JP3743479B2 - 遮断器の開閉制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遮断器の開閉制御のための零点検出精度および動作指令出力タイミングの精度を向上し、また開閉制御装置の異常発生に対応するための方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は例えば特開昭53−123855号公報に示された従来の電力用遮断器の位相制御方式に関するブロック図である。図において、制御入力部5は遮断器の開閉動作を手動で行うためのものであり、保護リレー6は遮断器の開閉動作を自動的に行うものである。この制御入力部5又は保護リレー6からの投入指令(開極指令)は受付記憶装置9に入力される。開極時間決定装置9は系統条件の検出、開極時間の予測、および開極動作信号出力を行う装置であり、AND回路11は受付記憶装置10の出力と開極時間決定装置9の出力を受信して動作指令を出力する。動作出力部3は遮断器駆動電流を流すためのスイッチング動作を行い、動作指令を受信すると遮断器駆動用コイル4を励磁する。
【0003】
図17は投入サージ抑制制御タイムチャートを示すもので、電源側電圧をV1、負荷側電圧をV2で示す。いま、投入しようとして投入指令S1が任意のA点で与えられると制御回路のマイクロプロセッサ(MPU)が演算を開始すると共にその時の遮断器側の条件(操作電圧、操作圧力、消弧用充填圧力、周囲温度、遮断器(CB)固有のその時のアーク電圧等)を演算してCB接点モードS2としての投入時間Δt2と先行アーク時間Δt3を計算割り出し、図17のように、V1と負荷側残留電圧が同一レベルとなるV1の位相時に主回路が投入するような時間Δt1を演算し、その出力指令をCB投入指令S3に与えると、Δt2及びΔt3時間経過後投入完了し、負荷側電圧V2が図示のごとく発生する。
【0004】
次に、上記従来の電力用遮断器の動作について説明する。遮断器の投入指令は制御入力部5から手動入力される場合と、保護リレー6により自動的に不時に与えられる場合があり、その指令は即時に受付記憶装置10に記憶される。制御入力部5又は保護リレー6が出力する上記開極指令と、開閉時間決定装置9が制御電圧や操作圧力などの系統条件により随時出力する開極動作信号(図17のΔt2、Δt3の信号)は、AND回路11に入力され投入引外し操作モードを受付記憶する。
【0005】
一方、変流器、変成器より得られる信号から電圧及び電流位相、電圧及び電流データの基準点(零点等)を検出し、Δt2、Δt3の値と比較し先に述べた指令時間条件により演算し、Δt1を決定する。その条件と遮断器操作モードとのAND条件により遮断器投入指令として動作出力部3に送る。そして、動作出力部3は遮断器駆動用コイル4を励磁する遮断器駆動電流を流すためのスイッチング動作を行い、遮断器の主接点の動作を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遮断器の開閉制御装置は、以上のように構成されており、系統電圧又は電流データの基準点(零点等)検出精度がそれらのデータの転送時に発生する遅延によるデータ受信タイミングのばらつきにより悪化すること、動作指令出力待機時間のカウントをソフトウエアで全て行うと、ソフトウエアの処理能力による限界があるため、動作指令の出力タイミングの精度が向上できないこと、さらに動作出力部に異常が発生すると遮断器が誤動作あるいは誤不動作を発生するということといった問題点があった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、系統電圧又は電流が一定のサンプリング周期でA/D変換されることによりデジタルデータ化され、データ転送時に発生する転送遅延時間を十分に吸収できる周期毎にその系統電圧又は電流のデジタルデータをまとめてデータ転送し、ソフトウエア処理によって系統電圧又は電流の零点を検出することで、系統電圧又は電流の零点が精度良く検出できること、開閉指令出力待機時間を粗い時間間隔でカウントするソフトウエアカウンタと細かい時間間隔でカウントするハードウエアカウンタを併用することで、動作遅延時間予測部の負荷が減少し、動作指令出力タイミングの精度が向上すること、遮断器が動作出力部の単一の異常によって誤動作、誤不動作を起こすことを防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遮断器の開閉制御装置の発明は、系統の電圧又は電流をデジタルデータに変換し、データ転送によって生じる最大遅延時間以上のデータ転送周期により上記デジタルデータの送受信を行い、上記転送されたデジタルデータにより系統電圧又は電流の基準点(特に零点)を検出する基準点(零点)検出手段を備え、上記検出された基準点通過時刻を基準として、遮断器の系統条件より予測される遮断器の開閉時の動作遅延時間と、制御入力部又は保護リレーからの開閉制御指令に基づき、最適なタイミングで遮断器の開閉動作を実行するための動作指令を動作出力部に出力し、動作出力部が遮断器の主接点を開閉動作させる。
【0009】
更に詳しくは、変成器、変流器により検出される系統電圧又は電流の高調波をローパスフィルタが除去する手段、高調波を除去した系統電圧又は電流をA/D変換器がデジタルデータに変換する手段、そのデジタルデータを零点検出用ソフトウエアに転送する時に発生する転送遅延時間を吸収させるために、ある一定のデータ転送周期でデータの送受信が行われる手段、転送された系統電圧又は電流のデジタルデータがソフトウエア処理されることで系統電圧又は電流の零点を通過する時刻が検出される手段、そして得られた零点通過時刻を基準として動作遅延時間予測部が遮断器の開閉時の動作遅延時間を予測し、最適なタイミングで遮断器を開閉するための動作指令を出力する手段、動作指令の入力により動作出力部が遮断器駆動電流を遮断器駆動用コイルに流す手段を設けることで、零点検出部が系統の電圧又は電流の零点検出時の転送遅延による時間的ばらつきを吸収し、零点検出精度を向上する。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明の基準点検出手段において、系統の電圧又は電流を一定のサンプリング周期でデジタルデータ化し、そのサンプリングデータを上記サンプリング周期の整数倍のデータ転送周期毎に送信し、更に上記サンプリングデータを上記データ転送周期毎に基準点検出用ソフトウエアに転送して基準点を検出することを特徴とする遮断器の開閉制御装置。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、遮断器の動作遅延時間を予測し、最適なタイミングで遮断器の開閉動作を実行するために電圧又は電流の基準点を基準とする動作指令出力待機時間を算出して動作指令を動作出力部に出力する動作遅延時間予測部と、遮断器の開閉動作指令を手動で入力する制御入力部又は自動的に与えられる保護リレーからの開閉制御指令を動作遅延時間予測部に入力する手段と、上記動作指令により遮断器の開閉駆動用コイルへ駆動電流を流す動作出力部を備えたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、系統の電圧又は電流や遮断器の温度、制御電圧のデータから遮断器の動作遅延時間を予測し、最適なタイミングで開閉動作を実行するために電圧又は電流の基準点を基準とする動作指令出力待機時間を動作遅延カウンタ部に出力する動作遅延時間予測部と、その動作指令出力待機時間のカウントを粗い精度はソフトウエアカウンタで、細かい精度で動作指令を出力するためのカウントはハードウエアカウンタで行い、カウント終了時に動作指令を出力する動作遅延カウンタ部を設けたものである。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、制御入力部又は保護リレーからの開閉制御指令を動作遅延カウンタ部に出力する手段と、基準点が検出される度に動作遅延時間予測部が動作遅延カウンタ部に動作指令出力待機時間を出力する手段と、動作遅延カウンタ部がその動作指令出力待機時間のカウントを行いカウント終了時までに開閉制御指令を受信していれば動作出力部に当該カウント終了時に動作指令を出力する手段を設けたものである。
【0014】
請求項6の発明は、遮断器の開閉制御装置の動作出力部の構成において、開閉制御指令の入力によりONする誤動作防止用リレー接点と、遮断器開閉制御用電子スイッチを直列に接続し、開閉制御指令の入力時に上記リレー接点をONし、その後で最適な動作指令出力タイミングで出力される動作指令により上記電子スイッチをONすることを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明は、遮断器の開閉制御装置の動作出力部の構成において、最適な動作指令出力タイミングで出力される動作指令によりONする遮断器開閉制御用電子スイッチを2つ直列に接続したことを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明は、遮断器の開閉制御装置の動作出力部の構成において、開閉制御指令入力用スイッチを接続したバイパス回路を遮断器開閉制御用スイッチに対して並列接続し、バイパス回路の結線と遮断器開閉制御用スイッチの結線が同時に導通することがないようにバイパス制御用切替えスイッチを接続し、開閉制御に関する異常が検出された際にバイパス制御用切替えスイッチがバイパス回路に自動的に切替わることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は実施の形態1による遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図であり、図において、零点検出部1は、系統の電圧又は電流の零点を検出しその零点通過時刻のデータを動作遅延時間予測部2に出力するものであり、電圧又は電流の高調波を取り除くローパスフィルタ(LPF)1A、電圧又は電流の瞬時値をデジタルデータ化するA/D変換器1B、データ転送タイミングまでにサンプリングされる電圧又は電流のデータを蓄積するデータ送信部1C、送信されてきたデータをデータ受信タイミングまで蓄積しておくデータ受信部1D、上記のデジタルデータから零点検出を行う零点検出用ソフトウエア(S/W)1Eを備えている。動作遅延時間予測部2は、制御入力部5又は保護リレー6からの遮断器の開閉制御指令を受信すると共に、制御電圧や操作圧力などの系統条件により動作遅延時間を予測して最適なタイミングで動作指令を動作出力部3に出力する役割を果す。そして、動作出力部3は、動作遅延時間予測部2からの動作指令に従って遮断器駆動用コイル4に遮断器駆動電流を流すため遮断器開閉制御用電子スイッチ3AをON、OFFする。なお、制御入力部5は遮断器の開閉動作を手動で行うためのものであり、保護リレー6は遮断器の開閉動作を自動的に行うものである。
【0018】
次に、実施の形態1の遮断器の開閉制御装置の動作について説明する。図1において、ローパスフィルタ(LPF)1Aは変成器(PT)・変流器(CT)で検出される系統電圧又は電流の高調波を除去する。高調波が除去された電圧又は電流はA/D変換器1Bにより図2に示すように一定のサンプリング周期Tsでデジタルデータ化される。そのサンプリングデータが、サンプリング周期Tsの整数倍の周期Tt毎に零点検出部へ入力されるデータ送受信開始指令の入力時にデータ受信部1Dに転送されるように、電圧又は電流データをデータ送信部1Cで蓄積する。電圧又は電流データ受信部1Dでは、電圧又は電流データ送信部1Cから送られてくるデータを受信して蓄積し、上記データ送受信開始指令が入力された時に零点検出用ソフトウエア1Eにそれらのデータを転送する。
【0019】
上記の過程により零点検出用ソフトウエア1Eに入力された電圧又は電流データは、直前のデータ送受信開始指令入力時を基準として、データ転送周期Ttの2周期前から1周期前までにサンプリング周期Tsで検出されたデータであることがわかるので、データ転送遅延による時間的ばらつきを吸収することができ、電圧又は電流データの精度を向上させることができる。
【0020】
そして、上記のデータを用いて、零点検出用ソフトウエア1Eは、図3に示すように、まず符号の異なる2点のデータ、すなわち零点直前のサンプリングデータD1、零点直後のサンプリングデータD2を検出する。そして、以下の式(1)を用いて、図4に示す零点直前のサンプリング点Z1と零点Zpの時間差Tzを求め、電圧又は電流が零となる時刻を求めている。
【0021】
Tz=|D1|×Ts/(|D1|+|D2|)…(1)
【0022】
上述のようにして得られた電圧又は電流の零点の時刻データは、動作遅延時間予測部2に送られる。動作遅延時間予測部2では、動作出力部3への動作指令を出力してから実際に遮断器が動作完了するまでに要する動作遅延時間Teを遮断器の温度や制御電圧、遮断器の操作圧力などの系統条件を用いて予測し、その予測値から図5に示す動作指令出力待機時間Twを求めている。さらに、遮断器の開閉動作の制御を行う制御入力部5および保護リレー6からの開閉制御指令が動作遅延時間予測部2に入力されると、開極時は次の電流零点通過時刻から、閉極時は次の電圧零点通過時刻から、開閉動作指令出力待機時間Twをカウントし、カウントが終了したら動作遅延時間予測部2から動作出力部3へ動作指令が出力される。動作出力部3では動作指令が入力されると遮断器開閉制御用電子スイッチ3AをONし、遮断器駆動用コイル4に遮断器駆動電流を流すことで遮断器の主接点を動作させ、遮断器の開閉制御を行う。
【0023】
以上のように実施の形態1によれば、系統の電圧又は電流の検出値をデジタルデータ化してデータ送信部に蓄積し、データ転送時に発生する転送遅延時間によるばらつきを吸収することができる周期毎に電圧又は電流データをまとめて転送することで、データ転送時の転送遅延時間のばらつきによる零点検出精度の悪化を防止することができるという効果がある。
【0024】
実施の形態2.
上記実施の形態では動作遅延時間予測部2が開閉動作指令出力待機時間Twのカウントも行っているが、本実施の形態では、動作遅延カウンタ部を動作遅延時間予測部とは別に設けて、開閉動作指令出力待機時間Twのカウントを動作遅延カウンタ部のソフトウエア(S/W)カウンタで粗く、ハードウエア(H/W)カウンタで細かく行うようにする。
【0025】
図6は実施の形態2による遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。図において、動作遅延時間予測部2は、遮断器の動作遅延時間Teを予測し最適なタイミングで開閉動作を実行するために電圧又は電流の零点を基準とする開閉動作指令出力待機時間Twを動作遅延カウンタ部7に出力する役割を果す。動作遅延カウンタ部7は、ソフトウエア(S/W)カウンタ7Aとハードウエア(H/W)カウンタ7Bを持ち、ソフトウエアカウンタ7Aは開閉動作指令出力待機時間Twのカウントを粗い精度で行い、ハードウエアカウンタ7Bは細かい精度で動作指令を出力するためのカウントを行う。
【0026】
すなわち、本実施の形態では、動作遅延時間予測部2が開閉制御指令を入力した時に、開極時は次の電流零点通過時刻に、閉極時は次の電圧零点通過時刻に、予測した動作指令出力待機時間Twを動作遅延カウンタ部7にセットする。そうすると、動作遅延カウンタ部7は、図7のタイムチャートに示すように、まずソフトウエアカウンタ7Aが粗い精度でのカウントを行い、次にハードウエアカウンタ7Bが細かい精度のカウントを行う。そして、カウント終了時に動作遅延カウンタ7から動作出力部3に対して動作指令を出力する。
【0027】
以上のように実施の形態2によれば、動作遅延カウンタ部7を動作遅延時間予測部2とは別に設けて、開閉動作指令出力待機時間Twのカウントを動作遅延カウンタ部のソフトウエアカウンタで粗く、ハードウエアカウンタで細かく行うことにより、動作遅延時間予測部2の負荷を減らすことができるとともに、動作指令の出力タイミングの精度を向上することができるという効果がある。
【0028】
実施の形態3.
上記実施の形態2では制御入力部5および保護リレー6からの開閉制御指令を動作遅延時間予測部2に入力していたが、本実施の形態では、動作遅延カウンタ部7に開閉制御指令を入力するように構成する。図8はこの発明の実施の形態3の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。図において、制御入力部5および保護リレー6からの開閉制御指令は動作遅延カウンタ部7に出力されており、一方、動作遅延時間予測部2は零点が検出される度に動作遅延カウンタ部7に対して開閉動作指令出力待機時間を出力している。動作遅延カウンタ部7は、開閉動作指令出力待機時間のカウントを行いカウント終了時までに開閉制御指令を受信していれば動作出力部3に対して動作指令を出力するように構成されている。
【0029】
次に、本実施の形態の動作を図に基づいて説明する。図9のタイムチャートに示すように、動作遅延カウンタ部7が制御入力部5又は保護リレー6からの開閉制御指令を入力して動作出力が行われるまでその指令をホールドする。一方、動作遅延時間予測部2は零点時刻データを受信するたびに開閉動作指令出力待機時間を動作遅延カウンタ部7に出力し、動作遅延カウンタ部7は、その待機時間のカウント終了時に開閉制御指令入力の有無をチェックして開閉制御指令がホールドされていれば動作出力部3に動作指令を出力する。そしてこの場合、動作指令は図9に示す動作指令2のパターンで出力されることになり、開閉制御指令を動作遅延時間予測部2に入力した場合である動作指令1のパターンに比べて、開閉制御指令の入力時点から動作指令が出力されるまでの動作遅延時間を短縮することができる。
【0030】
以上のように実施の形態3によれば、動作遅延カウンタ部が制御入力部あるいは保護リレーからの動作指令を受信し、一方、動作遅延カウンタ部が開閉動作指令の入力の有無に関わらず、動作指令出力待機時間のカウントを実行しカウント終了時に開閉動作指令の入力の有無を判定することにより、開閉動作指令が動作遅延カウンタ部に入力された時に、すでに動作遅延カウンタ部が動作指令出力待機時間のカウントを実行していたとしても、カウント終了時に動作指令を出力できるので、開閉位相制御のための遅延時間が短縮できる効果がある。
【0031】
実施の形態4.
上記実施の形態1から実施の形態3では遮断器駆動電流の出力を1個の電子スイッチのON、OFFで行っていたが、本実施の形態では、図10に示すように誤動作防止用リレー接点3Bを遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aに対して直列に接続する。
【0032】
本実施の形態の動作を図に基づいて説明する。図11のタイムチャートに示すように、開閉制御指令入力時に誤動作防止用リレー接点3Bを先にONさせて、その後遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aによって遮断器駆動電流を遮断器駆動用コイル4に流すためのスイッチングを行う。その結果、装置異常が発生して遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aが常時ONとなったとしても、誤動作防止用リレー接点3Bを遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aに対して直列に接続した動作出力部3が遮断器の誤動作を防止する。
【0033】
以上のように実施の形態4によれば、開閉制御指令入力時にONする誤動作防止用リレー接点を遮断器開閉制御用電子スイッチに対して直列に接続し、誤動作防止用リレー接点をONした後に遮断器開閉制御用電子スイッチが最適な動作指令出力タイミングでONすることにより、一方の電子スイッチが常時ONとなる異常を発生したとしても遮断器の誤動作を防止でき、かつ遮断器の開閉動作を精度良く行うことができるという効果がある。
【0034】
実施の形態5.
上記実施の形態4では誤動作防止用リレー接点3Bを遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aに直列に接続していたが、本実施の形態では、図12に示すようにリレー接点を電子スイッチに置き換えて、動作指令を両方の電子スイッチに出力する、つまり遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aを2つ直列に接続するような構成にした。
【0035】
本実施の形態の動作を図に基づいて説明する。図13のタイムチャートに示すように、一方の電子スイッチ3A(トランジスタ1)が異常により常時ON状態になっても、もう一方の電子スイッチ3A(トランジスタ2)に出力するように動作指令のタイミングを制御して、遮断器への開閉制御を行う。
【0036】
以上のように実施の形態5によれば、誤動作防止用リレー接点を遮断器開閉制御用電子スイッチに置き換えて遮断器開閉制御用電子スイッチを2つ直列に接続した構成にすることで、一方の電子スイッチが常時ON状態になっても、もう一方の電子スイッチに出力する動作指令のタイミングを制御することにより遮断器の開閉制御が実行できるという効果がある。
【0037】
実施の形態6.
上記実施の形態1〜実施の形態5では装置異常発生時に、動作指令の出力をロックすると遮断器が開閉動作を行うことができなかったが、本実施の形態では、図14に示すように開閉制御指令入力用スイッチ3Cを接続したバイパス回路を遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aに対して並列に接続する。そして、開閉制御に関する異常を検出する装置異常監視部8を設け、装置異常監視部8がバイパス制御用切替スイッチ3Dを介してバイパス回路の結線と遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aの結線のどちらか一方を導通させるような構成にする。
【0038】
本実施の形態では上記のような構成にすることにより、例えば図15に示すように、電子スイッチや動作指令等の異常により遮断器開閉制御用電子スイッチ3Aが一定時間以内にONにならなかった場合に、装置異常監視部8がバイパス制御用切替スイッチ3Dを切替えて、開閉位相制御の動作指令による開閉動作はできないようにし、開閉制御を行わない通常の遮断器の開閉動作については開閉制御指令入力スイッチ3Cに入力される開閉制御指令により実行可能であるようにする。
【0039】
以上のように実施の形態6によれば、開閉制御指令入力用スイッチを接続したバイパス回路を遮断器開閉用トランジスタに対して並列に接続し、バイパス回路の結線と遮断器開閉用トランジスタの結線にそれらの結線が同時に導通状態にならないようにするバイパス制御用切替スイッチとそのスイッチを制御する装置異常監視部を設置することで、装置異常監視部が開閉制御に関する異常を検出した場合は、バイパス制御用切替スイッチを切替えることにより、開閉制御装置による開閉動作を無効化し、開閉制御を行わない通常の遮断器の開閉動作のみを実行することができるという効果がある。
【0040】
【発明の効果】
請求項1から請求項3の発明によれば、系統の電圧又は電流の検出値をデジタルデータ化してデータ送信部に蓄積し、データ転送時に発生する転送遅延時間によるばらつきを吸収することができる周期毎に電圧又は電流データをまとめて転送することで、データ転送時の転送遅延時間のばらつきによる基準点(特に零点)検出精度の悪化を防止することができるという効果がある。
【0041】
請求項4の発明によれば、動作遅延カウンタ部を動作遅延時間予測部とは別に設けて、開閉動作指令出力待機時間Twのカウントを動作遅延カウンタ部におけるソフトウエアカウンタで粗く、ハードウエアカウンタで細かく行うことにより、動作遅延時間予測部の負荷を減らすことができかつ動作指令の出力タイミングの精度を向上することができるという効果がある。
【0042】
請求項5の発明によれば、動作遅延カウンタ部が制御入力部あるいは保護リレーからの動作指令を受信し、一方、動作遅延カウンタ部が開閉動作指令の入力の有無に関わらず、動作遅延時間予測部からの入力により動作指令出力待機時間のカウントを実行しカウント終了時に開閉動作指令の入力の有無を判定することにより、開閉動作指令が動作遅延カウンタ部に入力された時に、すでに動作遅延カウンタ部が動作指令出力待機時間のカウントを実行していたとしても、カウント終了時に動作指令を出力できるので、開閉位相制御のための遅延時間が短縮できる効果がある。
【0043】
請求項6の発明によれば、開閉制御指令入力時にONする誤動作防止用リレー接点を遮断器開閉制御用電子スイッチに対して直列に接続し、誤動作防止用リレー接点をONした後に遮断器開閉制御用電子スイッチが最適な動作指令出力タイミングでONすることにより、一方の電子スイッチが常時ONとなる異常を発生したとしても遮断器の誤動作を防止でき、かつ遮断器の開閉動作を精度良く行うことができるという効果がある。
【0044】
請求項7の発明によれば、誤動作防止用リレー接点を遮断器開閉制御用電子スイッチに置き換えて遮断器開閉制御用電子スイッチを直列に接続した構成にすることで、一方の電子スイッチが常時ON状態になっても、もう一方の電子スイッチに出力する動作指令のタイミングを制御することにより遮断器の開閉制御が実行できるという効果がある。
【0045】
請求項8の発明によれば、開閉制御指令入力用スイッチを接続したバイパス回路を遮断器開閉用トランジスタに対して並列に接続し、バイパス回路の結線と遮断器開閉用トランジスタの結線にそれらの結線が同時に導通状態にならないようにするバイパス制御用切替スイッチとそのスイッチを制御する装置異常監視部を接続することで、装置異常監視部が開閉制御に関わる異常を検出した場合は、バイパス制御用切替スイッチを切替えることにより、開閉制御装置による開閉動作を無効化し、開閉制御を行わない通常の遮断器の開閉動作のみを実行することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の電圧又は電流データの転送タイミングを示すタイムチャート図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の電圧又は電流のデジタルデータ検出方式を示すグラフである。
【図4】 この発明の実施の形態1の電圧又は電流の零点通過時刻の検出方法を示すグラフである。
【図5】 この発明の実施の形態1の零点通過時刻から遮断器の最適動作タイミングまでの動作を示すタイムチャート図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の動作遅延カウンタ部の動作を示すタイムチャート図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の動作を示すタイムチャート図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態4の動作を示すタイムチャート図である。
【図12】 この発明の実施の形態5の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態5の動作を示すタイムチャート図である。
【図14】 この発明の実施の形態6の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態6の動作を示すタイムチャート図である。
【図16】 従来の遮断器の開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 従来の遮断器の開閉制御装置の動作を説明するためのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 零点検出部、1A ローパスフィルタ、1B A/D変換器、1C データ送信部、1D データ受信部、1E 零点検出用ソフトウエア、2 動作遅延時間予測部、3 動作出力部、3A 遮断器開閉制御用電子スイッチ、3B 誤動作防止用リレー接点、3C 開閉制御指令入力スイッチ、3D バイパス制御用切替スイッチ、4 遮断器駆動用コイル、5 制御入力部、6 保護リレー、7 動作遅延カウンタ部、7A ソフトウエアカウンタ、7B ハードウエアカウンタ、8 装置異常監視部。

Claims (8)

  1. 系統の電圧又は電流をデジタルデータに変換し、データ転送によって生じる最大遅延時間以上のデータ転送周期により上記デジタルデータの送受信を行い、上記転送されたデジタルデータにより系統電圧又は電流の基準点を検出する基準点検出手段を備え、
    上記検出された基準点通過時刻を基準として、遮断器の系統条件より予測される遮断器の開閉時の動作遅延時間と、制御入力部又は保護リレーからの開閉制御指令に基づき、最適なタイミングで遮断器の開閉動作を実行するための動作指令を動作出力部に出力し、動作出力部が遮断器の主接点を開閉動作させることを特徴とする遮断器の開閉制御装置。
  2. 請求項1記載の基準点検出手段において、系統の電圧又は電流を一定のサンプリング周期でデジタルデータ化し、そのサンプリングデータを上記サンプリング周期の整数倍のデータ転送周期毎に送信し、更に上記サンプリングデータを上記データ転送周期毎に基準点検出用ソフトウエアに転送して基準点を検出することを特徴とする遮断器の開閉制御装置。
  3. 遮断器の動作遅延時間を予測し、最適なタイミングで遮断器の開閉動作を実行するために電圧又は電流の基準点を基準とする動作指令出力待機時間を算出して動作指令を動作出力部に出力する動作遅延時間予測部と、遮断器の開閉動作指令を手動で入力する制御入力部又は自動的に与えられる保護リレーからの開閉制御指令を動作遅延時間予測部に入力する手段と、上記動作指令により遮断器の開閉駆動用コイルへ駆動電流を流す動作出力部を備えた請求項1又は請求項2に記載の遮断器の開閉制御装置。
  4. 遮断器の動作遅延時間を予測し、最適なタイミングで開閉動作を実行するために電圧又は電流の基準点を基準とする動作指令出力待機時間を動作遅延カウンタ部に出力する動作遅延時間予測部と、その動作指令出力待機時間のカウントを粗い精度はソフトウエアカウンタで、細かい精度で動作指令を出力するためのカウントはハードウエアカウンタで行い、カウント終了時に動作指令を出力する動作遅延カウンタ部を設けた請求項1又は請求項2に記載の遮断器の開閉制御装置。
  5. 制御入力部又は保護リレーからの開閉制御指令を動作遅延カウンタ部に出力する手段と、基準点が検出される度に動作遅延時間予測部が動作遅延カウンタ部に動作指令出力待機時間を出力する手段と、動作遅延カウンタ部がその動作指令出力待機時間のカウントを行いカウント終了時までに開閉制御指令を受信していれば動作出力部に当該カウント終了時に動作指令を出力する手段を設けた請求項4に記載の遮断器の開閉制御装置。
  6. 上記動作出力部の構成において、開閉制御指令の入力によりONする誤動作防止用リレー接点と、遮断器開閉制御用電子スイッチを直列に接続し、開閉制御指令の入力時に上記リレー接点をONし、その後で最適な動作指令出力タイミングで出力される動作指令により上記電子スイッチをONすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遮断器の開閉制御装置。
  7. 上記動作出力部の構成において、最適な動作指令出力タイミングで出力される動作指令によりONする遮断器開閉制御用電子スイッチを2つ直列に接続したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遮断器の開閉制御装置。
  8. 上記動作出力部の構成において、開閉制御指令入力用スイッチを接続したバイパス回路を遮断器開閉制御用スイッチに対して並列接続し、バイパス回路の結線と遮断器開閉制御用スイッチの結線が同時に導通することがないようにバイパス制御用切替えスイッチを接続し、開閉制御に関する異常が検出された際にバイパス制御用切替えスイッチがバイパス回路に自動的に切替わることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の遮断器の開閉制御装置。
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