JP3760122B2 - 自走式土質改良機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受け入れた土砂を土質改良材と混合して改良する自走式土質改良機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるリサイクル法の施行(平成3年10月)といった廃棄物再利用促進の背景の下、例えば、ガス管等の埋設工事、上下水道工事、及びその他の道路工事・基礎工事等において発生する建設発生土砂を土質改良材とともに混合処理し、リサイクル用の改良土とする自走式土質改良機のニーズが拡がりつつある。
【0003】
このような自走式土質改良機としては、例えば特開2000−45263号公報に記載のように、改質対象となる土砂を受け入れるホッパと、このホッパ内の土砂を土質改良材とともに搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベアから導入された土砂及び土質改良材を混合し改良土を生成する混合装置と、この混合装置から導出された改良土を機外に排出する排出コンベアとを略水平に配設した本体フレームに設けて概略構成したものが既に提唱されている。
【0004】
なお、この従来技術において、上記搬送コンベアはその上方のホッパとともに本体フレーム長手方向一方側に、上記排出コンベアは本体フレーム長手方向他方側にそれぞれ設けられており、上記混合装置はこれら搬送コンベア及び排出コンベア間に位置している。また、混合装置は略水平に配設されており、その搬送コンベア側端部上面に土砂及び土質改良材の入口を、排出コンベア側端部下面に改良土の出口を設けている。すなわち、搬送コンベアはホッパ下方から混合装置の入口上方近傍にかけて延設され、排出コンベアは混合装置の出口下方近傍からさらに本体フレーム長手方向他方側に向かって延設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、このような自走式土質改良機においては、改質対象となる土砂の投入作業性や、排出した改良土の集積高さ、トラック等への改良土の積み込み等を考慮した改良土の排出性の観点から、ホッパ位置が低く、排出コンベアの排出側端部位置が高くなっていることが望ましい。
上記従来技術においても、上記搬送コンベアを、その混合装置側に対しホッパ側が低くなるよう上り傾斜に設けてホッパ位置を比較的低くし、排出コンベアを上記した混合装置の下方から搬送方向に向かって上り傾斜に設け、その排出側端部を比較的高くしている。
【0006】
しかしながら、上記した近年のニーズ拡大に伴い、自走式土質改良機の稼動現場も多種多様になってきているため、上記した土砂投入作業性及び改良土排出性をさらに向上させる必要がある。上記従来技術においては、搬送コンベア及び排出コンベアは、それぞれ上記混合装置の入口及び出口(すなわち混合装置における搬送コンベア側端部上面及び排出コンベア側端部下面)に近接しており、このような位置関係による制約を受け、土砂投入作業性及び改良土排出性がさらに向上するように、これら搬送コンベア及び排出コンベアを上下方向にずらすことは困難である。
また、単にホッパを低く、排出コンベアの排出側端部を高くする限りにおいては、これら搬送コンベア及び排出コンベアの傾斜角度をさらに急勾配にしたり、搬送コンベア及び排出コンベアを自走式土質改良機の外側にさらに延長することも考えられるが、傾斜角度をさらに急勾配にすることは土砂や改良土の搬送性の面から難しく、また輸送制限等の観点から機長を長くすることも好ましくない。
【0007】
本発明は、上記の事柄に基づいてなされたものであり、その目的は、土砂の投入作業性及び改良土の排出性をさらに向上させることができる自走式土質改良機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
)上記目的を達成するために、本発明は、本体フレームと、この本体フレームの長手方向一方側に設けられ、投入される土砂を受け入れるホッパと、前記本体フレームに設けられ、前記ホッパから導出された土砂に土質改良材を添加する土質改良材供給装置と、前記ホッパから導出された土砂を前記土質改良材と混合し改良土を生成しつつ前記本体フレーム長手方向一方側に向かって移送するとともに、前記土砂及び土質改良材の入口側が前記改良土の出口側に対して高くなるよう、前記本体フレームに傾斜して配設された混合装置と、前記本体フレーム長手方向他方側に延設され、前記混合装置で生成された改良土を機外に排出する排出コンベアとを備える。
【0012】
本発明においては、混合装置は、上記と反対に入口が本体フレーム長手方向他方側に、出口が本体フレーム長手方向一方側に設けられており、この出口側が入口側に対して低くなるよう、その移送方向に向かって下り傾斜に配設されている。すなわち、土砂及び土質改良材は、本体フレーム長手方向他方側に搬送されて混合装置に導入され、混合装置内で改良土とされつつ本体フレーム長手方向一方側に移送された後、排出コンベアにより再び本体フレーム長手方向他方側へと搬送され機外に排出されるといった略「Z」字状に折り返した搬送径路となっている。
【0013】
本発明において、上記のように混合装置を傾斜させたことにより、略水平に配設した上記従来技術と比べ、混合装置の搬送コンベア側端部上面(つまり搬送コンベアと近接する部分)を低く、混合装置の排出コンベア側端部下面(つまり排出コンベアと近接する部分)を高くすることができ、搬送コンベア及び排出コンベアと混合装置との間に新たな間隙空間を創出することができる。従って、ホッパを低く、排出コンベアの排出側端部を高くすることができ、土砂の投入作業性及び改良土の排出性をさらに向上させることができる。
【0014】
)上記()において、好ましくは、前記混合装置は、前記改良土の移送方向に配設した回転軸と、この回転軸から略放射状に突設した複数の棒状部材とを有する少なくとも1つの攪拌手段を内部に備える。
【0015】
)上記()又は()において、好ましくは、前記ホッパの下方から前記混合装置の入口近傍まで延設した搬送コンベアを備える。
【0016】
)上記()において、また好ましくは、前記搬送コンベアに、この搬送コンベアにより搬送される土砂の重量を計測する計測手段をさらに備える。
【0017】
)上記()又は()において、また好ましくは、前記搬送コンベアの搬送方向下流側端部上方に、第2の土質改良材を供給する副土質改良材供給装置をさらに備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自走式土質改良機の一実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図である。
これら図1及び図2において、1は走行体で、この走行体1は、トラックフレーム2と、このトラックフレーム2の両端に設けた従動輪3及び駆動輪4と、この駆動輪4に直結した駆動装置5と、従動輪3及び駆動輪4に掛け回した履帯6と、トラックフレーム2の上部に略水平に配設され角パイプ等の鋼材で構成した本体フレーム7とで構成されている。
【0019】
8は投入される土砂を粒度に応じて選別する篩装置で、この篩装置8は内部に装着した所定の目の大きさの格子9を備え、本体フレーム7長手方向一方側(図1中左側)上部にばね10を介して振動可能に支持されており、格子9の目の大きさよりも大きなものを除去し、小さなものを下方へ導くようになっている。11はこの篩装置8への土砂投入容易性向上への配慮として篩装置8上方に設けたいわゆるあおりである。12は篩装置8で選別された土砂を受け入れるホッパで、このホッパ12は、上方拡開の概略枠型に形成されており、篩装置8の下方に位置するように本体フレーム7長手方向一方側(図1中左側)に支持されている。
【0020】
13はこのホッパ12内の土砂を搬送する搬送コンベアで、この搬送コンベア13は、本体フレーム7に支持されたフレーム14と、このフレーム14の両端に設けた駆動輪15及び従動輪16と、これら駆動輪15及び従動輪16に掛け回した搬送ベルト17と、この搬送ベルト17を支持する複数の支持ローラ18とを備えており、図示しない駆動装置により駆動輪15を回転させ搬送ベルト17を循環駆動させるようになっている。また、この搬送コンベア13は、その搬送方向下流側(図1中右側)が上流側(図1中左側)より高く設けられており、ホッパ12の下方から後述する混合装置23の入口26に近接する位置にかけて上り傾斜に延設されている。
【0021】
19はこの搬送コンベア13上の土砂に土質改良材を添加する土質改良材供給装置で、この土質改良材供給装置19は、本体フレーム7の長手方向(図1中左右方向)中央付近に立設した複数(例えば3本)の支柱20に支持されている。また、この土質改良材供給装置19は、略円筒箱型に形成された土質改良材の貯留部21と、この貯留部21の下部に搬送コンベア13上方に位置するように設けられ、搬送コンベア13により搬送される土砂に土質改良材を添加する供給部22(例えばロータリフィーダ等)とで構成されている。
【0022】
23は搬送コンベア13から導入された土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する混合装置である。
図3は、この混合装置23の取付状態を表す側面図である。
この図3において、24はこの混合装置23の本体で、この混合装置本体24は、概略箱型に形成されており、その長手方向一方側(本体フレーム7長手方向一方側、図3中左側)が長手方向他方側(本体フレーム7長手方向他方側、図3中右側)に対して低くなるように、その側面に複数設けた支持部材25を介して上記本体フレーム7の長手方向中央付近に支持されている(図1参照)。26はこの混合装置本体24の長手方向一方側(図3中左側)端部上面に設けた土砂及び土質改良材の入口、27は混合装置本体24の長手方向他方側(図3中右側)端部下面に設けた改良土の出口である。
【0023】
図4は混合装置23の詳細な内部構造を表す側断面図、図5はこの図4中V−V断面による断面図である。
これら図4及び図5において、28は混合装置本体24内に設けた2本のパドルミキサ(2本に限られず少なくとも1本あればよい)で、このパドルミキサ28は、混合装置本体24の長手方向(図4中左右方向)に略平行に配設した回転軸29と、この回転軸29に放射状に複数設けたパドル30とを備えている。なお、このパドル30は、回転軸29の軸線方向に対し所定の間隔、また、回転軸29の周方向に対しほぼ180°間隔で設けられており、2本のパドルミキサ28は、互いのパドル30の位相をほぼ90°ずらして配設されている。
【0024】
31は回転軸29の両端を回転自在に支持する軸受、32は回転軸29の一端(図4中右端)付近に設けたギア、33は回転軸29の一端(図4中右端)に接続した駆動装置で、先のギア32は隣接する回転軸29のもの同士噛み合っており、駆動装置33を駆動することによって、2本のパドルミキサ28がほぼ同一回転数で互いに反対方向に回転駆動するようになっている。このとき、図4に示すように、上記パドル30は、その回転方向Aに対し、平滑な面が上記出口27側(図4中右側)に向くように所定角度傾斜しており、これが回転することによって、混合装置本体24内の土砂及び土質改良材を攪拌し均一に混合して改良土を生成しつつ、出口27側に向けて移送するようになっている。また、この移送量は、パドル30の傾斜角を変えることで調整可能である。
なお、34は改良土を出口27に向けて掻き落とす掻き取り羽根で、移送される改良土が混合装置本体24の出口27側内壁に圧密するのを防止する役割を果たすものである。
【0025】
35は先の軸受31やギア32等を内包するケーシング、36は混合装置本体24の内部点検用の点検窓で、この点検窓36は、混合装置本体24の上面に開閉可能に設けられている。24Aは混合装置本体24内のメンテナンス用の点検扉(図5参照)で、この点検扉24Aは、混合装置本体24の幅方向(図5中左右方向)側面を構成している。また、この点検扉24Aは、混合装置本体24の下部側を支点として混合装置本体24に対して回動可能に構成されており、開けた状態(図5中右側の状態)のときには、混合装置本体24内のパドルミキサ28の側方を大きく開放し、閉めた状態(図5中左側の状態)のときには、その内側に設けた断面円弧状の内壁24Aaが、混合装置本体24の底面とともにパドルミキサ28の回転軌跡に沿ったトラフ容器の一部を構成するようになっている。
【0026】
37はこの開閉扉24Aの押え具で、この押え具37は、混合装置本体24に固着したブラケット37aと、このブラケット37aに対してピン37bを支点として回動可能に設けられたネジ部材37cと、このネジ部材37cに螺着したいわゆる蝶ナット37dとで構成されている。すなわち、点検扉24Aを閉めるときには、点検扉24Aの切り欠き部分(図示せず)にネジ部材37cを倒し込み、蝶ナット37dを締め込むことにより混合装置本体24を密閉し、開けるときには、蝶ナット37dを緩め、ネジ部材37cを上記の切り欠き部分から外して点検扉24Aを開放するようになっている。また、この押え具37は、蝶ナット37dを用いているため、点検扉24Aの開閉に特に工具を必要とせず、作業性への配慮がなされている。
なお、38は開放時に点検扉24Aを保持しておくために点検扉24A及び混合装置本体24に着脱する保持部材で、この保持部材38は、図5では例としてチェーンを示したが、特にこれに限られるものではない。
【0027】
図1及び図2に戻り、39は混合装置23から導出された改良土を自走式土質改良機外(この場合図1中右側)へ搬送し排出する排出コンベアで、この排出コンベア39は、上記搬送コンベア13と同様、本体フレーム7に支持されたフレーム40と、このフレーム40の両端に設けた駆動輪41及び図示しない従動輪と、これら駆動輪41及び従動輪に掛け回した搬送ベルト42と、この搬送ベルト42を支持する図示しない支持ローラとを備えており、駆動装置43により駆動輪41を回転させ搬送ベルト42を循環駆動させるようになっている。また、この排出コンベア39は、その排出側(図1中右側)が上流側(図1中左側)より高く設けられており、前述の混合装置23の出口27下部に近接する位置から本体フレーム7長手方向他方側(図1中右側)に向かって上り傾斜に延設されている。
【0028】
44は本実施の形態の自走式土質改良機の駆動源を備えた動力装置で、この動力装置44は、本体フレーム7の長手方向他方側(図1中右側)端部に支持部材45を介して支持されている。また、繁雑防止のため特に図示しないが、この動力装置44は、エンジンと、このエンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプと、この油圧ポンプから各駆動装置に供給される圧油を制御する複数のコントロールバルブとを内蔵している。46はこの動力装置44の一方側(図1中左側)の区画に設けた運転席で、この運転席46には、上記走行体1を駆動制御する操作レバー47(図2参照)等が備えられている。
【0029】
次に、上記構成の本実施の形態の自走式土質改良機の動作を説明する。
例えば油圧ショベル等により篩装置8に改質対象となる土砂を投入すると、この篩装置8の格子9を通過した土砂が下方のホッパ12へと導入される。ホッパ12で受け入れられた土砂は、その下方の搬送コンベア13上に載置され、搬送中に土質改良材供給装置19により土質改良材を添加されて混合装置23に導入される。混合装置23へ導入された土砂及び土質改良材は、混合装置23内のパドルミキサ28で均一に攪拌混合され、排出コンベア39上に導出される。そして、改良土はこの排出コンベア39によって搬送され機外に排出される。
【0030】
以下に、本実施の形態により得られる効果を順次説明する。
(1)土砂投入作業性及び改良土排出性の向上
前述したように、本実施の形態において、上記混合装置23は、その本体フレーム7長手方向他方側(つまり排出コンベア39側)が、本体フレーム7長手方向一方側(つまりホッパ12及び搬送コンベア13側)よりも高く配設されている。このように、混合装置23を傾斜して設けた分、仮に混合装置23を略水平に配設した場合と比べ、混合装置23の入口26位置(すなわち搬送コンベア13側端部上面位置)を低く、出口27位置(すなわち排出コンベア39側端部下面位置)を高くすることができる。
【0031】
すなわち、混合装置23を略水平に配設した場合と比べ、混合装置23の入口26の位置を低くできる分、搬送コンベア13の配設位置を低くすることができ、混合装置23の出口27の位置を高くできる分、排出コンベア39の配設位置を高くすることができる。このように、搬送コンベア13の位置を下げられる分、その上方に位置するホッパ12を低く配設し、改質対象となる土砂を投入し易くすることができ、また排出コンベア39の位置を上げられる分、その排出側端部の位置を高くでき、例えば、より高く改良土を集積させたり、より高い位置に改良土を集積させることができるようになる。従って、土砂の投入作業性及び改良土の排出性をさらに向上させることができる。
【0032】
(2)泥水状汚泥の改質性能向上
近年の廃棄物再利用促進の背景の下、自走式土質改良機の改質対象土砂の種類や性状も多種多様になってきており、例えば浚渫工事現場等で発生するいわゆる泥水状汚泥等の高含水率の土砂を改質対象とする場合もある。仮に混合装置23を水平に設けた場合、この泥水状汚泥等の高含水率土砂は、流動性が高いために混合装置本体24に導入されるとその自重により出口27に向かって流動してしまい、前述のパドルミキサ28により十分に土質改良材と混合されずに排出されてしまう場合がある。
それに対し、本実施の形態は、混合装置23を出口27側に向かって上り傾斜に設けているので、このような高含水率土砂を対象とした場合にも、十分に混合装置本体24内に滞留させておくことができ、土質改良材と十分に混合することにより高品質な改良度を生成することができるというメリットもある。
【0033】
(3)全長低減
本実施の形態においては、上記(1)で説明したように、仮に混合装置23を水平に設ける場合と比べ、搬送コンベア13を低く、排出コンベア39を高く配設することができる。この状態において、例えばホッパ12位置及び排出コンベア39の排出側端部位置を、上記従来技術のように混合装置を水平に設けたものとほぼ同じ高さとする場合(すなわち、ほぼ同様の土砂投入作業性及び改良土排出性を要求する場合)、搬送コンベア13及び排出コンベア39をそれぞれ短縮することができる。すなわち、ホッパ12位置から排出コンベア39の排出側端部位置までの距離(つまり自走式土質改良機の全長)を、混合装置を水平に設ける場合よりも短縮することができる。
【0034】
なお、上記一実施の形態においては、混合装置23をその土砂及び土質改良材の移送方向に上り傾斜となるように設けたが、例えば混合装置を上記移送方向に下り傾斜に設けても、その本体フレーム7長手方向一方側(図1中左側)が他方側(図1中右側)に対して低くなっていれば、本発明の基本的効果である上記(1)を得ることができ、また上記効果(3)も付随的に得られることは言うまでもない。
【0035】
以下に、そのように構成した本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態を説明する。
図6はこの本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態の全体構造を表す側面図で、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
この図6において、23’は本実施の形態に備えた混合装置で、この混合装置23’の本体24は、上記混合装置23のそれとほぼ同様の構成で、主に異なる点は、その本体フレーム7長手方向他方側(図6中右側)端部上面に上記入口26を、反対側(図6中左側)端部下面に上記出口27(本体フレーム7の背面側に位置し、図6中では図示しない)を設けていることである。つまり、この混合装置本体24も、上記一実施の形態同様、その長手方向一方側(本体フレーム7長手方向一方側、図6中左側)は他方側(本体フレーム7長手方向他方側、図6中右側)に対して低く設けられているが、出口27側が入口26側よりも低く、土砂及び土質改良材は混合装置本体24内で本体フレーム7長手方向一方側(図6中左側)に向かって下り傾斜に移送される点で異なる。
【0036】
13’は本実施の形態に備えた搬送コンベアで、この搬送コンベア13’は、ホッパ12の下方から混合装置23’の入口26近傍まで延設されている。また、本実施の形態においては、上記したように混合装置23’の入口26が混合装置本体24の長手方向他方側(図6中右側)に位置しているため、この本実施の形態における搬送コンベア13’は、一実施の形態の搬送コンベア13と比較し、その下流側が延長されており、その分長く設けられている。
さらに、この搬送コンベア13’には、その搬送ベルト17上を搬送される土砂の重量を計測する公知のコンベアスケール48が設けられている。
【0037】
図7は、このコンベアスケール48の構造を模式的に表す側面図である。
この図7に示すように、コンベアスケール48は、搬送コンベア13’における任意の上記支持ローラ18,18の間に位置し、上記コンベアフレーム14に固定された支持部材49と、この支持部材49にピン50を介して揺動可能に設けた揺動板51と、この揺動板51の一端に設けられ上記搬送ベルト17の裏側に転動するローラ52と、揺動板51の他端に当接する荷重センサ53とで構成されている。すなわち、ローラ52により搬送ベルト17を介して土砂の重量を受け、ピン50を支点として揺動する揺動板51から、荷重センサ53により土砂重量に相当する荷重を随時計測するようになっている。
【0038】
図6に戻り、39’は本実施の形態に備えた排出コンベアで、この排出コンベア39’は、混合装置23’長手方向一方側(図6中左側)端部下面に設けた上記の出口27の下方から、本体フレーム7長手方向他方側(図6中右側)に向かい、その排出側(図6中右側)端部に向かって上り傾斜に設けられている。また、本実施の形態においては、混合装置23’の出口27が混合装置本体24の長手方向一方側(図6中左側)にあるため、この本実施の形態における排出コンベア39’は、一実施の形態の排出コンベア39と比較し、その上流側が延長されており、その分長く設けられている。つまり本実施の形態では、土砂及び土質改良材は、搬送コンベア13’により本体フレーム7長手方向他方側(図6中右側)に搬送されて混合装置23’に導入され、混合装置23’内で改良土とされつつ本体フレーム7長手方向一方側(図6中左側)に移送された後、排出コンベア39’により再び本体フレーム7長手方向他方側(図6中右側)へと搬送され機外に排出されるといった略「Z」字状に折り返した搬送径路となっている。
なお、その他の構成は上記一実施の形態と同様である。
【0039】
本実施の形態においても、上記のように、混合装置23’の長手方向一方側(図6中左側)が他方側(図6中右側)に比べて低く配置されているので、本発明の基本的効果、つまり上記効果(1)、及びこれに付随して得られる上記効果(3)を得ることができる。
【0040】
また、この種の自走式土質改良機において、土質改良材との混合比を調整・制御するため、混合装置への土砂供給量を検出することが多く行われている。但し、通常、ホッパから混合装置に土砂を搬送する搬送コンベアはその長さが比較的短いために、上記コンベアスケール48のような重量を検出するセンサを設けるのに十分なスペースが確保されていない場合が多く、重量センサを比較的長くスペースに余裕のある排出コンベアに設けることが多い。このように排出コンベアに重量センサを設けた場合、土砂ではなく改良土の重量を計測することになり、実際には、この重量センサの計測値から前述の土質改良材供給装置19の供給部22による土質改良材の供給量を差し引いて土砂重量を算出する。そのため、直接土砂重量を計測する場合と比べて誤差が大きくなる可能性がある。
それに対し、本実施の形態においては、上記のように搬送コンベア13’が延長されているため、この搬送コンベア13’に重量センサを設けるだけのスペース的な余裕を持たせることができ、上述のようにその例としてコンベアスケール48を設けることができる。これにより、混合装置23’に導入される土砂の重量を直接計測することができ、土砂及び土質改良材の混合比をより精度良く制御・調整するべく、混合装置に導入される土砂重量を高精度に計測することができる。
【0041】
また、本実施の形態の構成を利用することにより、上記の他にも付随的な効果を得ることができる。以下に、本実施の形態の構成を利用することによって固有の効果を得る変形例を適宜図面を用いて説明する。
【0042】
ここで、上記の自走式土質改良機の他の実施の形態において、混合装置23’として、上記パドルミキサ28を備えたいわゆるパドル式のものを説明したが、一般的に、この種のものは、上記従来技術のように略水平に設けられているため、土砂及び土質改良材の混合機能とともに、改良土を移送する機能をも要求される。そのため、先に図4を用いて説明したように、パドルをその回転方向に対して傾斜させ、かつ、このパドルは移送機能を十分に確保すべく所定の面積を有している必要がある。従って、パドルの回転軸の軸線方向における取付間隔は比較的広いものとなる場合が多く、比較的硬く粘性の高い土砂を改質対象とした場合、十分に土砂が解砕されず、結果的に比較的大きな土塊を含み土質改良材と十分に混合されないまま、改良土として排出コンベアに導出されてしまう可能性がある。
また、パドルの回転軸の軸線方向における取付間隔を小さくすることにより、土塊の解砕性能を向上させることはできるが、建設発生土には礫が含まれていることも多く、パドルの間隔を狭めると、混合装置本体の内壁面とパドルとの間にこの礫等の異物が噛み込み易くなる可能性がある。また、通常、ホッパ上方には、上述の篩装置8のような篩手段が設けられている場合が多く、この篩手段に設けた格子の目をより小さくすれば、事前に礫等の異物を確実に除去することができるが、この場合、本来であれば混合装置に導入し、そこで解砕して改良土とすべき性状の土塊まで異物とともに除去されてしまう可能性が生じる。そのため、篩手段の格子の目の大きさは、混合装置内で噛み込みを起こす可能性のある大きさの異物を除去する程度に留める方が好ましい。
【0043】
以下に説明する上記他の実施の形態を応用した変形例は、上記のように、礫を含む土砂や土塊を多く含む高粘性土砂を改質対象とする場合でも、それらを十分に改質することができる構成のものである。
図8はその変形例の自走式土質改良機の全体構造を表す側面図、図9はその自走式土質改良機に備えられた混合装置23”の詳細構造を表す側断面図、図10はこの図9中X−X断面による断面図である。但し、これら図8乃至図10において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
これら図8乃至図10において、23”は本変形例に備えた混合装置で、この混合装置23”は、上記パドル30の代わりに複数の棒状部材54を回転軸29に放射状に突設した攪拌手段28’を備えるもので、この点以外は、上記図6に示した他の実施の形態の自走式土質改良機に備えた上記混合装置32’と同様である。
【0044】
本変形例に備えた混合装置23”は、上記他の実施の形態に備えた混合装置23’における土砂の移送方向に下り傾斜とした構成を応用したもので、この混合装置23”は、導入された土砂及び土質改良材の出口27方向への移送力として土砂及び土質改良材の自重の作用を利用している。
すなわち、本変形例においては、相対的に高い位置に設けた入口26から土砂及び土質改良材を供給し、混合装置23”内で、棒状部材54により適宜攪拌して嵩密度を低下させ、土砂及び土質改良材が自重によって出口27に向かって移送され易いように働きかけることにより、土砂及び土質改良材を攪拌混合しつつ移送するようになっている。また、勿論、棒状部材54により土砂及び土質改良材は十分に解砕・混合され、攪拌ムラの少ない改良土を生成することもでき、かつ、パドルに代えて棒状部材54を用いたことにより、混合装置本体24の内壁との間に異物が噛み込みにくい構成とすることができる。
さらに、上記のように、異物が噛み込みにくいので、図8のように、篩装置11(図1参照)を省略することができ、自走式土質改良機の製造コストを低減することもできる。また、このように混合装置本体24の内壁との間に異物が噛み込みにくいため、図11に示したように、棒状部材54の回転軸29の軸線方向に対する取付間隔をより小さくすることができ、土砂及び土質改良材の解砕・混合性能をさらに向上させることもできる。
【0045】
また、図8乃至図10に戻り、この変形例においては、搬送コンベア13’が混合装置23”の長手方向一方側(図8中右側)まで延設された構成を利用して、図8に示すように、搬送コンベア13’の搬送方向下流側(図8中右側)端部上方に、この搬送コンベア13’上の土砂に第2の土質改良材を添加する副土質改良材供給装置55を設けている。この副土質改良材供給装置55は、上述の土質改良材供給装置19と同様、第2の土質改良材を貯留する貯留部56と、この貯留部56の下部に搬送コンベア13’上方に位置するように設けた第2の土質改良材の供給部57とで構成されており、貯留部56が支持部材58を介して上記動力装置44上に支持されて設けられている。
このように、搬送コンベア13’が延長されたことにより、副土質改良材供給装置55を設けることができ、混合装置23”に導入される前に改質対象となる土砂に第2の土質改良材を添加することができる。このように、異なる2種類の土質改良材を適宜添加し、様々な特性の改良土を生成できる自走式土質改良機を容易に構成することができるというメリットもある。
勿論、本変形例においても、上記他の実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0046】
なお、以上説明した各実施の形態及び変形例において、走行体1として履帯6を備える自走式土質改良機を例にとって説明してきたが、これに限られず、以上の各実施の形態及び変形例の構成は、例えばホイール式の走行体を備える自走式土質改良機に適用しても同様の効果を得る。
また、以上において、上記コンベアスケール48が、特許請求の範囲に記載の搬送コンベアにより搬送される土砂の重量を計測する計測手段を構成する。
【0048】
【発明の効果】
発明によれば、入口を本体フレーム長手方向他方側、つまり排出コンベア側に、出口を本体フレーム長手方向一方側、つまり搬送コンベア側に設け、この出口側が入口側に対して低くなるよう、混合装置を移送方向に対して下り傾斜に配設したので、略水平に配設した上記従来技術と比べ、混合装置の搬送コンベア側端部上面(つまり搬送コンベアと近接する部分)を低く、混合装置の排出コンベア側端部下面(つまり排出コンベアと近接する部分)を高くすることができ、搬送コンベア及び排出コンベアと混合装置との間に新たな間隙空間を創出することができ、ホッパを低く、排出コンベアの排出側端部を高くすることができ、土砂の投入作業性及び改良土の排出性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の取付状態を表す側面図である。
【図4】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細な内部構造を表す側断面図である。
【図5】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細な内部構造を表す図4中V−V断面による断面図である。
【図6】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図7】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態に備えられた計測手段の構造を模式的に表す側面図である。
【図8】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態における変形例の全体構造を表す側面図である。
【図9】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態における変形例に備えられた混合装置の詳細構造を表す側断面図である。
【図10】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態における変形例に備えられた混合装置の詳細構造を表す図9中X−X断面による断面図である。
【図11】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態における変形例に備えられた混合装置の棒状部材の回転軸軸線方向に対する取付間隔をより小さくした例を表す側断面図である。
【符号の説明】
7 本体フレーム
12 ホッパ
13 搬送コンベア
13’ 搬送コンベア
19 土質改良材供給装置
23 混合装置
23’ 混合装置
23” 混合装置
26 入口
27 出口
28’ 攪拌手段
29 回転軸
39 排出コンベア
39’ 排出コンベア
48 コンベアスケール(計測手段)
54 棒状部材
55 副土質改良材供給装置

Claims (5)

  1. 本体フレームと、
    この本体フレームの長手方向一方側に設けられ、投入される土砂を受け入れるホッパと、
    前記本体フレームに設けられ、前記ホッパから導出された土砂に土質改良材を添加する土質改良材供給装置と、
    前記ホッパから導出された土砂を前記土質改良材と混合し改良土を生成しつつ前記本体フレーム長手方向一方側に向かって移送するとともに、前記土砂及び土質改良材の入口側が前記改良土の出口側に対して高くなるよう、前記本体フレームに傾斜して配設された混合装置と、
    前記本体フレーム長手方向他方側に延設され、前記混合装置で生成された改良土を機外に排出する排出コンベアとを備えることを特徴とする自走式土質改良機。
  2. 請求項記載の自走式土質改良機において、前記混合装置は、前記改良土の移送方向に配設した回転軸と、この回転軸から略放射状に突設した複数の棒状部材とを有する少なくとも1つの攪拌手段を内部に備えることを特徴とする自走式土質改良機。
  3. 請求項又は記載の自走式土質改良機において、前記ホッパの下方から前記混合装置の入口近傍まで延設した搬送コンベアを備えることを特徴とする自走式土質改良機。
  4. 請求項記載の自走式土質改良機において、前記搬送コンベアに、この搬送コンベアにより搬送される土砂の重量を計測する計測手段をさらに備えることを特徴とする自走式土質改良機。
  5. 請求項又は記載の自走式土質改良機において、前記搬送コンベアの搬送方向下流側端部上方に、第2の土質改良材を供給する副土質改良材供給装置をさらに備えることを特徴とする自走式土質改良機。
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