JP3746118B2 - Cartridge loading mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライブ装置に設けられ、CD(Compact Disc、単に「ディスク」とも言う)が収納されたカートリッジを挿入・抜き出し可能な初期位置とディスクの再生が可能な再生位置との間で移動させるカートリッジのローディング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクをドライブ装置に装着する方法として、ディスクをケース(いわゆるカートリッジと言う)に収納し、このカートリッジをドライブ装置の装着口から挿入する方法と、ドライブ装置に突出入可能なトレイを設け、このトレイ上にディスクを載せてドライブ装置に装着する方法とがある。
そして、前者の場合には一例として図10に示す実願昭63-66327号に開示されるようなローディング機構100というものがドライブ装置102内に設けられている。
【0003】
このローディング機構100は、カートリッジホルダ(以下、単にホルダと言う)104内に前後方向に摺動自在に収納保持されたカートリッジ106を、カートリッジ106が挿入・抜き出し可能な初期位置とカートリッジ106内に収納されたディスク108が再生可能となるドライブ装置102内部の再生位置との間で移動させるものである。
その構成は、ホルダ104にカートリッジ106と平行な平面内で回動自在に設けられ、カートリッジ106が初期位置に挿入された際にカートリッジ106の係止凹部110と係合を開始し、初期位置と再生位置との間でホルダ104内のカートリッジ106をチャッキングするロックレバー112と、ロックレバー112を係止凹部110と係合する係合方向Aへ常時付勢する付勢手段(一例としてコイルスプリング)114と、カートリッジ106を初期位置と再生位置との間で移動させる移動機構(不図示)とから成る。
【0004】
ここでの移動機構は、ロックレバー112によりロックされた状態でカートリッジ106を初期位置に保持したホルダ104を、図10に示す上位置から、ホルダ104をその両脇で支持するガイド板116の逆L字状のガイド孔118に沿って、一旦ドライブ装置102の後方へ水平移動させた後に下方の下位置に移動させ、併せてカートリッジ106を再生位置に移動させるものである。なお、カートリッジ106を排出する場合にはホルダ104を逆にガイド孔118に沿って下位置から一旦上位置に移動させ、その後に前方へ水平移動させてカートリッジ106を初期位置に戻すよう駆動する。
【0005】
また、ロックレバー112はホルダ104上にカートリッジ106と平行な平面内で回動自在に軸着されている。そして、係止凹部110に係合可能な先端部の形状はくの字状に形成され、挿入されるカートリッジ106の先端部分と当接する正面斜面112a、および係止凹部110と係合した後にカートリッジ106を抜き出す際に係止凹部110の内面と当接する背面斜面112bとから成る。
これにより、カートリッジ106がホルダ104内に挿入されてその先端がロックレバー112の正面斜面112a当接すると、ロックレバー112はカートリッジ106に押されてコイルスプリング114の付勢力に抗して非係合方向Bへ回動し、挿入されるカートリッジ106の側面に沿って移動し、最終的には係止凹部110と係合する。この係合によりカートリッジ106はロックレバー112によりチャッキングされ、カートリッジ106のホルダ104内での移動は規制される。また、逆に係合した状態からカートリッジ106を抜き出す場合でも、ロックレバー112の背面斜面112bは係止凹部110の内面と当接してロックレバー112は非係合方向Bへ回動する。これにより係止凹部110との係合状態が解除され、カートリッジ106をホルダ104から抜き出すことができる。
【0006】
また、ホルダ104に収納されたカートリッジ106は、カートリッジ106に設けられたシャッタ120を開閉するための回動アーム122により前方向(抜き出し方向)へ常時押圧されている。このため、カートリッジ106がホルダ104と共に再生位置から初期位置へ移動する間にカートリッジ106の移動速度が上がり、ロックレバー112が係合していても係合状態が解かれてカートリッジ106がホルダ104から飛び出して落下するという不具合点があったが、ロックレバー112をコイルスプリング114により常時適当な付勢力で係合方向Aへ付勢するという構成として、ホルダ104が再生位置から初期位置に移動した場合でもカートリッジ106が飛びだして落下することを有効に防止できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のカートリッジのローディング機構には次の様な課題が有る。
カートリッジ106が初期位置に移動した際に飛び出したり、落下したりするのを有効に防止するために、ロックレバー112を付勢手段によって常時係合方向へ付勢しているため、逆にこの付勢力によってロックレバー112によりチャッキングされたカートリッジ106を手で抜き出す際に、大きな力が必要となって抜き出しにくく、操作性が劣ってしまうという課題がある。
【0008】
従って、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、カートリッジの飛びだしを有効に防止できると共に、カートリッジの抜き出しを行いやすいローディング機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、ディスクが収納されたカートリッジを引き込む場合には、カートリッジホルダ内に前後方向に摺動自在に収納保持されたカートリッジを、該カートリッジが挿入・抜き出し可能な初期位置からカートリッジ内に収納されたディスクが再生可能となる再生位置へ移動させ、前記カートリッジを排出する場合には、前記再生位置から前記初期位置内の1次排出位置へ前記カートリッジを移動させ、その後、1次排出位置よりも前方の、前記カートリッジを抜き出す最終排出位置へ前記カートリッジを移動させるカートリッジのローディング機構であって、前記カートリッジホルダに前記カートリッジと平行な平面内で回動自在に設けられ、カートリッジが前記初期位置に挿入された際にカートリッジの係止凹部と係合を開始し、初期位置と前記再生位置との間でカートリッジをチャッキングするロックレバーと、該ロックレバーを前記係止凹部と係合する係合方向へ常時付勢する付勢手段と、前記カートリッジが前記1次排出位置から前記最終排出位置へ移動する際に、前記1次排出位置までは前記係止凹部と完全に係合する状態に維持されていた前記ロックレバーを、前記係止凹部との係合が解除されない範囲内で前記付勢手段の付勢力に抗して非係合方向へ所定角度回動させる押圧手段を具備することを特徴とする。
この構成によれば、ロックレバーは、カートリッジが初期位置へ勢いよく排出される際には係止凹部と深く係合した状態にあってカートリッジの飛び出しを確実に防止して所定の位置で停止させることができる。また、カートリッジが停止した後に非係合方向へ所定角度回動して係止凹部と浅く係合した状態となるため、カートリッジの抜き出しが容易に行えるようになる。
【0010】
また、前記カートリッジが前記初期位置から前記再生位置に向けて所定距離移動した後に前記ロックレバーの前記係合範囲外への回動を規制する規制手段を具備する構成とすると、カートリッジの移動中に外部から振動等が加わった場合でもロックレバーによるチャッキングが解除されることがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカートリッジのローディング機構の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、従来例で説明した構成と同じ構成については同じ符号を付し、説明は省略する。
【0012】
まず、最初にローディング機構10の基本動作について図1と図2を用いて説明する。
ローディング機構10は、カートリッジ106を収納保持するホルダ104をドライブ装置100内でカートリッジ106を挿入可能な上位置Cと、該上位置Cの真下に位置する下位置Dとの間で上下動させる機能と、カートリッジ106をホルダ104上で、ロックレバー12と係合する初期位置Eとホルダ104に収納される収納位置Fとの間で移動させる機能とを有し、カートリッジ106を初期位置Eと再生位置(収納位置Fの真下の位置)Gとの間で移動させるものである。カートリッジ106をホルダ104上で移動させる場合には、ロックレバー12はホルダ104上を前後方向に摺動自在なスライド体14に回動自在に取り付けられているため、ロックレバー12でカートリッジ106をチャッキングした状態でスライド体14を前後動させれば良い。
【0013】
そして本発明に係るローディング機構10の特徴点は、再生位置Gから初期位置Eにカートリッジ106を移動させる際、上位置Cに移動したホルダ104内のカートリッジ106は例えばカートリッジ106のシャッタ120を開閉する回動アーム122によって収納位置F(一点鎖線で示される位置)から前方へ押動されるが、ロックレバー12はカートリッジ106が図1や図2に示すように初期位置E内の1次排出位置E1 (点線で示される位置)まではカートリッジ106の係止凹部110と完全に係合する状態に維持され、その後若干の時間をおいて係止凹部110と係合する範囲内で所定角度だけ非係合方向Bへ回動させる点にある。
このようにロックレバー12が動作することによって、上位置Cに移動したホルダ104内を回動アームによって押動されて勢いよく前方へ移動するカートリッジ106を一旦1次排出位置E1 で停止させて勢いを止め、その後にカートリッジ106の係止凹部110とロックレバー12との係合状態を浅くして抜き取りやすいようにすることが可能となる。なお、ロックレバー12が回動して係止凹部110との係合状態が浅くなる際に、カートリッジ106は回動アーム122によって前方へ付勢されて1次排出位置E1 より若干前方の最終排出位置E2 (実線で示される位置)に移動し、停止する。なお、最終排出位置E2 もまた1次排出位置E1 と同様に初期位置Eをさらに細分化したものである。
【0014】
次に、ローディング機構10のホルダ104の移動機構の一実施の形態について図3〜図9を用いて説明する。
ドライブ装置100の筐体16のフロントパネル16aには、カートリッジ106が挿入される装着口18が設けられている。
また、筐体16の内部底面には、ベースシャーシ20が固定されている。
また、ベースシャーシ20上には、ゴム製のクッション22aとコイルスプリング22bとで構成されたダンパー22を介して板状のメカシャーシ24が取り付けられている。装着口18と直交するメカシャーシ24の両側面は、下方に折曲されて形成され、支持ピン26がそれぞれ2本ずつ水平方向に同じ高さから突設されている。また、メカシャーシ24上には後述するホルダ104の底面に突設されたアップダウンガイドが挿入される第1ガイド孔28が4つ設けられている。
【0015】
板状のスライドプレート30は、下方に折曲されて形成された装着口18と直交する両側面間の幅がメカシャーシ24の幅より若干幅広になるように設定され、メカシャーシ24上に載置されて、側面に沿って装着口18と直交する方向にメカシャーシ24上を摺動自在となっている。また、両側面の下端縁形状は、それぞれ2つに分割された第1水平線Hと、当該第1水平線Hより上方に位置すると共に2つに分割されて、装着口18に対して各第1水平線Hの後ろ側に位置する第2水平線Iと、各第1水平線Hと各第2水平線Iとをつなぐ2つの斜め線Jとから構成される。なお、2つの斜め線J間の距離は支持ピン26間の距離と等距離に形成されている。
また、スライドプレート30は、両側面の下端縁がメカシャーシ24の支持ピン26と当接した状態でメカシャーシ24上に載置されているので、メカシャーシ24上を摺動した際にはメカシャーシ24を基準として第1水平線Hと第2水平線Iの上下方向の距離分だけ上下動する。この距離はスライドプレート30が最も上方に移動した際には後述するホルダ104が装着口18と同じ高さとなる上位置Cとなり、最も下方に移動した際には下位置Dとなり、ホルダ104の収納位置Fに装着されたカートリッジが再生位置Gに達するように設定される。
【0016】
また、スライドプレート30には、メカシャーシ24に設けられた第1ガイド孔28に対応して、後述するアップダウンガイドを逃げるための逃げ孔(もしくは逃げ用切欠)32が設けられている。
また、後述するホルダをスライドプレート30に対して相対的に前後方向にのみ規制して移動させるため、前後方向に延びる第2ガイド孔34が4つ設けられている。なお、各第2ガイド孔34は後端部分の開口幅のみが大径に形成されている。
なお、スライドプレート30はホルダ104の後端部分に取り付けられた電動モータ50とギア機構52と当該ギア機構52を介して電動モータ50により駆動される押圧アーム53からなる駆動機構により、ホルダ104およびメカシャーシ24に対して相対的に前後方向に移動される。
【0017】
ホルダ104は、前後方向に沿った両側面が断面コ字状に上方に折曲されて形成され、挿入口36から挿入されたカートリッジ106を保持収納可能である。また、ホルダ104の底面には、メカシャーシ24の第1ガイド孔28に対応する位置に円柱状のアップダウンガイド38が下方に向けて4本垂直に突設され、またスライドプレート30の第2ガイド孔34に対応する位置に、下端が大径に形成された円柱状のスライドガイド39が4本突設されている。スライドガイド39の大径部は第2ガイド孔34の大径部分より若干小径、かつ第2ガイド孔34の他の部分(長溝部分)より大径に形成され、他の部分の外形は第2ガイド孔34の長溝部分の開口幅より若干小径に形成されている。
【0018】
次に、ホルダ104、スライドプレート30、メカシャーシ24、およびベースシャーシ20の連結構造について説明する。
最初に、ホルダ104は、アップダウンガイド38を逃げ孔(もしくは逃げ用切欠)32に挿入すると共に、スライドガイド39の大径部を第2ガイド孔34の大径部に位置合わせして嵌め込み、この状態でスライドガイド39が第2ガイド孔34の長溝部分に位置するようにずらして、スライドガイド39に取り付ける。
これにより、スライドガイド39の大径部は第2ガイド孔34のスライドプレート30底面側口縁と係合し、ホルダ104は通常はスライドプレート30から抜脱不能となる。
【0019】
続いて、スライドプレート30と連結されたホルダ104を、アップダウンガイド38をメカシャーシ24に設けられた第1ガイド孔28内に挿入させながらスライドプレート30を挟んだ状態でメカシャーシ24上に配置する。そして、第1ガイド孔28から下方に突出したアップダウンガイド38にコイルスプリング40を外嵌させて、Eリング42で抜け止めする。コイルスプリング40はEリング42とメカシャーシ24の下面との間に弾装され、メカシャーシ24に対してアップダウンガイド38を介してホルダ104とスライドプレート30を常時メカシャーシ24に接近する方向(下方)に付勢する。
【0020】
次に、ローディング機構10のカートリッジ106の移動機構の一実施の形態について図3〜図5を用いて説明する。
カートリッジ106の移動機構は、ホルダ104に挿入されて初期位置Eにおいてロックレバー12によりチャッキングされたカートリッジ106をホルダ104内部の収納位置Fまでに引き込む機能と、逆に収納位置Fから初期位置Eまで移動させる機能を有している。
【0021】
回動アーム122は後端側がホルダ104の後部に軸着され、先端側がカートリッジ106に設けられたシャッタ120と係合しつつカートリッジ106の挿入・抜き出し動作に伴ってカートリッジ106の挿入側端面に沿って移動して当該シャッタ120を開閉する機能を有する。また、軸着部分にはねじりコイルバネ122aが取り付けられており、カートリッジ106を常時前方へ押圧している。
【0022】
ロックレバー12は、スライド体14上に中途部分Kが軸着若しくは枢着されて、カートリッジ106と同じ平面上において回動自在である。また、スライド体14と共にホルダ104の一方の側面104aに沿って、第1の位置Lと第2の位置Mとの間で移動可能である。ここで第1の位置Lとは、初期位置Eにあるカートリッジ106の係止凹部110と係合する位置であり、また第2の位置Mとはカートリッジ106を収納位置Fまで引き込んだ際に達する位置である。なお、第1の位置Lをさらに細かく分けると、第1の位置Lは上述したカートリッジ106の1次排出位置E1 と最終排出位置E2 に対応した位置L1 と位置L2 とからなる。
また、本実施の形態では、ロックレバー12の前端側がホルダ104の係止凹部110と係合するようにフック状に形成されて、その先端は従来例のロックレバー112の先端形状と同様に係止凹部110に進入可能なくの字状に形成されている。また、ロックレバー12の後端側には起立片12aが形成されて、後述する一方の側面104aの後部の押圧手段と当接する構成となっている。この起立片12aが押圧手段により押圧されると、ロックレバー12は非係合方向Bへ回動する。
【0023】
スライド体14は加工性とホルダ104上での摺動容易性を考慮して合成樹脂材料を用いて板状に形成され、直線状の第3ガイド孔14aが設けられている。スライド体14はこの第3ガイド孔14a内にホルダ104に突設された第1ガイドピン44が挿入され、第1ガイドピン44とホルダ104の一方の側面104aの内面に挟まれた状態で前後方向にのみ摺動可能である。またスライド体14には規制突起14bが設けられており、ホルダ104に挿入されたカートリッジ106を挿入する際には必ずカートリッジ106の先端は最初にロックレバー12の正面斜面12bと当接するように、ロックレバー12の係合方向Aへの回動を規制している。
なお、ロックレバー12を係合方向へ付勢する付勢手段としてのコイルスプリング114はスライド体14とロックレバー12との間に配され、スライド体14が移動する際にはロックレバー12と共に一体に移動する。
【0024】
ホルダ104の構成についての追加説明を図4を用いて行う。
ホルダ104の一方の側面104aの立ち上げ部分には前後方向に沿った長孔46が設けられており、ロックレバー12のフック状の前端部分はこの長孔46内に進入した状態で前後動する。ここで長孔46の長さは、ロックレバー12が第1の位置Lにある場合にはロックレバー12の中途部分Kが長孔46の領域内に入り、ロックレバー12が当該位置からスライド体14と共にホルダ104の後方へ所定距離移動して第2の位置Mに至るまでの間は中途部分Kが長孔46の領域から外れるように設定されている。なお、ロックレバー12のフック状に形成された部分以外は、ホルダ104の一方の側面104aの立ち上げ部分の内面に沿って摺動するため、中途部分Kが長孔46の領域から外れた場合にはロックレバー12の非係合方向Bへの回動は一方の側面104aによって規制されることになる。つまり、一方の側面104aの長孔46が形成された部分より後方の立ち上げ部分はロックレバー12の回動を規制する規制手段としての機能を果たす。
【0025】
また、同じくホルダ104の一方の側面104aの断面コ字状に形成された部分の後端には、カートリッジ106が1次排出位置E1 から最終排出位置E2 へ移動する際にロックレバー12の起立片12aと当接してロックレバー12を非係合方向Bへ移動させる押圧舌片48が、押圧手段の一例として下方に折曲されて形成されている。なお、押圧手段としては本実施の形態のようにロックレバー12に起立片12aを設け、この起立片12aを押動してロックレバー12を回動させる構成に代えて、ロックレバー12の中途部分Kより先端側を直接非係合方向Bへ回動させるものであってもよい。この構成においてはロックレバー12の起立片12aは不要となり、また押圧手段を設ける位置も一方の側面104aの断面コ字状の後端ではなく、第1の位置Lにあるロックレバー12の先端側近傍となる。また、舌片状以外にもロックレバー12を押動できる形状であれば、柱状等、種々の形状が採用し得る。
【0026】
次に、カートリッジ106をホルダ104上で初期位置Eから収納位置Fまで引き込む機構について説明する。
この機構は、電動モータ50と、複数の平歯車からなるギア機構52と、ギア機構52を介して電動モータ50により回転駆動され、表面にカム54が形成されたカム歯車56と、後端部がホルダ104の後端部分に軸着されて前端部が回動自在であると共にこの前端部にはスライド体14の後端部分に突設された係合ピン14bが挿入される第4ガイド孔58aが形成された引き込みアーム58とから構成され、電動モータ50により引き込みアーム58が回動することによって引き込みアーム58に連結されたスライド体14を前後動させる。なお、この電動モータ50およびギア機構52は前述したようにスライドプレート30を前後動させる駆動源ともなっており、ホルダ104の上下駆動とスライド体14の前後動とは所定のパターンに従って連動して行われる。
【0027】
また、引き込みアーム58は軸着部分にねじりコイルバネ58bが取り付けられており、スライド体14を常時前方へ押圧する構成となっている。また引き込みアーム58の中途部分の下面には、カム54と当接する押動ピン58cが突設されている。この押動ピン58cがカム54によりねじりコイルバネの付勢力に抗して押動されることで引き込みアーム58が回動し、スライド体14を一定の移動パターンで前後動させる。
【0028】
次に、ローディング機構10の動作について説明する。なお、カートリッジ106はカム54によって駆動される引き込みアーム58により移動され、また引き込みアーム58の動作に連動してホルダ104も移動するため、カム54上を移動する押動ピン58cの図6に示す位置に基づいて各機構の動作を説明する。カム歯車56は矢印方向へ回転する。
【0029】
最初に押動ピン58cのカム54上での動きを説明しておくと、押動ピン58cはカム54上を、位置aから一点鎖線で示される経路にしたがって一周し、再度位置aに戻る。なお、位置aにおいてはホルダ104は上位置Cにあり、またロックレバー12は第1の位置L2 にあって、カートリッジ106の係止凹部110との係合範囲内で非係合方向Bへ、一方の側面104aと平行となる位置から一方の側面104aの外側へ予め所定角度回転している。
【0030】
次に、詳細な各機構の動作について押動ピン58cの位置と共に説明する。
スライドプレート30は最初は図7に示すようにその第1水平線Hがメカシャーシ30の支持ピン26と当接した状態でメカシャーシ30上に支持されており、従ってホルダ104は上位置Cにある。
ホルダ104にカートリッジ106が挿入されると、カートリッジ106の先端がロックレバー12の正面斜面12bと当接する。そしてさらに挿入されると、ロックレバー12が非係合方向Bへ回動しつつカートリッジ106の側面に沿って移動し、係止凹部110に達した時点で係合方向Aへ回動して係止凹部110と係合する。
その後、例えばホルダ104に設けられたセンサ(不図示)がカートリッジ106の挿入を検出して電動モータ50が作動し、カム歯車56が回転して押動ピン58cの押動を開始する。
押動ピン58cが位置aからカム54上を位置bまで移動する間に、押動ピン58cはホルダ104の後方へ押動され、従って引き込みアーム58もホルダ104の後方へ回動する。これにより、スライド体14と共にロックレバー12は第1の位置Lから第2の位置Mに移動する。
【0031】
なお、ロックレバー12は第1の位置L2 から移動を開始する前は、その起立片12aが一方の側面104aの後端に形成された押圧舌片48と当接すると共にスライド体14が引き込みアーム58によって前方へ押動されているため、図2や図5に示すように実線で示されるように非係合方向へ所定角度回動しているが、第2の位置Mに向けて移動を開始した時点(第1の位置L1 )で押圧舌片48による起立片12aの押圧が解除される。よって、ロックレバー12はスプリング114により係合方向Aへ回動され、図2や図5に示す点線の位置になり、係止凹部110と深く係合した状態となる。また、さらに第2の位置Mに向けて移動すると、ロックレバー12はその中途部分Kが長孔46の領域から外れ、非係合方向Bへの回動が一方の側面104aによって規制されるため、係止凹部110と深く係合した状態が保持される。位置bに押動ピン58cが達するとロックレバー12が第2の位置Mに達し、カートリッジ106の収納位置Fへの移動が完了する。また併せて回動アーム122によりカートリッジ106のシャッタも移動されてディスクが露出する。
【0032】
続いて、押動ピン58cが位置bからカム54上を位置cまで移動するが、この間はカム54はカム歯車56の回転軸を中心とした同心円上を移動するため、ロックレバー12の位置は第2の位置Mのままである。一方、スライドプレート30は図8に示すように前方への駆動が開始され、支持ピン26との当接部位が第1水平線H→斜め線J→第2水平線Iというように変化して前方へ移動しつつ下方へ移動して図9の位置で停止する。これによってホルダ104は下位置Dへ移動し、ホルダ104に収納されたカートリッジ106が再生位置Gに移動して、カートリッジ106の初期位置Eから再生位置Gへの移動が終了する。なお、このホルダ104の下位置Dへの移動が終了した時点で電動モータ50は動作を停止する。
【0033】
続いて、カートリッジ106をドライブ装置100から排出する場合について説明する。
例えばドライブ装置100のフロントパネル16aに設けられたイジェクトスイッチを押すと、電動モータ50が作動してカム歯車56が再度矢印方向へ回転する。
押動ピン58cは位置cからカム54上を位置dまで移動するが、カム54はカム歯車56の回転軸を中心とした同心円上(位置bから位置cまでと同じ円)にあるため、ロックレバー12の位置は第2の位置Mのままである。一方、この間にスライドプレート30が後方へ駆動されながら上方へ移動する。よって、ホルダ104はスライドプレート30と共に下位置Dから上位置Cへ移動する。
【0034】
さらにカム歯車56が回転すると、引き込みアーム58は常時バネによってその前端がホルダ104の前方へ付勢されているため、カム54により押動が一旦解除された押動ピン58cは前方へ急速に回動し、その後位置eでカム54と当接し、急停止する。ロックレバー12により係止されたカートリッジ106は引き込みアーム58の付勢力と回動アーム122の付勢力とによって急速に前方へ移動されるが、引き込みアーム58の回動が押動ピン58cが位置eに達して急停止するため、カートリッジ106の前方への移動も一旦急停止する。この停止位置がカートリッジ106の1次排出位置E1 となる。なお、カム54は、この時のロックレバー12が第1の位置L1 となり、図4に示すようにその起立片12aが押圧舌片48と当接する直前となるように設定されている。よって、ロックレバー12はカートリッジ106の係止凹部110と完全に係合した状態にあり、係止凹部110の内面と当接する背面斜面12cも前後方向に対して直角に近い角度であることから、カートリッジ106が勢いよく収納位置Fから初期位置Eに向けて移動して急速に1次排出位置E1 で停止しても、係止凹部110とロックレバー12との係合状態が解除されることはない。
【0035】
続いて、さらに回転するカム歯車56によって押動ピン58cが位置eから位置aへ移動し、押動ピン58cが位置aに達した時点で電動モータ50は停止する。
この位置eから位置aへの押動ピン58cの移動により、引き込みアーム58は若干量前方へ回動し、ロックレバー12も前方へ移動して第1の位置L2 で停止する。またカートリッジ106は最終排出位置E2 へ移動し停止する。このロックレバー12の移動中に、ロックレバー12の起立片12aは押圧舌片48と当接し、前方への移動が規制されるが、さらにスライド体14は引き込みアーム58によって前方へ押圧される。よって、係止凹部110と係合しているロックレバー12は、図5に示す一点鎖線の状態から実線で示す状態まで非係合方向Bへ係止凹部110との係合が解除されない範囲内で所定角度回動する。
【0036】
このように、ロックレバー12が、ホルダ104内を勢いよく前方へ移動するカートリッジ106を一旦1次排出位置E1 で停止させて勢いを止める際にはロック状態が解除されないようにカートリッジ106の係止凹部110と深く係合しており、その後係止凹部110との係合状態が解除されない程度に非係合方向Bへゆっくりと回動して停止するので、カートリッジ106を抜き出す最終排出位置Eにおいては係止凹部110と接触して押動される背面斜面12cの角度がロックレバー12が非係合方向Bへ回動しやすい角度(第1の位置L1 における角度から前後方向と平行となる方向へより傾いた角度)となる。従って、カートリッジ106をドライブ装置100から抜き出す際の力が少なくて済み、操作感が向上する。
【0037】
また、上述した実施の形態では、ローディング機構は、ホルダをドライブ装置内の定位置で上下動のみを行うものを用いて説明したが、従来例で説明したような水平移動と上下動を組み合わせてホルダを移動させるようにしたものにも適用できることはもちろんである。
【0038】
以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係るローディング機構を用いると、ロックレバーは、カートリッジが初期位置へ勢いよく排出される際には係止凹部と深く係合した状態にあってカートリッジの飛び出しを確実に防止できる。また、その後非係合方向へ所定角度回動して係止凹部と浅く係合した状態となるため、カートリッジの抜き出しが行いやすいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローディング機構の基本動作を示す説明図である。
【図2】図1におけるホルダ内でのカートリッジの引き込み・排出動作を説明するための説明図である。
【図3】図1のローディング機構の構成を示す組み立て斜視図である。
【図4】ロックレバーがホルダ上の第1の位置L1 にある状態を示す平面図である。
【図5】ロックレバーがホルダ上の第1の位置L1 から第2の位置L2 に移動する際のロックレバーの回動状態を示す説明図である。
【図6】カム歯車上での押動ピンの移動状態を示す平面図である。
【図7】ホルダが上位置にあり、カートリッジの挿入・抜き出しが可能な状態を示す側面図である。
【図8】スライドプレートが前方に移動を開始した状態を示す側面図である。
【図9】スライドプレートの前方への移動が終了し、ホルダが下位置に達して、カートリッジが再生位置に移動した状態を示す側面図である。
【図10】従来のローディング機構の一例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ローディング機構
12 ロックレバー
48 押圧舌片(押圧手段)
104 カートリッジホルダ
106 カートリッジ
110 係止凹部
114 スプリング(付勢手段)
E 初期位置
G 再生位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is provided in a drive device and moves a cartridge containing a CD (Compact Disc, also simply referred to as “disc”) between an initial position where insertion / extraction is possible and a reproduction position where disc reproduction is possible. The present invention relates to a cartridge loading mechanism.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method of mounting a disk on a drive device, a disk is stored in a case (so-called cartridge), a method of inserting the cartridge from a mounting opening of the drive device, and a tray that can be protruded into the drive device are provided. There is a method of mounting a disk on the tray and mounting it on a drive device.
In the former case, a
[0003]
This
The structure is provided in the
[0004]
Here, the moving mechanism is the reverse of the
[0005]
The
As a result, when the
[0006]
Further, the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional cartridge loading mechanism has the following problems.
In order to effectively prevent the
[0008]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a loading mechanism that can effectively prevent the cartridge from popping out and can be easily pulled out.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention comprises the following arrangement.
That is, When pulling in the cartridge containing the disc, The initial position where the cartridge is slidably housed in the cartridge holder and can be inserted and removed. From Playback position where the disc stored in the cartridge can be played What Move When discharging the cartridge, the cartridge is moved from the regeneration position to a primary discharge position in the initial position, and then the cartridge is moved to a final discharge position in front of the primary discharge position where the cartridge is extracted. A cartridge loading mechanism for moving The cartridge holder is rotatably provided in a plane parallel to the cartridge. When the cartridge is inserted into the initial position, the cartridge holder engages with a locking recess, and the initial position and the reproduction position are A locking lever for chucking the cartridge in between, and a biasing means for constantly biasing the locking lever in an engagement direction to engage with the locking recess; When the cartridge moves from the primary discharge position to the final discharge position, the lock lever, which has been maintained in a state of being completely engaged with the locking recess until the primary discharge position, Within the range where engagement with the recess is not released A pressing means for rotating the urging means by a predetermined angle in the non-engaging direction against the urging force of the urging means is provided.
According to this configuration, when the cartridge is ejected to the initial position vigorously, the lock lever is in a state of being deeply engaged with the locking recess and reliably prevents the cartridge from popping out and stops at a predetermined position. be able to. In addition, after the cartridge is stopped, it is rotated by a predetermined angle in the non-engagement direction and is brought into a shallow engagement with the locking recess, so that the cartridge can be easily pulled out.
[0010]
Further, when the cartridge includes a restricting means for restricting the rotation of the lock lever out of the engagement range after the cartridge has moved from the initial position toward the reproduction position by a predetermined distance, the cartridge is being moved. Even when vibration or the like is applied from the outside, the chucking by the lock lever is not released.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of a cartridge loading mechanism according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the same structure as the structure demonstrated in the prior art example, and description is abbreviate | omitted.
[0012]
First, the basic operation of the
The
[0013]
The feature of the
By operating the
[0014]
Next, an embodiment of a moving mechanism for the
The
A
A plate-like
[0015]
The plate-
Further, the
[0016]
Further, the
Further, four second guide holes 34 extending in the front-rear direction are provided in order to restrict and move the holder, which will be described later, relative to the
The
[0017]
The
[0018]
Next, a connection structure of the
First, the
As a result, the large diameter portion of the
[0019]
Subsequently, the
[0020]
Next, an embodiment of a mechanism for moving the
The moving mechanism of the
[0021]
The
[0022]
The
Further, in the present embodiment, the front end side of the
[0023]
The
Note that a
[0024]
Additional description of the configuration of the
A
[0025]
Similarly, at the rear end of the portion of the
[0026]
Next, a mechanism for pulling the
This mechanism includes an
[0027]
Further, the
[0028]
Next, the operation of the
[0029]
First, the movement of the
[0030]
Next, detailed operation of each mechanism will be described together with the position of the
As shown in FIG. 7, the
When the
Thereafter, for example, a sensor (not shown) provided in the
While the
[0031]
The
[0032]
Subsequently, the
[0033]
Next, a case where the
For example, when an eject switch provided on the
The
[0034]
When the
[0035]
Subsequently, the
By the movement of the
[0036]
In this way, the
[0037]
In the above-described embodiment, the loading mechanism has been described by using the holder that moves only up and down at a fixed position in the drive device, but the horizontal movement and the vertical movement as described in the conventional example are combined. Needless to say, the present invention can also be applied to an apparatus in which the holder is moved.
[0038]
The preferred embodiments of the present invention have been described above in various ways. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and it goes without saying that many modifications can be made without departing from the spirit of the invention. .
[0039]
【The invention's effect】
When the loading mechanism according to the present invention is used, the lock lever is in a state of being deeply engaged with the locking recess when the cartridge is ejected to the initial position vigorously, and can reliably prevent the cartridge from popping out. Further, after that, the cartridge is rotated by a predetermined angle in the non-engagement direction and is in a state of being shallowly engaged with the locking recess, so that the cartridge can be easily pulled out.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a basic operation of a loading mechanism according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining a cartridge drawing / ejecting operation in the holder in FIG. 1;
3 is an assembled perspective view showing the configuration of the loading mechanism of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 shows the first position L of the lock lever on the holder. 1 It is a top view which shows the state which exists in.
FIG. 5 shows the first position L of the lock lever on the holder. 1 To the second position L 2 It is explanatory drawing which shows the rotation state of the lock lever at the time of moving to.
FIG. 6 is a plan view showing a moving state of the push pin on the cam gear.
FIG. 7 is a side view showing a state where the holder is in the upper position and the cartridge can be inserted and removed.
FIG. 8 is a side view showing a state in which the slide plate starts moving forward.
FIG. 9 is a side view showing a state in which the forward movement of the slide plate is completed, the holder reaches the lower position, and the cartridge is moved to the reproduction position.
FIG. 10 is a perspective view showing a configuration of an example of a conventional loading mechanism.
[Explanation of symbols]
10 Loading mechanism
12 Lock lever
48 Pressing tongue (pressing means)
104 Cartridge holder
106 cartridge
110 Locking recess
114 Spring (biasing means)
E Initial position
G Playback position
Claims (2)
前記カートリッジホルダに前記カートリッジと平行な平面内で回動自在に設けられ、カートリッジが前記初期位置に挿入された際にカートリッジの係止凹部と係合を開始し、初期位置と前記再生位置との間でカートリッジをチャッキングするロックレバーと、
該ロックレバーを前記係止凹部と係合する係合方向へ常時付勢する付勢手段と、
前記カートリッジが前記1次排出位置から前記最終排出位置へ移動する際に、前記1次排出位置までは前記係止凹部と完全に係合する状態に維持されていた前記ロックレバーを、前記係止凹部との係合が解除されない範囲内で前記付勢手段の付勢力に抗して非係合方向へ所定角度回動させる押圧手段を具備することを特徴とするカートリッジのローディング機構。 When a cartridge containing a disk is pulled in, the cartridge stored in the cartridge holder is slidable in the front-rear direction, and the disk stored in the cartridge is played back from the initial position where the cartridge can be inserted and removed. When the cartridge is moved to a possible regeneration position and the cartridge is ejected , the cartridge is moved from the regeneration position to a primary ejection position within the initial position, and then the front of the primary ejection position, A cartridge loading mechanism for moving the cartridge to a final discharge position for extracting the cartridge,
The cartridge holder is rotatably provided in a plane parallel to the cartridge. When the cartridge is inserted into the initial position, the cartridge holder engages with a locking recess, and the initial position and the reproduction position are A lock lever that chucks the cartridge between,
Urging means for constantly urging the lock lever in an engaging direction to engage with the locking recess;
When the cartridge moves from the primary discharge position to the final discharge position, the lock lever, which has been maintained in a state of being completely engaged with the locking recess until the primary discharge position, A cartridge loading mechanism comprising: a pressing unit that rotates a predetermined angle in a non-engaging direction against a biasing force of the biasing unit within a range in which the engagement with the recess is not released .
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