JP3760841B2

JP3760841B2 - Filler cap structure

Info

Publication number: JP3760841B2
Application number: JP2001345813A
Authority: JP
Inventors: 浩長谷部
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 2001-11-12
Filing date: 2001-11-12
Publication date: 2006-03-29
Anticipated expiration: 2021-11-12
Also published as: JP2003146093A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィラーキャップ構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動車などの車両には、車体に給油口が設けられ、この給油口には、フィラーリッドが開閉可能に取付けられている。この給油口の内部には燃料タンクから延びるフィラーネックが収容され、このフィラーネックにはフィラーキャップが取付けられている。
【０００３】
このような構成によれば、フィラーリッドを開くことによって給油口を外部に露出させ、次いで、給油口内部のフィラーキャップを外してフィラーネックを開口させることにより、フィラーネックを介して給油を行うことができる。そして、給油終了後は、フィラーネックにフィラーキャップを取付け、フィラーリッドを閉じて給油口を覆い隠すようにする。
【０００４】
このようなフィラーリッド部構造では、人体に帯電した静電気を除電する必要があり、そのために、従来、特開１１−３０１２９０号公報のように、フィラーキャップに対して締切時にフィラーネックへ接して放電を行わせる突出部を設けたものなどが知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開１１−３０１２９０号公報のフィラーキャップでは、突出部が単にフィラーキャップに固定されているだけの構造であるため、フィラーキャップが確実に締まる前に突出部がフィラーネックに接してしまうと、フィラーキャップにシール不良が発生するおそれがあった。
【０００６】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、フィラーキャップのシール不良を防止して放電を行わせることのできるフィラーキャップ構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１に記載された発明では、フィラーネックに対してフィラーキャップ本体を着脱させるよう構成したフィラーキャップ構造において、フィラーキャップ本体に、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようフィラーキャップ本体に対して可動する可動爪部を設け、前記フィラーキャップ本体が、フィラーネックに螺着されるハンドル内周部と、該ハンドル内周部に外嵌され、ハンドル内周部に対して周方向に相対回転可能なハンドル外周部とを備えると共に、締切時に前記ハンドル内周部を回転が制止されるまでフィラーネックに螺着した時に、ハンドル内周部に対してハンドル外周部を締込方向へ更に相対回転させることによって、前記可動爪部を可動させる機構を備えたフィラーキャップ構造を特徴としている。
【０００８】
このように構成された請求項１にかかる発明によれば、締切時にハンドル内周部を回転が制止されるまでフィラーネックに螺着した時に、ハンドル内周部に対してハンドル外周部を締込方向へ更に相対回転させることによって、可動爪部が、可動させる機構によりフィラーキャップ本体に対し可動して、締切前のフィラーネックに接触されない退避状態から、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となることにより、確実に放電を行わせると共に、確実にフィラーキャップ本体によるフィラーネックのシールを行わせることができる。
【０００９】
請求項２に記載された発明では、前記可動爪部が、ハンドル外周部に設けられると共にフィラーネックに対して半径方向へ近接離反動自在に設けられ、可動爪部を可動させる機構が、一端をハンドル内周部に接続され、他端をハンドル外周部に接続され、中間部を可動爪部に係止されて、ハンドル内周部に掛け回された索状部材である請求項１記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００１０】
このように構成された請求項２にかかる発明によれば、ハンドル内周部とハンドル外周部とを周方向に相対変位させて、索状部材を引張らせることにより、索状部材の中間部に係止された可動爪部をフィラーネックへ近接させるようにすることができる。
【００１１】
請求項３に記載された発明では、前記索状部材は、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、上流側の端部をハンドル内周部に接続し、下流側の端部をハンドル外周部に接続した請求項２記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００１２】
このように構成された請求項３にかかる発明によれば、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、索状部材の上流側の端部をハンドル内周部に接続すると共に、索状部材の下流側の端部をハンドル外周部に接続することにより、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００１３】
請求項４に記載された発明では、可動爪部を可動させる機構は、可動爪部が退避状態となる位置と、可動爪部が接触状態となる位置との何れかに、ハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置を保持するロック機構を備えた請求項２または請求項３記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００１４】
このように構成された請求項４にかかる発明によれば、ロック機構が、ハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置を、可動爪部が退避状態となる位置と、可動爪部が接触状態となる位置との何れかに保持させることにより、不用意にハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置がずれることを防止することができる。
【００１５】
請求項５に記載された発明では、前記可動爪部が、ハンドル外周部に設けられると共にフィラーネックに対して半径方向へ近接離反動自在に設けられ、可動爪部を可動させる機構が、ハンドル外周部とハンドル内周部との間に形成されたカム機構である請求項１記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００１６】
このように構成された請求項５にかかる発明によれば、ハンドル内周部とハンドル外周部とを周方向に相対変位させて、可動爪部をカム機構に倣わせることにより、可動爪部をフィラーネックへ近接させるようにすることができる。
【００１７】
請求項６に記載された発明では、前記カム機構は、可動爪部の内面上部に設けたカムフォロワと、ハンドル内周部の外側面に設けた、前記カムフォロワをガイドするカム面とを備え、該カム面が、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、上流側に可動爪部を退避状態にするための退避部を備えると共に、下流側に可動爪部を接触状態にするための接触部を備えた請求項５記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００１８】
このように構成された請求項６にかかる発明によれば、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、カム面の上流側に可動爪部を退避状態にするための退避部を備えると共に、カム面の下流側に可動爪部を接触状態にするための接触部を備えることにより、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００１９】
請求項７に記載された発明では、前記カム面が、退避部と接触部との外側部分にカムフォロワの移動領域を規制する一対のストッパ部を備えた請求項５または請求項６記載のフィラーキャップ構造を特徴としている。
【００２０】
このように構成された請求項７にかかる発明によれば、カム面の退避部と接触部との外側部分に設けた一対のストッパ部により、カムフォロワの移動領域を有効に規制することができる。
【００２１】
【発明の実施の形態１】
以下、本発明の具体的な実施の形態１について、図示例と共に説明する。
【００２２】
図１〜図４は、この発明の実施の形態１を示すものである。
【００２３】
まず、構成を説明すると、自動車などの車両では、車体に給油口部が設けられており、この給油口部の内部には燃料タンクから延びるフィラーネック１が収容され、このフィラーネック１にはフィラーキャップ本体２が取付けられている。
【００２４】
このフィラーキャップ本体２は、フィラーネック１のネジ部分に螺着されるキャップ部３と、このキャップ部３の背面側に図示しないラチェット機構を介して取付けられたハンドル部４とを備えている。このラチェット機構は、通常はキャップ部３とハンドル部４とを共廻りさせると共に、一定以上の力が作用した時にキャップ部３とハンドル部４とを空廻りさせるようにするものである。また、キャップ部３の外周には、シール溝５が形成され、このシール溝５にはフィラーネック１上部との間でシールを行わせるシールリング６が外嵌されている。
【００２５】
上記ハンドル部４は、キャップ部３の背面側に上記ラチェット機構を介して連結されるハンドル内周部７と、このハンドル内周部７に外嵌されるほぼキャップ状のハンドル外周部８とを備えている。このハンドル外周部８は、導電性樹脂によって構成されており、その背面には直径方向へ延びるハンドル９が突出形成されている。なお、ハンドル内周部７とハンドル外周部８とは、軸線方向に対しては一体化されると共に、軸線方向を中心として周方向へ相対的に回転可能とされている。
【００２６】
この実施の形態１のものでは、フィラーキャップ本体２に対し、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネック１へ近接して接触状態となるようフィラーキャップ本体２に対して可動する可動爪部１０を設けている。
【００２７】
この可動爪部１０は、ハンドル外周部８の側面に一対の切込１１を入れることによって形成されている。この可動爪部１０は、フィラーネック１に対してほぼ半径方向へ近接離反動自在に弾性変形されるようになっている。図２では、可動爪部１０は、ハンドル外周部８の側面の周方向１箇所にのみ設けられている。可動爪部１０の内面側下部には、フィラーネック１に対する接点部１２が突設されている。この接点部１２は、通常は、フィラーネック１に接触されないように退避状態に設定されている。
【００２８】
そして、更に、可動爪部１０を可動させる機構（可動機構）１３を設ける。この可動機構１３は、一端をハンドル内周部７の外側面から突設された係止用凸部１４に接続され、他端をハンドル外周部８の内側面から突設された係止用凸部１５に接続され、中間部を可動爪部１０の内面に設けられたフック部１６に係止されて、ハンドル内周部７に掛け回されたワイヤなどの索状部材１７を備えている。この索状部材１７は、フィラーキャップ本体２の締込方向１８を基準として、上流側の端部をハンドル内周部７の係止用凸部１４に接続し、下流側の端部をハンドル外周部８の係止用凸部１５に接続するようにしている。
【００２９】
更に、上記可動機構１３は、可動爪部１０が退避状態となる位置と、可動爪部１０が接触状態となる位置との何れかに、ハンドル内周部７とハンドル外周部８との周方向の相対位置を保持するロック機構１９を備えている。
【００３０】
このロック機構１９は、ハンドル外周部８の内側面から突設された１本のロック用凸部２０と、ハンドル内周部７の外側面に形成された、ロック用凸部２０を収容する一対のロック用凹部２１，２２と、ロック用凹部２１，２２間の領域の外側部分に形成された、ロック用凸部２０の移動領域を規制する一対のストッパ２３，２４とを備えている。
【００３１】
ここで、フィラーキャップ本体２の締込方向１８を基準として、上流側のものが可動爪部１０を退避状態に保持するためのロック用凹部２１となっており、下流側のものが可動爪部１０を接触状態に保持するためのロック用凹部２２となっている。また、ロック用凸部２０は、上記ラチェット機構が空廻りされる直前に、ロック用凹部２１，２２から外れるように設定されている。
【００３２】
なお、ロック機構１９のロック用凸部２０、ロック用凹部２１，２２、ストッパ２３，２４は、係止用凸部１４，１５間の索状部材１７が配設されていない部分を利用して形成されている。また、係止用凸部１４，１５およびストッパ２３，２４は、相互に干渉しない程度の突出量に設定されている。
【００３３】
次に、この実施の形態１の作用について説明する。
【００３４】
フィラーキャップ本体２がフィラーネック１に対して締まっていない状態では、図１、図２に示すように、可動爪部１０は退避状態となっており、フィラーネック１とは接していない。
【００３５】
この状態で、ハンドル９を摘んでフィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対し締込方向１８へ廻して行き、フィラーキャップ本体２が完全に締切られると、フィラーキャップ本体２の回転が制止される。更に、フィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対して締込方向１８へ廻すと、ロック機構１９のロック用凸部２０がロック用凹部２１から外れ、ハンドル外周部８がハンドル内周部７に対して締込方向１８へ相対回転してロック用凸部２０がロック用凹部２２へ入り、図３、図４に示す状態となる。これにより、可動機構１３を構成するワイヤなどの索状部材１７が引張られて、内周側へ締まるので、フック部１６を介して可動爪部１０がフィラーネック１に近接して接触状態となる。なお、ロック用凸部２０がロック用凹部２２へ入って以後は、ストッパ２４によって、ハンドル外周部８とハンドル内周部７とは一体に締込方向１８へ回転されることとなる。
【００３６】
反対に、フィラーキャップ本体２を外す場合には、ハンドル９を摘んでフィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対し締込方向１８とは反対方向（緩め方向１８’）へ廻す。すると、ロック機構１９のロック用凸部２０がロック用凹部２２から外れ、ハンドル外周部８がハンドル内周部７に対して緩め方向１８’へ相対回転してロック用凸部２０がロック用凹部２１へ入り、図１、図２に示す状態となる。これにより、可動機構１３を構成するワイヤなどの索状部材１７が緩められて、外周側へ拡がるので、可動爪部１０が解放されフィラーネック１から離反して退避状態となる。なお、ロック用凸部２０がロック用凹部２１へ入って以後は、ストッパ２３によって、ハンドル外周部８とハンドル内周部７とは一体に緩め方向１８’へ回転されることとなる。
【００３７】
このように、フィラーキャップ本体２に対して可動できるよう設けた可動爪部１０が、締切前のフィラーネック１に接触されない退避状態から、締切時にフィラーネック１へ近接して接触状態となることにより、確実に放電を行わせると共に、確実にフィラーキャップ本体２によるフィラーネック１のシールを行わせることができる。
【００３８】
また、ハンドル内周部７とハンドル外周部８とを周方向に相対変位させて、索状部材１７を引張らせることにより、索状部材１７の中間部に係止された可動爪部１０をフィラーネック１へ近接させるようにすることができる。
【００３９】
そして、フィラーキャップ本体２の締込方向１８を基準として、索状部材１７の上流側の端部をハンドル内周部７に接続すると共に、索状部材１７の下流側の端部をハンドル外周部８に接続することにより、締切前はフィラーネック１に接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネック１へ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００４０】
更に、ロック機構１９が、ハンドル内周部７とハンドル外周部８との周方向の相対位置を、可動爪部１０が退避状態となる位置と、可動爪部１０が接触状態となる位置との何れかに保持させることにより、不用意にハンドル内周部７とハンドル外周部８との周方向の相対位置がずれることを防止することができる。
【００４１】
【発明の実施の形態２】
図５〜図８は、この発明の実施の形態２を示すものである。なお、実施の形態１と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。
【００４２】
この実施の形態２のものでは、可動爪部１０の可動機構１３として、ハンドル外周部８とハンドル内周部７との間にカム機構２５を設ける。このカム機構２５は、可動爪部１０の内面上部に設けたカムフォロワ２６と、ハンドル内周部７の外側面に設けた、カムフォロワ２６をガイドするカム面２７とを備えている。
【００４３】
このカム面２７は、フィラーキャップ本体２の締込方向１８を基準として、上流側に可動爪部１０を退避状態にするための退避部２８を備え、下流側に可動爪部１０を接触状態にするための接触部２９を備え、退避部２８と接触部２９との間に両者を繋ぐ移行部３０を備えている。更に、カム面２７は、退避部２８と接触部２９との外側部分にカムフォロワ２６の移動領域を規制する一対のストッパ部３１，３２を備えている。ここで、接触部２９は退避部２８よりもフィラーキャップ本体２の中心に近接した位置に形成されている。また、移行部３０は退避部２８と接触部２９との間を滑らかに接続するための傾斜面となっている。一方、可動爪部１０の接点部１２は、カムフォロワ２６が退避部２８の位置にある時にフィラーネック１から退避され、カムフォロワ２６が接触部２９の位置にある時にフィラーネック１に接触されるように設定されている。
【００４４】
なお、図１、図２では、可動爪部１０は、フィラーキャップ本体２に対し、１８０度離れた位置に２箇所形成されている。これに対応して、カム面２７も２箇所形成されている。
【００４５】
次に、この実施の形態２の作用について説明する。
【００４６】
フィラーキャップ本体２がフィラーネック１に対して締まっていない状態では、図５、図６に示すように、可動爪部１０は退避状態となっており、フィラーネック１とは接していない。
【００４７】
この状態で、ハンドル９を摘んでフィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対し締込方向１８へ廻して行き、フィラーキャップ本体２が完全に締切られると、フィラーキャップ本体２の回転が制止される。更に、フィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対し締込方向１８へ廻すと、ハンドル外周部８がハンドル内周部７に対して締込方向１８へ相対回転して、カムフォロワ２６が退避部２８から接触部２９へと移動し、図７、図８に示す状態となる。これにより、可動爪部１０が弾性力で内周側へ復帰しようとするので、可動爪部１０がフィラーネック１に近接して接触状態となる。なお、カムフォロワ２６が接触部２９へ移動した以後は、ストッパ３２によって、ハンドル外周部８とハンドル内周部７とは一体に締込方向１８へ回転されることとなる。
【００４８】
反対に、フィラーキャップ本体２を外す場合には、ハンドル９を摘んでフィラーキャップ本体２をフィラーネック１に対し締込方向１８とは反対方向（緩め方向１８’）へ廻す。すると、ハンドル外周部８がハンドル内周部７に対して緩め方向１８’へ相対回転して、カムフォロワ２６が接触部２９から退避部２８へと移動し、図５、図６に示す状態となる。これにより、可動爪部１０が弾性力に抗して外周側へ押出されるので、可動爪部１０がフィラーネック１から離反して退避状態となる。なお、カムフォロワ２６が退避部２８へ移動した以後は、ストッパ３１によって、ハンドル外周部８とハンドル内周部７とは一体に緩め方向１８’へ回転されることとなる。
【００４９】
このように、フィラーキャップ本体２に対して可動できるよう設けた可動爪部１０が、締切前のフィラーネック１に接触されない退避状態から、締切時にフィラーネック１へ近接して接触状態となることにより、確実に放電を行わせると共に、確実にフィラーキャップ本体２によるフィラーネック１のシールを行わせることができる。
【００５０】
また、ハンドル内周部７とハンドル外周部８とを周方向に相対変位させて、可動爪部１０をカム機構２５に倣わせることにより、可動爪部１０をフィラーネック１へ近接させるようにすることができる。
【００５１】
そして、フィラーキャップ本体２の締込方向１８を基準として、カム面２７の上流側に可動爪部１０を退避状態にするための退避部２８を備えると共に、カム面２７の下流側に可動爪部１０を接触状態にするための接触部２９を備えることにより、締切前はフィラーネック１に接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネック１へ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００５２】
更に、カム面２７の退避部２８と接触部２９との外側部分に設けた一対のストッパ部３１，３２により、カムフォロワ２６の移動領域を有効に規制することができる。
【００５３】
上記以外の部分については、上記実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【００５４】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項１の発明によれば、締切時にハンドル内周部を回転が制止されるまでフィラーネックに螺着した時に、ハンドル内周部に対してハンドル外周部を締込方向へ更に相対回転させることによって、可動爪部が、可動させる機構によりフィラーキャップ本体に対し可動して、締切前のフィラーネックに接触されない退避状態から、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となることにより、確実に放電を行わせると共に、確実にフィラーキャップ本体によるフィラーネックのシールを行わせることができる。
【００５５】
請求項２の発明によれば、ハンドル内周部とハンドル外周部とを周方向に相対変位させて、索状部材を引張らせることにより、索状部材の中間部に係止された可動爪部をフィラーネックへ近接させるようにすることができる。
【００５６】
請求項３の発明によれば、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、索状部材の上流側の端部をハンドル内周部に接続すると共に、索状部材の下流側の端部をハンドル外周部に接続することにより、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００５７】
請求項４の発明によれば、ロック機構が、ハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置を、可動爪部が退避状態となる位置と、可動爪部が接触状態となる位置との何れかに保持させることにより、不用意にハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置がずれることを防止することができる。
【００５８】
請求項５の発明によれば、ハンドル内周部とハンドル外周部とを周方向に相対変位させて、可動爪部をカム機構に倣わせることにより、可動爪部をフィラーネックへ近接させるようにすることができる。
【００５９】
請求項６の発明によれば、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、カム面の上流側に可動爪部を退避状態にするための退避部を備えると共に、カム面の下流側に可動爪部を接触状態にするための接触部を備えることにより、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようにすることができる。
【００６０】
請求項７の発明によれば、カム面の退避部と接触部との外側部分に設けた一対のストッパ部により、カムフォロワの移動領域を有効に規制することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１の縦断面図である。
【図２】図１の横断面図である。
【図３】図１の作動図である。
【図４】図３の横断面図である。
【図５】本発明の実施の形態２の縦断面図である。
【図６】図５の横断面図である。
【図７】図５の作動図である。
【図８】図７の横断面図である。
【符号の説明】
１フィラーネック
２フィラーキャップ本体
７ハンドル内周部
８ハンドル外周部
１０可動爪部
１３可動機構
１７索状部材
１８締込方向
１９ロック機構
２５カム機構
２６カムフォロワ
２７カム面
２８退避部
２９接触部
３１ストッパ部
３２ストッパ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a filler cap structure.
[0002]
[Prior art]
In general, a vehicle such as an automobile is provided with a fuel filler opening in a vehicle body, and a filler lid is attached to the fuel filler opening and closing. A filler neck extending from the fuel tank is accommodated inside the fuel filler opening, and a filler cap is attached to the filler neck.
[0003]
According to such a configuration, the filler opening is exposed to the outside by opening the filler lid, and then the filler cap inside the filler opening is removed and the filler neck is opened to supply fuel via the filler neck. Can do. After the refueling is completed, a filler cap is attached to the filler neck, the filler lid is closed, and the refueling port is covered.
[0004]
In such a filler lid part structure, it is necessary to remove static electricity charged on the human body. For this reason, conventionally, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-301290, the filler cap is in contact with the filler neck when it is cut off. The thing which provided the protrusion part which performs this is known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the filler cap disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-301290 has a structure in which the protruding portion is simply fixed to the filler cap. Therefore, if the protruding portion comes into contact with the filler neck before the filler cap is securely tightened. There was a risk that a seal failure would occur in the filler cap.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a filler cap structure that can solve the above-described problems and prevent discharge failure of the filler cap and cause discharge.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the invention described in claim 1, in the filler cap structure configured to detach the filler cap body from the filler neck, the filler cap body is not in contact with the filler neck before the deadline. Provided with a movable claw portion that is movable with respect to the filler cap main body so as to be in a retracted state and in close contact with the filler neck at the time of closing , the filler cap main body is a handle inner peripheral portion that is screwed to the filler neck, A handle outer periphery that is externally fitted to the handle inner peripheral portion and is rotatable relative to the handle inner peripheral portion in the circumferential direction. When worn, by rotating the outer periphery of the handle further relative to the inner periphery of the handle in the tightening direction, It is characterized in the filler cap structure provided with a mechanism for moving the movable claw portion.
[0008]
According to the invention according to claim 1 configured as described above, when the handle inner periphery is screwed to the filler neck until the rotation is stopped at the time of closing, the handle outer periphery is tightened with respect to the handle inner periphery. By further relative rotation in the direction, the movable claw portion is moved with respect to the filler cap body by a mechanism to be moved, and from a retracted state in which the movable claw portion is not in contact with the filler neck before the deadline, is brought into contact with the filler neck at the time of the deadline. Thus, the discharge can be surely performed, and the filler neck can be reliably sealed by the filler cap body.
[0009]
In the invention described in claim 2, the movable claw portion is provided on the outer peripheral portion of the handle and is provided so as to be movable toward and away from the filler neck in the radial direction, and the mechanism for moving the movable claw portion has one end. 2. The filler according to claim 1, wherein the filler is a cord-like member connected to the handle inner peripheral portion, connected at the other end to the handle outer peripheral portion, locked at the intermediate portion by the movable claw portion, and wound around the handle inner peripheral portion. It features a cap structure.
[0010]
According to the invention according to claim 2 configured as described above, the middle portion of the cord-like member is formed by pulling the cord-like member by relatively displacing the handle inner circumferential portion and the handle outer circumferential portion in the circumferential direction. The movable nail | claw part latched by can be made to adjoin to a filler neck.
[0011]
In the invention described in claim 3, wherein the cord-like member, the handle relative to the tightening direction of the filler cap body, and connect the ends of the upper stream side in the handle periphery, the end portion of the lower stream side The filler cap structure according to claim 2 connected to the outer peripheral portion is characterized.
[0012]
According to the thus configured invention according to claim 3, based on the tightening direction of the filler cap body, thereby connecting the ends of the upper stream side of the cord-like member on the peripheral portion within the handle, cord-like member by connecting the ends of the lower stream side of the handle outer peripheral portion, before the deadline becomes the retracted state not in contact with the filler neck, it can be made to be contact with adjacent to the filler neck when the deadline.
[0013]
In the invention described in claim 4, the mechanism for moving the movable claw portion includes the handle inner peripheral portion at any one of a position where the movable claw portion is in a retracted state and a position where the movable claw portion is in a contact state. The filler cap structure according to claim 2 or 3, further comprising a lock mechanism that holds a relative position in a circumferential direction with respect to the outer peripheral portion of the handle.
[0014]
According to the invention according to claim 4 configured as described above, the lock mechanism includes the relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion and the handle outer peripheral portion, the position where the movable claw portion is in the retracted state, and the movable claw. By holding at any position where the portion comes into contact, it is possible to prevent the relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion and the handle outer peripheral portion from being inadvertently shifted.
[0015]
In the invention described in claim 5, the movable claw portion is provided on the outer periphery of the handle and is provided so as to be movable toward and away from the filler neck in the radial direction. 2. A filler cap structure according to claim 1, wherein the filler cap structure is a cam mechanism formed between the first portion and the inner peripheral portion of the handle.
[0016]
According to the invention concerning Claim 5 comprised in this way, a movable claw part is obtained by displacing a handle inner peripheral part and a handle outer peripheral part to the circumferential direction, and making a movable claw part follow a cam mechanism. Can be placed close to the filler neck.
[0017]
In the invention described in claim 6, the cam mechanism includes a cam follower provided on the upper surface of the inner surface of the movable claw portion and a cam surface provided on the outer surface of the inner peripheral portion of the handle for guiding the cam follower. cam surfaces, relative to the tightening direction of the filler cap body provided with a retraction unit for the retracted state of the movable claw portion on the upstream side, the contact to the contact state of the movable claw section below downstream The filler cap structure according to claim 5 provided with a portion is characterized.
[0018]
According to the thus configured invention according to claim 6, based on the tightening direction of the filler cap body provided with a retraction unit for the retracted state of the movable claw portion on the upstream side of the cam surface, by providing a contact portion for making contact with the movable claw portion under flow side of the cam surface, before the deadline becomes the retracted state not in contact with the filler neck, so that the contact state close to the filler neck when the deadline can do.
[0019]
According to a seventh aspect of the present invention, in the filler cap according to the fifth or sixth aspect, the cam surface includes a pair of stopper portions for restricting a moving area of the cam follower at an outer portion between the retracting portion and the contact portion. It features a structure.
[0020]
According to the invention concerning Claim 7 comprised in this way, the moving area | region of a cam follower can be effectively controlled by a pair of stopper part provided in the outer part of the retracting part of a cam surface, and a contact part.
[0021]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiment 1
Hereinafter, a specific first exemplary embodiment of the present invention will be described together with illustrated examples.
[0022]
1 to 4 show Embodiment 1 of the present invention.
[0023]
First, the structure will be described. In a vehicle such as an automobile, a fuel filler part is provided in the vehicle body, and a filler neck 1 extending from a fuel tank is accommodated in the fuel filler part. A cap body 2 is attached.
[0024]
The filler cap body 2 includes a cap portion 3 that is screwed onto a screw portion of the filler neck 1 and a handle portion 4 that is attached to the back side of the cap portion 3 via a ratchet mechanism (not shown). This ratchet mechanism normally rotates the cap portion 3 and the handle portion 4 together, and causes the cap portion 3 and the handle portion 4 to rotate idle when a certain force or more is applied. Further, a seal groove 5 is formed on the outer periphery of the cap portion 3, and a seal ring 6 for sealing between the upper portion of the filler neck 1 and the seal groove 5 is fitted on the seal groove 5.
[0025]
The handle portion 4 includes a handle inner peripheral portion 7 connected to the back side of the cap portion 3 via the ratchet mechanism, and a substantially cap-shaped handle outer peripheral portion 8 fitted on the handle inner peripheral portion 7. I have. The handle outer peripheral portion 8 is made of a conductive resin, and a handle 9 extending in the diametrical direction is formed on the back surface of the handle. The handle inner peripheral portion 7 and the handle outer peripheral portion 8 are integrated in the axial direction and relatively rotatable in the circumferential direction around the axial direction.
[0026]
In the first embodiment, the filler cap body 2 is in a retracted state in which the filler cap body 2 is not in contact with the filler neck before the deadline, and is movable with respect to the filler cap body 2 so as to be in contact with the filler neck 1 when the deadline is closed. A movable claw portion 10 is provided.
[0027]
The movable claw portion 10 is formed by making a pair of cuts 11 on the side surface of the handle outer peripheral portion 8. The movable claw portion 10 is elastically deformed so as to be movable toward and away from the filler neck 1 in a substantially radial direction. In FIG. 2, the movable claw portion 10 is provided only at one place on the side surface of the handle outer peripheral portion 8 in the circumferential direction. A contact portion 12 for the filler neck 1 protrudes from the lower portion on the inner surface side of the movable claw portion 10. The contact portion 12 is normally set in a retracted state so as not to contact the filler neck 1.
[0028]
Further, a mechanism (movable mechanism) 13 for moving the movable claw portion 10 is provided. The movable mechanism 13 has one end connected to a locking projection 14 protruding from the outer surface of the handle inner peripheral portion 7 and the other end connected to a locking projection protruding from the inner surface of the handle outer peripheral portion 8. A cord-like member 17 such as a wire that is connected to the portion 15, is engaged with a hook portion 16 provided on the inner surface of the movable claw portion 10 at an intermediate portion, and is wound around the inner peripheral portion 7 of the handle. The cord-like member 17, relative to the tightening direction 18 of the filler cap body 2, and connect the ends of the upper stream side to the locking projections 14 of the handle in the peripheral portion 7, the end portion of the lower stream side The handle is connected to the locking convex portion 15 of the handle outer peripheral portion 8.
[0029]
Further, the movable mechanism 13 has a circumferential direction between the handle inner peripheral portion 7 and the handle outer peripheral portion 8 at either the position where the movable claw portion 10 is in the retracted state or the position where the movable claw portion 10 is in the contact state. Is provided with a lock mechanism 19 that holds the relative positions of the two.
[0030]
The lock mechanism 19 includes a pair of locking protrusions 20 protruding from the inner surface of the handle outer peripheral portion 8 and a pair of lock protrusions 20 formed on the outer surface of the handle inner peripheral portion 7. , And a pair of stoppers 23 and 24 for restricting the moving region of the locking convex portion 20 formed in the outer portion of the region between the locking concave portions 21 and 22.
[0031]
Here, with reference to the tightening direction 18 of the filler cap body 2, one above flow side has a locking recess 21 for holding the movable claw portion 10 in the retracted state, the movable those lower flow side This is a locking recess 22 for holding the claw portion 10 in contact. Further, the locking convex portion 20 is set so as to be disengaged from the locking concave portions 21 and 22 immediately before the ratchet mechanism is idled.
[0032]
Note that the locking convex portion 20, the locking concave portions 21 and 22, and the stoppers 23 and 24 of the locking mechanism 19 use a portion where the cord-like member 17 between the locking convex portions 14 and 15 is not provided. Is formed. Further, the locking projections 14 and 15 and the stoppers 23 and 24 are set to a protruding amount that does not interfere with each other.
[0033]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
[0034]
In a state where the filler cap body 2 is not tightened with respect to the filler neck 1, the movable claw portion 10 is in a retracted state and is not in contact with the filler neck 1 as shown in FIGS. 1 and 2.
[0035]
In this state, when the handle 9 is picked and the filler cap main body 2 is rotated in the tightening direction 18 with respect to the filler neck 1 and the filler cap main body 2 is completely cut off, the rotation of the filler cap main body 2 is stopped. Further, when the filler cap body 2 is turned in the tightening direction 18 with respect to the filler neck 1, the locking convex portion 20 of the locking mechanism 19 is disengaged from the locking concave portion 21, and the handle outer peripheral portion 8 is against the handle inner peripheral portion 7. As a result, the locking projection 20 enters the locking recess 22 as a result of relative rotation in the tightening direction 18, resulting in the state shown in FIGS. 3 and 4. Thereby, the cord-like member 17 such as a wire constituting the movable mechanism 13 is pulled and tightened to the inner peripheral side, so that the movable claw portion 10 is brought into contact with the filler neck 1 via the hook portion 16. . After the locking convex portion 20 enters the locking concave portion 22, the handle outer peripheral portion 8 and the handle inner peripheral portion 7 are integrally rotated in the tightening direction 18 by the stopper 24.
[0036]
On the other hand, when removing the filler cap body 2, the handle 9 is picked and the filler cap body 2 is rotated with respect to the filler neck 1 in the direction opposite to the tightening direction 18 (relaxation direction 18 ′ ). Then, the locking convex portion 20 of the locking mechanism 19 is disengaged from the locking concave portion 22, the handle outer peripheral portion 8 rotates relative to the handle inner peripheral portion 7 in the loosening direction 18 ' , and the locking convex portion 20 becomes the locking concave portion. 21 and enters the state shown in FIGS. As a result, the wire-like member 17 such as a wire constituting the movable mechanism 13 is loosened and spreads to the outer peripheral side, so that the movable claw portion 10 is released and separated from the filler neck 1 to be in a retracted state. After the locking convex portion 20 enters the locking concave portion 21, the handle outer peripheral portion 8 and the handle inner peripheral portion 7 are integrally rotated in the loosening direction 18 ′ by the stopper 23.
[0037]
As described above, the movable claw portion 10 provided so as to be movable with respect to the filler cap body 2 is brought into a contact state close to the filler neck 1 at the time of closing from the retracted state in which it is not in contact with the filler neck 1 before the closing. Thus, the discharge can be surely performed, and the filler neck 1 can be reliably sealed by the filler cap body 2.
[0038]
Moreover, the movable claw part 10 latched by the intermediate part of the cable-shaped member 17 is pulled by relatively displacing the handle inner peripheral part 7 and the handle outer peripheral part 8 in the circumferential direction and pulling the cable-shaped member 17. It can be made to approach to the filler neck 1.
[0039]
Then, the handle relative to the tightening direction 18 of the filler cap body 2, the connecting ends of the upper stream side of the cord-like member 17 in the handle periphery 7, the end portion of the lower stream side of the cord-like member 17 By connecting to the outer peripheral portion 8, the retracted state is brought into contact with the filler neck 1 before the deadline, and can be brought into contact with the filler neck 1 at the deadline.
[0040]
Further, the lock mechanism 19 determines the relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion 7 and the handle outer peripheral portion 8 between the position where the movable claw portion 10 is in the retracted state and the position where the movable claw portion 10 is in the contact state. By holding any of them, it is possible to prevent the circumferential relative positions of the handle inner peripheral portion 7 and the handle outer peripheral portion 8 from being inadvertently shifted.
[0041]
Second Embodiment of the Invention
5 to 8 show a second embodiment of the present invention. Note that portions that are the same as or equivalent to those of the first embodiment are described with the same reference numerals.
[0042]
In the second embodiment, a cam mechanism 25 is provided between the handle outer peripheral portion 8 and the handle inner peripheral portion 7 as the movable mechanism 13 of the movable claw portion 10. The cam mechanism 25 includes a cam follower 26 provided on the upper inner surface of the movable claw portion 10 and a cam surface 27 provided on the outer surface of the handle inner peripheral portion 7 for guiding the cam follower 26.
[0043]
The cam surface 27 is in contact with respect to the tightening direction 18 of the filler cap body 2 includes a saving unit 28 for the movable claw portion 10 on the upper stream side in the retracted state, the movable claw portions 10 on the lower stream side The contact part 29 for making it into a state is provided, and the transition part 30 which connects both between the retracting part 28 and the contact part 29 is provided. Further, the cam surface 27 includes a pair of stopper portions 31 and 32 that restrict the movement area of the cam follower 26 on the outer portion of the retracting portion 28 and the contact portion 29. Here, the contact portion 29 is formed at a position closer to the center of the filler cap body 2 than the retracting portion 28. Further, the transition part 30 is an inclined surface for smoothly connecting the retracting part 28 and the contact part 29. On the other hand, the contact portion 12 of the movable claw portion 10 is retracted from the filler neck 1 when the cam follower 26 is at the position of the retracting portion 28, and is brought into contact with the filler neck 1 when the cam follower 26 is at the position of the contact portion 29. Is set.
[0044]
In FIG. 1 and FIG. 2, the movable claw portion 10 is formed at two positions 180 degrees away from the filler cap body 2. Correspondingly, two cam surfaces 27 are formed.
[0045]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
[0046]
In a state where the filler cap body 2 is not tightened with respect to the filler neck 1, as shown in FIGS. 5 and 6, the movable claw portion 10 is in a retracted state and is not in contact with the filler neck 1.
[0047]
In this state, when the handle 9 is picked and the filler cap main body 2 is rotated in the tightening direction 18 with respect to the filler neck 1 and the filler cap main body 2 is completely cut off, the rotation of the filler cap main body 2 is stopped. Further, when the filler cap body 2 is turned in the tightening direction 18 with respect to the filler neck 1, the handle outer peripheral portion 8 rotates relative to the handle inner peripheral portion 7 in the tightening direction 18, and the cam follower 26 is moved away from the retracting portion 28. It moves to the contact part 29 and will be in the state shown in FIG. 7, FIG. Thereby, since the movable claw part 10 tends to return to the inner peripheral side by an elastic force, the movable claw part 10 comes into contact with the filler neck 1 in proximity. After the cam follower 26 has moved to the contact portion 29, the handle outer peripheral portion 8 and the handle inner peripheral portion 7 are integrally rotated in the tightening direction 18 by the stopper 32.
[0048]
On the other hand, when removing the filler cap body 2, the handle 9 is picked and the filler cap body 2 is rotated with respect to the filler neck 1 in the direction opposite to the tightening direction 18 (relaxation direction 18 ′ ). Then, the handle outer peripheral portion 8 rotates relative to the handle inner peripheral portion 7 in the loosening direction 18 ′ , and the cam follower 26 moves from the contact portion 29 to the retracting portion 28, resulting in the state shown in FIGS. . Thereby, since the movable claw part 10 is pushed out to the outer peripheral side against the elastic force, the movable claw part 10 is separated from the filler neck 1 and is in a retracted state. After the cam follower 26 moves to the retracting portion 28, the handle outer peripheral portion 8 and the handle inner peripheral portion 7 are integrally rotated in the loosening direction 18 ' by the stopper 31.
[0049]
As described above, the movable claw portion 10 provided so as to be movable with respect to the filler cap body 2 is brought into a contact state close to the filler neck 1 at the time of closing from the retracted state in which it is not in contact with the filler neck 1 before the closing. Thus, the discharge can be surely performed, and the filler neck 1 can be reliably sealed by the filler cap body 2.
[0050]
Also, the movable claw portion 10 is brought close to the filler neck 1 by relatively displacing the handle inner peripheral portion 7 and the handle outer peripheral portion 8 in the circumferential direction and causing the movable claw portion 10 to follow the cam mechanism 25. can do.
[0051]
The movable relative to the tightening direction 18 of the filler cap body 2, provided with a retracting part 28 to the movable claw portion 10 on the upper stream side of the cam surface 27 to the retracted state, the lower flow side of the cam surface 27 By providing the contact portion 29 for bringing the claw portion 10 into a contact state, it is in a retracted state in which it is not in contact with the filler neck 1 before the deadline, and can be brought into contact with the filler neck 1 at the time of the deadline. .
[0052]
Further, the moving area of the cam follower 26 can be effectively restricted by the pair of stopper portions 31 and 32 provided on the outer portions of the retreating portion 28 and the contact portion 29 of the cam surface 27.
[0053]
About parts other than the above, it has the same composition as the above-mentioned embodiment, and can obtain the same operation and effect.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, when the handle inner peripheral portion is screwed to the filler neck until the rotation is stopped at the time of closing, the handle outer peripheral portion is tightened with respect to the handle inner peripheral portion. By further relative rotation in the direction, the movable claw portion is moved with respect to the filler cap body by a mechanism to be moved, and from a retracted state in which the movable claw portion is not in contact with the filler neck before the deadline, is brought into contact with the filler neck at the time of the deadline. Thus, the discharge can be surely performed, and the filler neck can be reliably sealed by the filler cap body.
[0055]
According to invention of Claim 2, the movable nail | claw latched by the intermediate part of the cord-like member was carried out by making the handle inner peripheral part and the handle | steering-wheel outer peripheral part displace relatively to the circumferential direction, and pulling a cord-like member. The part can be brought close to the filler neck.
[0056]
According to the invention of claim 3, based on the tightening direction of the filler cap body, while connected to the handle in the peripheral portion of the end portion of the upper stream side of the cord-like member, the ends of the lower flow side of the cord-like member By connecting to the outer peripheral portion of the handle, the retracted state is brought into contact with the filler neck before the closing, and the contacted state is brought close to the filler neck at the closing time.
[0057]
According to the invention of claim 4, the lock mechanism is configured such that the relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion and the handle outer peripheral portion is the position where the movable claw portion is in the retracted state and the position where the movable claw portion is in the contact state. It is possible to prevent the relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion and the handle outer peripheral portion from being inadvertently shifted.
[0058]
According to the invention of claim 5, the movable claw portion is brought close to the filler neck by relatively displacing the inner peripheral portion of the handle and the outer peripheral portion of the handle in the circumferential direction so that the movable claw portion follows the cam mechanism. Can be.
[0059]
According to the invention of claim 6, based on the tightening direction of the filler cap body provided with a retraction unit for the retracted state of the movable claw portion on the upstream side of the cam surface, the lower flow side of the cam surface By providing the contact portion for bringing the movable claw portion into a contact state, the retractable state is brought into contact with the filler neck before the deadline, and the contact state is brought close to the filler neck at the time of the deadline.
[0060]
According to the invention of claim 7, there is a practically beneficial effect that the moving area of the cam follower can be effectively regulated by the pair of stopper portions provided on the outer portion of the retreating portion and the contact portion of the cam surface. Can demonstrate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of FIG.
FIG. 3 is an operation diagram of FIG. 1;
4 is a cross-sectional view of FIG.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a second embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view of FIG.
FIG. 7 is an operation diagram of FIG. 5;
8 is a cross-sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Filler neck 2 Filler cap main body 7 Handle inner peripheral part 8 Handle outer peripheral part 10 Movable claw part 13 Movable mechanism 17 Cord-like member 18 Tightening direction 19 Lock mechanism 25 Cam mechanism 26 Cam follower 27 Cam surface 28 Retraction part 29 Contact part 31 Stopper Part 32 Stopper part

Claims

フィラーネックに対してフィラーキャップ本体を着脱させるよう構成したフィラーキャップ構造において、
フィラーキャップ本体に、締切前はフィラーネックに接触されない退避状態となり、締切時にフィラーネックへ近接して接触状態となるようフィラーキャップ本体に対して可動する可動爪部を設け、
前記フィラーキャップ本体が、フィラーネックに螺着されるハンドル内周部と、該ハンドル内周部に外嵌され、ハンドル内周部に対して周方向に相対回転可能なハンドル外周部とを備えると共に、
締切時に前記ハンドル内周部を回転が制止されるまでフィラーネックに螺着した時に、ハンドル内周部に対してハンドル外周部を締込方向へ更に相対回転させることによって、前記可動爪部を可動させる機構を備えたことを特徴とするフィラーキャップ構造。In the filler cap structure configured to detach the filler cap body from the filler neck,
The filler cap body is provided with a movable claw portion that is movable with respect to the filler cap body so that the filler cap body is in a retracted state before contact with the filler neck before the deadline and is in contact with the filler neck when the deadline is reached .
The filler cap body includes a handle inner peripheral portion that is screwed onto the filler neck, and a handle outer peripheral portion that is fitted on the handle inner peripheral portion and is rotatable relative to the handle inner peripheral portion in the circumferential direction. ,
When the inner periphery of the handle is screwed to the filler neck until the rotation is stopped at the time of closing, the movable pawl is moved by further rotating the outer periphery of the handle in the tightening direction with respect to the inner periphery of the handle. A filler cap structure characterized by comprising a mechanism for causing the

前記可動爪部が、ハンドル外周部に設けられると共にフィラーネックに対して半径方向へ近接離反動自在に設けられ、
可動爪部を可動させる機構が、一端をハンドル内周部に接続され、他端をハンドル外周部に接続され、中間部を可動爪部に係止されて、ハンドル内周部に掛け回された索状部材であることを特徴とする請求項１記載のフィラーキャップ構造。 The movable claw portion is provided on the outer peripheral portion of the handle and is provided so as to be movable toward and away from the filler neck in the radial direction .
A mechanism for moving the movable claw portion is connected to the handle inner peripheral portion, one end is connected to the handle outer peripheral portion, the intermediate portion is locked to the movable claw portion, and is wound around the handle inner peripheral portion. The filler cap structure according to claim 1, wherein the filler cap structure is a cord-like member.

前記索状部材は、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、上流側の端部をハンドル内周部に接続し、下流側の端部をハンドル外周部に接続したことを特徴とする請求項２記載のフィラーキャップ構造。Said cord-like member, based on the tightening direction of the filler cap body, and connect the ends of the upper stream side in the handle peripheral unit, characterized in that to connect the ends of the lower stream side in the handle outer periphery The filler cap structure according to claim 2.

可動爪部を可動させる機構は、可動爪部が退避状態となる位置と、可動爪部が接触状態となる位置との何れかに、ハンドル内周部とハンドル外周部との周方向の相対位置を保持するロック機構を備えたことを特徴とする請求項２または請求項３記載のフィラーキャップ構造。 The mechanism for moving the movable claw portion is a relative position in the circumferential direction between the handle inner peripheral portion and the handle outer peripheral portion at either the position where the movable claw portion is in the retracted state or the position where the movable claw portion is in the contact state. The filler cap structure according to claim 2, further comprising a lock mechanism for holding

前記可動爪部が、ハンドル外周部に設けられると共にフィラーネックに対して半径方向へ近接離反動自在に設けられ、
可動爪部を可動させる機構が、ハンドル外周部とハンドル内周部との間に形成されたカム機構であることを特徴とする請求項１記載のフィラーキャップ構造。 The movable claw portion is provided on the outer peripheral portion of the handle and is provided so as to be movable toward and away from the filler neck in the radial direction .
2. The filler cap structure according to claim 1, wherein the mechanism for moving the movable claw portion is a cam mechanism formed between the handle outer peripheral portion and the handle inner peripheral portion.

前記カム機構は、可動爪部の内面上部に設けたカムフォロワと、ハンドル内周部の外側面に設けた、前記カムフォロワをガイドするカム面とを備え、
該カム面が、フィラーキャップ本体の締込方向を基準として、上流側に可動爪部を退避状態にするための退避部を備えると共に、下流側に可動爪部を接触状態にするための接触部を備えたことを特徴とする請求項５記載のフィラーキャップ構造。The cam mechanism includes a cam follower provided on the inner surface upper portion of the movable claw portion, and a cam surface provided on the outer surface of the inner peripheral portion of the handle for guiding the cam follower,
The cam surface, relative to the tightening direction of the filler cap body, on the upstream side provided with a retraction unit for the movable claw section in the retracted state, the contact to the contact state of the movable claw section below downstream The filler cap structure according to claim 5, further comprising a portion.

前記カム面が、退避部と接触部との外側部分にカムフォロワの移動領域を規制する一対のストッパ部を備えたことを特徴とする請求項５または請求項６記載のフィラーキャップ構造。 7. The filler cap structure according to claim 5, wherein the cam surface includes a pair of stopper portions for restricting a movement area of the cam follower on an outer portion of the retracting portion and the contact portion.