JP3732462B2 - 集積回路の検査方法および検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PLL回路(位相同期ループ回路)を構成する集積回路の検査方法および検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PLL回路特性の重要なファクターのひとつであるPLLロック時間の、テスターでの計測の要求が高まっている。
【0003】
図8は従来例における集積回路の検査装置の一例を示すものである。図8において、1は基準信号、2は集積回路(被測定デバイス)、3は位相比較器、4はVCO(電圧制御発振器)、5はプリスケーラ、6はチャージポンプ、7はループフィルタ、8はシリアルデータライン、9はシリアル/パラレル変換回路、10はDC電圧計、11は記憶手段、12は演算手段、13は判定手段である。
【0004】
基準信号1は、集積回路2内の位相比較器3に供給している。同時に、位相比較器3には、VCO4の出力をプリスケーラ5にて分周した信号が入力され、基準信号1との位相差を検出し、チャージポンプ6を通して位相差を補正するためのパルス信号を出力し、次段のループフィルタ7にてDC電圧に変換される。このDC電圧は、VCO4の発振周波数を制御するチューニング電圧としてVCO4に供給される。一方、シリアルデータライン8より、PLLの周波数選局のためのデータ(以下「選局データ」という)を、シリアル/パラレル変換回路9を通してプリスケーラ5に供給し、選局データに応じて分周比がプリスケーラ5に設定される。このようにしてPLL回路は常に希望する周波数に発振するように動作する。
【0005】
上記の構成のPLL回路に、ループフィルタ7の出力をDC電圧計10に接続し、DC電圧計10の測定結果を記憶する記憶手段11と、測定結果から演算および判定をおこなう演算手段12および判定手段13を有する検査装置を構成している。
【0006】
上記の構成において、シリアルデータライン8より希望の周波数設定のための選局データを集積回路2に供給すると、プリスケーラ5に選局データに基づいた分周比が設定され、PLLの選局動作が開始される。PLLの選局動作開始からある時間経過後のループフィルタ7出力の電圧をDC電圧計10にて測定し、測定結果を記憶手段11に記憶し、このときの測定結果をV1とする。更に時間をおいてPLLが完全にロックするべき時点(規定時刻)のプリスケーラ7出力のDC電圧をDC電圧計10にて同様に測定し、このときの測定結果をV2とする。測定結果V1とV2を記憶手段11より呼び出し、その電圧差を演算手段12にて演算し、その電圧差が規格範囲内か否かを判定手段13にて判定する。この判定手段13により電圧差が規格範囲内であると判定されることは、PLLが規定の時間内にロックしていることであり、規格範囲内でないと判定されることは、PLLが規定の時間内にロックしていないことを意味する。以上のように、PLLが規定の時間内にロックしているか否かを検査していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、PLLのループフィルタ7出力の電圧をDC電圧計10で測定するというもので、ループフィルタ7出力に電圧測定のための回路を設けることで、ループフィルタ7出力に余分な回路を付加することにより、本来の状態でのPLLの応答特性とに差が生じるために正規のPLL応答の測定とはならないという課題があった。
【0008】
且つ上記従来の構成では、PLLが周波数選局動作を開始してからある時間を経過後のループフィルタ7出力の電圧値と、PLLが完全にロックするべき時点(規定時刻)のループフィルタ7出力の電圧値との差をもって合否判定するもので、PLLが規定の時間内にロックしているか否かを判定しているが、実際のロック時間の測定まではできないという課題があった。
【0009】
本発明は、この課題を解決するもので、PLLの応答特性に影響を及ぼすことなく、PLLロックアップ時間の測定を可能とする集積回路の検査方法および検査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の集積回路の検査方法は、基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、VCO(電圧制御発振器)と、希望周波数に応じて分周比が設定されVCOの出力を分周した分周信号を位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、ループフィルタとVCOとを接続してPLL回路の検査を行う集積回路の検査方法であって、プリスケーラに分周比が設定されPLL回路がロックアップ動作を開始すると同時にクロック信号を発生させる第1の処理と、クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定するとともに、クロック信号の発生時からのクロック数をカウントする第2の処理と、VCOの出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロック数のカウント値とを記憶する第3の処理と、クロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を、規格範囲内になるまでmの値を更新しながら順次求める第4の処理とを含み、第4の処理で求めた差が規格範囲内となったときのmの値をPLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に決定することを特徴とする。
【0011】
この請求項1によれば、PLL回路がロックアップ動作を開始すると同時に、クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定し記憶するとともに、ロックアップ動作開始時からのクロック数をカウントして記憶し、その後に演算処理と判定処理を繰り返し行うことにより、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値を決定することができる。したがって、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。また、従来例のようにループフィルタの出力電圧を測定するものではなく、VCOの出力周波数を測定するようにしているため、PLLの応答特性に影響を及ぼすことがない。
【0012】
請求項2記載の集積回路の検査方法は、基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、VCOと、希望周波数に応じて分周比が設定されVCOの出力を分周した分周信号を位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、ループフィルタとVCOとを接続してPLL回路の検査を行う集積回路の検査方法であって、プリスケーラに分周比が設定されPLL回路がロックアップ動作を開始すると同時にクロック信号を発生させる第1の処理と、クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定するとともに、クロック信号の発生時からのクロック数をカウントする第2の処理と、VCOの出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロック数のカウント値とを記憶する第3の処理と、クロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、希望周波数との差を、第1の規格範囲内になるまでmの値を更新しながら順次求める第4の処理と、第4の処理で求めた差が第1の規格範囲内になったクロック数のカウント値がmにおける周波数の測定値と、クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める第5の処理とを含み、第5の処理で求めた差が第2の規格範囲内になるまで第4の処理と第5の処理とを繰り返し、第5の処理で求めた差が第2の規格範囲内となったときのmの値をPLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に決定することを特徴とする。
【0013】
この請求項2によれば、請求項1と同様の効果に加え、VCOの出力周波数と希望周波数との差を求め、その差が規格範囲内となることを確認しているため、PLL回路が希望周波数にロックしていることの正確さを向上することができる。
【0014】
請求項3記載の集積回路の検査方法は、請求項1または2記載の集積回路の検査方法において、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に、クロック信号の周期を乗算することにより、PLL回路のロックアップの実時間を算出する処理を有することを特徴とする。
【0015】
このように、PLL回路のロックアップの実時間を算出できる。
【0016】
請求項4記載の集積回路の検査装置は、基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、VCOと、希望周波数に応じて分周比が設定されVCOの出力を分周した分周信号を位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、ループフィルタとVCOとを接続してPLL回路の検査を行う集積回路の検査装置であって、プリスケーラに分周比が設定されると同時にハイレベルの信号を出力するフリップフロップと、フリップフロップの出力とクロック信号とを入力するANDゲートと、VCOおよびANDゲートの出力を入力し、ANDゲートから入力されるクロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定する周波数カウンターと、ANDゲートの出力を入力し、ANDゲートから入力されるクロック信号のクロック数をカウントするクロックカウンターと、周波数カウンターによるVCOの出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロックカウンターによるクロック数のカウント値とを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める演算手段と、演算手段により求めた差が規格範囲内であるか否かを判定する判定手段とを設け、判定手段により規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して演算手段からの処理を繰り返し、判定手段により規格範囲内であると判定されたときには、そのときのmの値をPLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値として出力するようにしたことを特徴とする。
【0017】
この請求項4によれば、請求項1の検査方法を実施でき、同様の効果が得られる。
【0018】
請求項5記載の集積回路の検査装置は、基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、VCOと、希望周波数に応じて分周比が設定されVCOの出力を分周した分周信号を位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、ループフィルタとVCOとを接続してPLL回路の検査を行う集積回路の検査装置であって、プリスケーラに分周比が設定されると同時にハイレベルの信号を出力するフリップフロップと、フリップフロップの出力とクロック信号とを入力するANDゲートと、VCOおよびANDゲートの出力を入力し、ANDゲートから入力されるクロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定する周波数カウンターと、ANDゲートの出力を入力し、ANDゲートから入力されるクロック信号のクロック数をカウントするクロックカウンターと、周波数カウンターによるVCOの出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロックカウンターによるクロック数のカウント値とを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、希望周波数との差を求める第1の演算手段と、第1の演算手段により求めた差が第1の規格範囲内であるか否かを判定する第1の判定手段と、第1の判定手段により第1の規格範囲内であると判定されたときに、そのときのクロック数のカウント値がmにおける周波数の測定値と、クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める第2の演算手段と、第2の演算手段により求めた差が第2の規格範囲内であるか否かを判定する第2の判定手段とを設け、第1の判定手段により第1の規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して第1の演算手段からの処理を繰り返し、第2の判定手段により第2の規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して第1の演算手段からの処理を繰り返し、第2の判定手段により規格範囲内であると判定されたときには、そのときのmの値をPLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値として出力するようにしたことを特徴とする。
【0019】
この請求項5によれば、請求項2の検査方法を実施でき、同様の効果が得られる。
【0020】
請求項6記載の集積回路の検査装置は、請求項4または5記載の集積回路の検査装置において、プリスケーラに希望周波数のデータ信号とともに供給される他の信号をフリップフロップにも入力し、フリップフロップは他の信号を入力することにより出力がハイレベルとなることを特徴とする。
【0021】
このようにして、プリスケーラに希望周波数のデータ信号が供給され分周比が設定されると同時に、フリップフロップがハイレベルの信号を出力しANDゲートからクロック信号を出力させることができる。
【0022】
請求項7記載の集積回路の検査装置は、請求項4または5記載の集積回路の検査装置において、集積回路内に、プリスケーラに供給される前の希望周波数のデータ信号をラッチし、トリガー信号が入力されることによりラッチした希望周波数のデータ信号をプリスケーラに供給するラッチ手段を設け、トリガー信号をフリップフロップにも入力し、フリップフロップはトリガー信号を入力することにより出力がハイレベルとなることを特徴とする。
【0023】
このようにして、プリスケーラに希望周波数のデータ信号が供給され分周比が設定されると同時に、フリップフロップがハイレベルの信号を出力しANDゲートからクロック信号を出力させることができる。
【0024】
請求項8記載の集積回路の検査装置は、請求項4,5,6または7記載の集積回路の検査装置において、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に、クロック信号の周期を乗算することにより、PLL回路のロックアップの実時間を算出して出力する手段を設けたことを特徴とする。
【0025】
これにより、PLL回路のロックアップの実時間を算出して出力できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の集積回路の検査方法および検査装置について説明する。
【0027】
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態における集積回路の検査装置の図を示すものである。図1において、14はフリップフロップ、15はANDゲート、16はクロック信号、17はカウンターA(周波数カウンター)、18はカウンターB(クロックカウンター)、19は記憶手段A、20は演算手段A、21は判定手段A、22は判定手段Bである。なお、1は基準信号、2は集積回路(被測定デバイス)、3は位相比較器、4はVCO、5はプリスケーラ、6はチャージポンプ、7はループフィルタ、8はシリアルデータライン、9はシリアル/パラレル変換回路であり、これらは従来例と同じ構成である。
【0028】
図2に、第1の実施の形態におけるPLLのロックアップ応答特性の一例のタイミングチャートを示す。図2において、1aはシリアルデータ(選局データ)、1−1はシリアルクロック、1−2はDATA、1−3は認識信号、2aはフリップフロップ14の出力波形、3aはANDゲート15の出力波形、25はPLLロックアップ特性である。
【0029】
なお、認識信号1−3は、シリアルデータが3線式の場合はストローブ信号、あるいはイネーブル信号を認識信号として使用している。また、シリアルデータが2線式あるいは3線式の場合においても、シリアルデータに対応させた信号を設けて、認識信号として使用することもできる。
【0030】
上記の構成において、シリアルデータライン8より希望する周波数設定のための選局データを含むシリアルデータを集積回路2に供給すると、集積回路2内のシリアル/パラレル変換回路9でパラレルデータに変換されて、プリスケーラ5に入力され、プリスケーラ5に選局データにもとづいた分周比が設定され、PLLの選局動作が開始される。また、シリアルデータライン8のひとつのラインには選局データと同時に送出する認識信号1−3のラインを設け、認識信号1−3を集積回路2に供給すると同時に認識信号1−3をフリップフロップ14にも供給し、認識信号1−3のタイミングでフリップフロップ14出力を“H”(ハイレベル)にし、ANDゲート15の一方の端子に供給する。ANDゲート15のもう一方の端子には、クロック信号16を供給しており、認識信号1−3のタイミングと同時に、ANDゲート15の出力端子よりクロック信号16を出力する。
【0031】
ANDゲート15出力より出たクロック信号16は、カウンターA17およびカウンターB18に供給している。また、VCO4出力はプリスケーラ5に入力されるとともに、カウンターA17にも入力される。カウンターA17にて、クロック信号16の立ち上がり(または立ち下がり)をトリガーとしてVCO4の出力周波数を測定すると同時に、カウンターB18にて、クロック信号16のクロック数をカウントし、カウンターA17およびカウンターB18の測定結果を記憶手段A19に送る。なお、カウンターA17は、VCO4の出力周波数を、クロック信号の立ち上がり(または立ち下がり)ごとに順次測定する周波数カウンターである。
【0032】
さらに、記憶手段A19には、ANDゲート15出力よりクロック信号16が供給され、クロック信号16のクロックごとにカウンターA17およびカウンターB18で測定したVCO4の出力周波数測定結果とクロック信号16のクロック回数測定結果とを順次記憶していく。
【0033】
そして、演算手段A20にて周波数測定結果を演算して判定手段A21にて判定し、判定手段A21の判定結果を受けて、判定手段B22にてクロック回数測定結果を判定して出力する。これらの演算手段A20、判定手段A21および判定手段B22の処理については、第3〜第5の実施の形態として後述する。
【0034】
以上のように本実施の形態によれば、集積回路2にPLL選局のための選局データが供給され、PLLが選局動作を開始(ロックアップ動作を開始)したと同時に、クロック信号16のクロックごとにVCO4の出力周波数を測定するとともにクロック回数を測定し、測定結果を記憶手段A19に順次記憶していき、その後に、後述のように演算処理と判定処理を行うことにより、PLLがロックしたときのクロック信号16のクロック回数を判定して、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。
【0035】
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態における集積回路の検査装置の図を示すものである。図3において、23はラッチ手段、24はラッチトリガーである。なお、1は基準信号、2は集積回路(被測定デバイス)、3は位相比較器、4はVCO、5はプリスケーラ、6はチャージポンプ、7はループフィルタ、8はシリアルデータライン、9はシリアル/パラレル変換回路であり、これらは従来例と同じ構成である。また、14はフリップフロップ、15はANDゲート、16はクロック信号、17はカウンターA、18はカウンターB、19は記憶手段A、20は演算手段A、21は判定手段A、22は判定手段Bであり、これらは第1の実施の形態と同じである。
【0036】
図4に、第2の実施の形態におけるPLLのロックアップ応答特性の一例のタイミングチャートを示す。図4において、4aはラッチトリガー信号である。なお、2aはフリップフロップ14の出力波形、3aはANDゲート15の出力波形、25はPLLロックアップ特性であり、これらは第1の実施の形態と同じである。
【0037】
上記の構成では、シリアルデータライン8より希望する周波数設定のための選局データを含むシリアルデータを集積回路2に供給すると、集積回路2内のシリアル/パラレル変換回路9でパラレルデータに変換されたあと、ラッチ手段23に選局データをラッチする構成としている。ラッチトリガー24よりトリガー信号4aを与えることで、選局データが、プリスケーラ5に供給されて希望周波数にロックするように分周比が設定され、PLLの選局動作が開始される。また、ラッチトリガー24の信号4aを集積回路2に供給すると同時にフリップフロップ14にも供給し、ラッチトリガー信号4aのタイミングでフリップフロップ14出力を“H”にし、ANDゲート15の一方の端子に供給する。ANDゲート15のもう一方の端子には、クロック信号16を供給しており、ラッチトリガー信号4aのタイミングと同時に、ANDゲート15の出力端子よりクロック信号16を出力する。
【0038】
ANDゲート15出力より出たクロック信号16は、カウンターA17およびカウンターB18に供給している。また、VCO4出力はプリスケーラ5に入力されるとともに、カウンターA17にも入力される。カウンターA17にて、クロック信号16の立ち上がり(または立ち下がり)をトリガーとしてVCO4の出力周波数を測定すると同時に、カウンターB18にて、クロック信号16のクロック数をカウントし、カウンターA17およびカウンターB18の測定結果を記憶手段A19に送る。
【0039】
さらに、記憶手段A19には、ANDゲート15出力よりクロック信号16が供給され、クロック信号16のクロックごとにカウンターA17およびカウンターB18で測定したVCO4の出力の周波数測定結果とクロック信号16のクロック回数測定結果とを順次記憶していく。
【0040】
そして、演算手段A20にて周波数測定結果を演算して判定手段A21にて判定し、判定手段A21の判定結果を受けて、判定手段B22にてクロック回数測定結果を判定して出力する。これらの演算手段A20、判定手段A21および判定手段B22の処理については、第3〜第5の実施の形態として後述する。
【0041】
以上のように本実施の形態によれば、集積回路2内のラッチ手段23よりPLL選局のための選局データが出力され、PLLが選局動作を開始したと同時に、クロック信号16のクロックごとにVCO4の出力周波数を測定するとともにクロック回数を測定し、測定結果を記憶手段A19に順次記憶していき、その後に、後述のように演算処理と判定処理を行うことにより、PLLがロックしたときのクロック信号16のクロック回数を判定して、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。
【0042】
(第3の実施の形態)
ここでは、第1の実施の形態および第2の実施の形態における演算手段A20、判定手段A21および判定手段B22の処理について詳述する。
【0043】
図5は第3の実施の形態における処理を示すフローチャートである。図5において、5aはカウンターA17、B18での処理、6aは記憶手段A19での処理、7aは演算手段A20での処理、8aは判定手段A21での処理、9aは判定手段B22での処理である。
【0044】
第1の実施の形態または第2の実施の形態で示すクロック信号16を、PLLの選局動作開始と同時にANDゲート15よりカウンターA17およびカウンターB18に供給し、VCO4の出力周波数とクロック信号16のクロック数を測定して(処理5a)、順次記憶手段A19に記憶していく(処理6a)。以上の手順は、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明した通りである。
【0045】
次に、演算手段A20が、記憶手段A19より、記憶したクロック信号16の任意のクロック番目m(mは1以上の整数)に対応する測定周波数f1と、クロック番目m+n(nは1以上の整数)に対応する測定周波数f2を呼び出し、測定周波数f1とf2の周波数差△f1を計算する(処理7a)。なお、クロック番目α(αはm,m+n等)は、ANDゲート15から出力されるクロック信号16のα番目に出力されたクロックを指す。
【0046】
次に、判定手段A21にて、演算手段A20で計算された△f1が規格範囲内か否かの判定を行う(処理8a)。ここで、△f1が規格範囲外と判定された時は、更にクロック番目mの値を更新し(m=m+1)、演算手段A20による演算と判定手段A21による判定を繰り返す。そして、△f1が規格範囲内と判定された時、その時のクロック番目mの数を、判定手段B22にて判定し、それをPLLロックアップ時間として出力する(処理9a)。ここで、判定手段B22による判定は、判定手段A21により△f1が規格範囲内と判定された時のクロック番目mの数を、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に決定することである。そして、この場合、出力されるPLLロックアップ時間は、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値である。
【0047】
以上のように本実施の形態によれば、PLLが選局動作を開始したと同時に、クロック信号16のクロックごとにVCO4の出力周波数を測定するとともにクロック回数を測定し、測定結果を記憶手段A19に順次記憶していき、その後に演算処理と判定処理を行うことにより、PLLがロックしたときのクロック信号16のクロック番目の数を判定して、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。
【0048】
(第4の実施の形態)
ここでは、第1の実施の形態および第2の実施の形態における演算手段A20、判定手段A21および判定手段B22の処理について、第3の実施の形態における処理と異なる処理について詳述する。
【0049】
図6は第4の実施の形態における処理を示すフローチャートである。図6において、7b,7cは演算手段A20での処理、8b,8cは判定手段A21での処理での処理である。なお、5aはカウンターA17、B18での処理、6aは記憶手段A19での処理、9aは判定手段B22での処理で、これらは図5と同じである。
【0050】
記憶手段A19での処理6aまでの手順は、第3の実施の形態と同じである。
【0051】
次に、演算手段A20が、記憶手段A19より、記憶したクロック信号16の任意のクロック番目m(mは1以上の整数)に対応する測定周波数f1を呼び出し、シリアルデータライン8の選局データに設定した正規のPLLロック周波数(希望周波数)foと測定周波数f1との周波数差△f2を計算する(処理7b)。
【0052】
次に、判定手段A21にて、演算手段A20で計算された△f2の値が規格範囲内か否かの判定をおこなう(処理8b)。ここで、△f2が規格範囲外と判定された時は、クロック番目mの値を更新し(m=m+1)、演算手段A20による演算と判定手段A21による判定を繰り返す。
【0053】
そして、判定手段A21にて△f2が規格範囲内と判定された時は、次に、演算手段A20が、現時点のクロック番目mよりn番目先のクロック番目m+n(nは1以上の整数)に対応する測定周波数f2を記憶手段A19より呼び出し、クロックm番目の測定周波数f1とf2の周波数差△f1を計算する(処理7c)。
【0054】
次に、判定手段A21にて、演算手段A20で計算された△f1が規格範囲内か否かの判定をおこなう(処理8c)。ここで、△f1が規格範囲を外れていると判定された時は、更に現時点のクロック番目mを更新して(m=m+1)、演算手段A20での処理7b(クロック番目mを設定する処理を除く)からの処理を繰り返す。
【0055】
そして、判定手段A21にて△f1が規格範囲内と判定された時、その時のクロック番目mの数を判定手段B22にて判定し、PLLロックアップ時間として出力する(処理9a)。
【0056】
以上のように本実施の形態によれば、PLLが選局動作を開始したと同時に、クロック信号16のクロックごとにVCO4の出力周波数を測定するとともにクロック回数を測定し、測定結果を記憶手段A19に順次記憶していき、その後に演算処理と判定処理を行うことにより、PLLがロックしたときのクロック信号16のクロック番目の数を判定して、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。
【0057】
さらに、本実施の形態の場合、正規のPLLロック周波数foと測定周波数f1との周波数差△f2を計算し、△f2の値が規格範囲内となることを確認しているため、PLLが正規の周波数foにロックしていることの正確さを向上することができる。
【0058】
なお、第3,第4の実施の形態では、判定手段B22から、PLLロックアップ時間として、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値を出力するようにしたが、PLLロックアップ時間を実時間で出力する場合の方法を図7に示す。図7において、9bは判定手段B22での処理であり、図5,図6において、判定手段B22での処理9aに代えて、図7に示す判定手段B22での処理9bとする。
【0059】
この場合、判定手段B22にて判定したクロック番目mの数に、クロック信号16の周期を乗算することで、PLLロックアップの実時間を求め、それを出力することができる。
【0060】
以上、各実施の形態でも説明したように、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。また、従来例のようにループフィルタの出力電圧を測定するものではなく、VCOの出力周波数を測定するようにしているため、PLLの応答特性に影響を及ぼすことがない。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、PLL回路がロックアップ動作を開始すると同時に、クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとにVCOの出力周波数を順次測定し記憶するとともに、ロックアップ動作開始時からのクロック数をカウントして記憶し、その後に演算処理と判定処理を繰り返し行うことにより、PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値を決定することができる。さらにはそのカウント値からPLLロックアップの実時間を算出することができる。このように、PLLロックアップ時間の測定を行うことができる。また、従来例のようにループフィルタの出力電圧を測定するものではなく、VCOの出力周波数を測定するようにしているため、PLLの応答特性に影響を及ぼすことがない。
【0062】
従って、今まで以上に高品位な集積回路の検査を実現でき、極めて有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における集積回路の検査装置を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるタイミングチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態における集積回路の検査装置を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるタイミングチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるフローチャート。
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるフローチャート。
【図7】本発明の他の実施の形態におけるフローチャート。
【図8】従来例における集積回路の検査装置を示す図。
【符号の説明】
1 基準信号
2 集積回路(被測定デバイス)
3 位相比較器
4 VCO
5 プリスケーラ
6 チャージポンプ
7 ループフィルタ
8 シリアルデータライン
9 シリアル/パラレル変換回路
10 DC電圧計
11 記憶手段
12 演算手段
13 判定手段
14 フリップフロップ
15 ANDゲート
16 クロック信号
17 カウンターA
18 カウンターB
19 記憶手段A
20 演算手段A
21 判定手段A
22 判定手段B
23 ラッチ手段
24 ラッチトリガー

Claims (8)

  1. 基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、希望周波数に応じて分周比が設定され前記電圧制御発振器の出力を分周した前記分周信号を前記位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、前記位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、前記ループフィルタと電圧制御発振器とを接続して前記PLL回路の検査を行う集積回路の検査方法であって、
    前記プリスケーラに分周比が設定され前記PLL回路がロックアップ動作を開始すると同時にクロック信号を発生させる第1の処理と、
    前記クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとに前記電圧制御発振器の出力周波数を順次測定するとともに、前記クロック信号の発生時からのクロック数をカウントする第2の処理と、
    前記電圧制御発振器の出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロック数のカウント値とを記憶する第3の処理と、
    前記クロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、前記クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を、規格範囲内になるまでmの値を更新しながら順次求める第4の処理とを含み、
    前記第4の処理で求めた差が規格範囲内となったときのmの値を前記PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に決定することを特徴とする集積回路の検査方法。
  2. 基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、希望周波数に応じて分周比が設定され前記電圧制御発振器の出力を分周した前記分周信号を前記位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、前記位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、前記ループフィルタと電圧制御発振器とを接続して前記PLL回路の検査を行う集積回路の検査方法であって、
    前記プリスケーラに分周比が設定され前記PLL回路がロックアップ動作を開始すると同時にクロック信号を発生させる第1の処理と、
    前記クロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとに前記電圧制御発振器の出力周波数を順次測定するとともに、前記クロック信号の発生時からのクロック数をカウントする第2の処理と、
    前記電圧制御発振器の出力周波数の測定値と、その測定時におけるクロック数のカウント値とを記憶する第3の処理と、
    前記クロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、前記希望周波数との差を、第1の規格範囲内になるまでmの値を更新しながら順次求める第4の処理と、
    前記第4の処理で求めた差が前記第1の規格範囲内になった前記クロック数のカウント値がmにおける周波数の測定値と、前記クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める第5の処理とを含み、
    前記第5の処理で求めた差が第2の規格範囲内になるまで前記第4の処理と前記第5の処理とを繰り返し、前記第5の処理で求めた差が第2の規格範囲内となったときのmの値を前記PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に決定することを特徴とする集積回路の検査方法。
  3. PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に、クロック信号の周期を乗算することにより、PLL回路のロックアップの実時間を算出する処理を有することを特徴とする請求項1または2記載の集積回路の検査方法。
  4. 基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、希望周波数に応じて分周比が設定され前記電圧制御発振器の出力を分周した前記分周信号を前記位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、前記位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、前記ループフィルタと電圧制御発振器とを接続して前記PLL回路の検査を行う集積回路の検査装置であって、
    前記プリスケーラに分周比が設定されると同時にハイレベルの信号を出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップの出力とクロック信号とを入力するANDゲートと、
    前記電圧制御発振器および前記ANDゲートの出力を入力し、前記ANDゲートから入力されるクロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとに前記電圧制御発振器の出力周波数を順次測定する周波数カウンターと、
    前記ANDゲートの出力を入力し、前記ANDゲートから入力されるクロック信号のクロック数をカウントするクロックカウンターと、
    前記周波数カウンターによる電圧制御発振器の出力周波数の測定値と、その測定時における前記クロックカウンターによるクロック数のカウント値とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、前記記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める演算手段と、
    前記演算手段により求めた差が規格範囲内であるか否かを判定する判定手段とを設け、
    前記判定手段により規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して前記演算手段からの処理を繰り返し、前記判定手段により規格範囲内であると判定されたときには、そのときのmの値を前記PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値として出力するようにしたことを特徴とする集積回路の検査装置。
  5. 基準信号と分周信号との位相差を検出する位相比較器と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、希望周波数に応じて分周比が設定され前記電圧制御発振器の出力を分周した前記分周信号を前記位相比較器へ出力するプリスケーラとで構成されるPLL回路のうち、前記位相比較器とチャージポンプとプリスケーラとを内蔵した集積回路に対し、前記ループフィルタと電圧制御発振器とを接続して前記PLL回路の検査を行う集積回路の検査装置であって、
    前記プリスケーラに分周比が設定されると同時にハイレベルの信号を出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップの出力とクロック信号とを入力するANDゲートと、
    前記電圧制御発振器および前記ANDゲートの出力を入力し、前記ANDゲートから入力されるクロック信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングごとに前記電圧制御発振器の出力周波数を順次測定する周波数カウンターと、
    前記ANDゲートの出力を入力し、前記ANDゲートから入力されるクロック信号のクロック数をカウントするクロックカウンターと、
    前記周波数カウンターによる電圧制御発振器の出力周波数の測定値と、その測定時における前記クロックカウンターによるクロック数のカウント値とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたクロック数のカウント値がm(mは1以上の整数)のときの周波数の測定値と、前記希望周波数との差を求める第1の演算手段と、
    前記第1の演算手段により求めた差が第1の規格範囲内であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により第1の規格範囲内であると判定されたときに、そのときの前記クロック数のカウント値がmにおける周波数の測定値と、前記クロック数のカウント値がm+n(nは1以上の整数)のときの周波数の測定値との差を求める第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段により求めた差が第2の規格範囲内であるか否かを判定する第2の判定手段とを設け、
    前記第1の判定手段により第1の規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して前記第1の演算手段からの処理を繰り返し、
    前記第2の判定手段により第2の規格範囲内でないと判定されたときには、mの値を更新して前記第1の演算手段からの処理を繰り返し、前記第2の判定手段により規格範囲内であると判定されたときには、そのときのmの値を前記PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値として出力するようにしたことを特徴とする集積回路の検査装置。
  6. プリスケーラに希望周波数のデータ信号とともに供給される他の信号をフリップフロップにも入力し、前記フリップフロップは前記他の信号を入力することにより出力がハイレベルとなることを特徴とする請求項4または5記載の集積回路の検査装置。
  7. 集積回路内に、プリスケーラに供給される前の希望周波数のデータ信号をラッチし、トリガー信号が入力されることにより前記ラッチした希望周波数のデータ信号を前記プリスケーラに供給するラッチ手段を設け、前記トリガー信号をフリップフロップにも入力し、前記フリップフロップは前記トリガー信号を入力することにより出力がハイレベルとなることを特徴とする請求項4または5記載の集積回路の検査装置。
  8. PLL回路がロックした時点におけるクロック数のカウント値に、クロック信号の周期を乗算することにより、PLL回路のロックアップの実時間を算出して出力する手段を設けたことを特徴とする請求項4,5,6または7記載の集積回路の検査装置。
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