JP3737417B2 - 組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法およびサポニン含量の改善方法 - Google Patents

組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法およびサポニン含量の改善方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法およびサポニン含量改善方法に関し、より詳細には、栽培参・樟脳参・山参から採取した根・葉・茎の組織を組織培養して形成されたカルス (Callus)から不定根を誘導した後、誘導された不定根を震盪培養または生物反応器培養により大量増殖し、前記増殖過程において栽培参や山参などのサポニン組成比率が自然参のサポニン含量と同等の水準に誘導することができるようにする最適の培養条件を糾明して、商品性および機能性の優れた器内不定根を生産することができるようにする組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖とサポニン含量改善方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
人参は植物学的に五加科(Araliacea)の人参属(Panax)に属する植物であって、根を薬用として利用する。
世界的にこれに属する植物種は6〜7種が知られており、経済的に栽培されて人参市場で商品として流通されている人参種は大略3種類がある。
地理的にアジア極東地域に分布・栽培されている“Panax ginseng C.A.Meyer”との植物名有する人参は、伝統的に中国の漢方生薬のうち最も重要な強壮薬として利用されて来た。
人参は昔から色々な疾病の治療と病気の回復促進に驚くべき効能があるのが知られており、このような人参の効能についての人参の薬効成分と薬理的効能を探求するための広汎な研究が続けられている。今まで科学的に明かされた代表的な効能としては身体調節機能の恒常性維持作用であると言えるが、このような作用に根拠して抗疲労および抗ストレス作用、抗糖尿作用、血圧調節作用、抗癌作用、動脈硬化および高血圧の予防、頭脳機能強化、胃腸機能強化、免疫機能強化、抗ウイルス作用などが報告されている。
人参の主要有効成分としてはサポニン、サポゲニン、ポリアセチレン、ピラジン誘導体、マルトールなどが知られている。
しかし、天然薬用人参は排水が良好で涼しい高地で4〜6年間に亘って長期間栽培され、天然気候により影響を受けるのみならず、同一場所で連作が不可能であるため、非経済的である。
従って、高価の薬用人参を気候の障碍を受けなく年中大量生産をするための方法として植物組織培養の研究が為されて来たが、天然薬用人参の根組織を培養して不定形の細胞塊であるカルス (Callus)を得て、これを各種の栄養培地および環境条件下で大量培養して天然薬用人参と同一の有効成分を多量含有した人参組織物を製造するのである。韓国内では特許公開番号第1993‐0000004号の人参毛状根の多量増殖方法に関する技術が特許登録されている。
現在、多様な目的のために高麗人参、米国人参、田漆参などを組織培養する技術は一般化されており、特に、人参の各組織を培養して得たカルス (Callus)の増殖、器官の分化、カルス (Callus)の細胞培養確立などについては専門学会誌に多く報告されている。
しかし、これら実験の大部分はカルス (Callus)および細胞増殖に及ぼす物理的・化学的要因分析に関するものが大部分であり、人参の不定根培養に関する実験結果は殆ど無い実情である。また、人参を利用するには栽培地で5〜6年間栽培し、または最小限3〜4年間栽培しなければならないなどの時間と労力が多く要求され、連作障碍に因る人参栽培地の確保にも問題があり、食品類および化粧品類、薬用などを目的とする人参の需要量確保の必要性が台頭している実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の事項らを考慮して案出したものであって、本発明の目的は人参・樟脳参・山参などの不定根の増殖に影響を及ぼす要因らを糾明し、生長調節器内で年中生産が可能になるように人参・樟脳参・山参などの不定根を震盪培養または生物反応器での組織培養により大量増殖すると共に、サポニン含量を栽培参や山参などと比較してより増加させて、サポニンの組成比率が自然参のサポニン含量と同等な水準に誘導できるようにする最適の培養条件を糾明して、商品性および機能性の優れた器内不定根を生産することができる組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根のサポニン含量改善方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、不定根の大量増殖方法を樟脳参および山参のような付加価値が高い製品にも適用して食品および代替医薬品の原料用として大量生産・供給を可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法は、人参および栽培参・樟脳参・山参などの根・茎・葉などの組織を培養してカルス (Callus)を誘起する段階と;前記誘起されたカルス (Callus)から不定根を発生させて増殖する段階と;前記増殖された不定根を生物反応器内で大量培養する段階から成る。前記不定根の大量増殖のために組織培養された不定根のサポニン含量改善方法は、人参・樟脳参・山参のうちいずれ一つを組織培養して得た不定根を生長調節剤で前処理する段階と;該前処理した不定根をジャスモン酸やメチルジャスモン酸で処理した培地に接種する段階と;該接種した不定根を光源下の風船型または円錐型生物反応器内で培養する段階と;前記不定根を培養する培地を収穫5〜10日前に窒素を除去した培地に交換する段階から成る。
【0005】
前記不定根の大量増殖のために組織培養された不定根のサポニン含量改善方法は、不定根のサポニン含量を増加させてジオール系サポニンとトリオール系サポニンの比率が自然参と同等な水準に調節されるようにして、商品性および機能的利用価値が増加された不定根を提供することができる。
従って、本発明は環境・土壌および農薬汚染とは係わりの無い無公害人参を実験室または工場で年中生産することができるようにし、特に、消費者達に認識度が高い山参を規模化された培養器で大量生産することにより、消費者の消費慾求を充足させることができるようにしたのである。
【0006】
本発明においては1次的に不定根の増殖に最も大きい影響を及ぼす要因を糾明しようとしたのであり、2次的に最も効率的な培地を利用して生物反応器で培養し、生物反応器の形態および空気注入量などが生長量を左右するのを観察して、これを改善して産業化することができる技術的課題を解決しようとした。
従って、本発明の具体的な技術は次の内容で構成される。
人参(Panax ginseng C.A.Meyer)、樟脳参、山参のうちいずれ一つを滅菌・消毒した後、2〜3mmの切片を得て、2,4‐D(2,4‐ジクロロフェノキシル酢酸),ピクロラム(Pichloram,NAA(ナフタレン酢酸) それぞれを1.0〜10.0mg/L量添加したMS(ムラシゲ‐スクーグ)培地に接種してカルス (Callus)を誘導し、そのうちそれぞれを2.0mg/Lの濃度で添加した場合に最も望ましい効果を示した。
前記誘導されたカルス (Callus)を生長調節剤として2,4‐Dを0.1〜5.0mg/L添加したMS培地で増殖させた後、2〜4週間隔で継代培養しながらIBA(インドール酢酸)とNAA(ナフタレン酢酸)のうち1種を1.0〜5.0mg/L量添加したMS培地に移して不定根を形成した。
この際、カルス (Callus)増殖のために用いられる培地としてはMS(ムラシゲ‐スクーグ)培地の外にSH(Schenk and Hildebrandt)培地、B5(Gamborg)培地、LP(Quorin and lepoivre)培地、白(White)培地などがあり、効果は殆ど類似であったが、培養期間によって差異を示し、そのうちMS培地と3/4SH培地で最も望ましい結果を得ることができた。また、カルス (Callus)成長に影響を及ぼす生長調節剤としてNAAまたはIBAをそれぞれ1.0〜5.0mg/L添加する場合にも望ましい結果を得ることができた。
【0007】
前記形成された不定根をMS培地で(無機物濃度1/2〜3/4,pH5.7〜6.0,糖濃度3〜5%,18〜24℃で増殖させ、培養切片体を含み新たに形成された側根を1〜2cmに無作為で切断して空気浮揚型風船型生物反応器に接種した後、22℃で空気注入量を0.05〜0.3vvmにして、砂糖3%を添加したMS培地で生長調節剤としてBSSA(ベンゾ[b]セレニエル酢酸),IBA(インドール酢酸)とNAA(ナフタレン酢酸)のうちいずれ1種を1.0〜10.0mg/L量添加してpH6.0で培養した。
この際、2週間隔で空気注入量を増加させて根の絡まり現象を防止するのが望ましく、全体生産量減少を防止するために生物反応器内での不定根培養2週後に不定根を再接種してやるのが望ましい。
このように培養が完了された不定根を20〜50トン規模までのもっと大きい生物反応器で段階的にスケールアップして大量生産を可能にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
本発明では圃場で栽培している6年根人参、15年生樟脳参、100年以上の山参を下記の実験に用いた。
実施例1:不定根増殖の最適条件選定実験
カルス (Callus)から不定根を形成させた後、これら組織を最短期間内に最大増殖される条件を備えるのが最も効率的であり、生産費を節減することができるので、次の通り最適条件を糾明するための実験を実施した。
IBA2.0mg/Lが添加されたMS培地30mlを1回用ぺトリデイシュに分株した後、山参のカルス (Callus)から由来した不定根を平均10mmの長さに切断して30個ずつ接種した。
培地の無機物濃度を1倍、1/2倍、3/4倍にして実験を実施し、培地のpHは4.0,5.0,5.5,5.7,6.0,6.5にそれぞれ区分し、培地の糖濃度は0%,1%,2%,3%,4%,5%,6%,7%に区分し、培養温度は15℃,18℃,20℃,22℃,24℃,26℃に区分して増殖状況を観察した。
前記実験結果、無機物濃度1/2〜3/4,pH5.7〜6.0,糖濃度3〜5%の培地で培養温度は18〜24℃の範囲が不定根増殖の最適条件であるものと現れた。
【0010】
実施例2:生長調節剤添加が不定根増殖に及ぼす影響
MS培地に糖を3%添加し、pHを6.0に固定させた後、オーキシンでIBA,NAA,BSAAそれぞれをそれぞれ1mg/L,2mg/L,3mg/L,5mg/Lずつ添加して基本培地を作り、これら基本培地を1L三角フラスコと5L生物反応器にそれぞれ分株した後、山参と栽培参の根(平均1.0cmの長さ)を接種して、4週後に生長量を調べて、その結果を表1に示した。
【0011】
【表1】
Figure 0003737417
【0012】
表1に示した通り、生産調節剤を処理していない培地では2倍未満の生体重増加率を見せたのに比べて、IBA,NAAが添加された培地では5倍以上の生体重増加率を見せたが、2〜3mg/Lで最も効果的であるため、前記濃度が適正濃度であるのが分かる。一方、新たに合成されたオーキシンであるBSAAを添加した場合、生体重が著しく増加し、適正濃度もまた2〜3mg/Lであるのが分かった。
栽培参と山参の生体重を比較して見ると、生物反応器内では栽培参・山参間の増殖率において差異が無く、生長様相も類似であるため、区別が容易でなかった。
従って、生物反応器内で人参の不定根を大量増殖するためにはNAA,IBAおよびBSSAのような生長調節剤を添加するのが望ましいと判断された。
【0013】
実施例3:接種方法が不定根の増殖に及ぼす影響
生物反応器で山参および栽培参の不定根を培養するとき、不定根の調剤方法が根の増殖に及ぼす影響を糾明するために、2mg/LのBSSAが添加されたMS培地で無切断培養法、切片体を除き側根のみ培養する方法、切片体および側根の区分無く不定根の長さを1〜2cmに切断して培養する方法をそれぞれ用いて4週間培養した後、その結果を表2に示した。
【0014】
【表2】
Figure 0003737417
【0015】
表2に示した通り、切片体培養で形成された側根を切片体と共に新たな培地に移植した場合、側根の発生がなされないため、生体重の増加は無く褐変化の現象が生じた。反面に、元の切片体を取り除き形成された側根のみ切断して培養した場合、側根の発生数と生体重は増加したが、接種するに時間が長くかかり効果的でないものと思料された。
しかし、培養切片体を含み新たに形成された側根を1〜2cm程無作為で切断して新たな培地に接種したとき、増殖率が15倍以上になり、生体重の増加に最も効果的であった。
従って、切片体および側根の区分なく不定根の長さを1〜2cmに切断して接種するのが望ましい。
【0016】
実施例4:生物反応器の形態が不定根の増殖に及ぼす影響
大量増殖を目的に生物反応器を利用して培養する場合、生物反応器の形態による不定根の増殖結果を観察するために、パイロット規模の500L,1000Lの空気浮揚型風船型生物反応器と500L,1000Lの空気浮揚型ドラム型生物反応器で培養して40日後の生体重増加に及ぼす効果を比較して、その結果を表3に示した。
この際、培養室の温度は22℃に固定し、生物反応器内への空気注入量は0.05〜0.3vvmにし、砂糖3%を添加したMS培地を用い、生長調節剤として2.0mg/LのBSSAを添加し、pHは6.0に調節した。
【0017】
【表3】
Figure 0003737417
【0018】
表3に示した通り、全般的にドラム型よりは空気浮揚型風船型生物反応器が生体重(biomass)および乾物重(drymass)増加に効果的であったが、二つの形態全て時日の経過に従って不定根の絡まり現象が生じるため、2週間隔で空気注入量を増加して根の絡まり現象を防止してやるのが望ましく、培養4週後に生じる不定根の浮遊現象に因る全体生産量減少を防止するためには培養2週後に再接種(約1kg)するのが望ましい。
また、50L,100L規模のシード(seed)培養器および20〜50トン規模の培養器を稼動するための全段階培養器である1〜3トン規模のスケールアップ培養器内にはモーターを利用した刃を付着して、より大きい培養器に移す前に形成された不定根を前記実施例3の方法により2〜3cmの長さに切断した後に移すのが望ましい。
以上で見た通り、本発明による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法は、生体重の生産能力も高く取り扱いも便利であり、乾物重が増加する傾向がある画期的な大量生産方法であるのを確認することができた。
また、本発明は不定根増殖方法により組織培養して得た栽培参・樟脳参・山参の不定根をMS培地・SH培地・B5培地で培養して不定根の増殖がよく成されるようにした。
本発明では前記の通り器内の不定根培養過程中または収穫した不定根のサポニン含量を著しく増加させると共に、トリオール/ジオールの比率を自然参と同等の水準に調節する方法を提供しようとする。
多様な要因らがサポニン含量に及ぼす効果を考察してみれば次の通りである。
【0019】
実施例5:生物反応器の形態がサポニン含量に及ぼす効果
糖3%,IBA2.0mg/Lを添加したMS培地またはSH培地に不定根を1〜2cmに切断して接種した後、風船型・円錐型・球状型・ドラム型の培養器と三角フラスコを用いて不定根を培養し、4週後にサポニン含量を測定して、その結果を表4に示した。
サポニン含量の測定は、韓国人参煙草研究所の人参成分分析標準法により実施した。
【0020】
【表4】
Figure 0003737417
【0021】
表4に示した通り、サポニン含量は風船型生物反応器や円錐型生物反応器で培養したときにサポニン含量が高く、三角フラスコ・ドラム型は含量が低かった。
従って、人参・樟脳参・山参の不定根培養時に風船型や円錐型の生物反応器を利用するのが望ましいと判断された。
【0022】
実施例6:ジャスモン酸およびメチルジャスモン酸処理がサポニン含量に及ぼす効果
栽培参・樟脳参・山参の不定根を風船型生物反応器に培養しながら培養初期、収穫10日前、収穫後に前記ジャスモン酸およびメチルジャスモン酸を濃度別に処理したときのサポニン含量を比較した。
MS培地に糖3%、IBA2.0mg/L量を添加し、pHを6.0に調節した後に実験した。
ジャスモン酸またはメチルジャスモン酸の濃度を0.1,2,5,10mg/Lと異にして収穫10日前に処理する方法と、収穫後に根を水で洗浄して砂糖を添加しなかったMS培地または水道水にジャスモン酸またはメチルジャスモン酸を入れて1週間処理した後、サポニン含量を測定して、その結果を表5に示した。
【0023】
【表5】
Figure 0003737417
【0024】
表5に示した通り、培養初期に前記二つの物質を処理した結果、生長量が抑制され、収穫10日前に生物反応器に処理したり、収穫後増殖された不定根を水で洗浄した後ジャスモン酸やメチルジャスモン酸を処理した後7日が経過したときのサポニン含量は7〜8%に達し、栽培参の2〜3%に比べてサポニン含量が著しく増加したのを観察することができた。
しかし、ジオールトリオールの比率においては栽培参より処理区でジオール系サポニンの比率が著しく増加する傾向を見せた。
従って、全体サポニンの含量はジャスモン酸処理区が無処理区に比べて6倍以上増加したため、ジャスモン酸またはメチルジャスモン酸で処理するのが望ましい。
【0025】
実施例7:培地内の窒素除去がサポニン含量に及ぼす効果
人参の不定根を培養するとき、サポニンの含量を増加させるために、5Lの円錐型生物反応器で3%の糖と2.0mg/LのIBAを添加したMS培地を用い、pHは6.0に調節して20〜30日間最大の不定根増殖がなされるようにした後、収穫5〜10日前に窒素が添加されていない培地に移したときのサポニンの含量を測定して、その結果を表6に示した。
【0026】
【表6】
Figure 0003737417
【0027】
表6に示した通り、培養用培地に適正の窒素を添加して不定根が最大限の増殖を成すようにした後、収穫5〜10日前に培地を交換したときにサポニン含量が増加した。
培地を交換する場合、窒酸態およびアンモニア態の窒素が全く添加されてはならなく、この時期に前記実施例6の通りジャスモン酸を添加するとサポニン含量増加にもっと効果的な結果を齎すことができるものと判断された。
【0028】
実施例8:光源がサポニン含量に及ぼす影響
栽培参・樟脳参・山参の不定根を培養するとき、色々な光源を異にした場合、サポニン含量とジオールトリオール系サポニンの比率に及ぼす効果を調べるために、100ml三角フラスコに前記実施例1と同一の条件でMS培地30mlを分株した後、人参の不定根を1〜2cm間隔に切断して接種し、暗(dark)条件、蛍光燈、メチルハライト、青色光(430nm)、赤色光(650nm)を40μmol.m-2.s-1の光度で16〜24時間照明下に培養した。培養室の温度は22〜25℃に調節し、4週後にサポニン含量を測定してその結果を表7に示した。
【0029】
【表7】
Figure 0003737417
【0030】
前記実施例の結果、暗条件より蛍光燈下で培養するのが望ましく、培養前にサイトキニン類やジャスモン酸を処理した場合、不定根の品質を高めるにあって非常に効果的な結果を齎すことができるものと判断された。
以上で見た通り、本発明の組織培養による人参・樟脳参・山参の生長率は多少低下するが、サポニン含量は増加し、特に、トリオール系サポニン含量が高かった。
また、青色光では自然状態で栽培した人参のジオールトリオールの比率1:1に最も近接した1.03の比率を見せ、赤色光も類似の傾向を示した。
従って、人参類の不定根培養時の問題点の一つである全体サポニン含量のうちtriol系サポニン含量を増加させるに効果的であり、人参の不定根培養時の蛍光燈・赤色光および青色光の処理は自然状態で栽培した人参と同等水準のサポニン組成を維持させるに非常に重要な要因であるものと判断された。
【0031】
実施例9:生長調節剤処理がサポニン含量および比率に及ぼす影響
生長調節剤のうちサイトキニン類であるBA(ベンジルアデニン),2−イソペンチルアデニン(2iP)ゼアチン( Zeatin ,メチルジャスモン酸,チディアズロン(TDZ)カイネチン(Kinetinを栽培参・樟脳参・山参の根組織を培養する前に1〜100mg/L濃度で1〜10時間前処理した後に培養した。前処理直後のサポニン含量とジオールトリオールの含量を比較分析して、その結果を表8に示した。
【0032】
【表8】
Figure 0003737417
【0033】
表8に示した通り、前処理した後に不定根を培養した場合、サポニン含量が5倍程増加しながらトリオールジオールの比率は2.4程で自然栽培参と類似の水準であった。特に、サイトキニン類を処理した場合、サポニン含量は低下するが、トリオールジオールの比率が自然栽培と非常に類似に現れた、
従って、培養不定根のトリオールジオールの比率を1:1〜1:2に維持させようとする場合、参の不定根のサポニン含量改善方法は、生物反応器の形態、成長調節剤の種類および処理時期、培地の窒素添加有無、光源の種類などの最適条件を糾明することにより、サポニン含量が自然参を凌駕し、その構成比率も自然参と類似の不定根を培養することができる優れた方法であるのが分かった。
【0034】
【発明の効果】
前記実施例により説明した通り、本発明は人参・樟脳参・山参の不定根の生物反応器培養のための増殖条件のうち適正培地、培地のpH、糖の濃度、培養温度、生長調節剤の種類などの最適増殖条件を確立し、不定根の接種方法の単純化および増殖率と生産性が高い生物反応器形態を確立するに従って、今まで開発されなかった人参の生物反応器内の不定根の生産を産業化して、気候および環境条件の影響を受け無く高付加価値の人参・樟脳参・山参などを年中生産することができ、また、不定根の最大生産以後の窒素供給中断、光処理など、サポニン含量および組成を改善させることができる最適条件らを糾明することにより、自然参よりサポニン含量が2〜3倍高く、ジオール系サポニンとトリオール系サポニンの構成比率も自然参と類似な器内不定根を生産することができ、高付加価値のある器内参を多様な需用層に供給することができる効果がある。

Claims (9)

  1. 人参・樟脳参・山参のうちいずれ一つを滅菌消毒した後、2〜3mmの切片を得て、2,4‐ジクロロフェノキシル酢酸ピクロラムナフタレン酢酸それぞれを1.0〜10.0mg/L量添加したムラシゲ‐スクーグ培地に接種してカルスを誘導する段階と、
    前記誘導されたカルスを0.1〜5.0mg/Lの2,4‐ジクロロフェノキシル酢酸を添加したムラシゲ‐スクーグ培地で増殖させた後、2〜4週間隔で継代培養しながらインドール酢酸ナフタレン酢酸のうちいずれ一つを1.0〜5.0mg量添加したムラシゲ‐スクーグ培地に移し不定根を形成させる段階と、
    前記形成された不定根をムラシゲ‐スクーグ培地で増殖させる段階と、
    前記増殖された不定根を空気浮揚型風船型生物反応器に接種して生長調節剤としてベンゾ[b]セレニエル酢酸1.0〜10.0mg/L,インドール酢酸1.0〜10.0mg/L,ナフタレン酢酸1.0〜10.0mg/Lのうちいずれ一つを添加し砂糖3%を添加したムラシゲ‐スクーグ培地で培養する段階と、
    前記培養された不定根を20〜50トンの生物反応器でスケールアップして大量生産する段階と、で構成されることを特徴とする組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法。
  2. 前記増殖された不定根の最適増殖条件は、無機物濃度1/2〜3/4,pH5.7〜6.0,糖濃度3〜5%,温度18〜24℃であることを特徴とする請求項1記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法。
  3. 前記増殖された不定根を生物反応器に接種する方法は、培養切片を含み新たに形成された側根を1〜2cmに無作為で切断して接種することを特徴とする請求項1記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法。
  4. 前記生物反応器内の不定根培養条件は、温度22℃,空気注入量0.05〜0.3vvm,pH6.0であることを特徴とする請求項1または3記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法。
  5. 前記不定根培養2週後に不定根を再接種する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の大量増殖方法。
  6. 組織培養による人参・樟脳参・山参のうちいずれ一つを組織培養して得た不定根の培養方法において、
    人参・樟脳参・山参のうちいずれ一つを組織培養して得た不定根に生長調節剤としてベンジルアデニン2−イソペンチルアデニンゼアチン,メチルジャスモン酸,チディアズロンカイネチン,ジャスモン酸のうち1種を1.0〜100mg/L量添加して1〜10時間前処理する段階と、
    前記生長調節剤で前処理した不定根を糖3%,インドール酢酸とナフタレン酢酸のうちいずれ一つを0.5〜5.0mg/L量添加したムラシゲ‐スクーグ培地に接種してpH6.0,温度22〜25℃に調節した生物反応器内で蛍光燈・青色光・赤色光のうちいずれ、1種の光源下で培養する段階と、
    前記培養した不定根の収穫10日前にジャスモン酸とメチルジャスモン酸のうち1種を1.0〜10.0mg/L量生物反応器内に7日間処理した後に収穫する段階と、で構成されることを特徴とする組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根のサポニン含量改善方法。
  7. 組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根の培養方法において、
    人参・樟脳参・山参のうちいずれ一つを組織培養して得た不定根に生長調節剤としてベンジルアデニン2−イソペンチルアデニンゼアチン,メチルジャスモン酸,チディアズロンカイネチン、ジャスモン酸のうちいずれ1種を1.0〜100mg/L量添加して1〜10時間前処理する段階と、
    前記生長調節剤で前処理した不定根を糖3%,インドール酢酸とナフタレン酢酸のうちいずれ一つを0.5〜5.0mg/L量添加したムラシゲ‐スクーグ培地に接種して、pH6.0,温度22〜25℃に調節した生物反応器内で蛍光燈・青色光・赤色光のうちいずれ1種の光源下で培養する段階と、
    前記培養した不定根を収穫した後、水で洗浄し、ジャスモン酸とメチルジャスモン酸のうちいずれ1種を1.0〜10.0mg/L量で7日間処理する段階と、で構成されることを特徴とする組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根のサポニン含量改善方法。
  8. 前記生物反応器は、風船型生物反応器と円錐型生物反応器のうちいずれ一つであることを特徴とする請求項6記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根のサポニン含量改善方法。
  9. 前記培養した不定根の収穫5〜10日前の培地を窒素が添加されていない培地に交換してやる段階をさらに含むことを特徴とする請求項6または7記載の組織培養による人参・樟脳参・山参の不定根のサポニン含量改善方法。
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