JP3741572B2 - 冷蔵庫及びその製造方法 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/40Refrigerating devices characterised by electrical wiring

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷蔵庫に関するもので、詳しくは冷蔵庫の冷蔵室内のリード線結線部分を収納するコネクタ収納部ともいうリード線結線部収納部の組立て作業性を改善し、尚且つ、リード線結線部収納部取外し時にリード線結線部収納部が紛失されるといった不具合を解消できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図15、16は従来の冷蔵庫における冷蔵室内のリード線結線部の収納方法を示す図で、図15はパネル部品とリード線結線部収納ボックスとを示す斜視図、図16はリード線結線部をリード線結線部収納ボックスに収納した状態を示す図である。
図に示すように、冷蔵室内のリード線結線部5を収納するリード線結線部収納ボックス4は、冷蔵室内のパネル部品3とは独立した部品として構成され、独立したリード線結線部収納ボックス4の収納部4aにリード線結線部5を収納し、インスレーション6にて収納部4aに蓋をする。
【0003】
その後、パネル部品3に設けられたリード線結線部収納ボックス収納区画3aに固定用リベット7にて固定する。その結果リード線収納ボックス4の前面部4bでリード線結線部収納ボックス収納区画3aを閉塞するように構成されている。
【0004】
図17、18は他の従来の冷蔵庫における冷蔵室内のリード線結線部収納部の収納方法を示す図で、それぞれリード線結線部収納部付近の斜視図である。
図17に示すものは、コネクタ収納部ともいうリード線結線部収納部28がパネル部品29と別体になっており、リード線結線部収納部28の一辺に爪30を設け、反対側の辺にリベット31を打つことにより、リード線結線部収納部28を固定している。
【0005】
また、図18に示すものは、リード線結線部収納部28の一辺に薄肉ヒンジ部32を設けた場合でも反対側の辺にリベット31を打つ構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫は、リード線結線部収納ボックス4が冷蔵室内のパネル部品3とは別部品の為、リード線結線部収納ボックス4にリード線結線部5を収納し、パネル部品3に設けられたリード線結線部収納ボックス収納区画3aに嵌め込むという一連の組立て作業に難点があった。
また、サービスマン等が作業中にリード線結線部収納ボックス4を取外した際、リード線結線部収納ボックスを紛失する恐れがあった。
【0007】
他の従来の冷蔵庫のリード線結線部収納部では、電気用品取締法の関係上、リード線結線部収納部28は工具を用いて外すようにする必要があるため、リベットやネジを必要とし、それらの部品コストや組立工数が必要になるという問題点があった。
【0008】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたもので、コネクタ収納部ともいうリード線結線部の収納作業性を向上させ、サービスマン等が作業中にリード線結線部収納部を紛失する恐れが少なく、部品点数及び金型が少なく安価な冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫は、仕切板で区画された冷蔵室等を有する冷蔵庫本体と、冷蔵室内の奥壁を構成し、冷気を吹き出す冷気吹き出し口を有するパネル部品と、このパネル部品に設けられた電気部品のリード線を本体の電気回路に接続するためのリード線結線部と、パネル部品に一体に設けられ、上辺に薄肉ヒンジ部、左右辺に開放部分、下辺にパネル部品端部による開放部分を有する前面部と、この前面部の背面に設けられ、下方が開放された箱形状部とで構成され、リード線結線部を箱形状部に収納するリード線結線部収納部とを備え、薄肉ヒンジ部を介してリード線結線部収納部を回転させることにより、リード線結線部をリード線結線部収納部に収納する構成としたものである。
【0010】
また、リード線結線部収納部の前面部の下辺に下辺フランジ部を設け、この下辺フランジ部にリード線結線部収納部を仕切板に固定する為の切り欠き部を設けたものである。
【0011】
また、薄肉ヒンジ部の厚さを、0.5mm程度としたものである。
【0012】
また、リード線結線部をリード線結線部収納部に収納した後に、箱形状部の開放された下面をインスレーションにて蓋をする構成としたものである。
【0013】
この発明に係る冷蔵庫の製造方法は、請求項1記載の冷蔵庫の製造方法であって、パネル部品の一部にリード線結線部収納部を射出成形により一体成形し、パネル部品に電気部品と、冷蔵室内の断熱及び風路形成を目的とする発泡スチロールとをそれぞれ組み付けてパネル組立を構成し、パネル組立を前記冷蔵室に組み込み、パネル部品のリード線結線部収納部分を薄肉ヒンジ部を介して手前に回転させ、その状態で電気部品のリード線を結線し、リード線結線部をパネル部品のリード線結線部収納部に収納し、結線部への水滴の浸入を防ぐためのインスレーションにて蓋をし、リード線結線部収納部の前面部がパネル部品の前面部と同一面に成るように回転させて戻し、パネル部品のリード線結線部収納部の回転を抑制するために、パネル部品とパネル組立の下側に接する仕切板とを締結部材にて固定するものである。
【0014】
この発明に係る冷蔵庫は、仕切板で区画された食品等を貯蔵する室を有する冷蔵庫本体と、食品等を貯蔵する室内の奥壁を構成し、冷気を吹き出す冷気吹き出し口を有するパネル部品と、このパネル部品に設けられた電気部品のリード線を本体のリード線に接続するためのリード線結線部と、パネル部品に一体に設けられ、一辺のみパネル部品に連結し、連結した一辺の近傍に設けられた繰り返し折り曲げ可能な薄肉ヒンジ部と、連結した一辺とは別の辺に設けられた係止部と、リード線結線部を収納するリード線結線部収納ボックスと、を有するリード線結線部収納部と、食品等を貯蔵する室に設けられ、リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部と、パネル部品に連結した一辺とは別の辺に設けられた係止部を覆い、人の指が入らない大きさの隙間を有する遮蔽部材と、を備えたものである。
【0015】
また、係止部の隙間にマイナスドライバー等の工具を入れることにより、リード線結線部収納部を外すことができるものである。
【0016】
また、食品等を貯蔵する室を冷蔵室とし、リード線結線部収納部は上辺がパネル部品に連結し、リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部を冷蔵室床面に設けたものである。
【0017】
また、食品等を貯蔵する室を冷蔵室とし、リード線結線部はランプ又は温度センサー等の電気部品のリード線と本体のリード線を連結する構成としたものである。
【0018】
また、食品等を貯蔵する室を冷凍室とし、リード線結線部収納部は下辺がパネル部品に連結し、リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部を冷凍室上面に設けたものである。
【0019】
また、食品等を貯蔵する室を冷凍室とし、リード線結線部はファンモータ又は温度センサー等の電気部品のリード線と本体のリード線を連結する構成としたものである。
【0020】
また、パネル部品の係止部を爪で、遮蔽部材を爪カバーで構成したものである。
【0021】
また、食品等を貯蔵する室に設けられた係合部を、変位可能な室側爪と、固定された当接部とで構成したものである。
【0022】
また、室側爪の下には障害となる形状がなく、室側爪は折り曲げ軸を中心に変位できる構成としたものである。
【0023】
また、室側爪の周囲にコの字スリットを設けたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。
図1〜6はこの発明の実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫の冷蔵室へのパネル部品の概略組み付け斜視図、図2はパネル部品の部分斜視図、図3は図2のZ−Z断面図、図4はリード線結線部収納部の前面部がパネル部品の前面部と同一面に成る様に回転させる直前の状態を示す図、図5は図3のY部拡大図、図6はパネル部品成形から冷蔵庫への組み付けまでのフローチャートである。
【0025】
図において、2は冷蔵庫1の冷蔵室内の奥壁を構成する複数の冷気吹き出し口2aを有するパネル部品で、図1に示すように下部左側にリード線結線部5の収納を目的とするリード線結線部収納部2bを有する。更に、パネル部品2には冷蔵室8内を照らす目的のランプ2c、冷蔵室8内の温度検知を目的とする温度センサー2d等の電気部品、冷蔵室8内の断熱及び風路形成を目的とする発泡スチロール2eが取り付けられている。
また、冷蔵庫1の冷蔵室8のリード線出口1aからはウレタン断熱材の中を通ったリード線1bが出ている。
尚、冷蔵庫1は冷蔵室8の下に仕切板10で区画された野菜室9を備えている。
【0026】
図2、3により、パネル部品2を詳細に説明する。パネル部品2のリード線結線部収納部2bは、上辺に薄肉ヒンジ部2f、左右辺に開放部分(金型による押切り部)2g、下辺に部品端部による開放部分、及び下辺フランジ部2iにはリード線結線部収納部2bをリベット固定する為の切り欠き部2hを有する前面部と、リード線結線部5への水滴の浸入を防止する為、背面に設けられて下方が開放された箱形状部とで構成されている。
【0027】
また、図5に示すように薄肉ヒンジ部2fの肉厚を0.5mmとすることで、リード線結線部収納部2bは、薄肉ヒンジ部2fを介して図4に示すように回転可能になっている。
このような構成になっている為、薄肉ヒンジ部2fを介してリード線結線部収納部2bを回転することにより、回転軌跡が必然的に決まり、尚且つ、従来のように別部品を取り出すといった動作を省けることで、リード線結線部収納部2bの組立て作業性を向上させることができる。
また、サービスマン等が作業中にリード線結線部収納部2bを取外した際、リード線結線部収納部2bを紛失するといった不具合を解消することができる。
【0028】
図6により、パネル部品成形から冷蔵庫への組み付けまでの工程を説明する。先ず、ステップS60において、冷蔵庫1の冷蔵室8に組み付ける冷気吹き出し口2aを有するパネル部品2の一部に、リード線結線部5の収納を目的とする一辺が薄肉ヒンジ部2f、残り三辺が開放部分2gのリード線結線部収納部2bを射出成形により一体成形する。
【0029】
次に、ステップS61において、パネル部品2に冷蔵室8内の食品を照らす目的のランプ2c及び、冷蔵室8内の温度感知を目的とする温度センサー2d、冷蔵室8内の断熱及び風路形成を目的とする発泡スチロール2eを各々組み付けパネル組立11を構成する。
【0030】
次に、ステップS62において、パネル組立11を冷蔵庫1の冷蔵室8に組みつける。
【0031】
次に、ステップS63において、パネル部品2のリード線結線部収納部2bを薄肉ヒンジ部2fを介して手前に回転させ、その状態でランプ2c、温度センサー2d等のリード線を結線し、結線部等をパネル部品2のリード線結線部収納部2bに収納し、結線部への水適の浸入を防ぐ目的でインスレーション6にて蓋をする。
【0032】
次に、ステップS64において、リード線結線部収納部2bの前面部がパネル部品2の前面部と同一面に成るように回転させ、最後にリード線結線部収納部2bの回転を抑制する目的で、パネル部品2の下辺フランジ部2iとパネル組立11の下側に接する冷蔵室8と野菜室9との仕切板10とを固定用リベット7にて固定する。
【0033】
上述の実施の形態によれば、冷蔵室8内に配置される冷気吹き出し口2aを有するパネル部品2では、パネル部品2とリード線結線部収納部2bとを一体成形により形成し、尚且つ、リード線結線部収納部2bは一辺を薄肉ヒンジ部2f、残り3辺を開放部分2gとすることで、薄肉ヒンジ部2fを介してリード線結線部収納部2bの回転が可能となり、リード線結線部5を収納することが出来る。
【0034】
また、薄肉ヒンジ部2fを介してリード線結線部収納部2bを回転することにより、回転軌跡が必然的に決まり、その上、従来のように別部品を取り出すといった動作を省けることで、組立て作業性を改善することが出来る。
【0035】
更に、別部品であったリード線結線部収納部2bをパネル部品2と一体にすることにより、サービスマン等が作業中にリード線結線部収納部2bを取外した際に紛失するのを予防することが出来ると共に、部品点数および金型を減らすことも出来、安価な冷蔵庫を提供できる。
【0036】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図面を参照して説明する。
図7,8は実施の形態1を示す図で、図7はリード線結線部収納部を示す正面図、図8はリード線結線部収納部の断面図である。
図7において、冷蔵室8の背面にコントロールパネルであるパネル部品2があり、パネル部品2にはランプ2cやサーミスタを用いた温度センサー2dが取り付けられている。ランプ2cのランプリード線2jや温度センサー2dの温度センサーリード線2kはパネル部品2の左下のコネクタ収納部であるリード線結線部収納部2bにおいて、冷蔵室8の背面穴であるリード線出口1aから出てくる本体のリード線1bと中継コネクタを用いたリード線結線部5でつなげられ、リード線結線部収納ボックス2pに収納されている。
【0037】
図8に示すように、リード線結線部収納部2bはミラーヒンジ部ともいう薄肉ヒンジ部2fを中心に折り曲げ可能となっている。リード線結線部収納部2b下辺には、係止部となる爪係止部2mと、遮蔽部材となる爪カバー2nが設けられている。パネル部品2が接する冷蔵室底面8aには室側爪である爪8eがあり、その奥には底面リブ8bがあり、係合部を構成している。
【0038】
以上のように構成することにより、パネル部品2を冷蔵室8に取り付けた後でも、リード線結線部収納部2bを薄肉ヒンジ部2fにより折り曲げて、リード線結線部5をリード線結線部収納ボックス2pに収め、リード線結線部収納部2bの下辺の爪係止部2mと爪8eが4mm程度掛かり固定することができる。
【0039】
また、リード線結線部収納部2bを固定後は、爪8eはリード線結線部収納部2bの下辺の爪カバー2nで覆われるため、爪8eを押し下げてリード線結線部収納部2bを外すことができない。
これにより、ネジやリベットを使用せずリード線結線部収納部2bを固定することができる。
【0040】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図面を参照して説明する。
図9〜12は実施の形態3を示す図で、図9はリード線結線部収納部の正面図、図10は図9のX−X断面を示し、爪部の詳細断面図、図11は図9のX−X断面を示し、寸法Aの隙間にマイナスドライバーを入れ爪を押し下げる状態を示す図、図12は爪の平面図である。
図に示すように、リード線結線部収納部2bの下辺の爪カバー2nは、人間の指が入らない寸法Aの隙間を設けているので、リード線結線部収納部2bを爪8eに固定した後でも、上記隙間からマイナスドライバー39のような工具を入れた時のみ爪8eを下に押し下げ、リード線結線部収納部下辺の爪係止部2mの掛かりを外し、リード線結線部収納部2bを開放することができる。
【0041】
爪8eの下には障害となる形状がなく、爪8eは図11のように折り曲げ軸8cを中心に下にさげることができる。また、爪8eの周りは図12に示すようにコの字スリット8dがあるため下にさげやすくなっている。
【0042】
これにより、電気用品取締法 別表第八 1共通事項(2)構造のへに記載されている「充電部には容易に取り外すことができる(ドライバー、スパナー等の工具を用いない)部分を取り外した状態で試験指が触れないこと」という内容に当てはまる。
【0043】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図面を参照して説明する。
図13,14は実施の形態4を示す図で、図13はリード線結線部収納部を示す正面図、図14はリード線結線部収納部の断面図である。
図13において、冷凍室20の背面にファングリル21があり、ファングリル21にはファンモータ22やサーミスタを用いた温度センサー23が取り付けられている。ファンモータ22のファンモータリード線22aや温度センサー23の温度センサーリード線23aはファングリル21の左上のリード線結線部収納ボックス27aで、冷凍室20の背面穴であるリード線出口24から出てくるリード線25と中継コネクタを用いたリード線結線部26でつなげられ、リード線結線部収納フタ部21aによって覆われている。
【0044】
図14に示すように、リード線結線部収納フタ部21aは薄肉ヒンジ部21bを中心に折り曲げ可能となっている。リード線結線部収納フタ部21a上辺には爪係止部21cと爪カバー21dが設けられている。ファングリル21が接する冷凍室上面27には爪27bがあり、その奥にはリード線結線部収納フタ部当て面27cがあり、その下にはリード線結線部収納ボックス27aが設けられている。
【0045】
以上のように構成することにより、ファングリル21を冷凍室20に取り付けた後も、リード線結線部収納フタ部21aを薄肉ヒンジ部21bにより折り曲げて、リード線結線部26をリード線結線部収納ボックス27aに収め、リード線結線部収納フタ部21aの上辺の爪係止部21cと爪27bが4mm程度の掛かりで固定することができる。
【0046】
また、リード線結線部収納フタ部21aを固定後は、爪27bはリード線結線部収納フタ部21aの上辺の爪カバー21dに覆われているため、爪27bを押し上げてリード線結線部収納フタ部21aを外すことができない。
これにより、ネジやリベットを使用せずリード線結線部収納部を固定することができる。
【0047】
【発明の効果】
この発明に係る冷蔵庫及びその製造方法は、薄肉ヒンジ部を介してリード線結線部収納部を回転させることにより、リード線結線部をリード線結線部収納部の箱形状部に収納する構成としたので、回転軌跡が必然的に決まり、さらに、従来のように別部品を取り出すという動作を省けることで、組立て作業性を改善することが出来る。
更に、別部品であったリード線結線部収納部をパネル部品と一体にすることにより、サービスマン等が作業中にリード線結線部収納部を取外した際に紛失するのを予防することが出来ると共に、部品点数および金型を減らすことも出来、安価な冷蔵庫を提供できる。
【0048】
この発明に係る冷蔵庫は、リード線結線部収納部にパネル部品に連結した一辺の近傍に繰り返し折り曲げ可能な薄肉ヒンジ部を設け、連結した一辺とは別の辺に設けられた係止部を、食品等を貯蔵する室に設けられた係合部と係合させ、人の指が入らない大きさの隙間を有する係止部を覆う遮蔽部材を備えたことにより、リベットやネジを使わずにリード線結線部収納部を容易に固定しつつ、工具なしでは外せないようにしてあるため、電気用品取締法を遵守することができる。また、リベットやネジを使わないことにより、リベットやネジの部品コストが不要であると共に、リベットやネジを固定する組立工数も不要となる。
【0049】
また、食品等を貯蔵する室に設けられた係合部を構成する室側爪の周囲にコの字スリットを設けたことにより、下にさげやすくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の冷蔵室へのパネル部品の概略組み付け斜視図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、パネル部品の部分斜視図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、図3は図2のZ−Z断面図である。
【図4】 実施の形態1を示す図で、リード線結線部収納部の前面部がパネル部品の前面部と同一面に成る様に回転させる直前の状態を示す図である。
【図5】 実施の形態1を示す図で、図3のY部拡大図である。
【図6】 実施の形態1を示す図で、パネル部品成形から冷蔵庫への組み付けまでのフローチャート図である。
【図7】 実施の形態2を示す図で、リード線結線部収納部を示す正面図である。
【図8】 実施の形態2を示す図で、リード線結線部収納部の断面図である。
【図9】 実施の形態3を示す図で、リード線結線部収納部の正面図である。
【図10】 実施の形態3を示す図で、図9のX−X断面を示し、爪部の詳細断面図である。
【図11】 実施の形態3を示す図で、図9のX−X断面を示し、寸法Aの隙間にマイナスドライバーを入れ爪を押し下げる状態を示す図である。
【図12】 実施の形態3を示す図で、爪の平面図である。
【図13】 実施の形態4を示す図で、リード線結線部収納部を示す正面図である。
【図14】 実施の形態4を示す図で、リード線結線部収納部の断面図である。
【図15】 従来の冷蔵庫における冷蔵室内のリード線結線部の収納方法を示す図で、パネル部品とリード線結線部収納ボックスとを示す斜視図である。
【図16】 従来の冷蔵庫における冷蔵室内のリード線結線部の収納方法を示す図で、リード線結線部をにリード線結線部収納ボックスを収納した状態を示す図である。
【図17】 他の従来の冷蔵庫における冷蔵室内の別体のリード線結線部収納部の収納方法を示す図で、リード線結線部収納部付近の斜視図である。
【図18】 他の従来の冷蔵庫における冷蔵室内の薄肉ヒンジ部を有するリード線結線部収納部の収納方法を示す図で、リード線結線部収納部付近の斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫、1a リード線出口、1b リード線、2 パネル部品、2a 冷気吹き出し口、2b リード線結線部収納部、2c ランプ、2d 温度センサー、2e 発泡スチロール、2f 薄肉ヒンジ部、2g 開放部分、2h 切り欠き部、2i 下辺フランジ部、2j ランプリード線、2k 温度センサーリード線、2p リード線結線部収納ボックス、2m 爪係止部、2n 爪カバー、5 リード線結線部、6 インスレーション、7 固定用リベット、8 冷蔵室、8a 冷蔵室底面、8b 底面リブ、8c 折り曲げ軸、8d コの字スリット、8e 爪、9 野菜室、10 仕切板、11 パネル組立、20 冷凍室、21 ファングリル、21a リード線結線部収納フタ部、21b 薄肉ヒンジ部、21c 爪係止部、21d 爪カバー、22 ファンモータ、22a ファンモータリード線、23 温度センサー、23a 温度センサーリード線、24 リード線出口、25 リード線、26 リード線結線部、27 冷凍室上面、27a リード線結線部収納ボックス、27b 爪、27c リード線結線部収納フタ部当て面、39 マイナスドライバー。

Claims (15)

  1. 仕切板で区画された冷蔵室等を有する冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵室内の奥壁を構成し、冷気を吹き出す冷気吹き出し口を有するパネル部品と、
    このパネル部品に設けられた電気部品のリード線を前記本体の電気回路に接続するためのリード線結線部と、
    前記パネル部品に一体に設けられ、上辺に薄肉ヒンジ部、左右辺に開放部分、下辺に該パネル部品端部による開放部分を有する前面部と、この前面部の背面に設けられ、下方が開放された箱形状部とで構成され、前記リード線結線部を前記箱形状部に収納するリード線結線部収納部と、
    を備え、前記薄肉ヒンジ部を介して前記リード線結線部収納部を回転させることにより、前記リード線結線部を前記リード線結線部収納部に収納する構成としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記リード線結線部収納部の前面部の下辺に下辺フランジ部を設け、この下辺フランジ部に前記リード線結線部収納部を前記仕切板に固定する為の切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記薄肉ヒンジ部の厚さを、0.5mm程度としたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 前記リード線結線部を前記リード線結線部収納部に収納した後に、前記箱形状部の開放された下面をインスレーションにて蓋をする構成としたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 請求項1記載の冷蔵庫の製造方法であって、
    パネル部品の一部にリード線結線部収納部を射出成形により一体成形し、
    前記パネル部品に電気部品と、冷蔵室内の断熱及び風路形成を目的とする発泡スチロールとをそれぞれ組み付けてパネル組立を構成し、
    前記パネル組立を前記冷蔵室に組み込み、
    前記パネル部品のリード線結線部収納部分を薄肉ヒンジ部を介して手前に回転させ、その状態で前記電気部品のリード線を結線し、リード線結線部を前記パネル部品の前記リード線結線部収納部に収納し、結線部への水滴の浸入を防ぐためのインスレーションにて蓋をし、
    前記リード線結線部収納部の前面部が前記パネル部品の前面部と同一面に成るように回転させて戻し、前記パネル部品のリード線結線部収納部の回転を抑制するために、前記パネル部品と前記パネル組立の下側に接する仕切板とを締結部材にて固定することを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
  6. 仕切板で区画された食品等を貯蔵する室を有する冷蔵庫本体と、
    前記食品等を貯蔵する室内の奥壁を構成し、冷気を吹き出す冷気吹き出し口を有するパネル部品と、
    このパネル部品に設けられた電気部品のリード線を前記本体のリード線に接続するためのリード線結線部と、
    前記パネル部品に一体に設けられ、一辺のみ前記パネル部品に連結し、該連結した一辺の近傍に設けられた繰り返し折り曲げ可能な薄肉ヒンジ部と、前記連結した一辺とは別の辺に設けられた係止部と、前記リード線結線部を収納するリード線結線部収納ボックスと、を有するリード線結線部収納部と、
    前記食品等を貯蔵する室に設けられ、前記リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部と、
    前記パネル部品に連結した一辺とは別の辺に設けられた係止部を覆い、人の指が入らない大きさの隙間を有する遮蔽部材と、
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 前記係止部の隙間にマイナスドライバー等の工具を入れることにより、前記リード線結線部収納部を外すことができることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 食品等を貯蔵する室を冷蔵室とし、前記リード線結線部収納部は上辺が前記パネル部品に連結し、前記リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部を前記冷蔵室床面に設けたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  9. 食品等を貯蔵する室を冷蔵室とし、前記リード線結線部はランプ又は温度センサー等の電気部品のリード線と本体のリード線を連結する構成としたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  10. 食品等を貯蔵する室を冷凍室とし、前記リード線結線部収納部は下辺が前記パネル部品に連結し、前記リード線結線部収納部の係止部と係合する係合部を前記冷凍室上面に設けたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  11. 食品等を貯蔵する室を冷凍室とし、前記リード線結線部はファンモータ又は温度センサー等の電気部品のリード線と本体のリード線を連結する構成としたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  12. 前記パネル部品の係止部を爪で、遮蔽部材を爪カバーで構成したことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  13. 前記食品等を貯蔵する室に設けられた係合部を、変位可能な室側爪と、固定された当接部とで構成したことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  14. 前記室側爪の下には障害となる形状がなく、該室側爪は折り曲げ軸を中心に変位できる構成としたことを特徴とする請求項13記載の冷蔵庫。
  15. 前記室側爪の周囲にコの字スリットを設けたことを特徴とする請求項13記載の冷蔵庫。
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