JP3731500B2

JP3731500B2 - Mat material for soundproof flooring with floor heating function

Info

Publication number: JP3731500B2
Application number: JP2001158345A
Authority: JP
Inventors: 典利亀山; 将行奥澤; 紀夫能間
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2000-10-20
Filing date: 2001-05-28
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2021-05-28
Also published as: JP2002194886A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートスラブ等の床下地に直貼りで施工される床暖房機能付き防音床材におけるマット材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に直貼り防音床は、床材をコンクリートスラブ等の床下地に直接貼り付ける工法で施工されるものであり、主に軽量床衝撃音を低減することを目的としており、床表面に加わる衝撃音を緩和し、階下に伝わる衝撃音を低減するものである。
【０００３】
従来のこの種の直貼り防音床の施工に用いる木質防音床材は、板材部に溝を設けることにより曲げ剛性を低下させる、クッション材を積層することにより床全体の総合的な単位面積当たりのバネ定数を低減させる、制振材を積層することにより衝撃により発生した振動を低減させる、などの方策により衝撃緩和作用をもたらして防音性能を向上させている。
【０００４】
また床暖房については、表面材の裏面側に暖房手段を埋設した床暖房パネルが広く知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現行の木質防音床材はバネ定数や曲げ剛性を低減させて防音性能を向上させているために歩行感が悪くなるという問題を生じやすく、また従来の床暖房パネルには防音性能が考慮されていないため、防音性能を得るためには床暖房機能を有するパネル上に現行の直貼り防音床材を貼る必要があった。このため床としての総厚が周辺の床暖房機能を持たない床材と比較して厚くなるため、マンションなどの集合住宅などでは暖房部のダウンスラブなどにより床のレベルを合わせる必要があった。
【０００６】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、防音性能を得ながら歩行感を改善でき、ダウンスラブなどの必要なくコンクリートスラブに直貼り施工することよりマンションなどの床暖房を可能にさせることができる床暖房機能付き防音床材用のマット材を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の請求項１の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、マット材１を打ち抜くことにより貫通溝２が形成され、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されていることを特徴とする。
【０００８】
ＰＴＣヒータやフィルムヒーターのような面状発熱体、コードヒータや感熱線ヒータのような線状発熱体を用いる電気式床暖房手段は、マット材の厚さに対して熱源の厚さが十分に薄いために、マット材に凹所を設けて収納してもマット材のバネ定数に大きな影響を与えることは少ない。これに対して温水パイプを用いる温水式床暖房手段では、温水パイプの外径がマット厚の大部分を占めるため、プレスなどによりパイプ収納用の溝加工を行うと、溝加工された部分のマット密度が著しく大きくなり、温水パイプを収納した部分のバネ定数が増大し防音性能が劣化する。また繊維系のマット材では大きな溝形状は切削加工で形成することも困難となる。そこで本発明のようにマット材１を打ち抜くことによって温水パイプ３を収納するための貫通溝２を形成すると、マット材１のバネ定数を損なうことなく温水パイプ３の収納が可能となり、温水パイプ３の収納も容易になる。これにより防音性能を得ながら歩行感を改善でき、またマット材１に温水パイプ３を収めることによりダウンスラブなどの必要なくコンクリートスラブに直貼り施工することよりマンションなどの床暖房を可能にさせることができる。また打ち抜かれた貫通溝２を介して隣接するマット材１を連結することで、打ち抜き後のマット材１の形状を保持でき、温水パイプ３の納まり、マット材１の取り廻しが容易となる。
【０００９】
上記のようなマット材１としては、例えば麻、綿、パームなどの天然繊維やＰＥＴなどの合成繊維、あるいはそれらの混合繊維とバインダーなどからなる繊維系マットを基材に使用することが望ましく、これにより基材の厚さ、比重の調整、表面への加工などに自由度が出るため、基材自体の総合的な単位面積当たりのバネ定数の低減による防振効果と繊維系材料による制振効果が容易に得られ、床暖房手段を収納可能にしながら防音性能を向上させることができる。またこのような繊維系マットは断熱性も優れるため、コンクリートスラブなどの床下地上に直貼りしてもマット材１の表面に貼った表層材４を効率よく加熱し、床暖房の性能を出すことができる。マット材１の厚さは少なくとも７．５ｍｍ以上、密度は１００〜３００ｋｇ／ｍ^３が望ましい。
特に、本発明の請求項１の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されている。貫通溝２が打ち抜かれたマット材１同士を粘着部７を設けた連結材で連結することにより、接着などによる養生の必要なしに、マット材１を打ち抜くことと打ち抜かれたマット材１を連結することが容易に行うことができる。温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８を介して取り付けられ、貫通溝２に略Ｃ字状の取り付け具８を収納して粘着部７に粘着させていて、温水パイプ３の収納、保持性が向上する。
【００１０】
また本発明の請求項２の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、請求項１において、打ち抜かれた貫通溝２を介して隣接するマット材１がマット材１に積層されたクッション材５で連結されたことを特徴とする。貫通溝２が打ち抜かれマット材１にクッション材５を貼り合わせることにより、貫通溝２が打ち抜かれたマット材１同士を連結でき、クッション材５により床暖房手段を収納したマット材１の防音性能をさらに向上させることができると共に安定した性能を確保することができる。
【００１１】
上記のようなクッション材５としては、例えばＰＥＴやレーヨンなどからなる不織布、発泡ポリエチレンのような独立気泡樹脂発泡体、発泡ウレタンのような連続気泡樹脂発泡体などが望ましく、これらは床暖房による加熱に対しても安定した性能を維持できる。クッション材５の厚さは少なくとも１．０ｍｍ以上、密度は２０〜５０ｋｇ／ｍ³が望ましい。
【００１４】
また本発明の請求項３の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、マット材１を打ち抜くことにより貫通溝２が形成され、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されている床暖房機能付き防音床材に用いるマット材であって、繊維系マットの原反を熱圧プレス成形した後のマット材１を打ち抜くことにより貫通溝２を形成すると共に貫通溝２に床暖房用の温水パイプ３を収納したことを特徴とする。
【００１５】
ＰＴＣヒータやフィルムヒーターのような面状発熱体、コードヒータや感熱線ヒータのような線状発熱体を用いる電気式床暖房手段は、マット材の厚さに対して熱源の厚さが十分に薄いために、マット材に凹所を設けて収納してもマット材のバネ定数に大きな影響を与えることは少ない。これに対して温水パイプを用いる温水式床暖房手段では、温水パイプの外径がマット厚の大部分を占めるため、プレスなどによりパイプ収納用の溝加工を行うと、溝加工された部分のマット密度が著しく大きくなり、温水パイプを収納した部分のバネ定数が増大し防音性能が劣化する。また繊維系のマット材１は防音性能と耐荷重性のバランスに優れているが、切削加工性が悪く、大きな溝形状は切削加工も困難となる。また繊維系マットよりなるマット材１をカード処理、熱処理工程のみからなる原反状態で使用すると、マット材１の厚さ、精度の確保が困難となり、温水パイプ３外径よりマット材厚さが小さくなると、温水パイプ３の影響によりバネ定数が損なわれ防音性能が悪化する。そこで本発明のように繊維系マットの原反を熱圧プレス成形した後のマット材１を打ち抜くことにより貫通溝２を形成すると、熱圧プレス成形によって原反状態でマット材１を使用するよりも温水パイプ３の外径に対するマット材１の厚さ精度が十分確保され、また打ち抜きにより貫通溝２を形成することでマット材のバネ定数を損なうことなく温水パイプ３の収納が可能となり、温水パイプ３の収納も容易となる。
【００１６】
上記のようなマット材１としては、例えば麻、綿、パームなどの天然繊維やＰＥＴなどの合成繊維、あるいはそれらの混合繊維とバインダーなどからなる繊維系マットを基材に使用することが望ましく、これにより基材の厚さ、比重の調整、表面への加工などに自由度が出るため、基材自体の総合的な単位面積当たりのバネ定数の低減による防振効果と繊維系材料による制振効果が容易に得られ、床暖房手段を収納可能にしながら防音性能を向上させることができる。またこのような繊維系マットは断熱性も優れるため、コンクリートスラブなどの床下地上に直貼りしてもマット材１の表面に貼った表層材４を効率よく加熱し、床暖房の性能を出すことができる。マット材１の厚さは少なくとも７．５ｍｍ以上、密度は１００〜３００ｋｇ／ｍ^３が望ましい。
また、本発明の請求項３の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されている。貫通溝２が打ち抜かれたマット材１同士を粘着部７を設けた連結材で連結することにより、接着などによる養生の必要なしに、マット材１を打ち抜くことと打ち抜かれたマット材１を連結することが容易に行うことができる。温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８を介して取り付けられ、貫通溝２に略Ｃ字状の取り付け具８を収納して粘着部７に粘着させていて、温水パイプ３の収納、保持性が向上する。
【００１７】
またクッション材５としては不織布、樹脂発泡体（独立気泡、連続気泡）の少なくとも１つより形成されることが望ましく、例えば不織布としてはＰＥＴやレーヨンなどからなるもの、独立気泡樹脂発泡体としては発泡ＰＥ、連続気泡樹脂発泡体としては発泡ウレタンなどが望ましい。これらのクッション材より温水パイプ３を収納したマット材１の防音性能をさらに向上させられると共に、安定した性能を確保することができ、床暖房による加熱に対しても安定した性能を維持できる。このようなクッション材５としては厚さは少なくとも１．０ｍｍ以上、密度は２０〜５０ｋｇ／ｍ³が望ましい。
【００１８】
また本発明の請求項４の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、繊維系マットからなるマット材１の少なくとも上面にフィルムを貼着して平滑面を得たことを特徴とする。床暖房したときに床表面を均一に暖房するため、マット材１を打ち抜いて形成した貫通溝２に温水パイプ３を収納した後、マット材１の表面にアルミニウム箔のような均熱層９を設ける必要がある。この際、アルミニウム箔のようなものを貼着する被着面、すなわちマット材１表面に何も処理が施されていないと、マット材１が繊維系材料からなる場合、平滑面が得られずに均熱層９との密着が十分確保されないことがある。そこでマット材１の少なくとも上面にフィルムを貼着することで平滑面が得られ、均熱層９との十分な密着が確保される。フィルム材としては熱可塑性樹脂からなるものが望ましく、ＰＥＴのような熱可塑性樹脂の中でも比較的融点の高い樹脂を、ＰＥのような比較的融点低い樹脂をホットメルト材として介して貼着することでマット材１の表面の平滑面を得ることができる。このようなフィルムの貼着は繊維系マット原反を熱圧成形すると同時に貼着成形することが可能である。
【００１９】
また本発明の請求項５の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、マット材１を打ち抜くことにより貫通溝２が形成され、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されている床暖房機能付き防音床材に用いるマット材であって、繊維系マットからなるマット材１のバインダーの配合を３０〜５０重量％にしたこと特徴とする。バインダーの配合比率を大きくすると一般にマット材１は硬くなり、バネ定数が増大するが、バインダーの配合比率が３０〜５０重量％の範囲では防音性能のレベルが大きく変化せず、この範囲でバインダーの比率が大きい程沈み込み量を小さくすることができ、またカード処理、熱処理工程のみからなる原反状態での仕上がり厚さの制御も容易になる。
また、本発明の請求項５の床暖房機能付き防音床材用のマット材は、床暖房用の温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８に取り付けられて貫通溝２に収納され、貫通溝２を介して隣接するマット材１が表面に粘着部７を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具８が粘着部７に粘着されて保持されている。貫通溝２が打ち抜かれたマット材１同士を粘着部７を設けた連結材で連結することにより、接着などによる養生の必要なしに、マット材１を打ち抜くことと打ち抜かれたマット材１を連結することが容易に行うことができる。温水パイプ３が略Ｃ字状の取り付け具８を介して取り付けられ、貫通溝２に略Ｃ字状の取り付け具８を収納して粘着部７に粘着させていて、温水パイプ３の収納、保持性が向上する。
【００２０】
【発明の実施の形態】
床暖房機能付き防音床材は図１、図２に示すように表層材４、マット材１、クッション材５、床暖房手段としての温水パイプ３とで構成されている。マット材１は弾性を有するものであり、繊維系マットにて形成されている。例えばマット材１は、麻、綿、パームなどの天然繊維やＰＥＴなどの合成繊維、或いはそれらの混合繊維とバインダーとからなる繊維系マットであり、密度は１００〜３００ｋｇ／ｍ³程度である。マット材１の裏面には全面に亙るようにクッション材５を積層一体化してある。かかるクッション材５は不織布、独立気泡、または連続気泡の樹脂発泡体である。不織布としては例えばＰＥＴやレーヨンなどからなるものが用いられ、独立気泡樹脂発泡体としては例えば発泡ポリエチレン、連続気泡樹脂発泡体としては例えば発泡ウレタンが用いられ、クッション材５の密度は２０〜５０ｋｇ／ｍ³程度である。このマット材１には上下の貫通するように貫通溝２を打ち抜きにより形成してあり、貫通溝２に床暖房手段として温水パイプ３を配置して収納してある。マット材１の表面には全面に亙るようにアルミニウム箔のような均熱層９を積層一体化してあり、クッション材５の裏面には裏打ち材１０を積層一体化してある。かかる裏打ち材１０としては例えばポリエチレンシートをラミネートした不織布がある。このようにマット材１の貫通溝２に温水パイプ４を収納すると共にマット材１の上下に均熱層９、クッション材５、裏打ち材１０を積層一体化することで暖房マットＡが形成されており、この暖房マットＡ上に表層材４が貼られるようになっている。
【００２１】
表層材４は本例の場合、木粉樹脂複合材４ａの表面に強化紙４ｂを介して表面化粧単板４ｃを貼って形成されている。勿論、木粉樹脂複合材４ａの代わりに合板を用いてもよい。上記木粉樹脂複合材４ａとは、木粉と熱可塑性樹脂とが配合されたものである。ここで、木粉樹脂複合材の全量に対する木粉の配合比は２０〜７０％（重量比）が望ましく、このような配合比で押し出し成形またはプレス成形することにより木粉樹脂複合材が形成される。また木粉の粒径は１００メッシュ以下が望ましく、配合される熱可塑性樹脂としてはポリプロピレン、ポリエチレン等が使用される。木粉樹脂複合材４ａの裏面には複数本の凹条１２を平行且つ等間隔に凹設してある。かかる表層材４は暖房マットＡの上に貼られるが、接着剤で接着して積層したり、粘着テープで粘着して積層したりされる。表層材４を貼るときは隣接する表層材４の端縁同士が実結合で結合される。１１は実結合部である。
【００２２】
ところで、上記のような暖房マットＡのマット材１に上下に貫通するように貫通溝２をプレスにより打ち抜いて形成され、この貫通溝２に温水パイプ３が配管されるが、マット材１に貫通溝２を打ち抜いた後、貫通溝２を介して隣接するマット材１を連結するために連結材の作用をするクッション材５が積層一体化される。本例の場合、クッション材５の表面に粘着部７を設けてあり、この粘着部７にてクッション材５とマット材１とが一体に固定される。このとき、クッション材５の表面に粘着部７を有するために貫通溝２に配管した温水パイプ３が粘着部７への粘着にて固定される。また図３に示す例では貫通溝２内に略Ｃ字状の取り付け具８を内装してあり、この取り付け具８に温水パイプ３を挿通して保持してある。かかる取り付け具８はクッション材５の粘着部７に粘着することで固定されている。またクッション材５の裏面には裏打ち材１０が設けられるが、これを設けることにより防音性能を向上できると共にコンクリートスラブへの接着施工時の接着剤の浸透を防止できる。
【００２３】
上記のように構成せる暖房マットＡは部屋の暖房の必要な箇所に敷設されるが、図５に示すようにそれ以外の周辺には床暖房機能のない防音マットＢが敷設され、暖房マットＡ及び防音マットＢの上面の全面に表層材４が貼着される。防音マットＢは図６に示すようにマット材１に貫通溝２を穿設していなく温水パイプ３を埋設していないだけで（床暖房しないためにアルミニウムのような均熱層９も設けていない）、その他の構成は暖房マットＡと同じである。
【００２４】
また本発明ではマット材１として繊維系マットを用いるが、繊維系マットよりなるマット材１をカード処理、熱処理工程のみからなる原反状態で使用すると、マット材１の厚さ、精度の確保が困難となり、温水パイプ３外径よりマット材１の厚さが小さくなると、温水パイプ３の影響によりバネ定数が損なわれ防音性能が悪化する。そこで本発明では繊維系マットの原反を熱圧プレス成形した後のマット材１を打ち抜くことにより貫通溝２を形成することが望ましい。このようにすると、熱圧プレス成形によって原反状態でマット材１を使用するよりも温水パイプ３の外径に対するマット材１の厚さ精度が十分確保され、また打ち抜きにより貫通溝２を形成することでマット材のバネ定数を損なうことなく温水パイプ３の収納が可能となり、温水パイプ３の収納も容易となる。上記熱圧プレス成形ではプレス型内に原反を充填し、加熱加圧して所定の厚さ大きさになるように成形している。
【００２５】
また床暖房したときに床表面を均一に暖房するため、マット材１を打ち抜いて形成した貫通溝２に温水パイプ３を収納した後、マット材１の表面にアルミニウム箔のような均熱層９を設ける必要がある。この際、アルミニウム箔のようなものを貼着する被着面、すなわちマット材１表面に何も処理が施されていないと、マット材１が繊維系材料からなる場合、平滑面が得られずに均熱層９との密着が十分確保されないことがある。そこでマット材１の少なくとも上面にフィルムを貼着することが望ましい。このようにフィルムを貼着することで平滑面が得られ、均熱層９との十分な密着が確保される。
【００２６】
またバインダーの配合比率を大きくすると一般にマット材１は硬くなり、バネ定数が増大するが、本発明ではマット材１のバインダーの配合比率を３０〜５０重量％の範囲とすることが望ましい。このようにマット材１のバインダーの配合比率が３０〜５０重量％の範囲とすると、防音性能のレベルが大きく変化しない。このようにマット材１のバインダーの配合比率を３０〜５０重量％とするのは暖房マットＡ及び防音マットＢの両方ともであることが望ましい。
【００２７】
【実施例】
以下本発明を実施例のよりさらに詳細に説明する。
（実施例１）
図１に示すようにマット材の表側に厚さ３００μｍのアルミニウム箔、厚さ３ｍｍの木粉樹脂複合材、厚さ７０μｍの強化紙、厚さ０．２５ｍｍの表面化粧単板を順次積層し、マット材の裏側には厚さ２ｍｍ、密度２２ｋｇ／ｍ³の発泡ウレタンからなるクッション材を積層する。温水パイプ収納部となる貫通溝はマット材を打ち抜いて形成されており、打ち抜かれた貫通溝を介して隣り合うマット材同士は打ち抜き工程後に発泡ウレタン面に塗布量１５０ｇ／ｍ²で粘着材が塗布加工されたクッション材をマット材に貼り合わせることにより連結されている。クッション材のマット材と貼り合わせる面と反対側の面にポリエチレンが１５μｍ厚でラミネートされた目付２０ｇ／ｍ²のＰＥＴ不織布が接着により貼り合わされており、打ち抜かれたマット材を連結し、防音性能を向上させると共に、コンクリートスラブへの接着施工時の接着剤浸透も防止できるようになっている。形成された温水パイプ収納部としての貫通溝には外径φ７．２ｍｍ、内径φ５．０ｍｍの架橋ポリエチレン製の温水パイプが収納され、クッション材の粘着部に保持されている。アルミニウム箔は片面に粘着加工がなされており、マット材に貼り合わされている。木粉樹脂複合材は木粉とポリプロピレンを５０：５０（重量比）で配合したもので、裏面には深さ０．７ｍｍ、幅２ｍｍで幅方向に切られた凹条が長手方向に１５ｍｍのピッチで入っている。強化紙は目付５０ｇ／ｍ²で木粉樹脂複合材と熱融着で貼り合わされている。表面化粧単板は強化紙に接着されている。表面化粧単板の表面は現行床材と同様にウレタン塗装仕上げとする。また木粉樹脂複合材とアルミニウム箔の界面は粘着材により固定する。粘着材としてはアクリル系両面テープ｛日東電工（株）Ｎｏ．５０１Ｋ｝を用いる。
【００２８】
上記実施例１の床暖房機能付き防音床材と、従来例である現行のＬＬ−４５レベルの木質直貼り防音床材と温水パネルの組み合わせによる防音床暖房構成（市販品）との評価結果を以下の表１に示す。なお、従来例のＬＬ−４５の木質直貼り防音床材は図４（ａ）のようになっており、これを温水パネルに一体化して図４（ｂ）に示すような防音床暖房を構成している。図４で、ａは表面化粧単板、ｂは実部、ｃは溝入り合板、ｄはクッション材、ｅはアルミニウム箔、ｆは温水パイプ、ｇは発泡ポリスチレンからなる温水パネルである。また表２は実施例１のマット材の配合を示し、これらの配合にて厚さ７．５ｍｍ、密度１１０ｋｇ／ｍ³、裏面エンボスなしのマット材が形成されている。
【００２９】
【表１】

【００３０】
【表２】

【００３１】
この結果から実施例１の構成により、床断暖房機能を有し軽量床衝撃音レベルがＬＬ−４５レベルでありながら、歩行感、キャスターなどによる凹みが改善される。また表層材に木粉樹脂複合材を用いることで、寸法安定性、耐クラック性も改善することができる。さらに、打ち抜かれたマット材同士を連結することで、打ち抜き後のマット材の形状を保持し、温水パイプの収まり、マット材の取り回りが容易となる。また集合住宅などではドアなどの開口部との取り合いの関係から厚さ１５ｍｍ以下の床材が望ましく、実施例１の構成によりダウンスラブなど必要なく、コンクリートスラブに直貼り施工することによりマンションなどの床暖房を可能にさせる防音床暖房を提供することができる。
（実施例２）
温水式防音床暖房については、図１に示すように厚さ７．５ｍｍの繊維系マット材の表面に厚さ１５０μｍのアルミニウム箔、厚さ３ｍｍの木粉樹脂複合材、厚さ７０μｍの強化紙、厚さ０．２５ｍｍの表面化粧単板を順次積層し、マット材の裏面には厚さ２ｍｍのウレタンクッション材を積層する。温水パイプ収納部はマット材を打ち抜いて形成されており、打ち抜かれた部分には外径φ７．２ｍｍ、内径φ５．０ｍｍの架橋ポリエチレン製温水パイプが収納されている。アルミニウム箔は片面に粘着加工がなされており、マット材表面に貼り合わされている。木粉樹脂複合材は木粉とポリプロピレンを４０：６０（重量比）で配合したもので、裏面には深さ０．７ｍｍ、幅２ｍｍで幅方向に切られた溝が長手方向に１５ｍｍピッチで入っている。強化紙は目付け５０ｇ／ｍ²で木粉樹脂複合材と熱融着で貼り合わされている。表面化粧単板は強化紙に接着されている。表面は現行床材と同様のウレタン塗装仕上げとする。また木粉樹脂複合材とアルミニウム箔の界面は粘着材により固定する。粘着材としてはアクリル系両面テープ｛日東電工（株）Ｎｏ．５０１Ｋ｝を用いる。
【００３２】
マット材はＰＥＴ繊維を主繊維としＰＰ繊維をバインダーとして４０％（重量％）配合した材料を使用し、熱圧プレス成形しない場合はカード処理、熱処理工程のみの原反状態で使用し、熱圧プレス成形する場合には原反を６．５ｍｍのクリアランスで１５０℃で２０秒間熱圧プレス成形したものを使用した。またマット材表面にフィルムを貼着する場合は、原反熱圧プレス成形時に厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムを厚さ３０μｍのＰＥホットメルトフィルムを介して同時に貼着した。
【００３３】
上記実施例２の床暖房機能付き防音床材と、図４に示す現行のＬＬ−４５レベルの木質直貼り防音床材と温水パネルの組み合わせによる防音床暖房構成との評価結果を表３に示す。
【００３４】
【表３】

【００３５】
この結果から、繊維系マットの原反を熱圧プレスすることによりマット材厚さ精度が向上し、マット材表面にＰＥＴフィルムを貼着することで均熱用のアルミニウム箔との密着性が向上する。これらの床材は、床暖房機能を有し軽量床衝撃音レベルがＬ−４５レベルでありながら、歩行時の沈みが改善される。また集合住宅などではドアなどの開口部との取り合いの関係から厚さ１５ｍｍ以下の床材が望ましく、実施例の構成によりダウンスラブなどの必要なく、コンクリートスラブに直貼りする施工することによりマンションなどの床暖房を可能にさせる防音床暖房を提供することができる。
（実施例３）
床暖房機能のない防音床材については（実施例３−１）、図６に示すように厚さ７．５ｍｍの繊維系マット材の表側に厚さ３ｍｍの木粉樹脂複合材、厚さ７０μｍの強化紙、厚さ０．２５ｍｍの表面化粧単板を順次積層し、マット材の裏側には厚さ２ｍｍのウレタンクッション材を積層する。木粉樹脂複合材は木粉とポリプロピレンを４０：６０（重量比）で配合したもので、裏面には深さ０．７ｍｍ、幅２ｍｍで幅方向に切られた溝が１５ｍｍピッチで入っている。強化紙は目付５０ｇ／ｍ³で木粉樹脂複合材と熱融着で貼り合わされている。表面化粧単板は強化紙に接着されている。表面は現行床材と同様のウレタン塗装仕上げとする。
【００３６】
また温水式床暖房については（実施例３−２）、図１に示すように厚さ７．５ｍｍの繊維系マット材の表面に厚さ１５０μｍのアルミニウム箔、厚さ３ｍｍの木粉樹脂複合材、厚さ７０μｍの強化紙、厚さ０．２５ｍｍの表面化粧単板を順次積層し、マット材の裏面には厚さ２ｍｍのウレタンクッション材を積層する。温水パイプ収納部はマット材を打ち抜いて形成されており、打ち抜かれた部分には外径φ７．２ｍｍ、内径φ５．０ｍｍの架橋ポリエチレン製温水パイプが収納されている。アルミニウム箔は片面に粘着加工がなされており、マット材表面に貼り合わされている。木粉樹脂複合材は木粉とポリプロピレンを４０：６０（重量比）で配合したもので、裏面には深さ０．７ｍｍ、幅２ｍｍで幅方向に切られた溝が長手方向に１５ｍｍピッチで入っている。強化紙は目付け５０ｇ／ｍ²で木粉樹脂複合材と熱融着で貼り合わされている。表面化粧単板は強化紙に接着されている。表面は現行床材と同様のウレタン塗装仕上げとする。また木粉樹脂複合材とアルミニウム箔の界面は粘着材により固定する。粘着材としてはアクリル系両面テープ｛日東電工（株）Ｎｏ．５０１Ｋ｝を用いる。
【００３７】
マット材はＰＥＴ繊維を主繊維としＰＰ繊維をバインダーとして配合した材料を使用し、カード処理、熱処理工程のみの原反状態で使用した。
【００３８】
上記実施例３−１の防音床材の評価結果を表４に示し、実施例３−２の床暖房機能付き防音床材の評価結果を表５に示す。
【００３９】
【表４】

【００４０】
【表５】

【００４１】
実施例３−１の構成により、表４のようにバインダーの配合比率が３０〜５０％（重量比）の範囲では軽量床衝撃音レベルＬ−４５レベルを維持しながら、バインダー比率が大きい程沈み量を小さくすることができる。また、表５のようにバインダー配合比率４０％では、カード工程のニードルパンチレベル、熱処理工程での冷却ロールクリアランスを変えても、原反状態での仕上がり厚さに差異が見られなかったが、バインダー配合比率４５％ではＰＥＴ繊維の結合点がより多く得られるため、カード工程でのニードルパンチレベルのアップ、熱処理工程での冷却クリアランスの低減により、原反状態での仕上がり厚さの制御も容易となる。
【００４２】
【発明の効果】
本発明は叙述のようにマット材を打ち抜くことにより貫通溝が形成され、床暖房用の温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具に取り付けられて貫通溝に収納され、貫通溝を介して隣接するマット材が表面に粘着部を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具が粘着部に粘着されて保持されていることによって温水パイプを収納するための貫通溝を形成するため、マット材のバネ定数を損なうことなく温水パイプの収納が可能となり、温水パイプの収納も容易になるものであり、これにより防音性能を得ながら歩行感を改善でき、またマット材に温水パイプを収めることによりダウンスラブなどの必要なくコンクリートスラブに直貼り施工することよりマンションなどの床暖房を可能にさせることができるものである。また打ち抜かれた貫通溝を介して隣接するマット材を連結することで、打ち抜き後のマット材の形状を保持でき、温水パイプの納まり、マット材の取り廻しが容易となるものである。さらに繊維系マットは断熱性も優れるため、コンクリートスラブなどの床下地上に直貼りしてもマット材の表面に貼った表層材を効率よく加熱し、床暖房の性能を出すことができるものである。
特に、床暖房用の温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具に取り付けられて貫通溝に収納され、貫通溝を介して隣接するマット材が表面に粘着部を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具が粘着部に粘着されて保持されているから、貫通溝が打ち抜かれたマット材同士を粘着部を設けた連結材で連結することにより、接着などによる養生の必要なしに、マット材を打ち抜くことと打ち抜かれたマット材を連結することが容易に行うことができる。更に、温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具を介して取り付けられ、貫通溝に略Ｃ字状の取り付け具を収納して粘着部に粘着させていて、温水パイプの収納、保持性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の参考例の断面図である。
【図２】同上の暖房マットの拡大断面図である。
【図３】本発明の実施の形態の一例の暖房マットの断面図である。
【図４】（ａ）は従来例のＬＬ−４５レベルの木質直貼り防音床材の構成を示す断面図、（ｂ）は（ａ）の床材を温水パネルに一体化した防音床暖房の構造を示す断面図である。
【図５】暖房マットと防音マットとを敷設する状態を示す斜視図である。
【図６】防音マットの上に表層材を敷設した状態の断面図である。
【符号の説明】
１マット材
２貫通溝
３温水パイプ
４表層材
５クッション材
７粘着部
８取り付け具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mat material in a soundproof floor material with a floor heating function that is directly attached to a floor foundation such as a concrete slab.
[0002]
[Prior art]
In general, a directly soundproofed soundproof floor is constructed by a method in which flooring is directly attached to a floor foundation such as a concrete slab, and is mainly intended to reduce light floor impact sound. This reduces the impact sound transmitted downstairs.
[0003]
The conventional wooden soundproof flooring material used for the construction of this type of direct-bonded soundproofing floor is to reduce the bending rigidity by providing grooves in the plate part, and by laminating cushioning materials, the total floor area per unit area Sound reduction performance is improved by reducing the spring constant and reducing the vibration generated by impact by laminating vibration damping materials, and so on.
[0004]
As for floor heating, floor heating panels in which heating means are embedded on the back side of the surface material are widely known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the current wooden soundproof flooring material improves the soundproofing performance by reducing the spring constant and bending rigidity, so it tends to cause a problem that the feeling of walking deteriorates, and the conventional floor heating panel considers the soundproofing performance. Therefore, in order to obtain soundproofing performance, it is necessary to paste the current directly soundproofing flooring material on a panel having a floor heating function. For this reason, since the total thickness as a floor becomes thicker than the surrounding floor material that does not have a floor heating function, it has been necessary to adjust the floor level by downslabing of the heating unit in an apartment house such as an apartment.
[0006]
The present invention was made in view of the description, can improve the feeling of walking while obtaining soundproof performance, and enables floor heating of condominiums and the like by directly attaching to concrete slabs without the need for down slabs etc. It is an object of the present invention to provide a mat material for a soundproof floor material having a floor heating function that can be made to function.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, a mat material for a soundproof floor with floor heating function according to claim 1 of the present invention,A through groove 2 is formed by punching the mat material 1, and a hot water pipe 3 for floor heating is attached to a substantially C-shaped attachment 8 and stored in the through groove 2. The material 1 is connected to the surface by a connecting material having an adhesive portion 7, and the fixture 8 is adhered and held by the adhesive portion 7.It is characterized by that.
[0008]
Electric floor heating means using a planar heating element such as a PTC heater or a film heater and a linear heating element such as a cord heater or a heat sensitive wire heater has a sufficient heat source thickness relative to the mat material thickness. Due to the thinness, even if the mat material is provided with a recess, the spring constant of the mat material is hardly affected. On the other hand, in the hot water type floor heating means using a hot water pipe, the outer diameter of the hot water pipe occupies most of the mat thickness. The density is significantly increased, and the spring constant of the portion containing the hot water pipe is increased, so that the soundproof performance is deteriorated. In addition, it is difficult to form a large groove shape by cutting in a fiber mat material. Therefore, if the through groove 2 for accommodating the hot water pipe 3 is formed by punching the mat material 1 as in the present invention, the hot water pipe 3 can be accommodated without impairing the spring constant of the mat material 1. It becomes easy to store. This makes it possible to improve walking feeling while obtaining soundproofing performance, and to allow floor heating of condominiums etc. by placing the hot water pipe 3 in the mat material 1 and directly attaching it to the concrete slab without the need for down slabs etc. Can do. Further, by connecting adjacent mat members 1 through the punched through grooves 2, the shape of the mat member 1 after punching can be maintained, and the hot water pipe 3 can be accommodated and the mat member 1 can be easily handled.
[0009]
  As the mat material 1 as described above, for example, it is desirable to use a fiber-based mat made of natural fibers such as hemp, cotton, and palm, synthetic fibers such as PET, or a mixed fiber thereof and a binder as a base material. This gives flexibility in adjusting the thickness and specific gravity of the base material, processing on the surface, etc. Therefore, the anti-vibration effect by reducing the spring constant per unit area of the base material itself and the vibration suppression by the fiber-based material The effect is easily obtained, and the soundproofing performance can be improved while the floor heating means can be stored. Moreover, since such a fiber-based mat has excellent heat insulation properties, even if it is directly pasted on a floor base such as a concrete slab, the surface layer material 4 stuck on the surface of the mat member 1 can be efficiently heated to provide floor heating performance. Can do. The thickness of the mat member 1 is at least 7.5 mm or more, and the density is 100 to 300 kg / m.³Is desirable.
  In particular, in the mat material for a soundproof flooring with floor heating function according to claim 1 of the present invention, a warm water pipe 3 for floor heating is attached to a substantially C-shaped attachment 8 and stored in the through groove 2, and penetrated. The mat material 1 adjacent through the groove 2 is connected by a connecting material having an adhesive portion 7 on the surface, and the attachment 8 is adhered and held by the adhesive portion 7. By connecting the mat materials 1 with the through-grooves 2 punched out with a connecting material provided with an adhesive portion 7, the mat material 1 can be punched and the punched mat material 1 can be connected without the need for curing. Can be easily done. The hot water pipe 3 is attached via a substantially C-shaped attachment 8, the substantially C-shaped attachment 8 is accommodated in the through groove 2 and adhered to the adhesive portion 7, and the hot water pipe 3 is accommodated and retained. Improves.
[0010]
A mat material for a soundproof floor material with a floor heating function according to claim 2 of the present invention is the cushion material in which the mat material 1 adjacent to the mat material 1 is laminated via the punched through groove 2 in claim 1. 5 is connected. By mating the cushioning material 5 to the mat member 1 with the through groove 2 punched out, the mat members 1 with the through groove 2 punched out can be connected to each other. Can be further improved, and stable performance can be ensured.
[0011]
As the cushion material 5 as described above, for example, a nonwoven fabric made of PET or rayon, a closed cell resin foam such as foamed polyethylene, and an open cell resin foam such as foamed urethane are desirable, and these are heated by floor heating. Can maintain stable performance. The cushion material 5 has a thickness of at least 1.0 mm and a density of 20 to 50 kg / m.^ThreeIs desirable.
[0014]
  The present inventionClaim 3Mat material for soundproof flooring with floor heating function ofA through groove 2 is formed by punching the mat material 1, and a hot water pipe 3 for floor heating is attached to a substantially C-shaped attachment 8 and stored in the through groove 2. The material 1 is a mat material used for a soundproof floor material with a floor heating function in which the surface 1 is connected with a connecting material having an adhesive portion 7 on the surface, and the fixture 8 is adhered and held on the adhesive portion 7,A through-groove 2 is formed by punching out the mat material 1 after hot-press-molding the raw fabric of the fiber mat, and a hot water pipe 3 for floor heating is housed in the through-groove 2.
[0015]
Electric floor heating means using a planar heating element such as a PTC heater or a film heater and a linear heating element such as a cord heater or a heat sensitive wire heater has a sufficient heat source thickness relative to the mat material thickness. Due to the thinness, even if the mat material is provided with a recess, the spring constant of the mat material is hardly affected. On the other hand, in the hot water type floor heating means using a hot water pipe, the outer diameter of the hot water pipe occupies most of the mat thickness. The density is significantly increased, and the spring constant of the portion containing the hot water pipe is increased, so that the soundproof performance is degraded. The fiber-based mat material 1 has an excellent balance between soundproofing performance and load resistance, but has poor cutting workability, and a large groove shape makes cutting difficult. Further, when the mat material 1 made of a fiber mat is used in a raw fabric state consisting only of a card processing and a heat treatment process, it becomes difficult to ensure the thickness and accuracy of the mat material 1, and the mat material thickness is larger than the outer diameter of the hot water pipe 3. When it becomes smaller, the spring constant is impaired due to the influence of the hot water pipe 3, and the soundproofing performance is deteriorated. Therefore, when the through groove 2 is formed by punching out the mat material 1 after hot press molding the raw material of the fiber mat as in the present invention, the mat material 1 is used in the original fabric state by hot press molding. In addition, the thickness accuracy of the mat member 1 with respect to the outer diameter of the hot water pipe 3 is sufficiently secured, and by forming the through groove 2 by punching, the hot water pipe 3 can be stored without impairing the spring constant of the mat member. The pipe 3 can be easily stored.
[0016]
  As the mat material 1 as described above, for example, it is desirable to use a fiber-based mat made of natural fibers such as hemp, cotton, and palm, synthetic fibers such as PET, or a mixed fiber thereof and a binder as a base material. This gives flexibility in adjusting the thickness and specific gravity of the base material, processing on the surface, etc. Therefore, the anti-vibration effect by reducing the spring constant per unit area of the base material itself and the vibration suppression by the fiber-based material The effect is easily obtained, and the soundproofing performance can be improved while the floor heating means can be stored. Moreover, since such a fiber-based mat has excellent heat insulation properties, even if it is directly pasted on a floor base such as a concrete slab, the surface layer material 4 stuck on the surface of the mat member 1 can be efficiently heated to provide floor heating performance. Can do. The thickness of the mat member 1 is at least 7.5 mm or more, and the density is 100 to 300 kg / m.³Is desirable.
  In the mat material for the soundproof flooring with floor heating function according to claim 3 of the present invention, the warm water pipe 3 for floor heating is attached to the substantially C-shaped attachment 8 and stored in the through groove 2, The mat material 1 adjacent through the groove 2 is connected by a connecting material having an adhesive portion 7 on the surface, and the attachment 8 is adhered and held by the adhesive portion 7. By connecting the mat materials 1 with the through-grooves 2 punched out with a connecting material provided with an adhesive portion 7, the mat material 1 can be punched and the punched mat material 1 can be connected without the need for curing. Can be easily done. The hot water pipe 3 is attached via a substantially C-shaped attachment 8, the substantially C-shaped attachment 8 is accommodated in the through groove 2 and adhered to the adhesive portion 7, and the hot water pipe 3 is accommodated and retained. Improves.
[0017]
The cushion material 5 is preferably formed of at least one of a nonwoven fabric and a resin foam (closed cell, open cell). For example, the nonwoven fabric is made of PET or rayon, and the closed cell resin foam is foamed. As the PE and open-cell resin foam, urethane foam or the like is desirable. The soundproof performance of the mat member 1 containing the hot water pipe 3 can be further improved than these cushion materials, and stable performance can be secured, and stable performance can be maintained against heating by floor heating. The cushion material 5 has a thickness of at least 1.0 mm and a density of 20 to 50 kg / m.^ThreeIs desirable.
[0018]
  The present inventionClaim 4The mat material for a soundproof floor material with a floor heating function is characterized in that a smooth surface is obtained by sticking a film on at least the upper surface of the mat material 1 made of a fiber-based mat. In order to uniformly heat the floor surface when the floor is heated, after storing the hot water pipe 3 in the through groove 2 formed by punching the mat material 1, a soaking layer 9 such as an aluminum foil is formed on the surface of the mat material 1. It is necessary to provide it. At this time, if the surface to be attached to which an aluminum foil or the like is attached, that is, the surface of the mat member 1 is not subjected to any treatment, a smooth surface cannot be obtained when the mat member 1 is made of a fiber material. In addition, there may be cases where sufficient adhesion with the soaking layer 9 is not ensured. Therefore, a smooth surface is obtained by sticking a film on at least the upper surface of the mat member 1, and sufficient adhesion with the soaking layer 9 is ensured. The film material is preferably made of a thermoplastic resin. Among thermoplastic resins such as PET, a resin having a relatively high melting point is bonded via a resin having a relatively low melting point such as PE as a hot melt material. Thus, a smooth surface of the surface of the mat member 1 can be obtained. Such a film can be attached at the same time as hot-press molding of the fiber-based mat original fabric.
[0019]
  The present inventionClaim 5Mat material for soundproof flooring with floor heating function ofA through groove 2 is formed by punching the mat material 1, and a hot water pipe 3 for floor heating is attached to a substantially C-shaped attachment 8 and stored in the through groove 2. The material 1 is a mat material used for a soundproof floor material with a floor heating function in which the surface 1 is connected with a connecting material having an adhesive portion 7 on the surface, and the fixture 8 is adhered and held on the adhesive portion 7,The composition of the binder of the mat material 1 made of a fiber mat is 30 to 50% by weight. When the blending ratio of the binder is increased, the mat material 1 is generally hardened and the spring constant is increased. However, when the blending ratio of the binder is in the range of 30 to 50% by weight, the level of the soundproofing performance does not change greatly. The larger the ratio, the smaller the sinking amount, and the easier it is to control the finished thickness in the original fabric state consisting only of card processing and heat treatment steps.
  In the mat material for the soundproof flooring with floor heating function according to claim 5 of the present invention, the warm water pipe 3 for floor heating is attached to the substantially C-shaped attachment 8 and accommodated in the through groove 2, and penetrated. The mat material 1 adjacent through the groove 2 is connected by a connecting material having an adhesive portion 7 on the surface, and the attachment 8 is adhered and held by the adhesive portion 7. By connecting the mat materials 1 with the through-grooves 2 punched out with a connecting material provided with an adhesive portion 7, the mat material 1 can be punched and the punched mat material 1 can be connected without the need for curing. Can be easily done. The hot water pipe 3 is attached via a substantially C-shaped attachment 8, the substantially C-shaped attachment 8 is accommodated in the through groove 2 and adhered to the adhesive portion 7, and the hot water pipe 3 is accommodated and retained. Improves.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the soundproof floor material with a floor heating function is composed of a surface layer material 4, a mat material 1, a cushion material 5, and a hot water pipe 3 as a floor heating means. The mat member 1 has elasticity and is formed of a fiber mat. For example, the mat material 1 is a fiber mat made of natural fibers such as hemp, cotton, and palm, synthetic fibers such as PET, or a mixed fiber thereof and a binder, and the density is 100 to 300 kg / m.^ThreeDegree. A cushion material 5 is laminated and integrated on the back surface of the mat material 1 so as to cover the entire surface. The cushion material 5 is a non-woven fabric, closed cell, or open cell resin foam. The nonwoven fabric is made of, for example, PET or rayon, the closed-cell resin foam is, for example, foamed polyethylene, the open-cell resin foam is, for example, foamed urethane, and the cushion material 5 has a density of 20 to 50 kg / m^ThreeDegree. A penetration groove 2 is formed by punching the mat member 1 so as to penetrate vertically, and a hot water pipe 3 is disposed and accommodated in the penetration groove 2 as a floor heating means. A soaking layer 9 such as an aluminum foil is laminated and integrated on the surface of the mat material 1 so as to cover the entire surface, and a backing material 10 is laminated and integrated on the back surface of the cushion material 5. Examples of the backing material 10 include a nonwoven fabric laminated with a polyethylene sheet. In this way, the hot water pipe 4 is accommodated in the through groove 2 of the mat member 1 and the heating mat A is formed by laminating and integrating the soaking layer 9, the cushion member 5 and the backing member 10 on the upper and lower sides of the mat member 1. The surface layer material 4 is stuck on the heating mat A.
[0021]
In the case of this example, the surface layer material 4 is formed by attaching a surface decorative veneer 4c to the surface of the wood powder resin composite material 4a via the reinforcing paper 4b. Of course, a plywood may be used instead of the wood powder resin composite material 4a. The wood powder resin composite 4a is a mixture of wood powder and a thermoplastic resin. Here, the blending ratio of the wood flour with respect to the total amount of the wood flour resin composite material is desirably 20 to 70% (weight ratio), and the wood powder resin composite material is formed by extrusion molding or press molding at such a blending ratio. The The particle size of the wood powder is desirably 100 mesh or less, and polypropylene, polyethylene, etc. are used as the thermoplastic resin to be blended. A plurality of concave strips 12 are recessed in parallel and at equal intervals on the back surface of the wood powder resin composite material 4a. The surface layer material 4 is pasted on the heating mat A, and is adhered and laminated with an adhesive, or is adhered and laminated with an adhesive tape. When the surface layer material 4 is pasted, the edges of the adjacent surface layer materials 4 are joined by actual bonding. Reference numeral 11 denotes an actual coupling portion.
[0022]
By the way, a through groove 2 is formed by pressing so as to penetrate the mat material 1 of the heating mat A as described above, and a hot water pipe 3 is provided in the through groove 2. After punching out the groove 2, the cushion material 5 acting as a connecting material is connected and integrated in order to connect the adjacent mat members 1 through the through groove 2. In the case of this example, the adhesive portion 7 is provided on the surface of the cushion material 5, and the cushion material 5 and the mat material 1 are integrally fixed by the adhesive portion 7. At this time, since the adhesive portion 7 is provided on the surface of the cushion material 5, the hot water pipe 3 piped in the through groove 2 is fixed by adhesion to the adhesive portion 7. Further, in the example shown in FIG. 3, a substantially C-shaped attachment 8 is housed in the through groove 2, and the hot water pipe 3 is inserted and held in the attachment 8. The attachment 8 is fixed by adhering to the adhesive part 7 of the cushion material 5. Moreover, although the backing material 10 is provided on the back surface of the cushion material 5, by providing this, the soundproofing performance can be improved and the penetration of the adhesive at the time of the adhesive construction to the concrete slab can be prevented.
[0023]
The heating mat A configured as described above is laid at a place where heating of the room is necessary, but as shown in FIG. 5, a soundproof mat B having no floor heating function is laid around the other area, as shown in FIG. And the surface layer material 4 is stuck on the whole upper surface of the soundproof mat B. As shown in FIG. 6, the soundproofing mat B is not provided with a through groove 2 in the mat material 1 and is not embedded with a hot water pipe 3 (to prevent floor heating, a soaking layer 9 such as aluminum is also provided. The other configurations are the same as those of the heating mat A.
[0024]
In the present invention, a fiber mat is used as the mat material 1. However, if the mat material 1 made of the fiber mat is used in a raw fabric state including only card processing and heat treatment processes, the thickness and accuracy of the mat material 1 can be ensured. When it becomes difficult and the thickness of the mat member 1 becomes smaller than the outer diameter of the hot water pipe 3, the spring constant is lost due to the influence of the hot water pipe 3, and the soundproof performance is deteriorated. Therefore, in the present invention, it is desirable to form the through groove 2 by punching out the mat material 1 after hot-pressing the raw fabric of the fiber-based mat. In this case, the thickness accuracy of the mat material 1 with respect to the outer diameter of the hot water pipe 3 is sufficiently secured as compared with the case where the mat material 1 is used in a raw fabric state by hot press forming, and the through groove 2 is formed by punching. Thus, the hot water pipe 3 can be stored without impairing the spring constant of the mat member, and the hot water pipe 3 can be easily stored. In the above-mentioned hot press molding, a raw material is filled in a press die and heated and pressed so as to have a predetermined thickness.
[0025]
Further, in order to uniformly heat the floor surface when the floor heating is performed, after the hot water pipe 3 is stored in the through groove 2 formed by punching the mat material 1, the soaking layer 9 such as an aluminum foil is formed on the surface of the mat material 1. It is necessary to provide. At this time, if the surface to be attached to which an aluminum foil or the like is attached, that is, the surface of the mat member 1 is not subjected to any treatment, a smooth surface cannot be obtained when the mat member 1 is made of a fiber material. In addition, there may be cases where sufficient adhesion with the soaking layer 9 is not ensured. Therefore, it is desirable to attach a film to at least the upper surface of the mat member 1. By sticking the film in this way, a smooth surface is obtained and sufficient adhesion with the soaking layer 9 is ensured.
[0026]
Further, when the blending ratio of the binder is increased, the mat material 1 is generally hardened and the spring constant is increased. However, in the present invention, the blending ratio of the binder of the mat material 1 is desirably in the range of 30 to 50% by weight. As described above, when the mixing ratio of the binder of the mat member 1 is in the range of 30 to 50% by weight, the level of the soundproofing performance does not change greatly. Thus, it is desirable for both the heating mat A and the soundproof mat B that the mixing ratio of the binder of the mat material 1 is 30 to 50% by weight.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Example 1
As shown in FIG. 1, an aluminum foil having a thickness of 300 μm, a wood powder resin composite material having a thickness of 3 mm, a reinforcing paper having a thickness of 70 μm, and a face decorative veneer having a thickness of 0.25 mm are sequentially laminated on the front side of the mat material. On the back side of the mat material, the thickness is 2 mm and the density is 22 kg / m.^ThreeA cushioning material made of urethane foam is laminated. The through-groove serving as the hot water pipe storage part is formed by punching a mat material, and the mat materials adjacent to each other through the punched through-groove are applied on the urethane foam surface after the punching process at a coating amount of 150 g / m.²The cushioning material coated with an adhesive material is joined to the mat material by bonding. 20g / m per unit area of polyethylene laminated with 15μm thickness on the opposite side of the cushion material matte side²The non-woven fabric of PET is bonded together to bond the punched mat material to improve the soundproofing performance and to prevent the penetration of the adhesive at the time of bonding to the concrete slab. The formed through-groove serving as the hot water pipe storage portion stores a hot water pipe made of crosslinked polyethylene having an outer diameter of φ7.2 mm and an inner diameter of φ5.0 mm, and is held by the adhesive portion of the cushion material. The aluminum foil has an adhesive process on one side and is bonded to a mat material. The wood powder resin composite material is a blend of wood powder and polypropylene at a weight ratio of 50:50. The back surface has a depth of 0.7 mm, a width of 2 mm and a groove cut in the width direction of 15 mm in the longitudinal direction. It's on the pitch. Reinforced paper is 50g / m²It is bonded to the wood powder resin composite by heat fusion. The face veneer is bonded to reinforced paper. The surface of the veneer veneer will have a urethane finish like the current flooring. The interface between the wood powder resin composite and the aluminum foil is fixed with an adhesive. As the adhesive, acrylic double-sided tape {Nitto Denko Corporation No. 501K}.
[0028]
The evaluation results of the soundproof flooring with floor heating function of Example 1 above and the soundproof floor heating configuration (commercially available) by combining the current LL-45 level wood directly soundproofing flooring material and a hot water panel as a conventional example are shown. It is shown in Table 1 below. The conventional LL-45 wood directly soundproof flooring as shown in FIG. 4 (a) is integrated with a hot water panel to form a soundproof floor heating as shown in FIG. 4 (b). is doing. In FIG. 4, a is a surface decorative veneer, b is a real part, c is a grooved plywood, d is a cushioning material, e is an aluminum foil, f is a hot water pipe, and g is a hot water panel made of expanded polystyrene. Table 2 shows the composition of the mat material of Example 1, and with these compositions, the thickness is 7.5 mm and the density is 110 kg / m.^ThreeA mat material without back-embossing is formed.
[0029]
[Table 1]

[0030]
[Table 2]

[0031]
From this result, the configuration of Example 1 improves the dent due to walking feeling and casters while having a floor heating function and the light floor impact sound level is LL-45 level. Moreover, dimensional stability and crack resistance can also be improved by using a wood powder resin composite material for the surface layer material. Furthermore, by connecting the punched mat members, the shape of the punched mat member is maintained, the hot water pipe can be accommodated, and the mat member can be easily handled. In apartments, flooring with a thickness of 15 mm or less is desirable due to the relationship with the opening of doors and the like. With the configuration of Example 1, there is no need for down slabs, etc. Soundproof floor heating that enables floor heating can be provided.
(Example 2)
For warm water type soundproof floor heating, as shown in FIG. 1, the surface of a 7.5 mm thick fiber mat material is 150 μm thick aluminum foil, 3 mm thick wood powder resin composite, 70 μm thick reinforced paper. Then, a surface decorative veneer having a thickness of 0.25 mm is sequentially laminated, and a urethane cushion material having a thickness of 2 mm is laminated on the back surface of the mat material. The hot water pipe storage part is formed by punching a mat material, and a hot-water pipe made of cross-linked polyethylene having an outer diameter of 7.2 mm and an inner diameter of 5.0 mm is stored in the punched part. The aluminum foil has an adhesive treatment on one side and is bonded to the surface of the mat material. The wood powder resin composite material is a blend of wood powder and polypropylene at a weight ratio of 40:60. On the back surface, grooves cut in the width direction at a depth of 0.7 mm and a width of 2 mm at a pitch of 15 mm in the longitudinal direction. In. Reinforced paper is 50g / m²It is bonded to the wood powder resin composite by heat fusion. The face veneer is bonded to reinforced paper. The surface will be the same urethane paint finish as the current flooring. The interface between the wood powder resin composite and the aluminum foil is fixed with an adhesive. As the adhesive, acrylic double-sided tape {Nitto Denko Corporation No. 501K}.
[0032]
The mat material is a material containing 40% (wt%) of PET fiber as the main fiber and PP fiber as the binder. If it is not hot-press press molding, it is used in the original fabric state only for card processing and heat treatment process. In the case of press molding, the raw fabric was subjected to hot-press press molding at 150 ° C. for 20 seconds with a clearance of 6.5 mm. Moreover, when sticking a film on the mat | matte material surface, the PET film with a thickness of 12 micrometers was stuck simultaneously through the PE hot-melt film with a thickness of 30 micrometers at the time of original hot press molding.
[0033]
Table 3 shows the evaluation results of the soundproofing flooring with floor heating function of Example 2 and the soundproofing flooring configuration by combining the current LL-45 level wood directly soundproofing flooring shown in FIG. .
[0034]
[Table 3]

[0035]
From this result, the thickness accuracy of the mat material is improved by hot-pressing the raw material of the fiber mat, and the adhesion with the aluminum foil for soaking is improved by sticking the PET film to the mat material surface. To do. Although these flooring materials have a floor heating function and a light floor impact sound level is an L-45 level, sinking during walking is improved. In apartments, floor materials with a thickness of 15 mm or less are desirable due to the relationship with the opening of doors, etc., and there is no need for down slabs due to the construction of the embodiment, and condominiums, etc. can be directly attached to concrete slabs. It is possible to provide soundproof floor heating that enables floor heating.
(Example 3)
As for the soundproof floor material without the floor heating function (Example 3-1), as shown in FIG. 6, a wood powder resin composite material with a thickness of 3 mm on the front side of a fiber-based mat material with a thickness of 7.5 mm, a thickness of 70 μm. The reinforced paper of 0.25 mm and a surface decorative veneer having a thickness of 0.25 mm are sequentially laminated, and a urethane cushion material having a thickness of 2 mm is laminated on the back side of the mat material. The wood powder resin composite material is a blend of wood powder and polypropylene at a weight ratio of 40:60, and the back surface has grooves with a depth of 0.7 mm, a width of 2 mm and cut in the width direction at a pitch of 15 mm. . Reinforced paper is 50g / m^ThreeIt is bonded to the wood powder resin composite by heat fusion. The face veneer is bonded to reinforced paper. The surface will be the same urethane paint finish as the current flooring.
[0036]
As for hot water type floor heating (Example 3-2), as shown in FIG. 1, an aluminum foil having a thickness of 150 μm and a wood powder resin composite material having a thickness of 3 mm on the surface of a fiber-based mat material having a thickness of 7.5 mm. Then, reinforced paper having a thickness of 70 μm and a veneer veneer having a thickness of 0.25 mm are sequentially laminated, and a urethane cushion material having a thickness of 2 mm is laminated on the back surface of the mat material. The hot water pipe storage part is formed by punching a mat material, and a hot-water pipe made of cross-linked polyethylene having an outer diameter of 7.2 mm and an inner diameter of 5.0 mm is stored in the punched part. The aluminum foil has an adhesive treatment on one side and is bonded to the surface of the mat material. The wood powder resin composite material is a blend of wood powder and polypropylene at a weight ratio of 40:60. On the back surface, grooves cut in the width direction at a depth of 0.7 mm and a width of 2 mm at a pitch of 15 mm in the longitudinal direction. In. Reinforced paper is 50g / m²It is bonded to the wood powder resin composite by heat fusion. The face veneer is bonded to reinforced paper. The surface will be the same urethane paint finish as the current flooring. The interface between the wood powder resin composite and the aluminum foil is fixed with an adhesive. As the adhesive, acrylic double-sided tape {Nitto Denko Corporation No. 501K}.
[0037]
As the mat material, a material in which PET fiber is used as a main fiber and PP fiber as a binder was used, and the mat material was used in a raw fabric state only for card processing and heat treatment processes.
[0038]
The evaluation results of the soundproof flooring of Example 3-1 are shown in Table 4, and the evaluation results of the soundproofing flooring with floor heating function of Example 3-2 are shown in Table 5.
[0039]
[Table 4]

[0040]
[Table 5]

[0041]
With the configuration of Example 3-1, as shown in Table 4, when the blending ratio of the binder is in the range of 30 to 50% (weight ratio), the lighter floor impact sound level L-45 level is maintained, and the larger the binder ratio, the more the sinking. The amount can be reduced. Also, as shown in Table 5, when the binder compounding ratio was 40%, even if the needle punch level in the card process and the cooling roll clearance in the heat treatment process were changed, there was no difference in the finished thickness in the original fabric state. With a binder compounding ratio of 45%, more bonding points of PET fibers can be obtained, so the finished thickness in the original fabric can be easily controlled by increasing the needle punch level in the card process and reducing the cooling clearance in the heat treatment process. It becomes.
[0042]
【The invention's effect】
The present invention is as describedA through-groove is formed by punching out the mat material, and a hot water pipe for floor heating is attached to a substantially C-shaped fixture and stored in the through-groove, and the adjacent mat material is attached to the surface through the through-groove. Are connected by a connecting material provided with the attachment, and the fixture is adhered and held by the adhesive portionBy forming a through groove for storing the hot water pipe, it is possible to store the hot water pipe without impairing the spring constant of the mat material, which makes it easy to store the hot water pipe. The feeling of walking can be improved while being obtained, and the floor heating of an apartment can be made possible by placing the hot water pipe in the mat material and directly attaching it to the concrete slab without the need for a down slab. Further, by connecting adjacent mat members through the punched through groove, the shape of the mat member after punching can be maintained, and the hot water pipe can be accommodated and the mat member can be easily handled. Furthermore, since the fiber-based mat is also excellent in heat insulation, even if it is directly pasted on a floor foundation such as a concrete slab, the surface layer material stuck on the surface of the mat material can be efficiently heated and the performance of floor heating can be obtained. .
In particular, a hot water pipe for floor heating is attached to a substantially C-shaped fixture and stored in a through groove, and adjacent mat members are connected by a connecting material having an adhesive portion on the surface through the through groove. Since the mounting tool is adhered to and held by the adhesive part, mat materials with punched through grooves are connected to each other with a connecting material provided with an adhesive part, thereby eliminating the need for curing by adhesion or the like. Can be easily connected to the punched mat material. Furthermore, the hot water pipe is attached via a substantially C-shaped attachment, and the substantially C-shaped attachment is accommodated in the through groove and adhered to the adhesive portion, thereby improving the storage and retention of the hot water pipe. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 of the present inventionReference exampleFIG.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of the heating mat.
[Fig. 3]Example of embodiment of the present inventionIt is sectional drawing of the heating mat of.
FIG. 4A is a cross-sectional view showing the configuration of a conventional LL-45 level wood directly soundproof flooring of a conventional example, and FIG. It is sectional drawing which shows a structure.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a heating mat and a soundproof mat are laid.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a state in which a surface layer material is laid on a soundproof mat.
[Explanation of symbols]
1 Mat material
2 Through groove
3 Hot water pipe
4 Surface material
5 Cushion material
7 Adhesive part
8 Attachment

Claims

マット材を打ち抜くことにより貫通溝が形成され、床暖房用の温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具に取り付けられて貫通溝に収納され、貫通溝を介して隣接するマット材が表面に粘着部を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具が粘着部に粘着されて保持されていることを特徴とする床暖房機能付き防音床材用のマット材。A through-groove is formed by punching out the mat material, and a hot water pipe for floor heating is attached to a substantially C-shaped fixture and stored in the through-groove, and the adjacent mat material is attached to the surface through the through-groove. A mat material for a soundproof floor material with a floor heating function, wherein the mat member is connected by a connecting material provided with a mounting member and is attached and held by an adhesive portion .

打ち抜かれた貫通溝を介して隣接するマット材がマット材に積層されたクッション材で連結されたことを特徴とする請求項１記載の床暖房機能付き防音床材用のマット材。 The mat material for a soundproof floor material with a floor heating function according to claim 1, wherein adjacent mat materials are connected by a cushion material laminated on the mat material through the punched through groove.

マット材を打ち抜くことにより貫通溝が形成され、床暖房用の温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具に取り付けられて貫通溝に収納され、貫通溝を介して隣接するマット材が表面に粘着部を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具が粘着部に粘着されて保持されている床暖房機能付き防音床材に用いるマット材であって、繊維系マットの原反を熱圧プレス成形した後のマット材を打ち抜くことにより貫通溝を形成すると共に貫通溝に床暖房用の温水パイプを収納したことを特徴とする床暖房機能付き防音床材用のマット材。 A through-groove is formed by punching out the mat material, and a hot water pipe for floor heating is attached to a substantially C-shaped fixture and stored in the through-groove, and the adjacent mat material is attached to the surface through the through-groove. The mat material is used for a soundproof floor material with a floor heating function in which the attachment is adhered to and held by the adhesive portion, and the raw material of the fiber mat is formed by hot press molding A mat material for a soundproof floor material having a floor heating function, wherein a through groove is formed by punching the mat material after being formed and a hot water pipe for floor heating is housed in the through groove .

繊維系マットからなるマット材の少なくとも上面にフィルムを貼着して平滑面を得たことを特徴とする請求項３記載の床暖房機能付き防音床材用のマット材。The mat material for a soundproof floor material with a floor heating function according to claim 3, wherein a smooth surface is obtained by sticking a film to at least the upper surface of a mat material made of a fiber-based mat .

マット材を打ち抜くことにより貫通溝が形成され、床暖房用の温水パイプが略Ｃ字状の取り付け具に取り付けられて貫通溝に収納され、貫通溝を介して隣接するマット材が表面に粘着部を備えた連結材で連結されるとともに、取り付け具が粘着部に粘着されて保持されている床暖房機能付き防音床材に用いるマット材であって、繊維系マットからなるマット材のバインダーの配合を３０〜５０重量％にしたこと特徴とする床暖房機能付き防音床材用のマット材。 A through-groove is formed by punching out the mat material, and a hot water pipe for floor heating is attached to a substantially C-shaped fixture and stored in the through-groove, and the adjacent mat material is attached to the surface through the through-groove. The mat material is used for a soundproof floor material with a floor heating function in which the attachment tool is adhered and held by the adhesive portion, and includes a mat material binder composed of a fiber mat. A mat material for a soundproof flooring with a floor heating function, characterized by comprising 30 to 50% by weight .