JP3763238B2 - 電動車椅子のリクライニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動車椅子における座席のリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、着座部に対して起伏可能な背凭れ部を有し、該背凭れ部を着座姿勢から後傾させる姿勢とに渡って回動させるリクライニング手段を設けた電動車椅子のリクライニング装置が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、リクライニング可能な座席においては背凭れ部を着座部に対し後方へ回動させるに伴って使用者の体重が座席後方へ掛かるものである。
その為、上記の如く、リクライニング装置を設置した電動車椅子においては背凭れ部を後方へ回動させすぎてしまうと、搭乗者の体重が車輌の後方へ掛かることになり走行中車体の安定性が悪くなるといった問題が生じていた。
又、該背凭れ部の後方回動に伴って搭乗者の視界は上方へと変化される為、走行時の視認性が悪くなるといった問題も生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、車輌前部にハンドル軸12を立設し、その上端部に操舵可能のハンドル13と、走行制御を行うアクセルレバー19とを設け、該車輌後部に左右一対の後輪10,10と、その上方には単座の座席23を設け、該座席23の着座部1に対して起伏可能に設けた背凭れ部2と、該背凭れ部2を前傾状態から後傾状態に渡ってリクライニング移動させるリクライニング手段3を設けた電動車椅子のリクライニング装置において、車輌の走行状態をアクセルレバー19操作の有無により判別する走行停止判別手段4と、着座部1に対する背凭れ部2の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段とを設け、まず車輌の停止中に該傾斜角度検出手段によって傾斜角度θを検出し、検出した傾斜角度θが、あらかじめ設定された所定の基準角度より大きい場合にはアクセルレバー19を操作しても走行モータ6を停止状態に保つようにする走行モータ停止手段7を設けるとともに、走行中に該傾斜角度θが上記基準角度に達した時には、背凭れ部2を該基準角度以上傾斜させないよう規制するリクライニング規制手段8を備えていることを特徴とする電動車椅子のリクライニング装置の構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】
車輌前部にハンドル軸12を立設し、その上端部に操舵可能のハンドル13と、走行制御を行うアクセルレバー19とを設け、該車輌後部に左右一対の後輪10,10と、その上方には単座の座席23を設け、該座席23の着座部1に対して起伏可能に設けた背凭れ部2と、該背凭れ部2を前傾状態から後傾状態に渡ってリクライニング移動させるリクライニング手段3を設けた電動車椅子に、本発明におけるリクライニング装置を設置すると、車輌の停止時においては背凭れ部2をリクライニング可能な全範囲に渡って回動可能にしている為、座席23上の使用者は適宜該背凭れ部2の傾斜角度θを調節し、あらゆる傾斜角度θにて該座席23をリクライニング使用することができると共に、該傾斜角度θが基準角度より大きい場合にはアクセルレバー19を操作しても走行モータ停止手段7により車輌の走行モータ6を停止状態に保つようにする為、背凭れ部2を基準角度を越えて後方へ回動させたまま車輌を走行させてしまうといったようなことがないのである。
そして、車輌の走行時においてはリクライニング規制手段8により背凭れ部2をあらかじめ設定された基準角度を越えて傾斜させないようにしている為、走行中に背凭れ部2を後方へ回動させすぎて車体の安定性及び走行時の視認性が悪くなるといったようなことがない。
【0006】
【実施例】
次に本発明のリクライニング装置を電動車椅子の一例である電動三輪車の座席23に用いた場合の例を図面を参照しながら説明する。
図1から図3は電動三輪車の全体図であって以下に記述の如く構成している。
9は車台フレームであり、後方に左右一対の後輪10,10を設け前方中央に1つの前輪11を設けることで車体を支持し、走行可能に構成している。
【0007】
車台フレーム9の上部前方には、上方へ向けてハンドル軸12を立設しており、該ハンドル軸12の下端に前記前輪11を取着支持し、上端にはハンドル13及び操作パネル14を取着して車体の操向操作を可能に構成している。操作パネル14はその上面にキースイッチ15、変速スイッチ16、ホーンスイッチ17、ウインカスイッチ18等の操縦スイッチ類を設けると共に、その左右側面のどちらか一方側に車体の走行制御を行うアクセルレバー19を取着している。
車台フレーム9の上部後方には、バッテリカバー20によって覆われた電源バッテリ21、走行モータ6、コントロールユニット22等の車体制御部を設け、該制御部の上方に使用者を搭載する座席23を設けている。
該座席23は、腰を掛ける着座部1と上半身を支える背凭れ部2によって形成しており、該背凭れ部2を着座部1に対して起伏可能に、即ちリクライニング移動可能に構成している。
【0008】
3は該背凭れ部2のリクライニング手段の一例であるリクライニングモータであり、座席23側部に取付けたギヤ24との噛み合いによって適宜背凭れ部2を傾斜固定させることができるようにしている。
25は背凭れ部2を起立回動させるべく、上記リクライニングモータ3を回転させる起立スイッチであり、26は背凭れ部2を後方へ回動させるべくリクライニングモータ3を回転させるリクライニングスイッチである。
【0009】
図4は本発明実施例におけるリクライニング装置を設置した座席23の側面図であって、背凭れ部2の最小リクライニング限界ラインA、基準ラインB、最大リクライニング限界ラインCを表すものであり、それぞれのラインA,B,Cと着座部1のラインDの成す角度をそれぞれ背凭れ部2の最小リクライニング限界角度、基準角度、最大リクライニング限界角度と称することとする。
次に、本発明のリクライニング装置を設置した電動三輪車を使用した場合の例を説明する。
まず、車輌のキースイッチ15をONにして通電すると傾斜角度検出手段によりこの時の背凭れ部2の傾斜角度θが検出される。そして該傾斜角度θをあらかじめ設定しておいた基準角度と比較し、該傾斜角度θが基準角度より大きければ走行モータ停止手段7により走行モータ6を停止状態に保つように、即ちアクセルレバー19操作を受付けないようにする。又、該傾斜角度θが基準角度以下であればアクセルレバー19操作量に相当する走行制御を行う。この時走行停止判別手段4は該アクセルレバー19の操作が成されれば車輌は走行中であると判別し、該アクセルレバー19の操作が成されなければ車輌は停車中であると判別する。
【0010】
走行中に起立スイッチ25をONにすると、リクライニングモータ3の作動により背凭れ部2は該起立スイッチ25をOFFにするか又は傾斜角度θが最小リクライニング限界角度に達するまで起立回動する。
走行中にリクライニングスイッチ26をONにすると、リクライニングモータ3の作動により背凭れ部2は該リクライニングスイッチ26をOFFにするまで後方へ回動しようとするのであるが、傾斜角度θが前記基準角度に達するとリクライニング規制手段8によりリクライニングモータ3による背凭れ部2の後方への回動を停止する。即ち、走行中において背凭れ部2は、例えリクライニングスイッチ26を押し続けたとしても基準角度よりも後方へ回動することがないのである。
【0011】
停車中に起立スイッチ25をONにした場合においては、上記走行中に起立スイッチ25をONにした場合と同様に、背凭れ部2は起立スイッチ25をOFFにするか又は傾斜角度θが最小リクライニング限界角度に達するまで起立回動する。
停車中にリクライニングスイッチ26をONにすると、リクライニングモータ3の作動により背凭れ部2は該リクライニングスイッチ26をOFFにするか又は傾斜角度θが最大リクライニング限界角度に達するまで後方へ回動する。即ち、停車中において背凭れ部2の回動可能範囲は、上記走行中にリクライニングスイッチ26をONにした場合と異なり、基準角度を越えて最大リクライニング限界角度に達するまで後方へ回動することができるので、使用者は最小リクライニング限界角度から最大リクライニング限界角度までの全範囲に渡って適宜背凭れ部2の傾斜角度θを調節し、あらゆる傾斜角度θにて座席23をリクライニング使用することができる。又、停車中に該傾斜角度θが基準角度より大きくなると走行モータ停止手段7によりアクセルレバー19操作を受付けないようにする為、背凭れ部2を基準角度を越えて後方へ回動し、そのまま車輌を走行させてしまうといったようなことがないのである。
【0012】
尚、上記実施例においては、リクライニング手段3にはモータを用いていたが、該リクライニング手段3はモータに限定することなく、例えば手動で上記ギヤ24のロック及び解除を行えるような構成とし、ギヤ24の解除時に背凭れ部2を回動させて適位置にて該ギヤ24をロックするというようにしてもよく、この時のリクライニング規制手段8は、走行中に傾斜角度θが基準角度に達するとソレノイドにより規制部材を背凭れ部2の後方回動軌道上に突出させるようにしてもよい。
又、上記実施例において、停車時に背凭れ部2が基準角度を越えてリクライニングしている時には報知ランプを点灯させて使用者に現状態ではアクセルレバー19操作を受付けないということを報知することができるような構成とすればなおよい。
尚、請求の範囲の項に図面との対象と便利にする為に番号を記すが、この記入により本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施図における一部作用を示す全体側面図。
【図2】 本発明実施図における全体平面図。
【図3】 本発明実施図における全体背面図。
【図4】 本発明実施図における座席23の側面図。
【図5】 本発明実施図におけるフローチャート図。
【図6】 本発明実施図におけるフローチャート図。
【図7】 本発明実施図におけるフローチャート図。
【符号の説明】
1 着座部
2 背凭れ部
3 リクライニング手段
4 走行停止判別手段
6 走行モータ
7 走行モータ停止手段
8 リクライニング規制手段
θ 傾斜角度

Claims (1)

  1. 車輌前部にハンドル軸(12)を立設し、その上端部に操舵可能のハンドル(13)と、走行制御を行うアクセルレバー(19)とを設け、該車輌後部に左右一対の後輪(10),(10)と、その上方には単座の座席(23)を設け、該座席(23)の着座部(1)に対して起伏可能に設けた背凭れ部(2)と、該背凭れ部(2)を前傾状態から後傾状態に渡ってリクライニング移動させるリクライニング手段(3)を設けた電動車椅子のリクライニング装置において、車輌の走行状態をアクセルレバー(19)操作の有無により判別する走行停止判別手段(4)と、着座部(1)に対する背凭れ部(2)の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段とを設け、まず車輌の停止中に該傾斜角度検出手段によって傾斜角度(θ)を検出し、検出した傾斜角度(θ)が、あらかじめ設定された所定の基準角度より大きい場合にはアクセルレバー(19)を操作しても走行モータ(6)を停止状態に保つようにする走行モータ停止手段(7)を設けるとともに、走行中に該傾斜角度(θ)が上記基準角度に達した時には、背凭れ部(2)を該基準角度以上傾斜させないよう規制するリクライニング規制手段(8)を備えていることを特徴とする電動車椅子のリクライニング装置。
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