JP3767336B2

JP3767336B2 - Mounting structure of the locking collar to the cable reel rotor

Info

Publication number: JP3767336B2
Application number: JP2000208964A
Authority: JP
Inventors: 昭人前川
Original assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Current assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date: 2000-07-10
Filing date: 2000-07-10
Publication date: 2006-04-19
Anticipated expiration: 2020-07-10
Also published as: JP2002019551A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車のステアリング装置に取り付けるケーブルリールのロータに、ターンシグナルのキャンセルカムを設けたロッキングカラーを取り付ける構造に関し、特に、ロータとロッキングカラーとを間違いなく正規の位置で強固に結合させるものである。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のステアリング装置に設けられるケーブルリールは、ステアリングシャフトに固定された外筒部となるケーシングと、ハンドル側に固定され内筒部となるロータとが、相対的に回転可能に連結されて構成されている。該ケーシングとロータとで形成される円環状中空部には、フラットケーブルが渦巻き状に収容され、ハンドル操作に連動するロータの正逆回転に応じて中空部内で該フラットケーブルが巻き締め及び巻き戻しされている。
【０００３】
一方、上記ステアリング装置においては、図８乃至図１０に示すように、ウインカースイッチのスイッチ操作を自動的にキャンセルする機構として、キャンセルカム５２を設けた円環形状のロッキングカラー５１がハンドルの回転操作に連動するロータ５０に取り付けられている。詳しくは、ロータの円筒形状の中心軸部５０ａの外周面に倒Ｌ形状の被係止部用の係止溝５３が周方向に９０°の等間隔で４個設けられる一方、ロッキングカラー５１の内周面には４個の係止部用の係止突起５４が設けられ、上記係止溝５３に係止突起５４を嵌合させた後に回転させることにより、ロータ５０とロッキングカラー５１とが結合されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の取付構造では、等間隔に設けられた４個の係止溝５３および係止突起５４は、いずれも同じ大きさであるため、係止溝５３はいずれの係止突起５４とも嵌合させることができ、正規位置からずれた位置でロータ５０とロッキングカラー５１が誤結される恐れがある。
【０００５】
上記のように誤結された場合、誤結を解除する必要があるが、この解除作業時に、ロッキングカラー５１およびロータ５０の結合箇所を損傷しやすい問題がある。よって、誤結が発生しないように細心の注意を払わなければならず、ロッキングカラー５１をロータ５０へ取り付けるための作業効率が悪くなる問題がある。
【０００６】
一方、本願出願人の先願に係る特願平１１−１８７５００号は、上記誤結を防止するものとして、ロータの円筒形状の中心軸部の外周面と、ロッキングカラーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、これら被係止部と係止突起とからなる複数の組み合わせの一組は、他の組と大小を異ならせた位置決め用の被係止部として、該位置決め用の被係止部に他の係止部に挿入不可として、ロータとロッキングカラーとが正規位置だけでしか結合することができないケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造（以下、適宜「ロッキングカラーの取付構造」と略記）を提案している。
他方、上記のロッキングカラーの取付構造の場合、車の走行中に絶え間ない衝撃・振動を受け続ける実装状態において十分な性能を発揮・維持する為には、ロータとロッキングカラーとの結合が強固であることも強く要請される。
【０００７】
本発明は、上記した問題に鑑みなされたもので、ロータとロッキングカラーとを間違いなく正規の位置で強固に結合させることができるロッキングカラーの取付構造を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車のステアリング装置に取り付けるケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロッキングカラーを取り付ける構造において、
上記ロータの円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、各係止部はそれぞれの被係止部に無理嵌めされる係止突起を有する一方、各被係止部はＬの長辺に当たる底面の途中が部分的に盛り上がって***部となっていると共に各係止突起が軸方向に進入させられた後さらにロッキングカラーの上記回転に伴って周方向に進入しながら***部を乗り越えていったん無理嵌めされると上記***部により後退しないようになっている係止溝を有しているのに加え、上記係止部と被係止部からなる複数の組み合わせの一組だけは、係止部が係止突起の軸方向進入側に周方向の寸法が対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係止溝の開口幅よりも長く且つロッキングカラーを下方より挿入してゆく際に全係止突起に先駆けて被係止部にあたる位置決め突起を有していると共に、位置決め突起に対応する係止溝は上記位置決め突起を非無理嵌めで進入させる形状となっていて、上記位置決め突起と対応する係止溝とによりロータとロッキングカラーとを正規位置で確実かつ容易に結合させられる構成としていることを特徴とするケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造を提供している。
【０００９】
上記ロッキングカラーの取付構造では、位置決め突起を有する係止部（以下、適宜「特定係止部」と略記）は対応する被係止部（以下、適宜「特定被係止部」と略記）以外には挿入できなくなっている。位置決め突起は対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係止溝の開口幅よりも長いので、特定係止部が特定被係止部に正しく対応していなければ、位置決め突起が係止溝に進入することが出来ないのである。従って、正規位置以外でのロータとロッキングカラーとの結合は不可能となり、誤結が確実に防止されるので、ロータとロッキングカラーとを間違いなく正規位置で結合できる。また、位置決め突起の有無と、係止溝の幅の相違により特定係止部および特定被係止部の識別も簡単であるので、取り付け作業は容易となり、作業全体の効率が向上する。
【００１０】
また、本発明のロッキングカラーの取付構造では、被係止部が倒Ｌ形状であるので、該被係止部に係止部を下方から挿入したのち回転させて嵌合させることにより、軸方向に対するロッキングカラーとロータとの係止状態はしっかり維持される。
そして、各被係止部の係止溝へいったん無理嵌めされた各係止部の係止突起は、***部により後退しない上に、特定係止部では、位置決め用には別に大きな位置決め突起があり、係止突起を係止状態の不確かな小さいものにする必要もなく、他の係止部の係止突起と同等のものとすることができるので、周方向に対する係止状態もしっかり維持することができるようになる。
その結果、ロータとロッキングカラーとを軸方向と周方向の双方に強固に結合させることができ、車の走行時の衝撃や振動に対する耐久力は大いに増す。
【００１１】
さらに、その係止作業は、外嵌めして回転させるという連続作業で完了するため、容易かつ短時間で済み、スムースな取り付け作業を防げない。位置決め突起の周方向の寸法が長いので、位置決め突起を無理嵌めしなければならない場合であれば回転させ難くなるが、本発明の位置決め突起は非無理嵌めで係止溝の奥へ進入させられるので、楽に回転させられる。
【００１２】
特定係止部の位置決め突起の高さ寸法が特定被係止部の係止溝の深さ寸法より小さくなっていると、位置決め突起が係止溝に余裕を持って嵌まるようになるので、成形誤差等で位置決め突起が係止溝につかえて特定係止部が特定被係止部に挿入し難くなる事態を確実に回避できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する。
図１は本発明の第１実施形態のロッキングカラーの取付構造を示す概略断面図、図２は第１実施形態のロッキングカラーの取付構造を示す概略正面図である。
【００１４】
図１に示すように、ケーブルリール１は、円環形状の底壁２ａと外周壁２ｂとからなる外筒部を構成するケーシング２と、図３にも示すように、円環形状の上壁３ａと内周壁、即ち中心軸部３ｂとからなる内筒部を構成するロータ３とからなる。上記ケーシング２とロータ３とで形成される円環状中空部５にはフラットケーブル６が渦巻き状に収納され、該フラットケーブル６の一端をケーシング２に、他端をロータ３に固定させて導出し、ハンドル操作に対応するロータ３の正逆回転に応じてフラットケーブル６が中空部５の内で巻き締め、巻き戻しされるようにしており、この構成は従来と同様である。
【００１５】
第１実施形態のロッキングカラーの取付構造では、ロータ３の中心軸３ｂの下縁３ｃがケーシング２の底壁２ａより下方に突出し、該下縁３ｃの外周面に、キャンセルカム７を設けたロッキングカラー４を取り付けている。このロッキングカラー４は、上記中心軸部３ｂの下縁３ｃに外嵌する円筒部４ａを有すると共に円筒部４ａの外周下縁にキャンセルカム７が水平に外側に突出するようにして設けられている。
【００１６】
そして、第１実施形態のロッキングカラーの取付構造の場合、図５（Ａ），（Ｂ）に示すように、円筒部４ａの内周面の中程には、周方向に沿って９０°の間隔で３個の通常係止部８ａ〜８ｃと１個の特定係止部９の合計４個の係止部を設けている。各通常係止部８ａ〜８ｃは、同じ大きさの矩形状凸部からなる係止突起１０を１個ずつ有し、特定係止部９は、上記係止突起１０と同じ形状・大きさの係止突起１１ａ及び係止突起１１ａの軸方向進入側（上側）に隣接状態で設けられた位置決め突起１１ｂとを有する。
【００１７】
一方、図３及び図４（Ａ）に示すように、ロータ３の中心軸部３ｂの下縁３ｃに、周方向に沿って９０°間隔で３個の通常被係止部１２ａ〜１２ｃと１個の特定被係止部１３の合計４個の被係止部を設けている。
図４（Ｃ）に示すように、各通常被係止部１２ａ〜１２ｃは、いずれも、軸方向へ続くように設けられた下端開口の縦溝１４ａと、該縦溝１４ａの上端１４−１から９０°屈曲して周方向へ横長に続くように設けられた横溝１４ｂとからなる倒Ｌ形状の係止溝１４を有しており、かつＬの長辺に当たる横溝１４ｂの底の途中が部分的に爪状に盛り上がって***部１４ｃとなった構成としている。
また、図４（Ｂ）に示すように、特定被係止部１３は、軸方向に続くように設けられた下端開口の縦溝１５ａと、該縦溝１５ａの上端１５−１から９０°屈曲させて周方向へ横長に続くように設けられた横溝１５ｂとからなる倒Ｌ形状の係止溝１５を有しており、かつＬの長辺に当たる横溝１５ｂの下半側だけ底の途中が部分的に爪状に盛り上がって***部１５ｃとなった構成としている。
【００１８】
上記第１実施形態のロッキングカラーの取付構造の場合、係止溝１４の縦溝１４ａの横幅Ｌ１が通常係止部８ａ〜８ｃの係止突起１０の横幅（周方向寸法）Ｌ２を少し越える寸法であると共に、横溝１４ｂの縦幅（軸方向寸法）Ｌ３は係止突起１０の縦幅（軸方向寸法）Ｌ４の寸法を少し越える寸法である。また係止溝１５の縦溝１５ａの横幅（開口幅）Ｌ５は特定係止部９の位置決め突起１１ｂの横幅（周方向寸法）Ｌ６を少し越える寸法であると共に、横溝１５ｂの縦幅（軸方向寸法）Ｌ７は係止突起１１ａと位置決め突起１１ｂの各縦幅（軸方向寸法）の合計寸法Ｌ８を少し越える寸法である。したがって、位置決め突起１１ｂの横幅Ｌ６は対応する縦溝１５ａの横幅（開口幅）Ｌ５よりは短く且つ対応しない各縦溝１４ａの横幅（開口幅）Ｌ１より長いので、位置決め突起１１ｂは縦溝１５ａへは進入できるが、縦溝１４ａには進入することができない。
さらに、位置決め突起１１ｂは係止突起１０，１１ａより軸方向進入側（上側）に位置していて、位置決め突起１１ｂが全係止突起１０，１１ａに先駆けて被係止部１２ａ〜１２ｃ，１３に当たる構成としている。さらには、位置決め突起１１ｂの高さ寸法は係止溝１５の深さ寸法より少し小さくなっていて、位置決め突起１１ｂは係止溝１５に余裕を持って嵌まる構成としている。
【００１９】
ロータ３へのロッキングカラー４の取り付けは、特定係止部９と特定被係止部１３とを対応させ正規位置に合わせる作業を行う。即ち、特定係止部９の位置決め突起１１ｂを係止溝１５の縦溝１５ａの開口に対応させ、通常係止部８ａ〜８ｃの係止突起１０を係止溝１４の縦溝１４ａの開口に対応させる。そして、下方からロッキングカラー４を軸方向に突き当たるまで押し込む作業をすることにより、図６に示すように、各突起１０，１１ａ，１１ｂを各縦溝１４ａ，１５ａの所定の深さまで進入させた後、ロッキングカラー４を矢印ＲＡで示す向きに回転させて、各突起１０，１１ａ，１１ｂを各横溝１４ｂ，１５ｂの奥まで進入させる作業を連続して行えば、取り付けは完了である。即ち、ロッキングカラー４の回転により係止突起１０，１１ａは***部１４ｃ，１５ｃを乗り越えて係止溝１４，１５の最奥へ無理嵌めされる。なお、位置決め突起１１ｂの進入エリアには***部が設けられていないので、位置決め突起１１ｂは***部を乗り越える必要はなく非無理嵌めで奥へスムースに進入することになる。
【００２０】
上記の場合、特定係止部９の位置決め突起１１ｂを誤って対応しない係止溝１４の縦溝１４ａの開口に対応させると、縦溝１４ａの横幅よりも広い横幅である位置決め突起１１ｂが先駆けて最初に当たって止められるので、各係止突起１０，１１ａは全く係止溝１４，１５に進入できず、正規位置以外でのロータ３とロッキングカラー４との結合は不可能である。よって、本発明のロッキングカラーの取付構造では誤結が確実に防止される。また、正規位置に合わせる際、位置決め突起１１ｂの有無と係止溝１５の縦溝１５ａの幅の広さを目安として特定係止部９および特定被係止部１３の識別も簡単であるので、取り付け作業は容易となり、作業全体の効率が向上する。
【００２１】
また、係止溝１４，１５が倒Ｌ形状であるので、該係止溝１４，１５の奥まで係止突起１０，１１ａが押し込まれた場合、係止溝１４，１５の横溝１４ｂ，１５ｂの下縁側内面が係止突起１０，１１ａの軸方向の抜け止めの役割を果たすので、ロッキングカラー４とロータ３との係止状態はしっかり維持される。
そして、係止溝１４，１５の最奥へいったん無理嵌めされた係止突起１０，１１ａは***部１４ｃ，１５ｃにより後退しないのに加え、位置決め用には別に大きな位置決め突起１１ｂがあるので、係止突起１１ａを係止状態の不確かな小さいものにする必要もなく、他の係止突起１０と同等のものとすることができる結果、周方向に対する係止状態もしっかり維持される。
また、第１実施形態の場合、同じ形状・寸法の各係止突起１０，１１ａは周方向に沿って９０°の等間隔で同様の係止の仕方でもって偏りのない係合状態を造り出しており、結合の強さが周方向にばらつかないので、局所的に結合が弱いという不都合もない。
よって、ロータ３とロッキングカラー４とを軸方向と周方向の双方に強固に結合させることができる。
【００２２】
さらに、係止作業は、ロッキングカラー４を外嵌めして回転させるという連続作業で完了するため、容易かつ短時間で済む。それに、位置決め突起１１ｂは周方向寸法が長いので、位置決め突起１１ｂを無理嵌めしなければならない場合は回転させ難くなるが、位置決め突起１１ｂの進入エリアには***部が全く設けられておらず非無理嵌めで係止溝１５の最奥へスムースに進入させられるので、楽に回転させられる。
【００２３】
加えて、位置決め突起１１ｂの高さ寸法が係止溝１５の深さ寸法より少し小さくて、位置決め突起１１ｂが係止溝１５に余裕を持って嵌められるので、位置決め突起１１ｂが係止溝１５につかえて特定係止部９が特定被係止部１３に挿入し難くなる事態を確実に回避することもできる。
【００２４】
なお、上記第１実施形態のロッキングカラーの取付構造の場合、４個の係止部８ａ〜８ｃ，９をロッキングカラー４の側に設け、４個の被係止部１２ａ〜１２ｃ，１３をロータ３の側に設けた構成としていたが、本発明においては、４個の係止部８ａ〜８ｃ，９を全てロータ３の側に設け、４個の被係止部１２ａ〜１２ｃ，１３を全てロッキングカラー４の側に設けた構成、或いは、４個の係止部８ａ〜８ｃ，９の幾つかをロータ３の側に設け、残りのものをロッキングカラー４の側に設け、対応する被係止部１２ａ〜１２ｃ，１３をそれぞれロータ３の側とロッキングカラー４の側に別れて設ける構成としても、上記第１実施形態の場合と同様の作用・効果を発揮させることができる。
【００２５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造によれば、係止部が係止突起の軸方向進入側に、周方向の寸法が対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係止溝の開口幅よりも長く且つロッキングカラーを下方より挿入してゆく際に全係止突起に先駆けて被係止部にあたる位置決め突起を有していて、該位置決め突起によりロータとロッキングカラーとの正規位置でのみしか係止部が被係止部に係止できなくなっているので、正規位置以外の誤結を確実に防止することができる。
【００２６】
また、被係止部を倒Ｌ形状とすることにより、ロッキングカラーはロータに対して軸方向の抜け止めがなされるので、ロッキングカラーとロータとの係止状態はしっかり維持されるのに加え、被係止部へいったん無理嵌めされた係止部は被係止部が有する***部により周方向の抜け止めがなされると共に、位置決め用には別に大きな位置決め突起があり、特定係止部の係止突起を係止状態の不確かな小さいものにする必要もなく、他の係止突起と同等のものとすることができるので、周方向に対する係止状態もしっかり維持される。その結果、ロータとロッキングカラーを軸方向と周方向の双方に強固に結合させることができる。
【００２７】
さらに、係止作業は、外嵌めして回転させるという連続作業で完了するため、容易かつ短時間で済む上に、位置決め突起の寸法が長いので、位置決め突起を非無理嵌めでスムースに進入させられるので、ロッキングカラーを楽に回転させられるようになるので、正しくて強固な取り付けを容易に行うことができる。
【００２８】
加えて、位置決め突起の高さ寸法が係止溝深さ寸法より小さくなっていると、位置決め突起が係止溝に余裕を持って嵌められるので、位置決め突起が係止溝につかえて特定係止部を特定被係止部に挿入し難くなる事態を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態のロッキングカラーの取付構造の断面図である。
【図２】第１実施形態のロッキングカラーの取付構造の正面図である。
【図３】第１実施形態におけるロータを裏側から示す平面図である。
【図４】（Ａ）第１実施形態のロータの中心軸部の下縁まわりの部分平面図、（Ｂ）第１実施形態のロータに設けた特定被係止部を示す部分正面図、（Ｃ）第１実施形態のロータに設けた通常被係止部を示す部分正面図である。
【図５】（Ａ）第１実施形態のロッキングカラーを示す平面図、（Ｂ）第１実施形態のロッキングカラーのａ−ａ断面図である。
【図６】取り付け途中のロータとロッキングカラーの係止部分を示す断面図である。
【図７】取り付け完了後のロータとロッキングカラーの係止部分を示す断面図である。
【図８】従来の取付構造におけるロータの平面図である。
【図９】従来の取付構造におけるロッキングカラーの平面図である。
【図１０】従来の取付構造におけるロータへのロッキングカラーの取り付け状況を示す概略正面図である。
【符号の説明】
１ケーブルリール
３ｂ中心軸部
３ロータ
４ロッキングカラー
７キャンセルカム
４ａ円筒部
８ａ〜８ｃ係止部
９特定係止部
１０，１１ａ係止突起
１１ｂ位置決め突起
１２ａ〜１２ｃ被係止部
１３特定被係止部
１４，１５係止溝
１４ｃ，１５ｃ ***部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a structure in which a locking collar provided with a cancel cam for a turn signal is attached to a rotor of a cable reel attached to a steering device of an automobile, and in particular, the rotor and the locking collar are surely firmly joined at a regular position. It is.
[0002]
[Prior art]
A cable reel provided in a steering apparatus for an automobile is configured by a casing that is an outer cylinder fixed to a steering shaft and a rotor that is fixed to a handle and is an inner cylinder connected so as to be relatively rotatable. ing. A flat cable is housed in a spiral shape in the annular hollow portion formed by the casing and the rotor, and the flat cable is wound and unwound in the hollow portion in accordance with forward and reverse rotation of the rotor interlocked with the handle operation. Has been.
[0003]
On the other hand, in the steering device, as shown in FIGS. 8 to 10, as a mechanism for automatically canceling the switch operation of the winker switch, an annular locking collar 51 provided with a cancel cam 52 is used to rotate the handle. It is attached to the rotor 50 interlocked with More specifically, four locking grooves 53 for an inverted L-shaped locked portion are provided at equal intervals of 90 ° in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the cylindrical central shaft portion 50a of the rotor. Four locking protrusions 54 for locking portions are provided on the inner peripheral surface, and the rotor 50 and the locking collar 51 are rotated by rotating the locking protrusions 54 after fitting the locking protrusions 54 into the locking grooves 53. Are combined.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the mounting structure described above, the four locking grooves 53 and the locking protrusions 54 provided at equal intervals are the same size, so that the locking groove 53 fits with any of the locking protrusions 54. There is a possibility that the rotor 50 and the locking collar 51 are erroneously connected at a position deviated from the normal position.
[0005]
In the case of erroneous connection as described above, it is necessary to cancel the erroneous connection. However, there is a problem in that the connecting portion between the locking collar 51 and the rotor 50 is easily damaged during the release operation. Therefore, it is necessary to pay close attention not to cause erroneous connection, and there is a problem that work efficiency for attaching the locking collar 51 to the rotor 50 is deteriorated.
[0006]
On the other hand, Japanese Patent Application No. 11-187500 according to the prior application of the applicant of the present application is designed to prevent the above-mentioned erroneous connection. A plurality of sets of locking portions and inverted L-shaped locked portions are provided at intervals in the circumferential direction, and one set of a plurality of combinations including the locked portions and the locking protrusions is larger and smaller than the other sets. As a different locked portion for positioning, a cable reel in which the rotor and the locking collar can be coupled only at a regular position, so that the locked portion for positioning cannot be inserted into another locking portion. A structure for mounting a locking collar to the rotor (hereinafter, abbreviated as “locking collar mounting structure” as appropriate) is proposed.
On the other hand, in the case of the mounting structure of the locking collar described above, the coupling between the rotor and the locking collar is strong in order to demonstrate and maintain sufficient performance in a mounting state where the vehicle is constantly subjected to shock and vibration during driving. There is also a strong demand for it.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a locking collar mounting structure capable of firmly joining a rotor and a locking collar firmly at a regular position.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is a structure in which a locking collar provided with a cancel cam is attached to a rotor of a cable reel attached to a steering device of an automobile.
On the outer peripheral surface of the cylindrical central shaft portion of the rotor and on the inner peripheral surface of the cylindrical portion of the locking collar that is rotated and attached to the outer peripheral surface from below, a locking portion and an inverted L-shaped locked portion are provided. A plurality of sets are provided at intervals in the circumferential direction, and each locking portion has a locking projection that is forcibly fitted to each locked portion, while each locked portion is partly in the middle of the bottom surface corresponding to the long side of L When the locking projections are moved in the axial direction after the locking projections are moved in the axial direction, and then over the raised portions while being moved in the circumferential direction with the rotation of the locking collar, and once forcedly fitted. In addition to having a locking groove that is not retracted by the raised portion, only one set of a plurality of combinations of the locking portion and the locked portion has a locking protrusion. Locking groove whose circumferential dimension corresponds to the axial entry side It has a positioning projection that is longer than the opening width of the pair of locking grooves that are shorter than the opening width and that corresponds to the locked portion prior to the entire locking projection when the locking collar is inserted from below. The locking groove corresponding to the positioning protrusion has a shape that allows the positioning protrusion to be forcedly inserted, and the positioning groove and the corresponding locking groove allow the rotor and the locking collar to be securely and easily in a normal position. A structure for attaching a locking collar to a rotor of a cable reel, characterized in that it is configured to be coupled.
[0009]
In the above locking collar mounting structure, the locking portion having the positioning projection (hereinafter abbreviated as “specific locking portion” as appropriate) is other than the corresponding locked portion (hereinafter appropriately abbreviated as “specific locking portion”). Can no longer be inserted. The positioning protrusion is shorter than the opening width of the corresponding locking groove and longer than the opening width of the non-corresponding pair of locking grooves, so if the specific locking portion does not correspond correctly to the specific locked portion, It cannot enter the locking groove. Therefore, it is impossible to connect the rotor and the locking collar at a position other than the normal position, and the erroneous connection is reliably prevented, so that the rotor and the locking collar can be connected at the normal position without fail. Moreover, since the specific locking portion and the specific locked portion are easily identified by the presence or absence of the positioning protrusion and the width of the locking groove, the mounting operation is facilitated and the efficiency of the entire operation is improved.
[0010]
Further, in the locking collar mounting structure of the present invention, since the locked portion has an inverted L shape, the locking portion is inserted into the locked portion from the lower side, and then rotated and fitted into the locked portion. The locking state between the locking collar and the rotor is firmly maintained.
The locking protrusions of the locking portions that are once forcedly fitted into the locking grooves of the locked portions do not move backward due to the raised portions, and in the specific locking portions, there are separate large positioning protrusions for positioning. Yes, it is not necessary to make the locking protrusion uncertainly small in the locked state, and it can be equivalent to the locking protrusions of other locking portions, so that the locked state in the circumferential direction is also maintained firmly Will be able to.
As a result, the rotor and the locking collar can be firmly coupled both in the axial direction and in the circumferential direction, and the durability against impact and vibration when the vehicle is running is greatly increased.
[0011]
Furthermore, since the locking operation is completed by a continuous operation of externally fitting and rotating, it can be easily and in a short time, and a smooth mounting operation cannot be prevented. Since the circumferential dimension of the positioning protrusion is long, it is difficult to rotate if the positioning protrusion has to be forcibly fitted, but the positioning protrusion of the present invention can be forced into the back of the locking groove by forcibly fitting. Rotate easily.
[0012]
If the height dimension of the positioning protrusion of the specific locking part is smaller than the depth dimension of the locking groove of the specific locked part, the positioning protrusion will fit in the locking groove with a margin, It is possible to reliably avoid a situation in which it is difficult for the specific locking portion to be inserted into the specific locked portion due to the molding error or the like and the positioning protrusion is held in the locking groove.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the locking collar mounting structure of the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a schematic front view showing the locking collar mounting structure of the first embodiment.
[0014]
As shown in FIG. 1, the cable reel 1 includes a casing 2 that forms an outer cylindrical portion composed of an annular bottom wall 2 a and an outer peripheral wall 2 b, and an annular upper wall as shown in FIG. 3. 3a and the rotor 3 which comprises the inner peripheral part, ie, the inner cylinder part which consists of the center axial part 3b. A flat cable 6 is spirally accommodated in an annular hollow portion 5 formed by the casing 2 and the rotor 3, and one end of the flat cable 6 is fixed to the casing 2 and the other end is fixed to the rotor 3. The flat cable 6 is wound and unwound in the hollow portion 5 in accordance with forward / reverse rotation of the rotor 3 corresponding to the handle operation, and this configuration is the same as the conventional one.
[0015]
In the locking collar mounting structure of the first embodiment, the lower edge 3c of the central shaft 3b of the rotor 3 projects downward from the bottom wall 2a of the casing 2, and the locking cam is provided with a cancel cam 7 on the outer peripheral surface of the lower edge 3c. A collar 4 is attached. The locking collar 4 has a cylindrical portion 4a that is fitted on the lower edge 3c of the central shaft portion 3b, and a cancel cam 7 is provided on the outer peripheral lower edge of the cylindrical portion 4a so as to protrude outward. .
[0016]
In the case of the locking collar mounting structure of the first embodiment, as shown in FIGS. 5A and 5B, the middle of the inner peripheral surface of the cylindrical portion 4a is 90 ° along the circumferential direction. A total of four locking portions including three normal locking portions 8 a to 8 c and one specific locking portion 9 are provided at intervals. Each of the normal locking portions 8 a to 8 c has one locking protrusion 10 made of a rectangular convex portion having the same size, and the specific locking portion 9 has the same shape and size as the locking protrusion 10. It has the positioning protrusion 11b provided in the adjoining state on the axial direction entrance side (upper side) of the locking protrusion 11a and the locking protrusion 11a.
[0017]
On the other hand, as shown in FIGS. 3 and 4 (A), three normal locked portions 12a to 12c and 1 are provided on the lower edge 3c of the central shaft portion 3b of the rotor 3 at intervals of 90 ° along the circumferential direction. A total of four locked portions of the specific locked portions 13 are provided.
As shown in FIG. 4C, each of the normally locked portions 12a to 12c has a vertical groove 14a at the lower end opening provided so as to continue in the axial direction, and an upper end 14-1 of the vertical groove 14a. From the bottom of the lateral groove 14b, which has an inverted L-shaped locking groove 14 formed of a lateral groove 14b that is bent 90 ° from the lateral direction and extends laterally in the circumferential direction. In particular, the raised portion 14c is raised to a nail shape.
As shown in FIG. 4B, the specific locked portion 13 is bent by 90 ° from the vertical groove 15a at the lower end opening provided so as to continue in the axial direction and the upper end 15-1 of the vertical groove 15a. And has an inverted L-shaped locking groove 15 composed of a lateral groove 15b provided so as to continue laterally in the circumferential direction, and the middle part of the bottom is only the lower half side of the lateral groove 15b corresponding to the long side of L In particular, the raised portion 15c is raised in a claw shape.
[0018]
In the case of the locking collar mounting structure of the first embodiment, the width L1 of the vertical groove 14a of the locking groove 14 is slightly larger than the width (circumferential dimension) L2 of the locking protrusion 10 of the normal locking portions 8a to 8c. In addition, the vertical width (axial dimension) L3 of the lateral groove 14b is slightly larger than the vertical width (axial dimension) L4 of the locking projection 10. Further, the horizontal width (opening width) L5 of the vertical groove 15a of the locking groove 15 is slightly larger than the horizontal width (circumferential dimension) L6 of the positioning protrusion 11b of the specific locking portion 9, and the vertical width (axial direction) of the horizontal groove 15b. The dimension L7 is slightly larger than the total dimension L8 of the vertical widths (axial dimensions) of the locking projection 11a and the positioning projection 11b. Accordingly, since the lateral width L6 of the positioning projection 11b is shorter than the lateral width (opening width) L5 of the corresponding vertical groove 15a and longer than the lateral width (opening width) L1 of each vertical groove 14a that does not correspond, the positioning projection 11b extends to the vertical groove 15a. Can enter, but cannot enter the longitudinal groove 14a.
Further, the positioning projection 11b is positioned on the axial entry side (upper side) with respect to the locking projections 10 and 11a, and the positioning projection 11b hits the locked portions 12a to 12c and 13 prior to all the locking projections 10 and 11a. It is configured. Furthermore, the height dimension of the positioning protrusion 11 b is slightly smaller than the depth dimension of the locking groove 15, and the positioning protrusion 11 b fits in the locking groove 15 with a margin.
[0019]
The locking collar 4 is attached to the rotor 3 by performing an operation for matching the specific locking portion 9 and the specific locked portion 13 to the normal position. That is, the positioning protrusion 11b of the specific locking portion 9 is made to correspond to the opening of the vertical groove 15a of the locking groove 15, and the locking protrusion 10 of the normal locking portions 8a to 8c is made to be the opening of the vertical groove 14a of the locking groove 14. Make it correspond. Then, by pressing the locking collar 4 from below until it abuts in the axial direction, as shown in FIG. 6, the protrusions 10, 11a, 11b are advanced to the predetermined depths of the vertical grooves 14a, 15a. If the operation of rotating the locking collar 4 in the direction indicated by the arrow RA and causing the protrusions 10, 11a, 11b to enter the depths of the lateral grooves 14b, 15b is performed continuously, the attachment is completed. In other words, the locking projections 10 and 11a get over the raised portions 14c and 15c by the rotation of the locking collar 4 and are forcibly fitted to the innermost portions of the locking grooves 14 and 15. In addition, since the protruding portion is not provided in the entry area of the positioning protrusion 11b, the positioning protrusion 11b does not need to get over the protruding portion, and smoothly enters to the back with an unreasonable fit.
[0020]
In the above case, if the positioning protrusion 11b of the specific locking portion 9 is made to correspond to the opening of the vertical groove 14a of the locking groove 14 which does not correspond by mistake, the positioning protrusion 11b having a width wider than the horizontal width of the vertical groove 14a is the first. Since the locking projections 10 and 11a cannot be moved into the locking grooves 14 and 15 at all, the rotor 3 and the locking collar 4 cannot be connected to each other except in the normal position. Therefore, the locking collar mounting structure of the present invention reliably prevents misconnection. Further, when aligning with the normal position, the specific locking portion 9 and the specific locked portion 13 can be easily identified using the presence or absence of the positioning projection 11b and the width of the vertical groove 15a of the locking groove 15 as a guideline. Installation work becomes easy and the efficiency of the whole work improves.
[0021]
Further, since the locking grooves 14 and 15 are in an inverted L shape, when the locking projections 10 and 11a are pushed into the locking grooves 14 and 15, the lateral grooves 14b and 15b of the locking grooves 14 and 15 are Since the inner surface of the lower edge side plays a role of preventing the locking projections 10 and 11a from coming off in the axial direction, the locking state between the locking collar 4 and the rotor 3 is firmly maintained.
Since the locking projections 10 and 11a once forcibly fitted to the innermost part of the locking grooves 14 and 15 are not retracted by the raised portions 14c and 15c, there is a large positioning projection 11b for positioning. There is no need to make the stop protrusion 11a small in an uncertain state of the locked state, and it can be made equivalent to the other locked protrusions 10. As a result, the locked state in the circumferential direction is firmly maintained.
Further, in the case of the first embodiment, the locking protrusions 10 and 11a having the same shape and dimensions create an engagement state without bias by a similar locking method at equal intervals of 90 ° along the circumferential direction. In addition, since the strength of the coupling does not vary in the circumferential direction, there is no inconvenience that the coupling is locally weak.
Therefore, the rotor 3 and the locking collar 4 can be firmly coupled in both the axial direction and the circumferential direction.
[0022]
Furthermore, since the locking operation is completed by a continuous operation in which the locking collar 4 is externally fitted and rotated, it is easy and can be completed in a short time. In addition, since the positioning projection 11b has a long circumferential dimension, it is difficult to rotate if the positioning projection 11b has to be forcibly fitted, but there is no raised portion in the entry area of the positioning projection 11b. Since it is made to enter smoothly into the locking groove 15 by the fitting, it can be rotated easily.
[0023]
In addition, since the height dimension of the positioning protrusion 11b is slightly smaller than the depth dimension of the locking groove 15 and the positioning protrusion 11b is fitted in the locking groove 15 with a margin, the positioning protrusion 11b is fitted into the locking groove 15. It is also possible to reliably avoid the situation where it becomes difficult to insert the specific locking portion 9 into the specific locked portion 13.
[0024]
In the case of the locking collar mounting structure of the first embodiment, the four locking portions 8a to 8c and 9 are provided on the locking collar 4 side, and the four locked portions 12a to 12c and 13 are arranged on the rotor. However, in the present invention, all four locking portions 8a to 8c and 9 are provided on the rotor 3 side, and all four locked portions 12a to 12c and 13 are provided. The structure provided on the side of the locking collar 4 or some of the four locking portions 8a to 8c, 9 are provided on the side of the rotor 3 and the rest are provided on the side of the locking collar 4, and the corresponding engagement Even when the stop portions 12a to 12c and 13 are separately provided on the rotor 3 side and the locking collar 4 side, the same operations and effects as in the case of the first embodiment can be exhibited.
[0025]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the locking collar mounting structure to the rotor of the cable reel of the present invention, the locking portion has a locking dimension corresponding to the axial dimension of the locking projection and the circumferential dimension. It has a positioning projection that is longer than the opening width of the pair of locking grooves that are shorter than the opening width of the groove and that corresponds to the locked portion prior to the entire locking projection when the locking collar is inserted from below. Thus, the locking protrusions can be locked to the locked portions only at the regular positions of the rotor and the locking collar by the positioning protrusions, so that erroneous connection other than at the regular positions can be reliably prevented.
[0026]
In addition, by making the locked portion into an inverted L shape, the locking collar is prevented from coming off in the axial direction with respect to the rotor, so that the locking state between the locking collar and the rotor is firmly maintained, The locking part once forcibly fitted to the locked part is prevented from coming off in the circumferential direction by the raised part of the locked part, and there is a separate large positioning projection for positioning. Since the stop protrusion does not need to be an uncertainly small lock state and can be equivalent to the other lock protrusions, the lock state in the circumferential direction is also firmly maintained. As a result, the rotor and the locking collar can be firmly coupled both in the axial direction and in the circumferential direction.
[0027]
Furthermore, since the locking operation is completed by a continuous operation of externally fitting and rotating, it is easy and can be completed in a short time, and since the positioning projections are long in size, the positioning projections can be smoothly inserted without excessive fitting. As a result, the locking collar can be easily rotated, so that correct and firm attachment can be easily performed.
[0028]
In addition, if the height dimension of the positioning protrusion is smaller than the locking groove depth dimension, the positioning protrusion can be fitted in the locking groove with a margin. The situation where it becomes difficult to insert the portion into the specific locked portion can be reliably avoided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a locking collar mounting structure according to a first embodiment.
FIG. 2 is a front view of the locking collar mounting structure of the first embodiment.
FIG. 3 is a plan view showing the rotor according to the first embodiment from the back side.
4A is a partial plan view around the lower edge of the central shaft portion of the rotor of the first embodiment, and FIG. 4B is a partial front view showing a specific locked portion provided in the rotor of the first embodiment. C) It is a partial front view which shows the normal locked part provided in the rotor of 1st Embodiment.
5A is a plan view showing a locking collar of the first embodiment, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line aa of the locking collar of the first embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a locking portion between a rotor and a locking collar in the middle of attachment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a locking portion between a rotor and a locking collar after completion of attachment.
FIG. 8 is a plan view of a rotor in a conventional mounting structure.
FIG. 9 is a plan view of a locking collar in a conventional mounting structure.
FIG. 10 is a schematic front view showing a mounting state of a locking collar to a rotor in a conventional mounting structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cable reel 3b Center shaft part 3 Rotor 4 Locking collar 7 Cancel cam 4a Cylindrical part 8a-8c Locking part 9 Specific locking part 10, 11a Locking protrusion 11b Positioning protrusion 12a-12c Locked part 13 Specific locked Portions 14 and 15 locking grooves 14c and 15c raised portions

Claims

自動車のステアリング装置に取り付けるケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロッキングカラーを取り付ける構造において、上記ロータの円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラーの円筒部内周面に、係止部と倒Ｌ形状の被係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、各係止部はそれぞれの被係止部に無理嵌めされる係止突起を有する一方、各被係止部はＬの長辺に当たる底面の途中が部分的に盛り上がって***部となっていると共に各係止突起が軸方向に進入させられた後さらにロッキングカラーの上記回転に伴って周方向に進入しながら***部を乗り越えていったん無理嵌めされると上記***部により後退しないようになっている係止溝を有しているのに加え、上記係止部と被係止部からなる複数の組み合わせの一組だけは、係止部が係止突起の軸方向進入側に周方向の寸法が対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係止溝の開口幅よりも長く且つロッキングカラーを下方より挿入してゆく際に全係止突起に先駆けて被係止部にあたる位置決め突起を有していると共に、位置決め突起に対応する係止溝は上記位置決め突起を非無理嵌めで進入させる形状となっていて、上記位置決め突起と対応する係止溝とによりロータとロッキングカラーとを正規位置で確実かつ容易に結合させられる構成としていることを特徴とするケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造。In a structure in which a locking collar provided with a cancel cam is attached to a rotor of a cable reel attached to a steering device of an automobile, the outer peripheral surface of the cylindrical central shaft portion of the rotor is rotated after being inserted into the outer peripheral surface from below. A plurality of sets of locking portions and inverted L-shaped locked portions are provided on the inner peripheral surface of the locking collar to be attached at intervals in the circumferential direction, and each locking portion is forcibly fitted to each locked portion. While each of the locked portions is raised in the middle of the bottom surface corresponding to the long side of the L, it becomes a raised portion and is further locked after each locking projection is advanced in the axial direction. It has a locking groove that prevents it from being retracted by the raised portion once it has been forcibly fitted over the raised portion while entering the circumferential direction with the rotation of the collar. In addition, only one set of a plurality of combinations composed of the locking portion and the locked portion is such that the locking portion is shorter than the opening width of the locking groove corresponding to the circumferential dimension on the axial entry side of the locking protrusion. When the locking collar is inserted from below, it has positioning protrusions that correspond to the locked parts before the locking collars. The corresponding locking groove has a shape that allows the positioning protrusion to be forcedly inserted, and the rotor and the locking collar can be securely and easily coupled at a normal position by the positioning protrusion and the corresponding locking groove. The structure for attaching the locking collar to the rotor of the cable reel, characterized in that

位置決め突起の高さ寸法が係止溝の深さ寸法より小さくなっている請求項１に記載のケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造。2. The structure for attaching a locking collar to a rotor of a cable reel according to claim 1, wherein the height dimension of the positioning protrusion is smaller than the depth dimension of the locking groove.