JP3733325B2 - 支持装置及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は支持装置及びそれを用いた表示装置に関し、例えばマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルを有するテレビあるいはディスプレイなどの表示装置の不要輻射ノイズを低減するシールド構造、特にノイズの高周波領域での特性改善を目標とした構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルを有する表示装置、例えばプラズマディスプレイパネル表示装置では平面ディスプレイパネルにマトリクス状の画素が形成されている。
【0003】
以下、図面を参照しながら、従来のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)表示装置について説明する。図12は従来のPDPの構成を説明するための斜視図、図13は従来のPDPの電極構造を説明するための斜視図である。ガラス基板等からなるPDPパネル10の非表示面側には保持板であるシャーシー11が配置されており、シャーシー11によってPDPパネル10が保持されている。シャーシー11はアルミニウム系材料からなる導電性金属板であり、電気回路的にはフレームグランド(以下、FGという)として機能するとともに、PDPパネル10の背面ガラス基板24に配設されているため、PDPパネル10の電極14のグランド面である電極グランドとして機能している。
【0004】
ドライバー駆動回路13a、13bはシャーシー11の背面側に配置されており、ドライバー駆動回路13a、13bから発生した信号はフレキシブルケーブル15によってPDPパネル10の電極14に伝えられる。走査・維持電極のドライバー駆動回路13aのシグナルグランド(以下、SGという)は点B、B’で、書き込み電極のドライバー駆動回路13bのSGは点C、C’で、FGであるシャーシー11に接地されており、FG、電極グランドであるシャーシー11はドライバー駆動回路13a、13bの帰還電流が流れるグランド面である駆動回路帰還グランドとして機能している。
【0005】
PDPパネル10には表示面側の前面ガラス基板20に維持電極14a、走査電極14bが設けられ、対向する背面ガラス基板24に書き込み電極14cが形成され、書き込み電極14cの間にはプラズマ放電が隣の電極に影響を及ぼさないように、分離用の隔壁22が形成されている。書き込み電極14cの上には赤23a、青23b、緑23cの蛍光体が塗り分けられ、表示面側の前面ガラス基板20と対向する背面ガラス基板24の間の放電空間には放電ガスが封入されており、ドライバー駆動回路13a、13bによって選択されたセルがプラズマ放電し、赤23a、青23b、緑23cのそれぞれの蛍光体が発光することで、カラー画像を形成する。なお、図13中、21は誘電体層である。
【0006】
しかしながら、上記のようなPDPを情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく電波の不要輻射の項目について検討すると、維持電極14a、走査電極14bには100Vp−pから200Vp−pのパルス電圧の信号が印加され、書き込み電極14cには30Vp−pから100Vp−pのパルス電圧の信号が印加され、上記信号の基本波及びそれらの高調波等の電磁妨害波を空中に放射するため、不要輻射ノイズレベルが大きく、他の電子機器に電磁的な悪影響を及ぼすという不具合があった。
【0007】
また、FGであるシャーシー11には前述の電磁妨害波を発生する高周波成分が流れており、電気的に分離されているシャーシー11とスタンド12との間の浮遊容量によって、図14の数値解析結果に示すように高周波電流ループ41が形成され、電磁妨害波を空中に放射するため、不要輻射ノイズレベルが大きくなってしまう。数値解析は、シャーシーにノイズを給電してモーメント法により電磁波解析を行い、解析モデルを約3000の要素で分割している。なお、図14中、40は電流ベクトルである。
【0008】
この解決策として、図15及び図16に示すように、電磁妨害波を遮断することを目的として、アルミからなる導電性金属筐体30と、銀蒸着による導電性膜又は導電性金属メッシュを表面に形成した導電性前面ガラス31とによって電磁シールドを形成することにより、電磁妨害波を遮断する構造が採用されている。一般に、このような電磁シールド構造をとる場合、導電性金属筐体30をFGとして機能させる。なお、図15は改良された従来のPDPの構成を説明するための図16のA部位の断面図、図16は改良された従来のPDP表示装置の概略斜視図である。また、図15中、16は金属性筐体30に設けられたPDPパネル取り付け部材で、FGとして機能する。18はシャーシー111をPDPパネル取り付け部材16に取り付けるボルト、17は絶縁性のスペーサである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなPDPの電磁シールド構造を採用しても、大型の平面ディスプレイパネルを支持するスタンドは一般にデザインや機構上の制約及びコストを考慮し、導電性金属材料から形成されたものを使用する傾向があり、そのために、図14に示される場合と同様に、FGである金属筐体とスタンドとの間で電磁妨害波となる特定の周波数に対して共振が発生し、不要輻射ノイズレベルが大きくなってしまうという問題があった。
【0010】
本発明は前記の問題に鑑み、平面ディスプレイパネルを支持するスタンドが特定の周波数に対して共振するのを抑制し、従来の構造に比して電磁妨害波の発生を抑えることができる支持装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る支持装置は、被支持体を支持するスタンド支柱を支持台に立設して構成され、前記スタンド支柱、支持台及び前記被支持体の間に高周波電流ループが形成される支持装置において、前記支持台又は前記スタンド支柱には上記高周波電流ループを抑制する絶縁構造部分が設けられていることを特徴とする。
【0012】
このように構成することより、平面ディスプレイパネルを支持するスタンドの特定周波数に対する共振がなくなり、電磁妨害波の発生を抑制できる。
【0013】
絶縁構造部分は具体的には次のような構成を採用することができる。即ち、前記支持台及び前記スタンド支柱をともに導電性材料を用いて形成し、前記支持台と前記スタンド支柱とを絶縁性のスペーサを介して連結し、前記支持台と前記スタンド支柱とを電気的に実質的に絶縁することにより、前記絶縁構造部分を構築することができる。
【0014】
また、前記支持台を導電性材料を用いて形成し、前記スタンド支柱を絶縁性材料を用いて形成するようにしてもよい。この場合、その全体が導電性金属材料からなる従来のスタンドと同程度の機械的強度を有するように、前記支持台と前記スタンド支柱とを、前記スタンド支柱の径よりも大きい長さの対向部分をもって相互に接続するのが好ましい。
【0015】
さらに、前記支持台及び前記スタンド支柱をともに導電性材料を用いて形成し、前記支持台には該支持台の途中を電気的に実質的に絶縁するスリットを形成することにより、前記絶縁構造部分を構築することができる。より具体的には、前記支持台を少なくとも2つの台部分から構成し、該少なくとも2つの台部分の間に前記スリットを形成する。
【0016】
この場合、前記スタンド支柱を少なくとも2つ設け、隣接する前記スタンド支柱の間において前記支持台に前記スリットを形成するのがよい。
【0017】
また、前記支持台の少なくとも2つの台部分を絶縁性のスペーサを介して電気的に絶縁された状態で接続することにより、前記絶縁構造部分を構築することもできる。この場合、十分な機械的強度を有するように、前記支持台の少なくとも2つの台部分を前記支持台の厚さよりも長い沿面距離の対向部分をもって相互に接続するのがよい。
【0018】
また、本発明によれば、前述の特徴を有する支持装置と、前記被支持体としての複数の電極を有するマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルとを備えたことを特徴とする表示装置を提供することができる。
【0019】
この場合、前記平面ディスプレイパネルのフレームグランドと前記スタンド支柱とを電気的に絶縁するのがより一層好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。表示装置はPDPを有するカラーテレビジョン受像機である。図1及び図2は各々本発明の第1の実施の形態の表示装置としてのPDPの筐体構成を説明するための図2のA部位の断面図及び斜視図である。なお、実施の形態としてのカラーテレビジョン受像機の電磁妨害波の不要輻射に深く関連する構造部分のみを示している。図3は第1の実施の形態のPDPの構成を説明するための斜視図、図4は第1の実施の形態のPDPの電極構造を説明するための斜視図である。なお、図1ないし図4において図12ないし図16と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0021】
図において、本実施の形態のカラーテレビジョン受像機には複数の電極14を有するマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネル、例えばガラス基板等からなるPDPパネル10が設けられ、PDPパネル10の非表示面側には保持板であるシャーシー11が配置されてPDPパネル10を保持している。ドライバー駆動回路13a、13bはシャーシー11の背面側に配置されており、ドライバー駆動回路13a、13bから発生した信号はフレキシブルケーブル15によってPDPパネル10の電極14に伝えられる。
【0022】
PDPパネル10には表示面側の前面ガラス基板20に維持電極14a、走査電極14bが設けられ、対向する背面ガラス基板24には書き込み電極14cが形成され、書き込み電極14cの間にはプラズマ放電が隣の電極に影響を及ぼさないように、分離用の隔壁22が構成されている。書き込み電極14cの上には赤23a、青23b、緑23cの蛍光体が塗り分けられ、表示面側の前面ガラス基板20と対向する背面ガラス基板24との間の放電空間には放電ガスが封入されており、ドライバー駆動回路13a、13bによって選択されたセルがプラズマ放電し、赤23a、青23b、緑23cのそれぞれの蛍光体が発光することにより、カラー画像が形成される。
【0023】
シャーシー11は例えばアルミニウム系材料からなる導電性金属板であり、電気回路的にはPDPパネル10の電極14のグランド面である電極グランドとして機能している。
【0024】
走査・維持電極のドライバー駆動回路13aのシグナルグランド(SG)は点B、B’で、書き込み電極のドライバー駆動回路13bのSGは点C、C’で、シャーシー11に接地されており、シャーシー11はドライバー駆動回路13a、13bの帰還電流が流れるグランド面である駆動回路帰還グランドとして機能している。
【0025】
導電性金属筐体30は例えばアルミニウム系材料からなる導電性金属板であり、導電性金属筐体30の前面には導電性前面ガラス31が設けられ、導電性前面ガラス31は例えば銀蒸着による導電性膜又は導電性金属メッシュが表面に形成されており、導電性金属筐体30と導電性前面ガラス31とは電磁シールドが形成し、電気回路的にはフレームグランド(FG)として機能している。
【0026】
金属性筐体30にはPDPパネル取り付け部材16が設けられ、FGとして機能する。PDPパネル取り付け部材16にはシャーシー111が絶縁性のスペーサ17を介してボルト18によって取り付けられている。
【0027】
スタンド12は例えばアルミニウム系材料からなる導電性金属製の支持台12aと、例えばアルミニウム系材料からなる導電性金属製のスタンド支柱12bとから構成され、相互に絶縁性のスペーサ17を介して連結されている。支持台12aとスタンド支柱12bとはスタンド支柱12bの径Rよりも大きい寸法の対向部分Lをもって接続され、これによりその全体が導電性金属からなる従来のスタンドと同程度の機械的強度を有している。
【0028】
図15に示した従来例と図1に示した第1の実施の形態の42型PDPテレビの放射ノイズ測定結果の比較を図5に示す。放射ノイズの測定方法はPDPテレビを電波暗室のなかの回転テーブルに設置し、テーブルを回転させて3m遠方の電界強度の最大値を周波数ごとに測定している。
【0029】
支持台12aとスタンド支柱12bとが電気的に絶縁された状態で連結されることにより、FGである筐体30とスタンド12との間の高周波電流ループが弱くなり、図5に示すように、スタンド12の共振が小さくなり、筐体30とスタンド12とで形成される電気回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0030】
以上のように、支持台12aとスタンド支柱12bとが電気的に絶縁された状態で連結されることにより、平面ディスプレイパネルを支持するスタンド12が特定の周波数に対して共振しないようにすることができ、従来の構造に比して格段に電磁妨害波の発生を抑えることができる。
【0031】
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。表示装置はPDPを有するカラーテレビジョン受像機である。図6は本発明の第2の実施の形態の表示装置としてのPDPの筐体構成を説明するための断面図である。なお、実施の形態としてのカラーテレビジョン受像機の電磁妨害波の不要輻射に深く関連する構造部分のみを示している。なお、図6において図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0032】
図6において、第2の実施の形態の表示装置が図1ないし図4に示した第1の実施の形態と異なる点は、支持台12aと導電性金属製スタンド支柱12bとを絶縁性スペーサ17を介して連結することに代え、スタンド12を支持台12aと例えばセラミックである絶縁性スタンド支柱12cとよって構成するようにした点にある。
【0033】
絶縁性スタンド支柱12cを用いることにより、FGである筐体30とスタンド12との間の高周波電流ループが弱くなり、スタンド12の共振が小さくなり、筐体30とスタンド12とで形成される電気回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0034】
以上のように、絶縁性スタンド支柱12cを用いることにより、平面ディスプレイパネルを支持するスタンド12が特定の周波数に対して共振しないようにすることができ、従来の構造に比して格段に電磁妨害波の発生を抑えることができる。
【0035】
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態を図7に基づいて説明する。表示装置はPDPを有するカラーテレビジョン受像機である。図7は本発明の第3の実施の形態の表示装置としてのPDPのスタンド構成を説明するための斜視図であり、実施の形態としてのカラーテレビジョン受像機の電磁妨害波の不要輻射に深く関連する構造部分のみを示している。
【0036】
図7における第3の実施の形態の表示装置が図1ないし図4に示した第1の実施の形態と異なる点は、支持台12aと導電性金属製スタンド支柱12bとを絶縁性スペーサ17を介して連結することに代え、2つのスタンド支柱12bの間において支持台12aにスリット12dを形成し、支持台12aの途中を電気的に実質的に絶縁するようにしたした点である。
【0037】
支持台12aにスリット12dを入れることにより、FGである筐体30とスタンド12との間の高周波電流ループが弱くなり、スタンド12の共振が小さくなり、筐体30とスタンド12とで形成される電気回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0038】
以上のように、支持台12aにスリット12dを入れることによって平面ディスプレイパネルを支持するスタンド12が特定の周波数に対して共振しないようにすることができ、従来の構造に比して格段に電磁妨害波の発生を抑えることができる。
【0039】
(実施の形態4)
また、本発明の第4の実施の形態を図8に基づいて説明する。表示装置はPDPを有するカラーテレビである。図8は本発明の第4の実施の形態の表示装置としてのPDPのスタンド構成を説明するための斜視図であり、実施の形態としてのカラーテレビの電磁妨害波の不要輻射に深く関連する構造部分のみを示している。なお、図8において図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示してきいる。
【0040】
図8における第4の実施の形態の表示装置が図1ないし図4に示した第1の実施の形態と異なる点は、支持台12aと導電性金属製スタンド支柱12bとを絶縁性スペーサ17を介して連結することに代え、2つのスタンド支柱12bの間において支持台12aに絶縁部12eを介在させるようにした点にある。
【0041】
支持台12aに絶縁部12eを介在させることにより、FGである筐体30とスタンド12との間の高周波電流ループが弱くなり、スタンド12の共振が小さくなり、筐体30とスタンド12とで形成される電気回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0042】
以上のように、支持台12aに絶縁部12eを設けることにより、平面ディスプレイパネルを支持するスタンド12が特定の周波数に対して共振しないようにすることでき、従来の構造に比して格段に電磁妨害波の発生を抑えることができる。
【0043】
上記の実施例では絶縁部12eを介在させた支持台12aの2つの台部分が支持台12の厚さと同じ長さの対向部分をもって接続されている例を示したが、さらに図9に示すように、支持台12aの厚さMよりも大きい対向部分の長さNをもって接続することにより、機械的な強度も保持された上で、上記効果が得られる。
【0044】
さらに、図10に示すようなくさび形の接続構造を採用することにより、左右方向の引っ張り強度が増し、機械的な強度も保持された上で、上記効果が得られる。
【0045】
また、上記の実施例では支持台12aが2つの台部分からなる場合を例に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図11に示すように支持台12aが3つの台部分からなる場合、あるいは3つ以上の台部分からなる支持装置にも適用でき、機械的な強度も保持された上で、上記効果が得られる。
【0046】
以上、本発明の説明において、PDPについて述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、液晶等の複数の電極を有するマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルを有する表示装置の全てに適用でき、同様の効果を奏するものである。
【0047】
なお、上記の実施例ではアルミニウム系材料からなる筐体の場合を例に説明したが、銅系材料等の他の導電性材料からなる筐体を有する表示装置にも同様に適用できる。また、上記の実施例では金属筐体がFGである場合を例として述べたが、シャーシー等の他の導電部材をFGとして機能させる表示装置にも適用できる。また、上記の実施例では42型のカラーテレビジョン受像機を例として述べたが、その他のサイズの表示装置にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、支持台とスタンド支柱とが電気的に絶縁された状態で連結されることにより、平面ディスプレイパネルを支持するスタンドが特定の周波数に対して共振するのを抑制でき、従来の構造に比べて格段に電磁妨害波の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の表示装置としてのPDPの筐体構成を説明するための断面図。
【図2】 第1の実施の形態のPDPの筐体構成を説明するための斜視図。
【図3】 第1の実施の形態のPDPの構成を説明するための斜視図。
【図4】 第1の実施の形態のPDPの電極構造を説明するための斜視図。
【図5】 第1の実施の形態の電磁妨害波低減効果である垂直方向のノイズレベルの電界強度を示すグラフ。
【図6】 第2の実施の形態のPDPの筐体構成を説明するための断面図。
【図7】 第3の実施の形態のPDPのスタンド構成を説明するための斜視図。
【図8】 第4の実施の形態のPDPのスタンド構成を説明するための斜視図及び断面図。
【図9】 第5の実施の形態のPDPのスタンド構成を説明するための断面図。
【図10】 第6の実施の形態のPDPのスタンド構成を説明するための断面図。
【図11】 第7の実施の形態のPDPのスタンド構成を説明するための断面図。
【図12】 従来のPDPの構成を説明するための斜視図。
【図13】 従来のPDPの電極構造を説明するための斜視図。
【図14】 従来のPDPのスタンド共振を説明するための斜視図。
【図15】 従来の他のPDPの筐体構成を説明するための断面図。
【図16】 従来の他のPDPの筐体構成を説明するための斜視図。
【符号の説明】
10 PDPパネル
11 シャーシー
12 スタンド
12a 支持台
12b スタンド支柱
12c 絶縁性スタンド支柱
12d 支持台のスリット
12e 支持台の絶縁部
13a ドライバー駆動回路(走査、維持電極)
13b ドライバー駆動回路(書き込み電極)
14 電極
14a 維持電極
14b 走査電極
14c 書き込み電極
15 フレキシブルケーブル
16 PDPパネル取り付け部材
17 絶縁性のスペーサ
18 ボルト
20 前面ガラス基板
21 誘電体層
22 隔壁
23a 赤色蛍光体
23b 青色蛍光体
23c 緑色蛍光体
24 背面ガラス基板
30 導電性金属筐体
31 導電性前面ガラス
40 電流ベクトル
41 高周波電流ループ

Claims (7)

  1. 複数の電極を有するマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルを支持するスタンド支柱を支持台に立設して構成され、前記スタンド支柱、支持台及び前記ディスプレイパネルの間に高周波電流ループが形成される表示装置において、
    前記スタンド支柱が少なくとも2つ設けられ、
    隣接する前記スタンド支柱間において前記支持台に上記高周波電流ループを抑制する絶縁構造物が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記支持台及び前記スタンド支柱がともに導電性材料を用いて形成されていることを特徴とする、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記絶縁構造物が前記支持台の途中を電気的に実質的に絶縁するスリットであることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の表示装置。
  4. 前記支持台が少なくとも2つの台部分から構成され、該少なくとも2つの台部分の間に前記スリットが形成されていることを特徴とする、請求項3記載の表示装置。
  5. 前記絶縁構造物が前記支持台の途中を電気的に絶縁する絶縁スペーサであることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記支持台が少なくとも2つの台部分から構成され、該少なくとも2つの台部分が絶縁性のスペーサを介して電気的に絶縁された状態で接続されることを特徴とする、請求項5記載の表示装置。
  7. 前記ディスプレイパネルのフレームグランドと前記スタンド支柱とが電気的に接続されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
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