JP3774837B2

JP3774837B2 - Candle

Info

Publication number: JP3774837B2
Application number: JP28603797A
Authority: JP
Inventors: 悦夫坂本; 美喜男前田
Original assignee: ペガサスキヤンドル株式会社
Priority date: 1996-10-01
Filing date: 1997-10-01
Publication date: 2006-05-17
Anticipated expiration: 2017-10-01
Also published as: JPH10158685A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に屋外で、水に浮かす形態で燃焼させるローソク並びにローソクを水に浮かす形態で燃焼させるための燭台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より室内では、ロウが水より比重が小さくローソクが水に浮く性質を利用した、ローソクを水に浮かす形態で燃焼させるための燭台、いわゆるフローティングキャンドル用スタンドでローソクを灯すことが広く行われている。また、皿状本体の中心部にローソク支持筒を設けた、水面に浮かべて使用されるローソク立ても提案されている（実開昭６１−１５６１１２号公報）。また主に屋外で燃焼させるローソクとしては、風によって燃焼火炎が消されるのを防ぐために燃焼量を多くし燃焼火炎を大きくしたローソクが用いられている。例えば、ろうを主剤とした燃焼体の中央部に一般的に使用されているものよりもかなり太い燃焼芯を配置したもの、ろうを主剤とした中心体に布帛を巻き付けその布帛にろうを含浸させて燃焼させるもの、ろうを主剤とした中心体に紙を巻き付けて燃焼させるもの等が使用されている。又、紙、布あるいはプラスチック等の可燃性薄状体より成る外皮体を、ろうそく本体の下端面を除く部分に覆着させたものもある（実開昭６１−１５５３５０号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
水に浮かす形態でローソクを燃焼させると、燃焼火炎がほぼ同じ高さで燃焼し続けることとなり外観上好ましいものである。また垂れたロウは水面上で冷え固まり、燭台や器具及びローソクの足元周辺を汚すことはなく、使用後の片付けも簡易である。この優れた、ローソクを水に浮かせて燃焼させるという形態を屋外でも実施したい、と云うのが本発明の発端である。
【０００４】
従来の形式の、ローソクを水に浮かす形態で燃焼させるための燭台を使用し、主に屋外で燃焼させる従来の燃焼量の大きいローソクを燃焼させると、燃焼火炎が水面近くに位置した状態で燃焼する。このことは、以下に述べるような、種々の問題点を引き起こす。先ず、空気の対流が起こりにくくなるため、燃焼火炎の熱は燃焼火炎周辺から外部に放出されにくい。そのため、この燃焼量の大きいローソクの燃焼火炎より発生する多量の熱量は燭台内に篭もり、燭台及び燭台内の水を高温にし、垂れたロウが水面上で冷え固まる効果が期待できなくなる。またローソク本体のロウが柔らかくなりロウ垂れを起こしやすくなる。水面より上方のローソクに働く重力はローソクに働く浮力とローソクに働く重力の差であるので、ロウ垂れが多くしかもその垂れたロウが水面より上方のローソクの足元に付着し続けると、垂れてローソクに付着したロウにも水面より上方のローソクとしての重力が働くので、その分だけ水面上方のローソクの高さはロウ垂れが少ない場合に比べて低くなり、燃焼火炎はより水面に近接し、燭台内の水をますます高温にする。燭台内の水がさらに高温になると、ローソク本体のロウが融け始める事態も起きる。さらに垂れたロウが水面上で冷え固まらず、ローソク上部に付着したまま水面上に広がり燭台を汚し使用後の片付けを面倒なものにしてしまう。また、実開昭６１−１５５３５０号公報に提案されているローソクの形態を主に屋外で燃焼させる燃焼量の大きいローソクに適応しても、その外皮体は燃焼量の大きな燃焼火炎により容易に熔融あるいは燃焼してしまい、熔けたロウが垂れるのを防ぐ効果は無く前記の場合と同じ結果となった。さらに、実開昭６１−１５６１１２号公報に示される形態の燭台を使用しても、同様であった。
一方、主に屋外で燃焼させる従来のローソクを、ローソクを水に浮かす形態を使用しない従来の使用形態で燃焼させると、垂れたロウがローソクの足元周辺を汚し見苦しく、また使用後の残渣の片付けがかなり面倒であった。
【０００５】
本発明の目的は、主に屋外で使用し水に浮かす形態で燃焼させるローソク並びにローソクを水に浮かす形態で燃焼させるための燭台であって、有風下においても燃焼火炎が消え難くかつ燃焼火炎がほぼ定位置で燃焼し、燭台や器具及びローソク周辺を汚すことがなく、使用後の片付けも簡易な、水に浮かす形態で燃焼させるローソク並びにローソクを水に浮かす形態で燃焼させるための燭台を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、第一の発明は、燃焼剤と、該燃焼剤内部及び該燃焼剤外周面の一方または双方に配置された燃焼芯部と、使用状態において該燃焼剤下部となる部位に配置された浮子よりなるローソクであり、第二の発明は、水を収容して使用される燭台であって、水収容部と、該水収容部の中央部に配置されたローソク収容部と、該ローソク収容部内に収容配置された浮子よりなる燭台であり、第三の発明は、燭台の水収容部側面上部に換気口を有する第二の発明に記載の燭台である。
【０００７】
なお、本発明でいう浮子とは、燃焼本体に働く浮力に、より一層の浮力を付加させ、浮子を使用しない場合よりもローソクを水面より、より浮上しやすくさせる構成物を指している。
【０００８】
本発明のローソク並びに燭台は、燃焼本体の、使用状態において該燃焼本体下部となる部位に浮子を配置し、あるいは、水を収容して使用される燭台のローソク収容部内に浮子を収容配置することにより、燃焼本体に働く浮力に浮子の浮力を付加させて浮子を使用しない場合よりもローソクの燃焼火炎部を水面より、より高く浮上させることが可能となる。これにより、ローソクの燃焼火炎部と水面との距離が大きくなり、十分な空気の対流が起こり燃焼火炎の熱は燃焼火炎周辺から外部に放出され易くなる。したがって、燃焼量の大きいローソクの燃焼火炎より発生する多量の熱量も外部に放出され易く、燭台及び燭台内の水を高温にする事はなく、垂れたロウが水面上で冷え固まる効果を減じることはない。またローソク本体のロウが柔らかくなりロウ垂れを起こし易くなったり、ローソク本体のロウが融け始めると云ったことも起きない。
【０００９】
本発明のローソク並びに燭台を使用すれば、屋外でローソクを燃焼させる場合でも、燃焼火炎がほぼ同じ高さで燃焼し続けることとなり外観上好ましいものとなる。また垂れたロウはローソク周辺の水面上で冷え固まるか、消火後、放置し冷却することで燭台に付着する事なく固まり、燭台や器具及びローソクの足元周辺を汚すことはなく、使用後の片付けも簡易である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に、上記本発明のローソク及び燭台の一例を図面にて説明する。
図１は、本発明のローソクの一例の断面図である。また、図３は本発明の燭台の一例の断面図である。さらに、図４は本発明の燭台の一例の断面図である。さらに、図６は、図５に示す従来の燭台に水を入れて、図１に示す本発明のローソクを挿入し燃焼させた状態での断面図である。さらに、図７は、図３に示す本発明の燭台に水を入れて、図２に示す従来のローソクを挿入し燃焼させた状態での断面図である。さらに、図８は、図４に示す本発明の燭台に水を入れて、図２に示す従来のローソクを挿入し燃焼させた状態での断面図である。一方、図９は、図５に示す従来の燭台に水を入れて、図２に示す従来のローソクを挿入し燃焼させた状態での断面図である。図６ないし図８は、燃焼本体１に働く浮力に浮子２の浮力が付加され、図９に示す浮子を使用しない従来の燃焼形態よりも、燃焼火炎部３が水面より、より高く浮上した状態で燃焼していることを示している。これが、本発明の基本点となっている。
【００１１】
本発明のローソクは、燃焼剤と燃焼芯部及び浮子から構成される。該燃焼剤としては、一般にローソクに使用されているパラフィンワックスを主剤とした燃焼剤が使用できる。該燃焼芯部は、木綿や紙、必要によっては再生セルロース系フィルム、合成樹脂フィルム等により構成されたものが使用できる。本発明で使用される燃焼本体１は、該燃焼剤と、該燃焼剤内部に挿入配置および／または該燃焼剤外周面に装着された該燃焼芯部からなる。また、従来の主に屋外で燃焼させるローソクとしては、風によって燃焼火炎が消されるのを防ぐために燃焼量を多くし燃焼火炎を大きくしたローソクが用いられている。これらの内で、水に浮かした際、燃焼芯部に水が浸入し燃焼状態を悪化させるもの以外のものは、本発明のローソクの燃焼本体１として使用することが可能である。例えば、屋外の風に耐え得る燃焼量を達成できる、木綿や紙などからなる燃焼芯をパラフィンワックスを主とした燃焼剤の中央部に配置したローソクや、パラフィンワックスを主とした燃焼剤の外周面に燃焼芯となる木綿布や紙を巻き付け、ワックスを含浸させ防水し、場合によっては再生セルロース系フィルムまたは合成樹脂フィルムを巻き付けたローソクなどが使用できる。該燃焼本体１の形状は特に限定されない。従来多く使用されている棒状の燃焼本体はもとより、例えば図１０に示すように、円錐形状あるいは円錐台形状の燃焼本体を使用してもよい。
【００１２】
本発明のローソクにおける浮子２は、燃焼本体１に働く浮力に、より一層の浮力を付加させるための構成物であるので、燃焼本体１よりも比重が小さいことが必要である。また、水中で使用されるものなので、防水性を持つことが望ましい。浮子２全体として上記の条件を満たせばよく、その素材、材質等は特に限定されない。例えば空気室を有する容器や発泡体、バルサ材等の木材やコルク等の樹皮などが使用でき、必要であれば防水加工を施してもよい。中でも、空気室を有するポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂製やアルミニウムなどの金属製の容器は、全体としての比重が小さくその浮力が大きいことや優れた防水性により好ましく、ローソクの燃焼後、燃え残りの残渣等と共にすみやかに廃棄できる、と云う点では、空気室を有するポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂製の容器は特に好ましいものである。またその形状及び大きさは、使用する燃焼本体１、燭台８、必要とされる浮力及び使用条件等を考慮して適宜決定すればよく、特に限定はされない。
【００１３】
本発明のローソクにおいては、浮子２は図１及び図１１に示すように、燃焼本体１の、使用状態において該燃焼本体１の下部となる部位に、好ましくは使用状態において該燃焼本体１の底部および／または側面下部となる部位に配置される。その配置形態は、粘着、接着、嵌着、挾持、挿入、吊り下げなど、公知の手段によるものが使用でき特に限定されず、燃焼本体１及び浮子２の素材、材質や使用条件等を考慮して適宜選択すればよい。また図１１（ｃ）に示すように、燃焼剤外周面に燃焼芯部を装着させる際、該燃焼芯部を該燃焼剤下方に延長させ、該燃焼剤と浮子２を連ねた状態で該燃焼芯部を装着させるようにしてもよい。また、燃焼本体１と浮子２とを脱着可能とすれば保管、運搬時等の便宜を図ることができる。
【００１４】
本発明の燭台８は、水を収容して使用される燭台であって、図３又は図４に示すように、水収容部６と、該水収容部６の中央部に配置されたローソク収容部５と、該ローソク収容部５内に収容配置された浮子２で構成される。
該燭台８に水を入れ、ローソク４または従来のローソクを該ローソク収容部５に挿入し燃焼させる過程で、該ローソク収容部５と該水収容部６とは常に水が行き来できる状態であることが必要であり、図１０又は図１２（ｃ）に示すような形態の燭台では該ローソク収容部５上端以上に常に水がある状態であることが必要となる。一方、図３又は図１２（ｄ）に示すように該ローソク収容部５に通水口９を有する燭台では、該ローソク収容部５と該水収容部６とは常に水が行き来できる状態になっている。どちらの形態の燭台においても、ローソク収容部５上端が水面より突出していると、垂れたロウが該ローソク収容部５上端に付着し燭台を汚すばかりか、該ローソク４の浮上動作を妨げる結果となる。さらに、燃焼火炎部３が該ローソク収容部５上端に近接した状態になると、燃焼火炎の熱により該ローソク収容部５上端が過度に熱せられることとなり、該ローソク４のロウが異常に融けたり水７が非常な高温になる状態となり易い。そのため、水７は常にローソク収容部５上端以上にあることが望ましい。
【００１５】
ローソク収容部５および水収容部６の素材、材質等は、燭台として必要とされる不燃性に加えて、屋外での使用に必要とされる耐熱性、耐久性等を考慮して適宜選択すればよい。該素材、材質等は特に限定されないが、取り扱いの簡便さやその耐久性等により、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、あるいは黄銅などの金属が好ましい。
【００１６】
棒状のローソク４を使用する場合にはローソク収容部５は該ローソク４に沿った形状とすることが望ましい。該ローソク４と該ローソク収容部５の間に必要以上の間隙があると、燭台８に水を入れ該ローソク４を該ローソク収容部５に挿入し燃焼させる過程で、該ローソク４が傾斜しがちとなり、ロウ垂れの増加などの望ましくない燃焼状態を起こし易い。また同様に、該ローソク４の形状が棒状以外の場合にも、燃焼過程で該ローソク４の傾斜を防ぐ配慮が必要である。
また同じように従来のローソクを使用しても、図９に示す従来の燭台に比べ、図７及び図８に示すような該ローソク収容部５の上部が水収容部６底部より突出している形態の本発明の燭台では、燃焼過程終盤で燃焼本体１が短くなっても傾くことなく燃焼するので、望ましい形態といえる。
【００１７】
また水収容部６の上端開口部は、図３、図１２（ａ）および図１２（ｄ）に示すような上方に開口する形状であれば、空気の対流が起こり易く燃焼火炎の熱を外部に放出し易いので、望ましい。さらに図４、図１２（ｂ）および図１２（ｃ）に示すように、該水収容部６の側面上部に換気口１０を設けるならば、十分な空気の流入が確保でき、燃焼火炎の熱を空気の対流とともに外部に放出するには、より効果的となり、より良好な燃焼状態が維持できる優れた燭台となる。その際、水が常にローソク収容部５上端以上にあるように配慮して該換気口１０の位置を決めるのが望ましい。該換気口１０を設けた水収容部の一例を図１３に示す。また、この形態の燭台の実際の使用例を、図１４に示す。また、該水収容部６の内面をメッキ、塗装などの公知の手段により鏡面にすれば、燃焼火炎部３の輻射熱を反射により水収容部６及び該水収容部６内の水７に吸収させにくくすることができ、両者の温度上昇を抑えることができる。
【００１８】
本発明の燭台８は、ローソク収容部５を１個持つ構成の他に、図１６に示すように、複数個のローソク収容部５を持つ構成とすることもできる。この場合、燃焼火炎の熱を外部に放出し易いように燃焼火炎部３は互いに近接しないよう配慮する必要がある。そのため複数個のローソク収容部５は、互いに距離を保って配置されなければならない。また水収容部６は、複数の燃焼火炎の熱によっても水が高温とならないよう、複数個のローソク収容部５周囲に十分な量の水を収容できる構成とするのが望ましい。
【００１９】
本発明の燭台８のローソク収容部５には、通常、本発明のローソク４または従来のローソクが１本挿入され使用される構成となっているが、図１７に示すように、本発明のローソク４または従来のローソクを複数本挿入し使用する構成とすることも可能である。また、従来の燭台に複数本の本発明のローソク４を挿入し使用する構成としてもよい。
【００２０】
本発明の燭台８のローソク収容部５内に収容配置される浮子２としては、上記の本発明のローソク４に使用される浮子２が使用できる。中でも、空気室を有するアルミニウムなどの金属製の容器は耐熱性に優れ、燭台８と共に繰り返し使用できる点で、特に好ましいものである。また、該浮子２がローソクを浮上させる機能を十分に発揮するためには、該ローソク収容部５内を妨げられる事なく滑らかに上昇できることが望ましい。
【００２１】
本発明のローソク並びに燭台は、どちらか一方のみの使用で十分な効果が得られるものであるが、もちろん両者を組み合わせて使用しても差し支えない。
【００２２】
【実施例】
次に、本発明のローソク及び燭台を実施例及び比較例を用いてさらに具体的に説明する。
実施例１及び２、比較例；パラフィンワックスを主剤としたロウ材の外周面に外芯となる市販の和紙を巻き付け、ロウを該和紙に含浸させ、さらにポリプロピレンフィルムテープを巻き付け、図２に示すような外径３８ｍｍ、長さ４００ｍｍの円筒棒状のローソクを製作した。
図５に示す開口部の直径３５０ｍｍ、深長１４０ｍｍの半円球状の水収容部と、内径４３ｍｍ、深長５００ｍｍの円筒形状のローソク収容部からなる黄銅製燭台を用い、該水収容部の上端より５０ｍｍほど下まで水を入れ、上記の該ローソクを該ローソク収容部に挿入したものを、比較例サンプルとした。
【００２３】
また、比較例で使用したものと同じローソクの底部に、浮子として外径３５ｍｍ、長さ１１０ｍｍのポリプロピレン製の密封した円筒容器を粘着テープで装着固定し、図１に示すような本発明のローソクとした。比較例で使用したものと同じ燭台に比較例と同様に水を入れ、上記の本発明のローソクをローソク収容部に挿入したものを、実施例１サンプルとした。
さらに比較例で使用したものと同じ燭台のローソク収容部に浮子として外径４０ｍｍ、長さ１２０ｍｍのアルミニウム製の密封した円筒容器を挿入配置し、本発明の燭台とした。これに比較例と同様に水を入れ、比較例で使用したものと同じローソクを該ローソク収容部に挿入したものを、実施例２サンプルとした。
実施例１及び２サンプル、比較例サンプル各３個を、風速３〜５ｍ／秒の条件下の屋外で図１５に示すような燭台スタンドに保持した状態で、燃焼芯部に点火し、２時間燃焼させた。
【００２４】
比較例サンプルはいずれも、燃焼開始時に燃焼火炎部は水面より４ｃｍほどの高さで燃焼していたが、燃焼に伴いロウ垂れが起こりまた徐々に燃焼火炎が水面に近接し、燃焼開始後３０分ほどで燃焼火炎が水面上を掠め、水収容部内には熱が篭もり水温も上昇しロウ垂れも一層激しくなった。さらに燃焼開始後１時間ほどで、３個とも水面上に垂れたろうが熔融し、水面全面を覆ってしまった。１個は１時間４０分後にローソクのロウがすべて融け出してしまい燃焼火炎が消えてしまった。残りの２個は、ローソクのロウ垂れによる消耗が激しく、通常の燃焼状態よりもかなり早く短くなっていった。さらに短くなったローソクがローソク収容部から離脱し、水面上に横倒しの状態で浮遊し、水面上の熔融ロウの上で燃焼する状態になった。このときの水温は、３個とも６０〜７０℃という高温であった。
【００２５】
実施例１及び２サンプルはいずれも、燃焼開始時に燃焼火炎部は水面より１４ｃｍほどの高さで燃焼し始め、燃焼過程での水収容部内の熱の篭もりも少なく、水温の上昇も小さくロウ垂れも軽佻であり、水面に達した垂れたロウは水で冷やされ固まった。また、垂れたロウがローソクに付着するに従い燃焼火炎部がやや低くなり始めるが、ローソクに付着したロウが脱落すると、燃焼火炎部はほぼ燃焼開始時の位置に戻った。実施例１及び２サンプルの６個すべてにおいて２時間の燃焼中、同様の燃焼状態が観察された。また水温の上昇は、最高４５℃程度であった。さらに２時間の燃焼後にその状態を観察すると、垂れたロウは水面の１／５〜１／３程度を覆うのみで、すべて冷え固まっていた。また水収容部にロウが付着することもなく、後片付けは極めて簡易であった。
【００２６】
【発明の効果】
上記構成により、本発明のローソクおよび／または燭台を使用すれば、屋外でローソクを燃焼させる場合でも、燃焼火炎がほぼ同じ高さで燃焼し続けることとなり外観上好ましいものとなる。また垂れたロウはローソク周辺の水面上で冷え固まるか、消火後、放置し冷却することで燭台に付着する事なく固まり、燭台や器具及びローソクの足元周辺を汚すことはなく、使用後の片付けも簡易である。さらに本発明のローソク並びに燭台は、屋外において従来、安全性や周囲の汚れ、残渣の片付けなどの問題により、燃焼火炎による演出が困難であった場所においても、燃焼火炎による演出、装飾を行うことを可能にすると共に、屋外での燃焼火炎による演出、装飾において、今までにない優れた効果を上げることを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のローソクの一例を示す断面図である。
【図２】従来のローソクの一例を示す断面図である。
【図３】本発明の燭台の一例を示す断面図である。
【図４】本発明の燭台の他の一例を示す断面図である。
【図５】従来の燭台の一例を示す断面図である。
【図６】本発明のローソクの使用例の一例を示す断面図である。
【図７】本発明の燭台の使用例の一例を示す断面図である。
【図８】本発明の燭台の使用例の他の一例を示す断面図である。
【図９】従来のローソク及び燭台の使用例を示す断面図である。
【図１０】本発明の燭台の使用例のさらに他の一例を示す断面図である。
【図１１】本発明のローソクの他の一例を示す断面図である。
【図１２】本発明の燭台のさらに他の一例を示す断面図である。
【図１３】本発明の燭台の水収容部の一例を示す正面図である。
【図１４】本発明のローソクおよび／または燭台の使用例のさらに他の一例を示す正面図である。
【図１５】本発明のローソクおよび／または燭台の使用例のさらに他の一例を示す正面図である。
【図１６】本発明のローソクおよび／または燭台の使用例のさらに他の一例を示す正面図である。
【図１７】本発明の燭台の使用例のさらに他の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
１燃焼本体
２浮子
３燃焼火炎部
４ローソク
５ローソク収容部
６水収容部
７水
８燭台
９通水口
１０換気口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a candle that is burned in the form of floating in water, mainly outdoors, and a candlestick for burning a candle in a form of floating in water.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the room, it is widely used to illuminate candles with candlesticks for burning candles in the form of floating candles, using the property that wax has a smaller specific gravity than water and candles float on water, so-called floating candle stands. Yes. There has also been proposed a candle stand which is provided with a candle support cylinder at the center of the dish-shaped body and used to float on the water surface (Japanese Utility Model Publication No. 61-156112). As candles that are burned outdoors, candles are used in which the amount of combustion is increased and the combustion flame is increased in order to prevent the combustion flame from being extinguished by the wind. For example, a combustion core that is considerably thicker than that generally used in the central part of a combustion body mainly composed of wax is arranged, or a fabric is wound around a central body mainly composed of wax and the cloth is impregnated with wax. And the like which are burned by wrapping paper around a central body mainly composed of wax. Also, there is a case in which an outer skin made of a flammable thin body such as paper, cloth or plastic is covered on a portion excluding the lower end surface of the candle body (Japanese Utility Model Laid-Open No. 61-155350).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When the candle is burned in the form of floating in water, the combustion flame continues to burn at substantially the same height, which is preferable in appearance. Also, the dripping wax cools and hardens on the surface of the water, and does not contaminate the candlesticks, instruments, and the area around the candlestick, and is easy to clean up after use. The starting point of the present invention is that it is desirable to carry out this excellent form of burning candles in water and burning them outdoors.
[0004]
Using conventional candlesticks for burning candles in the form of floating in the water, burning conventional candles that burn mainly outdoors burns in a state where the combustion flame is located near the water surface. To do. This causes various problems as described below. First, since air convection is less likely to occur, the heat of the combustion flame is difficult to be released to the outside from the vicinity of the combustion flame. For this reason, a large amount of heat generated from the burning flame of the candle with a large amount of combustion is trapped in the candlestick, the water in the candlestick and the candlestick becomes high temperature, and the drooping wax can be expected to cool and solidify on the water surface. In addition, the wax of the candle body becomes soft, and it tends to cause dripping. Gravity acting on the candle above the water surface is the difference between the buoyancy acting on the candle and the gravity acting on the candle, so if there is a lot of drooping and the dripping wax continues to stick to the feet of the candle above the water surface, the dripping candle Gravity as a candle above the water surface also acts on the wax adhering to the water, so that the height of the candle above the water surface is lower than that when there is little dripping, the combustion flame is closer to the water surface, the candlestick The water inside becomes increasingly hot. When the water in the candlestick gets hotter, the candle may begin to melt. Furthermore, the drooping wax does not cool and harden on the surface of the water, spreads on the surface of the water while sticking to the upper part of the candle, soils the candlestick, and makes cleaning up after use troublesome. Moreover, even if the candle type proposed in Japanese Utility Model Publication No. 61-155350 is adapted to a candle with a large combustion amount that is burned outdoors, its outer shell is easily melted by a combustion flame having a large combustion amount. Or it burned and there was no effect which prevents the molten wax from dripping, and it became the same result as the above-mentioned case. Further, the same result was obtained even when a candlestick having the form shown in Japanese Utility Model Publication No. 61-156112 was used.
On the other hand, when a conventional candle that is burned outdoors is burned in a conventional form that does not use the form in which the candle is floated on the water, the dripping wax stains the area around the candle's feet and is unsightly, and cleaning up the residue after use Was quite troublesome.
[0005]
An object of the present invention is a candlestick that is used mainly outdoors and burns in a form that floats in water, and a candlestick for burning a candle in a form that floats in water, and the combustion flame is difficult to disappear even under wind and the combustion flame is Providing candles that burn almost in a fixed position, do not pollute the candlesticks, fixtures and candles, and are easy to clean up after use, in a form that floats in water, and candles that burn in a form that floats in water There is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the first invention relates to a combustor, a combustion core disposed in one or both of the combustor and the outer peripheral surface of the combustor, and a float disposed in a portion which is the lower part of the combustor in use. The candle according to the second aspect of the present invention is a candlestick used for storing water, and includes a water storage portion, a candle storage portion disposed at a central portion of the water storage portion, and the candle storage portion. in a candlestick consisting accommodated arranged float, the third invention is a candlestick according to the second aspect of the present invention having a water accommodating portion side surface upper ventilation openings candlesticks.
[0007]
In addition, the float described in the present invention refers to a composition that adds more buoyancy to the buoyancy acting on the combustion main body and makes it easier for the candle to float above the water surface than when no float is used.
[0008]
In the candle and candlestick of the present invention, a float is disposed in a portion of the combustion main body which is the lower portion of the combustion main body in use, or a float is accommodated in a candle housing portion of a candlestick used by accommodating water. As a result, the burning flame part of the candle can be lifted higher than the surface of the water than when the buoyancy of the float is added to the buoyancy acting on the combustion main body and the float is not used. As a result, the distance between the burning flame portion of the candle and the water surface is increased, sufficient air convection occurs, and the heat of the combustion flame is easily released to the outside from the vicinity of the combustion flame. Therefore, a large amount of heat generated from the burning flame of a candle with a large amount of combustion is also easily released to the outside, so that the water in the candlesticks and candlesticks does not rise to a high temperature, and the effect that the drooping wax cools and solidifies on the water surface is reduced There is no. In addition, it does not happen that the wax of the candle body becomes soft and it becomes easy to cause dripping or the wax of the candle body starts to melt.
[0009]
With candles and candlestick present invention, even when burning the candles outdoors, the combustion flame becomes substantially preferable appearance will continue to burn at the same height. Also, the dripping wax cools and solidifies on the surface of the water around the candle, or after standing in the fire, it cools without sticking to the candlestick, and does not contaminate the candlestick, fixtures, and the candle's feet. Is also simple.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of the candle and candlestick of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view of an example of the candle of the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view of an example of the candlestick of the present invention. FIG. 4 is a cross-sectional view of an example of the candlestick of the present invention. FIG. 6 is a cross-sectional view of the conventional candlestick shown in FIG. 5 in which water is poured and the candle of the present invention shown in FIG. 1 is inserted and burned. FIG. 7 is a cross-sectional view of the candlestick of the present invention shown in FIG. 3 in a state where water is inserted and the conventional candle shown in FIG. 2 is inserted and burned. Further, FIG. 8 is a cross-sectional view of the candlestick of the present invention shown in FIG. 4 in which water is put and the conventional candle shown in FIG. 2 is inserted and burned. On the other hand, FIG. 9 is a cross-sectional view of the conventional candlestick shown in FIG. 5 in which water is put and the conventional candle shown in FIG. 2 is inserted and burned. 6 to 8 show a state in which the buoyancy of the float 2 is added to the buoyancy acting on the combustion main body 1, and the combustion flame part 3 is lifted higher than the water surface as compared with the conventional combustion mode not using the float shown in FIG. Indicates that it is burning. This is the basic point of the present invention.
[0011]
The candle of the present invention is composed of a combustion agent, a combustion core, and a float. The combustion agent, generally a combustion agent and the main agent of the paraffin wax used in Roso click can be used. The combustion core can be made of cotton or paper, and if necessary, a regenerated cellulose film, a synthetic resin film, or the like. The combustion main body 1 used in the present invention includes the combustion agent and the combustion core portion that is inserted into the combustion agent and / or attached to the outer peripheral surface of the combustion agent. As the candle to conventional main combustion outdoors, candles with an increased number burning flame combustion amount to prevent the combustion flame is extinguished by wind are used. Of these, those other than those that enter the combustion core and deteriorate the combustion state when floated on water can be used as the burning body 1 of the candle of the present invention. For example, a candle with a burning core made of cotton or paper, which can withstand the outdoor wind, placed in the center of a burning agent mainly made of paraffin wax, or an outer periphery of a burning agent made mainly of paraffin wax A cotton cloth or paper that becomes a burning core is wound around the surface, water is impregnated with wax, and in some cases, a candle wrapped with a regenerated cellulose film or a synthetic resin film can be used. The shape of the combustion main body 1 is not particularly limited. For example, as shown in FIG. 10, a conical or frustoconical combustion main body may be used as well as a rod-shaped combustion main body that has been widely used conventionally.
[0012]
The float 2 in the candle of the present invention is a component for adding more buoyancy to the buoyancy acting on the combustion main body 1, and therefore needs to have a specific gravity smaller than that of the combustion main body 1. Moreover, since it is used underwater, it is desirable to have waterproofness. The float 2 as a whole only needs to satisfy the above conditions, and the material, material, and the like are not particularly limited. For example, a container having an air chamber, a foam, a wood such as a balsa material, or a bark such as a cork may be used, and if necessary, waterproofing may be performed. Among these, containers made of synthetic resin such as polyethylene and polypropylene having air chambers and metal containers such as aluminum are preferable due to their small specific gravity and large buoyancy and excellent waterproof properties. After burning candles, they remain unburned. A container made of a synthetic resin such as polyethylene or polypropylene having an air chamber is particularly preferable in that it can be promptly disposed of together with the residue and the like. The shape and size may be appropriately determined in consideration of the combustion main body 1 to be used, the candlestick 8, the required buoyancy, the use conditions, and the like, and is not particularly limited.
[0013]
In the candle according to the present invention, as shown in FIGS. 1 and 11, the float 2 is disposed at a portion of the combustion main body 1 that is a lower portion of the combustion main body 1 in the use state, preferably at the bottom of the combustion main body 1 in the use state. And / or it is arrange | positioned in the site | part used as the side part lower part. The arrangement may be any known means such as adhesion, adhesion, fitting, clamping, insertion, hanging, etc., and is not particularly limited. Considering the materials, materials, conditions of use, etc. of the combustion body 1 and the float 2 May be selected as appropriate. Further, as shown in FIG. 11 (c), when the combustion core is attached to the outer peripheral surface of the combustion agent, the combustion core is extended below the combustion agent, and the combustion agent and the float 2 are connected together. You may make it mount a core part. Further, if the combustion main body 1 and the float 2 can be attached and detached, the convenience of storage and transportation can be achieved.
[0014]
The candlestick 8 of the present invention is a candlestick used for containing water. As shown in FIG. 3 or FIG. 4, the candle holder 8 disposed in the center of the water storage portion 6 and the water storage portion 6. It comprises a part 5 and a float 2 accommodated in the candle accommodating part 5.
In the process of putting water in the candlestick 8 and inserting the candle 4 or a conventional candle into the candle holder 5 and burning it, the candle holder 5 and the water holder 6 are always in a state where water can come and go. In the candlestick in the form as shown in FIG. 10 or FIG. 12 (c), it is necessary that water is always present above the upper end of the candle housing 5. On the other hand, as shown in FIG. 3 or FIG. 12 (d), in the candlestick having the water passage port 9 in the candle housing portion 5, water can always go back and forth between the candle housing portion 5 and the water housing portion 6. Yes. In both types of candlesticks, if the upper end of the candle holder 5 protrudes from the surface of the water, the drooping wax adheres to the upper end of the candle holder 5 and soils the candlestick, or hinders the floating movement of the candle 4. Become. Furthermore, when the combustion flame part 3 comes close to the upper end of the candle housing part 5, the upper end of the candle housing part 5 is excessively heated by the heat of the combustion flame, and the wax of the candle 4 melts abnormally or water 7 tends to be very hot. For this reason, it is desirable that the water 7 is always above the upper end of the candle accommodating portion 5.
[0015]
The materials and materials of the candle holder 5 and the water holder 6 are appropriately selected in consideration of the heat resistance and durability required for outdoor use in addition to the non-flammability required as a candlestick. That's fine. The material, material, and the like are not particularly limited, but metals such as iron, stainless steel, aluminum, copper, or brass are preferable in terms of ease of handling and durability.
[0016]
In the case of using a rod-shaped candle 4, it is desirable that the candle accommodating portion 5 has a shape along the candle 4. If there is an unnecessarily large gap between the candle 4 and the candle container 5, the candle 4 tends to tilt during the process of inserting water into the candlestick 8 and inserting the candle 4 into the candle holder 5 and burning it. Therefore, it is easy to cause an undesirable combustion state such as an increase in drooping. Similarly, even when the shape of the candle 4 is other than a rod shape, consideration must be given to prevent the candle 4 from being inclined during the combustion process.
Similarly, even when a conventional candle is used, the upper part of the candle accommodating part 5 as shown in FIGS. 7 and 8 protrudes from the bottom of the water accommodating part 6 as compared with the conventional candlestick shown in FIG. The candlestick of the present invention can be said to be a desirable form because it burns without tilting even if the combustion body 1 becomes shorter at the end of the combustion process.
[0017]
Further, if the upper end opening of the water storage portion 6 has a shape that opens upward as shown in FIGS. 3, 12 (a) and 12 (d), air convection is likely to occur and the heat of the combustion flame is externally transmitted. It is desirable because it is easy to release. Further, as shown in FIGS. 4, 12 (b) and 12 (c), if a ventilation port 10 is provided at the upper part of the side surface of the water accommodating portion 6, sufficient air inflow can be secured and the heat of the combustion flame can be secured. It is more effective to discharge the air to the outside along with air convection, and it becomes an excellent candlestick that can maintain a better combustion state. At this time, it is desirable to determine the position of the vent 10 taking into account that water is always above the upper end of the candle housing 5. An example of the water storage part provided with the ventilation port 10 is shown in FIG. FIG. 14 shows an actual usage example of this type of candlestick. Further, if the inner surface of the water storage unit 6 is made a mirror surface by a known means such as plating or painting, the radiant heat of the combustion flame unit 3 is absorbed by the water storage unit 6 and the water 7 in the water storage unit 6 by reflection. It is possible to suppress the temperature rise of both.
[0018]
The candlestick 8 of the present invention may be configured to have a plurality of candle accommodating portions 5 as shown in FIG. 16 in addition to the configuration having one candle accommodating portion 5. In this case, it is necessary to consider that the combustion flame portions 3 are not close to each other so that the heat of the combustion flame is easily released to the outside. Therefore, the plurality of candle accommodating portions 5 must be arranged at a distance from each other. Moreover, it is desirable that the water storage unit 6 is configured to be able to store a sufficient amount of water around the plurality of candle storage units 5 so that the water does not become high temperature due to the heat of the plurality of combustion flames.
[0019]
In the candle holder 5 of the candlestick 8 of the present invention, one candle 4 of the present invention or a conventional candle is usually inserted and used. As shown in FIG. 17, the candle of the present invention is used. It is also possible to adopt a configuration in which four or conventional candles are inserted and used. Moreover, it is good also as a structure which inserts and uses the candle 4 of this invention in the conventional candlestick.
[0020]
As the float 2 accommodated and arranged in the candle accommodating portion 5 of the candlestick 8 of the present invention, the float 2 used in the above-described candle 4 of the present invention can be used. Among them, a metal container such as aluminum having an air chamber is particularly preferable in that it has excellent heat resistance and can be used repeatedly with the candlestick 8. Moreover, in order for the float 2 to sufficiently exhibit the function of floating the candle, it is desirable that the float 2 can be raised smoothly without being obstructed in the candle accommodating portion 5.
[0021]
In the candle and candlestick of the present invention, a sufficient effect can be obtained by using only one of them, but it goes without saying that they can be used in combination.
[0022]
【Example】
Next, the candle and candlestick of the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples.
Examples 1 and 2, Comparative Example: A commercially available Japanese paper as an outer core is wound around the outer peripheral surface of a brazing material mainly composed of paraffin wax, and the Japanese paper is impregnated with wax, and a polypropylene film tape is further wound thereon, as shown in FIG. A cylindrical rod-shaped candle having an outer diameter of 38 mm and a length of 400 mm was manufactured.
Using a brass candlestick comprising a semicircular spherical water container having a diameter of 350 mm and a depth of 140 mm shown in FIG. 5 and a cylindrical candle container having an inner diameter of 43 mm and a depth of 500 mm, 50 mm from the upper end of the water container. A sample in which water was poured to the bottom and the candle was inserted into the candle container was used as a comparative sample.
[0023]
In addition, a sealed cylindrical container made of polypropylene having an outer diameter of 35 mm and a length of 110 mm is attached and fixed to the bottom of the same candle as that used in the comparative example with an adhesive tape, and the candle of the present invention as shown in FIG. It was. The same candlestick used in the comparative example was filled with water in the same manner as in the comparative example, and the candle of the present invention was inserted into the candle accommodating part as a sample of Example 1.
Furthermore, an aluminum sealed cylindrical container having an outer diameter of 40 mm and a length of 120 mm was inserted and placed as a float in the candle holder of the same candlestick used in the comparative example, thereby obtaining the candlestick of the present invention. The sample was filled with water in the same manner as in the comparative example, and the same candle used in the comparative example was inserted into the candle holder as the sample of Example 2.
Example 1 and 2 samples and three comparative example samples were ignited on the combustion core for 2 hours while being held on a candlestick stand as shown in FIG. 15 outdoors under a wind speed of 3 to 5 m / sec. Burned.
[0024]
In all of the comparative example samples, the combustion flame portion was burned at a height of about 4 cm from the water surface at the start of combustion, but dripping occurred with the combustion, and the combustion flame gradually approached the water surface. In just a minute, the combustion flame gave up on the surface of the water, and the water contained in the water storage part, the water temperature rose, and the drooping became even more intense. Further, about 1 hour after the start of combustion, all three waxes melted on the water surface and melted, covering the entire surface of the water surface. In one, after 1 hour and 40 minutes, all the candle wax melted out and the combustion flame disappeared. The remaining two were heavily consumed by candle dripping and became much shorter than normal combustion. Further, the shortened candle was detached from the candle holder, floated on the water surface in a lying state, and burned on the molten wax on the water surface. The water temperature at this time was as high as 60 to 70 ° C. for all three.
[0025]
In both the samples of Examples 1 and 2, the combustion flame part started to burn at a height of about 14 cm from the water surface at the start of combustion, there was little heat buildup in the water storage part during the combustion process, and the temperature rise was small and drooped. It was contempt and the drooping wax that reached the surface of the water was cooled with water and hardened. Moreover, the combustion flame part started to become slightly lower as the dripping wax adhered to the candle, but when the wax adhering to the candle dropped, the combustion flame part almost returned to the position at the start of combustion. Similar combustion conditions were observed during 2 hours of combustion in all six of the Examples 1 and 2 samples. The rise in water temperature was about 45 ° C. at maximum. Further, when the state was observed after burning for 2 hours, the drooping wax only covered about 1/5 to 1/3 of the water surface, and was all cooled and solidified. In addition, no wax adhered to the water containing part, and the post-cleaning was extremely simple.
[0026]
【The invention's effect】
With the above configuration, the use of the candle and / or candlestick of the present invention is preferable in terms of appearance since the combustion flame continues to burn at substantially the same height even when the candle is burned outdoors. Also, the dripping wax cools and solidifies on the surface of the water around the candle, or after standing in the fire, it cools without sticking to the candlestick, and does not contaminate the candlestick, fixtures, and the candle's feet. Is also simple. Furthermore, the candles and candlesticks of the present invention can be used to produce and decorate outdoors by using a combustion flame even in places where it has been difficult to produce by using a combustion flame due to problems such as safety, surrounding dirt, and cleaning up residues. In addition, it is possible to achieve an unprecedented excellent effect in the production and decoration by the burning flame outdoors.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a candle of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an example of a conventional candle.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example of a candlestick according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing another example of the candlestick of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an example of a conventional candlestick.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of use of the candle of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing an example of use of the candlestick of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another example of the usage example of the candlestick of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of use of a conventional candle and candlestick.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing still another example of a usage example of the candlestick of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing another example of the candle of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing still another example of the candlestick of the present invention.
FIG. 13 is a front view showing an example of a water storage part of the candlestick of the present invention.
FIG. 14 is a front view showing still another example of the usage example of the candle and / or candlestick of the present invention.
FIG. 15 is a front view showing still another example of the usage example of the candle and / or candlestick of the present invention.
FIG. 16 is a front view showing still another example of the usage example of the candle and / or candlestick of the present invention.
FIG. 17 is a front view showing still another example of a usage example of the candlestick of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Combustion body 2 Float 3 Combustion flame part 4 Candle 5 Candle accommodation part 6 Water accommodation part 7 Water 8 Candlestick 9 Water inlet 10 Ventilation opening

Claims

水収容部と、該水収容部の中央部に配置された筒状のローソク収容部よりなり、水を収容して使用される燭台において用いられるローソクであって、燃焼剤と、該燃焼剤内部及び該燃焼剤外周面の一方または双方に配置された燃焼芯部と、使用状態において該燃焼剤下部となる部位に配置された浮子よりなるローソク。 A candle used in a candlestick used to store water, comprising a water storage unit and a cylindrical candle storage unit disposed at a central portion of the water storage unit, comprising a combustion agent and an interior of the combustion agent And a candle comprising a combustion core portion disposed on one or both of the outer peripheral surfaces of the combustion agent, and a float disposed at a portion which is a lower portion of the combustion agent when in use.