JP3747646B2

JP3747646B2 - Microphone mounting structure and electronic equipment

Info

Publication number: JP3747646B2
Application number: JP25441598A
Authority: JP
Inventors: 淳宮澤; 満広稲積; 康永宮澤; 浩長谷川; 直相澤
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 1998-09-08
Filing date: 1998-09-08
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2018-09-08
Also published as: JP2000092580A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイクロフォンの取付構造及び電子機器並びにマイクホルダに関し、特に、単一指向性又は双指向性が要求されるマイクロフォンを、その要求が高精度に達成されるように機器ケース内に取り付けられるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】
マイクロフォンを機器ケース内に取り付ける際には、そのマイクロフォンに要求される特性が、単一指向性・双指向性・無指向性のいずれの場合であっても、マイクロフォンをゴム製のマイクホルダに収容し、そのマイクホルダを機器ケース内に固定する、というのが一般的であった。
【０００３】
例えば、エレクトレットコンデンサマイクロフォンであれば、アルミニウム等の金属から形成されたマイクケース内に振動板やバックプレート等が収容されているが、そのようなマイクロフォンを、機器ケース内に直接固定してしまうと、機器ケースに生じた振動等が殆ど減衰されずにマイクロフォンに伝達され、周囲雑音による誤認識の可能性が高くなってしまう。そこで、マイクロフォンをゴム製のマイクホルダに収容し、機器ケースとはそのマイクホルダが接触し、マイクロフォンと機器ケースとは直接的には接しないようにするという対策が講じられていた。
【０００４】
その他、この種の従来の技術としては、例えば特開平５−２０７５８５号公報に開示されたものがある。即ち、かかる公報に開示された従来技術にあっては、単一指向性若しくは双指向性が要求されるマイクロフォンを、その正面側の音孔がマイクロフォンの音軸方向に対して垂直方向になるように音導を構成したマイクホルダに装着する、或いは、その背面側の背孔がマイクロフォンの音軸方向に対して垂直方向になるように音導を形成したマイクホルダに装着し、そして、そのマイクホルダを機器ケース内に組み込むようにしており、これにより、指向性パターンの方向をマイクホルダの音導方向に近い状態にすることが可能になる、というものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
マイクロフォンを収容するマイクホルダとしては種々のものが提案されているが、従来のマイクホルダは、上記のように、ゴム等のように音の透過性が悪い材料から形成されるのが一般的であった。このため、単一指向性や双指向性を良好に達成するためには、例えば上記公報に開示されるようにマイクホルダに音導を形成するようなことが必要になるが、これではマイクホルダの形状が複雑になり、その分、加工コストが嵩むという欠点がある。
【０００６】
また、上記のように音導を形成したマイクホルダを用いると、マイクホルダにマイクロフォンを収容し、それを機器ケース内に固定する際には、機器ケースに形成された音孔と、音導との位置関係を正確に合わせなければならないため、組立時の手間が面倒であり、その位置関係が不正確であると、指向性が低くなってしまうという問題点もある。
【０００７】
さらに、密に詰まったゴム状の材料であると、機器ケースからマイクホルダに伝達された振動を充分に減衰できない場合も多く、周囲雑音による誤認識の可能性を充分に低減できない。
【０００８】
本発明は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされたものであって、単一指向性又は双指向性が要求されるマイクロフォンの機器ケース内への好適な取付構造及びその取付構造を適用した電子機器並びにそのようなマイクロフォンに好適なマイクホルダを提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に係る発明は、単一指向性又は双指向性が要求されるマイクロフォンを機器ケース内に取り付ける構造であって、前記マイクロフォンのマイクケース外周面をスポンジ材料からなるマイクホルダで包囲し、前記マイクホルダを介して、前記マイクロフォンを前記機器ケース内に取り付け、前記マイクホルダの外周面と前記機器ケースとの間に、少なくとも前記マイクホルダの一方の端部から他方の端部に至る空間を形成した。
【００１０】
また、請求項２に係る発明は、上記請求項１に係る発明であるマイクロフォンの取付構造において、前記マイクホルダを、導電性を有するスポンジ材料から形成した。
【００１１】
そして、請求項３に係る発明は、上記請求項２に係る発明であるマイクロフォンの取付構造において、前記マイクケースは、導電性材料から形成され且つ接地されているものである。
【００１２】
さらに、請求項４に係る発明は、上記請求項２又は３に係る発明であるマイクロフォンの取付構造において、前記マイクホルダの前記マイクロフォン厚み方向の寸法を、前記マイクロフォンの厚み方向の寸法よりも大きくし、前記マイクロフォンの背面を、前記マイクホルダの前記マイクロフォン背面側端部よりも内側に位置するようにした。
【００１３】
また、請求項５に係る発明は、上記請求項１〜４に係る発明であるマイクロフォンの取付構造において、前記マイクロフォンの正面を覆うように、フェルト材料からなる風防シートを配設するとともに、前記風防シートが、前記マイクロフォンの正面側のマイクケース周縁部と前記機器ケースとの間に挟み込まれるようにした。
【００１５】
さらに、請求項６に係る発明は、上記請求項１〜５に係る発明であるマイクロフォンの取付構造において、前記マイクロフォンを、エレクトレットコンデンサマイクロフォンとした。
【００１６】
そして、請求項７に係る発明は、マイクロフォンを内蔵した電子機器において、請求項１乃至請求項６のいずれかに記載のマイクロフォンの取付構造を適用した。
【００１９】
ここで、請求項１に係る発明にあっては、マイクホルダを形成するスポンジ材料は音の透過性が良好であるため、マイクロフォンの正面側に達した音の一部は、マイクホルダ内を通過して、マイクロフォンの背面側に達することができる。このため、単一指向性又は双指向性を達成する上で有利である。さらにマイクホルダの外側にも音の通り道が形成されるから、マイクロフォンの単一指向性又は双指向性を達成する上で有利になる。
【００２０】
また、請求項２に係る発明にあっては、マイクホルダを形成するスポンジ材料がさらに導電性を有しているから、そのマイクホルダを、マイクロフォンの電気的な出力信号に重畳されるノイズ対策のためのシールドとして利用することが可能になる。
【００２１】
特に、請求項３に係る発明のように、マイクケースが導電性材料（例えば、アルミニウム等の金属）から形成されており、そのマイクケースが電源線等を介して接地されていれば、マイクケースとマイクホルダとが導通することにより、マイクホルダ自体がアースとなって、シールドとして充分に機能できる。
【００２２】
さらに、請求項４に係る発明であれば、マイクホルダのマイクロフォン厚み方向背面側端部（以下、これを後端部と称し、後端部の逆側を先端部と称す。）よりも内側に、マイクロフォンの背面が入り込んでいるから、マイクロフォンの背面側から引き出される出力信号線のある程度の部分もマイクホルダに包囲されることになり、マイクホルダは、その出力信号線に対するシールドとしても機能する。
【００２３】
なお、マイクロフォン厚み方向とは、マイクロフォンの正面と背面との間を結ぶ方向のことであり、より具体的には、単一指向性や双指向性のパターンにおいて指向性の最も強い０°方向に沿った方向のことである。
【００２４】
また、請求項５に係る発明にあっては、風防シートによって、例えば人の息等が直接マイクロフォンの音孔内に入り込むようなことが防止されるし、また、その風防シートがマイクケースの周縁部と機器ケースとの間に挟み込まれているから、マイクロフォンは、マイクホルダ及び風防シートを介して機器ケース内に取り付けられていることになる。このため、機器ケースとマイクロフォンとの間の振動伝達率を、さらに低減することができる。
【００２６】
そして、これら請求項１〜５に係る発明は、請求項６に係る発明のように、エレクトレットコンデンサマイクロフォンの取付構造として極めて有益である。即ち、エレクトレットコンデンサマイクロフォンは、単一指向性や双指向性を実現する上で好適なマイクロフォンの一つであるが、そのマイクロフォンが組み込まれる機器の形状についての制約から、マイクロフォンの正面及び背面間の音の通り道の確保が困難な場合があり、エレクトレットコンデンサマイクロフォンの機能を充分に発揮できない場合も多々あったが、上記請求項１〜５に係る発明を採用することで、そのエレクトレットコンデンサマイクロフォンの性能を充分に発揮できるようになる。
【００２７】
さらに、請求項７に係る発明であれば、単一指向性又は双指向性をより高精度に達成した電子機器となる。
【００２９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００３０】
図１乃至図３は本発明の一実施の形態を示す図であって、この実施の形態は、本発明に係るマイクロフォンの取付構造及びマイクホルダを、認識した音声の種類に応じて挨拶や時刻等を返答するようになっている音声認識玩具１に適用したものである。
【００３１】
先ず、構成を説明すると、この音声認識玩具１は、その全体正面図である図１（ａ）及び側面図である図１（ｂ）に示すように、人形の上半身の外観を有しており、人形の顔に似せて形成された中央部１ａと、人形の胸部に似せて形成され前記中央部１ａを支える台形形状の台座部１ｂと、中央部１ａ上側に帽子に似せて形成された上側部１ｃと、を備えている。
【００３２】
より具体的には、この音声認識玩具１は、肉厚２．５ｍｍ程度のプラスチック製の表ケース１Ａと裏ケース１Ｂとを組み合わせることにより、上記中央部１ａ、台座部１ｂ及び上側部１ｃを形成するようになっていて、それら表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂの内部に形成される空間に、音声認識玩具１の機能実現に必要な電子機器等が収容されるようになっている。
【００３３】
即ち、上側部１ｃ内には、その音孔を音声認識玩具１の正面側（図１（ｂ）の左側）に向けてマイクロフォン１０が収容されるとともに、中央部１ａ内には、発声方向を音声認識玩具１の背面側（図１（ｂ）の右側）に向けてラウドスピーカ２０が収容されている。なお、その他の電子機器として、この音声認識玩具１内には、マイクロフォン１０から音声信号が供給され、所定のプログラムに従って音声検出及び又は認識処理を実行し、その検出及び又は認識した結果に応じた音声がラウドスピーカ２０から発せられるように駆動信号をそのラウドスピーカ２０に出力するようになっているコントローラ（図示せず）が収容されている。コントローラはマイクロコンピュータや必要なインタフェース回路等を含んで構成されているが、そのコントローラの構成及び機能や、ラウドスピーカ２０の取付構造等は本発明の本質部分ではないため、詳細な説明は省略する。
【００３４】
図２及び図３は、マイクロフォン１０の取付構造の詳細を示す図であって、図２（ａ）は、表ケース１Ａの上側部１ｃに当る部分であってマイクロフォン１０の音孔に対向する位置に形成された正面開口部２の拡大図、図２（ｂ）は、マイクロフォン１０の取付構造の詳細を示す断面図（図２（ａ）のＡ−Ａ線断面、図２（ｃ）のＢ−Ｂ線断面に相当）、図２（ｃ）は、裏ケース１Ｂの上側部分１ｃに当る部分であってマイクロフォン１０の背面に対向する位置に形成された背面開口部３の拡大図である。そして、図３は、マイクロフォン１０の取付構造を示す各部品の分解斜視図である。
【００３５】
ここで、本実施の形態では、単一指向性の一つのパターンであるハイパーカーディオイドをマイクロフォン１０で実現することを目指しており、マイクロフォン１０としては、エレクトレットコンデンサマイクロフォンを採用している。そして、ハイパーカーディオイドの最も指向性の強い方向に沿った軸をＯ軸とし、そのＯ軸を、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、音声認識玩具１の上側部１ｃの左右方向及び上下方向の中央部を、正面から背面に貫く位置に設定する。
【００３６】
表ケース１Ａの上側部１ｃに形成された正面開口部２は、図２（ａ）に示すように、Ｏ軸を中心に開口した中心孔２ａと、この中心孔２ａと同心の仮想円上に等間隔に位置するように開口した六つの周辺孔２ｂと、その仮想円よりも更に大径の同心の仮想円に沿って等間隔に且つ各周辺孔２ｂに対応した位置に開口した六つの円弧状スリット２ｃと、で構成されている。
【００３７】
これら中心孔２ａ、周辺孔２ｂ及び円弧状スリット２ｃは、基本的には、音声認識玩具１のデザインを損なわない範囲で、その開口面積が大きければ大きい程好ましい。一方、異物の侵入防止、指等からの静電気放電の防止のため、個々の開口面積は小さい程好ましい。従って、中心孔２ａや周辺孔２ｂの形状及び配置数は必要な感度（所望の指向性パターン）を確保するため、必要最小限の開口面積とすることが好ましい。本実施の形態では、中心孔２ａの直径は２．５ｍｍ程度、周辺孔２ｂの直径は２ｍｍ程度としてある。円弧状スリット２ｃは、デザイン的に許される範囲で形成することが好ましい。
【００３８】
そして、表ケース１Ａの内面側には、円弧状スリット２ｃに沿った仮想円よりもさらに大径の同心の仮想円に沿って、円筒状部４が一体に形成されていて、円筒状部４の内側付け根部分（表ケース１Ａに近い部分）には、その円筒状部４の中心に向かって延びるように、６枚のリブ部４ａが形成されている。各リブ部４ａは、図２（ａ）にも示されるように、各円弧状スリット２ｃの間を通り、周辺孔２ｂに挟まれた位置にまで延びていて、後述するマイクロフォン１０の正面側のマイクケース１０ａの周縁部の位置近傍にまで達するようになっている。また、各リブ部４ａの円筒状部４に近い部分の端部には、略正方形の凸部４ｂが形成されている。
【００３９】
一方、裏ケース１Ｂの内面側にも、Ｏ軸を中心とした円筒状部５が一体に形成されている。この円筒状部５は、円筒状部４の内径寸法よりも若干小さい外径寸法を有していて、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせた際に、その円筒状部５の先端は、円筒状部４の先端の内側に入り込み、凸部４ｂに当接するようになっている。
【００４０】
円筒状部５の裏ケース１Ｂ側の端部は開口しているが、その軸方向中央部近傍の内周部には、仕切り板５ａが一体に形成されている。仕切り板５ａには、Ｏ軸を中心とした円を基本形状とし、その円の内周部の周方向に等間隔に離隔した三カ所に略半円状の凸部６ａを形成した中央孔６と、円筒状部５の内周面に沿って形成された四つの円弧状スリット７と、が開口している。
【００４１】
また、円筒状部５の仕切り板５ａよりも先端側の部分の最下部には、軸方向に長く内外部を連通させるスリット５ｂが形成されている。そして、仕切り板５ａの内面側であって、スリット５ｂを両側から挟み込む２個所と、そのスリット５ｂに対向する個所と、スリット５ｂから周方向に９０度ずれた２個所との、計５個所のそれぞれに、円筒状部５の先端部近傍にまで延びるリブ部５ｃが形成されている。より具体的には、各リブ部５ｃは、図２（ｃ）にも示すように、各円弧状スリット７同士の間に位置するようになっていて、且つ、円弧状スリット７の幅と同じ幅を有している。
【００４２】
さらに、仕切り板５ａの凸部６ａのそれぞれの内面側には、Ｏ軸に沿って延びる円柱部８が一体に形成されている。これら円柱部８の先端は、円筒状部５の先端よりも内側に位置するようになっていて、後述するように、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせた際に、マイクロフォン１０のマイクケース背面に当接するようになっている。
【００４３】
また、各円柱部８の配設位置は、それら円柱部８が内側から接する外接円の径が、後述のマイクホルダ１１の内径と略同じになるように設定されており、これにより、各円柱部８がマイクホルダ１１の内側に入り込むことにより、そのマイクホルダ１１の位置決めがなされるようになっている。なお、円柱部８は指向性パターン確保のため、必要最小限の形状とすることが好ましい。
【００４４】
マイクロフォン１０は、アルミニウム等の金属から形成された円筒状のマイクケース１０ａ内に振動板やバックプレート等が収容されるとともに、その正面側を面布１０ｂで覆い、背面側から二本のリード線１０ｃが引き出された公知の構成を有している。この場合、両リード線１０ｃは、円筒状部５のスリット５ｂを介して、中央部１ａ側に引き出されている。なお、マイクケース１０ａは、リード線１０ｃの一方を介して接地されている。
【００４５】
そして、マイクロフォン１０のマイクケース１０ａの外周面は、マイクホルダ１１に包囲されている。このマイクホルダ１１は、導電性のスポンジ材料から形成された円筒状の部材であって、マイクロフォン１０の厚み方向寸法（Ｏ軸に沿った方向の厚さ）の３倍程度の長さを有していて、その一方の端面（先端面）とマイクロフォン１０の正面とが略同一面となるように、その一方の端部（先端部）内側にマイクロフォン１０を収容するようになっている。従って、マイクロフォン１０の背面は、マイクホルダ１１の後端部よりも内側に位置するようになっている。この場合、マイクロフォン１０の寸法にもよるが、一般的なエレクトレットコンデンサマイクロフォンを採用する場合、マイクロフォン１０の背面とマイクホルダ１１の後端部との間の距離は、少なくとも８ｍｍ程度とする。
【００４６】
マイクホルダ１１を形成する具体的な導電性スポンジは、特に限定されるものではないが、例えば、タイガースポリマ株式会社製の導電性ＳＲスポンジや、同社製の導電性ＣＲスポンジ等が適用可能である。導電性スポンジの具体的な物性としては、見掛け密度：０．４、硬さ：２０（アスカＣ）、引張強さ：１０（ｋｇｆ／ｃｍ）、延び：２１０（％）、引裂強さ：３（ｋｇｆ／ｃｍ）、体積固有抵抗：２×１０⁴（Ω・ｃｍ）程度が望ましい。なお、これら各物性のうち、特に重要なのは、見掛け密度と体積固有抵抗である。
【００４７】
マイクホルダ１１の具体的な製造方法としては、上記のような導電性スポンジ材料をマイクホルダ１１の軸方向寸法と同じ厚さの板状に切り出し、その板状の導電性スポンジをウォータージェットでマイクホルダ１１の内径及び外径に沿って加工する、という方法が加工上及びコスト的にも有利である。なお、導電性スポンジを板状に切り出す際には、その表裏面に、音の透過性が良くないスキン（発泡材料の原料成形時に表面に形成される膜）が残らないようにすることが必要である。
【００４８】
そして、マイクロフォン１０は、上記のようなマイクホルダ１１に収容された状態で、この音声認識玩具１の表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂ内に取り付けられる。
【００４９】
即ち、マイクホルダ１１に収容されたマイクロフォン１０を、図２（ｂ）に示すように、マイクロフォン１０の背面側を仕切り板５ａ側に向けた状態で、マイクホルダ１１全体を円筒状部５のリブ部５ｃで囲まれた部分に収容する。
【００５０】
この際、三つの円柱部８は、マイクホルダ１１の後端部側からその内側に入り込ませ、その先端を、マイクロフォン１０のマイクケース１０ａの背面側周縁部に当接させる。また、リード線１０ｃは、マイクホルダ１１の後端部と仕切り板５ａとの間に挟ませつつ、スリット５ｂを通過させて円筒状部４及び５の外側に引き出す。リード線１０ｃをマイクホルダ１１と仕切り板５ａとの間に挟み込ませても、そのマイクホルダ１１がスポンジ状の材料からなるため、図２（ｂ）に示すように適当に歪むことにより対応できる。
【００５１】
さらに、リード線１０ｃを外部に引き出す構成であるため、マイクロフォン１０を収容した円筒状部４、５の内側と、ラウドスピーカ２０を収容した空間とが音響的に通じてしまう懸念がある。そこで、そのような音響的な通路を極力小さくするために、スリット５ｂは、リード線１０ｃの直径よりも若干大きい程度として、リード線１０ｃを通過させると隙間が殆ど形成されないようにするとともに、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせた際に、円筒状部４の先端がリード線１０ｃの近傍にまで至るようにして、スリット５ｂの殆どの部分が円筒状部４で覆われるようにする。
【００５２】
そして、マイクホルダ１１の内側に円柱部８が入り込むと、マイクホルダ１１の内径寸法を、それら円柱部８が内側から接する内接円の径と同程度にしているから、そのマイクホルダ１１は、三本の円柱部８に保持されることになる。従って、マイクロフォン１０は、マイクホルダ１１を介して、裏ケース１Ｂに取り付けられていることになる。
【００５３】
このように、マイクホルダ１１に収容されたマイクロフォン１０を裏ケース１Ｂの円筒状部５内に取り付けたら、今度は、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせるのであるが、その際、各凸部４ｂで囲まれた空間内にフェルト製の円形の風防シート１２を入れておく。従って、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせると、図２（ｂ）に示すように、マイクロフォン１０及びマイクホルダ１１と、リブ部４ａとの間に、風防シート１２が挟み込まれることになる。
【００５４】
つまり、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせると、マイクロフォン１０のマイクケース１０ａの背面側周縁部が円柱部８に押されるから、マイクロフォン１０が表ケース１Ａ側に押し付けられるが、リブ部４ａの内径は、マイクロフォン１０の正面側のマイクケース１０ａの周縁部に合わせているので、風防シート１２が、そのマイクケース１０ａの周縁部とリブ部４ａとの間に挟み込まれることになり、その結果、マイクケース１０ａの軸方向位置は、リブ部４ａと円柱部８とによって決められることになる。そして、リブ部４ａとマイクケース１０ａとの間には、上記のようにフェルト製の風防シート１２が挟み込まれれば、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂを組み合わせても過大な軸方向荷重がマイクロフォン１０に直接加わることを防止できる。
【００５５】
風防シート１２をなすフェルトは、特に限定されるものではなく、音の透過性が良く、適度の弾性を有している一般的なフェルトでよい。
【００５６】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【００５７】
即ち、この音声認識玩具１の正面側から音声が入力されると、その音声は、正面開口部２を通じて表ケース１Ａ内に入り込み、風防シート１２を通過し、マイクロフォン１０の面布１０ｂに至る。さらに、音声は面布１０ｂをも通過し、マイクケース１０ａ内の振動板を振動させる。
【００５８】
一方、正面開口部２を通じて表ケース１Ａ内に入り込んだ音声の一部は、円筒状部４の内側のリブ部４ａ間に形成された空間１５にも入り込み、その空間１５から風防シート１２を通過する。そして、風防シート１２を通過した音声の一部は、円筒状部５の内側に形成された空間１６に至り、そこからマイクホルダ１１を通過してマイクロフォン１０の背面側に到達し、風防シート１２を通過した音声の他の一部は、直接マイクホルダ１１内に入り込み、そこからマイクロフォン１０の背面側に到達する。
【００５９】
なお、音声認識玩具１の正面側に至った音声の一部は、表ケース１Ａ及び裏ケース１Ｂの外側を回り込み、背面開口部３を通過して、マイクロフォン１０の背面側に到達する。
【００６０】
このように、音声認識玩具１の正面側に到達した音声は、マイクロフォン１０の正面側に入力されるとともに、種々の経路を通じてマイクロフォン１０の背面側にも入力されるため、良好な単一指向性のマイクロフォンとして機能することができるのである。
【００６１】
そして、本実施の形態にあっては、マイクロフォン１０を取り付ける際に利用するマイクホルダ１１を、スポンジ状の材料から形成しているため、表ケース１Ａ内に入り込んだ音声を、効率よくマイクロフォン１０の背面側に回り込ませることができ、単一指向性を達成する上で極めて有利な構成となっている。
【００６２】
しかも、マイクホルダ１１自体には、上記のようなウォータージェットで容易に加工することができ、例えば音の通り道等を後から形成する必要もないから、その製造コストも非常に安価で済む。
【００６３】
また、マイクホルダ１１の外周面と円筒状部５との間に、そのマイクホルダ１１の一方の端部から他方の端部に至る空間１６を形成しているから、表ケース１Ａ内に入り込んだ音声を、極めて効率よくマイクロフォン１０の背面側に回り込ませることができるようになっている。
【００６４】
さらに、マイクホルダ１１がスポンジ製であれば、表ケース１Ａや裏ケース１Ｂからマイクホルダ１１を通じてのマイクロフォン１０への振動伝達率を低減できるから、マイクホルダをゴム等から構成した従来の構成に比べて、マイクロフォン１０の振動等による誤作動の可能性を低減できるという利点もある。特に、本実施の形態では、マイクケース１０ａとリブ部４ａとの間にフェルト製の風防シート１２を挟み込むようにしているし、マイクケース１０ａの裏面側周縁部に接するのは、円柱部８の先端面という僅かな面積だけであるから、これによっても表ケース１Ａや裏ケース１Ｂからマイクロフォン１０への振動伝達率の低減が図られている。
【００６５】
また、マイクホルダ１１を、導電性を有するスポンジ材料から形成するとともに、マイクホルダ１１がリード線１０ｃをも包囲し、且つ、そのマイクホルダ１１が、接地された金属製のマイクケース１０ａに直接触れるような構成としているから、マイクホルダ１１を電気的なシールドとして機能させることができ、マイクロフォン１０の出力に重畳される雑音のレベルを有効に低減できるという利点がある。
【００６６】
さらに、本実施の形態では、正面開口部２、背面開口部３、円筒状部４、５等のマイクロフォン１０を収容する空間を形成する部材、表ケース１Ａと裏ケース１Ｂの上側部１ｃの外形等を、Ｏ軸を中心とした軸対称に配置・構成しているため、その空間の音響特性の作り込みが容易であり、指向性パターンを理想的な単一指向性に近づける上で極めて有利である。
【００６７】
また、本実施の形態のように風防シート１２を設けると、人の息等に含まれる湿気がマイクロフォン１０に直接入り込むことを防止できる。このため、正面開口部２とマイクロフォン１０との間の距離を短くすることができ、マイクロフォン１０の感度を向上する上でも有利である。ただし、マイクロフォン１０自体の電気回路部は、静電気等による誤作動や破壊防止のため、正面開口部２や背面開口部３から１０ｍｍ程度奥側に位置させることが望ましい。
【００６８】
なお、上記実施の形態では、本発明に係るマイクロフォンの取付構造及びマイクホルダを、音声認識玩具１に適用した場合について説明したが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、単一指向性又は双指向性が要求されるマイクロフォンを備える装置であれば、本発明は当然に適用可能である。
【００６９】
また、上記実施の形態では、単一指向性が要求される音声認識玩具１に本発明を適用しているが、双指向性が要求される装置であっても本発明は勿論適用可能である。
【００７０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るマイクロフォンの取付構造にあっては、マイクホルダをスポンジ材料から形成したため、マイクロフォンの正面に達した音の一部を、マイクホルダ内を通過させて、マイクロフォンの背面側に達することができ、単一指向性又は双指向性をより確実に達成でき、コスト的にも有利であるという効果がある。さらに、マイクホルダの外側にも音の通り道が形成されるから、マイクロフォンの単一指向性又は双指向性を達成する上で、有利になるという効果がある。
【００７１】
特に、請求項２〜４に係る発明であれば、マイクホルダを導電性を有するスポンジ材料から形成したため、マイクホルダを、マイクロフォンの電気的な出力信号に重畳されるノイズ対策のためのシールドとして利用することが可能になり、音声の認識精度を向上する上で有利になるという効果がある。
【００７２】
また、請求項５に係る発明によれば、風防シートを設けたため、機器ケースからマイクロフォンへの振動伝達率を低減でき、マイクロフォンの誤作動の可能性をさらに低減できるという効果がある。
【００７４】
そして、請求項７に係る発明であれば、単一指向性又は双指向性に優れた電子機器を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の全体構成を示す図である。
【図２】実施の形態の特徴部分を示す図であって、拡大図（ａ）、（ｃ）並びに断面図（ｂ）である。
【図３】実施の形態の特徴部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
１音声認識玩具
１Ａ表ケース（機器ケース）
１Ｂ裏ケース（機器ケース）
１ａ中央部
１ｂ台座部
１ｃ上側部
２正面開口部
２ａ中心孔
２ｂ周辺孔
２ｃスリット
３背面開口部
４円筒状部
４ａリブ部
４ｂ凸部
５円筒状部
５ａ仕切り板
５ｂスリット
５ｃリブ部
６中央孔
６ａ凸部
７スリット
８円柱部
１０マイクロフォン
１０ａマイクケース
１０ｂ面布
１０ｃリード線
１１マイクホルダ
１２風防シート
１５空間
１６空間
２０ラウドスピーカ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a microphone mounting structure, an electronic device, and a microphone holder. In particular, a microphone that requires unidirectionality or bidirectionality is mounted in an equipment case so that the requirement can be achieved with high accuracy. It is what I did.
[0002]
[Prior art]
When mounting a microphone in a device case, the microphone is housed in a rubber microphone holder regardless of whether the microphone is required to be unidirectional, bidirectional or omnidirectional. In general, the microphone holder is fixed in the device case.
[0003]
For example, in the case of an electret condenser microphone, a diaphragm, a back plate, etc. are housed in a microphone case formed of a metal such as aluminum, but such a microphone is fixed directly in the device case. The vibration generated in the device case is transmitted to the microphone without being attenuated, and the possibility of erroneous recognition due to ambient noise increases. Therefore, a countermeasure has been taken in which the microphone is housed in a rubber microphone holder so that the microphone holder is in contact with the device case and the microphone and the device case are not in direct contact.
[0004]
Other conventional techniques of this type are disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-207585. That is, in the prior art disclosed in this publication, a microphone that requires unidirectionality or bidirectionality is arranged such that the sound hole on the front side thereof is perpendicular to the sound axis direction of the microphone. Or a microphone holder with a sound guide formed so that the back hole on the back side is perpendicular to the sound axis direction of the microphone. The holder is incorporated in the device case, and this makes it possible to make the direction of the directivity pattern close to the sound guide direction of the microphone holder.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Various microphone holders for accommodating microphones have been proposed, but conventional microphone holders are generally made of a material with poor sound transmission, such as rubber, as described above. there were. For this reason, in order to satisfactorily achieve unidirectionality and bi-directionality, for example, it is necessary to form a sound guide in the microphone holder as disclosed in the above publication, but in this case, the microphone holder There is a disadvantage that the shape becomes complicated and the processing cost increases accordingly.
[0006]
Moreover, when the microphone holder formed with sound guide as described above is used, when the microphone is accommodated in the microphone holder and fixed in the device case, the sound hole formed in the device case, the sound guide, Therefore, if the positional relationship is inaccurate, the directivity becomes low.
[0007]
Further, if the material is a tightly packed rubber-like material, the vibration transmitted from the device case to the microphone holder cannot be sufficiently attenuated, and the possibility of erroneous recognition due to ambient noise cannot be sufficiently reduced.
[0008]
The present invention has been made paying attention to such an unsolved problem of the conventional technology, and is suitable for mounting in a device case of a microphone that requires unidirectionality or bidirectionality. It is another object of the present invention to provide an electronic device to which the mounting structure is applied and a microphone holder suitable for such a microphone.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a structure in which a microphone that requires unidirectionality or bidirectionality is mounted in a device case, and the microphone case outer peripheral surface of the microphone is a sponge material. The microphone is enclosed in a microphone holder, and the microphone is mounted in the device case via the microphone holder.A space from at least one end of the microphone holder to the other end is formed between the outer peripheral surface of the microphone holder and the device case.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the microphone mounting structure according to the first aspect of the present invention, the microphone holder is formed of a sponge material having conductivity.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the microphone mounting structure according to the second aspect of the present invention, the microphone case is formed of a conductive material and is grounded.
[0012]
Furthermore, the invention according to claim 4 is the microphone mounting structure according to the invention according to claim 2 or 3, wherein the dimension of the microphone holder in the thickness direction of the microphone is larger than the dimension of the microphone in the thickness direction. The back surface of the microphone is positioned inside the microphone back side end of the microphone holder.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in the microphone mounting structure according to the first to fourth aspects of the present invention, a windshield sheet made of a felt material is disposed so as to cover the front surface of the microphone, and the windshield The sheet is sandwiched between the peripheral part of the microphone case on the front side of the microphone and the device case.
[0015]
  And claims6The invention according to claim 1 to claim 1 above.5In the microphone mounting structure according to the invention, the microphone is an electret condenser microphone.
[0016]
  And claims7The invention according to claim 1 is an electronic device with a built-in microphone.6The microphone mounting structure described in any of the above was applied.
[0019]
  Here, in the invention according to claim 1, since the sponge material forming the microphone holder has good sound permeability, a part of the sound reaching the front side of the microphone passes through the microphone holder. Then, it can reach the back side of the microphone. This is advantageous in achieving unidirectionality or bidirectionality.Furthermore, since a sound path is formed outside the microphone holder, it is advantageous to achieve unidirectionality or bidirectionality of the microphone.
[0020]
In the invention according to claim 2, since the sponge material forming the microphone holder has further conductivity, the microphone holder is used to prevent noise superimposed on the electrical output signal of the microphone. It becomes possible to use as a shield for.
[0021]
In particular, as in the invention according to claim 3, if the microphone case is formed of a conductive material (for example, a metal such as aluminum) and the microphone case is grounded through a power line or the like, the microphone case When the microphone holder is electrically connected, the microphone holder itself is grounded and can sufficiently function as a shield.
[0022]
Furthermore, if it is the invention which concerns on Claim 4, the microphone thickness direction back side edge part (henceforth this is called a rear-end part, and the reverse side of a rear-end part is called a front-end | tip part) of a microphone holder inside. Since the back surface of the microphone is inserted, a certain part of the output signal line drawn from the back surface side of the microphone is also surrounded by the microphone holder, and the microphone holder also functions as a shield against the output signal line.
[0023]
Note that the microphone thickness direction is the direction connecting the front and back of the microphone, and more specifically, in the direction of 0 ° where the directivity is the strongest in a unidirectional or bi-directional pattern. It is the direction along.
[0024]
In the invention according to claim 5, the windshield sheet prevents, for example, a person's breath from directly entering the sound hole of the microphone, and the windshield sheet is provided at the periphery of the microphone case. Therefore, the microphone is attached in the device case via the microphone holder and the windshield sheet. For this reason, it is possible to further reduce the vibration transmissibility between the device case and the microphone.
[0026]
  And these claims 1 to5The invention according to claim6Like the invention which concerns, it is very useful as an attachment structure of an electret condenser microphone. That is, the electret condenser microphone is one of the microphones suitable for realizing the unidirectionality and the bidirectionality, but due to restrictions on the shape of the device in which the microphone is incorporated, between the front and back of the microphone. In some cases, it is difficult to ensure the passage of sound, and the function of the electret condenser microphone cannot be fully exhibited.5By employing the invention according to the present invention, the performance of the electret condenser microphone can be sufficiently exhibited.
[0027]
  And claims7If it is invention which concerns on this, it will become an electronic device which achieved unidirectionality or bi-directionality with higher precision.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0030]
FIG. 1 to FIG. 3 are diagrams showing an embodiment of the present invention. In this embodiment, the microphone mounting structure and the microphone holder according to the present invention are greeted and timed according to the recognized type of voice. This is applied to the voice recognition toy 1 that responds.
[0031]
First, the structure will be described. This voice recognition toy 1 has the appearance of the upper half of the doll as shown in FIG. 1 (a) which is an overall front view and FIG. 1 (b) which is a side view. A central portion 1a formed to resemble the face of a doll, a trapezoidal pedestal portion 1b formed to resemble the chest of the doll and support the central portion 1a, and an upper portion formed to resemble a hat on the central portion 1a Part 1c.
[0032]
More specifically, the voice recognition toy 1 forms the central portion 1a, the pedestal portion 1b, and the upper portion 1c by combining a front case 1A made of plastic having a thickness of about 2.5 mm and a back case 1B. An electronic device or the like necessary for realizing the function of the voice recognition toy 1 is accommodated in a space formed in the front case 1A and the back case 1B.
[0033]
That is, the microphone 10 is accommodated in the upper portion 1c with its sound hole facing the front side of the voice recognition toy 1 (left side in FIG. 1B), and the utterance direction is indicated in the central portion 1a. A loudspeaker 20 is accommodated toward the back side of the voice recognition toy 1 (the right side in FIG. 1B). As another electronic device, a voice signal is supplied from the microphone 10 in the voice recognition toy 1, and voice detection and / or recognition processing is executed according to a predetermined program, and the detection and / or recognition result is determined. A controller (not shown) adapted to output a drive signal to the loudspeaker 20 so that sound is emitted from the loudspeaker 20 is accommodated. The controller includes a microcomputer, necessary interface circuits, and the like. However, the configuration and function of the controller, the mounting structure of the loudspeaker 20 and the like are not essential parts of the present invention, and thus detailed description thereof is omitted. .
[0034]
2 and 3 are diagrams showing details of the mounting structure of the microphone 10, and FIG. 2A is a portion that hits the upper portion 1 c of the front case 1 </ b> A and a position facing the sound hole of the microphone 10. 2B is an enlarged view of the front opening 2 formed in FIG. 2, and FIG. 2B is a cross-sectional view showing details of the mounting structure of the microphone 10 (cross section taken along the line AA in FIG. 2A and B in FIG. FIG. 2C is an enlarged view of the back surface opening 3 formed at a position facing the upper portion 1c of the back case 1B and facing the back surface of the microphone 10. FIG. FIG. 3 is an exploded perspective view of each component showing the attachment structure of the microphone 10.
[0035]
Here, in the present embodiment, it is aimed to realize a hyper cardioid which is one pattern of unidirectionality with the microphone 10, and an electret condenser microphone is adopted as the microphone 10. And the axis along the direction with the strongest directivity of the hyper cardioid is the O axis, and the O axis is the left-right direction of the upper portion 1c of the voice recognition toy 1 as shown in FIGS. And the center part of an up-down direction is set to the position which penetrates from the front to the back.
[0036]
As shown in FIG. 2 (a), the front opening 2 formed in the upper portion 1c of the front case 1A has a central hole 2a that opens around the O axis and a virtual circle concentric with the central hole 2a. Six peripheral holes 2b opened so as to be located at equal intervals, and six circles opened at positions corresponding to the peripheral holes 2b at equal intervals along a concentric virtual circle having a diameter larger than that of the virtual circle Arc-shaped slit 2c.
[0037]
The center hole 2a, the peripheral hole 2b, and the arc-shaped slit 2c basically have a larger opening area as long as the design of the voice recognition toy 1 is not impaired. On the other hand, it is preferable that each individual opening area is smaller in order to prevent foreign matter from entering and electrostatic discharge from a finger or the like. Accordingly, it is preferable that the shape and the number of the central holes 2a and the peripheral holes 2b are set to the minimum necessary opening area in order to ensure necessary sensitivity (desired directivity pattern). In the present embodiment, the diameter of the center hole 2a is about 2.5 mm, and the diameter of the peripheral hole 2b is about 2 mm. The arc-shaped slit 2c is preferably formed in a range that is allowed in design.
[0038]
A cylindrical portion 4 is integrally formed on the inner surface side of the front case 1A along a concentric virtual circle having a larger diameter than the virtual circle along the arc-shaped slit 2c. 6 ribs 4a are formed in the inner root portion (portion close to the front case 1A) so as to extend toward the center of the cylindrical portion 4. As shown in FIG. 2 (a), each rib portion 4a passes between the arc-shaped slits 2c and extends to a position sandwiched between the peripheral holes 2b. The position reaches the vicinity of the peripheral edge of the microphone case 10a. Moreover, the substantially square convex part 4b is formed in the edge part of the part close | similar to the cylindrical part 4 of each rib part 4a.
[0039]
On the other hand, the cylindrical part 5 centering on the O-axis is also integrally formed on the inner surface side of the back case 1B. The cylindrical portion 5 has an outer diameter that is slightly smaller than the inner diameter of the cylindrical portion 4, and when the front case 1A and the back case 1B are combined, the tip of the cylindrical portion 5 is a cylinder. It enters the inside of the tip of the shape portion 4 and comes into contact with the convex portion 4b.
[0040]
The end of the cylindrical portion 5 on the back case 1B side is open, but a partition plate 5a is integrally formed on the inner peripheral portion in the vicinity of the central portion in the axial direction. The partition plate 5a has a center hole 6 in which a circle centered on the O-axis is a basic shape, and approximately semicircular convex portions 6a are formed at three positions spaced at equal intervals in the circumferential direction of the inner peripheral portion of the circle. And four arc-shaped slits 7 formed along the inner peripheral surface of the cylindrical portion 5 are opened.
[0041]
In addition, a slit 5b that is long in the axial direction and communicates between the inside and the outside is formed at the lowermost portion of the cylindrical portion 5 on the tip side of the partition plate 5a. And, on the inner surface side of the partition plate 5a, there are a total of five locations: two locations that sandwich the slit 5b from both sides, a location that faces the slit 5b, and two locations that are offset from the slit 5b by 90 degrees in the circumferential direction. Each is formed with a rib portion 5 c that extends to the vicinity of the tip of the cylindrical portion 5. More specifically, as shown in FIG. 2C, each rib portion 5 c is positioned between the arc-shaped slits 7 and has the same width as the arc-shaped slit 7. It has a width.
[0042]
Further, a cylindrical portion 8 extending along the O-axis is integrally formed on each inner surface side of the convex portion 6a of the partition plate 5a. The front ends of these columnar portions 8 are located on the inner side of the front end of the cylindrical portion 5, and as will be described later, when the front case 1A and the back case 1B are combined, the back side of the microphone case of the microphone 10 is used. It comes to contact with.
[0043]
Further, the arrangement positions of the cylindrical portions 8 are set so that the diameter of the circumscribed circle with which the cylindrical portions 8 are in contact from the inside is substantially the same as the inner diameter of the microphone holder 11 described later. When the portion 8 enters the inside of the microphone holder 11, the microphone holder 11 is positioned. In addition, it is preferable that the cylindrical portion 8 has a minimum necessary shape in order to secure a directivity pattern.
[0044]
The microphone 10 includes a diaphragm, a back plate, and the like housed in a cylindrical microphone case 10a formed of a metal such as aluminum, the front side of which is covered with a face cloth 10b, and two lead wires from the back side. 10c has a known configuration withdrawn. In this case, both the lead wires 10c are drawn out to the central portion 1a side through the slits 5b of the cylindrical portion 5. The microphone case 10a is grounded through one of the lead wires 10c.
[0045]
The outer peripheral surface of the microphone case 10 a of the microphone 10 is surrounded by the microphone holder 11. The microphone holder 11 is a cylindrical member formed of a conductive sponge material, and has a length about three times the thickness direction dimension (thickness in the direction along the O axis) of the microphone 10. In addition, the microphone 10 is accommodated inside the one end portion (tip portion) so that the one end surface (tip surface) and the front surface of the microphone 10 are substantially flush with each other. Therefore, the back surface of the microphone 10 is positioned inside the rear end portion of the microphone holder 11. In this case, although depending on the dimensions of the microphone 10, when a general electret condenser microphone is employed, the distance between the back surface of the microphone 10 and the rear end of the microphone holder 11 is at least about 8 mm.
[0046]
The specific conductive sponge forming the microphone holder 11 is not particularly limited, but, for example, a conductive SR sponge manufactured by Tigers Polymer Co., Ltd., a conductive CR sponge manufactured by the same company, or the like is applicable. . Specific physical properties of the conductive sponge include: apparent density: 0.4, hardness: 20 (Asuka C), tensile strength: 10 (kgf / cm), elongation: 210 (%), tear strength: 3 (Kgf / cm), volume resistivity: 2 × 10^Four(Ω · cm) is desirable. Of these physical properties, the apparent density and volume resistivity are particularly important.
[0047]
As a specific manufacturing method of the microphone holder 11, the conductive sponge material as described above is cut into a plate shape having the same thickness as the axial dimension of the microphone holder 11, and the plate-like conductive sponge is microphoned with a water jet. Processing along the inner and outer diameters of the holder 11 is advantageous in terms of processing and cost. When cutting the conductive sponge into a plate shape, it is necessary not to leave a skin (film formed on the surface when foaming material is molded) that does not have good sound transmission on the front and back surfaces. It is.
[0048]
The microphone 10 is mounted in the front case 1A and the back case 1B of the voice recognition toy 1 in a state of being accommodated in the microphone holder 11 as described above.
[0049]
That is, as shown in FIG. 2B, the microphone 10 accommodated in the microphone holder 11 is entirely ribbed to the cylindrical portion 5 with the back side of the microphone 10 facing the partition plate 5 a. It accommodates in the part enclosed by the part 5c.
[0050]
At this time, the three cylindrical portions 8 are inserted into the inside from the rear end side of the microphone holder 11, and the front ends thereof are brought into contact with the rear side peripheral portion of the microphone case 10 a of the microphone 10. Further, the lead wire 10c is pulled out of the cylindrical portions 4 and 5 through the slit 5b while being sandwiched between the rear end portion of the microphone holder 11 and the partition plate 5a. Even if the lead wire 10c is sandwiched between the microphone holder 11 and the partition plate 5a, since the microphone holder 11 is made of a sponge-like material, it can be dealt with by appropriately distorting it as shown in FIG.
[0051]
Further, since the lead wire 10c is drawn out to the outside, there is a concern that the inside of the cylindrical portions 4 and 5 accommodating the microphone 10 and the space accommodating the loudspeaker 20 may communicate acoustically. Therefore, in order to make such an acoustic path as small as possible, the slit 5b is slightly larger than the diameter of the lead wire 10c so that almost no gap is formed when the lead wire 10c is passed through. When the case 1A and the back case 1B are combined, the tip of the cylindrical portion 4 reaches the vicinity of the lead wire 10c so that most of the slit 5b is covered with the cylindrical portion 4.
[0052]
When the cylindrical portion 8 enters the inside of the microphone holder 11, the inner diameter dimension of the microphone holder 11 is made approximately the same as the diameter of the inscribed circle with which the cylindrical portion 8 contacts from the inside. It will be held by the three cylindrical portions 8. Therefore, the microphone 10 is attached to the back case 1 </ b> B via the microphone holder 11.
[0053]
As described above, when the microphone 10 accommodated in the microphone holder 11 is attached to the cylindrical portion 5 of the back case 1B, the front case 1A and the back case 1B are combined, but at this time, each convex portion 4b is combined. A felt-shaped circular windshield sheet 12 is placed in the space surrounded by. Therefore, when the front case 1A and the back case 1B are combined, as shown in FIG. 2B, the windshield sheet 12 is sandwiched between the microphone 10 and the microphone holder 11 and the rib portion 4a.
[0054]
That is, when the front case 1A and the back case 1B are combined, the back side peripheral portion of the microphone case 10a of the microphone 10 is pressed against the cylindrical portion 8, so the microphone 10 is pressed against the front case 1A side, but the inner diameter of the rib portion 4a Is aligned with the peripheral portion of the microphone case 10a on the front side of the microphone 10, so that the windshield sheet 12 is sandwiched between the peripheral portion of the microphone case 10a and the rib portion 4a. The axial position of the case 10 a is determined by the rib portion 4 a and the cylindrical portion 8. If the felt windshield sheet 12 is sandwiched between the rib portion 4a and the microphone case 10a as described above, an excessive axial load is applied to the microphone 10 even if the front case 1A and the back case 1B are combined. It can be prevented from joining directly.
[0055]
The felt forming the windshield sheet 12 is not particularly limited, and may be a general felt having good sound permeability and moderate elasticity.
[0056]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0057]
That is, when voice is input from the front side of the voice recognition toy 1, the voice enters the front case 1 </ b> A through the front opening 2, passes through the windshield 12, and reaches the face cloth 10 b of the microphone 10. Further, the sound also passes through the face cloth 10b and vibrates the diaphragm in the microphone case 10a.
[0058]
On the other hand, part of the sound that enters the front case 1A through the front opening 2 also enters the space 15 formed between the ribs 4a inside the cylindrical portion 4 and passes through the windshield sheet 12 from the space 15. To do. A part of the sound that has passed through the windshield sheet 12 reaches the space 16 formed inside the cylindrical portion 5, passes through the microphone holder 11 from there, reaches the back side of the microphone 10, and the windshield sheet 12. The other part of the sound that has passed through directly enters the microphone holder 11 and reaches the back side of the microphone 10 from there.
[0059]
A part of the voice reaching the front side of the voice recognition toy 1 wraps around the outside of the front case 1A and the back case 1B, passes through the back opening 3, and reaches the back side of the microphone 10.
[0060]
Thus, since the voice that has reached the front side of the voice recognition toy 1 is input to the front side of the microphone 10 and also to the back side of the microphone 10 through various paths, it has good unidirectionality. It can function as a microphone.
[0061]
In the present embodiment, since the microphone holder 11 used when attaching the microphone 10 is formed of a sponge-like material, the sound that has entered the front case 1A can be efficiently transmitted to the microphone 10. It can be made to wrap around to the back side, which is a very advantageous configuration for achieving unidirectionality.
[0062]
Moreover, the microphone holder 11 itself can be easily processed with the water jet as described above. For example, it is not necessary to form a passage for sound later, so that the manufacturing cost is very low.
[0063]
Further, since a space 16 from one end of the microphone holder 11 to the other end is formed between the outer peripheral surface of the microphone holder 11 and the cylindrical portion 5, it enters the front case 1 </ b> A. The sound can be circulated to the back side of the microphone 10 very efficiently.
[0064]
Furthermore, if the microphone holder 11 is made of sponge, the vibration transmission rate from the front case 1A or the back case 1B to the microphone 10 through the microphone holder 11 can be reduced, so that the microphone holder is made of rubber or the like. In addition, there is an advantage that the possibility of malfunction due to vibration of the microphone 10 can be reduced. In particular, in the present embodiment, the felt windshield sheet 12 is sandwiched between the microphone case 10a and the rib portion 4a, and the cylinder portion 8 is in contact with the peripheral edge on the back side of the microphone case 10a. Since only the area of the front end surface is small, the vibration transmission rate from the front case 1A and the back case 1B to the microphone 10 is also reduced.
[0065]
In addition, the microphone holder 11 is formed of a conductive sponge material, the microphone holder 11 also surrounds the lead wire 10c, and the microphone holder 11 directly touches the grounded metal microphone case 10a. Since it is set as such a structure, the microphone holder 11 can be functioned as an electrical shield, and there exists an advantage that the level of the noise superimposed on the output of the microphone 10 can be reduced effectively.
[0066]
Further, in the present embodiment, members forming a space for accommodating the microphone 10 such as the front opening 2, the back opening 3, the cylindrical parts 4, 5 and the like, and the outer shape of the upper part 1c of the front case 1A and the back case 1B Etc. are arranged and configured symmetrically about the O axis, making it easy to create the acoustic characteristics of the space, and extremely advantageous in bringing the directivity pattern close to ideal unidirectionality. It is.
[0067]
Further, when the windshield sheet 12 is provided as in the present embodiment, moisture contained in human breath or the like can be prevented from directly entering the microphone 10. For this reason, the distance between the front opening 2 and the microphone 10 can be shortened, which is advantageous in improving the sensitivity of the microphone 10. However, it is desirable that the electric circuit portion of the microphone 10 itself be positioned at a depth of about 10 mm from the front opening 2 and the back opening 3 in order to prevent malfunction or destruction due to static electricity or the like.
[0068]
In the above embodiment, the case where the microphone mounting structure and the microphone holder according to the present invention are applied to the voice recognition toy 1 has been described. However, the scope of application of the present invention is not limited to this, The present invention is naturally applicable to any device provided with a microphone that is required to be unidirectional or bidirectional.
[0069]
In the above embodiment, the present invention is applied to the voice recognition toy 1 that requires unidirectionality. However, the present invention is naturally applicable to an apparatus that requires bidirectionality. .
[0070]
【The invention's effect】
  As described above, in the microphone mounting structure according to the present invention, since the microphone holder is formed of a sponge material, a part of the sound reaching the front of the microphone is passed through the microphone holder, It is possible to reach the back side, and unidirectionality or bi-directionality can be achieved more reliably, which is advantageous in terms of cost.Furthermore, since a sound path is also formed outside the microphone holder, there is an advantage that it is advantageous in achieving unidirectionality or bidirectionality of the microphone.
[0071]
In particular, in the inventions according to claims 2 to 4, since the microphone holder is formed from a sponge material having conductivity, the microphone holder is used as a shield for noise countermeasures superimposed on the electrical output signal of the microphone. This is advantageous in that it is possible to improve the voice recognition accuracy.
[0072]
Moreover, according to the invention which concerns on Claim 5, since the windshield sheet | seat was provided, the vibration transmissibility from an apparatus case to a microphone can be reduced, and there exists an effect that the possibility of malfunctioning of a microphone can further be reduced.
[0074]
  And claims7If it is invention which concerns on this, there exists an effect that the electronic device excellent in unidirectionality or bi-directionality can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a characteristic part of the embodiment, and is an enlarged view (a), (c) and a sectional view (b).
FIG. 3 is an exploded perspective view of a characteristic part of the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Voice recognition toy
1A Table case (equipment case)
1B Back case (equipment case)
1a Central part
1b pedestal
1c Upper part
2 Front opening
2a Center hole
2b peripheral hole
2c slit
3 Rear opening
4 Cylindrical part
4a Rib part
4b Convex part
5 Cylindrical part
5a Partition plate
5b slit
5c Rib part
6 Central hole
6a Convex part
7 Slit
8 cylindrical part
10 Microphone
10a microphone case
10b face cloth
10c Lead wire
11 Microphone holder
12 Windshield sheet
15 space
16 spaces
20 Loudspeaker

Claims

単一指向性又は双指向性が要求されるマイクロフォンを機器ケース内に取り付ける構造であって、前記マイクロフォンのマイクケース外周面をスポンジ材料からなるマイクホルダで包囲し、前記マイクホルダを介して、前記マイクロフォンを前記機器ケース内に取り付けており、前記マイクホルダの外周面と前記機器ケースとの間に、少なくとも前記マイクホルダの一方の端部から他方の端部に至る空間を形成したことを特徴とするマイクロフォンの取付構造。 A structure in which a microphone that requires unidirectionality or bidirectionality is mounted in a device case, the microphone case outer peripheral surface of the microphone is surrounded by a microphone holder made of a sponge material, and the microphone holder A microphone is attached in the device case, and at least a space from one end portion of the microphone holder to the other end portion is formed between the outer peripheral surface of the microphone holder and the device case. A microphone mounting structure.

前記マイクホルダを、導電性を有するスポンジ材料から形成した請求項１記載のマイクロフォンの取付構造。The microphone mounting structure according to claim 1, wherein the microphone holder is formed of a sponge material having conductivity.

前記マイクケースは、導電性材料から形成され且つ接地されている請求項２記載のマイクロフォンの取付構造。The microphone mounting structure according to claim 2, wherein the microphone case is formed of a conductive material and is grounded.

前記マイクホルダの前記マイクロフォン厚み方向の寸法を、前記マイクロフォンの厚み方向の寸法よりも大きくし、前記マイクロフォンの背面を、前記マイクホルダの前記マイクロフォン背面側端部よりも内側に位置するようにした請求項２又は請求項３記載のマイクロフォンの取付構造。The size of the microphone holder in the thickness direction of the microphone is made larger than the size of the microphone in the thickness direction, and the back surface of the microphone is located inside the microphone back surface side end portion of the microphone holder. The microphone mounting structure according to claim 2 or claim 3.

前記マイクロフォンの正面を覆うように、フェルト材料からなる風防シートを配設するとともに、前記風防シートが、前記マイクロフォンの正面側のマイクケース周縁部と前記機器ケースとの間に挟み込まれるようにした請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のマイクロフォンの取付構造。A windshield sheet made of felt material is disposed so as to cover the front surface of the microphone, and the windshield sheet is sandwiched between a microphone case peripheral portion on the front side of the microphone and the device case. The microphone mounting structure according to any one of claims 1 to 4.

前記マイクロフォンは、エレクトレットコンデンサマイクロフォンである請求項１乃至請求項５のいずれかに記載のマイクロフォンの取付構造。The microphone mounting structure according to any one of claims 1 to 5, wherein the microphone is an electret condenser microphone.

マイクロフォンを内蔵した電子機器において、請求項１乃至請求項６のいずれかに記載のマイクロフォンの取付構造を適用したことを特徴とする電子機器。An electronic device incorporating the microphone according to any one of claims 1 to 6, wherein the microphone mounting structure is applied.