JP3764445B2

JP3764445B2 - On-vehicle structure cleaning device

Info

Publication number: JP3764445B2
Application number: JP2003179285A
Authority: JP
Inventors: 通川瀬; 和幸清水
Original assignee: 川瀬建設株式会社; 新キャタピラー三菱株式会社
Priority date: 2003-06-24
Filing date: 2003-06-24
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2023-06-24
Also published as: JP2005016057A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トンネル内装板やガードレール等を清掃する車載式構造物清掃装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
トンネル内装板やガードレール等の道路脇の構造物を清掃する装置は、車両の荷台にブラシ等の清掃具を取り付けたブームを備えた構造であり、アクチュエータによりブーム先端を所望の位置に移動させ、前記清掃具を目標とする構造物に押し付けて作業をするものとなっている。
【０００３】
しかし、清掃面に突起物（例えば、トンネル内ではデリニェータや非常電話ボックスなど）があると、押し付け状態のままでは、その突起物を破損させたり、あるいはブームないし清掃具を破損してしまうおそれがあったので、特開平１０−３２５１２０号（特許文献１）において、図３に示すように、ブーム50先端側に突起物を感知するセンサ51を設け、センサ51が突起物を感知した場合にブーム50を待避させることで、突起物やブーム50等の破損のおそれを回避する構造が提案されている（特許文献１）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１０−３２５１２０号（第３頁、図１、図２）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造は、センサ51や、センサ51からの信号によりブーム50を回避させるための制御系装置を種々備える必要がある。
【０００６】
また、従来構造は、ブーム50を上下に移動させるのがアクチュエータによる回動動作となるので、清掃面に対する清掃具の角度を調整する必要があり、このため図３に示すように、ブーム50を上下に移動させるアクチュエータ52の他、清掃具の角度調整のためのアクチュエータ53,54をも備える必要があり、それゆえ操作も煩雑になっていた。
【０００７】
この発明は、従来技術の以上のような問題に鑑み創案されたもので、きわめて簡単な機構により、突起物があっても何の問題もなく清掃を続けることができ、ブームの操作も簡単な技術を提供しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決しようとする手段】
このため、この発明に係る車載式構造物清掃装置は、清掃具が取り付けられる開放端側が車両外方に突出するように回動自在に軸支されたブームと、該ブームが車両外方に突出する回動方向に付勢する力を、引張力として付与する懸吊されたウエイトと、該ウエイトの引張力に抗して、前記ブームを所定の位置で止める力を付与するエアシリンダとからなることを特徴とする。
【０００９】
本発明では、ブームはエアシリンダにより回動させられ、所定の位置で止められるが、このときブームは、懸吊されたウエイトの引張力も付与されていて、両者の力が拮抗している。このため、清掃具が突起物に衝突した場合は、その衝突の力がエアシリンダの付与力に付勢し、ブームはいったん車両側に押されるが、すぐに懸吊したウエイトの重さにより、外方に向かう力（戻る力）が働き、その後エアシリンダの力と拮抗する元の位置に戻る。すなわち、突起物に衝突すると、ブームは車両側にいったん押されるが、その後すぐに元の位置に復帰する。このようなブームの突起物に対する衝撃緩衝動作により、突起物及びブーム自体の損傷は回避でき、また突起物があっても、その突起物以外では、清掃面に対して常に一定の荷重で清掃具を押し付けることができる。
【００１０】
また、ブームは前記ウエイトの引張力とエアシリンダの付与力との拮抗で外方に突出する位置が定められるので、車両が平坦な道から傾斜のある道に移行すると、その拮抗が崩れるが（下り坂ではブームが外方に向かう力が大きくなる一方、上り坂ではブームが車両側に戻る力が大きくなる）、その際は、エアシリンダのロッド伸縮量を調整して拮抗状態を維持すればよい。すなわち、本発明では、エアシリンダの調整により、車両の姿勢に関わらず、基本動作の確保が図れる。
【００１１】
本発明では、ブームはスライド機構により、水平状態を維持したまま上下に移動できる。その状態で、エアシリンダによりブームを回動させ、車両外方に突出させて、清掃面に清掃具を押し付ける。したがって、清掃具の角度調整するといった作業は不要である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的実施形態例を図面に基づき説明する。なお、以下の形態例はあくまで一例であり、本発明が本形態例に限定されるものでないことは当然である。
【００１３】
図１はトラック型の車両の荷台に清掃装置が搭載された例を示し、(a)はその側面図、(b)は平面図である（平面図においては、清掃装置の構成を省略してある）。図中、1は清掃装置（全体）、2は車両、3は荷台であり、また4はコンプレッサ、5は高圧ポンプ、6は発電機、7は貯水タンク、8は貯水用ポンプを各示し、これら4〜8の装置はいずれも清掃装置1の作業上必要な構成である。
【００１４】
図２は図１の清掃装置1（荷台3に積載）を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のＡ−Ａ矢視図、(c)は(a)のＢ−Ｂ矢視図であり、この構成が本発明の形態例に係るものである。図中、10はブーム、11はブーム駆動部、12は第１スライド機構、13は第２スライド機構である。
【００１５】
ブーム10は、開放端側端部に洗浄用ブラシ16と洗浄用噴射ノズル17が備えられる一方、他端側に、螺刻された軸穴が穿設され、該軸穴に、後述する送りネジである第１リフト棒18が螺挿されて軸支される。この軸支は、第１リフト棒18の回転に対してブーム10が上下にスライド自在となるような螺挿状態で維持されるが、ブーム10内にストッパ（図示なし）が設けられており、そのストッパを固定すると、ブーム10がリフト棒18に対して上下移動不能に固定され、第１リフト棒18が回転するとそれとともに回動する。
【００１６】
ブーム駆動部11は、ブーム10の下方側に配置されたベース板20の下面側に形成されたケーシング19内に配置され、エアシリンダ21と、クランク22と、クランク軸23と、該軸23に支持される第１スプロケット24と、該第１スプロケット24に巻回されるチェーンベルト25と、該チェーンベルト25に巻回される他方側の第２スプロケット26と、該第２スプロケット26と同軸上のプーリ27と、該プーリ27に巻張されるワイヤ28とからなる。前記第１スプロケット24の軸23は、ベース板20を挿通し、クラッチ29を介して、前記第１リフト棒18と連結される。このため、クラッチ29を連結させ、かつ前記ブーム10内のストッパを固定させた状態で、エアシリンダ21のロッドを伸縮させると、クランク22を介して軸23が回転し、それにともなって第１リフト棒18も回転して、それに固定されたブーム10が回動する機構となっている。
【００１７】
一方、前記プーリ27に巻張されたワイヤ28は、滑車30を介して上方に向かい、ベース板20の挿通穴を通って、ベース板20上に配置されたウエイトバランスシリンダ14のウエイト31に接続される。該ウエイトバランスシリンダ14では、このワイヤ28の接続により、滑車32を介してウエイト31が懸吊されており、該ウエイト31によるワイヤ28の引張力が生じている。ウエイト31の引張力により、前記滑車30,32を介して前記プーリ27を時計方向に回転させる力が働き、これにより同軸上の第２スプロケット26を同じ方向に回転させる力が働く。第２スプロケット26を同方向に回転させる力が働くと、チェーンベルト25を介して第１スプロケット24を同方向に回転させる力が働き、このためクラッチ29を連結させ、かつ前記ブーム10内のストッパを固定させた状態では、第１リフト棒18を同方向に回転させようとする力が働き、その軸18に固定されたブーム10には、時計方向、すなわち車両外方に開く回動力が常にかかることになる。
【００１８】
したがって、ブーム10が収納状態（図２(c)の実線の位置）にあっては、常に、ウエイトバランスシリンダ14のウエイト31の引張力に抗して、前記エアシリンダ21のロッドを伸長させており、一方ブーム10を車両外方に回動させる際は、ロッドを縮小させながら、前記ウエイト31の引張力に抗する力を調整し、両者の力を拮抗させて、ブーム10を所望の位置に到達させている。
【００１９】
第１スライド機構12は、前記第１リフト棒18と、該リフト棒18の支持柱33と、リフト棒18の作動モータ34とからなる。支持柱33は、前記ベース板20上に固定され、その上端で第１リフト棒18を回転自在に支持している。前記作動モータ34は、支持柱33の上部に取り付けられている。このため、ブーム10内のストッパを解放状態にし、かつ前記クラッチ29を切った状態で、作動モータ34により第１リフト棒18を回転させれば、ブーム10はその状態のまま上下に移動する。
【００２０】
第２スライド機構13は、送りネジである第２リフト棒35と、該リフト棒35の支持柱36と、リフト棒35の作動モータ（図示なし）とからなる。支持柱36は、前記ベース板20の周囲四方に４箇所配置され、それぞれの上端で第２リフト棒35それぞれを回転自在に支持している。前記作動モータは、４個のリフト棒35を同時に回転させる。前記ベース板20の第２リフト棒35近傍の４箇所には、軸穴が螺刻されたブラケット37がそれぞれ形成され、その軸穴に、前記第２リフト棒35がそれぞれ螺挿される。このため、作動モータにより第２リフト棒35を回転させれば、ベース板20は上下に移動する。すなわち、前記ブーム10は、この第２スライド機構13と前記第１スライド機構12とにより、水平状態のまま２段階に亘って上下にスライド自在に移動できる。
【００２１】
また、ベース板20の前後の各支持柱36はそれぞれ梁部材38で連結されており、清掃装置1は、支持柱36、第２リフト棒35、ケーシング19、ベース板20、支持柱33、第１リフト棒18、ウエイトバランスシリンダ14、ブーム10がすべて一体化している。一体化した清掃装置1は、４本の支持柱36を車両2の荷台3にボルト等で固定するだけであり、このため、清掃装置1を鉄道車両、特装運搬車、トロッコ等の他の車両に載せ代えることも容易である。
【００２２】
なお、前記洗浄用ブラシ16はブーム10先端取付部の下方にのみ備えられているが、上方に取り付けても良く、その構成では、清掃する構造物の高さの変化に対して広範囲に調整が可能となるメリットがある。また、前記噴射用ノズル17は、角度を３０゜に絞ることにより、より少ない圧力（1.5〜2.5MPa）でも効率的に汚れを落とすことが可能となり、洗浄用水の節約にも役立つ。さらに、最上段の噴射ノズルは水平方向に、２〜４番目の噴射ノズルは鉛直方向に噴射し、１〜３番目の噴射ノズルを清掃面全体の１／４の高さに集中させ、４番目のノズルはその下に集中させることにより、汚れをより効率的に落とすことが可能である。
【００２３】
以上説明した本形態例の清掃装置1により清掃作業をする場合は、例えば、まずブーム10の高さを第１スライド機構12により合わせ、第２スライド機構13により微調整する（高さ調整は同時に行っても、また逆に行っても良い）。高さが決まったら、エアシリンダ21のロッドを縮小させ、ブーム10を回動させて、その先端の洗浄用ブラシ16が所望の位置まで達するように車両1外方に突出させる。構造物の清掃面にブラシ16を押し付ける位置までブーム10が回動したら、ロッドの縮小を停止し、その状態でノズル17から水を噴射させるとともにブラシ16を回転させ、車両1を前進させる。作業中に清掃面側に突起物（例えばデリニュータや非常電話ボックスなど）があった場合、清掃具16は突起物に衝突し、その衝突によるブーム10押圧力が、ウエイト31の引張力に抗していたエアシリンダ21の付与力に付勢して、両者の拮抗が崩れ、ブーム10は収納方向にいったん押されるが（時計反対方向に回動させられる）、すぐにウエイト31の引張力が復活してブーム10は元の位置まで戻る。すなわち、ウエイトバランスシリンダ14とエアシリンダ21との間の拮抗状態の利用と、ウエイトバランスシリンダ14における懸吊されたウエイト31の動作により、突起物の衝突時の衝撃が吸収されるとともに、すぐに元の位置にブーム10が復帰し、これにより、突起物以外の清掃面に対して一定の荷重で洗浄用ブラシ16を押し付けるものとなっている。
【００２４】
作業が終了した場合、エアシリンダ21のロッドを伸長させ、ブーム10を収納方向に回動させる。ブーム10が完全に荷台3に収納されたら、第１スライド機構12及び第２スライド機構13によりブーム10の高さを適宜の位置に戻す。
【００２５】
なお、ブーム10は前記ウエイト31の引張力とエアシリンダ21の力との拮抗で外方に突出する位置が定められるので、車両2が平坦な道から傾斜のある道に移行した場合は、その拮抗が崩れる（下り坂ではブーム10が外方に向かう力が大きくなる一方、上り坂ではブーム10が車両側に戻る力が大きくなる）。その際は、エアシリンダ21のロッド伸縮量を調整して、ブーム10の突出位置を調整すればよい。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る車載式構造物清掃装置によれば、きわめて簡単な機構により、突起物があっても何の問題もなく清掃を続けることができる。すなわち、センサやその制御系などの装置をまったく要さずに、突起物及びブームの損傷を回避できる。また、車両の姿勢が変更しても、エアシリンダの動作で簡単にブームの位置を調整できる。
【００２７】
さらに、スライド機構を設けていれば、その機構によってブームをそのままの状態で上下に移動させることができるので、余計なアクチュエータが不要であり、清掃作業における清掃用具の操作も容易である。
【００２８】
このように、本発明では、何の問題もなく効率的な清掃作業が行えるので、車両の運転速度も速めることもでき、交通の阻害を最小限に抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】トラック型の車両の荷台に清掃装置が搭載された例を示し、(a)はその側面図、(b)は平面図である。
【図２】図１の清掃装置1（荷台3に積載）を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のＡ−Ａ矢視図、(c)は(a)のＢ−Ｂ矢視図である。
【図３】特開平１０−３２５１２０号（特許文献１）に示される清掃装置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 清掃装置（全体）
2 車両
3 荷台
10 ブーム
11 ブーム駆動部
12 第１スライド機構
13 第２スライド機構
14 ウエイトバランスシリンダ
21 エアシリンダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle-mounted structure cleaning device that cleans a tunnel interior plate, a guard rail, and the like.
[0002]
[Prior art]
A device that cleans roadside structures such as tunnel interior plates and guardrails is a structure that includes a boom in which a cleaning tool such as a brush is attached to the loading platform of a vehicle, and the boom tip is moved to a desired position by an actuator. The cleaning tool is pressed against a target structure to work.
[0003]
However, if there is a protrusion on the cleaning surface (for example, a delineator or emergency telephone box in the tunnel), the protrusion may be damaged, or the boom or the cleaning tool may be damaged if left pressed. Therefore, in Japanese Patent Laid-Open No. 10-325120 (Patent Document 1), as shown in FIG. 3, a sensor 51 for detecting a protrusion is provided on the tip side of the boom 50, and when the sensor 51 detects a protrusion, the boom There has been proposed a structure that avoids the risk of damage to the protrusions, the boom 50, etc. by retracting 50 (Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-325120 (page 3, FIG. 1 and FIG. 2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above structure needs to include various sensors 51 and various control system devices for avoiding the boom 50 by signals from the sensor 51.
[0006]
Further, in the conventional structure, since the movement of the boom 50 up and down is a rotation operation by the actuator, it is necessary to adjust the angle of the cleaning tool with respect to the cleaning surface. Therefore, as shown in FIG. In addition to the actuator 52 that moves up and down, it is also necessary to include actuators 53 and 54 for adjusting the angle of the cleaning tool, and thus the operation is complicated.
[0007]
The present invention was devised in view of the above-described problems of the prior art, and it is possible to continue cleaning without any problems even if there are protrusions by a very simple mechanism, and the operation of the boom is also simple. It is intended to provide technology.
[0008]
[Means to solve the problem]
For this reason, the on-vehicle structure cleaning device according to the present invention includes a boom pivotally supported so that an open end side to which a cleaning tool is attached protrudes outward of the vehicle, and the boom protrudes outward of the vehicle. A suspended weight that imparts a force for energizing in the rotating direction as a tensile force, and an air cylinder that imparts a force to stop the boom at a predetermined position against the tensile force of the weight. It is characterized by that.
[0009]
In the present invention, the boom is rotated by the air cylinder and stopped at a predetermined position. At this time, the boom is also applied with the tensile force of the suspended weight, and the forces of both are antagonizing. For this reason, when the cleaning tool collides with the projection, the force of the collision urges the force applied to the air cylinder, and the boom is pushed once to the vehicle side, but due to the weight of the weight suspended immediately, The outward force (return force) works, and then returns to the original position that antagonizes the force of the air cylinder. That is, when it collides with the protrusion, the boom is once pushed to the vehicle side, but immediately returns to the original position. By such an impact buffering operation on the projection of the boom, damage to the projection and the boom itself can be avoided. Even if there is a projection, the cleaning tool always has a constant load on the cleaning surface except for the projection. Can be pressed.
[0010]
In addition, the position of the boom projecting outward is determined by antagonism between the weight tensile force and the air cylinder applying force, so that the antagonism collapses when the vehicle moves from a flat road to an inclined road ( On the downhill, the force of the boom toward the outside increases, while on the uphill, the force of the boom returning to the vehicle increases.) In that case, if the rod expansion / contraction amount of the air cylinder is adjusted to maintain the antagonistic state Good. That is, in the present invention, the basic operation can be ensured by adjusting the air cylinder regardless of the posture of the vehicle.
[0011]
In the present invention, the boom can be moved up and down while maintaining the horizontal state by the slide mechanism. In this state, the boom is rotated by the air cylinder, protrudes outward from the vehicle, and the cleaning tool is pressed against the cleaning surface. Therefore, the work of adjusting the angle of the cleaning tool is unnecessary.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The following embodiment is merely an example, and it is natural that the present invention is not limited to this embodiment.
[0013]
FIG. 1 shows an example in which a cleaning device is mounted on a truck bed of a truck type vehicle, (a) is a side view thereof, and (b) is a plan view (in the plan view, the configuration of the cleaning device is omitted). is there). In the figure, 1 is a cleaning device (whole), 2 is a vehicle, 3 is a loading platform, 4 is a compressor, 5 is a high pressure pump, 6 is a generator, 7 is a water storage tank, 8 is a water storage pump, All of these devices 4 to 8 are necessary for the operation of the cleaning device 1.
[0014]
2 shows the cleaning device 1 (loaded on the loading platform 3) of FIG. 1, (a) is a side view, (b) is a view taken along the line AA of (a), and (c) is a B- of (a). It is a B arrow line view, This structure concerns on the example of a form of this invention. In the figure, 10 is a boom, 11 is a boom drive unit, 12 is a first slide mechanism, and 13 is a second slide mechanism.
[0015]
The boom 10 is provided with a cleaning brush 16 and a cleaning injection nozzle 17 at the end on the open end side, and a threaded shaft hole is formed on the other end side, and a feed screw to be described later is provided in the shaft hole. The first lift rod 18 is screwed and pivotally supported. This pivot support is maintained in a screwed state so that the boom 10 can slide up and down with respect to the rotation of the first lift rod 18, but a stopper (not shown) is provided in the boom 10, When the stopper is fixed, the boom 10 is fixed so as not to move up and down with respect to the lift bar 18, and when the first lift bar 18 rotates, it rotates with it.
[0016]
The boom drive unit 11 is disposed in a casing 19 formed on the lower surface side of the base plate 20 disposed on the lower side of the boom 10, and includes an air cylinder 21, a crank 22, a crank shaft 23, and the shaft 23. The first sprocket 24 to be supported, the chain belt 25 wound around the first sprocket 24, the second sprocket 26 on the other side wound around the chain belt 25, and coaxial with the second sprocket 26 Pulley 27 and a wire 28 wound around the pulley 27. The shaft 23 of the first sprocket 24 is connected to the first lift rod 18 through the base plate 20 and through the clutch 29. For this reason, when the rod of the air cylinder 21 is expanded and contracted with the clutch 29 connected and the stopper in the boom 10 fixed, the shaft 23 rotates via the crank 22, and the first lift is accordingly performed. The rod 18 also rotates, and the boom 10 fixed thereto rotates.
[0017]
On the other hand, the wire 28 wound around the pulley 27 is directed upward via the pulley 30 and connected to the weight 31 of the weight balance cylinder 14 disposed on the base plate 20 through the insertion hole of the base plate 20. Is done. In the weight balance cylinder 14, a weight 31 is suspended through a pulley 32 by the connection of the wire 28, and a tensile force of the wire 28 by the weight 31 is generated. The pulling force of the weight 31 causes a force to rotate the pulley 27 in the clockwise direction via the pulleys 30 and 32, thereby causing a force to rotate the second sprocket 26 on the same axis in the same direction. When a force for rotating the second sprocket 26 in the same direction is exerted, a force for rotating the first sprocket 24 in the same direction via the chain belt 25 is acted, so that the clutch 29 is connected and the stopper in the boom 10 is connected. In the fixed state, the force that tries to rotate the first lift rod 18 in the same direction works, and the boom 10 fixed to the shaft 18 always has a turning force that opens clockwise, that is, outward of the vehicle. It will take.
[0018]
Therefore, when the boom 10 is in the retracted state (the position indicated by the solid line in FIG. 2 (c)), the rod of the air cylinder 21 is always extended against the tensile force of the weight 31 of the weight balance cylinder 14. On the other hand, when rotating the boom 10 outward of the vehicle, the force against the tensile force of the weight 31 is adjusted while the rod is contracted to antagonize both forces, so that the boom 10 is moved to a desired position. To reach.
[0019]
The first slide mechanism 12 includes the first lift bar 18, a support column 33 for the lift bar 18, and an operation motor 34 for the lift bar 18. The support column 33 is fixed on the base plate 20 and rotatably supports the first lift bar 18 at the upper end thereof. The operating motor 34 is attached to the upper part of the support column 33. For this reason, if the first lift rod 18 is rotated by the operating motor 34 with the stopper in the boom 10 released and the clutch 29 disengaged, the boom 10 moves up and down in that state.
[0020]
The second slide mechanism 13 includes a second lift bar 35 that is a feed screw, a support column 36 for the lift bar 35, and an operating motor (not shown) for the lift bar 35. The support pillars 36 are arranged at four locations around the base plate 20 and rotatably support the second lift bars 35 at their upper ends. The operating motor rotates the four lift bars 35 simultaneously. Brackets 37 in which shaft holes are threaded are formed at four locations in the vicinity of the second lift rod 35 of the base plate 20, and the second lift rods 35 are respectively screwed into the shaft holes. For this reason, if the second lift bar 35 is rotated by the operating motor, the base plate 20 moves up and down. That is, the boom 10 can be slidably moved up and down in two stages while being in a horizontal state by the second slide mechanism 13 and the first slide mechanism 12.
[0021]
Further, the support columns 36 before and after the base plate 20 are connected by beam members 38. The cleaning device 1 includes the support column 36, the second lift rod 35, the casing 19, the base plate 20, the support column 33, the first 1 lift rod 18, weight balance cylinder 14 and boom 10 are all integrated. The integrated cleaning device 1 only fixes the four support pillars 36 to the loading platform 3 of the vehicle 2 with bolts or the like. For this reason, the cleaning device 1 is connected to other railcars, specially-equipped transport vehicles, trucks, etc. It is easy to replace it on a vehicle.
[0022]
The cleaning brush 16 is provided only below the boom 10 tip mounting portion. However, the cleaning brush 16 may be mounted on the top, and the configuration can be adjusted over a wide range with respect to changes in the height of the structure to be cleaned. There are benefits that are possible. Further, the spray nozzle 17 can efficiently remove dirt even with a smaller pressure (1.5 to 2.5 MPa) by narrowing the angle to 30 °, which helps to save cleaning water. Further, the uppermost spray nozzles are sprayed in the horizontal direction, the second to fourth spray nozzles are sprayed in the vertical direction, and the first to third spray nozzles are concentrated at a height of 1/4 of the entire cleaning surface. It is possible to remove dirt more efficiently by concentrating the nozzles under the nozzle.
[0023]
When the cleaning operation is performed by the cleaning device 1 of the present embodiment described above, for example, the height of the boom 10 is first adjusted by the first slide mechanism 12 and finely adjusted by the second slide mechanism 13 (height adjustment is performed simultaneously). Or vice versa). When the height is determined, the rod of the air cylinder 21 is reduced and the boom 10 is rotated so that the cleaning brush 16 at the tip of the boom 10 protrudes outward from the vehicle 1 so as to reach a desired position. When the boom 10 is rotated to the position where the brush 16 is pressed against the cleaning surface of the structure, the reduction of the rod is stopped. In this state, water is injected from the nozzle 17 and the brush 16 is rotated to advance the vehicle 1. If there is a protrusion on the cleaning surface side (for example, a delineator or an emergency telephone box) during work, the cleaning tool 16 collides with the protrusion, and the boom 10 pressing force due to the collision resists the tensile force of the weight 31. Energizing the applied force of the air cylinder 21, the antagonism of both collapses, and the boom 10 is pushed once in the retracted direction (turned counterclockwise), but immediately the tensile force of the weight 31 is restored. Then, the boom 10 returns to the original position. That is, the use of the antagonistic state between the weight balance cylinder 14 and the air cylinder 21 and the operation of the suspended weight 31 in the weight balance cylinder 14 absorb the impact at the time of the collision of the projection, and immediately The boom 10 is returned to the original position, whereby the cleaning brush 16 is pressed against the cleaning surface other than the protrusions with a constant load.
[0024]
When the work is completed, the rod of the air cylinder 21 is extended, and the boom 10 is rotated in the storage direction. When the boom 10 is completely stored in the loading platform 3, the height of the boom 10 is returned to an appropriate position by the first slide mechanism 12 and the second slide mechanism 13.
[0025]
The boom 10 has a position that protrudes outward due to the competition between the tension force of the weight 31 and the force of the air cylinder 21, so when the vehicle 2 moves from a flat road to an inclined road, The antagonism breaks down (on the downhill, the force toward the outward direction of the boom 10 increases, whereas on the uphill, the force on the boom 10 to return to the vehicle side increases). In that case, the protruding position of the boom 10 may be adjusted by adjusting the rod expansion / contraction amount of the air cylinder 21.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the in-vehicle structure cleaning apparatus according to the present invention, cleaning can be continued without any problems even if there are protrusions by a very simple mechanism. That is, damage to the protrusions and the boom can be avoided without requiring any device such as a sensor or its control system. Moreover, even if the posture of the vehicle is changed, the position of the boom can be easily adjusted by the operation of the air cylinder.
[0027]
Furthermore, if the slide mechanism is provided, the boom can be moved up and down by the mechanism, so that an extra actuator is unnecessary and the operation of the cleaning tool in the cleaning work is easy.
[0028]
As described above, according to the present invention, an efficient cleaning operation can be performed without any problem, so that the driving speed of the vehicle can be increased and traffic obstruction can be minimized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example in which a cleaning device is mounted on a loading platform of a truck-type vehicle, (a) is a side view thereof, and (b) is a plan view.
2 shows the cleaning device 1 (loaded on the loading platform 3) of FIG. 1, (a) is a side view, (b) is an AA arrow view of (a), (c) is B of (a). FIG.
FIGS. 3A and 3B show a cleaning device disclosed in JP-A-10-325120 (Patent Document 1), where FIG. 3A is a plan view and FIG. 3B is a side view.
[Explanation of symbols]
1 Cleaning device (whole)
2 Vehicle
3 Loading platform
10 boom
11 Boom drive
12 First slide mechanism
13 Second slide mechanism
14 Weight balance cylinder
21 Air cylinder

Claims

清掃具が取り付けられる開放端側が車両外方に突出するように回動自在に軸支されたブームと、該ブームが車両外方に突出する回動方向に付勢する力を、引張力として付与する懸吊されたウエイトと、該ウエイトの引張力に抗して、前記ブームを所定の位置で止める力を付与するエアシリンダとからなることを特徴とする車載式構造物清掃装置。A boom that is pivotally supported so that the open end side to which the cleaning tool is attached protrudes outward from the vehicle and a force that urges the boom in a rotational direction that protrudes outward from the vehicle are applied as a tensile force. A vehicle-mounted structure cleaning device comprising: a suspended weight that is suspended; and an air cylinder that applies a force to stop the boom at a predetermined position against a tensile force of the weight.

ブームを水平状態のまま上下に移動させるスライド機構を備えさせたことを特徴とする請求項１の車載式構造物清掃装置。The in-vehicle structure cleaning apparatus according to claim 1, further comprising a slide mechanism for moving the boom up and down in a horizontal state.