JP3763679B2 - Bath lid lock - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴室内の壁面に立て掛けられた風呂蓋の倒れを防止する風呂蓋係止具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の風呂蓋係止具の一つに、実開平３−４８５７６号公報に開示されたものがある。この風呂蓋係止具（100 ）は、図８（ｂ）に示すように、板状を成し、基端部が浴室内の壁面（106 ）に取付部材（101 ）を介して第１の軸（104 ）回りに回動可能に取り付けられた爪片（102 ）と、該爪片（102 ）の先端部において、爪片（102 ）とほぼ平行な角度位置からほぼ直角な角度位置までの範囲内で前記第１の軸（104 ）と平行な第２の軸（105 ）回りに回動可能に設けられた板状の鉤状部（103 ）とを有するものである。
【０００３】
そして、この風呂蓋係止具（100 ）は、同図（ｂ）及び（ｃ）に示すように、爪片（102 ）を水平姿勢にするとともに、鉤状部（103 ）を爪片（102 ）に対して直角となる位置まで開いて下方突出状態にすることにより、風呂蓋（107 ）をその上端部において係止し、これにより風呂蓋（107 ）の倒れを防止するものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上記従来の風呂蓋係止具（100 ）の爪片（102 ）は、取付部材（101 ）に回動可能に取り付けられているだけなので、使用前は、同図（ｃ）に示すように、垂れ下がり姿勢になっている。したがって、この風呂蓋係止具（100 ）により風呂蓋（107 ）を係止する場合には、まず垂れ下がり姿勢の爪片（102 ）を持ち上げて水平姿勢にするとともに、この姿勢を片手で保持しながら、他方の片手で風呂蓋（107 ）を爪片（102 ）の下側にまで移動させて壁面（106 ）に立て掛けなければならない。その後、爪片（102 ）を風呂蓋（107 ）の上端面に乗せるとともに、鉤状部（103 ）を下方に向かって回転させて下方突出状態にしなければならない。
【０００５】
しかしながら、風呂蓋（107 ）は、その重量がかなり大きくかつ片手で風呂蓋（107 ）を掴むにはいささか嵩高なものであるから、前記係止操作中に風呂蓋（107 ）を片手で移動させることは容易ではなかった。しかも、風呂蓋（107 ）を適切な位置に立て掛けずに鉤状部（103 ）を下方に移動させてしまって、鉤状部（103 ）が風呂蓋（107 ）の上端面にぶつかったりすると、再度風呂蓋（107 ）を移動させなければならず、係止操作はますます面倒なものとなる。
【０００６】
この発明は、上記難点を解決するためになされたもので、係止操作を簡単に行うことができ、かつしっかりと風呂蓋を係止することのできる風呂蓋係止具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る風呂蓋係止具は、風呂蓋が立て掛けられる壁面に取り付けられる取付部に、前記壁面と平行でかつ水平な第１軸を介して、アーム部が起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回動自在に取り付けられるとともに、このアーム部に、前記第１軸と平行な第２軸を介して、前記風呂蓋を係止する係止部が、前記アーム部に対して平行な角度位置から直角な角度位置までの範囲内で回動自在に取り付けられてなることを特徴とする。
【０００８】
この発明に係る風呂蓋係止具は、風呂蓋を立て掛ける浴室内の壁面における所定高さ位置に取り付けられて使用されるもので、起立姿勢のアームを第１軸を中心に回動させて水平姿勢にしつつ、係止部を第２軸を中心に回動させてアーム部に対して直角となる位置まで開いて係止部を下方突出状態にすることにより、予め壁面に立て掛けられている風呂蓋に係止部を引っ掛けて風呂蓋を係止し、これにより風呂蓋の倒れを防止するものである。
【０００９】
したがって、係止操作中に風呂蓋を移動させるといった面倒な作業を行う必要がなく、このため係止操作が簡単になる。
【００１０】
また、前記係止部を前記アーム部に対して直角な角度位置に保持する係止部保持手段を備えている場合には、風呂蓋を係止する際に、下方突出状態になった係止部の揺れ動きを防止することができるものとなる。
【００１１】
また、前記アーム部を水平姿勢に保持する水平姿勢保持手段を備えている場合には、水平姿勢保持手段によりアーム部が水平姿勢に保持される結果、係止部の風呂蓋への係止位置が固定され、このため風呂蓋をしっかりと係止することができるものとなる。
【００１２】
また、前記アーム部を起立姿勢に保持する起立姿勢保持手段を備えている場合には、起立姿勢保持手段によりアーム部が起立姿勢に保持され、このためアーム部が不本意に倒れて壁面前方に突出してしまうことを防止できるものとなる。
【００１３】
また、前記取付部には、その前面側に開口し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹部が設けられる一方、前記係止部は、前記収納用凹部の開口部を覆いうる蓋状に形成されている場合には、不使用時における風呂蓋係止具の美観が向上するとともに、収納用凹部への水の浸入を防止することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１５】
図１〜図７において、（１）はこの実施形態の風呂蓋係止具である。この風呂蓋係止具（１）は、図５〜図７に示すように、上記従来例と同様に浴室内の壁面（Ｗ）に取り付けられて使用されるものであって、壁面（Ｗ）に立て掛けられた風呂蓋（Ｂ）を係止することにより、風呂蓋（Ｂ）の倒れを防止するものである。
【００１６】
この風呂蓋係止具（１）は、図７に示すように、壁面（Ｗ）に取り付けられる取付部（10）に、風呂蓋（Ｂ）を係止する係止部（50）が、所定長さを有する棒状のアーム部（30）を介して連結されているもので、前記取付部（10）、係止部（50）及びアーム部（30）はいずれも合成樹脂製である。
【００１７】
前記アーム部（30）は、その基端部つまり下端部に設けられるとともに壁面（Ｗ）と平行でかつ水平な第１軸（A1）を中心に、起立姿勢から水平姿勢までの範囲内において回動することができるように構成されている。
【００１８】
一方、前記係止部（50）は、前記アーム部（30）の先端部つまり上端部に設けられるとともに前記第１軸（A1）と平行な第２軸（A2）を中心に、前記アーム（30）に対して平行な角度位置から直角な角度位置までの範囲内において回動することができるように構成されている。
【００１９】
そして、前記アーム部（30）を回動させて水平姿勢にするとともに、前記係止部（50）をアーム（30）に対して直角となる位置まで回転させて下方突出状態にすることにより、該係止部（50）で風呂蓋（Ｗ）をその上端部において係止するものである。
【００２０】
前記取付部（10）は、図４に示すように、上下方向に延びた板状の本体（11）と、該本体（11）の周縁にその全周に亘って一体形成された周壁部（12）とを有するとともに、前記本体（11）と周壁部（12）とで形成された凹部（13）をアーム部収納用凹部とするものである。また、この取付部（10）は、左右対称構造になっている。前記本体（11）には、上下に合計２個のネジ挿通孔（14）（14）が設けられており、このネジ挿通孔（14）（14）に取付ネジ（15）（15）を挿通して壁面（Ｗ）に埋設されたナット（16）（16）にねじ込むことにより、図１〜図３に示すように、取付部（10）が壁面（Ｗ）に取り付けられている。この取付状態において、前記アーム部収納用凹部（13）は、その開口部を前面側に向けている。
【００２１】
まず、前記取付部（10）とアーム部（30）の連結構造について説明する。
【００２２】
図４に示すように、前記取付部（10）の周壁部（12）における対向する両側壁部の下端部内面には、壁面（Ｗ）と平行でかつ水平方向に並んだ一対の第１軸用の軸受け凹部（17）（17）が設けられている。
【００２３】
一方、前記アーム部（30）は、起立姿勢になった時に、前記取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）内に収納されるものであって、アーム部収納用凹部（13）の長さ寸法より若干小寸の長さを有するとともに、アーム部収納用凹部（13）の幅寸法より若干小寸の幅を有する板状の本体（31）と、該本体（31）の周縁に一体形成された周壁部（32）とを有しており、かつ長さ方向の中間部には、幅方向に延びる複数個の補強用リブ（33）…が長さ方向に間隔をおいて設けられている。また、このアーム部（30）は、左右対称構造になっている。前記周壁部（32）における対向する両側壁部（32a ）（32a ）の下端部には、平行状に２条のスリット（34）（34）が切り込まれることにより、それらの間に弾性片（35）（35）が形成されている。そして、この弾性片（35）（35）の外面に、前記軸受け凹部（17）（17）に対応する一対の第１軸用の凸部（36）（36）が設けられている。
【００２４】
そして、この凸部（36）（36）が前記取付部（10）の軸受け凹部（17）（17）に回転自在に嵌合されることにより、壁面（Ｗ）と平行でかつ水平な第１軸（A1）が構成され、アーム部（30）はこの第１軸（A1）を中心に回動しうるものとなされている。
【００２５】
さらに、図４に示すように、前記取付部（10）の周壁部（12）における対向する両側壁部の下端部内面には、前記凸部（36）（36）を軸受け凹部（17）（17）に案内するとともに、軸受け凹部（17）（17）に連なる一対の凸部案内用溝条（18）（18）が設けられ、これにより凸部（36）（36）の軸受け凹部（17）（17）への嵌合操作が容易になるものとなされている。この溝条（18）（18）の深さは、前記軸受け凹部（17）（17）よりも浅く設定されており、これにより溝条（18）（18）と軸受け凹部（17）（17）の境界部に段差が形成されている。そして、この段差部に軸受け凹部（17）（17）に嵌合された凸部（36）（36）が引っ掛かることにより、凸部（36）（36）が溝条（18）（18）側にずれないものとなされている。
【００２６】
また、図３に示すように、前記アーム部（30）の周壁部（32）における下壁部（32b ）は、断面円弧状に形成されている。さらに、この下壁部（32b ）の幅方向中間部には、断面三角形状の爪片（37）が突設されている。
【００２７】
一方、前記取付部（10）の本体（11）の下端部には、図４に示すように、略長方形状の貫通孔（19）が設けられている。さらに、この貫通孔（19）の上縁部の中間部には、コ字状の切欠き部（20）が設けられている。
【００２８】
そして、図３に示すように、前記アーム部（30）が回動して水平姿勢になった時に、前記爪片（37）が前記貫通孔（19）から切欠き部（20）に入り込んで該切欠き部（20）の上縁に衝合し、これによって前記アーム部（30）の更なる回動が規制されるものとなされている。
【００２９】
また、図４に示すように、前記取付部（10）の本体（11）における貫通孔（19）の下縁部には、水平姿勢保持用の門型の弾性係合片（21）が水平に突設されている。この弾性係合片（21）の先端部は、図２に示すように上方に僅かに突出した係合凸部（21a ）を有している。
【００３０】
一方、図４に示すように、前記アーム部（30）の本体（31）の下端部には、２個の直角三角形状のリブ（38）（38）により補強された係合片（39）が突設されている。
【００３１】
そして、図２に示すように、前記アーム部（30）が水平姿勢になる直前に、前記係合片（39）の先端が前記弾性係合片（21）の係合凸部（21a ）にぶつかって該弾性係合片（21）を弾性変形させ、そして図３に示すように、アーム部（30）が水平姿勢になって前記爪片（37）が前記切欠き部（20）の上縁に衝合した時に、弾性係合片（21）が弾性復元してその係合凸部（21a ）が係合片（39）の先端に係合し、これにより前記アーム部（30）の水平姿勢が保持されるもとのなされている。一方、前記弾性係合片（21）の係合凸部（21a ）と係合片（39）との係合は、アーム部（30）を強制的に起立姿勢側に回動させることにより、解除されるものとなされている。
【００３２】
また、図４に示すように、前記取付部（10）の本体（11）における貫通孔（19）の両側縁部には、上下方向に延びた２個の凸条（22）（22）が幅方向に平行に並んで設けられている。
【００３３】
一方、前記アーム部（30）の周壁部（32）における下壁部（32b ）は、上述したように断面円弧状に形成されていることから、図２及び図３に示すように、この下壁部（32b ）の外面が前記凸条（22）（22）に略点接触状態に当接するものとなり、これによりアーム部（30）の回動がスムーズに行えるものとなされている。
【００３４】
また、図４に示すように、前記取付部（10）の本体（11）における貫通孔（19）の下縁部には、前記弾性係合片（21）の２個の脚片部（21b ）（21b ）間において、起立姿勢保持用の弾性突片（23）が水平に突設されている。
【００３５】
そして、前記アーム部（30）が起立姿勢になる直前に、前記爪片（37）が前記弾性係合片の脚片部（21b ）（21b ）間に入り込んで前記弾性突片（23）にぶつかって該弾性突片（23）を弾性変形させ、そして図１に示すように、アーム部（30）が起立姿勢になった時に、弾性突片（23）が弾性復元してその先端部が前記爪片（37）に係合し、これにより前記アーム部（30）の起立姿勢が保持されるものとなされている。一方、前記弾性突片（23）と爪片（37）との係合は、アーム部（30）を強制的に水平姿勢側に回動させることにより、解除されるものとなされている。
【００３６】
次に、前記アーム部（30）と係止部（50）の連結構造について説明する。
【００３７】
図４に示すように、前記アーム部（30）の上部は、下部よりも若干小幅に形成されている。そして、この上部の両側壁部（32a ）（32a ）の上端部外面に、壁面（Ｗ）と平行でかつ水平方向に並んだ一対の第２軸用の凸部（40）（40）が設けられている。
【００３８】
前記係止部（50）は、図５に示すように前記アーム部（30）が起立姿勢になって前記取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）内に収納された時に、該アーム部収納用凹部（13）の開口部を覆いうる蓋状のものであって、図４に示すように、アーム部収納用凹部（13）の長さ寸法より若干大寸の長さを有するとともに、アーム部収納用凹部（13）の幅寸法より若干大寸の幅を有する平板状の本体（51）と、該本体（51）の周縁にその全周に亘って一体形成された鍔部（52）とを有している。前記鍔部（52）は、前記本体（51）の裏面側に突出している。また、この係止部（50）は、左右対称構造になっている。前記本体（51）の上端部裏面には、対向する一対の軸受け用突片（53）（53）が突設されている。そして、この軸受け用突片（53）（53）に、前記凸部（40）（40）に対応する一対の第２軸用の軸受け孔（54）（54）が穿設されている。
【００３９】
そして、この軸受け孔（54）（54）に前記アーム部（30）の凸部（40）（40）が回転自在に嵌合されることにより、壁面（Ｗ）と平行でかつ水平な第２軸（A2）、つまり第１軸（A1）と平行な第２軸（A2）が構成され、係止部（50）はこの第２軸（A2）を中心に回動しうるものとなされている。
【００４０】
また、図４に示すように、前記アーム部（30）の本体（31）の上端部には、周壁部（32）の上壁部（32c ）の外面と平行に弾性係合片（41）が一体に連設されている。この弾性係合片（41）の先端部は、外面側に僅かに突出した幅方向に延びる断面半円形状の係合凸部（41a ）を有している。
【００４１】
一方、図２及び図３に示すように、前記係止部（50）の本体（51）の上端部裏面における前記軸受け用突片（53）（53）の間には、前記弾性係合片（41）の係合凸部（41a ）に対応した係合凹部（55）が設けられている。さらに、前記係止部（50）の本体（51）の上端部裏面における前記係合凹部（55）の下側近傍には、回動規制用突片（56）が突設されている。
【００４２】
そして、図２に示すように、前記係止部（50）がアーム部（30）に対して直角になる位置まで回動する直前に、係止部（50）の本体（51）が前記弾性係合片（41）の係合凸部（41a ）にぶつかって該弾性係合片（41）を弾性変形させ、そして係止部（50）がアーム部（30）に対して直角になる位置まで回動した時に、図３に示すように、弾性係合片（41）が弾性復元してその係合凸部（41a ）が係合凹部（55）に係合し、これにより係止部（50）の姿勢が保持されるものとなされている。一方、前記弾性係合片（41）の係合凸部（41a ）と係合凹部（55）との係合は、係止部（50）を強制的にアーム部（30）に対して平行になる位置側に回動させることにより、解除されるものとなされている。
【００４３】
さらに、前記係止部（50）がアーム部（30）に対して直角になる位置まで回動した時に、係止部（50）の本体（51）が前記アーム部（30）の弾性係合片（41）の外面に衝合するとともに、前記回動規制用突片（56）がアーム部（30）の周壁部（32）における上壁部（32c ）の端面に衝合し、この２つの衝合によって前記係止部（50）の更なる回動が規制されるものとなされている。
【００４４】
また、前記係止部（50）は、前記アーム部（30）が起立姿勢になって前記取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）内に収納された時に、図１に示すように、アーム（30）に対して平行となるとともに、係止部（50）の本体（51）が取付部（10）の周壁部（12）の端面に衝合してアーム部収納凹部（13）の開口部を閉塞し、図５に示すように該開口部を覆うものとなされている。
【００４５】
また、このとき、アーム部（30）は前記弾性突片（23）と爪片（37）との係合により起立姿勢に保持されていることから、係止部（50）はアーム部収納用凹部（13）の開口部を覆った状態に保持されることとなる。また、前記鍔部（52）は、水を遮蔽するものとなり、アーム部収納凹部（13）内への水の浸入をより確実に防止するものとなっている。
【００４６】
以上の構成の風呂蓋係止具（１）を使用する場合は、図５及び図６に示すように、まず風呂蓋係止具（１）の取付け位置下側の壁面（Ｗ）に、風呂蓋（Ｂ）を立て掛ける。次いで、風呂蓋係止具（１）の係止部（50）を掴んで、該係止部（50）を前方に若干強く引っぱる。すると、弾性突片（23）と爪片（37）との係合が解除されるとともに、アーム部（30）が取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）内から引っぱり出されて第１軸（A1）を中心に水平姿勢側に回動させられる。更に係止部（50）を操作し、アーム部（30）を水平姿勢にするとともに、係止部（50）を下方突出状態にすることによって、図７に示すように該係止部（50）により風呂蓋（Ｂ）が係止される。
【００４７】
このように、この風呂蓋係止具（１）によれば、係止操作の途中で風呂蓋（Ｂ）を移動させる必要はなく、予め壁面（Ｗ）に立て掛けられていた風呂蓋（Ｂ）に対して係止操作を行うことができる。したがって、係止操作を簡単に行うことができる。
【００４８】
この係止状態において、アーム部（30）は、図３に示すように、爪片（37）と切欠き部（20）の上縁との衝合により更なる回動が規制されており、さらに弾性係合片（21）の係合凸部（21a ）と係合片（39）との係合により水平姿勢に保持されている。したがって、アーム部（30）が不本意に持ち上げられる虞はなく、そのため係止部（50）の風呂蓋（Ｂ）への係止位置は固定されるものなる。
【００４９】
さらに、係止部（50）は、図３に示すように、その本体（51）と弾性係合片（41）の外面との衝合、及び回転規制用突片（56）とアーム部（30）の上壁部（32c ）の端面との衝合によって更なる回動が規制されており、さらに弾性係合片（41）の係合凸部（41a ）と係合凹部（55）との係合により下方突出状態に保持されている。したがって、係止部（50）が第２軸（A2）を中心に揺れ動いてしまう心配はなく、風呂蓋（Ｂ）をしっかりと係止している。
【００５０】
一方、風呂蓋（Ｂ）への係止を解除する場合は、係止部（50）を掴んで、該係止部（50）を上方に若干強く持ち上げる。すると、弾性係合片（21）の係合凸部（21a ）と係合片（39）との係合が解除されるとともに、アーム部（30）が第１軸（A1）を中心に起立姿勢側に回動させられる。かつ、このアーム部（30）の回動に伴い、弾性係合片（41）の係合凸部（41a ）と係合凹部（55）との係合が解除される。更に係止部（50）を操作し、アーム部（30）を起立姿勢にするとともに、係止部（50）をアーム部（30）と平行な状態にすることによって、風呂蓋（Ｂ）への係止が解除される。このような簡単な操作によって、係止を解除することができる。
【００５１】
この係止解除状態において、アーム部（30）は、図１に示すように、取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）内に収納されており、さらに爪片（37）と弾性突片（23）の先端部との係合により起立姿勢に保持されているので、アーム部（30）が不本意に倒れて壁面（Ｗ）前方に突出してしまう心配はない。
【００５２】
また、係止部（50）は、取付部（10）のアーム部収納用凹部（13）の開口部を覆い、これによりアーム部収納用凹部（13）内への水の浸入を防止するものとなっている。したがって、アーム部収納用凹部（13）内に水が浸入して水垢やカビが発生してしまう心配はない。
【００５３】
さらに、アーム部（30）がアーム部収納用凹部（13）内に収納され、かつアーム部収納用凹部（13）の開口部が係止部（50）で覆われていることから、図５に示すように風呂蓋係止具（１）の外観は整然としていて綺麗なものとなる。
【００５４】
以上、この発明の実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではないことはもちろんである。
【００５５】
【発明の効果】
上述の次第で、この発明に係る風呂蓋係止具は、風呂蓋が立て掛けられる壁面に取り付けられる取付部に、前記壁面と平行でかつ水平な第１軸を介して、アーム部が起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回動自在に取り付けられるとともに、このアーム部に、前記第１軸と平行な第２軸を介して、前記風呂蓋を係止する係止部が、前記アーム部に対して平行な角度位置から直角な角度位置までの範囲内で回動自在に取り付けられていることから、浴室内の壁面に予め風呂蓋を立て掛けておいて、この風呂蓋に対し、起立姿勢のアームを第１軸を中心に回動させて水平姿勢にしつつ、係止部を第２軸を中心に回動させてアーム部に対して直角となる位置まで開いて係止部を下方突出状態にすることにより、該係止部を風呂蓋に引っ掛けて風呂蓋を係止し、これにより風呂蓋の倒れを防止することができるようになり、このため係止操作中に風呂蓋を移動させるといった面倒な作業を行う必要がなく、係止操作が簡単であるという利点を有する。
【００５６】
また、前記係止部を前記アーム部に対して直角な角度位置に保持する係止部保持手段を備えている場合には、風呂蓋を係止する際に、下方突出状態になった係止部の揺れ動きを防止することができるという利点を有する。
【００５７】
また、前記アーム部を水平姿勢に保持する水平姿勢保持手段を備えている場合には、水平姿勢保持手段によりアーム部が水平姿勢に保持される結果、係止部の風呂蓋への係止位置が固定され、このため風呂蓋をしっかりと係止することができるという利点を有する。
【００５８】
また、前記アーム部を起立姿勢に保持する起立姿勢保持手段を備えている場合には、起立姿勢保持手段によりアーム部が起立姿勢に保持され、このためアーム部が不本意に倒れて壁面前方に突出してしまうことを防止できるという利点を有する。
【００５９】
また、前記取付部には、その前面側に開口し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹部が設けられる一方、前記係止部は、前記収納用凹部の開口部を覆いうる蓋状に形成されている場合には、不使用時における風呂蓋係止具の美観が向上するとともに、収納用凹部への水の浸入を防止することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態を示す風呂蓋係止具の不使用時の状態の断面図である。
【図２】同風呂蓋係止具の使用途上の状態の断面図である。
【図３】同風呂蓋係止具の使用時の状態の断面図である。
【図４】同風呂蓋係止具の分解斜視図である。
【図５】同風呂蓋係止具の不使用時の状態の斜視図である。
【図６】同風呂蓋係止具の使用途上の状態の斜視図である。
【図７】同風呂蓋係止具の使用時の状態の斜視図である。
【図８】従来の風呂蓋係止具を示す図で、（ａ）は浴室内部の斜視図、（ｂ）は風呂蓋係止具の使用時の状態の斜視図、（ｃ）は風呂蓋係止具の不使用時の状態の断面図である。
【符号の説明】
１…風呂蓋係止具
10…取付部
13…アーム部収納用凹部
17…軸受け凹部
21…水平姿勢保持用弾性係合片
23…起立姿勢保持用弾性突片
30…アーム部
36…凸部（第１軸）
37…爪部
39…係合片
40…凸部（第２軸）
41…弾性係合片
50…係止部
53…軸受け用突片
54…軸受け孔
55…係合凹部
56…回動規制用突片
Ｂ…風呂蓋
Ｗ…壁面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bath lid locking tool for preventing a bath lid leaning against a wall surface in a bathroom from falling down.
[0002]
[Prior art]
One of the conventional bath lid latches of this type is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-48576. As shown in FIG. 8 (b), the bath lid locking device (100) has a plate shape, and the base end portion is connected to the wall surface (106) in the bathroom via the attachment member (101). A claw piece (102) rotatably attached around an axis (104), and a tip portion of the claw piece (102) from an angular position substantially parallel to the claw piece (102) to an angular position substantially perpendicular to the claw piece (102) Within the range, there is provided a plate-like bowl-shaped portion (103) provided to be rotatable around a second axis (105) parallel to the first axis (104).
[0003]
The bath lid locking device (100) has the nail piece (102) in a horizontal posture and the hook-like portion (103) as shown in FIGS. The bath lid (107) is locked at its upper end by opening it to a position that is perpendicular to) and projecting downward, thereby preventing the bath lid (107) from falling down.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, the claw piece (102) of the conventional bath lid locking device (100) is only pivotally attached to the attachment member (101). As shown, it is in a hanging position. Therefore, when the bath lid (107) is locked by the bath lid locking device (100), the nail piece (102) in the hanging position is first lifted to a horizontal position, and this position is held with one hand. However, the bath lid (107) must be moved to the lower side of the nail piece (102) with the other hand and leaned against the wall surface (106). Thereafter, the claw piece (102) must be put on the upper end surface of the bath lid (107), and the hook-like portion (103) should be rotated downward to project downward.
[0005]
However, since the bath lid (107) is quite heavy and is a little bulky to grip the bath lid (107) with one hand, the bath lid (107) is moved with one hand during the locking operation. That was not easy. Moreover, if the bowl-shaped part (103) is moved downward without leaning the bath lid (107) to an appropriate position, and the bowl-shaped part (103) hits the upper end surface of the bath lid (107), The bath lid (107) must be moved again, and the locking operation becomes more and more troublesome.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a bath lid locking tool that can easily perform a locking operation and can firmly lock the bath lid. And
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the bath lid locking device according to the present invention has an arm portion standing upright on a mounting portion attached to a wall surface on which the bath lid is stood, via a first axis parallel to the wall surface and horizontal. The arm portion is rotatably attached within a range from a posture to a horizontal posture, and a locking portion for locking the bath lid via a second shaft parallel to the first shaft is attached to the arm portion. It is characterized in that it is rotatably mounted within a range from an angular position parallel to the part to an angular position perpendicular to the part.
[0008]
The bath lid locking device according to the present invention is used by being attached to a predetermined height position on the wall surface in the bathroom on which the bath lid is leaned, and the horizontal position is obtained by rotating the arm in the standing posture around the first axis. While taking the posture, the bath is laid on the wall surface in advance by turning the latching portion around the second axis and opening the latching portion to a position perpendicular to the arm portion so that the latching portion protrudes downward. The bath lid is latched by hooking the latch on the lid, thereby preventing the bath lid from falling down.
[0009]
Therefore, it is not necessary to perform a troublesome operation of moving the bath lid during the locking operation, and the locking operation is simplified.
[0010]
In addition, when provided with a locking portion holding means for holding the locking portion at an angular position perpendicular to the arm portion, the locking in a downward projecting state when locking the bath lid It is possible to prevent the movement of the part.
[0011]
Further, when the horizontal posture holding means for holding the arm portion in a horizontal posture is provided, as a result of the horizontal posture holding means holding the arm portion in the horizontal posture, the locking position of the locking portion to the bath lid Is fixed, so that the bath lid can be firmly locked.
[0012]
Further, when the standing posture holding means for holding the arm portion in the standing posture is provided, the arm portion is held in the standing posture by the standing posture holding means. Protruding can be prevented.
[0013]
Further, the mounting portion is provided with an arm portion storage recess that opens to the front side of the mounting portion and stores the arm portion in a standing posture, while the locking portion is a lid that can cover the opening of the storage recess. When it is formed in a shape, the beauty of the bath lid locking tool when not in use is improved, and water can be prevented from entering the storage recess.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
1 to 7, (1) is a bath lid locking tool of this embodiment. As shown in FIGS. 5 to 7, the bath lid locking device (1) is used by being attached to a wall surface (W) in the bathroom as in the conventional example. By locking the bath lid (B) leaning on the wall, the bath lid (B) is prevented from falling down.
[0016]
As shown in FIG. 7, the bath lid locking tool (1) has a locking portion (50) for locking the bath lid (B) on a mounting portion (10) mounted on the wall surface (W). It is connected via a rod-shaped arm portion (30) having a length, and the mounting portion (10), the locking portion (50) and the arm portion (30) are all made of synthetic resin.
[0017]
The arm portion (30) is provided at a base end portion, that is, a lower end portion thereof, and rotates within a range from a standing posture to a horizontal posture around a first axis (A1) parallel to the wall surface (W) and horizontal. It is configured to be able to move.
[0018]
On the other hand, the locking portion (50) is provided at the distal end portion, that is, the upper end portion of the arm portion (30) and is centered around a second axis (A2) parallel to the first axis (A1). It is configured to be able to rotate within a range from an angular position parallel to 30) to a right angle angle position.
[0019]
And while rotating the said arm part (30) to a horizontal attitude | position, rotating the said latching | locking part (50) to the position which becomes a right angle with respect to an arm (30), and making it a downward protrusion state, The bath lid (W) is locked at its upper end by the locking portion (50).
[0020]
As shown in FIG. 4, the mounting portion (10) includes a plate-like main body (11) extending in the vertical direction, and a peripheral wall portion (integrally formed around the periphery of the main body (11). 12), and the recess (13) formed by the main body (11) and the peripheral wall (12) is used as an arm portion storage recess. Moreover, this attachment part (10) has a left-right symmetric structure. The main body (11) is provided with a total of two screw insertion holes (14) (14) at the top and bottom, and mounting screws (15) (15) are inserted into the screw insertion holes (14) (14). Then, by screwing into the nuts (16) and (16) embedded in the wall surface (W), the attachment portion (10) is attached to the wall surface (W) as shown in FIGS. In this attached state, the arm portion storing recess (13) has its opening facing the front side.
[0021]
First, a connection structure between the mounting portion (10) and the arm portion (30) will be described.
[0022]
As shown in FIG. 4, a pair of first shafts parallel to the wall surface (W) and aligned in the horizontal direction are provided on the inner surfaces of the lower end portions of the opposing side wall portions of the peripheral wall portion (12) of the mounting portion (10). Bearing recesses (17), (17) are provided.
[0023]
On the other hand, the arm part (30) is housed in the arm part storage recess (13) of the mounting part (10) when the arm part (30) is in the standing posture, and the arm part storage recess (13). A plate-like main body (31) having a slightly smaller length than the width dimension of the arm portion housing recess (13) and a peripheral edge of the main body (31) And a plurality of reinforcing ribs (33) extending in the width direction are spaced apart in the length direction at an intermediate portion in the length direction. Is provided. Moreover, this arm part (30) has a left-right symmetric structure. Two slits (34), (34) are cut in parallel at the lower ends of the opposite side wall portions (32a), (32a) in the peripheral wall portion (32), so that an elastic piece is formed between them. (35) (35) is formed. A pair of first shaft protrusions (36) and (36) corresponding to the bearing recesses (17) and (17) are provided on the outer surfaces of the elastic pieces (35) and (35).
[0024]
And this convex part (36) (36) is rotatably fitted in the bearing recessed part (17) (17) of the said attaching part (10), and is parallel to a wall surface (W), and is horizontal 1st. A shaft (A1) is formed, and the arm portion (30) is rotatable about the first shaft (A1).
[0025]
Further, as shown in FIG. 4, the convex portions (36) and (36) are provided on the inner surfaces of the lower end portions of the opposite side wall portions of the peripheral wall portion (12) of the mounting portion (10). 17) and a pair of convex guide grooves (18) (18) connected to the bearing concave portions (17) and (17) are provided, whereby the bearing concave portions (17) of the convex portions (36) and (36) are provided. ) The fitting operation to (17) is facilitated. The depth of the groove (18) (18) is set to be shallower than that of the bearing recess (17) (17), whereby the groove (18) (18) and the bearing recess (17) (17) A step is formed at the boundary. And the convex part (36) (36) fitted to the bearing concave part (17) (17) is hooked on this step part, so that the convex part (36) (36) is on the groove (18) (18) side. It is supposed to be something that will not slip.
[0026]
Moreover, as shown in FIG. 3, the lower wall part (32b) in the surrounding wall part (32) of the said arm part (30) is formed in the cross-sectional arc shape. Further, a claw piece (37) having a triangular cross section projects from the intermediate portion in the width direction of the lower wall portion (32b).
[0027]
On the other hand, a substantially rectangular through hole (19) is provided at the lower end of the main body (11) of the mounting portion (10) as shown in FIG. Furthermore, a U-shaped notch (20) is provided in the middle of the upper edge of the through hole (19).
[0028]
Then, as shown in FIG. 3, when the arm portion (30) is rotated to the horizontal position, the claw piece (37) enters the notch portion (20) from the through hole (19). It abuts on the upper edge of the notch (20), thereby restricting further rotation of the arm (30).
[0029]
Further, as shown in FIG. 4, a gate-shaped elastic engagement piece (21) for maintaining a horizontal posture is horizontally disposed at the lower edge portion of the through hole (19) in the main body (11) of the mounting portion (10). Projected to The tip of the elastic engagement piece (21) has an engagement projection (21a) slightly protruding upward as shown in FIG.
[0030]
On the other hand, as shown in FIG. 4, at the lower end of the main body (31) of the arm portion (30), an engagement piece (39) reinforced by two right-angled triangular ribs (38) (38). Is protruding.
[0031]
As shown in FIG. 2, immediately before the arm portion (30) is in a horizontal position, the tip of the engagement piece (39) becomes the engagement convex portion (21a) of the elastic engagement piece (21). The elastic engagement piece (21) is elastically deformed by bumping, and as shown in FIG. 3, the arm portion (30) is in a horizontal position so that the claw piece (37) is above the notch portion (20). When it hits the edge, the elastic engagement piece (21) is elastically restored and its engagement convex part (21a) is engaged with the tip of the engagement piece (39), whereby the arm part (30) The horizontal posture is maintained. On the other hand, the engagement between the engagement protrusion (21a) and the engagement piece (39) of the elastic engagement piece (21) is by forcibly turning the arm portion (30) to the standing posture side, It is supposed to be canceled.
[0032]
Moreover, as shown in FIG. 4, two protruding strips (22) and (22) extending in the vertical direction are formed on both side edges of the through hole (19) in the main body (11) of the mounting portion (10). They are arranged in parallel in the width direction.
[0033]
On the other hand, since the lower wall portion (32b) in the peripheral wall portion (32) of the arm portion (30) is formed in an arc shape in cross section as described above, as shown in FIGS. The outer surface of the wall (32b) comes into contact with the ridges (22) and (22) in a substantially point contact state, whereby the arm (30) can be smoothly rotated.
[0034]
Further, as shown in FIG. 4, two leg piece portions (21b) of the elastic engagement piece (21) are formed on the lower edge portion of the through hole (19) in the main body (11) of the attachment portion (10). ) (21b), an elastic protrusion (23) for maintaining a standing posture is provided horizontally.
[0035]
Then, immediately before the arm portion (30) is in the standing posture, the claw piece (37) enters between the leg piece portions (21b) (21b) of the elastic engagement piece and enters the elastic protrusion (23). The elastic projecting piece (23) is elastically deformed by bumping, and as shown in FIG. 1, when the arm portion (30) is in the upright position, the elastic projecting piece (23) is elastically restored and its distal end is It engages with the claw piece (37), whereby the standing posture of the arm portion (30) is maintained. On the other hand, the engagement between the elastic protrusion (23) and the claw piece (37) is released by forcibly turning the arm portion (30) to the horizontal posture side.
[0036]
Next, the connection structure of the arm part (30) and the locking part (50) will be described.
[0037]
As shown in FIG. 4, the upper part of the arm part (30) is formed slightly smaller than the lower part. A pair of convex portions (40), (40) for the second axis are provided on the outer surface of the upper end of the upper side walls (32a), (32a) in parallel with the wall surface (W) and aligned in the horizontal direction. It has been.
[0038]
As shown in FIG. 5, when the arm portion (30) is in a standing posture and is stored in the arm portion storage recess (13) of the mounting portion (10), the locking portion (50) is It is a lid-like thing which can cover the opening part of the recessed part (13) for arm part accommodation, and as shown in FIG. 4, has a length slightly larger than the length dimension of the recessed part (13) for arm part accommodation And a flat plate-like main body (51) having a width slightly larger than the width of the arm portion storage recess (13), and a collar portion integrally formed on the periphery of the main body (51) over the entire circumference. (52). The flange (52) protrudes on the back side of the main body (51). Moreover, this latching | locking part (50) has a left-right symmetric structure. A pair of bearing protrusions (53) and (53) facing each other are provided on the back surface of the upper end of the main body (51). A pair of second shaft bearing holes (54) and (54) corresponding to the projections (40) and (40) are formed in the bearing protrusions (53) and (53).
[0039]
And the convex part (40) (40) of the said arm part (30) is rotatably fitted by this bearing hole (54) (54), and it is parallel and parallel to a wall surface (W), and is horizontal 2nd. An axis (A2), that is, a second axis (A2) parallel to the first axis (A1) is configured, and the locking portion (50) is configured to be rotatable about the second axis (A2). Yes.
[0040]
As shown in FIG. 4, the upper end of the main body (31) of the arm portion (30) has an elastic engagement piece (41) parallel to the outer surface of the upper wall portion (32c) of the peripheral wall portion (32). Are connected together. The distal end portion of the elastic engagement piece (41) has an engagement convex portion (41a) having a semicircular cross section extending in the width direction and slightly projecting to the outer surface side.
[0041]
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 3, the elastic engagement piece is interposed between the bearing protrusions (53) and (53) on the back surface of the upper end of the main body (51) of the locking part (50). An engagement recess (55) corresponding to the engagement protrusion (41a) of (41) is provided. Further, a rotation restricting protrusion (56) is provided in the vicinity of the lower side of the engaging recess (55) on the back surface of the upper end of the body (51) of the locking part (50).
[0042]
Then, as shown in FIG. 2, immediately before the locking portion (50) rotates to a position perpendicular to the arm portion (30), the main body (51) of the locking portion (50) is A position where the elastic engaging piece (41) is elastically deformed by hitting the engaging convex part (41a) of the engaging piece (41), and the locking part (50) is perpendicular to the arm part (30) 3, the elastic engagement piece (41) is elastically restored, and the engagement convex portion (41a) is engaged with the engagement concave portion (55), as shown in FIG. (50) posture is maintained. On the other hand, the engagement between the engagement convex portion (41a) and the engagement concave portion (55) of the elastic engagement piece (41) forces the locking portion (50) parallel to the arm portion (30). It is supposed to be released by rotating it to the position side.
[0043]
Further, when the locking portion (50) is rotated to a position perpendicular to the arm portion (30), the main body (51) of the locking portion (50) is elastically engaged with the arm portion (30). The rotation restricting projecting piece (56) abuts against the end surface of the upper wall portion (32c) of the peripheral wall portion (32) of the arm portion (30). Further engagement of the locking portion (50) is restricted by one collision.
[0044]
Further, the locking portion (50) is shown in FIG. 1 when the arm portion (30) is stood up and stored in the arm portion storage recess (13) of the mounting portion (10). The arm (30) is parallel to the arm (30), and the main body (51) of the locking portion (50) abuts the end surface of the peripheral wall portion (12) of the mounting portion (10). ) Is closed, and the opening is covered as shown in FIG.
[0045]
At this time, since the arm portion (30) is held in an upright position by the engagement of the elastic protruding piece (23) and the claw piece (37), the locking portion (50) is for storing the arm portion. It will be hold | maintained in the state which covered the opening part of the recessed part (13). Moreover, the said collar part (52) becomes a thing which shields water, and prevents the penetration | invasion of the water into the arm part accommodation recessed part (13) more reliably.
[0046]
When using the bath lid locking device (1) having the above-described configuration, as shown in FIGS. 5 and 6, first, the bath lid locking device (1) is attached to the wall surface (W) below the mounting position of the bath lid locking device (1). Lean the lid (B). Next, the locking part (50) of the bath lid locking tool (1) is grasped, and the locking part (50) is pulled slightly forward. Then, the engagement between the elastic projection piece (23) and the claw piece (37) is released, and the arm portion (30) is pulled out from the arm portion storage recess (13) of the mounting portion (10). It is rotated to the horizontal posture side around the first axis (A1). Further, by operating the locking portion (50) to bring the arm portion (30) into a horizontal posture and making the locking portion (50) project downward, the locking portion (50) as shown in FIG. ) Locks the bath lid (B).
[0047]
Thus, according to this bath lid latching tool (1), there is no need to move the bath lid (B) during the latching operation, and the bath lid (B) that has been leaned against the wall surface (W) in advance. Can be locked. Therefore, the locking operation can be easily performed.
[0048]
In this locked state, as shown in FIG. 3, the arm part (30) is restricted from further rotation by the abutment between the claw piece (37) and the upper edge of the notch part (20). Further, the elastic engagement piece (21) is held in a horizontal posture by the engagement of the engagement protrusion (21a) and the engagement piece (39). Therefore, there is no possibility that the arm part (30) is lifted unintentionally, and therefore the locking position of the locking part (50) to the bath lid (B) is fixed.
[0049]
Further, as shown in FIG. 3, the locking portion (50) has an abutment between the main body (51) and the outer surface of the elastic engagement piece (41), and a rotation restricting projection piece (56) and an arm portion ( 30) Further rotation is restricted by abutment with the end surface of the upper wall portion (32c), and the engagement protrusion (41a) and the engagement recess (55) of the elastic engagement piece (41) Is held in a downward projecting state. Therefore, there is no fear that the locking portion (50) will swing around the second axis (A2), and the bath lid (B) is firmly locked.
[0050]
On the other hand, when releasing the locking to the bath lid (B), the locking part (50) is grasped and the locking part (50) is slightly lifted upward. Then, the engagement between the engagement convex portion (21a) of the elastic engagement piece (21) and the engagement piece (39) is released, and the arm portion (30) stands up about the first axis (A1). It is turned to the posture side. Further, with the rotation of the arm portion (30), the engagement between the engagement convex portion (41a) and the engagement concave portion (55) of the elastic engagement piece (41) is released. Further, by operating the locking part (50) to bring the arm part (30) into an upright position, the locking part (50) is in parallel with the arm part (30), so that the bath lid (B) Is released. Locking can be released by such a simple operation.
[0051]
In this unlocked state, as shown in FIG. 1, the arm portion (30) is housed in the arm portion housing recess (13) of the mounting portion (10), and is elastic with the claw piece (37). Since it is held in an upright position by engagement with the tip of the projecting piece (23), there is no concern that the arm (30) will fall unintentionally and protrude forward of the wall surface (W).
[0052]
The locking portion (50) covers the opening of the arm portion storage recess (13) of the mounting portion (10), thereby preventing water from entering the arm portion storage recess (13). It has become. Therefore, there is no fear that water will enter the recess for storing the arm portion (13) to cause scale or mold.
[0053]
Further, since the arm portion (30) is housed in the arm portion housing recess (13) and the opening of the arm portion housing recess (13) is covered with the locking portion (50), FIG. As shown in FIG. 3, the appearance of the bath lid locking tool (1) is neat and clean.
[0054]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, it cannot be overemphasized that this invention is not limited to the said embodiment.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, the bath lid locking device according to the present invention is configured such that the arm portion is in an upright position via a first shaft that is parallel to the wall surface and horizontal to the mounting portion that is mounted on the wall surface on which the bath lid is stood. A locking part for locking the bath lid via a second axis parallel to the first axis is attached to the arm part. Since it is mounted so as to be rotatable within a range from a parallel angle position to a right angle position, a bath lid is set against the wall surface in the bathroom in advance, and the standing posture is set against the bath lid. While turning the arm about the first axis to a horizontal position, the locking part is rotated about the second axis and opened to a position perpendicular to the arm part, and the locking part protrudes downward. By hooking the locking part to the bath lid, It is possible to prevent the bath lid from collapsing, so that it is not necessary to perform troublesome work such as moving the bath lid during the locking operation, and the locking operation is simple. Have advantages.
[0056]
In addition, when provided with a locking portion holding means for holding the locking portion at an angular position perpendicular to the arm portion, the locking in a downward projecting state when locking the bath lid This has the advantage that the shaking of the part can be prevented.
[0057]
Further, when the horizontal posture holding means for holding the arm portion in a horizontal posture is provided, as a result of the horizontal posture holding means holding the arm portion in the horizontal posture, the locking position of the locking portion to the bath lid Has the advantage that the bath lid can be securely locked.
[0058]
Further, when the standing posture holding means for holding the arm portion in the standing posture is provided, the arm portion is held in the standing posture by the standing posture holding means. It has the advantage that it can be prevented from protruding.
[0059]
Further, the mounting portion is provided with an arm portion storage recess that opens to the front side of the mounting portion and stores the arm portion in a standing posture, while the locking portion is a lid that can cover the opening of the storage recess. When it is formed in a shape, the beauty of the bath lid locking tool when not in use is improved, and water can be prevented from entering the storage recess.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a state in which a bath lid locking device according to an embodiment of the present invention is not used.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the bath lid locking device in use.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the bath lid locking device in use.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the bath lid locking tool.
FIG. 5 is a perspective view of the bath lid locking device when not in use.
FIG. 6 is a perspective view of the bath lid latching device in use.
FIG. 7 is a perspective view of the bath lid locking device in use.
8A and 8B are diagrams showing a conventional bath lid locking device, wherein FIG. 8A is a perspective view of the interior of the bathroom, FIG. 8B is a perspective view of the bath lid locking device in use, and FIG. 8C is a bath lid. It is sectional drawing of the state at the time of non-use of a locking tool.
[Explanation of symbols]
1 ... Bath lid lock
10 ... Mounting part
13 ... Recess for arm storage
17 ... Bearing recess
21 ... Elastic engagement piece for maintaining horizontal posture
23 ... Elastic protrusion for standing posture
30 ... arm part
36 ... convex (first axis)
37 ... Nail
39… engagement piece
40 ... convex part (second axis)
41 ... Elastic engagement piece
50 ... Locking part
53… Projection piece for bearing
54 ... Bearing hole
55 ... engaging recess
56 ... Projection B for rotation restriction B ... Bath lid W ... Wall surface

Claims (5)

風呂蓋（Ｂ）が立て掛けられる壁面（Ｗ）に取り付けられる取付部（10）に、前記壁面と平行でかつ水平な第１軸（A1）を介して、アーム部（30）が起立姿勢から水平姿勢までの範囲内で回動自在に取り付けられるとともに、このアーム部（30）に、前記第１軸と平行な第２軸（A2）を介して、前記風呂蓋を係止する係止部（50）が、前記アーム部に対して平行な角度位置から直角な角度位置までの範囲内で回動自在に取り付けられてなることを特徴とする風呂蓋係止具。The arm part (30) is placed in a horizontal position from an upright position on the mounting part (10) attached to the wall surface (W) on which the bath lid (B) is leaned, via the first axis (A1) parallel to the wall surface and horizontal. A locking part (not shown) that is rotatably attached within the range up to the posture, and that locks the bath lid on the arm part (30) via a second axis (A2) parallel to the first axis. 50) is attached to the bath lid so as to be freely rotatable within a range from an angle position parallel to the arm portion to an angle position perpendicular to the arm portion. 前記係止部を前記アーム部に対して直角な角度位置に保持する係止部保持手段（41）（55）を備えてなる請求項１記載の風呂蓋係止具。The bath lid locking device according to claim 1, further comprising locking portion holding means (41) (55) for holding the locking portion at an angular position perpendicular to the arm portion. 前記アーム部を水平姿勢に保持する水平姿勢保持手段（21）（39）を備えてなる請求項１又は２記載の風呂蓋係止具。The bath lid lock according to claim 1 or 2, further comprising horizontal posture holding means (21) (39) for holding the arm portion in a horizontal posture. 前記アーム部を起立姿勢に保持する起立姿勢保持手段（23）（37）を備えてなる請求項１乃至３のいずれか１項記載の風呂蓋係止具。The bath lid locking device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a standing posture holding means (23) (37) for holding the arm portion in a standing posture. 前記取付部（10）には、その前面側に開口し、起立姿勢のアーム部を収納するアーム部収納用凹部（13）が設けられる一方、
前記係止部（50）は、前記収納用凹部（13）の開口部を覆いうる蓋状に形成されてなる請求項１乃至４のいずれか１項記載の風呂蓋係止具。While the mounting portion (10) is provided with a recess for storing an arm portion (13) that opens to the front side of the mounting portion and stores the arm portion in a standing posture,
The bath lid latching device according to any one of claims 1 to 4, wherein the latching portion (50) is formed in a lid shape that can cover the opening of the storage recess (13).

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