JP3733053B2 - 冷菓製造装置および冷菓原料貯蔵袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトクリーム等の冷菓を製造する冷菓製造装置、および、この冷菓製造装置で使用される冷菓原料を貯蔵する可搬性の貯蔵袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷菓製造装置では、液状の冷菓原料であるミックスが容器に貯蔵され、この貯蔵されているミックスが容器から冷却シリンダに供給される。そして、この冷却シリンダ内において、冷却されながらビータなどの攪拌装置で攪拌され、ソフトクリームなどの冷菓が製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、容器に貯蔵されるミックスは、冷菓原料の製造工場でパックなどに梱包され、ソフトクリームなどの冷菓の販売店などに運送される。そして、販売店などでは、ミックスのパックを開封して、冷菓製造装置の容器に流し込む。このパックの開封から容器への流し込みの間に、雑菌などがミックスに侵入するおそれがあるため、冷菓製造装置の容器内のミックスは加熱殺菌される。しかしながら、この加熱殺菌の加熱により、ミックスが変質して劣化することがある。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、冷菓製造装置における冷菓原料の加熱殺菌を不要または減少させることができる冷菓製造装置および冷菓原料貯蔵袋を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷菓製造装置は、冷菓の原料を貯蔵する可撓性の柔軟な袋本体(31)と、この袋本体から延在するとともに袋本体に貯蔵された原料を流出するための冷菓原料流出チューブ(23)とを具備している可搬性の冷菓原料貯蔵袋(22)から冷却シリンダ(1)に冷菓原料を供給し、冷却シリンダ内の攪拌装置(2,3)で冷菓原料を攪拌しながら冷却することにより、冷菓を製造する。そして、この冷菓製造装置は、袋本体を収納する冷蔵室(21)と、冷菓原料流出チューブの先端が接続される前記冷却シリンダの流入口(16)と、冷菓原料流出チューブを外側から圧縮しながら冷菓原料を袋本体から冷却シリンダへ搬送するチューブポンプ(24)とを備え、前記冷菓原料貯蔵袋の冷菓原料流出チューブから空気流入チューブ(78)が枝分かれしており、この空気流入チューブの端部は前記冷蔵室内に配置され、前記チューブポンプが稼働すると、このチューブポンプの上流側に位置する前記空気流入チューブからの空気が冷菓原料貯蔵袋からの冷菓原料とともに冷却シリンダに流入する
【0006】
【0007】
【0008】
そして、前記冷菓原料の袋本体から冷却シリンダへの流れの逆流を防止する冷菓原料逆流防止装置(18,73)が設けられていることがある。
【0009】
【0010】
【0011】
本発明の冷菓原料貯蔵袋は、冷菓の原料を貯蔵する可撓性の柔軟な袋本体と、この袋本体から延在するとともに、袋本体に貯蔵された原料を流出するための冷菓原料流出チューブと、この冷菓原料流出チューブの途中から枝分かれし、冷蔵室内の空気を流入させるべく端部が冷蔵室内に配置される空気流入チューブとを具備し、この空気流入チューブよりも下流側の冷菓原料流出チューブの部分に、チューブポンプが取り付けられ、このチューブポンプは稼働すると冷菓原料流出チューブを外側から圧縮しながら冷菓原料を袋本体から冷却シリンダへ搬送し、この搬送時に空気流入チューブからの冷蔵室内の空気が冷菓原料の流れに混入する
【0012】
【0013】
そして、前記冷菓原料流出チューブおよび空気流入チューブの少なくとも何れか一方に逆止弁(73,79)が設けられていることがある。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における冷菓製造装置の検討例1を図1ないし図3を用いて説明する。図1は本発明にかかる検討例1の冷菓製造装置の断面図である。図2は冷菓原料貯蔵袋およびチューブポンプの組み立て構造の概略図である。図3は制御装置の入出力関係の説明図である。
【0015】
ソフトクリーム等の冷菓を製造する冷菓製造装置の筒型の冷却シリンダ1の内部には、攪拌シャフト2が回転可能に設けられている。この攪拌シャフト2にはビーター3が取り付けられている。この攪拌シャフト2およびビーター3が攪拌装置を構成している。また、冷却シリンダ1の外周には冷媒配管6が巻きついている。この冷媒配管6には、コンプレッサー7などからなる冷凍機(図示せず)から低温の冷媒が供給されており、冷却シリンダ1を冷却する。そして、冷却シリンダ1の先端部には、操作レバー9が設けられており、この操作レバー9を操作すると、ソフトクリーム等の冷菓が冷却シリンダ1の先端部の下端から排出される。
【0016】
前述の攪拌シャフト2は、冷却シリンダ1から突出し、ギアボックス11のドライブシャフト12に連結されている。このギアボックス11の入力軸にはプーリ13が取り付けられており、このプーリ13がベルト(図示せず)を介して攪拌用モータ(図示せず)で回転駆動される。したがって、攪拌用モータが稼働すると、ベルト、プーリ13、ギアボックス11およびドライブシャフト12を介して攪拌シャフト2が駆動され回転し、冷却シリンダ1内の流体を攪拌しながら冷却シリンダ1の先端側に搬送する。
【0017】
冷却シリンダ1には、奥側に2個の流入口16,17が互いに対向して上下に設けられている。この流入口16,17には各々逆止弁18,19が設けられ、冷却シリンダ1への流入を許容するとともに、冷却シリンダ1からの流出を阻止している。そして、一方の(下側の)流入口16には、冷却シリンダ1の下方の冷蔵室21に収納されている可撓性の冷菓原料貯蔵袋22の冷菓原料流出チューブ23が接続されている。この冷菓原料貯蔵袋22内の冷菓原料であるミックスは、チューブポンプ24により冷却シリンダ1に搬送されている。
【0018】
この冷菓原料貯蔵袋22およびチューブポンプ24の組み立て構造の概略を図2で説明する。冷菓原料貯蔵袋22は、BIB(バックインボックス)と呼ばれ、可搬性を具備しており、可撓フィルムからなる袋本体31と、この袋本体31を格納しているボックス32と、袋本体31にリング33を介して取り付けられている可撓性の流出チューブ23とを具備している。そして、冷菓原料貯蔵袋22を冷蔵室21に収納する際には、冷菓原料貯蔵袋22のリング33を冷蔵室21内のリング取付板34に取り付けるとともに、冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23を固定金具36,37で所定の位置に固定し、流出チューブ23の中間部分を外側からチューブポンプ24に取り付ける。このチューブポンプ24は、自転が自由であるとともに公転駆動されるローラ41を数個具備しており、流出チューブ23が取り付けられると、移動可能なチューブガイド42で流出チューブ23をチューブポンプ24のローラ41に押しつける。そして、チューブポンプ24が稼働し、ローラ41が公転すると、ローラ41とチューブガイド42とで流出チューブ23を押しつぶしながらローラ41が移動するので、流出チューブ23内の流体は搬送される。このように、チューブポンプ24は、自転が自由であるとともに公転駆動される複数個のローラ41と、このローラ41に流出チューブ23を押しつけるチューブガイド42とを具備しており、流出チューブ23内の流体は移送の際にチューブポンプ24の部品には一切接触することがないので、衛生的である。
【0019】
冷却シリンダ1の他方の(上側の)流入口17には、空気導入パイプとしての可撓性の空気導入チューブ51の一端が接続されている。この空気導入チューブ51は、冷却シリンダ1の上方の冷蔵室52に延在し、その他端は冷蔵室52内に開口している。そして、空気導入チューブ51の中間部は、エアーポンプとしてのチューブポンプ53が取り付けられている。このチューブポンプ53は、チューブポンプ24と略同様な構造をしており、空気導入チューブ51内の流体を搬送することが可能である。
【0020】
冷菓原料用チューブポンプ24およびエアー用チューブポンプ53は、マイコンなどの制御装置61で制御されている。この制御装置61には、入力側に冷菓原料供給量調整ボタン62および空気供給量調整ボタン63が接続され、また、出力側に前述の冷菓原料用チューブポンプ24およびエアー用チューブポンプ53が接続されている。そして、冷菓原料供給量調整ボタン62および空気供給量調整ボタン63を操作すると、制御装置61によりチューブポンプ24,53のモータの回転数などが変更され、チューブポンプ24,53による供給量を調整することができる。
【0021】
この様に構成されている冷菓製造装置でソフトクリームなどの冷菓を製造する際には、ミックスなどの冷菓原料の製造工場において、冷菓原料貯蔵袋22に冷菓原料を詰めて殺菌する。なお、冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23の先端部は溶着などにより密着されている。そして、殺菌された冷菓原料貯蔵袋22は密閉された状態で、冷菓を販売する販売店に運送される。販売店では、この運送されてきた冷菓原料貯蔵袋22を冷菓製造装置の冷蔵室21に収納する。そして、この冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23をチューブポンプ24に組み付けるとともに、流出チューブ23の先端をカットして、冷却シリンダ1の流入口16に取り付ける。また、冷却シリンダ1の他方の流入口17には、エアー用チューブポンプ53に組み付けた空気導入チューブ51を取り付けておく。
【0022】
ついで、図示しない稼働スイッチをいれると、チューブポンプ24,53が稼働し、冷却シリンダ1内に冷菓原料および空気が供給されるとともに、攪拌用モータが稼働し、攪拌シャフト2およびビーター3からなる攪拌装置が作動する。そして、冷却シリンダ1に供給された冷菓原料および空気が、攪拌装置で攪拌され、ソフトクリームなど冷菓が製造される。製造された冷菓は、操作レバー9の操作により、冷却シリンダ1の先端部から排出される。
【0023】
冷菓の空気含有量を好みなどにより変化させる際には、冷菓原料供給量調整ボタン62や空気供給量調整ボタン63を操作して、チューブポンプ24,53の回転数などを変化させて、冷菓原料や空気の供給量を変化させる。なお、空気量調整装置である空気供給量調整ボタン63により、冷菓原料の供給量に関係なく、空気の供給量を調整することが可能である。
【0024】
また、エアー用チューブポンプ53により多量の空気が冷却シリンダ1内に供給されるため、冷却シリンダ1内の圧力が上昇する。そのため、チューブポンプ24,53が停止すると、冷却シリンダ1内の流体が逆流するおそれがある。しかしながら、逆流防止装置としての逆止弁18,19が設けられているので、冷却シリンダ1からの逆流を防止することができる。
【0025】
前述の様にして、冷菓原料用ポンプ(冷菓原料用チューブポンプ24)とともに、エアーポンプ(エアー用チューブポンプ53)が設けられているので、このエアーポンプにより冷却シリンダ1への空気供給量を簡単に調整することができるとともに、冷却シリンダ1に多量の空気を導入することが可能となる。したがって、冷菓の空気含有量を変更することにより、好みの口当たりの冷菓などを簡単に製造することができる。特に、空気含有量を増大させることにより、口当たりが軽い感じの冷菓を製造することが可能となる。また、冷菓原料貯蔵袋22は工場において殺菌され、密封された状態で運送されるので、冷菓の販売店すなわち冷菓製造装置において、冷菓原料の殺菌が不要となる。
【0026】
次に、本発明における冷菓製造装置の検討例2について図4を用いて説明する。図4は検討例2の冷菓製造装置の断面図である。なお、この検討例2の説明において、前記検討例1の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0027】
図4は、検討例1の図1に対応する図であり、冷蔵室52には、冷菓副原料貯蔵袋66が収納される。この冷菓副原料貯蔵袋66は、冷菓原料貯蔵袋22と略同じ構造であるとともに、その内部には、主原料であるミックスではなく、副原料であるソースおよび空気が貯蔵されている。そして、冷菓副原料貯蔵袋66の流出チューブ67がエアー用チューブポンプ53に組み付けられ、その先端が冷却シリンダ1の流入口17に接続される。上記エアー用チューブポンプ53が稼働すると、空気とともにソースが冷却シリンダ1に供給される。この様にして、流出チューブ67から空気が導入されており、この流出チューブ67は空気導入パイプとして機能している。それ以外の作動は、検討例1と略同じである。
【0028】
この様に構成することにより、ミックスに副原料であるソースを簡単に混合することができる。また、冷菓副原料貯蔵袋66は工場において殺菌され、密封された状態で運送されるので、冷菓の販売店すなわち冷菓製造装置において、副原料の殺菌が不要となる。
【0029】
次に、本発明における冷菓製造装置の検討例3について図5を用いて説明する。図5は検討例3の冷菓製造装置の断面図である。なお、この検討例3の説明において、前記検討例1の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0030】
この検討例3では、検討例1の空気導入チューブ51およびエアー用チューブポンプ53が設けられておらず、その代わりに、剛性のある空気導入パイプ71が冷却シリンダ1の流入口17に接続されて立ち上がっている。この空気導入パイプ71の開口端は、空気導入チューブ51の開口端と同様に冷蔵室52の内部空間に開口している。また、冷却シリンダ1の上側の流入口17には逆止弁19が設けられていない。さらに、冷却シリンダ1の下側の流入口16に逆止弁18が設けられおらず、その代わりに、冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23に逆止弁73が設けられている。
【0031】
そして、冷菓原料用チューブポンプ24が稼働すると、冷菓原料貯蔵袋22から冷菓原料が冷却シリンダ1に供給される。また、攪拌用モータの稼働により、冷却シリンダ1内の流体が攪拌される。この攪拌により空気導入パイプ71から空気が冷却シリンダ1内に供給される。他の作動は、検討例1と略同じである。
【0032】
この検討例3では、冷却シリンダ1の流入口16,17には、逆止弁18,19が設けられていないので、冷却シリンダ1の洗浄時に、逆止弁18,19が洗浄作業の妨げになることを防止することができる。冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23に逆止弁73が設けられているので、この逆止弁73により冷却シリンダ1からの逆流を防止することができる。
【0033】
次に、本発明における冷菓製造装置の実施の形態について図6を用いて説明する。図6は実施の形態の冷菓製造装置の断面図である。なお、この実施の形態の説明において、前記検討例1および検討例3の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0034】
この実施の形態では、冷却シリンダ1には、1個の流入口76が設けられており、この流入口76に冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23の端部が接続されている。また、流出チューブ23の中間部分から空気流入チューブ78が枝分かれしている。この枝分かれは、チューブポンプ24よりも上流側で行われている。そして、空気流入チューブ78の端部は、冷蔵室21内に配置されているとともに、逆止弁79が設けられている。そのため、空気流入チューブ78を通って、冷菓原料貯蔵袋22内の冷菓原料が外部に排出されることを防止することができる。
【0035】
そして、冷菓原料用チューブポンプ24が稼働すると、冷菓原料貯蔵袋22から冷菓原料が流出チューブ23を通って冷却シリンダ1へ移送される。この冷菓原料の流れにともなって、空気流入チューブ78から空気が吸引される。そして、この空気が流出チューブ23内の冷菓原料の流れに混入し、この空気の混入した冷菓原料が冷却シリンダ1に供給される。他の作動は、検討例1と略同じである。
【0036】
この実施の形態では、空気導入パイプとしての空気流入チューブ78が冷菓原料貯蔵袋22に付属しているので、冷却シリンダ1から冷菓原料貯蔵袋22を取り外した際に、空気流入チューブ78も取り外される。したがって、冷却シリンダ1の洗浄時に、空気導入パイプを洗浄する必要がなくなる。その結果、冷菓製造装置における洗浄作業が簡単になる。
【0037】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)逆流防止装置は、冷却シリンダ1の流入口16,17に設けられた逆止弁18,19、流出チューブ23の逆止弁73や空気流入チューブ78の逆止弁79で構成されているが、その構造や配置は適宜変更可能である。たとえば、電磁弁で構成したり、また、冷菓原料貯蔵袋22の流出チューブ23や空気導入チューブ51の先端部を外側から押しつぶすストッパー装置で構成したりすることも可能である。このストッパー装置は電磁駆動装置で構成され、チューブポンプ24,53と連動しており、チューブポンプ24,53が停止した際に、チューブ23,51の先端部を押しつぶして、チューブ23,51内の流体の移動を阻止し、一方、チューブポンプ24,53が稼働した際に、チューブ23,51の先端部の押しつぶしを停止して、チューブ23,51内の流体の移動を許容する。この様に構成すると、冷却シリンダ1を洗浄する際に、逆止弁18,19が邪魔になることを防止することができる。
(2)特許請求の範囲に明記がないかぎり、逆流防止装置を設けないことも可能である。さらに、空気の流れる流路および冷菓原料の流れる流路の各々に設けることも可能であるし、また、一方の流路のみに設けることも可能である。そしてまた、一個の逆流防止装置で、空気の流れおよび冷菓原料の流れの両者の逆流を防止することも可能である。
(3)攪拌装置の構造や形式は適宜変更可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却シリンダに供給される冷菓原料は、可撓性の柔軟な袋本体とこの袋本体から延在する冷菓原料流出チューブとを具備している可搬性の冷菓原料貯蔵袋に貯蔵されているので、冷菓原料の製造工場で、殺菌された冷菓原料を冷菓原料貯蔵袋に貯蔵した状態とし、この冷菓原料貯蔵袋を冷菓の販売店に運送することができる。そして、販売店では、この冷菓原料貯蔵袋を冷菓製造装置の冷蔵室に収納し、チューブポンプで冷却シリンダに供給する。したがって、冷菓原料を冷菓製造装置に収納する際に、冷菓原料が大気などに接触することを極力防止することができ、衛生的である。しかも、チューブポンプは、冷菓原料流出チューブを外側から圧縮しながら冷菓原料を袋本体から冷却シリンダへ搬送するため、チューブポンプの部品などが、冷菓原料に接触することがなく、衛生的に搬送することができる。そのため、冷菓製造装置における加熱殺菌が不要または減少し、冷菓原料の加熱による変質を極力防止することができる。
【0039】
さらに、冷菓原料貯蔵袋の冷菓原料流出チューブから空気流入チューブが枝分かれしており、この空気流入チューブを介して空気が冷却シリンダに流入するので、空気流入チューブは、冷菓原料貯蔵袋を交換するたびに新しくなる。そのため、衛生的である
【0040】
【0041】
そして、冷菓原料の袋本体から冷却シリンダへの流れの逆流を防止する冷菓原料逆流防止装置が設けられているので、冷却シリンダ内の流体が冷菓原料貯蔵袋に流れ込むことを極力防止することができる。その結果、冷菓原料貯蔵袋内の冷菓原料の変質を極力防止することができる。
【0042】
【0043】
【0044】
冷菓原料貯蔵袋が、冷菓の原料を貯蔵する可撓性の柔軟な袋本体と、この袋本体から延在するとともに、袋本体に貯蔵された原料を流出するための冷菓原料流出チューブとを具備している。したがって、冷菓原料の製造工場で、殺菌された冷菓原料を冷菓原料貯蔵袋に貯蔵した状態とし、この冷菓原料貯蔵袋を冷菓の販売店に運送し、販売店においてこの冷菓原料貯蔵袋の冷菓原料流出チューブを冷却シリンダの流入口にセットすることができる。そのため、冷菓の販売店の冷菓製造装置における加熱殺菌が不要または減少する。
【0045】
また、冷菓原料流出チューブの途中から枝分かれし、空気を流入させる空気流入チューブを具備しているので、冷菓原料貯蔵袋を交換する際に、空気流チューブも同時に新しくなるため、衛生的である。
【0046】
そして、冷菓原料流出チューブおよび空気流入チューブの少なくとも何れか一方に逆止弁が設けられているので、冷菓原料や空気などが逆流することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明にかかる検討例1の冷菓製造装置の断面図である。
【図2】 図2は冷菓原料貯蔵袋およびチューブポンプの組み立て構造の概略図である。
【図3】 図3は制御装置の入出力関係の説明図である。
【図4】 図4は検討例2の冷菓製造装置の断面図である。
【図5】 図5は検討例3の冷菓製造装置の断面図である。
【図6】 図6は実施の形態の冷菓製造装置の断面図である。
【符号の説明】
1 冷却シリンダ
2 攪拌シャフト(攪拌装置)
3 ビーター(攪拌装置)
16 冷却シリンダの流入口
18 逆止弁(逆流防止装置)
19 逆止弁(逆流防止装置)
21 冷蔵室
22 冷菓原料貯蔵袋
23 冷菓原料流出チューブ
24 冷菓原料用チューブポンプ
31 袋本体
51 空気導入チューブ(空気導入パイプ)
53 エアー用チューブポンプ(エアーポンプ)
67 冷菓副原料貯蔵袋の流出チューブ(空気導入パイプ)
71 空気導入パイプ
73 冷菓原料流出チューブの逆止弁(逆流防止装置)
78 空気流入チューブ
79 逆止弁

Claims (4)

  1. 冷菓の原料を貯蔵する可撓性の柔軟な袋本体と、この袋本体から延在するとともに袋本体に貯蔵された原料を流出するための冷菓原料流出チューブとを具備している可搬性の冷菓原料貯蔵袋から冷却シリンダに冷菓原料を供給し、冷却シリンダ内の攪拌装置で冷菓原料を攪拌しながら冷却することにより、冷菓を製造する冷菓製造装置であって、
    前記袋本体を収納する冷蔵室と、
    前記冷菓原料流出チューブの先端が接続される前記冷却シリンダの流入口と、
    前記冷菓原料流出チューブを外側から圧縮しながら冷菓原料を袋本体から冷却シリンダへ搬送するチューブポンプとを備え、
    前記冷菓原料貯蔵袋の冷菓原料流出チューブから空気流入チューブが枝分かれしており
    この空気流入チューブの端部は前記冷蔵室内に配置され、
    前記チューブポンプが稼働すると、前記チューブポンプの上流側に位置する前記空気流入チューブからの空気が冷菓原料貯蔵袋からの冷菓原料とともに冷却シリンダに流入することを特徴とする冷菓製造装置。
  2. 前記冷菓原料の袋本体から冷却シリンダへの流れの逆流を防止する冷菓原料逆流防止装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷菓製造装置。
  3. 冷菓の原料を貯蔵する可撓性の柔軟な袋本体と
    この袋本体から延在するとともに、袋本体に貯蔵された原料を流出するための冷菓原料流出チューブと
    この冷菓原料流出チューブの途中から枝分かれし、冷蔵室内の空気を流入させるべく端部が冷蔵室内に配置される空気流入チューブとを具備し
    この空気流入チューブよりも下流側の冷菓原料流出チューブの部分に、チューブポンプが取り付けられ、このチューブポンプは稼働すると冷菓原料流出チューブを外側から圧縮しながら冷菓原料を袋本体から冷却シリンダへ搬送し、この搬送時に空気流入チューブからの冷蔵室内の空気が冷菓原料の流れに混入することを特徴とする冷菓原料貯蔵袋
  4. 前記冷菓原料流出チューブおよび空気流入チューブの少なくとも何れか一方に逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項3記載の冷菓原料貯蔵袋
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