JP3760043B2 - ストロボ放電管用リフレクタ - Google Patents

ストロボ放電管用リフレクタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はストロボ放電管用リフレクタに関し、更に詳しくは、レンズ付きフイルムユニットや小型カメラのストロボ装置に用いられるストロボ放電管用リフレクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
簡単な撮影機構を内蔵したユニット本体に、予め未露光の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルムユニットが本出願人により製造・販売されている。このレンズ付きフイルムユニットには各種のタイプがあり、ストロボ装置が内蔵され、室内や夜間での撮影ができるようにしたものもある。
【0003】
図7に示すように、レンズ付きフイルムユニットに内蔵されるストロボ装置2は、レンズ付きフイルムユニットを安価に製造するために簡略化された構造となっており、ストロボ発光部3やストロボ回路を形成する電気部品等をプリント基板4に取り付けてユニット化してある。
【0004】
ストロボ発光部3は、ストロボ放電管5と、このストロボ放電管5の光を前方に向けて反射するリフレクタ6と、これらを収納・保持するリフレクタケース7と、リフレクタケース7に取り付けられる透明なプロテクタ8とから構成されている。ストロボ放電管5は、メインコンデンサ9に充電された電荷がその内部で放電されることにより発光する。リフレクタ6はアルミ板を湾曲させたものであり、ストロボ放電管5を受ける円弧状の受け面6aが形成されている。リフレクタケース7内にはトリガ端子10が配置されており、このトリガ端子10がリフレクタ6の外面に接している。撮影に際してシャッタが押されると、このシャッタレリーズ操作に同期してトリガトランス11で発生したトリガ電圧がトリガ端子10,リフレクタ6を介してストロボ放電管5に印加され、ストロボ放電管5が発光する。
【0005】
前記リフレクタ6の縦断面形状はほとんどの場合に楕円形とされており、この楕円状の湾曲反射面によって、ほどよい配光が得られていた。また、楕円弧状の湾曲反射面を用いる他に、双曲線や放物線などの関数曲線によって湾曲反射面を形成することも行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、断面楕円形状の湾曲反射面を用いたリフレクタでは、照射面内への光線のコントロールが難しく、集光効率(撮影画面内へ到達した光線/ストロボ放電管からの全光線)をある程度以上に向上させることが困難であった。また、関数曲線を用いたリフレクタの場合には、リフレクタの前面をカバーする透明なプロテクタにレンズ効果を持たせることで集光効率を上げることが可能である。しかしながら、この場合にはある程度の奥行きの長さが必要であり、発光部全体が大型化してしまう。更に、プロテクタをフレネルレンズにすることで、成形適正の悪化やコストアップを招いてしまう。このような問題はレンズ付きフイルムユニットに限られず、小型カメラのストロボ装置でも発生する。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのものであり耐簡単な構成で集光効率を高めることができるようにしたストロボ放電管用リフレクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のストロボ放電管用リフレクタでは、ストロボ放電管にトリガ電圧を印加するための放電管受け部及びこの放電管受け部に連続する周面反射部とを有し、前記周面反射部によってストロボ放電管の中心から出た光が、カメラの撮影画面範囲である有効照射エリアを照明するストロボ放電管用リフレクタにおいて、前記周面反射部の縦断面形状を、円弧、楕円弧、直線により順に構成すると共に、前記円弧と楕円弧の継ぎ目において共通の接線を有するように接続し、且つ前記直線を前記楕円弧の接線とし、前記円弧の縦断面形状を有する円弧状湾曲反射面によって前記有効照射エリアの上端から該有効照射エリアの上下方向の中央エリアの下端までの範囲を照射し、前記楕円弧の縦断面形状を有する楕円弧状湾曲反射面によって前記中央エリアの下端部付近を照射し、前記直線の縦断面形状を有する平坦反射面によって前記中央エリアの下端部付近から前記中央エリアの中央部までの範囲を照射し、前記円弧状湾曲反射面と楕円弧状湾曲反射面と平坦反射面とを前記ストロボ放電管の中心を通る水平線を基準とした線対称位置で配置することを特徴とする。
【0009】
なお、前記放電管受け部をストロボ放電管径以上で形成し、この放電管受け部の形成角度を前記線対称の基準線に対して30度〜60度の範囲内にすることが好ましい。また、前記中央エリアの上下方向長さを有効照射エリアの上下方向長さの半分とし、中央エリアの中心を有効照射エリアの中心に合わせることが好ましい。前記放電管受け部を、ストロボ放電管のアーク長さよりも長く形成することが好ましい。
【0013】
【作用】
小型化を優先するストロボ装置のリフレクタの場合、リフレクタをカバーする透明なプロテクタにレンズ効果は必要がなく、リフレクタ単体で光線の照射方向を制御した方が集光効率がよいことが判った。この集光効率を上げるために、ストロボ放電管の周面を覆う周面反射部とストロボ放電管の両端部近くを覆う側面反射部との反射面の形状や配置位置を変えて、各種の実験及び考察を行った。この結果、周面反射部の放電管受け面に連続する湾曲面の縦断面形状を単なる楕円弧や円弧等で構成するよりも、放電管受け面に連続するように、円弧、楕円弧、直線を連続させて形成した複合反射面の方が集光効率や配光制御の面で有利なことが判った。すなわち、放電管受け面に連続するように、円弧、楕円弧、直線を連続させて周面反射部を構成することにより、撮影画面となる有効照射エリアに対する集光効率が向上する。また、断面楕円弧からなる従来のリフレクタで発生していた有効照射エリアの中央付近における配光のくぼみ(光量の部分的な低下)も無くせるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、本発明のリフレクタ15は、薄板状の1枚の金属板をプレス成形したものであり、ストロボ放電管16(図2,図4参照)の周面を覆うように配置される周面反射部17と、ストロボ放電管16の両端部近くを覆うように配置される側面反射部18とから構成されている。
【0015】
図2は周面反射部17の縦断面形状を拡大して示す断面図であり、図面の煩雑化を避けるために、上半分の断面形状のみが示してある。なお、周面反射部17の下半分は、ストロボ放電管16の中心を通る水平線を基準線S1とする線対称に形成されており、上半分と同じ断面形状にされている。
【0016】
この周面反射部17は、ストロボ放電管16を受ける円弧状の受け面20aを有する放電管受け部20と、受け面20aに連続する円弧状湾曲反射面21aを有する円弧状湾曲部21と、楕円弧状湾曲反射面22aを有する楕円弧状湾曲部22と、平坦反射面23aを有する平坦部23とを順に連続させて構成されている。
【0017】
ストロボ放電管受け面20aは、外径(直径)が2.5mmのストロボ放電管16に対して半径1.25mmの断面円弧EAからなる湾曲面とされている。この湾曲面の形成角度θ1は、ストロボ放電管16の中心を通る前記基準線S1に対して30°≦θ1≦60°の範囲とされている。この形成角度θ1を30°以上にすることにより、受け面20aからのトリガ電圧の印加が確実に行えるようになる。また、形成角度θ1を60°以下にすることにより、放電管受け部20による放電管16への光線再入射量を減少させることができる。
【0018】
前記円弧状湾曲反射面21aは縦断面が円弧ABで構成されており、その半径は、放電管外径が2.5mmに対して、1.6〜2.4mm程度にされている。そして、放電管の中心P1から出た光線がこの円弧状湾曲反射面21aで反射し、この反射した光線が、図3に示すように、有効照射エリアEAの上端近くの点A’から、中央エリアCAの下端近くの点B’までを照射するように、前記円弧ABが配置される。すなわち、円弧状湾曲反射面21aにおける放電管受け部20との継ぎ目Aの近傍部分で反射した光線が有効照射エリアEAの上端近くの点A’を照射するようにする。また、放電管16の中心から出た光線が、円弧状湾曲反射面16aにおける前記円弧ABと楕円弧BCとの継ぎ目Bで反射し、この反射した光線が中央エリアCAの下端近くの点B’を照射するようにする。なお、有効反射エリアEAはカメラにより撮影される撮影画面範囲である。また、中央エリアCEは本実施形態では、有効反射エリアEAにおける上下方向照射長さL1の1/2の長さ(L1/2)を有するエリアであり、この中央エリアCAの中心は有効反射エリアEAの中心と一致している。
【0019】
前記楕円状湾曲反射面22aは縦断面が楕円弧BCで構成されている。この楕円弧BCと前記円弧ABとの継ぎ目Aにおいて共通の接線を有するように、楕円弧BCは前記円弧ABに接続されている。楕円弧BCは円弧接続側が曲率が大きく、直線接続側が曲率が小さくなる向きで配置されている。そして、図3に示すように、この楕円弧状湾曲反射面22aで反射した放電管16の中心からの光線により、前記中央エリアCEの下端部付近であるB’〜C’の範囲を照射させる。この楕円弧BCとしては、例えば、長軸径が41.65mmで短軸径が13.18mmであり、長軸と楕円との右側交差点を基準にして反時計方向にその始点角度が5°39′36″であり、終点角度が13°8′27″のものが用いられるが、これに限定されることはなく、前記中央エリアCEの下端部付近であるB’〜C’の範囲を照射するものであればよい。
【0020】
前記平坦反射面23aは縦断面が直線CDで構成されており、この直線CDは前記楕円弧BCの接線とし、楕円弧BCに接続されている。そして、図3に示すように、この平坦反射面23aで反射した放電管の中心から出た光線により、中央エリアCAの中心部D’から中央エリアCAの下端部付近のC’の範囲C’〜D’を照射させる。
【0021】
なお、図3では、ストロボ放電管16の中心P1から出た光線のみを代表的に記載してあり、ストロボ放電管16の全体から発する光はこれら図示された光線を中心とするある幅を有するものとなる。
【0022】
図1に示すように、側面反射部18は、上下の平坦部23に連続するように延設された一対の側面板25,26から構成されている。これら側面板25,26は、前記平坦部23に対し垂直になるように折り曲げられている。なお、放電管受け部20及び円弧状湾曲部21付近は切り欠かれている。そして、図4に示すように、この切欠き27,28から放電管16の端部がリフレクタ15の外部に突出するようにされている。
【0023】
図4に示すように、側面反射部18は、放電管16の中心が通る水平断面において、放電管16の中心線に対して傾斜角度θ2で傾斜して配置されており、放電管16からの光線が有効照射エリアを効率良く照射するようにされている。また、放電管16の閃光を有効に利用するために、放電管アーク長さL2が放電管受け部長さL3よりも小さくされている。
【0024】
このように構成されたリフレクタ15は、図5に示すように、リフレクタケース30に入れられた後に、ストロボ放電管16が取り付けれられる。この後に、透明プロテクタ31が取付けられてストロボ発光部32が構成される。
【0025】
図6に示すように、ストロボ発光部32には周知のようにストロボ回路が組み込まれたプリント基板33が取り付けられ、ストロボユニット34が構成される。プリント基板33には、メインコンデンサ35等の電気部品と、電池36を保持するとともに、ストロボ回路に接続するための一対の電極板37a,37bと、シンクロスイッチ38と、接触面39a,39bとが設けられている。前記接触面39a,39bには接触片39cが接触自在に取り付けられている。この接触片39cは、充電ボタン52の押圧操作により接触面39a,39bに接触し、これによりメインコンデンサ35への充電が開始される。
【0026】
このストロボユニット34は、レンズ付きフイルムユニット40に組み込まれる。図6は、レンズ付きフイルムユニット40を分解して示すものである。レンズ付きフイルムユニット40は、フイルムカートリッジ41のカートリッジ41a及びこのカートリッジ41aから引き出された写真フイルム41bとが装填される本体基部42と、この本体基部42の前面に装着される露光ユニット43及びストロボユニット34と、本体基部42の前面に装着され、露光ユニット43及びストロボユニット34を覆う前カバー45と、本体基部42の背面側に装着され、本体基部42との間で写真フイルム41bを光密に収納する後カバー46とから構成されている。
【0027】
露光ユニット43は、撮影可能なコマ数を表示するカウンタ機構,シャッタ機構,写真フイルムを1コマずつ送るための1コマ送り機構,撮影レンズ47,及びファインダ48等を組み付けてユニット化したものである。
【0028】
本体基部42には、カートリッジ41aが装填されるカートリッジ室42aと、カートリッジ41aから引き出され、ロール状にされた未露光の写真フイルム41bを収納するフイルム収納室42bとが設けられている。これらの底面は、開口となっており、後カバー46に形成された底蓋46a,46bによって塞がれる。カートリッジ室42aの底蓋46aは、爪係合により開閉自在にされており、写真フイルム41bの全コマの撮影終了後には、撮影済の写真フイルム41bを収納したカートリッジ41aを取り出すための取り出し蓋となる。
【0029】
カートリッジ室42aの上部には、巻上げノブ50が回動自在に配されている。この巻上げノブ50を図中反時計方向に回転することにより、撮影済の写真フイルム41bの部分がカートリッジ41a内に巻き込まれるとともに、フイルム収納室42bから未露光の部分が引き出されて、アパーチャ42cの背後にセットされる。
【0030】
前カバー45には、その上面にレリーズボタン51が一体に形成されている。また、前カバー45の前面には、撮影レンズ47,ファインダ48,ストロボ発光部32を露呈するための開口が形成されるとともに、充電ボタン52が一体に形成されている。
【0031】
次に本実施形態における作用を説明する。撮影時にはシャッタレリーズ操作に同期して放電管16が発光する。この放電管16からの光線は有効照射エリアを直接に照射する他に、図2,図3に示すように、リフレクタ15を介してその反射光が有効照射エリアEAを照射する。
【0032】
円弧状湾曲反射面21aで反射した光は、有効照射エリアEAの上部付近のA’から中央エリアCAの下側部分B’までの範囲A’〜B’を照射する。また、平坦反射面23aで反射した光は、中央エリアCAの中央D’からその下端部付近C’までの範囲D’〜C’を照射する。更に、楕円弧状湾曲反射面22aで反射した光は、中央エリアCAの下端部付近のC’〜B’を照射する。このように、断面円弧、断面楕円弧、断面直線による各反射面21a,22a,23aによって、有効照射エリアEAの上下方向範囲において、その上限近くA’から中央エリア範囲の下端部B’,C’を経て中央エリアCAの中心D’までを照射するので、反射光の配光をなめらかにすることができるとともに、中央エリアを充分に照射することができる。したがって、従来のように、円弧又は楕円弧を用いた湾曲反射面のみで構成したリフレタクに比べて有効照射エリアへの光量を16%〜30%程度上げることができた。
【0033】
なお、上記実施形態では、アルミ板をプレス成形することによりリフレクタ15を構成したが、用いる金属板はアルミ板に限定されることなく、導電性があり高い反射率が得られる材料であればその他の金属板を用いてもよい。また、金属板をプレス成形する代わりに、合成樹脂成形品によりリフレクタを構成し、これらリフレクタの反射面に金属膜を蒸着させてもよい。この場合にトリガ電圧を印加する放電管受け面にはアルミ板を貼りつけるとよい。
【0034】
上記実施形態では、円弧状湾曲部21と断面直線の平坦部23との間を断面楕円弧の湾曲部22で連続させたが、この断面楕円弧の湾曲反射面22aの代わりに、複数の曲率の異なる円弧を曲率の順になだらかに連続させた複合円弧面を用いてもよい。このような疑似楕円弧も本発明における楕円弧に含まれる。
【0035】
上記実施形態では、レンズ付きフイルムユニット40について説明したが、本発明は、各種のカメラに用いるストロボ装置に利用することができる。また、ストロボ放電管に限定されることなく、直管状の蛍光灯や紫外線ランプ等を反射させるリフレタクに本発明を実施してもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、放電管受け部に連続する縦断面形状を、円弧、楕円弧、直線により順に構成し、前記円弧の縦断面形状を有する円弧状湾曲反射面と、前記楕円弧の縦断面形状を有する楕円弧状湾曲反射面と、前記直線の縦断面形状を有する平坦反射面とを備えたから、これら各反射面の配置を変えることで、集光効率を上げることができる。また、中央エリアの配光のくぼみを無くすことができる。前記円弧状湾曲反射面と楕円弧状湾曲反射面と平坦反射面とを前記ストロボ放電管を中心とした線対称位置で配置することにより、集光効率をより一層上げることができる。
【0037】
前記放電管受け部をストロボ放電管径以上で形成し、この放電管受け部の形成角度を前記線対称の基準線に対して30度以上にしたから、放電管へのトリガ電圧の印加を確実に行うことができる。また、この放電管受け部の形成角度を60度以内にしたから、放電管への再光線入力量を減少させることができる。
【0038】
前記直線を前記楕円の接線とし、前記平坦反射面を、前記ストロボ放電管の中心から出た光線が有効照射エリアの中央エリアの中央から中央エリアの下端部近くまでを照射するように配置することにより、撮影画面の中央部をより明るく照らすことができ、中央付近における配光のくぼみを無くすことができる。しかも、この平坦反射面の両端縁に側面反射部を折り曲げて配置することにより、折り曲げ部分が直線となるので、プレス成形が容易になる。また、楕円の接線であり、直線を動かすだけなので、光線のコントロールが行ないやすく、設計がし易<なる。
【0039】
ストロボ放電管の中心から出て、円弧状湾曲反射面における円弧と楕円弧との継ぎ目で反射した光線が中央エリアの下端部近くを照射するとともに、円弧状湾曲反射面における円弧と放電管受け部との継ぎ目で反射した光線が有効照射エリアの上限近くを照射し、その他の円弧状湾曲反射面で反射した光線が中央エリアの下端から有効照射エリアの上限との間を照射するように、前記円弧を形成したから、有効照射エリア全体を照射するとともに中央エリアを照射することができ、集光効率を上げることができる。
【0040】
ストロボ放電管の中心から出て、楕円状湾曲反射面で反射した光線が、中央エリアの中央からその下端部近くを照射するように、楕円弧を形成し、この楕円弧と前記円弧との継ぎ目において共通の接線を有するように、楕円弧を配置したから、中央エリアの下端部近くを重点的に且つ有効照射エリアの全体にわたって照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ放電管用リフレクタを示す斜視図である。
【図2】同リフレクタの上半分の縦断面形状を示す断面図である。
【図3】リフレクタの各反射面による有効照射エリアへの照射を示す説明図である。
【図4】リフレクタの横断面形状を示す断面図である。
【図5】ストロボ発光部を分解して示す斜視図である。
【図6】レンズ付きフイルムユニットを分解して示す斜視図である。
【図7】従来のストロボユニットを示す断面図である。
【符号の説明】
15 リフレクタ
16 ストロボ放電管
17 周面反射部
18 側面反射部
20 放電管受け部
21 円弧状湾曲部
21a 円弧状湾曲反射面
22 楕円状湾曲部
22a 楕円状湾曲反射面
23 平坦部
23a 平坦反射面
30 リフレクタケース
31 透明プロテクタ
32 ストロボ発光部
33 プリント基板

Claims (4)

  1. ストロボ放電管にトリガ電圧を印加するための放電管受け部及びこの放電管受け部に連続する周面反射部を有し、前記周面反射部によってストロボ放電管の中心から出た光が、カメラの撮影画面範囲である有効照射エリアを照明するストロボ放電管用リフレクタにおいて、
    前記周面反射部の縦断面形状を、円弧、楕円弧、直線により順に構成すると共に、前記円弧と楕円弧の継ぎ目において共通の接線を有するように接続し、且つ前記直線を前記楕円弧の接線とし、
    前記円弧の縦断面形状を有する円弧状湾曲反射面によって前記有効照射エリアの上端から該有効照射エリアの上下方向の中央エリアの下端までの範囲を照射し、前記楕円弧の縦断面形状を有する楕円弧状湾曲反射面によって前記中央エリアの下端部付近を照射し、前記直線の縦断面形状を有する平坦反射面によって前記中央エリアの下端部付近から前記中央エリアの中央部までの範囲を照射し、
    前記円弧状湾曲反射面と楕円弧状湾曲反射面と平坦反射面とを前記ストロボ放電管の中心を通る水平線を基準とした線対称位置で配置したことを特徴とするストロボ放電管用リフレクタ。
  2. 前記放電管受け部をストロボ放電管径以上で形成し、この放電管受け部の形成角度を前記線対称の基準線に対して30度〜60度の範囲内にしたことを特徴とする請求項記載のストロボ放電管用リフレクタ。
  3. 前記中央エリアの上下方向長さを有効照射エリアの上下方向長さの半分とし、中央エリアの中心を有効照射エリアの中心に合わせたことを特徴とする請求項1または2記載のストロボ放電管用リフレクタ。
  4. 前記放電管受け部を、ストロボ放電管のアーク長さよりも長く形成したことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載のストロボ放電管用リフレクタ。
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