    前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る工程と、
    前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、
    前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取る工程と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、
    前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る工程と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取られた一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる工程と、
    前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる工程と、
    前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を出力手段に出力させる工程と、
    を備えたことを特徴とする情報作成方法
  20. コンピュータに、再生用の情報記録媒体に日付情報を伴って予め記録された少なくとも画像を表す実体情報についての、該情報記録媒体の再生手段による再生、再生後の実体情報の符号化、符号化後の実体情報を管理する実体管理情報の作成、該実体管理情報を管理する全体管理情報の作成により、前記再生用の情報記録媒体とは別の記録用の情報記録媒体のフォーマットに対応して、前記実体情報と、前記実体情報を一又は複数のタイトル毎に管理するための前記実体管理情報及び前記全体管理情報とを、コンピュータの前記記憶手段上に作成する際に、前記タイトル選択のためのメニュー情報を前記実体管理情報及び前記全体管理情報の一部として作成し、更に前記実体情報の内容を表す素材リスト情報を前記記憶手段上に作成させる情報作成用プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体であって、
    前記コンピュータに、
    前記再生手段により、前記実体情報を先頭から再生させる工程と、
    前記再生された実体情報を入力する工程と、
    前記入力した実体情報から前記日付情報を読み取る工程と、
    前記読み取った日付情報が変更される毎に当該日付情報をタイトル名とするタイトル選択のためのメニュー情報を作成し、前記記憶手段上に確保され階層構造を有するメニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、
    前記入力した実体情報における一定時間区切り毎の先頭のフレーム画像を読み取る工程と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像を表示内容とする前記メニュー情報よりも下階層のメニュー情報を作成し、前記メニュー情報の記憶領域に記憶させる工程と、
    前記一定時間区切りの開始位置と終了位置を、一定時間区切り毎に読み取る工程と、
    前記読み取った先頭のフレーム画像と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取った日付情報と、当該先頭のフレーム画像に対応する前記読み取られた一定時間区切りの開始位置及び終了位置とを関連付けて、素材リスト情報として前記記憶手段に記憶させる工程と、
    前記作成されたメニュー情報と前記下階層のメニュー情報とからなるメニュー構成情報を前記記憶された素材リスト情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる工程と、
    前記記憶された素材リスト情報及びメニュー構成情報を出力手段に出力させる工程と、
    を実行させる情報作成用プログラムを記録したことを特徴とする情報記録媒体。
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