JP3773813B2 - Rope terminal fitting and connection structure using the same - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はワイヤロープ類の端末金具とこれを利用した連結構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ワイヤロープ（ケーブルと称するものを含む。以下同じ）は一般に複数本のストランドまたは素線を撚り合わせて構成されているため、他の部材や構造物などに連結するためにはロープ端末を金具に定着する必要があり、この手段として端末金具が汎用されている。
かかる端末金具、特に対象物に対してロープ角度を調整可能なタイプの端末金具としては、一般に、ロープ定着用の筒部の先端にピン挿通穴を有するリング状頭部を形成したアイエンドと称するもの、ロープ定着用の筒部の先を二又状頭部としそれにピン挿通穴を形成したフォークエンドと称するものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記のような構造では、他物と連結するには、リング状頭部のピン挿通穴にピンボルトなどの別部材を挿通し、その部材の他端にナットを螺合する必要がある。また、フォークエンドでは、二又状頭部の空隙にプレート状の相手方部材を挿入し、二又状頭部のピン挿通穴と相手方部材のピン挿通穴にピンボルトなどの別部材を挿通し、その部材の他端にナットを螺合する必要がある。
【０００４】
このため、いずれのものも連結作業や取外し作業に手間と時間がかかり、また、リング状頭部や二又状頭部が大きいために、作られる連結構造も大型化するという問題があった。また、部材数が多くなるため、全体の重量が大となるとともにコストも高くなり、さらに、高所での連結や取外し時にはかなりの部品とスパナなどの工具を携行しなければならないので、誤って部品を落下させるなど作業の安全性にも問題があった。
【０００５】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その第１の目的は、構造が簡単かつコンパクトで、しかも特別な部品類を他に必要としないで対象物に対して簡易、迅速に連結したり取外しを行なうことができ、ロープ方向の調整も容易なロープ端末金具を提供することにある。
【０００６】
また、本発明の他の目的は、前記ロープ端末金具の特徴を生かしたコンパクトで簡単な連結構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記第１の目的を達成するため本発明のロープ端末金具は、ロープの端末部を挿入固定する穴を有する軸状定着部の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる１対の支持用兼回転支点用のピン部を一体形成してなり、前記ピン部は断面円形状をなし、その直径が、軸状定着部の直径と略等しい関係にあることを特徴としている。
【０００８】
また、第２の目的を達成するため本発明は、ロープの端末部を挿入固定した軸状定着部の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる１対の支持用兼回転支点用のピン部を一体形成し、かつ前記ピン部は断面円形状をなし、その直径が、軸状定着部の直径と略等しい関係にあるロープ端末金具とこれを連結する連結金具からなり、連結金具がロープ端末金具の内部への挿入を許容する開口部分と、左右のピン部を支持する部分と、これと交差して軸状定着部の導出を許容する部分とを有していることを特徴としている。
【０００９】
好適には、連結金具は次の構造となっている。
１）連結金具が、ピン部の寸法に対応する空間を有せしめてＵ状に屈曲した金具本体を有し、金具本体は幅方向中央部に、ピン部の太さより適度に大きな幅と、ピン部全長よりも適度に大きな長さを有する長孔を設けており、前記長孔は少なくとも金具本体の底に達している。
２）連結金具は一対の半割り金具本体からなり、該一対の金具本体には、それぞれケーブル、主ロープあるいはロッド類を嵌める水平方向の溝を設け、該溝の上下側に金具本体を締め付けるボルトのボルト挿通穴´を設けるとともに、下側のボルト挿通穴の中間位置に前記ピン部を嵌める支持穴を設けている。
３）連結金具は、ロープを挿通する筒部とこれから側方に向かって伸びる延長部を有する金具本体を備え、延長部は先端に反転突部を有しており、反転突部と延長部間にはピン部の断面形状と一致する嵌め込み溝が形成され、延長部から反転突部にかけては、ピン部の全長と同等以上の長さと、ピン部または軸状定着部のいずれか太い方の寸法と略同等の幅を有する長孔が形成されている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図１ないし図３は本発明によるロープ端末金具の一実施例を示しており、１はロープ端末金具、２はロープであり、通常の場合、任意の撚り構造のワイヤロープからなっている。前記ロープ端末金具１は、軸状定着部３とこれの先端部に一体形成された左右一対のピン部４，４とからなっている。
【００１１】
前記軸状定着部３には、図２（ａ）のように、後端からピン部４，４の始端付近に達する深さ（通常ロープ２の直径の３〜５倍の範囲から選ばれる）の定着用穴５が形成されている。
定着法は接着剤や溶融合金によってもよいが、好適には鍛造定着である。図３（ａ）のように定着用穴５にワイヤロープ２の端末部分２０を挿入し、この状態で図３（ｂ）のように粗軸状定着部３´を鍛造型に装入して半径方向から圧縮する。これにより粗軸状定着部３´が塑性変形され、縮径した定着用穴５が端末部分２０に密着することによりロープ２の破断荷重以下で抜けたり破断したりしないようにロープ端末金具１とロープ２が一体化される。鍛造されぬままのピン部４，４に近接した部位には適度に径大な首部３ａが形成されている。
【００１２】
ピン部４，４は軸方向と直角の断面が円形状をなしている。これはピン部４，４を軸方向の抜け止め支持機能だけでなく、ロープ端末金具１を連結させる連結金具と協働して回動支点（枢軸）として機能させるためである。
ピン部４，４の太さ（直径）ｄは、通常、軸状定着部３の外径ｄ´と略同等かあるいはそれ以上であることが好ましく、軸状定着部３のつけ根からの長さＬは、ロープに荷重をかけたときに十分な支持強度が得られるよう、Ｌ≦ｄとすることが好ましい。しかし、ロープ２に加えられる荷重の大きさ、ロープ端末金具１の材質、機械的特性などによって適宜変更することができる。
【００１３】
仕様の一例をあげると、直径が１０ｍｍワイヤロープである場合、軸状定着部３の外径ｄ´：２０ｍｍ、首部外径：２２ｍｍ、定着用穴深さ：６５ｍｍ、ピン部４，４の太さｄ：２０ｍｍ、ピン部４の長さＬ：１５ｍｍ、ピン部全長ＦＬ：５２ｍｍである。
なお、ピン部４，４はこれをロープ方向を可変とするための回転支点とすべく断面円形としているが、ロープ方向を可変とする必要がない場合には、直線面を有する断面形状たとえば四角形などにしてもよい。また、実施例ではピン部４，４は中実となっているが、場合によっては中空状（筒状）となっていてもよい。
【００１４】
図４（ａ）（ｂ）は本発明によるロープ端末金具１を使用したロープ２と組合わせ使用するのに好適な連結金具６の第１態様を示している。
ピン部４，４の寸法（ｄ，ＦＬ）に対応する空間６０を有するようにＵ字状に屈曲した金具本体６ａの幅方向中央部に、ピン部４，４の太さｄより適度に大きな幅ｗと、ピン部全長ＦＬよりも適度に大きな長さｈを有する長孔６１を設けている。前記長孔６１は少なくとも金具本体６ａの底６２に達しており、要求されるロープ振り方向に応じて背部６３にまで達するように設けられる。
【００１５】
第１態様の場合には、金具本体６ａは固定物Ａに溶接などによって固定される。図５（ａ）のようにロープ端末金具１のピン部４，４を縦向きにして、長孔６１を通して空間６０に挿入する。そしてこの状態で（ｂ）のようにロープ端末金具１またはロープ２を９０度回転させてピン部４，４を横向きにし、ロープ２を下方に牽引する。これで（ｃ）のようになり、ピン部４，４は曲率状の金具本体底部６２に保持され、軸状定着部３は長孔６１を通して外部に突き出す。
【００１６】
したがって、他に何の部材も工具も要さずに、ほぼワンタッチの操作によって連結支持させることができる。断面が円形状のピン部４，４は長孔６１の両側の曲率状の金具本体底部６２に支持されるので、長孔６１の長手方向端部に軸状定着部３が当接する限度でロープ端末金具１およびこれと一体のロープ２を所望の方向に向けることができる。なお、金具本体６ａの上端は実施例のようにＵ状でなく、前後片が相互に接近あるいは当接するように構成されていてもよい。
【００１７】
図６は連結金具６の第２態様を示しており、金具本体６ｂはＪ状に屈曲され、前部６４の上端から底に達する割溝６５が形成されている。
この態様の場合には、図６（ａ）の仮想線のようにピン部４，４を前部６４の上端よりも上方に位置するように金具本体６ｂに接近させ、軸状定着部３を割溝６５に嵌めつつロープ２を下方に牽引すればよく、ピン部４，４は空間６０に挿入され、割溝６５によって分割されている曲率底部６２によつて保持される。
この第２態様はロープ２の簡単な取外しが求められる場合に適している。
【００１８】
図７は連結金具６の第３態様を示している。この態様は床や壁などにロープ２の端を連結して張設する場合に適しており、対象物に対する固定部６６を有する湾状をなした金具本体６ｃの頂部に一文字状または十字状など放射状の溝６７を設けている。溝の長さｈはピン部４，４の全長ＦＬより大きくし、溝の幅ｗは軸状定着部３の太さとほぼ一致している。溝６７の端部位置の設定あるいは金具本体６ｃの曲率の設定により、ロープ角度を可変にすることができる。
【００１９】
この態様においては、溝６７を通してピン部４，４を金具本体６ｃの内部に挿入し、軸状定着部３を溝端に導けばよく、これで図７（ｂ）（ｃ）のようになるので、これまた他に何の部材や工具も要さず、ほぼワンタッチの操作によって連結支持させることができる。図示のように溝６７を十字状としたときには、ロープ２を所望の方向に連結することができる。
【００２０】
図８は連結金具６の第３態様を示している。これは天井部などからロープを吊る場合などに適しており、連結金具は天井そのものまたはこれに固定される金具として構成される。下方に開口した長孔６８とこれの奥側に長孔６８の中央と交差状に設けられた底断面が曲率状の有底溝６９，６９とを有している。長孔６８は長さｈがピン部４，４の全長ＦＬと略一致し、幅はピン部４，４の太さｄとほぼ一致している。
【００２１】
この場合には、長孔６８を通してピン部４，４を挿入し、全体を９０度回転させればピン部４，４が有底溝６９，６９によって支持され、これだけで吊り支持を行なうことができる。そして、この状態で長孔６８の長さ方向壁６８０，６８０を限度としてロープ角度を変化させることができる。
【００２２】
図９は２本のロープ２，２をつなぐのに好適な連結金具７の第１態様を示している。金具本体７ａには底部の長手方向両端をピン部４，４の太さにほぼ一致するようにわん曲して曲率内面７１，７１を有するあご７０，７０を形成し、底部には曲率内面の上縁に達する長さの長孔７２を形成している。長孔７２の幅はピン部４，４か軸状定着部３のいずれか太い方の寸法とほぼ一致している。
なお、あご７０，７０は必ずしも分離していることは要さず、仮想線のように連結部７０´を有していてもよく、この場合には連結金具７は全体として側面偏平リング状となる。
【００２３】
この態様の場合には、図１０（ａ）（ｂ）のようにピン部４，４を長孔７２を通して空間に突き出させ、この状態で（ｃ）のように全体を９０度回転させ、ピン部４，４を長孔７２と交差状にする。あとは、（ｄ）のようにロープ２を横に向け、引張り方向に寄せればよく、ピン部４，４はあご部７０によって支持され、軸状定着部３は長孔７２から突出する。もう一方のロープについても同様な操作で反対方向に取り付けることができる。
この態様も他に何の部材や工具も要さず、ほぼワンタッチの操作によってロープを連結支持させることができ、ロープの引張り方向は長孔７２の端への当接を限度として任意に変えることができる。
【００２４】
図１１は２本のロープ２，２をつなぐのに好適な連結金具７の別の態様を示している。この例では、金具本体７ｂは球に近似するブロック状をなし、中心線上にピン部４，４か軸状定着部３のいずれか太い方の寸法とほぼ一致する幅の第１溝７３が形成されるとともに、この第１溝７３と直交する第２の溝７４が形成され、第１溝７３と第２の溝７４の全体は平面からみて十文字状をなしている。第２の溝７４はピン部４，４の太さと同等以上の幅を有している。
第２の溝７４の奥端には、ピン部４，４の太さｄおよび断面形状と略一致する嵌め込み溝７５，７５が凹入形成されており、第１の溝７３は嵌め込み溝７５，７５の上端に達する深さを有している。
【００２５】
この態様の場合には、ロープ２の端末金具１は、軸状定着部３が第１溝７３に位置し、ピン部４，４が第２の溝７４に位置するように上方から嵌められ、ピン部４，４が第２の溝７４の底に当接したところで、ロープ２または軸状定着部３を持って後方に引っ張ればよく、これでピン部４，４が嵌め込み溝７５に嵌め込まれるため、図１２（ｃ）のように連結される。右側のロープ２についても同様な操作を行なうことにより、他に何の部材も工具も要さず、ほぼワンタッチの操作によって連結支持させることができ、ロープの引張り方向は第１の溝７３が深い空間となっているため、任意に変えることができる。なお、抜け出しを完全に防止したい場合には、金具本体７ｂの上面を平坦面とし、第１溝７３と第２の溝７４に嵌まる突条を有するキャップを嵌合すればよい。
【００２６】
図１３は玉掛けに好適な連結金具８の例を示している。この例では、金具本体８ａはロープ２を挿通する筒部８０に側方に向かって伸びる延長部８１を形成している。この延長部８１は先端に反転突部（あご部）８２を有しており延長部８１と反転突部８２は全体として略横Ｊ状となっている。反転突部８２と延長部間にはピン部４，４の断面形状と一致する嵌め込み溝８３が形成されている。そして、延長部８１から反転突部８２にかけては肉厚を貫く長孔８４が形成されている。この長孔８４は、ピン部４，４の全長ＦＬと同等以上の長さと、ピン部４，４または軸状定着部３のいずれか太い方の寸法と略同等の幅と有している。
【００２７】
この態様の場合には、筒部８０から導出されているロープ２を対象物Ｂに巻回し、ピン部４，４を長孔８４を通して延長部８１の上面側に突出させ、この状態でピン部４，４と軸状定着部３を９０度向きを変え、ロープ２を牽引すればよい。これによりピン部４，４は嵌め込み溝８３に嵌まり、軸状定着部３が長孔８４から突出される。したがって、この態様も他に何の部材も要さず、ほぼワンタッチの操作によって玉掛けすることができ、長孔８４に沿って軸状定着部３が移動できるためロープの引張り方向を任意に変えることができる。
【００２８】
図１４はケーブルや主ロープあるいはロッド類をクランプしつつロープ２を交差状に連結する場合に好適な連結金具９の第１態様を示している。この態様においては、半割り金具本体９ａ，９ａのそれぞれに、ケーブルや主ロープあるいはロッド類Ｃを嵌める溝９０と、該溝の上下側にボルト挿通穴９１，９１´とを設け、下側のボルト挿通穴９１´の近傍にピン部４を嵌める支持穴９２を設けている。
【００２９】
この態様においては、ケーブルや主ロープあるいはロッド類Ｃを挟むように半割り金具本体９ａ，９ａを対向させ、ボルト挿通穴９１，９１´にボルト９３を通してナット９４を軽く螺合し、半割り金具本体９ａ，９ａの対向すき間にピン部４，４を挿入し、左右の支持穴９２，９２にピン部４，４を嵌め、この状態でボルトナットを本締めすればよい。
こうすれば、他に何の部材も要さず、簡単にロープ２を連結支持させることができ、ピン部４，４は支持穴９２，９２で回転可能であるから、軸状定着部３とロープは張り方向を任意に変えることができる。
【００３０】
図１５は図１４と同様な目的のための連結金具の第２態様を示している。この態様においては、半割り金具本体９ａ，９ａが横長状をなし、下側のボルト挿通穴９１´，９１´の中間にしかも溝Ｃと近接してピン部４を嵌める支持穴９２を設けている。そして支持穴９２の入り口部分には、半割り金具本体９ａの下縁に向かって所要角度で扇状に拡大した側壁 を有する浅溝９６を形成している。浅溝９６は半割り金具本体９ａ，９ａが対向したときに軸状定着部３の挿通を許す縦穴となる。
この態様もロープの連結法は第１４図の場合と同様であり、ピン部４，４が支持穴９２，９２によって回動可能に支持され、浅溝９６，９６が扇状に拡大しているため、側壁９６０，９６０に軸状定着部３が当接する限度内でロープ２の方向を変えることができる。
【００３１】
本発明によるロープ端末金具を適用したロープと連結金具はさまざまな用途に使用することができる。図１６はその第１例として、吊り屋根の主索Ｅおよび押え索Ｆに適用した例を示している。
Ｇは支柱、Ｈは吊り屋根であり、下端が吊り屋根Ｈに連結された主索Ｅは、支柱Ｇの天端周囲に設けた連結金具Ｊにロープ端末金具１を介して支持され、下端が吊り屋根Ｈに連結された押え索Ｆは、主索Ｅに取り付けた連結金具Ｋにロープ端末金具１を介して連結されている。連結金具Ｊの例としては図４や図６に示した態様があげられる。連結金具Ｋの例としては、図１４や図１５に示した態様があげられる。
【００３２】
図１７はクレーンのペンダントロープに適用した例を示しており、この場合には連結金具Ｍとして図９や図１１に示したものが用いられる。
図１８はクローラクレーンや高所作業車などのブーム伸縮ロープに適用した例を示しており、第１ブームｍに第２ブームｎが、第２ブームｎに第３ブームｐがおのおの入子式に納められている。伸び用ロープ２は基端が第１ブームｍの後端に固定金具Ｎにより定着され、第２ブームｎの先端側部のシーブを介して反転され、第２ブームｎの後部よりの位置の連結金具Ｐに連結されている。また、縮み用ロープ２は基端が第１ブームｍの前部位置に固定金具Ｎにより定着され、第２ブームｎの後側部のシーブを介して反転され、第２ブームｎの後部よりの位置の連結金具Ｐに連結されている。
連結金具Ｐとしては図４や図５に示したものが用いられる。
【００３３】
図１９は運動施設たとえばバックネットのハンガーロープに適用した例を示しており、主索Ｑに取り付けた連結金具Ｒに連結され、各ハンガーロープＴ間にはネットＳが張設されている。この場合の連結金具Ｒとしては、図１５や図１４に示したものが用いられる。
その他図示しないがブランコなどの遊戯施設の吊りロープなど多種多様な用途が考えられる。
【００３４】
【実施例の作用】
本発明によるロープ端末金具は、ロープ２の端末部２０を定着した軸状定着部３の先端にこれと一体に左右に伸びるピン部４，４が形成され、全体としてＴピン状をなしているから非常にコンパクトであり、連結金具側には、ピン部４，４を内部に挿入するための穴や溝と、ピン部４，４を支える部分と、軸状定着部３を導きだす溝や穴があればよいので、連結金具側も構造が簡単で小型なものとすることができる。
【００３５】
前記のような穴や溝にピン部４，４を嵌めてロープを引張れば、ピン部４，４とこれを嵌めた支持部分によってしっかりと荷重が支持される。そしてピン部４，４と支持部分は断面形状が合致しているから、ピン部４，４は回動でき、該ピン４，４と一体の軸状定着部３に定着しているロープ２は軸状定着部３を導きだす溝や穴の寸法に応じて方向を変化することができる。
【００３６】
また、ロープ端末金具１は、軸状定着部３と一体に左右に伸びるピン部４，４が荷重支持機能と同時に回転支点として機能するから、連結金具への取付け取外し時において、ピンボルトやこれと螺合するナットなどの他部材を必要としない。したがって、作業性が非常によく、簡単、迅速、低コストで取付け取外しを行なうことができる。また、支点用のピンボルト、ナット、回動用工具などを必要としないから、高所での作業もこれらを携行する必要がなくなり、安全に作業を行なうことができる。
【００３７】
なお、本発明違ってピンを別部材とし、これを軸状定着部３の先端付近に設けた貫通穴に軸方向と直角状に挿通した場合には十字状となるため、その分だけ端末金具が大きくなるが、軸状定着部３の先端にこれを含むようにピン部４，４が形成されるので、頭部は小型になる。また、別部材のピンを貫通穴に貫挿したのではピンが貫通穴で動いて片方のピンが片側に偏してしまったり、貫通穴から抜け落ちてしまう。これを防止するため、ピンの両端面にねじ穴を設け、つば部材をピンの両端面に当ててねじ穴にねじを螺合することが必要になり、これにより部品数が増してコスト高になるとともに、連結金具への取付取外し作業に手間と時間がかかる。本発明はこうした難点がまったくない。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項１によるときには、ロープ２の端末部２０を挿入固定する穴５を有する軸状定着部３の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる１対の支持用兼回転支点用のピン部４，４を一体形成しているので、構造が簡単かつコンパクトで、しかも特別な部品類を他に必要としないで対象物に対して簡易、迅速に連結したり取外しを行なうことができ、ロープ方向の調整も容易に行なえ、しかもピン部４は断面円形状をなし、その直径ｄが軸状定着部の直径ｄ´と略等しい関係にあるので、良好な強度をもたせかつ側面もスリムなものとすることができるので、連結金具への組み込みセットが容易であるというすぐれた効果が得られる。
【００３９】
請求項２によれば、構造が簡単かつコンパクトで、しかも特別な部品類を他に必要としないで対象物に対して簡易、迅速に連結したり取外しを行なうことができ、ロープ方向の調整も容易に行なえ、しかもピン部４は断面円形状をなし、その直径ｄが軸状定着部の直径ｄ´と略等しい関係にあるので、良好な強度をもたせかつ側面もスリムなものとすることができ、連結金具への組み込みセットも容易であるというロープ端末金具１の効果に加え、ロープ端末金具１を連結する連結金具６，７，８，９がロープ端末金具１の内部への挿入を許容する開口部分と、左右のピン部４，４，を支持する部分と、これと交差して軸状定着部３の導出を許容する部分とを有しているので、連結金具６，７，８，９をロープ端末金具の特徴を生かしたコンパクトなものとすることができ、また作業性もよいものとすることができ、これによりロープをしっかりと連結できながらコンパクトで簡単な連結構造を得ることができるというすぐれた効果が得られる。
【００４０】
請求項３によれば、端末金具と組み合わせる連結金具６が、ピン部４，４の寸法に対応する空間６０を有せしめてＵ状に屈曲した金具本体６ａを有し、金具本体６ａは幅方向中央部に、ピン部４，４の太さｄより適度に大きな幅ｗと、ピン部全長よりも適度に大きな長さｈを有する長孔６１を設けており、前記長孔６１は少なくとも金具本体６ａの底６２に達しているので、ロープ端末金具１のピン部４，４を縦向きにして、長孔６１を通して空間６０に挿入し、この状態でロープ端末金具１またはロープ２を９０度回転させてピン部４，４を横向きにし、ロープ２を下方に牽引することにより。ピン部４，４は曲率状の金具本体底部６２に保持され、軸状定着部３は長孔６１を通して外部に突き出すことになり、したがって、他に何の部材も工具も要さずに、ほぼワンタッチの操作によって連結支持させることができ、したがって、連結金具６はロープ端末金具の特徴を生かしたコンパクトなものとすることができ、また作業性もよいものとすることができ、これによりロープをしっかりと連結できながらコンパクトで簡単な連結構造を得ることができ、たとえば、吊り屋根の主索Ｅやクローラクレーンや高所作業車などのブーム伸縮ロープに好適な連結構造を提供できる効果が得られる。
【００４１】
請求項４によれば、端末金具と組み合わせる連結金具９は一対の半割り金具本体９ａ，９ａからなり、該一対の金具本体９ａ，９ａには、それぞれケーブル、主ロープあるいはロッド類Ｃを嵌める水平方向の溝９０を設け、該溝の上下側に金具本体９ａ，９ａを締め付けるボルトのボルト挿通穴９１，９１´を設けるとともに、下側のボルト挿通穴９１´、９１´の中間位置に前記ピン部４を嵌める支持穴９２を設けているので、ケーブルや主ロープあるいはロッド類Ｃを挟むように半割り金具本体９ａ，９ａを対向させ、ボルト挿通穴９１，９１´にボルト９３を通してナット９４を軽く螺合し、半割り金具本体９ａ，９ａの対向すき間にピン部４，４を挿入し、左右の支持穴９２，９２にピン部４，４を嵌め、この状態でボルトナットを本締めすれば、他に何の部材も要さず、簡単にロープ２を連結支持させることができ、ピン部４，４は支持穴９２，９２で回転可能であるから、軸状定着部３とロープは張り方向を任意に変えることができる。したがって、連結金具９はロープ端末金具の特徴を生かしたコンパクトなものとすることができ、また作業性もよいものとすることができ、これによりロープをしっかりと連結できながらコンパクトで簡単な連結構造を得ることができ、ケーブルや主ロープあるいはロッド類をクランプしつつロープ２を交差状に連結する場合たとえば、吊り屋根の押え索Ｆや運動施設たとえばバックネットのハンガーロープなどに好適な連結構造を提供できる効果が得られる。
【００４２】
請求項５によれば、端末金具と組み合わせる連結金具８の金具本体８ａは、ロープ２を挿通する筒部８０とこれから側方に向かって伸びる延長部８１を有し、この延長部８１は先端に反転突部８２を有しており、反転突部８２と延長部間にはピン部４，４の断面形状と一致する嵌め込み溝８３が形成され、延長部８１から反転突部８２にかけては、ピン部４，４の全長と同等以上の長さと、ピン部４，４または軸状定着部３のいずれか太い方の寸法と略同等の幅を有する長孔８４が形成されているので、筒部８０から導出されているロープ２を対象物Ｂに巻回し、ピン部４，４を長孔８４を通して延長部８１の上面側に突出させ、この状態でピン部４，４と軸状定着部３を９０度向きを変え、ロープ２を牽引すれば、ピン部４，４は嵌め込み溝８３に嵌まり、軸状定着部３が長孔８４から突出される。したがって、他に何の部材も要さず、ほぼワンタッチの操作によって玉掛けすることができ、長孔８４に沿って軸状定着部３が移動できるためロープの引張り方向を任意に変えることができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具を適用したロープの部分的側面図、（ｂ）はその一部拡大図である。
【図２】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具の縦断側面図、（ｂ）はその部分切欠平面図である。
【図３】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具へのロープ定着例の第１段階、（ｂ）は第２段階を示す説明図である。
【図４】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される連結金具の第１態様を示す斜視図、（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図５】 （ａ）（ｂ）（ｃ）は図４の連結金具へのセット状態を段階的に示す斜視図である。
【図６】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される連結金具の第２態様を示す斜視図、（ｂ）はその断面図である。
【図７】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される連結金具の第３態様を示す斜視図、（ｂ）はその断面図、（ｃ）はロープの連結状態を示す斜視図である。
【図８】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される連結金具の第４態様を示す断面図、（ｂ）はその平面図、（ｃ）はロープの連結状態を示す斜視図である。
【図９】 （ａ）本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される２ロープ連結金具の第１態様を示す斜視図、（ｂ）は（ａ）のＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
【図１０】 （ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は図９の連結金具へのロープの連結工程を段階的に示す説明図である。
【図１１】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される２ロープ連結金具の第２態様を示す斜視図、（ｂ）はその平面図である。
【図１２】 図１１の連結金具へのロープの連結状態を示す斜視図である。
【図１３】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用される連結金具の他の態様を示す縦断側面図、（ｂ）はその平面図、（ｃ）は連結金具へのロープの連結状態を示す斜視図である。
【図１４】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用されるクランプ型連結金具の第１態様とロープ連結状態を示す縦断側面図、（ｂ）はその半断正面図である。
【図１５】 （ａ）は本発明によるロープ端末金具と組合わせ使用されるクランプ型連結金具の第２態様とロープ連結状態を示す部分切欠正面図、（ｂ）はその縦断側面図である。
【図１６】 （ａ）は本発明の使用例を示す斜視図、（ｂ）は粗の一部拡大図、（ｃ）はその一部拡大図である。
【図１７】 本発明の使用例を示す斜視図である。
【図１８】 （ａ）は本発明の使用例を示す斜視図、（ｂ）はその一部拡大図である。
【図１９】 （ａ）は本発明の使用例を示す斜視図、（ｂ）はその一部拡大図である。
【符号の説明】
１ 端末金具
２ ロープ
２０ 端末部
３ 軸状定着部
４ ピン部
５ 穴
６，７，８，９ 連結金具
６ａ、８ａ、９ａ金具本体
６１ 長孔
６２ 底
８０ 筒部
８１ 延長部
８２ 反転突部
８３ 嵌め込み溝
８４ 長孔
９０ 溝
９１、９１´ ボルト挿通穴
９２ 支持穴[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wire rope end fitting and a connection structure using the same.
[0002]
[Prior art]
Since wire ropes (including cables, including the same; hereinafter the same) are generally constructed by twisting a plurality of strands or strands, a rope end is used as a metal fitting to connect to other members or structures. It is necessary to fix, and terminal fittings are widely used as this means.
Such a terminal fitting, particularly a terminal fitting that can adjust the rope angle with respect to an object, is generally referred to as an eye end in which a ring-shaped head having a pin insertion hole is formed at the tip of a rope fixing cylinder. There is used a fork end in which a tip of a tube portion for rope fixing is a forked head and a pin insertion hole is formed on the tip.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the structure as described above, in order to connect with another object, it is necessary to insert another member such as a pin bolt into the pin insertion hole of the ring-shaped head and screw the nut to the other end of the member. Also, at the fork end, a plate-like mating member is inserted into the gap between the forked head, and another member such as a pin bolt is inserted through the pin insertion hole of the forked head and the pin insertion hole of the mating member. It is necessary to screw a nut to the other end of the member.
[0004]
For this reason, in any case, there has been a problem that the connecting work and the detaching work are time-consuming and time-consuming, and because the ring-shaped head and the forked head are large, the connecting structure to be made is also enlarged. Also, since the number of components increases, the overall weight increases and the cost also increases.In addition, a considerable number of parts and tools such as a wrench must be carried when connecting or disconnecting at high places. There were also problems with work safety, such as dropping parts.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems. The first object of the present invention is to provide a simple and compact structure, and to an object without requiring any special parts. An object of the present invention is to provide a rope end fitting that can be simply and quickly connected and detached and that can be easily adjusted in the direction of the rope.
[0006]
Another object of the present invention is to provide a compact and simple connection structure that takes advantage of the features of the rope end fitting.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the rope end fitting of the present invention is a 1 which extends at a right angle to the axis of the axial fixing portion at the tip of the axial fixing portion having a hole for inserting and fixing the end of the rope. A pair of supporting and rotating fulcrum pin portions are integrally formed, the pin portions are circular in cross section, and the diameter thereof is substantially equal to the diameter of the shaft-like fixing portion.
[0008]
In order to achieve the second object, the present invention provides a pair of supporting and rotating members extending at right angles to the axis of the shaft-like fixing unit at the tip of the shaft-like fixing unit into which the end portion of the rope is inserted and fixed. The fulcrum pin part is integrally formed, and the pin part has a circular cross section, and the diameter thereof is composed of a rope end fitting and a connecting fitting for connecting the same, the diameter of which is substantially equal to the diameter of the shaft-like fixing part, The connecting bracket has an opening portion that allows insertion into the inside of the rope end fitting, a portion that supports the left and right pin portions, and a portion that intersects this and allows the shaft-shaped fixing portion to be led out. It is characterized by.
[0009]
Preferably, the connection fitting has the following structure.
1) The connecting bracket has a bracket body bent in a U shape with a space corresponding to the dimensions of the pin portion, and the bracket body has a width that is moderately larger than the thickness of the pin portion at the center in the width direction, A long hole having a length appropriately larger than the entire length of the part is provided, and the long hole reaches at least the bottom of the metal fitting body.
2) The connecting bracket consists of a pair of half-cutting metal bodies, each of which has a horizontal groove for fitting a cable, main rope or rods, and bolts for fastening the metal body to the upper and lower sides of the groove. And a support hole for fitting the pin portion at an intermediate position of the lower bolt insertion hole.
3) The connecting bracket includes a bracket main body having a cylindrical portion through which the rope is inserted and an extension portion extending from the side to the side, and the extension portion has a reversing protrusion at the tip, and between the reversing protrusion and the extending portion. A fitting groove that matches the cross-sectional shape of the pin portion is formed on the pin, and the length from the extension portion to the reverse protrusion is equal to or greater than the total length of the pin portion, and the larger dimension of the pin portion or the shaft-like fixing portion. A long hole having substantially the same width as that is formed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
1 to 3 show an embodiment of a rope end fitting according to the present invention, wherein 1 is a rope end fitting and 2 is a rope, which is usually a wire rope having an arbitrary twisted structure. The rope end fitting 1 is composed of a shaft-like fixing portion 3 and a pair of left and right pin portions 4 and 4 integrally formed at the tip portion thereof.
[0011]
As shown in FIG. 2A, the shaft-like fixing unit 3 has a depth reaching from the rear end to the vicinity of the start end of the pin portions 4 and 4 (usually selected from a range of 3 to 5 times the diameter of the rope 2). The fixing hole 5 is formed.
The fixing method may be an adhesive or a molten alloy, but is preferably forging and fixing. The end portion 20 of the wire rope 2 is inserted into the fixing hole 5 as shown in FIG. 3A, and in this state, the coarse shaft-like fixing portion 3 ′ is inserted into the forging die as shown in FIG. 3B. Compress from the radial direction. As a result, the fixing portion 3 ′ is deformed plastically, and the fixing hole 5 having a reduced diameter is brought into close contact with the end portion 20, so that it does not come off or break below the breaking load of the rope 2. The rope 2 is integrated. A moderately large neck portion 3a is formed in a portion close to the pin portions 4 and 4 that are not forged.
[0012]
The pin portions 4 and 4 have a circular cross section perpendicular to the axial direction. This is because the pin portions 4 and 4 function not only as an axial retaining support function but also as a rotation fulcrum (pivot) in cooperation with the connecting fitting for connecting the rope end fitting 1.
In general, the thickness (diameter) d of the pin portions 4 and 4 is preferably substantially equal to or greater than the outer diameter d ′ of the shaft-like fixing portion 3, and the length from the root of the shaft-like fixing portion 3. L is preferably L ≦ d so that sufficient support strength can be obtained when a load is applied to the rope. However, it can be appropriately changed according to the magnitude of the load applied to the rope 2, the material of the rope end fitting 1, the mechanical characteristics, and the like.
[0013]
As an example of the specification, when the diameter is a 10 mm wire rope, the outer diameter d ′ of the shaft-shaped fixing portion 3 is 20 mm, the outer diameter of the neck portion is 22 mm, the fixing hole depth is 65 mm, and the pin portions 4 and 4 are thick. The length d is 20 mm, the length L of the pin portion 4 is 15 mm, and the total length FL of the pin portion is 52 mm.
The pin portions 4 and 4 have a circular cross section so that they can be used as rotation fulcrums for changing the rope direction. However, when the rope direction does not need to be variable, the cross sectional shape having a straight surface, for example, a quadrangle. You may make it. In the embodiment, the pin portions 4 and 4 are solid, but may be hollow (tubular) depending on the case.
[0014]
4 (a) and 4 (b) show a first embodiment of a connecting fitting 6 suitable for use in combination with a rope 2 using a rope end fitting 1 according to the present invention.
At the central portion in the width direction of the metal fitting body 6a bent in a U shape so as to have a space 60 corresponding to the dimensions (d, FL) of the pin portions 4, 4, it is appropriately larger than the thickness d of the pin portions 4, 4. A long hole 61 having a width w and a length h that is appropriately larger than the pin portion full length FL is provided. The long hole 61 reaches at least the bottom 62 of the metal fitting body 6a, and is provided so as to reach the back 63 according to the required rope swinging direction.
[0015]
In the case of the first aspect, the metal fitting body 6a is fixed to the fixed object A by welding or the like. As shown in FIG. 5A, the pin portions 4 and 4 of the rope end fitting 1 are vertically oriented and inserted into the space 60 through the long hole 61. In this state, as shown in (b), the rope end fitting 1 or the rope 2 is rotated 90 degrees so that the pin portions 4 and 4 are turned sideways, and the rope 2 is pulled downward. As shown in (c), the pin portions 4 and 4 are held by the curved bracket main body bottom portion 62, and the shaft-like fixing portion 3 protrudes to the outside through the long hole 61.
[0016]
Therefore, it can be connected and supported by almost one-touch operation without any other members or tools. The pin portions 4, 4 having a circular cross section are supported by the curved metal fitting bottom portions 62 on both sides of the long hole 61, so that the rope is limited to the extent that the axial fixing portion 3 contacts the longitudinal end of the long hole 61. The terminal fitting 1 and the rope 2 integrated therewith can be directed in a desired direction. Note that the upper end of the metal fitting body 6a is not U-shaped as in the embodiment, and the front and rear pieces may be configured to approach or abut against each other.
[0017]
FIG. 6 shows a second mode of the connection fitting 6, wherein the fitting body 6 b is bent in a J shape, and a split groove 65 reaching the bottom from the upper end of the front portion 64 is formed.
In the case of this aspect, the pin portions 4 and 4 are brought close to the metal fitting body 6b so as to be positioned above the upper end of the front portion 64 as indicated by the phantom line in FIG. The rope 2 may be pulled downward while fitting in the split groove 65, and the pin portions 4 and 4 are inserted into the space 60 and held by the curvature bottom portion 62 divided by the split groove 65.
This second mode is suitable when simple removal of the rope 2 is required.
[0018]
FIG. 7 shows a third mode of the connection fitting 6. This mode is suitable when the end of the rope 2 is connected and stretched to a floor or a wall, and the top of the bay-shaped metal fitting body 6c having a fixing portion 66 for a target object is radial, such as a letter or a cross. The groove 67 is provided. The groove length h is larger than the total length FL of the pin portions 4 and 4, and the groove width w is substantially equal to the thickness of the shaft-like fixing portion 3. The rope angle can be made variable by setting the end position of the groove 67 or setting the curvature of the metal fitting body 6c.
[0019]
In this embodiment, the pin portions 4 and 4 are inserted into the metal fitting body 6c through the groove 67 and the shaft-like fixing portion 3 is guided to the end of the groove, which is as shown in FIGS. 7B and 7C. In addition, no other members or tools are required, and they can be connected and supported by almost one-touch operation. When the groove 67 has a cross shape as shown, the rope 2 can be connected in a desired direction.
[0020]
FIG. 8 shows a third mode of the connection fitting 6. This is suitable for hanging a rope from the ceiling or the like, and the connecting bracket is configured as the ceiling itself or a bracket fixed to the ceiling. A long hole 68 opened downward and a bottomed groove 69, 69 having a curved bottom cross section provided at the back of the long hole 68 and intersecting with the center of the long hole 68. The long hole 68 has a length h substantially matching the full length FL of the pin portions 4 and 4, and a width substantially matching the thickness d of the pin portions 4 and 4.
[0021]
In this case, if the pin portions 4 and 4 are inserted through the long hole 68 and rotated as a whole by 90 degrees, the pin portions 4 and 4 are supported by the bottomed grooves 69 and 69, and the suspension can be supported only by this. it can. In this state, the rope angle can be changed with the longitudinal walls 680 and 680 of the long hole 68 as the limit.
[0022]
FIG. 9 shows a first mode of a connecting fitting 7 suitable for connecting two ropes 2 and 2. In the metal fitting body 7a, both longitudinal ends of the bottom portion are bent so as to substantially match the thickness of the pin portions 4 and 4, and jaws 70 and 70 having curved inner surfaces 71 and 71 are formed. A long hole 72 having a length reaching the upper edge is formed. The width of the long hole 72 substantially coincides with the larger dimension of the pin portions 4 and 4 or the axial fixing portion 3.
The jaws 70 and 70 do not necessarily need to be separated, and may have a connecting portion 70 'like a virtual line. In this case, the connecting metal fitting 7 has a flat side ring shape as a whole. Become.
[0023]
In the case of this embodiment, the pin portions 4 and 4 are protruded into the space through the long holes 72 as shown in FIGS. 10A and 10B, and the whole is rotated 90 degrees as shown in FIG. The portions 4 and 4 are crossed with the long holes 72. After that, the rope 2 may be turned sideways as shown in (d) and moved in the pulling direction, the pin portions 4 and 4 are supported by the jaw portion 70, and the shaft-like fixing portion 3 protrudes from the long hole 72. The other rope can be attached in the opposite direction by the same operation.
In this mode, no other members or tools are required, and the rope can be connected and supported by almost one-touch operation, and the pulling direction of the rope can be arbitrarily changed with the contact with the end of the long hole 72 as a limit. Can do.
[0024]
FIG. 11 shows another embodiment of the connection fitting 7 suitable for connecting two ropes 2 and 2. In this example, the metal fitting body 7b has a block shape that approximates a sphere, and a first groove 73 having a width that substantially matches the thicker dimension of the pin portions 4, 4 or the axial fixing portion 3 is formed on the center line. In addition, a second groove 74 orthogonal to the first groove 73 is formed, and the entire first groove 73 and the second groove 74 are cross-shaped when viewed from the plane. The second groove 74 has a width equal to or greater than the thickness of the pin portions 4 and 4.
In the back end of the second groove 74, fitting grooves 75, 75 that substantially match the thickness d and the cross-sectional shape of the pin portions 4, 4 are recessed, and the first groove 73 is formed in the fitting groove 75, The depth reaches the upper end of 75.
[0025]
In the case of this aspect, the end fitting 1 of the rope 2 is fitted from above so that the shaft-like fixing portion 3 is located in the first groove 73 and the pin portions 4 and 4 are located in the second groove 74. When the pin portions 4 and 4 are in contact with the bottom of the second groove 74, the rope portions 2 or the shaft-like fixing portion 3 may be pulled backward, and the pin portions 4 and 4 are fitted into the fitting grooves 75. Therefore, they are connected as shown in FIG. By performing the same operation for the right rope 2, no other members or tools are required, and it can be connected and supported by an almost one-touch operation, and the first groove 73 is deep in the rope pulling direction. Since it is a space, it can be changed arbitrarily. If it is desired to completely prevent the metal member 7b from slipping out, the upper surface of the metal fitting body 7b may be a flat surface, and a cap having protrusions that fit into the first groove 73 and the second groove 74 may be fitted.
[0026]
FIG. 13 shows an example of a connection fitting 8 suitable for slinging. In this example, the metal fitting body 8a forms an extension portion 81 extending in the lateral direction in a cylindrical portion 80 through which the rope 2 is inserted. The extension 81 has a reversing protrusion (chin) 82 at the tip, and the extension 81 and the reversing protrusion 82 have a substantially horizontal J shape as a whole. A fitting groove 83 that coincides with the cross-sectional shape of the pin portions 4 and 4 is formed between the reversing protrusion 82 and the extension portion. A long hole 84 that penetrates the wall thickness is formed from the extension 81 to the reversal protrusion 82. The long hole 84 has a length equal to or greater than the total length FL of the pin portions 4 and 4 and a width substantially equal to the larger dimension of the pin portions 4 and 4 or the shaft-like fixing portion 3.
[0027]
In the case of this aspect, the rope 2 led out from the cylindrical portion 80 is wound around the object B, and the pin portions 4 and 4 are projected to the upper surface side of the extension portion 81 through the long holes 84. In this state, the pin portion 4, 4 and the shaft-shaped fixing portion 3 may be turned 90 degrees and the rope 2 may be pulled. As a result, the pin portions 4 and 4 are fitted into the fitting grooves 83, and the shaft-like fixing portion 3 is projected from the long hole 84. Therefore, this aspect also requires no other members, can be slung by almost one-touch operation, and the axial fixing portion 3 can move along the long hole 84, so that the tension direction of the rope can be arbitrarily changed. Can do.
[0028]
FIG. 14 shows a first mode of the connection fitting 9 suitable for connecting the rope 2 in a crossing manner while clamping the cable, the main rope or the rods. In this embodiment, a groove 90 for fitting a cable, a main rope, or rods C, and bolt insertion holes 91, 91 'are provided on the upper and lower sides of each of the half-cutting metal bodies 9a, 9a, A support hole 92 for fitting the pin portion 4 is provided in the vicinity of the bolt insertion hole 91 ′.
[0029]
In this embodiment, the half metal fittings 9a and 9a are opposed so as to sandwich the cable, the main rope or the rods C, and the nut 94 is lightly screwed through the bolts 93 into the bolt insertion holes 91 and 91 ', so that the half metal fittings are obtained. The pin portions 4 and 4 are inserted into the gaps between the main bodies 9a and 9a, the pin portions 4 and 4 are fitted into the left and right support holes 92 and 92, and the bolts and nuts are finally tightened in this state.
In this way, the rope 2 can be easily connected and supported without any other members, and the pin portions 4 and 4 can be rotated by the support holes 92 and 92. The rope can change the tension direction arbitrarily.
[0030]
FIG. 15 shows a second embodiment of the connecting bracket for the same purpose as in FIG. In this embodiment, the half-cut metal fittings 9a, 9a are horizontally long, and a support hole 92 is provided in the middle of the lower bolt insertion holes 91 ', 91' to fit the pin portion 4 close to the groove C. Yes. A shallow groove 96 having a side wall enlarged in a fan shape at a required angle toward the lower edge of the half-cut fitting main body 9a is formed at the entrance of the support hole 92. The shallow groove 96 is a vertical hole that allows the shaft-like fixing unit 3 to be inserted when the half-cut fitting main bodies 9a and 9a face each other.
In this embodiment, the method of connecting the ropes is the same as in FIG. 14, and the pin portions 4 and 4 are rotatably supported by the support holes 92 and 92, and the shallow grooves 96 and 96 are expanded in a fan shape. The direction of the rope 2 can be changed within a limit where the shaft-like fixing unit 3 contacts the side walls 960 and 960.
[0031]
The rope and the coupling fitting to which the rope terminal fitting according to the present invention is applied can be used for various purposes. FIG. 16 shows an example applied to the main rope E and the presser rope F of the suspended roof as the first example.
G is a support, H is a suspended roof, and the main rope E, the lower end of which is connected to the suspended roof H, is supported by a connection fitting J provided around the top end of the support G via the rope end fitting 1, and the lower end is The presser foot F connected to the suspended roof H is connected to the connection fitting K attached to the main rope E via the rope end fitting 1. Examples of the connecting fitting J include the modes shown in FIGS. 4 and 6. Examples of the connection fitting K include the modes shown in FIGS. 14 and 15.
[0032]
FIG. 17 shows an example applied to a pendant rope of a crane. In this case, the connection fitting M shown in FIG. 9 or FIG. 11 is used.
FIG. 18 shows an example applied to a boom telescopic rope such as a crawler crane or an aerial work vehicle. The second boom n is connected to the first boom m, and the third boom p is connected to the second boom n. It is paid. The extension rope 2 is fixed at the rear end of the first boom m by the fixing bracket N, is inverted through a sheave on the distal end side of the second boom n, and is connected to the position from the rear part of the second boom n. It is connected to the metal fitting P. Moreover, the base end of the shrinking rope 2 is fixed to the front position of the first boom m by the fixing bracket N, and is reversed through the sheave on the rear side of the second boom n, and is from the rear part of the second boom n. It is connected to the connecting bracket P at the position.
As the coupling metal P, the one shown in FIG. 4 or 5 is used.
[0033]
FIG. 19 shows an example applied to an exercise facility such as a back net hanger rope, which is connected to a connecting fitting R attached to a main rope Q, and a net S is stretched between each hanger rope T. As the connection fitting R in this case, those shown in FIGS. 15 and 14 are used.
Although not shown in the drawings, various uses such as a hanging rope for a play facility such as a swing are conceivable.
[0034]
[Effect of the embodiment]
The rope end fitting according to the present invention is formed with pin portions 4 and 4 extending left and right integrally with the shaft-like fixing portion 3 to which the end portion 20 of the rope 2 is fixed, and has a T-pin shape as a whole. It is very compact, and on the connecting bracket side, there are holes and grooves for inserting the pin portions 4 and 4, a portion for supporting the pin portions 4 and 4, a groove for leading the shaft-like fixing portion 3, Since it is sufficient if there is a hole, the structure of the connecting bracket side can be simple and small.
[0035]
When the pin portions 4 and 4 are fitted into the holes and grooves as described above and the rope is pulled, the load is firmly supported by the pin portions 4 and 4 and the support portion into which the pin portions are fitted. Since the pin portions 4 and 4 and the support portion have the same cross-sectional shape, the pin portions 4 and 4 can rotate, and the rope 2 fixed to the shaft-like fixing portion 3 integrated with the pins 4 and 4 is The direction can be changed according to the dimension of the groove or hole leading out the shaft-like fixing unit 3.
[0036]
In addition, since the rope end fitting 1 has pin portions 4 and 4 that extend integrally with the shaft-like fixing portion 3 to the left and right, it functions as a rotation fulcrum at the same time as the load support function. No other member such as a nut to be screwed is required. Therefore, workability is very good, and attachment / detachment can be performed easily, quickly and at low cost. In addition, since pin bolts, nuts, and rotating tools for supporting points are not required, it is not necessary to carry these at high places, and the work can be performed safely.
[0037]
Unlike the present invention, when the pin is a separate member and this is inserted into a through hole provided near the tip of the shaft-shaped fixing portion 3 at right angles to the axial direction, it becomes a cross shape. However, since the pin portions 4 and 4 are formed at the front end of the shaft-like fixing portion 3 so as to include this, the head portion becomes small. Further, if a pin of another member is inserted into the through hole, the pin moves in the through hole and one of the pins is biased to one side or falls out of the through hole. In order to prevent this, it is necessary to provide screw holes on both end faces of the pin, and place the collar member against both end faces of the pin and screw the screws into the screw holes, which increases the number of parts and increases costs. At the same time, it takes time and effort to mount and remove the connecting bracket. The present invention has no such difficulty.
[0038]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention described above, a pair extending at right angles to the axis of the shaft-like fixing portion at the tip of the shaft-like fixing portion 3 having the hole 5 for inserting and fixing the end portion 20 of the rope 2. The support and rotation fulcrum pins 4 and 4 are integrally formed, so the structure is simple and compact, and it can be easily and quickly connected to the object without any other special parts. Since the pin portion 4 has a circular cross section and the diameter d is substantially equal to the diameter d ′ of the shaft-shaped fixing portion, the rope direction can be easily adjusted. Since it can be made strong and the side surface can be made slim, it is possible to obtain an excellent effect that it is easy to be assembled into a connecting bracket.
[0039]
According to the second aspect, the structure is simple and compact, and it is possible to easily and quickly connect to and remove from the object without any other special parts, and the rope direction can be adjusted. The pin portion 4 has a circular shape in cross section, and the diameter d of the pin portion 4 is substantially equal to the diameter d ′ of the shaft-like fixing portion. Therefore, the pin portion 4 has good strength and the side surface is slim. In addition to the effect of the rope end fitting 1 that can be easily assembled into the connecting fitting, the connecting fittings 6, 7, 8, 9 that connect the rope end fitting 1 allow the insertion into the rope end fitting 1 Since there are an opening portion to be opened, a portion for supporting the left and right pin portions 4, 4, and a portion that intersects with this to allow the shaft-shaped fixing portion 3 to be led out, the connecting brackets 6, 7, 8 are provided. , 9 is a computer that takes advantage of the features of the rope end Transfected ones and it is possible to, also workability can be made may, have excellent effect that thereby while possible coupling firmly rope can be obtained a simple connection structure compact obtained.
[0040]
According to the third aspect, the connecting metal fitting 6 combined with the terminal metal fitting has the metal fitting body 6a bent in a U shape with the space 60 corresponding to the dimensions of the pin portions 4 and 4, and the metal fitting main body 6a is in the width direction. A central hole is provided with a long hole 61 having a width w that is appropriately larger than the thickness d of the pin parts 4 and 4 and a length h that is appropriately larger than the entire length of the pin part. 6a has reached the bottom 62, so that the pin portions 4 and 4 of the rope end fitting 1 are oriented vertically and inserted into the space 60 through the long hole 61. In this state, the rope end fitting 1 or the rope 2 is rotated 90 degrees. By letting the pin portions 4 and 4 turn sideways and pulling the rope 2 downward. The pin portions 4 and 4 are held by the curvature-shaped metal fitting main body bottom portion 62, and the shaft-like fixing portion 3 protrudes to the outside through the long hole 61. Therefore, almost no other members or tools are required. It can be connected and supported by one-touch operation. Therefore, the connecting bracket 6 can be made compact by taking advantage of the characteristics of the rope end fitting, and the workability can be improved. A compact and simple connection structure can be obtained while being able to be firmly connected, and for example, an effect that can provide a connection structure suitable for boom telescopic ropes such as a main rope E of a suspended roof, a crawler crane, and an aerial work platform can be obtained. .
[0041]
According to the fourth aspect of the present invention, the connecting metal fitting 9 combined with the terminal metal fitting is composed of a pair of half metal fittings main bodies 9a, 9a, and the pair of metal fittings main bodies 9a, 9a are horizontally fitted with cables, main ropes or rods C, respectively. Directional grooves 90 are provided, and bolt insertion holes 91, 91 'for fastening the metal fittings 9a, 9a are provided on the upper and lower sides of the grooves, and the pins are disposed at intermediate positions between the lower bolt insertion holes 91', 91 '. Since the support hole 92 for fitting the portion 4 is provided, the half-cut fitting main bodies 9a, 9a are opposed so as to sandwich the cable, the main rope, or the rods C, and the nut 94 is passed through the bolt insertion holes 91, 91 'through the bolt 93. Lightly screw in, insert the pin portions 4 and 4 into the gaps between the half-cut metal fittings 9a and 9a, and fit the pin portions 4 and 4 into the left and right support holes 92 and 92. In other words, the rope 2 can be easily connected and supported without any other members, and the pin portions 4 and 4 can be rotated by the support holes 92 and 92. The rope can change the tension direction arbitrarily. Therefore, the connecting bracket 9 can be made compact by making use of the characteristics of the rope end fitting, and can also be improved in workability, so that the rope can be firmly connected and the connection structure is compact and simple. When the rope 2 is connected in an intersecting manner while clamping cables, main ropes or rods, for example, a suitable connection structure for a suspension roof presser rope F or an exercise facility such as a back net hanger rope, etc. The effect which can be provided is acquired.
[0042]
According to the fifth aspect, the metal fitting body 8a of the connecting metal fitting 8 combined with the terminal metal fitting has the cylindrical portion 80 through which the rope 2 is inserted and the extension portion 81 extending from the side to the side. A fitting groove 83 that matches the cross-sectional shape of the pin portions 4 and 4 is formed between the reversing protrusion 82 and the extension portion, and a pin 82 is provided between the extending portion 81 and the reversing protrusion 82. Since a long hole 84 having a length equal to or longer than the total length of the portions 4 and 4 and a width substantially equal to the thicker one of the pin portions 4 and 4 or the shaft-like fixing portion 3 is formed, the cylindrical portion The rope 2 led out from 80 is wound around the object B, and the pin portions 4 and 4 are projected to the upper surface side of the extension portion 81 through the long holes 84. In this state, the pin portions 4 and 4 and the shaft-like fixing portion 3 are projected. If the direction is turned 90 degrees and the rope 2 is pulled, the pins 4 and 4 are fitted. Fits to 83, the shaft-like fixing portion 3 protrudes from the long hole 84. Therefore, no other members are required, and it can be slung by almost one-touch operation, and the axial fixing portion 3 can move along the long hole 84, so that the pulling direction of the rope can be arbitrarily changed. Excellent effect is obtained.
[Brief description of the drawings]
1A is a partial side view of a rope to which a rope end fitting according to the present invention is applied, and FIG. 1B is a partially enlarged view thereof.
2A is a longitudinal side view of a rope end fitting according to the present invention, and FIG. 2B is a partially cutaway plan view thereof.
FIGS. 3A and 3B are explanatory views showing a first stage of an example of fixing a rope to a rope end fitting according to the present invention, and FIG.
4A is a perspective view showing a first mode of a connecting fitting used in combination with a rope end fitting according to the present invention, and FIG. 4B is a sectional view taken along line XX in FIG. 4A.
FIGS. 5A, 5B, and 5C are perspective views showing the set state of the connecting metal fitting of FIG. 4 in stages.
FIG. 6A is a perspective view showing a second embodiment of a connecting fitting used in combination with the rope end fitting according to the present invention, and FIG. 6B is a sectional view thereof.
7A is a perspective view showing a third embodiment of a connecting fitting used in combination with the rope end fitting according to the present invention, FIG. 7B is a sectional view thereof, and FIG. 7C is a perspective view showing a connected state of the rope. FIG.
8A is a cross-sectional view showing a fourth embodiment of a connecting fitting used in combination with the rope end fitting according to the present invention, FIG. 8B is a plan view thereof, and FIG. 8C is a perspective view showing a connected state of the rope. FIG.
9A is a perspective view showing a first aspect of a two-rope coupling fitting used in combination with a rope end fitting according to the present invention, and FIG. 9B is a sectional view taken along line YY in FIG. 9A. .
10 (a), (b), (c), and (d) are explanatory views showing a step of connecting a rope to the connecting fitting in FIG. 9 in stages.
11A is a perspective view showing a second mode of a two-rope coupling fitting used in combination with a rope end fitting according to the present invention, and FIG. 11B is a plan view thereof.
12 is a perspective view showing a connection state of a rope to the connection fitting of FIG.
13 (a) is a vertical side view showing another embodiment of a connecting fitting used in combination with the rope end fitting according to the present invention, FIG. 13 (b) is a plan view thereof, and FIG. 13 (c) is a drawing of the rope to the connecting fitting. It is a perspective view which shows a connection state.
FIG. 14A is a longitudinal side view showing a first mode of a clamp type coupling fitting used in combination with a rope end fitting according to the present invention and a rope coupling state, and FIG. 14B is a half sectional front view thereof.
15A is a partially cutaway front view showing a second mode of a clamp-type connecting bracket used in combination with a rope end fitting according to the present invention and a rope connecting state, and FIG. 15B is a longitudinal side view thereof.
16A is a perspective view showing an example of use of the present invention, FIG. 16B is a partially enlarged view of a coarse portion, and FIG. 16C is a partially enlarged view thereof.
FIG. 17 is a perspective view showing an example of use of the present invention.
18A is a perspective view showing an example of use of the present invention, and FIG. 18B is a partially enlarged view thereof.
19A is a perspective view showing an example of use of the present invention, and FIG. 19B is a partially enlarged view thereof.
[Explanation of symbols]
1 Terminal bracket
2 ropes
20 Terminal section
3 Axial fixing part
4 Pin part
5 holes
6, 7, 8, 9 Connecting bracket
6a, 8a, 9a metal fitting body
61 Slotted hole
62 Bottom
80 tube
81 Extension
82 Reversing protrusion
83 Insertion groove
84 Long hole
90 groove
91, 91 'Bolt insertion hole
92 Support hole

Claims (5)

ロープ２の端末部２０を挿入固定する穴５を有する軸状定着部３の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる１対の支持用兼回転支点用のピン部４，４を一体形成してなり、前記ピン部４は断面円形状をなし、その直径ｄが軸状定着部の直径ｄ´と略等しい関係にあることを特徴とするロープ端末金具。A pair of supporting and rotating fulcrum pin portions 4 extending at right angles to the axis of the shaft-shaped fixing portion at the tip of the shaft-shaped fixing portion 3 having a hole 5 for inserting and fixing the end portion 20 of the rope 2. 4, wherein the pin portion 4 has a circular cross section, and the diameter d of the pin portion 4 is substantially equal to the diameter d ′ of the shaft-like fixing portion. ロープの端末部２０を挿入固定した軸状定着部３の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる１対の支持用兼回転支点用のピン部４，４を一体形成してなり、かつ前記ピン部４は断面円形状をなし、その直径ｄが軸状定着部の直径ｄ´と略等しい関係にあるロープ端末金具１と、これを連結する連結金具６，７，８，９からなり、連結金具６，７，８，９がロープ端末金具１の内部への挿入を許容する開口部分と、左右のピン部４，４，を支持する部分と、これと交差して軸状定着部３の導出を許容する部分とを有していることを特徴とするロープ端末金具を利用した連結構造。A pair of supporting and rotating fulcrum pin portions 4 and 4 extending at right angles to the axial fixing portion axis are integrally formed at the tip of the axial fixing portion 3 to which the end portion 20 of the rope is inserted and fixed. The pin portion 4 has a circular cross section, and the diameter d of the pin portion 4 is substantially equal to the diameter d ′ of the shaft-like fixing portion, and the connecting fittings 6, 7, 8 for connecting the rope end fitting 1. , 9, the connecting brackets 6, 7, 8, 9 intersect the opening portion allowing the insertion into the inside of the rope end fitting 1, the portion supporting the left and right pin portions 4, 4, A connecting structure using a rope end fitting, characterized in that it has a portion that allows the shaft-like fixing portion 3 to be led out. 前記連結金具６が、ピン部４，４の寸法に対応する空間６０を有せしめてＵ状に屈曲した金具本体６ａを有し、金具本体６ａは幅方向中央部に、ピン部４，４の太さｄより適度に大きな幅ｗと、ピン部全長よりも適度に大きな長さｈを有する長孔６１を設けており、前記長孔６１は少なくとも金具本体６ａの底６２に達している請求項２に記載のロープ端末金具を利用した連結構造。The connecting metal fitting 6 has a metal fitting body 6a bent in a U shape with a space 60 corresponding to the dimensions of the pin parts 4 and 4, and the metal fitting body 6a is provided at the center in the width direction of the pin parts 4 and 4. A long hole 61 having a width w moderately larger than a thickness d and a length h moderately larger than the entire length of the pin portion is provided, and the long hole 61 reaches at least the bottom 62 of the metal fitting body 6a. A connection structure using the rope end fitting according to 2. 前記連結金具９は一対の半割り金具本体９ａ，９ａからなり、該一対の金具本体９ａ，９ａには、それぞれケーブル、主ロープあるいはロッド類Ｃを嵌める水平方向の溝９０を設け、該溝の上下側に金具本体９ａ，９ａを締め付けるボルトのボルト挿通穴９１，９１´を設けるとともに、下側のボルト挿通穴９１´、９１´の中間位置に前記ピン部４を嵌める支持穴９２を設けている請求項２に記載のロープ端末金具を利用した連結構造。The connection fitting 9 is composed of a pair of half-cut fitting main bodies 9a, 9a. The pair of fitting main bodies 9a, 9a are provided with horizontal grooves 90 for fitting cables, main ropes or rods C, respectively. Bolt insertion holes 91 and 91 'for tightening the metal fittings 9a and 9a are provided on the upper and lower sides, and a support hole 92 for fitting the pin portion 4 is provided at an intermediate position between the lower bolt insertion holes 91' and 91 '. A connecting structure using the rope end fitting according to claim 2. 前記連結金具８は、ロープ２を挿通する筒部８０とこれから側方に向かって伸びる延長部８１を有する金具本体８ａを備え、延長部８１は先端に反転突部８２を有しており、反転突部８２と延長部間にはピン部４，４の断面形状と一致する嵌め込み溝８３が形成され、延長部８１から反転突部８２にかけては、ピン部４，４の全長と同等以上の長さと、ピン部４，４または軸状定着部３のいずれか太い方の寸法と略同等の幅を有する長孔８４が形成されている請求項２に記載のロープ端末金具を利用した連結構造。The connection fitting 8 includes a fitting body 8a having a cylindrical portion 80 through which the rope 2 is inserted and an extension portion 81 extending laterally therefrom, and the extension portion 81 has an inversion protrusion 82 at the tip thereof. A fitting groove 83 that matches the cross-sectional shape of the pin portions 4 and 4 is formed between the protrusion 82 and the extension portion, and the length from the extension portion 81 to the reverse protrusion 82 is equal to or longer than the total length of the pin portions 4 and 4. And the long hole 84 which has the width | variety substantially equivalent to the dimension of the thicker one of the pin parts 4 and 4 or the axial fixing part 3 is the connection structure using the rope end metal fitting of Claim 2.

Images