JP3771461B2 - 車両整備用リフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両整備用リフトに関し、特に昇降駆動手段により昇降動するテーブル(ボード)と、テーブルに装着され、かつ、テーブルの上面に沿って水平方向に揺動する複数のスイングアームとを備える車両整備リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両整備用リフトは、特許第2664359号公報に記載されている。この公報に記載の一例(請求項3に記載の発明)は、「設置床面に左右一対のテーブルを収納することができる普通一般の凹所を形成し、また、該凹所に一対のスイングアームを収納することができる若干大きな収納凹所を連設形成し、スイングアームの不使用時に、待機位置で待機する各スイングアームを各々下限位置まで移動させ、かつ、前記若干大きな収納凹所に各スイングアームを収納することを特徴とする。」。
【0003】
この車両整備用リフトは、テーブル(ボード)を設置床面と略同じ高さとなる位置まで下降させ、さらに、各スイングアームを若干大きな収納凹所に下降させると、各スイングアームの上面も設置床面と略同じ高さになるので、車両の乗り入れや作業がやり易く、また、作業者が各スイングアームにつまずくという事態を防止できる利点がある。
【0004】
しかしながら、上記車両整備用リフトに於いては、設置床面に一対のスイングアームを収納することができる若干大きな収納凹所を連設形成するので、設置床面に対する凹所の全体的な容積率が相当大きなものとなり、また前後一対のスイングアームが左右のデーブルの外側にそれぞれ突出するので、設置床面が少ない整備工場にあっては作業ベイの有効的な活用が多少なりとも影響を受けると共に、リフトが大きいというような違和感も生ずるという問題点があった。また、アーム昇降手段を取り付ける場合には、テーブルの外側の壁面に突設した各アームブラケットに、しかも枢支軸の間に、例えばエアーシリンダの作動杆の先端部を各スイングアームの基端部下面に当接するようにアーム昇降手段を取り付けるので、テーブル(ボード)がその分重くなるという問題点があった。さらに、各スイングアームを若干大きな収納凹所に下降させても、各スインクアームの外周壁と若干大きな収納凹所の内周壁との間に相当の隙間があるので、美観上、作業上などの観点からまだまだ解決すべき問題点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上述した車両整備用リフトの問題点に鑑み、第1の目的は、設置床面に各スイングアーム収納用の若干大きな収納凹所を形成しなくても、車両の乗り入れや作業がやり易いという利点を達成することができる車両整備用リフトを提供することである。次に第2目的は、スイトングアーム昇降手段を取り付ける場合には、その重量をボードに加味させないことである。第3の目的は、前後一対のスイングアームがボードの開口部内に収納した場合に、ボードの上面と各スイングアームの上面との間に略間隙が生じないようにすることである。第4の目的は、前記第3の目的に付随して前後一対のスイングアームを同時に動かすために設けた一台のアーム支持台を、円滑に昇降動することができるようにすることである。第5の目的は、合理的手段により、ボードと各スイングアームの一体化、フラット化を図ることであり、その余の目的は、本発明の特定要件ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両整備用リフトは、リフトの昇降駆動手段が収縮した下限位置で、ボードが設置床面に形成した凹所に入り込み、ボードの上面が設置床面と略同一平面になる車両整備用リフトに於いて、前記ボード1の上面21に、水平方向に揺動可能なスイングアーム3,3収納用の横長開口部22を形成し、これらのスイングアームを使用する際には、設置床面Aの凹所B内に、かつ、前記ボードの下方に位置するように設置されたアーム昇降手段6、及び該アーム昇降手段6の持ち上げ力により上昇するアーム支持台25をそれぞれ介して前記横長開口部22からスイングアーム3,3を完全に突設させ、一方、スイングアームを使用する必要がない場合には、リフトの下限位置にて設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面になるようにスイングアーム3,3を横長開口部22へと下降させたことを特徴とする。
【0007】
上記構成に於いて、ボード1は下端開口の長箱型受台であり、該箱型受台に一台のアーム支持台25が内装され、このアーム支持台25の端部に嵌合支軸31を介して前後一対のスイングアーム3,3が装着されていることを特徴とする。
【0008】
また本発明の車両整備用リフトは、リフトの昇降駆動手段が収縮した下限位置で、ボードが設置床面に形成した凹所に入り込み、ボードの上面が設置床面と略同一平面になる車両整備用リフトに於いて、前記ボード1の上面21に、水平方向に揺動可能なスイングアーム3,3収納用の横長開口部22を形成し、これらのスイングアームを使用する際には、前記横長開口部22から箱型のボード内を上下動する横長のアーム支持台を介して同時に昇降動するスイングアーム3,3を完全に突設させ、一方、スイングアームを使用する必要がない場合には、リフトの下限位置にて設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面になるようにスイングアーム3,3を横長開口部22へと下降させたことを特徴とする。
【0009】
上記構成に於いて、アーム支持台25は、ボード1の前後側壁27,27の内壁面27a,27aまで延び、かつ、ボードの内壁側又は/及びアーム支持台の周壁側のいずれに固定した滑り板28を介して上下動することを特徴とする。また、アーム支持台25Aに装着孔50を形成し、この装着孔50に、高さ寸法が異なるアタッチメントを脱着自在に嵌合したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照に本発明の一実施例の構成部材を区分けして説明する。
【0011】
(1)発明の実施の環境
まず図1を参照に発明の実施の環境について説明する。Xは車両整備用リフトである。従来の実施例で説明したように、本発明の車両整備用リフトXも、左右一対のボード1,1と、これらのボードを昇降動させる左右の昇降駆動手段2と、左右一対のボード1,1にそれぞれ装着され、かつ、ボードの上面に沿って水平方向に揺動する前後一対(合計4本)のスイングアーム3,3とを備えている。なお、図1では、他方側のボード用昇降駆動手段2、前後一対のスイングアーム3,3などは、手前側のそれらと同一構成なので、説明の便宜上省略してある。つまり、本発明の主要部(ボード1、前後一対のスイングアーム3,3、ボード用昇降駆動手段2、後述のアーム昇降手段6など)は、左右同一である。
【0012】
次に図2に於いて、符号Aは整備工場の作業ベイの設置床面である。Bは床面Aに形成された凹所で、この凹所Bは平面から見ると、例えば逆コ字型に形成されている。Cはボード1,1又は4本のスイングアーム3,3に支持される整備車両である。
【0013】
次に図1及び図2を参照にすると、4は凹所B内に収納されたベース部材としての固定ケースで、この固定ケース4は上面が開口し、その開口上端面5が、設置床面Aから突出しないように側壁の高さ寸法が適宜に設定されている。6は固定ケース4の外側側壁7と凹所Bの内壁面8との間の空間部9等に収納設置されたアーム昇降手段である。このアーム昇降手段6は、本実施例では凹所Bの中央部或いは中央部寄りの部位に設置されたエアーシリンダ10と、このエアーシリンダ10の作動杆11の先端部に水平状態に固定された持ち上げ板12とから構成され、前記持ち上げ板12は、収縮時、設置床面Aよりも下方に位置している。
【0014】
なお、ボード用昇降駆動手段2は、交差状に組み合わせられた複数本のメイン揺動支持脚13やラチェット歯14を有する下方支持脚15と係合し、かつ、安全係合装置16を有する上方スライド脚17などを備え、前記各摺動支持脚13の下端部は、固定ケース4に横設軸架された前後の横軸18,18にそれぞれ枢支されている。
【0015】
(2)本発明の主要部
本発明の主要部は、普通乗用車のようなモノコック構造の整備車両を持ち上げる際に使用されるボード1と、RV車あるいはワンボックス車のようにフレーム構造の際に使用される前後一対のスイングアーム3,3とを備えている。そして、前記スイングアーム3,3は、ボード1に形成した長さ方向の開口部22,22に昇降動可能に組み込まれ、スイングアームを使用しない場合には、ボード1の上面と前後一対のスイングアーム3,3の上面(蓋板36,36を備えている場合には蓋板の上面)とがフラット化する。なお、本発明の特定要件に関係のない部分については説明を割愛する。
【0016】
(3)主要部の具体的構成
まず、ボード1の構造について説明する。ボード1は、図3及び図4で示すように下面(底壁)を有しない下端開口20の長箱である。図1で示すようにボード1の上面(上壁)21には、スイングアーム3,3収納用の前後一対の横長開口部22,22が形成されている。これらの横長開口部22,22は、ボード1上壁21の外側側壁1a寄りの部位に、該外側の側壁1aに沿って長孔状態にそれぞれ形成され、かつ、前記下端開口20と連通している。
【0017】
23はボード1内に固定的に設けられ、かつ、外側の側壁1aに対して所要間隔を有して対向する隔壁である。隔壁23及び前記外側側壁1aの内壁面の適宜箇所には、断面或いは端面L型の支板24が複数個対向状態に固設されている。これらの支板24は、スイングアーム3,3が下降して来た時に、アーム支持台25を所定の収納位置に停止させるストッパーとしての機能を果たす。
【0018】
(4)アーム支持台
アーム支持台25は、本実施例ではボード1の上壁21の内壁面21aと、外側の側壁1aの内壁面と、隔壁23の一側面と、複数個の支板24をそれぞれ基準にしたボード内部空間26に昇降動自在に収納されている。アーム支持台25の数や形状は、特に限定するものではないが、本実施例では、前後一対のスイングアーム3,3を同時に動かすために、スイングアームの幅よりも若干幅広で、かつ、ボード1の前後側壁27,27の内壁面27a,27aに接近する所まで延びた一台のやや細い長箱のものを採用している。もちろん、設計如何によっては普通一般の長板形状であっても良い。
【0019】
しかして、本実施例のやや細長箱状アーム支持台25の周壁、例えば左右・前後の側壁には、前述した外側の側壁1aの内壁面や隔壁23の一側面などに摺接する複数個の滑り板28が固定的に設けられている。
【0020】
(5)前後一対のスイングアーム
前後一対のスイングアーム3,3は、その基端部30の下面に固定的に垂設した嵌合支軸31を介してアーム支持台25の前後の端部(端部寄りの部位も含む)に、ボード1の上面21に沿って揺動することができるように枢着されている。これらのスイングアーム3,3は、アーム支持台25の上壁32並びに下壁33に形成した上下の嵌合孔34,35から自由に抜き取ることができる。
【0021】
ここでは図3を基準にすると、左側が前のスイングアーム3であり、これに対して右側が後のスイングアーム3である。前後一対のスイングアーム3,3は、ボード1が各支板24に支持される所まで下降すると、ボード1の横長開口部22,22内にそれぞれ収納される(図5参照)。
【0022】
しかして、本実施例ではスイングアーム3,3のそれぞれの上面に横長開口部22,22を略閉じる長板状の蓋板36,36が固定的に設けられている。スイングアーム3,3の各蓋板36,36は、図5で示すようにアーム支持台25が各支板24に支持される所まで下降すると、設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面となる。ここで「略同一平面」とは物理的に略同一平面ということではなく、社会通念上ないし当業者を基準にして車両の乗り入れや作業がやり易しいような意味合いの同一性(フラット化)である。したがって、長板状の蓋板36,36がボード1の上面21又は設置床面Aから多少(例えば3mm程度)突出又は下がっても、略同一平面ということである。
【0023】
ところで、スイングアーム3,3は、鞘状のアーム本体37と、このアーム本体37から伸張する伸縮アーム38とから成り、前記伸縮アーム38の先端部には、アタッチメント(交換可能な受台)39が取り付けられている。また符号40は、本発明の特定要件ではないが、ボード1に引き出し自在に設けられたスライドボードである。このスライドボード40は、よりホイールベースの長い中型、大型の乗用車をリフトアップする時に伸ばして使用される。
【0024】
上記構成に於いて、図3及び図4がアーム昇降手段6の作動杆11が伸張し、その持ち上げ板12でアーム支持台25を所要位置まで持ち上げた一例を示す。ここでは整備車両Cの乗り込みの話しや昇降駆動手段2の作動態様の説明を除外して、アーム支持台25とスイングアーム3の動きについてさらに詳しく説明する。
【0025】
図示しない操作スイッチを操作すると、エアーシリンダ10の作動杆11は、約100mm程度伸張する。一台のアーム支持台25は、その下壁33が持ち上げ板12によって持ち上げられると、当然上昇する。この場合前後一対のスイングアーム3,3も該アーム支持台25を介して同時に上昇する。
【0026】
そして、アーム支持台25の上壁32がボード1の上面21の内壁面21aに当接すると、作動杆11の伸張はそこで停止するが、この時前後一対のスイングアーム3,3はボード1の上面21から完全に突出する。そこで、整備作業員は前後一対のスイングアーム3,3をボード1の上面21に沿ってそれぞれ適宜に回転し、また伸縮アーム38の長さも適宜に調整して整備車両Cにセッテイングする。
【0027】
一方、図5及び図6は、スイングアーム3,3の各蓋板36,36が設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面となった一例である。図示しない操作スイッチを操作すると、エアーシリンダ10の作動杆11は、逆に約100mm程度収縮する。一台のアーム支持台25は、その下壁33が持ち上げ板12によって直接又は間接的に支持されているから、持ち上げ板12が下降すると、前後一対のスイングアーム3,3も該アーム支持台25を介して同時に下降する。
【0028】
そして、アーム支持台25の下壁33が各支板24に当接すると、作動杆11の収縮はそこで停止するが、この時前後一対のスイングアーム3,3はボード1の横長開口部22,22内に完全に嵌り込み、その蓋板36,36は設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面となる。
【0029】
なお、アーム支持台25は、横長開口部22,22と連通するボード内部空間26内で滑り板28を介して上下動する。またボード1は、図示しない操作スイッチを操作すると、油圧シリンダーによって、かつ、昇降駆動手段2を介して昇降動する。
【0030】
【実施例】
まず、本発明の一実施例は、前後のスイングアームを自動的に上下動させるために、「凹所内にアーム昇降手段6」を設置してある。しかしながら、このアーム昇降手段6は、自動式であれ、又は手動式であれ、当業者の立場からいくらでも考えられる。例えば競業者がローコスト化を狙って自動的式アーム昇降手段6に代えて、他の部材(例えばレバー、把手など)を用いて前後のスイングアームを上げ下げする事例である。
【0031】
したがって、リフトが自動式アーム昇降手段6を備えることは作業の効率性の観点からベターではあるが、本発明の特定要件ではない。要は、ボード1の横長開口部を形成し、前後のスイングアームを上げ下げすることができれば良い。
【0032】
次に前後一対のスイングアーム3,3収納用の横長開口部22は、本実施例では前後に計2個設けているが、これを回避するために「1個の横長に設計変更形」することをも当然考えられるので、横長開口部22を前後に複数個設けることも本発明の特定要件ではない。
【0033】
次に、ボード用昇降駆動手段2を構成する各摺動支持脚13の下端部は、固定ケース4の横軸18に軸架されてるいが、据付如何によっては固定ケース4を設けなくても良い。本実施例では上端開口の箱型固定ケース4の方が、下端開口の箱型ボード1よりも若干小さく、アーム昇降手段6が固定ケース4の外側に位置しているが、固定ケース4の外側に位置しているか否かは、本発明の特定要件ではなく、要はアーム支持台25の下方に持ち上げ板12が位置するようにアーム昇降手段6を凹所内に設置すれば良い。
【0034】
次に本発明の実施例では、アーム支持台の周壁側に滑り板28を固定しているが、この滑り板は、ボードの内壁側又は/及びアーム支持台の周壁側のいずれに固定しても良い。
【0035】
最後に、本発明のアーム支持台25は、やや細長状の箱である。そこで、図7及び図8で示すように特定発明(請求項1に記載の発明)の主要部をそのまま含み、かつ、アーム支持台25Aに他の構成要件を加味して利用発明を提案する。
【0036】
この利用発明の目的は、整備車両(例えばトラック)C如何によっては受台としてのアタッチメント39の高さが合わない事情を考慮し、整備作業員が手元で直ちにアタッチメント39を交換することかできるようにすることである。
【0037】
そこで、箱型のアーム支持台25Aに少なくとも1つ以上、本実施例ではアーム支持台25Aの上壁32と下壁33に貫通状態の装着孔50を合計2個形成し、これらの装着孔50,50に、高さ寸法が異なる計2個のアタッチメント39A,39Bをそれぞれ脱着自在に嵌合したことである。
【0038】
このように構成すると、アーム支持台25Aの収納スペースを有効的に活用するとこができると共に、アタッチメント39を他の予備的アタッチメント39A,39Bと簡単に交換することができるという利点がある。
【0039】
【発明の作用・効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)ボード1の上面21に、スイングアーム3,3収納用の前後一対の横長開口部22,22を形成し、これらのスイングアームを使用する際には、前記横長開口部22,22からスイングアーム3,3を完全に突設させ、一方、スイングアームを使用する必要がない場合には、リフトの下限位置にて設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面になるようにスイングアーム3,3を横長開口部22,22へと下降させるので、従来の実施例のように設置床面に各スイングアーム収納用の若干大きな収納凹所を形成しなくても、車両の乗り入れや作業がやり易いという利点を達成することができる。
(2)また、アーム昇降手段を、設置床面の凹所内に、かつ、ボードの下方に位置するように設置したので、その重量をボードに加味させないことができる。
(3)また前後一対のスイングアームが長箱状ボードのボード内部空間内で上下動する一台のアーム支持台25を介して昇降動する実施例の場合(請求項2に記載の発明の場合)には、複数個のスイングアームを同時にかつ簡単に上下動させることができる。
(4)またスイングアーム3,3のそれぞれの上面に横長開口部22,22を略閉じる長板状の蓋板36,36が固定的に設けられている実施例の場合には、前後一対のスイングアームがボードの開口部内に収納した場合に、ボードの上面と各スイングアームの上面との間に略間隙が生じないので、美感上、作業上、清掃上の観点から実用的に利点がある。
(5)さらに、ボード1に内装されたアーム支持台25が、ボード1の前後側壁27,27の内壁面27a,27aまで延び、かつ、ボードの内壁側又は/及びアーム支持台の周壁側のいずれに固定した滑り板28を介して上下動する実施例は、アーム支持台が安定的かつ円滑あるいはスムースに上下動する。
(6)合理的手段により、ボードと各スイングアームの一体化、フラット化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は、本発明の一実施例を示す各説明図。図7及び図8は利用発明の一例を示す各説明図。
【図1】主要部の斜視図(他方側は省略)。
【図2】平面からの説明図。
【図3】スイングアームが設置床面及びボードの上面から突出した概略説明図(ボードの外側側面から一部切欠して示してある)。
【図4】図3を基準にし、その左側面側から見た説明図。
【図5】スイングアームが設置床面及びボードの上面と略同一平面となった場合の概略説明図。
【図6】図5を基準にし、その左側面側から見た説明図。
【図7】利用発明の主要部を斜視から示した説明図。
【図8】図3と同様の概略説明図。
【符号の説明】
X…車両整備用リフト、1…ボード、1a…外側の側壁、2…昇降駆動手段、3…スイングアーム、4…固定ケース、5…開口上端面、6…アーム昇降手段、8…凹所の内壁面、9…空間部、10…エアーシリンダ、11…作動杆、12…持上げ板、20…下端開口、21…ボードの上面、22…横長開口部、23…隔壁、24…支板、25,25A…アーム支持台、26…ボード内部空間、27…前後の側壁、28…滑り板、30…スイングアームの基端部、31…嵌合支軸、32…アーム支持台の上壁、33…アーム支持台の下壁、34,35…嵌合孔、36…蓋板、37…アーム本体、38…伸縮アーム、39,39A,39B…アタッチメント、50…装着孔。

Claims (7)

  1. リフトの昇降駆動手段が収縮した下限位置で、ボードが設置床面に形成した凹所に入り込み、ボードの上面が設置床面と略同一平面になる車両整備用リフトに於いて、前記ボード1の上面21に、水平方向に揺動可能なスイングアーム3,3収納用の横長開口部22を形成し、これらのスイングアームを使用する際には、設置床面Aの凹所B内に、かつ、前記ボードの下方に位置するように設置されたアーム昇降手段6、及び該アーム昇降手段6の持ち上げ力により上昇するアーム支持台25をそれぞれ介して前記横長開口部22からスイングアーム3,3を完全に突設させ、一方、スイングアームを使用する必要がない場合には、リフトの下限位置にて設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面になるようにスイングアーム3,3を横長開口部22へと下降させたことを特徴とする車両整備用リフト。
  2. 請求項1に於いて、ボード1は下端開口の箱型受台であり、該箱型受台に一台のアーム支持台25が内装され、このアーム支持台25の端部に嵌合支軸31を介して前後一対のスイングアーム3,3が装着されていることを特徴とする車両整備用リフト。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、アーム支持台25は、細長状の箱であることを特徴とする車両整備用リフト。
  4. 請求項1に於いて、スイングアーム3,3のそれぞれの上面に横長開口部22,22を略閉じる長板状の蓋板36,36が固定的に設けられていることを特徴とする車両整備用リフト。
  5. リフトの昇降駆動手段が収縮した下限位置で、ボードが設置床面に形成した凹所に入り込み、ボードの上面が設置床面と略同一平面になる車両整備用リフトに於いて、前記ボード1の上面21に、水平方向に揺動可能なスイングアーム3,3収納用の横長開口部22を形成し、これらのスイングアームを使用する際には、前記横長開口部22から箱型のボード内を上下動する横長のアーム支持台を介して同時に昇降動するスイングアーム3,3を完全に突設させ、一方、スイングアームを使用する必要がない場合には、リフトの下限位置にて設置床面A及びボード1の上面21と略同一平面になるようにスイングアーム3,3を横長開口部22へと下降させたことを特徴とする車両整備用リフト。
  6. 請求項5に於いて、アーム支持台25は、ボード1の前後側壁27,27の内壁面27a,27aまで延び、かつ、ボードの内壁側又は/及びアーム支持台の周壁側のいずれに固定した滑り板28を介して上下動することを特徴とする車両整備用リフト。
  7. 請求項5に於いて、アーム支持台25Aに装着孔50を形成し、この装着孔50に、高さ寸法が異なるアタッチメントを脱着自在に嵌合したことを特徴とする車両整備用リフト。
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