JP3745825B2

JP3745825B2 - Range hood automatic operation control method

Info

Publication number: JP3745825B2
Application number: JP08653196A
Authority: JP
Inventors: 恵紀吉田; 正樹穂刈
Original assignee: Fuji Industrial Co Ltd
Current assignee: Fuji Industrial Co Ltd
Priority date: 1996-04-09
Filing date: 1996-04-09
Publication date: 2006-02-15
Anticipated expiration: 2016-04-09
Also published as: JPH09280619A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はガスレンジや電気レンジ等の調理器具の上方に設置される送風機ユニット内蔵のレンジフードの運転制御に関し、詳しくはフードの内外の温度差によって送風機ユニットが自動的に運転開始され、又は自動的に運転が停止されるレンジフードの自動運転の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
送風機ユニットを内蔵したレンジフードにおいて、送風機ユニットの運転・停止をフード内外の温度差によって自動的に制御するようにしたものが提案されている。
即ち、ガスレンジや電気レンジ等の調理器具を使用すると、フード内の温度がフード外の温度より高くなる。そのフード内温度とフード外温度の差が第一の設定値以上になると自動的に送風機ユニットが運転される。又、調理器具の使用を止めると前記の温度差は小さくなる。その温度差が第二の設定値以下になると送風機ユニットの運転が停止されるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記自動運転はフード内とフード外の検出温度の差が予め設定した第一設定値と比較して大きい場合は調理器具が使用（ガスレンジが着火又は電気レンジがＯＮ）されたと判断して送風機ユニットのファンモータの運転回路をＯＮし、フード内とフード外の検出温度の差が予め設定した第二設定値と比較して小さい場合は調理器具の使用が停止（ガスレンジが消火又は電気レンジがＯＦＦ）されたと判断して送風機ユニットのファンモータの運転回路をＯＦＦするものである。そして、上記した運転・停止の判断の元となる内温度Ｔｉと外温度Ｔｏは、フードの内・外所定箇所に設置した内温度検出器と外温度検出器の検出温度をそのまま入力して、両者の差を算出している。
【０００４】
その為に、夏期に冷房装置を運転し、その冷風により外温度検出器によって検出される外温度Ｔｏが低下し、内温度と外温度の差（Ｔｉ−Ｔｏ）が予め設定してある第一設定値 dＴ1 よりも大きくなり、Ｔｉ−Ｔｏ≧ dＴ1 の条件を満たす場合が発生する。それにより、調理器具を使用していないにも拘らず、上記した条件が満たされて調理器具の使用と判断して送風機ユニットの運転を開始するという事態が発生する。即ち、暖冷房等の空調による温度の乱れが影響して誤動作を招く危険がある。
【０００５】
又、調理器具の使用停止（コンロの消火）を判断する条件は内温度と外温度の差（Ｔｉ−Ｔｏ）が予め設定してある第二設定値 dＴ2 よりも小さくなる（Ｔｉ−Ｔｏ≦ dＴ1 ）ことであるが、このような条件を満足する状況は調理器具の使用中でも発生する。それは、送風機ユニットが運転中であり、フード内に吸い込まれた風により瞬間的に内温度Ｔｉが低下し、上記の条件を満たす場合がある。特に、調理器具のコンロをとろ火で使用している時に発生しやすい。
その場合は、調理器具が使用されているにも拘らず送風機ユニットは運転を停止されることになり、好ましくない。
【０００６】
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、暖冷房等の空調による温度の乱れや、瞬間的な内・外温度の変化に関係なく適確に判断することができる制御方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に本発明が講じた技術的手段は、調理器具が使用（コンロ着火）されていると判断する条件を、フード外の外温度Ｔｏを一定間隔で一定時間計測した複数個のデータから算出される平均値を基準温度Ｔｒとし、フード内の内温度Ｔｉと前記の基準温度Ｔｒとの差（Ｔｉ−Ｔｒ）が、予め設定した第一設定値 dＴ1 よりも大きいかを判断し、Ｔｉ−Ｔｒ≧ dＴ1 を満たす時、調理器具が使用されていると判断し、送風機ユニットを作動させる。
又、調理器具の使用停止を判断する条件は、フード内の内温度Ｔｉとフード外の外温度Ｔｏとの差（Ｔｉ−Ｔｏ）が、予め設定した第二設定値 dＴ2 よりも小さく、しかもその状態（Ｔｉ−Ｔｏ≦ dＴ2 ）が一定時間継続された時，調理器具が使用停止（消火）と判断し、送風機ユニットの運転を停止させる。
上記第一設定値 dＴ1 の温度としては例えば３℃位がよく、第二設定値 dＴ2 の温度としては例えば１．５℃位がよい。そして、この第一設定値 dＴ1 と第二設定値 dＴ2 は前記した温度以外の温度に微調整変更し得るようにしてもよい。
【０００８】
更に、上記した基準温度Ｔｒの算出の元となる複数個の外温度Ｔｏは、予め設定した第三設定値 dＴ3 （例えば１℃）に対し夫々が｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たしているもののみとし、万一個々の外温度Ｔｏの全てが前記条件｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たさず、平均値を算出するデータが空になった場合はその時点（現時点）の外温度Ｔｏを基準温度Ｔｒとして処理する。
【０００９】
上記の手段によれば、調理器具が使用されていることを判断する条件を、内温度Ｔｉと一定間隔で一定時間計測した複数個の外温度Ｔｏの平均値をもって基準温度Ｔｒとした両者の差（Ｔｉ−Ｔｒ）と、予め設定した第一設定値 dＴ1 とを比較し、両者の差（Ｔｉ−Ｔｒ）が第一設定値 dＴ1 より大きい場合としたことで、暖冷房等の空調設備による温度の乱れによる影響を殆ど排除して、適確な判断が可能となる。しかも、調理器具の使用により外温度Ｔｏも若干ではあるが上昇する為、単にＴｉ−Ｔｏ≧ dＴ1 を採用するよりもＴｉ−Ｔｒの方が調理器具の着火検知を速く行うことができる。
又、調理器具の使用停止を判断する条件として、Ｔｉ−Ｔｏ≦ dＴ2 が満たされるだけでなく、前記条件が一定時間継続されて満たされた時初めて使用停止と判断するため、内温度Ｔｉがレンジフードの作動にって瞬間的に低下するようなことがあって上記した条件が一時的に満たされても一定時間継続されなければ調理器具の使用停止と判断しないため、調理器具の使用中に送風機ユニットの運転が停止されるといった不都合を解消できる。
【００１０】
【実施の形態】
以下、本発明に係る制御方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１及び図２は内温度検出器と外温度検出器を取り付けたレンジフードの設置状態を示し、図中、Ａは送風機ユニットを装備したレンジフード、Ｂはガスレンジや電気レンジ等の調理器具で、前記レンジフードＡは調理器具Ｂの略真上に位置して設置されている。
上記レンジフードＡは、下面及び前面が開口したフード本体１a の前面に前板１b が着脱可能に取り付けられて構成されたフード１の内部に、下板２とフィルタ３とで送風機ユニット４の収容部５が区画形成された今日周知の形態のもので、前記送風機ユニット４におけるファンケーシングの吐出口には排気ダクト６が接続され、フード１の天板上には天井との間を遮蔽する幕板７が設置され、これによって前記排気ダクト６が調理器具Ｂの前方に立った使用者の視界に入らないようにしてある。
【００１１】
フード１内に収容される送風機ユニット４は、ファンケーシングとファンとモータとで構成される今日周知のもので、ファンとしては多翼ファンが使用される。
又、フード１を構成する前板１b 前面下部には前記した送風機ユニット４の運転・停止を操作する手動操作スイッチ、及び該前板１b の裏側下部に取り付けられるランプ11を点灯・消灯する操作スイッチ等のスイッチ類８が取り付けられている。
【００１２】
以上の如く構成されたレンジフードＡのフード１における前板１b に、フード１内の温度を検出する内温度検出器９とフード１外の温度を検出する外温度検出器１0 が取り付けられている。
上記の内温度検出器９と外温度検出器10の取り付け位置は、前板１b の横幅の略中央位置で、しかも該前板１b の下端から高さ（Ｈ）の１／２Ｈ以上で前板の上端より下側が好適であり、前板１b における該当箇所に内温度検出器９と外温度検出器10が夫々の空間に臨ませて背中合わせに取り付けられている。
【００１３】
図３は上記したレンジフードＡの送風機ユニット４と、該送風機ユニット４及びランプ11などを手動操作するスイッチ類８と内温度検出器９と外温度検出器10の電気回路図を示し、図中、12は検出部で内温度検出器９と外温度検出器10の検出温度の差が所定の設定値に対して大きいか、又は小さいかを比較判断するもので、その検出結果が制御部13に出力され、制御部13は送風機ユニット４のファンモータの駆動回路をＯＮ／ＯＦＦしたり、マニュアルスイッチ14からの信号を受けて前記送風機ユニット４の運転・停止、運転状態の変更、ランプ11の点灯／消灯、内・外温度検出器９，10の異常を表示するランプ，ブザー15等を制御するように構成されている。上記マニュアルスイッチ14からの信号は無線によって制御部13へ送信される形態に限らず、有線によって送信するようにしてもよいものである。
【００１４】
以下に前記検出部12による着火検知、消火検知の方法について説明する。
今、フード１の前板１b に設置された内温度検出器９によって計測される内温度をＴｉ、外温度検出器10によって計測される外温度をＴｏ、一定間隔で計測された外温度Ｔｏの一定時間内の複数個のデータ（例えば１分間隔で５分間計測した５個のデータ）の平均値からなる基準温度Ｔｒ、予め設定した第一設定値 dＴ1 （例えば３℃）及び第二設定値 dＴ2 （例えば１．５℃）との比較演算によって着火検知、消火検知を行う。
先ず、着火検知は内温度Ｔｉと基準温度Ｔｒとの差（Ｔｉ−Ｔｒ）が第一設定値 dＴ1 （＝３℃）より大きければ調理器具Ｂのコンロは着火（使用）されていると判断し、制御部13へ着火検出信号を出力し、制御部13はファンモータの運転回路を通電（ＯＮ）する。尚、前記の基準温度Ｔｒは絶えずそのデータが更新されて記録される。
更に、上記基準温度Ｔｒを算出する基となる複数個（５個）の外温度Ｔｏのデータは予め設定した第三設定値 dＴ3 （例えば１℃）に対して夫々が｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たすもののみとし、それによって冷暖房等による温度の乱れの影響を排除する。万一、個々のデータが｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たさず、平均値を算出するデータが空になった場合はその時点（現時点）の外温度Ｔｏを基準温度Ｔｒとして上記した比較演算を行う。尚、一定時間内（５分間）に測定されたデータ（５個）の内、上記の条件（｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 ）を満たすデータが該測定データの個数より少ない場合は、前記条件を満たすデータの個数で平均値を算出する。
【００１５】
消火検知は内温度Ｔｉと内温度Ｔｏとの差（Ｔｉ−Ｔｏ）が第二設定値 dＴ2 （例えば１．５℃）より小さく、しかもその状態が一定時間（例えば１分間）継続された場合に調理器具Ｂのコンロは消火（使用停止）されていると判断し、制御部13へ消火検出信号を出力し、制御部13はファンモータの運転回路の通電を停止（ＯＦＦ）する。尚、上記のＴｉ−Ｔｏ≦第二設定値 dＴ2 （例えば１．５℃）の条件の継続時間は１分間に限らず、任意に設定し得るものである。
【００１６】
次にコンロの着火、消火とレンジフードの内・外温度と検出部による着火、消火の検出状態を示す一例（コンロ空炊き）を図４のチャートについて説明する。
(1) チャート開始後、コンロに着火するまでは内温度Ｔｉ、外温度Ｔｏは室温と殆ど同一である。
(2) チャート開始後２分経過時点でコンロに着火すると、内温度Ｔｉはコンロから上昇した燃焼ガスにより急激に上昇する。これに対し、外温度Ｔｏは前記燃焼ガスの影響を受けゆっくりと若干上昇する。そして、着火検知の基になる基準温度Ｔｒはチャート開始前から算出されて検出部12に更新されて記録されており、内温度Ｔｉとその基準温度Ｔｒとの差（Ｔｉ−Ｔｒ）が第一設定値 dＴ1 （例えば３℃）を満たして着火（コンロ使用）と判断し、制御部 13へ着火検出信号を出力し、制御部13はファンモータの運転回路を通電する。（チャート開始後２分17秒）
(3) 着火の３分後（通算５分後）コンロを消火すると、内温度Ｔｉは急激に低下し、外温度Ｔｏに近付く。そして、検知部12は、Ｔｉ−Ｔｏ≦ dＴ2 （例えば１．５℃）の条件を１分間継続して検出した場合（チャート開始から通算約７分３５秒後）に消火（コンロ使用停止）と判断し、制御部13へ消火検出信号を送る。制御部13はこの信号を受け直ちに又は遅延タイマーを用いて一定の遅延時間後にレンジフードＡのファンモータの運転回路の通電を遮断する。
【００１７】
【発明の効果】
本発明のレンジフードの自動運転制御方法は請求項１に記載した構成により、冷暖房等の空調設備の運転により生じる温度の乱れによる影響を排除でき、適確な作動を行わしめることができる。しかも、着火検知の判断条件を内温度Ｔｉと基準温度Ｔｒとの差（Ｔｉ−Ｔｒ）としたことで、従来の内温度Ｔｉと外温度Ｔｏとの差（Ｔｉ−Ｔｏ）で判断するよりも着火検知を早くできる。しかも、Ｔi −Ｔo ≦ dＴ2 を一定時間継続することで、瞬間的な温度の乱れを排除して確実な消火検知が出来る。
又、請求項２に記載した構成により、基準温度算出の基となる外温度のデータとしては空調の影響を受けたデータの殆どを排除して算出するため、誤動作を防止できる。
更に、請求項３に記載の構成により、平均値を算出するデータが無い場合でも基準温度が設定されるため、常に安定した自動制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動運転のレンジフードの使用設置状態を示す正面図である。
【図２】図１の一部切欠側面図である。
【図３】自動制御を行う電気回路図である。
【図４】コンロの着火、消火とレンジフードの内・外温度と検知部の着火、消火の検出状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
Ａ…レンジフード１…フード
４…送風機ユニット９…内温度検出器
10…外温度検出器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to operation control of a range hood with a built-in blower unit installed above cooking utensils such as a gas range and an electric range, and more specifically, the blower unit is automatically started by the temperature difference between the inside and outside of the hood, or automatically. The present invention relates to a method for controlling automatic operation of a range hood that is stopped in operation.
[0002]
[Prior art]
A range hood with a built-in blower unit that automatically controls the operation / stop of the blower unit according to the temperature difference between the inside and the outside of the hood has been proposed.
That is, when a cooking utensil such as a gas range or an electric range is used, the temperature inside the hood becomes higher than the temperature outside the hood. When the difference between the temperature inside the hood and the temperature outside the hood becomes equal to or greater than the first set value, the blower unit is automatically operated. Further, when the use of the cooking utensils is stopped, the temperature difference is reduced. When the temperature difference becomes equal to or smaller than the second set value, the operation of the blower unit is stopped.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, the automatic operation determines that the cooking utensil has been used (the gas range is ignited or the electric range is turned on) if the difference between the detected temperatures inside and outside the hood is greater than the preset first set value. Then, the fan motor operating circuit of the blower unit is turned on, and when the difference between the detected temperatures inside and outside the hood is small compared to the preset second set value, the use of the cooking utensil is stopped (the gas range is extinguished) Alternatively, it is determined that the electric range has been turned off, and the fan motor operation circuit of the blower unit is turned off. And as for the internal temperature Ti and the external temperature To that are the basis of the above-mentioned operation / stop determination, the detection temperatures of the internal temperature detector and the external temperature detector installed at the internal and external predetermined locations of the hood are input as they are, The difference between the two is calculated.
[0004]
For this purpose, the cooling device is operated in the summer, the external temperature To detected by the external temperature detector is lowered by the cold air, and the difference between the internal temperature and the external temperature (Ti-To) is preset. There is a case where the value becomes larger than the set value dT1 and the condition of Ti−To ≧ dT1 is satisfied. Thereby, although the cooking utensil is not used, the above-described conditions are satisfied and it is determined that the cooking utensil is used, and the operation of the blower unit is started. That is, there is a risk of malfunction due to the influence of temperature disturbance due to air conditioning such as heating and cooling.
[0005]
In addition, the condition for judging the stop of use of the cooking utensil (fire extinguishing of the stove) is that the difference between the internal temperature and the external temperature (Ti-To) is smaller than a preset second set value dT2 (Ti-To ≦ dT1). However, the situation that satisfies these conditions occurs even when the cooking utensil is being used. That is, the blower unit is in operation, and the internal temperature Ti may be instantaneously lowered by the wind sucked into the hood, so that the above condition may be satisfied. In particular, it tends to occur when using a stove for cooking utensils over a fire.
In that case, although the cooking utensil is used, the fan unit is stopped, which is not preferable.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and the object of the present invention is regardless of temperature fluctuations due to air conditioning such as heating and cooling, and instantaneous changes in internal and external temperatures. It is an object of the present invention to provide a control method capable of accurately determining.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the technical means taken by the present invention includes a plurality of conditions in which the outside temperature To outside the hood is measured at regular intervals for a certain period of time as a condition for determining that the cooking utensil is being used (stove ignition). Whether the difference between the internal temperature Ti in the hood and the reference temperature Tr (Ti−Tr) is larger than a preset first set value dT1 is an average value calculated from the individual data. When it is determined that Ti−Tr ≧ dT1 is satisfied, it is determined that the cooking utensil is being used, and the fan unit is activated.
Further, the condition for judging the stop of use of the cooking utensil is that the difference between the internal temperature Ti inside the hood and the external temperature To outside the hood (Ti-To) is smaller than a preset second set value dT2, and When the state (Ti-To≤dT2) continues for a certain period of time, the cooking utensil is judged to be stopped (fire extinguishing), and the operation of the blower unit is stopped.
The temperature of the first set value dT1 is preferably about 3 ° C., for example, and the temperature of the second set value dT2 is preferably about 1.5 ° C., for example. The first set value dT1 and the second set value dT2 may be finely adjusted to a temperature other than the above-described temperature.
[0008]
Further, the plurality of external temperatures To that are the basis for calculating the reference temperature Tr described above are those that satisfy | Ti−To | ≦ dT3 with respect to a preset third set value dT3 (for example, 1 ° C.). If all the external temperatures To do not satisfy the condition | Ti−To | ≦ dT3 and the data for calculating the average value becomes empty, the external temperature To at that time (current time) is used as a reference. Treat as temperature Tr.
[0009]
According to the above means, the condition for determining that the cooking utensil is used is the difference between the internal temperature Ti and the average value of a plurality of external temperatures To measured at regular intervals for a predetermined time as the reference temperature Tr. (Ti−Tr) is compared with the first set value dT1 set in advance, and the difference between the two (Ti−Tr) is greater than the first set value dT1. Therefore, it is possible to make an accurate judgment by eliminating the influence of the disturbance. Moreover, since the external temperature To increases slightly due to the use of the cooking utensil, the Ti-Tr can detect the ignition of the cooking utensil faster than simply adopting Ti-To ≧ dT1.
In addition, as a condition for judging the stop of use of the cooking utensil, not only Ti−To ≦ dT2 is satisfied, but also the internal temperature Ti is determined to be the stop of use only when the condition is continued for a certain period of time. Since the operation of the hood may decrease instantaneously and the above-mentioned conditions are temporarily satisfied, it is not determined that the cooking utensil will be stopped unless it is continued for a certain period of time. The inconvenience that the operation of the blower unit is stopped can be solved.
[0010]
Embodiment
Embodiments of a control method according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 and 2 show the state of installation of a range hood with an internal temperature detector and an external temperature detector attached. In the figure, A is a range hood equipped with a blower unit, and B is a cooking utensil such as a gas range or an electric range. And the said range hood A is located and located substantially right above the cooking utensil B.
The range hood A accommodates the blower unit 4 with the lower plate 2 and the filter 3 inside the hood 1 which is configured by detachably attaching the front plate 1b to the front surface of the hood main body 1a having the lower surface and the front surface opened. It is a well-known form in which a section 5 is formed, and an exhaust duct 6 is connected to a discharge port of a fan casing in the blower unit 4, and a curtain that shields the ceiling from the top plate of the hood 1. A plate 7 is installed so that the exhaust duct 6 does not enter the view of the user standing in front of the cooking utensil B.
[0011]
The blower unit 4 accommodated in the hood 1 is a well-known one that includes a fan casing, a fan, and a motor, and a multiblade fan is used as the fan.
In addition, a manual operation switch for operating / stopping the blower unit 4 and a switch 11 for turning on / off the lamp 11 attached to the lower back side of the front plate 1b are provided at the lower front of the front plate 1b constituting the hood 1. The switches 8 such as are attached.
[0012]
An internal temperature detector 9 for detecting the temperature inside the hood 1 and an external temperature detector 10 for detecting the temperature outside the hood 1 are attached to the front plate 1b of the hood 1 of the range hood A configured as described above. .
The mounting position of the inner temperature detector 9 and the outer temperature detector 10 is substantially the center position of the width of the front plate 1b, and more than 1 / 2H of the height (H) from the lower end of the front plate 1b. The inner temperature detector 9 and the outer temperature detector 10 are attached to each other in the front plate 1b so as to face each space and back to back.
[0013]
FIG. 3 shows an electric circuit diagram of the blower unit 4 of the above-described range hood A, the switches 8 for manually operating the blower unit 4 and the lamp 11, the internal temperature detector 9, and the external temperature detector 10. , 12 is a detection unit for comparing and judging whether the difference between the detected temperatures of the inner temperature detector 9 and the outer temperature detector 10 is larger or smaller than a predetermined set value. The control unit 13 turns the fan motor drive circuit of the blower unit 4 ON / OFF or receives a signal from the manual switch 14 to start / stop the blower unit 4, change the operating state, The lamp is configured to control lighting / extinction, a lamp for displaying an abnormality in the inside / outside temperature detectors 9 and 10, a buzzer 15 and the like. The signal from the manual switch 14 is not limited to being transmitted to the control unit 13 by wireless, but may be transmitted by wire.
[0014]
Hereinafter, a method for detecting ignition and extinguishing by the detection unit 12 will be described.
The internal temperature measured by the internal temperature detector 9 installed on the front plate 1b of the hood 1 is Ti, the external temperature measured by the external temperature detector 10 is To, and the external temperature To is measured at regular intervals. A reference temperature Tr consisting of an average value of a plurality of data within a certain time (for example, 5 data measured for 5 minutes at 1 minute intervals), a preset first set value dT1 (eg 3 ° C.) and a second set value Ignition detection and extinguishing detection are performed by comparison with dT2 (for example, 1.5 ° C.).
First, in the ignition detection, if the difference between the internal temperature Ti and the reference temperature Tr (Ti−Tr) is larger than the first set value dT1 (= 3 ° C.), it is determined that the stove of the cooking utensil B is ignited (used). Then, an ignition detection signal is output to the control unit 13, and the control unit 13 energizes (ON) the operation circuit of the fan motor. Note that the reference temperature Tr is constantly updated and recorded.
Furthermore, a plurality of (five) external temperature To data that are used as the basis for calculating the reference temperature Tr are set to | Ti−To | ≦ dT3 with respect to a preset third set value dT3 (for example, 1 ° C.). Only those satisfying the above condition are eliminated, thereby eliminating the influence of temperature disturbance caused by air conditioning. If the individual data does not satisfy | Ti−To | ≦ dT3 and the data for calculating the average value becomes empty, the comparison operation described above is performed with the external temperature To at that time (current) as the reference temperature Tr. Do. In addition, when the data satisfying the above condition (| Ti−To | ≦ dT3) is less than the number of the measurement data among the data (5 pieces) measured within a certain time (5 minutes), the above condition is satisfied. The average value is calculated by the number of data to be satisfied.
[0015]
Fire extinguishing detection is performed when the difference between the internal temperature Ti and the internal temperature To (Ti-To) is smaller than the second set value dT2 (for example, 1.5 ° C.) and the state continues for a certain time (for example, 1 minute). It is determined that the stove of cooking utensil B is extinguished (use stopped), outputs a fire extinguishing detection signal to the control unit 13, and the control unit 13 stops energization of the operation circuit of the fan motor (OFF). The duration of the condition of Ti-To ≦ second set value dT2 (for example, 1.5 ° C.) is not limited to 1 minute and can be arbitrarily set.
[0016]
Next, an example of stove ignition / extinguishing and inside / outside temperature of the range hood, and the detection state of ignition / extinguishing by the detection unit (stove cooking) will be described with reference to the chart of FIG.
(1) After starting the chart, the internal temperature Ti and the external temperature To are almost the same as the room temperature until the stove is ignited.
(2) When the stove is ignited when 2 minutes have elapsed since the start of the chart, the internal temperature Ti rapidly rises due to the combustion gas rising from the stove. On the other hand, the outside temperature To slowly rises slightly due to the influence of the combustion gas. The reference temperature Tr that becomes the basis of the ignition detection is calculated before the start of the chart, updated and recorded in the detection unit 12, and the difference (Ti−Tr) between the internal temperature Ti and the reference temperature Tr is the first. The set value dT1 (for example, 3 ° C.) is satisfied and it is determined that ignition (a stove is used), an ignition detection signal is output to the control unit 13, and the control unit 13 energizes the fan motor operation circuit. (2 minutes and 17 seconds after the chart starts)
(3) When the stove is extinguished 3 minutes after ignition (after 5 minutes in total), the internal temperature Ti decreases rapidly and approaches the external temperature To. The detection unit 12 extinguishes fire (stops use of the stove) when the condition of Ti-To ≦ dT2 (for example, 1.5 ° C.) is continuously detected for 1 minute (approximately 7 minutes and 35 seconds after the start of the chart). Determine and send a fire extinguishing detection signal to the control unit 13. The control unit 13 cuts off the energization of the operation circuit of the fan motor of the range hood A immediately after receiving this signal or after a certain delay time using a delay timer.
[0017]
【The invention's effect】
The automatic operation control method for a range hood according to the present invention can eliminate the influence of temperature disturbance caused by the operation of an air conditioning facility such as an air conditioner, and can perform an accurate operation. In addition, since the determination condition for the ignition detection is the difference between the internal temperature Ti and the reference temperature Tr (Ti−Tr), the determination is based on the difference between the conventional internal temperature Ti and the external temperature To (Ti−To). Ignition detection can be done quickly. In addition, by continuing Ti−To ≦ dT2 for a certain period of time, it is possible to reliably detect fire extinguishing while eliminating instantaneous temperature disturbance.
Further, according to the configuration described in claim 2, since the outside temperature data used as the basis for calculating the reference temperature is calculated by eliminating most of the data affected by the air conditioning, malfunction can be prevented.
Further, according to the configuration of the third aspect, since the reference temperature is set even when there is no data for calculating the average value, stable automatic control is always possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a use installation state of a range hood for automatic operation.
2 is a partially cutaway side view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an electric circuit diagram for performing automatic control.
FIG. 4 is a time chart showing detection statuses of stove ignition / extinguishing and inside / outside temperature of the range hood, and ignition / extinguishing of the detection unit;
[Explanation of symbols]
A ... Range hood 1 ... Hood 4 ... Blower unit 9 ... Inside temperature detector
10 ... Outside temperature detector

Claims

下面が開口したフードの内部に送風機ユニットが収容され、且つそのフードの所定箇所にフード内・外の温度を測定する内温度検出器と外温度検出器が設置されてその両検出器の検出値を基に前記送風機ユニットの運転・停止を自動的に制御する自動運転制御方法であって、
(a) 外温度検出器によって一定間隔で一定時間計測された複数個の外温度Ｔｏから算出される平均値を基準温度Ｔｒとし、その基準温度Ｔｒと、内温度検出器によって測定される内温度Ｔｉと、予め設定した第一設定値 dＴ1 とが、Ｔｉ−Ｔｒ≧ dＴ1 を満足する時、調理器具が着火使用されていると判断して前記送風機ユニットのファンモータを作動させ、
(b) 内温度検出器によって測定される内温度Ｔｉと、外温度検出器によって測定される外温度Ｔｏと、予め設定した第二設定値 dＴ2 とが、Ｔｉ−Ｔｏ≦ dＴ2 の関係を一定時間継続した場合、調理器具が消火され使用停止と判断して前記送風機ユニットのファンモータの作動を停止させる、
ことを特徴とするレンジフードの自動運転制御方法。The blower unit is housed inside the hood with an open bottom surface, and an internal temperature detector and an external temperature detector that measure the temperature inside and outside the hood are installed at predetermined locations on the hood, and the detection values of both detectors An automatic operation control method for automatically controlling operation / stop of the blower unit based on
(a) An average value calculated from a plurality of external temperatures To measured at fixed intervals for a fixed time by an external temperature detector is set as a reference temperature Tr, and the reference temperature Tr and an internal temperature measured by the internal temperature detector When Ti and a preset first set value dT1 satisfy Ti−Tr ≧ dT1, it is determined that the cooking utensil is used for ignition, and the fan motor of the blower unit is operated.
(b) The internal temperature Ti measured by the internal temperature detector, the external temperature To measured by the external temperature detector, and the preset second set value dT2 satisfy the relationship of Ti−To ≦ dT2 for a certain period of time. If it continues, the cooking utensil is extinguished and the use of the fan motor of the blower unit is stopped by judging that the use is stopped.
An automatic operation control method of a range hood characterized by the above.

上記基準温度Ｔｒの算出の基となる複数個の外温度Ｔｏは、予め設定した第三設定値 dＴ3 と、｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たすものであることを特徴とする請求項１記載のレンジフードの自動運転制御方法。2. The plurality of external temperatures To that are used as a basis for calculating the reference temperature Tr satisfy a preset third set value dT3 and | Ti−To | ≦ dT3. Range hood automatic operation control method.

上記基準温度Ｔｒの算出の基となる複数個の外温度Ｔｏの全てが、前記｜Ｔｉ−Ｔｏ｜≦ dＴ3 を満たさず、基準温度を算出するデータが無い場合はその時点の外温度Ｔｏを基準温度Ｔｒとして処理することを特徴とする請求項１記載のレンジフードの自動運転制御方法。If all of the plurality of external temperatures To that are the basis for calculating the reference temperature Tr do not satisfy | Ti−To | ≦ dT3 and there is no data for calculating the reference temperature, the external temperature To at that time is used as a reference. The automatic operation control method for a range hood according to claim 1, wherein the range hood is treated as a temperature Tr.