JP3766949B2 - パス監視機能付光通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長多重光通信システムにおける波長毎に分離されたパス毎の信号監視機能を備えたパス監視機能付光通信装置に関する。通信システムは、これまでの音声中心の通信から、インターネットを初めとするデータ通信も含む通信へと用途が急速に拡がっており、転送する情報量も激増している。また、近い将来、動画像の配送等、情報量が膨大な通信トラフィックが加わることが予想され、益々、大容量のネットワークによる通信システムが要求される。
【0002】
このような状況に対応するため、光通信網の構築が進められており、特に波長多重(WDM)通信網の構築が急速に進められようとしている。この波長多重(WDM)通信網においては、パス単位での管理、運用が必要不可欠であり、該光通信網に用いられる光通信装置は、パス毎の信号監視と切り替え制御を行なうことができなければならない。
【0003】
本発明は、このような波長多重(WDM)通信網に用いられる光通信装置であって、パス毎に信号監視を行うことができるパス監視機能付光通信装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
図13は従来のパス監視機能付光通信装置の説明図である。同図に示すように光通信装置は、例えば、各光信号線の波長λ1〜λn1 の各光信号を波長多重する多重装置(WMUX)13−31 、波長λ1〜λn2 の各光信号を波長多重する多重装置(WMUX)13−32 、波長λ1〜λnk の各光信号を波長多重する多重装置(WMUX)13−3k 等を有する。
ここで、全光信号線はN本あるとする。即ち、n1 +n2 +・・・+nk =Nであるとする。
【0005】
また、光通信装置はパス監視受信装置13−2を備え、パス監視受信装置13−2は、N本の各光信号線の光信号の一部を分岐するN個の分岐器13−1から光信号を全て入力する。
【0006】
そして、パス監視受信装置13−2は、入力されたN個の全ての光信号に対して、特別な制御を行うことなしに、所定の固定的な順番に従って順次パス監視を行う。ここで、N個の入力に対して固定的な順番に従って順次動作し、一つずつ監視結果を出力するパス監視受信装置を固定動作N×1型のパス監視受信装置という。
【0007】
図14は、従来の固定動作N×1型パス監視受信装置の説明図である。図の(a)はパイロットトーン監視用のパス監視受信装置の構成例、図の(b)はSDHフレームのモニタ用のパス監視受信装置の構成例、図の(c)は、光スイッチを用いたパス監視受信装置の構成例を示している。
【0008】
同図において、PDはフォトディテクタを表し、光信号を検出し、電気信号に変換する素子である。N×1セレクタはN個の入力の中から一つを選択して出力する回路である。また、N×1光SWはN個の光信号の入力の中から一つを選択して出力する光スイッチを示している。
【0009】
図の(a)に示すパイロットトーン監視用のパス監視受信装置は、N本の光信号線から入力される光信号をN個のフォトディテクタ(PD)により電気信号に変換し、N×1セレクタにより一つの電気信号入力を選択し、該電気信号入力をパイロットトーン(PT)パス監視回路14−1に出力する。
【0010】
パイロットトーン(PT)パス監視回路14−1は、入力された信号に含まれるパイロットトーンを監視し、監視データを出力する。なお、パイロットトーンは伝送路の監視用に送信局から送信される信号である。
【0011】
図の(b)に示すSDHフレームのモニタ用のパス監視受信装置は、前述のパイロットトーン(PT)パス監視回路14−1の代わりに、SDHパス監視回路14−2をN×1セレクタの出力に接続したものである。
【0012】
SDHパス監視回路14−2は、入力された信号のSDH(Sinchronous Digital Hierarchy)フレームのオーバーヘッドに含まれる各種監視情報を受信し、SDHフレームのパスを監視する。
【0013】
図の(c)に示す光スイッチを用いたパス監視受信装置は、N本の光信号線から入力される光信号のうちの一つを、N×1光SWにより選択し、該光信号をフォトディテクタPDにより電気信号に変換して、パス監視回路14−3に出力する。
【0014】
パス監視回路14−3は、N本の各光信号線のパスに対して、パイロットトーンの受信又はSDHフレームのオーバーヘッドに含まれる各種監視情報の受信によりパス監視を行う。
【0015】
図14に示す従来の各固定動作N×1型パス監視受信装置は、固定的な規則に従って、N×1セレクタ又はN×1光SWにより、N本の光信号線から入力される信号から、順次一つの信号を選択し、入力ポートに接続された全ての光信号線に対してパス監視を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
波長多重(WDM)通信網では、パスの誤接続が起こると正常なパスにも影響が出てしまうことがあるため、定期的に試験や障害監視を行う必要が有り、また、随時発生するアラームの検出やパスの導通確認等のためのパス監視も行う必要が有る。
【0017】
これらの通信網の管理又は運営において行う必要の有る全てのパス監視は、高速データ通信に追随できるよう、より短時間で行う必要がある。しかし、図14に示す従来の固定動作N×1型パス監視受信装置は、N本のパスを一つずつ順番に監視を行うため、全てのパスについて監視が終了するまで長時間かかってしまう。
【0018】
一方、N本のパスの監視を行う場合、各パス毎に個別に監視用の受信装置を具備し、各パスの監視を同時に平行して行えば、監視時間を短縮することができるが、具備する監視用の受信装置の数が(波長多重数)×(光通信装置の出力ポート数)の割合で増加してしまい、ハードウェア規模が非常に大きくなってしまう。
【0019】
すなわち、パス監視受信装置の構成は、ハードウェア量を削減の観点から、なるべく多くのパスを収容する方が効果的であるが、複数のパスを一つの受信装置で受け持つ複数ポート収容型パス監視受信装置は、前述したように全パス監視に要する時間が長大なものとなってしまう。
【0020】
本発明は、波長多重(WDM)通信網のように多数のパスが存在する通信網において、パス監視のためのハードウェア量を増大させることなく、信号監視の必要な複数のパスに対してパス監視を短時間で行うことができるパス監視機能付光通信装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明のパス監視機能付光通信装置は、(1)波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、各パスの光信号線に設けられ、該光信号線の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、パス監視の優先順位の高いパスの光信号を複数選択し、該複数選択した光信号を、それぞれ、パス監視受信回路に競合することなく分散して接続する選択手段と、前記選択手段により選択された複数のパスの光信号を同時に並列に受信する複数のパス監視受信回路とから成るパス監視受信装置を備えたものである。
【0022】
また、(2)波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有する波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される波長毎の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、同一波長の光信号の組が入力される複数のパス監視受信装置を備え、該パス監視受信装置は、入力される複数の光信号の中からパス監視の優先順位の高いパスの光信号を選択する選択手段と、該選択された光信号を受信するパス監視受信回路とを備えたものである。
【0023】
また、(3)波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有する波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される波長毎の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、同一の出力ポート又は入力ポートの各光信号が分散されて入力される複数のパス監視受信装置を備え、該パス監視受信装置は、入力される複数の光信号の中からパス監視の優先順位の高いパスの光信号を選択する選択手段と、該選択された光信号を受信するパス監視受信回路とを備えたものである。
【0024】
また、(4)前記波長多重光通信システムは、現用系のパスと予備系のパスの波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有し、前記複数のパス監視受信装置は、それぞれ、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される光信号の中から、現用系のパスの同一波長の光信号の組と予備系のパスの同一波長の光信号の組とが入力されるものである。
【0025】
また、(5)前記波長多重光通信システムは、現用系のパスと予備系のパスの波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有し、前記複数のパス監視受信装置は、それぞれ、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される光信号の中から、同一の出力ポート又は入力ポートの現用系のパスの光信号が分散され、且つ同一の出力ポート又は入力ポートの予備系のパスの光信号が分散されて入力されるものである。
【0026】
また、(6)前記波長多重光通信システムは、波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチと該光スイッチから出力される光信号を波長多重する波長多重装置とを備え、前記パス監視機能付光通信装置は、該光スイッチと波長多重装置との間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうものである。
【0027】
また、(7)前記波長多重光通信システムは、波長多重された光信号を波長毎に分波する波長分波装置と波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチとを備え、前記パス監視機能付光通信装置は、該波長分波装置と光スイッチとの間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうものである。
【0028】
また、(8)前記波長多重光通信システムは、波長多重された光信号を波長毎に分波する波長分波装置と波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチと光スイッチから出力される光信号を波長多重する波長多重装置とを備え、前記パス監視機能付光通信装置は、前記波長分波装置と前記光スイッチとの間の波長毎に分離された光信号線、及び前記光スイッチと前記波長多重装置との間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。同図は各パス毎に分離されたN本の各光信号線に対してパス監視を行う構成を示し、光信号を分岐する分岐器1−1をN本の各光信号線に備え、各分岐器1−1により分岐された光信号を、N×m選択型のパス監視受信装置1−2に入力する。
【0030】
N×m選択型のパス監視受信装置1−2は、図示を省力したパス制御装置から制御信号を入力し、該制御信号に基づいて内部のセレクタを制御し、N本のパスの内、所望の優先順位の高いm本のパスを選択し、該m本のパスの監視データを出力する。
【0031】
m本のパスについては同時に平行してパス監視を行なうため、監視時間が短くなり、また、同時に選択されるm本のパスは、競合が少なくなるように選択し、全体の監視時間が短くなるよう最適な選択を行なう。
【0032】
図1のパス監視機能付光通信装置では、N×m選択型のパス監視受信装置1−2によりN本の中の各パスの監視を行う。このとき、監視すべきM本のパスの内、状況に応じた優先度をあらかじめ決めておき、その優先度の高いm本のパスから優先的に監視し、監視すべきM本のパスの総監視時間が最短になるようにパス監視受信装置1−2を最適化して制御する。そのため、パス監視受信装置1−2の同時監視数に制限された場合でも、監視時間を短縮することができる。
【0033】
図2乃至図6は本発明の第2乃至第6の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。図2乃至図6に示した本発明の実施の形態は、図1に示したN×m選択型のパス監視受信装置1−2を、m個のL×1選択型パス監視受信装置で構成したものである。
【0034】
先ず、図2に示す本発明の第2の実施の形態について説明する。図2に示すように、波長多重装置(WMUX)2−31 〜2−3k により波長多重されて出力される前の波長毎の光信号が伝送される光信号線に分岐器2−1を挿入し、光信号の一部を分岐する。
【0035】
分岐器2−1により分岐された光信号は、m個のパス監視受信装置2−21 〜2−2m に入力され、該光信号に対してパス監視が行なわれる。なお、図中、パス監視受信装置2−21 〜2−2m は、L×1受信装置と記している。
【0036】
ここで、波長λ1〜λn1 の各光信号が波長多重装置(WMUX)2−31 により波長多重されて第1の出力ポートから出力され、波長λ1〜λn2 の各光信号が波長多重装置(WMUX)2−32 により波長多重されて第2の出力ポートから出力され、波長λ1〜λnk の各光信号が波長多重装置(WMUX)2−3k により波長多重されて第kの出力ポートから出力されるものとする。
【0037】
m個の各パス監視受信装置2−21 〜2−2m には、それぞれ、同一波長の光信号が入力される。そして、各パス監視受信装置2−21 〜2−2m は、入力された光信号の中から一つの光信号を選択して出力するが、その選択はそれぞれ独立にパス制御装置からの制御信号により、パス監視の優先度が高い入力を優先し、且つ、全体のパス監視時間が最短になるように最適化して選択される。
【0038】
なお、各パス監視受信装置2−21 〜2−2m の入力ポート数Lは、少なくとも出力ポート数kと等しい数であればよく、当然全体のパス数Nより小さい数でよい。
【0039】
図2のパス監視機能付光通信装置では、波長多重装置(WMUX)2−31 〜2−3k のk本の各出力ポートから出力される光信号に対して、同一波長の光信号は、m個の内のある一つのパス監視受信装置へまとめて接続される。
【0040】
各パス監視受信装置2−21 〜2−2m はL個の多入力ポートに対して出力ポートは一つであるため、複数の入力を同時に処理することはできないが、m個のパス監視受信装置2−21 〜2−2m は同時に独立して動作するため、波長多重装置(WMUX)2−31 〜2−3k のk本の各出力ポート単位において、その各出力パスに対して幾つかの異なるパス監視受信装置を同時に独立して最適に制御し、分散して並列的に各出力パスの監視を行うことでができる。このため、ある一つの出力ポートに対する各出力パスの組についての全体的な監視時間を短縮することができる。
【0041】
前述の本発明の第2の実施の形態では、同一波長の光信号を一つのパス監視受信装置へまとめて接続したのに対し、図3に示す本発明の第3の実施の形態は、同一の出力ポートへ向かう各光信号線から分岐された光信号線を、波長と関わりなく任意に、かつ偏りのないようにm個のパス監視受信装置へ分散して接続するようにしたものである。
【0042】
図3に示すように、波長多重装置(WMUX)2−31 〜2−3k により波長多重されて出力される前の波長毎の光信号が伝送される光信号線に分岐器2−1を挿入し、光信号の一部を分岐する。
【0043】
分岐器2−1により分岐された光信号は、m個のパス監視受信装置3−21 〜3−2m に入力される。分岐された光信号線をm個のパス監視受信装置3−21 〜3−2m に接続するとき、同一の出力ポートへ向かう各光信号線から分岐された光信号線を任意に、かつ偏りのないようにm個のパス監視受信装置3−21 〜3−2m へ分散して接続する。なお、図中、パス監視受信装置3−21 〜3−2m は、単に受信装置と記している。
【0044】
m個の各パス監視受信装置3−21 〜3−2m には、それぞれ、幾つかの波長の異なる光信号が入力される。そして、各パス監視受信装置3−21 〜3−2m は、入力された光信号の中から一つの光信号を選択して出力するが、その選択はそれぞれ独立にパス制御装置からの制御信号により、パス監視の優先度が高い入力を優先し、且つ、全体のパス監視時間が最短になるように最適化して選択される。
【0045】
このパス監視受信装置3−21 〜3−2m は、図2に示した第2の実施の形態と同様に、L個の多入力ポートに対して出力ポートは一つであるため、複数の入力を同時に処理することはできないが、m個のパス監視受信装置3−21 〜3−2m は同時に独立して動作するため、波長多重装置(WMUX)2−31 〜2−3k のk本の各出力ポート単位において、その各出力パスに対して幾つかの異なるパス監視受信装置を同時に独立して最適に制御し、分散して並列的に各出力パスの監視を行うことができる。このため、ある一つの出力ポートに対する各出力パスの組についての全体的な監視時間を短縮することができる。
【0046】
図4及び図5に示す本発明の第4及び第5の実施の形態は、冗長系パスの光信号線を有するパス監視機能付光通信装置に関するものである。
図4に示す本発明の第4の実施の形態は、現用系パスの光信号線の同一波長の光信号と、予備系パスの光信号線の同一波長の光信号とを、一つのパス監視受信装置へまとめて接続したものである。
【0047】
波長多重装置(WMUX)4−31 〜4−3k は、それぞれ現用系パスの光信号と予備系パスの光信号とを多重して出力ポートから出力する。波長多重装置(WMUX)4−31 には、波長λ1〜λi1 の現用系パスの光信号と波長λj1 〜λn1 の予備系パスの光信号とが波長多重され、波長多重装置(WMUX)4−32 には、波長λ1〜λi2 の現用系パスの光信号と波長λj2 〜λn2 の予備系パスの光信号とが波長多重され、波長多重装置(WMUX)4−3k には、波長λ1〜λik の現用系パスの光信号と波長λjk 〜λnk の予備系パスの光信号とが波長多重される。
【0048】
図4に示すように、波長多重装置(WMUX)4−31 〜4−3k により波長多重されて出力される前の波長毎の各光信号線に、分岐器2−1を挿入し、光信号の一部を分岐する。
【0049】
分岐器2−1により分岐された光信号は、m個のパス監視受信装置4−21 〜4−2m に入力される。分岐された光信号線をm個のパス監視受信装置4−21 〜4−2m に接続するとき、現用系パスの同一波長の光信号線を、一つのパス監視受信装置へ接続し、また、同様に予備系パスの同一波長の光信号線を、一つのパス監視受信装置へ接続し、現用系パスの監視と予備系パスの監視とで一つのパス監視受信装置4−21 〜4−2m を共通に用いる。なお、図中、パス監視受信装置を単に受信装置と記している。
【0050】
各パス監視受信装置4−21 〜4−2m は、入力された光信号の中から一つの光信号を選択して出力するが、その選択はそれぞれ独立にパス制御装置からの制御信号により、パス監視の優先度が高い入力を優先し、且つ、全体のパス監視時間が最短になるように最適化して選択される。
【0051】
このパス監視受信装置4−21 〜4−2m は、前述した第2及び第3の実施の形態と同様に、L個の多入力ポートに対して出力ポートは一つであるため、複数の入力を同時に処理することはできないが、m個のパス監視受信装置4−21 〜4−2m は同時に独立して動作するため、波長多重装置(WMUX)4−31 〜4−3k のk本の各出力ポート単位において、その各出力パスに対して幾つかの異なるパス監視受信装置を同時に独立して最適に制御し、分散して並列的に各出力パスの監視を行うことができる。このため、ある一つの出力ポートに対する各出力パスの組についての全体的な監視時間を短縮することができる。
【0052】
図5に示す第5の実施の形態は、現用系パスの光信号線と予備系パスの光信号線とを波長に関わりなく、任意に、かつ偏りのないようにm個のパス監視受信装置へ分散して接続するようにしたものである。
【0053】
波長多重装置(WMUX)4−31 〜4−3k により多重される現用系パス及び予備系パスの光信号線の波長は、図4に示したものと同様であるものとする。分岐器2−1により分岐された光信号線をm個のパス監視受信装置5−21 〜5−2m に接続するとき、現用系パスの光信号線と予備系パスの光信号線とを、波長に関わりなく、かつ偏りのないように分散して任意のパス監視受信装置5−21 〜5−2m へ接続する。
【0054】
各パス監視受信装置5−21 〜5−2m は、入力された光信号の中から一つの光信号を選択して出力するが、その選択はそれぞれ独立にパス制御装置からの制御信号により、パス監視の優先度が高い入力を優先し、且つ、全体のパス監視時間が最短になるように最適化して選択される。
【0055】
このパス監視受信装置5−21 〜5−2m は、前述した第1乃至第3の実施の形態と同様に、L個の多入力ポートに対して出力ポートは一つであるため、複数の入力を同時に処理することはできないが、m個のパス監視受信装置5−21 〜5−2m は同時に独立して動作するため、波長多重装置(WMUX)4−31 〜4−3k のk本の各出力ポート単位において、その各出力パスに対して幾つかの異なるパス監視受信装置を同時に独立して最適に制御し、分散して並列的に各出力パスの監視を行うことでができる。このため、ある一つの出力ポートに対する各出力パスの組についての全体的な監視時間を短縮することができる。
【0056】
図2乃至図5に示した実施の形態は、波長多重する前の光信号線に対してパス監視を行なうパス監視機能付光通信装置の構成例であるが、図6は、波長多重された光信号を分波器で波長毎に分波した各光信号線に対してパス監視を行なうパス監視機能付光通信装置の構成例を示す。
【0057】
図6において、k個の入力ポートから入力される波長多重された光信号は、それぞれ入力ポート毎に設けられた光分波器(WDMUX)6−31 〜6−3k により分波され、波長毎の信号に分けられる。
【0058】
ここで、第1の入力ポートに設けられた光分波器(WDMUX)6−31 から波長λ1〜λn1 の光信号が分波され、第2の入力ポートに設けられた光分波器(WDMUX)6−32 から波長λ1〜λn2 の光信号が分波され、第kの入力ポートに設けられた光分波器(WDMUX)6−3k から波長λ1〜λnk の光信号が分波されるものとする。
【0059】
光分波器(WDMUX)6−31 〜6−3k により分波された各波長毎の光信号線に分岐器6−1を挿入し、光信号の一部を分岐する。分岐器6−1により分岐された光信号は、m個のパス監視受信装置6−21 〜6−2m に入力され、該光信号に対してパス監視が行なわれる。
【0060】
各波長毎の光信号線から分岐した光信号を、m個のパス監視受信装置6−21 〜6−2m に入力するとき、前述した図2〜図5の実施の形態と同様に、同一波長の光信号を一つのパス監視受信装置へまとめて入力するか、又は波長と関わりなく任意に、かつ偏りのないようにm個のパス監視受信装置へ分散して入力する。
【0061】
また、波長多重された光信号を分波器(WDMUX)6−31 〜6−3k で波長毎に分波した各光信号線に、冗長系パスの光信号線が存在する場合は、図4又は図5に示した実施の形態のように、現用系パスの光信号線の同一波長の光信号と、予備系パスの光信号線の同一波長の光信号とを、一つのパス監視受信装置へまとめて入力するか、又は、現用系パスの光信号線と予備系パスの光信号線とを波長に関わりなく、任意に、かつ偏りのないようにm個のパス監視受信装置へ分散して入力するように構成することができる。
【0062】
各パス監視受信装置6−21 〜6−2m は、入力された光信号の中から一つの光信号を選択して出力するが、その選択はそれぞれ独立にパス制御装置からの制御信号により、パス監視の優先度が高い入力を優先し、且つ、全体のパス監視時間が最短になるように最適化して選択される。
【0063】
このパス監視受信装置6−21 〜6−2m は、図2〜図5に示した実施の形態と同様に、L個の多入力ポートに対して出力ポートは一つであるため、複数の入力を同時に処理することはできないが、m個のパス監視受信装置6−21 〜6−2m は同時に独立して動作するため、光分波器(WDMUX)6−31 〜6−3k のk本の各入力ポート単位において、その各入力パスに対して幾つかの異なるパス監視受信装置を同時に独立して最適に制御し、分散して並列的に各入力パスの監視を行うことでができる。このため、ある一つの入力ポートに対する各入力パスの組についての全体的な監視時間を短縮することができる。
【0064】
図2〜図6に示した実施の形態におけるパス監視機能付光通信装置は、L×1選択型のパス監視受信装置を用い、N本の全パスの監視をm個のパス監視受信装置で分担することにより、保守・運用性の向上と、パス監視受信装置へ各パスの光信号を分配するセレクタに要求されるハードウェア上の要求条件の低減化を図ることができる。
【0065】
図7は本発明のN×m選択型パス監視受信装置の説明図である。このN×m選択型パス監視受信装置は、本発明の第1の実施の形態のパス監視機能付光通信装置に好適に用いられる。
【0066】
図の(a)はパイロットトーン監視用のパス監視受信装置の構成例、図の(b)はSDHフレームのモニタ用のパス監視受信装置の構成例、図の(c)は、光スイッチを用いたパス監視受信装置の構成例を示している。
【0067】
図の(a)に示すパイロットトーン監視用のパス監視受信装置は、N本の光信号線から入力される光信号をN個のフォトディテクタ(PD)により電気信号に変換し、N×mセレクタによりN個の信号の内からm個の信号を選択して、m個のパイロットトーン(PT)パス監視回路7−1に出力する。パイロットトーン(PT)パス監視回路7−1は、図14に示した従来のものと同様であるので重複した説明は省力する。
【0068】
図の(b)に示すSDHフレームのモニタ用のパス監視受信装置は、前述のm個のパイロットトーン(PT)パス監視回路7−1の代わりに、m個のSDHパス監視回路7−2をN×mセレクタの出力に接続したものである。SDHパス監視回路7−2は、図14に示した従来のものと同様であるので重複した説明は省力する。
【0069】
図の(c)に示す光スイッチを用いたパス監視受信装置は、N×m光SWにより、N本の光信号線から入力される光信号の内からm個の光信号を選択し、該m個の光信号をフォトディテクタPDにより電気信号に変換して、m個のパス監視回路7−3に出力する。パス監視回路7−3は、図14に示した従来のものと同様であるので重複した説明は省力する。
【0070】
図7に示す本発明のN×m選択型パス監視受信装置は、N×mセレクタ又はN×m光SWにより、N本の光信号線から入力される信号の中から、任意のm個の信号を選択して、該m個の信号に対して同時に並列してパス監視を行なう。
【0071】
N×m選択型パス監視受信装置のハードウェア量の観点からいうと、パス監視回路の数mを少なくした方が効果的であるが、N本の全てのパス又はその内の複数本のパスに対してパス監視を行うときの監視時間の観点からは、パス監視回路の数mを多くした方が監視時間を短縮することができる。
【0072】
図8は本発明のL×1選択型パス監視受信装置の説明図である。このL×1選択型パス監視受信装置は、図2から図5に示した本発明の実施の形態のパス監視機能付光通信装置に好適に用いられる。
【0073】
図の(a)はパイロットトーン監視用のパス監視受信装置の構成例、図の(b)はSDHフレームのモニタ用のパス監視受信装置の構成例、図の(c)は、光スイッチを用いたパス監視受信装置の構成例を示している。
【0074】
図8に示したL×1選択型パス監視受信装置は、全体のパス数Nをパス監視回路の数mで分割したパス数をLとすると、L本のパスの信号の中から一つの信号を選択してパス監視回路に出力するものである。
【0075】
即ち、図7に示したN×m選択型パス監視受信装置をm分割して、それぞれ一つのパス監視回路を備えるようにしたもので、図中、パイロットトーン(PT)パス監視回路7−1、SDHパス監視回路7−2、パス監視回路7−3は、図7に示したものと同様の機能を有する。
【0076】
但し、それらのパス監視回路はL個の入力に対して一つであり、L×1セレクタ又はL×1光スイッチは、L個の入力の中から一つを選択する構成であるため、ハードウェアに要求される負担の低減を図ることができる。
【0077】
図9乃至図12は本発明のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の具体例の説明図である。図9は図2に示す本発明の第2の実施の形態のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の例を示している。
【0078】
図9において、パス監視機能付光通信装置は、光スイッチ(SW)9−4と4つの波長多重装置(WMUX)9−31 〜9−34 とを備え、その間の光信号線の光信号を監視する。
【0079】
波長多重装置(WMUX)9−31 〜9−34 はそれぞれ4つの波長の光信号を多重し、それぞれの出力ポートから波長多重光信号を伝送路9−51 〜9−54 に出力する。
【0080】
また、パス監視機能付光通信装置は、4つのパス監視受信装置9−21 〜9−24 を備え、各パス監視受信装置9−21 〜9−24 には4本の光信号線(出力パス)が収容される。
【0081】
今、第1の伝送路9−51 上で障害が発生したとすると、光スイッチ(SW)9−4は、第1の伝送路9−51 (出力ポート#1)へ接続されていたパス(図中、点線で示すパス)を、他の伝送路9−52 〜9−54 (出力ポート#2〜#4)へのパス(図中、実線で示すパス)に切り替える。
【0082】
即ち、出力ポート#1へ接続されていた波長λ1〜波長λ4のパスを、それぞれ、出力ポート#2の波長λ1、出力ポート#3の波長λ2、出力ポート#4の波長λ3及び波長λ4へ1パスずつ切り替える。
【0083】
このとき、第1のパス監視受信装置9−21 では波長λ1のパスを監視し、第2のパス監視受信装置9−22 では波長λ2のパスを監視し、第3のパス監視受信装置9−23 では波長λ3のパスを監視し、第 4のパス監視受信装置9−24 では波長λ4のパスを監視する。
【0084】
各パス監視受信装置9−21 〜9−24 は、パス制御装置からの制御信号により、当該パス切り替えが行なわれた入力ポートを選択するように内部のセレクタ切り替え、光スイッチ(SW)9−4において切り替えられた全てのパスを、4つのパス監視受信装置9−21 〜9−24 で同時に監視する。そのため、パス監視受信装置内のセレクタを切り替えて行なうパス監視を1回のステップで完了することができる。
【0085】
図10は図3に示す本発明の第3の実施の形態のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の例を示している。図10において、パス監視機能付光通信装置は、波長変換機能付の光スイッチ(SW)10−4と4つの波長多重装置(WMUX)9−31 〜9−34 とを備え、その間の光信号線の光信号を監視する点は、図9に示したパス監視の例と同様である。
【0086】
波長変換機能付の光スイッチ(SW)10−4は、光路切り替えスイッチと波長変換器とを備え、伝送路上で障害が発生した場合、他の伝送路への光路切り替えとともに必要があれば波長変換を行う。
【0087】
今、第1の伝送路9−51 上で障害が発生したとすると、図10に示すように、波長変換機能付の光スイッチ(SW)10−4は、出力ポート#1へ接続されていた波長λ1〜波長λ4のパス(図中、点線で示すパス)を、それぞれ、出力ポート#2の波長λ2、出力ポート#3の波長λ2、出力ポート#4の波長λ2及び波長λ3へのパス(図中、実線で示すパス)に1パスずつ切り替える。
【0088】
このとき、第1のパス監視受信装置10−21 では出力ポート#4の波長λ2のパスを監視し、第2のパス監視受信装置10−22 では出力ポート#4の波長λ3のパスを監視し、第3のパス監視受信装置10−23 では出力ポート#2の波長λ2のパスを監視し、第 4のパス監視受信装置10−24 では出力ポート#3の波長λ2のパスを監視する。
【0089】
各パス監視受信装置10−21 〜10−24 は、パス制御装置からの制御信号により、当該パス切り替えが行なわれた入力ポートを選択するように内部のセレクタを切り替え、光スイッチ(SW)10−4において切り替えられた全てのパスを、4つのパス監視受信装置10−21 〜10−24 で同時に監視する。そのため、パス監視受信装置内のセレクタを切り替えて行なうパス監視を1回のステップで完了することができる。
【0090】
図11は図4に示す本発明の第4の実施の形態のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の例を示している。図11において、パス監視機能付光通信装置は、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4と三つの波長多重装置(WMUX)11−31 〜11−33 とを備え、その間の光信号線の信号を監視する。
【0091】
波長多重装置(WMUX)11−31 〜11−33 は、それぞれ、現用系パスの四つの波長と予備系パスの二つの波長との六つの波長を多重し、それぞれの出力ポートから波長多重光信号を伝送路11−51 〜11−53 に出力する。
【0092】
また、パス監視機能付光通信装置は、三つのパス監視受信装置11−21 〜11−23 を備え、各パス監視受信装置11−21 〜11−23 には6本の光信号線(出力パス)が収容される。
【0093】
また、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4は、光路切り替えスイッチと波長変換器とを備え、伝送路上で障害が発生した場合、他の伝送路への光路切り替えとともに予備系パスの波長への波長変換を行う。
【0094】
今、第1の伝送路11−51 上で障害が発生したとすると、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4は、第1の伝送路11−51 (出力ポート#1)へ接続されていたパス(図中、点線で示すパス)を、他の伝送路11−52 〜11−53 (出力ポート#2〜#3)へのパス(図中、実線で示すパス)に切り替える。
【0095】
即ち、出力ポート#1へ接続されていた波長λ1〜波長λ4のパスを、それぞれ、出力ポート#2の波長λ5及び波長λ6、出力ポート#3の波長λ5及び波長λ6へ1パスずつ波長変換を行なって切り替える。
【0096】
このとき、第2のパス監視受信装置11−22 では出力ポート#2の波長λ6のパスと出力ポート#3の波長λ6のパスを監視し、第3のパス監視受信装置11−23 では出力ポート#2の波長λ5のパスと出力ポート#3の波長λ5のパスを監視する。
【0097】
パス監視受信装置11−22 ,11−23 は、パス制御装置からの制御信号により、当該パス切り替えが行なわれた入力ポートを選択するように内部のセレクタ切り替える。パス監視受信装置11−22 ,11−23 には、それぞれ、パス切り替えが行なわれた二つの入力ポートが接続されているため、パス監視受信装置内のセレクタを切り替えて行なうパス監視は2回のステップに分けて行なう。
【0098】
図12は図5に示す本発明の第5の実施の形態のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の例を示している。図12において、パス監視機能付光通信装置は、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4と三つの波長多重装置(WMUX)11−31 〜11−33 とを備え、その間の光信号線の信号を監視する点は、図11に示したパス監視の例と同様である。
【0099】
また、波長多重装置(WMUX)11−31 〜11−33 は、それぞれ、現用系パスの四つの波長と予備系パスの二つの波長との六つの波長を多重し、それぞれの出力ポートから波長多重光信号を伝送路11−51 〜11−53 に出力し、三つのパス監視受信装置11−21 〜11−23 には6本の光信号線(出力パス)が収容され、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4は、光路切り替えスイッチと波長変換器とを備え、伝送路上で障害が発生した場合、他の伝送路への光路切り替えとともに、予備系パスの波長への波長変換を行う構成は、図11に示した例と同様である。
【0100】
ここで、第1の伝送路11−51 上で障害が発生したとすると、図11に示した例と同様に、波長変換機能付の光スイッチ(SW)11−4は、出力ポート#1へ接続されていた波長λ1〜波長λ4のパスを、それぞれ、出力ポート#2の波長λ5及び波長λ6、出力ポート#3の波長λ5及び波長λ6へ1パスずつ波長変換を行なって切り替える。
【0101】
このとき、第1のパス監視受信装置12−21 では出力ポート#3の波長λ6のパスを監視し、第2のパス監視受信装置12−22 では出力ポート#2の波長λ5のパスを監視し、第3のパス監視受信装置12−23 では出力ポート#2の波長λ6のパス及び出力ポート#3の波長λ5のパスを監視する。
【0102】
パス監視受信装置12−21 〜12−23 は、パス制御装置からの制御信号により、当該パス切り替えが行なわれた入力ポートを選択するように内部のセレクタ切り替える。第3のパス監視受信装置12−23 には、パス切り替えが行なわれた二つの入力ポートが接続されているため、パス監視受信装置内のセレクタを切り替えて行なうパス監視は2回のステップに分けて行なうこととなるが、第1及び第2のパス監視受信装置12−21 ,12−22 は、1回のステップのセレクタ切り替えによりパス監視を行なうことができる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、波長多重(WDM)通信網のように多数のパスが存在する通信網において、複数のパスを同時に平行して監視することにより多数のパス監視を短時間で行うことができる。
【0104】
また、多数のパスを監視する際に、パス監視の優先度の高いパスを優先的に複数選択し、且つそれらの複数の優先的に監視するパスを、複数のパス監視受信装置に分散して配分することにより、監視を行なうパス間の競合が少なくなり、必要なパス監視が短時間で行なわれるとともに、所望のパス全てに対するパス監視時間が短縮され、保守運用上の便宜性を高めることができる。
【0105】
また、パス監視受信装置には、多入力される複数のパスについての信号をセレクタにより選択して送出することにより、パス監視受信装置の設置数を減少させて効率よく使用し、パス監視受信のためのハードウェア量を削減することができる。
【0106】
更に、パス監視受信装置を複数用い、多数のパスを該複数パス監視受信装置で分散して監視することにより、各パス監視受信装置には、全パス数をパス監視受信装置の設置数で分割したパス数の信号を入力するセレクタを設ければよく、セレクタのハードウェア機構が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図7】本発明のN×m選択型パス監視受信装置の説明図である。
【図8】本発明のL×1選択型パス監視受信装置の説明図である。
【図9】本発明のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の具体例の説明図である。
【図10】本発明のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の具体例の説明図である。
【図11】本発明のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の具体例の説明図である。
【図12】本発明のパス監視機能付光通信装置におけるパス監視の具体例の説明図である。
【図13】従来のパス監視機能付光通信装置の説明図である。
【図14】従来の固定動作N×1型パス監視受信装置の説明図である。
【符号の説明】
1−1 光信号を分岐する分岐器
1−2 N×m選択型のパス監視受信装置

Claims (8)

  1. 波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、
    各パスの光信号線に設けられ、該光信号線の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、パス監視の優先順位の高いパスの光信号を複数選択し、該複数選択した光信号を、それぞれ、パス監視受信回路に競合することなく分散して接続する選択手段と、
    前記選択手段により選択された複数のパスの光信号を同時に並列に受信する複数のパス監視受信回路と
    から成るパス監視受信装置を備えたことを特徴とするパス監視機能付光通信装置。
  2. 波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有する波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、
    前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される波長毎の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、同一波長の光信号の組が入力される複数のパス監視受信装置を備え、
    該パス監視受信装置は、入力される複数の光信号の中からパス監視の優先順位の高いパスの光信号を選択する選択手段と、該選択された光信号を受信するパス監視受信回路とを備えた
    ことを特徴とするパス監視機能付光通信装置。
  3. 波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有する波長多重光通信システムにおける波長毎に分離された各パス毎に信号監視を行うパス監視機能付光通信装置において、
    前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される波長毎の光信号の一部を分岐する分岐器により分岐された各パスの光信号の中から、同一の出力ポート又は入力ポートの各光信号が分散されて入力される複数のパス監視受信装置を備え、
    該パス監視受信装置は、入力される複数の光信号の中からパス監視の優先順位の高いパスの光信号を選択する選択手段と、該選択された光信号を受信するパス監視受信回路とを備えた
    ことを特徴とするパス監視機能付光通信装置。
  4. 前記波長多重光通信システムは、現用系のパスと予備系のパスの波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有し、
    前記複数のパス監視受信装置は、それぞれ、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される光信号の中から、現用系のパスの同一波長の光信号の組と予備系のパスの同一波長の光信号の組とが入力されることを特徴とする請求項2記載のパス監視機能付光通信装置。
  5. 前記波長多重光通信システムは、現用系のパスと予備系のパスの波長多重光信号が出力又は入力される複数の出力ポート又は複数の入力ポートを有し、
    前記複数のパス監視受信装置は、それぞれ、前記各出力ポート又は各入力ポートに出力又は入力される光信号の中から、同一の出力ポート又は入力ポートの現用系のパスの光信号が分散され、且つ同一の出力ポート又は入力ポートの予備系のパスの光信号が分散されて入力されることを特徴とする請求項3記載のパス監視機能付光通信装置。
  6. 前記波長多重光通信システムは、波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチと該光スイッチから出力される光信号を波長多重する波長多重装置とを備え、
    前記パス監視機能付光通信装置は、該光スイッチと波長多重装置との間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のパス監視機能付光通信装置。
  7. 前記波長多重光通信システムは、波長多重された光信号を波長毎に分波する波長分波装置と波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチとを備え、
    前記パス監視機能付光通信装置は、該波長分波装置と光スイッチとの間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のパス監視機能付光通信装置。
  8. 前記波長多重光通信システムは、波長多重された光信号を波長毎に分波する波長分波装置と波長毎に分離された光信号の各パスを切り替える光スイッチと光スイッチから出力される光信号を波長多重する波長多重装置とを備え、
    前記パス監視機能付光通信装置は、前記波長分波装置と前記光スイッチとの間の波長毎に分離された光信号線、及び前記光スイッチと前記波長多重装置との間の波長毎に分離された光信号線に対してパス監視を行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のパス監視機能付光通信装置。
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