JP3739286B2 - 弾性伸縮性複合シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、弾性伸縮性の繊維層と非弾性的に伸長可能な繊維層とで形成される弾性伸縮性の複合シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特表平9−512313号公報には、少なくとも2層からなる複合不織布が記載されている。この複合不織布は、マルチポリマー繊維によって形成される伸長性不織布からなる第1の層と、伸長性の第2の層とを含む。第1の層は、非弾性的に伸長可能な層であって、例えば非弾性的に伸長可能な連続フィラメントからなるスパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が使用される。第2の層は、弾性的に伸縮可能な層であって、例えば弾性布が使用される。これら第1の層と第2の層とは、熱的方法または接着剤等を使用する化学的方法で処理されて積層される。この複合不織布は、これを伸長して第1の層を永久的に変形させ、しかる後に第2の層の弾性的な力によって収縮させることができる。このようにして得られるものも弾性伸縮性の複合不織布として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知の複合不織布がマルチポリマー繊維として連続繊維を使用したものであり、第1の層と第2の層とが熱的方法で処理された部位において結合しているときに、この複合不織布を一方向へ過度に伸長すると、第1の層を形成しているマルチポリマー繊維がその結合部位の近傍、または結合部位と結合部位との間で破断し、複合不織布は毛羽立ちが多いものになり、連続繊維に特有な光沢と滑らかな肌触りとを失うということがある。また、マルチポリマー繊維は破断する前に結合部位から剥がれることもある。マルチポリマー繊維は、断面が円径のものであっても、結合部位においては加熱下に押圧されて部分的に扁平に変形しているのが通例であり、そのように変形した部分が結合部位から剥がれてマルチポリマー繊維の中に混在すると、その部分は肌に特異な刺激を与えて、複合不織布は肌触りの悪いものになる。
【0004】
この発明が課題とするところは、前記公知例に見られるような弾性的に伸縮可能な第1の繊維層と非弾性的に伸長可能な第2の繊維層とからなる複合シートにおいて、この複合シートを過度に伸長しても第2の繊維層を形成する伸長性の連続繊維が肌触りを悪くすることの原因とならないように改良を施すことにある。この発明において、複合シートを過度に伸長するということは、連続繊維を第1の繊維層との結合部位の近傍、または結合部位と結合部位との間で破断する直前にまで伸長することを意味している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、互いに直交する二方向のうちの少なくとも一方向へ弾性的に伸縮可能であり上下面を有する第1繊維集合層と、前記一方向へ非弾性的に伸長可能であり前記第1繊維集合層の上下面のいずれかに重なって該第1繊維集合層に少なくとも前記一方向において間欠的に結合する第2繊維集合層とによって形成されている弾性伸縮性複合シートと、その製造方法である。
【0006】
前記弾性伸縮性複合シートにおいて、この発明が特徴とするところは、前記第1繊維集合層が弾性的に200%以上伸長可能な弾性伸縮性の第1繊維からなり、前記第2繊維集合層が非弾性的に50%以上伸長可能であって前記第1繊維集合層の上下面のいずれかに広がる連続繊維で形成された第2繊維からなり、前記第2繊維が前記一方向において間欠的に前記第1繊維どうしの間隙へ進入して形成する前記第1繊維と前記第2繊維とが機械的に交絡することのみによって前記第1繊維集合層と第2繊維集合層とが結合しており、前記第1繊維と前記第2繊維との交絡の一部分では、前記複合シートが前記一方向へ所要倍率以上に伸長されると、前記第2繊維がその破断前に前記交絡から外れるように形成されていること、にある。
【0007】
また、前記弾性伸縮性複合シートの製造方法において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記第1繊維集合層となるべき200%以上伸長可能な弾性伸縮性の第1繊維で形成された第1繊維ウエブの上に前記第2繊維集合層となるべき非弾性的に50%以上伸長可能な連続繊維である第2繊維で形成された第2繊維ウエブを支持ベルト上で重ね合わせて該支持ベルトとともに前記一方向へ連続的に走行させ、その走行途中で該第2繊維ウエブの上方において該第2繊維ウエブの幅方向へ列をなして並ぶ多数の微細ノズルから該第2繊維ウエブへ向けて高圧水を噴射し、かかる高圧水によって前記第2繊維を前記一方向において間欠的に前記第1繊維どうしの間隙へ進入させて前記第1繊維と前記第2繊維とを機械的に交絡させ、前記第1繊維と前記第2繊維との交絡の一部分では、前記複合シートが前記一方向へ所要倍率以上に伸長されると、前記第2繊維がその破断 前に前記交絡から外れるように、前記第1繊維集合層と前記第2繊維集合層とをその交絡のみによりを結合させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、この発明に係る弾性伸縮性複合シートおよびその製造方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1に部分破断斜視図で示された複合シート1は、上下2層からなるもので、弾性的に伸縮可能な繊維6の集合体であって下層を形成している伸縮層2と、非弾性的に伸長可能な連続繊維11の集合体であって上層を形成している伸長層3とを有する。伸縮層2は、互いに直交する二方向A,Bのうちの少なくとも一方向Aへ弾性的に200%以上、より好ましくは400%以上、さらに好ましくは600%以上弾性的に伸長可能である。伸縮層2の繊維6の好ましい例には、繊径0.1〜50μmを有し、スチレン系エラストマー系やウレタン等の弾性高分子材料で形成された繊維長20〜100mm程度の短繊維や長繊維があり、これらの繊維の集合体としてはスパンボンド不織布やメルトブローン不織布等であって坪量15〜200g/m2を有する弾性伸縮性繊維集合体がある。伸縮層2は、上面7と下面8とを有し、上面7には伸長層3が位置している。
【0010】
伸長層3は、非弾性的に伸長可能な連続繊維11の集合体あって、伸縮層2が伸縮する方向Aへ50%以上、より好ましくは100%以上、さらに好ましくは150%以上非弾性的に伸長可能であり、伸長したときの量は連続繊維11における永久歪となって現われる。かかる連続繊維11には、繊径0.1〜50μmを有するものであって、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリエステル等の高分子材料からなるものやこれら高分子材料の2種類以上の混合物からなるもの、これら高分子材料からなる複合繊維で形成されたもの等がある。連続繊維11の集合体は、坪量2〜100g/m2を有するものであることが好ましく、その集合体は、例えば前記各種の高分子材料がメルトブローン法やスパンボンド法等の直接紡糸法によって連続的に押出されてなる多数条の連続繊維11を一方向へ走行する無端ベルト上に不規則に蛇行した状態で堆積させることによって得ることができる。かかる蛇行した状態とは、連続繊維11が前記一方向へ直線状には延びておらず、弧を画いたり輪を画いたり、屈曲したりしている状態を意味している。
【0011】
伸縮層2と伸長層3とは、伸長層3を形成している個々の連続繊維11が複合シート1の長さ方向において間欠的に伸縮層2を形成している繊維6どうしの間隙へ進入することによって形成される連続繊維11と繊維6との機械的な交絡を介して結合し、複合シート1を形成している。繊維6の間隙へ進入した連続繊維11は、伸縮層2を貫通している場合もある。
【0012】
連続繊維11と繊維6とを交絡させるには、連続繊維11からなる伸長性繊維ウエブを繊維6からなる伸縮性繊維ウエブの上に重ねて一方向へ連続的に走行させる途中において伸長性繊維ウエブの上方からこのウエブに対して微細なノズルからの高圧水を噴射する方法を採用することができる。重ねた両繊維ウエブは、有孔または無孔の無端ベルトに載せて、例えば15〜150m/minで走行させる。ノズルは50〜150μmの孔径を有し、伸長性繊維ウエブの幅全体に0.3〜2mmのピッチで1列または2列以上に並び、水圧は7〜15MPaの範囲にあることが好ましい。このような高圧水は、伸長性繊維ウエブに対して1回または2回以上繰り返して噴射することができる。連続繊維11は、高圧水を噴射された部位が伸縮性繊維ウエブへ進入し、伸長性繊維ウエブの走行方向において間欠的な状態で繊維6と機械的に交絡する。伸縮性繊維ウエブの繊維6は、高圧水の噴射時に弾性的に伸長して繊維6どうしの間隙を広げ、その間隙への連続繊維11の進入を容易にすることができる。高圧水の噴射後には収縮してその間隙を狭め、進入した連続繊維11の退却を困難にする。かくして、伸縮層2と伸長層3との結合が強固になる。連続繊維11は、伸長性繊維ウエブの走行方向ヘ不規則に蛇行しながら延びており、伸長性繊維ウエブの幅方向へ一列に並ぶノズルからの高圧水の作用で生じる交絡部位は、連続繊維11の長さ方向において間欠的に現れる。
【0013】
このように形成された図1の複合シート1の伸長層3は、連続繊維11で形成されていて実質的な意味で繊維の末端部分を持たないから、毛羽立ちがなく光沢のある外観と、滑らかな肌触りとを有している。複合シート1は、これを図1の方向Aへ所要倍率伸長したときに、その倍率が伸縮層2の弾性変形の範囲内であり、かつ、連続繊維11の破断伸度以下であれば、連続繊維11が非弾性的に伸長し、伸縮層2の作用で弾性的に収縮した後には、そのときの伸長量が永久歪となって連続繊維11に現われ、連続繊維11は、交絡部位と交絡部位との間でそれが伸長される前よりも大きな弧や輪を画き、伸長層3はそれだけ嵩が増して肌に触れたときの柔軟性が一層向上したものになる。かような状態に変化した複合シート1もまた、弾性伸縮性の複合シートとして利用することができる。
【0014】
図2は、複合シート1の部分拡大斜視図である。この図では、1条の連続繊維11が繊維6に対して部位p,q,rで交絡している。複合シート1は方向Aヘ所要倍率だけ伸長されていて、連続繊維11がこれらの部位p,q,r間で緊張状態にあり、部位p,q,r間に延びる繊維11の全長は部位pとrとの間の仮想線で示された直線距離よりも長い。このときの複合シート1は、これを方向Aへさらに伸長したときに部位qで連続繊維11が繊維6との交絡から外れるようであると、連続繊維11がpとrとの間でたるみ、複合シート1は連続繊維11を破断させることなくさらに方向Aへ容易に伸長する。それゆえ、好ましい複合シート1では、連続繊維11が機械的に交絡している部位と部位との間で緊張状態にあるときに、特にその緊張状態が連続繊維11の破断伸度近くにあるときに、複合シート1が連続繊維11を破断させることなくさらに伸長できるように、交絡している部位のいくつかでは連続繊維11が繊維6との機械的な交絡から外れるように形成されている。このように連続繊維11が繊維6との交絡から外れる複合シート1では、それが過度に伸長されても伸長層3は毛羽立つことがなく、連続繊維11に特有な光沢のある外観と滑らかな肌触りとを維持することができる。連続繊維11と繊維6との交絡の強さは、連続繊維11に対する高圧水の噴射条件によって調整することができる。
【0015】
図3は、この発明の実施態様の一例を示す図1と同様の図面である。この複合シート1は、上下の2層と中間層とからなる3層構造のもので、中間層が互いに直交する二方向A,Bのうちの少なくとも方向Aへ弾性的に伸縮可能な弾性伸縮性繊維からなる伸縮層2であり、上下層が二方向A,Bのうちの少なくとも方向Aへ非弾性的に伸長可能な連続繊維11からなる伸長層3である。伸縮層2は、図1の伸縮層2と同じように形成されるもので、それには例えば繊径15μmのスチレン系エラストマー繊維からなる坪量30g/m2のメルトブローン不織布が使用される。伸長層3のそれぞれもまた、図1の伸長層3と同じように形成されるもので、それには例えばポリプロピレンの連続繊維からなる坪量15g/m2の繊維集合体が使用される。ただし、図3で上層を形成している伸縮層3と下層を形成している伸縮層3とには、坪量や連続繊維11の種類の異なるものを使用することもできる。この複合シート1を得るには、伸縮層2の上下面に重ねた伸長層3のそれぞれに対して高圧水を噴射し、必要ならばそれぞれの伸長層3に対しての噴射を2回以上繰り返して各層を結合し、一体化すればよい。
【0016】
この発明に係る弾性伸縮性シートおよびこの複合シートを伸長した後に弾性的に伸縮させて得られる第2の弾性伸縮性複合シートは、伸縮性と、肌触りの良さと、外感の良さとを兼ね備えているから、使い捨ておむつや生理用ナプキン、使い捨て医療用ガウン等のシート素材として好適である。
【0017】
【発明の効果】
この発明に係る弾性伸縮性複合シートは、弾性的に伸縮可能な繊維ウエブの少なくとも片面に非弾性的に伸長可能な連続繊維からなる伸長性繊維ウエブを重ね、連続繊維を伸縮性の繊維と機械的に交絡させることによって得ることができ、連続繊維に特有な光沢のある外観と肌触りの好さとを有している。この複合シートは、過度に伸張しても、連続繊維が破断前にその交絡から外れるから、毛羽立ちが多くなったり、その毛羽立ちによって肌触りが悪くなったりするということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複合シートの部分破断斜視図。
【図2】 連続繊維と伸縮性繊維層とが伸長されるときの状態を示す図。
【図3】 実施態様の一例を示す図1と同様な図面。
【符号の説明】
1 複合シート
2 第1繊維集合層
3 第2繊維集合層
6 第1繊維
11 第2繊維、連続繊維
Claims (4)
- 互いに直交する二方向のうちの少なくとも一方向へ弾性的に伸縮可能であり上下面を有する第1繊維集合層と、前記一方向へ非弾性的に伸長可能であり前記第1繊維集合層の上下面のいずれかに重なって該第1繊維集合層に少なくとも前記一方向において間欠的に結合する第2繊維集合層とによって形成されている弾性伸縮性複合シートにおいて、
前記第1繊維集合層が弾性的に200%以上伸長可能な弾性伸縮性の第1繊維からなり、前記第2繊維集合層が非弾性的に50%以上伸長可能であって前記第1繊維集合層の上下面のいずれかに広がる連続繊維で形成された第2繊維からなり、前記第2繊維が前記一方向において間欠的に前記第1繊維どうしの間隙へ進入して形成する前記第1繊維と前記第2繊維とが機械的に交絡することのみによって前記第1繊維集合層と第2繊維集合層とが結合しており、前記第1繊維と前記第2繊維との交絡の一部分では、前記複合シートが前記一方向へ所要倍率以上に伸長されると、前記第2繊維がその破断前に前記交絡から外れるように形成されていることを特徴とする前記弾性伸縮性複合シート。 - 前記第1繊維集合層の上面と下面とに前記第2繊維集合層が重なり、全体として3層構造を呈している請求項1記載の弾性伸縮性複合シート。
- 前記上面と下面との第2繊維集合層は、それらを形成している前記第2繊維の坪量および種類のいずれかが異なるものである請求項2記載の弾性伸縮性複合シート。
- 互いに直交する二方向のうちの少なくとも一方向へ弾性的に伸縮可能であり上下面を有する第1繊維集合層と、前記一方向へ非弾性的に伸長可能であり前記第1繊維集合層の上下面のいずれかに重なって該第1繊維集合層に少なくとも前記一方向において間欠的に結合する第2繊維集合層とによって形成されている弾性伸縮性複合シートの製造方法において、
前記第1繊維集合層となるべき200%以上伸長可能な弾性伸縮性の第1繊維で形成された第1繊維ウエブの上に前記第2繊維集合層となるべき非弾性的に50%以上伸長可能な連続繊維である第2繊維で形成された第2繊維ウエブを支持ベルト上で重ね合わせて該支持ベルトとともに前記一方向へ連続的に走行させ、その走行途中で該第2繊維ウエブの上方において該第2繊維ウエブの幅方向へ列をなして並ぶ多数の微細ノズルから該第2繊維ウエブへ向けて高圧水を噴射し、かかる高圧水によって前記第2繊維を前記一方向において間欠的に前記第1繊維どうしの間隙へ進入させて前記第1繊維と前記第2繊維とを機械的に交絡させ、前記第1繊維と前記第2繊維との交絡の一部分では、前記複合シートが前記一方向へ所要倍率以上に伸長されると、前記第2繊維がその破断前に前記交絡から外れるように、前記第1繊維集合層と前記第2繊維集合層とをその交絡のみによりを結合させることを特徴とする前記製造方法。
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