JP3783231B2

JP3783231B2 - Portable terminal device and control method thereof

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Publication number: JP3783231B2
Application number: JP2002097640A
Authority: JP
Inventors: 秀樹村山
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2002-03-29
Filing date: 2002-03-29
Publication date: 2006-06-07
Anticipated expiration: 2020-08-17
Also published as: JP2002368869A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＰＨＳや携帯電話などの携帯端末装置およびその制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話あるいはＰＨＳは、通信手段を用いて通話する機能が主であったが、これに加えて、メール機能、インターネットのブラウザ機能、スケジュール管理機能などが内蔵されるようになっている。一方、スケジュール管理機能を搭載したＰＤＡにおいては、メール機能、ブラウザ機能に加えてＰＨＳ機能などを搭載するようになっており、携帯端末においては、携帯電話とＰＤＡなどの相違が徐々になくなりつつある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
その結果、最も普及している携帯電話にこれらの機能が集約される傾向が見られ、携帯電話あるいはＰＨＳは携帯端末としての機能がますます拡充されていくものと予想される。そして、携帯電話で、受信したメールを読んだり、メールを書いたり、ダウンロードしたコンテンツを読んだり、アップロードするコンテンツを作成したりする機会が増えると予想される。
【０００４】
携帯電話やＰＨＳは、電源を入れると、通話中、待機中に関わらず、基地局との交信のために、常時あるいは定期的に電波を発生しつづけている。したがって、近年、この電波がペースメーカー、医療機器、その他の制御機器を誤動作させる等、幾つかの種類の機器に悪影響を及ぼす恐れがあることが指摘されている。このため、病院や航空機内では携帯電話の使用禁止のアナウンスがされ、利用の自粛が促されている。また、これらのエリアだけでなく、電車やバス等の交通機関でも、周辺にペースメーカーの利用者がいる可能性があることから、携帯電話の利用の自粛を促す傾向にある。したがって、ユーザは、病院などの建物や、電車などの車内などの電波の発信が望ましくない禁止エリアにいるときには、携帯電話の電源を切って電波を発生させないように心がける必要がある。その結果、そのような禁止エリアでは携帯電話に搭載れた機能は一切利用できなくなってしまう。
【０００５】
しかしながら、上述したように、携帯電話は通話のみに使われる機器ではなく、メールを読み書きしたり、コンテンツを読み書きしたり、スケジュール管理するなど、通信手段の動作が伴わなくても利用できる情報処理機能を備えており、これらが全て使用できなくなるのは不便である。例えば、メールの送受信を行うメールソフトは通信手段を介してメールを送受信するが、受信したメールを読んだり、送信するメールを書いたりするときは通信手段の動作は不要である。ブラウザによりダウンロードしたコンテンツを読むときも同様である。したがって、今後、これらの通信手段の動作が伴わなくても使用できるアプリケーションが搭載された携帯電話が普及するにつれて、上記のような禁止エリア内で携帯電話が使用できないことが大きなネックになる可能性がある。すなわち、非通信型のソフトウェア、例えば、メールの作成、メモ機能、受信済のメールの閲覧、時計機能、ダウンロード済のコンテンツの閲覧、アドレス帳の作成・閲覧、スケジュール管理機能など通信手段の動作が伴わなくても利用できる非通信手段が禁止エリアで利用できないことはユーザにとって非常に不便である。一方、このような禁止エリアで携帯電話を利用することは、公共の秩序に反するようになっているので、そのような禁止エリアで電波を発信しながらでないと利用できないような端末は、今後、利用価値が非常に薄れることになる。
【０００６】
そこで、本発明においては、病院などの電波を発生させてはならない禁止エリアであっても周囲に迷惑をかけずに搭載された機能を使用することができる携帯電話等の携帯端末装置およびその制御方法の提供することを目的としている。
【０００７】
また、禁止エリア内において、モラルに反すると誤解されずに、搭載された機能を利用することができる携帯端末装置およびその制御方法を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、通信手段が稼動可能な汎用モードに加え、通信手段が非稼動になり、該通信手段と連動しない非通信手段を通信手段とは連動しない状態で使用可能な非通信モードを設け、禁止エリアにおいては、携帯端末装置を非通信モードに切り替えることにより、禁止エリアにおいてもモラルに反することなく携帯端末装置を利用できるようにしている。すなわち、本発明の、無線を介して公衆通信網に接続可能な通信手段を有する携帯端末装置においては、通信手段が稼動可能な汎用モードおよび、通信手段が非稼動になり、該通信手段と連動しない非通信手段を使用可能な非通信モードを切り換え可能なモード切替手段を有することを特徴としている。また、本発明の携帯端末装置の制御方法は、通信手段が稼動可能な汎用モードに切り替える第１の工程と、通信手段が非稼動になり、該通信手段と連動しない非通信手段を使用可能な非通信モードに切り換える第２の工程とを有することを特徴としている。
【０００９】
本発明の携帯端末装置およびその制御方法では、非通信モードに切り替えることにより、外部に電波を発生させない状態で、通信手段と連動しない非通信手段、例えば、受信済みメールの閲覧、ダウンロード済みのコンテンツの閲覧、スケジュール管理機能、ステレオ機能、時計機能等を使用することができる。このため、病院や航空機内などの電波を発生させるのが好ましくない、あるいは電波の発生が禁止されているエリアであっても、携帯端末を動かすことができ、それに搭載されている様々なソフトウェアを使用することができる。また、非通信モードにおいては、通信手段が非稼動にされるので、電波の発生は確実に禁止され、医療機器、航空機内の機器、ペースメーカーを誤動作させる可能性をさらに確実に減らすことができる。したがって、本発明の携帯端末装置およびその制御方法により、禁止エリアの外はもとより、禁止エリア内であっても自由に搭載された機能を使用することができる携帯端末装置を提供することができる。このため、いつでもどこでも使用できるといった携帯端末装置のメリットを失わずに、ＰＨＳや携帯電話などの通信機能を備えた携帯端末装置に、様々なソフトウェアを集約することが可能となる。したがって、本発明により、今後、電子決済などの電子化が進むビジネスあるいは日常生活における必需品として安心して利用することができる、通信機能を備えた携帯端末装置を提供することができる。
【００１０】
このような汎用モードと、非通信モードとの切替は、通信手段への電力供給をオンオフする切替手段を設け、その切替手段を操作することにより簡単に実現できる。すなわち、本発明は、無線を介して公衆通信網に接続可能な通信手段と、この通信手段への電力供給を独立してオンオフ可能な切替手段とを有する携帯端末装置を含む。
【００１１】
モード切替手段、あるいは電力供給をオンオフする切替手段は、禁止エリアに入ったときにユーザがマニュアルで操作するようにしても良い。また、携帯端末装置に、ＧＰＳ、携帯電話やＰＨＳの基地局、ＦＭ多重放送、ＶＩＣＳなどから現在位置の情報を取得可能な位置情報取得手段を搭載し、この位置情報取得手段から得られる該携帯端末装置の現在位置に基づきユーザの現在位置が病院、車内等の禁止エリアにいるか判断して非通信モードに自動的に切り替えるようにすれば、より安全に非通信モードに移行することが可能である。したがって、位置情報取得手段からの情報に基づき第１および第２の工程でモードを切り替え、また、電力供給をオンオフする切替手段を操作することにより、ユーザは現在位置が禁止エリアなのか否かを気にしないで携帯端末装置を使用できる。さらに、現在位置から禁止エリアから出たことを判断し、汎用モードに切り替えることにより、通信手段を再稼動することが可能であり、電話やメールなどを通信手段を用いて、無駄な時間遅れなく送受信することができる。
【００１２】
さらに、モード切替手段、電力供給をオンオフする切替手段、または第１および第２の工程においては、現在位置を地図情報などと照合して、病院や車内などの禁止エリアにいるか否かを判断するようにしても良い。しかしながら、膨大な地図情報を携帯端末装置に内蔵することは難しく、地図サーバなど送受信を行うと電波が発せられると共に処理に時間がかかる可能性がある。病院などの建物の中にいる場合には衛星や基地局から電波が届かないことが多いので、位置情報取得手段から現在位置の情報を入手できない。したがって、少なくとも位置情報取得手段で現在位置の情報が得られないときは、衛星などからの電波を受信できない、病院などの禁止エリアにいると判別して自動的に非通信モードに切り替えることにより、地図情報などとの照合ができなくても禁止エリアを判断でき、誤って電波が発信される可能性を少なくすることができる。一方、携帯端末装置に地図情報が内蔵されていない場合であっても、衛星などからの電波を受信したら病院などの禁止エリアから出た判別して自動的に汎用モードに切り替えることも可能である。これにより、病院などの建物の外に出たときは自動的に汎用モードに切り替わるので、マニュアルで汎用モードに切り替える方式に比べて使い勝手が良くなる。
【００１３】
また、携帯電話やＰＨＳに代表される携帯端末装置では、通信手段と繋がった通信アンテナが外部に出ており、これを伸ばして通話などの通信を行うのが一般的である。このため、モード切替手段、電源をオンオフする切替手段、または第１および第２の工程では、通信用アンテナを伸ばした場合に、汎用モードに切り替わり、アンテナを縮めた、あるいはアンテナを装置本体に完全に収納したときに非通信モードに切り替わるようにしておけば、病院などの禁止エリアに入ったときに、アンテナを操作するだけで非通信モードに移行できる。さらに、禁止エリアで本発明にかかる携帯端末装置を使用することにより、非通信モードで電波を発生させていない状態でも、第３者に電波を発生していると誤解される可能性があるが、通信用アンテナを縮め、あるいはアンテナを携帯端末装置内に完全に収納した状態で非通信モードになることにより、電波を発生させずに携帯端末装置を使用していることを第３者に認識させることができる。したがって、第３者の誤解を避け、回りの人目を気にせずに気軽に本発明にかかる携帯端末装置を使用することが可能になる。
【００１４】
通信用アンテナの代わりに、あるいはそれと共に、非通信モードであることを外部から識別可能な識別情報、たとえば、表示、音などを出力する手段を設けることも好ましい。特に、汎用モードおよび非通信モードにおいて使用される第１の表示手段に加えて、非通信モードであることを外部から認識可能な識別表示を表示する第２の表示手段を設けて、通信用アンテナに代わり、非通信モードであることを第３者が認識できるようにすることができる。汎用の第１の表示手段とは異なる第２の表示手段を設けることにより、この第２の表示手段を、第１の表示手段が配置された携帯端末装置の面と反対側の面に配置することが可能であり、第３者にも見やすい状態で非通信モードであることを示す識別表示を表示できる。すなわち、本発明は、無線を介して公衆電話網に接続可能な通信手段を有する携帯端末装置において、汎用に使用される第１の表示手段と、前記通信手段が非稼動であることを表示可能な第２の表示手段とを有することを特徴とする携帯端末装置を含む。また、無線を介して公衆電話網に接続可能な通信手段を有する携帯端末装置において、汎用に使用される第１の表示手段と、この第１の表示手段が設けられた該携帯端末装置の面と反対側の面に設けられた第２の表示手段とを有することを特徴とする携帯端末装置も含む。
【００１５】
したがって、本発明の携帯端末装置においては、第２の表示手段を用いることにより、禁止エリアにおいても、第３者の目を気にしないで、さらに安心して気軽に携帯端末装置を非通信モードで利用することができ、そのような環境で使いやすい携帯端末装置を提供することができる。
【００１６】
モード切替手段あるいは電力供給をオンオフする切替手段として、第２の表示手段を兼ねた切替スイッチを用いることが可能であり、切替スイッチを操作すると、非通信モードに切り替わると共に、非通信モードであることを示す識別表示が現れるようにすることができる。また、第２の表示手段が予めデザインされた識別表示を備えている場合は、第２の工程において非通信モードに切り替わると、その識別表示が点灯するようにすればよい。さらに、第２の表示手段が、キャラクタまたはイメージの表示が可能である場合は、非通信モードに切り替わるとユーザが選択または作成した識別表示を第２の表示手段に表示する手段を設け、第２の工程において、そのような識別表示が出力されるようにすることが可能である。
【００１７】
本発明の携帯端末装置、およびその制御方法は、通信手段が稼動する汎用モードに切り替える第１の工程と、通信手段は非稼動になり、通信手段と連動しない非通信手段を使用可能な非通信モードに切り替える第２の工程とを実行可能な命令を有する制御プログラムとして、ＣＤ−ＲＯＭやメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。そして、制御プログラムを携帯端末装置が内蔵するメモリにダウンロードすることにより、本発明の携帯端末装置および制御方法を実現することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図１に、本発明に係る携帯電話の外観を示してある。図１（ａ）に示すように、本例の携帯電話１は、細長い扁平型のハウジング１０を有しており、その正面１０ａの上方に液晶パネル（ＬＣＤ）１２が配置されている。さらに、その下方には電話番号を入力したり文字入力などを行うテンキー１３ａ、およびカーソルなどのポインタを操作してさまざまな入力を行えるポインティングデバイス１３ｂを備えた操作スイッチ群１３が配置されている。また、上部には、無線により基地局を介して公衆電話網２に接続可能な通信用アンテナ１７も備えている。
【００１９】
ＬＣＤ１２に表示されているように、本例の携帯電話１は無線を介して公衆通信網２に接続して通信を行う通信機能３、インターネットのブラウザ機能４、スケジュール管理機能５、メール機能６、さらには図示されていないが時計機能、アドレス帳機能、音楽再生機能など、多種多用な機能が搭載されている。そして、本例の携帯電話１は、通信機能３も含めたすべての機能を稼動させることができる汎用モードＭ０と、通信機能３が非稼動になり、搭載された機能のうち、通信機能３と連動しなくても利用できる非通信機能７が使用可能となる非通信モードＭ１の２つの動作モードを有している。そして、図１（ｂ）に示すように、ハウジング１０の裏面１０ｂの上方には、正面１０ａのＬＣＤ１２とは異なった第２の表示手段となる液晶パネル（ＬＣＤ）１５が配置されており、携帯電話１が非通信モードＭ１になると、図１（ｃ）に示すように裏面のＬＣＤ１５には、非通信モードの認識表示２０が表示される。
【００２０】
正面のＬＣＤ１２は汎用モードＭ０および非通信モードＭ１の双方の動作モードで使用可能であり、例えば、非通信モードＭ１のときに液晶パネル１２ではメール機能６のうち、通信機能３と連動しない、メールの作成、受信済メールの閲覧を行ったり、ブラウザ機能４のうち、通信機能３と連動しない、ダウンロード済のコンテンツの閲覧などを行ったり、通信機能３と連動しないスケジュール機能５を稼動させることができる。以降においては、これらの通信機能３と連動しないで利用できる機能を非通信機能７と称することとする。これに対し、背面１０ｂのＬＣＤ１５には、携帯電話１が非通信モードＭ１に切り替えられたときに、その旨を示す識別マーク（識別表示）２０が表示される専用のディスプレイとなっており、ユーザが非通信モードＭ１で携帯電話１を使用しているときは、非通信モードＭ１であることを示す識別マークが常に表示される。このため、ユーザ以外の第３者であっても、背面のＬＣＤ１５を見ることにより、識別マーク２０が表示されているか否かにより、携帯電話１が非通信モードＭ１で使用されているか否かを容易に判別できる。
【００２１】
したがって、本例の携帯電話１は、裏側のＬＣＤ１５により、汎用モードＭ０で、図１（ａ）および（ｂ）に示すように、通信機能を利用したり、あるいは待機モードで公衆電話網２の基地局に対して電波２ａを発信しているか、非通信モードＭ１で携帯電話１から電波２ａが一切発信されていないかが第３者にも一目瞭然でわかるようになっている。汎用モードＭ０と、非通信モードＭ１との切り替えは、以下で説明するようにいくつかの要因で行われるようになっている。その１つは通信用アンテナ１７の操作である。本例の携帯電話１は正面１０ａの側から見て上部の左側に伸縮可能な通信用アンテナ１７が設けられているが、図１（ａ）および（ｂ）に示すように、通信用アンテナ１７が伸びた状態であると汎用モードＭ０であり、図１（ｃ）に示すように、通信用アンテナ１７を縮めると非通信モードＭ１に移行する。したがって、本例の携帯電話１は、通信用アンテナ１７が伸びているか、縮んでいるかでも電波を発信している汎用モードＭ０か、電波を発信しない非通信モードＭ１かの区別がつく。さらに、本例の携帯電話１は、自己の現在位置に基づきモードを切替できるようになっており、そのため、自己の現在位置の情報を電波測位により取得可能な位置情報取得手段であるＧＰＳユニット１９が内蔵されている。また、本例の携帯電話１は、これらの機能およびハードウェアを駆動するためのバッテリー１６も備えている。
【００２２】
図２に、本例の携帯電話１の概略構成を示してある。この図に示すように、本例の携帯電話１は、通信用アンテナ１７から電波を送受信することにより公衆電話網２の基地局と交信してデータの送受信を行うＲＦ部３０と、上述した正面の汎用のＬＣＤ１２と、識別マークを表示するための背面のＬＣＤ１５と、電波測位により現在地を取得するＧＰＳユニット１９などを内蔵しており、さらに、これらＲＦ部３０、液晶パネル１２および１５、ＧＰＳユニット１９などの装置全体の制御を行う制御部３１とを有している。これらＲＦ部３０、制御部３１、液晶パネル１２および１５、ＧＰＳユニット１９などのハードウェアのそれぞれはバッテリー１６から供給される直流電源によって駆動するようになっており、直流電源の供給ライン１６ａに設けられたメインスイッチ３２を操作スイッチ群１３から操作することによりオンオフできる。
【００２３】
本例の携帯電話１は、このメインスイッチ３２に加えて、ＲＦ部３０への電力供給のみをオンオフ可能な切替手段であるサブスイッチ３４が電力供給ライン１６ａに設けられている。このため、このサブスイッチ３４をオフ状態にすることにより、ＲＦ部３０への電力供給のみを遮断できる。したがって、本例の携帯電話１では、サブスイッチ３４をオンオフするだけで、通信機能３も含めたすべての機能を使用できる汎用モードＭ０と、通信機能３が非稼動となるが、非通信機能７は使用できる非通信モードＭ１に切り替えることができる。
【００２４】
非通信モードＭ１では、ＲＦ部３０への電力供給が遮断されているので、通信手段であるＲＦ部３０は稼動しない。したがって、公衆電話網２の基地局に向かって通信用アンテナ１７から電波２ａを発信することはない。このため、それに起因してペースメーカーや医療機器、さらにはその他の制御機器などを誤動作させる心配はなくなる。しかしながら、この非通信モードＭ１では、ＲＦ部３０を除いた他のハードウェアには通常通り電力が供給される。したがって、ＲＦ部３０と連動しない非通信機能７は使用可能であり、上述したように、たとえば、ダウンロード済のコンテンツを閲覧したり、スケジュール管理ソフトを動かしたり、メールの読み書きを行ったりすることができる。
【００２５】
さらに、本例の携帯電話１は、非通信モードＭ１であることを表示するＬＣＤ１５を、汎用のＬＣＤ１２とは別に備えているので、上記のような非通信機能７を通常通り汎用のＬＣＤ１２を用いて動かすことができる。
【００２６】
一方、サブスイッチ３４をオン状態にすると、ＲＦ部３０へ電力が供給され、ＲＦ部３０を稼動し、通信機能３を使用できる汎用モードＭ０になる。また、ＲＦ部３０に対する電力の供給が再開すると，本例の携帯電話１においては、近傍の基地局に電波を発信して通話可能な状態になったことを指示するので、電話やその他の通信を受信できる状態となる。このサブスイッチ３４のオンオフ制御は、本例においては、制御部３１に設けられたモード切替部３５により、通信用アンテナ１７の操作、ＧＰＳ１９により取得される現在位置情報などに基づき行われる。
【００２７】
図３に、本例の携帯電話１における動作モードを切り替える処理のフローチャートを示してある。本例の携帯電話１では、電源が投入されると、ステップ４１において、携帯電話１のモード切替部３５に現在設定されているモードが判定される。現在の動作モードが汎用モードＭ０であれば、ステップ４２において、ＧＰＳユニット１９を介して現在の自己位置φ１を測位する。モード切替部３５では、ステップ４３で現在の自己位置φ１が携帯電話の使用禁止エリア内、例えば、電車内であれば、ステップ４４で、サブスイッチ３４がオフ状態にされてＲＦ部３０への電力供給をオフし、非通信モードＭ１に移行する。測位された現在の自己位置φ１が、携帯電話１の使用禁止エリアでなければ、動作モードは切り替えられず、ステップ４２に戻り、一定の間隔をおいて現在の自己位置φ１を測位する処理が繰り返す。したがって、携帯電話１の利用者が使用禁止エリアに入ると遅滞無く、自動的に携帯電話１の動作モードは非通信モードＭ１に移行する。
【００２８】
測位された現在位置φ１が禁止エリア内か否かの判断は、例えば、車両が走る路線や病院などの禁止エリアに相当する地図情報を予め携帯電話１のメモリなどに内蔵しており、ＧＰＳユニット１９で取得した自己位置φ１と、その地図情報を照合することにより実現できる。あるいは、ＧＰＳユニット１９で測位した現在位置情報φ１をインターネットなどのコンピュータネットワークを介してインターネット上にオープンしている地図サーバに照会し、取得した現在位置φ１が禁止エリアであるか否かを判断することも可能である。
【００２９】
また、本例の携帯電話１のモード切替部３５は、ステップ４２において、ＧＰＳユニット１９で衛星が捕捉されずに、自己位置φ１を入手できないときにも、ステップ４３で禁止エリア内に居ると判断し、強制的にサブスイッチ３４をオフ状態にして非通信モードＭ１に切り替える。衛星が捕捉できない場合は、携帯電話１の所持者が病院などの禁止エリアに相当する建屋内にいる可能性が高いからである。また、病院にかぎらず、レストラン、会社内、劇場内などにおいては、携帯電話１の使用が自粛される傾向にあり、電波の影響をなくすこととは別に、あるいは加えて、このようにＧＰＳ１９で自己位置情報φ１が得られたか否かで携帯電話の通信機能をオンオフすることは携帯電話１の使用を適正にできる点でも望ましい。
【００３０】
さらに、ＧＰＳ１９で自己位置情報φ１が得られるか否かで禁止エリアにいるか否かを判断する方法は、地図情報が無くても禁止エリアであるか否かが判断できる点で好ましい。すなわち、地図情報は情報量が多いために、携帯電話などの小型で携帯に適した端末装置に収納するには適さない情報であり、地図情報を収納することにより、他のコンテンツやメールなどに使用できるメモリ容量が限られてしまう可能性がある。インターネット上の地図サーバを使用することにより、この問題もある程度解決されるが、建屋内などの携帯電話１が電波を発信しても通信できない場所では、インターネットを介して提供されるサービスを利用することができない。これに対し、ＧＰＳ１９で自己位置情報φ１が得られたか否かという判断は、地図情報などは不要であり、メモリも消費されず、さらにインターネットに接続しなくても行うことができる。
【００３１】
ＧＰＳ１９で自己位置情報φ１が得られたか否かの代わりに、ＲＦ部３０で基地局との交信ができたか否かで判断することも可能である。すなわち、建屋内などで基地局との通信ができないときはスイッチ３４でＲＦ部３０の動作を停止させることができる。しかしながら、受動型のＧＰＳユニット１９であれば、電波を受信したところで自己位置を検出することができるのに対し、携帯電話機能により自己位置を検出しようとすると、電波を発信する必要があり、病院や列車内などの禁止エリアでそのような処理は適さない。したがって、能動型の通信システムではなく、ＧＰＳユニットなどの電波を受信して位置を判断できる位置情報取得手段によりモードを切り替えられるようにすることが望ましい。
【００３２】
図３に示したフローチャートにおいて、ステップ４１で非通信モードＭ１である場合は、ステップ４５でＧＰＳユニット１９で衛星が捕捉されているか否かの判断が行われ、衛星が捕捉されていないときは病院などの禁止エリア内にいると判断し、モードを汎用モードＭ０に切り替えない。そして、一定の間隔で衛星が捕捉できたか否かを繰り返して判断し、衛星を捕捉したときには、ステップ４６において、サブスイッチ３４をオン状態に移して、ＲＦ部３０への電力供給し、通信機能３を使用可能な汎用モードＭ０に切り替える。このように衛星を捕捉したときに自動的に汎用モードＭ０に切り替えることにより、病院などの建物の外に出たときにマニュアルで汎用モードＭ０に切り替えるといった操作は不要であり、非常に使い勝手が良い。いったん汎用モードＭ０になると、上述したようにステップ４２で自己位置φ１を検出し、使用禁止エリアに入れば強制的に非通信モードＭ１に切り替えられる。
【００３３】
このように、本例の携帯電話１は、通信手段であるＲＦ部３０に電力を供給するスイッチ３４を上記のような条件で操作することにより、通信機能３も合わせて全ての機能を使用可能な汎用モードＭ０と、ＲＦ部３０は使用できないが、非通信機能７は使用できる非通信モードＭ１とに切り替えることができる。非通信モードＭ１に切り替えれば、通信用アンテナ１７から電波２ａを発生させることなく、携帯電話１に予め内蔵されたブラウザ機能４、スケジュール管理機能５、受信済メールの閲覧機能６を使用することができるので、病院、航空機内、電車やバス等の中などの携帯電話１の使用が禁止されているエリアであっても、安心して携帯電話１を情報端末として使用することができる。すなわち、非通信モードＭ１にすることにより、通信機能以外の非通信機能は使用可能であり、そのとき、通信用アンテナ１７から電波２ａは発生しない。したがって、ペースメーカーや医療機器などの電子機器が、携帯電話１から発信される電波によって誤動作する可能性をなくすことができる。このため、携帯電話に多種多様なソフトウェアを搭載し、場所の制限を受けずに、それらのソフトウェアをどこでも簡単に手軽に使用することができる便利で使い勝手の良い携帯電話を実現できる。
【００３４】
また、本例の携帯電話１では、動作モードの切替は、アンテナ１７を操作することによりユーザが行うことも可能であるが、ＧＰＳユニット１９で入手した自己位置φ１の情報に基づき自動的に行われるようになっているので、ユーザが知らずに禁止エリアに入った場合でも自動的に非通信モードＭ１に切り替わる。また、禁止エリアから出ると自動的に汎用モードＭ０に切り替わる。このため、禁止エリアに居る人々には迷惑をかけずに、その一方で、禁止エリアから出たときは自動的に通信を行い、遅滞なく、電子メールや電話を受けることができる。
【００３５】
さらに、本例の携帯電話１では、非通信モードＭ１に切り替わると、ハウジング１０の背面側に配置された液晶パネル１５に非通信モードＭ１であることを他人から分かりやすい識別マーク（識別表示）２０で表示する。したがって、周囲の第３者からの携帯電話１を使用しているために電波を発信しているとの誤解を招かずに、安心して携帯電話１を使用できる。
【００３６】
図４に、本例の携帯電話１の裏側のＬＣＤ１５に表示した例を示してある。電源オフのときは図４（ａ）に示すように、ＬＣＤ１５には何も表示されない。次に、電源オンし、汎用モードＭ０のときは、図４（ｂ）に示すように、携帯電話のマーク２０ｂとその周囲を囲む円のマーク２０ａとが表れ、携帯電話の通信機能が使用可能であり、電波が発信されていることを識別するマーク２１が表示される。一方、禁止エリアに入って非通信モードＭ１になると、図４（ｃ）に示すように、携帯電話のマーク２０ａを斜めに横切る太い斜線２０ｃを備えた、携帯電話の通信機能が使用できる電波が出ていないことを示す識別マーク２０が表示される。このため、第３者は、携帯電話１の背面１０ｂに表示された識別マーク２０を見ることにより、一目して携帯電話１は使用しているが、その通信機能は凍結されており、電波が出ない状態で使用していることが認識できる。したがって、本例の携帯電話１のユーザは、使用禁止エリアで、受信済メールを閲覧するなどの非通信機能７を、周囲の人々から誤解されることなく気軽に利用できる。
【００３７】
また、本例の携帯電話１は、正面１０ａの側に汎用のＬＣＤ１２を備えているので、識別マーク２０を携帯電話１の背面側の液晶パネル１５に占有しても正面側の液晶パネル１２を各非通信機能７のためにフルに使用でき、非通信モードＭ１においても、汎用モードＭ０のときと同様に受信済メールやダウンロード済のコンテンツを表示するなどの非通信機能を利用できる。
【００３８】
また、本例の識別マーク２０を表示する裏面の表示手段はＬＣＤ１５なので、識別マークの形態は自由に設定できる。たとえば、識別マーク２０は予め携帯電話１のメーカなどから提供されるものであっても良く、また、ユーザによって選択または作成されたものであっても良い。携帯電話１に予め複数の識別マークを用意しておき、これらの中からユーザが好みに応じて識別マークを選択しても良い。携帯電話１に搭載されている非通信機能７を使ってユーザ自身が識別マークを作成することも可能である。これらの識別マークは、携帯電話１に内蔵されているＲＯＭあるいはＲＡＭに格納され、それらの中から制御部３１がユーザが選択したマークをＬＣＤ１５に出力する。
【００３９】
また、識別マークは図形に限定されるものではなく、たとえば、図４（ｇ）に示すように、横長の液晶パネル１５を携帯電話１の背面１０ｂに設け、この液晶パネル１５に「非通信」の文字（識別表示）２７を表示させることにより、携帯電話１を非通信モードＭ１で使用していることを他人にアピールすることが可能である。一方、汎用モードＭ０で使用しているときには、図４（ｆ）に示すように、携帯電話１で通話中であれば「通話中」の文字２２を表示し、図４（ｅ）に示すように、待機状態であれば、「待ち受け」の文字２３を表示するといったように、非通信モードであることを表示する以外にも背面のＬＣＤを利用することができる。なお、図４（ｄ）に示すように、電源のオフ時には液晶パネル１５には何も表示されない。
【００４０】
識別マーク２０や文字２７を表示させるための第２の表示手段としては液晶パネル１５に限定されることはなく、例えば、ＬＥＤを点灯させることにより、特定のマークが表示されるようにすることができる。すなわち、予めデザインされた識別表示を非通信モードＭ１に切り替えたときに点灯させるようにしても良い。図５（ａ）から（ｃ）に示した例では、太い線の円２６ａと、この円２６ａの内側に表示される雷型のマーク２６ｂと、このマーク２６ｂを斜めに横切る太い斜線２６ｃとからなる識別マーク（識別表示）２６が用意されており、電源オフのときは図５（ａ）に示すようにいずれのマークも点灯せず、電源がオンになって汎用モードＭ０になると、図５（ｂ）に示すように、雷型のマーク２６ｂのみが点灯する。したがって、通信機能３が稼動可能であることが外部から分かる。さらに、非通話モードＭ１になると、図５（ｃ）に示すように、雷型のマーク２６ｂに加えて、周囲の太い線の円２６ａと、斜めに横切る太い斜線２６ｃも点灯し、通話機能３が稼動しておらず、電波が出ない状態であることが外部から分かるようになっている。
【００４１】
図５（ｄ）から（ｆ）に示した例では、雷型のマークに代わって、携帯電話を示す印刷ロゴ２４ａが貼り付けられており、図５（ｄ）に示すように、電源オフのときはマークは点灯されないが、電源オンで汎用モードＭ０のときは、主意の太い線の円２６ａが点灯され、携帯電話としての機能、すなわち、通信機能が使用できる状態であることが分かる。また、非通話モードＭ１のときは、斜めに横切る斜線２６ｃも表示され、上記と同様に通信機能が使用できない状態で電波が発信されない状態であることが分かる。
【００４２】
さらに、背面に設けられた第２の表示手段をモードを切り替えるスイッチと兼用することも可能である。図６には、メインスイッチ３２による電源のオンオフと、サブスイッチ３４による動作モードの切替をマニュアルで操作可能な操作部としてスライド式のスイッチをハウジングの背面１０ｂに設けた例を示してある。図６（ａ）に示すように、メインの電源をオフするときは、スイッチ３７が中間位置にあり、表示プレート３６には何も表示されない。これに対し、図６（ｂ）に示すように、スイッチ３７を下方に動かすと、メイン３２の電源が入り、サブスイッチ３４も入った汎用モードＭ０になる。そして、表示部３６の上方が開き，そこに記載された「電話モード」の文字３８が表れる。一方、スイッチ３７を上方に動かすと、メイン３２の電源は入るが、サブスイッチ３４はオンにならない非通信モードＭ１となる。そして、表示部３６の下方が開き、そこに記載された個人情報管理機能の略である「ＰＩＭモード」の文字（識別表示）３９が表れる。したがって、このスイッチ３７を表示部として利用した例では、動作モードを切り替える操作と同時に各文字３８および３９を現すことができ、切替スイッチ自身は実質的に第２の表示手段を兼ねている。なお、このような切替スイッチ３７によって携帯電話１の動作モードを切り替える場合は、アンテナ１７によって動作モードを切り替える場合と同様に、ＧＰＳユニット１９の自己位置φ１に基づき動作モードを切り替える機能などと併用することも可能である。
【００４３】
なお、以上では携帯電話を例に説明したが、本発明はＰＨＳなどの通信系の端末装置、およびＰＤＡなどの情報処理系の端末装置のいずれにおいても通信機能を有する端末機器に対して適用可能である。また、本例の携帯電話１では、ＧＰＳユニット１９によって現在の自己位置φ１を取得しているが、ＧＰＳユニットに限定されることはなく、携帯電話やＰＨＳの基地局から自己位置φ１を取得することも可能であるが、上述したように、ＧＰＳを始めとする、ＦＭ多重放送やＶＩＣＳを介して自己位置φ１を取得する受動型のシステムが本発明には適している。
【００４４】
さらに、非通信モードＭ１を他人にアピールするための識別表示を表示する液晶パネル１５あるいはＬＥＤなどが背面に用意された例を説明しているが、非通信モードＭ１のときにハウジングの上部に設けたランプを点灯・消灯したり、非通話モードであることを示す音声などを出したりするなどの方法で他人に非通信モードであることをアナウンスすることも勿論可能である。
【００４５】
また、上述に説明した本発明にかかる携帯電話１としての機能は、図３のフローチャートを用いて説明した処理を実行可能な命令を有するファームウェアなどの制御プログラムとして提供することが可能であり、携帯電話の制御部３１としての機能を有するＣＰＵがアクセス可能なＲＯＭ、メモリカードなどに格納し、使用することができる。
【００４６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯端末装置およびその制御方法では、通信機能を使用できる汎用モードと、通信機能は使用できないがダウンロード済のコンテンツなどの非通信機能を使用できる非通信モードとを切替できるようにしている。このため、病院などの通信装置の使用禁止エリアでは、装置から電波を発生させることなく、上記のコンテンツや受信済メールの閲覧を行うことができるので、医療機器などを誤動作させるなどの他人に迷惑をかけることなく、携帯端末装置を情報端末として有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる携帯電話の外観を示す図であり、図１（ａ）はその正面図、図１（ｂ）はその背面図、図１（ｃ）は非通信モードのときの背面の様子を示す図である。
【図２】本例の携帯電話の概略構成を示す図である。
【図３】本例の携帯電話で行われる動作モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図４】本例の携帯電話の第２の表示手段としての液晶パネルに表示される識別マークの例を示す図である。
【図５】識別マークをＬＥＤによって表示する例を示す図である。
【図６】スライド式のスイッチを用いて動作モードの切り替えと識別マークの表示とを同時に行う例を示す図である。
【符号の説明】
１携帯電話
２公衆通信網
２ａ電波
３通信機能
７非通信機能
１２液晶パネル（第１の表示手段）
１５液晶パネル（第２の表示手段）
１６バッテリー
１７通信用アンテナ
１９ＧＰＳユニット
２０、２４、２６識別マーク（識別表示）
２７、３９文字（識別表示）
２８ＬＥＤ（第２の表示手段）
３０ＲＦ部
３１制御部
３２メインスイッチ
３４サブスイッチ
３５モード切替部
３６表示プレート
φ１自己位置（現在位置）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile terminal device such as a PHS and a mobile phone and a control method thereof.
[0002]
[Prior art]
In recent years, a mobile phone or PHS has mainly had a function of making a call using a communication means, but in addition to this, a mail function, an Internet browser function, a schedule management function, and the like have been incorporated. On the other hand, PDAs equipped with a schedule management function are equipped with a PHS function in addition to a mail function and a browser function, and the differences between mobile phones and PDAs are gradually disappearing in portable terminals. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As a result, there is a tendency that these functions are concentrated in the most popular mobile phones, and it is expected that the functions of mobile phones or PHS will be further expanded. And it is expected that there will be more opportunities to read received emails, write emails, read downloaded content, and create uploaded content on mobile phones.
[0004]
When a mobile phone or PHS is turned on, it always generates radio waves at all times or periodically for communication with the base station regardless of whether it is in a call or on standby. Therefore, in recent years, it has been pointed out that this radio wave may adversely affect several types of devices, such as malfunctioning of pacemakers, medical devices, and other control devices. For this reason, the use prohibition of mobile phones has been announced in hospitals and airplanes, and the use of mobile phones has been encouraged. Further, not only in these areas, but also in transportation such as trains and buses, there is a possibility that there are pacemaker users in the vicinity. Therefore, when the user is in a prohibited area where transmission of radio waves is not desirable, such as in a building such as a hospital or in a car such as a train, the user needs to take care not to generate radio waves by turning off the mobile phone. As a result, in such a prohibited area, the functions installed in the mobile phone cannot be used at all.
[0005]
However, as mentioned above, mobile phones are not devices that are used only for calls, but can be used without the need for communication means, such as reading and writing emails, reading and writing content, and managing schedules. It is inconvenient that all of these can not be used. For example, mail software that transmits and receives mail transmits and receives mail via communication means, but the operation of the communication means is not necessary when reading received mail or writing mail to be transmitted. The same applies when reading content downloaded by a browser. Therefore, as mobile phones equipped with applications that can be used without the operation of these communication means become more widespread in the future, it may become a major bottleneck that mobile phones cannot be used in the above prohibited areas. There is. That is, non-communication type software such as mail creation, memo function, received mail browsing, clock function, downloaded content browsing, address book creation / viewing, schedule management function, etc. It is very inconvenient for the user that the non-communication means that can be used without being accompanied cannot be used in the prohibited area. On the other hand, using mobile phones in such prohibited areas is against the public order, so devices that can only be used while sending radio waves in such prohibited areas will be used in the future. The utility value will be very weak.
[0006]
Therefore, in the present invention, a portable terminal device such as a cellular phone that can use functions installed without disturbing the surroundings even in a prohibited area where radio waves such as hospitals should not be generated, and control thereof The purpose is to provide a method.
[0007]
It is another object of the present invention to provide a portable terminal device and a control method thereof that can use the installed functions without being misunderstood as being moral in the prohibited area.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, in addition to the general-purpose mode in which the communication means can be operated, the non-communication mode in which the communication means is inactive and the non-communication means that is not linked to the communication means can be used in a state not linked to the communication means. In the prohibited area, the portable terminal device is switched to the non-communication mode, so that the portable terminal device can be used in the prohibited area without violating the morals. That is, in the portable terminal device having the communication means that can be connected to the public communication network via the radio according to the present invention, the general-purpose mode in which the communication means can be operated, and the communication means are deactivated and linked to the communication means. It is characterized by having a mode switching means capable of switching a non-communication mode in which a non-communication means that can not be used. In addition, the method for controlling the portable terminal device according to the present invention can use the first step of switching to the general-purpose mode in which the communication means can be operated, and the non-communication means that is not linked to the communication means because the communication means becomes inactive. And a second step of switching to the non-communication mode.
[0009]
In the mobile terminal device and the control method thereof according to the present invention, the non-communication means that does not link to the communication means in a state in which no radio wave is generated by switching to the non-communication mode, for example, browsing received mail, downloaded content Browsing, schedule management function, stereo function, clock function, etc. can be used. For this reason, it is not desirable to generate radio waves such as in hospitals and airplanes, or even in areas where radio wave generation is prohibited, the mobile terminal can be moved and the various software installed in it can be used. Can be used. In the non-communication mode, since the communication means is deactivated, the generation of radio waves is surely prohibited, and the possibility of malfunctioning medical devices, devices in an aircraft, and pacemakers can be further reliably reduced. Therefore, according to the mobile terminal device and the control method thereof of the present invention, it is possible to provide a mobile terminal device that can use functions that are freely installed not only outside the prohibited area but also inside the prohibited area. For this reason, various software can be integrated into a mobile terminal device having a communication function such as a PHS or a mobile phone without losing the merit of the mobile terminal device that can be used anywhere and anytime. Therefore, according to the present invention, it is possible to provide a portable terminal device having a communication function that can be used with peace of mind as an essential item in business or daily life that is becoming increasingly electronic, such as electronic payments.
[0010]
Switching between the general-purpose mode and the non-communication mode can be easily realized by providing switching means for turning on / off the power supply to the communication means and operating the switching means. That is, the present invention includes a portable terminal device having communication means that can be connected to a public communication network via radio and switching means that can independently turn on / off power supply to the communication means.
[0011]
The mode switching means or the switching means for turning on / off the power supply may be manually operated by the user when entering the prohibited area. In addition, the mobile terminal device is equipped with position information acquisition means capable of acquiring current position information from a GPS, mobile phone or PHS base station, FM multiplex broadcasting, VICS, etc., and the portable information obtained from the position information acquisition means It is possible to shift to the non-communication mode more safely by judging whether the current position of the user is in a prohibited area such as a hospital or a car based on the current position of the terminal device and automatically switching to the non-communication mode. is there. Therefore, by switching the mode in the first and second steps based on the information from the position information acquisition means and operating the switching means for turning on / off the power supply, the user can determine whether or not the current position is a prohibited area. You can use your mobile device without worrying. Furthermore, it is possible to restart the communication means by judging that the current area has moved out of the prohibited area and switching to the general-purpose mode. You can send and receive.
[0012]
Further, in the mode switching means, the switching means for turning on / off the power supply, or the first and second steps, the current position is checked against map information or the like to determine whether or not the vehicle is in a prohibited area such as a hospital or a car. You may do it. However, it is difficult to incorporate a large amount of map information in a portable terminal device, and transmission / reception of a map server or the like generates radio waves and may take time. When the user is in a building such as a hospital, radio waves often do not reach from satellites or base stations, so the current position information cannot be obtained from the position information acquisition means. Therefore, at least when the location information acquisition means cannot obtain the current location information, it can not receive radio waves from satellites, etc., it is determined that you are in a prohibited area such as a hospital, and automatically switched to non-communication mode, Even if it is not possible to collate with map information or the like, the prohibited area can be determined, and the possibility of radio waves being transmitted by mistake can be reduced. On the other hand, even if map information is not built in the mobile terminal device, it is also possible to automatically switch to the general-purpose mode by determining that the radio wave from a satellite or the like has come out of a prohibited area such as a hospital. . As a result, when the user goes out of a building such as a hospital, the mode is automatically switched to the general-purpose mode, which is easier to use than the method of manually switching to the general-purpose mode.
[0013]
In mobile terminal devices represented by mobile phones and PHS, a communication antenna connected to a communication means is provided outside, and it is generally extended to perform communication such as a call. Therefore, in the mode switching means, the switching means for turning on / off the power, or the first and second steps, when the communication antenna is extended, the mode is switched to the general-purpose mode and the antenna is contracted or the antenna is completely attached to the apparatus main body. By switching to the non-communication mode when stored in the storage area, it is possible to shift to the non-communication mode simply by operating the antenna when entering a prohibited area such as a hospital. Furthermore, by using the portable terminal device according to the present invention in the prohibited area, there is a possibility that even if the radio wave is not generated in the non-communication mode, it may be misunderstood that the radio wave is generated by a third party. The third party recognizes that the mobile terminal device is being used without generating radio waves by shrinking the communication antenna or entering the non-communication mode with the antenna completely housed in the mobile terminal device. Can be made. Therefore, it is possible to avoid the misunderstanding of a third party and to easily use the portable terminal device according to the present invention without worrying about the eyes of others.
[0014]
It is also preferable to provide means for outputting identification information, for example, display, sound, etc., that can be identified from the outside that the non-communication mode is used instead of or together with the communication antenna. In particular, in addition to the first display means used in the general-purpose mode and the non-communication mode, a second display means for displaying an identification display capable of recognizing the non-communication mode from the outside is provided. Instead, the third party can recognize that the communication mode is not in use. By providing the second display means different from the general-purpose first display means, the second display means is disposed on the surface opposite to the surface of the portable terminal device on which the first display means is disposed. It is possible to display an identification display indicating the non-communication mode in a state that can be easily viewed by a third party. That is, according to the present invention, in a portable terminal device having communication means connectable to a public telephone network via radio, it is possible to display the first display means used for general purposes and the fact that the communication means is inactive And a second display means. Further, in a portable terminal device having communication means connectable to the public telephone network via radio, a first display means used for general purposes and the surface of the portable terminal device provided with the first display means And a second display means provided on the opposite surface of the portable terminal device.
[0015]
Therefore, in the portable terminal device of the present invention, by using the second display means, the portable terminal device can be placed in the non-communication mode in a non-communication mode without worrying about the eyes of the third party even in the prohibited area. It is possible to provide a portable terminal device that can be used and is easy to use in such an environment.
[0016]
As the mode switching means or the switching means for turning on / off the power supply, it is possible to use a changeover switch that also serves as the second display means. When the changeover switch is operated, the mode is switched to the non-communication mode and is in the non-communication mode. An identification display indicating can appear. In addition, when the second display means includes an identification display designed in advance, the identification display may be turned on when the mode is switched to the non-communication mode in the second step. Further, when the second display means can display a character or an image, there is provided means for displaying the identification display selected or created by the user on the second display means when the mode is switched to the non-communication mode. In the step, it is possible to output such an identification display.
[0017]
The portable terminal device and the control method thereof according to the present invention include the first step of switching to the general-purpose mode in which the communication unit is operated, and the non-communication in which the communication unit is inactive and the non-communication unit not linked to the communication unit can be used. As a control program having an instruction that can execute the second step of switching to the mode, it can be provided by being recorded on a computer-readable recording medium such as a CD-ROM or a memory card. And the portable terminal device and control method of this invention are realizable by downloading a control program to the memory which a portable terminal device contains.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows the appearance of a mobile phone according to the present invention. As shown in FIG. 1A, the cellular phone 1 of this example has an elongated flat housing 10, and a liquid crystal panel (LCD) 12 is disposed above the front surface 10a. In addition, an operation switch group 13 including a numeric keypad 13a for inputting a telephone number or inputting characters and a pointing device 13b for operating various pointers such as a cursor are arranged below that. In addition, a communication antenna 17 that can be connected to the public telephone network 2 via a base station by radio is also provided at the top.
[0019]
As displayed on the LCD 12, the mobile phone 1 of this example is connected to the public communication network 2 via a wireless communication function 3 for communication, an Internet browser function 4, a schedule management function 5, a mail function 6, Furthermore, although not shown, various functions such as a clock function, an address book function, and a music playback function are installed. The mobile phone 1 of this example has a general-purpose mode M0 capable of operating all functions including the communication function 3, and the communication function 3 is deactivated. There are two operation modes, a non-communication mode M1, in which the non-communication function 7 that can be used without being linked can be used. As shown in FIG. 1B, a liquid crystal panel (LCD) 15 serving as a second display means different from the LCD 12 on the front surface 10a is disposed above the back surface 10b of the housing 10 and is portable. When the telephone 1 enters the non-communication mode M1, a recognition display 20 for the non-communication mode is displayed on the back LCD 15 as shown in FIG.
[0020]
The front LCD 12 can be used in both the general-purpose mode M0 and the non-communication mode M1. For example, in the non-communication mode M1, the liquid crystal panel 12 is not linked to the communication function 3 of the mail function 6 in the mail function 6. Creation, browsing of received mail, browsing function of the browser function 4 not linked to the communication function 3, browsing of downloaded content, etc., or running the schedule function 5 not linked to the communication function 3 it can. Hereinafter, a function that can be used without being linked to these communication functions 3 will be referred to as a non-communication function 7. On the other hand, the LCD 15 on the back surface 10b is a dedicated display on which an identification mark (identification display) 20 indicating that is displayed when the mobile phone 1 is switched to the non-communication mode M1. When the mobile phone 1 is used in the non-communication mode M1, an identification mark indicating that it is in the non-communication mode M1 is always displayed. For this reason, even a third party other than the user can determine whether the mobile phone 1 is being used in the non-communication mode M1 depending on whether the identification mark 20 is displayed by looking at the LCD 15 on the back side. Easy to distinguish.
[0021]
Therefore, the mobile phone 1 of this example uses the communication function as shown in FIGS. 1A and 1B in the general-purpose mode M0 by the LCD 15 on the back side, or uses the public telephone network 2 in the standby mode. The third party can easily recognize whether the radio wave 2a is transmitted to the base station or whether the mobile phone 1 is not transmitting any radio wave 2a in the non-communication mode M1. Switching between the general-purpose mode M0 and the non-communication mode M1 is performed by several factors as described below. One of them is the operation of the communication antenna 17. The mobile phone 1 of this example is provided with a communication antenna 17 that can be expanded and contracted on the upper left side when viewed from the front 10a side. However, as shown in FIGS. Is in the general-purpose mode M0, and as shown in FIG. 1C, when the communication antenna 17 is contracted, the non-communication mode M1 is entered. Therefore, in the cellular phone 1 of this example, it is possible to distinguish between the general-purpose mode M0 that transmits radio waves and the non-communication mode M1 that does not transmit radio waves, even if the communication antenna 17 is extended or contracted. Furthermore, the cellular phone 1 of the present example can switch modes based on its own current position. Therefore, the GPS unit 19 which is position information acquisition means capable of acquiring information on its current position by radio wave positioning. Is built-in. The cellular phone 1 of this example also includes a battery 16 for driving these functions and hardware.
[0022]
FIG. 2 shows a schematic configuration of the mobile phone 1 of this example. As shown in this figure, the cellular phone 1 of this example includes an RF unit 30 that communicates with a base station of the public telephone network 2 by transmitting and receiving radio waves from the communication antenna 17, and the above-described front surface. A general-purpose LCD 12, a rear LCD 15 for displaying an identification mark, a GPS unit 19 that acquires the current location by radio wave positioning, and the like. Further, the RF unit 30, the liquid crystal panels 12 and 15, and the GPS unit 19 and the like, and a control unit 31 that controls the entire apparatus. Each of the hardware such as the RF unit 30, the control unit 31, the liquid crystal panels 12 and 15, and the GPS unit 19 is driven by a DC power supplied from the battery 16, and is provided in a DC power supply line 16a. The main switch 32 can be turned on / off by operating from the operation switch group 13.
[0023]
In the cellular phone 1 of this example, in addition to the main switch 32, a sub switch 34, which is a switching unit capable of turning on / off only the power supply to the RF unit 30, is provided in the power supply line 16a. For this reason, it is possible to cut off only the power supply to the RF unit 30 by turning off the sub switch 34. Therefore, in the cellular phone 1 of this example, the general-purpose mode M0 in which all functions including the communication function 3 can be used and the communication function 3 are deactivated only by turning the sub switch 34 on and off. Can be switched to a usable non-communication mode M1.
[0024]
In the non-communication mode M1, since the power supply to the RF unit 30 is cut off, the RF unit 30 as a communication unit does not operate. Therefore, the radio wave 2a is not transmitted from the communication antenna 17 toward the base station of the public telephone network 2. For this reason, there is no fear of causing malfunction of the pacemaker, medical equipment, and other control equipment due to this. However, in the non-communication mode M1, power is supplied to the other hardware except for the RF unit 30 as usual. Therefore, the non-communication function 7 not linked to the RF unit 30 can be used. As described above, for example, the downloaded content can be browsed, schedule management software can be operated, and mail can be read and written. it can.
[0025]
Further, since the mobile phone 1 of this example is provided with the LCD 15 for displaying the non-communication mode M1 separately from the general-purpose LCD 12, the non-communication function 7 as described above is used as usual. Can be moved.
[0026]
On the other hand, when the sub switch 34 is turned on, power is supplied to the RF unit 30, the RF unit 30 is operated, and the general-purpose mode M 0 in which the communication function 3 can be used is set. Further, when the supply of power to the RF unit 30 is resumed, the cellular phone 1 of this example indicates that it is ready to make a call by transmitting a radio wave to a nearby base station. Can be received. In this example, the on / off control of the sub switch 34 is performed based on the operation of the communication antenna 17 and the current position information acquired by the GPS 19 by the mode switching unit 35 provided in the control unit 31.
[0027]
FIG. 3 shows a flowchart of processing for switching the operation mode in the cellular phone 1 of this example. In the cellular phone 1 of this example, when the power is turned on, the mode currently set in the mode switching unit 35 of the cellular phone 1 is determined in step 41. If the current operation mode is the general-purpose mode M0, in step 42, the current self position φ1 is measured via the GPS unit 19. In the mode switching unit 35, if the current self position φ1 is within the use prohibition area of the mobile phone, for example, in a train at step 43, the sub switch 34 is turned off at step 44 and the power to the RF unit 30 is The supply is turned off and the mode shifts to the non-communication mode M1. If the measured current self position φ1 is not a use-prohibited area of the mobile phone 1, the operation mode is not switched, and the process returns to step 42 and repeats the process of positioning the current self position φ1 at regular intervals. . Therefore, when the user of the mobile phone 1 enters the use prohibited area, the operation mode of the mobile phone 1 automatically shifts to the non-communication mode M1 without delay.
[0028]
The determination as to whether or not the measured current position φ1 is within the prohibited area includes, for example, map information corresponding to a prohibited area such as a route on which the vehicle runs or a hospital is built in the memory of the mobile phone 1 in advance. This can be realized by collating the self-location φ1 acquired in 19 with the map information. Alternatively, the current position information φ1 measured by the GPS unit 19 is referred to a map server open on the Internet via a computer network such as the Internet, and it is determined whether or not the acquired current position φ1 is a prohibited area. It is also possible.
[0029]
Further, the mode switching unit 35 of the mobile phone 1 of this example determines that it is in the prohibited area in step 43 even when the GPS unit 19 does not capture the satellite and the self position φ1 cannot be obtained in step 42. Then, the sub switch 34 is forcibly turned off to switch to the non-communication mode M1. This is because if the satellite cannot be captured, the owner of the mobile phone 1 is likely to be in a building corresponding to a prohibited area such as a hospital. In addition, not only in hospitals, but in restaurants, offices, theaters, etc., the use of mobile phones 1 tends to be restrained, and in addition to or in addition to eliminating the effects of radio waves, GPS 19 is used in this way. Turning on / off the communication function of the mobile phone depending on whether or not the self-location information φ1 has been obtained is also desirable in that the mobile phone 1 can be used appropriately.
[0030]
Further, the method of determining whether or not the vehicle is in the prohibited area based on whether or not the self position information φ1 is obtained by the GPS 19 is preferable in that it can be determined whether or not the vehicle is in the prohibited area even if there is no map information. In other words, because map information has a large amount of information, it is information that is not suitable for storage in a small and portable terminal device such as a mobile phone. By storing map information, it can be used for other contents or e-mails. There is a possibility that the memory capacity that can be used is limited. Although this problem can be solved to some extent by using a map server on the Internet, a service provided via the Internet is used in places where the mobile phone 1 such as a building cannot communicate even if it transmits radio waves. I can't. On the other hand, whether or not the self-position information φ1 is obtained by the GPS 19 does not require map information or the like, does not consume memory, and can be determined without being connected to the Internet.
[0031]
Instead of whether or not the GPS 19 has obtained the self-location information φ1, it is also possible to determine whether or not the RF unit 30 has been able to communicate with the base station. That is, when communication with the base station is impossible in a building or the like, the operation of the RF unit 30 can be stopped by the switch 34. However, the passive GPS unit 19 can detect its own position when it receives a radio wave, but if it tries to detect its own position using a mobile phone function, it needs to transmit a radio wave, Such treatment is not suitable for prohibited areas such as trains and trains. Therefore, it is desirable that the mode can be switched not by an active communication system but by a position information acquisition unit that can receive a radio wave such as a GPS unit and determine the position.
[0032]
In the flowchart shown in FIG. 3, when the non-communication mode M1 is determined in step 41, it is determined in step 45 whether or not the satellite is captured by the GPS unit 19, and if the satellite is not captured, the hospital Therefore, the mode is not switched to the general-purpose mode M0. Then, it is repeatedly determined whether or not the satellite has been captured at a constant interval. When the satellite is captured, in step 46, the sub switch 34 is turned on to supply power to the RF unit 30, and the communication function. 3 is switched to the usable general-purpose mode M0. By automatically switching to the general-purpose mode M0 when the satellite is captured in this way, there is no need to manually switch to the general-purpose mode M0 when going out of a building such as a hospital, which is very convenient. . Once the general-purpose mode M0 is entered, the self-position φ1 is detected in step 42 as described above, and when the mode enters the use-prohibited area, it is forcibly switched to the non-communication mode M1.
[0033]
As described above, the cellular phone 1 of this example can use all functions including the communication function 3 by operating the switch 34 that supplies power to the RF unit 30 as a communication means under the above-described conditions. The general-purpose mode M0 and the RF unit 30 cannot be used, but the non-communication function 7 can be switched to the usable non-communication mode M1. By switching to the non-communication mode M1, it is possible to use the browser function 4, the schedule management function 5, and the received mail browsing function 6 built in the mobile phone 1 without generating the radio wave 2a from the communication antenna 17. Therefore, even in areas where use of the mobile phone 1 is prohibited such as in hospitals, airplanes, trains, buses, etc., the mobile phone 1 can be used as an information terminal with peace of mind. That is, by setting the non-communication mode M1, non-communication functions other than the communication function can be used, and at that time, the radio wave 2a is not generated from the communication antenna 17. Therefore, the possibility that electronic devices such as pacemakers and medical devices malfunction due to radio waves transmitted from the mobile phone 1 can be eliminated. For this reason, it is possible to realize a convenient and easy-to-use mobile phone in which a wide variety of software is installed in the mobile phone and the software can be used easily and easily anywhere without being limited by the location.
[0034]
Further, in the mobile phone 1 of this example, the user can switch the operation mode by operating the antenna 17, but it is automatically performed based on the information of the self position φ 1 obtained by the GPS unit 19. Therefore, even when the user enters the prohibited area without knowing it, the mode automatically switches to the non-communication mode M1. Further, when the vehicle exits the prohibited area, the mode is automatically switched to the general purpose mode M0. For this reason, without disturbing people in the prohibited area, on the other hand, when leaving the prohibited area, it automatically communicates and can receive e-mails and telephones without delay.
[0035]
Furthermore, in the cellular phone 1 of this example, when the mode is switched to the non-communication mode M1, the identification mark (identification display) 20 that the liquid crystal panel 15 disposed on the back side of the housing 10 can easily recognize that the mode is the non-communication mode M1. Is displayed. Therefore, the mobile phone 1 can be used with peace of mind without causing misunderstanding that radio waves are transmitted because the mobile phone 1 from a surrounding third party is used.
[0036]
FIG. 4 shows an example displayed on the LCD 15 on the back side of the mobile phone 1 of this example. When the power is off, nothing is displayed on the LCD 15 as shown in FIG. Next, when the power is turned on and in the general-purpose mode M0, as shown in FIG. 4B, a mobile phone mark 20b and a circle mark 20a surrounding the mobile phone mark appear, and the mobile phone communication function can be used. A mark 21 for identifying that radio waves are transmitted is displayed. On the other hand, when entering the prohibited area and entering the non-communication mode M1, as shown in FIG. 4 (c), there is a radio wave with a thick diagonal line 20c that diagonally crosses the mobile phone mark 20a and that can be used for the mobile phone communication function. An identification mark 20 indicating that it has not come out is displayed. For this reason, the third party uses the mobile phone 1 at a glance by looking at the identification mark 20 displayed on the back surface 10b of the mobile phone 1, but the communication function is frozen and the radio wave is not transmitted. It can be recognized that it is used in a state where it does not come out. Therefore, the user of the mobile phone 1 of this example can easily use the non-communication function 7 such as browsing received mail in the use prohibited area without being misunderstood by the surrounding people.
[0037]
Further, since the cellular phone 1 of this example is provided with a general-purpose LCD 12 on the front surface 10a side, the front-side liquid crystal panel 12 can be used even if the identification mark 20 is occupied by the back-side liquid crystal panel 15 of the cellular phone 1. It can be used fully for each non-communication function 7, and in the non-communication mode M1, a non-communication function such as displaying received mail or downloaded content can be used as in the general mode M0.
[0038]
Further, since the display means on the back surface for displaying the identification mark 20 of this example is the LCD 15, the form of the identification mark can be freely set. For example, the identification mark 20 may be provided in advance by the manufacturer of the mobile phone 1 or may be selected or created by the user. A plurality of identification marks may be prepared in advance on the mobile phone 1, and the user may select an identification mark from among these according to his / her preference. It is also possible for the user himself to create an identification mark using the non-communication function 7 installed in the mobile phone 1. These identification marks are stored in a ROM or RAM built in the mobile phone 1, and the control unit 31 outputs a mark selected by the user to the LCD 15.
[0039]
Further, the identification mark is not limited to a figure. For example, as shown in FIG. 4G, a horizontally long liquid crystal panel 15 is provided on the back surface 10b of the mobile phone 1, and the liquid crystal panel 15 is “non-communication”. It is possible to appeal to others that the mobile phone 1 is being used in the non-communication mode M1. On the other hand, when used in the general-purpose mode M0, as shown in FIG. 4 (f), if a call is being made on the mobile phone 1, a character 22 “calling” is displayed, as shown in FIG. 4 (e). In addition, in the standby state, the LCD on the back side can be used in addition to displaying the non-communication mode, such as displaying the “standby” character 23. As shown in FIG. 4D, nothing is displayed on the liquid crystal panel 15 when the power is turned off.
[0040]
The second display means for displaying the identification mark 20 and the characters 27 is not limited to the liquid crystal panel 15. For example, a specific mark may be displayed by turning on an LED. it can. In other words, the identification display designed in advance may be turned on when the mode is switched to the non-communication mode M1. In the example shown in FIGS. 5A to 5C, a thick line circle 26a, a lightning mark 26b displayed inside the circle 26a, and a thick diagonal line 26c obliquely crossing the mark 26b. The identification mark (identification display) 26 is prepared. When the power is turned off, none of the marks is lit as shown in FIG. 5A. When the power is turned on and the general mode M0 is entered, FIG. As shown in (b), only the lightning mark 26b is lit. Therefore, it can be seen from the outside that the communication function 3 can be operated. Further, when the non-call mode M1 is entered, as shown in FIG. 5C, in addition to the lightning mark 26b, the surrounding thick line circle 26a and the thick diagonal line 26c crossing diagonally are also turned on. Can be seen from the outside that is not in operation and does not emit radio waves.
[0041]
In the example shown in FIGS. 5D to 5F, a printed logo 24a indicating a mobile phone is pasted instead of the lightning mark, and the power is turned off as shown in FIG. 5D. At this time, the mark is not lit, but when the power is turned on and the general-purpose mode M0 is set, the bold circle 26a is lit, indicating that the mobile phone function, that is, the communication function can be used. In the non-call mode M1, a diagonal line 26c that crosses diagonally is also displayed, and it can be seen that radio waves are not transmitted when the communication function cannot be used as described above.
[0042]
Further, the second display means provided on the back surface can also be used as a switch for switching modes. FIG. 6 shows an example in which a slide-type switch is provided on the rear surface 10b of the housing as an operation unit that can be manually operated to turn on / off the power source by the main switch 32 and to switch the operation mode by the sub switch 34. As shown in FIG. 6A, when the main power supply is turned off, the switch 37 is in the intermediate position, and nothing is displayed on the display plate 36. On the other hand, as shown in FIG. 6B, when the switch 37 is moved downward, the main mode 32 is turned on, and the general mode M0 in which the sub switch 34 is also entered. Then, the upper portion of the display unit 36 is opened, and the “telephone mode” character 38 described therein appears. On the other hand, when the switch 37 is moved upward, the main 32 is turned on, but the sub-switch 34 is not turned on. Then, the lower portion of the display unit 36 opens, and characters (identification display) 39 of “PIM mode”, which is an abbreviation of the personal information management function described there, appear. Therefore, in the example in which the switch 37 is used as a display unit, the characters 38 and 39 can be displayed simultaneously with the operation for switching the operation mode, and the changeover switch itself substantially serves as the second display means. Note that when the operation mode of the mobile phone 1 is switched by such a changeover switch 37, the operation mode is switched together with the function of switching the operation mode based on the self position φ 1 of the GPS unit 19, as in the case of switching the operation mode by the antenna 17. It is also possible.
[0043]
In the above, a mobile phone has been described as an example, but the present invention can be applied to a terminal device having a communication function in any of a communication terminal device such as a PHS and an information processing terminal device such as a PDA. It is. Further, in the mobile phone 1 of this example, the current self position φ1 is acquired by the GPS unit 19, but it is not limited to the GPS unit, and the self position φ1 is acquired from a mobile phone or a PHS base station. However, as described above, a passive system that acquires the self position φ1 via FM multiplex broadcasting or VICS, such as GPS, is suitable for the present invention.
[0044]
Further, an example in which a liquid crystal panel 15 or an LED or the like for displaying an identification display for appealing to the other person in the non-communication mode M1 is provided on the back side is described. Of course, it is possible to announce the non-communication mode to another person by turning on / off the lamp and outputting a sound indicating the non-call mode.
[0045]
Further, the function of the mobile phone 1 according to the present invention described above can be provided as a control program such as firmware having instructions capable of executing the processing described using the flowchart of FIG. It can be stored and used in a ROM, memory card, or the like accessible by a CPU having a function as the telephone control unit 31.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, in the mobile terminal device and the control method thereof according to the present invention, the general-purpose mode in which the communication function can be used and the non-communication mode in which the communication function cannot be used but the non-communication function such as downloaded content can be used. It is possible to switch. For this reason, in the use prohibition area of communication devices such as hospitals, it is possible to browse the above contents and received mail without generating radio waves from the device. The mobile terminal device can be effectively used as an information terminal without applying a cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the appearance of a mobile phone according to the present invention, FIG. 1 (a) is a front view thereof, FIG. 1 (b) is a rear view thereof, and FIG. 1 (c) is a non-communication mode. It is a figure which shows the mode of a back surface.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of a mobile phone of this example.
FIG. 3 is a flowchart for explaining operation mode switching processing performed in the mobile phone of this example;
FIG. 4 is a diagram showing an example of identification marks displayed on a liquid crystal panel as second display means of the mobile phone of this example.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example in which an identification mark is displayed by an LED.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example in which operation mode switching and identification mark display are simultaneously performed using a slide-type switch.
[Explanation of symbols]
1 Mobile phone
2 Public communication network
2a radio wave
3 Communication function
7 Non-communication function
12 Liquid crystal panel (first display means)
15 Liquid crystal panel (second display means)
16 battery
17 Communication antenna
19 GPS unit
20, 24, 26 Identification mark (identification display)
27, 39 characters (identification display)
28 LED (second display means)
30 RF section
31 Control unit
32 Main switch
34 Sub switch
35 Mode switching part
36 Display plate
φ1 Self-position (current position)

Claims

無線を介して公衆通信網に接続可能な通信手段と、
この通信手段への電力供給を独立してオンオフ可能な切替手段と、
汎用に使用される第１の表示手段と、
前記通信手段に対する電力供給がオフされていることを外部から識別可能な識別表示を表示する第２の表示手段とを有する携帯端末装置。Communication means connectable to a public communication network via wireless;
Switching means capable of independently turning on and off the power supply to the communication means ;
First display means used for general purposes;
A portable terminal device comprising: a second display unit that displays an identification display capable of identifying from the outside that power supply to the communication unit is turned off .

請求項１において、前記第２の表示手段は、前記第１の表示手段が設けられた該携帯端末装置の面と反対側の面に設けられていることを特徴とする携帯端末装置。 2. The portable terminal device according to claim 1, wherein the second display unit is provided on a surface opposite to the surface of the portable terminal device on which the first display unit is provided.

請求項１において、前記切替手段は、前記第２の表示手段を兼ねた切替スイッチを備えていることを特徴とする携帯端末装置。 The portable terminal device according to claim 1, wherein the switching unit includes a switching switch that also serves as the second display unit.