JP3777383B2 - アプリケーションソフト改善コンサルティング方法及びアプリケーションソフト改善システム - Google Patents

Description

本発明は、アプリケーションソフト改善コンサルティング方法及びアプリケーションソフト改善システムであり、特にボトルネックになっているネットワークリソースを検出し、ネットワークシステムのアプリケーションソフト改善をコンサルティングする方法に関する。

高度情報化社会の実現に向けて、クライアントコンピュータ、ネットワーク管理者用コンピュータ、サーバ、ＨＵＢ、ルータ等の情報通信機器は、会社等で構築されたＬＡＮ（構内ネットワーク）等でネットワーク化されており、そして、ＷＡＮ（広域ネットワーク）等の公衆網に接続されており、インターネット等を利用することが可能となっている。そのため、このネットワークに性能低下等が発生すると、ネットワーク利用者に多大な影響を与えることとなる。そのため、ネットワークに監視装置を設置する事が提案されている。

従来のネットワーク性能管理サービスは、ネットワーク機器単体の性能管理を対象としているため、不十分であり、性能管理対象を全ネットワーク機器とデータ量及びアプリケーションソフトの利用状況に拡張し、モニタ範囲の追加とより正確なボトルネックの分析及び改善、チューニングのコンサルテーションが望まれている。

本発明は、従来の問題を解決するものであり、ネットワークリソースの統計情報の採取と、エンドユーザが体感しているエラー、レスポンス等の情報を採取することにより、（１）ネットワークの各種トラブルを解決し、顧客先システムのネットワークの使用を快適にし、（２）ネットワーク利用状況の変化量から、適当な時期でのネットワーク拡張を可能とし、（３）アプリケーションソフトの利用状況を提供し、顧客が戦略的にネットワークを使用できるように改善するアプリケーションソフト改善コンサルティングを行う方法及びアプリケーションソフト改善システムを提供することを目的とする。

本発明は、ポスティングサーバと、ＶＳポーラと、サービスセンタ用コンピュータと、ＶＳレポータを使用し、顧客先ネットワークシステムを構成するエージェント、サーバ、スイッチングハブ、ルータ及びネットワーク等のリソースのボトルネックを検出してアプリケーションソフト改善のコンサルティングを行う方法であって、下記（ａ）乃至（ｈ）を備えることにより、メールの添付ファイルの量の制限、ファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間の制限、クライアントの画面表示の制限、クライアントのアプリケーションソフトの入れ替え、又はパケットサイズとウインドサイズの最適化を行う提案を行うことを特徴とするアプリケーションソフト改善コンサルティング方法である。
（ａ）前記エージェントでエラー発生すると、前記ポスティングサーバへエラー情報を送出する。
（ｂ）前記ポスティングサーバは、前記エージェントの情報を、所定時間間隔で情報を受取る。
（ｃ）前記ＶＳポーラがサーバ、スイッチングハブ、ルータ等から生データを、所定間隔で収集する。
（ｄ）次に、前記アグリケータが前記ＶＳポーラの情報を用い、所定時間間隔で統計情報を作成する。
（ｅ）作成した統計情報により、ボトルネックとなっているネットワークリソースを知り、前記アグリゲータで作成された統計情報は、ルータ及びネットワーク回線、ルータを介して、前記サービスセンタ用コンピュータに送信され、格納される。
（ｆ）前記ＶＳレポータは、前記サービスセンタ用コンピュータに格納された統計情報を用い、インターネット回線を介して顧客先ネットワークシステムの表示装置に表示させ、顧客先ネットワークシステムは、表示装置により、ネットワークの統計情報を得ることができる。
（ｇ）前記サービスセンタ用コンピュータは、収集した情報から、ボトルネックの原因となっている又はなりそうなサーバ、スイッチングハブ、ルータ、ネットワーク等のリソースを判別する。
（ｈ）サービスセンタは、ボトルネックとなったリソースを把握することにより、以下の少なくとも一つの提案を行う。
（１）メールの添付ファイルの量の制限（例えば２Ｍｂ以下）
（２）ファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間（例えば窓口、昼間のみ）の制限
（３）クライアントの画面表示（例えばグラフィック、動画、画像）の制限
（４）クライアントのアプリケーションソフトの入れ替え（入出力要求の多発、ネットワークへの入出力頻度が多い、ＤＢ検索の入出力頻度が多い）、又はパケットサイズとウインドサイズの最適化（サイズが小さいと無効率が悪くなる）

本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明のアプリケーションソフト改善コンサルティング方法及びアプリケーションソフト改善システムの実施例について、図面を用いて説明する。図１は、実施例で使用するアプリケーションソフト改善システムの説明図である。

実施例を説明する。本実施例で使用するアプリケーションソフト改善システムは、図１に示すように、ポスティングサーバ２１、ＶＳポーラ２２、サービスセンタ用コンピュータ３１、ＶＳレポータ３２、ルータ３３等からなる。ポスティングサーバ２１、ＶＳポーラ２２は、顧客先ネットワーク１を構成するエージェント１１、サーバ１２、スイッチングＨＵＢ１３、ルータ１４とはネットワーク１５を介して接続される。サービスセンタ用コンピュータ３１、ＶＳレポータ３２、ルータ３３は、ネットワーク回線４を介して顧客先ネットワーク１と接続される。本実施例で使用するアプリケーションソフト改善システムは、エージェントのメールの添付ファイルの量を制限する手段、エージェントのファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間を制限する手段、エージェントの画面表示を制限する手段、エージェントのアプリケーションソフトの入れ替えを提案する手段、及びエージェントのパケットサイズとウインドサイズの最適化を行う手段を有している。

ポシティングサーバ２１は、エージェント１１からの情報を、例えば１回／１時間の間隔で受取り、また、エージェント１１でエラーが発生すると、エラー情報を受取る。ＶＳポーラ２２は、ネットワーク使用量、エラー発生等の情報やネットワーク機器の性能情報を収集するソフトウエア、例えばバイタルスィート（商品名）を搭載しており、エージェント１１、サーバ１２、スイッチングＨＵＢ１３、ルータ１４、ネットワーク１５等から、生データを５分間隔で収集する。また、ＶＳポーラ２２が収集した情報を１時間当りの統計情報に加工するソフトウエアであるアグリゲータを搭載しており、サーバ１２、スイッチングＨＵＢ１３、ルータ１４等の情報から、ボトルネックを探すことができ、ＶＳレポータ３２を経由し、ボトルネック情報を表示装置１６に送出する。サービスセンタ用コンピュータ３１は、ＶＳポーラ及びアグリゲータに指示を行うソフトウエアであるＶＳマスタを搭載している。ＶＳレポータ３２は、統計情報等を基にレポートを作成し、そして、作成したレポートを、ルータ３３、１４を介してインターネット接続された顧客先ネットワークの表示装置１６等へ送信する。ＶＳポーラ２２、ルータ１４、３３及びサービスセンタ用コンピュータ３１により、ルータ間でインターネットアドレス（ＩＰアドレス）が特定されるＶＰＮ（バーチャルプライベートネットワーク）が構成され、インターネットを専用線として利用させることが可能となる。

本実施例のアプリケーションソフト改善システムにおける通常動作を説明する。エージェント１１でエラー発生すると、ポスティングサーバ２１へエラー情報を送出する。ポスティングサーバ２１は、エージェント１１の情報を、例えば１回／１時間で情報を受取る。ＶＳポーラ２２がサーバ１２、スイッチングＨＵＢ１３、ルータ１４等から生データを、例えば１回／５分間隔で収集する。次に、アグリゲータがＶＳポーラ２２の情報を用い、例えば１回／１時間の間隔で統計情報を作成する。作成した統計情報により、ボトルネックとなっているネットワークリソースを知ることができる。アグリゲータで作成された統計情報は、ルータ１４及びネットワーク回線４、ルータ３３を介して、サービスセンタ用コンピュータ３１に送信され、格納される。ＶＳレポータ３２は、サービスセンタ用コンピュータ３１に格納された統計情報を用い、インターネット回線４を介して顧客先ネットワークの表示装置１６に表示させる。顧客先ネットワークの管理者は、表示装置１６により、ネットワークの統計情報を得ることができる。

本実施例におけるアプリケーションソフト改善コンサルティングについて説明する。サービスセンタ用コンピュータ３１は、収集した情報から、ボトルネックの原因となっている又はなりそうなリソースを判別する。リソースとしては、サーバ１２、スイッチングＨＵＢ１３、ルータ１４、ネットワーク１５等がある。サービスセンタは、ボトルネックとなったリソースを把握することにより、メールの添付ファイルの量の制限（例えば２Ｍｂ以下）、ファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間（例えば窓口、昼間のみ）の制限、クライアントの画面表示（例えばグラフィック、動画、画像）の制限、クライアントのアプリケーションソフトの入れ替え（入出力要求の多発、ネットワークへの入出力頻度が多い、ＤＢ検索の入出力頻度が多い）、又はパケットサイズとウインドサイズの最適化（サイズが小さいと無効率が悪くなる）を行うよう提案する。このようにして、顧客に対し、ネットワークシステムにおけるアプリケーションソフト改善をコンサルティングすることができる。

実施例で使用するアプリケーションソフト改善システムの説明図。

符号の説明

１１ エージェント
１２ サーバ
１３ スイッチングＨＵＢ
１４ ルータ
１５ ネットワーク
１６ 表示装置
２１ ポスティングサーバ
２２ ＶＳポーラ
３１ サービスセンタ用コンピュータ
３２ ＶＳレポータ
３３ ルータ
４ ネットワーク回線

Claims (1)

1. ポスティングサーバと、ＶＳポーラと、サービスセンタ用コンピュータと、ＶＳレポータを使用し、顧客先ネットワークシステムを構成するエージェント、サーバ、スイッチングハブ、ルータ及びネットワーク等のリソースのボトルネックを検出してアプリケーションソフト改善のコンサルティングを行う方法であって、
   下記（ａ）乃至（ｈ）を備えることにより、メールの添付ファイルの量の制限、ファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間の制限、クライアントの画面表示の制限、クライアントのアプリケーションソフトの入れ替え、又はパケットサイズとウインドサイズの最適化を行う提案を行うことを特徴とするアプリケーションソフト改善コンサルティング方法。
   （ａ）前記エージェントでエラー発生すると、前記ポスティングサーバへエラー情報を送出する。
   （ｂ）前記ポスティングサーバは、前記エージェントの情報を、所定時間間隔で情報を受取る。
   （ｃ）前記ＶＳポーラがサーバ、スイッチングハブ、ルータ等から生データを、所定間隔で収集する。
   （ｄ）次に、前記アグリケータが前記ＶＳポーラの情報を用い、所定時間間隔で統計情報を作成する。
   （ｅ）作成した統計情報により、ボトルネックとなっているネットワークリソースを知り、前記アグリゲータで作成された統計情報は、ルータ及びネットワーク回線、ルータを介して、前記サービスセンタ用コンピュータに送信され、格納される。
   （ｆ）前記ＶＳレポータは、前記サービスセンタ用コンピュータに格納された統計情報を用い、インターネット回線を介して顧客先ネットワークシステムの表示装置に表示させ、顧客先ネットワークシステムは、表示装置により、ネットワークの統計情報を得ることができる。
   （ｇ）前記サービスセンタ用コンピュータは、収集した情報から、ボトルネックの原因となっている又はなりそうなサーバ、スイッチングハブ、ルータ、ネットワーク等のリソースを判別する。
   （ｈ）サービスセンタは、ボトルネックとなったリソースを把握することにより、以下の少なくとも一つの提案を行う。
   （１）メールの添付ファイルの量の制限（例えば２Ｍｂ以下）
   （２）ファイル転送バッチを行うネットワーク通常業務時間（例えば窓口、昼間のみ）の制限
   （３）クライアントの画面表示（例えばグラフィック、動画、画像）の制限
   （４）クライアントのアプリケーションソフトの入れ替え（入出力要求の多発、ネットワークへの入出力頻度が多い、ＤＢ検索の入出力頻度が多い）、又はパケットサイズとウインドサイズの最適化（サイズが小さいと無効率が悪くなる）

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