JP3744561B2 - 風呂装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、浴槽の排水を自動で検知する、風呂装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような風呂装置は、例えば図7に示すように構成されている。
この風呂装置1は、例えば複合式の給湯器つき風呂装置であり、本体内に給湯用熱交換器2と、風呂用熱交換器3とを備えている。
給水管4には、フローセンサ12等が配置されており、熱交換器2の出側の出湯管から分岐して追焚き管路6に接続された分岐管路5が設けられている。この分岐管路5には、注湯電磁弁9が設けられている。
追焚き管路6は浴槽7の循環金具8に接続されて追焚き循環管路を形成しており、この追焚き管路6には、循環ポンプ10と、風呂サーミスタ13と、追焚き水流スイッチ14とが配置されている。さらに、この追焚き管路6と連通した上記分岐管路5には水位センサとしての圧力センサ11が設けられている。
【0003】
このような風呂装置1においては、保温運転中に浴槽7内の残水を確認する場合、図8のフローチャートに示すように行われている。
即ち、保温モードの運転中にあっては(ST1)、浴槽7の水位は、圧力センサ11で常時検出している(ST2)。そして、その検出水位が、予め設定された水位未満であるか否かを判断し(ST3)、そうでない場合にはST2に戻って水位検出を行い、肯定結果を得た場合にはST4に進む。
【0004】
ST4では、例えば、検出水位が図7の循環金具8よりやや上で予め定めた基準水位以上であるか否かを判断し、そうである場合は、ST5で上記検出水位にて水位が安定するするのを待って、設定水位まで足し湯(ST7)するようにしている。
一方、ST4で否定結果を得た場合には、例えばユーザが風呂の使用をやめて排水を行った可能性があることから、ST6に進んで残水確認を行う。残水があるようであればST7に進んで必要な足し湯を行い、残水がないようであれば、保温モードをオフして運転を終了する(ST8)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような風呂装置にあっては、上記ST4において、基準水位となったか否かで、排水をおこなったのか、ユーザが風呂を継続して使おうとしているのかを判断している。
しかし、ステップST6において、浴槽の残水を判断する際に、ユーザが風呂の使用をやめて、排水をおこなっており、水位が基準水位以下であっても、この水位が循環金具の完全に下まで達する間は、循環ポンプ10を駆動して残水判断を行うと、水流スイッチ14がオンしてしまうことがある。この場合、器具制御部は、残水ありと判断し、ST7に進んで足し湯をしてしまう。
【0006】
その後、ST2に戻ることから、排水スピードによっては、ST2からST7までのステップを繰り返すことになり、浴槽の排水を完了することができないといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、残水確認を適切なタイミングで行うことで、排水を確実に検知することができるようにした風呂装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具により接続する循環管路と、この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りする手段とを備えた風呂装置であって、前記浴槽の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降下を測定する水位変化測定手段と、この水位変化測定手段による測定結果と前記湯張り制御データとに基づいて、予め決められた前記循環金具がかくれる第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出する排水時間演算部と、この排水時間演算部により算出された排水時間を、前記第1の基準水位からカウントする排水タイマと、このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確認する手段とを備える、風呂装置により、達成される。
【0009】
また、上記目的は、本発明によれば、浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具により接続する循環管路と、この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りする手段とを備えた風呂装置であって、前記浴槽の排水開始水位から、予め決められた前記循環金具がかくれる第1の基準水位までの排水時間を計測する時間測定手段と、この時間測定手段による測定結果と前記湯張り制御データとに基づいて、前記第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出する排水時間演算部と、この排水時間演算部により算出された排水時間を、前記第1の基準水位からカウントする排水タイマと、このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確認する手段とを備える、風呂装置により、達成される。
【0010】
さらに、上記目的は、本発明によれば、浴槽の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降下を測定し、この測定結果と、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)との湯張り制御データとに基づいて、予め決められた循環金具がかくれる第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出し、この算出結果により得られる排水時間を前記第1の基準水位からカウントし、前記排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認する、風呂装置の制御方法によっても、達成される。
【0011】
また、上記目的は、本発明によれば、浴槽の排水開始水位から、予め決められた循環金具がかくれる第1の基準水位までの排水時間を計測し、この測定結果と、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)との湯張り制御データとに基づいて、前記第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出し、この算出結果により得られる排水時間を、前記第1の基準水位からカウントし、前記排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認する、風呂装置の制御方法により、達成される。
【0014】
【作用】
上記構成によれば、排水を開始して、第1の基準水位となったときからカウントを始め、水流スイッチがオンしないであろう水位までの間カウントするタイマを有している。
したがって、このタイマの設定時間経過後に残水判断を行うので、風呂装置の終了による排水を確実に検知できる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0016】
図1は、この実施例に適用される風呂装置の主な構成を示す系統図であり、この場合には、給湯機能を備えた複合器としての自動風呂装置の構成を示している。
図において、自動風呂装置20は、本体内に給湯用熱交換器21と、風呂用熱交換器23とを備えており、給湯管45から分岐して追焚き管路26に接続された分岐管路25を備えている。
【0017】
この追焚き管路26は浴槽27の循環金具28に接続されて追焚き循環管路を形成しており、その戻り管26aには追焚き水流スイッチ31と、温水循環用ポンプ32とを備えている。追焚き水流スイッチ31は、後述するように循環管路26内の流水の確認に用いられるので、例えばフローセンサ等を用いてもよい。この循環管路26の戻り管26aには、風呂用熱交換器23の入側に風呂サーミスタ33を備えている。
【0018】
また、水が供給される給水管41にはフローセンサ42と、入水サーミスタ43が接続されており、この給水管41から給湯用熱交換器21を経て延びる給湯管45には、給湯サーミスタ46が接続されている。
給湯管45から分岐した分岐管路25には、注湯電磁弁37と、水位検出手段としての圧力センサ38とが接続されている。
【0019】
そして、これらの各動作部、もしくは検出部等は、制御部50に接続されており、さらに、この制御部50にはリモコン58が接続されている。
この制御部50は、本実施例の風呂装置の制御装置であり、この図2にはこの制御装置50の構成と、これに接続される各検出部,動作部の接続関係が示されている。
【0020】
図2において、この制御部50には、リモコン58が接続されている。リモコン58は、図示しないブザーを備え、後述するタイマの設定時間経過時等にブザーを鳴動させてユーザに知らせるようにしてもよい。
さらに、制御部50には、前述の温水循環用ポンプ32、注湯電磁弁37、圧力センサ38、給湯燃焼部59及び風呂燃焼部60が接続されている。各燃焼部59,60は、例えば給湯用バーナ51、風呂用バーナ52への燃料ガスの供給量を調節する比例弁53,54等の燃焼量の調節手段である。
【0021】
ここで、制御部50に内蔵された記憶部には、自動風呂装置20の自動運転に必要なP−Qデータ等が格納されている。
すなわち、自動風呂装置20の運転は、制御部50によって、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)によるP−Q特性に基づいて行われる。このP−Q特性とは、図3(b)に概略的に示されているような浴槽水位(Q)と、注湯流量を圧力センサ38で検出した値(P)との関係でなり、従来と同様の方式に基づいており、注湯水量と浴槽水位に基づく圧力センサ38の出力電圧を検出することにより作成されるものである。そして、実際には、圧力センサ38が、設定水位に対応した圧力を検出すると、自動的に湯張りを停止する。
また、このP−Q特性は、自動風呂装置が接続される浴槽の形状等によりそれぞれ異なるものであるから、器具の設置の際に各浴槽に対応して作成し、その自動風呂装置の記憶部に記憶させるものである。
【0022】
さらに、制御部50には、排水時間演算部65、水位変化測定部66及び排水タイマ66a、が接続されている。
この水位変化測定部66は、次のような水位変化を測定する。
即ち、図3(a)に示すように、浴槽27に取り付けられる循環金具28に関して、この循環金具28が十分水没する水位で、循環ポンプ32を駆動したときに、循環管路内に浴槽27の残水が引き込まれて、水流スイッチ31が確実にオンする位置で、予め決められた第1の基準水位L3を定め、記憶部57にこの第1の基準水位L3に対応した圧力センサ38の出力を記憶させる。
【0023】
また、この循環金具28の例えば上部に達する水位で、圧力センサ38の出力が一定となり、それ以上、下がらない水位(図3(b)参照)を水位L2として、上記記憶部57に記憶させておく。そして、循環金具28の例えば中心付近の水位で、循環管路26に水と一緒に空気を引き込んだ状態,即ち空気が混じってしまった水を引き込んでも水流スイッチ31がオンしてしまう水位を第2の基準水位L1として、上記記憶部57に記憶しておく。この水位以下の水位が浴槽の残湯を検出しないであろう水位である。
尚、この第2の基準水位L1は記憶部57に記憶しなくともよい。この水位から10センチメートル上で確実に水流スイッチ31がオンする水位を記憶しておけば、このオンする水位を基準として、図3(a)の第2の基準水位L1もしくは図示の位置よりも例えばさらに下の水位を把握できるので、これを「浴槽の残湯を検出しないであろう水位」としての第2の基準水位として利用することができる。以下の説明において第2の基準水位L1といった場合は、このようにして設定される第2の基準水位を含む。
【0024】
以上のデータを基に、水位変化測定部66は、排水が開始された時点での圧力センサ38の出力を検出し、その時から例えば制御部50に内蔵されているクロックに基づいて与えられるクロック信号で計測される単位時間内における水位変化を計測する。
これにより、この単位時間と降下水位との関係から、図4に示すように、排水スピードがa/bとして求められる。
【0025】
あるいは、水位変化測定部66は、排水が開始された時点での圧力センサ38の出力を検出し、その時から、排水が継続されて水位が下がり、第1の基準水位L3に達するまでの時間を測定するように構成してもよい。
この第1の基準水位の出力値は予めわかっているから、この間の時間を計測することで、この時間内に排出された排水量が求められる。このデータにより、図4に示すように、排水開始からの圧力センサ38の出力変化,即ち排水スピードがa/bとして求められる。
【0026】
次に、排水時間演算部65は、上記排水スピードのデータを基に演算を行い、第1の基準水位L3から第2の基準水位L1以下の水位まで排水するのに要する時間を演算し、T1を求める。このT1もしくはこれより長い時間tを設定し、この時間tは、制御部50を介して排水タイマ66aに送られる。
これによって、排水を行うと、第1の基準水位L3に至った時点から排水タイマ66aがカウントを始め、上記時間tが経過した時点で排水完了となるので、その後、循環ポンプ32を駆動して水流スイッチ31のオン(オフ)を確認することで、後述する残水判断を行う。
即ち、循環ポンプ32と追焚き水流スイッチ31とで本実施例では後述する残水確認手段が構成されている。
【0027】
図5は、風呂装置20において、湯張りをした後の保温モードもしくは追焚き後の保温モードにおいて、排水確認をする場合の動作を示すフローチャートである。
図において、保温モード中に、風呂装置の使用を終了する場合には、ユーザは排水栓を抜く。保温モードの場合(ST10)は、圧力センサ38は、常時圧力検出をしていて、設定水位未満かどうかを判断する(ST11)。
【0028】
設定水位未満である場合には、ST12にて排水開始水位を記憶する。この排水開始水位の記憶は、例えば圧力センサ38の検出値がリニアに下がったことを制御部50が検出したときに、この制御部50の指示により記憶部57で行うようにしてもよい。
また、このST12において、水位変化測定部66は、排水時間の測定を開始する。
【0029】
次いで、水位検出を行い続け(ST13)、第1の基準水位L3以下となったか否かを判断する(ST14)。そうである場合は、水位変化測定部66は、排水時間の測定を終了したら(ST15)、その測定結果を排水時間演算部65に与える。
排水時間演算部65は、水位変化測定部66によって測定された時間と、制御部50を介して、記憶部57に記憶されている図3(b)にて示した湯張りデータに基づいて、図4に示した排水スピードを算出する。さらに、排水時間演算部65は、この排水スピードと、予め記憶部57にて記憶モード運転の際に記憶されている第2の基準水位L1の水位とに基づいて、第1の基準水位L3から第2の基準水位L1以下の水位までの排水に要する時間Tを演算により求める。
そして、制御部50は、この排水に要する時間Tに例えば1秒程度の時間を加算した時間tを排水タイマ66aに与える。これにより、排水タイマ66aは、時間tのカウントを始める。
【0030】
一方、ST14にて否定結果を得た場合には、水位が浴槽水のかき出し等によって低下したところで、安定するのを待ってST12における排水開始水位や排水の測定時間を記憶部57から消去する。
即ち、この場合は、ユーザは、いったん浴槽27の排水を始めたが、途中で止めて継続して風呂装置20を使用しようとしている場合が考えられる。そこで、ST22にて必要な足し湯を行う。この足し湯は、設定水位まで行われる(ST23,24)。したがって、浴槽水位が設定水位となったら、ST11に戻る。
【0031】
また、上記排水タイマ66aの設定時間が経過したら(ST16)、残水の確認が行われる(ST17)。この場合、ユーザが浴槽27の排水を行って、途中でこれを止めていなければ、排水タイマ66aが十分な時間としてカウントしている上記時間tが経過しているので、ポンプ32を駆動し、水流スイッチ31がオフであるかどうかを確認すると、残水がないことが確実に確認される。そこで、機器のブザーを鳴動させてユーザーに排水完了を知らせ(ST18)、保温モードをオフする(ST19)。
【0032】
これに対して、例えばユーザが排水を途中でやめていれば、排水タイマ66aの設定時間が経過しても残水があるので(ST18)、この場合は、風呂装置20を継続して使用すると判断して、ST22に進み保温運転を続ける。
【0033】
このように、本実施例では、保温中において、排水を行う場合には、排水タイマ66aがその浴槽や循環金具等に適合した条件で、排水時間をカウントし、確実に排水を完了できるので、残水判断が、正確なタイミングで行われることになる。このため、従来のように排水しようとしているにもかかわらず、足し湯をしてしまうといった事態を有効に防止できる。
【0034】
図6は、自動運転や保温以外の時で足し湯のないモードにおける排水及び残水確認の動作の例を示すフローチャートである。
図において、自動運転や保温運転がオフとなっている状態で(ST30)、圧力センサ38が水位の降下を検出すると(ST31)、これが例えば排水による急激な水位降下であると判断した場合には、制御部50はこの時点の水位を記憶部57に記憶すると共に、水位変化測定部66に指令を出して、排水時間の測定を開始させる(ST12)。
【0035】
次いで圧力センサ38が圧力検出によって(ST33)、制御部50は、当該検出値が第1の基準水位L3以下であるかどうかを判断する。
そうである場合には、水位変化測定部66は、排水時間の測定を終了したら(ST35)、その測定結果を排水時間演算部65に与える。
【0036】
排水時間演算部65は、水位変化測定部66によって測定された時間と、制御部50を介して、記憶部57に記憶されている図3(b)にて示した湯張りデータに基づいて、図4に示した排水スピードを算出する。さらに、排水時間演算部65は、この排水スピードと、予め記憶部57にて記憶モード運転の際に記憶されている第2の基準水位L1の水位とに基づいて、第1の基準水位L3から第2の基準水位L1以下の水位となるまでの、排水に要する時間Tを演算により求める。
そして、制御部50は、この排水に要する時間Tに例えば1秒程度の時間を加算した時間tを排水タイマ66aに与える。これにより、排水タイマ66aは、時間tのカウントを始める。
また、水位変化測定部66は、排水が開始された時点での圧力センサ38の出力を検出し、その時から例えば制御部50に内蔵されているクロックに基づいて与えられるクロック信号で、単位時間内における水位変化を計測する。
これにより、この単位時間と降下水位との関係から、排水スピードが求められるので、排水時間演算部65は、この排水スピードを用いて上記時間Tを算出するようにしてもよい。
【0037】
次に、排水タイマ66aが設定時間が経過するのを待って(ST37)、残水認を行う(ST38)。即ち、ポンプ32を駆動し、水流スイッチ31がオフであるかどうかを確認すると、残水がないことが確実に確認される。そこで、機器のブザーを鳴動させてユーザーに排水完了を知らせ(ST39)、風呂装置20及び循環路26の洗浄を行うため、注湯動作に入り(ST40)、その後運転を終了する。
【0038】
ここで、排水途中でユーザが排水をやめたりした場合には、ST34で否定結果が得られ、この場合には浴槽27の水位が安定するのを待って、その水位が第1の基準水位L3もしくはこれよりxセンチメートル,例えばプラス2センチメートル上の水位以下かどうかを判断する(ST42)。即ち、ここでは、ST43を経て、さらにST35に進んだ場合の各作業判断等を行うのに十分なだけ高い水位で安定したかどうかを見ている。
【0039】
そうである場合には、排水完了ブザーを鳴動させないようにする(ST44)。ST42で否定結果を得た場合には、やはり排水を行うということで、即ち、例えば一度排水動作を止めたが、再び始めたといった場合が考えられるので、ST43に進み排水開始水位と、排水時間の計測とをリセットしてST31に戻る。
これに対して、ST34以降、ST38までの間に例えば排水をやめた場合には、ST38で肯定結果が得られ、ST44に進む。
【0040】
このように、本実施例では、自動運転や保温運転以外のモードにおいて排水を行う場合には、排水タイマ66aがその浴槽や循環金具等に適合した条件で、排水時間をカウントし、確実に排水を完了できるので、残水判断が正確なタイミングで行われる。このため、従来のように排水しようとしているにもかかわらず、足し湯をしてしまうといった事態を有効に防止できる。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、残水確認を適切なタイミングで行うことで、確実に排水を検知することができるようにした風呂装置及びその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例にかかる風呂装置の構成を示す系統図である。
【図2】図1の実施例の風呂装置の制御手段の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の風呂装置において、(a)浴槽の基準水位の説明図,(b)自動湯張りのP−Qデータを示す図である。
【図4】図1の風呂装置の排水と時間の関係を示す説明図である。
【図5】図1の風呂装置の排水動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】図1の風呂装置の排水動作の他の例を示すフローチャートである。
【図7】従来の風呂装置の構成の一例を示す図である。
【図8】図7の風呂装置において排水の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 給湯器付き風呂装置
21 給湯用熱交換器
23 風呂用熱交換器
24 給湯管
25 分岐管
26 循環管路
27 浴槽
28 循環金具
31 追焚き水流スイッチ
32 循環ポンプ
33 風呂サーミスタ
37 電磁弁
38 圧力センサ
41 給水管
42 フローセンサ
43 入水サーミスタ
45 給湯管

Claims (4)

  1. 浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具により接続する循環管路と、この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りする手段とを備えた風呂装置であって、
    前記浴槽の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降下を測定する水位変化測定手段と、
    この水位変化測定手段による測定結果と前記湯張り制御データとに基づいて、予め決められた前記循環金具がかくれる第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出する排水時間演算部と、
    この排水時間演算部により算出された排水時間を、前記第1の基準水位からカウントする排水タイマと、
    このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確認する手段と
    を備えることを特徴とする風呂装置。
  2. 浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具により接続する循環管路と、この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りする手段とを備えた風呂装置であって、
    前記浴槽の排水開始水位から、予め決められた前記循環金具がかくれる第1の基準水位までの排水時間を計測する時間測定手段と、
    この時間測定手段による測定結果と前記湯張り制御データとに基づいて、前記第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出する排水時間演算部と、
    この排水時間演算部により算出された排水時間を、前記第1の基準水位からカウントする排水タイマと、
    このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確認する手段と
    を備えることを特徴とする風呂装置。
  3. 浴槽の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降下を測定し、
    この測定結果と、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)との湯張り制御データとに基づいて、予め決められた循環金具がかくれる第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出し、
    この算出結果により得られる排水時間を前記第1の基準水位からカウントし
    前記排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認する
    ことを特徴とする風呂装置の制御方法。
  4. 浴槽の排水開始水位から、予め決められた循環金具がかくれる第1の基準水位までの排水時間を計測し、
    この測定結果と、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)との湯張り制御データとに基づいて、前記第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう第2の基準水位以下の水位までの排水に要する時間を算出し、
    この算出結果により得られる排水時間を、前記第1の基準水位からカウントし、
    前記排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認する
    ことを特徴とする風呂装置の制御方法。
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