JP3740340B2 - 信号伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号を送信する出力ジャックまたは受信する入力ジャックを持ち、プラグとジャックの接続状況に応じて不必要な消費電力を削減したり、プラグとジャックの接続状況と内部回路の動作状況の不整合を検出してユーザーに報知するようにした信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のマルチメディア化により、ディジタル機器の需要が伸びている。機器のディジタル化により、映像、音声、文字などあらゆる情報が垣根なく扱えるようになり、従来はまったく別のカテゴリであった機器どうしが通信によって情報をやりとりし、何時でも、また何処にいても所望する情報が得られる環境が整いつつある。
【0003】
その一方で、限られた資源の有効活用を図り、また、安心して生活できる美しい環境を作るために、エネルギー消費量を減らすことも求められている。
【0004】
ディジタル機器はアナログ機器に比べて非常に複雑な処理ができる反面、消費電力が大きくなるという課題がある。とりわけ、マルチメディア化によるディジタル伝送では動作周波数が非常に高く、消費電力の小さいCMOS回路で構成することが難しい部分もある。
【0005】
この課題を解決する手段として、大きく分けて2つの方法がある。第1の方法は、回路の合理化を図って全体の消費電力を削減するものである。第2の方法は、装置の動作モードにより、そのモードで動作させる必要のない回路の電源を遮断し、消費電力を削減するものである。
【0006】
第1の方法の具体例としては、使用している集積回路のプロセスルールを細かくしたり、複数の集積回路を1つにまとめて消費電力の大きい入出力回路を減らす手法などがとられる。しかし、これを実施するためには多大な費用と時間が必要になるのが一般的である。
【0007】
第2の方法の具体例としては、使用していない回路の電源を遮断して、不必要な電力を消費しないようにする方法がある。たとえば、テレビやVTRなどでは待機モード時にリモコンからの信号を受信する部分だけに通電し、残りの回路はすべて電源を遮断することなどがあげられる。この方法は、第1の方法とは異なり、比較的簡単にかつ安価に実現することができ、また効果も大きいことから、さまざまな機器で採用されている方法である。
【0008】
また、この第2の方法は通信においても重要な方法である。マルチメディア化の進んでいる昨今、さまざまな機器が何らかの通信手段を備えているが、通常の使用状態では他の機器と接続して使うことがまれな機器がある。たとえば、カメラ一体型VTRの場合、コンピュータにシリアル・インタフェースの規格であるIEEE1394用ケーブルなどを接続して画像を伝送することがあるが、通常はカメラ一体型VTRを単体で使用するといったことが例としてあげられる。
【0009】
このような機器の場合、データ伝送は行わない通常の使用状態においては、通信のための回路の電源を切ることが消費電力削減に有効な手段となる。しかしながら、操作部を設けて人間がマニュアルで操作するとなると、誤操作や電源の切り忘れを生じる。また、バッテリーを使用している機器においては、通信用回路の電源の切り忘れは、稼動できる時間が短くなるため、使いたいときに使えないという不具合が発生する可能性も増える。
【0010】
上記の課題を解決するために、その機器に他の機器が接続されているかどうかを自動的に検出して、通信用回路の電源を制御する技術が従来よりいくつか提案されている。
【0011】
第1の従来技術として、特開平7−57819号公報に開示されたものがある。この公報における接続確認機能付きコネクタの概略構成を図7に示して以下に説明する。
【0012】
図7において、符号の1はジャック、2はジャック1に対して挿抜自在に接続されるプラグ、3はジャック1の奥端に設置された発光素子、4は発光素子3が発光した光を検出する受光素子、5は発光素子3および受光素子4に接続された光センサー駆動回路、6は外部機器との間でジャック1を介して信号の入力または出力が行えるようにジャック1に接続されている内部回路、7は内部回路6および光センサー駆動回路5に電源供給を行う装置電源、8は受光素子4に接続され、接続状態を確認する制御回路、9は内部回路6と装置電源7との間に介挿されて、制御回路8の指令に基づいて内部回路6に対して電源を供給する状態と遮断する状態とを切り換えるスイッチである。
【0013】
ジャック1と発光素子3と受光素子4の関係は、次のように構成されている。すなわち、ジャック1にプラグ2が差し込まれていない状態あるいは差し込まれていても差し込み不充分の状態では、発光素子3からの出射光が受光素子4に入射され、逆に、ジャック1に正しく差し込まれている状態では、発光素子3からの出射光が差し込み状態のプラグ2によって遮光されて受光素子4には入射されなくなるような関係となっている。
【0014】
光センサー駆動回路5は常時的に装置電源7から電源を供給されている。また、制御回路8も同様である。
【0015】
制御回路8は受光素子4からの検出信号を受けて、スイッチ9に対する制御を行う。すなわち、受光素子4が光を入射していることを検出したときには、制御回路8はスイッチ9を接続状態に制御し、装置電源7からスイッチ9を介して内部回路6に電源を供給する。内部回路6は必要に応じて、ジャック1からプラグ2および図示しないケーブルを介して信号を送信したり、あるいは逆に、図示しないケーブルからプラグ2およびジャック1を介して送信されてくる信号を受信したりする。
【0016】
また、受光素子4に対する入射光が遮光されたことを検出したときには、制御回路8はスイッチ9を遮断状態に制御し、装置電源7からの内部回路6に対する給電を遮断する。
【0017】
以上によって、プラグ2がジャック1に対して正しく差し込まれ、発光素子3から受光素子4への光が遮断されたときには、制御回路8はジャック1にプラグ2が接続されたと認識してスイッチ9を接続する。そして、プラグ2がジャック1から抜き取られたとき、あるいはジャック1に対する差し込みが不良であるときには、制御回路8はスイッチ9を遮断して、装置電源7から内部回路6に対する給電を停止し、このことによって、不必要な電力消費を削減している。
【0018】
第2の従来技術として、特開平5−62739号公報に開示されたものがある。この公報における同軸ケーブル用コネクタの構造を図8に示して以下に説明する。
【0019】
図8において、符号の10はジャック、11はジャック10に対して挿抜自在に接続されるプラグ、11aはオスコンタクト、11bは絶縁性筒部、12はオスコンタクト11aと電気的に導通状態となっているプラグ11におけるフランジ、19は絶縁体ブロック、17はジャック10の基端部をなすジャック10と一体のフランジ、13はジャック10にプラグ11が正常に接続されたときにフランジ12が接触する探触部、18はフランジ17と探触部13との間に介在された絶縁性のスペーサである。探触部13、スペーサ18およびジャック10のフランジ17は絶縁体ブロック19に対して共通的に取り付けられている。16は絶縁体ブロック19の内部に通されて、ジャック10の内部においてジャック10と電気的に導通状態となっているメスコンタクト(図示せず)に接続されている導線、13aは探触部13に一体形成されたタブ、17aはフランジ17に一体形成されたタブ、14は探触部13のタブ13aに接続された電線、15はフランジ17のタブ17aに接続された電線である。
【0020】
ジャック10に対してプラグ11を差し込むときの動作は次のようになる。プラグ11の絶縁性筒部11bがジャック10に内嵌され、プラグ11のフランジ12がジャック10に外嵌される。プラグ11におけるオスコンタクト11aがジャック10における図示しないメスコンタクトに接触し、電気的な導通状態となる。そのメスコンタクトは構造的にジャック10と電気的に導通状態となっている。ジャック10とフランジ17とも電気的に導通状態となっている。プラグ11のフランジ12の前端面は探触部13における折り曲げ端面に突き合わせ面接触し、電気的な導通状態となる。
【0021】
以上の結果として、ジャック10に対してプラグ11が正しく差し込まれた状態では、電線14→タブ13a→探触部13→フランジ12→プラグ11→オスコンタクト11a→メスコンタクト→ジャック10→フランジ17→タブ17a→電線15のような経路で電線14と電線15とが電気的な導通状態となる。
【0022】
逆に、ジャック10に対するプラグ11の差し込み状態が不良であると、プラグ11におけるフランジ12の前端面とジャック10における探触部13の折り曲げ端面とが突き合わせ面接触とはならず、電線14と電線15とは電気的に分離された状態となる。この不完全結合を検知することを通じて、不完全結合を防止するようにしている。なお、電源供給の制御については、この公報では触れられていない。
【0023】
上記の例のように他の機器と接続されているかどうかを自動的に検出する装置においても別の課題がある。ケーブルが正しく接続されていても、正しい動作をしているかどうかをユーザーが簡単に把握することができない。また、長い距離を伝送しようとする場合に、非常に不便である。
【0024】
この第2の課題を解決する従来技術(第3の従来技術)として、特開平6−52938号公報に開示されたものがある。この公報における同軸ケーブル用のコネクタの構造を図9に示して以下に説明する。
【0025】
図9において、符号の20はネットワーク側のケーブル、21はコネクタ、22はコネクタ内の信号線、23はコネクタ内の接地線、24は信号が送信されている状態では発光し、送信されていない状態では消灯する発光素子、25はネットワークのケーブルの終端位置に設けられる終端抵抗と同じ値を持つ抵抗、26はコンピュータや端末機器であるノード側のケーブル、21aはネットワーク側のケーブル20との接続部、21bはノード側のケーブル26との接続部、22a,22bは信号線端子、23a,23bは接地線端子である。
【0026】
ネットワーク側のケーブル20とノード側のケーブル26とがコネクタ21を介して接続されている。すなわち、ネットワーク側のケーブル20はコネクタ21の接続部21aに接続され、信号線端子22a、接地線端子23aのそれぞれは信号線22、接地線23を介してノード側の接続部21bにおける信号線端子22b、接地線端子23bに対して接続され、ノード側のケーブル26を通って図示しないノード装置に接続されている。
【0027】
高周波のディジタル信号が信号線22を通って双方向に伝送される。ケーブル20,26に断線が発生していない正常状態のとき、およびコネクタ21の接続部21a,21bにおける接触不良などがない正常状態のときには、ディジタル信号の伝送によって発光素子24が発光する。しかし、断線や接触不良があると、発光素子24は発光しない。このように発光素子24の発光の有無の検出をもって、断線や接触不良の有無をチェックするようにしている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
信号伝送装置においては、信号を伝送する必要があるときだけ信号送信手段または信号受信手段に電源を供給し、不要な場合に電源を遮断することによって消費電力を削減することが要求されている。また、ケーブルのプラグが正しく装着され、かつ内部回路が正しく動作しているかどうかをユーザーが確認することができるようにして、高い信頼性を確保することが要求されている。
【0029】
第1の従来技術としての特開平7−57819号公報に開示の接続確認機能付きコネクタ(図7参照)の場合には、プラグ2の差し込みの有無の検出に当たって、発光素子3や受光素子4や光センサー駆動回路5などの高価な部品を必要としており、部品点数が多く、また全体的に構造が複雑化しているとともに、コストアップを招く結果となっている。
【0030】
また、第2の従来技術としての特開平5−62739号公報に開示の同軸ケーブル用コネクタ(図8参照)の場合には、特殊な形状の探触部13と、この探触部13とジャック1のフランジ2との間に介在させるスペーサ18とを新たに追加しなければならないだけでなく、探触部13、スペーサ18およびフランジ2を絶縁体ブロック19に対して共通に取り付けなければならないので、全体としての形状および構造が著しく複雑なものとなっている。さらに、探触部13の折り曲げ端面とプラグ11側のフランジ12の前端面との突き合わせ面接触をもって差し込みの有無を検出するので、ジャックやプラグの加工精度としてきわめてシビアなものが要求されることになり、コストアップを招くこととなる。それでいて、接合したときの遊びに対しての精度が出しにくく、しかも、ジャックとプラグの嵌合長が同じでないと検出できない。言い換えれば、ジャックとプラグとして異なるメーカー製のものを使うことに対して制約がかかってしまうということである。
【0031】
さらに、第3の従来技術としての特開平6−52938号公報に開示の同軸ケーブル用のコネクタ(図9参照)の場合には、双方向伝送の場合や単方向伝送の送信側にとっては有効かも知れないが、単方向伝送の受信側での検出は難しい。また、この手段では信号線22そのものに負荷である発光素子24が接続されているため、周波数が高くなると伝送距離が短くなってしまう。
【0032】
本発明は上記した課題の解決を図るべく創作したものであって、プラグ差し込み無しのときにはジャックを介しての信号伝送に関係のない回路における不必要な消費電力を削減する構成を前提として、その機能を構造簡単にして比較的低価格で実現し、さらにプラグ差し込みの有無検出の精度を高いものとして信頼性を向上させることを目的としている。また、プラグ差し込みの有無検出に基づく電源供給・停止の自動的な制御が適正か否かの動作状況のユーザーによる確認を容易化することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記した課題の解決を図ろうとする本発明にかかわる信号伝送装置は、ジャックにおける接地端子(一般的な接地端子に相当するもの)を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子となしておくものである。
【0034】
このような形態のジャックに対してプラグを差し込むと、前記分割化接続検出端子が前記分割化接地端子と電気的に接続された状態となる。これに対して、プラグが差し込まれていない状態、あるいは差し込まれていても差し込み不良が生じている状態では、分割化接続検出端子と分割化接地端子とが電気的に分離されたままの状態となる。このような2状態を識別することにより、プラグ差し込みの有・無を検出することができ、差し込み有りのときには回路に電源を供給して必要な動作を行わせることができるとともに、差し込み無しのときには電源供給を遮断して、無駄な電力消費を削減することができる。
【0035】
そして、このような機能を発揮させるに当たり、一般的な接地端子に相当するものを電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となし、他方を分割化接続検出端子となすだけの簡単な構造のものでよく、また、部品点数も少なくでき、コスト負担増を抑制することができる。
【0036】
特に、分割化接続検出端子と分割化接地端子とを合わせた形態は、もとは一般的な接地端子に相当するものであり、プラグを差し込むと、その一般的な接地端子に対してプラグが電気的な接続状態を現出するようになっているので、その一般的な接地端子に相当する分割化接続検出端子と分割化接地端子とは、差し込まれたプラグを介して良好な電気的接続状態を現出することとなる。これは、通常は、突き合わせ面接触ではなく、嵌合面接触であり、確実な接触が得られる。したがって、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別することが可能であり、検出精度がすぐれたものとなる。それでいて、加工精度としてはそれほどシビアなものが要求されないですむ。すなわち、構造をきわめて簡素なものとなし、コスト増を抑制しながら、信頼性を高めることができるのである。
【0037】
また、上記のようなジャックの構造はジャック側の変更のみで対応することが可能であって、プラグ側には改変を要求しないですむので、プラグとしては、一般的な従来のものと同様のものをそのまま使うことが可能であり、あるいは、今後開発される新しいが一般的なタイプのものをそのまま適用することも可能となる。
【0038】
また、本発明の信号伝送装置は、上記の要件に加えて、電源の供給・遮断の制御の不整合を検出して不整合状態を報知するように構成したものとなっている。このようにすることにより、プラグ差し込み有りのときの自動的な電源供給によって該当回路が所期通りに能動状態になったか否か、また、プラグ差し込み無しのときの自動的な電源遮断によって該当回路が所期通りに不動作状態になったか否かという制御の不整合状態(換言すれば、適正制御の実現)をユーザーに確認させることができ、動作の信頼性を向上することができる。
【0039】
た、ジャックは、上述したとおりの、接地端子(一般的な接地端子に相当するもの)が複数に分割されてなる一方の接地される側の分割化接地端子と、前記分割の残りの前記分割化接地端子とは電気的分離状態となる他方の分割化接続検出端子とを有する構造とされたものとなっている。このようなジャックは、主として上述のような信号伝送装置において用いられるものであるが、それによって、上記のすぐれた作用・効果を発揮する信号伝送装置の構築を行いやすくすることができる。
【0040】
なお、上記において、ジャックとプラグという関係で説明してきたが、この表現には必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、オスコネクタとメスコネクタという関係でとらえてもよきものとし、さらには、メス側についてはソケットとかレセプタクルといった概念でとらえてもよきものとする。すなわち、代表例としては同軸ケーブル用ジャックやIEEE1394ケーブル用ジャックなどがあげられるが、これ以外の任意の態様のコネクタ類を適用対象としてよいものとする。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を総括的に説明する。
【0042】
本願第1の発明の信号伝送装置は、信号送信手段と、前記信号送信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号送信手段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段と、前記信号送信手段の出力状態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備え、前記ジャックにおける接地端子(一般的な接地端子に相当するもの)を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子となしておき、前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に応じた前記分割化接地端子と前記分割化接続検出端子の電気的接続・分離の切り換えに基づいて電源の供給・遮断の制御を行うように構成し、前記信号送信手段が前記ジャックに接続されている。
【0043】
この第1の発明による作用は次のとおりである。プラグ差し込み有りのときに回路に電源を供給して必要な動作を行わせ、また、プラグ差し込み無しのときには電源供給を遮断して、無駄な電力消費を削減することができるのであるが、その機能を発揮させるためのジャックの構造は上記のとおりに、一方を接地される分割化接地端子に、他方を分割化接続検出端子となすだけの簡単なものですむ。しかも、プラグを差し込むことによる嵌合面接触であるために、分割化接続検出端子と分割化接地端子との電気的接続状態を確実なものとすることができ、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別することが可能であり、検出精度がすぐれたものとなる。それでいて、加工精度としてはそれほどシビアなものが要求されないですむ。すなわち、構造をきわめて簡素なものとなし、また、部品点数も少なくでき、コスト負担増を抑制しながら、信頼性を高めることができる。さらには、プラグ側には改変を要求しないですみ、一般的な従来のものと同様のプラグのそのままの使用が可能となる。また、プラグ差し込み有りのときはスイッチ手段をオンにして電源を信号送信手段に供給し、信号送信手段を能動状態となして、信号送信機能を発揮させ、逆に、プラグ差し込み無しのときはスイッチ手段をオフにして信号送信手段に対して電源供給を停止し、信号送信手段を不動作となして、無駄な電力消費を削減することができる。そして、このような機能を発揮させるに当たって、前述のようなジャックを用いるので、構造簡単にして相対的に低廉となしながらも信頼性を高いものとすることができる。更に、不整合状態検出手段が信号送信手段の出力状態と電源制御手段の出力状態との不整合を検出すると、その検出信号を不整合状態報知手段に送出することにより、不整合状態を報知してユーザーに知らせることができる。
【0044】
本願第2の発明の信号伝送装置は、信号受信手段と、前記信号受信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号受信手段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段と、前記信号受信手段の出力状態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備え、前記ジャックにおける接地端子を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子となしておき、前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に応じた前記分割化接地端子と前記分割化接続検出端子の電気的接続・分離の切り換えに基づいて電源の供給・遮断の制御を行うように構成し、前記信号受信手段が前記ジャックに接続されている。
【0045】
この第2の発明による作用は次のとおりである。プラグ差し込み有りのときに回路に電源を供給して必要な動作を行わせ、また、プラグ差し込み無しのときには電源供給を遮断して、無駄な電力消費を削減することができるのであるが、その機能を発揮させるためのジャックの構造は上記のとおりに、一方を接地される分割化接地端子に、他方を分割化接続検出端子となすだけの簡単なものですむ。しかも、プラグを差し込むことによる嵌合面接触であるために、分割化接続検出端子と分割化接地端子との電気的接続状態を確実なものとすることができ、差し込み有りと差し込み無しとを明確に識別することが可能であり、検出精度がすぐれたものとなる。それでいて、加工精度としてはそれほどシビアなものが要求されないですむ。すなわち、構造をきわめて簡素なものとなし、また、部品点数も少なくでき、コスト負担増を抑制しながら、信頼性を高めることができる。さらには、プラグ側には改変を要求しないですみ、一般的な従来のものと同様のプラグのそのままの使用が可能となる。また、プラグ差し込み有りのときはスイッチ手段をオンにして電源を信号受信手段に供給し、信号受信手段を能動状態となして、信号受信機能を発揮させ、逆に、プラグ差し込み無しのときはスイッチ手段をオフにして信号受信手段に対して電源供給を停止し、信号受信手段を不動作となして、無駄な電力消費を削減することができる。そして、このような機能を発揮させるに当たって、前述のようなジャックを用いるので、構造簡単にして相対的に低廉となしながらも信頼性を高いものとすることができる。更に、不整合状態検出手段が信号受信手段の出力状態と電源制御手段の出力状態との不整合を検出すると、その検出信号を不整合状態報知手段に送出することにより、不整合状態を報知してユーザーに知らせることができる。
【0046】
本願第3の発明の信号伝送装置は、上記の第1・第2の発明において、前記不整合状態報知手段が表示手段であるというものである。報知の形態としては、警報ブザーなどの音によるものでもよいのであるが、表示することにより、より具体的で詳細な報知が可能となる。すなわち、プラグ差し込み無し状態であるにもかかわらず回路が能動状態となってしまっているのか、それとも、プラグ差し込み有り状態であるにもかかわらず回路が不動作状態となってしまっているのかといった具合に具体的かつ詳細に知らせることができる。
【0066】
以下、本発明にかかわる信号伝送装置およびジャックの具体的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0067】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図、図2はその信号伝送装置における同軸ケーブル用ジャックの構造を示す斜視図である。本実施の形態1は、送信側の信号伝送装置についてのものである。
【0068】
まず、図1に基づいて信号伝送装置の概略的な構成について説明する。符号の100は図示しない外部の同軸ケーブル用プラグを挿抜させて電気的な接続・分離を行うジャック、101は信号処理手段、102は信号処理手段101の出力信号を受け取って送信に適した信号形態に変換して送信を行う信号送信手段、103は信号送信手段102に電源を供給する電源手段、104は電源手段103と信号送信手段102との間に介挿されて、電源手段103から信号送信手段102に対する給電のオン・オフを行うスイッチ手段、105はジャック100に対する図示しない同軸ケーブル用プラグの接続状態の検出に基づいてスイッチ手段104をオン・オフ制御する電源制御手段である。なお、同軸ケーブル用ジャック100の構成要素としての符号の100a,100b,100cについては後述する。
【0069】
電源制御手段105によるスイッチ手段104の制御の態様は次のとおりである。
【0070】
電源制御手段105は、ジャック100に対する同軸ケーブル用プラグ(図示せず)の差し込みの有無の状況を監視している。ジャック100は、プラグ差し込み有無の検出信号を電源制御手段105に出力する。電源制御手段105は、差し込み有りを検出したときには、スイッチ手段104に対してオン制御信号を送出する。オン制御信号を受け取ったスイッチ手段104は、閉成動作を行い、電源手段103を信号送信手段102に接続し、電源手段103からの電源を信号送信手段102に給電する。これにより、信号送信手段102は能動状態となり、信号処理手段101が生成した信号を信号送信手段102を介してジャック100に送出し、ジャック100からさらに同軸ケーブル用プラグおよび同軸ケーブルを介して外部機器に送出する。
【0071】
電源制御手段105は、また、ジャック100に対する同軸ケーブル用プラグの差し込み無し(差し込み不良を含む)を検出したときには、スイッチ手段104に対してオフ制御信号を送出する。オフ制御信号を受け取ったスイッチ手段104は、開成動作を行い、信号送信手段102を電源手段103から切り離し、信号送信手段102に対する給電を停止する。
【0072】
この給電停止の意味は次のとおりである。信号送信手段102を能動状態としていても、ジャック100に同軸ケーブル用プラグが接続されていなくて、外部機器への信号送出の媒体がないのであるから、信号送信手段102に電源を供給して能動状態としておくことは無駄である。したがって、信号送信手段102を不動作状態とすることにより、無駄な電力消費を節減することができる。
【0073】
次に、図2を用いてジャック100の具体的構造について説明する。
【0074】
従来の同軸ケーブル用ジャックの接地部分は円筒形で、すべての部分が電気的に同じ電位を持つように構成されている。本実施の形態1における同軸ケーブル用ジャック100は、従来の同軸ケーブル用ジャックの接地部分を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子100cとなすとともに他方を分割化接続検出端子100bとなしておき、ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に応じた分割化接地端子100cと分割化接続検出端子100bとの電気的接続・分離の切り換えに基づいて前記電源の供給・遮断の制御を行うように構成してある。
【0075】
図2に示す同軸ケーブル用ジャック100は、内側導体部50と外側導体部60とが同心状に配置され、両者間に図示しない絶縁体が介在された状態で内側導体部50と外側導体部60とが一体化されている。外側導体部60には同心状の鍔部61が一体的に設けられているとともに、ガイドピン62,62が一体的に植設されており、さらに接地接続部63が一体的に設けられている。内側導体部50は、細長い筒状に構成されており、その筒部の中心孔がメスコンタクト100aに構成されている。
【0076】
さらに、本実施の形態においては、外側導体部60が2つに分割されている。その一方はサイズが大きく、一般のものと同様に接地端子100cとなっている。本明細書では、この接地端子100cを分割化接地端子100cと呼んでいる。外側導体部60の分割された他方はサイズが小さい分割化接続検出端子100bとなっている。鍔部61、ガイドピン62,62および接地接続部63は分割化接地端子100cの方に存在している。分割化接続検出端子100bの形状は、軸線方向に沿って細長い部分円弧の短冊状となっている。そして、分割化接続検出端子100bと分割化接地端子100cとの間には、絶縁連結体100dが介在されており、分割化接地端子100cと絶縁連結体100dと分割化接地端子100cとで一般のものと同様の一体の筒状体を構成している。鍔部61の奥側相当位置で、分割化接続検出端子100bにプラグ差し込み有無の検出信号の出力端子64が設けられている。
【0077】
なお、図示した分割化接続検出端子100bの形状やサイズは好ましいと思われる一例であるに過ぎず、また、鍔部61やガイドピン62,62や接地接続部63や出力端子64の有無や態様についても好ましいと思われる一例であるに過ぎず、これらについては任意に定め得るものとする。また、もとの外側導体部60の分割数については任意に定め得るものとする。絶縁連結体100dの材質やサイズについても同様とする。要するに、既存の同軸ケーブル用プラグの接地端子の分割数や接地端子間の隙間の幅などを考慮して適切な値に設定するものとする。
【0078】
図1について、上記では説明していなかったが、図2をもって説明した同軸ケーブル用ジャック100は、図1にも示すように、電気的に分離された3つのエレメント、すなわちメスコンタクト100aと分割化接続検出端子100bと分割化接地端子100cとからなり、その分割化接続検出端子100bにおける出力端子64がプルアップ抵抗106を介して直流電源Vccに接続されているとともに、電源制御手段105に入力接続されている。
【0079】
図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込まない差し込み無しの状態では、上記のとおり、分割化接続検出端子100bは分割化接地端子100cとは電気的に分離されているので、分割化接続検出端子100bにおける電位は直流電源Vccからプルアップ抵抗106の電圧降下分を引いた“H”レベルとなる。電源制御手段105は、分割化接続検出端子100bから“H”レベルのプラグ差し込み無しの検出信号を入力したときには、スイッチ手段104に対してオフ制御信号を出力することになる。この場合、スイッチ手段104は開成され、信号送信手段102に対する電源手段103からの給電は停止となり、信号送信手段102は不動作状態となる。
【0080】
図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込んだ差し込み有りの状態では、その同軸ケーブル用プラグが分割化接続検出端子100bにも分割化接地端子100cにも接触するので、分割化接続検出端子100bが同軸ケーブル用プラグを介して分割化接地端子100cに接続され、その分割化接地端子100cはグランドGNDに接続されているから、結局、分割化接続検出端子100bは実質的にグランドGNDに接続されたことになり、プルアップ抵抗106における電圧降下はVccと同じとなり、分割化接続検出端子100bの電位は“L”レベルとなる。電源制御手段105は、分割化接続検出端子100bから“L”レベルのプラグ差し込み有りの検出信号を入力したときには、スイッチ手段104に対してオン制御信号を出力することになる。この場合、スイッチ手段104は閉成され、電源手段103から信号送信手段102に対する電源が供給されることになり、信号送信手段102は能動状態となる。
【0081】
同軸ケーブル用ジャック100に同軸ケーブル用プラグを差し込んだ状態では、同軸ケーブル用プラグにおける図示しないオスコンタクトがメスコンタクト100aに導通接触されることになり、給電を受けて能動状態となっている信号送信手段102は、信号処理手段101からの信号に所定の変換を行った信号を送出することになり、その送出された信号は同軸ケーブル用ジャック100におけるメスコンタクト100aから同軸ケーブル用プラグにおけるオスコンタクトを経て、そして、同軸ケーブルを経て、外部機器に送出されることになる。
【0082】
なお、本実施の形態1においては、分割化接続検出端子100bと分割化接地端子100cとを絶縁連結体100dを介して一体化してあるので、強度的に一般のものと遜色ないものとなっている。ただし、材質や肉厚の工夫によっては、絶縁連結体100dを省略した態様のもので実施することも考えられる。
【0083】
本実施の形態1における同軸ケーブル用ジャック100は、同軸ケーブル用プラグの差し込みの有無を検出する機能を、同軸ケーブル用プラグの差し込みによる電気的接触の有無をもって達成しているので、図7に示した第1の従来技術の場合の発光素子、受光素子および光センサー駆動回路を用いたものに比べて、その構造がはるかに簡単なものとなっている。
【0084】
また、本実施の形態1における同軸ケーブル用ジャック100の態様は、図8に示した第2の従来技術の場合のジャック10に比べてはるかに簡単な構造となっており、その製造コストも低く抑えることが可能となっている。
【0085】
また、この同軸ケーブル用ジャック100に差し込まれるべき同軸ケーブル用プラグとしては、第2の従来技術(図8)のように嵌合長がシビアに規格化された特定の同軸ケーブル用プラグでなくてもよくて、一般的な従来のものと同様のものそのままでよい。あるいは、今後開発される新しいが一般的なタイプのものをそのまま適用することが可能となっている。
【0086】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態2は、受信側の信号伝送装置についてのものである。
【0087】
図3において、符号の100は実施の形態1の場合の図1を用いて説明したのと同じ図2に示す同軸ケーブル用ジャック、201は信号処理手段、202は同軸ケーブル用ジャック100から入力した信号をあとの信号処理に適した信号形態に変換して信号処理手段201に対して受け渡す信号受信手段、203は信号受信手段202に電源を供給する電源手段、204は電源手段203と信号受信手段202との間に介挿されて、電源手段203から信号受信手段202に対する給電のオン・オフを行うスイッチ手段、205はジャック100に対する図示しない同軸ケーブル用プラグの接続状態の検出に基づいてスイッチ手段204をオン・オフ制御する電源制御手段、206は同軸ケーブル用ジャック100における分割化接続検出端子100bをプルアップするプルアップ抵抗である。
【0088】
電源制御手段205によるスイッチ手段204の制御の態様は次のとおりである。
【0089】
電源制御手段205は、ジャック100に対する図示しない同軸ケーブル用プラグの差し込みの有無の状況を監視している。同軸ケーブル用プラグを差し込んだ差し込み有りの状態では、その同軸ケーブル用プラグが同軸ケーブル用ジャック100における分割化接続検出端子100bにも分割化接地端子100cにも接触するので、分割化接続検出端子100bが同軸ケーブル用プラグを介して分割化接地端子100cに接続され、その分割化接地端子100cはグランドGNDに接続されているから、結局、分割化接続検出端子100bは実質的にグランドGNDに接続されたことになり、プルアップ抵抗206における電圧降下はVccと同じとなり、分割化接続検出端子100bの電位は“L”レベルとなる。電源制御手段205は、分割化接続検出端子100bから“L”レベルのプラグ差し込み有りの検出信号を入力したときには、スイッチ手段204に対してオン制御信号を出力することになる。この場合、スイッチ手段204は閉成され、電源手段203から信号受信手段202に対する電源が供給されることになり、信号受信手段202は能動状態となる。図示しない同軸ケーブル、および同軸ケーブル用プラグを介して同軸ケーブル用ジャック100から入力した信号を信号受信手段202を介して信号処理手段201に送出する。
【0090】
図示しない同軸ケーブル用プラグを差し込まない差し込み無しの状態では、同軸ケーブル用ジャック100における分割化接続検出端子100bは分割化接地端子100cとは電気的に分離されているので、分割化接続検出端子100bにおける電位は直流電源Vccからプルアップ抵抗206の電圧降下分を引いた“H”レベルとなる。電源制御手段205は、分割化接続検出端子100bから“H”レベルのプラグ差し込み無しの検出信号を入力してプラグの差し込み無しと判断したときには、スイッチ手段204に対してオフ制御信号を出力することになる。この場合、スイッチ手段204は開成され、信号受信手段202に対する電源手段203からの給電は停止となり、信号受信手段202は不動作状態となる。
【0091】
この給電停止の意味は次のとおりである。信号受信手段202を能動状態としていても、ジャック100に同軸ケーブル用プラグが接続されていなくて、外部機器からの信号を受ける媒体がないのであるから、信号受信手段202に電源を供給して能動状態としておくことは無駄である。したがって、信号受信手段202を不動作状態とすることにより、無駄な電力消費を節減することができる。
【0092】
本実施の形態2においても、その他の構成、動作、作用・効果については実施の形態1の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0093】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0094】
実施の形態1についての図1におけるのと同じ符号は本実施の形態3についての図4においても同一構成要素を指示しているので、ここでは符号名称を記載するにとどめることとし、また、実施の形態1において説明した事項であって本実施の形態3において改めて説明しない事項についてはそのまま本実施の形態3にも該当するものとし、詳しい説明は省略する。符号の100は同軸ケーブル用ジャック、100aはメスコンタクト、100bは分割化接続検出端子、100cは分割化接地端子、101は信号処理手段、102は信号送信手段、103は電源手段、104はスイッチ手段、105は電源制御手段、106はプルアップ抵抗である。本実施の形態3における構成が実施の形態1と相違する点は以下のとおりである。
【0095】
新たな構成要素として、不整合状態検出手段107と不整合状態報知手段108とが設けられている。不整合状態報知手段108としては、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示手段とするほか、電子ブザーなどでもよい。
【0096】
不整合状態検出手段107は、電源制御手段105からの出力信号と信号送信手段102からの出力信号とを入力し、それら両信号に基づいて装置が正常に動作しているかどうかを検出するようになっている。具体的には、電源制御手段105から出力された信号がオン制御信号であるときに、信号送信手段102から有効な出力信号が出力されていない場合は、不整合が発生しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知手段108に出力する。
【0097】
また、不整合状態検出手段107は、電源制御手段105から出力された信号がオフ制御信号であるときに、信号送信手段102から有効な出力信号が出力されている場合は、不整合が発生しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知手段108に出力する。
【0098】
不整合検出信号を入力した不整合状態報知手段108は、不整合状態が検出された旨をユーザーに知らせる表示を行う。例えば、「正常休止状況」と表示する。
【0099】
上記以外の場合、すなわち、電源制御手段105から出力された信号がオン制御信号であるときに、信号送信手段102から有効な出力信号が出力されている場合、あるいは、電源制御手段105から出力された信号がオフ制御信号であるときに、信号送信手段102から有効な出力信号が出力されていない場合は、整合状態であるものとして、不整合状態報知手段108に対しては不整合検出信号を出力しない。このとき、不整合状態報知手段108は、特別には表示を行わない。あるいは、不整合状態検出手段107は、整合状態であると判定したときに、不整合状態報知手段108に整合状態検出信号を出力することとし、不整合状態報知手段108は、整合状態である旨をユーザーに知らせる表示を行うように構成してもよい。例えば、「正常動作状況」と表示する。
【0100】
以上のように、本実施の形態3の信号伝送装置においては、同軸ケーブル用ジャック100に対する同軸ケーブル用プラグの差し込みが正しく行われたとユーザーが思っていても、差し込みに差し込み量不足などの不良が生じている場合には、「正常休止状況」が表示され、正しく差し込まれたときには、「正常動作状況」が表示されるため、ユーザーの思い込みに起因しての装置の動作不良を事前に回避したり、回路の故障をユーザーに知らせることができる。
【0101】
なお、上記の説明では信号送信手段102の出力を同軸ケーブル用ジャック100と不整合状態検出手段107の双方に送出することを簡単に記述したが、実際の回路構成としては、信号送信手段102の出力側に分配器を設け、ジャック100に対する伝送を行う信号線の負荷を通常と同じ状態に保つようになし、これによって伝送距離の低下を防ぐようにする工夫を施すことが好ましい。
【0102】
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4の受信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0103】
実施の形態2についての図3におけるのと同じ符号は本実施の形態4についての図5においても同一構成要素を指示しているので、ここでは符号名称を記載するにとどめることとし、また、実施の形態2において説明した事項であって本実施の形態4において改めて説明しない事項についてはそのまま本実施の形態4にも該当するものとし、詳しい説明は省略する。符号の100は同軸ケーブル用ジャック、100aはメスコンタクト、100bは分割化接続検出端子、100cは分割化接地端子、201は信号処理手段、202は信号受信手段、203は電源手段、204はスイッチ手段、205は電源制御手段、206はプルアップ抵抗である。本実施の形態4における構成が実施の形態2と相違する点は以下のとおりである。
【0104】
新たな構成要素として、不整合状態検出手段207と不整合状態報知手段208とが設けられている。不整合状態報知手段208としては、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示手段とするほか、電子ブザーなどでもよい。
【0105】
不整合状態検出手段207は、電源制御手段205からの出力信号と信号受信手段202からの出力信号とを入力し、それら両信号に基づいて装置が正常に動作しているかどうかを検出するようになっている。具体的には、電源制御手段205から出力された信号がオン制御信号であるときに、信号受信手段202から有効な出力信号が出力されていない場合は、不整合が発生しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知手段208に出力する。
【0106】
また、不整合状態検出手段207は、電源制御手段205から出力された信号がオフ制御信号であるときに、信号受信手段202から有効な出力信号が出力されている場合は、不整合が発生しているものとして、不整合検出信号を不整合状態報知手段208に出力する。
【0107】
不整合検出信号を入力した不整合状態報知手段208は、不整合状態が検出された旨をユーザーに知らせる表示を行う。例えば、「正常休止状況」と表示する。
【0108】
上記以外の場合、すなわち、電源制御手段205から出力された信号がオン制御信号であるときに、信号受信手段202から有効な出力信号が出力されている場合、あるいは、電源制御手段205から出力された信号がオフ制御信号であるときに、信号受信手段202から有効な出力信号が出力されていない場合は、整合状態であるものとして、不整合状態報知手段208に対しては不整合検出信号を出力しない。このとき、不整合状態報知手段208は、特別には表示を行わない。あるいは、不整合状態検出手段207は、整合状態であると判定したときに、不整合状態報知手段208に整合状態検出信号を出力することとし、不整合状態報知手段208は、整合状態である旨をユーザーに知らせる表示を行うように構成してもよい。例えば、「正常動作状況」と表示する。
【0109】
以上のように、本実施の形態4の信号伝送装置においては、同軸ケーブル用ジャック100に対する同軸ケーブル用プラグの差し込みが正しく行われたとユーザーが思っていても、差し込みに差し込み量不足などの不良が生じている場合には、「正常休止状況」が表示され、正しく差し込まれたときには、「正常動作状況」が表示されるため、ユーザーの思い込みに起因しての装置の動作不良を事前に回避したり、回路の故障をユーザーに知らせることができる。
【0110】
(実施の形態5)
実施の形態5は、ジャックについての別の形態に関するものである。図6は本発明の実施の形態5のIEEE1394ケーブル用ジャックの構造を示す斜視図である。
【0111】
IEEE1394ケーブル用ジャック300の構成要素としての符号の300aは信号を伝送する4本または6本のコンタクト、300bはIEEE1394ケーブル用ジャック300の筐体接地端子を2つに分けた一方であってプラグの差し込み有無の検出用に使用する分割化接続検出端子、300cは筐体接地端子を2つに分けた残りの部分であって本来通りに接地用に使用される分割化接地端子である。なお、強度を確保するために、分割化接続検出端子300bと分割化接地端子300cの間に絶縁連結体を介在させて一体化してもよい。
【0112】
以上のように構成されたIEEE1394ケーブル用ジャック300は、図1、図3、図4、図5に示す信号伝送装置における同軸ケーブル用ジャック100に代えて用いることができる。具体的には、メスコンタクト100aをコンタクト300aに、分割化接続検出端子100bを分割化接続検出端子300bに、分割化接地端子100cを分割化接地端子300cにそれぞれ置き換えたものに相当する。
【0113】
このIEEE1394ケーブル用ジャック300を用いた信号伝送装置にあっては、その他の構成、動作、作用・効果については各々に対応する実施の形態1〜4と同様であるので、説明を省略する。
【0114】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、本発明は上記の実施の形態に限定される必要性はなく、次のような実施の形態も含み得るものである。
(1)上記の実施の形態においては、ジャックにおいて、分割化接続検出端子と分割化接地端子とを絶縁連結体を介して一体化したが、絶縁連結体は必ずしも必要ではなくて、材質や肉厚の工夫によっては、絶縁連結体を省略して実施してもよい。
(2)上記の実施の形態においては、送信側の信号伝送装置と受信側の信号伝送装置とを別々に論じたが、必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、送信機能と受信機能の双方を有している信号伝送装置として構成してもよい。
(3)上記の(2)の場合において、ジャックとしては、送信用のものと受信用のものとをそれぞれ単体ものとして構成してもよいし、両者をまとめた一体型のものとして構成してもよい。一体型の場合には、もとの外側導体部60の分割数を4分割や6分割などの偶数分割とすることになる。
(4)上記においては、ジャックとプラグという関係で説明してきたが、この表現には必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、オスコネクタとメスコネクタという関係でとらえてもよきものとする。さらには、メス側についてはソケットとかレセプタクルといった概念でとらえてもよい。すなわち、上記においては、同軸ケーブル用ジャックと、IEEE1394ケーブル用ジャックとを代表例としてあげたが、これ以外に、主としてRS−232Cケーブルに用いられるD‐subコネクタ、アンフェノールコネクタ、DINコネクタ、ミニDINコネクタ、HDIコネクタ、S映像端子用コネクタ、BNCコネクタ、各種バスコネクタなどに適用展開することが考えられる。
【0115】
上記の(1)〜(4)は互いに独立した事項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み合わせてもよきものとする。
【0116】
なお、本願の明細書または図面に記載してある任意の事項について、その省略の可能性、または特許請求の範囲への追加ならびに発明の詳細な説明の変更の可能性を留保する。
【0117】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、プラグ差し込み無しのときに該当回路への電源供給を停止して無駄な電力消費を削減するようにした信号伝送装置において、分割化接地端子と分割化接続検出端子との分割構造というきわめて簡単な構造をとりながらも、プラグの嵌合面接触という形態でのプラグの差し込み状態の有無検出を高精度に行うことができ、それでいて、加工精度としてはそれほどシビアなものが要求されないですみ、コスト増を抑制しながら、信頼性を高めることができる。
【0118】
さらに、ジャック側の変更のみで対応することが可能であって、プラグ側には改変を要求しないですむので、プラグとしては、一般的な従来のものと同様のものをそのまま使うことが可能であり、あるいは、今後開発される新しいが一般的なタイプのものをそのまま適用することも可能となる。
【0119】
また、プラグ差し込み有りのときの自動的な電源供給によって該当回路が所期通りに能動状態になったか否か、また、プラグ差し込み無しのときの自動的な電源遮断によって該当回路が所期通りに不動作状態になったか否かという制御の不整合状態(換言すれば、適正制御の実現)をユーザーに確認させることができ、動作の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図
【図2】 実施の形態1の信号伝送装置における同軸ケーブル用ジャックの構造を示す斜視図
【図3】 本発明の実施の形態2の受信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図
【図4】 本発明の実施の形態3の送信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図
【図5】 本発明の実施の形態4の受信側の信号伝送装置の電気的構成を示すブロック図
【図6】 本発明の実施の形態5の信号伝送装置におけるIEEE1394ケーブル用ジャックの構造を示す斜視図
【図7】 第1の従来技術の接続確認機能付きコネクタの概略構成を示すブロック図
【図8】 第2の従来技術の同軸ケーブル用コネクタの概略構造を示す斜視図
【図9】 第3の従来技術の同軸ケーブル用コネクタの概略構成を示す回路構成図
【符号の説明】
50 内側導体部
60 外側導体部
63 接地接続部
64 接地接続部の出力端子
100 同軸ケーブル用ジャック
100a メスコンタクト
100b 分割化接続検出端子
100c 分割化接地端子
100d 絶縁連結体
101 信号処理手段
102 信号送信手段
103 電源手段
104 スイッチ手段
105 電源制御手段
106 プルアップ抵抗
107 不整合状態検出手段
108 不整合状態報知手段
201 信号処理手段
202 信号受信手段
203 電源手段
204 スイッチ手段
205 電源制御手段
206 プルアップ抵抗
207 不整合状態検出手段
208 不整合状態報知手段
300 IEEE1394ケーブル用ジャック
300a コンタクト
300b 分割化接続検出端子
300c 分割化接地端子

Claims (3)

  1. 信号送信手段と、前記信号送信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号送信手段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段と、前記信号送信手段の出力状態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備え、
    前記ジャックにおける接地端子を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子となしておき、前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に応じた前記分割化接地端子と前記分割化接続検出端子の電気的接続・分離の切り換えに基づいて電源の供給・遮断の制御を行うように構成し、前記信号送信手段が前記ジャックに接続されていることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 信号受信手段と、前記信号受信手段に電源供給を行う電源手段と、前記信号受信手段と前記電源手段との間に介挿されたスイッチ手段と、ジャックに対するプラグの差し込みの有・無に応じて前記スイッチ手段をオン・オフ制御する電源制御手段と、前記信号受信手段の出力状態と前記電源制御手段の出力状態とを比較対照することに基づいて制御状態に不整合があるか否かを検出する不整合状態検出手段と、前記不整合状態検出手段による不整合状態を報知する不整合状態報知手段とを備え、
    前記ジャックにおける接地端子を電気的分離状態で複数に分割して一方を接地される分割化接地端子となすとともに他方を分割化接続検出端子となしておき、前記ジャックに対する前記プラグの差し込みの有・無に応じた前記分割化接地端子と前記分割化接続検出端子の電気的接続・分離の切り換えに基づいて電源の供給・遮断の制御を行うように構成し、前記信号受信手段が前記ジャックに接続されていることを特徴とする信号伝送装置。
  3. 前記不整合状態報知手段が表示手段であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号伝送装置。
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