JP3732108B2 - 車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法 - Google Patents

車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の予防安全を目的とした車線逸脱警報や、走行レーンをキープする操舵アシストなどの車両制御に使用する、車線認識情報を得るための画像処理装置と画像処理法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載された撮像装置により得られた道路画像からレーンマーキング(白線)を検知して画像処理を行い、走行車線を認識する方法は従来より各種の技術が提案されている。例えば、特開2000−105898号公報と、特開平11−232467号公報とに開示された技術もその一例であり、車両前方のレーンマーキングを撮像して画像処理を行い、レーンマーキング間の間隔の増加などを検知した場合に道路の分岐点であると判断し、ナビゲーションのための自車両位置を確実に判定しようとするものである。
【0003】
また、特開平6−225308号公報と、特開平11−281352号公報とにはレーンマーキングを検出するための技術が開示されており、特開平6−225308号公報に開示された技術は、車載の撮像装置が撮影した画像内に水平方向のみに移動可能な白線検出用の複数の小さなウインドウを等間隔で設け、ウインドウの水平方向の位置を車両の挙動から予測したレーンマーキング位置に設定することにより、高速で確実に走行路の検出を行うものであり、特開平11−281352号公報に開示された技術は、検出したレーンマーキングに基づく道路形状や車両挙動のパラメータを設定し、車両挙動の検出値に基づきこのパラメータを補正することにより道路形状を検出しようとするものである。
【0004】
さらに、特開平9−91440号公報には、撮影した道路画像を所定のモデルデータと比較して画像内の白線候補を抽出し、白線候補が複数存在する場合には車両の進行方向を検出してこの進行方向に基づいて白線候補を選択することにより、分岐点などにおいて進行方向の白線を認識して車両を制御する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来技術において、例えば特開2000−105898号公報などのように、レーンマーキング間隔を検出して分岐点と判定ものにおいては、ナビゲーションの自車両位置の同定には有効であるが、リアルタイムに画像処理を行い車線認識するものにおいては、特開平9−91440号公報に開示されているような処理を行わない限り、分岐側道路のレーンマーキングを誤認識することになり、車両制御を目的とした用途には適さないものである。また、特開平9−91440号公報に開示された技術のように、道路形状のモデルデータと比較することにより白線候補を判定するものにおいては、事前に道路の分岐点などの存在を知ることができるが、画像処理装置内にモデルデータ格納用の大容量のメモリを必要とし、またデータ比較のために膨大な処理時間を必要とするため、ハードウェア・ソフトウェア共に負荷が非常に大きくなるものである。
【0006】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ハードウェアの負荷を増大することなく、リアルタイムにレーンマーキングを正しく認識することが可能な車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる車線認識のための画像処理装置は、車両の前方道路を撮影する撮影手段、前記撮影手段により得られた画像を記憶する記憶手段、前記記憶手段から読み出した画像に対してレーンマーキングの探査範囲を探査ウインドウとして設定する探査ウインドウ設定手段、前記探査ウインドウ内の画像からレーンマーキング位置を検出するレーンマーキング位置検出手段、前記レーンマーキング位置検出手段により検出された複数の前記レーンマーキング位置から近似するモデル式を設定して連続した前記レーンマーキング位置を数式化する車線認識手段、前記モデル式から前記探査ウインドウの探査基準点を算出する探査基準点算出手段、前記探査基準点算出手段が前記探査基準点を算出するとき、レーンマーキング位置の急変分を高周波成分として除去する低周波数域フィルタ手段を備え た車線認識のための画像処理装置であって、 前記探査ウインドウの設定が走行車線の左右のレーンマーキングに対して行われると共に、前記低周波数域フィルタが、前記左右のレーンマーキングの内のいずれか一方のレーンマーキングの前記探査基準点の算出に対してのみ設定され、前記低周波数域フィルタが設定されない側の前記レーンマーキング位置が所定値を超える速度で変化したとき、前記低周波数域フィルタが無効にされるように構成したものである。
【0008】
また、車線認識手段が低周波数域フィルタが設けられない側のレーンマーキングのモデル式を監視しており、モデル式から得られた道路の曲率が所定の条件を満たしたとき、低周波数域フィルタが無効にされるようにしたものである。
さらにまた、車線認識手段が車両の操作状態を監視しており、車両の操作状態が所定の条件を満たしたとき、低周波数域フィルタを無効にするようにしたものである。
【0009】
また、この発明に係わる車線認識のための画像処理法は、自車両の前方道路から左右のレーンマーキングを含む道路画像を撮影し、前記道路画像に対して前記レーンマーキングの探査範囲を探査ウインドウとして設定すると共に、前記探査ウインドウ内の画像を探査して前記レーンマーキング位置を判定し、前記探査ウインドウを前記車両の進行方向に対して複数設定することにより複数のレーンマーキング位置を求め、前記複数のレーンマーキング位置から近似したモデル式を設定して連続したレーンマーキング位置を数式化し、前記モデル式から探査基準点を算出してこの探査基準点を基準にした前記探査ウインドウを設定すると共に、前記探査基準点の算出を所定の時定数を有する低周波数域フィルタを通して行う車線認識のための画像処理法であって、前記探査ウインドウの設定を左右のレーンマーキングに対して行い、前記左右のレーンマーキングの内のいずれか一方のレーンマーキングに対する前記探査基準点を低周波数域フィルタを通して算出し、前記低周波数域フィルタを通さない側のレーンマーキング位置が所定値を超える速度で変化したとき、前記低周波数域フィルタを無効にするしたものである。
【0010】
さらに、低周波数域フィルタを通さない側のレーンマーキングのモデル式を監視し、モデル式から得られた道路の曲率が所定の条件を満たしたとき、低周波数域フィルタを無効にするようにしたものである。
また、車両の操舵またはウインカー操作が行われたとき、あるいはヨーレートが所定値を越えたときに、低周波数域フィルタを無効にするようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の基礎となる技術
図1ないし図8は、この発明の基礎となる車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を説明するためのもので、図1ないし図4は、画像処理の方法を説明する説明図、図5は、道路を上面から見たもので、本発明の要点である低周波数域フィルタの効果を説明する説明図、図6は、画像処理の処理フローを示すフローチャート、図7は、車載カメラを搭載した車両の概念図、図8は、道路画像の概念図であり、図1から図6までは、図7と図8とに示すように、車両1に搭載した車載カメラ2により撮像した車両の前方道路のレーンマーキング(白線)3および4に対する処理の方法を説明するものである。
【0012】
図6のフローチャートにより画像処理の動作を説明すると、まず、ステップ1(図のS1、以下同じ)において車両前方道路の撮影を行い、ステップ2において撮影された画像を記憶手段に取り込む。このとき得られる画像は図8に示すように、路面に描かれた自車線の左右にあるレーンマーキング3および4が水平画角内に収まるようにする。次にステップ3においてレーンマーキング候補点を探索する水平方向走査範囲を設定する。この水平方向走査範囲の設定はレーンマーキング3と4とを含む所定の範囲内を探査ウインドウとして設定するもので、図1に示すように、垂直方向(Y方向)に複数の探査ラインY(i)を設定してそれぞれの探査ラインY(i)をX方向に走査し、例えば、i=0の線上には探査開始点としてX方向座標Xbeginを、探査終了点として座標Xendを設定してこの両座標間を探査ウインドウとするもので、同一探査ラインY(i)上には左右のレーンマーキング3および4に対して個別に設定する。
【0013】
続くステップ4では各探査ラインY(i)上の探査ウインドウをX方向に走査し、メモリから読み出した輝度分布を基にして図1に示すように、各探査ラインY(i)毎にレーンマーキング候補点検出し、検出された候補点をレーンマーキング検出点5および6とする。この複数の探査ラインY(i)は左右共通のY座標においてY(i)のi=0からi=N−1までのN本が設定され、後述するように、レーンマーキング検出点5および6が検出された後のルーチンでは、ステップ3においてそれぞれの探査ラインY(i)上にて検出されたレーンマーキング検出点5および6から探査基準点を設定してこの探査基準点を中心にして、左右個別に水平方向走査範囲、すなわち、探査ウインドウが設定される。
【0014】
次に、ステップ5においては、ステップ4にて得られた左右のレーンマーキング検出点5および6のそれぞれのY方向の集合を数学的モデル式、例えば、2次式、X=aY2 +bY+cにて近似し、図2に示すような連続したレーンマーキングモデル7と8とを得る。続いてステップ6においてはレーンマーキングのモデル式の係数(a、b、c)を車線形状として認識し、ステップ1に戻ってルーチンを繰り返す。従って、水平方向走査範囲、すなわち、探査ウインドウは、図3に示すように、レーンマーキングモデル7と8とを中心とし、レーンマーキング3および4を含む破線で示した探査領域9および10の範囲内にて設定されることになる。
【0015】
以上のようにしてモデル式が得られた後のルーチンにおいては、ステップ3における探査ウインドウの設定は、モデル式を基準として次のように行われる。すなわち、探査ラインY(i)の設定は、i=0からN−1までN本が設定され、探査ウインドウの範囲は、[Xbegin(i),Xend(i)]として設定される。Xbegin(i)とXend(i)とは
Xbegin(i)=X(i)−ΔX(i) ・・・(1)
Xend(i)=X(i)+ΔX(i) ・・・(2)
として示され、X(i)は探査ラインY(i)上におけるX方向の探査基準点となる位置であり、モデル式から
X(i)=aYi2 +bYi+c ・・・(3)
として出力されるものである。また、ΔX(i)は0より大きい数を持つ探査幅であり、各探査ラインY(i)毎に設定される。ただし、前回のルーチンにおいて、レーンマーキング3と4とのモデル式が得られなかった場合、すなわち、レーンマーキング3と4とが未検出であった場合には、初回のルーチンを含めて別途広範囲な探査ウィンドウを設定し、レーンマーキング3と4とを検出できるようにする。
【0016】
この発明の基礎となる車線認識のための画像処理装置と画像処理法においては、上記の(3)式におけるレーンマーキング探査基準点X(i)の算出に対して次式に示すような時定数Tの低周波数域フィルタ処理を行う。
【数1】
Figure 0003732108
ここに、
Xf(i,n):低周波数域フィルタ値
X(i,n):左右のレーンマーキングモデル式出力(探査基準点)
i :レーンマーキング探査ラインY(i)の番号
n :処理周期カウンタ(ルーチンの繰り返し回数)
【0017】
このような低周波数域フィルタ処理を施すことにより、図4に示すように道路の分岐点11などでレーンマーキングが12と13のように分岐して、レーンマーキング13が出口道路側になる場合、分岐した出口道路側のレーンマーキング13はX方向の位置が急変することになり、この急変は探査基準点X(i)の算出に対しては高周波成分となるために、算出がこの急変に追従できず、レーンマーキング13は図4に示すように探査領域9に対して外れることになり、探査領域9内には本線側のレーンマーキング12が存在するため、必然的に探査ウインドウはレーンマーキング12に対して設定されることになる。
【0018】
図5は、この道路の分岐点11を上面から見た場合の図であり、探査基準点X(i)の算出に低周波数域フィルタ処理をした場合と、低周波数域フィルタ処理をしない場合との比較を示したものである。低周波数域フィルタ処理をしない場合には、前回のルーチンで求めたモデル式を基準にして探査基準点X(i)の算出を行い、探査ウィンドウを設定するため、一旦連続線である出口道路側のレーンマーキング13を誤検出すると、出口側道路のレーンマーキング13を基準に探査基準点X(i)の算出を行い、以後は、出口側道路のレーンマーキング13の誤検出が継続することになる。低周波数域フィルタ処理をした場合には、探査基準点X(i)の算出時に位置の急変に追従しないため、出口道路側のレーンマーキング13は探索ウィンドウ外となり、誤検出が抑制され、継続して本線側のレーンマーキング12が検出されることになる。
【0019】
実施の形態1.
図9ないし図11は、この発明の実施の形態1による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を説明する説明図であり、この実施の形態における画像処理装置並びに画像処理法は、前述の発明の基礎となる技術に対し、レーンマーキング探査ウインドウの探査基準点X(i)の算出に使用する低周波数域フィルタ処理を、道路の分岐点のある側に限定すると共に、低周波数域フィルタ処理の実施判定条件を付加するようにしたものである。なお、以降の説明では便宜上、左側通行を想定し、左が分岐路のある側、右が分岐路のない側として説明するが、道路によっては右側に分岐路がある場合もあり、分岐路のある側を限定するものではない。
【0020】
図9は、例えばハンドル操作などにより車両が急激に横移動した場合、低周波数域フィルタ処理された左側の探査ウィンドウが急激な横移動に追従できず、検出対象である左レーンマーキング3が左側の探査領域9から外れた場合を示している。このような場合に、低周波数域フィルタ処理のされていない右側探査ウインドウのレーンマーキング4の横移動速度が所定の閾値を越えたことを検知し、左側の探査ウインドウの低周波数域フィルタ処理を無効にすることにより、左側の探査ウインドウはレーンマーキングの急変に追従することが可能になり、図10に示すように、前回のルーチンで求めた左レーンマーキング3の探査基準点を基に左側の探査領域9aを設定することができるようになり、続けての追跡を可能とすることができる。
【0021】
また、図11に示すようにS字カーブを通過する場合、外側のレーンマーキングの横移動速度は小さく、内側のレーンマーキングの横移動速度は大きくなるため、上記したような、右レーンマーキングの横移動速度が所定の閾値を越えたことを検知して、左側の探査ウインドウの低周波数域フィルタ処理を無効にしてもレーンマークの追跡が不能になることがある。すなわち、右側の移動速度が閾値を超えない状態で左側の追跡が不能になることになる。このような場合には、右レーンマーキング4のモデル式の曲率係数を常に監視するようにし、曲率係数の符号がプラスからマイナスに、または、マイナスからプラスに変化した場合に、左側の探査ウィンドウの低周波数域フィルタ処理を無効化する判定条件を付加しておくことにより、レーンマーキングの追跡不能は発生しなくなる。
【0022】
さらに、車線変更を行う場合には、車両の横移動速度が運転者の操作や道路条件により異なるため、横移動速度の絶対値だけでは車両が横移動していると判定するのは困難なことがあるが、ウィンカスイッチや操舵の検知、または、ナビゲーションなどに使用されるヨーレートセンサの出力など、車両の操作をモニタしてこの操作信号により、左側の探査ウィンドウの低周波数域フィルタ処理を無効化することにより、車線変更や出口道路に進入するような場合においても、レーンマーキングの誤認識、あるいは、追従不能を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法において、請求項1と請求項4に記載の発明によれば、車両の前方道路を撮影する撮影手段、前記撮影手段により得られた画像を記憶する記憶手段、前記記憶手段から読み出した画像に対してレーンマーキングの探査範囲を探査ウインドウとして設定する探査ウインドウ設定手段、前記探査ウインドウ内の画像からレーンマーキング位置を検出するレーンマーキング位置検出手段、前記レーンマーキング位置検出手段により検出された複数の前記レーンマーキング位置から近似するモデル式を設定して連続した前記レーンマーキング位置を数式化する車線認識手段、前記モデル式から前記探査ウインドウの探査基準点を算出する探査基準点算出手段、前記探査基準点算出手段が前記探査基準点を算出するとき、レーンマーキング位置の急変分を高周波成分として除去する低周波数域フィルタ手段を備えた車線認識のための画像処理装置であって、 前記探査ウインドウの設定が走行車線の左右のレーンマーキングに対して行われると共に、前記低周波数域フィルタが、前記左右のレーンマーキングの内のいずれか一方のレーンマーキングの前記探査基準点の算出に対してのみ設定され、前記低周波数域フィルタが設定されない側の前記レーンマーキング位置が所定値を超える速度で変化したとき、前記低周波数域フィルタが無効にされるようにしたので、低周波数域フィルタの位相遅れなどにより、一方のレーンマーキングの追跡が不能になっても容易に復帰させることができ、信頼性の高い車線認識が可能になるものである。
【0024】
さらに、請求項2と請求項5に記載の発明によれば、低周波数域フィルタを通さない側のレーンマーキングのモデル式を監視し、モデル式から得られた道路の曲率が所定の条件を満たしたとき、低周波数域フィルタを無効にするようにしたので、曲線道路の走行時において、一時的にレーンマーキングの追跡が不能になっても容易に復帰させることができるものである。
【0025】
さらにまた、請求項3と請求項6に記載の発明によれば、車両の操舵またはウインカー操作が行われたとき、あるいはヨーレートが所定値を越えたときに、低周波数域フィルタを無効にするようにしたので、運転者の意志に従ったレーンマーキングの判定が可能になり、本線を走行したいとき、あるいは、出口道路に進入したいときのいずれにおいても、レーンマーキングを確実に認識することが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図2】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図3】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図4】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図5】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図6】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を説明するフローチャートである。
【図7】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を説明する車両の概念図である。
【図8】 この発明の基礎となる技術による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法を説明する道路の概念図である。
【図9】 この発明の実施の形態による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態による車線認識のための画像処理装置並びに画像処理法の説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 車両、2 車載カメラ、3、4、12、13 レーンマーキング、
5、6 レーンマーキング検出点、
7、8 レーンマーキングモデル、9、10 探査領域、
11 道路の分岐点。

Claims (6)

  1. 車両の前方道路を撮影する撮影手段、前記撮影手段により得られた画像を記憶する記憶手段、前記記憶手段から読み出した画像に対してレーンマーキングの探査範囲を探査ウインドウとして設定する探査ウインドウ設定手段、前記探査ウインドウ内の画像からレーンマーキング位置を検出するレーンマーキング位置検出手段、前記レーンマーキング位置検出手段により検出された複数の前記レーンマーキング位置から近似するモデル式を設定して連続した前記レーンマーキング位置を数式化する車線認識手段、前記モデル式から前記探査ウインドウの探査基準点を算出する探査基準点算出手段、前記探査基準点算出手段が前記探査基準点を算出するとき、レーンマーキング位置の急変分を高周波成分として除去する低周波数域フィルタ手段を備えた車線認識のための画像処理装置であって、 前記探査ウインドウの設定が走行車線の左右のレーンマーキングに対して行われると共に、前記低周波数域フィルタが、前記左右のレーンマーキングの内のいずれか一方のレーンマーキングの前記探査基準点の算出に対してのみ設定され、前記低周波数域フィルタが設定されない側の前記レーンマーキング位置が所定値を超える速度で変化したとき、前記低周波数域フィルタが無効にされるように構成したことを特徴とする車線認識のための画像処理装置。
  2. 前記車線認識手段が前記低周波数域フィルタが設けられない側のレーンマーキングの前記モデル式を監視しており、前記モデル式から得られた道路の曲率が所定の条件を満たしたとき、前記低周波数域フィルタが無効にされるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車線認識のための画像処理装置。
  3. 前記車線認識手段が前記車両の操作状態を監視しており、前記車両の操作状態が所定の条件を満たしたとき、前記低周波数域フィルタを無効にするように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車線認識のための画像処理装置。
  4. 自車両の前方道路から左右のレーンマーキングを含む道路画像を撮影し、前記道路画像に対して前記レーンマーキングの探査範囲を探査ウインドウとして設定すると共に、前記探査ウインドウ内の画像を探査して前記レーンマーキング位置を判定し、前記探査ウインドウを前記車両の進行方向に対して複数設定することにより複数のレーンマーキング位置を求め、前記複数のレーンマーキング位置から近似したモデル式を設定して連続したレーンマーキング位置を数式化し、前記モデル式から探査基準点を算出してこの探査基準点を基準にした前記探査ウインドウを設定すると共に、前記探査基準点の算出を所定の時定数を有する低周波数域フィルタを通して行う車線認識のための画像処理法であって、前記探査ウインドウの設定を左右のレーンマーキングに対して行い、前記左右のレーンマーキングの内のいずれか一方のレーンマーキングに対する前記探査基準点を低周波数域フィルタを通して算出し、前記低周波数域フィルタを通さない側のレーンマーキング位置が所定値を超える速度で変化したとき、前記低周波数域フィルタを無効にすることを特徴とする車線認識のための画像処理法。
  5. 前記低周波数域フィルタを通さない側のレーンマーキングの前記モデル式を監視し、前記モデル式から得られた道路の曲率が所定の条件を満たしたとき、前記低周波数域フィルタを無効にすることを特徴とする請求項4に記載の車線認識のための画像処理法。
  6. 車両の操舵またはウインカー操作が行われたとき、あるいはヨーレートが所定値を越えたときに、前記低周波数域フィルタを無効にすることを特徴とする請求項4又は5に記載の車線認識のための画像処理法。
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