JP3734215B2

JP3734215B2 - Pachinko machine

Info

Publication number: JP3734215B2
Application number: JP2000157122A
Authority: JP
Inventors: 正宏高木
Original assignee: マルホン工業株式会社
Priority date: 2000-05-26
Filing date: 2000-05-26
Publication date: 2006-01-11
Anticipated expiration: 2020-05-26
Also published as: JP2001334038A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、所定の組合わせにより所定の利益ある作動を生じさせる図柄表示装置を備えたパチンコ機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
複数の図柄を画面上に変動表示する図柄表示装置と、球検出手段を備えた図柄始動領域と、図柄始動領域の球検出手段からの球検出信号に起因して図柄表示装置を変動表示させて、各図柄を確定表示する図柄制御手段と、開閉制御される可変入賞口を備えた可変入賞装置とを備え、図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大当り状態となって、遊技者に所定の利得をもたらす特別遊技作動を発生させるパチンコ機は良く知られている。
【０００３】
ここで、この所定の利得をもたらす特別遊技作動は、通常、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、あらかじめ定められた回数を繰り返してなるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、特別遊技作動にあっては、可変入賞装置の可変入賞口が開放し、所定制限時間（例；３０秒）の経過、又は該開放時間内における規定個数（例；１０個）の入賞満了により、可変入賞口が閉鎖し、さらに開放するという行程（開閉ラウンド）を所定回（例；１６ラウンド）繰り返して、遊技者に利得を供与するものである。
【０００５】
昨今、図柄表示装置として液晶表示装置等を使用し、この特別遊技作動中にあって、演出画面を工夫して、大当り遊技を盛り上げるようにした構成が提案されている。しかるに、この演出画面は常に同じものが用いられ、しかも単なる装飾的機能でしかなく、このため遊技者は、この演出画面に対する興味を失いがちとなり、有用性に欠けるものであった。
【０００６】
また、特別遊技作動のプロセスにあって、各開閉ラウンドには予め定められた進行型演出動画が進行表示されるが、入賞球が１０球検知されると大入賞口は閉口し、表示途中でも画面が切り替わるため、各開閉ラウンドの大入賞口の開放時間は不定である。このため開放時間の間に表示される動画は、ラウンドごとに連続し、再開されるものであるため、各開放時間Ｔ３の総和が動画の終了に要する時間に通常至ることなく、このため動画は完結せず、中途半端に終わってしまい、折角大当りを盛り上げ遊技者を楽しませるために用意された動画の効果を充分発揮し得ないものであった。
【０００７】
本発明は特別遊技作動中に表出する演出画像を多様でしかも付加価値の高いものとすることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した大当りとなると、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内における規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、繰り返してなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ機において、特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型演出動画を表示すると共に、進行型演出動画の最終表示により判定される最終到達度を複数設定し、図柄動画乱数の抽選により、進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ選定するようにし、さらには各最終到達度の選定確率を、大当りの図柄内容により変えるようにし、さらにまた進行型演出動画の最終到達度が所定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させるようにしたものである。かかる構成は、所定の到達度に向けての演出動画の進行に遊技者は強い関心を抱くこととなる。
【００１０】
さらにこの場合に動画乱数の抽選により、進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ定めると共に、大当り図柄により該動画乱数による最終到達度の選定確率を、大当りの図柄内容により変えるようにしたことにより、所定の大当り図柄への待望と、さらには到達度が未確定であることの緊張感との両方を調和させることができる。
【００１１】
このように各構成はいずれも、進行型演出動画を複数用意し、これを大当りの図柄内容や、動画乱数の抽選により決定したものであるから、動画内容が多様性に富み、飽きのこない図柄表現となる。
【００１２】
ここでこの進行型演出動画とは、後述する単純進行型演出画面のほかに、ロールプレイングゲームなど登場人物が種々の課題を順次達成して進行する動画など、所定の目標に向けて進行する演出動画をいう。
【００１３】
ここで、これらの演出動画を、各ラウンドの消化時間が異なるにもかかわらず、最後の到達度が確認され得るようにするために、特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型演出動画を表示すると共に、各開閉ラウンドごとに割り当てられて進行型演出動画の一部を構成する進行型部分動画を、時間調整手段により、開閉ラウンドの時間に適合してほぼ最後まで表示するようにした構成が提案される。
【００１４】
すなわち、上述したように、可変入賞装置の可変入賞口が開放し、例えば３０秒程度の所定制限時間が経過するか、又は該所定制限時間内で例えば１０個程度の規定個数の入賞満了（ほとんどがこの条件満了により閉鎖する）により、可変入賞口が閉鎖する。このため、規定個数の入賞満了までの時間に対応して各開閉ラウンドの終了時間が異なる。これが原因で従来の動画表現にあっては物語が途中で終了するのを認容していた。本発明は、各開閉ラウンドごとに割り当てられて進行型演出動画の一部を構成する進行型部分動画を、開閉ラウンドの時間に適合する長さに調整し得る時間調整手段を介して完結的に表示可能としたものであるから、このような問題が無く、各進行型部分動画により構成される進行型演出動画が違和感無く進行しかつ全体としても完結する。ここで進行型部分動画は、進行型演出動画を所定単位で分割したものであるため、それ自体も進行性を有しているものである。
【００１５】
この時間調整手段としては、進行型部分動画を、車両の進行、人の走行等の単純進行型動画として、開閉ラウンド終了と同時に画像終了するようにして構成することができる。このように車両の進行、人の走行等の単純進行型動画にあっては、単純に連続するものであるから途中で終了しても違和感がない。この単純進行型画像とは所定の目標に向けてほぼ同じ動作が繰り返されてなる動画をいう。
【００１６】
また時間調整手段を、各進行型部分動画の進行速度を、可変入賞口への入賞消化速度（入賞球数／時間）により変化させるようにして構成することもできる。この構成にあっては、各開閉ラウンドごとの進行型部分動画を、入賞消化速度が変わっても、同じものを途中で中断することなく用いることができ、複雑な動画内容であっても、違和感なく時間調整ができる。また、入賞消化速度が速ければ、早い展開となって臨場感が高まる。
【００１７】
ここで、各進行型演出動画の内容の最終到達度が所定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させるようにしている。これにより、進行型演出動画は、単に大当りを盛り上げるだけではなく、利得判定機能を備えることとなり、演出動画の進行状態に、遊技者は大きな関心を払うこととなって、大当り作動（特別遊技作動）中にあっても緊張感が維持され、この進行型演出動画の有用性が向上する。
【００１８】
【発明の実施の態様】
本発明の実施例を図面に従って説明する。
図１はパチンコ遊技機の正面図であり、パチンコ遊技機１、前面枠３、遊技盤４を備え、さらに下方部分には、上受け皿６０及び下受け皿６１を上下に備え、さらに右下には回転式の発射ハンドル４０が設けられている。
【００１９】
図２はパチンコ遊技機１の遊技盤４の正面図であって、その盤面中央には、装着ケース（図示せず）の前部に固定されたセンターケース７が配設され、該センターケース７内に液晶表示器、ＣＲＴ表示器等からなる動画を表現可能な図柄表示装置６が設けられる。この図柄表示装置６の一部領域には三つの特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが横方向に並んで表示される。この特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃは、「０」〜「１３」等の数字からなる。
【００２０】
このセンターケース７の下部両側には４個のパイロットランプからなる特別始動記憶数表示装置８が設けられる。この特別始動記憶数表示装置８は、図３で示す記憶装置ＲＡＭの一部領域に記憶された球数を表示する。
【００２１】
さらに図柄表示装置６上には、特定の色を点灯する三個のＬＥＤからなる普通図柄表示装置１０が配設される。この三個のＬＥＤは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り状態の場合には、普通電動役物１５を開放する。尚、この普通図柄表示装置１０としては、液晶表示器や一乃至複数個の７セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当り，はずれを決定するものであっても良い。
【００２２】
センターケース７の両側には、普通図柄作動ゲート（普通始動領域）１３，１３が設けられ、該普通図柄作動ゲート１３，１３内には、遊技球を検知する普通図柄始動スイッチＳ_２（図３参照）を備え、該普通図柄始動スイッチＳ_２から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置１０が図柄変動する。
【００２３】
また、普通図柄表示装置１０の下側位置には、４個のパイロットランプからなる普通始動記憶数表示装置１１が設けられ、普通図柄始動スイッチＳ_２からの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置ＲＡＭの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【００２４】
普通図柄表示装置１０の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合には、センターケース７の直下位置に配設した普通電動役物１５の左右の開閉翼片が約０．５秒拡開して、図柄始動領域１４の開口度を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。すなわちこの普通電動役物１５の球入口は、図柄表示装置６を駆動するための、図柄始動領域１４となる。また、普通電動役物１５内には、球検出構成を構成する光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチＳ_１（図３参照）が備えられ、該特別図柄始動スイッチＳ_１による球通過検知に伴って、図柄表示装置６の特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが変動表示し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【００２５】
前記普通電動役物１５のさらに下方には、特定領域１９を有する可変入賞口１７を備え、蓋体１８を開閉制御することにより可変入賞口１７を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置１６が配設されている。この可変入賞装置１６は、後述する特別遊技作動を実行するものであって、その可変入賞口１７には、特定領域１９に入った遊技球を検知する特定領域スイッチ（役物連続作動スイッチ）Ｓ_３と、大当り中の入賞個数を計数する入賞球検知スイッチ（カウントスイッチ）Ｓ_４とが設けられている。
【００２６】
次に上記パチンコ遊技機１の作動につき説明する。
図柄始動領域１４から遊技球が流入すると、賞球の供給と共に図柄表示装置６が駆動する。尚、連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチＳ_１による球検出が始動記憶装置（ＲＡＭ）に記憶され、その記憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置８のＬＥＤが順次点灯し、最高四回まで保留される。このＬＥＤは図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少する。
【００２７】
この図柄表示装置６が駆動すると、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃは所定の図柄順列に従って変動開始し、約６．５秒以上経過すると、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが後述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当りが発生し、サウンドジェネレーター（図３参照）がファンファーレを発すると共に、特別遊技作動が開始され、可変入賞装置１６の可変入賞口開放ソレノイド（図３参照）が駆動し、蓋体１８が前方に傾動して可変入賞口１７が開放する。この開放は、所定制限時間（３０秒）が経過するか、該所定制限時間内で、入賞球検知スイッチ（カウントスイッチ）Ｓ_４により１０個の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、可変入賞口１７の特定領域１９を通過し、特定領域スイッチ（役物連続作動スイッチ）Ｓ_３がオンした時は、次の開閉ラウンドへの条件が充足され、一旦蓋体１８が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了すると、その動作終了後に再び可変入賞口１７が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが繰り返されて、可変入賞口１７の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。
【００２８】
而して、可変入賞装置１６は、大当りにより、可変入賞口１７の開放と、可変入賞口１７の所定制限時間（３０秒）の経過、又は該所定制限時間内での規定個数（１０個）の入賞満了による可変入賞口１７の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを繰り返すこととなる。
【００２９】
上述の図柄表示装置６及び普通図柄表示装置１０の図柄変動制御手段は、図３で示す中央制御装置ＣＰＵ等からなる遊技制御装置８０（マイクロコンピュータシステム）によって構成される。かかる構成及び制御態様につき説明する。
【００３０】
この中央制御装置ＣＰＵは、制御動作を所定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格納する記憶装置ＲＯＭと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置ＲＡＭが接続されている。記憶装置ＲＯＭには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パターン及びランプ，ＬＥＤの表示パターン、スピーカからの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブルには上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述の各ステップに沿って、各抽選がなされる。
【００３１】
また中央制御装置ＣＰＵには入力ポートを介して特別図柄始動領域１４に設けられた特別図柄始動スイッチＳ_１、普通図柄始動スイッチＳ_２、特定領域スイッチ（役物連続作動スイッチ）Ｓ_３、入賞球検知スイッチＳ_４が接続され、各スイッチから送り出された信号を波形整形回路により波形整形して中央制御装置ＣＰＵに入力データとして伝えられ、その情報が記憶装置ＲＡＭに記憶される。記憶装置ＲＡＭには図柄表示装置６で表示される特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃの停止表示態様を定めるデータ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及び遊技制御装置８０のワークエリア等が設けられている。この記憶装置ＲＡＭには、メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス（図示せず）と、中央制御装置ＣＰＵと記憶装置ＲＯＭ，ＲＡＭとデータのやり取りを行なうデータバスとが接続される。さらには、記憶装置ＲＡＭの記憶エリアには、特別図柄始動スイッチＳ_１，普通図柄始動スイッチＳ_２からの球検知信号が所定個数を限度として記憶される。
【００３２】
さらに、中央制御装置ＣＰＵには、出力ポートを介して制御する図柄制御装置８１、上述した各種ソレノイド、始動記憶数表示装置８，１１，装飾ランプ・ＬＥＤ等の周辺機器が接続される。この図柄制御装置８１は、ＬＣＤ可変表示用ＣＰＵ及びドライバーとを備え、そのドライバーに液晶表示器からなる図柄表示装置６が接続され、その図柄を制御するようにしている。この図柄制御装置８１の図示しない記憶装置には、液晶表示器（図柄表示装置６）への可変表示データ、その表示パターン及び大当り表示態様等の固定データが記憶されている。
【００３３】
さらにはこの記憶装置には、本発明の要部に係る特別遊技作動中に表示される複数の演出動画データが記憶される。この演出動画データは、本発明の第一実施例にあっては、大当り図柄乱数Ｌにより選定される大当り図柄と連係して所定の大当り図柄には所定の演出動画が表示されるようになっている。従って大当り図柄乱数Ｌにより選定されることとなる。尚、他の実施例にあっては、大当り図柄とは無関係に動画乱数Ｒの抽選により演出動画データが選定される。この演出動画データにより出力される演出動画の最終達成度は夫々異なっている。
【００３４】
その他、中央制御装置ＣＰＵには、上述したように、音データを受けてアンプに出力するサウンドジェネレータが接続されている。さらには、後述するように、特別遊技作動の開始から、規定個数１０個が入賞満了するまでの時間を計測するタイマーＴＭが接続されている。
【００３５】
次に遊技制御装置８０による特別図柄制御装置６の図柄制御につき説明する。上述の記憶装置ＲＯＭには、０〜３１５のコマからなる大当り特別乱数Ｋが格納される。そして、図柄始動領域１４に球が入って、特別図柄始動スイッチＳ_１で球検出されると、その時点における乱数値が選出され、その内容が記憶装置ＲＡＭに記憶される。
【００３６】
また記憶装置ＲＯＭには、大当り特別乱数Ｋの結果により選定される大当り図柄乱数Ｌと、ハズレ図柄乱数Ｍa ，Ｍb ，Ｍc が格納され、当り，はずれに基づき停止図柄となる図柄を決定する。さらにまた記憶装置ＲＯＭには、０〜２８のリーチ乱数Ｎが格納される。このリーチ乱数Ｎは、非リーチ状態のときと異なる変動表示態様の特殊なリーチ変動表示態様を複数種類備えていることから、いずれのリーチ変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定するものであり、大当り図柄の場合、及びハズレ図柄であってＡ＝Ｂの場合に選択される。
【００３７】
そして、図柄始動領域１４を球が通過して特別図柄始動スイッチＳ_１がオン作動すると、その検知信号の発生にともない大当り特別乱数Ｋを選定し、当り又ははずれを決定する。尚、この過程で、始動記憶数が満杯状態（４個）となっている場合には、図柄始動領域１４を球が通過しても無効としたり、変動中の場合には、始動記憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領域１４への球通過、または始動記憶数の減算に基づき図柄制御装置８１を介して図柄表示装置６が変動する。尚、普通図柄作動ゲート（普通始動領域）１３，１３が通過した場合にあっても、始動記憶数が満杯状態となっている場合には無効となる。
【００３８】
大当り特別乱数Ｋ＝７が選定されて大当りとなると、特別図柄始動スイッチＳ_１からの球検知信号の発生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている場合にはその記憶消化に伴って、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃを変動させると共に、図３で示す大当り図柄乱数Ｌから値を選出して、当り図柄を決定する。さらにはリーチ乱数Ｎを抽選し、いずれの特殊変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定する。ここで、大当り図柄乱数Ｌは、０〜１３の１４コマからなり、該コマに対応する当り図柄を選出する。上述したように、本発明の第一実施例にあっては、大当り図柄乱数Ｌは演出動画データと連係しており、該大当り図柄乱数Ｌにより選定される大当り図柄との関係で、所定の到達度となる進行型演出動画が表出することとなる。
【００３９】
このように大当り図柄が選出されると、該図柄組み合わせに対応して、特別図柄Ａ，Ｂを順次循環変動して停止させ、同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱数Ｎにより指定された所定の特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Ｃが図柄停止して、大当り図柄乱数Ｌによりあらかじめ決定された、下段に示す「１，１，１」、「２，２，２」、「３，３，３」、「４，４，４」等の数字からなる同一図柄の組み合わせを特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃに表出し、当り図柄態様となるようにする。そして、「大当り」となって、上述の可変入賞装置１６の作動が行われることとなる。
【００４０】
一方、Ｋが当りコマでない場合には、ハズレとなり、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃを変動させると共にハズレ図柄乱数Ｍa ，Ｍb ，Ｍc を順次選出し、特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数Ｍa ，Ｍb から選出された図柄が、特別図柄Ａ＝Ｂとなった場合には、リーチ乱数Ｎを抽選して、所定のリーチ変動表示態様によるリーチ作動を発生させるようにし、当り図柄が得られた場合は、再度、ハズレ図柄乱数を選出し直して、ハズレ図柄態様となるようにする。
【００４１】
次に、本発明の要部につき説明する。
上述したように、図柄表示装置６の特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが当り図柄態様となると、「大当り」となって、特別遊技作動が実行され、サウンドジェネレータ（図３参照）がファンファーレを鳴らすと共に、大入賞口開放ソレノイドが駆動して、可変入賞装置１６の蓋体１８が前方に傾動して、可変入賞口１７が開口する。そして、所定制限時間３０秒が経過するか、又は規定個数１０個の遊技球が入賞満了すると、一旦蓋体１８が閉じて、１回目の開閉ラウンドが満了する。そしてさらに、入賞球が可変入賞口１７の特定領域１９を通過し、特定領域スイッチ（役物連続作動スイッチ）Ｓ_３がオンしたことを条件として、次の開閉ラウンドへ移行する。
【００４２】
ところでこの特別遊技作動中にあって、図柄表示装置６にはこれを盛り上げるために、進行型演出動画Ｘが表出する。本発明は、この進行型演出動画Ｘの制御に係るものである。
ここで上述したように図柄制御装置８１の記憶装置（図示せず）には、特別遊技作動中に表示される複数の進行型演出動画Ｘを表示するための演出動画データが記憶される。この演出動画データは、大当り図柄乱数Ｌにより選定される。また、この進行型演出動画Ｘの最終表示により判定される最終到達度は夫々異なっている。
【００４３】
図４はこの特別遊技作動のタイムチャート図であり、Ｔ１〜Ｔ５により構成されている。ここで、Ｔ１は大当り図柄の停止に至る変動時間（１０秒〜３０秒）である。またＴ２は大当り判定後のインターバル時間（１０秒）であり、この時間での図柄停止により遊技者は大当りの達成を確認することができる。またＴ３は大入賞口の開放時間（最大３０秒）でありこの時間中に規定個数１０個を範囲として入賞が可能となる。またこの時間は３０秒を限度とし、かつ１０個の入賞満了に伴って終了するから時間が一定ではない。そしてＴ４のインターバル時間（２秒）が経過すると、再び大入賞口が開口して、Ｔ３が再開される。このＴ３とＴ４を１６ラウンド繰り返して後、Ｔ５の終了ディレー時間（１０秒）が満了すると、この一連の特別遊技作動が終了する。
【００４４】
ここで各時間と進行型演出動画Ｘとの関係をさらに具体的に述べる。この進行型演出動画Ｘとして、進行型部分動画Ｙである列車の走行（単純進行型動画）と到達画像Ｚである所定駅への停車を、順次繰り返す進行型演出動画Ｘを例に取る。この進行型演出動画Ｘは特別遊技作動の消化時間（Ｔ２＋１６×（Ｔ３＋Ｔ４）＋Ｔ５）で１つの物語を構成し、時間Ｔ２からＴ５まで連続的に表示される。尚、特定領域１９に遊技球が通過すると、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足されたことを祝祭的に示すため、図柄表示装置６の画面に「Ｖ」文字等を割り込み表示するようにしても良い。この場合にあって、進行型部分動画Ｙ又は到達画像Ｚの物語性を阻害しないように、図柄表示装置６の画面の一部を用いたり、または瞬間的な表示とする等の処理を行なうことにより、進行型演出動画Ｘの一連性が保持される。さらには、その他、進行型演出動画Ｘの進行中にあって、この進行型部分動画Ｙ又は到達画像Ｚの連続性が維持される限りにおいて、特別遊技中の種々の状況変化又は進行を演出動画Ｘ上に割り込み表示することができる。
【００４５】
まず時間Ｔ１の変動の結果、大当りと判定されると時間Ｔ２で大当りとなった特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが画面左上に小さくなって表示される。画面は例えば列車が駅に停車した景色に変わり、画面左下にラウンド数α、右下に入賞球数βが表示される。そして各Ｔ３には列車の進行を示す単純進行型部分動画Ｙが割り当てられ、かつＴ４にはその進行結果を停車駅で示す到達画像Ｚが割り当てられる。次に時間Ｔ２が経過し、大入賞口開放と共に第１ラウンドの時間Ｔ３が開始されると、画面は列車の進行を示す進行型部分動画Ｙが実行される。この部分動画Ｙは、図６イで示すように、列車が定位置で、周囲の景色が後方へ進行して、あたかも列車が進行しているかのような形態となる。この場合にその動的進行を効果的に示すため、サウンドジュネレータによりスピーカから効果音が発せられる。時間Ｔ４となり大入賞口が閉口すると、図６ロで示すように、画面には停車駅が表示された到達画像Ｚが表出される。この停車駅名γにより各進行型部分動画Ｙの到達度が示されることとなる。同様にして、時間Ｔ４が終了すると、続いて再び第２ラウンドの時間Ｔ３となり、図６イが表示され、時間Ｔ３が経過すると図６ロが表示されて、その到達度が停車駅名γにより示される。
【００４６】
これらを繰り返し最終１６ラウンドの時間Ｔ３が経過すると大入賞口が閉口し画面は最終到達駅に到着した表示となる。すなわちこの駅画像が最終到達画像Ｚとなり、最終到達駅名γにより最終到達度が示される。このような単純進行型画像としては、車両の進行のほかに、マラソン、駅伝等の人の走行に係るものなど種々提案される。すなわち単純進行型画像とは所定の目標に向けてほぼ同じ動作が繰り返されてなる動画であればよく、かつその最終到達度が明確なものであれば良い。
【００４７】
ここで上述したように時間Ｔ３は入賞個数が１０個となると終了するため不定である。従って、各開閉ラウンドごとに表示される進行型部分動画Ｙには長短がある。ところが上述した進行型部分動画Ｙは列車の走行画面に係るものであり、単純進行型の動画である。このため、１０個の入賞に伴って進行型部分動画Ｙが途中で中断しても遊技者に全く違和感を生じさせない。そしてまた各ラウンド後のインターバル時間Ｔ４に表示される到達画像Ｚも各進行型部分動画Ｙの到達度を示すものであるから、各進行型部分動画Ｙと有機的に結合し、全体として完結された一連の物語となる進行型演出動画Ｘを形成することとなる。而して、上述の単純進行型である進行型部分動画Ｙにより進行型演出動画Ｘの各部分を構成することにより、時間調整が可能である一手段が構成され得ることとなる。
【００４８】
この可変入賞口１７への規定個数１０個の入賞満了までに要した消費時間はタイマーＴＭ（図３参照）により計測される。
【００４９】
すなわち上述の構成にあっては、インターバル時間Ｔ４に到達画像Ｚとして表出された停車駅を、入賞消化速度（入賞球数／時間）が早いほど、遠方の停車駅に列車を停止するように表現し、これによりこの到達画像Ｚにより到達度を演出的に表現する。そして上述の最終到達度により、特別遊技作動終了後の遊技に利益差を設ける。このようにインターバル時間Ｔ４に到達度を表示するようにした構成は、進行型演出動画Ｘの流れを損なうことなく、その達成度を明示できて新たな挑戦意欲を喚起しうることとなる。この最終到達度による利益差は後述する。
【００５０】
進行型部分動画Ｙの他の時間調整手段として、各進行型部分動画Ｙの進行速度を、可変入賞口への入賞消化速度（入賞球数／時間）により変化させるようにして構成することもできる。この構成にあっては、各開閉ラウンドごとの進行型部分動画Ｙを同じものを中断することなく用いることができ、ロールプレイングゲーム等の複雑な動画にあっても違和感なく時間調整できる。また、入賞消化速度が速ければ、早い展開となって臨場感が高まる。
【００５１】
図５はその実施例を示すものであり、上段に入賞球検知センサによる各入賞球検知までの間隔ｔ_１〜ｔ_１０が表示される。一方下段は部分動画Ｙの割付けを示すものである。この進行型部分動画Ｙはあらかじめ１０等分（入賞制限個数１０個に対応）された分割動画ｘ_１〜ｘ_１０からなり、各分割動画は、時間の伸縮を設定を可能としている。そして最初の分割動画ｘ１は、開始画像として、固定画像または単純進行型の動画により構成するものとする。
【００５２】
かかる構成にあって、開放時間Ｔ３が開始されると、まず開始画像からなる分割画像ｘ_１が表出する。そしてｔ_１後に最初の入賞球が入賞球検知センサにより検出されると、タイマーＴＭにより検知された時間ｔ１により第二の分割画像ｘ２の表出が時間設定され、当該時間から割り出された進行速度に従って分割画像ｘ_２を進行させる。そして二番目の入賞球が同様に検知されると、最初の検知からの時間ｔ_２をタイマーＴＭで検知し、同じく第三の分割画像ｘ_３の表出が時間設定され、当該時間から割り出された進行速度に従って分割画像ｘ_３を進行させる。このように入賞球の間隔を各分割画像の時間に順次設定することにより、進行型部分動画Ｙを入賞消化速度に容易に合致させることができる。そして、Ｔ３の満了によりＴ４で到達画像Ｚが表出する。
【００５３】
そしてその最終達成度が高いほど、大きな利得を生じさせるようにする。
ここで本実施例では、例えば大当り図柄が「３」、「７」及び「１１」の場合には、最終達成度を高くして、利得を付加し、他の図柄で大当りとなった場合には、最終達成度を相対的に低くして、付加利得を発生しないようにする。このように大当り図柄の内容により、進行型演出動画Ｘの内容の進行程度が異なり、このため遊技展開がさらに面白いものとなる。
【００５４】
この進行型演出動画Ｘの列車の走行のほかの具体例としては、上述の列車の進行の画像のほかに、マラソン大会をテーマとして、図柄「３」、「７」及び「１１」の場合には、対戦相手が二流の弱い選手として、一着でゴールインするようにして、最終到達度を高くし、「４」や「８」の場合には、対戦相手を一流選手として、優勝や２位又は３位になりにくくする。また、格闘ゲームとして、同様に、図柄「３」、「７」及び「１１」の場合には、弱い選手と対戦させて、主人公が勝利するようにする。その他種々の到達度が明確な競技が演出動画Ｘとして提案される。
【００５５】
他の実施例にあっては、この最終到達度を動画乱数Ｒの抽選により、決定する構成が提案される。この場合には、大当り図柄と直接関係しないから、その最終到達度が動画が終了するまで理解できず、その注目度がさらに向上する。
【００５６】
さらには、いずれの大当り図柄にあっても、動画乱数Ｒを抽選し、大当り図柄が「３」、「７」及び「１１」の場合には、最終達成度が高くなり易く、他の図柄にあっては低くなり易くする等、大当り図柄内容により、動画乱数Ｒにより選定される到達度の選定確率に偏りを生じさせることができ、これにより、所定の大当り図柄への待望と、さらには到達度が未確定であることの緊張感との両方を調和させることができる。
【００５７】
図７は、その割り付けを示す。ここで、到達画面ａは、高い最終到達度の画面，到達画面ｂは、中程度の最終到達度の画面、到達画面ｃは、低い最終到達度の画面とする。そして、「３」、「７」及び「１１」の場合には、到達画面ａとなる確率が１２／１６、到達画面ｂとなる確率が３／１６、到達画面ｃとなる確率が１／１６として、到達画面ａとなる確率を高くする。この場合に、例えば列車にあっては、できるだけ遠方の駅を到達度の高いものとすることができ、この場合に、遠方の到達画像ａに到達し易いことを視覚的に明瞭とするため、「３」、「７」及び「１１」にあっては、演出スタート画面を、到達画像ａにより近い駅から出発させる（スタート画面III ）。このように、大当り図柄により、スタート画面（Ｉ，II，III ）を変えて、高い最終到達度となる確率を暗示させるようにする。
【００５８】
同様に、中程度の確率の図柄「１」，「５」，「９」，「１３」で大当りとなると、動画乱数Ｒの抽選により、到達画面ａとなる確率が３／８、到達画面ｂとなる確率が３／８、到達画面ｃとなる確率が２／８となるようにする。さらにその他の図柄で大当りとなると、動画乱数Ｒの抽選により、到達画面ａとなる確率が１／８、到達画面ｂとなる確率が３／８、到達画面ｃとなる確率が４／８となるようにする。各確率の設定は、動画乱数Ｒの乱数値を各到達度に、所定確率となるように割り振れば良い。
【００５９】
この最終到達度が高い場合に供与される利得例を以下説明する。
尚、以下の利得は高い最終到達度（図７のａ）の場合を示すが、中程度の最終到達度（図７のｂ）の場合には、その利得よりも少ない利得とれば良く、容易に到達度と利得の調和を保つことができる。
イ；開閉ラウンド数の付加
最終到達画像により表現される到達度が、所定の場合に基本開閉ラウンド数Ｎ（１６回）に付加開閉ラウンド数ｎを追加するようにした構成が提案される。この場合には総開閉ラウンド数＝Ｎ＋ｎとなる。この付加開閉ラウンド数ｎは、到達度の程度により変えるようによしても良い。
【００６０】
ロ；大当り確率
最終到達画像により表現される到達度が所定の場合に、図柄表示装置６の確定図柄が所定の当り図柄態様となる大当り確率とした構成が提案される。ここで確率を変化させるための手段として、例えば、低確率の場合は、大当り特別乱数Ｋが「７」だけを当りとし、高確率の場合は、大当り特別乱数Ｋが「７」、「１３」、「２３」、「４２」、「４７」であれば当りとして、当り確率を変化させるようにすれば良い。
【００６１】
この高確率状態は、その変動回数が１０回まで等、所定回数とすることができる。または、次回に大当りとなるまで高確率を継続させても良い。この利得の程度も到達度により変化させるようにしてもよい。さらには、特別遊技作動終了後からの高確率終了までの時間を定時間（例えば５分間）としても良い。
【００６２】
ハ；図柄表示装置の変動表示時間
到達度により供与される利得が、特別遊技終了後の図柄表示装置６の変動表示時間を短縮するものとしても良い。すなわち図柄始動領域１４に球が連続的に入ると、所定個数以内に限って記憶され、これを越えると、図柄始動領域１４に入っても無効となる。このため、変動表示時間が短くなると、この特別始動記憶数表示装置８に表示される始動記憶の消化速度が早くなり、無効球の発生率が低下することとなる。従って、このような変動表示時間は遊技の利得と大きく関係するから、これを短くすることは付加利得ということができる。そこで、特別遊技作動終了後から、到達度により、所定時間または次の大当りが発生するまで変動表示時間を短縮する構成が提案される。
【００６３】
ニ；普通図柄表示装置の変動表示時間
所定有利形態が、特別遊技終了後の普通図柄表示装置１０の変動表示時間を短縮するものとしても良い。すなわち上述と同様に、普通図柄作動ゲート（普通始動領域）１３，１３に球が連続的に入ると、所定個数に限って記憶され、普通始動記憶数表示装置１１に記憶数が表示されるが、所定個数を越えると、普通図柄作動ゲート１３，１３を球が通過しても無効となる。そこで、特別遊技作動終了後から、所定時間が経過するまで、また次の大当りまで、普通図柄表示装置１０の変動表示時間を短縮する。
【００６４】
このように、進行型演出動画Ｘにより一連の物語等を完結的に表出することにより、特別遊技作動を大きく盛り上げると共に、演出動画Ｘの最終到達度に対応して利得を供与し、かつその供与をインターバル時間Ｔ４の間に表示される到達画像の内容により明示的に表現することにより、演出画像自体の意義が向上し、遊技者は係る演出画像を注視することとなる。
【００６５】
特定領域１９に遊技球が通過した際に、図柄表示装置６の画面の一部を用いて、「Ｖ」表示を行なう等、進行型部分動画Ｙ又は到達画像Ｚの連続性が維持される限りにおいて、特別遊技中の種々の状況変化又は進行を演出動画Ｘ上に割り込み表示するようにしても良い。
【００６６】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型演出動画Ｘを表示すると共に、動画乱数Ｒの抽選により、進行型演出動画Ｘの最終到達度をあらかじめ定めるようにしたものであるから、大当たり中に多様な動画を表出でき、特別遊技を遊技者に飽きさせることがない。また、各開閉ラウンドごとに割り当てられた進行型部分動画を、時間調整手段を介して開閉ラウンドの時間に適合する長さで表示可能とした構成にあっては、規定個数の入賞満了までの時間に対応して各開閉ラウンドの終了時間が異なるにもかかわらず、違和感無く、一連の完結画像として進行型演出動画Ｘが特別遊技作動中に表出でき、該特別遊技作動を動的に盛り上げて、遊技の興趣を向上する。
【００６７】
また、進行型演出動画Ｘの最終到達度が所定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させるようにしたから、進行型演出動画Ｘが利得の判定機能を備えてその有用性が向上すると共に、該演出動画Ｘへの遊技者の注目及び期待が高まり、該演出動画Ｘを単なる装飾効果を越えて遊技者の緊張感を昂揚させ得る優れた効果を奏することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のパチンコ機の遊技盤１を示す正面図である。
【図２】本発明の図柄表示装置６の正面図である。
【図３】遊技制御装置（マイクロコンピュータ）を示すブロック回路図である。
【図４】特別遊技作動のタイミングチャート図である。
【図５】時間調整手段の一例を示す説明図である。
【図６】進行型部分動画Ｙ（イ）と到達画像Ｚ（ロ）の一例を示す画像図である。
【図７】大当り図柄に対する最終到達画面の割り付け図である。
【符号の説明】
６図柄表示装置
１０普通図柄表示装置
１４始動口
１６可変入賞装置
１７可変入賞口
Ｘ進行型演出動画
Ｙ進行型部分動画
Ｚ到達画像
Ｒ動画乱数[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a pachinko machine equipped with a symbol display device that generates a predetermined beneficial operation by a predetermined combination.
[0002]
[Prior art]
A symbol display device that variably displays a plurality of symbols on a screen, a symbol start area provided with a sphere detection means, and a symbol display device variably displayed due to a sphere detection signal from the sphere detection means in the symbol start area When the symbol control means for confirming and displaying each symbol and the variable winning device having a variable winning opening that is controlled to open and close are provided, and the combination of the symbols that are confirmed and displayed on the symbol display device is a predetermined hit symbol pattern In addition, pachinko machines that generate a special game operation that results in a big hit and provides a player with a predetermined gain are well known.
[0003]
Here, the special game operation that provides the predetermined gain is usually based on the opening of the variable winning port of the variable winning device, the elapse of the predetermined time limit of the variable winning port, or the expiration of the predetermined number of winnings within the predetermined time limit. The open / close round, in which the variable prize opening is closed, is repeated a predetermined number of times.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the special game operation, the variable winning opening of the variable winning device is opened, and a predetermined time limit (e.g., 30 seconds) has elapsed, or a predetermined number (e.g., 10) within the open time. The process of closing and opening the variable prize opening is completed a predetermined number of times (for example, 16 rounds) by giving the player a gain.
[0005]
Recently, a configuration has been proposed in which a liquid crystal display device or the like is used as a symbol display device, and during the special game operation, the effect screen is devised to excite the big hit game. However, the same production screen is always used, and it is merely a decorative function. Therefore, the player tends to lose interest in the production screen and lacks usefulness.
[0006]
In addition, in the special game operation process, a predetermined progressive animation is displayed in advance in each open / close round. However, when 10 winning balls are detected, the big winning opening is closed and even during the display. Since the screen is switched, the opening time of the big winning opening in each open / close round is indefinite. For this reason, the video displayed during the opening time is continuous and restarted for each round, so the sum of each opening time T3 does not normally reach the time required for the end of the moving image. It was not completed and ended halfway, and the effect of the video prepared to excite the player and excite the player could not be fully demonstrated.
[0007]
An object of the present invention is to provide various and high added-value effect images that are displayed during special game operation.
[0008]
[ Means for solving the problem ]
According to the present invention, when the above-mentioned jackpot is reached, the variable prize opening of the variable prize winning device is opened and the variable prize opening is closed due to the passage of a predetermined time limit of the variable prize opening or the expiration of a predetermined number of prizes within the predetermined time limit. In a pachinko machine that is designed to execute a special game operation that repeats the opening and closing rounds that occur sequentially, from the start to the end of the special game operation, a progressive effect animation is displayed continuously and progressed. Set multiple final achievements determined by the final display of the type production video, select the final achievement of the progressive production video in advance by lottery of the design video random number, and further select the selection probability of each final achievement , To change depending on the content of the jackpot In addition, when the final achievement of the progressive effect video is predetermined, an additional gain is generated in the game after the special game operation ends. Is. With such a configuration, the player has a strong interest in the progress of the production moving image toward a predetermined level of achievement.
[0010]
Furthermore, in this case, the final achievement of the progressive animation is determined in advance by lottery of the video random number, and the selection probability of the final achievement by the video random number is changed according to the big hit symbol depending on the big hit symbol content. What you did Thus, it is possible to harmonize both the long-awaited expectation for a predetermined jackpot symbol and the feeling of tension that the degree of achievement is uncertain.
[0011]
In this way, each composition is prepared with multiple progressive performance videos, which are decided by lottery of the contents of the jackpot or the random number of the videos, so the contents of the video are rich in variety and never get tired. It becomes an expression.
[0012]
Here, in addition to the simple progress-type effect screen described later, this progress-type effect movie is an effect that progresses toward a predetermined target, such as a movie in which a character progresses by sequentially achieving various tasks such as a role-playing game. A video.
[0013]
Here, these production videos are continuously displayed on the symbol display device from the start to the end of the special game operation so that the final achievement can be confirmed regardless of the digestion time of each round. In addition to displaying the progressive effect video, the progressive partial video that is assigned to each open / close round and forms part of the progressive effect video is adjusted to the end of the open / close round by the time adjustment means to the end A configuration for display is proposed.
[0014]
That is, as described above, the variable winning opening of the variable winning device is opened, and a predetermined time limit of, for example, about 30 seconds elapses, or a predetermined number of winnings, for example, about 10 within the predetermined time limit (almost) Is closed when this condition expires), the variable prize opening is closed. For this reason, the end time of each open / close round differs according to the time until the specified number of winnings expire. This allowed the story to end in the middle of conventional video expressions. The present invention is completed through a time adjustment means that can adjust a progressive partial video that is assigned to each open / close round and constitutes a part of the progressive production video to a length suitable for the time of the open / close round. Since the display can be performed, there is no such problem, and the progressive effect animation composed of each progressive partial animation proceeds without a sense of incongruity and is completed as a whole. Here, since the progressive partial moving image is obtained by dividing the progressive effect moving image by a predetermined unit, it itself has a progressive property.
[0015]
The time adjustment means can be configured such that the progressive partial moving image is a simple progressive moving image such as a vehicle traveling or a human traveling so that the image ends at the same time as the opening / closing round ends. As described above, in the case of a simple moving-type moving image such as a vehicle traveling or a human traveling, it is simply continuous, so there is no sense of incongruity even if it ends in the middle. The simple progressive image is a moving image in which substantially the same operation is repeated toward a predetermined target.
[0016]
Further, the time adjusting means can be configured to change the progress speed of each progressive partial moving image according to the winning digest speed (number of winning balls / time) to the variable winning opening. With this configuration, you can use the progressive partial video for each open / close round without interruption even if the winning digest rate changes, even if the content of the video is complex. Time adjustment. In addition, if the winning digestion speed is high, it becomes a fast development and a sense of reality increases.
[0017]
Here, an additional gain is generated in the game after the special game operation ends when the final achievement level of the contents of each progressive effect video is predetermined. I am doing so. As a result, the progress-type production video not only simply boosts the big hit, but also has a gain judgment function, and the player pays great attention to the progress state of the production video, and the big hit operation (special game operation) ) Even in the middle, tension is maintained, and the usefulness of this progressive animation is improved.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine, which includes a pachinko gaming machine 1, a front frame 3, and a game board 4, and further includes an upper receiving tray 60 and a lower receiving tray 61 in the lower part, and further on the lower right. A rotary firing handle 40 is provided.
[0019]
FIG. 2 is a front view of the game board 4 of the pachinko gaming machine 1, and a center case 7 fixed to the front part of a mounting case (not shown) is disposed at the center of the board surface. Inside, there is provided a symbol display device 6 which can express a moving image comprising a liquid crystal display, a CRT display and the like. Three special symbols A, B, and C are displayed side by side in a partial area of the symbol display device 6. The special symbols A, B, and C are composed of numbers such as “0” to “13”.
[0020]
A special starting memory number display device 8 composed of four pilot lamps is provided on both lower sides of the center case 7. The special start memory number display device 8 displays the number of balls stored in a partial area of the storage device RAM shown in FIG.
[0021]
Further, on the symbol display device 6, a normal symbol display device 10 composed of three LEDs that light a specific color is disposed. The three LEDs blink sequentially to display various combinations of lighting modes. When the lighting mode is a predetermined hit state, the ordinary electric accessory 15 is opened. The normal symbol display device 10 may be composed of a liquid crystal display, one to a plurality of 7-segment indicators, and the like, and the hit or disengagement may be determined according to the display contents.
[0022]
Normal symbol operation gates (normal start regions) 13 and 13 are provided on both sides of the center case 7, and a normal symbol start switch S for detecting a game ball is provided in the normal symbol operation gates 13 and 13. ₂ (See FIG. 3), the normal symbol start switch S ₂ When the sphere detection signal is generated from the normal symbol display device 10, the symbol changes.
[0023]
Further, a normal start memory number display device 11 composed of four pilot lamps is provided at a lower position of the normal symbol display device 10, and a normal symbol start switch S is provided. ₂ Is stored in a partial area of the storage device RAM with a predetermined number as the upper limit, the stored number is displayed.
[0024]
When the display result of the normal symbol display device 10 is the predetermined hit state as described above, the left and right open / close wing pieces of the normal electric accessory 15 disposed immediately below the center case 7 are about 0.5 seconds. It expands and the opening degree of the symbol start area | region 14 is expanded, and it converts into the state into which a ball | bowl is easy to enter. That is, the ball entrance of the ordinary electric accessory 15 serves as a symbol starting area 14 for driving the symbol display device 6. Further, in the ordinary electric accessory 15, a special symbol start switch S such as a photoelectric switch and a limit switch constituting a sphere detection configuration is provided. ₁ (See FIG. 3), the special symbol start switch S ₁ With the detection of the passage of the ball, the special symbols A, B, and C of the symbol display device 6 are variably displayed, and the predetermined symbols are stopped and displayed.
[0025]
A variable prize opening 17 having a specific area 19 is provided further below the ordinary electric accessory 15, and the variable prize opening 17 can be converted into either an open state or a closed state by controlling the lid 18 to open or close. A winning device 16 is provided. This variable winning device 16 executes a special game operation described later, and a variable region opening (a combination continuous operation switch) S for detecting a game ball that has entered the specific region 19 is provided in the variable winning port 17. ₃ And a winning ball detection switch (count switch) S that counts the number of winning winning hits ₄ And are provided.
[0026]
Next, the operation of the pachinko gaming machine 1 will be described.
When a game ball flows from the symbol start area 14, the symbol display device 6 is driven along with the supply of the prize ball. In addition, when it passes continuously, special symbol start switch S ₁ The ball detection by is stored in the starting storage device (RAM), and based on the storage, the LEDs of the starting storage number display device 8 are sequentially turned on and held up to four times. This LED is turned off each time the symbol starts to change, and the number of memories decreases.
[0027]
When the symbol display device 6 is driven, the special symbols A, B, and C start to fluctuate according to a predetermined symbol permutation. When about 6.5 seconds or more have elapsed, the symbol variation stops in the order of the special symbols A, B, and C. . Then, as will be described later, when the special symbols A, B, and C are combined in the same symbol, a big hit occurs, the sound generator (see FIG. 3) emits a fanfare, and a special game operation is started. The 16 variable winning opening opening solenoids (see FIG. 3) are driven, and the lid 18 tilts forward to open the variable winning opening 17. This opening is performed when a predetermined time limit (30 seconds) elapses or within a predetermined time limit, a winning ball detection switch (count switch) S ₄ This is continued until winning detection of 10 game balls is made. Further, as described above, the specific area switch (the accessory continuous operation switch) S passes through the specific area 19 of the variable winning opening 17. ₃ When is turned on, the conditions for the next opening / closing round are satisfied, and once the lid 18 is driven to close and the round ends, the variable winning opening 17 is opened again after the operation ends, and the next opening / closing is opened. Move to the round. In this way, the open / close round is repeated to cause a continuous opening operation of the variable winning opening 17 and a predetermined gain is provided to the player.
[0028]
Thus, the variable winning device 16 can open the variable winning opening 17 and elapse of a predetermined time limit (30 seconds) of the variable winning opening 17 or a predetermined number (10) within the predetermined time limit due to a big hit. Opening and closing rounds in which the variable winning opening 17 is closed due to the completion of winning will be repeated.
[0029]
The symbol variation control means of the symbol display device 6 and the normal symbol display device 10 described above is constituted by a game control device 80 (microcomputer system) including the central control device CPU shown in FIG. Such a configuration and control mode will be described.
[0030]
The central control unit CPU executes control operations in a predetermined procedure, and is connected to a storage device ROM that stores an operation program and a storage device RAM that can read and write necessary data as needed. The storage device ROM stores fixed data such as control programs, random number tables, jackpot game patterns and lamps, LED display patterns, sound generation patterns for generating sound effects from speakers, and the like. The random number table stores the above-described various random numbers, and each lottery is performed along the above-described steps.
[0031]
The central control unit CPU has a special symbol start switch S provided in the special symbol start region 14 via an input port. ₁ , Normal design start switch S ₂ , Specific area switch (working equipment continuous operation switch) S ₃ , Winning ball detection switch S ₄ Are connected, and the signal sent from each switch is subjected to waveform shaping by the waveform shaping circuit and transmitted to the central control unit CPU as input data, and the information is stored in the storage device RAM. The storage device RAM temporarily stores data for defining the stop display mode of the special symbols A, B, and C displayed on the symbol display device 6, the register area constituting the soft timer, and the game control device 80. A work area is provided. The storage device RAM includes an address bus (not shown) for unilaterally transmitting information for designating an address for reading and writing data to the memory, and a data bus for exchanging data with the central control unit CPU and the storage devices ROM and RAM. And are connected. Furthermore, a special symbol start switch S is provided in the storage area of the storage device RAM. ₁ ， Normal design start switch S ₂ Sphere detection signals from are stored up to a predetermined number.
[0032]
Further, the central control unit CPU is connected to peripheral devices such as a symbol control unit 81 that is controlled via an output port, the above-described various solenoids, starting memory number display units 8 and 11, and decorative lamps / LEDs. The symbol control device 81 includes an LCD variable display CPU and a driver, and a symbol display device 6 including a liquid crystal display is connected to the driver to control the symbol. In a storage device (not shown) of the symbol control device 81, variable display data to the liquid crystal display (symbol display device 6), fixed data such as a display pattern and a big hit display mode are stored.
[0033]
Further, the storage device stores a plurality of effect moving image data displayed during the special game operation according to the main part of the present invention. In the first embodiment of the present invention, the effect animation data is displayed in association with the jackpot symbol selected by the jackpot symbol random number L in a predetermined jackpot symbol. Yes. Therefore, the jackpot symbol random number L is selected. In other embodiments, the production moving image data is selected by lottery of the moving image random number R regardless of the jackpot symbol. The degree of final achievement of the production video output by this production video data is different.
[0034]
In addition, as described above, a sound generator that receives sound data and outputs it to the amplifier is connected to the central control unit CPU. Further, as will be described later, a timer TM is connected for measuring the time from the start of the special game operation until the prescribed number of 10 pieces has won.
[0035]
Next, the symbol control of the special symbol control device 6 by the game control device 80 will be described. The above-mentioned storage device ROM stores a big hit special random number K composed of 0 to 315 frames. Then, a ball enters the symbol start area 14 and the special symbol start switch S ₁ When a sphere is detected at, a random value at that time is selected and its contents are stored in the storage device RAM.
[0036]
The storage device ROM stores a jackpot symbol random number L selected based on the result of the jackpot special random number K and lost symbol random numbers Ma 1, Mb and Mc, and determines a symbol to be a stop symbol based on the hit or miss. Furthermore, the reach random number N of 0 to 28 is stored in the storage device ROM. This reach random number N is provided with a plurality of types of special reach variation display modes different from the non-reach state, and therefore determines which reach variation display mode is used for the reach operation. In the case of a jackpot symbol and a lost symbol and A = B is selected.
[0037]
Then, the ball passes through the symbol start area 14 and the special symbol start switch S ₁ When is turned on, a special jackpot random number K is selected in accordance with the generation of the detection signal, and hit or miss is determined. In this process, if the starting memory number is full (four), the starting memory number is invalidated even if the ball passes through the symbol starting area 14, or if the starting memory number is changing, the starting memory number is decreased. Processing such as adding one is performed. Then, the symbol display device 6 fluctuates via the symbol control device 81 based on the passage of the ball to the symbol starting region 14 or the subtraction of the starting memory number. Even when the normal symbol operation gates (normal start regions) 13 and 13 pass, they are invalid if the start memory number is full.
[0038]
When the big hit special random number K = 7 is selected and the big hit, the special symbol start switch S ₁ The special symbols A, B, and C are varied along with the generation of the ball detection signal from the player or when the signal is stored in the starting storage device, and the jackpot symbol random number L shown in FIG. The value is chosen from and the winning symbol is determined. Furthermore, the reach random number N is drawn out and it is determined in which special variation display mode the reach operation is performed. Here, the big hit symbol random number L consists of 14 frames of 0 to 13, and the winning symbol corresponding to the frame is selected. As described above, in the first embodiment of the present invention, the jackpot symbol random number L is linked to the production video data, and the predetermined hit is reached in relation to the jackpot symbol selected by the jackpot symbol random number L. Progressive effect animation will be displayed.
[0039]
When the big hit symbol is selected in this way, the special symbols A and B are sequentially circulated and stopped corresponding to the symbol combination, and the reach state is set so as to become the same symbol, which is designated by the reach random number N. After executing the predetermined special operation form, the special symbol C stops and the predetermined numbers “1, 1, 1”, “2, 2, 2”, “ The combination of the same symbols consisting of numbers such as “3, 3, 3”, “4, 4, 4”, etc. is displayed on the special symbols A, B, C so as to be in a winning symbol form. And it becomes "big hit" and the operation | movement of the above-mentioned variable prize-winning apparatus 16 will be performed.
[0040]
On the other hand, if K is not a winning frame, the game is lost, the special symbols A, B, and C are changed, and the lost symbol random numbers Ma, Mb, and Mc are sequentially selected to display the special symbols A, B, and C as lost. At this time, when the symbols selected from the lost symbol random numbers Ma and Mb are the special symbol A = B, the reach random number N is drawn out to generate a reach operation according to a predetermined reach variation display mode. When the winning symbol is obtained, the lost symbol random number is again selected so that the lost symbol pattern is obtained.
[0041]
Next, the main part of the present invention will be described.
As described above, when the special symbols A, B, and C of the symbol display device 6 are in the winning symbol mode, a “big hit” occurs, a special game operation is executed, and the sound generator (see FIG. 3) sounds a fanfare. Then, the large winning opening opening solenoid is driven, and the lid 18 of the variable winning device 16 is tilted forward, so that the variable winning opening 17 is opened. When the predetermined time limit of 30 seconds elapses or when the specified number of game balls has expired, the lid 18 is once closed and the first opening / closing round is completed. Further, the winning ball passes through the specific area 19 of the variable winning opening 17, and the specific area switch (the accessory continuous operation switch) S ₃ Moves to the next open / close round on condition that is turned on.
[0042]
By the way, during this special game operation, in order to excite this on the symbol display device 6, the progressive effect animation X appears. The present invention relates to the control of the progressive effect animation X.
As described above, the storage device (not shown) of the symbol control device 81 stores effect moving image data for displaying a plurality of progressive effect moving images X displayed during the special game operation. This effect moving image data is selected by the jackpot symbol random number L. Further, the final reach determined by the final display of the progressive effect animation X is different.
[0043]
FIG. 4 is a time chart of this special game operation, and is composed of T1 to T5. Here, T1 is a fluctuation time (10 seconds to 30 seconds) until the big hit symbol is stopped. T2 is an interval time (10 seconds) after the jackpot determination, and the player can confirm the achievement of the jackpot by stopping the symbol at this time. Also, T3 is the opening time of the grand prize opening (maximum 30 seconds), and during this time, it is possible to win a prize in the range of a specified number of 10 pieces. Also, this time is limited to 30 seconds, and the time is not constant because it ends with the completion of 10 winnings. When the interval time of T4 (2 seconds) elapses, the big prize opening opens again and T3 is resumed. After repeating T3 and T4 for 16 rounds, when the end delay time (10 seconds) of T5 expires, this series of special game operations ends.
[0044]
Here, the relationship between each time and the progressive effect animation X will be described more specifically. As the progressive effect animation X, the progressive effect animation X that repeats the traveling of the train as the progressive partial animation Y (simple progression animation) and the stop at the predetermined station as the arrival image Z is taken as an example. This progressive effect animation X constitutes one story with the digestion time (T2 + 16 × (T3 + T4) + T5) of the special game operation, and is continuously displayed from time T2 to T5. In addition, when a game ball passes through the specific area 19, a “V” character or the like is interrupted and displayed on the screen of the symbol display device 6 in order to show that the conditions for transition to the next open / close round are satisfied. May be. In this case, processing such as using a part of the screen of the symbol display device 6 or instantaneous display so as not to disturb the story of the progressive partial video Y or the reached image Z is performed. As a result, the sequence of the progressive effect animation X is maintained. In addition, as long as the progressing effect video X is in progress and the continuity of the progressing partial video Y or the reached image Z is maintained, various situation changes or progresses during the special game are produced. An interrupt can be displayed on X.
[0045]
First, as a result of the fluctuation of the time T1, when it is determined that the game is a big hit, the special symbols A, B and C that are a big hit at the time T2 are displayed in a small size on the upper left of the screen. For example, the screen changes to a scene where the train stops at the station, and the number of rounds α is displayed at the lower left of the screen and the number of winning balls β is displayed at the lower right. Each T3 is assigned a simple progressive partial video Y indicating the progress of the train, and T4 is assigned a reaching image Z indicating the progress result at the stop station. Next, when the time T2 elapses and the first round time T3 is started together with the opening of the special winning opening, a progressive partial video Y indicating the progress of the train is executed on the screen. As shown in FIG. 6A, the partial moving image Y has a form as if the train is in a fixed position, the surrounding scenery advances backward, and the train is moving forward. In this case, in order to effectively show the dynamic progress, a sound effect is emitted from the speaker by the sound generator. When time T4 is reached and the special winning opening is closed, as shown in FIG. 6B, an arrival image Z on which the stop station is displayed is displayed on the screen. The arrival level of each progressive partial video Y is indicated by this stop station name γ. Similarly, when time T4 ends, time T3 of the second round is reached again, and FIG. 6A is displayed. When time T3 has elapsed, FIG. 6B is displayed, and the degree of arrival is indicated by the stop station name γ. It is.
[0046]
These steps are repeated, and when the time T3 of the last 16 rounds elapses, the big prize opening is closed and the screen is displayed as having arrived at the final destination station. That is, this station image becomes the final arrival image Z, and the final arrival degree is indicated by the final arrival station name γ. As such a simple progressive image, various proposals such as a marathon, a relay race, etc. related to the running of a person other than the progress of the vehicle are proposed. That is, the simple progressive image may be a moving image in which substantially the same operation is repeated toward a predetermined target, and may have a clear final reach.
[0047]
Here, as described above, the time T3 is indefinite because it ends when the number of prizes reaches ten. Therefore, the progressive partial moving image Y displayed for each open / close round is long or short. However, the progressive partial video Y described above relates to a train traveling screen, and is a simple progressive video. For this reason, even if the progressive partial video Y is interrupted halfway along with the 10 winnings, the player does not feel uncomfortable at all. Further, since the arrival image Z displayed at the interval time T4 after each round also indicates the degree of arrival of each progressive partial video Y, it is organically combined with each progressive partial video Y and completed as a whole. That is, the progressive animation X that is a series of stories is formed. Thus, by configuring each part of the progressive effect moving image X with the above-described progressive partial moving image Y that is a simple progressive type, one means capable of time adjustment can be configured.
[0048]
The consumption time required until the predetermined number of winnings in the variable winning award 17 is completed is measured by a timer TM (see FIG. 3).
[0049]
That is, in the above-described configuration, the stop station displayed as the arrival image Z at the interval time T4 is configured to stop the train at a distant stop station as the winning digest speed (number of winning balls / hour) increases. Thus, the degree of achievement is expressed in a staging manner by the arrival image Z. And according to the above-mentioned final achievement, a profit difference is provided in the game after the end of the special game operation. In this way, the configuration in which the degree of achievement is displayed at the interval time T4 can clearly indicate the degree of achievement without impairing the flow of the progressive effect animation X, and can urge a new challenge. The profit difference due to the final achievement will be described later.
[0050]
As another time adjusting means for the progressive partial video Y, the progression speed of each progressive partial video Y can be changed by changing the winning digest rate (number of winning balls / hour) to the variable winning opening. . In this configuration, the progressive partial moving image Y for each open / close round can be used without interruption, and the time can be adjusted without a sense of incongruity even in a complicated moving image such as a role playing game. In addition, if the winning digestion speed is high, it becomes a fast development and a sense of reality increases.
[0051]
FIG. 5 shows the embodiment, and in the upper part, intervals t until each winning ball is detected by the winning ball detection sensor. ₁ ~ T ₁₀ Is displayed. On the other hand, the lower part shows the allocation of the partial moving image Y. The progressive partial video Y is divided into 10 equal parts (corresponding to the limited number of winnings 10). ₁ ~ X ₁₀ Each segmented video can be set to time expansion and contraction. The first divided moving image x1 is assumed to be a fixed image or a simple progressive moving image as a start image.
[0052]
In such a configuration, when the opening time T3 is started, first, the divided image x consisting of the start image ₁ Appears. And t ₁ When the first winning ball is detected later by the winning ball detection sensor, the time when the second divided image x2 is displayed is set according to the time t1 detected by the timer TM, and divided according to the progress speed calculated from the time. Image x ₂ To advance. When the second winning ball is detected in the same manner, the time t from the first detection ₂ Is detected by the timer TM and the third divided image x ₃ Time is set, and the divided image x is set according to the speed of progression calculated from the time. ₃ To advance. As described above, the progressive partial moving image Y can be easily matched to the winning digestion rate by sequentially setting the interval of the winning balls at the time of each divided image. Then, when T3 expires, the arrival image Z appears at T4.
[0053]
The higher the final achievement, the greater the gain.
Here, in this embodiment, for example, when the jackpot symbol is “3”, “7”, and “11”, the final achievement degree is increased, gain is added, and the jackpot is achieved by other symbols. The final achievement is relatively low so as not to generate additional gain. In this way, the degree of progress of the content of the progressive effect animation X differs depending on the content of the jackpot symbol, and thus the game development becomes more interesting.
[0054]
As other specific examples of the train travel of this progressive animation X, in addition to the above-mentioned train progress image, the marathon event theme is the case of symbols “3”, “7” and “11”. The goal is to make a goal in the first place as a weak second-class player, and increase the final achievement. In the case of “4” or “8”, the opponent will be the first-class player and win or 2nd place Or make it harder to be third. Similarly, in the case of symbols “3”, “7”, and “11” as a fighting game, the main character wins by playing against a weak player. Various other competitions with clear achievement levels are proposed as the production animation X.
[0055]
In another embodiment, a configuration is proposed in which this final achievement is determined by lottery of the video random number R. In this case, since it is not directly related to the jackpot symbol, the final achievement cannot be understood until the moving image is finished, and the degree of attention is further improved.
[0056]
Furthermore, in any jackpot design, if the video random number R is drawn and the jackpot symbols are “3”, “7”, and “11”, the final achievement is likely to be high, Depending on the content of the jackpot symbol, such as making it easier to lower, the selection probability of the degree of achievement selected by the video random number R can be biased, and this makes it possible to wait for a predetermined jackpot symbol and even reach it It is possible to reconcile both the tension that the degree is uncertain.
[0057]
FIG. 7 shows the allocation. Here, the arrival screen a is a screen with a high final achievement level, the arrival screen b is a medium final achievement screen, and the arrival screen c is a low final achievement screen. In the case of “3”, “7” and “11”, the probability of reaching the arrival screen a is 12/16, the probability of reaching the arrival screen b is 3/16, and the probability of becoming the arrival screen c is 1/16. The probability of reaching the arrival screen a is increased. In this case, for example, in a train, it is possible to make the station as far as possible as high as possible. In this case, in order to make it easy to reach the far reaching image a visually, In “3”, “7”, and “11”, the production start screen is started from a station closer to the arrival image a (start screen III). In this way, the start screen (I, II, III) is changed according to the jackpot symbol to imply the probability of a high final achievement.
[0058]
Similarly, when the big probability symbols “1”, “5”, “9”, and “13” are big hits, the probability of reaching the arrival screen a is 3/8 by the lottery of the video random number R, and the arrival screen b. And the probability of reaching the arrival screen c is 2/8. In addition, when winning a big hit with other symbols, the probability of reaching the arrival screen a is 1/8, the probability of reaching the arrival screen b is 3/8, and the probability of reaching the arrival screen c is 4/8 due to the lottery of the video random number R. Like that. Each probability may be set by assigning the random number value of the moving image random number R so as to have a predetermined probability for each reach.
[0059]
An example of gain provided when the final achievement is high will be described below.
The following gain shows a case of a high final achievement (FIG. 7A), but in the case of a medium final achievement (FIG. 7B), a gain smaller than that is sufficient and easy. It is possible to maintain a balance between achievement and gain.
B. Addition of open / close rounds
There is proposed a configuration in which the additional open / close round number n is added to the basic open / close round number N (16 times) when the degree of reach represented by the final reached image is predetermined. In this case, the total number of open / close rounds = N + n. The number n of additional open / close rounds may be changed according to the degree of achievement.
[0060]
B; jackpot probability
When the degree of arrival represented by the final arrival image is predetermined, a configuration is proposed in which the jackpot probability that the determined symbol of the symbol display device 6 becomes a predetermined hit symbol pattern is obtained. Here, as means for changing the probability, for example, in the case of low probability, the big hit special random number K is only “7”, and in the case of high probability, the big hit special random number K is “7”, “13”. , “23”, “42”, “47”, the hit probability may be changed.
[0061]
This high probability state can be a predetermined number of times, such as up to 10 fluctuations. Alternatively, the high probability may be continued until the next big hit. The degree of gain may be changed depending on the degree of achievement. Furthermore, the time from the end of the special game operation to the end of the high probability may be a fixed time (for example, 5 minutes).
[0062]
C: Variation display time of the symbol display device
The gain provided by the achievement level may shorten the fluctuation display time of the symbol display device 6 after the special game ends. That is, when a ball enters the symbol starting area 14 continuously, it is stored only within a predetermined number, and beyond this, it becomes invalid even if it enters the symbol starting area 14. For this reason, when the fluctuation display time is shortened, the digestion speed of the start memory displayed on the special start memory number display device 8 is increased, and the generation rate of invalid spheres is reduced. Therefore, since such variable display time is largely related to the game gain, shortening it can be said to be an additional gain. Therefore, a configuration is proposed in which the variable display time is shortened until the predetermined time or the next big hit occurs according to the degree of achievement after the end of the special game operation.
[0063]
D: Fluctuation display time of normal symbol display device
The predetermined advantageous form may shorten the variable display time of the normal symbol display device 10 after the special game ends. That is, as described above, when a ball enters the normal symbol operation gates (normal start area) 13 and 13 continuously, only a predetermined number is stored, and the stored number is displayed on the normal start stored number display device 11. When the predetermined number is exceeded, even if the ball passes through the normal symbol operating gates 13 and 13, it becomes invalid. Therefore, the fluctuation display time of the normal symbol display device 10 is shortened until a predetermined time elapses after the special game operation ends and until the next big hit.
[0064]
In this way, by displaying the series of stories and the like completely with the progress-type production video X, the special game operation is greatly excited, and a gain is provided corresponding to the final achievement of the production video X, and By explicitly expressing the donation by the contents of the arrival image displayed during the interval time T4, the significance of the effect image itself is improved, and the player pays attention to the effect image.
[0065]
As long as the continuity of the progressive partial moving image Y or the reached image Z is maintained, such as performing “V” display using a part of the screen of the symbol display device 6 when the game ball passes through the specific area 19 , Various situation changes or progress during the special game may be interrupted and displayed on the effect animation X.
[0066]
【The invention's effect】
As described above, the present invention displays the progressive effect animation X continuously on the symbol display device from the start to the end of the special game operation, Video random number Since the final achievement degree of the progressive performance video X is determined in advance by R lottery, various videos can be displayed during the jackpot, and the special game is not bored with the player. In addition, in a configuration in which the progressive partial video assigned to each open / close round can be displayed with a length suitable for the open / close round time via the time adjustment means, the time until the specified number of winnings expires In spite of the difference in the end time of each open / close round, the progressive performance video X can be displayed as a series of complete images without any discomfort during the special game operation, and the special game operation can be dynamically raised. , Improve the fun of gaming.
[0067]
Also, when the final achievement level of the progressive effect video X is predetermined, an additional gain is generated in the game after the special game operation is finished. From Progressive effect video X is provided with a gain determination function and its usefulness is improved, and the player's attention and expectation to the effect video X are increased. It will produce an excellent effect that can lift tension.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a game board 1 of a pachinko machine according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of the symbol display device 6 of the present invention.
FIG. 3 is a block circuit diagram showing a game control device (microcomputer).
FIG. 4 is a timing chart of special game operation.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of time adjustment means.
FIG. 6 is an image diagram showing an example of a progressive partial moving image Y (I) and a reaching image Z (B).
FIG. 7 is an allocation diagram of a final arrival screen for a big hit symbol.
[Explanation of symbols]
6 Symbol display device
10 Normal symbol display device
14 Start
16 Variable prize-winning equipment
17 Variable prize opening
X Progressive production video
Y Progressive partial video
Z reaching image
R video random number

Claims

複数の図柄を画面上に変動表示する領域を含む図柄表示装置と、
球検出手段を備えた図柄始動領域と、
図柄始動領域の球検出手段からの球検出信号に起因して図柄表示装置を変動表示させて、各図柄を確定表示する図柄制御手段と、
開閉制御される可変入賞口を備えた可変入賞装置とを備え、
図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、１回又は複数回繰り返してなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ機において、
特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型演出動画を表示すると共に、進行型演出動画の最終表示により判定される最終到達度を複数設定し、図柄動画乱数の抽選により、進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ選定するようにし、さらには各最終到達度の選定確率を、大当りの図柄内容により変えるようにし、さらにまた進行型演出動画の最終到達度が所定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させるようにしたことを特徴とするパチンコ機。A symbol display device including an area for variably displaying a plurality of symbols on the screen;
A symbol start area provided with a sphere detection means;
A symbol control means for variably displaying the symbol display device due to the sphere detection signal from the sphere detection means in the symbol start area, and for confirming and displaying each symbol;
A variable winning device with a variable winning opening that is controlled to open and close;
When the combination of symbols displayed on the symbol display device is in a predetermined winning symbol form, the variable prize opening of the variable prize winning device is opened, and the predetermined time limit of the variable prize opening is passed or within the predetermined time limit. In a pachinko machine that performs a special game operation in which the opening and closing rounds that are sequentially generated by the closing of the variable prize opening due to the expiration of the prescribed number of prizes are performed once or multiple times,
From the start to the end of the special game operation, the progressive effect animation is continuously displayed on the symbol display device, and a plurality of final achievements determined by the final display of the progression effect animation are set. In addition, the final achievement degree of the progressive effect video is selected in advance, and the selection probability of each final achievement is changed according to the symbol content of the jackpot . In this case, the pachinko machine is characterized in that an additional gain is generated in the game after the special game operation ends .

付加利得が、基本開閉ラウンド数Ｎに付加開閉ラウンド数ｎを追加するものである請求項１記載のパチンコ機。2. The pachinko machine according to claim 1, wherein the additional gain is obtained by adding the number of additional open / close rounds to the number of basic open / close rounds.

付加利得が、特別遊技作動終了後に、図柄表示装置の確定図柄が所定の当り図柄態様となる大当り確率を高確率とするものである請求項１記載のパチンコ機。2. The pachinko machine according to claim 1, wherein the additional gain is a high probability that the jackpot probability that the determined symbol of the symbol display device assumes a predetermined symbol pattern after the special game operation is finished.

付加利得が、特別遊技終了後の図柄表示装置の変動表示時間を短縮するものである請求項１記載のパチンコ機。The pachinko machine according to claim 1, wherein the additional gain shortens the variable display time of the symbol display device after the end of the special game.