JP3755057B2 - 道路側構造物の補修装置とその補修方法 - Google Patents

道路側構造物の補修装置とその補修方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両の衝突等により損傷したガードレール、ガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱等の道路側構造物の補修装置とその補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、ユニック車のシャーシフレームの外面に、水平方向にV字型のブラケットを突出して取付け、V字型の交叉する位置に複数個の穿孔した油圧シリンダー軸支コ型ブラケットを取付け、該油圧シリンダー軸支コ型ブラケットにピンで油圧シリンダーを連結し、該油圧シリンダーの先端にガードレール表面の曲線を形成した剛性ガイドを取付けてなるガードレール補修工事用油圧シリンダー装置があり、曲がったガードレールに前記剛性ガイドを装着し前記油圧シリンダーで略水平方向に押出すことにより、又は、曲がったガードレールにチェーンを巻付けて前記油圧シリンダーで略水平方向に引込むことにより、ガードレールの応急的な補修を行っている。また、傾斜したガードレールの支柱は上記方法の応用で補修している。さらに、前記油圧シリンダーを前記ユニック車に取付けたまま収納するために、前記ユニック車には収納用のブラケットやクランプが取付けられている(例えば、特許文献1。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−107328号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来技術では、ガードレール補修工事用油圧シリンダー装置をユニック車へ取付けるためには、ブラケットが複数必要であり、構造が複雑となるため製造費用が高価になるという問題があった。また、油圧シリンダーの押出し・引込み方向が略水平方向だけであるため、ガードレールの支柱やガードケーブルの支柱を略垂直方向へ引抜いて補修する必要がある場合には、引抜き作業が非常に困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ユニック車のシャーシフレームに着脱自在の万能油圧シリンダーと、道路側構造物に取付ける高さが調整可能な継手取付け高さ調整具を装備し、構造が簡単で安価に製造できる道路側構造物の補修装置と、前記万能油圧シリンダーと前記継手取付け高さ調整具を使用して、道路側構造物の曲がりや傾斜の補修だけでなく、引抜き作業を短時間で容易に行うことがでる道路側構造物の補修方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、ユニック車と、該ユニック車の荷台下のシャーシフレームの側面に突設されたシリンダー装着台と、該シリンダー装着台に着脱自在に設けられ、チューブ頭部に前記シリンダー装着台と係合する止め具が設けれた万能油圧シリンダーと、上端が前記万能油圧シリンダーの止め具に着脱自在に取付けられ、下端が前記万能シリンダーのチューブ下端に着脱自在に取付けられ、背面略中央部に継手が着脱自在に取付けられた継手取付け高さ調整具を備えたことを第1の特徴とする。
【0008】
また、請求項1記載の道路側構造物の補修装置に於いて、万能油圧シリンダーをユニック車がら取り外し、そのチューブに継手を介してガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱等の道路構造物を連結し、また、万能油圧シリンダーのピストンロッド先端に取付けられた支柱台を前記道路側構造物近傍の地盤に支持し、万能油圧シリンダーとユニック車に備えられた油圧制御装置とを油圧ホースで接続し、該油圧制御装置を作動させてピストンロッドを下方に押出す作用をさせると、その反作用で前記チューブが上方へ持上がることにより、万能油圧シリンダーに継手を介して連結された前記道路側構造物が引抜かれることを第の特徴とする。
【0009】
さらに、請求項記載の道路側構造物の補修装置に於いて、万能油圧シリンダーをユニック車がら取り外し、万能油圧シリンダーのチューブに継手取付け高さ調整具を取付け、継手取付け高さ調整具の背面略中央部に継手を取付け、該継手をガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱等の道路側構造物に取付けることにより、万能油圧シリンダーを、継手取付け高さ調整具と継手を介して、道路側構造物に連結し、万能油圧シリンダーのピストンロッド先端に取付けられた支持台を前記道路側構造物近傍の地盤に支持し、万能油圧シリンダーとユニック車に備えられた油圧制御装置とを油圧ホースで接続し、該油圧制御装置を作動させてピストンロッドを下方に押出す作用をさせると、その反作用で前記チューブが上方へ持上がることにより、万能油圧シリンダーに継手を介して連結された前記道路側構造物が引抜かれることを第の特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に係る道路側構造物の補修装置の取付け位置を示す説明図である。図2はそのシリンダー装着台の説明図、図3はその万能油圧シリンダーの説明図、図4はそのシリンダー装着台に万能油圧シリンダーを装着した場合の説明図、図5はその継手取付け高さ調整具の説明図である。図6、図7、図8、図9、図10、図11は、本発明に係る道路側構造物の補修方法の実施例の説明図である。
【0011】
【実施例】
道路側構造物の補修装置1は、図1に示すように、ユニック車2と、ユニック車2の荷台6下のシャーシフレーム7側面前方に突設されたシリンダー装着台12と、シリンダー装着台12に取付けられた万能油圧シリンダー8とからなっている。ユニック車2は、市販されている車両であり、一般に、クレーン3とアウトリガー4と油圧制御装置5は備えられているため、それらの構造と作用の説明は省略する。尚、万能油圧シリンダー8と継手取付け高さ調整具22は、通常は、シリンダー装着台12から取外されてシリンダー収納具11に収納されている。
【0012】
シリンダー装着台12は、図2に示すように、先端部の両側面に対向する装着台ピン孔12aを穿孔されたC形鋼で作られ、ユニック車2の荷台6下のシャーシフレーム7の側面前方に、シャーシフレーム7外側に向かって略水平方向に突設して取付けられている。また、シリンダー装着台12の、装着台ピン孔12aよりも先端方向の片側面は、鋼板で作られた連結補強材12bでユニック車2の荷台6の底部と連結されており、これにより、シリンダー装着台12の耐荷重性が補強されている。
【0013】
万能油圧シリンダー8は、図3に示すように、チューブ8aと、ピストンロッド8bと、油圧ホース取付け台8cと、一対の油圧ホース取付け口8dとからなる市販の油圧シリンダーに止め具9と支持台10が取付けられて構成されている。チューブ8a頭部側面には、鋼板で作られ、対向する先端部に止め具ピン孔9aが穿孔された一対の舌片状の止め具9が、チューブ8a短手方向に取付けられ、前記シリンダー装着台12に係合可能な係合凹部9bが形成されている。また、ピストンロッド8b先端には、円筒形のピストンロッド接続具10bを介して、底部が略四辺形の平板状に形成された支持台10が装着されている。この支持台10上の対称な位置には、一端をピストンロッド接続具10bの側面に、他端を支持台10上の縁端部に接合された、一対の環形の引掛け金具10aが取付けられている。
【0014】
次に、万能油圧シリンダー8のシリンダー装着台12への取付け方法を説明する。図4に示すように、万能油圧シリンダー8の止め具9で形成される係合凹部9bをシリンダー装着台12に係合させることにより、万能油圧シリンダー8をシリンダー装着台12に略水平に装着し、また、万能油圧シリンダー8の止め具9の止め具ピン孔9aとシリンダー装着台12の装着台ピン孔12aに、棒状の鋼材で作られた取付けピン13が挿通され、万能油圧シリンダー8がシリンダー装着台12に安定に取付けられる。この取付けピン13は端部に貫通孔を備えており、この貫通孔に針金等を巻付けることにより、取付けピン13が外れることを防止できる。
【0015】
さらに、万能油圧シリンダー8の止め具9の側縁部が連結補強材12bの側縁部に当接されており、万能シリンダー8がシャーシフレーム7の外側方向へ外れることを防いでいる。また、取付けた万能油圧シリンダー8を取外す場合は、上記と逆の操作を行えば良い。このように、万能シリンダー8は、シリンダー装着台12に容易に着脱自在である。
【0016】
図5は、継手取付け高さ調整具22の実施例の説明図である。図5(a)はその斜視図、図5(b)はその平面図、図5(c)はその正面図である。継手取付け高さ調整具22は図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すように、前記万能シリンダー8の止め具9の係合凹部9bに係合可能なC形鋼で作られた基体23と、基体23の下端に取付けられ、前記チューブ8aに連結可能な受け台24とからなっている。基体23の上端側面には対向する基体頭部ピン孔23aが穿孔され、略中央部側面には対向する基体中央部ピン孔23bが穿孔され、基体中央部ピン孔23bに対応した位置の基体23の背面の一部が、略四辺形状に開口され、基体23の背面上端が凹状に加工されている。受け台24は、基体23の側面開口端側の辺の中央部が円弧状に形成された略四辺形のチューブ受け板24aと、該チューブ受け板24aの基体23の側面開口端側の辺の両端下面に下方に垂設され、中央部が穿孔された舌片24bとからなっている。
【0017】
このように、万能シリンダー8、シリンダー装着台12、連結補強材12b、継手取付け高さ調整具22は、構造が簡単で、C形鋼や鋼板等の鋼材で作られているため、安価に製造できる。
【0018】
次に、本発明に係る道路側構造物の補修方法の一実施例について説明する。図6(a)は、ガードレールの支柱14を引抜く方法の実施例の説明図である。図6(a)に示すように、まず、万能油圧シリンダー8をシリンダー収納具11(図1参照)から取出し、チューブ8a頭部の止め具9を継手15を介して、ガードレールの支柱14頭部に連結し、支持台10をガードレールの支柱14近傍の地盤21に支持する。継手15は、図6(b)に示すように、両端に継手ピン孔15aが穿孔された一対の弓状金具15bからなっている。片方の弓状金具15bの中央外側面には、継手ピン挿通孔15cが穿孔された継手ピン挿通具15dが突設されており、図6(a)に示すように、取付けピン16が万能油圧シリンダー8の止め具ピン孔9aと継手15の継手ピン挿通孔15cに挿通されて、止め具9と連結されている。また、もう一方の弓状金具15bの中央外側面には、ネジ孔が穿孔されている。
【0019】
ガードレールの支柱14は、継手15の一対の弓状金具15bに挟持され、弓状金具15の両端の継手ピン孔15a同士をネジ止めされ、さらに、一方の弓状金具15bの中央外側面に穿孔されたネジ孔にボルトを挿入して締付け、これにより、ガードレールの支柱14と継手15が連結される。一方、万能油圧シリンダー8の支持台10は、ガードレールの支柱14近傍の地盤21に支持される。
【0020】
また、ガードレール支柱14を引抜いた際に、ガードレール支柱14と万能油圧シリンダー8が倒れないように、ガードレール支柱14の頭部には、クレーン2(図1参照)から吊下げられたロープ17が巻回されており、また、ガードレール支柱14の中央部には、一端を地盤21に繋がれたロープ18が巻回されている。
【0021】
次に、油圧制御装置5を作動させてピストンロッド8bを下方に押出す作用をさせると、ピストンロッド8bは、先端部の支持台10が地盤で支持されているために下方には押出されず、その反作用でチューブ8aが上方へ持上がると同時に、継手15を介して連結されているガードレールの支柱14が容易に引抜かれる。ガードケーブル支柱の場合も同様の操作を行えば良い。このように、ガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱の引抜き作業が短時間で容易にできる。
【0022】
図7(a)は、ガードレールの支柱14を引抜く方法の他の実施例の説明図である。ガードレールの支柱14が万能油圧シリンダー8のチューブ8aより低い場合、図7(a)に示すように、まず、万能油圧シリンダー8をシリンダー収納具11(図1参照)から取出し、チューブ8a頭部の止め具9の係合凹部9bに、継手取付け高さ調整具22の頭部を係合させ、止め具9の止め具ピン孔9aと継手取付け高さ調整具22の基体頭部ピン孔23aとに取付けピン16を挿通して、チューブ8a頭部と継手取付け高さ調整具22頭部を連結する。
【0023】
次に、チューブ8aの下端部を継手取付け高さ調整具22の受け台24と両端にネジ山を設けられた鉄筋のU字形金具25で挟持し、U字形金具25の両端を受け台24の舌片24bの穿孔に挿通し、挿通されたU字形金具25の両端にナットを装着して締付け、これにより、チューブ8下部と継手取付け高さ調整具22下部とが連結される。
【0024】
次に、継手15(図7(b)参照)の継手ピン挿通具15dを、継手取付け高さ調整具22の背面略中央部の開口部に挿入し、継手取付け高さ調整具22の基体中央部ピン孔23bと継手15の継手ピン挿通具15dの継手ピン挿通孔15cに取付けピン16を挿通し、これにより、継手15の継手挿通具15dを備えた側の弓状金具15bと継手取付け高さ調整具22が連結される。
【0025】
また、ガードレールの支柱14は、継手15の一対の弓状金具15bに挟持され、弓状金具15の両端の継手ピン孔15a同士をネジ止めされ、さらに、一方の弓状金具15bの中央外側面に穿孔されたネジ孔にボルトを挿入して締付け、これにより、ガードレールの支柱14と継手15が連結される。一方、万能油圧シリンダー8の支持台10は、ガードレールの支柱14近傍の地盤21に支持される。
【0026】
また、ガードレール支柱14を引抜いた際に、ガードレール支柱14と万能油圧シリンダー8が倒れないように、ガードレール支柱14の頭部には、クレーン2(図1参照)から吊下げられたロープ17が巻回されており、また、ガードレール支柱14の下部には、一端を地盤21に繋がれたロープ18が巻回されている。
【0027】
次に、油圧制御装置5を作動させてピストンロッド8bを下方に押出す作用をさせると、ピストンロッド8bは、先端部の支持台10が地盤で支持されているために下方には押出されず、その反作用でチューブ8aが上方へ持上がると同時に、継手取付け高さ調整具22と継手15を介して連結されているガードレールの支柱14が容易に引抜かれる。ガードケーブル支柱の場合も同様の操作を行えば良い。このように、ガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱の高さが低くても、引抜き作業が短時間で容易にできる。
【0028】
図8は、前記した道路側構造物の補修方法に於いて、万能油圧シリンダー8を、継手取付け高さ調整具22に取付ける方法の他の実施例の説明である。図8に示すように、まず、万能油圧シリンダー8をシリンダー収納具11(図1参照)から取出し、チューブ8a頭部の止め具9の係合凹部9bに、継手取付け高さ調整具22の頭部を係合させ、その係合部分にC形鋼で作られ側面に対向する補強用ピン孔9cを穿孔された補強用被装具9dを被装し、この補強用ピン孔9cと止め具9の止め具ピン孔9aと継手取付け高さ調整具22の基体頭部ピン孔23aとに取付けピン16を挿通し、万能油圧シリンダー8のチューブ8a頭部と継手取付け高さ調整具22頭部が連結される。
【0029】
次に、継手取付け高さ調整具23の受け台24と、両端にピン孔を穿孔された弓形状の挟持金具26でチューブ8bを挟持し、挟持金具26の両端の穿孔と受け台24の舌片24bの穿孔にボルトを挿通し、挿通されたボルトの先端にナットを装着して締付け、これにより、継手取付け高さ調整具22下部とチューブ8下部が連結される。尚、ガードレールの支柱14を引抜く方法は、前記と同様である。
【0030】
図9、図10は、傾斜したガードレールの支柱14a、14bを復元する補修方法の実施例の説明図である。ガードレールの支柱14aがユニック車2の内側方向に傾斜している場合は、図9に示すように、シリンダー装着台12に取付けられた万能油圧シリンダー8の支持台10の底部を、傾斜したガードレールの支柱14aの上部側面に押当て、ユニック車2の油圧制御装置5を作動させて、予め引込まれていたピストンロッド8bをユニック車2の外側方向に押出すことにより、傾斜したガードレールの支柱14aが元の位置近傍に復元し、応急的に補修できる。
【0031】
また、ガードレール支柱14bがユニック車2の外側方向に傾斜している場合は、図10に示すように、支持台10の引掛け金具10aと傾斜したガードレールの支柱14bのガードレール取付け用ボルト19を鋼索20で繋ぎ、ユニック車2の油圧制御装置5を作動させて、予め押出していたピストンロッド8bをユニック車2内側方向に引込むことにより、傾斜したガードレール支柱14bが元の位置近傍に復元し、応急的に補修できる。ガードケーブルの支柱についても、同様の操作を行えば良い。
【0032】
図11は、曲がったガードレール27を補修する方法の実施例の説明図である。ガードレール27がユニック車2の内側方向に曲がっている場合は、まず、図11(a)に示すように、C形鋼形状に鋼板を加工して形成されたアタッチメント基台29aの側面の両端に、鉄筋で作られたU字形押え具29bを取付けたアタッチメント29を、緩衝用木材28を嵌合した後、U字形押え具29bをガードレール27の上端と下端に引掛けて取付ける。次に、内側に傾斜したガードレールの支柱を復元する前記方法と同様の方法で、アタッチメント29の背面に万能油圧シリンダー8の支持台10を押当て、ピストンロッド8bを外側へ押出す。
【0033】
また、ガードレール27がユニック車2の外側方向に曲がっている場合は、まず、図11(b)に示すように、緩衝用木材28を嵌合したアタッチメント29を、前記と逆向きにガードレール27に取付ける。次に、外側に傾斜したガードレールの支柱を復元する前記方法と同様の方法で、鋼索20をU字形押え具29bと支持台10の引掛け金具10aに引掛けて、ピストンロッド8bを引込む。このようにして、ガードレールの応急的な補修ができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る道路側構造物の補修装置は、ユニック車のシャーシフレームに着脱自在の万能油圧シリンダーと、継手取付け高さ調整具を装備し、構造が簡単で安価に製造できるというすぐれた効果を有する。また、本発明の方法によって、道路側構造物の曲がりや傾斜の補修だけでなく、引抜き作業を道路側構造物の高さに応じて短時間で容易に行うことができるというすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る道路側構造物の補修装置の、取付け位置を示す説明図である。
【図2】図2は、図1のシリンダー装着台の説明図である。
【図3】図3は、図1の万能油圧シリンダーの説明図である。
【図4】図4は、図1のシリンダー装着台に、万能油圧シリンダーを装着する説明図である。
【図5】図5は、図1の継手取付け高さ調整具の説明図である。
【図6】図6は、本発明に係る道路側構造物の補修方法の実施例の説明図である。
【図7】図7は、道路側構造物の補修方法の他の実施例の説明図である。
【図8】図8は、道路側構造物の補修方法の他の実施例の説明図である。
【図9】図9は、道路側構造物の補修方法の他の実施例の説明図である。
【図10】図10は、道路側構造物の補修方法の他の実施例の説明図である。
【図11】図11は、道路側構造物の補修方法の他の実施例の説明図である。

Claims (3)

  1. ユニック車と、該ユニック車の荷台下のシャーシフレームの側面に突設されたシリンダー装着台と、該シリンダー装着台に着脱自在に設けられ、チューブ頭部に前記シリンダー装着台と係合する止め具が設けれた万能油圧シリンダーと、上端が前記万能油圧シリンダーの止め具に着脱自在に取付けられ、下端が前記万能シリンダーのチューブ下端に着脱自在に取付けられ、背面略中央部に継手が着脱自在に取付けられた継手取付け高さ調整具を備えたことを特徴とする道路側構造物の補修装置。
  2. 請求項1記載の道路側構造物の補修装置に於いて、万能油圧シリンダーをユニック車がら取り外し、そのチューブに継手を介してガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱等の道路構造物を連結し、また、万能油圧シリンダーのピストンロッド先端に取付けられた支柱台を前記道路側構造物近傍の地盤に支持し、万能油圧シリンダーとユニック車に備えられた油圧制御装置とを油圧ホースで接続し、該油圧制御装置を作動させてピストンロッドを下方に押出す作用をさせると、その反作用で前記チューブが上方へ持上がることにより、万能油圧シリンダーに継手を介して連結された前記道路側構造物が引抜かれることを特徴とする道路側構造物の補修方法。
  3. 請求項1記載の道路側構造物の補修装置に於いて、万能油圧シリンダーをユニック車がら取り外し、万能油圧シリンダーのチューブに継手取付け高さ調整具を取付け、継手取付け高さ調整具の背面略中央部に継手を取付け、該継手をガードレールの支柱、ガードケーブルの支柱等の道路側構造物に取付けることにより、万能油圧シリンダーを、継手取付け高さ調整具と継手を介して、道路側構造物に連結し、万能油圧シリンダーのピストンロッド先端に取付けられた支持台を前記道路側構造物近傍の地盤に支持し、万能油圧シリンダーとユニック車に備えられた油圧制御装置とを油圧ホースで接続し、該油圧制御装置を作動させてピストンロッドを下方に押出す作用をさせると、その反作用で前記チューブが上方へ持上がることにより、万能油圧シリンダーに継手を介して連結された前記道路側構造物が引抜かれることを特徴とする道路側構造物の補修方法。
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