JP3769372B2

JP3769372B2 - Sunroom and its construction method

Info

Publication number: JP3769372B2
Application number: JP30027197A
Authority: JP
Inventors: 慎一石黒
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1997-10-31
Filing date: 1997-10-31
Publication date: 2006-04-26
Anticipated expiration: 2017-10-31
Also published as: JPH11131833A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニーに設けられるサンルームとそのサンルームの施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
バルコニーに設けられるサンルームとして、実開昭60-40759号公報に記載のものがある。この公報記載のサンルームは、バルコニーの床デッキ材上に床固定材を介して複数本のサンルーム柱を立設し、このサンルーム柱にてサンルーム庇を支持したものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報記載の従来のサンルームでは、サンルーム柱が床デッキ材上に立設され、その内側がサンルームとして利用されるので、バルコニーの内部空間を最大限サンルームとして利用しているものではない。
【０００４】
また、上記公報には、現地で、バルコニーにサンルームを施工する方法について何ら記載されていない。
【０００５】
本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、バルコニーの内部空間を最大限広く利用できるサンルームを提供すると共に、雨仕舞を考慮しつつ現地で良好にサンルームを施工できるサンルームの施工方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、バルコニー床の縁部にバルコニー壁が立設されて構成されたバルコニーユニットに設けられ、上記バルコニー床の上方に略平行に配置されるサンルーム庇と、このサンルーム庇に対し略直角に設置されて透光面材を備えるサンルーム壁と、を有して構成されたサンルームにおいて、上記サンルーム庇を支持する複数本のサンルーム柱が、上記バルコニー壁の頂面に立設されると共に、これらサンルーム柱間に上記サンルーム壁が配置され、上記バルコニー壁の頂面におけるサンルーム柱の配置位置に柱固定金具が固定され、この柱固定金具を覆うようにして笠木がバルコニー壁の頂面に配置され、この笠木の上面におけるサンルーム柱の配置位置に柱受下ブラケットが配置され、柱受下ブラケットと笠木がそれらを貫通するビスにて柱固定金具に固定され、サンルーム柱の下部が柱受下ブラケットの立上り部を内部に納めて該立上り部に固定されるようにして、サンルーム柱が笠木に立設されたものである。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、上記サンルーム庇に柱受上ブラケットが固定され、この柱受上ブラケットの立上り部をサンルーム柱の上部の内部に嵌合させ、この立上り部とサンルーム柱とを固定することにより、サンルーム柱の上部がサンルーム庇に取付けられるものである。
【０００８】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の発明において、上記バルコニー壁は、バルコニー床の前縁部及び側縁部に亘って立設され、このバルコニー壁の頂面とサンルーム壁の下部との間に隙間が形成されたものである。
【０００９】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれかに記載の発明において、上記サンルーム壁は、バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁上にのみ配置されたものである。
【００１０】
請求項５に記載の発明は、請求項４に記載の発明において、上記サンルーム柱は、バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁の頂面において、その両端部から所定距離だけ内側に立設されたものである。
【００１１】
請求項６に記載の発明は、バルコニー床の縁部に立設されたバルコニー壁の笠木上にサンルーム柱を立設し、このサンルーム柱にてサンルーム庇を支持させるサンルームの施工方法において、上記バルコニー壁の頂面に仮柱を立設し、この仮柱にて上記サンルーム庇を仮支持させた後、上記バルコニー壁の頂面に、上記仮柱配置箇所を除いて上記笠木を配設し、次に、上記笠木上にサンルーム柱を立設させ、このサンルーム柱にて上記サンルーム庇を固定支持させ、その後、上記仮柱を除去し、この仮柱配置箇所におけるサンルーム壁の頂面に上記笠木を配設したものである。
【００１２】
請求項７に記載の発明は、請求項６に記載の発明において、上部側面に切欠を設けた仮柱及びサンルーム柱を用い、上記仮柱、上記サンルーム柱の下部をそれぞれバルコニー壁頂面、笠木に取り付けた後、これらの仮柱、サンルーム柱を揺動させ、上記サンルームに固定の取付ピースを上記仮柱、サンルーム柱のそれぞれ上記切欠に挿通させて、上記取付ピースを上記仮柱、サンルーム柱の内部に位置付け、この取付ピースを用いて上記仮柱、上記サンルーム柱の上部をサンルーム庇に取り付けたものである
【００１３】
【作用】
請求項１に記載の発明には、次の作用がある。
サンルーム柱がバルコニー壁の頂面の笠木に立設されたので、バルコニー床の全面をサンルームの床として利用できる。この結果、バルコニーの内部空間を最大限広く有効に利用できる。
【００１４】
請求項２に記載の発明には、次の作用がある。
バルコニー壁の頂面に笠木を工場で配設する場合には、同じく工場で、上記笠木にサンルーム柱を立設させ、その後、このサンルーム柱の上部にサンルーム庇が取付けられ、雨仕舞を考慮することなくサンルームを施工できる。
【００１５】
請求項３に記載の発明には、次の作用がある。
バルコニー壁とサンルーム壁の下部との間に隙間が形成されたので、この隙間を通ってサンルーム内に外気を取り入れることができ、サンルームの通気性を良好に確保できる。然も、雨風の当たるサンルームの上部はサンルーム庇及びサンルーム壁により覆われているので、雨風を好適に防ぐことができる。更に、この隙間に手を入れて、サンルーム壁の前面を掃除できる。
【００１６】
請求項４に記載の発明には、次の作用がある。
バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁上にのみサンルーム壁が配置されたので、バルコニー床の側縁部上方を外気が流れる。このため、サンルーム内の風通しを良好にでき、サンルームをランドリーエリアとした場合の機能を高めることができる。
【００１７】
請求項５に記載の発明には、次の作用がある。
バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁の頂面において、その両端部から所定距離だけ内側にサンルーム柱が立設されたので、バルコニー床の側縁部上方を流れる外気がサンルーム柱に遮られず、上述の外気の流れを良好にできる。このため、サンルーム内の風通しをより一層良好にできる。
【００１８】
請求項６に記載の発明には、次の作用がある。
バルコニー壁の頂面に笠木を配設する前に、仮柱を用いてサンルーム庇を設置（仮支持）したことから、現地施工において、上記サンルーム庇により雨仕舞を確保しつつサンルームを施工できる。
【００１９】
請求項７に記載の発明には、次の作用がある。
仮柱、サンルーム柱の上部側面に切欠が形成され、これら仮柱、サンルーム柱の取付時に、サンルーム庇に固定の取付ピースが上記切欠を挿通して仮柱、サンルーム柱の内部に位置付けられるので、仮柱、サンルーム柱の取付時にサンルーム庇を移動させる必要がなく、仮柱、サンルーム柱を容易に取り付けることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
[A] 第１の実施の形態
図１は、本発明に係るサンルームの第１の実施の形態を示す側断面図である。図２は、図１のサンルームの平断面図である。図３は、図１の一部を拡大して詳細に示す部分側断面図である。図４は、図３のIV-IV 線に沿う断面図である。図５は、図１のサンルームを示す斜視図である。図６は、図１及び図３のサンルーム柱下部の結合部分を示し、（Ａ）が側断面図、（Ｂ）が組立斜視図である。図７は、図１及び図３のサンルーム柱上部の結合部分を示す組立斜視図である。
【００２１】
図１〜図５に示すように、サンルーム１０は、バルコニー床１２及びバルコニー壁１３を備えてなるバルコニーユニット１１に設置され、このバルコニーユニット１１は、建物ユニット９の側面に設置され、る。上記バルコニー壁１３は、バルコニー床１２の前縁部及び両側縁部から立設され、このバルコニー壁１３の全ての頂面１４に、図６にも示す笠木１５が設置される。ここで、バルコニー床１２の前縁部から立設されたバルコニー壁１３をバルコニー前壁１３Ａと称し、バルコニー床１２の側縁部から立設されたバルコニー壁１３をバルコニー側壁１３Ｂと称する。
【００２２】
サンルーム１０は、複数本のサンルーム柱１６、サンルーム庇１７、透光面材１８を備えたサンルーム壁１９、及び面材支持体２０を有して構成される。
【００２３】
サンルーム庇１７は、図１、図３及び図５に示すように、前桁２１、後桁２２、両横桁２３にて枠形状が構成され、前桁２１と後桁２２との間に複数本の垂木２４が装架されたものであり、垂木２４間に透光面材２５が配設される。この透光面材２５は、サンルーム壁１９の透光面材１８と同様にポリカーボネイト又は網入りガラス等にて構成されて、サンルーム１０内への採光が図られる。
【００２４】
後桁２２は、サンルーム１０に隣接する建物ユニット９の桁梁２６に固定され、また、前桁２１は、サンルーム柱１６に後述の如く支持されて、サンルーム庇１７はバルコニー床１２の上方に、このバルコニー床１２と略平行に配置される。上記サンルーム柱１６は、図１、図３及び図５に示すように、バルコニー壁１３の頂面１４に配設された笠木１５に立設されてサンルーム庇１７を支持し、このサンルーム庇１７に対し略直角に設置される。
【００２５】
つまり、図３及び図６に示すように、バルコニー前壁１３Ａ、バルコニー側壁１３Ｂの頂面１４には、サンルーム柱１６の配置位置に柱固定金具２７がビス２８又はボルトにて固定され、この柱固定金具２７を覆うようにして笠木１５がバルコニー前壁１３Ａ及びバルコニー側壁１３Ｂのそれぞれの頂面１４に配設される。そして、この笠木１５上面において、サンルーム柱１６の配置位置に柱受下ブラケット２９が、笠木１５を貫通するビス２８にて笠木１５上面に固定される。サンルーム柱１６の下部は、柱受下ブラケット２９の立上り部３０を内部に納めるようにしてこの立上り部３０に嵌合され、ビス２８を用いて立上り部３０に固定されて、バルコニー前壁１３Ａ、バルコニー側壁１３Ｂ及び笠木１５に取り付けられる。
【００２６】
また、図３及び図７に示すように、サンルーム庇１７の前桁２１の前方部２１Ａには、柱受上ブラケット３１がビス２８又はボルトにて固定される。この柱受上ブラケット３１の立上り部３２をサンルーム柱１６の上部の内部に嵌合させ、この立上り部３２とサンルーム柱１６とをビス２８又はボルトにて固定することにより、サンルーム柱１６の上部がサンルーム庇１７の前桁２１に取り付けられる。
【００２７】
前記サンルーム壁１９は、図１、図３〜図５に示すように、複数本のサンルーム柱１６間に配置され、上枠１３、下枠３４及び両横枠３５にて透光面材１８の縁部を支持したものである。このサンルーム壁１９も、サンルーム柱１６と同様にサンルーム庇１７に対し略直角に配設される。このサンルーム壁１９の透光面材１８も、サンルーム庇１７の透光面材２５と同様に、サンルーム１０内への採光を図るものであるが、霞ガラスを用いてサンルーム１０の内部が外側から透視できないようにしても良い。
【００２８】
前記面材支持体２０は、図１、図３及び図５に示すように、サンルーム壁１９の下枠３４を支持するものである。この面材支持体２０は、複数のサンルーム柱１６間に笠木１５と平行に装架されて、この面材支持体２０と笠木１５との間に隙間３６が形成される。面材支持体２０は、下枠３４を支持すると共に、手摺としての機能を備え、バルコニー床１２からの距離Ｌ₁ が1100mm以下に、笠木１５からの距離Ｌ₂ が110mm 以下（本実施の形態ではＬ₂ ≒100mm ）に設定される。距離Ｌ₂ を上述の如く設定したのは、転落防止を図るためである。また、図２に示すように、上記隙間３６を通して、サンルーム１０の内外の空気が出入する。
【００２９】
尚、図３中の符号３７は雨樋であり、サンルーム庇１７の透光面材２５上に降り注ぎ、前桁２１の後方部２１Ｂに集められた雨水を排水溝等へ導く。
【００３０】
上記実施の形態のサンルーム１０によれば、次の▲１▼〜▲３▼の効果を奏する。
▲１▼サンルーム柱１６がバルコニー前壁１３Ａ及びバルコニー側壁１３Ｂの頂面１４の笠木１５に立設されたので、バルコニー床１２の全面をサンルーム１０の床として利用できる。この結果、バルコニーユニット１１の内部空間をサンルーム１０の内部空間として最大限広く有効に利用できる。
【００３１】
▲２▼バルコニー前壁１３及びバルコニー側壁１３Ｂの頂面１４に笠木１５を工場で配設する場合には、同じく工場で、笠木１５にサンルーム柱１６を立設させ、その後、このサンルーム柱１６にてサンルーム庇１７を支持させることができるので、雨仕舞を考慮することなくサンルーム１０を施工できる。
【００３２】
▲３▼バルコニー前壁１３Ａ及びバルコニー側壁１３Ｂに設置された笠木１５と、サンルーム壁１９の下枠３４を支持する面材支持体２０との間に隙間３６が形成されたので、この隙間３６を通ってサンルーム１０内に外気を取り入れることができ、サンルーム１０の通風を確保できる。然も、雨風の当たるサンルーム１０の上部はサンルーム庇１７及びサンルーム壁１９により覆われているので、雨風を好適に防ぐことができる。更に、この隙間３６に手を入れて、サンルーム壁１９の透光面材１８の前面を掃除できる。
【００３３】
[B] 第２の実施の形態
図８は、本発明に係るサンルームの第２の実施の形態を示す斜視図である。この第２実施の形態において、前記第１の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【００３４】
この第２の実施の形態のサンルーム４０は、サンルーム柱１６がバルコニー前壁１３Ａの笠木１５にのみ立設されると共に、サンルーム壁１９がバルコニー前壁１３Ａ上方にのみ配置されたものである。更に、サンルーム壁１９の下枠３４は、面材支持体２０を介することなく直接笠木１５に支持される。従って、このサンルーム４０では、面材支持体２０及び隙間３６が削除されている。また、このサンルーム４０では、バルコニー側壁１３Ｂ上にサンルーム壁１９が存在しないので、この両バルコニー側壁１３Ｂとサンルーム庇１７との開口部４１を通って外気が流れる。
【００３５】
従って、このサンルーム４０によれば、前記実施の形態の効果▲１▼及び▲２▼に加え、次の効果▲４▼を奏する。
▲４▼バルコニー床１２の前縁部に対応するバルコニー前壁１３Ａ上にのみサンルーム壁１９が配置されたので、バルコニー側壁１３Ｂの上方の開口部４１を外気が流れる。このため、サンルーム４０内の風通しを良好にでき、このサンルーム４０をランドリーエリアとした場合の機能を高めることができる。
【００３６】
[C] 第３の実施の形態
図９は、本発明に係るサンルームの第３の実施の形態を示す平断面図である。この第３の実施の形態において、前記第１及び第２の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【００３７】
この第３の実施の形態のサンルーム５０においても、前記サンルーム４０と同様に、両バルコニー側壁１３Ｂとサンルーム庇１７との間に開口部４１が形成され、面材支持体２０及び隙間３６が廃止されている。更に、このサンルーム５０では、バルコニー前壁１３Ａの笠木１５に立設されるサンルーム柱１６が、バルコニー前壁１３Ａの両端部から所定距離だけ内側に配置される。
【００３８】
従って、このサンルーム５０によれば、前記サンルーム１０の効果▲１▼及び▲２▼並びに前記サンルーム４０の効果▲４▼に加え、次の効果▲５▼を奏する。
▲５▼バルコニー前壁１３Ａの頂面１４に設置された笠木１５において、その両端部から所定距離だけ内側にサンルーム庇１６が立設されたので、両バルコニー側壁１３Ｂ上方の開口部４１を流れる外気がサンルーム柱１６に遮られず、上述の外気の流れを良好にできる。このため、サンルーム５０内の風通しをより一層良好にできる。
【００３９】
[D] 第４の実施の形態、第５の実施の形態、第６の実施の形態
図１０は、本発明に係るサンルームの第４の実施の形態を示す平断面図である。図１１は、本発明に係るサンルームの第５の実施の形態を示す側断面図である。図１４は、本発明に係るサンルームの第６の実施の形態を示す平断面図である。これらの第４、第５及び第６の実施の形態において、前記第１、第２及び第３の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【００４０】
前述のサンルーム１０、４０及び５０が隣接した建物ユニット９の桁側に配置されたものであったが、第４の実施の形態のサンルーム６０は、隣接した建物ユニット６１の妻側に配置されたキャンチバルコニー６２に設けられたものであり、その構造は、上記第３の実施の形態のバルコニー５０と同様である。
【００４１】
第５の実施の形態のサンルーム７０は、前述のサンルーム１０、４０又は５０がユニット建物７１の最上階に配置されたものであり、符号７２は建物の庇を示す。
【００４２】
上述のサンルーム６０によれば、第３の実施の形態のサンルーム５０と同様に効果▲１▼、▲２▼、▲４▼及び▲５▼を奏し、上記サンルーム７０によれば、効果▲１▼〜▲５▼を奏する。
【００４３】
第６の実施の形態のサンルーム８０は、居室部８１とインナーバルコニー部８２とが一体化されてなる建物ユニット８３の桁側に配置されたものであり、このサンルーム８０においても、第３の実施の形態のサンルーム５０と同様の効果▲１▼、▲２▼、▲４▼及び▲５▼を奏する。
【００４４】
[E] 施工方法（その１）
上述の各実施の形態のサンルーム１０、４０、５０、６０、７０及び８０は、工場で施工される場合には、前述の効果▲２▼如く、バルコニー前壁１３Ａ、バルコニー側壁１３Ｂの頂面１４に笠木１５を配設し、次に、この笠木１５に柱固定金具２７及び柱受下ブラケット２９を介してサンルーム柱１６を立設し、その後、サンルーム庇１７の後桁２２を隣接した建物ユニットに固定すると共に、このサンルーム庇１７に固定の柱受上ブラケット３１を介してサンルーム柱１６の上部をサンルーム庇１７に固定して、サンルーム柱１６にてサンルーム庇１７を支持させて、サンルーム１０、４０、５０、６０、７０、８０を施工する。
【００４５】
[F] 施工方法（その２）
サンルーム１０、４０、５０、６０、７０及び８０を現地で施工する場合には、雨仕舞を考慮して、図１２及び図１３に示す以下の手順(1) 〜(5) を実施する。
【００４６】
図１２及び図１３では、サンルーム５０を施工する場合を代表的に示す。また、この施工の場合には、サンルーム柱９０、仮柱９１及び仮固定金具９２を用いる。
【００４７】
仮固定金具９２は、図１２（Ｂ）及び（Ｃ）に示すように、柱受下ブラケット２９の立上り部３０と同形状の立上り部９３が、バルコニー壁１３の上部に嵌合可能な基部９４に一体化されたものであり、立上り部９３に仮柱９１の下部が嵌合可能に設けられる。また、サンルーム柱９０及び仮柱９１は、図１２（Ｃ）に示すように、上部側面に切欠９５を備え、サンルーム柱９０と仮柱９１の取付時に、この切欠９５が、サンルーム庇１７の下面に固定の取付ピースとしての前記柱受上ブラケット３１を挿通可能とする。
【００４８】
(1) 現地でサンルーム５０を施工するには、図１２（Ａ）に示すように、先ず、クレーン９６等を用いてサンルーム庇１７を持ち上げ、このサンルーム庇１７の後桁２２を隣接した建物ユニットに固定する。
【００４９】
(2) 次に、クレーン９６にてサンルーム庇１７を懸吊した状態で、図１２（Ｂ）及び（Ｃ）に示すように、バルコニー前壁１３Ａの頂面１４の所定位置に仮固定金具９２の基部９４を嵌合させ、この仮固定金具９２の立上り部９３に仮柱９１の下部を嵌め込む。この状態で、図１２（Ｄ）に示すように、仮柱９１を、仮固定金具９２を中心に揺動させて立設し、予めサンルーム庇１７の下面に固定された仮柱９１用の柱受上ブラケット３１を仮柱９１の切欠９５に挿通させて仮柱９１の内部に位置付ける。そして、柱受上ブラケット３１のビス穴と仮柱９１上部のビス穴（図７参照）にビス２８の代わりに貫通棒を貫通させて、この仮柱９１によりサンルーム庇１７を仮支持させる。
【００５０】
(3) 次に、図１３（Ｅ）に示すように、バルコニー側壁１３Ｂの頂面１４に笠木１５を設置し、更に、バルコニー前壁１３Ａの頂面１４には、仮柱９１が配置された箇所を除き、且つサンルーム柱９０が配置される箇所を含む領域に笠木１５を設置する。図１３のハッチング部は笠木１５を示す。
【００５１】
(4) 次に、図１３（Ｆ）に示すように、バルコニー前壁１３Ａの頂面１４において笠木１５が設置された所定箇所にサンルーム柱９０を取り付ける。このとき、サンルーム柱９０が設置される笠木１５の下部と笠木１５上面には、上記手順(3) において、図６に示す柱固定金具２７と柱受下ブラケット２９がそれぞれ固定されており、この柱受下ブラケット２９の立上り部３０にサンルーム柱９０の下部を嵌め込む。この状態で、仮柱９１の場合と同様に、サンルーム柱９０を柱受下ブラケット２９を中心に揺動させて立設し、予めサンルーム庇１７の下面に固定されたサンルーム柱９０用の柱受上ブラケット３１をサンルーム柱９０の切欠９５に挿通させて、サンルーム柱９０の内部に位置付ける。そして、柱受上ブラケット３１とサンルーム柱９０の上部とを図７に示すようにビス２８を用いて固定し、このサンルーム柱９０によりサンルーム庇１７を固定支持する。
【００５２】
(5) 最後に、図１３（Ｇ）に示すように、仮柱９１を除去し、仮固定金具９２を取り除いて、この仮固定金具９２が嵌め込まれていた仮柱９１の配置箇所を含むバルコニー前壁１３Ａの頂面１４に笠木１５を設置して、サンルーム５０の現地施工を完了する。
【００５３】
上記手順(1) 〜(5) に示すサンルーム５０の現地施工によれば、次の効果▲６▼及び▲７▼を奏する。
▲６▼バルコニー前壁１３Ａの頂面１４に笠木１５を配設する前に、仮柱９１を用いてサンルーム庇１７を設置（仮支持）したことから、現地施工において、上記サンルーム庇１７により雨仕舞を確保しつつサンルーム５０を施工できる。
【００５４】
▲７▼仮柱９１、サンルーム柱９０の上部側面に切欠９５が形成され、これら仮柱９１、サンルーム柱９０の取付時に、サンルーム庇１７に固定の柱受上ブラケット３１が上記切欠９５を挿通して、仮柱９１、サンルーム柱９０の内部に位置付けられるので、仮柱９１、サンルーム柱９０の取付時にサンルーム庇１７を移動させる必要がなく、仮柱９１、サンルーム柱９０を容易に取り付けることができる。
【００５５】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、サンルーム柱１６、９０の下部は、笠木１５上面ではなく、バルコニー前壁１３Ａ、バルコニー側壁１３Ｂの頂面１４にブラケットを介して又は直接固定されても良い。また、第１の実施の形態のサンルーム１０においては、サンルーム壁１９の下枠３４を十分な強度をもって構成すれば、面材支持体２０を廃止できる。この場合には、サンルーム壁１９の下枠３４と笠木１５との間に隙間３６が形成される。
【００５６】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るサンルームによれば、バルコニーの内部空間をサンルームの内部空間として最大限広く利用でき、また、本発明に係るサンルームの施工方法によれば、雨仕舞を考慮しつつ現地で良好にサンルームを施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明に係るサンルームの第１の実施の形態を示す側断面図である。
【図２】図２は、図１のサンルームの平断面図である。
【図３】図３は、図１の一部を拡大して詳細に示す部分側断面図である。
【図４】図４は、図３のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図５】図５は、図１のサンルームを示す斜視図である。
【図６】図６は、図１及び図３のサンルーム柱下部の結合部分を示し、（Ａ）が側断面図、（Ｂ）が組立斜視図である。
【図７】図７は、図１及び図３のサンルーム柱上部の結合部分を示す組立斜視図である。
【図８】図８は、本発明に係るサンルームの第２の実施の形態を示す斜視図である。
【図９】図９は、本発明に係るサンルームの第３の実施の形態を示す平断面図である。
【図１０】図１０は、本発明に係るサンルームの第４の実施の形態を示す平断面図である。
【図１１】図１１は、本発明に係るサンルームの第５の実施の形態を示す側断面図である。
【図１２】図１２は、本発明に係るサンルームの施工方法の一つの実施の形態の前半部分を示す手順図である。
【図１３】図１３は、図１２におけるサンルームの施工方法の後半部分を示す手順図である。
【図１４】図１４は、本発明に係るサンルームの第６の実施の形態を示す平断面図である。
【符号の説明】
１０サンルーム
１１バルコニーユニット
１２バルコニー床
１３バルコニー壁
１３Ａバルコニー前壁
１３Ｂバルコニー側壁
１４頂面
１５笠木
１６サンルーム柱
１７サンルーム庇
１８透光面材
１９サンルーム壁
２０面材支持体
２９柱受下ブラケット
３１柱受上ブラケット（取付ピース）
３６隙間
４０サンルーム
４１開口部
５０サンルーム
６０サンルーム
９０サンルーム柱
９１仮柱
９５切欠[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a solarium provided on a balcony and a method for constructing the solarium.
[0002]
[Prior art]
As a solarium provided on the balcony, there is one described in Japanese Utility Model Publication No. 60-40759. The sunroom described in this publication is such that a plurality of sunroom pillars are erected on a floor deck material of a balcony via a floor fixing material, and the sunroom poles are supported by the sunroom pillars.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional solarium described in the above publication, since the solarium pillar is erected on the floor deck material and the inside is used as the solarium, the internal space of the balcony is used as the solarium as much as possible. It is not a thing.
[0004]
Moreover, the above publication does not describe any method for constructing a solarium on a balcony locally.
[0005]
The object of the present invention has been made in consideration of the above-mentioned circumstances, and provides a solarium that can make the most use of the interior space of the balcony as well as constructing a solarium in the local area while taking into account the rain. The purpose is to provide a method for constructing a solarium.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a sunroom trough provided in a balcony unit configured by standing a balcony wall on the edge of a balcony floor, and disposed substantially in parallel above the balcony floor. A solarium wall provided with a translucent surface material that is installed substantially at right angles to the room wall, and a plurality of sunroom pillars supporting the sunroom wall are provided on the balcony wall. The sunroom wall is disposed between the solarium columns, and the column fixing bracket is fixed to the solarium column arrangement position on the top surface of the balcony wall. The cover is placed on the top surface of the balcony wall so that it covers it, and the pillar support bracket is placed at the position of the sunroom pillar on the top of this cover. Is fixed to the pillar fixing bracket at bis passing, the lower portion of the solarium pillars so as to be fixed to the upstanding upstream portion housed inside the rising portion of the pillar受下bracket, Solarium pillars erected on coping It is a thing.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a column support upper bracket is fixed to the sunroom rod, and a rising portion of the column support upper bracket is fitted inside the sunroom column. Then, by fixing the rising portion and the solarium pillar, the upper part of the solarium pillar is attached to the solarium pole .
[0008]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the balcony wall is erected over the front edge and the side edge of the balcony floor. A gap is formed between the lower part of the room wall.
[0009]
The invention according to claim 4 is the invention according to any one of claims 1 to 3, wherein the sunroom wall is disposed only on the balcony wall corresponding to the front edge of the balcony floor.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to the fourth aspect, the sunroom pillar stands on the top surface of the balcony wall corresponding to the front edge of the balcony floor at a predetermined distance from both ends thereof. It was established.
[0011]
The invention described in claim 6 is a solarium construction method in which a solarium pillar is erected on a head wall of a balcony wall that is erected on the edge of the balcony floor, and the solarium pole is supported by the solarium pillar. Then, a temporary pillar is erected on the top surface of the balcony wall, and the sunroom fence is temporarily supported by the temporary pillar. Next, a sunroom pillar is erected on the headboard, the sunroom pole is fixedly supported by the sunroom pillar, and then the temporary pillar is removed, The headboard is arranged on the top surface of the sunroom wall.
[0012]
The invention according to claim 7 is the invention according to claim 6, wherein a temporary pillar and a sunroom pillar provided with a notch on the upper side surface are used, and the lower part of the temporary pillar and the sunroom pillar are respectively arranged on the top surface of the balcony wall. After mounting on the headboard, these temporary pillars and sunroom pillars are swung, the fixing pieces fixed to the sunroom are inserted through the notches of the temporary pillars and sunroom pillars, and the mounting pieces are Positioned inside the temporary pillar and the sunroom pillar, and using the mounting piece, the upper part of the temporary pillar and the sunroom pillar is attached to the sunroom fence.
[Action]
The invention described in claim 1 has the following action.
Since the solarium pillar is erected on the top wall of the balcony wall, the entire surface of the balcony floor can be used as the floor of the solarium. As a result, the internal space of the balcony can be used as effectively as possible.
[0014]
The invention according to claim 2 has the following effects.
When a headboard is installed at the top of the balcony wall at the factory, a sunroom pole is installed on the headboard at the same factory, and a sunroom pole is attached to the top of the sunroom pillar. Sunroom can be constructed without considering
[0015]
The invention according to claim 3 has the following effects.
Since a gap is formed between the balcony wall and the lower part of the solarium wall, the outside air can be taken into the solarium through this gap, and the air permeability of the solarium can be secured satisfactorily. However, since the upper part of the sunroom to which rain and wind hits is covered with the sunroom ridge and the sunroom wall, rain and wind can be suitably prevented. Furthermore, the front of the solarium wall can be cleaned by putting a hand in this gap.
[0016]
The invention according to claim 4 has the following effects.
Since the sunroom wall is disposed only on the balcony wall corresponding to the front edge of the balcony floor, the outside air flows above the side edge of the balcony floor. For this reason, the ventilation in a solarium can be made favorable and the function at the time of making a solarium into a laundry area can be improved.
[0017]
The invention according to claim 5 has the following effects.
On the top of the balcony wall corresponding to the front edge of the balcony floor, the sunroom pillars were erected inward by a predetermined distance from both ends, so that the outside air flowing above the side edges of the balcony floor became sunroom pillars. The flow of the outside air can be improved without being blocked. For this reason, ventilation in the solarium can be further improved.
[0018]
The invention described in claim 6 has the following effects.
Before installing the headboard on the top of the balcony wall, the sunroom fence was installed (temporarily supported) using temporary pillars. Can be constructed.
[0019]
The invention described in claim 7 has the following action.
Notches are formed on the upper side of the temporary pillars and sunroom pillars, and when these temporary pillars and sunroom pillars are installed, a mounting piece fixed to the sunroom trough is inserted through the notches into the temporary pillars and sunroom pillars. Since it is positioned, it is not necessary to move the sunroom pole when attaching the temporary pillar and solarium pillar, and the temporary pillar and solarium pillar can be easily attached.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[A] First Embodiment FIG. 1 is a side sectional view showing a first embodiment of a sunroom according to the present invention. FIG. 2 is a plan sectional view of the sunroom of FIG. FIG. 3 is an enlarged partial side sectional view showing a part of FIG. 1 in detail. 4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. FIG. 5 is a perspective view showing the sunroom of FIG. 6A and 6B show a joint portion of the lower part of the sunroom column of FIGS. 1 and 3, wherein FIG. 6A is a side sectional view and FIG. 6B is an assembled perspective view. FIG. 7 is an assembled perspective view showing a coupling portion of the upper part of the sunroom pillar of FIGS. 1 and 3.
[0021]
As shown in FIGS. 1 to 5, the sunroom 10 is installed on a balcony unit 11 including a balcony floor 12 and a balcony wall 13, and the balcony unit 11 is installed on a side surface of the building unit 9. The balcony wall 13 is erected from the front edge and both side edges of the balcony floor 12, and the headboard 15 shown in FIG. 6 is installed on all the top surfaces 14 of the balcony wall 13. Here, the balcony wall 13 erected from the front edge of the balcony floor 12 is referred to as a balcony front wall 13A, and the balcony wall 13 erected from the side edge of the balcony floor 12 is referred to as a balcony side wall 13B.
[0022]
The sunroom 10 includes a plurality of sunroom pillars 16, a sunroom rod 17, a sunroom wall 19 having a translucent surface material 18, and a surface material support 20.
[0023]
As shown in FIGS. 1, 3, and 5, the sunroom ridge 17 is configured by a front girder 21, a rear girder 22, and both horizontal girder 23, and a space between the front girder 21 and the rear girder 22. A plurality of rafters 24 are mounted, and a translucent surface material 25 is disposed between the rafters 24. The translucent surface member 25 is made of polycarbonate, netted glass, or the like in the same manner as the translucent surface member 18 of the sunroom wall 19, so that the sunlight into the sunroom 10 can be obtained.
[0024]
The rear girder 22 is fixed to the girder 26 of the building unit 9 adjacent to the sun room 10, and the front girder 21 is supported by the sun room pillar 16 as will be described later, and the sun room cage 17 is attached to the balcony floor 12. It is arranged above and substantially parallel to the balcony floor 12. As shown in FIGS. 1, 3 and 5, the sunroom pillar 16 is erected on a coping 15 disposed on the top surface 14 of the balcony wall 13 to support a sunroom fence 17. It is installed at a substantially right angle to the flange 17.
[0025]
That is, as shown in FIGS. 3 and 6, the column fixing bracket 27 is fixed to the top surface 14 of the balcony front wall 13 </ b> A and the balcony side wall 13 </ b> B by the screw 28 or the bolt at the arrangement position of the sunroom column 16. The headboard 15 is disposed on the top surface 14 of the balcony front wall 13A and the balcony side wall 13B so as to cover the column fixing bracket 27. On the upper surface of the headboard 15, a pillar receiving bracket 29 is fixed to the upper surface of the headboard 15 with a screw 28 penetrating the headboard 15 at the position where the sunroom pillar 16 is arranged. The lower part of the sunroom pillar 16 is fitted to the rising part 30 so that the rising part 30 of the pillar receiving bracket 29 is accommodated therein, and is fixed to the rising part 30 by using a screw 28, and the balcony front wall 13A. It is attached to the balcony side wall 13B and the headboard 15.
[0026]
Further, as shown in FIGS. 3 and 7, a pillar support bracket 31 is fixed to the front portion 21 </ b> A of the front beam 21 of the sunroom rod 17 with screws 28 or bolts. The rising portion 32 of the column receiving bracket 31 is fitted into the upper portion of the sunroom column 16, and the rising portion 32 and the sunroom column 16 are fixed with screws 28 or bolts. Is attached to the front girder 21 of the sunroom ridge 17.
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 3 to 5, the sunroom wall 19 is disposed between a plurality of sunroom pillars 16, and a translucent surface material is formed by the upper frame 13, the lower frame 34, and both lateral frames 35. 18 edges are supported. The sunroom wall 19 is also arranged substantially at right angles to the sunroom ridge 17 like the sunroom pillar 16. The light-transmitting surface material 18 of the sunroom wall 19 is also intended for daylighting into the sunroom 10 in the same manner as the light-transmitting surface material 25 of the sunroom wall 17. The inside may not be seen through from the outside.
[0028]
The face material support 20 supports the lower frame 34 of the sunroom wall 19 as shown in FIGS. 1, 3 and 5. The face material support 20 is mounted between the plurality of sunroom pillars 16 in parallel with the headboard 15, and a gap 36 is formed between the face material support 20 and the headboard 15. The face material support 20 supports the lower frame 34 and has a function as a handrail. The distance L ₁ from the balcony floor 12 is 1100 mm or less, and the distance L ₂ from the headboard 15 is 110 mm or less (this embodiment). In this case, L ₂ ≈100 mm) is set. The reason why the distance L ₂ is set as described above is to prevent falling. In addition, as shown in FIG. 2, air inside and outside the sunroom 10 enters and exits through the gap 36.
[0029]
In addition, the code | symbol 37 in FIG. 3 is a rain gutter, pours on the translucent surface material 25 of the sunroom gutter 17, and guides the rain water collected by the back part 21B of the front girder 21 to a drain ditch etc.
[0030]
According to the sunroom 10 of the above embodiment, the following effects (1) to (3) are obtained.
(1) Since the sunroom pillar 16 is erected on the headboard 15 on the top surface 14 of the balcony front wall 13A and the balcony side wall 13B, the entire surface of the balcony floor 12 can be used as the floor of the sunroom 10. As a result, the internal space of the balcony unit 11 can be used as widely and effectively as the internal space of the sunroom 10.
[0031]
(2) When the headboard 15 is arranged on the top surface 14 of the balcony front wall 13 and the balcony side wall 13B in the factory, the sunroom pillar 16 is erected on the headboard 15 in the same factory, and then the sunroom pillar Since the sunroom rod 17 can be supported at 16, the sunroom 10 can be constructed without taking into account the rain.
[0032]
(3) Since a gap 36 is formed between the headboard 15 installed on the balcony front wall 13A and the balcony side wall 13B and the face material support 20 that supports the lower frame 34 of the sunroom wall 19, this gap 36 The outside air can be taken into the sunroom 10 through the air and the ventilation of the sunroom 10 can be secured. However, since the upper part of the sunroom 10 to which rain and wind hits is covered with the sunroom ridge 17 and the sunroom wall 19, rain and wind can be suitably prevented. Further, the front surface of the translucent surface member 18 of the sun room wall 19 can be cleaned by putting a hand into the gap 36.
[0033]
[B] Second Embodiment FIG. 8 is a perspective view showing a second embodiment of the sunroom according to the present invention. In the second embodiment, the same parts as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0034]
In the sunroom 40 of the second embodiment, the sunroom pillar 16 is erected only on the headboard 15 of the balcony front wall 13A, and the sunroom wall 19 is disposed only above the balcony front wall 13A. is there. Further, the lower frame 34 of the sunroom wall 19 is directly supported by the headboard 15 without the face material support 20 being interposed. Therefore, in the sunroom 40, the face material support 20 and the gap 36 are deleted. Further, in this sunroom 40, since the sunroom wall 19 does not exist on the balcony side wall 13B, the outside air flows through the openings 41 of both the balcony side walls 13B and the sunroom ridges 17.
[0035]
Therefore, according to the sunroom 40, in addition to the effects (1) and (2) of the above embodiment, the following effect (4) is achieved.
(4) Since the sun room wall 19 is disposed only on the balcony front wall 13A corresponding to the front edge of the balcony floor 12, the outside air flows through the opening 41 above the balcony side wall 13B. For this reason, the ventilation in the sunroom 40 can be made favorable and the function at the time of making this sunroom 40 into a laundry area can be improved.
[0036]
[C] Third Embodiment FIG. 9 is a cross-sectional plan view showing a third embodiment of the sunroom according to the present invention. In the third embodiment, the same parts as those in the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0037]
Also in the sunroom 50 of the third embodiment, similarly to the sunroom 40, an opening 41 is formed between both balcony side walls 13B and the sunroom cage 17, and the face material support 20 and the gap 36 are formed. Has been abolished. Further, in the sunroom 50, the sunroom pillars 16 standing on the headboard 15 of the balcony front wall 13A are arranged at a predetermined distance from both ends of the balcony front wall 13A.
[0038]
Therefore, according to the sunroom 50, in addition to the effects (1) and (2) of the sunroom 10 and the effect (4) of the sunroom 40, the following effect (5) is achieved.
(5) In the headboard 15 installed on the top surface 14 of the balcony front wall 13A, since the sunroom ridge 16 is erected inward by a predetermined distance from both ends thereof, it flows through the openings 41 above both the balcony side walls 13B. The outside air is not blocked by the sunroom pillar 16, and the flow of the outside air can be improved. For this reason, ventilation in the sunroom 50 can be further improved.
[0039]
[D] Fourth Embodiment, Fifth Embodiment, and Sixth Embodiment FIG. 10 is a plan sectional view showing a fourth embodiment of the sunroom according to the present invention. FIG. 11 is a side sectional view showing a fifth embodiment of the sunroom according to the present invention. FIG. 14 is a plan sectional view showing a sixth embodiment of a sunroom according to the present invention. In the fourth, fifth, and sixth embodiments, the same parts as those in the first, second, and third embodiments are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0040]
The sunrooms 10, 40, and 50 described above are arranged on the beam side of the adjacent building unit 9, but the sunroom 60 of the fourth embodiment is arranged on the wife side of the adjacent building unit 61. The structure is the same as that of the balcony 50 of the third embodiment.
[0041]
The sunroom 70 of the fifth embodiment is such that the above-described sunroom 10, 40 or 50 is arranged on the uppermost floor of the unit building 71, and reference numeral 72 indicates a wall of the building.
[0042]
According to the sunroom 60 described above, the effects (1), (2), (4), and (5) are obtained in the same manner as the sunroom 50 of the third embodiment. Play (1) to (5).
[0043]
The sunroom 80 according to the sixth embodiment is arranged on the beam side of a building unit 83 in which the living room 81 and the inner balcony 82 are integrated. The same effects (1), (2), (4) and (5) as the sunroom 50 of the embodiment are achieved.
[0044]
[E] Construction method (Part 1)
When the sunrooms 10, 40, 50, 60, 70 and 80 of the above-described embodiments are constructed in a factory, the top surfaces of the balcony front wall 13A and the balcony side wall 13B as described in the above effect (2). 14 is provided with a headboard 15, and then a sunroom pillar 16 is erected on the headboard 15 via a pillar fixing bracket 27 and a pillar receiving bracket 29, and then the rear girder 22 of the sunroom fence 17 is adjacent. The upper part of the sunroom column 16 is fixed to the sunroom column 17 via a column receiving bracket 31 fixed to the sunroom column 17, and the sunroom column 17 is used to fix the sunroom column 17. The sunrooms 10, 40, 50, 60, 70, and 80 are constructed.
[0045]
[F] Construction method (2)
When the sunrooms 10, 40, 50, 60, 70, and 80 are constructed on site, the following procedures (1) to (5) shown in FIGS.
[0046]
12 and 13 representatively show a case where the sunroom 50 is constructed. In this construction, a sunroom column 90, a temporary column 91, and a temporary fixing bracket 92 are used.
[0047]
As shown in FIGS. 12B and 12C, the temporary fixing bracket 92 has a base portion 94 in which a rising portion 93 having the same shape as the rising portion 30 of the column receiving bracket 29 can be fitted to the upper portion of the balcony wall 13. The lower part of the temporary pillar 91 is provided in the rising part 93 so that fitting is possible. Further, as shown in FIG. 12C, the sunroom column 90 and the temporary column 91 are provided with a notch 95 on the upper side surface. When the sunroom column 90 and the temporary column 91 are attached, the notch 95 is provided with the sunroom column. The above-described column receiving bracket 31 as a fixed mounting piece can be inserted into the lower surface of 17.
[0048]
(1) To construct the sunroom 50 locally, as shown in FIG. 12A, first, the sunroom rod 17 is lifted using a crane 96 or the like, and the rear girder 22 of this sunroom rod 17 is adjacent. To the building unit.
[0049]
(2) Next, with the sunroom rod 17 suspended by the crane 96, as shown in FIGS. 12 (B) and 12 (C), the temporary fixing bracket is placed at a predetermined position on the top surface 14 of the balcony front wall 13A. The base portion 94 of 92 is fitted, and the lower portion of the temporary pillar 91 is fitted into the rising portion 93 of the temporary fixing bracket 92. In this state, as shown in FIG. 12 (D), the temporary pillar 91 is erected by swinging around the temporary fixing bracket 92, and is used for the temporary pillar 91 previously fixed to the lower surface of the sunroom rod 17. The column receiving upper bracket 31 is inserted into the notch 95 of the temporary column 91 and positioned inside the temporary column 91. Then, a through rod is passed through the screw hole of the column receiving upper bracket 31 and the screw hole (see FIG. 7) above the temporary column 91 instead of the screw 28, and the sunroom rod 17 is temporarily supported by the temporary column 91.
[0050]
(3) Next, as shown in FIG. 13 (E), a headboard 15 is installed on the top surface 14 of the balcony side wall 13B, and a temporary pole 91 is disposed on the top surface 14 of the balcony front wall 13A. The headboard 15 is installed in an area including the place where the sunroom pillar 90 is arranged except for the place. The hatched portion in FIG.
[0051]
(4) Next, as shown in FIG. 13 (F), a sunroom pillar 90 is attached to a predetermined location where the headboard 15 is installed on the top surface 14 of the balcony front wall 13A. At this time, the column fixing bracket 27 and the column receiving bracket 29 shown in FIG. 6 are fixed to the lower portion of the headboard 15 where the sunroom pillar 90 is installed and the upper surface of the headboard 15 in the procedure (3), respectively. The lower portion of the sunroom column 90 is fitted into the rising portion 30 of the column receiving bracket 29. In this state, as in the case of the temporary column 91, the sunroom column 90 is erected by swinging around the column receiving bracket 29, and the sunroom column 90 is fixed to the lower surface of the sunroom rod 17 in advance. The column receiving upper bracket 31 is inserted into the notch 95 of the sunroom column 90 and positioned inside the sunroom column 90. Then, the column receiving upper bracket 31 and the upper portion of the sunroom column 90 are fixed using screws 28 as shown in FIG. 7, and the sunroom rod 17 is fixedly supported by the sunroom column 90.
[0052]
(5) Finally, as shown in FIG. 13 (G), the temporary pillar 91 is removed, the temporary fixing bracket 92 is removed, and the balcony including the location of the temporary pillar 91 in which the temporary fixing bracket 92 is fitted. The headboard 15 is installed on the top surface 14 of the front wall 13A, and the on-site construction of the sunroom 50 is completed.
[0053]
According to the on-site construction of the sunroom 50 shown in the procedures (1) to (5), the following effects (6) and (7) are achieved.
{Circle around (6)} Before placing the headboard 15 on the top surface 14 of the balcony front wall 13A, the sunroom rod 17 was installed (temporarily supported) using the temporary pole 91. The solarium 50 can be constructed while securing rain.
[0054]
(7) A notch 95 is formed on the upper side surface of the temporary column 91 and the sunroom column 90. When the temporary column 91 and the sunroom column 90 are attached, the column receiving upper bracket 31 fixed to the sunroom rod 17 is provided with the notch 95. Is inserted into the temporary column 91 and the sunroom column 90, so there is no need to move the sunroom rod 17 when the temporary column 91 and the sunroom column 90 are attached. Can be easily attached.
[0055]
Although the embodiment of the present invention has been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration of the present invention is not limited to this embodiment, and there are design changes and the like without departing from the gist of the present invention. However, it is included in the present invention. For example, the lower part of the sunroom pillars 16 and 90 may be fixed to the top surface 14 of the balcony front wall 13A and the balcony side wall 13B via a bracket or directly instead of the top surface of the headboard 15. Moreover, in the sunroom 10 of 1st Embodiment, if the lower frame 34 of the sunroom wall 19 is comprised with sufficient intensity | strength, the face material support body 20 can be abolished. In this case, a gap 36 is formed between the lower frame 34 of the sunroom wall 19 and the headboard 15.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the solarium according to the present invention, the internal space of the balcony can be used as widely as the internal space of the solarium, and according to the solarium construction method of the present invention, It is possible to construct a solarium well in the local area while considering it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a first embodiment of a sunroom according to the present invention.
FIG. 2 is a plan sectional view of the sunroom of FIG. 1;
FIG. 3 is a partial side sectional view showing an enlarged part of FIG. 1 in detail.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view showing the sunroom of FIG. 1;
6A and 6B show a coupling portion at the lower part of the sunroom pillar of FIGS. 1 and 3, wherein FIG. 6A is a side sectional view and FIG. 6B is an assembled perspective view.
FIG. 7 is an assembled perspective view showing a coupling portion at the upper part of the sunroom pillar of FIGS. 1 and 3;
FIG. 8 is a perspective view showing a second embodiment of the sunroom according to the present invention.
FIG. 9 is a plan sectional view showing a third embodiment of a sunroom according to the present invention.
FIG. 10 is a plan sectional view showing a fourth embodiment of a sunroom according to the present invention.
FIG. 11 is a side sectional view showing a fifth embodiment of a sunroom according to the present invention.
FIG. 12 is a procedure diagram showing the first half of one embodiment of a sunroom construction method according to the present invention.
FIG. 13 is a procedure diagram showing the latter half of the sunroom construction method in FIG. 12;
FIG. 14 is a plan sectional view showing a sixth embodiment of a sunroom according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Sunroom 11 Balcony unit 12 Balcony floor 13 Balcony wall 13A Balcony front wall 13B Balcony side wall 14 Top surface 15 Kasagi 16 Sunroom pillar 17 Sunroom wall 18 Translucent surface material 19 Sunroom wall 20 Face material support 29 Pillar support Bracket 31 Column bracket (mounting piece)
36 Clearance 40 Solarium 41 Opening 50 Solarium 60 Solarium 90 Solarium Pillar 91 Temporary Pillar 95 Notch

Claims

バルコニー床の縁部にバルコニー壁が立設されて構成されたバルコニーユニットに設けられ、上記バルコニー床の上方に略平行に配置されるサンルーム庇と、このサンルーム庇に対し略直角に設置されて透光面材を備えるサンルーム壁と、を有して構成されたサンルームにおいて、
上記サンルーム庇を支持する複数本のサンルーム柱が、上記バルコニー壁の頂面に立設されると共に、これらサンルーム柱間に上記サンルーム壁が配置され、
上記バルコニー壁の頂面におけるサンルーム柱の配置位置に柱固定金具が固定され、この柱固定金具を覆うようにして笠木がバルコニー壁の頂面に配置され、この笠木の上面におけるサンルーム柱の配置位置に柱受下ブラケットが配置され、柱受下ブラケットと笠木がそれらを貫通するビスにて柱固定金具に固定され、サンルーム柱の下部が柱受下ブラケットの立上り部を内部に納めて該立上り部に固定されるようにして、サンルーム柱が笠木に立設されたことを特徴とするサンルーム。The solarium is installed in a balcony unit with a balcony wall standing upright at the edge of the balcony floor. The solarium is placed almost parallel above the balcony floor. A solarium wall comprising a translucent surface material,
A plurality of solarium pillars supporting the solarium poles are erected on the top surface of the balcony wall, and the solarium walls are arranged between the solarium pillars ,
A column fixing bracket is fixed to the arrangement position of the sunroom column on the top surface of the balcony wall, and a headboard is arranged on the top surface of the balcony wall so as to cover the column fixing bracket. A pillar support bracket is placed at the location, the pillar support bracket and headboard are fixed to the pillar fixing bracket with screws passing through them, and the lower part of the sunroom pillar places the rising part of the pillar support bracket inside. A solarium characterized in that a solarium pillar is erected on the headboard so as to be fixed to the rising portion .

上記サンルーム庇に柱受上ブラケットが固定され、この柱受上ブラケットの立上り部をサンルーム柱の上部の内部に嵌合させ、この立上り部とサンルーム柱とを固定することにより、サンルーム柱の上部がサンルーム庇に取付けられる請求項１に記載のサンルーム。 A pillar support bracket is fixed to the sunroom ridge, and the rising portion of the pillar support bracket is fitted into the upper part of the sunroom pillar, and the rising portion and the sunroom pillar are fixed, thereby The solarium according to claim 1, wherein the upper part of the pillar is attached to the solarium cage .

上記バルコニー壁は、バルコニー床の前縁部及び側縁部に亘って立設され、このバルコニー壁の頂面とサンルーム壁の下部との間に隙間が形成された請求項１又は２に記載のサンルーム。 The said balcony wall is standingly arranged over the front edge part and side edge part of a balcony floor, The clearance gap was formed between the top surface of this balcony wall, and the lower part of a sunroom wall. Solarium.

上記サンルーム壁は、バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁上にのみ配置された請求項１〜３のいずれかに記載のサンルーム。 The said solarium wall is a solarium in any one of Claims 1-3 arrange | positioned only on the balcony wall corresponding to the front edge part of a balcony floor.

上記サンルーム柱は、バルコニー床の前縁部に対応するバルコニー壁の頂面において、その両端部から所定距離だけ内側に立設された請求項４に記載のサンルーム。 The sunroom according to claim 4, wherein the sunroom pillar is erected inward from the both ends of the top surface of the balcony wall corresponding to the front edge of the balcony floor by a predetermined distance.

バルコニー床の縁部に立設されたバルコニー壁の笠木上にサンルーム柱を立設し、このサンルーム柱にてサンルーム庇を支持させるサンルームの施工方法において、
上記バルコニー壁の頂面に仮柱を立設し、この仮柱にて上記サンルーム庇を仮支持させた後、
上記バルコニー壁の頂面に、上記仮柱配置箇所を除いて上記笠木を配設し、
次に、上記笠木上にサンルーム柱を立設させ、このサンルーム柱にて上記サンルーム庇を固定支持させ、
その後、上記仮柱を除去し、この仮柱配置箇所におけるサンルーム壁の頂面に上記笠木
を配設したことを特徴とするサンルームの施工方法。In the construction method of the solarium where a solarium pillar is erected on the coping of the balcony wall standing on the edge of the balcony floor and the solarium pole is supported by this solarium pillar,
After setting up a temporary pillar on the top surface of the balcony wall and temporarily supporting the sunroom fence with this temporary pillar,
On the top surface of the balcony wall, the headboard is arranged except for the provisional pole arrangement place,
Next, a sunroom pillar is erected on the headboard, and the sunroom pole is fixedly supported by the sunroom pillar.
Thereafter, the temporary column is removed, and the headboard is disposed on the top surface of the solarium wall at the temporary column arrangement location.

上部側面に切欠を設けた仮柱及びサンルーム柱を用い、
上記仮柱、上記サンルーム柱の下部をそれぞれバルコニー壁頂面、笠木に取り付けた後、これらの仮柱、サンルーム柱を揺動させ、
上記サンルームに固定の取付ピースを上記仮柱、サンルーム柱のそれぞれ上記切欠に挿通させて、上記取付ピースを上記仮柱、サンルーム柱の内部に位置付け、この取付ピースを用いて上記仮柱、上記サンルーム柱の上部をサンルーム庇に取り付けたものである請求項６に記載のサンルームの施工方法。Using temporary pillars and solarium pillars with notches on the upper side,
After attaching the lower part of the temporary pillar and the sunroom pillar to the balcony wall top surface and headboard, respectively, swing these temporary pillar and solarium pillar,
The mounting piece fixed to the sunroom is inserted through the notch of the temporary column and the sunroom column, the mounting piece is positioned inside the temporary column and the sunroom column, and the temporary column is used with the mounting piece. The method for constructing a solarium according to claim 6, wherein the upper part of the solarium pillar is attached to a solarium trough.