JP3757889B2

JP3757889B2 - Anion generator

Info

Publication number: JP3757889B2
Application number: JP2002092859A
Authority: JP
Inventors: 達範山路; 裕茂甲田
Original assignee: 株式会社ファイン
Priority date: 2002-03-28
Filing date: 2002-03-28
Publication date: 2006-03-22
Anticipated expiration: 2016-04-25
Also published as: JP2002349919A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、陰イオンを発生する装置に関し、より詳細には極めて小型の装置により大量の陰イオンを得ることができる、家庭や車内でも実施可能な陰イオン発生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
都会においては空気中の陰イオンと陽イオンの比率は通常同程度といわれているが、陰イオンが陽イオンの数十倍から数百倍存する陰イオンの濃度が高い環境下に身を置くことによって、疲労回復効果、精神安定効果、血液の浄化効果、抵抗力の増進効果、自律神経調整効果等の医療効果を得られることが広く知られている。
【０００３】
そのため、人為的に陰イオンの濃度を高める方法が開発されている。
これらが、▲１▼紫外線を用いるもの、▲２▼高圧コロナ放電を用いるもの、▲３▼ベータ線等の放射線を用いるもの、▲４▼ミストを利用するものの４種に分類される。
この発明はこの内の▲４▼のミストを利用して陰イオンの濃度を高める方法に属する。
本願発明者は、上記の内の▲１▼及び▲２▼の方法は同時に人体に悪影響を及ぼすと言われるオゾンを生成してしまうおそれがあり、又、▲３▼の方法は放射能漏れの対策を万全に行わなければならないことから、必ずしも適切な方法ではないと思料する。
【０００４】
さて、上記▲４▼の方法は、より詳細には水が砕けて微細な水滴（ミスト）に***し、相互に摩擦する際に発生した静電気により、空気中のイオンの濃度が高まる現象を利用するものである。
経験的に、滝の周辺や、海辺の波打ち際等、水が砕けてミストが発生する場所が身体に快適な環境を提供することが知られていたが、今世紀初頭にノーベル物理学者のＰ．Ｌｅｎｅｒｄ博士が、水滴が金属板に衝突して***するときに、豊富な負に帯電した微細構造の水滴（ミスト）が発生することを検証した。
これが、所謂「レナード効果」として認知されているものである。
【０００５】
以上の説明より明らかなように、上記▲４▼の方法は、水が砕けてミスト雰囲気が形成されるときに陰イオンが発生する現象を利用するものである。
従来、人為的に積極的に水を砕いてミスト雰囲気を形成するときに発生する陰イオンを利用する方法として次の公知発明が存した。
（公知発明１）
サイクロン内で水を噴霧させることを特徴とする発明（例えば、特公平３−７６９９３号）。
【０００６】
（公知発明２）
高速回転する回転板に水を衝突させることを特徴とする発明（例えば、特公平７−６２５３４号）。
【０００７】
（公知発明３）
所定の間隙を有する一対の回転板の中心部に水タンクに連通する吸い上げパイプの開口端を連結し、回転板の回転によりそれらの間隙内に負圧を生じさせしめ、この負圧により吸い上げパイプを介して間隙内に水を吸い上げ、吸い上げた水を遠心力によりミスト状に飛散させることを特徴とする発明（例えば、特公平６−７８４０）。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記の内の公知発明１はその明細書の記載から明らかなように、ミストにより空気中の細菌や夾雑物を捕捉して空気を浄化することを主眼に開発されたものであるが、併せて装置を運転中に発生する陰イオンの効果を利用するものである。しかしながら、公知発明１は、空気の浄化に重点を置いているために、装置の大きさの割りには発生する陰イオンの量が少なく、充分な医療効果を得るためには巨大な装置が必要となるという欠点があり、家庭や車内で使用するには装置が大きくなり過ぎるという実用上の問題があった。
【０００９】
次に、公知発明２は陰イオンの発生に関する発明である。
装置から排出される空気に含まれる陰イオン濃度はミストと接触することによって高まる。
即ち、陰イオンの量は生成されるミストの量に比例し、しいては回転板の面積に比例する。
従って、医療効果が得られる程度に陰イオンを発生するためには大面積の回転板が必要となり、装置の小型化に逆行する要求となっていた。
【００１０】
一方、公知発明２では、処理室内に外気の通過を妨げる回転板が存在するため、円滑に外気を通過させるには処理室内に充分な空隙を設けるか、或いは外気を加圧して処理室内に導入する必要があった。
即ち、公知発明２の場合には、処理室を大型化するか、或いは大型の送風機が必要となり、何れも装置の小型化に逆行する要求となっていた。
【００１１】
又、公知発明３も陰イオンの発生に関する発明である。
公知発明３の場合、ミストを発生するために吸い上げる水の量は、回転板の回転によりそれらの間隙内に生じる負圧の大きさに比例するので、大量のミストを発生させるにはそれに見合った充分な負圧を生じさせるための大きな回転板が必要となり、この観点からも装置の小型化には限界があった。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
この発明は以上の如き従来技術の問題点に鑑みて創作されたものであり、極めて小型の装置により大量の陰イオンを発生することを可能とする陰イオン発生装置を提供することを目的とする。
即ち、この発明の陰イオン発生装置は、外気を導入可能な処理室内において、上方に向かって径が増大する回転体の下方を水中に浸漬して回転することにより、この回転体の外周に沿って水の薄膜を上方に向かって順次形成すると共に飛散させ、飛散させた水をこの回転体の周囲に配された水及び空気が通過可能な網目を有するスクリーンに衝突させることにより、スクリーンの表面の他に網目を構成する目の内壁も利用して水の衝突頻度を高めて陰イオンを含むミスト雰囲気を形成することを特徴とする。
【００１３】
尚、本明細書において「外気」とは、処理室内の空間より外の空間の空気を指す意味で使用していることを付言する。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１乃至図４はこの発明の概要を説明するための図である。
図１において、図中符号Ｓはこの発明の陰イオン発生装置を示す。
この装置は、外気を通過させるべき処理室１、この処理室１の下部に設けられる貯水部２、この貯水部に下方を浸漬して配される上方に向かって径が増大する回転体３、この回転体の周囲に配される網目を有するスクリーン４からなり、送風は回転体３と同軸に回転するファン４により行われる。
【００１５】
この発明の第１の特徴は、上方に向かって径が増大する回転体３の下方を水中Ｗに浸漬して回転することにより、この回転体の外周に沿って水の薄膜を上方に向かって順次形成すると共に飛散させる点にある。
即ち、固体である回転体３の下方を水中に浸漬することにより、水との接触によるぬれ性を得られ、接触した水は回転体表面の喫水線より這い上がり、この場合、回転体３は上方に向かって径が増大しているのだから、回転による遠心力によって更に回転体の外周表面に放射状に均一に拡がり、結果的にその上方に向かって薄膜を形成することとなる。
そして、上方に向かって形成された水の薄膜は遠心力により周囲に飛散し、その後に順次薄膜が形成されることにより、恰も回転体３により水を汲み上げて飛散させているような現象を生じることとなる。
【００１６】
よって、前記した公知発明３の場合のように、回転板の回転によりそれらの間隙内に負圧を生じさせしめ、この負圧により吸い上げパイプを介して間隙内に水を吸い上げのではないので、回転体３の大きさの割には大量の水を汲み上げて飛散させることが可能となるという点にこの発明の特徴を認めることができる。
【００１７】
次に、この発明の第２の特徴は、飛散させた水を網目を有するスクリーン４に衝突させ飛散させることによりミスト雰囲気を形成する点にある。
即ち、網目の効果として、スクリーン４の表面だけでなく、外気の進行方向の壁面（格子状の網目の内壁）も利用できるために、水がスクリーンと衝突する頻度が飛躍的に増大し、スクリーンの大きさの割りにはミストの生成効率が高いという点にこの発明の特徴を認めることができる。
【００１８】
又、網目の存在は、同時に空気がスクリーンを通過できることを意味し、外気の流通が良好になるために、特に加圧する必要もなく、比較的小型の処理室内に大量の外気を通過させることができる作用を生じることとなる。
【００１９】
図１乃至図４においては、上記のスクリーン４として、回転体３の一部を囲む円筒状のものを例示しているが、このスクリーン４の構成はこれに限定されるものではなく、後記する実施例のように断面星型のものであっても、或いは断面四角形や多角形のものであっても、或いは波板状のものを円筒状にしたものであってよいことは勿論である。
【００２０】
又、スクリーン４は図１に示すように回転体３に固定されることにより、回転体と共に回転しても、或いは図３に示すように回転する回転体３に対し静止していても、或いは図４に示すように回転体３に対し逆方向に回転しても、或いは特に図示しないが回転体３と異なる速度で回転してもよいことは勿論である。
【００２１】
【実施例】
以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。
【００２２】
図５乃至図８はこの発明の陰イオン発生装置の一例を示す図である。
図中符号Ｌは陰イオン発生装置の筐体を示すものであり、この装置は送風機により外気を通過させるべき処理室１１、この処理室の下部に設けられる貯水部２２、この貯水部の水Ｗに下方を浸漬して配される上方に向かって径が増大する回転体１３、この回転体の周囲に配される網目を有するスクリーン１４を有することを特徴とするものであり、ここでは更に気液分離室２３を設けている。
【００２３】
この実施例においては、処理室１１と気液分離室２３は筐体Ｌ中の防水中底２４上に共通に設けられ、仕切り壁２５により仕切られることにより区分けされている。
そして、この仕切り壁２５の下端が開放されることにより両者は下方において連通し、更に防水中底２４上に水Ｗを貯留することにより貯水部２２としている。
【００２４】
上記の処理室１１の上方は吸気ダクト２８を介して筐体Ｌの一側上方に設けた外気の流入口２９と連通され、防水中底２４の裏側下方にはモータ２９が回転軸２１を上方に向けて設けられ、この回転軸２１には上方よりモータの回転により下方向に送風を行うシロッコファン２０と回転体１３が共軸に設けられる。
【００２５】
回転体１３として、ここでは下部を切り落とし、且つ上部において径の増大が止まる逆円錐状の筒状のものを採用している。
尚、図中符号２５は回転軸２１からの漏水を防止するために防水中底２４より突設されるボスであり、防水中底２４より水位の上方迄延長される。
【００２６】
次に、スクリーン１４としてここでは、下方が星型で上方が円径の筒状のものを採用しており、このスクリーン１４は上部が回転体１３に固定されることにより、回転体１３と共に回転する（図８参照）。
スクリーン１４に網目を設ける手段として、１２〜１６メッシュ程度の金網をスクリーンの素材として採用している。
【００２７】
以上の構成よりなる実施例の作用は次の通りである。
先ず、モータ２９により回転されるシロッコファン２０により外気（図５において黒地の矢印をもって図示）が外気の流入口２９及び吸気ダクト２８を介して処理室１１内に導入される。
同時に、貯水部２２に貯留された水Ｗが回転体１３の回転により汲み上げられると共に、飛散し（これらの作用については前記の発明の実施の形態における作用の説明の通り）、スクリーン１４の網目に衝突する。
【００２８】
そして、網目に衝突した水は砕けてミストに***して飛散し、ミスト雰囲気を形成し、このミスト雰囲気に処理室１１を通過する外気が接触することにより負電荷を与え、空気中の陰イオンの濃度が増加される。
【００２９】
又、この際に空気中の細菌や夾雑物がミストに接触することによりミストにより捕捉される。
互いにくっつき合ったり、細菌や夾雑物を捕捉して巨大化したミストは処理室１１の壁面に接触して液化し、貯水部２２に落下するため、結果として細菌や夾雑物が大気中から除去される。
【００３０】
一方、処理室内を通過した外気（図５において網線の矢印をもって図示）は、仕切り壁２５により区画された気液分離室２３に導入され、この気液分離室２３の壁面に衝突することにより、処理室１１で除去し切れなかった細菌や夾雑物が貯水部２に振るい落とされる。
このようにして、細菌や夾雑物が除去された外気が、大量の陰イオンと共に排出口３０より排出される。
【００３１】
さて、この実施例では、回転体１３の周囲に配されるスクリーン１４とは別に、その外側に網目を有するスクリーン１５を処理室１１の内壁に沿って配しているが、これは消音のためのスクリーンである。
陰イオン発生装置の筐体Ｌは通常の場合、プラスチックにより成型されるものであり、ミストが処理室１１の内壁に衝突することにより耳障りな騒音を発生するおそがあるが、このスクリーン１５を設けることによりミストは先ずこのスクリーンに衝突するので、騒音の発生が防止されることとなる。
そして、この場合、このスクリーン１５に衝突したミストは更に砕けるので、同時に陰イオンの発生効率を高めるという複合的な作用も生じることとなる。
【００３２】
【発明の効果】
以上の構成よりなるこの発明は、次の特有の効果を奏する。
▲１▼上方に向かって径が増大する回転体３の下方を水中Ｗに浸漬して回転することにより、この回転体の外周に沿って水の薄膜を上方に向かって順次形成して飛散させるので、例えば、前記した公知発明３と比較し、回転体３大きさの割に大量の水を汲み上げて飛散させることが可能となる。
【００３３】
▲２▼飛散させた水を網目を有するスクリーンに衝突させ、飛散させることによりミスト雰囲気を形成するので、スクリーンの表面だけでなく、外気の進行方向の壁面（格子状の網目の内壁）も利用して水の衝突頻度を高めることができ、スクリーンの大きさに比して、高いミストの生成効率が実現される。
【００３４】
▲３▼網目を採用することによって、導入外気の通過空気の流通が良好になるために、特に加圧する必要もなく、比較的小型の処理室内に大量の外気を通過させることが可能となる。
そのため、形成されたミスト雰囲気に充分な外気を接触させることが可能となり、小型の装置で大量の陰イオンを発生させることが可能となる。
【００３５】
▲４▼よって、例えば前記公知発明２及び３の刊行物に記載のような特別の送風装置が不要となり、実施例１乃至３のように送風羽根の回転軸を回転体の回転軸と共軸にしても、外気を通過させるに充分な風量を得られるので、装置を小型化することが可能となる。
【００３６】
▲４▼以上の各効果の総和により、極めて小型の装置により、飛躍的に多量の陰イオンを発生させることが可能となるので、家庭用の空気浄化装置の他、従来想像もできなかった自動車等の車内用の空気浄化装置、或いは美顔器等、人体に直接外気を吹き付ける装置への応用も可能となる。
【００３７】
▲５▼同様の理由により、装置を構成する部材を小型化ができ、又、特別な高速運転及び高風圧も不要となるので従来高価であった陰イオン発生装置を極めて低価格で実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の原理を説明するために簡略化して示した陰イオン発生装置の一部切り欠き正面図。
【図２】同上、回転体の斜視図。
【図３】同上、回転体の異なる実施例の斜視図。
【図４】同上、回転体の異なる実施例の斜視図。
【図５】この発明の陰イオン発生装置の実施例の一部切り欠き正面図。
【図６】同上、一部切り欠き側面図。
【図７】同上、一部切り欠き平面図。
【図８】同上、要部の分解斜視図。
【符号の説明】
１処理室
２貯水部
３回転体
４スクリーン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anion generating apparatus, and more particularly to an anion generating apparatus that can be obtained in a home or in a car and can obtain a large amount of anions with a very small apparatus.
[0002]
[Prior art]
In urban areas, the ratio of anions and cations in the air is generally said to be about the same, but you should be placed in an environment where the concentration of anions is high, where the anions are tens to hundreds of times as many as cations. It is widely known that medical effects such as fatigue recovery effect, mental stability effect, blood purification effect, resistance enhancement effect, and autonomic nerve adjustment effect can be obtained.
[0003]
Therefore, a method for artificially increasing the concentration of anions has been developed.
These are classified into four types: (1) using ultraviolet rays, (2) using high-pressure corona discharge, (3) using radiation such as beta rays, and (4) using mist.
The present invention belongs to a method for increasing the concentration of anions using the mist (4).
The inventor of the present application may generate ozone, which is said to cause adverse effects on the human body simultaneously with the methods (1) and (2), and the method (3) I think that it is not always an appropriate method because measures must be taken.
[0004]
The method (4) above uses the phenomenon that the concentration of ions in the air increases due to static electricity generated when water breaks up and breaks into fine water droplets (mists) and rubs against each other. To do.
Experience has shown that places where water breaks and mists occur, such as around waterfalls and seaside beaches, provide a comfortable environment for the body. Dr. Lenerd has verified that abundant negatively charged microstructured water droplets (mists) are generated when water droplets collide with a metal plate and break up.
This is what is known as the so-called “Leonard effect”.
[0005]
As is clear from the above description, the method (4) uses the phenomenon that anions are generated when water is broken and a mist atmosphere is formed.
Conventionally, the following known inventions exist as a method of utilizing anions generated when artificially actively crushing water to form a mist atmosphere.
(Known Invention 1)
An invention characterized by spraying water in a cyclone (for example, Japanese Patent Publication No. 3-76993).
[0006]
(Known Invention 2)
An invention characterized in that water collides with a rotating plate that rotates at high speed (for example, Japanese Patent Publication No. 7-62534).
[0007]
(Known Invention 3)
An opening end of a suction pipe communicating with a water tank is connected to the center of a pair of rotating plates having a predetermined gap, and negative pressure is generated in the gap by rotation of the rotating plate. The present invention is characterized in that water is sucked up into the gap through the air and the sucked-up water is scattered in a mist form by centrifugal force (for example, Japanese Patent Publication No. 6-7840).
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As is apparent from the description of the specification, the well-known invention 1 is developed mainly for purifying air by capturing bacteria and contaminants in the air with mist. It utilizes the effect of anions generated during operation of the device. However, since the known invention 1 focuses on air purification, the amount of anions generated is small for the size of the device, and a huge device is required to obtain a sufficient medical effect. There is a problem that the device becomes too large to be used at home or in a car.
[0009]
Next, the known invention 2 is an invention related to generation of anions.
The anion concentration contained in the air exhausted from the device is increased by contact with the mist.
That is, the amount of anions is proportional to the amount of mist produced, and thus proportional to the area of the rotating plate.
Therefore, in order to generate anions to such an extent that a medical effect can be obtained, a large-area rotating plate is required, which has been a demand for reversing the size of the apparatus.
[0010]
On the other hand, in the known invention 2, there is a rotating plate that prevents the passage of outside air in the processing chamber, so that a sufficient space is provided in the processing chamber to allow the outside air to pass smoothly, or the outside air is pressurized and introduced into the processing chamber. There was a need to do.
That is, in the case of the known invention 2, the processing chamber is increased in size or a large blower is required, and all of them are required to go against the downsizing of the apparatus.
[0011]
The known invention 3 is also an invention relating to generation of anions.
In the case of the known invention 3, the amount of water sucked up to generate the mist is proportional to the magnitude of the negative pressure generated in the gaps by the rotation of the rotating plate, so that it is appropriate to generate a large amount of mist. A large rotating plate is required to generate a sufficient negative pressure, and there is a limit to downsizing the apparatus from this viewpoint.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention was created in view of the problems of the prior art as described above, and an object of the present invention is to provide an anion generator that can generate a large amount of anions with an extremely small device. .
That is, the anion generator according to the present invention rotates along the outer periphery of the rotating body by immersing and rotating the lower part of the rotating body whose diameter increases upward in water in a processing chamber into which outside air can be introduced. The surface of the screen is formed by sequentially forming and scattering a thin film of water upward and colliding the scattered water with a screen having a mesh through which water and air arranged around the rotating body can pass. In addition to this, the inner wall of the mesh constituting the mesh is also used to increase the frequency of water collision to form a mist atmosphere containing anions.
[0013]
In this specification, “outside air” is used to mean air in a space outside the space in the processing chamber.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 4 are views for explaining the outline of the present invention.
In FIG. 1, the symbol S in the figure indicates an anion generator of the present invention.
The apparatus includes a processing chamber 1 through which outside air is allowed to pass, a water storage unit 2 provided in a lower portion of the processing chamber 1, a rotating body 3 whose diameter increases toward the upper side arranged by immersing the lower part in the water storage unit, It consists of a screen 4 having a mesh arranged around the rotating body, and air blowing is performed by a fan 4 that rotates coaxially with the rotating body 3.
[0015]
The first feature of the present invention is that the lower part of the rotating body 3 whose diameter increases upward is immersed in water W and rotated, so that the thin film of water is directed upward along the outer periphery of the rotating body. It is in the point of forming and scattering sequentially.
That is, the wettability by contact with water is obtained by immersing the lower part of the rotating body 3 that is a solid in water, and the contacted water crawls up from the water line on the surface of the rotating body. Since the diameter increases toward the surface, the centrifugal force caused by the rotation further spreads radially and uniformly on the outer peripheral surface of the rotating body, and as a result, a thin film is formed upward.
And the thin film of water formed toward the upper part is scattered around by centrifugal force, and the thin film is sequentially formed thereafter, so that a phenomenon occurs in which the water is pumped up and scattered by the rotating body 3. It will be.
[0016]
Therefore, as in the case of the above-described known invention 3, the rotation of the rotating plate causes a negative pressure to be generated in the gaps, and this negative pressure does not suck up water into the gaps through the suction pipe. The feature of the present invention can be recognized in that a large amount of water can be pumped and scattered for the size of the rotating body 3.
[0017]
Next, a second feature of the present invention is that a mist atmosphere is formed by causing the scattered water to collide with the screen 4 having a mesh and scatter.
That is, as the mesh effect, not only the surface of the screen 4 but also the wall surface (lattice-like mesh inner wall) in the direction of the outside air can be used, so that the frequency of water colliding with the screen increases dramatically. The feature of the present invention can be recognized in that the generation efficiency of mist is high for the size of.
[0018]
In addition, the presence of the mesh means that air can pass through the screen at the same time, and since the flow of the outside air is good, it is not necessary to pressurize and a large amount of outside air can be passed through a relatively small processing chamber. This will produce an action that can be performed.
[0019]
In FIG. 1 to FIG. 4, a cylindrical shape surrounding a part of the rotating body 3 is illustrated as the screen 4. However, the configuration of the screen 4 is not limited to this, and will be described later. Of course, it may be a star-shaped cross section as in the embodiment, a quadrangular or polygonal cross section, or a corrugated plate made into a cylindrical shape.
[0020]
Further, the screen 4 is fixed to the rotating body 3 as shown in FIG. 1, so that it can be rotated with the rotating body, or can be stationary with respect to the rotating body 3 as shown in FIG. As shown in FIG. 4, it may of course be rotated in the opposite direction with respect to the rotating body 3 or may be rotated at a speed different from that of the rotating body 3 although not particularly shown.
[0021]
【Example】
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0022]
5 to 8 are views showing an example of the anion generator of the present invention.
A symbol L in the figure indicates a housing of an anion generator, which is a processing chamber 11 through which outside air is allowed to pass by a blower, a water storage unit 22 provided in a lower portion of the processing chamber, and a water W of the water storage unit. The rotary body 13 has a rotating body 13 whose diameter increases toward the upper side and is immersed in the lower part, and a screen 14 having a mesh disposed around the rotating body. A liquid separation chamber 23 is provided.
[0023]
In this embodiment, the processing chamber 11 and the gas-liquid separation chamber 23 are provided in common on the waterproof inner bottom 24 in the housing L and are separated by being partitioned by a partition wall 25.
When the lower end of the partition wall 25 is opened, both communicate with each other below, and the water storage unit 22 is formed by storing water W on the waterproof inner bottom 24.
[0024]
The upper side of the processing chamber 11 communicates with an outside air inlet 29 provided above one side of the housing L via an intake duct 28, and a motor 29 moves above the rotating shaft 21 below the back side of the waterproof middle bottom 24. The rotary shaft 21 is provided with a sirocco fan 20 and a rotator 13 which are blown downward by rotation of a motor from above.
[0025]
Here, as the rotating body 13, a cylindrical member having an inverted conical shape in which the lower part is cut off and the increase in the diameter is stopped at the upper part is adopted.
Reference numeral 25 in the figure denotes a boss protruding from the waterproof insole 24 in order to prevent water leakage from the rotary shaft 21, and extends from the waterproof insole 24 to above the water level.
[0026]
Next, as the screen 14, a cylindrical shape having a star shape on the lower side and a circular diameter on the upper side is adopted, and this screen 14 rotates together with the rotating body 13 by fixing the upper portion to the rotating body 13. (See FIG. 8).
As means for providing a mesh on the screen 14, a wire mesh of about 12 to 16 mesh is adopted as a material for the screen.
[0027]
The operation of the embodiment having the above-described configuration is as follows.
First, outside air (shown by a black arrow in FIG. 5) is introduced into the processing chamber 11 through the outside air inlet 29 and the intake duct 28 by the sirocco fan 20 rotated by the motor 29.
At the same time, the water W stored in the water storage unit 22 is pumped up by the rotation of the rotating body 13 and is scattered (these operations are as described in the above-described embodiment of the present invention). collide.
[0028]
Then, the water colliding with the mesh breaks up and breaks up into mist and forms a mist atmosphere. When the outside air passing through the treatment chamber 11 comes into contact with the mist atmosphere, a negative charge is given to the anion in the air. The concentration of is increased.
[0029]
At this time, bacteria and contaminants in the air come into contact with the mist and are captured by the mist.
The mist that has adhered to each other or captured bacteria and foreign substances and has become enormous and comes into contact with the wall surface of the processing chamber 11 to be liquefied and falls to the water storage unit 22. As a result, bacteria and foreign substances are removed from the atmosphere. The
[0030]
On the other hand, the outside air that has passed through the processing chamber (shown with a meshed arrow in FIG. 5) is introduced into the gas-liquid separation chamber 23 partitioned by the partition wall 25, and collides with the wall surface of the gas-liquid separation chamber 23. Bacteria and contaminants that could not be completely removed in the processing chamber 11 are shaken off in the water storage unit 2.
In this manner, the outside air from which bacteria and contaminants have been removed is discharged from the discharge port 30 together with a large amount of anions.
[0031]
In this embodiment, in addition to the screen 14 disposed around the rotating body 13, a screen 15 having a mesh on the outside is disposed along the inner wall of the processing chamber 11. Screen.
The casing L of the anion generator is usually molded by plastic, and there is a possibility that annoying noise will be generated when the mist collides with the inner wall of the processing chamber 11, but this screen 15 is provided. As a result, the mist first collides with the screen, so that the generation of noise is prevented.
In this case, the mist that has collided with the screen 15 is further crushed, and at the same time, a combined action of increasing the generation efficiency of anions is produced.
[0032]
【The invention's effect】
The present invention configured as described above has the following specific effects.
(1) By immersing and rotating below the rotating body 3 whose diameter increases upward in water W, a thin film of water is sequentially formed and scattered along the outer periphery of the rotating body. Therefore, for example, compared with the above-described known invention 3, it is possible to pump a large amount of water for the size of the rotating body 3 and scatter it.
[0033]
(2) The mist atmosphere is formed by colliding and splashing the scattered water on the screen with the mesh, so that not only the surface of the screen but also the wall surface in the direction of the outside air (the inner wall of the lattice mesh) is used. Thus, the collision frequency of water can be increased, and high mist generation efficiency is realized compared to the size of the screen.
[0034]
{Circle around (3)} By adopting the mesh, the flow of the passing air of the introduced outside air becomes good, so that it is not necessary to pressurize in particular, and a large amount of outside air can be passed through a relatively small processing chamber.
Therefore, it becomes possible to bring sufficient outside air into contact with the formed mist atmosphere, and a large amount of anions can be generated with a small device.
[0035]
(4) Therefore, for example, a special blower as described in the publications of the known inventions 2 and 3 is not required, and the rotation shaft of the blower blade is coaxial with the rotation shaft of the rotating body as in the first to third embodiments. In any case, since the air volume sufficient to allow the outside air to pass through can be obtained, the apparatus can be miniaturized.
[0036]
(4) The sum of the above effects makes it possible to generate a large amount of anions dramatically with an extremely small device. The present invention can be applied to an air purifier for a vehicle such as a vehicle or a device that directly blows outside air to a human body such as a facial device.
[0037]
(5) For the same reason, the members constituting the apparatus can be reduced in size, and a special high-speed operation and high wind pressure are not required, so that an anion generator that has been conventionally expensive can be realized at a very low price. Is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway front view of an anion generator simplified for explaining the principle of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the rotating body.
FIG. 3 is a perspective view of another embodiment of the rotating body.
FIG. 4 is a perspective view of another embodiment of the rotating body.
FIG. 5 is a partially cutaway front view of an embodiment of the anion generator of the present invention.
FIG. 6 is a partially cutaway side view of the above.
FIG. 7 is a partially cutaway plan view of the same as above.
FIG. 8 is an exploded perspective view of the main part of the above.
[Explanation of symbols]
1 Processing chamber 2 Water reservoir 3 Rotating body 4 Screen

Claims

外気を導入可能な処理室内において、上方に向かって径が増大する回転体の下方を水中に浸漬して回転することにより、この回転体の外周に沿って水の薄膜を上方に向かって順次形成すると共に飛散させ、飛散させた水をこの回転体の周囲に回転体の一部を囲むように固定された水及び空気が通過可能な１２〜１６メッシュの金網製の筒状のスクリーンに衝突させることにより、スクリーンの表面の他に金網の網目を構成する目の内壁も利用して水の衝突頻度を高めて陰イオンを含むミスト雰囲気を形成することを特徴とする陰イオン発生装置。 In a processing chamber where outside air can be introduced, the lower part of the rotating body whose diameter increases upward is immersed in water and rotated, so that a thin film of water is sequentially formed along the outer periphery of the rotating body. The scattered water is made to collide with a cylindrical screen made of 12 to 16 mesh wire mesh that can pass water and air fixed so as to surround a part of the rotating body around the rotating body. In this way, an anion generating apparatus characterized in that, in addition to the surface of the screen, the inner wall of the mesh constituting the mesh of the metal mesh is also used to increase the frequency of water collision to form a mist atmosphere containing anions.