JP3734209B2

JP3734209B2 - Formwork separator

Info

Publication number: JP3734209B2
Application number: JP32918598A
Authority: JP
Inventors: 竜二奥川; 安史松本; 勝重真鍋; 邦夫高松
Original assignee: Sekisui House Ltd
Current assignee: Sekisui House Ltd
Priority date: 1998-11-19
Filing date: 1998-11-19
Publication date: 2006-01-11
Anticipated expiration: 2018-11-19
Also published as: JP2000154645A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型枠用セパレーターに係り、特に、コンクリート壁等の施工の際、壁面から突出した部分を切断した後の切断端部の処理を容易に、且つ見栄え良くすることができる型枠用セパレーターに関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知のように、通常、例えば建物のコンクリート壁等を施工する際には、鉄筋を配置した後、その両側に一対の型枠が対向して設置される。この際、前記一対の型枠が一定間隔を開けて互いに平行となるように保持し、なおかつ、前記型枠内に打設されるコンクリートの側圧に対抗して前記型枠を支持するため、通常、型枠用セパレーターが前記一対の型枠の間に取り付けられる。
【０００３】
前記型枠は、前記コンクリート壁の高さとの関係で、上下２段に積み重ねて配置される場合がある。このような場合には、図１５に示すような形状を有する型枠用セパレーター５１が使用される。この型枠用セパレーター５１は、所定形状の鉄板を折り曲げて形成されたものであって、前記対向する一対の型枠の設置間隔に応じた長さを有する本体５２と、該本体５２の両端に一体的に形成され、前記型枠の厚さに応じた間隔で前記本体５２の長手方向に対向するように、上下に折り曲げて形成された一対の掛止片５３を有する掛止部５４とからなる。そして、前記本体５２と前記両端の掛止部５４との接続部分近傍には、それぞれ断面Ｖ字形の切込溝５５配置されており、これらの切込溝の間隔は前記一対の型枠の設置時における内面間距離に等しく、前記一対の型枠に取り付けた際に、その内面と前記切込溝の位置がほぼ一致するようになっている。
【０００４】
前記型枠用セパレーター５１は、図１６に示すように、前記両側の掛止部５４が前記対向する両側の型枠５６の上段（以下、上段型枠５７という。）と下段（以下、下段型枠５８という。）との間に挟まれるように取り付けられる。この際、前記型枠５６の厚さに応じた間隔で対向する前記掛止片５３の間に前記型枠５６がはめ込まれて取り付ける。すなわち、まず前記下段型枠５８を所定間隔に設置した後、前記掛止片５３の間に前記下段型枠５８の上端部をはめ込むようにして前記型枠用セパレーター５１を取り付け、その後、前記上段型枠５７を、その下端部が前記掛止片５３の間にはめ込まれるようにして前記下段型枠５８の上に設置する。このようにして、前記一対の型枠が一定間隔を開けて互いに平行となるように保持するとともに、前記型枠５６内に打設されるコンクリートの側圧に対抗して前記型枠５６を支持する。
【０００５】
そして、前記型枠５６内に打設したコンクリートが硬化した後、前記型枠５６は取り外されてコンクリート壁ができるが、前記型枠用セパレーター５１は、前記コンクリート壁５９の内部に埋め込まれたままの状態であり、図１７に示すように、前記型枠５６を支持していた前記掛止部５４が前記コンクリート壁５９の壁面６０から突出した状態となる。ここで、前述の通り前記断面Ｖ字形の切込溝５５は、前記型枠５６の内面、すなわち、前記コンクリート壁５９の壁面６０とほぼ一致するように設けられているので、前記掛止部５４を上下に揺動するなどして前記切込溝５５において切断すれば、前記本体５２のみを前記コンクリート壁５９内部に残して突出した部分を取り去ることができる。
【０００６】
しかし、このようにすると、図１８に示すように、前記型枠用セパレーター５１の切断端部６１が前記壁面６０に表われることとなり、見栄えが悪いだけでなく、これをこのまま放置すると、露出した前記切断端部６１が錆びて変色し、その錆が雨などとともに下方に流れて前記壁面６０を汚すこととなる。したがって、通常は、前記壁面６０の全面にモルタルを塗って刷毛引きすることにより仕上げる方法、あるいは、前記壁面６０の全面にモルタル下地を設けた上にタイルなどの仕上げ部材を貼り付ける方法等により、前記壁面６０を見栄えの良いものとするとともに、前記切断端部６１を埋め込んで隠す方法が採られる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の型枠用セパレーター５１によると、前記コンクリート壁５９の前記壁面６０の仕上げ方法が制限されてしまうという問題がある。すなわち、コンクリート打放し仕上げの場合には、型枠を取り外した後の壁面をそのまま利用するので、前記型枠用セパレーター５１の前記切断端部６１を埋め込んで隠すことができず、図１８に示すように、前記切断端部６１が前記壁面６０に表われたまま残ることとなる。これをそのままに放置すると、前述の通りの弊害をきたすことになるので、このような仕上げ方法を採用することができないという問題がある。
【０００８】
また、前記壁面６０の全面にモルタルを塗って刷毛引きすることにより仕上げる方法、あるいは、前記壁面６０の全面にモルタル下地を設けた上にタイルなどの仕上げ部材を貼り付ける方法等は、建物の外観を良くするものではあるが、いずれも多く作業工数を要し、なおかつ、熟練を要する作業であるため、施工コストの上昇を招くおそれがある。そこで、図１９に示すように、凹凸模様を付けて形成された樹脂製のデザインパネル６２を前記型枠５６の内側に取り付けてコンクリートを打設する方法を採用する場合がある。この方法によれば、コンクリートを打設するのみで、前記壁面６０に前記デザインパネル６２の凹凸模様を付与し、外観を良くすることができるので、作業工数が少なくて済み、しかも熟練を要しないという利点がある。
【０００９】
しかし、この方法による場合もコンクリート打放し仕上げの場合と同様、型枠を取り外した後の壁面をそのまま利用するので、前記型枠用セパレーター５１の前記切断端部６１を埋め込んで隠すことができず、図２０に示すように、前記切断端部６１が前記壁面６０に表われたまま残ることとなり、前述の通りの弊害をきたすことになる。この場合は、前記切断端部６１周辺にのみモルタルを塗り、周囲の凹凸に合わせて仕上げる方法により処理することも考えられるが、この方法は、多くの作業工数を要する上、周囲の凹凸に合わせて見栄え良く仕上げるためには、作業に熟練を要するといった問題がある。
【００１０】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、コンクリート打放し仕上げや、デザインパネルを用いて壁面に凹凸模様を付与する仕上げ方法など、型枠を取り外した後の壁面をそのまま利用する仕上げ方法を採用することができ、前記型枠用セパレーターの切断端部の処理のための作業を簡略化し、且つ見栄え良くすることができる、型枠用セパレーターを提供することを技術課題とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記技術課題を解決するための具体的手段は、次のようなものである。すなわち、請求項１に記載する型枠用セパレーターは、対向する一対の型枠が上下２段に配置される場合に、その上段と下段との間に取り付けて前記一対の型枠の間隔を保持する型枠用セパレーターであって、前記一対の型枠の内面間距離より短い間隔で一対の切込溝が設けられその端部に設けられた楔打ち込み孔に打ち込み可能な形状の楔が一体的に且つ切断可能に設けられた本体と、該本体の両端部に前記切込溝において切断可能にそれぞれ設けられた前記本体より幅広な掛止部と、中空の円錐台がその径方向に２分割されてなり前記切込溝を覆ってその周囲に所定の空間を確保するキャップと、を備えることを特徴とするものである。
【００１２】
請求項２に記載する型枠用セパレーターは、型枠内に打設したコンクリートが硬化し、前記キャップをコンクリート壁から引き抜いて取り出した跡に形成される陥没穴の内周面に凹凸を形成するため、請求項１に記載する構成において、前記型枠用セパレーター本体の長手方向に対して平行に、且つ、一定幅に形成された突出部を、前記キャップの外周に設けたことを特徴とするものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る型枠用セパレーター１を図１から図１４に基づいて説明する。本実施形態に係る型枠用セパレーター１は、「従来の技術」において説明したものと同様、対向する一対の型枠が上下２段に配置される場合に使用されるものであって、上段型枠と下段型枠との間に取り付けることにより、前記一対の型枠が一定間隔を開けて互いに平行となるように保持し、なおかつ、前記型枠内に打設されるコンクリートの側圧に対抗して前記型枠を支持するものである。
【００１４】
本実施形態に係る型枠用セパレーター１は、図１に示すように、所定形状に切断された板状体を折り曲げて形成されるものにキャップ２を取り付けたものである。この型枠用セパレーター１の本体３の長さＤは、前記対向する一対の型枠の内面間の距離と略同一となるように形成される。なお、中央部には、型枠内に配置される鉄筋を避けて取り付けることができるようにするため、水平方向に略コ字形に屈曲させた屈曲部４を設けると良い。
【００１５】
前記本体３の一端には、前記上段型枠と下段型枠との間に挟んで前記型枠を保持するための掛止部５が前記本体３と一体的に形成される。この掛止部５は、板状体で形成され、前記型枠の厚さよりもやや長い間隔を隔てて前記本体３の長手方向に対向する一対の掛止片６を上面及び下面の両面に有する。本実施形態においては、この掛止片６は、前記掛止部５の両端部を垂直上方及び垂直下方に互い違いに折り曲げることにより形成されている。
【００１６】
前記本体３の他端には、前記掛止部５と同様、前記上段型枠と下段型枠との間に挟んで前記型枠を保持するための挿入掛止部７が前記本体３と一体的に形成される。この挿入掛止部７は、デザインパネルを用いて壁面に凹凸模様を付与する壁面仕上げ方法を採用する際に、前記デザインパネルに挿入可能な形状とするため、一定幅の平板状に形成されている。そして、その端部には楔打込み孔８が設けられ、楔９を打込むことができるようになっている。この楔９は、平板形状であって前記本体３と一体的に形成され、その接続部分に断面Ｖ字形の切込溝１０が設けられている。使用する際には、前記楔９を上下に揺動して前記切込溝１０において切断して前記本体３から分離する。
【００１７】
前記本体３の両端部近傍には、それぞれ断面Ｖ字形の切込溝１１が設けられる。これらの切込溝１１の間隔は、前記一対の型枠の設置時における内面間距離よりもやや短く形成されており、前記一対の型枠に取り付けた際に、それぞれが前記型枠の内面から１０mm〜３０mm程度内側に位置するように配置されている。したがって、打設したコンクリートが硬化して前記型枠を取り外した後は、前記切込溝１１は、それぞれ前記コンクリート壁等の壁面から１０mm〜３０mm程度内側に位置することとなる。
【００１８】
そして、前記切込溝１１の周囲には、キャップ２がそれぞれ着脱可能に設けられる。このキャップ２の材質は、コンクリートと結合しにくいものであればなんでも良いが、内部を中空にする等、比較的複雑な形状に成形する必要があること、及びある程度の可撓性を有する方がコンクリートからの取り外しが容易になること等の理由から、例えば、合成樹脂が好適である。このキャップ２は、前記本体３側の端部が閉塞された閉塞部１２とされ、前記掛止部５又は前記挿入掛止部７側の端部が開口部１３とされた中空の円錐台形に形成される。そして、着脱可能とするために、前記本体３の断面形状と略同一形状の嵌挿孔１４を前記閉塞部１２に設けて、そこに前記本体３を挿入することによって取り付けられている。このような取付方法とすることにより、後述するように、打設したコンクリートが硬化し、前記掛止部５及び前記挿入掛止部７を切断した後、前記キャップ２を前記本体３の端部側へ引き抜くことで容易に取り出すことができる。ここで、前記キャップ２は１部材からなるものであっても良いが、図２に示すように、あらかじめ上下に２分割したものであって、嵌合部１５を設けて容易に接合可能な形状とすれば、前記掛止部５側の前記キャップ２のように、前記本体３の端部から挿入することができない場合においても使用することができるので好適である。なお、ここでは、前記キャップ２の形状は中空の円錐台形としているが、これに限定されるものではなく、中空の円柱形や、各種の角錐台形、角柱等であっても良い。
【００１９】
また、前記キャップ２は、図３に示すように、その外周に、前記本体３の長手方向に対して平行に、且つ、一定幅に形成された突出部１６を設けるとより好適である。このような突出部１６を設けておけば、後述するように、型枠内に打設したコンクリートが硬化し、前記キャップ２をコンクリート壁から引き抜いて取り出した跡に形成された陥没穴の内周面に凹凸が形成されるため、前記陥没穴にモルタルを充填して仕上げた後で、そのモルタルが剥がれ落ちにくくなる。なお、この際、前記突出部１６は、開口部１３側の端面１７が前記開口部１３と同一面上に位置するようにし、なおかつ、前記突出部１６の幅方向及び高さ方向のいずれに対しても、凹凸が無いように形成すると良い。このように形成すれば、前記キャップ２をコンクリート壁から引き抜いて取り出す際、容易に行うことができる。
【００２０】
前記キャップ２は、図４に示すように、前記型枠用セパレーター１を前記型枠１８に取り付けた状態で、前記開口部１３が前記型枠１８の内面１９に接することとなる位置に設けられる。このように形成することによって、打設したコンクリートが前記切込溝１１の周囲へ侵入することを防止できる。また、打設したコンクリートが硬化して前記型枠１８を取り外した後、壁面２０から１０mm〜３０mm程度内側に位置する前記切込溝１１において、前記型枠用セパレーター１の前記切込溝１１から先の部分、すなわち、前記掛止部５又は前記挿入掛止部７（図には前記挿入掛止部７の周辺のみを示す。図５においても同じ。）を切断することができるようにするため、前記キャップ２の中空部２１は、図５に示すように、前記掛止部５又は前記挿入掛止部７を、前記切込溝１１を中心として上下に角度αで揺動させることができるだけの空間を確保する必要がある。なお、ここでいう角度αは、前記本体３の板厚、材質、及び前記切込溝１１の深さ等によって定まるものであり、上下に角度αの幅で揺動させることにより、数回で前記切込溝１１部分に金属疲労を発生させ、切断することができる角度をいう。例えば、板厚３mmの鉄板からなるものであって、前記切込溝１１が両面にそれぞれ深さ約１mmで設けられている場合、角度αは約９０°以上であれば、数回で切断することができる。
【００２１】
次に、本実施形態に係る型枠用セパレーター１の使用方法について説明する。ここでは、コンクリート壁の表側壁面に前記デザインパネルを用いて凹凸模様を付与する仕上げ方法を採用し、裏側壁面にコンクリート打放し仕上げを採用する場合について説明する。前記型枠用セパレーター１の取付けは、図６に示すように、鉄筋２２の配筋後、表面側の型枠１８については上段型枠２３及び下段型枠２４をともに設置し、その内面に凹凸模様が付された樹脂製のデザインパネル２５を取り付け、裏面側については下段型枠２４のみを設置した状態で行う。なお、前記デザインパネル２５は、断面略コ字形の掛止金具２６により、前記型枠１８に固定される。また、前記デザインパネル２５には、所定位置に前記挿入掛止部７を挿通できる程度の小さい挿通孔２７が設けられる。
【００２２】
前記型枠用セパレーター１は、前記楔９を上下に揺動して前記切込溝１０において切断して前記本体３から分離した後、所定位置に取り付ける。具体的には、図７に示すように、まず、前記挿入掛止部７を所定位置に設けられた前記デザインパネル２５の挿通孔２７に挿通し、更に、前記上段型枠２３と前記下段型枠２４との間に挿入する。この際、前記キャップ２の前記開口部１３が前記デザインパネル２５に接するようにする。次に、前記掛止部５を前記下段型枠２４の上端に嵌め込み、その上に図示しない上段型枠２３を載置する。ここでも、前記キャップ２の前記開口部１３が前記型枠１８の内面に接するようにする。
【００２３】
この状態においては、図８に示すように、前記挿入掛止部７の端部が前記表面側の上段型枠２３と下段型枠２４との間から突出しているので、そこに設けられた前記楔打込み孔８にあらかじめ折り切った前記楔９を打ち込む。この楔９と前記掛止部５の前記掛止片６とで、前記型枠１８内にコンクリートが打設された際の側圧に対抗して前記型枠１８を支持する。そして、前記型枠用セパレーター１を前記型枠１８の複数箇所に取り付けることにより、前記型枠１８が一定間隔を開けて互いに平行となるように保持する。
【００２４】
そして、前記型枠１８内に打設したコンクリートが硬化した後、前記型枠１８及び前記デザインパネル２５は取り外され、図９に示すように、コンクリート壁２８ができるが、前記型枠用セパレーター１は、前記コンクリート壁２８内に埋め込まれたままの状態であり、前記型枠１８を支持していた前記掛止部５及び前記挿入掛止部７（図には前記掛止部５のみが表われる。）が前記コンクリート壁２８の壁面２０から突出した状態となる。この状態においては、図１０に示すように、前記キャップ２の前記開口部１３が前記壁面２０に表われており、前記切込溝１１は、前記キャップ２の中空部２１によって形成された空間内における前記壁面２０から１０mm〜３０mm程度内側に位置することとなる。そこで、前記掛止部５及び前記挿入掛止部７（図には前記挿入掛止部７の周辺のみを示す。）、すなわち、前記切込溝１１から先の部分を上下に揺動させ、前記切込溝１１において切断すれば、前記壁面２０から突出した部分を取り去ることができる。
【００２５】
その後、図１１に示すように、先端の尖ったものを前記キャップ２の内周面に引掛けるなどして、前記キャップ２を前記本体３の端部側、すなわち、前記壁面２０側へ引き抜いて取り出し、その跡に形成された陥没穴２９にモルタル等を充填して周囲の形状に合わせて仕上げることにより、前記本体３の切断端部３０を埋め込んで隠す。具体的には、図１２に示すように、前記陥没穴２９にモルタル３１を充填し、専用の丸こて３２でその表面を平坦に仕上げる。このようにすれば、前記切断端部３０の仕上げは、前記陥没穴２９の内部のみで済むため、作業が簡略化されるとともに、容易に見栄えの良いものとすることができるので、前記デザインパネル２５を用いて凹凸模様を付与する仕上げ方法や、コンクリート打放し仕上げ方法などのように、前記型枠１８を取り外した後の壁面２０をそのまま利用する仕上げ方法に適している。なお、前記挿入掛止部７においては、一定幅の平板状に形成されているため、前記キャップ２を取り外した後で前記挿入掛止部７を上下に揺動して切断することも可能である。
【００２６】
ここまで、両側の前記切込溝１１の周囲に前記キャップ２を設けた場合について説明してきたが、前記裏側壁面が建物の完成後、全く人目に触れないような場合には、前記裏側壁面における前記切断端部３０の処理は不要であり、そのような場合には、当初から前記キャップ２を前記表側壁面に位置する側、すなわち、本実施形態においては前記挿入掛止部７側のみに設けておけば良い。
【００２７】
また、本発明に係る型枠用セパレーター１の他の実施形態として、図１３に示すように、前記本体３の両端が挿入掛止部７であるものや、あるいは、図１４に示すように、前記本体３の両端が掛止部５であるものなどがある。これらは、それぞれ、前記デザインパネル２５の有無など、前記壁面の仕上げ方法によって使い分けるものであるが、これらの型枠用セパレーター１においても、全く同様の前記キャップ２を設けて、同様の方法で使用することが可能である。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項１に係る型枠用セパレーターは、対向する一対の型枠が上下２段に配置される場合に、その上段と下段との間に取り付けて前記一対の型枠の間隔を保持する型枠用セパレーターであって、前記一対の型枠の内面間距離より短い間隔で一対の切込溝が設けられその端部に設けられた楔打ち込み孔に打ち込み可能な形状の楔が一体的に且つ切断可能に設けられた本体と、該本体の両端部に前記切込溝において切断可能にそれぞれ設けられた前記本体より幅広な掛止部と、中空の円錐台がその径方向に２分割されてなり前記切込溝を覆ってその周囲に所定の空間を確保するキャップと、を備えることにより、前記型枠用セパレーターの切断端部の処理は、前記キャップを取り出した跡に形成された陥没穴の仕上げのみで済むため、作業が簡略化されるとともに、コンクリート打放し仕上げや、デザインパネルを用いて壁面に凹凸模様を付与する仕上げ方法など、型枠を取り外した後の壁面をそのまま利用する仕上げ方法を採用した場合においても、容易に見栄えの良いものとすることができる。
【００２９】
本発明の請求項２に係る型枠用セパレーターは、請求項1に係る発明の効果に加えて、前記型枠用セパレーター本体の長手方向に対して平行に、且つ、一定幅に形成された突出部を、前記キャップの外周に設けたことにより、型枠内に打設したコンクリートが硬化した後、前記キャップをコンクリート壁から引き抜いて取り出した跡に形成された陥没穴の内周面に凹凸が形成されるため、前記陥没穴にモルタルを充填して仕上げた後で、そのモルタルを剥がれ落ちにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターを示す斜視図
【図２】上下に２分割して形成したキャップの実施例を示す斜視図
【図３】外周に突出部を設けたキャップの実施例示す斜視図
【図４】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターの型枠への取付け状態を示す断面図
【図５】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターの挿入掛止部を上下に揺動させている状態を示す断面図
【図６】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターの取付直前の型枠の設置状態を示す斜視図
【図７】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターの取付状態を示す斜視図
【図８】挿入掛止部の楔打込み孔に楔を打ち込む際の状態を示す斜視図
【図９】型枠を取り外した直後のコンクリート壁を示す斜視図
【図１０】本発明の実施形態に係る型枠用セパレーターの挿入掛止部を上下に揺動させている状態を示す断面図
【図１１】キャップを引き抜いて取り出す状態を示す断面図
【図１２】キャップを取り出した跡に形成される陥没穴の仕上げ作業を示す斜視図
【図１３】本発明の他の実施形態に係る型枠用セパレーターを示す斜視図
【図１４】本発明の他の実施形態に係る型枠用セパレーターを示す斜視図
【図１５】従来例に係る型枠用セパレーターを示す斜視図
【図１６】従来例に係る型枠用セパレーターの取付状態を示す斜視図
【図１７】従来例に係る、型枠を取り外した直後のコンクリート壁を示す斜視図
【図１８】従来例に係る、掛止部を切断した後の切断端部を示す斜視図
【図１９】従来例に係る型枠用セパレーターのデザインパネルを取り付けた型枠への取付状態を示す斜視図
【図２０】従来例に係るデザインパネルにより凹凸を付与して仕上げた壁面における、掛止部を切断した後の切断端部を示す斜視図
【符号の説明】
１型枠用セパレーター
２キャップ
３型枠用セパレーター本体
１１本体の両端部近傍に設けた切込溝
１６突出部
Ｄ本体の長さであって、型枠の設置における内面間距離[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a separator for a formwork, and in particular, for a formwork that can easily and nicely treat a cut end portion after cutting a portion protruding from a wall surface during construction of a concrete wall or the like. Related to separators.
[0002]
[Prior art]
As is well known, for example, when constructing a concrete wall or the like of a building, for example, after a reinforcing bar is arranged, a pair of molds are installed opposite to each other. At this time, the pair of molds are held so as to be parallel to each other at a predetermined interval, and the molds are supported against the side pressure of the concrete placed in the molds. A mold separator is attached between the pair of molds.
[0003]
The said formwork may be stacked and arranged in two upper and lower stages in relation to the height of the concrete wall. In such a case, a mold separator 51 having a shape as shown in FIG. 15 is used. The formwork separator 51 is formed by bending an iron plate having a predetermined shape, and has a main body 52 having a length corresponding to the installation interval between the pair of opposing formwork, and both ends of the main body 52. And a latching portion 54 having a pair of latching pieces 53 that are integrally formed and bent up and down so as to face the longitudinal direction of the main body 52 at intervals corresponding to the thickness of the mold. Become. Further, in the vicinity of the connection portion between the main body 52 and the hooking portions 54 at both ends, cut grooves 55 having a V-shaped cross section are arranged, and the intervals between the cut grooves are set in the installation of the pair of molds. It is equal to the distance between the inner surfaces at the time, and when attached to the pair of molds, the positions of the inner surfaces and the cut grooves are substantially coincident.
[0004]
As shown in FIG. 16, the mold separator 51 includes upper and lower molds 56 (hereinafter referred to as upper mold 57) and lower molds (hereinafter referred to as lower molds). It is attached so that it may be pinched | interposed between frame 58). At this time, the mold 56 is fitted and attached between the latching pieces 53 facing each other at intervals corresponding to the thickness of the mold 56. That is, after the lower mold 58 is first installed at a predetermined interval, the mold separator 51 is attached so that the upper end of the lower mold 58 is fitted between the retaining pieces 53, and then the upper mold 58 is attached. The mold 57 is installed on the lower mold 58 so that the lower end of the mold 57 is fitted between the retaining pieces 53. In this way, the pair of molds are held parallel to each other at a predetermined interval, and the molds 56 are supported against the side pressure of the concrete placed in the molds 56. .
[0005]
After the concrete placed in the mold 56 is cured, the mold 56 is removed to form a concrete wall, but the mold separator 51 remains embedded in the concrete wall 59. In this state, as shown in FIG. 17, the hooking portion 54 that has supported the formwork 56 projects from the wall surface 60 of the concrete wall 59. Here, as described above, the cut groove 55 having a V-shaped cross section is provided so as to substantially coincide with the inner surface of the mold 56, that is, the wall surface 60 of the concrete wall 59. Is cut in the cut groove 55 by swinging up and down or the like, and the protruding portion leaving only the main body 52 inside the concrete wall 59 can be removed.
[0006]
However, in this case, as shown in FIG. 18, the cut end portion 61 of the formwork separator 51 appears on the wall surface 60, which not only looks bad, but is exposed if left as it is. The cut end 61 is rusted and discolored, and the rust flows downward along with rain and the like, and the wall surface 60 is soiled. Therefore, usually, by finishing the surface of the wall surface 60 by applying mortar and brushing, or by applying a finishing member such as a tile on a mortar base on the entire surface of the wall surface 60, etc. While making the wall surface 60 look good, a method of embedding and concealing the cut end 61 is adopted.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the conventional formwork separator 51 as described above, there is a problem that the finishing method of the wall surface 60 of the concrete wall 59 is limited. That is, in the case of a concrete finish, since the wall surface after the mold is removed is used as it is, the cut end portion 61 of the mold separator 51 cannot be embedded and hidden, as shown in FIG. In addition, the cut end portion 61 remains on the wall surface 60. If this is left as it is, the above-mentioned detrimental effects will be caused, and there is a problem that such a finishing method cannot be adopted.
[0008]
Further, a method of finishing by applying mortar to the entire surface of the wall surface 60 and brushing, or a method of attaching a finishing member such as a tile on a mortar base on the entire surface of the wall surface 60 However, since all of them require a large number of work steps and require skill, there is a risk that the construction cost will increase. Therefore, as shown in FIG. 19, there may be adopted a method in which concrete is placed by attaching a resin design panel 62 formed with an uneven pattern inside the mold 56. According to this method, it is possible to give the wall surface 60 the concavo-convex pattern of the design panel 62 and improve the appearance only by placing concrete, so that the number of work steps is reduced and skill is not required. There is an advantage.
[0009]
However, in the case of this method as well as in the case of concrete laying finish, since the wall surface after removing the formwork is used as it is, the cut end 61 of the formwork separator 51 cannot be embedded and hidden, As shown in FIG. 20, the cut end portion 61 remains on the wall surface 60, resulting in the adverse effects described above. In this case, it is conceivable to apply mortar only to the periphery of the cut end portion 61 and finish it according to the surrounding irregularities. However, this method requires a large number of work steps and is adapted to the surrounding irregularities. There is a problem that skill is required for the work in order to finish it nicely.
[0010]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and is a finish that uses the wall surface after removing the formwork, such as a concrete-free finish or a finishing method that gives a concavo-convex pattern to the wall surface using a design panel. It is an object of the present invention to provide a formwork separator that can adopt a method, can simplify the work for processing the cut end of the formwork separator, and can improve the appearance. is there.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Specific means for solving the above technical problems are as follows. That is, when the pair of opposing molds is arranged in two upper and lower stages, the separator for formwork described in claim 1 is attached between the upper and lower stages to maintain the distance between the pair of molds. A pair of cut grooves provided at intervals shorter than the distance between the inner surfaces of the pair of mold frames, and a wedge having a shape that can be driven into a wedge driving hole provided at an end thereof. And a main body provided so as to be cut, a latching portion wider than the main body provided so as to be cut at both ends of the main body, and a hollow frustum divided into two in the radial direction. And a cap that covers the cut groove and secures a predetermined space around the cut groove.
[0012]
In the separator for formwork according to claim 2, the concrete placed in the formwork is hardened, and irregularities are formed on the inner peripheral surface of the depression hole formed in the trace taken out by pulling out the cap from the concrete wall. Therefore, in the configuration described in claim 1, a protrusion formed in a constant width in parallel to the longitudinal direction of the mold separator main body is provided on the outer periphery of the cap. Is.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a formwork separator 1 according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The mold separator 1 according to the present embodiment is used when a pair of opposing molds are arranged in two upper and lower stages, as described in “Prior Art”. By attaching between the frame and the lower mold frame, the pair of mold frames are held parallel to each other with a certain distance therebetween, and also against the side pressure of the concrete placed in the mold frame. The mold is supported.
[0014]
As shown in FIG. 1, the mold separator 1 according to this embodiment is formed by bending a plate-like body cut into a predetermined shape and attaching a cap 2 thereto. The length D of the main body 3 of the mold separator 1 is formed to be substantially the same as the distance between the inner surfaces of the pair of opposing molds. It should be noted that a bent portion 4 bent in a substantially U-shape in the horizontal direction is preferably provided in the central portion so as to avoid the reinforcing bars arranged in the mold.
[0015]
At one end of the main body 3, a latching portion 5 is formed integrally with the main body 3 for holding the mold frame between the upper mold frame and the lower mold frame. The latching portion 5 is formed of a plate-like body, and has a pair of latching pieces 6 on both the upper surface and the lower surface that are opposed to each other in the longitudinal direction of the main body 3 with an interval slightly longer than the thickness of the mold. . In the present embodiment, the latching piece 6 is formed by alternately bending both end portions of the latching portion 5 vertically upward and vertically downward.
[0016]
At the other end of the main body 3, similarly to the hooking portion 5, an insertion hooking portion 7 for holding the mold frame sandwiched between the upper mold frame and the lower mold frame is integrated with the main body 3. Formed. This insertion latching portion 7 is formed in a flat plate shape with a constant width so that it can be inserted into the design panel when adopting a wall surface finishing method that gives an uneven pattern to the wall surface using the design panel. Yes. A wedge driving hole 8 is provided at an end of the wedge 9 so that the wedge 9 can be driven. The wedge 9 has a flat plate shape and is formed integrally with the main body 3, and a cut groove 10 having a V-shaped cross section is provided at the connecting portion. In use, the wedge 9 is rocked up and down and cut in the cut groove 10 to be separated from the main body 3.
[0017]
In the vicinity of both ends of the main body 3, cut grooves 11 having a V-shaped cross section are provided. The intervals between the cut grooves 11 are formed slightly shorter than the distance between the inner surfaces when the pair of molds are installed, and each of them is separated from the inner surfaces of the molds when attached to the pair of molds. It arrange | positions so that it may be located inside about 10-30 mm. Therefore, after the placed concrete is hardened and the formwork is removed, the cut grooves 11 are positioned about 10 mm to 30 mm inside from the wall surface of the concrete wall or the like.
[0018]
And the cap 2 is each provided in the circumference | surroundings of the said notch groove 11 so that attachment or detachment is possible. Any material may be used for the cap 2 as long as it is difficult to bond with the concrete. However, it is necessary to form the cap 2 into a relatively complicated shape such as a hollow interior and to have a certain degree of flexibility. For example, synthetic resin is preferable because it can be easily removed from the concrete. The cap 2 has a hollow truncated cone shape in which an end portion on the main body 3 side is closed and an end portion on the hooking portion 5 or the insertion hooking portion 7 side is an opening portion 13. It is formed. And in order to make it attachable / detachable, a fitting insertion hole 14 having substantially the same shape as the cross-sectional shape of the main body 3 is provided in the closing portion 12, and the main body 3 is inserted therein. By adopting such an attachment method, as will be described later, after the placed concrete is hardened and the hooking portion 5 and the insertion hooking portion 7 are cut, the cap 2 is attached to the end portion of the main body 3. It can be easily removed by pulling it out to the side. Here, the cap 2 may be composed of a single member, but as shown in FIG. 2, the cap 2 is divided into two in the vertical direction in advance, and can be easily joined by providing the fitting portion 15. If so, it is preferable because it can be used even when it cannot be inserted from the end of the main body 3 like the cap 2 on the side of the hooking portion 5. Here, the shape of the cap 2 is a hollow frustoconical shape, but is not limited to this, and may be a hollow cylindrical shape, various truncated pyramid shapes, prisms, or the like.
[0019]
Further, as shown in FIG. 3, it is more preferable that the cap 2 is provided with a protrusion 16 formed on the outer periphery thereof in parallel with the longitudinal direction of the main body 3 and with a constant width. If such a protrusion 16 is provided, as will be described later, the concrete placed in the mold is hardened, and the inner periphery of the recessed hole formed in the trace of the cap 2 being pulled out from the concrete wall and taken out. Since unevenness is formed on the surface, the mortar becomes difficult to peel off after filling the recessed hole with mortar. At this time, the projecting portion 16 has an end surface 17 on the opening portion 13 side located on the same plane as the opening portion 13, and in addition to the width direction and the height direction of the projecting portion 16. However, it may be formed so as not to be uneven. If formed in this way, the cap 2 can be easily pulled out and taken out from the concrete wall.
[0020]
As shown in FIG. 4, the cap 2 is provided at a position where the opening 13 comes into contact with the inner surface 19 of the mold 18 in a state where the mold separator 1 is attached to the mold 18. . By forming in this way, it is possible to prevent the cast concrete from entering the periphery of the cut groove 11. In addition, after the placed concrete is hardened and the mold 18 is removed, in the cut groove 11 located on the inner side of the wall surface 20 by about 10 mm to 30 mm, from the cut groove 11 of the mold separator 1. The preceding portion, that is, the hooking portion 5 or the insertion hooking portion 7 (only the periphery of the insertion hooking portion 7 is shown in the figure. The same applies to FIG. 5) can be cut. Therefore, as shown in FIG. 5, the hollow portion 21 of the cap 2 can swing the latching portion 5 or the insertion latching portion 7 up and down about the cut groove 11 at an angle α. It is necessary to secure as much space as possible. Here, the angle α is determined by the plate thickness and material of the main body 3, the depth of the cut groove 11, and the like. An angle at which metal fatigue is generated in the cut groove 11 portion and can be cut. For example, when it is made of an iron plate having a plate thickness of 3 mm and the cut grooves 11 are provided at a depth of about 1 mm on both surfaces, if the angle α is about 90 ° or more, it is cut several times. be able to.
[0021]
Next, the usage method of the separator 1 for formwork which concerns on this embodiment is demonstrated. Here, a case will be described in which a finishing method in which a concavo-convex pattern is imparted to the front side wall surface of the concrete wall using the design panel and a concrete exposed finish is adopted in the back side wall surface will be described. As shown in FIG. 6, the formwork separator 1 is mounted after the reinforcing bars 22 are arranged, with the upper-side formwork 23 and the lower-stage formwork 24 being installed on the surface-side formwork 18, and the inner surface thereof being uneven. A design panel 25 made of resin with a pattern is attached, and only the lower mold 24 is installed on the back side. The design panel 25 is fixed to the mold 18 by a latch 26 having a substantially U-shaped cross section. The design panel 25 is provided with a small insertion hole 27 at a predetermined position so that the insertion latching portion 7 can be inserted.
[0022]
The mold separator 1 is attached to a predetermined position after the wedge 9 is rocked up and down, cut at the cut groove 10 and separated from the main body 3. Specifically, as shown in FIG. 7, first, the insertion latching portion 7 is inserted into an insertion hole 27 of the design panel 25 provided at a predetermined position, and the upper mold 23 and the lower mold are further inserted. Insert between frame 24. At this time, the opening 13 of the cap 2 is in contact with the design panel 25. Next, the hook portion 5 is fitted into the upper end of the lower mold 24 and the upper mold 23 (not shown) is placed thereon. Here again, the opening 13 of the cap 2 is in contact with the inner surface of the mold 18.
[0023]
In this state, as shown in FIG. 8, the end of the insertion latching portion 7 protrudes from between the upper mold 23 and the lower mold 24 on the surface side. The wedge 9 that has been cut in advance is driven into the wedge driving hole 8. The wedge 9 and the retaining piece 6 of the retaining portion 5 support the mold 18 against the lateral pressure when concrete is placed in the mold 18. Then, by attaching the mold separator 1 to a plurality of locations of the mold 18, the mold 18 is held so as to be parallel to each other at a predetermined interval.
[0024]
Then, after the concrete placed in the mold 18 is cured, the mold 18 and the design panel 25 are removed, and a concrete wall 28 is formed as shown in FIG. Is the state of being embedded in the concrete wall 28, and the latching portion 5 and the insertion latching portion 7 (only the latching portion 5 is shown in the figure) that supported the formwork 18. Is projected from the wall surface 20 of the concrete wall 28. In this state, as shown in FIG. 10, the opening 13 of the cap 2 is represented by the wall surface 20, and the cut groove 11 is in a space formed by the hollow portion 21 of the cap 2. It is located about 10 mm to 30 mm inside from the wall surface 20. Therefore, the hooking portion 5 and the insertion hooking portion 7 (only the periphery of the insertion hooking portion 7 is shown in the figure), that is, the portion ahead of the cut groove 11 is swung up and down, If it cuts in the cut groove 11, the part which protruded from the said wall surface 20 can be removed.
[0025]
Thereafter, as shown in FIG. 11, the cap 2 is pulled out toward the end of the main body 3, that is, toward the wall surface 20 by hooking a pointed tip on the inner peripheral surface of the cap 2. The cut end 30 of the main body 3 is embedded and concealed by taking out and filling the recessed hole 29 formed in the trace with mortar or the like and finishing it according to the surrounding shape. Specifically, as shown in FIG. 12, the depressed hole 29 is filled with mortar 31, and the surface is finished flat with a special round iron 32. In this way, since the cutting end 30 only needs to be finished inside the recessed hole 29, the work can be simplified and the appearance can be easily improved. 25 is suitable for a finishing method that uses the wall surface 20 after removing the mold 18 as it is, such as a finishing method that gives a concavo-convex pattern using 25, or a concrete finish finishing method. In addition, since the insertion latching portion 7 is formed in a flat plate shape having a constant width, it is possible to cut the insertion latching portion 7 by swinging up and down after the cap 2 is removed. is there.
[0026]
Up to this point, the case where the cap 2 is provided around the cut grooves 11 on both sides has been described. However, in the case where the back side wall surface is completely invisible after the building is completed, The processing of the cut end 30 is not necessary. In such a case, the cap 2 is provided only on the side located on the front side wall surface from the beginning, that is, on the insertion latching portion 7 side in this embodiment. Just keep it.
[0027]
Further, as another embodiment of the mold separator 1 according to the present invention, as shown in FIG. 13, both ends of the main body 3 are insertion latching portions 7, or as shown in FIG. There are those in which both ends of the main body 3 are hooking portions 5. These are used separately depending on the finishing method of the wall surface, such as the presence or absence of the design panel 25, and the same cap 2 is provided in the mold separator 1, and the same method is used. Is possible.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the separator for formwork according to claim 1 of the present invention is attached between the upper stage and the lower stage when the pair of opposing molds are arranged in two upper and lower stages. A separator for a formwork that keeps a space between the formwork, and is provided with a pair of cut grooves at an interval shorter than the distance between the inner surfaces of the pair of formwork, and can be driven into a wedge driving hole provided at an end thereof. A main body in which wedges having a shape are integrally and severable, a latching portion wider than the main body, which is severably provided at both ends of the main body, and a hollow truncated cone. A cap that is divided into two in the radial direction so as to cover the cut groove and secure a predetermined space around the cut groove. Finish of the depression hole formed in the trace As a result, the work is simplified and the finishing method that uses the wall surface after removing the formwork is used, such as the concrete exposed finish and the finishing method that gives the wall a concavo-convex pattern using a design panel. Even in such a case, it can be easily improved in appearance.
[0029]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect of the present invention, the mold separator is parallel to the longitudinal direction of the mold separator main body and has a protrusion formed with a constant width. By providing a portion on the outer periphery of the cap, after the concrete placed in the mold is hardened, the inner peripheral surface of the recessed hole formed in the trace of the cap taken out from the concrete wall is uneven. Since it is formed, it is possible to make it difficult to peel off the mortar after filling the depressed hole with mortar.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a separator for a formwork according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view showing an example of a cap formed by dividing the upper and lower parts into two parts. FIG. Fig. 4 is a perspective view showing an example of a cap. Fig. 4 is a cross-sectional view showing a mounting state of a separator for a mold according to an embodiment of the present invention to the mold. Fig. 5 is an insertion of a separator for a mold according to an embodiment of the present invention. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state in which the latching portion is swung up and down. FIG. 6 is a perspective view showing the installation state of the mold frame immediately before the installation of the separator for the mold frame according to the embodiment of the present invention. The perspective view which shows the attachment state of the separator for formwork which concerns on embodiment of this invention [FIG. 8] The perspective view which shows the state at the time of driving a wedge into the wedge driving hole of an insertion latching part [FIG. 9] Immediately after removing a formwork FIG. 10 is a perspective view showing a concrete wall. FIG. 10 is for a formwork according to an embodiment of the present invention. FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state in which the insertion latching portion of the palator is swung up and down. FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state in which the cap is pulled out and taken out. FIG. 13 is a perspective view showing a formwork separator according to another embodiment of the present invention. FIG. 14 is a perspective view showing a formwork separator according to another embodiment of the present invention. FIG. 16 is a perspective view showing a mounting state of the mold separator according to the conventional example. FIG. 17 is a concrete wall immediately after removing the mold according to the conventional example. FIG. 18 is a perspective view showing a cut end portion after cutting a latching portion according to a conventional example. FIG. 19 is a perspective view showing a mold separator having a design panel attached thereto according to a conventional example. Perspective showing the mounting state [20] on the wall surface finished to impart unevenness by design panel according to the related art, perspective view showing a cut end after cutting the retaining portion [Description of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Formwork separator 2 Cap 3 Formwork separator main body 11 Cut groove 16 provided in the vicinity of both ends of the main body Protrusion D The length of the main body and the distance between the inner surfaces in the installation of the formwork

Claims

対向する一対の型枠が上下２段に配置される場合に、その上段と下段との間に取り付けて前記一対の型枠の間隔を保持する型枠用セパレーターであって、
前記一対の型枠の内面間距離より短い間隔で一対の切込溝が設けられその端部に設けられた楔打ち込み孔に打ち込み可能な形状の楔が一体的に且つ切断可能に設けられた本体と、該本体の両端部に前記切込溝において切断可能にそれぞれ設けられた前記本体より幅広な掛止部と、中空の円錐台がその径方向に２分割されてなり前記切込溝を覆ってその周囲に所定の空間を確保するキャップと、を備えることを特徴とする型枠用セパレーター。When a pair of opposing molds are arranged in two upper and lower stages, a separator for the molds that is attached between the upper and lower stages to maintain the distance between the pair of molds,
A main body in which a pair of cut grooves are provided at intervals shorter than the distance between the inner surfaces of the pair of molds , and a wedge having a shape capable of being driven into a wedge driving hole provided at an end thereof is provided integrally and in a severable manner. And a latching portion wider than the main body provided at both ends of the main body so as to be cut by the cut groove, and a hollow frustum divided into two in the radial direction to cover the cut groove. And a cap for securing a predetermined space around the lever.

前記型枠用セパレーター本体の長手方向に対して平行に、且つ、一定幅に形成された突出部を、前記キャップの外周に設けたことを特徴とする請求項１記載の型枠用セパレーター。The separator for a formwork according to claim 1, wherein protrusions formed in a constant width and in parallel with the longitudinal direction of the separator body for the formwork are provided on the outer periphery of the cap.