JP3737704B2 - 色補正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像印刷装置に出力すべきカラー画像データを環境光に応じて補正する色補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の画像処理装置の構成を示す。この画像処理装置は、コンピュータ40と、モニタ50と、プリンタ60とを備えている。
【0003】
従来の画像処理装置では、モニタ50は、プリンタ60で印刷すべき印刷画像に対応する表示画像を表示し、プリンタ60は、前記印刷画像を印刷する。より具体的には、モニタ50及びプリンタ60を使用するユーザは、モニタ50上で表示画像を見ながら印刷画像を編集し、編集後の印刷画像に対応する表示画像をモニタ50上で確認した後、前記印刷画像をプリンタ60で印刷する。
【0004】
モニタ50は、RGB3色の加色混合で色彩を表現することから、表示画像の色彩を規定する表示色彩データは、RGB表色系で表される。これに対し、プリンタ60は、CMY3色の減色混合で色彩を表現することから、印刷画像の色彩を規定する印刷色彩データは、CMY表色系で表される。したがって、表示色彩データ及び印刷色彩データ間の変換を行う必要があり、この変換を行うべく、画像処理装置は、RGB表色系及びXYZ表色系間の変換を行うRGB→XYZ変換部62、及びXYZ表色系及びCMY表色系間の変換を行うXYZ→CMY変換部66を備えている。
【0005】
また、モニタ50に表示される色彩は、モニタ50の色再現特性によって変化し、他方、プリンタ60により印刷される色彩は、プリンタ60の色再現特性によって変化する。そこで、画像処理装置は、モニタ50に入力される画像色彩データにより規定される色彩とモニタ50が実際に表示する色彩との関係を示すモニタ50の色再現特性であるモニタプロファイル61、及び、プリンタ60に入力される画像色彩データにより規定される色彩とプリンタ60が実際に印刷する色彩との関係を示すプリンタ60の色再現特性であるプリンタプロファイル65を記憶している。画像処理装置は、モニタ50に入力される表示色彩データをモニタプロファイル61に基づき補正し、該補正された表示色彩データである印刷色彩データをプリンタプロファイル65に基づき補正し、これにより、プリンタ60は、該補正された印刷色彩データにより規定される色彩を印刷する。
【0006】
画像処理装置では、具体的には、まず、RGB→XYZ変換部62は、RGB信号格納部43から出力される表示色彩データ(R、G、B)をモニタプロファイル61に従ってCIE(Commission Internationaled Eclairage:国際照明委員会) XYZ値(X、Y、Z)に変換し、次に、光源変換部64は、前記CIE XYZ値(X、Y、Z)に光源変換を施すことにより、光源変換後のCIEXYZ値(X′、Y′、Z′)を出力し、さらに、XYZ→CMY変換部66は、前記光源変換部64から出力されるCIE XYZ値(X′、Y′、Z′)をプリンタプロファイル65に従って印刷色彩データ(C、M、Y)に変換する。プリンタ60は、該印刷色彩データ(C、M、Y)に基づき色彩を印刷する。
【0007】
前記プリンタプロファイル65は、所定の光源による環境光の下で作成されている。したがって、例えば、プリンタプロファイル65がD50光源による環境光の下で作成されているとすると、モニタ50及びプリンタ60がD50光源以外の光源による環境光の下に置かれているときには、プリンタプロファイル65をそのまま用いても、前記両光源が異なることから、印刷された色彩は、本来あるべき色彩と異なって見える。
【0008】
上記した問題を解決するべく、従来の画像処理装置では、観察環境光源情報格納部42が、環境光の光源、例えばD50光源、A光源、D65光源、即ち、波長分布が異なる複数の光源に対応すべく、それぞれの光源に対応する光源データを記憶しており、観察環境光源情報選択部41が、ユーザから与えられる、モニタ50及びプリンタ60が置かれている環境光の光源についての情報に応答して、観察環境光源情報格納部42に記憶された複数の光源データから最適と思われる光源データを選択し、該光源データを光源変換部64へ出力する。光源変換部64は、前記モニタ50及びプリンタ60が置かれている環境光の光源及びプリンタプロファイルの作成時の環境光の光源から算出される補正用データに基づき光源変換を施す。
【0009】
例えば、モニタ50及びプリンタ60がA光源の下に置かれているユーザがA光源を示す情報を入力すると、観察環境光源情報選択部41は、前記入力された情報に対応するA光源データ(XA、YA、ZA)を観察環境光源情報格納部42から選択し、該選択された光源データ(XA、YA、ZA)を光源変換部64へ出力する。
【0010】
プリンタ60は、測色光源情報格納部63に記憶されている、プリンタプロファイル65の作成時の環境光の光源のD50光源データ(XD50、YD50、ZD50)及び観察環境光源情報選択部41から与えられた、モニタ50及びプリンタ60が置かれている環境光の光源のA光源データ(XA、YA、ZA)を用い、次式に従って補正データ(X′、Y′、Z′)を算出し、該補正データ(X′、Y′、Z′)を用いて印刷色彩データを調整する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したプリンタ60のプロファイル65の作成時の環境光の光源、及び、モニタ50及びプリンタ60が実際に置かれている環境光の光源に基づく前記式(1)により算出される前記補正データ(X′、Y′、Z′)を用いて印刷色彩データを補正しても、モニタ50及びプリンタ60が置かれている環境光が複数の種類の光源から放射される光を含むことから、プリンタ60が印刷する色彩は、これらの複数の光源から放射される光の影響により、本来あるべき色彩と異なって見えるという問題があった。すなわち、従来の画像処理装置は、本来あるべき色彩を忠実に再現することができないという問題があった。また、出力装置としてのモニタもまた、環境光の影響を受けることから、本来あるべき色彩を表示することができないという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、環境光に応じて所望の色彩で印刷を可能とする色補正装置を提供することにある。
本発明は、複数の光源からの光を含む現在の環境光の下に配置されている表示部と、特定環境光の下で上記表示部に色彩データで示す色彩画像を再現させるために上記色彩データの補正に用いられる色再現特性情報が格納されている格納部とを備える色補正装置において、基準色データが格納されている格納部と、環境光を形成する一般的な複数の光源の合成光を生成可能な複数の主成分データが格納されている主成分データ格納部と、上記複数の主成分データの組み合わせ割合を示す重み付け係数を入力するための入力部と、入力された上記重み付け係数に基づいて上記複数の主成分データを所定の割合で組み合わせて上記現在の環境光の光分布に近似させた光分布データを生成する分布データ生成部と、上記生成した光分布データに基づいて色補正するための補正パラメータを算出する算出部と、上記基準色データを上記色再現特性情報及び上記補正パラメータにより補正して補正基準色データを生成し、該補正基準色データを上記表示部に供給する基準色データ補正部とを含み、上記基準色データ補正部は、上記重み付け係数の確定指示の入力で確定した補正パラメータと上記色再現特性情報により上記色彩データを補正し、上記表示部に画像表示させる、ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る具体例1及び具体例2の画像処理装置について図面を参照しつつ説明する。説明は、適宜、図15及び図16に示される数式を用いて行う。
〈具体例1〉
本発明に係る色補正装置を用いた具体例1の画像処理装置について説明する。図1は、具体例1の画像処理装置の構成を示す。具体例1の画像処理装置100は、図1に示されているように、従来よく知られたモニタ50及びプリンタ60を含む。画像処理装置100は、さらに、色補正装置200を含む。具体例1及び後述される具体例2の両具体例では、説明及び理解を容易にすべく、モニタ50及びプリンタ60が互いに近接して置かれている、即ち、同一の環境光の下に置かれていることを想定する。
【0014】
色補正装置200は、入力部30と、分光分布主成分データ格納部1と、パラメータ変換部2と、重み付け係数格納部3と、分光分布データ生成部4と、推定XYZ値算出部5と、推定XYZ値格納部6と、モニタプロファイル格納部7と、基準無彩色RGB信号格納部8と、RGB→XYZ変換部9と、基準無彩色XYZ値格納部10と、表示用RGB信号算出部11と、観察環境光源色度値算出部12と、モニタ再現色更新部13、プリンタプロファイル格納部70とを備える。
【0015】
入力部30は、例えば、キーボードやマウスであり、画像処理装置100のユーザが画像処理のための命令及びデータを入力するために用いられる。
記憶部である分光分布主成分データ格納部1は、後述される環境光に含まれ得る複数の代表的なまたは一般的な光源の成分を示すデータである主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))を格納する。分光分布主成分データ格納部1には、重ね合わされた一般的な複数の光源の波長分布を表す成分が、すなわち従来よく知られた主成分分析によって抽出して得られた、第1の主成分、第2の主成分、第3の主成分という3つの成分が格納されている。主成分分析によれば、主成分についての分散値を基準に主成分軸を決定し、具体例1では、分散値が最大である成分軸を第1の主成分とし、該第1の主成分に次いで分散値が大きい成分軸を第2の主成分とし、該第2の主成分に次いで分散値が大きい成分軸を第3の主成分とする。
【0016】
第1の主成分は、前記重ね合わされた一般的な複数の光源の光の波長分布を最も特徴的に代表し、第2の主成分は、第1の主成分に次いで前記波長分布を特徴的に代表し、第3の主成分は、第2の主成分に次いで前記波長分布を特徴的に代表する。これらの主成分は、前記一般的な複数の光源から共通的に抽出された成分であることから、これらの主成分を組み合わせることより、より正確には、主成分の重み付けを最適に調整した上で組み合わせることにより、未知の複数の光源からの光を含む環境光の波長分布を最適に近似することができる。
【0017】
図3及び図4は、代表的な光源の光の波長分布を示し、図5は、第1主成分〜第3主成分の波長分布を示す。例えば、代表的である、即ち一般的である光源は、図3及び図4に示されるように、A光源、D50光源、D65光源、C光源、F2光源、F8光源、及びF11光源の7種類の光源であり、これらの光源は、図3及び図4に示されるような波長分布をそれぞれ有し、図5に示される前記した第1〜第3の主成分は、前記7種類の光源の光を含む合成光の波長分布をこれらの主成分の合成により近似的に生成することができる。
【0018】
分光分布主成分データ格納部1には、前記第1主成分〜第3主成分が、図3及び図4に示されるように、例えば380〜760nmの波長帯域における波長分布を相対比で示すデータである主成分データts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ)として格納されている。ここで、λは、波長を示し、380nm<λ<760nmである。
【0019】
主成分の数は上記した3に限定されず、より大きいことが望ましい。主成分分析の対象である光源の数は、上記した7に限定されず、より大きいことが望ましい。また、主成分分析により得られる主成分に代えて、フーリエ変換及びDCT変換等の直交変換によって得られた変換係数を用いることも可能である。
【0020】
図1に戻り、パラメータ変換部2は、ユーザによって前記入力部30から与えられる指示に従って、前記主成分データに重み付けをするための重み付け係数(t1、t2、t3)を生成する。
重み付け係数格納部3は、前記パラメータ変換部2によって生成された重み付け係数(t1、t2、t3)を格納する。
分光分布データ生成部4は、前記重み付け係数格納部3に格納された重み付け係数(t1、t2、t3)及び分光分布主成分データ格納部1に格納されている主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))から推定される環境光源の波長分布を示す分光分布データs(λ)を生成する。
推定XYZ値算出部5は、前記分光分布データ生成部4によって生成された環境光源の分光分布データs(λ)からXYZ表色系で表される補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を算出する。
推定XYZ値格納部6は、前記推定XYZ値算出部5によって算出された補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を格納する。
【0021】
モニタプロファイル格納部7は、モニタ50の従来よく知られている、該モニタ50に入力される表示色彩データにより規定される色彩と、該表示色彩データに基づきモニタ50が実際に表示する色彩との関係を示す色再現特性であるモニタプロファイルを予め記憶しており、他方、プリンタプロファイル格納部70も同様に、プリンタ60の従来よく知られている色再現特性であるプリンタプロファイルを予め記憶している。モニタプロファイル格納部7は、R、G、Bの各色に対応するガンマ係数(γr、γg、γb)と、空間写像用の3×3のマトリクスMで表され、該マトリクスMは、式(2)の通りである。
【0022】
基準無彩色RGB信号格納部8は、補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)の算出のために、より正確には、重み付け係数を決定するための判断基準として機能する無彩色、例えば灰色をRGB表色系で示す基準無彩色信号(Rbs、Gbs、Bbs)を格納する。
RGB→XYZ変換部9は、前記基準無彩色信号(Rbs、Gbs、Bbs)または、外部から入力されるRGB表色系で示される印刷データ(R、G、B)をXYZ表色系に変換する。
基準無彩色XYZ値格納部10は、前記RGB→XYZ変換部9によって変換された基準無彩色データ(Xbs、Ybs、Zbs)を格納する。
【0023】
補正部である表示用RGB信号算出部11は、前記推定XYZ値格納部6に記憶されている前記補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)及びモニタプロファイル格納部7に記憶されているモニタプロファイルを用いて、モニタ50に表示すべき表示画像の色彩を規定するための、前記印刷データ(R、G、B)から得られるXYZ系のデータ(Xbs、Ybs、Zbs)、または前記基準無彩色信号から得られるXYZ系のデータ(Xbs、Ybs、Zbs)を補正し、該補正されたデータであるRGB信号(Rout、Gout、Bout)をモニタ50へモニタ再現色更新部13を介して出力する。これにより、モニタ50は、補正された基準無彩色信号及び補正された印刷データを表示することができる。本発明では、特に、補正された基準無彩色信号を表示することが重要である。
【0024】
補正部である観察環境光源色度値算出部12は、前記推定XYZ値格納部6に記憶されている前記補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)及びプリンタプロファイル格納部70に格納されているプリンタプロファイルを用いて、プリンタ60で印刷すべき印刷画像の色彩を規定するデータ(X″、Y″、Z″)を算出し、プリンタ60は、前記データ(X″、Y″、Z″)をCMY系に変換し、この変換されたCMY系のデータに従って印刷する。
【0025】
図6は、具体例1の画像処理装置の動作を概略的に示すフローチャートである。画像処理装置100は、図6に示されているように、ステップS100でデータの設定を行い、ステップS200で初期設定を行い、ステップS300で入力部30による重み付け係数の調整を行い、ステップS400でプリンタ60による印刷を行う。
【0026】
図7は、図6に示されたフローチャート中のデータの設定を詳細に示す。図7に示すデータの設定は、ユーザによる手動またはコンピュータ(図示せず)による自動により行われる。図7に示されているように、まず、ステップS100Aで、上記した式(2)で表されるモニタプロファイルが、モニタプロファイル格納部7に格納される。プリンタプロファイルもまた、同様にして、プリンタプロファイル格納部70に格納される。次に、ステップS100Bで、基準無彩色RGB信号格納部8に、前記した基準無彩色信号(Rbs、Gbs、Bbs)が格納される。さらに、ステップS100Cで、主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))が分光分布主成分データ格納部1に格納される。
【0027】
図8は、図6に示すフローチャート中の初期設定を詳細に示す。図8に示されているように、まず、ステップS200Aで、RGB→XYZ変換部9は、基準無彩色RGB信号格納部8に記憶されている基準無彩色信号(Rbs、Gbs、Bbs)、及び前記したモニタプロファイル格納部7を用いる以下の式(3)に従って、基準無彩色信号(Rbs、Gbs、Bbs)をXYZ表色系で表すデータである基準無彩色XYZデータ(Xbs、Ybs、Zbs)を生成する。
【0028】
次に、ステップS200Bで、表示用RGB信号算出部11は、分光分布主成分データ格納部1に記憶されている主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))及び重み付け係数格納部3に記憶されている重み付け係数(t1、t2、t3)を用いる以下の式(6)に従って分光分布データ生成部4が算出した分光分布データs(λ)を用いた式(11)に従って推定XYZ値算出部5によって算出され、かつ推定XYZ値格納部6に記憶されている補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)、及び基準無彩色XYZ値格納部10に記憶されている基準無彩色XYZデータ(Xbs、Ybs、Zbs)を用いた以下の式(4)に従って、モニタ50へ出力すべきRGB信号(Rout、Gout、Bout)を得るためのCIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)を算出する。即ち、式(6)に従って分光分布データs(λ)が算出され、式(11)に従って補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)が算出され、式(4)に従ってCIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)が算出される。式(4)で、Refは、モニタ表面上の反射率を示す。
【0029】
表示用RGB信号算出部11は、さらに、前記算出されたCIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)及びモニタプロファイル格納部7を用いた以下の式(5)に従って、前記RGB信号(Rout、Gout、Bout)を算出する。
【0030】
表示用RGB信号算出部11は、前記算出されたRGB信号(Rout、Gout、Bout)をモニタ50へ出力する。最後に、ステップS200Cで、モニタ50は、表示用RGB信号算出部11から出力されたRGB信号(Rout、Gout、Bout)により規定される、前記基準無彩色信号を表す色彩を表示する。
なお、表示用RGB信号算出部11は、初期表示であることから、上記した式を用いて得られるRGB信号(Rout、Gout、Bout)を出力することに代えて、予め決められている初期表示用のRGB信号(Rout、Gout、Bout)を出力することが望ましい。これにより、例えば、重み付け係数(t1、t2、t3)が入力されていないことに起因する不具合を回避することが可能になる。
【0031】
図9は、図6に示すフローチャート中の入力部による重み付け係数の調整を詳細に示す。図9に示されるように、ステップS300Aで、ユーザが入力部30を用いて、前記した重み付け係数を決めるための指示を入力する。より具体的には、図11において、重み付け係数t1を決めるための情報を入力するためのメイン調整については、目盛り37aを参照しながらつまみ36aをスロット35aに沿って位置調整することにより、該位置に対応する情報が入力される。同様にして、重み付け係数t2を決めるための情報を入力するためのサブ調整については、目盛り37bを参照しながらつまみ36bをスロット35bに沿って位置調整することにより、該位置に対応する情報が入力され、また、重み付け係数t3を決めるための情報を入力するための微調整については、目盛り37cを参照しながらつまみ36cをスロット35cに沿って位置調整することにより、該位置に対応する情報が入力される。
【0032】
次に、ステップS300Bで、パラメータ変換部2は、前記入力された指示に対応する重み付け係数(t1、t2、t3)を生成し、該生成された重み付け係数(t1、t2、t3)を重み付け係数格納部3に格納する。さらに、ステップS300Cで、分光分布データ生成部4は、重み付け係数格納部3に記憶されている重み付け係数(t1、t2、t3)及び分光分布主成分データ格納部1に記憶されている主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))を用いた前記した式(6)に従って、分光分布データs(λ)を算出する。
【0033】
次に、ステップS300Dで、推定XYZ値算出部5は、前記した式(11)に従って、補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を算出し、該算出された補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を推定XYZ値格納部6に格納する。
【0034】
さらに、ステップS300Eで、表示用RGB信号算出部11は、前記した式(4)及び式(5)を用いて、モニタ50への出力信号であるRGB信号(Rout、Gout、Bout)を算出し、該算出された基準無彩色を表すRGB信号(Rout、Gout、Bout)をモニタ50へ出力する。次に、ステップS300Fで、モニタ50は、前記RGB信号(Rout、Gout、Bout)に従って基準無彩色を表示する。
【0035】
モニタ50に基準無彩色が表示されると、ステップS300Gで、ユーザは、モニタ50に表示された基準無彩色が本来あるべき無彩色、即ち本来の灰色であるか否かを判断する。ユーザは、本来の無彩色でないと判断すると、その旨を入力し、該入力により処理は、ステップS300Aに戻る。ステップS300Aに戻ると、ユーザは、入力部30を使って前記重み付け係数とは異なる重み付け係数を決めるための指示を入力する。指示が入力されると、ステップS300Bで、パラメータ変換部2は、前記動作と同様にして、該新たな指示に基づき重み付け係数(t1、t2、t3)を新たに生成し、ステップS300C及びステップS300Dを経て新たな補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)が生成される。
他方、ユーザが本来の無彩色であると判断すると、その旨を入力し、該入力によりステップS300Bで生成された前記重み付け係数(t1、t2、t3)が確定する。
【0036】
図10は、図6に示すフローチャート中のプリンタによる印刷を詳細に示す。図10に示されているように、まず、ステップS400Aで、観察環境光源色度値算出部12は、前記推定XYZ値格納部6に記憶されている補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を用いた式(7)に従って、印刷用のデータ(X″、Y″、Z″)を算出する。
式(7)で、Xm、Ym、Zmは、プリンタプロファイルを作成したときの光源を示す。
前記データ(X″、Y″、Z″)が算出されると、ステップS400Bで、プリンタ300は、前記データ(X″、Y″、Z″)に基づき色彩を印刷する。
【0037】
図9を用いて説明した入力部30による重み付け係数の確定のためのユーザインタフェースについて説明する。
図11は、モニタに表示されるウインドウを示す。重み付け係数を作成するための指示の入力時には、図11に示されるモニタ50のウインドウ300Aの所定の領域32に前記した基準となる無彩色、即ち灰色が表示され、ユーザからの重み付け係数を作成するための指示が、入力部30を用いたつまみ36a〜36cの操作により入力される。これにより、ユーザは、重み付け係数、即ち、補正パラメータが変わる毎に変わる基準無彩色を見ながら重み付け係数の作成のための指示を入力することができる。したがって、重み付け係数のための指示を入力するたびに、ウインドウに表示される基準無彩色に基づき、前記指示が適切であるか否かを直ちに判断することが可能になる。このようなユーザインタフェースにより、重み付け係数を確定するまでの所要時間を短縮することが可能になる。
【0038】
図12は、補正パラメータを決定する処理を示す。まず、ステップS1で、モニタ50に図11のウインドウ300Aが表示され、ウインドウ300Aの所定の領域32に前記基準無彩色信号により規定される基準無彩色が表示される。
【0039】
基準無彩色信号は、例えばR、G、B各色が8ビットで表されている場合、各色の値が全て128となる信号である。基準無彩色信号は、RGB→XYZ変換部9により前記した式(3)に従ってXYZ表色系データ(Xbs、Ybs、Zbs)に変換される。
【0040】
XYZ表色系に変換された基準無彩色信号(Xbs、Ybs、Zbs)は、表示用RGB信号算出部11により、重み付け係数(t1、t2、t3)に対応する補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)に応じて補正される。
【0041】
前記補正の演算では、まず、CIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)を算出する。具体的には、前記した式(4)に従って、推定XYZ値格納部6に格納された補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)と基準無彩色XYZ値格納部10から出力された基準無彩色信号(Xbs、Ybs、Zbs)からCIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)が算出される。
【0042】
次に、モニタ50に出力すべきRGB信号(Rout、Gout、Bout)が、モニタプロファイル格納部7を参照して前記した式(5)に従って算出される。
【0043】
モニタ再現色更新部13は、前記算出されたRGB信号(Rout、Gout、Bout)をモニタ50へ出力し、モニタ50は、該RGB信号(Rout、Gout、Bout)により規定される基準無彩色信号をウインドウ300Aの所定の領域32に表示する。
【0044】
ステップS2で、色補正装置200は、調整の終了、即ち、重み付け係数が確定したか否かを確認する。この確認は、例えば入力部30の操作に連動するマウスカーソル33によって、ウインドウ300A内に設けられた設定の完了を示すためのOKボタン34がクリックされたか否かに基づき行われる。
【0045】
ステップS2で調整の終了が指示されると、ステップS6で、後述されるステップS4で前記した式(11)に従って既に算出された補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)が確定される。これにより、補正パラメータを決定するための処理の全体が完了する。
【0046】
他方、ステップS2で調整の終了が指示されないと、ステップS3で、ユーザの入力部30からの指示に応じて重み付け係数(t1、t2、t3)が作成される。
【0047】
重み付け係数(t1、t2、t3)は、主成分データts1(λ)〜ts3(λ)に対応する、ウインドウ300A上のつまみ36a〜36cの表示位置に応じて、パラメータ変換部2により算出される。つまみ36a〜36cの表示位置の変更は、前記マウスカーソル33により行われる。
【0048】
重み付け係数(t1、t2、t3)が算出されると、ステップS4で、環境光の光源の波長分布を示す分光分布データs(λ)が、パラメータ変換部2から重み付け係数格納部3を介して供給される重み付け係数(t1、t2、t3)、及び前記した主成分データ(ts1(λ)、ts2(λ)、ts3(λ))に基づき、前記した式(6)に従って分光分布データ生成部4によって生成される。
【0049】
さらに、分光分布データs(λ)に基づき、前記した式(11)に従って、補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)が推定XYZ値算出部5により算出され、推定XYZ値格納部6に格納する。
【0050】
補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)が算出されると、ステップS5で、モニタ50に出力すべきRGB信号(Rout、Gout、Bout)を得るためのCIE XYZ値(Xout、Yout、Zout)が、補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)及び基準無彩色XYZデータ(Xbs、Ybs、Zbs)を用いた前記した式(4)に従って表示用RGB信号算出部11により算出され、さらに、前記RGB信号(Rout、Gout、Bout)が、式(5)に従って表示用RGB信号算出部11により算出される。
【0051】
補正された基準無彩色信号は、モニタ再現色更新部13を介してモニタ50に供給される。これにより、重み付け係数(t1、t2、t3)により定まる補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)により補正を施された基準無彩色が前記ウインドウ300Aの所定の領域32に表示される。
【0052】
具体例1の画像処理装置では、上記したように、本来的に無彩色である基準無彩色信号により規定される色彩が環境光の下でのモニタ50上で無彩色に見えるように前記重み付け係数を決定することにより、該重み付け係数に基づき算出される補正パラメータを用いて補正された色彩データにより規定され、かつプリンタに印刷される色彩は、前記モニタ及びプリンタが置かれている環境光の差異による影響から免れることができる。すなわち、補正パラメータによる補正により環境光の影響を相殺することができることから、環境光がいかなる種類の光源からの光を含んでいても、色彩データにより規定され、プリンタに印刷される色彩を、本来の色彩と近似して忠実に再現することが可能になる。
【0053】
〈具体例2〉
本発明に係る具体例2の画像処理装置について説明する。具体例2の画像処理装置100は、具体例1の画像処理装置100と同様に、色補正装置200と、モニタ50と、プリンタ60とを備えている。
【0054】
具体例1の画像処理装置100では、ユーザが重み付け係数(t1、t2、t3)の良否を判断するために用いる基準信号が、純粋な無彩色、即ち灰色である。これに対し、具体例2の画像処理装置100では、前記基準信号は、純粋な無彩色ではなく、色相、即ち有彩色を含む色である。
【0055】
より具体的には、具体例1の画像処理装置では、1つの灰色のみを基準色として用いているが、これに対し、具体例2の画像処理装置では、1または2以上の基準色を用い、しかもそれぞれが純粋な無彩色ではなく、色相を含む無彩色である。具体例2では、少なくとも2以上の基準色を用いることにより、統計的観点から、具体例1に比べて、補正の誤差を低減することが可能になる。
【0056】
具体例2では、1つの基準色を用いる場合には、例えば、赤みを帯びた灰色を黄みを帯びた環境光の下でモニタに表示し、ユーザは、該赤みを帯びた灰色が純粋な灰色に見えるように調整する。また、2つの基準色を用いる場合には、例えば、赤みを帯びた灰色を黄色及び青色を帯びた灰色を黄みを帯びた環境光の下でモニタに表示し、ユーザは、両赤みを帯びた灰色及び黄みを帯びた灰色が純粋な灰色に見えるように調整する。後者のように複数の基準色を用いて調整することにより、色補正の誤差を低減する。
【0057】
図13は、具体例2の画像処理装置を構成を示す。具体例2の画像処理装置100は、具体例1の画像処理装置100と概ね同一の構成を有し、さらに、モニタ白色RGB信号格納部21と、モニタ白色XYZ値格納部22と、2次的要因XYZ値処理部23とを備えている。
【0058】
モニタ白色RGB信号格納部21は、基準白色信号を格納する。モニタ白色XYZ値格納部22は、XYZ表色系に変換された基準白色信号を格納する。基準白色信号は、例えばR、G、B各色が8ビットで表されている場合には、具体例1の基準無彩色信号と異なり、各色の値が全て255となる信号である。
【0059】
2次的要因XYZ値処理部23は、図11に示されたモニタ50の所定の領域32内に表示される色彩が基準色から所定の距離だけ離れた、即ちオフセットだけ離れた色彩になるようなオフセット値(Xadd、Yadd、Zadd)を用いる式(8)に従って、複数の基準色のXYZ値(Xt、Yt、Zt)を算出する。
【0060】
図14は、具体例2の画像処理装置の動作を示す。図14に示されるステップS11〜ステップS15では、図12に示される具体例1の画像処理装置の前記ステップS1〜S4での処理が行われる。ステップS12で、調整が終了すると、ステップS16で、複数の基準色の全てについて調整、即ち、補正パラメータの設定が終了したか否かが判断される。全ての基準色の調整が完了したと判断されると、ステップS17で、式(9)に従って、補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)からオフセット値を減算した値である修正補正パラメータ(Xs′、Ys′、Zs′)を算出する。
【0061】
ステップS18で、次の基準色に対応するオフセット値が読み出され、前記した式(8)に従って前記次の基準色の修正補正パラメータ(Xs′、Ys′、Zs′)が求められる。次に、ステップS12に戻り、ステップS14で、当該基準色に対する補正パラメータが算出される。
【0062】
全ての基準色のための補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)の算出が終了すると、言い換えれば、全ての基準色の補正パラメータに対応する修正補正パラメータ(Xs′、Ys′、Zs′)の算出が終了すると、ステップS19で、基準無彩色及び各々の基準色について算出された修正補正パラメータ(Xs′、Ys′、Zs′)の平均値を算出し、ステップS20で前記平均値を具体例1と同様に機能する補正パラメータとして格納する。
【0063】
前記格納された補正パラメータは、モニタ50での表示及びプリンタ60での印刷のときに、表示用RGB信号算出部11′が表示画像の色彩を補正するために、または、観察環境光源色度値算出部12′が印刷画像のためのデータ(X″、Y″、Z″)を求めるために用いられる。前記データ(X″、Y″、Z″)は、式(10)に従って求められる。
プリンタは、前記データ(X″、Y″、Z″)に従って環境光の光源に応じて補正された色彩を印刷する。
【0064】
具体例2の画像処理装置では、具体例1の画像処理装置と同様に、プリンタに印刷される色彩を、本来の色彩に近似して忠実に再現することができる。さらに、複数の異なる基準色がそれぞれ無彩色に見えるような重み付け係数を設定することにより補正パラメータ(Xs、Ys、Zs)を確定することから、1つの基準色のみを用いる具体例1と比較して、環境光の光源の波長分布の再現、即ち推定の誤差を統計的に低減することができ、これにより、プリンタに印刷される色彩を、本来の色彩により一層近似して再現することができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明に係る色補正装置によれば、前記したように、色彩データが設定された第1の環境光と波長分布を異にする、出力装置が置かれている第2の環境光を再現すべく、それぞれが異なる光の成分を表す複数の主成分データと、前記複数の主成分データのそれぞれに重み付けをするための複数の重み付け係数とを用いて得られる補正パラメータに基づき前記色彩データを補正することから、前記第2の環境光下で出力装置が前記補正された色彩データに基づき出力する色彩を、前記第1の環境光下での前記色彩により近似させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の画像処理装置の構成を示す図である。
【図2】従来の画像処理装置の構成を示す図である。
【図3】代表的な光源の光の波長分布を示す図である。
【図4】代表的な光源の光の波長分布を示す図である。
【図5】主成分の波長分布を示す図である。
【図6】具体例1の画像処理装置の動作を概略的に示すフローチャートである。
【図7】データの設定を詳細に示す図である。
【図8】初期設定を詳細に示す図である。
【図9】重み付け係数の調整を詳細に示す図である。
【図10】プリンタによる印刷を詳細に示す図である。
【図11】モニタに表示されるウインドウを示す図である。
【図12】補正パラメータを決定する処理を示す図である。
【図13】具体例2の画像処理装置を構成を示す図である。
【図14】具体例2の画像処理装置の動作を示す図である。
【図15】色彩の補正に用いる数式を示す図である。
【図16】色彩の補正に用いる数式を示す図である。
【符号の説明】
50 モニタ
60 プリンタ
100 画像処理装置
200 色補正装置

Claims (4)

  1. 複数の光源からの光を含む現在の環境光の下に配置されている表示部と、特定環境光の下で前記表示部に色彩データで示す色彩画像を再現させるために前記色彩データの補正に用いられる色再現特性情報が格納されている格納部とを備える色補正装置において、
    基準色データが格納されている格納部と、
    環境光を形成する一般的な複数の光源の合成光を生成可能な複数の主成分データが格納されている主成分データ格納部と、
    前記複数の主成分データの組み合わせ割合を示す重み付け係数を入力するための入力部と、
    入力された前記重み付け係数に基づいて前記複数の主成分データを所定の割合で組み合わせて前記現在の環境光の光分布に近似させた光分布データを生成する分布データ生成部と、
    前記生成した光分布データに基づいて色補正するための補正パラメータを算出する算出部と、
    前記基準色データを前記色再現特性情報及び前記補正パラメータにより補正して補正基準色データを生成し、該補正基準色データを前記表示部に供給する基準色データ補正部とを含み、
    前記基準色データ補正部は、前記重み付け係数の確定指示の入力で確定した補正パラメータと前記色再現特性情報により前記色彩データを補正し、前記表示部に画像表示させる、
    ことを特徴とする色補正装置。
  2. 前記表示部と同一の前記現在の環境光の下に配置されている印刷装置が接続され、
    特定環境光の下で前記印刷装置に前記色彩データで示す色彩の画像を印刷させるために前記色彩データの補正に用いられる印刷色再現特性情報が格納されている格納部と、
    前記色彩データを前記印刷色再現特性情報及び前記保持された補正パラメータにより補正し、得られた補正色彩データを前記印刷装置へ供給する色彩データ補正部と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1記載の色補正装置。
  3. 前記基準色データは無彩色データであることを特徴とする請求項1記載の色補正装置。
  4. 前記基準色データは、色相を帯びた有彩色データであることを特徴とする請求項1記載の色補正装置。
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