JP3780991B2 - ネットワークシステム、電子機器、プログラム、記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、電子機器、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
通信機能を備える電子機器と、当該電子機器から機器名情報を受信し、当該機器名情報に基づく報知を行う報知装置とを備えるネットワークシステム、電子機器、プログラム、及び、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信機能を備える電子機器が他の電子機器と通信を行う場合、まず、通信可能な機器の一覧を表示して、その一覧の中からユーザに所望の電子機器を選択させ、選択された電子機器と通信を行うようにしたものが知られている。
【0003】
例えば、Bluetooth規格の通信機能を備える電子機器では、まず、その電子機器のBluetoothによる通信圏内に存在するデバイスのアドレスを取得する(インクワイアリと呼ばれる)。そして、アドレスを取得した機器のデバイス名を、Bluetoothによる通信によって取得し、取得したデバイス名の一覧を表示して、その一覧の中からユーザに所望の機器を選択させる。そして、ユーザによって選択された機器のアドレスを利用して通信を行い、その機器から各種サービスの提供を受ける。
【0004】
例えば、図7に示すように、Bluetooth規格による通信機能を備えたPC100a,100b、複合機200a〜200cがそれぞれBluetoothの通信圏内にあり、PC100a,100bのデバイス名がそれぞれ「NotePC」であり、複合機200a〜200cのデバイス名がそれぞれ「Multi Function A」であるとする。
【0005】
ここで、ユーザの所有する機器がPC100aであり、ユーザが、PC100aから、複合機200aによる印刷機能を利用する場合を考える。この場合、ユーザは、PC100a上で、サービスの提供を要求する電子機器を選択するサービス選択プログラムを実行させる。図8はこのプログラムを実行した際のPC100aのディスプレイに表示されるウインドウ50を示す図である。このウインドウ50には、デバイス検索ボタン52、デバイス表示領域54、サービス表示領域56を備える。
【0006】
ユーザは、まずこの画面のデバイス検索ボタン52を、PC100aに備えるマウス等でクリックする。するとPC100aは、上述したBluetoothによるインクワイアリを行い、通信可能な機器のアドレスを取得し、そのアドレスに対応する機器のデバイス名を取得する。そしてデバイス名に基づいて表示するアイコンを決定し、取得したデバイス名とともにデバイス表示領域54に表示する。
【0007】
図9は、図7のPC100aの画面に表示されたデバイス検索結果を示す図である。このように、PC100aの通信圏内に存在するPC100bのデバイス名「NotePC」及びPCのアイコンと、複合機200a〜200cのデバイス名「Multi Function A」及び複合機のアイコンがデバイス表示領域54に表示される。PC100aは、デバイス表示領域54に表示されたアイコンがマウスで選択され、選択されたアイコンがサービス表示領域56に表示されたサービスを示すアイコンにドラッグアンドドロップされたことを検出すると、選択されたアイコンに対応するデバイスへ、ドロップされた位置にあるアイコンに対応するサービスを要求する。例えば、図9において、デバイス表示領域54に表示された「NotePC」のアイコンをサービス表示領域56に表示されたLANのアイコンにドラッグアンドドロップすると、PC100aは、PC100bに対してBluetoothによるLAN接続のサービスを要求する。
【0008】
ここでユーザが、複合機200aに印刷を行わせる指示を入力したいとする。この場合、印刷サービスを要求するための「COM」のアイコンに複合機200aに対応するアイコンをドラッグアンドドロップする必要がある。しかし、複合機200a〜200cについては、すべて「Multi Function A」というデバイス名と複合機のアイコンといった同一の表示となっている。そのため、ユーザは、どのアイコンが複合機200aのものであるのか特定できない。このように、デバイス名やデバイス名に基づいて表示されるアイコン等の表示が同一であると、機器を特定することが困難であるという問題がある。
【0009】
しかもこうしたデバイス名は、機器に対して機種毎に設定されているのが一般的であり、例えば同一機種の機器を複数導入した場合には、こうした問題が発生することが多い。
そこで、デバイス名が同一である機器を検出した場合に、機器の保持(記憶)するデバイス名自体を変更することによって、表示されるデバイス名を異なるものとする機器が知られている。
【0010】
例えば、ネットワークに接続された画像読取装置であって、他の画像読取装置と通信を行ってその画像読取装置の名称を記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶された名称と自装置の名称が同一であることを検出した場合、自装置の名称を、記憶手段に記憶された他の画像読取装置と異なる名称に自動的に変更する画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−282728号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような従来技術においては、機器自身が記憶している名称自体を変更登録してしまう構成であるため(例えば、図9において、複合機200bのデバイス名が「MultiFunction A(1)」に変更され、複合機200cのデバイス名が「MltiFunction A(2)」に変更される)、変更前の機器の名称を使いたい場合に問題が生じる。また、例えば名称が変更された機器の所有者が、その機器の名称が勝手に変更されてしまったことに混乱することがあるという問題が生じる。
【0013】
特に、例えばBluetoothのような短距離無線通信手段(例えば通信範囲が半径数m程度)によって通信を行う場合、機器の通信範囲内に存在する通信可能な機器が、比較的頻繁に変わる。このように通信可能な機器が変わることの多いネットワークでは、従来の構成を採ると、機器の保持する名称が頻繁に変わってしまい、管理が難しくなるという問題がある。
【0014】
そこで、本発明は、機器名情報に基づく報知を行うネットワークシステムであって、機器に記憶(登録)されている名称等の機器名情報自体は変更せずに、利用者が報知内容と機器との対応関係を特定することを支援することができるネットワークシステム、電子機器、プログラム、記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した問題点を解決するためになされた請求項1に記載のネットワークシステムは、通信機能を備える電子機器と、当該電子機器から機器名情報を取得して報知する報知装置とを備えたネットワークシステムにおいて、前記報知装置は、前記機器名情報の送信を前記電子機器に対して要求する送信要求手段と、前記電子機器から送信された機器名情報を受信する機器名情報受信手段と、前記機器名情報受信手段によって受信された機器名情報に基づく報知を行う報知手段とを備え、前記電子機器は、自機器の機器名情報を記憶する記憶手段と、前記報知装置からの前記機器名情報の送信要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段によって機器名情報の送信要求を受信した場合に、自機器の通信可能な他機器の機器名情報を取得する他機器名情報取得手段と、前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報と前記記憶手段に記憶された自機器の機器名情報との比較結果に基づき前記報知装置に対する応答用の機器名情報を生成する応答用機器名情報生成手段と、前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報を前記報知装置に対して送信する機器名情報送信手段と、前記機器名情報の要求元の報知装置を特定する報知装置特定情報を受信する報知装置特定情報受信手段と、前記報知装置特定情報受信手段によって受信された報知装置特定情報と前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報とを対応付けて登録する要求履歴登録手段を備え、前記応答用機器名情報生成手段は、前記要求履歴登録手段によって登録されている報知装置特定情報と応答用の機器名情報との対応関係に基づいて、前記機器名情報の要求元の報知装置に対応する応答用の機器名情報を生成し、生成した応答用の機器名情報と同一の機器名情報が、前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報の中にある場合、これらの機器名情報が異なるものとなるように応答用の機器名情報を生成することを特徴とする。
【0016】
異なるものとなるように応答用の機器名情報を生成するためには、例えば、自機器に記憶された機器名特定情報とは異なる情報を報知用の機器名特定情報とすればよい。
このように、電子機器は、自機器に記憶された機器名情報とは別に、応答用の機器名情報を生成するため、例えば特許文献1のように電子機器の機器名自体の変更、電子機器の名称が変更されてしまい電子機器の所有者が利用時に混乱するという問題や、通信可能な報知装置に変更が頻繁にある場合に電子機器の名称が頻繁に変わるといった問題は発生しない。
また、一度、機器名情報を応答した報知装置について、再度応答する場合に、以前に応答した機器名情報で応答することができる。したがって、報知装置の報知内容から、利用者は報知内容と機器との対応関係を容易に特定することができる。なお、要求履歴登録手段は、例えば、電子機器に設けた記憶手段等に登録する構成としてもよいし、電子機器が通信可能な機器(例えばサーバ等)に通信等行って登録する構成としてもよい。
【0017】
なお、機器名情報としては、例えば機器名の文字データや画像データ、音声データなどを用いることができる。
機器名情報に基づく報知としては、機器名情報そのものを報知するものや、機器名情報に応じて報知内容を決定して報知するものを含めることができる。例えば、機器名情報に基づいてアイコンの表示を変えるなどしてもよい。また、報知としては、例えば、文字(例えば機器名の文字列)・画像(例えばアイコン)・映像(例えばアニメーション)等の表示や、音声(例えば機器名の文字列の読み上げ)等の出力を含む。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
なお、報知装置は、単一の装置として構成することも可能であるし、複数の装置からなる装置として構成することも可能である
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
また、請求項2に記載のネットワークシステムは、請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、前記応答用機器名情報生成手段は、前記要求履歴登録手段によって前記機器名情報の要求元の報知装置を特定する報知装置特定情報が登録されている場合には、過去に通信履歴があることを表す機器名情報を前記応答用の機器名情報として生成することを特徴とする。
なお、上述した報知装置と電子機器との間のやりとりは、有線通信や無線通信で行うことができるが、特に短距離無線通信を行う構成である場合に、優れた効果を発揮する。例えば、Bluetooth規格に基づく無線ネットワークでは、特に優れた効果を発揮する。また、特に電子機器が可搬性の機器(例えばモバイル機器)である場合に優れた効果を発揮する。
【0032】
なお、請求項1,2では、ネットワークシステムとしての請求項を挙げたが、このようなネットワークシステムにおいて利用可能な電子機器を請求項として挙げることもできる。例えば、請求項のネットワークシステムに対応する電子機器の請求項は請求項のようになる。なお、請求項は、請求項の内容に対応する電子機器の請求項であるが、請求項におけるネットワークシステムの電子機器についても同様にして、電子機器の請求項とすることができ、上述した各請求項に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
【0033】
また、請求項に示すように請求項1または2に記載の電子機器の各手段をコンピュータにて実現する場合、例えば、コンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、請求項に示すように、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、各手段としての機能を実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
参考例
図1は、参考例のネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。ネットワークシステム1は、報知装置としてのパソコン10と、電子機器としての複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)20とを備える。
【0035】
パソコン10は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、ディスプレイ等の表示部15、キーボードやマウス等の操作部16などを備えた一般的なパーソナルコンピュータに対してさらにBluetooth規格に基づく無線通信を行うBluetooth通信モジュール17を備えたものである。そしてパソコン10では、一般的に利用されているオペレーティングシステムが実行されており、HDD14に記憶された各種のプログラムを、CPU11がRAM13にロードして実行する機能を備える。
【0036】
一方、MFP20は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD24、LCD等による表示部25、テンキーと機能キー等で構成された操作部26、Bluetooth通信モジュール27、用紙への印字を行う印字部28、公衆回線網に接続可能に構成され、発呼・着呼等の制御を行う網制御と、公衆回線網を介して他のFAXとのデータの送受信とを行う電話回線接続部29などを備える。そしてRAM23として、不揮発性のメモリであるNVRAMを備え、MFP20の動作に必要な各種の設定を記憶している。このNVRAMに記憶された設定の中には、MFP20のデバイス名が含まれており、デフォルトの設定では、デバイス名として「Multi Function A」が記憶されている。なお、ユーザによって操作部26からデバイス名の変更の指示が入力された場合には、CPU21はNVRAMに記憶されたデバイス名をユーザが入力した名称に書き換える。(但し、一般的にはデフォルト設定で利用されることが多く、以下の説明では現在の設定がデフォルト設定のデバイス名「Multi Function A」であるとして説明する。)
そして、MFP20は、Bluetooth通信モジュール27が、他のデバイスからのBluetoothデバイスの検索(検索コマンドの受信、インクワイアリと呼ばれる)を受けた場合に、Bluetooth通信モジュール27に記憶されたBluetoothデバイスアドレスをBluetooth通信モジュール27から送信したり、Bluetooth通信モジュール27を介してデバイス名の取得指示を受信した場合に、RAM23のNVRAMに記憶されたデバイス名を、Bluetooth通信モジュール27から送信したりするデバイス名応答処理を行う。
【0037】
そして、MFP20のCPU21は、他のBluetoothデバイスからのサービスの要求に応じて、Bluetooth通信モジュール27から印刷データを受信して、受信したデータに基づいて印字部28を制御して印刷を行う印刷処理や、Bluetooth通信モジュール27から受信したデータに基づいて電話回線接続部29を制御して公衆回線網を介して他のFAXへのデータの送信を行うFAX送信処理、他のFAXから送信されたデータを公衆回線網を介して電話回線接続部29で受信して、受信したデータをHDD24に記憶し、HDD24に記憶されたデータをBluetooth通信モジュール27を制御してパソコン10へ送信するFAXデータ送信処理などのサービスの提供のための処理を行う。なお、MFP20のCPU21は、複数のプログラムをマルチタスクで処理することにより、リソースの競合しない複数の処理を同時に実行可能に構成されている。
【0038】
一方、パソコン10は、HDD14に、Bluetoothデバイスに対して要求するサービスを選択するサービス選択プログラムを記憶しており、RAM13へロードして実行することができる。このサービス選択プログラムは、Bluetooth通信モジュール17の通信圏内のBluetoothデバイスの検索処理、Bluetoothデバイス検索処理によって検索されたデバイスのデバイス名を取得するデバイス名取得処理、取得したデバイス名を表示するデバイス名表示処理などのデバイス名の取得表示処理と、表示したデバイスに対して要求するサービスの選択を受け付け、選択されたサービスを、選択されたデバイスに対して要求するサービス指定要求処理をCPU11に実行させるためのプログラムである。
【0039】
このサービス選択プログラムによるパソコン10におけるデバイス名の取得表示処理について、図8及び図2〜4を参照して説明する。
図8は、サービス選択プログラムをパソコン10において実行した場合の表示部15に表示されるウインドウ50の表示例を示す図である。パソコン10のCPU11は、ユーザによって、操作部16のマウスが操作され、このウインドウ50のデバイス検索ボタン52がクリックされたことを検出すると、図2に示すデバイス名の取得表示処理を開始する。
【0040】
まず、S110では、Bluetooth通信モジュール17から、Bluetooth通信モジュール17の通信圏内のBluetoothデバイスのアドレス(Bluetooth Deviceアドレス(以下BDアドレスと称する))を取得する信号(インクワイアリ)を送信させ、Bluetooth通信モジュール17が受信した通信圏内のBluetoothデバイスのBDアドレスをRAM13に取得する。複数のBDアドレスを受信した場合には複数のBDアドレスを記憶する。
【0041】
続く、S120では、S110でRAM13に取得したBDアドレスに対応するBluetoothデバイスに対してデバイス名を要求する信号を、Bluetooth通信モジュール17に送信させる。そして、この要求信号に対する応答として他のBluetoothデバイス(例えばMFP20)から送信されたデバイス名をBluetooth通信モジュール17に受信させ、受信されたデバイス名をそのBDアドレスに対応付けてRAM13に記憶する。この処理は、S110でRAM13に取得した全てのBDアドレスについて行う。
【0042】
そして、続くS130では、S120でRAM13に記憶されたデバイス名の中に同名のデバイス名があるか否かを判定する。同名のデバイス名がある場合には(S130:YES)、S140へ移行し、同名のデバイス名がない場合には、S170へ移行する。
【0043】
S140では、同名のデバイス名に別名を付ける。すなわち、RAM13に記憶されている同名のデバイス名をそれぞれ異なるデバイス名に変更する。このとき同名のデバイス名があると判定されたデバイス名のうち、過去にデバイス検出履歴があるBDアドレスに対応するデバイス名については、デバイス検出履歴に記憶された過去に使用したデバイス名を別名として付け、更新する。このデバイス検出履歴は、以前にデバイス名の取得表示処理を実行した際に、後述するS170で記憶したものであり、検出されたBDアドレスと、表示に使用したデバイス名とを対応付けて記憶したものである。そして、過去にデバイス検出履歴があるデバイス名であるか否かは、S110で取得しRAM13に記憶されたBDアドレスと、デバイス検出履歴に記憶されたBDアドレスとを比較し、一致するものがある場合に、過去にデバイス検出履歴のあるデバイス名であると判定することで行う。
【0044】
S150では、これまでのステップによりRAM13に記憶されているデバイス名のうち、デバイス検出履歴に記憶されているBDアドレスに対応するデバイス名に「接続履歴あり」フラグを対応付けてRAM13に記憶する。
一方、S160では、これまでのステップによりRAM13に記憶されているデバイス名のうち、デバイス検出履歴に記憶されていないBDアドレスに対応するデバイス名に「新規検出」フラグを対応付けてRAM13に記憶する。
【0045】
S170では、これまでのステップによりRAM13に記憶されているBDアドレスとそのBDアドレスに対応付するデバイス名とを対応付けて、HDD14にデバイス検出履歴として追加記憶する。
そして、S180では、これまでのステップによりRAM13に記憶されているデバイス名を表示する。このとき、S150またはS160で付加されたフラグに基づいてデバイス名にさらに「(接続履歴あり)」または「(新規検出)」の文字列を付加して表示する。すなわち、「新規検出」フラグの付加されているデバイス名については「(新規検出)」の文字列を付加し、「接続履歴あり」のフラグが付加されているデバイス名については、「(接続履歴あり)」の文字列を付加して表示する。また、デバイス名に対応するアイコンをデバイス名とともに表示し、このアイコンにも、上述したフラグにしたがって、接続履歴ありを示すマークまたは新規検出を示すマークを表示する。
【0046】
例えば、図3に示すように、元々MFP20aとBluetoothによる通信の可能な位置関係に設置され、デバイス検出履歴にMFP20aのBDアドレスとデバイス名「Multi Function A」が記憶されているパソコン10a(図3に破線で示す通信範囲を持つパソコン10a)を、MFP20a〜20c及びパソコン10bがBluetoothによる通信範囲になる位置に移動した場合に(図3に一点鎖線で示す通信範囲を持つ)、パソコン10aにおいて、サービス選択プログラムを実行すると、図8のウインドウ50が表示される。ここでデバイス検索ボタン52をクリックすると、図2に示した処理によって、ウインドウ50の表示は、図4のような表示となる。
【0047】
すなわち、図3に一点鎖線で示すBluetooth通信モジュール17の通信範囲のデバイス(MFP20a〜20cとパソコン10b)からそれぞれのデバイスのBDアドレスを取得する(S110)。例えば、MFP20a,MFP20b,パソコン10b,MFP20cの順にそれぞれのBDアドレスの応答があった場合、順にBDアドレスをRAM13に記憶する。
【0048】
そして、取得した各々のBDアドレスに対応するデバイス名を取得して、記憶されているBDアドレスと対応付けてデバイス名をRAM13に記憶する(S120)。
取得されたデバイス名のうち、MFP20a〜20cについては、すべて「Multi Function A」で同一であるので、取得したデバイス名に同名があると判定され(S130:YES)、これらの同名のデバイス名に別名が付けられる(S140)。このとき、S110で検出したMFP20aは、パソコン10aが現在の位置に移動する前に利用しており、HDD14にデバイス検出履歴としてBDアドレスと前回使用していた時のデバイス名「Multi Function A」が記憶されている。したがって、このデバイス検出履歴に記憶されたデバイス名「Multi Function A」をMFP20aのBDアドレスに対応付けて記憶する。(この例では、名称は変わらないが、例えば以前MFP10aを利用していた時の名称が「Multi Function A (3)」であれば、この名称が設定されることとなる)
一方、MFP20b,20cに関しては、S110で検出したBDアドレスがデバイス検出履歴に記憶されていないので、MFP20bのBDアドレスに対応して記憶されているデバイス名「Multi Function A」に対し、一台目を示す「(1)」を付加して、「Multi Function A(1)」という別名を付けてRAM13に記憶されているデバイス名を更新する。同様に、MFP20cのBDアドレスに対応付けて記憶されているデバイス名「Multi Function A」に対して、二台目を示す「(2)」を付加して、「Multi Function A(2)」という別名を付けてRAM13に記憶されているデバイス名を更新する。そして、デバイス検出履歴のあるMFP20aのデバイス名に「接続履歴あり」フラグを対応付けて記憶し(S150)、デバイス検出履歴のないMFP20b,20cのデバイス名に「新規検出」フラグを対応付けて記憶する(S160)。続いて上記のステップによって生成されたRAM13に記憶されているデバイス名とBDアドレスを対応付けて、HDD14のデバイス検出履歴に記憶する(S170)。
【0049】
続いて、図4に示すように、現在RAM13に記憶されているMFP20aのデバイス名「Multi Function A」に「接続履歴」フラグに基づき文字列「(接続履歴あり)」を付加して「Multi Function A(接続履歴あり)」として複合機を示すアイコンとともに表示する。またアイコンの左上側には、履歴ありを示すマーク(図4の例では丸印)を表示する。
【0050】
一方、現在RAM13に記憶されているMFP20bのデバイス名「Multi Function A (1)」に「新規検出」フラグに基づき文字列「(新規検出)」を付加して「Multi Function A (1)(新規検出)」として複合機を示すアイコンとともに表示する。またアイコンの左上側には、新規検出を示すマーク(図4の例では「NEW」)を表示する。
【0051】
また、現在RAM13に記憶されているパソコン10bのデバイス名「Note PC」をノートパソコンを示すアイコンとともに表示する。
さらに、MFP10bの場合と同様に、現在RAM13に記憶されているMFP20cのデバイス名「Multi Function A (2)」に「新規検出」フラグに基づき文字列「(新規検出)」を付加して「Multi Function A (2)(新規検出)」として複合機を示すアイコンとともに表示する。またアイコンの左上側には、新規検出を示すマーク(図4の例では「NEW」)を表示する。
【0052】
こうして図4に示すように「Multi Function A(接続履歴あり)」、「Multi Function A (2)(新規検出)」、「NotePC」、「Multi Function A (3)(新規検出)」といった名称と、対応するアイコンと、接続履歴の有無を示すマークが表示される。
【0053】
したがって、パソコン10aのユーザは、自分が以前利用していたMFP20aには、図4の一番左に表示された「Multi Function A(接続履歴あり)」のアイコン(デバイス名)が対応していることを容易に知ることができる。
パソコン10aは、図4のデバイス表示領域54に表示されたアイコンが操作部16のマウスで選択され、選択されたアイコンがサービス表示領域56に表示されたサービスを示すアイコンにドラッグアンドドロップされたことを検出すると、CPU11は、選択されたアイコンに対応するデバイスへ、ドロップされた位置にあるアイコンに対応するサービスを要求する信号をBluetooth通信モジュール17から送信する。そして、MFP20は、この要求に応じたサービスをパソコン10aに対して提供する。
【0054】
ユーザが以前利用していたMFP20aで印刷を行いたい場合、ユーザは迷わずに「Multi Function A(接続履歴あり)」のアイコンを、印刷サービスを示す「COM」のアイコンにドラッグアンドドロップして、MFP20aに対する印刷要求をパソコン10aからBluetooth通信モジュール17によって送信させることができる。そして、Bluetoothによる通信によって印刷データをMFP20aへ送信して、MFP20aに印刷を行わせることができる。
【0055】
このように、MFP20a〜20cに記憶されたデバイス名「Multi Function
A」を変更することなく、各デバイスの報知態様(デバイス名、接続履歴の有無を示す文字列、アイコンの左上の履歴の表示)を異なるものとして利用者に知らせることができる。したがって、従来の図9の表示に比べ、どのアイコンがどのデバイスに対応するのかを利用者が特定することが容易になる。特に、MFP20aについては、上述のように接続履歴ありと表示されているので極めて容易に特定できる。また、MFP20b,20cについても、例えば、一度試しにサービスを要求してみることで、「Multi Function A(1)」と「Multi Function A(2)」がそれぞれどちらのデバイスに対応しているのかをユーザは特定できる。そして一旦特定してしまえば、後はデバイス名を見て容易にどちらのデバイスかを判断できるので、従来の図9のように同一のデバイス名が表示されることによる混乱は生じなくなる。
【0056】
なお、本参考例ではS170でデバイス検出履歴を記憶し、S140でデバイス検出履歴がある場合には、その履歴に記憶されたデバイス名を用いて表示することとしたが、例えばさらにパソコン10が他のデバイスからサービスの提供を受けた際に、そのサービスに関連する履歴として、そのサービスを提供したデバイスのBDアドレスとサービスの内容とを対応付けて記憶しておき、S180でデバイス名等を表示する際に、この履歴にBDアドレスが記憶されているものについては、そのBDアドレスに対応付けて記憶されたサービスの内容を表示するようにしてもよい。例えば、図4においてユーザが「Multi Function A(接続履歴あり)」のアイコンを、印刷サービスを示す「COM」のアイコンにドラッグアンドドロップした際に、「Multi Function A(接続履歴あり)」のアイコンに対応するBDアドレスとサービスの内容として「(印刷)」とを対応付けて記憶しておく。そして、次にデバイス名の取得表示処理を実行した際には、「Multi Function A(接続履歴あり)(印刷)」のように表示する。このようにすれば、どのサービスを利用したデバイスであるのかが容易に分かるので、ユーザはどのアイコンがどのデバイスに対応しているのかを容易に理解することができる。
[実施例]
本実施例のネットワークシステム1は、参考例のネットワークシステム1において、パソコン10のサービス選択プログラムとして参考例で説明したものを用いるのではなく従来と同様のもの(従来の技術の欄に記載のもの)を用いる一方、MFP20側のデバイス名応答処理の内容を変更したものである。よって、これ以外の構成は参考例と同様であるので説明を省略する。
【0057】
パソコン10において従来のサービス選択プログラムを実行すると、図8に示す画面が表示される。ここでデバイス検索ボタン52をクリックを検出すると、パソコン10は、Bluetooth通信モジュール17からデバイスの検索(インクワイアリ)を行って、通信可能なBluetoothデバイスのBDアドレスを取得し、そのアドレスに対応するデバイスのデバイス名を要求する信号をBluetooth通信モジュール17から送信する。
【0058】
一方、MFP20のCPU21は、Bluetooth通信モジュール27が他のBluetoothデバイスからのデバイス名の要求を受信した場合には、要求元のBDアドレスをRAM23に記憶し、図5に示すデバイス名の応答処理を実行する。
図5の、S320では、自己のデバイス名をRAM23のNVRAMから取得し、またBluetooth通信モジュール27に記憶された自己のBDアドレスを読み出して取得する。
【0059】
続くS330では、Bluetooth通信モジュール27から、Bluetooth通信モジュール27の通信圏内のBluetoothデバイスのBDアドレスを取得する信号(インクワイアリ)を送信させ、Bluetooth通信モジュール27が受信した通信圏内のBluetoothデバイスのBDアドレスをRAM23に取得する。複数のBDアドレスを受信した場合には複数のBDアドレスを記憶することとなる。
【0060】
続くS340では、S330でRAM23に取得したBDアドレスに対応するBluetoothデバイスに対してデバイス名を要求する信号を、Bluetooth通信モジュール27に送信させる。そして、この要求信号に対する応答として他のBluetoothデバイス(例えば他のMFP20)から送信されたデバイス名をBluetooth通信モジュール27に受信させ、受信されたデバイス名をそのBDアドレスに対応付けてRAM23に記憶する。この処理は、S330でRAM23に取得した全てのBDアドレスについて行う。
【0061】
続くS350では、S320で取得した自己のデバイス名と同名のデバイス名がS330でRAM23に記憶されたデバイス名の中にあるか否かを判定する。同名のデバイス名がある場合には(S350:YES)、S370へ移行して、報知用デバイス名の設定処理を行う。一方、同名のデバイス名がない場合には(S350:NO)、S360へ移行して、S320でNVRAMから取得した自己のデバイス名を報知用デバイス名としてセットする(S360)。
【0062】
ここでS370における報知用デバイス名の設定処理の詳細な処理の流れを図6のS510〜S590に示して説明する。
S510では、過去に通信履歴があるか否かを判定する。すなわち、RAM23に記憶されたデバイス名の要求元のBluetoothデバイスのBDアドレスが、通信履歴に記憶されているか否かを判定する。この通信履歴は、以前にこの処理が行われた際の後述するS420の処理によって記憶されているものである。
【0063】
RAM23に記憶されたデバイス名の要求元のBluetoothデバイスのBDアドレスが、通信履歴に記憶されている場合には(S510:YES)、S520へ移行し、通信履歴に記憶されていない場合には(S510:NO)、S540へ移行する。
【0064】
S520では、要求元のBluetoothデバイスのBDアドレスに対応付けて記憶されている報知用デバイス名を通信履歴から読み出して、報知用デバイス名にセットする。そしてS530で、その報知用デバイス名と同名のデバイス名が、S340で取得したデバイス名の中に存在するか否かを判定する。同名のデバイスが存在する場合には(S530:YES)、S540へ移行し、同名のデバイスが存在しない場合には(S530:NO)、報知用デバイス名の設定処理を完了して図5のS380へ移行する。
【0065】
S540では、自己のBDアドレスが一番大きいか否かを判定する。すなわち、自己のBDアドレスが、同名のBluetoothデバイスのBDアドレスより大きいか否かを判定する。自己のBDアドレスが一番大きい場合には(S540:YES)、図5のS380へ移行する。一方、自己のBDアドレスが、他のBDアドレスのいずれかより小さい場合には(S540:NO)、S550へ移行する。
【0066】
S550では、報知用デバイス名を変更する。例えば、現在セットされている報知用デバイス名に対して、「(1)」のような文字列を付加する。そして、報知用デバイス名の変更回数をカウントするための変更回数カウンタの値をインクリメント(+1)する。
【0067】
続くS560では、N回以上報知用デバイス名の変更を行ったか否かを判定する。すなわち変更回数カウンタの値が予め定められた打ち切り回数N(例えば10回)以上になった否かを判定する。N回以上になった場合には(S560:YES)、報知用デバイス名の設定処理を完了し、図5のS380へ移行する。一方、N回未満の場合には(S560:NO)、S570へ移行する。
【0068】
S570では、S330と同様にして、再度、Bluetooth通信モジュール27によるデバイスの検出を行い、Bluetooth通信モジュール27の通信圏内のBluetoothデバイスのBDアドレスを取得する。そして、続くS580では、S340と同様にして、S570で取得したBDアドレスに対応するデバイス名を取得する。
【0069】
そして、S590では、圏内に同名のデバイスがあるか否かを判定する。すなわち、現在セットされている報知用デバイス名と同名のデバイス名がS580で取得した圏内のBluetoothデバイスのデバイス名の中にあるか否かを判定する。同名のデバイスがある場合(S590:YES)、S540へ移行する。一方、同名のデバイスがない場合(S590:NO)、報知用デバイス名の設定処理を完了し図5のS380へ移行する。
【0070】
このようにして、MFP20は、デバイス名を要求してきたBluetoothデバイスに対して、報知用デバイス名を生成して送信する。したがって、他のデバイスからのデバイス名の要求に応じて、MFP20に記憶されたデバイス名自体を書き換えることはない。
【0071】
この報知用デバイス名は、デバイス名を要求してきたBluetoothデバイスとの通信履歴がある場合には(S510:YES)、できるだけ過去に応答したデバイス名を応答するようにしている。また、自己のBDアドレスが一番大きい場合に報知用デバイス名の変更をうち切ることで(S540:YES)、例えば、このMFP20が通信圏内に複数あり、同様の処理を行っている場合などであっても、同時に同じアルゴリズムで報知用デバイス名を変更してしまい、変更後の報知用デバイス名が同じ名称になるといったことを避けることができる。S540では、いわば、各デバイス間での優先順位をBDアドレスを用いて決定していることとなる。
【0072】
図5のS380では、過去に通信履歴があるか否かを判定する。すなわち、RAM23に記憶されたデバイス名の要求元のBluetoothデバイスのBDアドレスが、通信履歴に記憶されているか否かを判定する。通信履歴に記憶されている場合には(S380:YES)、S400へ移行し、通信履歴に記憶されていない場合には(S380:NO)、S390へ移行する。S390では、報知用デバイス名に「(新規検出)」を付加する。一方、S400では、報知用デバイス名に「(接続履歴あり)」を付加する。
【0073】
S420では、通信履歴の記憶を行う。すなわち、RAM23に記憶されたデバイス名の要求元のBluetoothデバイスのBDアドレスと、現在の報知用デバイス名とを対応付けて記憶する。
そして続くS430では、Bluetooth通信モジュール27から、検出コマンドの送信元のBDアドレスのデバイスに対して、報知用デバイス名を送信させる。
【0074】
このようにして、MFP20は、デバイス名の要求元のBluetoothデバイスに対して、デバイス名として報知用デバイス名を生成して応答する。しかも、この報知用デバイス名は、MFP20の周囲に存在するBluetoothデバイスのデバイス名を加味して決定されたものとなる。
【0075】
例えば、図3に示すように、元々MFP20aとBluetoothによる通信の可能な位置関係に設置され、通信履歴としてMFP20aのBDアドレスとデバイス名「Multi Function A」が記憶されているパソコン10aを、MFP20a〜20c及びパソコン10bがBluetoothによる通信範囲になる位置に移動した場合を考える。ここで、MFP20a〜20cに記憶されたBDアドレスは、MFP20aが最も大きく、続いてMFP20b、MFP20cと続くものとする。パソコン10aにおいて、サービス選択プログラムを実行し、表示された図8の画面でデバイス検索ボタン52をクリックすると、パソコン10aには、参考例における図3と同様の画面(但し、アイコンの左上の新規検出や接続履歴ありを示すマークは表示されない)が表示される。
【0076】
すなわち、各MFP20a〜20cが上述した処理によって送信した報知用デバイス名が表示される。MFP20aは通信履歴に記憶されている「Multi Function A」に、S400の処理による「(接続履歴あり)」を付加した報知用デバイス名を応答し、MFP20bは、S370の処理でセットされた「Multi Function A(1)」に、S390の処理による「(新規検出)」を付加した報知用デバイス名を応答し、MFP20cは、S370の処理でセットされた「Multi Function A(2)」に、S390の処理による「(新規検出)」を付加した報知用デバイス名を応答している。
【0077】
このように、MFP20a〜20cに記憶されたデバイス名「Multi Function
A」を変更することなく、各デバイスが生成した報知用デバイス名を報知することで、報知態様(デバイス名)を異なるものとして利用者に知らせることができる。したがって、従来の図9の表示に比べ、どのアイコンがどのデバイスに対応するのかを利用者が特定することが容易になる。例えば、MFP20aについては、接続履歴ありと表示されているので極めて容易に特定できる。また、MFP20b,20cについても、例えば、一度試しにサービスを要求してみることで、「Multi Function A(1)」と「Multi Function A(2)」がそれぞれどちらのデバイスに対応しているのかを特定できる。そして一旦特定してしまえば、後はデバイス名を見て容易にどちらのデバイスかを判断でき、図9のように表示されることによる混乱が生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】参考例のパソコンにおいて実行されるサービス選択プログラムによるデバイス名の取得表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】デバイス検出時のパソコンとMFPとの位置関係と、パソコン10aの通信範囲を示す説明図である。
【図4】図3の移動後のパソコンの位置における図2の処理によるBluetoothデバイスの表示例を示す説明図である。
【図5】施例のMFPにおけるデバイス名応答処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図5の処理における報知用デバイス名の設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】Bluetoothデバイスの検索の様子を説明する説明図である。
【図8】パソコンにおけるサービス選択プログラムの実行画面を示す説明図である。
【図9】図8の実行画面においてデバイス検索ボタンがクリックされた際の従来のデバイス検索結果の表示を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ネットワークシステム、
10…パソコン 11…CPU 12…ROM 13…RAM
14…HDD 15…表示部 16…操作部 17…Bluetooth通信モジュール
20…MFP(複合機) 21…CPU 22…ROM 23…RAM
24…HDD 25…表示部 26…操作部 27…Bluetooth通信モジュール
28…印字部 29…電話回線接続部
50…ウインドウ 52…デバイス検索ボタン
54…デバイス表示領域 56…サービス表示領域
100…PC 200…複合機

Claims (5)

  1. 通信機能を備える電子機器と、当該電子機器から機器名情報を取得して報知する報知装置とを備えたネットワークシステムにおいて、
    前記報知装置は、
    前記機器名情報の送信を前記電子機器に対して要求する送信要求手段と、
    前記電子機器から送信された機器名情報を受信する機器名情報受信手段と、
    前記機器名情報受信手段によって受信された機器名情報に基づく報知を行う報知手段と
    を備え、
    前記電子機器は、
    自機器の機器名情報を記憶する記憶手段と、
    前記報知装置からの前記機器名情報の送信要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段によって機器名情報の送信要求を受信した場合に、自機器の通信可能な他機器の機器名情報を取得する他機器名情報取得手段と、
    前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報と前記記憶手段に記憶された自機器の機器名情報との比較結果に基づき前記報知装置に対する応答用の機器名情報を生成する応答用機器名情報生成手段と、
    前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報を前記報知装置に対して送信する機器名情報送信手段と、
    前記機器名情報の要求元の報知装置を特定する報知装置特定情報を受信する報知装置特定情報受信手段と、
    前記報知装置特定情報受信手段によって受信された報知装置特定情報と前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報とを対応付けて登録する要求履歴登録手段を備え、
    前記応答用機器名情報生成手段は、前記要求履歴登録手段によって登録されている報知装置特定情報と応答用の機器名情報との対応関係に基づいて、前記機器名情報の要求元の報知装置に対応する応答用の機器名情報を生成し、生成した応答用の機器名情報と同一の機器名情報が、前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報の中にある場合、これらの機器名情報が異なるものとなるように応答用の機器名情報を生成すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記応答用機器名情報生成手段は、前記要求履歴登録手段によって前記機器名情報の要求元の報知装置を特定する報知装置特定情報が登録されている場合には、過去に通信履歴があることを表す機器名情報を前記応答用の機器名情報として生成すること
    を特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 通信機能を備える電子機器と前記電子機器から機器名情報を取得して報知する報知装置とを備えたネットワークシステムにおける前記電子機器であって、
    自機器の機器名情報を記憶する記憶手段と、
    前記報知装置からの前記機器名情報の送信要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段によって機器名情報の送信要求を受信した場合に、自機器の通信可能な他機器の機器名情報を取得する他機器名情報取得手段と、
    前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報と前記記憶手段に記憶された自機器の機器名情報との比較結果に基づき前記報知装置に対する応答用の機器名情報を生成する応答用機器名情報生成手段と、
    前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報を前記報知装置に対して送信する機器名情報送信手段と、
    前記機器名情報の要求元の報知装置を特定する報知装置特定情報を受信する報知装置特定情報受信手段と、
    前記報知装置特定情報受信手段によって受信された報知装置特定情報と前記応答用機器名情報生成手段によって生成された応答用の機器名情報とを対応付けて登録する要求履歴登録手段を備え、
    前記応答用機器名情報生成手段は、前記要求履歴登録手段によって登録されている報知装置特定情報と応答用の機器名情報との対応関係に基づいて、前記機器名情報の要求元の報知装置に対応する応答用の機器名情報を生成し、生成した応答用の機器名情報と同一の機器名情報が、前記他機器名情報取得手段によって取得された他機器の機器名情報の中にある場合、これらの機器名情報が異なるものとなるように応答用の機器名情報を生成すること
    を特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または2に記載のネットワークシステムにおける前記電子機器の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム
  5. 請求項1または2に記載のネットワークシステムにおける前記電子機器の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
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