JP3735341B2 - Endoscopy bed - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検者の体腔内に内視鏡を挿入して診断・処置を行う際に被検者が横たわる内視鏡検査用ベッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡を被検者の体腔内に挿入して診断・処置などを行う場合、一般的に、被検者は検査室内に設置されている固定ベッドに横たわって行われていた。
【０００３】
また、被検者の移動や検査の際の負担を軽減するため、前処置から診断・処置及び診断・処置終了後の後処置までの間、被検者を乗り降りの必要のないストレッチャーに乗せたままの状態で、一連の内視鏡的処置が行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常のストレッチャーでは、背もたれの角度調節を行うリクライニング機構が無く、またたとえリクライニング機構が有る場合でも、前処置時や検査時または検査終了後の後処置時に、被検者に内視鏡検査特有の姿勢をとってもらうためには不十分なリクライニング機構であった。
【０００５】
また、前記ストレッチャーでは、ベッドの昇降を手回しのハンドル操作で行うようになっていたため、非力な看護婦にはハンドル操作が負担になっていた。
【０００６】
さらに、ストレッチャーの床面積は、固定ベッドの床面積と大差がないため、上部・下部同時検査時などに被検者の向きを反転させる場合、検査室が狭いと反転移動が難しいという問題があった。
【０００７】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、被検者が内視鏡検査特有の姿勢を容易にとれて被検者に負担が少なく、且つ術者及び看護婦などに負担が少なく、効率良く内視鏡観察下の検査が行える内視鏡検査用ベッドを提供することを目的にしている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡検査用ベッドは、ベース部材と、このベース部材上に設置された寝台とを有し、前記ベース部材に付属したキャスターによって移動可能な内視鏡検査用ベッドにおいて、前記ベース部材の上部に、当該ベース部材に対して前記寝台を昇降させる昇降手段を介して配設された腰受け部と、前記腰受け部の一端部に配設された回動軸に軸支され、前記腰受け部に対して上方となる位置から略同一面となる位置までは当該腰受け部に対して相対的に回動可能に、当該腰受け部に対して略同一面となる位置から下方となる位置に向けては当該腰受け部と一体的に回動可能に配設された背もたれ部と、前記背もたれ部の一端部に配設され、前記背もたれ部に対して、当該背もたれ部を少なくとも下方に向けて回動させる回動力を印加させるための操作レバーと、前記操作レバーの操作により、前記背もたれ部と前記腰受け部とが略同一面となる位置より下方に向けて一体的に回動された際、前記腰受け部を前記ベース部材に対して水平となる位置に戻すよう付勢する付勢部材と、を具備したことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図１ないし図３は本発明の第１実施形態に係り、図１は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図２は内視鏡検査用ベッドに設けた旋回位置固定手段及び昇降手段を説明する一部断面図、図３は内視鏡検査用ベッドのベッド状態及びいす状態等を説明する図である。
【００１１】
図１(Ａ)、(Ｂ)に示すように本発明の内視鏡検査用ベッド１は、ベース部材であるベースフレーム２と、寝台３とで主に構成されており、前記ベースフレーム２と前記寝台３とはベースフレーム２に対して寝台３を昇降させる昇降手段６を介して連結固定されている。なお、前記ベースフレーム２の前後四隅には移動用のキャスター５が配設されている。
【００１２】
まず、寝台３について説明する。
前記寝台３は、背もたれ部１０、腰受け部２０及び脚受け部３０とで構成されており、前記背もたれ部１０、腰受け部２０及び脚受け部３０は、それぞれ背もたれ部フレーム１１、腰受け部フレーム２１及び脚受け部フレーム３１に、背もたれ用マットレス１２、腰受け用マットレス２２、脚受け用マットレス３２を図示しないマジックテープ（Ｒ）などの接合部材を介して着脱自在に設けられている。なお、前記脚受け部３０には後述する足受け部３５が設けられている。
【００１３】
前記腰受け部フレーム２１の前方側部及び後方側部には凸出部２３が設けられており、これら凸出部２３には腰受け部回転軸２４が設けられている。前記前方側部の凸出部２３に設けられている腰受け部回転軸２４は、前記脚受け部フレーム３１の軸受け部（不図示）に回動自在に連結されており、前記後方側部の凸出部２３に設けられている腰受け部回転軸２４は前記背もたれ部フレーム１１の軸受け部（不図示）に回動自在に連結されている。
【００１４】
前記腰受け部フレーム２１に対して回動自在に連結されている前記背もたれ部フレーム１１と前記脚受け部フレーム３１とは、腰受け部フレーム２１の下方部に配設されている一対の旋回用ステー２５によって連結されており、前記旋回用ステー２５の一端部と前記背もたれ部フレーム１１との接続部分及び前記旋回用ステー２５の他端部と前記脚受け部フレーム３１との接続部分は回動自在になっている。このため、背もたれ部フレーム１１と、腰受け部フレーム２１と、脚受け部フレーム３１と、旋回用ステー２５とでリンク機構が構成される。
【００１５】
前記脚受け部フレーム３１の先端側端部に設けられている脚受け部回転軸３３は、前記足受け部３５の軸受け部（不図示）に回動自在に連結されている。この足受け部３５には前記脚受け部フレーム３１の下方部に配設されている一対の足受け用ステー３４の一端部がステー用回転軸３６に回動自在に連結されると共に、前記足受け用ステー３４の他端部が前記腰受け部フレーム２１に設けられているステー用回転軸２６に回動自在に連結されている。このため、腰受け部フレーム２１と、脚受け部フレーム３１と、脚受け部３５と、足受け用ステー３４とでリンク機構が構成される。
【００１６】
図２(Ａ)、(Ｂ)に示すように前記腰受け部フレーム２１には前記旋回用ステー２５に並行に旋回位置固定手段と旋回付勢手段とを兼ねるガススプリング４０が一対配設されている。このガススプリング４０の摺動軸４１の先端部分は、ブロック４２を介して前記腰受け部フレーム２１の裏面側に設けられている前方側ブラケット４３に一体的に固定され、前記ガススプリング４０の他端部は前記背もたれ部フレーム１１に固定されている。
【００１７】
前記ブロック４２には、前記ガススプリング４０に設けられているロック解除ピン４０ａが伸縮するように前記摺動軸４１が固定されると共に、前記ロック解除ピン４０ａの先端面に回動動作によりこのロック解除ピン４０ａを操作するレバー４４の凹部４４ａが配設されている。このため、前記レバー４４が時計方向に回転することによって、前記ロック解除ピン４０ａが押し込まれるようになっている。
【００１８】
前記レバー４４の一端部には駆動用ワイヤ部材４５を構成するワイヤ４６の一端部が接続されている。前記駆動ワイヤ部材４５は、前記ワイヤ４６とこのワイヤ４６が挿通される内孔を有する外装チューブ４７とで構成されており、前記外装チューブ４７は前記ブロック４２と後方側ブラケット４８との間に固設されている。なお、前記ワイヤ４６の他端部は、図示しない滑車等を経由して、前記背もたれ部フレーム１１側に導かれている。
【００１９】
図１(Ａ)に示すように前記背もたれ部フレーム１１には左右内側面に略対象にそれぞれ２箇所づつ開口１３、１３を設けた中空のパイプ部材で形成した略Ｕ字形状の保持用バー１４が設けられている。前記背もたれ部フレーム１１側に導かれたワイヤ４６は、前記保持用バー１４に挿通されて左右それぞれに設けられている開口１３間で露出して、他端部を保持用バー１４の端部に固定している。
【００２０】
このことにより、前記保持用バー１４に形成されている開口１３間で露出しているワイヤ４６を、把持して引っ張ることによって、ブロック４２に設けられているレバー４４が時計方向に回転して、旋回位置固定手段としての前記ガススプリング４０のロック解除ピン４０ａを押し込んで、摺動軸４１の伸縮をフリー状態にして、背もたれ部フレーム１１を腰受け部フレーム２１に対して旋回させてリクライニング動作をさせることができるようになっている。そして、前記背もたれ部フレーム１１が所望の角度に傾いたとき前記ワイヤ４６から手を離すことによって、前記ガススプリング４０がロック状態になって、背もたれ部フレーム１１が所望の角度に保持された椅子状態になる。
【００２１】
また、前記背もたれ部１０を前記腰受け部２０に対して例えば床に対して水平な方向である倒す方向に旋回させると、前記背もたれ部フレーム１１に連結されている旋回用ステー２５が先端方向に移動していくことにより、脚受け部フレーム３１が押されて、この脚受け部３０が前記腰受け部フレーム２１に設けられている腰受け部回転軸２４を中心にして矢印ａ方向（図２(Ａ)参照）に移動する。
【００２２】
さらに、前記脚受け部３０が矢印ａ方向に回転移動していくことによって、前記腰受け部フレーム２１に連結されている足受け用ステー３４によって足受け部３５が引っ張られて、前記足受け部３５が脚受け部回転軸３３を中心にして矢印ｂ方向（図２(Ａ)参照）に倒れていく。
【００２３】
即ち、背もたれ部１０を前記腰受け部２０に対して倒す方向に旋回させて水平状態にすることによって、脚受け部３０、足受け部３５が前記背もたれ部１０の旋回動作に連動して図３(Ａ)に示すように水平なベッド状態になる。
【００２４】
また、前記背もたれ部１０を前記腰受け部２０に対して起す方向に旋回させると、上述とは逆に背もたれ部フレーム１１に連結されている旋回用ステー２５が引かれて、脚受け部フレーム３１が引っ張られて腰受け部フレーム２１の腰受け部回転軸２４を中心に脚受け部３０が反矢印ａ方向に回転する。このとき、前記背もたれ部フレーム１１は、旋回付勢手段としての前記ガススプリング４０の摺動軸４１の伸びる力によってほとんど背もたれフレーム１１に力を加えることなく旋回して椅子状態になる。
【００２５】
さらに、前記脚受け部３０が反矢印ａ方向に回転することによって、腰受け部フレーム２１に連結されている足受け用ステー３４によって、足受け部３５が押し出されるように所定の位置に迫りだしてくる。
【００２６】
なお、前記保持用バー１４から露出するワイヤ４６の露出箇所は２箇所に限定されるものではなくそれ以上であってそれ以下であっもよい。
【００２７】
また、前記背もたれ部１０及び腰受け部２０の両サイドには被検者の落下を防止するサイドアーム５１、５２が設けられている。また、足受け部３５には把持部３５ａが設けられており、脚受け部３０を前記腰受け部２０に対して旋回させることができるようになっている。
【００２８】
次に、昇降手段について説明する。
前記ベースフレーム２と前記寝台３とを連結する昇降手段６は、図１に示すように前記ベースフレーム２から突出して設けられている支柱６１と、前記腰受け部フレーム２１の底部から突出しているフレーム柱６２と、前記支柱６１及びフレーム柱６２に回動自在に並設して連結された２本の昇降用ステー６３、６４とで構成されたリンク機構と、前記ベースフレーム２に回動自在に取り付けられた油圧シリンダ６５とで構成されている。
【００２９】
前記油圧シリンダ６５の摺動先端部６５ａは、前記昇降用ステー６３、６４のうち図中上方側に位置する昇降用ステー６３に対して回動自在に取り付けられている。
【００３０】
また、前記油圧シリンダ６５の基端部からは油圧シリンダ駆動軸（以下駆動軸と略記する）６６が左右両側部方向に延出して設けられており、この延出する駆動軸６６の両端部はベースフレーム２を貫通して、その先端部をベースフレーム２の両側部に配設した昇降フットペダル用シャフト６７に接続している。
【００３１】
この昇降フットペダル用シャフト６７の両端部には上昇用フットペダル６７ｕ及び降下用フットペダル６７ｄとが設けられており、上昇用フットペダル６７ｕを踏むことによって、油圧シリンダ６５内の圧力が上がって摺動先端部６５ａが伸びて図３(Ａ)に示すように腰受け部フレーム２１が上昇する。また、前記降下用フットペダル６７ｄを踏むことによって、油圧シリンダ６５内の圧力が下がって摺動先端部６５ａが縮んで図３(Ｂ)に示すように腰受け部２０が降下するようになっている。
【００３２】
つまり、前記油圧シリンダ６５の摺動先端部６５ａが上下に移動することによって、前記昇降用ステー６３がベースフレーム２の支柱６１に対して回動して腰受け部フレーム２１を昇降させるようになっている。このとき、並設した昇降用ステー６３、６４及び支柱６１、フレーム柱６２とで構成したリンク機構によって、前記腰受け部フレーム２１の水平状態が保持されて昇降するようになっている。
【００３３】
このように、内視鏡検査用ベッドの寝台を、背もたれ部と、腰受け部と、脚受け部とに分割して構成し、前記背もたれ部及び脚受け部を、前記腰受け部に対して回動自在に連結し、背もたれ部の傾きを保持するガススプリングを設けると共に、背もたれ部と脚受け部とを旋回用ステーを介して連結してリンク機構を構成したことにより、前記背もたれ部のリクライニング動作に連動して前記脚受け部が動作させて、内視鏡検査特有の姿勢を被検者に容易にとらせることができる。このことにより、被検者の苦痛低減が図れると共に、内視鏡検査時の作業性が大幅に向上する。
【００３４】
また、脚受け部に回動自在に設けられている足受け部が、背もたれ部のリクライニング動作に連動して動作する脚受け部の動作に合わせて回動動作させることによって、足受け部が検査の際、じゃまにならないので、内視鏡下での検査をスムーズに行うことができる。
【００３５】
さらに、背もたれ部のリクライニング操作を、背もたれ部に設けた保持用バーの左右から露出しているワイヤを把持して引っ張ることによって行うことができるので、背もたれ部のリクライニングの操作性が大幅に向上する。
【００３６】
又、上昇用フットペダル及び下降用フットペダルを両端部に設けた昇降フットペダル用シャフトを、ベースフレームの両側部に設けているので、寝台のどちら側からでも寝台の昇降操作を行うことができる。
【００３７】
図４は本発明の第２実施形態に係る内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図である。
上述の第１実施形態のように背もたれ部１０と脚受け部３０とが連動して動作する内視鏡検査用ベッド１では、内視鏡検査終了後の後処置の際、被検者が椅子状態で足を伸ばした姿勢で休憩することができない。そこで、本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ａでは椅子状態で足を伸ばした姿勢で休憩することが可能である。
【００３８】
図４(Ａ)，(Ｂ)に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ａは、前記背もたれ部フレーム１１と脚受け部フレーム３１とを連結する旋回用ステー７０を、中空な外ステー７１と、前記外ステー７１の中に配設されて摺動する内ステー７２とで構成している。
【００３９】
前記外ステー７１の外周面には開口７３が１箇所形成されており、この開口７３には棒状部材７４が配設されている。この棒状部材７４の一端部は前記外ステー７１の内孔内に位置し、他端部は外ステー７１の外周面に固定されている板ばね７５に固定されている。このため、前記棒状部材７４は、常に外ステー７１の中心軸方向に付勢されている。
【００４０】
前記内ステー７２の外周面には前記外ステー７１の開口７３から突出して板ばね７５で付勢されている棒状部材７４が嵌入する溝部７６が２箇所並設しており、前記棒状部材７４が溝部７６に嵌入することによって内ステー７２を保持固定している。
【００４１】
このため、脚受け部フレーム３１を上方向に持ち上げていくことにより、内ステー７２を前記板ばね７５の付勢力に抗して矢印ｃ方向に摺動して、他方の溝部７６に嵌入して脚受け部３０だけが水平状態になる。その他の構成及び作用は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００４２】
このように、寝台を構成する背もたれ部と脚受け部とを外ステーと内ステーとで構成した旋回用のステーで連結し且つ、前記内ステーの位置を変更可能にしたことにより、腰受け部に対して脚受け部を旋回させて、背もたれ部の傾き状態を保持して、脚受け部だけを水平な状態にすることができる。このことにより、検査終了後の後処置の際、より楽な姿勢を被検者はとれる。
【００４３】
なお、前記内ステーに設ける溝の数を増やすことによって脚受け部の停止する位置を任意に設定することができる。
【００４４】
また、板ばねで付勢された棒状部材で内ステーを固定保持する方式の代わりに、内ステーが伸びた位置で、内蔵したツメを係して停止させ、再度内ステーを伸ばすことによって、ツメの係止状態が解除されて、内ステーが縮むようにしたフラップステー方式であってもよい。
【００４５】
図５は本発明の第３実施形態に係る内視鏡検査用ベッドの別の構成を示す説明図である。
上述の実施形態の内視鏡検査用ベッド１では寝台３の高さ調節は、リンク機構からなる昇降手段６によって、腰受け部２０が水平な状態を保持して昇降させることによって行っていた。この構成では、ベッド状態から椅子状態に戻すとき、腰受け部２０が水平状態になっていることにより、背もたれ部１０が復帰する際の勢いで、被検者の腰が腰受け部２０から滑り落ちてしまうおそれがある。そこで、本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｂは背もたれ部２０の復帰する勢いで被検者の腰が腰受け部から滑り落ちない。
【００４６】
図５に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｂでは、フレーム柱８１を腰受け部フレーム２１に回転軸８２を介して回動自在に連結すると共に、前記腰受け部フレーム２１とフレーム柱８１とをコイルばね８３で連結し、前記腰受け部フレーム２１をフレーム柱８１側に付勢して、前記腰受け部フレーム２１がフレーム柱８１の上面に当接して水平状態で停止するようになっている。
【００４７】
また、前記フレーム柱８１は、並設する昇降ステー６３、６４を介してベースフレーム２の支柱６１に連結されてリンク機構を形成しており、上部側に位置する昇降ステー６３に油圧シリンダ６５の摺動先端部６５ａが接続されている。このため、前記摺動先端部６５ａが伸縮することにより、腰受け部フレーム２１が昇降する。
【００４８】
さらに、前記腰受け部フレーム２１の前端部側裏面には支柱６１の上面に当接するストッパー８４が設けられており、腰受け部フレーム２１が降下し続けると、前記ストッパー８４が支柱６１の上面に当接して降下が停止されるようになっている。そして、前記ストッパー８４と支柱６１の上面とが当接したとき、腰受け部フレーム２１の前端部が上方向に押されることにより、前記腰受け部フレーム２１が回転軸８２を中心に傾くようになっている。
【００４９】
なお、前記コイルバネの代わりにゴムや板バネ等の弾性部材を用いてもよい。その他の構成及び作用は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００５０】
このように、被検者を移動する際などに、腰受け部を降下させて、腰受け部を所定高さより低いとき、腰受け部フレームに設けたストッパーが支柱の上面に当接して、足側位置を高くするように腰受け部を傾けることができる。このことにより、寝台状態から椅子状態にするとき、寝台位置を所定高さより低くしておくことにより、背もたれ部が復帰するときの勢いによって、被検者が腰受け部から滑り落ちることが防止される。
【００５１】
図６及び図７は本発明の第４実施形態に係り、図６は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの構成を示す説明図、図７は頭部支持部の概略構成を示す説明図である。
上述の実施形態の内視鏡検査用ベッド１では、検査中に被検者の頭部の高さを変更する場合、その度、高さの異なる枕に交換したり、看護婦が被検者の頭部を支えて対応していた。そこで、本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｃは被検者の頭部の高さの調節を自在に行える。
【００５２】
図６に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｃは、内視鏡下での検査及び処置中に、被検者の頭部の位置を自由に変更することが可能なように、頭部を保持するマットレスを独立させて動かすことができるように、背もたれ部１０を頭部フレーム９１と背部フレーム９２との２つに分割して構成している。そして、前記背部フレーム９２に背用マットレス９４を、頭部フレーム９１に頭部マットレス９３を、それぞれ着脱自在に固定している。なお、前記内視鏡検査用ベッド１Ｃは、水平状態のベッドとして使用する際、背部フレーム９２と頭部フレーム９１とが全体として１つの水平なマットレスとなるように配置している。
【００５３】
図７に示すように背部フレーム９２と頭部フレーム９１とは、前記背部フレーム９２に設けられている軸受け９５に配設したシャフト９６に固定されているアーム９７を介して回動自在に連結されている。このシャフト９６にはギア９８が固設されており、このギア９８に操作ギア９９が噛合している。前記操作ギア９９は、操作ノブ１００から延出する操作用シャフト１０１の先端部に設けられており、前記操作ノブ１００を回動操作することによって、回転力が前記操作用シャフト１０１、操作ギア９９、ギア９８を介してアーム９７に伝達されて、回動動作するようになっている。なお、これら操作用シャフト１０１及びその周辺の機構は背用マットレス９４側に収納されている。
【００５４】
一方、前記アーム９７の他端部にはＤ字形状のカット穴１０２が形成されており、このカット穴１０２に、断面をＤ字状に形成した軸１０３が嵌合している。この軸１０３にはシャーシ１０４が固定されている。このシャーシ１０４は、前記頭部フレーム９１に固定され、頭部マットレス９３内に収納されている。なお、前記シャーシ１０４を用いることなく、アーム９７を直接、頭部フレーム９１に固定するようにしてもよい。
【００５５】
上述のように構成した内視鏡検査用ベッド１Ｃでは、被検者の頭部の位置を変更する際、まず操作ノブ１００を回転させる。すると、この操作ノブ１００の回転力は、操作ギア９９を介してギア９８に伝達されてアーム９７が回動を開始する。このアーム９７が回動を開始することによって、このアーム９７に嵌合している軸１０３に固定されているシャーシ１０４が移動して、このシャーシ１０４に固定されている頭部フレーム９１の頭部マットレス９３が、被検者の頭部を持ち上げる方向または下げる方向に移動する。
【００５６】
なお、前記操作ギア９９と前記ギア９８とのギア比を適宜調節することによって、操作ノブ１００の操作力量や頭部マットレス９３の動作量を自由に設定することが可能である。また、本実施形態では背もたれ部１０を頭部フレーム９１と背部フレーム９２とに分割して各フレームにマットレスを設けているが、マットレスの分割方法は本実施形態に限定されるものではなく、様々な分割方法に対応し、例えば図８の矢印に示すように移動する部分１０８のすぐ脇に、移動しない部分１０９を設けるようにしてもよい。その他の構成及び作用は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００５７】
このように、操作ノブを適宜回転操作することによって、容易に被検者の頭部の位置を変更することができることにより、様々な手技や、前処置に対応することが可能となる。
【００５８】
また、内視鏡検査用ベッドを複数の術者が使用する場合、それぞれの術者が要求する被検者の頭部位置に対応できる。
【００５９】
さらに、図８に示した構成によれば、リクライニング状態にしたとき、被検者頭部付近に水平状態の部分が設けられるので、薬品やノウ盆などを置くスペースが確保される。
【００６０】
図９及び図１０は前記第４実施形態の変形例に係り、図９は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図、図１０は頭部支持部の概略構成を示す説明図である。
本実施形態の内視鏡検査用ベッドは、被検者頭部の高さを変更することが可能であると共に、各高さにおいて被検者頭部の角度の変更が可能である。
【００６１】
図９に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッドは、背もたれ部１０を、背支持部１１０と頭部支持部１１１とに分割してそれぞれ、背支持フレーム１１２及び背支持マットレス１１３と、頭部支持フレーム１１４及び頭部支持マットレス１１５とで構成されている。
【００６２】
前記背支持フレーム１１２の軸受け１１６にはアーム１１７と第１の位置決め用ギア１１８とが固設された背支持シャフト１１９が保持されている。前記アーム１１７の他端部には頭部支持シャフト１２０が固定され、この頭部支持シャフト１２０には第２の位置決め用ギア１２１が固設されている。
【００６３】
なお、前記背支持シャフト１１９とアーム１１７と第１の位置決め用ギア１１８と、頭部支持シャフト１２０と第２の位置決め用ギア１２１とはそれぞ固定されているので、各シャフト１１９、１２０に対して回転することはない。また、頭部支持シャフト１２０の先端部１２０ａは、頭部支持フレーム１１４の軸受け部１２２に挿入されている。
【００６４】
図１０に示すように頭部支持フレーム１１４に固定された第１のロック用シャフト１２３には第１のロック部材１２４が回動自在に配設されている。この第１のロック部材１２４は、前記第２の位置決め用ギア１２１に噛合して前記頭部支持フレーム１１４の軸受け部１２２に挿入されている頭部支持シャフト１２０の回転を抑止するようになっている。
【００６５】
前記第１のロック部材１２４にはグリップ１２４ａが設けられており、このグリップ１２４ａを操作することによって、第１のロック部材１２４を移動させてロック状態と、解放状態とを切り換えることができるようになっている。なお、前記グリップ１２４ａと前記頭部支持フレーム１１４との間にはばね１２５が設けられており、このばね１２５の付勢力によって常にグリップ１２４ａが、第１のロック用シャフト１２３を中心に反時計方向に付勢されている。
【００６６】
前記背支持フレーム１１２も前記頭部支持フレーム１１４と同様の構造であり、背支持フレーム１１２に固定された第２のロック用シャフト１２６に第２のロック部材１２７が回動自在に配設されている。この第２のロック部材１２７は、前記第１の位置決め用ギア１１８に噛合して、背支持シャフト１１９の回転を抑止している。
【００６７】
前記第２のロック部材１２７にはグリップ１２７ａが設けられており、このグリップ１２７ａを操作することによって、第２のロック部材１２７を移動させてロック状態と、解放状態とを切り換えることができるようになっている。なお、前記グリップ１２７ａと前記背支持フレーム１１２の間にはばね１２８が設けられており、このばね１２８の付勢力によって常にグリップ１２７ａが、第２のロック用シャフト１２６を中心に時計方向に付勢している。
【００６８】
なお、前記頭部支持フレーム１１４には図９に示すトレイ１３０の接続ピン１３１を接続するための取り付け穴１３２が設けられており、この取り付け穴１３２にトレイ１３０の接続ピン１３１を接続することができるようになっている。このトレイ１３０には薬品類を保持するためのくぼみ１３３や、図示しない点滴ポール取り付け用の取り付け穴１３４が設けられている。
【００６９】
上述のように構成した背もたれ部１０の作用を図１０を参照して説明する。
グリップ１２４ａを時計方向に移動すると、このグリップ１２４ａの動きに追随して第１のロック部材１２４も時計方向に移動して、第２の位置決め用ギア１２１とのロック状態が解除される。前記第２の位置決め用ギア１２１のロック状態が解除されることによって、頭部支持シャフト１２０を中心に頭部支持フレーム１１４は自由に回動できるようになる。
【００７０】
一方、グリップ１２７ａを例えば反時計方向へ移動すると、このグリップ１２７ａの動きに追随して第２のロック部材１２７も反時計方向に回転して、第１の位置決め用ギア１１８とのロック状態が解除されることによって、頭部支持フレーム１１４と頭部支持マットレス１１５とが背支持シャフト１１９を中心に回動できるようになる。
【００７１】
前記２つのシャフト１１９、１２０周りの回転をあわせると、二点鎖線に示す位置に頭部支持マットレス１１５が、元あった位置から略々平行に移動したような位置が実現される。
【００７２】
さらに、この位置から頭部支持シャフト１２０を中心に頭部支持マットレス１１５は回転でき、前記頭部支持マットレス１１５を斜めの状態に保持しておくことも可能である。
【００７３】
なお、本図において、ばね１２５、１２８は、常にロック部材１２４、１２７をギア１２１、１１８に押し当てる方向に、グリップ１２４ａ、１２７ａに付勢力を与えて、たとえグリップ１２４ａ、１２７ａを離しても自動的にロックが掛かるようになっている。
【００７４】
このように、頭部支持フレームを背支持フレームに対して回動自在に連結し、所望の位置に保持固定可能にすると共に、頭部マットレスを頭部支持フレームに設けた支持シャフトに対して回動自在に連結し、所望の位置に固定可能にすることによって、頭部支持フレームと背もたれ部フレームに対して、頭部マットレスの垂直方向の位置及び角度を任意に設定することができる。このことにより、被検者の頭の位置を設定するために何種類も枕を用意したり、看護婦が被検者の頭を保持する必要が無くなるので、内視鏡検査にかかる労力が軽減する。
【００７５】
また、様々な体型の被検者に対して、より自然な頭部位置になるように頭部マットレスの位置の設定を変更することができるので、被検者にとって快適な検査環境になる。
【００７６】
さらに、頭部フレームにトレイや点滴ポールなどを取り付けられるので、被検者の口腔からの処置が行い易くなる。
【００７７】
図１１は本発明の第５実施形態に係るトレンデレンブルグの行える内視鏡検査用ベッドの構成を示す説明図である。
本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｄでは処置中の不意の出血等で被検者の脳に血流を促す必要がある場合、トレンデレンブルグ（被検者の脳に血液を送るために被検者の頭部を下げること）を行える。
【００７８】
図に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｄの腰受け部２０の下部及びフレーム柱６２にはばね１４１が取り付けられており、このばね１４１によって前記腰受け部２０を支点１４２を中心にして常に時計方向に回転するように付勢されて水平状態を保持するようになっている。
【００７９】
また、内視鏡検査中に被検者の頭部に血流を促進する必要が起こった場合、まず保持用バー１４を矢印方向に押し下げることによって、ベッド状態の背もたれ部１０、腰受け部２０、脚受け部３０は、支点１４２を中心に反時計方向に回転して被検者の頭部が下がった状態になるようになっている。
【００８０】
なお、本実施形態の場合、マットレス部分のフレームのリクライニング機構とは無関係にこの動作が行われるので、マットレスを一直線に保ったままの状態でトレンデレンブルグが行われる。また、前記ばね１４１の代わりに板バネ、ガススプリング等を用いて、常に腰受け部２０がフレーム柱６２に対して支点１４２を中心に時計方向に回転させる力がかかればよい。さらに、保持用バー１４から手を離せば、ばね１４１の付勢力によって自動的に水平状態に復帰する。その他の構成及び作用は上述の実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００８１】
このように、常に腰受け部をフレーム柱に対して支点を中心に時計方向に回転するよう付勢しておくことにより、保持用バー側を押し下げることによって、トレンデレンブルグを行うことができるので、術者に安心感を与える事ができる。
【００８２】
また、背もたれ部近傍から手を離せばばねの付勢力によって、自動的に水平状態に復帰するので、万一、急用などで持ち場を離れる場合でも被検者の頭が下がった状態のままで放置されることがない。
【００８３】
図１２及び図１３は第５実施形態の変形例に係り、図１２はトレンデレンブルグの行える内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図、図１３はガススプリングの概略構成を示す説明図である。
【００８４】
図１２及び図１３に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｅは、ガススプリング４０の一端部を背もたれ部２０に設けた第１の支点１５１に取り付け、他端部の摺動軸１５３の先端部を腰受け部２０の第２の支点１５２に固定されている。
【００８５】
前記摺動軸１５３は、外筒１５４と、この外筒１５４の内部を摺動するスライド軸１５５とで構成され、コイルバネ１５６によって常時伸びきった状態になるように保持されている。なお、前記コイルバネ１５６の代わりにゴムや板バネ等の弾性部材を用いてもよい。
【００８６】
図の状態で内視鏡検査を行っていた際、万一、トレンデレンブルグを行う必要になった場合、保持用バー１４を押し下げる。すると、ガススプリング４０に圧縮力がかかって、摺動軸１５３のコイルバネ１５６が収縮し、外筒１５４内にスライド軸１５５が進入する。このとき、背もたれ部１０は、前記スライド軸１５５が外筒１５４内に進入した分だけ余計に下方向にリクライニングして被検者の頭部が下がった状態になる。なお、前記コイルバネ１５６の弾性係数を適宜設定することにより、トレンデレンブルグが開始される力量を様々に設定することが可能である。また、コイルバネ１５６のストロークを適宜設定することによってトレンデレンブルグのストローク値を様々に設定することが可能である。
【００８７】
このように、トレンデレンブルグを行う際、リクライニングさせるときのようにワイヤを握るなどしてロック状態を解除することなくトレンデレンプルグを素早く行うことができる。
【００８８】
ところで、内視鏡検査用ベッドの進行方向を変更する場合、進行方向側のキャスターの向きを希望する方向に向けてベッドを振って向きを変えなければならなかった。しかし、内視鏡検査用ベッドを移動する作業は、看護婦が一人で行うことが多く、特に、進行方向を変更する作業は看護婦に非常な重労働を強いていた。このため、看護婦１人でも簡単に方向変更を行える労力の軽減を図った内視鏡検査用ベッドが望まれていた。
【００８９】
図１４ないし図１７は進行方向変更手段を有する内視鏡検査用ベッドに係り、図１４は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図１５は進行方向変更手段であるハンドルを示す説明図、図１６は図１５のＦ−Ｆ断面図、図１７は図１５のＥ−Ｅ断面図である。
【００９０】
図１４に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｆは、移動する際の労力を軽減するために、バッテリーとモーター等を設けている。
【００９１】
前記内視鏡検査用ベッド１Ｆの寝台を支持しているベースフレーム２０２にはキャスター２０４が設けられている。このキャスター２０４には、キャスター２０４の向きに連動して回転する連動回転軸２０５が設けられており、この連動回転軸２０５は軸受け２０６を介してベースフレーム２０２に取り付けられている。
【００９２】
前記連動回転軸２０５にはスプロケット２０７が取り付けられており、このスプロケット２０７は、チェーン２０８を介してギアボックス２０９内のギア（不図示）に噛合している。前記ギアボックス２０９内のギアは、モータ２１０で駆動されるようになっている。
【００９３】
前記モータ２１０は、コントロールボックス２１１に設けられている制御スイッチによって、回転速度や回転方向が制御されるようになっている。なお、符号２１２はバッテリーであり、前記モータ２１０を駆動する電源である。
【００９４】
ハーネス２１３は、コントロールボックス２１１へコントロール信号を伝達するものであり、内視鏡検査用ベッド１Ｆを移動させる際に把持するハンドル２１４が取り付けられる軸受けユニット２１５に接続されている。
【００９５】
図１５ないし図１７に示すように前記軸受けユニット２１５に取りつけられるハンドル２１４の回転軸には溝２０３が設けられており、この溝２０３には第１の止め部材２１６が差し込まれている。なお、符号２１７は第２の止め部材であり、背もたれ部フレーム２１８を挟んでハンドル２１４の回転軸にねじ２２０によって固定されている。このことにより、ハンドル２１４、第１の止め部材２１６、第２の止め部材２１７等の部材は、背もたれ部フレーム２１８に対して回転自在になっている。また、符号２１９は当接部材であり、この当接部材２１９は、ねじ２２０によって第２の止め部材２１７に固定されて、前記ハンドル２１４と共に回転するようになっている。
【００９６】
一方、回転制御ゴム２２１は、前記背もたれ部フレーム２１８に形成されている断面形状がＤ字形状の穴２２２に挿入されていて、背もたれ部フレーム２１８に対して回転しないようになっている。
【００９７】
前記第１の止め部材２１６の抜け防止部材２２３は、ねじ２２４によって第１の止め部材２１６に固定されている。また、前記第２の止め部材２１７にはラック（ギア）２１７ａが形成されており、前記背もたれ部フレーム２１８に組み込まれているローターリーエンコーダ２２５のギア２２５ａに噛合している。前記ローターリーエンコーダ２２５は、ハーネス２１３によりコントロールボックス２１１に接続されており、前記ハンドル２１４の回転位置情報がコントロールボックス２１１に伝達されている。
【００９８】
上述のように構成した内視鏡検査用ベッド１Ｆの作用を説明する。
内視鏡検査用ベッド１Ｆを移動する際、ハンドル２１４を把持して押し出すように前進する。そして、例えば左へ曲がろうとする場合には、ハンドル２１４を左に回転させる。このときのハンドル２１４の回転は、当接部材２１９と回転制御ゴム２２１とが干渉することによって僅かな角度しか起こらないが、この回転制御ゴム２２１の硬度を適宜調節することにより適切な操作感覚が得られるようになっている。
【００９９】
前記ハンドル２１４が回転することにより、前記第２の止め部材２１７とラック２１７ａとが回転する。前記ラック２１７ａが回転することによってギア２２５ａが回転してロータリーエンコーダ２２５を駆動する。このロータリーエンコーダ２２５が駆動して得られたハンドル２１４の回転角度に関する情報は、ハーネス２１３を経由してコントロールボックス２１１へ送られる。
【０１００】
このコントロールボックス２１１では送られてきたハンドル２１４の回転角度に関する情報を元に、モータ２１０を回転させ、ギアボックス２０９を介してチェーン２０８を矢印２２６の方向に回転させ、スプロケット２０８を矢印２２７方向に回転させる。前記スプロケット２０８の矢印２２７方向への回転に従って、キャスター２０４は前進方向に対して左折する方向に向きを変える。この状態で、ハンドル２１４を押し、前進させることにより内視鏡検査用ベッド１Ｆはスムーズに左に曲がる。
【０１０１】
このように、内視鏡検査用ベッドにモータ、ハンドル、エンコーダ等を設けて内視鏡検査用ベッドの進路変更を行うようにすることにより、内視鏡検査用ベッドを押す人はハンドルを操作するだけでキャスターの向きを変えてスムーズに進行方向の変更を行うことができる。このことにより、内視鏡検査用ベッドを操作する人の労力が大幅に軽減される。
【０１０２】
また、内視鏡検査用ベッドの向きを変更することができずに、被検者を載せたままの状態で、曲がり角などで立ち往生することがなくなるので、検査がスムーズに進行する。
【０１０３】
さらに、勢いを付けて内視鏡検査用ベッドの向きを変更するといった操作が行われなくなるので、内視鏡検査用ベッドに横たわっている被検者に対しても快適な検査環境が提供される。
【０１０４】
なお、図１８に示すように止め部材２１７にブロック２３５を設け、回転位置検出用のスイッチ２３４を背もたれフレーム２１８に設けるようにしても上述と同様の作用及び効果を得ることができる。
【０１０５】
すなわち、ハンドル２１４を回すと、止め部材２１７と共にブロック２３５が回転してスイッチ２３４に接触して、このスイッチ２３４からハーネス２１３を経由しハンドル２１４の回転に関する情報がコントロールボックス２１１へ送られる。前記コントロールボックス２１１ではハンドル２１４の回転に関する情報信号を基にギアボックス２１０への電源供給、回転方向を制御し、スイッチ２３４がＯＮ状態にされたとき時だけキャスター２０４の角度変えて進行方向の変更を行える。なお、スイッチ２３４としては非接触式の例えば、フォトインタラプタなどの光学式スイッチでもよい。
【０１０６】
図１９ないし図２１は別の進行方向変更手段を有する内視鏡検査用ベッドに係り、図１９は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図２０は進行方向変更機構を示す説明図、図２１はベベルギアボックス内部を示す説明図である。
【０１０７】
図１９に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｇは、前記図１４ないし図１７に示した実施形態のようにバッテリーやモーター、ハーネスなどの電気部品を使用すること無く、キャスターの向きを変えて内視鏡検査用ベッド１Ｇの進行方向を容易に変更できるようにしたものである。
【０１０８】
図２０に示すようにキャスター２２６は、軸受け２２８によってベースフレーム２２７に取り付けられて回転することができるようになっている。前記キャスター２２６にはギア２２９が取り付けられていて、キャスター２２６が回転すると共に回転するようになっている。
【０１０９】
前記ギア２２９はラック２３０に噛合している。このラック２３０にはラック２３０の長手方向に平行に複数のスライド溝２３７が形成されており、このスライド溝２３７に配設されるガイドピン２３１によって、一直線上に移動するように規制されている。
【０１１０】
ギア２３２Ａは図１９に示す軸２３３に固定されていて、ベースフレーム２２７上に配設されているギア２３２Ｂに噛合している。また、前記ギア２３２Ｂは、ラック２３０に噛合している。
【０１１１】
軸２３３は、腰受け部の下部に配設されているベベルギアボックス２３４を経由し、さらに軸２３５、軸受け２３６、フレキシブルジョイント２３７、軸２３８、軸受け２３９、ベベルギアボックス２４０を経由してハンドル２４１に接続されている。
【０１１２】
前記フレキシブルジョイント２３７は、内視鏡検査用ベッド１Ｇの背もたれ部フレーム２４２をリクライニングさせた場合に、軸２３５、軸２３８の中心軸ずれ及び距離変化に対応するためのもので、金属のバネ状のものであったり、樹脂のパイプ状のものであったり、ユニバーサルジョイントのような機構部品である。
【０１１３】
図２１に示すようにベベルギアボックス２４０の内部では、軸２３８にセットネジによって螺合されているベベルギア２４３と、ハンドル２４１の軸２４５にセットネジによって固定されているベベルギア２４４とが噛合している。
【０１１４】
前記軸２４５は、背もたれ部フレーム２４２を貫通して、背もたれ部フレーム２４２に固定されている軸受け２４６に挿入され、Ｅリング２４７によって固定されている。なお、符号２４８は摺動用ブッシュであり、符号２４９は軸２３８の脱落防止用のＥリングである。
【０１１５】
なお、ベベルギアボックス２３４内も前記ベベルギアボックス２４０と同様に図示しないベベルギア同士によって軸２３５と軸２３３とが噛合している。
【０１１６】
上述のように構成した内視鏡検査用ベッド１Ｇの進行方向の変更について説明する。
内視鏡検査用ベッド１Ｇの進行方向を変える場合、まず、ハンドル２４１を回転させる。すると、このハンドル２４１の回転は、軸２４５、ベベルギアボックス２４０、軸２３８、フレキシブルジョイント２３７、軸２３５、ベベルギアボックス２３４、軸２３３を伝達されて、ギア２３２Ａ，２３２Ｂを回転させ、ラック２３０を移動させて、キャスター２２６に接続されたギア２２８に伝えられて進行方向を変えることができるようになっている。
【０１１７】
内視鏡検査用ベッド１Ｇは、ベッド状態になったり、図示の椅子状態になったりするがフレキシブルジョイント２３７を設けたことによって、いづれの場合でもハンドル２４１の回転はキャスター２２６に確実に伝達される。
【０１１８】
このように、バッテリー等を使用していないので、充電、あるいは交換の手間が省ける。その他の効果は図１４ないし図１７に示した上述の実施形態と同様である。
【０１１９】
ところで、狭いスペースでの移動をスムーズに行えるようにベースフレームに設けた４つのキャスター全てを回動自在にして進行方向を変更し易くした内視鏡検査用ベッドがあったが、４つのキャスター全てが回転自在であるため、直進させる際、スムーズに直進できなくなるという不具合が発生していた。このため、直進性に優れた内視鏡検査用ベッドが望まれていた。
【０１２０】
図２２及び図２３は直進性に優れた内視鏡検査用ベッドを説明するものであり、図２２は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図２３はキャスター固定機構の構成を示す説明図である。
【０１２１】
図２２に示すように内視鏡検査用ベッド１Ｈのベースフレーム３０１は、複数のキャスター３０２によって支持されている。このキャスター３０２は、軸受け３０３によってベースフレーム３０１に取り付けられており、このベースフレーム３０１に対して自由に回転して、キャスター３０２の方向を変えることができるようになっている。
【０１２２】
そして、図２３に示すようにこのキャスター３０２の頭部にはギア３０４が取り付けられている。
【０１２３】
また、前記ベースフレーム３０１には先端にロック部材３０５を配設したスライドステー３０６が、ベースフレーム３０１に対しスライドピン３０７で摺動するように配設されている。
【０１２４】
前記ベースフレーム３０１の図示しない軸受けに回転軸３０８を介して回動自在に取り付けられているペダル３０９は、ステー３１０及び接続軸３１１を介してスライドステー３０６に接続されている。このため、前記ペダル３０９を持ち上げることにより、ステー３１０が押されてスライドステー３０６が符号３１２方向に摺動してスライドステー３０６の先端部に設けたロック部材３０５がギア３０４に食い込んでキャスター３０２の向きを固定するようになっている。
【０１２５】
なお、スライドステー３０６の移動機構をラックとギアとを用いて構成するようにしてもよい。また、図２４に示すようにキャスター３２０の腰受け部回転軸３２１に設けた溝３２２にスライドステー３２３のロックピン３２４を挿入させるようにしてもよい。
【０１２６】
上述のように構成したキャスター固定機構の作用を説明する。
通常使用時、ペダル３０９は水平状態にあり、ギア３０４とロック部材３０５とが噛み合わないようになっている。このため、キャスター３０２は自由に回転し、方向を自由に変えることができるようになっている。
【０１２７】
直進させる場合は、まず、直進しようとする方向へ内視鏡検査用ベッド１Ｈを向け、キャスター３０２を進行方向に向け、ペダル３０９を持ち上げて、スライドステー３０６を符号３１２方向に摺動させてスライドステー３０６の先端部に設けたロック部材３０５をギア３０４に食い込ませてキャスター３０２の向きを固定し、推進力を与えて直進させる。
【０１２８】
このように、内視鏡検査用ベッドの移動時、進行方向を決定した時点で、ペダルを操作して、キャスターを所望の方向に向けて固定することができる。このことにより、内視鏡検査用ベッドを常に方向づける作業、力が不要となる。また、内視鏡検査用ベッドのフレームの両側にペダルを設けることにより作業状況に応じてペダルを選択することができる。
【０１２９】
図２５及び図２６は市販の切り替え式キャスターを使用した内視鏡検査用ベッドの構成を説明するものであり、図２５は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図２６はキャスター固定機構を示す説明図である。
【０１３０】
図２５及び図２６に示すように本実施形態の内視鏡検査用ベッド１Ｊのベースフレーム３５１は、市販の切り替え式キャスター３５２によって支持されている。
【０１３１】
前記キャスター３５２は、ベースフレーム３５１に対して「自由に回転」、「方向のみ固定」、「車輪の回転も固定」の３つの状態に切り換えられるようになっており、これらの状態切り替えを、シャフト３５３を回転させることによって行えるようになっている。
【０１３２】
即ち、シャフト３５３にはこのシャフト３５３と共に回転する回転レバー３５４が固定されている。前記キャスター３５２から独立した独立レバー３５５は、フレーム３５１に対して図示しない軸受けで固定されていて、回動自在で、シャフト３５６によって回転レバー３５４、独立レバー３５５に連結されている。
【０１３３】
一方、ペダル３５７は、内視鏡検査用ベッド１Ｊを移動させるために押している人が踏むことのできる位置に配置されている。
【０１３４】
即ち、本実施形態の前記ペダル３５７は、ベースフレーム３５１後部のキャスター３６５の真上辺に取り付けられていて、レバー３５８が固定されておりペダル３５７と共に回転する。
【０１３５】
前記レバー３５８と前記独立レバー３５５とは連結シャフト３５９で連結されている。前進方向に位置する左右のキャスター３５２Ｒ、３５２Ｌの切り替えシャフト３５３同士は、シャフト３６０によって接続されていて、左右のキャスター３５２Ｒ、３５２Ｌにおいては同時に切り替えシャフト３５３が動作するようになっている。
【０１３６】
なお、前記ペダル３５７をべースフレーム３５１の両側に設けてキャスター３５２の操作を内視鏡検査用ベッド１Ｊの両側から行えるようにしてもよい。
【０１３７】
上述のように構成した進行方向変更機構の作用を説明する。
前記ペダル３５７を持ち上げると、連結シャフト３５９が引かれて回転レバー３５４が時計方向に回転する。このことにより、キャスター３５２は、「方向のみ固定」状態になるので、内視鏡検査用ベッド１Ｊの方向を気にすることなく推進力を与えるだけで安定して直進する。
【０１３８】
なお、独立レバー３５５上におけるシャフト３５６、連結シャフト３５９の固定位置を適宜調節することによって、様々な切り替え力量のキャスター３５２に対応することができると共に、ペダル３５７の踏み込み角度を自由に設定することができる。
【０１３９】
このように、内視鏡検査用ベッドに設けたペダルを操作することによって、前方に位置するキャスターを、「方向のみ固定」状態にすることができるので、内視鏡検査用ベッドの方向を気にすることなく推進力を与えるだけで安定して直進させることができる。このことにより、内視鏡検査用ベッドを操作する看護婦などの労力が大幅に軽減される。
【０１４０】
また、安定して直進させるためには進行方向の前方に位置するキャスターの向きを固定する必要があるが、本実施形態によれば「自由に回転」状態と「方向のみ固定」状態とを切り替える装置が内視鏡検査用ベッドを押す担当者の足下にあるので、移動中、例えば角を曲がってその後に長い廊下がある場合などに、いちいち内視鏡検査用ベッドを停止させて進行方向前側に回ってキャスターを操作する必要が無くなるので、スムーズな内視鏡検査用ベッドの移動を実現することができる。
【０１４１】
さらに、左右両側に機構を装備した場合は、その時々の状況に応じて踏みやすい方のペダルを踏めばよく、作業を効率的に行える。
【０１４２】
ところで、ベッド、特に医療用のベッドでは患者や被検者が寝台から落下するのを防止するため、落下防止用柵（サイドガード）が設けられている。
【０１４３】
ベッドに設けられるサイドガードとして従来、片側一体でベッド下部に収納することができるものが知られている。
【０１４４】
しかしながら、前記ベッドのサイドガードが片側一体式である場合、リクライニング機構を備えたベッドでは、リクライニング操作を行う際、予めベッドから前記サイドガードを取り外してリクライニング操作を行わなければならないので、介助者にとって煩わしい作業になっていた。
【０１４５】
図２７ないし図２９はサイドガード及びサイドガード収納・設置機能を有する検査用ベッドの概略構成を示すものであり、図２７は検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図２８はサイドガード設置状態を示す図、図２９はサイドガイド回転移動状態を示す図である。
【０１４６】
図２７に示すように検査用ベッド４００の寝台４０３は第１のフレーム４０１と第２のフレーム４０２との２分割に形成されており、ベッド中央軸４０４で回動自在に連結されている。
【０１４７】
具体的には、前記検査用ベッド４００は、第１のフレーム４０１及び第２のフレーム４０２とからなる寝台４０３が支柱４０５で支持されており、この支柱４０５はベースフレーム４０６に固設されている。前記第１のフレーム４０１と第２のフレーム４０２とは、解放状態で第２のフレーム４０２を立てる方向に設定したリクライニング用ダンパー４０７で連結されており、前記第２のフレーム４０２には前記リクライニング用ダンパー４０７を操作するダンパー操作用レバー４０８が設けられている。前記ダンパー４０７と前記レバー４０８とはワイヤ４０９によって接続されている。そして、各フレーム４０１，４０２から突出して左右両側に２つづつ設けた固定部４１０にサイドガード４１１が配設されている。
【０１４８】
このため、前記検査用ベッド４００は、レバー４０８を把持してワイヤ４０９を引くことによって、ダンパー４０７が解放状態になり、ベッド中央軸４０４を支点に、第２のフレーム４０２がリクライニング動作するようになっている。
【０１４９】
なお、前記固定部４１０に配設されたサイドガード４１１は、それぞれ独立して寝台４０３の幅方向に後述するように回転して収納することができるようになっている。
【０１５０】
図２８に示すようにサイドガード４１１は、このサイドガード４１１を貫通する軸支ピン４１２によって前記固定部４１０に保持固定されるようになっており、前記サイドガード４１１をフレーム４０１，４０２に設置した状態にするとき、固定部４１０の内部を寝台４０３の長手方向に摺動する固定ピン４１３をサイドガード４１１の外側に突出させてサイドガード４１１を設置状態に保持固定している。
【０１５１】
前記固定ピン４１３は、固定部４１０の内部に配設したばね４１４によって付勢されているため、前記固定ピン４１３に一体的に固定された解除操作ボタン４１５を解放した状態でサイドガード４１１を支えるように突出している。
【０１５２】
図２９に示すようにサイドガード４１１を収納する際、前記固定ピン４１３に固定されている解除操作ボタン４１５をばね４１４の付勢力に抗して引くことにより、固定ピン４１３をサイドガード４１１の外周面から外れた位置に移動させる。この状態のとき、サイドガード４１１は軸支ピン４１２を中心に回転する。このサイドガード４１１が回転しているとき、解除操作ボタン４１５から手を離した場合、固定ピン４１３がばね４１４の付勢力によりサイドガード４１１の外周面に押し付けられるが、外周面の外側に位置するため、サイドガード４１１の回転に支障をきたさない。そして、収納状態までサイドガード４１１が回転して倒れると、固定ピン４１３が再びばね４１４の付勢力によって押し出して、今度はサイドガード４１１を収納状態に保持固定する。
【０１５３】
このように、サイドガードを、寝台を分割したフレーム毎に設けると共に、前記サイドガードをベッドの幅方向に回転自在にすることによって、サイドガードの収納、設置を容易に行うことができる。
【０１５４】
なお、上述のように構成したサイドガードの収納・設置機構を図３０に示すように内視鏡検査用ベッドに設けるようにしてもよい。なお、同図に付した符号は、上述の実施形態と同様の部材には同符号を付して構成及び作用の説明は省略する。
【０１５５】
図に示すように前記サイドガード収納・設置機構を背もたれ部のリクライニング機構を有する内視鏡検査用ベッドの背もたれ部１０と腰受け部２０とに配設したものである。なお、図示は省略するが内視鏡検査用ベッドの脚受け部３０にサイドガードを設けるようにしてもよい。
【０１５６】
このように、内視鏡検査用ベッドにサイドガード収納・設置機構を設けることによって、頻繁にリクライニングさせるとき、サイドガードを取り外すことなく収納するだけで、リクライニング操作が行えるので、介助者の手間が省けると共に、内視鏡検査用ベッドでの使い勝手が大幅に向上する。また、椅子状態のとき、腰受け部のサイドガードを収納しておくことにより、乗り降りがし易くなる。さらに、被検者の背中を支えるサイドガードだけを設置した状態で、腰受け部フレームのサイドガードを収納することにより、臀部を露出させて内視鏡姿勢をとれるので、被検者に転落する危険性なくして内視鏡検査をスムーズに行うことができる。
【０１５７】
図３１ないし図３５はサイドガード及び別の構成のサイドガード収納・設置機能を有する検査用ベッドの概略構成を示すものであり、図３１は検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図３２は設置状態の図３１のＢ−Ｂ断面、図３３は図３２のＣ−Ｃ断面図、図３４は回転状態の図３１のＢ−Ｂ断面、図３５は図３４のＤ−Ｄ断面図である。
【０１５８】
本実施形態においてはサイドガードを寝台の長手方向に回転させて収納するようにしている。
【０１５９】
図３１に示すように本実施形態の検査用ベッド４５０は、第１のフレーム４０１及び第２のフレーム４０２の両サイドに設けたサイドガード４５１がフレームの長手方向に対して回転するようにサイドガード収納・設置機構を構成している。このため、寝台４０３の幅方向のスペースを設けることなく、各フレーム４０１，４０２の下方にサイドガード４５１が収納される。第２のフレーム４０２のサイドガード４５１は収納状態を示している。その他の構成は図２７に示した検査用ベッド４００の構成と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【０１６０】
図３２ないし図３５を参照してサイドガード収納・設置機構を説明する。
図３２に示すようにサイドガード４５１の中央部にはフレーム側に凸部４５１ａ、寝台４０３側部側に凹み部４５１ｂ及びこの凸部４５１ａから凹み部４５１ｂを連通する透孔４５１ｃが形成されている。この凸部４５１ａは、フレーム４０１（４０２）に形成されている透孔４５５を挿通して、フレーム４０１の内側に突出しており、このフレーム内側に突出した突出部４５１ｄに前記透孔４５１ｃに対向する透孔４５６ａを形成した軸押さえ４５６を固設して、前記サイドガード４５１をフレーム４０１に対して回転自在に配設している。なお、軸押さえ４５６と突出部４５１ｄとはねじなどの固定手段によって固設されている。
【０１６１】
一方、前記サイドガード４５１に形成した透孔４５１ｂ及び軸押さえ４５６に形成した透孔４５６ａには位置決めピン４５７の軸部４５７ａが内挿されており、この軸部４５７ａの先端部に解除ボタン４５８が螺合固定されている。
【０１６２】
前記位置決めピン４５７の他端部には位置固定ピン部４５７ｂが設けられている。この位置固定ピン部４５７ｂは、フレーム４０１の内面側にネジ止めされるピンガイド４５９に形成した透孔４５９ａ内に配置されており、この透孔４５９ａ内に前記位置固定ピン部４５７ｂが配置されることによって、位置決めピン４５７及び解除ボタン４５８が回転することなく、この位置決めピン４５７が軸方向にのみ摺動するように規制されている。
【０１６３】
図３３に示すように前記サイドガード４５１をフレーム４０１に固定する状態のとき、前記位置決めピン４５７の位置固定ピン部４５７ｂは、軸押さえ４５６に設けた細長な溝４６０にを嵌入している。前記位置決めピン４５７の位置固定ピン部４５７ｂは、前記ピンガイド４５９の間に配置されて前記位置固定ピン部４５７ｂの端面を押圧するばね４５１によってフレーム４０１内側面方向に付勢されているので、振動などの影響によって前記溝４６０から外れるのを防止して確実に固定している。
【０１６４】
図３４に示すように前記サイドガード４５１をフレーム４０１に対して回転させるときは、まず、解除ボタン４５８をばねの付勢力に抗してフレーム４０１側へ押し込んでいく。すると、位置決めピン４５７が押されて位置固定ピン部４５７ｂが溝４６０から外れて、サイドガード４５１が回動自在な状態になる。この状態で、図３５に示すように前記サイドガード４５１を回転させて収納状態位置にまで回転させる。このサイドガード４５１が１８０°回転して収納位置までくると、前記位置決めピン４５７の位置固定ピン部４５７ｂがばねの付勢力によって再び溝４６０に嵌入してサイドガード４５１が収納状態で固定される。
【０１６５】
このように、サイドガードを寝台の幅方向にはみ出さずに収納することができるため、スペースの少ないところでもサイドガードの収納を容易に行うことができる。その他の効果は前記図２７ないし図２９で示した実施形態と同様である。
【０１６６】
なお、上述のように構成したサイドガードの収納・設置機構を図３６に示すように内視鏡検査用ベッドに設けるようにしてもよい。なお、同図に付した符号は、上述の実施形態と同様の部材には同符号を付して構成及び作用の説明は省略する。
【０１６７】
図に示すように前記サイドガード収納・設置機構を背もたれ部のリクライニング機構を有する内視鏡検査用ベッドの背もたれ部１０と腰受け部２０とに配設したものである。なお、図示は省略するが内視鏡検査用ベッドの脚受け部３０にサイドガードを設けるようにしてもよい。
【０１６８】
このように、内視鏡検査用ベッドにサイドガード収納・設置機構を設けることによって、頻繁にリクライニングさせるとき、サイドガードを取り外すことなく収納するだけで、リクライニング操作が行えるので、介助者の手間が省けると共に、内視鏡検査用ベッドでの使い勝手が大幅に向上する。また、椅子状態のとき、腰受け部のサイドガードを収納しておくことにより、乗り降りがし易くなる。さらに、被検者の背中を支えるサイドガードだけを設置した状態で、腰受け部フレームのサイドガードを収納することにより、臀部を露出させて内視鏡姿勢をとれるので、被検者に転落する危険性なくして内視鏡検査をスムーズに行うことができる。さらに、サイドガードを寝台の幅方向にはみ出さずに収納することができるため、スペースの少ないところでもサイドガードの収納を容易に行うことができる。
【０１６９】
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【０１７０】
［付記］
以上詳述したような本発明の前記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【０１７１】
（１）ベース部材と、このベース部材上に設置された寝台とで構成され、前記ベース部材に付属したキャスターによって移動可能な内視鏡検査用ベッドにおいて、
前記寝台を、少なくとも背もたれ部、腰受け部、脚受け部とで構成し、
前記背もたれ部と前記脚受け部とが、前記腰受け部に対して旋回し、且つ、任意の位置で保持固定可能である内視鏡検査用ベッド。
【０１７２】
（２）前記ベース部材に前記寝台を昇降させる昇降手段を設けた付記１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７３】
（３）前記昇降手段を、リンク機構と油圧ポンプとで構成した付記２記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７４】
（４）前記油圧ポンプは、足踏み操作で内圧が変化する付記３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７５】
（５）前記昇降手段の昇降操作を、寝台の左右両側から行える付記３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７６】
（６）前記脚受け部は、前記背もたれ部の旋回動作に連動して旋回する付記１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７７】
（７）前記脚受け部の先端部に、この脚受け部に対して回動する足受け部を設け、この足受け部が前記脚受け部の旋回動作に連動して回動する付記６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７８】
（８）前記脚受け部の背もたれ部の旋回動作に連動する動作及び前記足受け部の脚受け部の旋回動作に連動する動作は、少なくとも１つ以上のリンク機構を介して行われる付記６または付記７記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１７９】
（９）前記背もたれ部に、ガススプリングとガススプリングのロック解除手段とから成る旋回位置固定手段を設けた付記６または付記７記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８０】
（１０）前記背もたれ部に旋回付勢手段を有する付記６または付記７または付記９記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８１】
（１１）前記ガススプリングが前記背もたれ部の旋回付勢手段を兼ねる付記１０記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８２】
（１２）前記ガススプリングのロック解除手段は、ガススプリング先端部のロック解除ピンを押圧するレバー部材と、このレバー部材を駆動させる駆動手段とから成る付記１０または付記１１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８３】
（１３）前記駆動手段は、一端を前記レバー部材に固定し、他端をベッド本体に固定した、少なくとも１箇所以上ベッド本体から露出したワイヤ部材である付記１２記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８４】
（１４）前記ワイヤ部材の操作を、ベッドに設けた保持用バーで行えるようにした付記１３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８５】
（１５）前記ワイヤ部材の操作を、ベッドの両側から行える付記１４記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８６】
（１６）前記脚受け部を腰受け部に対して単独で旋回させる旋回機構を有する付記６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８７】
（１７）前記旋回機構を、前記脚受け部と前記背もたれ部とを接続するステーに設けた伸縮機構である付記１６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８８】
（１８）前記寝台が、指定した高さ以下のとき、前記腰受け部に対する脚受け部側位置が背もたれ部側位置より高くなる付記２または付記６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１８９】
（１９）前記背もたれ部に頭部支持部を設け、この頭部支持部の高さを変更する高さ調節手段を設けた付記１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９０】
（２０）前記頭部支持部の角度を変更する角度変更手段を設けた付記１９記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９１】
（２１）前記背もたれ部を腰受け部の水平位置より下方へ旋回させる旋回手段を有する付記１または付記２または付記６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９２】
（２２）前記背もたれ部を旋回させるための力が取り除かれたとき、背もたれ部が自動的に旋回前の位置に復帰する付記２１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９３】
（２３）ベース部材に対し進行方向を自在に変更することが可能なように回転が自由である複数キャスターを有し、前記キャスターの向きを変えるための回転方向を所望の方向に向ける進行方向変更手段を有する付記１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９４】
（２４）前記進行方向変更手段に電気モーターを使用した付記２３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９５】
（２５）ベッド移動時の保持用部材を有し、この保持用部材を保持した状態で、前記進行方向変更手段の操作が可能な付記２３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９６】
（２６）前記ベース部材に付属した複数のキャスターは、進行方向に対しての回転方向が自由であるキャスターであり、これらキャスターの少なくとも１つのキャスターの回転方向を固定する回転方向固定手段を有する付記１記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９７】
（２７）前記複数のキャスターのうち、ベッド前方に位置するキャスターの回転方向を固定する操作を、ベッド後方より行える付記２６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９８】
（２８）前記キャスターの回転方向を固定する操作を、ベッドの左右両側から行える付記２６または付記２７記載の内視鏡検査用ベッド。
【０１９９】
（２９）ベッドの両サイドに被検者の落下を防止する落下防止柵を備える検査用ベッドにおいて、
前記落下防止柵を、ベッドの片側に対して少なくとも２つ以上設けた検査用ベッド。
【０２００】
（３０）前記落下防止柵は、それぞれ独立して設置及び収納が可能な付記２９記載の検査用ベッド。
【０２０１】
（３１）前記落下防止柵を、前記ベッドの幅方向に対して回転させて収納または設置が可能である付記３０記載の検査用ベッド。
【０２０２】
（３２）前記落下防止柵を、前記ベッドの長手方向に対して回転させて収納または設置が可能な付記３０記載の検査用ベッド。
【０２０３】
（３３）前記寝台を構成する少なくとも背もたれ部と腰受け部との両側面に、それぞれ１つ以上の落下防止柵を設けた付記１または付記２または付記６記載の内視鏡検査用ベッド。
【０２０４】
（３４）前記背もたれ部、腰受け部に設けた落下防止柵は、それぞれ独立して設置及び収納が可能な付記３３記載の内視鏡検査用ベッド。
【０２０５】
（３５）前記背もたれ部、腰受け部に設けた落下防止柵を設置した状態で、前記背もたれ部の旋回が可能な付記３４記載の内視鏡検査用ベッド。
【０２０６】
（３６）前記背もたれ部、腰受け部に設けた落下防止柵を、前記ベッドの幅方向に対して回転させて収納または設置が可能な付記３４記載の内視鏡検査用ベッド。
【０２０７】
（３７）前記背もたれ部、腰受け部に設けた落下防止柵を、前記ベッドの長手方向に対して回転させて収納または設置が可能な付記３４記載の内視鏡検査用ベッド。
【０２０８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、被検者が内視鏡検査特有の姿勢を容易にとれて被検者に負担が少なく、且つ術者及び看護婦などに負担が少なく、効率良く内視鏡観察下の検査が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１ないし図３は本発明の第１実施形態に係り、図１は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図２】内視鏡検査用ベッドに設けた旋回位置固定手段及び昇降手段を説明する一部断面図、
【図３】内視鏡検査用ベッドのベッド状態及びいす状態等を説明する図、
【図４】本発明の第２実施形態に係る内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図、
【図５】本発明の第３実施形態に係る内視鏡検査用ベッドの別の構成を示す説明図、
【図６】図６及び図７は本発明の第４実施形態に係り、図６は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの構成を示す説明図、
【図７】頭部支持部の概略構成を示す説明図、
【図８】マットレスの分割方法の他の実施形態の１例を示す図、
【図９】図９及び図１０は前記第４実施形態の変形例に係り、図９は
頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図、
【図１０】頭部支持部の概略構成を示す説明図、
【図１１】図１１は本発明の第５実施形態に係るトレンデレンブルグの行える
内視鏡検査用ベッドの構成を示す説明図、
【図１２】図１２及び図１３は第５実施形態の変形例に係り、図１２はトレン
デレンブルグの行える内視鏡検査用ベッドの他の構成を示す説明図、
【図１３】ガススプリングの概略構成を示す説明図、
【図１４】図１４ないし図１７は進行方向変更手段を有する内視鏡検査用ベッ
ドに係り、図１４は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図１５】進行方向変更手段であるハンドルを示す説明図、
【図１６】図１５のＦ−Ｆ断面図、
【図１７】図１５のＥ−Ｅ断面図、
【図１８】進行方向変更手段であるハンドルの一部別の構成を示す図、
【図１９】図１９ないし図２１は別の進行方向変更手段を有する内視鏡検査用
ベッドに係り、図１９は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図２０】進行方向変更機構を示す説明図、
【図２１】ベベルギアボックス内部を示す説明図、
【図２２】図２２及び図２３は直進性に優れた内視鏡検査用ベッドを説明する
ものであり、図２２は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図２３】キャスター固定機構の構成を示す説明図、
【図２４】キャスター固定機構の他の構成例の一例を示す説明図、
【図２５】図２５及び図２６は市販の切り替え式キャスターを使用した内視鏡
検査用ベッドの構成を説明するものであり、図２５は内視鏡検査用ベッドの概略
構成を示す説明図、
【図２６】キャスター固定機構を示す説明図、
【図２７】図２７ないし図２９はサイドガード及びサイドガード収納・設置機
能を有する検査用ベッドの概略構成を示すものであり、図２７は検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図２８】サイドガード設置状態を示す図、
【図２９】サイドガイド回転移動状態を示す図、
【図３０】サイドガード収納・設置機能を有する内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す図、
【図３１】図３１ないし図３５はサイドガード及び別の構成のサイドガード収納・設置機能を有する検査用ベッドの概略構成を示すものであり、図３１は検査用ベッドの概略構成を示す説明図、
【図３２】設置状態の図３１のＢ−Ｂ断面、
【図３３】図３２のＣ−Ｃ断面図、
【図３４】回転状態の図３１のＢ−Ｂ断面、
【図３５】図３４のＤ−Ｄ断面図、
【図３６】別の構成のサイドガード収納・設置機能を有する内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す図、
【符号の説明】
１…内視鏡検査用ベッド
２…ベースフレーム
３…寝台
６…昇降手段
１０…背もたれ部
２０…腰受け部
３０…脚受け部
４０…ガススプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscopic examination bed on which a subject lies when an endoscope is inserted into a body cavity of the subject to perform diagnosis and treatment.
[0002]
[Prior art]
In general, when an endoscope is inserted into a body cavity of a subject to perform diagnosis / treatment, the subject lies on a fixed bed installed in an examination room.
[0003]
In order to reduce the burden on the movement and examination of the subject, the subject is placed on a stretcher that does not require getting on and off from the pretreatment to the diagnosis / treatment and the post-treatment after the completion of the diagnosis / treatment. A series of endoscopic procedures are performed in an as-is state.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, a normal stretcher does not have a reclining mechanism that adjusts the angle of the backrest, and even if there is a reclining mechanism, an endoscope can be used for the subject during pretreatment, during examination, or after treatment after the examination. It was a reclining mechanism that was not enough to have the posture peculiar to the inspection.
[0005]
Further, in the stretcher, since the bed is moved up and down by a manually operated handle, the handle operation is burdensome for a weak nurse.
[0006]
Furthermore, the floor area of the stretcher is not much different from the floor area of the fixed bed, so when reversing the orientation of the subject during simultaneous upper and lower examinations, it is difficult to reverse the movement if the examination room is narrow. there were.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, the subject can easily take the posture specific to endoscopy, less burden on the subject, and less burden on the operator and nurse, An object of the present invention is to provide an endoscopic examination bed that can efficiently perform an examination under endoscopic observation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  An endoscopic examination bed according to the present invention includes a base member and a bed installed on the base member.HaveIn an endoscopy bed movable by a caster attached to the base member,The upper part of the base member is pivotally supported by a waist support part disposed via lifting means for raising and lowering the bed relative to the base member, and a rotation shaft disposed at one end of the waist support part. And a position that is substantially flush with the waist support portion from a position that is above the waist support portion to a position that is substantially flush with the waist support portion. A backrest portion disposed so as to be rotatable integrally with the waist support portion, and one end portion of the backrest portion, and the backrest portion with respect to the backrest portion. An operation lever for applying a turning force that rotates at least downward, and an operation of the operation lever so that the backrest portion and the waist support portion are integrated downward from a position where they are substantially flush with each other. When the base member is rotated, A biasing member for biasing to return to a horizontal position for, characterized by comprising a.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 to 3 relate to a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is an explanatory view showing a schematic configuration of an endoscopic examination bed. FIG. 2 is a swivel position fixing means provided on the endoscopic examination bed. FIG. 3 is a diagram for explaining a bed state, a chair state, and the like of an endoscopic examination bed.
[0011]
As shown in FIGS. 1 (A) and 1 (B), an endoscopic examination bed 1 of the present invention is mainly composed of a base frame 2 as a base member and a bed 3. The bed 3 is connected and fixed to the base frame 2 via lifting / lowering means 6 that lifts and lowers the bed 3. In addition, moving casters 5 are disposed at the four front and rear corners of the base frame 2.
[0012]
First, the bed 3 will be described.
The bed 3 includes a backrest part 10, a waist support part 20, and a leg support part 30, and the backrest part 10, the waist support part 20 and the leg support part 30 are a backrest part frame 11 and a waist support part, respectively. The backrest mattress 12, waist support mattress 22, and leg support mattress 32 are detachably provided on the frame 21 and the leg support portion frame 31 via a joining member such as a magic tape (R) (not shown). The leg receiving portion 30 is provided with a foot receiving portion 35 described later.
[0013]
Protruding portions 23 are provided on the front side portion and the rear side portion of the waist receiving portion frame 21, and a waist receiving portion rotating shaft 24 is provided on these protruding portions 23. A waist receiving portion rotating shaft 24 provided on the protruding portion 23 of the front side portion is rotatably connected to a bearing portion (not shown) of the leg receiving portion frame 31, and A waist support portion rotating shaft 24 provided on the protruding portion 23 is rotatably connected to a bearing portion (not shown) of the backrest frame 11.
[0014]
The backrest frame 11 and the leg support frame 31 that are rotatably connected to the waist support part frame 21 are a pair of swiveling members disposed below the waist support part frame 21. Connected by a stay 25, a connecting portion between one end of the turning stay 25 and the backrest frame 11 and a connecting portion between the other end of the turning stay 25 and the leg receiving portion frame 31 rotate. It is free. For this reason, the backrest part frame 11, the waist support part frame 21, the leg support part frame 31, and the turning stay 25 constitute a link mechanism.
[0015]
A leg receiving portion rotating shaft 33 provided at the end of the leg receiving portion frame 31 is rotatably connected to a bearing portion (not shown) of the foot receiving portion 35. One end portion of a pair of foot receiving stays 34 disposed on the lower portion of the leg receiving portion frame 31 is rotatably connected to the foot receiving portion 35 with a stay rotating shaft 36, and The other end of the receiving stay 34 is rotatably connected to a stay rotating shaft 26 provided on the waist receiving portion frame 21. Therefore, a link mechanism is configured by the waist receiving portion frame 21, the leg receiving portion frame 31, the leg receiving portion 35, and the foot receiving stay 34.
[0016]
As shown in FIGS. 2 (A) and 2 (B), a pair of gas springs 40 serving as both a turning position fixing means and a turning urging means are arranged on the waist receiving portion frame 21 in parallel with the turning stay 25. Yes. The distal end portion of the sliding shaft 41 of the gas spring 40 is integrally fixed to a front bracket 43 provided on the back side of the waist receiving portion frame 21 via a block 42, and the other of the gas spring 40. The end is fixed to the backrest frame 11.
[0017]
The sliding shaft 41 is fixed to the block 42 so that an unlocking pin 40a provided on the gas spring 40 can be expanded and contracted, and this lock is moved to the front end surface of the unlocking pin 40a by a rotating operation. A recess 44a of the lever 44 for operating the release pin 40a is provided. For this reason, when the lever 44 rotates in the clockwise direction, the lock release pin 40a is pushed in.
[0018]
One end of a wire 46 constituting a driving wire member 45 is connected to one end of the lever 44. The drive wire member 45 is composed of the wire 46 and an outer tube 47 having an inner hole through which the wire 46 is inserted. The outer tube 47 is fixed between the block 42 and the rear bracket 48. It is installed. The other end of the wire 46 is guided to the backrest frame 11 side via a pulley (not shown).
[0019]
As shown in FIG. 1 (A), the backrest frame 11 has a substantially U-shaped holding bar 14 formed of a hollow pipe member provided with openings 13 and 13 at two locations on the left and right inner surfaces respectively. Is provided. The wire 46 led to the backrest frame 11 side is inserted into the holding bar 14 and exposed between the openings 13 provided on the left and right sides, and the other end is used as the end of the holding bar 14. It is fixed.
[0020]
Accordingly, by grasping and pulling the wire 46 exposed between the openings 13 formed in the holding bar 14, the lever 44 provided in the block 42 rotates in the clockwise direction, The lock release pin 40a of the gas spring 40 as the turning position fixing means is pushed in to make the sliding shaft 41 extend and retract, and the backrest part frame 11 is turned with respect to the waist receiving part frame 21 to perform the reclining operation. It can be made to. When the backrest frame 11 is tilted to a desired angle, the gas spring 40 is locked by releasing the hand from the wire 46, and the backrest frame 11 is held in a desired angle. become.
[0021]
Further, when the backrest portion 10 is swiveled in a direction to be tilted with respect to the waist receiving portion 20, for example, a direction horizontal to the floor, the turning stay 25 connected to the backrest frame 11 is moved in the distal direction. By moving, the leg support part frame 31 is pushed, and the leg support part 30 is centered on the waist support part rotating shaft 24 provided in the waist support part frame 21 in the direction of arrow a (FIG. 2). (See (A)).
[0022]
Further, as the leg support portion 30 rotates and moves in the direction of arrow a, the foot support portion 35 is pulled by the foot support stay 34 connected to the waist support portion frame 21, and the foot support portion 35 falls down in the direction of arrow b (see FIG. 2A) around the leg support portion rotation shaft 33.
[0023]
That is, the leg rest 30 and the foot rest 35 are interlocked with the turning motion of the backrest 10 by turning the backrest 10 in the horizontal direction so as to be tilted with respect to the waist rest 20. As shown to (A), it becomes a horizontal bed state.
[0024]
Further, when the backrest 10 is turned in a direction to be raised with respect to the waist support 20, the turning stay 25 connected to the backrest frame 11 is pulled contrary to the above, and the leg support frame 31 is pulled. Is pulled, and the leg support part 30 rotates in the direction of the arrow a in the center of the waist support part rotation shaft 24 of the waist support part frame 21. At this time, the backrest frame 11 is swung into a chair state with almost no force applied to the backrest frame 11 due to the extending force of the sliding shaft 41 of the gas spring 40 as the turning biasing means.
[0025]
Further, when the leg support 30 rotates in the direction of the opposite arrow a, the foot support 35 is pushed out to a predetermined position by the foot support stay 34 connected to the waist support frame 21. Come.
[0026]
The exposed portions of the wire 46 exposed from the holding bar 14 are not limited to two portions, and may be more than that and may be less than that.
[0027]
Further, side arms 51 and 52 for preventing the subject from falling are provided on both sides of the backrest 10 and the waist support 20. In addition, the foot receiving portion 35 is provided with a gripping portion 35 a so that the leg receiving portion 30 can be turned with respect to the waist receiving portion 20.
[0028]
Next, the lifting means will be described.
As shown in FIG. 1, the lifting means 6 for connecting the base frame 2 and the bed 3 protrudes from the base 61 protruding from the base frame 2 and from the bottom of the waist receiving portion frame 21. A link mechanism composed of a frame column 62, and two elevating stays 63 and 64 connected to the column 61 and the frame column 62 so as to be rotatable. And a hydraulic cylinder 65 attached to the cylinder.
[0029]
The sliding tip 65a of the hydraulic cylinder 65 is rotatably attached to an elevating stay 63 positioned on the upper side of the elevating stays 63 and 64 in the drawing.
[0030]
A hydraulic cylinder drive shaft (hereinafter abbreviated as drive shaft) 66 extends from the base end of the hydraulic cylinder 65 in the direction of the left and right sides, and both end portions of the extended drive shaft 66 are The base frame 2 is penetrated, and the front end portion thereof is connected to a lift foot pedal shaft 67 disposed on both sides of the base frame 2.
[0031]
A lift foot pedal 67u and a descent foot pedal 67d are provided at both ends of the lift foot pedal shaft 67. By stepping on the lift foot pedal 67u, the pressure in the hydraulic cylinder 65 rises and slides. As shown in FIG. 3A, the moving front end portion 65a extends, and the waist receiving portion frame 21 rises. Further, by depressing the lowering foot pedal 67d, the pressure in the hydraulic cylinder 65 is lowered and the sliding tip 65a is contracted, so that the waist receiving portion 20 is lowered as shown in FIG. Yes.
[0032]
That is, as the sliding tip 65a of the hydraulic cylinder 65 moves up and down, the elevating stay 63 rotates with respect to the support 61 of the base frame 2 to raise and lower the waist receiving portion frame 21. ing. At this time, the horizontal state of the waist receiving portion frame 21 is maintained and moved up and down by a link mechanism constituted by the raising and lowering stays 63 and 64 and the support columns 61 and the frame columns 62 arranged side by side.
[0033]
In this way, the bed of the endoscopic examination bed is divided into a backrest, a waist support, and a leg support, and the backrest and the leg support are configured with respect to the waist support. A gas spring is provided that is pivotably connected to maintain the inclination of the backrest portion, and the backrest portion and the leg support portion are connected via a turning stay to form a link mechanism. The leg receiving portion can be operated in conjunction with the operation, so that the subject can easily take a posture peculiar to the endoscopy. As a result, the pain of the subject can be reduced and workability at the time of endoscopy is greatly improved.
[0034]
In addition, the leg rest is inspected by rotating the leg rest in accordance with the movement of the leg rest that moves in conjunction with the reclining motion of the backrest. At this time, since it does not get in the way, the inspection under the endoscope can be performed smoothly.
[0035]
Furthermore, since the reclining operation of the backrest part can be performed by grasping and pulling the wire exposed from the right and left of the holding bar provided in the backrest part, the operability of the reclining part of the backrest part is greatly improved. .
[0036]
Also, since the lift foot pedal shafts with the lift foot pedal and the lift foot pedal at both ends are provided on both sides of the base frame, the bed can be lifted from either side of the bed. .
[0037]
FIG. 4 is an explanatory view showing another configuration of the endoscopic examination bed according to the second embodiment of the present invention.
In the endoscopic examination bed 1 in which the backrest portion 10 and the leg support portion 30 operate in conjunction with each other as in the first embodiment described above, the subject is a chair during post-treatment after the endoscopic examination is completed. I can't take a break with my legs stretched out. Therefore, in the endoscopic examination bed 1A of the present embodiment, it is possible to take a break with a posture in which the legs are extended in a chair state.
[0038]
As shown in FIGS. 4 (A) and 4 (B), the endoscopic examination bed 1A of the present embodiment has a swivel stay 70 that connects the backrest frame 11 and the leg support frame 31 with a hollow exterior. A stay 71 and an inner stay 72 arranged and slid in the outer stay 71 are configured.
[0039]
One opening 73 is formed on the outer peripheral surface of the outer stay 71, and a rod-like member 74 is disposed in the opening 73. One end of the rod-like member 74 is positioned in the inner hole of the outer stay 71, and the other end is fixed to a leaf spring 75 fixed to the outer peripheral surface of the outer stay 71. For this reason, the rod-shaped member 74 is always urged in the direction of the central axis of the outer stay 71.
[0040]
On the outer peripheral surface of the inner stay 72, two groove portions 76 projecting from the opening 73 of the outer stay 71 and into which the rod-shaped member 74 urged by a leaf spring 75 is fitted are arranged in parallel. The inner stay 72 is held and fixed by fitting into the groove 76.
[0041]
Therefore, by lifting the leg receiving portion frame 31 upward, the inner stay 72 slides in the direction of the arrow c against the urging force of the leaf spring 75 and is fitted into the other groove 76. Only the leg receiving part 30 is in a horizontal state. Other configurations and operations are the same as those of the above-described embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0042]
As described above, the backrest portion and the leg support portion constituting the bed are connected by the turning stay composed of the outer stay and the inner stay, and the position of the inner stay can be changed. The leg support part can be swiveled to maintain the tilted state of the backrest part, and only the leg support part can be in a horizontal state. This allows the subject to take a more comfortable posture during post-treatment after the end of the examination.
[0043]
In addition, the position where the leg receiving portion stops can be arbitrarily set by increasing the number of grooves provided in the inner stay.
[0044]
Also, instead of a method of fixing and holding the inner stay with a bar-like member urged by a leaf spring, the built-in claw is stopped at the extended position of the inner stay, and the inner stay is extended again. The flap stay method may be such that the locked state is released and the inner stay is contracted.
[0045]
FIG. 5 is an explanatory view showing another configuration of the endoscopic examination bed according to the third embodiment of the present invention.
In the endoscopic examination bed 1 of the above-described embodiment, the height adjustment of the bed 3 is performed by lifting and lowering the waist receiving portion 20 while maintaining the horizontal state by the lifting and lowering means 6 including a link mechanism. In this configuration, when returning from the bed state to the chair state, the waist rest portion 20 is in a horizontal state, so that the subject's waist slips from the waist rest portion 20 with the momentum when the backrest portion 10 returns. There is a risk of falling. Therefore, in the endoscopic examination bed 1B of the present embodiment, the waist of the subject does not slide off from the waist receiving portion with the momentum when the backrest portion 20 returns.
[0046]
As shown in FIG. 5, in the endoscopic examination bed 1 </ b> B of the present embodiment, the frame column 81 is rotatably connected to the waist receiving portion frame 21 via the rotating shaft 82, and the waist receiving portion frame 21 is connected to the waist receiving portion frame 21. The frame pillar 81 is connected by a coil spring 83, the waist support part frame 21 is urged toward the frame pillar 81, and the waist support part frame 21 comes into contact with the upper surface of the frame pillar 81 and stops in a horizontal state. It is like that.
[0047]
Further, the frame column 81 is connected to the column 61 of the base frame 2 via elevating stays 63 and 64 arranged side by side to form a link mechanism. The elevating stay 63 located on the upper side is connected to the hydraulic cylinder 65. A sliding tip 65a is connected. For this reason, the waist receiving part frame 21 moves up and down as the sliding tip 65a expands and contracts.
[0048]
Further, a stopper 84 that abuts the upper surface of the column 61 is provided on the back surface of the waist receiving unit frame 21 on the front end side. When the waist receiving unit frame 21 continues to descend, the stopper 84 is placed on the upper surface of the column 61. The descent is stopped by contact. When the stopper 84 and the upper surface of the support 61 are brought into contact with each other, the front end portion of the waist receiving portion frame 21 is pushed upward, so that the waist receiving portion frame 21 is tilted about the rotation shaft 82. It has become.
[0049]
An elastic member such as rubber or a leaf spring may be used instead of the coil spring. Other configurations and operations are the same as those of the above-described embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0050]
As described above, when the subject is moved, when the waist support part is lowered and the waist support part is lower than a predetermined height, the stopper provided on the waist support part frame comes into contact with the upper surface of the column, and the foot The waist support portion can be tilted so as to raise the side position. As a result, when changing from the couch state to the chair state, by keeping the couch position lower than a predetermined height, the subject is prevented from slipping off from the waist support portion due to the momentum when the backrest portion returns. .
[0051]
6 and 7 relate to a fourth embodiment of the present invention, FIG. 6 is an explanatory view showing a configuration of an endoscopic examination bed provided with a head support portion, and FIG. 7 is a schematic configuration of the head support portion. It is explanatory drawing shown.
In the endoscopic examination bed 1 according to the above-described embodiment, when the height of the head of the subject is changed during the examination, the head is changed to a pillow having a different height each time, or the nurse The head was supported. Therefore, the endoscopic examination bed 1C of the present embodiment can freely adjust the height of the head of the subject.
[0052]
As shown in FIG. 6, the endoscopic examination bed 1 </ b> C according to the present embodiment can freely change the position of the head of the subject during examination and treatment under the endoscope. The backrest 10 is divided into a head frame 91 and a back frame 92 so that the mattress holding the head can be moved independently. A back mattress 94 is detachably fixed to the back frame 92 and a head mattress 93 is detachably fixed to the head frame 91. The endoscopic inspection bed 1C is arranged so that the back frame 92 and the head frame 91 form a single horizontal mattress when used as a horizontal bed.
[0053]
As shown in FIG. 7, the back frame 92 and the head frame 91 are rotatably connected via an arm 97 fixed to a shaft 96 disposed on a bearing 95 provided on the back frame 92. ing. A gear 98 is fixed to the shaft 96, and an operation gear 99 is engaged with the gear 98. The operation gear 99 is provided at the distal end portion of the operation shaft 101 extending from the operation knob 100, and by rotating the operation knob 100, rotational force is generated by the operation shaft 101 and the operation gear 99. , And is transmitted to the arm 97 via the gear 98 to rotate. The operation shaft 101 and the surrounding mechanisms are housed on the back mattress 94 side.
[0054]
On the other hand, a D-shaped cut hole 102 is formed at the other end of the arm 97, and a shaft 103 having a D-shaped cross section is fitted into the cut hole 102. A chassis 104 is fixed to the shaft 103. The chassis 104 is fixed to the head frame 91 and stored in the head mattress 93. The arm 97 may be directly fixed to the head frame 91 without using the chassis 104.
[0055]
In the endoscope inspection bed 1C configured as described above, when changing the position of the head of the subject, first, the operation knob 100 is rotated. Then, the rotational force of the operation knob 100 is transmitted to the gear 98 via the operation gear 99, and the arm 97 starts to rotate. When the arm 97 starts to rotate, the chassis 104 fixed to the shaft 103 fitted to the arm 97 moves and the head of the head frame 91 fixed to the chassis 104 is moved. The mattress 93 moves in the direction of lifting or lowering the subject's head.
[0056]
Note that the amount of operation force of the operation knob 100 and the amount of movement of the head mattress 93 can be freely set by appropriately adjusting the gear ratio between the operation gear 99 and the gear 98. In this embodiment, the backrest 10 is divided into a head frame 91 and a back frame 92 and a mattress is provided in each frame. However, the mattress dividing method is not limited to this embodiment, and various For example, a non-moving portion 109 may be provided immediately next to the moving portion 108 as indicated by an arrow in FIG. Other configurations and operations are the same as those of the above-described embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0057]
Thus, by appropriately rotating the operation knob, the position of the subject's head can be easily changed, so that various procedures and pretreatments can be handled.
[0058]
Further, when a plurality of surgeons use the endoscopic examination bed, it is possible to cope with the head position of the subject required by each surgeon.
[0059]
Further, according to the configuration shown in FIG. 8, when the reclining state is set, a horizontal portion is provided in the vicinity of the subject's head, so that a space for placing medicines, a know-how tray, and the like is secured.
[0060]
9 and 10 relate to a modification of the fourth embodiment, FIG. 9 is an explanatory view showing another configuration of an endoscopic examination bed provided with a head support portion, and FIG. 10 is a diagram of the head support portion. It is explanatory drawing which shows schematic structure.
The endoscopic examination bed of the present embodiment can change the height of the subject's head and can change the angle of the subject's head at each height.
[0061]
As shown in FIG. 9, the endoscopic examination bed according to the present embodiment divides the backrest portion 10 into a back support portion 110 and a head support portion 111, and a back support frame 112 and a back support mattress 113, respectively. The head support frame 114 and the head support mattress 115 are configured.
[0062]
A back support shaft 119 to which an arm 117 and a first positioning gear 118 are fixed is held on the bearing 116 of the back support frame 112. A head support shaft 120 is fixed to the other end portion of the arm 117, and a second positioning gear 121 is fixed to the head support shaft 120.
[0063]
The back support shaft 119, the arm 117, the first positioning gear 118, the head support shaft 120, and the second positioning gear 121 are fixed to each other. Will not rotate. Further, the distal end portion 120 a of the head support shaft 120 is inserted into the bearing portion 122 of the head support frame 114.
[0064]
As shown in FIG. 10, a first locking member 124 is rotatably disposed on the first locking shaft 123 fixed to the head support frame 114. The first lock member 124 meshes with the second positioning gear 121 to prevent rotation of the head support shaft 120 inserted in the bearing portion 122 of the head support frame 114. Yes.
[0065]
The first lock member 124 is provided with a grip 124a. By operating the grip 124a, the first lock member 124 can be moved to switch between the locked state and the released state. It has become. A spring 125 is provided between the grip 124 a and the head support frame 114, and the grip 124 a is always counterclockwise about the first locking shaft 123 by the biasing force of the spring 125. Is being energized.
[0066]
The back support frame 112 has the same structure as the head support frame 114, and a second lock member 127 is rotatably disposed on a second lock shaft 126 fixed to the back support frame 112. Yes. The second lock member 127 meshes with the first positioning gear 118 to prevent the back support shaft 119 from rotating.
[0067]
The second lock member 127 is provided with a grip 127a. By operating the grip 127a, the second lock member 127 can be moved to switch between the locked state and the released state. It has become. A spring 128 is provided between the grip 127 a and the back support frame 112, and the biasing force of the spring 128 always biases the grip 127 a clockwise around the second locking shaft 126. is doing.
[0068]
The head support frame 114 is provided with mounting holes 132 for connecting the connection pins 131 of the tray 130 shown in FIG. 9. The connection pins 131 of the tray 130 can be connected to the mounting holes 132. It can be done. The tray 130 is provided with a recess 133 for holding chemicals and an attachment hole 134 for attaching a drip pole (not shown).
[0069]
The operation of the backrest 10 configured as described above will be described with reference to FIG.
When the grip 124a is moved in the clockwise direction, the first locking member 124 is also moved in the clockwise direction following the movement of the grip 124a, and the locked state with the second positioning gear 121 is released. When the locked state of the second positioning gear 121 is released, the head support frame 114 can freely rotate about the head support shaft 120.
[0070]
On the other hand, when the grip 127a is moved in the counterclockwise direction, for example, the second locking member 127 is rotated in the counterclockwise direction following the movement of the grip 127a, and the locked state with the first positioning gear 118 is released. As a result, the head support frame 114 and the head support mattress 115 can rotate about the back support shaft 119.
[0071]
When the rotations around the two shafts 119 and 120 are combined, a position in which the head support mattress 115 is moved substantially parallel to the position indicated by the two-dot chain line from the original position is realized.
[0072]
Further, the head support mattress 115 can rotate around the head support shaft 120 from this position, and the head support mattress 115 can be held in an oblique state.
[0073]
In this figure, the springs 125 and 128 always apply the biasing force to the grips 124a and 127a in the direction in which the lock members 124 and 127 are pressed against the gears 121 and 118, and even if the grips 124a and 127a are released, It is designed to be locked.
[0074]
In this way, the head support frame is pivotally connected to the back support frame so that it can be held and fixed at a desired position, and the head mattress is rotated with respect to the support shaft provided on the head support frame. By movably connecting and fixing to a desired position, the vertical position and angle of the head mattress can be arbitrarily set with respect to the head support frame and the backrest frame. This eliminates the need for preparing multiple types of pillows to set the position of the subject's head and for the nurse to hold the subject's head, thus reducing the labor required for endoscopy. To do.
[0075]
In addition, since the setting of the position of the head mattress can be changed so as to obtain a more natural head position for subjects of various body types, an examination environment comfortable for the subject is obtained.
[0076]
Furthermore, since a tray, an infusion pole or the like can be attached to the head frame, it becomes easy to perform treatment from the oral cavity of the subject.
[0077]
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a configuration of an endoscopic examination bed capable of performing Trendelenburg according to a fifth embodiment of the present invention.
In the endoscopic examination bed 1D of the present embodiment, when it is necessary to promote blood flow to the subject's brain due to unexpected bleeding or the like during treatment, Trendelenburg (to send blood to the subject's brain) Lowering the subject's head).
[0078]
As shown in the figure, a spring 141 is attached to the lower portion of the waist receiving portion 20 and the frame column 62 of the endoscopic inspection bed 1D of the present embodiment, and the spring 141 allows the waist receiving portion 20 to serve as a fulcrum 142. A horizontal state is maintained by being biased so as to always rotate clockwise around the center.
[0079]
Further, when it is necessary to promote blood flow to the subject's head during endoscopy, first, the holding bar 14 is pushed down in the direction of the arrow, so that the backrest 10 in the bed state and the waist rest 20 The leg receiving portion 30 is rotated counterclockwise about the fulcrum 142 so that the subject's head is lowered.
[0080]
In this embodiment, since this operation is performed regardless of the frame reclining mechanism of the mattress portion, Trendelenburg is performed with the mattress kept in a straight line. Further, instead of the spring 141, a leaf spring, a gas spring or the like may be used so that the waist receiving portion 20 always applies a force to rotate clockwise around the fulcrum 142 with respect to the frame column 62. Further, when the hand is released from the holding bar 14, the horizontal state is automatically restored by the urging force of the spring 141. Other configurations and operations are the same as those of the above-described embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0081]
Thus, Trendelenburg can be performed by pushing down the holding bar side by always urging the waist receiving portion to rotate clockwise around the fulcrum with respect to the frame column. It can give a sense of security to the surgeon.
[0082]
Also, if you release your hand from the vicinity of the backrest, it will automatically return to the horizontal state by the biasing force of the spring, so even if you leave the place for emergency, leave the subject's head down. It will not be done.
[0083]
FIGS. 12 and 13 relate to a modification of the fifth embodiment, FIG. 12 is an explanatory view showing another configuration of an endoscopic examination bed capable of performing Trendelenburg, and FIG. 13 is an explanatory view showing a schematic configuration of a gas spring. FIG.
[0084]
As shown in FIGS. 12 and 13, the endoscope inspection bed 1 </ b> E of the present embodiment has one end portion of the gas spring 40 attached to a first fulcrum 151 provided on the backrest portion 20, and a sliding shaft at the other end portion. The distal end portion of 153 is fixed to the second fulcrum 152 of the waist receiving portion 20.
[0085]
The slide shaft 153 includes an outer cylinder 154 and a slide shaft 155 that slides inside the outer cylinder 154 and is held by a coil spring 156 so as to be always extended. Instead of the coil spring 156, an elastic member such as rubber or a leaf spring may be used.
[0086]
When performing endoscopy in the state shown in the figure, if it is necessary to perform Trendelenburg, the holding bar 14 is pushed down. Then, a compressive force is applied to the gas spring 40, the coil spring 156 of the slide shaft 153 contracts, and the slide shaft 155 enters the outer cylinder 154. At this time, the backrest portion 10 is reclined downward by the amount that the slide shaft 155 has entered the outer cylinder 154 and the head of the subject is lowered. It should be noted that by appropriately setting the elastic coefficient of the coil spring 156, it is possible to set various amounts of force for starting the Trendelenburg. In addition, the stroke value of the Trendelenburg can be set variously by appropriately setting the stroke of the coil spring 156.
[0087]
As described above, when performing Trendelenburg, the Trendelenburg can be quickly performed without releasing the locked state by gripping the wire as in the case of reclining.
[0088]
By the way, when changing the advancing direction of the endoscopic examination bed, the direction of the caster on the advancing direction side must be changed to the desired direction by shaking the bed. However, the operation of moving the endoscopic examination bed is often performed by a nurse alone, and in particular, the operation of changing the direction of travel has forced the nurse to work very hard. Therefore, there has been a demand for an endoscopic examination bed that can reduce the labor that can be easily changed by one nurse.
[0089]
14 to 17 relate to an endoscopic examination bed having traveling direction changing means, FIG. 14 is an explanatory view showing a schematic configuration of the endoscopic examination bed, and FIG. 15 shows a handle which is the traveling direction changing means. 16 is an explanatory view, FIG. 16 is a sectional view taken along line FF in FIG. 15, and FIG. 17 is a sectional view taken along line EE in FIG.
[0090]
As shown in FIG. 14, the endoscopic examination bed 1F of the present embodiment is provided with a battery, a motor, and the like in order to reduce labor during movement.
[0091]
A caster 204 is provided on the base frame 202 that supports the bed of the endoscopic examination bed 1F. The caster 204 is provided with an interlocking rotating shaft 205 that rotates in conjunction with the direction of the caster 204, and the interlocking rotating shaft 205 is attached to the base frame 202 via a bearing 206.
[0092]
A sprocket 207 is attached to the interlocking rotating shaft 205, and the sprocket 207 meshes with a gear (not shown) in a gear box 209 via a chain 208. The gear in the gear box 209 is driven by a motor 210.
[0093]
The rotation speed and direction of the motor 210 are controlled by a control switch provided in the control box 211. Reference numeral 212 denotes a battery, which is a power source for driving the motor 210.
[0094]
The harness 213 transmits a control signal to the control box 211, and is connected to a bearing unit 215 to which a handle 214 that is gripped when the endoscope inspection bed 1F is moved is attached.
[0095]
As shown in FIGS. 15 to 17, a groove 203 is provided on the rotating shaft of the handle 214 attached to the bearing unit 215, and a first stopper member 216 is inserted into the groove 203. Reference numeral 217 denotes a second stop member, which is fixed to the rotating shaft of the handle 214 with a screw 220 with the backrest frame 218 interposed therebetween. As a result, members such as the handle 214, the first stopper member 216, and the second stopper member 217 are rotatable with respect to the backrest frame 218. Reference numeral 219 denotes an abutting member. The abutting member 219 is fixed to the second stopper member 217 by a screw 220 and rotates together with the handle 214.
[0096]
On the other hand, the rotation control rubber 221 is inserted into the D-shaped hole 222 in the cross-sectional shape formed in the backrest frame 218 so as not to rotate with respect to the backrest frame 218.
[0097]
The stopper member 223 of the first stopper member 216 is fixed to the first stopper member 216 with a screw 224. A rack (gear) 217a is formed on the second stop member 217, and meshes with a gear 225a of a rotary encoder 225 incorporated in the backrest frame 218. The rotary encoder 225 is connected to the control box 211 by a harness 213, and rotational position information of the handle 214 is transmitted to the control box 211.
[0098]
The operation of the endoscope inspection bed 1F configured as described above will be described.
When the endoscope inspection bed 1F is moved, the handle 214 is moved forward so as to be grasped and pushed out. For example, when turning left, the handle 214 is rotated to the left. The rotation of the handle 214 at this time occurs only at a slight angle due to interference between the contact member 219 and the rotation control rubber 221, but an appropriate operational feeling can be obtained by appropriately adjusting the hardness of the rotation control rubber 221. It has come to be obtained.
[0099]
As the handle 214 rotates, the second stopper member 217 and the rack 217a rotate. As the rack 217a rotates, the gear 225a rotates to drive the rotary encoder 225. Information regarding the rotation angle of the handle 214 obtained by driving the rotary encoder 225 is sent to the control box 211 via the harness 213.
[0100]
The control box 211 rotates the motor 210 based on the information on the rotation angle of the handle 214 sent thereto, rotates the chain 208 in the direction of the arrow 226 via the gear box 209, and moves the sprocket 208 in the direction of the arrow 227. Rotate. As the sprocket 208 rotates in the direction of the arrow 227, the caster 204 changes its direction in a left-turn direction with respect to the forward direction. In this state, the endoscope 214 is smoothly turned left by pushing the handle 214 and moving it forward.
[0101]
In this way, by providing a motor, handle, encoder, etc. to the endoscopic examination bed to change the course of the endoscopic examination bed, the person who pushes the endoscopic examination bed operates the handle. By simply changing the direction of the caster, the direction of travel can be changed smoothly. This greatly reduces the labor of the person operating the endoscopy bed.
[0102]
In addition, since the orientation of the endoscopic examination bed cannot be changed and the subject remains on the subject without being stuck at a corner or the like, the examination proceeds smoothly.
[0103]
Furthermore, since an operation such as changing the direction of the endoscopic examination bed with momentum is not performed, a comfortable examination environment is provided even for a subject lying on the endoscopic examination bed. .
[0104]
As shown in FIG. 18, the same operation and effect as described above can be obtained by providing the stop member 217 with the block 235 and providing the rotational position detection switch 234 on the back frame 218.
[0105]
That is, when the handle 214 is turned, the block 235 is rotated together with the stop member 217 to contact the switch 234, and information related to the rotation of the handle 214 is sent from the switch 234 to the control box 211 via the harness 213. The control box 211 controls the power supply and rotation direction to the gear box 210 based on the information signal regarding the rotation of the handle 214, and changes the direction of travel by changing the angle of the caster 204 only when the switch 234 is turned on. Can be done. The switch 234 may be a non-contact type optical switch such as a photo interrupter.
[0106]
19 to 21 relate to an endoscopic examination bed having another traveling direction changing means, FIG. 19 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the endoscopic examination bed, and FIG. 20 is an explanatory diagram showing a traveling direction changing mechanism. FIG. 21 is an explanatory view showing the inside of the bevel gear box.
[0107]
As shown in FIG. 19, the endoscopic examination bed 1G of the present embodiment does not use electric parts such as a battery, a motor, and a harness as in the embodiments shown in FIGS. By changing the direction, the traveling direction of the endoscopic examination bed 1G can be easily changed.
[0108]
As shown in FIG. 20, the caster 226 is attached to the base frame 227 by a bearing 228 and can be rotated. A gear 229 is attached to the caster 226 so that the caster 226 rotates and rotates.
[0109]
The gear 229 meshes with the rack 230. A plurality of slide grooves 237 are formed in the rack 230 in parallel with the longitudinal direction of the rack 230, and are regulated to move in a straight line by guide pins 231 disposed in the slide grooves 237.
[0110]
The gear 232 </ b> A is fixed to a shaft 233 shown in FIG. 19 and meshes with a gear 232 </ b> B disposed on the base frame 227. The gear 232B meshes with the rack 230.
[0111]
The shaft 233 is connected to the handle 241 via a bevel gear box 234 disposed at the lower portion of the waist receiving portion, and further via a shaft 235, a bearing 236, a flexible joint 237, a shaft 238, a bearing 239, and a bevel gear box 240. Has been.
[0112]
The flexible joint 237 responds to the center axis deviation and distance change of the shaft 235 and the shaft 238 when the backrest frame 242 of the endoscope inspection bed 1G is reclined. It is a mechanical part such as a universal joint.
[0113]
As shown in FIG. 21, inside the bevel gear box 240, the bevel gear 243 screwed to the shaft 238 with a set screw meshes with the bevel gear 244 fixed to the shaft 245 of the handle 241 with the set screw.
[0114]
The shaft 245 passes through the back frame 242, is inserted into a bearing 246 fixed to the back frame 242, and is fixed by an E ring 247. Reference numeral 248 denotes a sliding bush, and reference numeral 249 denotes an E-ring for preventing the shaft 238 from falling off.
[0115]
In the bevel gear box 234, similarly to the bevel gear box 240, the shaft 235 and the shaft 233 are meshed by bevel gears (not shown).
[0116]
The change in the traveling direction of the endoscope inspection bed 1G configured as described above will be described.
When changing the traveling direction of the endoscope inspection bed 1G, first, the handle 241 is rotated. Then, the rotation of the handle 241 is transmitted through the shaft 245, the bevel gear box 240, the shaft 238, the flexible joint 237, the shaft 235, the bevel gear box 234, and the shaft 233 to rotate the gears 232A and 232B and move the rack 230. Thus, the traveling direction can be changed by being transmitted to the gear 228 connected to the caster 226.
[0117]
The endoscopic examination bed 1G is in a bed state or a chair state as shown, but by providing the flexible joint 237, the rotation of the handle 241 is reliably transmitted to the caster 226 in any case. .
[0118]
Thus, since a battery or the like is not used, the trouble of charging or replacing can be saved. Other effects are the same as those of the above-described embodiment shown in FIGS.
[0119]
By the way, there was an endoscopic examination bed that made it easy to change the direction of travel by turning all four casters provided on the base frame to enable smooth movement in a narrow space. Since the can rotate freely, there has been a problem that it is not possible to go straight ahead smoothly. For this reason, an endoscopic examination bed excellent in straightness has been desired.
[0120]
22 and 23 illustrate an endoscopic examination bed excellent in straightness, FIG. 22 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the endoscopic examination bed, and FIG. 23 shows a configuration of a caster fixing mechanism. It is explanatory drawing shown.
[0121]
As shown in FIG. 22, the base frame 301 of the endoscopic examination bed 1 </ b> H is supported by a plurality of casters 302. The caster 302 is attached to the base frame 301 by a bearing 303 and can freely rotate with respect to the base frame 301 to change the direction of the caster 302.
[0122]
As shown in FIG. 23, a gear 304 is attached to the head of the caster 302.
[0123]
The base frame 301 is provided with a slide stay 306 having a lock member 305 provided at the tip thereof so as to slide with respect to the base frame 301 with a slide pin 307.
[0124]
A pedal 309 rotatably attached to a bearing (not shown) of the base frame 301 via a rotary shaft 308 is connected to a slide stay 306 via a stay 310 and a connecting shaft 311. Therefore, when the pedal 309 is lifted, the stay 310 is pushed, the slide stay 306 slides in the direction 312, and the lock member 305 provided at the tip of the slide stay 306 bites into the gear 304, so that the caster 302 The direction is fixed.
[0125]
Note that the moving mechanism of the slide stay 306 may be configured using a rack and a gear. Further, as shown in FIG. 24, the lock pin 324 of the slide stay 323 may be inserted into the groove 322 provided in the waist receiving portion rotating shaft 321 of the caster 320.
[0126]
The operation of the caster fixing mechanism configured as described above will be described.
During normal use, the pedal 309 is in a horizontal state so that the gear 304 and the lock member 305 do not mesh with each other. Therefore, the caster 302 can freely rotate and change its direction freely.
[0127]
When going straight, first, the endoscopic examination bed 1H is directed in the direction of going straight, the caster 302 is directed in the advancing direction, the pedal 309 is lifted, and the slide stay 306 is slid in the direction 312 to slide. The lock member 305 provided at the tip of the stay 306 is bitten into the gear 304 to fix the direction of the caster 302, and a propulsive force is applied to advance straight.
[0128]
In this way, when the endoscopic examination bed is moved, when the traveling direction is determined, the pedal can be operated to fix the caster in a desired direction. This eliminates the need to constantly orient the endoscopic examination bed. Further, by providing pedals on both sides of the frame of the endoscopic examination bed, the pedals can be selected according to the work situation.
[0129]
25 and 26 illustrate the configuration of an endoscopic examination bed using a commercially available switchable caster. FIG. 25 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the endoscopic examination bed. FIG. 26 shows a caster. It is explanatory drawing which shows a fixing mechanism.
[0130]
As shown in FIGS. 25 and 26, the base frame 351 of the endoscopic examination bed 1J of this embodiment is supported by a commercially available switchable caster 352.
[0131]
The caster 352 can be switched to three states of “freely rotating”, “fixed only in direction”, and “fixed rotation of wheel” with respect to the base frame 351. It can be performed by rotating 353.
[0132]
That is, a rotation lever 354 that rotates with the shaft 353 is fixed to the shaft 353. The independent lever 355 independent of the caster 352 is fixed to the frame 351 by a bearing (not shown), is rotatable, and is connected to the rotating lever 354 and the independent lever 355 by a shaft 356.
[0133]
On the other hand, the pedal 357 is disposed at a position where a person who is pushing to move the endoscope inspection bed 1J can step on.
[0134]
That is, the pedal 357 of this embodiment is attached to the upper side of the caster 365 at the rear of the base frame 351, and the lever 358 is fixed and rotates together with the pedal 357.
[0135]
The lever 358 and the independent lever 355 are connected by a connecting shaft 359. The switching shafts 353 of the left and right casters 352R and 352L positioned in the forward direction are connected to each other by a shaft 360, and the switching shaft 353 is operated simultaneously in the left and right casters 352R and 352L.
[0136]
The pedals 357 may be provided on both sides of the base frame 351 so that the casters 352 can be operated from both sides of the endoscopic examination bed 1J.
[0137]
The operation of the traveling direction changing mechanism configured as described above will be described.
When the pedal 357 is lifted, the connecting shaft 359 is pulled and the rotating lever 354 rotates in the clockwise direction. Accordingly, since the caster 352 is in a “fixed direction only” state, the caster 352 simply goes straight stably only by applying a propulsive force without worrying about the direction of the endoscopic examination bed 1J.
[0138]
In addition, by appropriately adjusting the fixed positions of the shaft 356 and the connecting shaft 359 on the independent lever 355, it is possible to cope with casters 352 having various amounts of switching force and to freely set the depression angle of the pedal 357. it can.
[0139]
In this way, by operating the pedal provided on the endoscopic examination bed, the caster located in the front can be brought into a “fixed direction only” state, so that the direction of the endoscopic examination bed can be carefully monitored. It is possible to go straight with stability just by giving a driving force without making it. This greatly reduces the labor of a nurse or the like who operates the endoscopic examination bed.
[0140]
In addition, in order to move straight forward stably, it is necessary to fix the direction of the caster located in front of the traveling direction, but according to the present embodiment, the “freely rotating” state and the “direction only fixed” state are switched. Since the device is under the person in charge of pushing the endoscopy bed, when the car is moving, for example, when there is a long corridor after turning a corner, the endoscopy bed is stopped one by one and the front side in the direction of travel Therefore, it is not necessary to turn the caster and to move the endoscopic examination bed smoothly.
[0141]
In addition, when equipped with mechanisms on both the left and right sides, it is only necessary to step on the pedal that is easier to step on depending on the situation, and work can be done efficiently.
[0142]
By the way, a bed, particularly a medical bed, is provided with a fall prevention fence (side guard) in order to prevent the patient and the subject from falling from the bed.
[0143]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a side guard provided on a bed, one that can be housed in the lower part of the bed integrally on one side is known.
[0144]
However, when the side guard of the bed is integrated on one side, in a bed equipped with a reclining mechanism, the reclining operation must be performed by removing the side guard from the bed in advance when performing the reclining operation. It was annoying work.
[0145]
27 to 29 show a schematic configuration of an inspection bed having a side guard and a side guard storage / installation function, FIG. 27 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the inspection bed, and FIG. 28 is a side guard installation state. FIG. 29 is a diagram showing a side guide rotational movement state.
[0146]
As shown in FIG. 27, the bed 403 of the inspection bed 400 is formed into two parts of a first frame 401 and a second frame 402, and is rotatably connected by a bed center shaft 404.
[0147]
Specifically, in the inspection bed 400, a bed 403 including a first frame 401 and a second frame 402 is supported by a support column 405, and the support column 405 is fixed to the base frame 406. . The first frame 401 and the second frame 402 are connected by a reclining damper 407 set in a direction in which the second frame 402 stands in the released state, and the reclining damper is connected to the second frame 402. A damper operating lever 408 for operating the damper 407 is provided. The damper 407 and the lever 408 are connected by a wire 409. Then, side guards 411 are disposed on fixing portions 410 that protrude from the frames 401 and 402 and are provided on each of the left and right sides.
[0148]
Therefore, the inspection bed 400 is configured such that the damper 407 is released by gripping the lever 408 and pulling the wire 409 so that the second frame 402 performs a reclining operation with the bed center shaft 404 as a fulcrum. It has become.
[0149]
The side guards 411 arranged on the fixed portion 410 can be independently rotated and stored in the width direction of the bed 403 as described later.
[0150]
As shown in FIG. 28, the side guard 411 is held and fixed to the fixing portion 410 by a shaft support pin 412 passing through the side guard 411. The side guard 411 is installed on the frames 401 and 402. When the state is set, the fixing pins 410 that slide in the longitudinal direction of the bed 403 are projected outside the side guards 411 so that the side guards 411 are held and fixed in the installed state.
[0151]
Since the fixing pin 413 is biased by a spring 414 disposed inside the fixing portion 410, the side guard 411 is supported in a state in which the release operation button 415 integrally fixed to the fixing pin 413 is released. So that it protrudes.
[0152]
As shown in FIG. 29, when the side guard 411 is stored, the release operation button 415 fixed to the fixing pin 413 is pulled against the urging force of the spring 414 so that the fixing pin 413 is moved to the outer periphery of the side guard 411. Move to a position off the surface. In this state, the side guard 411 rotates around the pivot pin 412. When the side guard 411 is rotating, when the release operation button 415 is released, the fixing pin 413 is pressed against the outer peripheral surface of the side guard 411 by the urging force of the spring 414, but is positioned outside the outer peripheral surface. Therefore, the rotation of the side guard 411 is not hindered. When the side guard 411 rotates and falls to the housed state, the fixing pin 413 is pushed out again by the biasing force of the spring 414, and this time, the side guard 411 is held and fixed in the housed state.
[0153]
As described above, the side guard is provided for each frame obtained by dividing the bed, and the side guard can be freely rotated in the width direction of the bed, whereby the side guard can be stored and installed easily.
[0154]
Note that the side guard storage / installation mechanism configured as described above may be provided in the endoscope inspection bed as shown in FIG. In addition, the code | symbol attached | subjected to the same figure attaches | subjects the same code | symbol to the member similar to the above-mentioned embodiment, and abbreviate | omits description of a structure and an effect | action.
[0155]
As shown in the figure, the side guard storage / installation mechanism is disposed on the backrest portion 10 and the waist support portion 20 of the endoscopic examination bed having the reclining mechanism of the backrest portion. In addition, although illustration is abbreviate | omitted, you may make it provide a side guard in the leg receiving part 30 of the bed for endoscopy.
[0156]
In this way, by providing a side guard storage / installation mechanism in the endoscopic inspection bed, when reclining frequently, the reclining operation can be performed simply by storing the side guard without removing it, so that the caregiver's trouble is reduced. In addition to saving, the usability of the endoscopic examination bed is greatly improved. Further, when the chair is in the state, it is easy to get on and off by storing the side guard of the waist receiving portion. Furthermore, with only the side guards that support the subject's back installed, the side guards of the waist support part frame can be stored to expose the buttocks and take the endoscope posture, so it falls to the subject. Endoscopy can be performed smoothly without danger.
[0157]
FIG. 31 to FIG. 35 show a schematic configuration of a side guard and an inspection bed having a side guard storage / installation function of another configuration, FIG. 31 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the inspection bed, and FIG. 31 is a sectional view taken along the line BB in FIG. 31 in the installed state, FIG. 33 is a sectional view taken along the line CC in FIG. 32, FIG. 34 is a sectional view taken along the line BB in FIG. .
[0158]
In the present embodiment, the side guard is rotated and stored in the longitudinal direction of the bed.
[0159]
As shown in FIG. 31, the inspection bed 450 of the present embodiment has a side guard so that side guards 451 provided on both sides of the first frame 401 and the second frame 402 rotate with respect to the longitudinal direction of the frame. The storage / installation mechanism is configured. For this reason, the side guard 451 is accommodated below the frames 401 and 402 without providing a space in the width direction of the bed 403. The side guard 451 of the second frame 402 shows the stored state. Other configurations are the same as the configuration of the inspection bed 400 shown in FIG. 27, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0160]
The side guard storage / installation mechanism will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 32, at the center of the side guard 451, a convex portion 451a is formed on the frame side, a concave portion 451b is formed on the side of the bed 403, and a through hole 451c that communicates the concave portion 451b with the convex portion 451a. . The convex portion 451a passes through a through hole 455 formed in the frame 401 (402) and protrudes inside the frame 401. The protruding portion 451d protruding inside the frame faces the through hole 451c. A shaft retainer 456 having a through hole 456 a is fixed, and the side guard 451 is rotatably arranged with respect to the frame 401. The shaft retainer 456 and the protruding portion 451d are fixed by a fixing means such as a screw.
[0161]
On the other hand, a shaft portion 457a of a positioning pin 457 is inserted into the through hole 451b formed in the side guard 451 and the through hole 456a formed in the shaft retainer 456, and a release button 458 is provided at the tip of the shaft portion 457a. Screwed and fixed.
[0162]
A positioning pin 457b is provided at the other end of the positioning pin 457. The position fixing pin portion 457b is disposed in a through hole 459a formed in a pin guide 459 screwed to the inner surface side of the frame 401, and the position fixing pin portion 457b is disposed in the through hole 459a. Thus, the positioning pin 457 and the release button 458 are regulated so that the positioning pin 457 slides only in the axial direction without rotating.
[0163]
As shown in FIG. 33, when the side guard 451 is fixed to the frame 401, the position fixing pin portion 457 b of the positioning pin 457 is fitted into an elongated groove 460 provided in the shaft pressing 456. The position fixing pin portion 457b of the positioning pin 457 is urged toward the inner surface of the frame 401 by a spring 451 that is disposed between the pin guides 459 and presses the end surface of the position fixing pin portion 457b. This prevents the groove 460 from coming off due to the influence of the above and so on, and it is securely fixed.
[0164]
As shown in FIG. 34, when the side guard 451 is rotated with respect to the frame 401, first, the release button 458 is pushed toward the frame 401 against the urging force of the spring. Then, the positioning pin 457 is pushed, the position fixing pin portion 457b is removed from the groove 460, and the side guard 451 becomes rotatable. In this state, as shown in FIG. 35, the side guard 451 is rotated to the storage state position. When the side guard 451 rotates 180 ° and reaches the storage position, the position fixing pin portion 457b of the positioning pin 457 is reinserted into the groove 460 by the biasing force of the spring, and the side guard 451 is fixed in the storage state.
[0165]
Thus, since the side guard can be stored without protruding in the width direction of the bed, the side guard can be easily stored even in a small space. Other effects are the same as those of the embodiment shown in FIGS.
[0166]
Note that the side guard storage / installation mechanism configured as described above may be provided in the endoscope inspection bed as shown in FIG. In addition, the code | symbol attached | subjected to the same figure attaches | subjects the same code | symbol to the member similar to the above-mentioned embodiment, and abbreviate | omits description of a structure and an effect | action.
[0167]
As shown in the figure, the side guard storage / installation mechanism is disposed on the backrest portion 10 and the waist support portion 20 of the endoscopic examination bed having the reclining mechanism of the backrest portion. In addition, although illustration is abbreviate | omitted, you may make it provide a side guard in the leg receiving part 30 of the bed for endoscopy.
[0168]
In this way, by providing a side guard storage / installation mechanism in the endoscopic inspection bed, when reclining frequently, the reclining operation can be performed simply by storing the side guard without removing it, so that the caregiver's trouble is reduced. In addition to saving, the usability of the endoscopic examination bed is greatly improved. Further, when the chair is in the state, it is easy to get on and off by storing the side guard of the waist receiving portion. Furthermore, with only the side guards that support the subject's back installed, the side guards of the waist support part frame can be stored to expose the buttocks and take the endoscope posture, so it falls to the subject. Endoscopy can be performed smoothly without danger. Furthermore, since the side guard can be stored without protruding in the width direction of the bed, the side guard can be easily stored even in a small space.
[0169]
It should be noted that the present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention.
[0170]
[Appendix]
According to the embodiment of the present invention described in detail above, the following configuration can be obtained.
[0171]
(1) In an endoscopic examination bed configured by a base member and a bed installed on the base member and movable by a caster attached to the base member,
The bed is composed of at least a backrest, a waist support, and a leg support,
An endoscopy bed in which the backrest and the leg support are pivotable with respect to the waist support and can be held and fixed at an arbitrary position.
[0172]
(2) The endoscope inspection bed according to appendix 1, wherein the base member is provided with lifting means for moving the bed up and down.
[0173]
(3) The endoscope inspection bed according to appendix 2, wherein the elevating means is composed of a link mechanism and a hydraulic pump.
[0174]
(4) The endoscopic examination bed according to supplementary note 3, wherein the hydraulic pump changes an internal pressure by a stepping operation.
[0175]
(5) The endoscopic examination bed according to appendix 3, wherein the raising / lowering operation of the raising / lowering means can be performed from both left and right sides of the bed.
[0176]
(6) The bed for endoscopy according to supplementary note 1, wherein the leg receiving portion turns in conjunction with the turning motion of the backrest portion.
[0177]
(7) A supplementary note 6 wherein a foot receiving portion that rotates relative to the leg receiving portion is provided at a tip portion of the leg receiving portion, and the foot receiving portion rotates in conjunction with a turning operation of the leg receiving portion. Endoscopy bed.
[0178]
(8) The operation linked to the turning motion of the backrest portion of the leg receiving portion and the operation linked to the turning motion of the leg receiving portion of the foot receiving portion are performed via at least one link mechanism or The bed for endoscopy according to appendix 7.
[0179]
(9) The endoscopic examination bed according to appendix 6 or appendix 7, wherein the backrest portion is provided with a turning position fixing means comprising a gas spring and a lock release means of the gas spring.
[0180]
(10) The endoscopic examination bed according to appendix 6, appendix 7 or appendix 9, wherein the backrest portion has a turning biasing means.
[0181]
(11) The endoscopic examination bed according to appendix 10, wherein the gas spring also serves as a turning biasing means for the backrest portion.
[0182]
(12) The gas spring lock releasing means includes a lever member that presses the lock release pin at the tip of the gas spring and a driving means that drives the lever member. bed.
[0183]
(13) The bed for endoscopy according to appendix 12, wherein the drive means is a wire member exposed from the bed body at least one place, with one end fixed to the lever member and the other end fixed to the bed body.
[0184]
(14) The endoscopic examination bed according to appendix 13, wherein the wire member can be operated with a holding bar provided on the bed.
[0185]
(15) The endoscope inspection bed according to appendix 14, wherein the wire member can be operated from both sides of the bed.
[0186]
(16) The bed for endoscopy according to appendix 6, which has a turning mechanism for turning the leg receiving part independently with respect to the waist receiving part.
[0187]
(17) The endoscopic examination bed according to appendix 16, wherein the turning mechanism is an expansion / contraction mechanism provided on a stay that connects the leg receiving portion and the backrest portion.
[0188]
(18) The endoscopic examination bed according to appendix 2 or appendix 6, wherein when the couch is not more than a specified height, the position of the leg support portion with respect to the waist support portion is higher than the position of the backrest portion.
[0189]
(19) The endoscopic examination bed according to appendix 1, wherein a head support part is provided on the backrest part, and a height adjusting means for changing the height of the head support part is provided.
[0190]
(20) The endoscopic examination bed according to appendix 19, provided with an angle changing means for changing the angle of the head support portion.
[0191]
(21) The endoscopic examination bed according to Supplementary Note 1, Supplementary Note 2 or Supplementary Note 6, having a turning means for turning the backrest portion downward from the horizontal position of the waist receiving portion.
[0192]
(22) The bed for endoscopy according to appendix 21, wherein when the force for turning the backrest is removed, the backrest automatically returns to the position before turning.
[0193]
(23) A traveling direction change that has a plurality of casters that can freely rotate so that the traveling direction can be freely changed with respect to the base member, and that turns the rotational direction for changing the direction of the casters to a desired direction. The bed for endoscopy according to supplementary note 1, comprising means.
[0194]
(24) The endoscopic examination bed according to appendix 23, wherein an electric motor is used as the traveling direction changing means.
[0195]
(25) The endoscopic examination bed according to appendix 23, which has a holding member for moving the bed and is capable of operating the advancing direction changing means in a state where the holding member is held.
[0196]
(26) The plurality of casters attached to the base member are casters that can freely rotate with respect to the advancing direction, and include a rotation direction fixing unit that fixes the rotation direction of at least one of the casters. The endoscopic examination bed according to 1.
[0197]
(27) The endoscopic examination bed according to appendix 26, wherein an operation of fixing a rotation direction of a caster located in front of the bed among the plurality of casters can be performed from the rear of the bed.
[0198]
(28) The endoscopic examination bed according to appendix 26 or appendix 27, wherein the operation of fixing the rotation direction of the caster can be performed from both the left and right sides of the bed.
[0199]
(29) In an inspection bed provided with a fall prevention fence that prevents the subject from falling on both sides of the bed,
An inspection bed in which at least two fall prevention fences are provided on one side of the bed.
[0200]
(30) The inspection bed according to appendix 29, wherein each of the fall prevention fences can be installed and stored independently.
[0201]
(31) The inspection bed according to supplementary note 30, wherein the fall prevention fence can be stored or installed by rotating in the width direction of the bed.
[0202]
(32) The inspection bed according to appendix 30, wherein the fall prevention fence can be stored or installed by rotating with respect to the longitudinal direction of the bed.
[0203]
(33) The endoscopic examination bed according to appendix 1, appendix 2 or appendix 6, wherein at least one fall prevention fence is provided on each side surface of at least the backrest and the waist receiving portion constituting the bed.
[0204]
(34) The endoscopic examination bed according to appendix 33, wherein the fall prevention fences provided at the backrest and the waist support portion can be independently installed and stored.
[0205]
(35) The bed for endoscopy according to appendix 34, wherein the backrest portion can be turned in a state in which a fall prevention fence provided at the backrest portion and the waist support portion is installed.
[0206]
(36) The endoscopic examination bed according to appendix 34, wherein the fall prevention fence provided on the backrest and the waist support portion can be stored or installed by rotating with respect to the width direction of the bed.
[0207]
(37) The endoscopic examination bed according to appendix 34, wherein the fall prevention fence provided in the backrest and waist support portion can be stored or installed by rotating with respect to the longitudinal direction of the bed.
[0208]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the subject can easily take the posture peculiar to the endoscopy, and the burden on the subject is small, and the burden on the operator and the nurse is small. It has the effect of performing inspection under endoscopic observation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 to FIG. 3 relate to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 is an explanatory view showing a schematic configuration of an endoscopic examination bed;
FIG. 2 is a partial cross-sectional view illustrating a turning position fixing means and an elevating means provided on an endoscopic examination bed;
FIG. 3 is a diagram for explaining a bed state and a chair state of an endoscopic examination bed;
FIG. 4 is an explanatory view showing another configuration of the endoscopic examination bed according to the second embodiment of the present invention;
FIG. 5 is an explanatory view showing another configuration of the endoscopic examination bed according to the third embodiment of the present invention;
FIGS. 6 and 7 relate to a fourth embodiment of the present invention, and FIG. 6 is an explanatory view showing a configuration of an endoscopic examination bed provided with a head support portion;
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a head support part;
FIG. 8 is a diagram showing an example of another embodiment of a mattress dividing method;
9 and 10 relate to a modification of the fourth embodiment, and FIG.
Explanatory drawing which shows the other structure of the bed for endoscopy which provided the head support part,
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a head support part;
FIG. 11 is a view showing a trendelenburg according to a fifth embodiment of the present invention.
An explanatory view showing the configuration of an endoscopic examination bed,
FIGS. 12 and 13 relate to a modification of the fifth embodiment, and FIG.
Explanatory drawing which shows the other structure of the bed for endoscopy which can perform Derenburg,
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a gas spring;
FIG. 14 to FIG. 17 are endoscopic examination beds having a traveling direction changing means.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of an endoscopic examination bed,
FIG. 15 is an explanatory view showing a handle which is a traveling direction changing means;
16 is a sectional view taken along line FF in FIG.
17 is a cross-sectional view taken along line EE of FIG.
FIG. 18 is a diagram showing a configuration of a part of a handle that is a traveling direction changing unit;
FIG. 19 to FIG. 21 are for endoscopy having another moving direction changing means.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of an endoscopic examination bed,
FIG. 20 is an explanatory view showing a traveling direction changing mechanism;
FIG. 21 is an explanatory view showing the inside of the bevel gear box;
FIG. 22 and FIG. 23 illustrate an endoscopic examination bed excellent in straightness.
FIG. 22 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of an endoscopic examination bed,
FIG. 23 is an explanatory diagram showing a configuration of a caster fixing mechanism;
FIG. 24 is an explanatory view showing an example of another configuration example of a caster fixing mechanism;
25 and 26 are endoscopes using commercially available switchable casters.
FIG. 25 is a diagram illustrating the configuration of an inspection bed.
Explanatory diagram showing the configuration,
FIG. 26 is an explanatory view showing a caster fixing mechanism;
27 to 29 are side guards and side guard storage / installation machines.
FIG. 27 is an explanatory view showing a schematic configuration of an inspection bed,
FIG. 28 is a diagram showing a side guard installation state;
FIG. 29 is a diagram showing a side guide rotational movement state;
FIG. 30 is a diagram showing a schematic configuration of an endoscope inspection bed having a side guard storage / installation function;
FIG. 31 to FIG. 35 show a schematic configuration of an inspection bed having a side guard and a side guard storage / installation function of another configuration, and FIG. 31 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the inspection bed. ,
32 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 31 in the installed state;
33 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 32;
34 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 31 in a rotating state;
35 is a sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 36 is a diagram showing a schematic configuration of an endoscope inspection bed having a side guard storage / installation function of another configuration;
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscopy bed
2 ... Base frame
3 ... Sleeper
6 ... Lifting means
10 ... Backrest
20 ... waist support
30 ... Leg holder
40 ... Gas spring

Claims (1)

ベース部材と、このベース部材上に設置された寝台とを有し、前記ベース部材に付属したキャスターによって移動可能な内視鏡検査用ベッドにおいて、
前記ベース部材の上部に、当該ベース部材に対して前記寝台を昇降させる昇降手段を介して配設された腰受け部と、
前記腰受け部の一端部に配設された回動軸に軸支され、前記腰受け部に対して上方となる位置から略同一面となる位置までは当該腰受け部に対して相対的に回動可能に、当該腰受け部に対して略同一面となる位置から下方となる位置に向けては当該腰受け部と一体的に回動可能に配設された背もたれ部と、
前記背もたれ部の一端部に配設され、前記背もたれ部に対して、当該背もたれ部を少なくとも下方に向けて回動させる回動力を印加させるための操作レバーと、
前記操作レバーの操作により、前記背もたれ部と前記腰受け部とが略同一面となる位置より下方に向けて一体的に回動された際、前記腰受け部を前記ベース部材に対して水平となる位置に戻すよう付勢する付勢部材と、
を具備したことを特徴とする内視鏡検査用ベッド。 In an endoscopy bed having a base member and a bed placed on the base member and movable by a caster attached to the base member,
A waist support portion disposed on an upper portion of the base member via lifting means for moving the bed up and down with respect to the base member;
Relative to the waist support portion from a position above the waist support portion to a position that is substantially flush with the pivot shaft disposed at one end of the waist support portion. A backrest portion disposed so as to be rotatable integrally with the waist support portion from a position that is substantially flush with the waist support portion to a position that is lower than the waist support portion.
An operation lever that is disposed at one end of the backrest, and applies a turning force that rotates the backrest at least downward with respect to the backrest;
When the backrest portion and the waist support portion are integrally rotated downward from a position where the backrest portion and the waist support portion are substantially in the same plane by the operation of the operation lever, the waist support portion is made to be horizontal with respect to the base member. An urging member for urging to return the position to
An endoscopic examination bed characterized by comprising:
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