JP3745014B2 - ベアリング構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧緩衝器等におけるベアリング構造の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
例えば、油圧緩衝器におけるシリンダの開口端に配在されてその軸芯部にピストンロッドを摺動可能に挿通させるベアリング構造としては、従来から種々の提案があるが、近年では、ベアリング構造を構成するベアリング本体が旧来の焼結鋼からでなく、特開平7−332422号公報に示すような鋼板あるいは鋼管からの成形品をプレス加工したものが開発されている。
【0003】
即ち、図9に示すように、シリンダCの開口端に装着されてベアリング構造を構成するベアリング本体1は、焼結鋼からなる場合に比較すれば薄肉となり、鋼板あるいは鋼管からの成形品をプレス加工して形成されてなる。
【0004】
そして、該ベアリング本体1は、軸芯部に形成のロッド体挿通孔1aの内周に筒状のブッシュ2を定着させると共に該筒状のブッシュ2の内周にピストンロッドPの外周を摺接させて、該ブッシュ2を介してピストンロッドPの恒久性な偏芯あるいは倒れを阻止している。
【0005】
一般に、ベアリング本体1は、ピストンロッドPの恒久的な偏芯あるいは倒れを阻止し得るように、即ち、所定の耐久力を有するように形成されることが肝要とされるが、焼結鋼からなる旧来のベアリング本体では、焼結鋼の性質上、これに大きい耐久力を期待できないことから、どうしても肉厚の所謂頑丈な態様に形成される傾向にあった。
【0006】
その結果、旧来の焼結鋼からなるベアリング本体を有するベアリング構造にあっては、ベアリング構造自体の重量の低減を図り難くなり、延ては、油圧緩衝器の重量の低減化に寄与しない不都合が指摘されていた。
【0007】
また、この焼結鋼からなるベアリング本体にあっては、その形成のための素材量が多くなり、従って、ベアリング構造自体のコストの低減が図り難くなり、結果として、油圧緩衝器のコストの低減化にも寄与していなかった。
【0008】
それに対して、上記した図8に示すプレス加工で形成のベアリング本体1を有するベアリング構造にあっては、ベアリング本体1が所定の耐久力を有するのは勿論であるが、素材量を少なくできることから、ベアリング構造自体の重量やコストの低減を可能にし、結果として、油圧緩衝器の重量やコストの低減化に寄与し得ることになる。
【0009】
それ故、このプレス加工によるベアリング本体1を有するベアリング構造が推奨され機能上は全く問題は無いが、図示する従来のベアリング本体1の形成態様にあっては、事実上、その実施に適しない場合を生じ得る不具合がある。
【0010】
即ち、上記ベアリング本体1にあっては、シリンダCの開口端を定着させる定着部11と内周に筒状のブッシュ2を保持する保持部12とが所謂二重管構造になる態様に設定されているから、その分、屈曲部分が多くなり、従って、ベアリング本体1の径が小さくなる程にその実施が困難になる傾向がある。
【0011】
また、凡そ、プレス加工による場合に、一度の成型作業で数箇所に亙る屈曲部分の具現化は困難であるが、それでも図示する従来のベアリング本体1の加工態様にあっては、所定の成型までに数度のプレス加工が必要になり、ベアリング本体1の形成に多くの作業工程と作業時間を要することになる不具合もある。
【0012】
更に又、従来のベアリング構造ではベアリング本体1の保持部12内にブッシュ2を圧入しているだけであるからブッシュ2の抜け荷重の確保が困難であり、リバウンドストッパのサポート機能を同時に確保することが困難である。
【0013】
この発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、重量及び素材量の低減を可能にしながら所定の耐久性を有するのは勿論のこと、ベアリング本体の形成にあって徒な作業工程及び作動時間を要せず、しかも、小径とされる場合の実施も可能にし、更に、リバウンドストッパのサポート機能を同時に確保できる。例えば、油圧緩衝器に利用して、該油圧緩衝器の汎用性の向上を期待するに最適となるベアリング構造を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の構成は、 中空なベアリング本体と、該ベアリング本体の内周に保持されたブッシュとからなり、ベアリング本体がシリンダ体の開口端を定着させる定着部と、該定着部に連設されながら縮径されて下方に延在され内周にブッシュを保持する保持部とを有し、当該ベアリング本体をシリンダ体の開口端に装着させると共にブッシュの内周にロッド体を摺接させるプレス加工によるベアリング構造において、上記 保持部が該保持部の一部を部分的に外側に膨出させて外周をシリンダ体の内周に当接させる補強部を備えてなることを特徴とする。
【0016】
この場合、補強部が定着部に連続しながら保持部の周方向に適宜の間隔を有して膨出するリブ状に形成されてなるのが好ましい。
【0017】
同じく、補強部が定着部から分離され保持部の周方向に適宜の間隔を有して膨出する突起状に若しくは保持部の周方向に連続して膨出する環状に形成されてなるのが好ましい。
【0018】
同じく、定着部の上端にフランジ部を連設させ、該フランジ部に漏油回収用の溝及び該溝に連通する透孔を形成してなるのが好ましい。
【0019】
又、保持部の下端が内周側に折り曲げ加工されてなるのが好ましい。
【0020】
更に、又、ブッシュが筒状本体と本体の下端に外方に向けて設けた鍔とからなり、本体を保持部の内周に圧入し、鍔を保持部の下端に当接させているのが好ましい。
【0021】
更に、保持部の下端に外方に折り曲げたフランジ又は複数の折り曲げ片からなる鍔状部を設けてなるのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明するが、図示する実施の形態では、該ベアリング構造が油圧緩衝器、特に、複筒型の油圧緩衝器に具現化される。
【0023】
即ち、この発明の実施の形態に係るベアリング構造は、 中空なベアリング本体1と、該ベアリング本体1の内周に保持されたブッシュ2とからなり、ベアリング本体1がシリンダ体 C の開口端を定着させる定着部11と、該定着部11に連設されながら縮径されて下方に延在され内周にブッシュ11を保持する保持部12とを有し、当該ベアリング本体1をシリンダ体の開口端に装着させると共にブッシュ2の内周にロッド体を摺接させるプレス加工によるものであり、上記 保持部12が該保持部12の一部を部分的に外側に膨出させて外周をシリンダ体の内周に当接させる補強部13を備えてなるものである。以下更に詳しく説明すると、図1に示すように、ベアリング構造は、シリンダ体としてのシリンダCの開口端及び該シリンダCの外周側に配在される外筒Dの開口端を同時に閉塞するように配在されるベアリング本体1を有してなり、該ベアリング本体1は、軸芯部に形成のロッド体挿通孔1aの内周にロッド体としてのピストンロッドPの外周を摺接させる筒状のブッシュ2を圧入状態で保持するように設定されている。
【0024】
ベアリング本体1は、内外周からの加圧作用に対して破断等の危惧なくして加工可能であり、しかも、充分な耐久力を期待し得る鋼板あるいは鋼管からの成形品が選択されて、筒状の定着部11と、定着部11の下方に連設された筒状の保持部12とで構成され、保持部12には補強部13が設けられ、定着部11にはフランジ部14が連設されている。
【0025】
定着部11は、シリンダCの開口端を定着させるもので、具体的には、該定着部11がシリンダCの開口端に圧入されることで、該開口端に嵌装された状態におかれる。
【0026】
保持部12は、上端が上記定着部11に連設されながら縮径されて下方に延在され内周に筒状に形成されたブッシュ2を保持するもので、図示する実施の形態では、下端が内周側に折り曲げ加工され、この折り曲げ部がブッシュ2の抜け落ちを阻止し且つピストンロッドPに設けたリバウンドストッパたるリバウンドラバーの荷重を支えるようになっている。
【0027】
それ故、この実施の形態では、保持部12が定着部11の下方に位置決められるから、従来のベアリング本体1における保持部12と定着部11のように二重管構造の態様(図9参照)にならず、従って、U字状の屈曲部分を形成するためのプレス加工作業を要せず、また、定着部11の径との間で保持部12の径を大径傾向に維持することが可能になる。
【0028】
そして、保持部12が定着部11より縮径されるとすることで、該保持部12をシリンダCの開口端の内周側に臨在させる際の操作が容易になるのは勿論のこと、該保持部12の外周がシリンダCの内周に当接されなくなり、従って、該保持部12が定着部11における自由端の状態になり、それ故、該保持部12と定着部11との連結部分における撓みを許容し得ることになる。
【0029】
因に、保持部12と定着部11との連結部分における撓みが許容されることによって、ブッシュ2に摺接するピストンロッドPが傾斜される場合に該ピストンロッドPの傾斜を許容し、ピストンロッドPの傾斜によるベアリング本体1の塑性変形を予め防止し得ることになる。
【0030】
補強部13は、上記のように設定される保持部12における強度を高めるために設けられるもので、該補強部13を形成することで保持部12に徒な弾性変形が招来されないようにすることが可能になる。
【0031】
そして、該補強部13は、保持部12の一部を部分的に外周側に膨出させるようにして形成され外周がシリンダCの内周に当接されるように設定されで、図示する実施の形態では、上記定着部11に連続しながら、図2に示すように、保持部12の周方向に適宜の間隔、即ち、図示するところでは、45度の角度間隔を有して突出するリブ状に形成されてなるとしている。
【0032】
ところで、該補強部13は、保持部12における強度を高める、即ち、保持部12を補強するために設けられるものであるから、これが以下のように形成されるとしても良い。
【0033】
即ち、補強部13は、図3及び図4に示すように、上記リブ状に形成された補強部13と同様に、これが保持部12の周方向に適宜の間隔、即ち、図示するところでは、45度の角度間隔を有して突出する突起状に形成されてなるとしても良い。
【0034】
ただ、この場合に、該突起状の補強部13は、前記した実施の形態と異なり、保持部12の下端側に配在されてなるとし、前記した実施の形態におけるが如に定着部11に連続するようには設定されておらず、言わば、定着部11と分離されて独立する態様に設定されている。
【0035】
この実施の形態による場合には、定着部11及び補強部13の形成にあって、定着部11と補強部13とが独立した作業で形成されることになり、各部分を簡素にして容易に形成できる点で有利となる。
【0036】
また、この実施の形態による場合には、補強部13が保持部12における撓み性を制限する傾向になり、従って、図1に示す場合に比較して、ベアリング本体1における剛性が高められる傾向になる。
【0037】
そして、該補強部13は、上記した実施の形態に代えて、図4中に仮想線図で示すように、これが同じ位置で保持部12の周方向に連続して突出する環状に形成されてなるとしても良く、この実施の形態の場合には、補強部13を単一の作業、例えば、ロール加工で形成できることになる点で有利となる。
【0038】
フランジ部14は、前記定着部11の上端に連設されて該ベアリング本体1における外周部を形成するもので、シリンダCの外周側に配在される外筒Dの開口端を定着させるためのものである。
【0039】
そして、該フランジ部14は、外筒Dを定着させる外筒定着部14aと、該外筒定着部14aと上記定着部11とを連結する連結部14bと、を有してなり、該連結部14bに漏油回収用の溝14cと該溝14cに連通する孔14dを有してなる(図1参照)
該フランジ部14の形成で、シリンダCと外筒Dの各開口端をベアリング本体1で一体的に閉塞することが可能になり、漏油回収用の溝14c及び孔14dの形成で、シリンダCと外筒Dの間に形成されるリザーバEへの漏油の回収が可能になる。
【0040】
以上のように形成されるベアリング本体1は、複筒型の油圧緩衝器を構成するシリンダCと外筒Dの各開口端を閉塞する一方で、軸芯部に形成のロッド体挿通孔1aの内周に圧入状態で保持された筒状のブッシュ2の介在下にピストンロッドPを摺動可能に挿通させる。
【0041】
そして、ピストンロッドPが所謂出没方向に摺動されるとき、ブッシュ2の内周とピストンロッドPの外周との間に形成される油膜によって、ピストンロッドPの摺動が保障される。
【0042】
また、該ピストンロッドPの摺動時にこれが僅かに傾斜するとき、図1に示す実施の形態にあっては、保持部12の下端側が僅かに撓むようになって、上記ピストンロッドPの傾斜を許容し、図3に示す実施の形態にあっては、保持部12が上記ピストンロッドPの傾斜を抑制するように機能することになる。
【0043】
さらに、ピストンロッドPの摺動時に該ベアリング本体1の上端面側に招来される漏油は、フランジ部14に形成の漏油回収用の溝14c及び孔14dを介して、シリンダCと外筒Dの間に形成されるリザーバ室Eに回収される。
【0044】
前記した実施の形態にあって、保持部12の下端は、図5に示すように、保持部12の外周側に折り曲げ加工された鍔状部15とされるとしても良く、この場合には、保持部12の内周にブッシュ2を所謂下端側から圧入することも可能になると共に、該鍔状部15をピストンロッドPに装着したリバウンドストッパの伸び切り作動時のストッパ部として利用し得ることになる。
【0045】
この場合に、鍔状部15は、保持部12の下端外周に沿うようなフランジにしても良く、又は、等間隔に任意の位置のみを外方に折り曲げた折り曲げ片で構成しても良い。更に、鍔状部15の外周は、シリンダCの内周に当接しても良く、又は、多少隙間を設けてスキマバメしても良い。更に、鍔状部15を外方に折り曲げた複数の折り曲げ片で構成したとき、そのうち一つを又は複数のものだけをシリンダCの内周に当接しても良い。
【0046】
漏油回収用の溝14c及び孔14dは、図6に示すように、溝14cが連結部14bの中間部までで止められ、該溝14cの端部に孔14dが連通されてなるとしても良く、この場合には、連結部14bにおける外周側の肉厚を削り落とさなくて済み、従って、該連結部14bにおける強度の低下を危惧しなくて済むことになる。
【0047】
そして、この発明が意図するところを勘案すると、ベアリング本体1が、図7の参考例に示すように、補強部13を有しない構造に形成されるとしても使用可能である。この場合には、ピストンロッドPの傾斜や偏芯を許容し易い傾向になるが、ベアリング本体1が前記した実施の形態に比較して所謂簡単な構成とされるから、極めて少ない作業工程及び作業時間で形成できることになる点で有利となる。
【0048】
更に、図7の参考例では、保持部12の下端を内側に折り曲げているが、図5の実施の形態と同様に、補強部13の下端に外方に折り曲げた鍔状部を設けて、これをシリンダCの内周に当接したり、スキマバメしても良い。図7の保持部12の下端に外方に向けた鍔状部を設ける場合には、これが図1に示す補強部13と同じく補強部材として機能する。
【0049】
図8は、本発明の他の実施の形態に係り、これはブッシュ2を筒状本体と本体の下端に外方に向けて折り曲げて設けた鍔2aとで構成させ、本体を保持部12の内周に圧入し、鍔2aを保持部12の下端に当接させたものである。この場合には鍔2aによりブッシュ2の抜けを防止し、リバウンドストッパのサポート機能を達成させている。その他の構成,作用,効果は図1の実施の形態と同じである。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果がある。
【0051】
(1)各請求項の発明によれば、ベアリング本体が焼結鋼からなる場合に比較すれば薄肉となる鋼板あるいは鋼管からの成形品をプレス加工して形成され、ロッド体の外周を内周に摺接させるブッシュを保持する保持部がシリンダ体の開口端を定着させる定着部の下方に延在されるから、ベアリング本体の重量及び素材量の低減化が可能になるのは勿論のこと、保持部と定着部とが二重管構造の態様にならず、従って、保持部と定着部を形成するためのプレス加工作業の簡略化及びその際の作業時間の短縮化が可能になり、また、定着部との間で保持部の径を大径傾向に維持することが可能になる。
【0052】
(2)同じく、保持部が定着部に連設されながら縮径されて下方に延在されると共に保持部が補強部を有してなるから、ベアリング本体のシリンダ体の開口端への定着が容易になると共に保持部に撓み性を具有させることが可能になり、ロッド体の一時的な傾斜や偏芯を許容する傾向に設定し得る一方で、補強部が形成されることでロッド体の恒久的な傾斜や偏芯を抑制することが可能になり、さらには、補強部の配設位置の選択でベアリング本体の剛性を高めることも可能になる。
【0053】
(3)請求項4の発明によれば、定着部の上端にフランジ部を連設すると共に該フランジ部に漏油回収用の溝及び孔を有するから、該ベアリング本体によってシリンダ体と外筒の開口端を同時に閉塞することが可能になると共に、該ベアリング本体の上端面側に発現される漏油を溝及び孔を介してシリンダ体と外筒との間に形成されるリザーバ室に戻すことが可能になり、このとき、溝と孔の形状の設定如何でフランジ部の強度の徒な低下を阻止することが可能になる。
【0054】
(4)請求項5の発明によれば、保持部の下端を内周側に折り曲げ加工することによって、特に、ブッシュの保持部からの抜け落ちを阻止し得ると共に、保持部の下端を外周側に折り曲げ加工して鍔状部を形成することで、所謂下端側から保持部の内周へのブッシュの圧入を可能にするのは勿論、特に、鍔状部を、例えば、ロッド体に装着したリバウンドストッパの伸び切り作動時のストッパ部として利用することが可能になる。
【0055】
(5)請求項6の発明によれば、ブッシュの下端に鍔を設けて保持部の下端に当接しているからブッシュの抜けが防止され、且つリバウンドストッパの伸び切り作動時のストッパ部として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るベアリング構造を図2中のY−Y線位置で示す縦断面図である。
【図2】図1のベアリング構造におけるベアリング本体の底面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態に係るブッシュ構造を図1と同様に示す縦断面図である。
【図4】図3のベアリング本体を同図中のX−X線位置で示す横断面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施の形態に係るブッシュ構造を半截状態で示す部分縦断面図である。
【図6】この発明のまたさらに他の実施の形態に係るブッシュ構造を図5と同様に示す部分縦断面図である。
【図7】参考例に係るブッシュ構造を図1と同様に示す縦断面図である。
【図8】この発明のさらなる他の実施の形態に係るブッシュ構造の縦断面図である。
【図9】従来例としてのベアリング構造を図1と同様に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ベアリング本体
1a ロッド体挿通孔
2 ブッシュ
2a 鍔
11 定着部
12 保持部
13 補強部
14 フランジ部
14a 外筒定着部
14b 連結部
14c 溝
14d 孔
15 鍔状部
C シリンダ体たるシリンダ
D 外筒
P ロッド体たるピストンロッド
Claims (7)
- 中空なベアリング本体と、該ベアリング本体の内周に保持されたブッシュとからなり、ベアリング本体がシリンダ体の開口端を定着させる定着部と、該定着部に連設されながら縮径されて下方に延在され内周にブッシュを保持する保持部とを有し、当該ベアリング本体をシリンダ体の開口端に装着させると共にブッシュの内周にロッド体を摺接させるプレス加工によるベアリング構造において、上記 保持部が該保持部の一部を部分的に外側に膨出させて外周をシリンダ体の内周に当接させる補強部を備えてなることを特徴とするベアリング構造。
- 補強部が定着部に連設しながら保持部の周方向に適宜の間隔を有して膨出するリブ状に形成されてなる請求項1のベアリング構造。
- 補強部が定着部から分離され保持部の周方向に適宜の間隔を有して膨出する突起状に若しくは保持部の周方向に連続して膨出する環状に形成されてなる請求項1のベアリング構造。
- 定着部の上端にフランジ部を連設させ、該フランジ部に漏油回収用の溝及び該溝に連通する透孔を形成してなる請求項1、2又は3のベアリング構造。
- 保持部の下端が内周側に折り曲げ加工されてなる請求項1、2、3又は4のベアリング構造。
- ブッシュが筒状本体と本体の下端に外方に向けて設けた鍔とからなり、本体を保持部の内周に圧入し、鍔を保持部の下端に当接させている請求項1、2、3又は4のベアリング構造。
- 保持部の下端に外方に折り曲げたフランジ又は複数の折り曲げ片からなる鍔状部を設けてなる請求項1、2、3又は4のベアリング構造。
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