JP3738466B2 - 密閉型電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は密閉型電池に関し、より詳細には、斯かる密閉型電池における安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉型電池には過充電等によって内部圧力が上昇したときに電池の破裂を防止するための安全装置又機構が設けられている。斯かる安全装置又は機構は、ケーシングの内部圧力が所定の値を超えると作動して内部圧力を解放するように構成されている。
【0003】
斯かる安全装置として、ゴム等の弾性材料を使用したリリーフ弁型と封口板に刻印を設けた開裂弁型とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
リリーフ弁型は、使用するゴム等の材料が熱等により変質すると、ケーシングの密閉構造を維持することが困難になる欠点がある。ケーシングの密閉構造に欠陥が生じると、内部の電極材又は電解質が水分を吸収したり、外部に漏れることがある。
【0005】
開裂弁型は、弁を開裂させるのに必要な極限圧を正確に設定するのが困難である欠点を有する。通常、弁の薄肉部の厚さ、刻印の大きさ及び深さ等を設定することによって開裂極限圧を設定するが、それでもバラツキが生ずる。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑み、正確に且つ高い精度にて作動する安全装置を設けた密閉型電池を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は斯かる点に鑑み、作動圧力の管理が容易であり、正確な作動圧力範囲を有する安全装置を設けた密閉型電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の密閉型電池は、安全装置を有する密閉型電池において、この安全装置は、密閉されたケーシングに孔が設けられ、該孔がリング部材で周囲を補強された薄膜材によって封口されてなり、このリング部材がこの孔に対応した寸法の孔を有し、この薄膜材の受圧面積は孔に一致されてなり、このケーシング、リング部材、及び薄膜材が全てシーム溶接によって接合されているとともに、このケーシングの孔が蓋部に設けられ、リング部材及び薄膜材が、溝が不存在の薄膜材とされ、電極と同一面上に離間された位置にあるものである。
また、本発明の密閉型電池は、上記の密閉型電池において、このケーシングの孔が底板に設けられているものである。
【0009】
また、本発明の密閉型電池は、上記の密閉型電池において、このリング部材を介して薄膜材とケーシングの間を接合した接合力が開裂圧力より大きいものである。
【0010】
また、本発明の密閉型電池は、上記の密閉型電池において、溝が不存在の薄膜材であるものである。
【0011】
また、本発明の密閉型電池は、上記の密閉型電池において、このリング状部材が中心方向に突出しかつ先端が尖った突起部を有するものである。
【0012】
また、本発明の密閉型電池の製造方法は、安全装置を有する密閉型電池の製造方法において、この安全装置は、密閉されたケーシングに孔を設け、該孔をリング部材で周囲を補強された薄膜材によって封口して作製し、このリング部材がこの孔に対応した寸法の孔を有し、この薄膜材の受圧面積は孔に一致されてなり、このケーシング、リング部材、及び薄膜材を全てシーム溶接によって接合する方法である。
【0013】
また、本発明の密閉型電池の製造方法は、上記の密閉型電池の製造方法において、このリング部材を介して薄膜材とケーシングの間を接合した接合力を開裂圧力より大きくする方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図1〜図3を参照して本発明による密閉型電池の安全装置の例を説明する。図1に本例による密閉型電池の組立図を示す。密閉型電池はケーシング31と蓋部又は封口板41とを有し、ケーシング31内には図示しない適当な電極部材及び電解質が封入される。
【0015】
本例によると蓋部41には孔42が設けられており、斯かる孔42を覆うように薄膜材21が設けられ、斯かる薄膜材21の上にリング部材11が装着されている。リング部材11は蓋部41の孔42に対応した寸法の孔12を有する。本例の安全装置は孔42と薄膜材21とリング部材11とよりなる。
【0016】
薄膜材21は適当な厚さを有する金属箔であってよく、所定の開裂圧力によって破裂するように構成されている。薄膜材21は適当な方法によって蓋部41に接合されてよく、好ましくはレーザ溶接又は電子ビーム溶接法によるシーム溶接によって接合されてよい。
【0017】
本例によると、開裂圧力は薄膜材21の厚さと薄膜材21の受圧面の寸法によって決まる。薄膜材21の受圧面積は孔42の面積に対応している。従って開裂圧力を調節するためには、薄膜材21の厚さ又は孔42の寸法を調節すればよい。
【0018】
リング部材11は薄膜材21の周囲を補強するために設けられている。リング部材11を使用しない場合、薄膜材21と蓋部41の間の接合は、開裂圧力によって乖離しないように十分を強度を有する必要がある。即ち、ケーシング31の内部圧が上昇したとき、薄膜材21と蓋部41の間の接合が破壊する前に、薄膜材21が開裂することが必要である。
【0019】
しかしながら、薄膜材21と蓋部41の間の接合力を開裂圧力より大きくすることは一般に困難であるため、リング部材11を設ける。斯かるリング部材11は適当な金属材よりなり、同様に、好ましくはレーザ溶接又は電子ビーム溶接法によるシーム溶接によって接合されてよい。斯かる場合、薄膜材21とリング部材11は同時にシーム溶接によって接合されてよい。
【0020】
図2を参照して本発明による密閉型電池の安全装置の他の例を説明する。この例では、安全装置はケーシング31の底板51に設けられた孔52と薄膜材21とリング部材11とよりなる。本例の安全装置は図1の例と比較して蓋部41に設けた代わりにケーシング31の底板51に設け点が異なり、それ以外は同様な構成であってよい。尚、本発明によると安全装置は蓋部41及び底板51に限らずケーシング31の所望の位置に設けてよい。
【0021】
図3はリング部材11の例を示す。上述のようにリング部材11は中心孔12を有するが、斯かる孔12は必ずしも円形である必要はない。図3Aに示す例では斯かる孔12は円形であるが、図3Bに示す例では孔12は中心方向に突起した2つの突起部12Aを有し、図3Cに示す例では孔12は中心方向に突起した1つの突起部12Aを有する。
【0022】
斯かる突起部12Aの先端は鋭く尖っており、薄膜材21の開裂を促進するように構成されている。
【0023】
以上本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0024】
例えば、図1及び図2に示した例では、薄膜材21及びリング部材11はケーシング31の外側面上に装着したが、ケーシング31の内側面上に装着してもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明の密閉型電池によると、開裂圧力は薄膜材の厚さ及び受圧面積を変化させることによって調節することができるから、安全装置のリリーフ圧を容易に且つ正確に管理することができる利点を有する。
【0026】
本発明の密閉型電池によると、安全装置を構成する薄膜材21及びリング部材は金属材より構成し、適当な方法によって接合されるから、腐食、熱変質等によって密閉構造が破壊されることがない利点がある。
【0027】
本発明の密閉型電池によると、安全装置は孔、薄膜材及びリング部材よりなり、簡単な構造とすることができる利点がある。また、安全装置を簡単な製造方法によって製造することができる利点がある。
【0028】
本発明の密閉型電池によると、安全装置の設計及び組立が容易になり安価に製造することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉型電池の組立図である。
【図2】本発明による密閉型電池の他の例の組立図である。
【図3】本発明による密閉型電池の安全装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 リング部材
12 孔
12A 突起部
21 薄膜材
31 ケーシング
41 蓋部又は封口板
42 孔
51 底板
52 孔
Claims (7)
- 安全装置を有する密閉型電池において、
上記安全装置は、密閉されたケーシングに孔が設けられ、該孔がリング部材で周囲を補強された薄膜材によって封口されてなり、
上記リング部材は上記孔に対応した寸法の孔を有し、
上記薄膜材は、溝が不存在の薄膜材とされ、上記薄膜材の受圧面積は上記孔に一致されてなり、
上記ケーシング、リング部材、及び薄膜材は全てシーム溶接によって接合されていることを特徴とする密閉型電池。 - 請求項1記載の密閉型電池において、上記ケーシングの孔は蓋部に設けられ、リング部材及び薄膜材は、電極と同一面上に離間された位置にあることを特徴とする密閉型電池。
- 請求項1記載の密閉型電池において、上記ケーシングの孔は底板に設けられていることを特徴とする密閉型電池。
- 請求項1記載の密閉型電池において、上記リング部材を介して薄膜材とケーシングの間を接合した接合力が開裂圧力より大きいことを特徴とする密閉型電池。
- 請求項4又は5記載の密閉型電池において、上記リング状部材は中心方向に突出しかつ先端が尖った突起部を有することを特徴とする密閉型電池。
- 安全装置を有する密閉型電池の製造方法において、
上記安全装置は、密閉されたケーシングに孔を設け、該孔をリング部材で周囲を補強された薄膜材によって封口して作製し、
上記リング部材は上記孔に対応した寸法の孔を有し、
上記薄膜材は、溝が不存在の薄膜材であって、その受圧面積は上記孔に一致されてなり、
上記ケーシング、リング部材、及び薄膜材を全てシーム溶接によって接合することを含むことを特徴とする密閉型電池の製造方法。 - 請求項6記載の密閉型電池の製造方法において、上記リング部材を介して薄膜材とケーシングの間を接合した接合力を開裂圧力より大きくすることを特徴とする密閉型電池の製造方法。
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