JP3748635B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に係わり、特に、1個以上のリモートコントロール(リモコン)用送信機と移動体、例えば自動車等の内部に設置される1台の受信機とを備え、送信機から送信される各種スイッチ情報を受信機で受信した際に、スイッチ情報の種別に応じて、移動体、例えば自動車等の可制御設備機器を選択的に制御動作させる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1個以上のリモコン用送信機と自動車等の内部に設置される1台の受信機とを備え、送信機から送信される各種スイッチ情報を受信機で受信した際に、スイッチ情報の種別に応じて、自動車等の可制御設備機器を選択的に制御動作させる通信装置としては、キーレスエントリー装置が知られている。
【0003】
図6は、かかる既知のキーレスエントリー装置の構成の一例を示す概略構成図であって、特公平7−71337号に開示のものである。
【0004】
図6に示されるように、このキーレスエントリー装置は、複数個、例えば、3個のリモコン用送信機41(1)、41(2)、41(3)と、自動車内に設置される1台の受信機42とからなっている。
【0005】
そして、3個のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)は、送信信号を形成する送信回路部43(1)乃至43(3)と、それぞれの送信機41(1)乃至41(3)に固有の識別データR(1)乃至R(3)を記憶している識別データ記憶部(ROM)44(1)乃至44(3)と、送信アンテナ45(1)乃至45(3)を備えている。
【0006】
また、受信機42は、受信アンテナ46を通して信号の受信や、受信信号の増幅や、増幅信号の波形整形等を行う受信回路部47と、各種の動作モードを有しており、種々の制御動作を行う信号処理部48と、識別データR(1)乃至R(3)を記憶する記憶部(EEPROM)49と、2つのスイッチ50(1)、50(2)からなり、それらの開閉状態に対応して信号処理部48の動作モードを、通常モード、書込みモード、消去モードのいずれかに設定する設定スイッチ50と、自動車のドアの施錠または解錠を行うドア制御部51と、発光ダイオードやホーン等を有しており、書込みモードまたは消去モードから通常モードに移行する際に働く表示報知部52と、信号処理部48に内蔵のタイマー53とを備えている。
【0007】
前記構成によるキーレスエントリー装置は、概略、次のように動作する。
【0008】
まず、受信機42側の信号処理部48を通常モードに設定する、即ち、記憶部49への識別データR(1)乃至R(3)の書込み、または、記憶部49に記憶されている識別データR(1)乃至R(3)の消去を行わない場合には、受信機42側の設定スイッチ50の2つのスイッチ50(1)、50(2)をいずれも開いておく。
【0009】
この状態のとき、3個のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の中の1個、例えば、リモコン用送信機41(1)が操作されると、リモコン用送信機41(1)の送信回路部43(1)において、自動車のドアを施錠または解錠を指定し、かつ、識別データ記憶部44(1)に記憶されている識別データR(1)を含んだ制御信号(FSK変調信号)が形成され、この制御信号が送信アンテナ45(1)から無線周波数(RF)信号からなる送信信号として送信される。
【0010】
受信機42においては、リモコン用送信機41(1)の送信信号が受信アンテナ46を介して受信回路部47で受信されると、受信された制御信号を増幅及び波形整形し、信号処理部48に供給する。このとき、信号処理部48は、始めに、受信された制御信号の中の識別データR(1)と記憶部49に記憶されている識別データR(1)とを比較し、それらが一致した場合、次に、ドア制御部52を介して、自動車のドアの状態を識別し、ドアが施錠されていたときに解錠し、ドアが解錠されていたときに施錠する制御信号をドアに供給する。
【0011】
次いで、受信機42側の信号処理部48の動作モードを書込みモードに設定する、即ち、記憶部49に識別データR(1)乃至R(3)の書込みを行う場合には、受信機42側の設定スイッチ50の一方のスイッチ50(1)のみを閉じ、タイマー53をスタートさせる。
【0012】
この書込みモード設定の時点の直後に、3個のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の中の1個、例えば、リモコン用送信機41(1)が操作され、リモコン用送信機41(1)の送信回路部43(1)において、識別データ記憶部44(1)に記憶されている識別データR(1)を含んだ制御信号が形成され、この制御信号が送信アンテナ45(1)から送信信号として送信されると、受信機42側では、受信回路部47で受信された制御信号を信号処理部48に供給したとき、信号処理部48は、この制御信号の中の識別データR(1)を記憶部49に供給し、記憶部49に識別データR(1)の書込みを行う。そして、タイマー53でカウントされたカウント値tが予設定値T、例えば、5秒に達すると、表示報知部52が一時的に働いて動作モードの変更を予告した後、信号処理部48の動作モードは、書込みモードから通常モードに自動的に復帰する。
【0013】
続いて、受信機42側の信号処理部48の動作モードを消去モードに設定する、即ち、記憶部49に記憶されている識別データR(1)乃至R(3)の一括消去を行う場合には、まず、受信機42側の設定スイッチ50の一方のスイッチ50(1)のみを閉じ、タイマー53をスタートさせ、その直後に、設定スイッチ50の他方のスイッチ50(2)も閉じる。
【0014】
このようなスイッチ50(1)、50(2)の設定が行われると、記憶部49に記憶されている識別データR(1)乃至R(3)の一括消去が行われ、識別データR(1)乃至R(3)の一括消去が終了すると、表示報知部52が一時的に働いて記憶部49の記憶内容の消去完了を知らせた後、信号処理部48の動作モードは、消去モードから通常モードに自動的に復帰する。
【0015】
この場合、記憶部49は、複数個(k個)の記憶領域を有しており、それらの記憶領域に複数個の識別データRの書込みを行う場合、書込みが行う度毎に、識別データRがk個の記憶領域に順次書込まれるが、k+1個またはそれ以上の個数の識別データRを書込んだ場合には、最初に書込まれた識別データRから順に新しい識別データRに更新され、書替えられるものである。
【0016】
既知のキーレスエントリー装置によれば、リモコン用送信機41(1)乃至41(3)の中の1つを紛失したような場合、そのリモコン用送信機41(1)を含む全てのリモコン用送信機41(2)、41(3)に固有の識別データR(1)乃至R(3)を受信機側42の記憶部49から一括消去することができるので、セキュリテイの高いキーレスエントリー装置が得られるものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、複数個のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の中の1つ、例えばリモコン用送信機41(1)を紛失した場合、そのリモコン用送信機41(1)を使用できないことが求められている。
【0018】
前記既知のキーレスエントリー装置は、記憶部49に既に記憶されている識別データR(1)を新たに別の識別データに書替えることによって、紛失したリモコン用送信機41(1)の識別データR(1)を記憶部49から消去する、または、記憶部49に記憶されている複数の識別データR(1)乃至R(3)を一括消去することによって、紛失したリモコン用送信機41(1)の識別データR(1)を記憶部49から消去するようにして、その求めに応じている。
【0019】
この場合、前記既知のキーレスエントリー装置は、記憶部49のどの記憶領域にどのような識別データが記憶されているかが判らないことから、記憶部49からリモコン用送信機41(1)の識別データR(1)を消去する場合、記憶部49の全ての記憶領域に記憶されている識別データR(1)乃至R(3)に対し、識別データR(1)を除いた他のリモコン用送信機41(2)乃至41(3)の識別データR(2)乃至R(3)を上書きすることによって消去しなければならない。
【0020】
ところで、リモコン用送信機41(1)を紛失し、そのリモコン用送信機41(1)の識別データR(1)を記憶部49から消去した後で、紛失したリモコン用送信機41(1)が見つかったときは、そのリモコン用送信機41(1)を再使用できるようにするため、再度、記憶部49にリモコン用送信機41(1)の識別データR(1)を書込む必要がある。
【0021】
このような場合、前記既知のキーレスエントリー装置は、消去した識別データR(1)を再度記憶部49に書込む場合においても、リモコン用送信機41(1)の識別データR(1)の書込みであるにも係わらず、リモコン用送信機41(1)を含む全部のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の識別データR(1)乃至R(3)の書込みを行う必要がある。さらに、前記既知のキーレスエントリー装置は、記憶部49から全部のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の識別データR(1)乃至R(3)を一括消去した場合、再度、受信機42でキーレスエントリー動作を可能にするためには、やはり、リモコン用送信機41(1)を含む全部のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の識別データR(1)乃至R(3)の書込みを行う必要がある。
【0022】
このように、前記既知のキーレスエントリー装置は、紛失したリモコン用送信機41(1)を使用できなくした後に、紛失したリモコン用送信機41(1)が見つかった場合に、そのリモコン用送信機41(1)を再度使用できるようにするために、全部のリモコン用送信機41(1)乃至41(3)の識別データR(1)乃至R(3)の再書込みを行うという煩雑な操作を必要とするという問題を有している。
【0023】
本発明は、かかる問題点を解決するもので、その目的は、紛失した送信機の不正使用を防ぎ、紛失した送信機が見つかったとき簡単な操作によってその送信機の使用を可能にする通信装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成させるために、本発明による通信装置は、操作時に固有のIDコード及び制御種別を表す機能コードを含む伝送コードを送信する送信機、及び、受信したIDコードを書込み可能なIDコード記憶部と、制御機能停止コードが書き込まれる制御機能停止記憶部と、信号処理部と、信号処理部の動作モードを設定するモード制御部とを備える受信機を具備し、モード制御部で設定される動作モードは、受信したIDコードとIDコード記憶部に書込まれているIDコードとを比較し、それらが一致したと判断したとき、機能コードの制御種別に対応する制御信号を被制御部に出力する通常モードと、通常モードの設定時に、外部印加情報が第1の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、IDコード記憶部にIDコードを書込み可能になるIDコード書込みモードと、通常モードの設定時に、外部印加情報が第2の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、制御信号の被制御部への出力を停止する制御信号出力停止モードとであって、モード制御部は、IDコード書込みモードの設定時に、一定時間の経過によりIDコード書込みモードを通常モードに復帰させ、制御信号出力停止モードの設定時に、外部印加情報が第3の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、制御信号出力停止モードを通常モードに復帰させるように動作する手段を具備している。
【0025】
かかる手段を採用すれば、1つ以上の送信機の中の1つを紛失した際に、受信機側の信号処理部の動作モードを通常モードから制御信号出力停止モードに設定することによって、紛失した送信機が使用できなくなり、紛失した送信機の悪用を防ぐことができる。
【0026】
また、かかる手段を採用すれば、信号処理部の動作モードを、通常モードからIDコード書込みモードに設定するとき、通常モードから制御信号出力停止モードに設定するとき、制御信号出力停止モードから通常モードに設定するときのいずれにおいても、主な操作手順が共通であり、それ以外の操作手順が設定別に僅かに異なるだけであるので、ユーザー側において操作手順を覚え易く、紛失した送信機が見つかったときも、簡単な操作手順によって再使用が可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態において、通信装置は、操作時に固有のIDコード及び制御種別を表す機能コードを含む伝送コードを送信する送信機、及び、受信したIDコードを書込み可能なIDコード記憶部と、制御機能停止コードが書き込まれる制御機能停止記憶部と、信号処理部と、信号処理部の動作モードを設定するモード制御部とを備える受信機を具備し、モード制御部で設定される動作モードは、受信したIDコードとIDコード記憶部に書込まれているIDコードとを比較し、それらが一致したと判断したとき、機能コードの制御種別に対応する制御信号を被制御部に出力する通常モードと、通常モードの設定時に、外部印加情報が第1の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、IDコード記憶部にIDコードを書込み可能になるIDコード書込みモードと、通常モードの設定時に、外部印加情報が第2の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、制御信号の被制御部への出力を停止する制御信号出力停止モードとであって、モード制御部は、IDコード書込みモードの設定時に、一定時間の経過によりIDコード書込みモードを通常モードに復帰させ、制御信号出力停止モードの設定時に、外部印加情報が第3の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、制御信号出力停止モードを通常モードに復帰させるように動作するものである。
【0028】
本発明の実施の形態の1つにおいて、通信装置は、信号処理部の動作モードが通常モードから前記IDコード書込みモード、さらに、IDコード書込みモードから通常モードに設定された際、伝送コード及び外部印加情報が第2の所定の供給状態で供給された場合に限って、信号処理部の動作モードが制御信号出力停止モードに設定されるものである。
【0029】
また、本発明の実施の形態の他のものにおいて、通信装置は、信号処理部の動作モードが制御信号出力停止モードに設定される場合に制御機能停止記憶部に制御機能停止コードが書込まれ、制御信号出力停止モード信号から通常モードに再設定される場合に制御機能停止記憶部に書込まれた制御機能停止コードが消去されるものである。
【0030】
さらに、本発明の実施の形態の好適例において、外部印加情報は、自動車のイグニッションキーの操作によって得られる情報からなっている。
【0031】
また、本発明の実施の形態の他の好適例において、送信機は、IDコードや機能コードとともにローリングコードを送信し、受信機は、受信したローリングコードの適否を判定し、適である場合に限って、信号処理部から被制御部に対して受信した機能コードの種別に応じた制御信号を発生するものである。
【0032】
本発明の実施の形態によれば、1つ以上の送信機の中の1つを何等かの理由によって紛失した際、受信機の信号処理部の動作モードを通常モードから制御信号出力停止モードに設定するようにすれば、この紛失した送信機の使用をすることができなくなり、紛失した送信機が悪用されるのを防ぐことができる。
【0033】
また、本発明の実施の形態によれば、受信機の信号処理部の動作モードを、モード制御部の制御によって変更する、即ち、通常モードからIDコード書込みモードに設定するとき、通常モードから制御信号出力停止モードに設定するとき、制御信号出力停止モードから通常モードに設定するときのそれぞれにおいて、主な操作手順が共通の操作になるように決められており、主な操作手順を除いたその他の操作手順がそれぞれの設定時毎に僅かに異なっているに過ぎないので、ユーザー側でこれらの設定を行う場合に、操作手順が覚え易くなり、間違った操作手順で設定が行われることが極めて少ないものである。
【0034】
さらに、本発明の実施の形態によれば、前に紛失した送信機が見つかった場合に、受信機の信号処理部の動作モードを、制御信号出力停止モードから通常モードに変更すれば、簡単な操作手順によってこの送信機の再使用が可能になる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0036】
図1は、本発明に係わる通信装置の送信機の一実施例を示すブロック構成図、図2は、本発明に係わる通信装置の受信機の一実施例を示すブロック構成図であって、通信装置がキーレスエントリー装置である例を示すものである。
【0037】
図1及び図2に示されるように、本実施例のキーレスエントリー装置は、少なくとも1個のリモコン用送信機(1つだけを図示しており、全部が同じ構成のものである)1と、自動車内に設置される1台の受信機2とからなっている。
【0038】
そして、リモコン用送信機1は、送信スイッチ部3と、カウント部4と、カウント数記憶部5と、可変コード変換部6と、機能コード変換部7と、IDコード記憶部8と、伝送コード変換部9と、送信部10と、送信アンテナ11とを備えており、それらは図1に図示されるように相互接続されている。
【0039】
この場合、送信スイッチ部3は、自動車の被制御部の制御、例えば、ドアの施錠/解錠、トランクの開閉等を行わせる各種のスイッチ情報を発生し、カウント部4は、後述する送信部10の送信動作をカウントする。カウント数記憶部5は、カウント部4のカウント値を記憶し、可変コード変換部6は、送信スイッチ3からスイッチ情報を受け取る度毎に、カウント数記憶部5からカウント値を呼び出し、カウント値に応じた異なる値の数値コードを出力する。機能コード変換部7は、送信スイッチ部3から出力されるスイッチ情報を情報内容に対応した機能コードに変換し、IDコード記憶部8は、リモコン用送信機1に固有のIDコードを記憶している。伝送コード変換部9は、先頭コード、IDコード、機能コード、可変コード、終了コードからなる伝送コードを形成し、送信部10は、送信コード変換部9で得られた伝送コードを送信信号の形に変換し、この送信信号を送信アンテナ11を介して送信するものである。
【0040】
また、受信機2は、受信アンテナ12と、受信部13と、信号処理部14と、IDコード記憶部15と、可変コード記憶部16と、機能コード記憶部17と、モード制御部18と、制御機能停止記憶部19とを備えており、それらは図2に図示されるように相互接続されている。ここで、信号処理部14及びモード制御部18は、中央制御部(CPU)を構成しており、IDコード記憶部15、可変コード記憶部16、機能コード記憶部17及び制御機能停止記憶部19は、電気的に書込み/読出し可能なメモリ(EEPROM)を構成している。
【0041】
この場合、受信部13は、受信アンテナ12で検知された送信信号を受信し、伝送コードを再生し、信号処理部14は、伝送コード中のIDコードとIDコード記憶部15に記憶されているIDコード、伝送コード中の可変コード(数値コード)と可変コード記憶部16に記憶されている可変コード(数値コード)とを比較し、これらが一定の範囲内で一致しているときに、伝送コード中の機能コードと機能コード記憶部17に記憶されている機能コードとを照合し、機能コードに対応した制御信号を自動車の被制御部(図示なし)に供給する。モード制御部18は、タイマー20や自動車のイグニッションキー21に接続され、以下に詳しく述べるように、入力信号が所定の条件を満たしているときに、信号処理部14の動作モードを、通常モード、IDコード書込みモード、制御信号出力停止モードのいずれかに設定する。前述の一連の動作は、動作モードが通常モードに設定されている場合であり、信号処理部14は機能コードに対応する制御信号を発生して自動車の被制御部(図示なし)に供給し、動作モードがIDコード書込みモードに設定されている際には伝送コード中のIDコードをIDコード記憶部15に書込む。制御機能停止記憶部19は、モード制御部18から供給される制御機能停止コードが書込まれたときに、信号処理部14の動作モードを、何等の制御信号をも発生しない制御信号出力停止モードに保持させるように働く。
【0042】
図1及び図2に図示のキーレスエントリー装置において、信号処理部14の動作モードが通常モードに設定されている場合の動作は、次のとおりである。
【0043】
リモコン用送信機1側において、送信スイッチ3、具体的には送信スイッチ3の中の制御したい被制御部、例えばドアに対応するスイッチが操作されると、スイッチ情報が可変コード変換部6と機能コード変換部7に供給される。可変コード変換部6は、読み出した更新カウント値に対応して前に出力した数値コードと異なる値の数値(可変)コードを出力し、送信コード変換部9に供給する。なお、可変コード変換部6における更新カウント値に対応した数値コードの変更は、一定の数値法則にしたがった変更であっても、ランダムな変更であってもよい。機能コード変換部7は、供給されるスイッチ情報の種別に対応した機能コード、例えばドアの施錠/解錠を行わせるコードに変換し、送信コード変換部9に供給する。このとき、IDコード記憶部8も、記憶されているこのリモコン用送信機1に固有のIDコードを出力し、送信コード変換部9に供給する。送信コード変換部9は、供給されたIDコード、機能コード、数値(可変)コードに先頭コードと終了コードを組み合わせた伝送コードを形成し、送信部10に供給する。送信部10は、供給された伝送コードを無線周波数(RF)信号に載せ、送信アンテナ11から送信信号として送信される。
【0044】
カウント部4は、供給された送信動作情報に応答してカウント数記憶部5に記憶されている以前のカウント値を読み出してそのカウント値を1つだけ更新し、カウント数記憶部5を更新カウント値に書替える。
【0045】
受信機2において、リモコン用送信機1の送信信号が受信アンテナ12を介して受信部13で受信されると、受信部13は、伝送コードを再生した後、増幅及び波形整形し、信号処理部14に供給する。信号処理部14は、供給された伝送コードの中のIDコードとIDコード記憶部15に記憶されているIDコードとを比較し、それらが一致した場合に供給された伝送コードの中の数値(可変)コードと可変コード記憶部16に記憶されている数値(可変)コードとを比較する。それらが一定の範囲内で一致している場合に供給された伝送コードの中の機能コードと機能コード記憶部17に記憶されている各種の機能コードとを比較し、各種の機能コードの中に供給された機能コードと一致するものがあった場合に、例えばドアの施錠/解錠を行う制御信号を発生し、この制御信号をドア制御部(図示なし)に供給する。これにより、自動車のドアは、施錠されていたときに解錠が行われ、解錠されていたときに施錠が行われる。また、モードの如何に係わらず、伝送コードに含まれる可変コードを可変コード記憶部16に書き込む。
【0046】
なお、信号処理部14において、IDコード、数値(可変)コード、機能コードをそれぞれ比較した際に、それらのコードのいずれかが一致または略一致範囲であると判断されなかったとき、処理は中断される。
【0047】
次いで、図3は、本実施例のキーレスエントリー装置において、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定され、そのときにIDコード記憶部15にIDコードの書込みが行われる場合の操作手順の一例を示す動作説明図である。
【0048】
ここで、図3を用い、本実施例のキーレスエントリー装置を、伝送コード及び外部印加情報の第1の所定の供給状態に応答して通常モードからIDコード書込みモードに設定し、その後に、IDコードの書込みを行う場合の操作手順について説明する。なお、このような操作は、複数のリモコン用送信機1の中の1つを紛失したとき、その紛失したリモコン用送信機1に固有のIDコードを除いた残りのリモコン用送信機1に固有のIDコードを受信機2側のIDコード記憶部15に再書込みする場合等に実行される。
【0049】
最初に、信号処理部14の動作モードを、通常モードからIDコード書込みモードに設定する場合は、次のような手順で行われる。
【0050】
まず、自動車のイグニッションキー21をアクセサリ(ACC)位置(図3にはOFFで示している)からオン(ON)位置(図3にはONで示している)に切替えてONパルスをモード制御部18に供給する。このONパルスの供給期間、ONパルスの供給が開始されてから時間T1が経た後に、残存するリモコン用送信機1の送信スイッチ3の中のロック(LOCK)、アンロック(UNLOCK)、パニックオフ(PANIC−OFF)のいずれかのスイッチを操作し、その操作に伴って得られる機能コードを伝送コードに変換してリモコン用送信機1から送信し、受信機2側では、受信した伝送コードの中の機能コードをモード制御部18に供給する。そして、機能コードの供給が停止されてから時間T2以内に、イグニッションキー21をON位置からACC位置に切替え、ONパルスの供給を停止させて最初の状態に戻り、第1の動作サイクルが終了する。
【0051】
かかる第1の動作サイクルにおいて、ONパルスの供給が停止されてから時間T3以内に、再び、イグニッションキー24をACC位置からON位置に切替えてONパルスをモード制御部18に供給する。このONパルスの供給期間にも、ONパルスの供給が開始されてから時間T1以内に、リモコン用送信機1の送信スイッチ3の中のスイッチのうち、第1の動作サイクルで操作したスイッチを操作し、その操作に伴って得られる機能コードをリモコン用送信機1から送信し、受信した機能コードをモード制御部18に供給する。その後、機能コードの供給が停止されてから時間T2以内に、イグニッションキー21をON位置からACC位置に切替え、ONパルスの供給を停止させて再び最初の状態に戻り、第2の動作サイクルが終了する。
【0052】
かかる第2の動作サイクルにおいて、ONパルスの供給が停止されてから時間T3以内に、再び、イグニッションキー21をACC位置からON位置に切替えてONパルスをモード制御部18に供給すると、第3の動作サイクルが開始される。この第3の動作サイクルも、第1及び第2の動作サイクルと全く同じであるので、途中の操作経緯を省略するが、イグニッションキー21をON位置からACC位置に切替え、ONパルスの供給を停止させて再び最初の状態に戻ることによって、第3の動作サイクルが終了する。
【0053】
かかる第3の動作サイクルにおいて、ONパルスの供給が停止されてから時間T3以内に、再び、イグニッションキー24をACC位置からON位置に切替えてONパルスをモード制御部18に供給すると、第4の動作サイクルが開始される。この第4の動作サイクル時には、ONパルスの供給が開始されてから時間T1以内に、受信した機能コードをモード制御部18に供給するまでは第1乃至第3の動作サイクルと同じであるが、機能コードの供給が停止されてから時間T4が経たときに、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定される。IDコード書込みモードに設定されると、モード制御部18は、信号処理部14を付勢し、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力させ、それによってドアのロック錠を働かせ、信号処理部14がIDコード書込みモードに設定されたことを知らせる。
【0054】
次に、IDコードの書込みを行う操作手順について説明する。
【0055】
IDコード書込みモードに設定されてから、残存する第1のリモコン用送信機1の操作によってIDコード記憶部15に書込むための第1のIDコードを含んだ伝送コードを送信し、受信機2で伝送コードが受信された際に、モード制御部18にこの伝送コードとイグニッションキー21からのONパルスが同時に供給されると、モード制御部18は、伝送コードの供給が停止してから時間T4以内に、信号処理部14を付勢し、信号処理部14から伝送コードの中の第1のIDコードをIDコード記憶部15に供給して、IDコード記憶部15への第1のIDコードの書込みを行い、これと同時に、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力させ、それによってドアのロック錠を働かせることにより、IDコードがIDコード記憶部15に書込まれたことを知ることができる。
【0056】
そして、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号の出力が停止してから、再度、残存する第2のリモコン用送信機1の操作によってIDコード記憶部15に書込むための第2のIDコードを含んだ伝送コードを送信し、受信機2でこの伝送コードが受信された際に、モード制御部18にこの伝送コードとイグニッションキー21からのONパルスが同時に供給されると、モード制御部18は、ONパルスの供給が停止してから時間T4が経た後に、信号処理部14を付勢し、信号処理部14から伝送コードの中の第2のIDコードをIDコード記憶部15に供給して、IDコード記憶部15への第2のIDコードの書込みを行い、これと同時に、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力させ、それによってドアのロック錠を働かせることにより、第2のIDコードがIDコード記憶部15に書込まれたことを知ることができる。
【0057】
以下、さらに残存する第3のリモコン用送信機1の第3のIDコードの書込みを行う場合は、前の2つの操作手順と同じ操作手順を実行すれば、第3のIDコードがIDコード記憶部15に書込まれ、その書込みが終わったことをドアのロック錠の動作によって知ることができる。
【0058】
ところで、前述のようなIDコードの書込みを行うための操作手順は、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定されてから時間T6を経過するまでの期間内、または、イグニッションキー21がONからACCに切替えられ、ONパルスの供給が停止するまでの期間内に行わねばならないもので、これらの期間内であれば、図3に図示されているように、2つのIDコードの書込みを行う場合に留まらず、3つまたはそれ以上のIDコードの書込みを行うことができるものである。
【0059】
そして、これらの期間が経過した後においては、モード制御部18の制御により、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードから通常モードに戻るものである。
【0060】
これら一連の操作手順において、時間T1、T2、T3は、いずれも、30±10ミリ秒から5±0.5秒の間に選ばれ、時間T4は、30±10ミリ秒、時間T5は、0.6±0.1秒、時間T6は、10±1秒以内にそれぞれ選ばれるが、これらの時間は適宜変更可能なものである。また、これらの時間T1乃至T6の測定は、いずれもタイマー20によって行われる。
【0061】
さらに、図4は、本実施例のキーレスエントリー装置において、受信した伝送コード及び外部印加情報の第2の所定の供給状態に応答して、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定する場合の操作手順の一例を示す動作説明図である。
【0062】
ここで、図4を用い、本実施例のキーレスエントリー装置を、通常モードから制御信号出力停止モードに設定する場合の操作手順の一例について説明する。
【0063】
図4に示されるように、この操作は、信号処理部14の動作モードを、通常モードからIDコード書込みモードに設定するまでの操作に続いて行われる。前述の第1の動作サイクル、第2の動作サイクル、第3の動作サイクル、第4の動作サイクルを順次経ることによって、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定される。
【0064】
そして、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定され、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力されてから、イグニッションキー21をON位置からACC位置に切替え、モード制御部18へのONパルスの供給を停止し、IDコード書込みモードを終了する。次いで、ONパルスの供給を停止してから時間T7以内に、再びイグニッションキー21をACC位置からON位置に切替え、モード制御部18にONパルスを供給する。続いて、ONパルスの供給を始めてから時間T7以内に、リモコン用送信機1の送信スイッチ3の中のロック、アンロック、パニックオフのいずれかのスイッチ(前に操作されているスイッチと同じスイッチ)を操作し、その操作に伴って得られる機能コードをリモコン用送信機1から送信し、受信した機能コードをモード制御部18に供給する。モード制御部18は、機能コードの供給が終了してから時間T4が経た後で、信号処理部14を付勢し、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力させ、それによってドアのロック錠を働かせることにより、制御信号出力停止モードへの移行が進んでいることを知ることができる。そして、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とが出力される直前から時間T6が経過すると、または、時間T6以内にイグニッションキー21をON位置からACC位置に切替え、モード制御部18にOFFパルスを供給すると、モード制御部18から制御機能停止コードが制御機能停止記憶部19に供給され、制御機能停止記憶部19が制御機能停止コードの書込みを行うことによって、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定される。
【0065】
かかる一連の操作手順において、時間T1、T2、T3は、いずれも、30±10ミリ秒から5±0.5秒の間に選ばれ、時間T4は、30±10ミリ秒、時間T5は、0.6±0.1秒、時間T6は、10±1秒以内、時間T7は、5±0.5秒にそれぞれ選ばれるが、これらの時間は適宜変更可能である。
【0066】
また、図5は、本実施例のキーレスエントリー装置において、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定する場合の操作手順の他の例を示す動作説明図である。
【0067】
ここで、図5を用い、本実施例のキーレスエントリー装置を、通常モードから制御信号出力停止モードに設定する場合の操作手順の他の例について説明する。
【0068】
この操作手順は、既に述べた信号処理部14の動作モードを、通常モードからIDコード書込みモードに設定する場合の第1乃至第4の動作サイクルのそれぞれにおいて、モード制御部18にイグニッションキー21からONパルスが供給されている期間に、リモコン用送信機1の送信スイッチ3の中のロック、アンロック、パニックオフのいずれかのスイッチを2回づつ操作し、その2回の操作に伴って得られる2つの機能コードをリモコン用送信機1から送信し、受信した2つの機能コードをモード制御部18に供給するようにしているものである。この場合、2つの機能コードをモード制御部18に供給するタイミングは、イグニッションキー21からONパルスがモード制御部18への供給が始まってから時間T1以内に最初の機能コードが供給され、最初の機能コードの供給が停止してから時間T2以内に2番目の機能コードが供給されるもので、第1乃至第3の動作サイクルにおいては、2番目の機能コードの供給が停止してから時間T3以内にイグニッションキー21からOFFパルスがモード制御部18に供給されたときにそれらの動作サイクルが終了し、第4の動作サイクルにおいては、2番目の機能コードの供給が停止してから時間T4が経過したときにその動作サイクルが終了するものである。そして、第4の動作サイクルが終了してから時間T6が経過するまでの期間、モード制御部18にイグニッションキー21からONパルスが供給され続け、しかも、リモコン用送信機1から何等の伝送コードも送信されず、モード制御部18にも何等の伝送コードが供給されない場合に、この期間が終了するか、もしくは、この期間内にイグニッションキー21からONパルスの供給を停止させると、モード制御部18から制御機能停止コードが制御機能停止記憶部19に供給され、制御機能停止記憶部19が制御機能停止コードの書込みを行うことによって、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定される。また、モード制御部18は、第4の動作サイクルが終了した時点に、信号処理部14を付勢し、信号処理部14からドアをロックする制御信号とドアをアンロックする制御信号とを時間T5の期間内に相次いで出力させ、それによってドアのロック錠を働かせ、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定することの準備が行われたことを知らせるようにしている。
【0069】
この一連の操作手順において、時間T1、T2、T3は、いずれも、30±10ミリ秒から5±0.5秒の間に選ばれ、時間T4は、30±10ミリ秒、時間T5は、0.6±0.1秒、時間T6は、10±1秒にそれぞれ選ばれるが、これらの時間は適宜変更可能である。
【0070】
ところで、本実施例においては、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定された場合であっても、リモコン用送信機1から伝送コードが送信される度毎に、伝送コードの中の数値(可変)コードは更新され続け、受信機2側でも、伝送コードの受信が行われる度毎に、その伝送コードの中の数値(可変)コードと比較される可変コード記憶部16に記憶される数値(可変)コードも更新される。この理由は、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定されている場合においても、紛失したリモコン用送信機1の他に、複数個のリモコン用送信機1があって、それぞれ携帯者が異なっている場合、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定されていることを知らないリモコン用送信機1の携帯者が自己のリモコン用送信機1を操作し続けると、そのリモコン用送信機1側の数値(可変)コードが順次変更されるが、一方、信号処理部14の動作モードが制御信号出力停止モードに設定されている場合に、受信機2側の可変コード記憶部16に記憶される数値(可変)コードの更新を停止させたとすると、リモコン用送信機1側の数値(可変)コードとこの記憶される数値(可変)コードの差が許容範囲を超えてしまい、信号処理部14の動作モードを通常モードに復帰設定した場合に、そのリモコン用送信機1からの伝送コードを受け付けることができなくなるためである。
【0071】
なお、本実施例において、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定した場合に、伝送コード及び外部印加情報の第3の所定の供給状態を作り出してそれを通常モードの設定に復活させるためには、一例として、図4に示された操作手順によって制御信号出力停止モードに設定した場合、再び、図4に示された操作手順を実行する、または、図5に示された操作手順によって制御信号出力停止モードに設定した場合、再び、図5に示された操作手順を実行するようにすれば、信号処理部14から制御機能停止コードを消去するコードが制御機能停止記憶部19に供給され、制御機能停止記憶部19に書込まれている制御機能停止コードが消去され、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードから通常モードに復活設定させる。この場合、伝送コード及び外部印加情報の第3の所定の供給状態は、伝送コード及び外部印加情報の第2の所定の供給状態と同じである。
【0072】
この他にも、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定した場合に、それを通常モードの設定に復活させるためには、信号処理部14の動作モードがIDコード書込みモードに設定されてからIDコード記憶部15に1つ以上の新たなIDコードの書込みを行い、その後、IDコード書込みモードを終了させると、信号処理部14から制御機能停止コードを消去するコードが制御機能停止記憶部19に供給され、制御機能停止コードを消去することにより、通常モードに復活設定させるようにすればよい。
【0073】
本実施例においては、信号処理部14の動作モードの変更時、具体的には、通常モードからIDコード書込みモードに設定する場合、同じく、通常モードから制御信号出力停止モードに設定する場合、制御信号出力停止モードから通常モードに復活設定する場合のそれぞれにおいて、第1乃至第4の動作サイクルからなる4回の同じ動作サイクルを経る場合を例に挙げて説明したが、本発明における動作サイクルの繰返し回数は4回に限られるものではなく、3回または5回であってもよい。
【0074】
また、本実施例においては、信号処理部14の動作モードの変更時に、イグニッションキー21からのONパルスとリモコン用送信機1からのロック、アンロック、パニックオフのいずれかのスイッチ情報との組み合わせを用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明による組み合わせは前述の場合に限られるものではなく、イグニッションキー21からのONパルスとパワーウインドウスイッチからのスイッチ情報の組み合わせ、または、イグニッションキー21からのONパルスの所定サイクルにしたがった繰返し供給であってもよい。
【0075】
この場合、リモコン用送信機1からのスイッチ情報の併用時には、受信機2に登録されているリモコン用送信機1の正規のユーザーだけが信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定することができる利点がある反面で、リモコン用送信機1からのスイッチ情報の非併用時には、リモコン用送信機1を紛失した場合に、他のリモコン用送信機1がなくても信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードに設定することができるという利点がある。
【0076】
さらに、本実施例においては、通信装置がキーレスエントリー装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明による通信装置はキーレスエントリー装置に限られるものではなく、キーレスエントリー装置に類似の他の通信装置であってもよいことは勿論である。
【0077】
このように、本実施例によれば、1つ以上のリモコン用送信機1の中の1つのリモコン用送信機1を紛失した場合、受信機2側の信号処理部14の動作モードを、通常モードから制御信号出力停止モードに設定することができるので、以後、紛失したリモコン用送信機1を用いた操作を行うことができなくなり、紛失したリモコン用送信機1の悪用を防止できる。
【0078】
また、本実施例によれば、信号処理部14の動作モードを変更するとき、即ち、通常モードからIDコード書込みモードに設定するとき、通常モードから制御信号出力停止モードに設定するとき、制御信号出力停止モードから通常モードに復活設定するときのそれぞれにおいて、同じ動作サイクルを複数回繰返す操作手順が主であって、その操作手順を経た後の僅かな操作手順が異なっているだけであるので、ユーザーにとってそれぞれの設定を行う際の操作手順を簡単に覚えることができる。
【0079】
さらに、本実施例によれば、紛失したリモコン用送信機1が見つかった場合に、簡単な操作手順によって再使用することができる。
【0080】
この他に、本実施例によれば、信号処理部14の動作モードを制御信号出力停止モードから通常モードに復活設定する際に、IDコード記憶部15に新たなIDコードの書込みを行うようにすればよく、通信装置自体のセキュリテイを向上させることができる。
【0081】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、1つ以上の送信機の中の1つの送信機を紛失したような場合、受信機側の信号制御部の動作モードを、通常モードから制御信号出力停止モードに設定することができるので、以後、紛失した送信機を用いた操作ができなくなり、紛失した送信機の悪用が防止できるという効果がある。
【0082】
また、本発明によれば、信号制御部の動作モードを、通常モードからIDコード書込みモードに設定するとき、通常モードから制御信号出力停止モードに設定するとき、制御信号出力停止モードから通常モードに復活設定するときのそれぞれにおいて、主として同じ動作サイクルを複数回繰返す操作手順からなり、その同じ操作手順を経た後の僅かな操作手順を異にしているだけであるので、ユーザーにとってそれぞれの設定を行う際の操作手順が簡単に覚えられるという効果がある。
【0083】
さらに、本発明によれば、紛失した送信機が見つかった場合に、受信機側の信号制御部の動作モードを、簡単な操作手順で、制御信号出力停止モードから通常モードに設定し、紛失した送信機の再使用ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる通信装置の送信機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係わる通信装置の受信機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図3】図2に図示された受信機において、信号制御部の動作モードをIDコード書込みモードに設定する操作手順の一例を示す動作説明図である。
【図4】図2に図示された受信機において、信号制御部の動作モードを制御信号出力停止モードに設定する操作手順の一例を示す動作説明図である。
【図5】図2に図示された受信機において、信号制御部の動作モードを制御信号出力停止モードに設定する操作手順の他の例を示す動作説明図である。
【図6】従来のキーレスエントリー装置の構成の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 リモコン用送信機
2 受信機
3 送信スイッチ
4 カウント部
5 カウント数記憶部
6 可変コード変換部
7 機能コード変換部
8 IDコード記憶部
9 伝送コード変換部
10 送信部
11 送信アンテナ
12 受信アンテナ
13 受信部
14 信号処理部
15 IDコード記憶部
16 可変コード記憶部
17 機能コード記憶部
18 モード制御部
19 制御機能停止記憶部
20 タイマー
21 イグニッションキー

Claims (4)

  1. 操作時に固有のIDコード及び制御種別を表す機能コードを含む伝送コードを送信する送信機、及び、受信したIDコードを書込み可能なIDコード記憶部と、制御機能停止コードが書き込まれる制御機能停止記憶部と、信号処理部と、前記信号処理部の動作モードを設定するモード制御部とを備える受信機を具備し、前記モード制御部で設定される動作モードは、受信した前記IDコードと前記IDコード記憶部に書込まれているIDコードとを比較し、それらが一致したと判断したとき、前記機能コードの制御種別に対応する制御信号を被制御部に出力する通常モードと、前記通常モードの設定時に、外部印加情報が第1の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、前記IDコード記憶部に前記IDコードを書込み可能になるIDコード書込みモードと、前記通常モードの設定時に、外部印加情報が第2の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、前記制御信号の被制御部への出力を停止する制御信号出力停止モードとであって、前記モード制御部は、前記IDコード書込みモードの設定時に、一定時間の経過により前記IDコード書込みモードを前記通常モードに復帰させ、前記制御信号出力停止モードの設定時に、外部印加情報が第3の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたとき、前記制御信号出力停止モードを前記通常モードに復帰させるように動作することを特徴とする通信装置。
  2. 前記モード制御部で設定される動作モードが前記通常モードから前記IDコード書込みモードを経て前記通常モードに復帰した際に、外部印加情報が第2の所定の供給状態で供給され、その供給の途中で受信された機能コードからなる伝送コードが規定の時間内に供給されたときに限って、前記モード制御部の動作モードが前記制御信号出力停止モードに設定されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記モード制御部で設定される動作モードが前記制御信号出力停止モードに設定された際に、前記制御機能停止記憶部に制御機能停止コードが書込まれ、前記モード制御部が前記制御機能停止モードから前記通常モードに復帰した場合に前記制御機能停止記憶部に書込まれた前記制御機能停止コードが消去されることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信装置。
  4. 前記外部印加情報は、自動車のイグニッションキーの操作によって得られる情報であることを特徴とする請求項1もしくは3のいずれかに記載の通信装置。
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