JP3741212B2 - 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および白黒伸張処理方法 - Google Patents

画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および白黒伸張処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号に対して白伸張および黒伸張の少なくとも一方を行う画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および白黒伸張処理方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
入力映像信号の最黒部分が所定レベルよりも浮いている場合、当該最黒部分が所定レベルになるように黒方向に伸張することが行われている。また、入力映像信号の最白部分が所定レベルよりも沈んでいる場合、当該最白部分が所定レベルになるように白方向に伸張することが行われている。
【0003】
従来は、この伸張の度合いは1画像(1フレーム)における最大輝度および最小輝度によって常に変化していた。
【0004】
しかし、例えば、映像等の動画像において、伸張の度合いを常に変化させる方式で画像処理を行った場合、画像全体がちらついてしまう場合があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、映像信号に対して白伸張および黒伸張の少なくとも一方(白黒伸張)を行う場合の画質を向上させること、特に、白黒伸張処理を行う場合の画像のちらつきを低減することのできる画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および白黒伸張処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムは、映像信号を処理する画像処理システムにおいて、
1フレーム中の画素の最大輝度および最小輝度に基づき、各画素の輝度値の伸張度を設定する倍率設定手段と、
前記伸張度に基づき、処理対象となる画素の輝度値が、所定のしきい値以上の場合には当該輝度値を黒側または白側に伸張し、所定のしきい値未満の場合には当該輝度値を白側または黒側に伸張する伸張手段と、
を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、映像信号を処理するコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
1フレーム中の画素の最大輝度および最小輝度に基づき、各画素の輝度値の伸張度を設定する倍率設定手段と、
前記伸張度に基づき、処理対象となる画素の輝度値が、所定のしきい値以上の場合には当該輝度値を黒側または白側に伸張し、所定のしきい値未満の場合には当該輝度値を白側または黒側に伸張する伸張手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る白黒伸張処理方法は、映像信号の輝度値に対して白黒伸張処理を行う白黒伸張処理方法において、
入力された映像信号の輝度値を演算し、
1フレームにおける当該輝度値の最大輝度値および最小輝度値を把握し、
把握された最大輝度値および最小輝度値に基づき、所定のしきい値を演算し、
当該しきい値以上の輝度値を黒側または白側に伸張し、当該しきい値未満の輝度値を白側または黒側に伸張することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、最大輝度値および最小輝度値に基づくしきい値を基準として伸張方向を決定することにより、白側と黒側のどちらの方向に伸張するかを決定する基準が明確となる。
【0011】
したがって、この基準を用いて白黒伸張を行うことにより、適切な白黒伸張がなされるため、画質を向上させることができる。
【0012】
なお、上記しきい値以上の場合に黒側に伸張するか白側に伸張するかは表示方式に応じて決定することが好ましい。
【0013】
また、前記画像処理システムは、1フレーム中の画素の最大輝度値および最小輝度値に基づき、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段を含み、
前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用してもよい。
【0014】
また、前記プログラムは、1フレーム中の画素の最大輝度値および最小輝度値に基づき、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段としてコンピュータを機能させ、
前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用してもよい。
【0015】
また、前記情報記憶媒体は、上記プログラムを記憶したものであってもよい。
【0016】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記制御手段は、連続する複数フレームの輝度値の変化を把握し、当該変化が所定値以上の場合、前記要求情報を前記倍率設定手段に伝達してもよい。
【0017】
また、前記白黒伸張処理方法において、伸張を行う場合に、連続する複数フレームの輝度値の変化が所定値以上の場合に新たな伸張率を用い、前記変化が所定値未満の場合に現状の伸張率を用いて前記輝度値の伸張を行ってもよい。
【0018】
これによれば、連続する複数のフレーム間の輝度値の変化が所定値以上の場合を検出することにより、映像における場面の切り替えを検出することができる。
【0019】
このような場面の切り替えの場合に限って新たな伸張率を適用して白黒伸張を行うことにより、画像のちらつきを抑え、画質を向上させることができる。
【0020】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記倍率設定手段は、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定してもよい。
【0021】
また、前記白黒伸張処理方法において、伸張を行う場合に、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定して前記輝度値の伸張を行ってもよい。
【0022】
これによれば、伸長の効果の少ない最大輝度や最小輝度に近い領域での伸長を抑え、中間階調をより伸張することにより、効果的に白黒伸張を行うことができる。
【0023】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、異なる2フレームのAPLの差異が所定値以上の場合に、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段を含み、
前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用してもよい。
【0024】
また、前記白黒伸張処理方法において、異なる2フレームのAPLの差異が所定値以上の場合に新たな伸張率を用い、当該差異が所定値未満の場合に現状の伸張率を用いて前記輝度値の伸張を行ってもよい。
【0025】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段を含み、
前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用してもよい。
【0026】
また、前記白黒伸張処理方法において、所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に新たな伸張率を用い、当該差異が所定値未満の場合に現状の伸張率を用いて前記輝度値の伸張を行ってもよい。
【0027】
これによれば、APL(Average Picture Level。画像の平均輝度レベル)を用いることにより、画像全体の輝度値の変化に応じて場面の切り替えを判断することができる。これにより、画像全体の輝度値の変化が大きい場合に新たな伸張度を適用して伸張処理を行うことができる。
【0028】
また、連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値の差異に基づくことにより、APLの変化による急激な輝度変動を抑制することができる。
【0029】
なお、上記異なる2フレームは、連続する2フレームであってもよいし、間に少なくとも1フレームを挟んだ2フレームであってもよい。
【0030】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記倍率設定手段は、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定してもよい。
【0031】
また、前記白黒伸張処理方法において、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定してもよい。
【0032】
これによれば、白や黒に近い領域での伸張処理によって白とびや黒つぶれが発生することを低減し、伸張効果の高い中間階調をより伸張することにより、より効果的に伸張処理を行うことができる。
【0033】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記伸張手段は、伸張前の輝度値と伸張後の輝度値との関係を示す輝度値変換特性直線において、輝度が伸張される範囲外では、低輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の下側の端点と、原点とを結ぶ直線となり、高輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の上側の端点と、最大点とを結ぶ直線となるように輝度値を伸張してもよい。
【0034】
また、前記白黒伸張処理方法において、伸張前の輝度値と伸張後の輝度値との関係を示す輝度値変換特性直線において、輝度が伸張される範囲外では、低輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の下側の端点と、原点とを結ぶ直線となり、高輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の上側の端点と、最大点とを結ぶ直線となるように輝度値を伸張してもよい。
【0035】
これによれば、輝度値の範囲を部分的に伸張した場合に現れる、伸張範囲外の輝度が圧縮される部分の輝度情報を可能な限り保つことができるため、適切に伸張することができる。
【0036】
また、前記画像処理システム、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記映像信号は、R信号と、G信号と、B信号とを含み、
前記倍率設定手段は、R信号の信号値と、G信号の信号値と、B信号の信号値とを加算した値を3で割った値を前記輝度値として適用してもよい。
【0037】
また、前記白黒伸張処理方法において、前記映像信号は、R信号と、G信号と、B信号とを含み、
前記輝度値は、R信号の信号値と、G信号の信号値と、B信号の信号値とを加算した値を3で割った値であってもよい。
【0038】
これによれば、各信号の信号値を均等に割った値を前記輝度値として取り扱うことにより、画像が緑っぽくなることを防止し、画質を向上させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、映像信号の一種であるRGB信号を入力し、白黒伸張処理を行う画像処理回路に適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0040】
(システム全体の説明)
以下、本発明を液晶プロジェクタの白黒伸張回路に適用した場合を例に採り、説明する。
【0041】
図1は、本実施の形態の一例に係るプロジェクタ4の概略説明図である。
【0042】
スクリーン1のほぼ正面に設けられたプロジェクタ4は、キャリブレーション画像やプレゼンテーション画像を投写する。
【0043】
プレゼンター3は、スクリーン1上の画像表示領域2の画像の所望の位置をレーザーポインタ5から投射したスポット光7で指し示しながら、第三者に対するプレゼンテーションを行う。
【0044】
このようなプレゼンテーション画像等を投写する場合、プロジェクタ4は、白黒伸張処理を行うことにより、メリハリの効いた画像を投写することができる。
【0045】
ここで、プロジェクタ4の画像処理システムの機能ブロックについて説明する。
【0046】
図2は、本実施形態の一例に係るプロジェクタ4内の画像処理システムの機能ブロック図である。
【0047】
プロジェクタ4内の画像処理システムは、A/D変換部810と、画像処理部800と、D/A変換部880と、画像投写部890とを含んで構成されている。
【0048】
なお、画像処理システムにおいてデジタル形式のRGB信号のみを用いる場合、A/D変換部810およびD/A変換部880は不要である。
【0049】
A/D変換部810は、PC(Personal Computer)等から入力される画像情報の一種であるアナログ形式のRGB信号を構成するR1信号、G1信号、B1信号を、デジタル形式のR2信号、G2信号、B2信号に変換する。
【0050】
また、画像処理部800は、所定の画像補正用データを用いて画像情報(R2信号、G2信号、B2信号)を補正して画像情報(R3信号、G3信号、B3信号)として出力する補正部820を含んで構成されている。
【0051】
また、補正部820は、白黒伸張処理を行う白黒伸張処理部822を含む。
【0052】
また、D/A変換部880は、補正部820で白黒伸張処理等が行われたR3信号、G3信号、B3信号をアナログ形式のR4信号、G4信号、B4信号に変換する。
【0053】
また、画像投写部890は、空間光変調器892と、D/A変換部880からのR4信号、G4信号、B4信号に基づき、空間光変調器892を駆動する駆動部894と、空間光変調器892に光を出力する光源896と、空間光変調器892で変調された光を投写するレンズ898とを含んで構成されている。
【0054】
画像投写部890は、R4信号、G4信号、B4信号に基づいて画像を投写する。
【0055】
このようにしてプロジェクタ4は、白黒伸張処理を行って画像を投写する。
【0056】
以下、白黒伸張処理部822に含まれる白黒伸張回路についての2つの実施例(第1および第2の実施例)について順に説明する。
【0057】
(第1の実施例の説明)
図3は、本実施形態の一例に係る白黒伸張回路の機能ブロック図である。
【0058】
本実施形態の白黒伸張回路は、RGBの各信号の輝度値に基づき、基準となる輝度値(以下、「基準輝度値」という。)を求める輝度演算部10と、求められた輝度値に基づき、RGBの各信号の輝度値の伸張倍率(伸張度)を設定する倍率設定手段として機能する最大輝度検出部42、最大輝度変換部46、最小輝度検出部44、最小輝度変換部48および倍率設定部50とを含んで構成されている。
【0059】
また、本実施形態の白黒伸張回路は、倍率設定部50を制御する制御部20と、倍率設定部50によって設定された伸張度に基づき、黒方向への伸張か白方向への伸張かを決定する輝度変換部32と、RGBの各信号の輝度値を伸張する伸張部30−1〜30−3とを含んで構成されている。なお、輝度変換部32と伸張部30−1〜30−3は伸張手段の一種である。
【0060】
輝度演算部10は、ドットクロック入力部6からのドットクロック信号に基づくタイミングで、R信号入力部3からのR信号の信号値、G信号入力部4からのG信号の信号値、B信号入力部5からのB信号の信号値を入力し、基準輝度値の演算を行う。
【0061】
図4は、本実施形態の一例に係る輝度演算部10の回路構成図である。
【0062】
輝度演算部10は、加算器110と、除算器120とを含んで構成されている。
【0063】
加算器110は、RGBの各信号の信号値の和を演算し、除算器120は、加算器110で求められた合計値を3で割って基準輝度値を出力する。
【0064】
一般的な方式では、基準輝度値は、0.30×R信号値+0.59×G信号値+0.11×B信号値として求められている。このように重み付けが異なるのは人間の目の感度が異なるからである。
【0065】
しかし、白黒伸張を行う場合、上記数式を用いて輝度を求めた場合、Gの輝度成分が高い部分がより顕著に伸張されてしまうことがある。
【0066】
そこで、本実施の形態では、基準輝度値を(R信号値+G信号値+B信号値)/3として求めている。
【0067】
最大輝度変換部46は、最大輝度検出部42で検出された最大輝度をどの程度伸張するか決定する。また、最小輝度変換部48は、最小輝度検出部44で検出された最小輝度をどの程度伸張するか決定する。
【0068】
本実施の形態では、最大輝度に近い輝度の階調および最小輝度に近い輝度の階調を、中間階調の輝度に比べて伸張しないようにしている。なぜなら輝度が0に近い領域、すなわち、黒に近い領域では最大輝度を伸張すると色がつぶれてしまうからである。同様に、輝度が255に近く白に近い領域でも最大輝度を伸張すると色がつぶれてしまうからである。
【0069】
また、このように、最大輝度や最小輝度に近い領域で伸張率を下げた場合でも、最大輝度や最小輝度に近い領域の画素の階調の変化は見分けにくいため、中間階調をより伸張させることにより、効果的に白黒伸張を行うことができる。
【0070】
このようにして輝度演算部10によって求められた基準輝度値は、最大輝度検出部42、最小輝度検出部44および制御部20に入力される。
【0071】
最大輝度検出部42は、輝度演算部10から送られる基準輝度値に基づき、1フレームごとに最大輝度値を検出する。同様に、最小輝度検出部44は、輝度演算部10から送られる基準輝度値に基づき、1フレームごとに最小輝度値を検出する。なお、最大輝度検出部42および最小輝度検出部44は、フレームの切り替わりのタイミングを、垂直同期信号入力部2からの垂直同期信号に基づいて判断する。
【0072】
また、制御部20は、所定の輝度値単位、すなわち、所定の階調ごとに分布する画素数を演算する。このように階調ごとに画素数の分布を示すものはヒストグラムと呼ばれる。
【0073】
また、制御部20は、フレーム間のヒストグラムの変化、すなわち、階調ごとの画素数の分布の変化を検出する。
【0074】
さらに、制御部20は、当該変化がしきい値を超える場合のみ白黒伸張の伸張度を更新するように倍率設定部50に伸張度更新用要求情報を出力する。
【0075】
ここで、制御部20の回路構成について説明する。
【0076】
図5は、本実施形態の一例に係る制御部20の回路構成図である。
【0077】
制御部20は、タイミング生成回路210と、カウンタ回路220と、バッファ230−1〜230−32と、バッファ240−1〜240−32と、差分回路250−1〜250−32と、OR回路260とを含んで構成されている。
【0078】
本実施形態では、32階調で処理するため、バッファ240−1〜240−32の32個のバッファが設けられている。
【0079】
カウンタ回路220は、輝度演算部10で演算された基準輝度値を示す輝度信号に基づき、当該画素がどの階調に属するかを判断し、判断した階調に対応するカウント値を増加させる。そして、カウンタ回路220は、1フレームに相当する輝度信号について処理を終えると、バッファ230−1〜230−32のそれぞれに、それぞれのカウント値を与えるとともに、カウンタ回路220内の32個のカウント値の全てをゼロに初期化する。
【0080】
バッファ230−1〜230−32は、受け取ったそれぞれのカウント値をバッファ240−1〜240−32のそれぞれに転送するとともに、差分回路250−1〜250−32のそれぞれに転送する。
【0081】
バッファ240−1〜240−32は、受け取ったそれぞれのカウンタ値を1フレーム期間の間だけ保持し、その後、差分回路250−1〜250−32のそれぞれに転送する。
【0082】
差分回路250−1〜250−32は、バッファ240−1〜240−32から転送されるn番目のフレームの画素数と、バッファ240−1〜240−32から転送されるn+1番目のフレームの画素数との差分を演算する。これにより、フレーム間の同一階調における画素数の差の絶対値が求められる。
【0083】
また、差分回路250−1〜250−32は、上述したしきい値を超える差を検出した場合、OR回路260にHIGH信号を出力し、そうでない場合はLOW信号を出力する。
【0084】
OR回路260は、差分回路250−1〜250−32から送られる32個の信号のうち1つでもHIGH信号があれば、伸張度更新用要求情報を示す倍率変更要求信号として、HIGH信号を出力し、そうでない場合はLOW信号を出力する。
【0085】
本実施の形態では、複数フレーム間の同一階調の画素数の差の絶対値がしきい値を超える場合を場面の切替タイミングと見なし、場面の切替タイミングの場合にのみ伸張部30での伸張度を切り替えるように画像処理を行う。
【0086】
図6は、本実施形態の一例に係る場面の切替タイミングを示す模式図である。
【0087】
図6に示すように、所定の画素数をしきい値として、しきい値を超えるフレームを場面の切替タイミングとして検出している。
【0088】
さらに、本実施の形態では、このようにして検出された場面の切り替わりを検出して切替タイミングの場合にのみ、白黒伸張処理を行っている。
【0089】
このように、場面が切り替わる場合のみ白黒伸張処理を行うことにより、画像全体がちらつくことを防止できる。
【0090】
最大輝度変換部46で変換された最大輝度値を示す伸張後最大輝度信号、変換前の最大輝度値を示す伸張前最大輝度信号、最小輝度変換部48で変換された最小輝度値を示す伸張後最小輝度信号、変換前の最小輝度値を示す伸張前最小輝度信号および制御部20からの倍率変更要求信号は、倍率設定部50に入力される。
【0091】
次に、倍率設定部50の回路構成について説明する。
【0092】
図7は、本実施形態の一例に係る倍率設定部50の回路構成図である。
【0093】
倍率設定部50は、伸張中間輝度演算部520と、白方向伸張倍率演算部530と、黒方向伸張倍率演算部532と、4つの加算器510〜516と、3つのラッチ部560〜564とを含んで構成されている。
【0094】
また、倍率設定部50は、最大輝度変換部46から伸張前最大輝度信号と伸張後最大輝度信号を入力し、最小輝度変換部48から伸張前最小輝度信号と伸張後最小輝度信号を入力し、制御部20から倍率変更要求信号を入力する。
【0095】
伸張中間輝度演算部520は、伸張後最大輝度信号と伸張後最小輝度信号を入力し、加算器510とラッチ部564に伸張中間輝度を示す情報を出力する。
【0096】
ここで、伸張中間輝度について説明する。
【0097】
図8は、本実施形態の一例に係る最大輝度値Lmaxの変換と最小輝度値Lminの変換とを示す模式図である。
【0098】
本実施の形態では、8ビット256階調での画像処理を行う場合を想定する。
【0099】
最大輝度変換部46および最小輝度変換部48は、1画像(1フレーム)における各画素の白黒伸張前の最大輝度値Lmax、白黒伸張前の最小輝度値Lminを黒側または白側に伸張する。図8に示すように、伸張後の最大輝度値Lmax’は伸張前の最大輝度値Lmaxよりも値が大きく、伸張後の最小輝度値Lmin’は伸張前の最小輝度値Lminよりも値が小さい。
【0100】
図14は、図3に示す最大輝度変換部46の変換特性を示すグラフである。横軸は入力される最大輝度値Lmaxであり、縦軸は出力される最大輝度値Lmax’である。この曲線は、入力が増加すると出力も増加し、両者の値が0〜255の間で変化するように設定されている。ただし、この曲線は、傾き(変化率)が所定の輝度値で変わるように、変曲点を持つ。ここでは、この曲線は、変曲点(WLth,WLout)と変曲点(WHth,WHout)とを持つように設定されている。
【0101】
この曲線において、(0,0)と(WLth,WLout)との間の傾きと、(WHth,WHout)と(255,255)との間の傾きとでは、(0,0)と(WLth,WLout)との間の方が傾きが大きい。
【0102】
図15は、図3に示す最小輝度変換部48の変換特性を示すグラフである。横軸は入力される最小輝度値Lminであり、縦軸は出力される最小輝度値Lmin’である。この曲線は、入力が増加すると出力も増加し、両者の値が0〜255の間で変化するように設定されている。この点は、最大輝度変換曲線の場合と同様である。この曲線は、変曲点(BLth,BLout)と変曲点(BHth,BHout)とを持つ。この曲線において、(0,0)と(BLth,BLout)との間の傾きと、(BHth,BHout)と(255,255)との間の傾きとでは、(0,0)と(BLth,BLout)との間の方が傾きが小さい。
【0103】
このように、白側または黒側への伸張を行うことにより、コントラストを向上させ、画質を向上させることができる。
【0104】
本実施の形態では、白側か黒側に伸張する基準となるしきい値である伸張中間輝度を示す値Lmidを(Lmax’+Lmin’)/4としている。そして、Lmidよりも大きな輝度を有する画素の輝度値は白側に伸張し、Lmid以下の輝度値は黒側に伸張する。
【0105】
また、伸張する度合いは、白側の伸張倍率Kwは、(Lmax’−Lmid)/(Lmax−Lmid)とし、黒側の伸張倍率Kbは、(Lmid−Lmin’)/(Lmid−Lmin)としている。
【0106】
図7に示す加算器510は、伸張前最大輝度値(Lmax)から伸張中間輝度値(Lmid)を引いた値を求め、当該値(Lmax−Lmid)を白方向伸張倍率演算部530に出力する。
【0107】
また、加算器512は、伸張後最大輝度値(Lmax’)から伸張中間輝度値(Lmid)を引いた値を求め、当該値(Lmax’−Lmid)を白方向伸張倍率演算部530に出力する。
【0108】
また、加算器514は、伸張中間輝度値(Lmid)から伸張前最小輝度値(Lmin)を引いた値を求め、当該値(Lmid−Lmin)を黒方向伸張倍率演算部532に出力する。
【0109】
また、加算器516は、伸張中間輝度値(Lmid)から伸張後最小輝度値(Lmin’)を引いた値を求め、当該値(Lmid−Lmin’)を黒方向伸張倍率演算部532に出力する。
【0110】
白方向伸張倍率演算部530は、白方向伸張倍率Kw=(Lmax’−Lmid)/(Lmax−Lmid)を求める。また、黒方向伸張倍率演算部532は、黒方向伸張倍率Kb=(Lmid−Lmin’)/(Lmid−Lmin)を求める。
【0111】
ラッチ部560は、白方向伸張倍率Kwを示す情報を一時的に保持するとともに、当該情報を輝度変換部32に出力する。同様に、ラッチ部562は、黒方向伸張倍率Kbを示す情報を一時的に保持するとともに、当該情報を輝度変換部32に出力する。
【0112】
また、ラッチ部560〜564は、制御部20からの倍率変更要求信号に基づき、変更要求があった場合のみそれぞれが保持する情報を更新する。
【0113】
ラッチ部560は、白方向伸張倍率情報を、ラッチ部562は、黒方向伸張倍率情報を、ラッチ部564は、伸張中間輝度情報を、それぞれ伸張部30−1〜30−3に出力する。
【0114】
次に、輝度変換部32について説明する。
【0115】
図9は、本実施形態の一例に係る輝度変換部32の回路構成図である。
【0116】
白方向の伸張倍率を保持するラッチ部360、黒方向の伸張倍率を保持するラッチ部362と、セレクタ回路320と、比較器340と、加算器310〜316と、セレクタ回路322、324と、乗算器330とを含んで構成されている。
【0117】
比較器340は、伸張中間輝度情報(Lmid)と、輝度信号(L)とを比較する。比較器340は、LmidがL以上である場合にはHIGHを出力し、そうでない場合にはLOWを出力する。
【0118】
ラッチ部360は、倍率変更要求信号がHIGHである場合には、新たな白方向伸張倍率情報を入力し、そうでない場合には元の白方向伸張倍率情報を保持する。
【0119】
また、ラッチ部362は、倍率変更要求信号がHIGHである場合には、新たな黒方向伸張倍率情報を入力し、そうでない場合には元の黒方向伸張倍率情報を保持する。
【0120】
セレクタ回路320は、比較器340からの信号がHIGHの場合にはラッチ部360で保持されている白方向伸張倍率情報を取得し、LOWの場合にはラッチ部362で保持されている黒方向伸張倍率情報を取得する。
【0121】
加算器310は、Lmid−Lを演算する。また、加算器320は、L−Lmidを演算する。
【0122】
セレクタ回路322は、比較器340からの出力がHIGHである場合には加算器312からのL−Lmidの値を出力し、そうでない場合には加算器310からのLmid−Lの値を出力する。
【0123】
乗算器330は、セレクタ回路320からの出力値と、セレクタ回路322からの出力値とを掛け合わせる。
【0124】
加算器314は、Lmidから乗算器330からの出力値を引いた値を出力する。また、加算器316は、乗算器330からの出力値と、Lmidとを足した値を出力する。
【0125】
セレクタ回路324は、比較器340からの出力がHIGHである場合には加算器316からのLmid+乗算器330の出力値を出力し、そうでない場合には加算器314からのLmid−乗算器330の出力値を出力する。
【0126】
以上のようにして、輝度変換部32は、L>=Lmidの場合には、Kw(L−Lmid)+Lmidを出力し、L<Lmidの場合には、Lmid−Kb(Lmid−L)を出力する。以下、説明の便宜のため、輝度変換部32が出力するこれらの値をLOUTと表記する。
【0127】
そして、輝度変換部32は、LOUTを図3に示す伸張部30−1、30−2および30−3へ向け出力する。
【0128】
図3における伸張部30−1、30−2および30−3の構成および機能は同じであるので、以下では、R信号を処理する伸張部30−1についてのみ説明する。伸張部30−1は、入力されたR信号値と、輝度信号値L(輝度演算部10が出力する信号値)と、伸張処理後の輝度信号値LOUTとに基づいて信号値ROUTを出力する。
【0129】
具体的には、伸張部30−1は、除算器および乗算器を含んで構成されている。これらのうち除算器は、輝度信号値Lに対する輝度値LOUTの比、つまり、LOUT/Lを算出する。一方、乗算器は、この比とR信号との積、つまり(LOUT/L)・Rを算出し出力する。この(LOUT/L)・Rが信号値ROUTである。
【0130】
同様に、伸張部30−2および30−3は、それぞれ信号値GOUTおよび信号値BOUTを出力する。なお、信号値ROUT、信号値GOUTおよび信号値BOUTによる輝度値は、次式で表されるように、輝度変換部32で算出された輝度値LOUTである。
【0131】
(ROUT+GOUT+BOUT)/3=(LOUT/L)(R+G+B)/3=LOUT
以上のように、本実施形態によれば、最大輝度値および最小輝度値に基づくしきい値を基準として伸張方向を決定することにより、白側と黒側のどちらの方向に伸張するかを決定する基準が明確となる。
【0132】
したがって、この基準を用いて白黒伸張を行うことにより、適切な白黒伸張がなされるため、画質を向上させることができる。
【0133】
また、連続する複数フレームの輝度値の変化、換言すれば、連続する複数フレームの同一階調に属する画素数の変化が所定値以上の場合に新たな伸張率を用い、前記変化が所定値未満の場合に現状の伸張率を用いて前記輝度値の伸張を行うことにより、映像における場面の切り替えを検出することができる。
【0134】
このような場面の切り替えの場合に限って新たな伸張率を適用して白黒伸張を行うことにより、画像のちらつきを抑え、画質を向上させることができる。
【0135】
また、本実施形態では、輝度を伸張する際に、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定して輝度値の伸張を行っている。
【0136】
これにより、伸張の効果の少ない最大輝度値や最小輝度値に近い領域での伸張を抑え、中間階調をより伸張することにより、効果的に白黒伸張を行うことができる。
【0137】
これは、黒に近い領域で最大輝度を引き延ばしたり、白に近い領域で最小輝度を引き延ばすと色がつぶれてしまうからである。
【0138】
さらに、本実施形態では、輝度演算部10、RGBの各信号の信号値を均等に割った値を輝度値として求めている。
【0139】
すなわち、一般的な輝度演算では、G信号の信号値の倍率がR信号、B信号に比べて大きいため、G信号の輝度成分がより顕著に伸張されてしまうことがあった。
【0140】
本実施形態のように、各信号値を均等に割った値を輝度値として適用することにより、G信号の輝度成分がより顕著に伸張されてしまうことを防止し、画質を向上させることができる。
【0141】
また、以上のようにして求められた伸張倍率を、R信号、G信号およびB信号の各信号値と均等に掛け合わせることにより、色バランスの崩れがなく、画質を向上させることができる。
【0142】
(第2の実施例の説明)
第2の実施例では、所定フレーム(例えば、フレームn)に連続する複数フレーム(例えば、フレームn、フレームn−1)の1フレーム当たりのAPL(A verage Picture Level。画像の平均輝度レベル)の平均値と、当該所定フレームと1フレーム分ずれた(必ずしも1フレームの差でなくてもよく、複数フレーム離れていてもよい。)フレーム(例えば、フレームn+1)に連続する複数フレーム(例えば、フレームn+1、フレームn)の1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に、新たな伸張倍率を適用して白黒伸張処理を行う。なお、上記のnは整数であり、フレームの順番を示す。
【0143】
このような機能を実現するため、第2の実施例では、全体構成は図3と同様であるが、制御部20、倍率設定部50、輝度変換部32の構成が第1の実施例とは異なる。
【0144】
まず、制御部20の機能ブロックについて説明する。
【0145】
図10は、本実施形態の他の一例に係る制御部20の機能ブロック図である。
【0146】
制御部20は、APL導出部310と、LPF(ローパスフィルタ)320と、バッファ330と、差分演算部340と、判定部350とを含んで構成されている。
【0147】
APL導出部310は、垂直同期信号に同期して動作し、輝度演算部10からの輝度信号に基づいてAPLを導出する。
【0148】
また、LPF320は、APL導出部310からのAPLに基づき、複数フレーム(例えば、5フレーム等)分の1フレーム当たりのAPLの平均値を演算する。
【0149】
また、バッファ330は、LPF320の出力を保持する。
【0150】
また、差分演算部340は、LPF320の出力と、バッファ330に保持された1フレーム前のLPF320の出力との差分を演算する。すなわち、差分演算部340は、第n番目のフレームと当該フレームより前の複数フレームとにわたって算出した1フレーム当たりのAPLの平均値と、第n−1番目のフレームと当該フレームより前の複数フレームとにわたって算出した1フレーム当たりのAPLの平均値との差異を示す差分値を出力する。
【0151】
また、判定部350は、差分演算部340からの差分値が所定値(例えば20〜50程度)以上の場合に伸張度を更新するための要求情報である倍率変更要求信号を倍率設定部50に出力し、所定値未満の場合には倍率変更要求信号を出力しない。
【0152】
次に、倍率設定部50の機能ブロックについて説明する。
【0153】
図11は、本実施形態の他の一例に係る倍率設定部50の機能ブロック図である。
【0154】
倍率設定部50は、伸張前最大輝度値Lmax、伸張後最大輝度値Lmax’、伸張中間輝度値Lmid、伸張前最小輝度値Lmin、伸張後最小輝度値Lmin’、倍率変更要求信号を入力し、伸張倍率等を出力する機能を有する。
【0155】
また、倍率設定部50は、白方向伸張倍率演算部630、631と、黒方向伸張倍率演算部632、633と、8つのラッチ部640〜647とを含んで構成されている。
【0156】
本実施の形態では、伸張中間輝度値Lmidとして、制御部20からの複数フレーム分のAPLの1フレーム当たりの平均値を適用する。そして、Lmidよりも大きな輝度値を有する画素の輝度値を白側に伸張し、Lmid以下の輝度値を有する画素の輝度値を黒側に伸張する。
【0157】
また、本実施の形態では、伸張する度合いを、輝度値が、(1)0以上Lmin未満の場合、(2)Lmin以上Lmid未満の場合、(3)Lmid以上Lmax未満の場合、(4)Lmax以上255以下の場合、のそれぞれによって異なるように設定している。なお、輝度値は8ビット256階調を想定している。
【0158】
また、黒方向伸張倍率演算部633は、黒方向伸張倍率Kb1=Lmin’/Lminを演算してKb1をラッチ部643に出力し、黒方向伸張倍率演算部632は、黒方向伸張倍率Kb2=(Lmid−Lmin’)/(Lmid−Lmin)を演算してKb2をラッチ部642に出力し、白方向伸張倍率演算部631は、白方向伸張倍率Kw1=(Lmax’−Lmid)/(Lmax−Lmid)を演算してKw1をラッチ部641に出力し、また、白方向伸張倍率演算部630は、白方向伸張倍率Kw2=(255−Lmax’)/(255−Lmax)を演算してKw2をラッチ部640に出力する。
【0159】
なお、伸張部30は、上記(1)の場合にはKb1を、上記(2)の場合にはKb2を、上記(3)の場合にはKw1を、上記(4)の場合にはKw2を、伸張倍率としてそれぞれ適用する。
【0160】
また、ラッチ部644は伸張前最大輝度値Lmaxを保持し、ラッチ部645は伸張後最大輝度値Lmax’を保持し、ラッチ部646は伸張中間輝度値Lmidを保持し、ラッチ部647は伸張前最小輝度値Lminを保持する。
【0161】
また、ラッチ部640〜647は、制御部20から倍率変更要求信号を受信した場合のみそれぞれが保持する値を更新する。すなわち、画像の切り替わり等の場合のみ伸張倍率と白側か黒側に伸張する基準であるしきい値を変更する。これにより、白黒伸張による画像のちらつきを低減することができる。
【0162】
このようにして倍率設定部50は、伸張倍率等を輝度変換部32に出力する。
【0163】
次に、輝度変換部32の回路構成図について説明する。
【0164】
図12は、本実施形態の他の一例に係る輝度変換部32の回路構成図である。
【0165】
輝度変換部32は、白方向伸張倍率Kw1、Kw2、黒方向伸張倍率Kb1、Kb2に基づいて入力輝度値(輝度信号)Lを伸張する。
【0166】
輝度変換部32は、3つのセレクタ回路710〜712と、2つの加算器713、715と、乗算器714とを含んで構成されている。
【0167】
セレクタ回路710は、入力輝度値Lが0以上伸張前最小輝度値Lmin未満の場合、0を出力し、入力輝度値Lが伸張前最小輝度値Lmin以上伸張中間輝度値Lmid未満の場合、Lmidを出力し、入力輝度値Lが伸張中間輝度値Lmid以上255以下の場合、Lmaxを出力する。
【0168】
また、セレクタ回路711は、入力輝度値Lが0以上伸張前最小輝度値Lmin未満の場合、Kb1を出力し、入力輝度値Lが伸張前最小輝度値Lmin以上伸張中間輝度値Lmid未満の場合、Kb2を出力し、入力輝度値Lが伸張中間輝度値Lmid以上伸張前最大輝度値Lmax未満の場合、Kw1を出力し、入力輝度値Lが伸張前最大輝度値Lmax以上255以下の場合、Kw2を出力する。
【0169】
また、セレクタ回路712は、入力輝度値Lが0以上伸張前最小輝度値Lmin未満の場合、0を出力し、入力輝度値Lが伸張前最小輝度値Lmin以上伸張前最大輝度値Lmax以下の場合、Lmidを出力し、入力輝度値Lが伸張前最大輝度値Lmaxより大きく255以下の場合、Lmax’を出力する。
【0170】
また、加算器713は、入力輝度値Lからセレクタ回路からの出力値を減算した値を出力する。また、乗算器714は、加算器713からの出力値と、セレクタ回路711からの伸張倍率を示す値とを乗算した値を出力する。さらに、加算器715は、乗算器714からの出力値とセレクタ回路712からの出力値とを加算した値を出力輝度値(輝度信号)L’として出力する。
【0171】
この結果、加算器715は、上述した(1)〜(4)のように、入力輝度値Lが、0以上Lmin未満の場合、Kb1*Lを出力し、Lmin以上Lmid未満の場合、Kb2*(L−Lmid)+Lmidを出力し、Lmid以上Lmax未満の場合、Kw1*(L−Lmid)+Lmidを出力し、Lmax以上255以下の場合、Kw2*(L−Lmax)+Lmax’を出力する。
【0172】
図13は、輝度値変換特性直線を示す模式図であり、図13(A)は、第1の実施例の輝度値変換特性直線を示す模式図であり、図13(B)は、第2の実施例の輝度値変換特性直線を示す模式図である。なお、輝度値変換特性直線は、伸張前の輝度値と伸張後の輝度値との関係を示す。
【0173】
例えば、第1の実施例の手法では、輝度値の最小である0および最大である255を考慮していない。また、伸張倍率は、倍率変更要求があるまで変わらない。また、図13(A)に示すように、第1の実施例による輝度値変換特性直線は、原点(0,0)および最大値の座標(255,255)の値をとり得ない。
【0174】
このため、伸張倍率の演算に用いられたフレーム以外のフレームにおいて、伸張前最小輝度値より小さな輝度値または伸張前最大輝度値より大きな輝度値が入力された場合、図13(A)に示すように白側または黒側で飽和する画素が生じる可能性がある。
【0175】
これに対して第2の実施例では、輝度値の最小である0および最大である255を考慮して上述した(1)〜(4)のそれぞれの場合に応じた輝度値の伸張処理を行っているため、図13(B)に示すように、第2の実施例による輝度値変換特性直線は、原点(0,0)および最大値の座標(255,255)の値をとり得る。
【0176】
したがって、第2の実施例では、伸張倍率の演算に用いられたフレーム以外のフレームにおいて、伸張前最小輝度値より小さな輝度値または伸張前最大輝度値より大きな輝度値が入力された場合であっても、図13(B)に示すように白側または黒側で飽和する画素は生じない。
【0177】
以上のように、本実施の形態によれば、APLを用いて場面の切り替わりを検出し、場面が切り替わる場合のみ白黒伸張処理の伸張度としきい値を更新している。これにより、白黒伸張処理によって画像全体がちらつくことを低減することができる。
【0178】
また、本実施の形態によれば、連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値の差異に基づくことにより、APLの変化による急激な輝度変動を抑制することができる。
【0179】
また、本実施の形態によれば、図13(B)に示すように、輝度値変換特性直線が原点(0,0)と最大値の座標(255,255)を通過するように伸張処理を行うことにより、輝度値が白側または黒側に飽和することを防止することができる。
【0180】
(変形例)
以上、本発明を適用した好適な実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は上述した実施例に限定されない。
【0181】
例えば、上述した各回路を複数の装置に分散して白黒伸張処理を行ってもよい。また、回路のようにハードウェア的に実現するのではなく、プログラムを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
【0182】
さらに、図2に示すように、輝度演算部10等の機能をコンピュータに実現させるプログラムを記憶した情報記憶媒体900からプログラムを読み取って上述した機能をコンピュータに実現させてもよい。
【0183】
このような情報記憶媒体900としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
【0184】
また、情報記憶媒体900に代えて、上述した各機能を実現するためのプログラム等を伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能を実現することも可能である。
【0185】
また、上述した図3では、輝度変換部32と、伸張部30−1〜30−3を分離して記載しているが、伸張部30−1〜30−3のそれぞれに輝度変換部32の機能を備えてもよい。
【0186】
また、上述した第2の実施例では、複数フレームのAPLの1フレーム当たりの平均値を用いたが、単独のフレームのAPL同士の差異に基づいて上述した白黒伸張処理を行ってもよい。
【0187】
また、上述した実施例では、基準輝度値として、RGBの各信号の信号値の和を3で割った値を用いたが、一般的な0.30×R信号値と、0.59×G信号値と、0.11×B信号値との加算値を用いたり、これらの係数値を変形した値を用いてもよい。
【0188】
また、上述した白黒伸張処理を実行する画像処理システムは、プロジェクタ4のような液晶プロジェクタに限定されず、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、EL(Electro Luminescence)、直視型液晶表示装置等の種々の表示装置に実装してもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例に係るプロジェクタの概略説明図である。
【図2】本実施形態の一例に係るプロジェクタ内の画像処理システムの機能ブロック図である。
【図3】本実施形態の一例に係る白黒伸張回路の機能ブロック図である。
【図4】本実施形態の一例に係る輝度演算部の回路構成図である。
【図5】本実施形態の一例に係る制御部の回路構成図である。
【図6】本実施形態の一例に係る場面の切替タイミングを示す模式図である。
【図7】本実施形態の一例に係る倍率設定部の回路構成図である。
【図8】本実施形態の一例に係る最大輝度値Lmaxの変換と最小輝度値Lminの変換とを示す模式図である。
【図9】本実施形態の一例に係る輝度変換部の回路構成図である。
【図10】本実施形態の他の一例に係る制御部の機能ブロック図である。
【図11】本実施形態の他の一例に係る倍率設定部の機能ブロック図である。
【図12】本実施形態の他の一例に係る輝度変換部の回路構成図である。
【図13】輝度値変換特性直線を示す模式図であり、図13(A)は、第1の実施例の輝度値変換特性直線を示す模式図であり、図13(B)は、第2の実施例の輝度値変換特性直線を示す模式図である。
【図14】図3に示す最大輝度変換部の変換特性を示すグラフである。
【図15】図3に示す最小輝度変換部の変換特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 輝度演算部
20 制御部
30 伸張部(伸張手段)
32 輝度変換部(伸張手段)
42 最大輝度検出部
44 最小輝度検出部
46 最大輝度変換部
48 最小輝度変換部
50 倍率設定部
310 APL導出部
340 差分演算部
350 判定部
530、630、631 白方向伸張倍率演算部
532、632、633 黒方向伸張倍率演算部
900 情報記憶媒体

Claims (8)

  1. 映像信号を処理する画像処理システムにおいて、
    1フレーム中の画素の最大輝度および最小輝度に基づき、各画素の輝度値の伸張度を設定する倍率設定手段と、
    前記伸張度に基づき、処理対象となる画素の輝度値が、所定のしきい値以上の場合には当該輝度値を黒側または白側に伸張し、所定のしきい値未満の場合には当該輝度値を、所定のしきい値以上の場合に伸張する方向の逆方向に伸張する伸張手段と、
    所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段と、
    を含み、
    前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記倍率設定手段は、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記伸張手段は、伸張前の輝度値と伸張後の輝度値との関係を示す輝度値変換特性直線において、輝度が伸張される範囲外では、低輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の下側の端点と、原点とを結ぶ直線となり、高輝度側は、伸張される部分の変換特性を表す直線の上側の端点と、最大点とを結ぶ直線となるように輝度値を伸張することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記映像信号は、R信号と、G信号と、B信号とを含み、
    前記倍率設定手段は、R信号の信号値と、G信号の信号値と、B信号の信号値とを加算した値を3で割った値を前記輝度値として適用することを特徴とする画像処理システム。
  5. 映像信号を処理するプロジェクタにおいて、
    1フレーム中の画素の最大輝度および最小輝度に基づき、各画素の輝度値の伸張度を設定する倍率設定手段と、
    前記伸張度に基づき、処理対象となる画素の輝度値が、所定のしきい値以上の場合には当該輝度値を黒側または白側に伸張し、所定のしきい値未満の場合には当該輝度値を、所定のしきい値以上の場合に伸張する方向の逆方向に伸張する伸張手段と、
    所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段と、
    を含み、
    前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用することを特徴とするプロジェクタ。
  6. 映像信号を処理するコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    1フレーム中の画素の最大輝度および最小輝度に基づき、各画素の輝度値の伸張度を設定する倍率設定手段と、
    前記伸張度に基づき、処理対象となる画素の輝度値が、所定のしきい値以上の場合には当該輝度値を黒側または白側に伸張し、所定のしきい値未満の場合には当該輝度値を、所定のしきい値以上の場合に伸張する方向の逆方向に伸張する伸張手段と、
    所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に、前記倍率設定手段に前記伸張度を更新させるための要求情報を生成する制御手段としてコンピュータを機能させ、
    前記倍率設定手段は、前記要求情報を受信した場合には、新たな伸張度を適用し、前記要求情報を受信しなかった場合には、元の伸張度を適用することを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項6に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  8. 映像信号の輝度値に対して白黒伸張処理を行う白黒伸張処理方法において、
    入力された映像信号の輝度値を演算し、
    1フレームにおける当該輝度値の最大輝度値および最小輝度値を把握し、
    把握された最大輝度値および最小輝度値に基づき、所定のしきい値を演算し、
    当該しきい値以上の輝度値を黒側または白側に伸張し、当該しきい値未満の輝度値を、所定のしきい値以上の場合に伸張する方向の逆方向に伸張する白黒伸張処理方法であって、
    所定フレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値と、当該所定フレームとは異なるフレームに連続する複数フレームの1フレーム当たりのAPLの平均値との差異が所定値以上の場合に新たな伸張率を用い、当該差異が所定値未満の場合に現状の伸張率を用いて前記輝度値の伸張を行うことを特徴とする白黒伸張処理方法。
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