JP3731282B2 - 作業車両の操向制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタや田植機の農業用の作業車両や、フォークリフト、ブルトーザ等の運搬用、建設用の作業車両に関し、特に操向操作部の操作量に対し操向輪の作動量を変更可能な操向装置を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術、及びその課題】
従来、作業車両には、作業中の旋回や操向を容易に行うために操向操作部の操作量に対し操向輪の作動量を変更可能な操向装置を有するものがあった。例えば、特開平8−26126号公報には圃場での旋回時に、ステアリングハンドルの操向量に対して前輪の切れ角量を大きくする移動農機の旋回装置が示されている。
【0003】
上記公報に示されている旋回装置は、車体の前輪を操向するパワーステアリングシリンダへの油の流入経路を、油圧ポンプから操向ハンドルの操作方向に応じて圧油を流出する操向ユニットを介して供給する第一の経路と、同油圧ポンプからこの操向ユニットを介さないで直接前記シリンダへ供給する第二の経路とを並列して設けた構成とし、切替制御弁により前記二つの回路を択一式に選択する構成としている。そして、この切替制御弁を、前輪の切角が一定角度を超えると、前記流入経路を前記第一の回路から第二の回路へ切り替わる構成とし、ステアリングハンドルの操向量に対する前輪の切れ角量を大きく変更している。
【0004】
しかしながら、上記旋回装置の油圧回路の構成には、旋回制御の作動時や何らかのアクシデントで切替制御弁が切り替わった状態で戻らなくなる恐れがあり、このような場合には、オペレータのハンドル操作が前輪へ伝達されないためオペレータの所望とする方向へ車両を操向できないという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以上のような課題を解消するために、次のような技術手段を講じた。
即ち、操向操作部(1)の操作量に対し操向輪(2)の作動量を変更可能な操向装置(3)を有する作業車両において、油圧ポンプ(8)から送り出される圧油を回路上手側から順に、前記操向操作部(1)の操作方向に応じて前記圧油を流出する操向ユニット(4)と、前記操向ユニット(4)から流出された圧油の一部を他の回路(5)へ分岐する状態、若しくは同圧油の全部を連通する状態に切り替えて油の流量を調整可能な切替制御弁(6)とを通じて、前記操向輪(2)を操向する油圧アクチュエータ(7)へ送り込む構成とすると共に、
前記車両には、エンジン(12)の出力回転数を検出するエンジン回転センサ(48)と、走行用変速位置を検出する変速スイッチ(31)と、前記操向輪(2)の操向角を検出する操向輪切角センサ(22)とを設け、
前記センサにより、エンジン回転数が一定値以上の状態で且つ走行用変速位置が所定の低速位置に設定された状態が検出され、更に前記操向輪(2)が中立付近で一定値以上の操作速度で操作されたときに、前記切替制御弁(6)を切り替えて操向操作部(1)の操作量に対し操向輪(2)の作動量を大きく変更する制御部(21)を備えたことを特徴とする作業車両の操向制御装置とした。
【0006】
【発明の作用効果】
以上のように構成した作業車両の操向制御装置では、操向ユニット4と、切替制御弁6とを油圧回路において直列に設け、切替制御弁6にて、通常時は、圧油の一部を他の回路5へ分岐する状態として油圧アクチュエータ7による操向輪2の作動量を小さくし、急旋回時等には同圧油の全部を連通する状態として油圧アクチュエータ7による操向輪2の作動量を大きく変更することができるので、操向操作に係る労力の小力化を図ることができる上、万一切替制御弁6が故障しても常時オペレータの操向操作が油圧アクチュエータ7へ伝達可能であるので作業車両を安全に操向することができる。
特にこの作業車両の操向制御装置では、操向ユニット4へ流入される圧油が一定であるため、切替制御弁6の状態に関わらずオペレータの操向操作力を補助する油圧力が一定に保たれ、操向操作部1の操作性が良い。
またこの作業車両の操向制御装置は、エンジン回転数が一定値以上の状態で且つ走行用変速位置が所定の低速位置に設定された状態が検出されたときに作動可能とする構成、即ち車両の路上走行時には同制御の作動は牽制されるので、前記同様、車両の安全性が良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を作業車両である農用トラクタ(以下、トラクタ10)について説明する。
トラクタ10は、機体前部のボンネット11内部に設けたエンジン12の回転動力を、このエンジン12後方に設けたミッションケース13内の変速装置(主変速14、副変速15)により適宜変速してその動力を前輪2,2、或いは前後輪2,2,16,16に伝達して走行する構成となっている。
【0008】
前記ボンネット11の後部には、ハンドルポスト17を設けこの側方にアクセルレバー18を設け、同ポスト17の上部に操向操作部であるステアリングハンドル1を突出して設けている。そして、このステアリングハンドル1の回転操作により後述する操向装置であるパワーステアリング装置3を介して前記前輪2,2を操向する構成となっている。また、ハンドルポスト17の下方には、左右夫々の後輪16,16を制動するブレーキペダル19,19を設けている。左右夫々のブレーキペダル19の回動基部には、この踏み込み操作量を検出する手段であるブレーキセンサ20を設け、この踏み込み角度を検出し、操縦席25下方に設けた制御部であるコントローラ21へ信号を送信する構成となっている。
【0009】
トラクタ10の操縦席25の近傍について説明すると、この操縦席25の側方には、旋回時の前輪1,1の作動量を変更する旋回制御の作動を入り切りする制御入切スイッチ26と、走行用変速レバー27と、作業機28の高さを変更するポジションレバー19を設けている。また、車体後部のPTO軸34の回転を正逆、或いは停止を選択するPTO入切スイッチ30を設けている。前記変速レバー27の回動基部には、変速位置スイッチ31を設け、同レバー27が高速位置へ変速されるとオンする構成となっている。また、ポジションレバー19の回動基部には、この操作角度を検出するポテンショメータ32を設け、前記変速スイッチ31とともにこの検出信号をコントローラ21へ送信する構成となっている。
【0010】
トラクタ10の後部の構成について説明する。前記ミッションケース13の後上部にはシリンダーケース35を設けている。このシリンダーケース35には作業機昇降用の油圧シリンダ36を内蔵し、この油圧シリンダ36のピストン伸縮によりケース35の左右に支持したリフトアーム37,37を上下回動する構成となっている。そして、この片側のリフトアーム37の回動基部には、リフトアーム角センサ38を設け、作業機28の昇降位置を間接的に検出する構成となっている。これにより、前記ポジションレバー29の操作角度に応じて、リフトアーム37の設定角度が一致するように油圧シリンダ36のピストンを伸縮する構成となっている。また、ミッションケース13の後部にはトップリンク39と左右ロアリンク40,40とからなる3点リンク機構を設け,このリンク機構後端部に作業機28を連結可能に構成している。図例ではロータリ作業機を連結した構成となっている。
【0011】
トラクタ10の動力伝導構成について、図3に基づいて説明する。
前記エンジン12から出力された回転動力は、主クラッチ45にて断続され、前後進切替装置46へ入力される。また、このエンジン12の出力軸47には、この回転数を検出する手段としてエンジン回転センサ48を設けている。
そして、前後進切替装置46へ入力されたエンジン12の回転動力は、正転或いは逆転に切り替えられて車両の進行方向を変更するようになっており、前記変速レバー27により主変速装置14、副変速装置15で適宜変速されて後輪デフ機構49へ伝達される構成となっている。また、副変速装置15から出力された回転動力は、前輪駆動軸50へも伝達される構成となっている。
【0012】
前記前輪駆動軸50上には、前輪駆動伝達装置51が設けられている。この前記前輪駆動伝達装置51は、等速クラッチ52と倍速クラッチ53とを有し、この両クラッチ52,53は、コントローラ21の指令によって接続する構成となっている。即ち、等速クラッチ52が接続するときには、前輪2,2の周速が後輪16,16の周速と略同速となり、倍速クラッチ53が接続すると、前輪2,2の周速が後輪16,16の周速に対して略2倍となって小回り旋回が可能になっている。また、どちらのクラッチ52,53も接続していない時には、トラクタ10は、後輪2駆状態で走行する構成となっている。そして、前輪駆動伝達装置51の入力側ギヤ54には後輪回転センサ55を設け、出力側ギヤ56には前輪回転センサ57を設けている。そして、走行中一定時間毎に後輪16による2駆状態として、このときの後輪16の回転数と、地面からの突き回りにより回転する前輪2の回転数を検出して比較(前輪回転数/後輪回転数)することによりトラクタ10のスリップ状態を検出する構成となっている。
【0013】
また、前記後輪デフ機構49から左右に出力される後輪駆動軸58には、夫々ブレーキディスク59…を設けている。このブレーキディスク59…は、前記ブレーキペダル19,19とリンク機構を介して左右独立して接続され、このブレーキペダル19,19の踏み込み操作によりディスクが圧着してブレーキがかかる構成となっている。これにより、圃場での作業では、トラクタ10の後輪16を片側だけ制動可能として隣接旋回を容易にしている。
【0014】
トラクタ10のパワーステアリング装置3について図1に基づいて説明する。パワーステアリング装置3は、ステアリングハンドル1の回転操作をステアリング軸60等を介して操向ユニット4に入力している。そして、ステアリング軸60の回転に応じて操向ユニット4内のジロータ62が回転され、油圧ポンプ8の油圧力が前記ステアリングハンドル1の操作力を補助して、操向ユニット4から流出される構成となっている。この操向ユニット4の回路下手側には、油量調整手段である切替制御弁6を設けている。
【0015】
この切替制御弁6は、絞り65,65を有する油室70と絞りを設けない油室71とを有し、通常時にはこの絞り65,65を有する油室70が前記操向ユニット4と操向用の油圧シリンダ7を連通して位置し、また、コントローラ21からの切替指令により絞りを設けない油室71が操向ユニット4へ接続するように構成されている。そして、通常時には、絞り65、65により規制された圧油は、一部を前記主クラッチ45の潤滑油として分流回路5へ逃がされている。また、このコントローラ21より切替指令を受けた時には同制御弁6に流入した全油量を流出する。尚、この切替制御弁6は、この切替指令が停止されると直ちに前記絞り65,65を有する油室70に切り替わるようスプリング72により付勢している。これにより、切替制御弁6やコントローラ21の故障時しても、ステアリングハンドル1を回したときに、前輪2,2が大きく操向されることが無くトラクタ10を安全に操向することができる。
【0016】
また、この切替制御弁6の油圧回路下手側には、チェック弁66を介して前輪2,2を操向する油圧アクチュエータである油圧シリンダ7を接続して設けている。そして、この油圧シリンダ7のピストンを連結ロッド等を介して前輪2,2を回動するナックルアーム67に連結している。このナックルアーム67には、回動角度を検出する前輪切角センサ22を設けている。これによりコントローラ21では、所定時間内の前輪切角度の変化を演算して操向操作速度を検出する構成となっている。尚、符号Tは、ミッションケース13を兼ねる油圧タンクを示し、R…はリリーフ弁を示す。
【0017】
このように油圧ポンプ8から送り出される圧油の伝動上手側から順に、操向ユニット4、切替制御弁6、前輪2,2を操向する油圧シリンダ7と直列して設けたので、切替制御弁6が絞り65,65を設けてない油室71側に切り替わってわっているときには、通常時と比較してステアリングハンドル3の操作量に対して前輪2,2の操向量を大きく変更することができる。また、この切替制御弁6が通常時、或いは切り替わり時でも、ステアリングハンドル1の回転操作が常時前輪2,2へ伝達可能な状態となっているので、トラクタ10が操向不能な状態に陥ることがない。また、前記切替制御弁6が故障してどちらの場合で作動しなくなっても、ステアリングハンドル1を左右どちらに回転しても前輪2の操向量が同じであるので、操向性を損なうことがない。
【0018】
尚、ここでは操向ユニット4の油圧回路下手側に切替制御弁6を設ける構成としたが、この切替制御弁6を操向ユニット4の上手側に設けてもよい。この実施例のように切替制御弁6を下手側に設ける方が、操向ユニット4へ流入される圧油が一定であるため、切替制御弁6の状態に関わらずオペレータの操向操作力を補助する油圧力が一定に保たれトラクタ10の操作性の面からは好ましい。
【0019】
前記旋回制御について説明する。前記コントローラ7は、図4に示されるように各種センサやスイッチの情報を処理するCPUや、この情報を一時記憶するRAMや、この旋回制御プログラム等を設定しているROM等を有する構成となっている。
そして、入力部には、前記制御スイッチ26と、ブレーキセンサ20,20、PTO入切スイッチ30,変速位置スイッチ31,ポジションレバー29のポテンショメータ32,リフトアーム角センサ38、エンジン回転センサ48、前輪回転センサ57,後輪回転センサ55、前輪切角センサ22を接続して設けている。
【0020】
また、出力部には、前記PTO入切スイッチ30のオンオフによって励磁するPTOを正転、及び逆転に切り替える切替制御弁のソレノイド33F,33Rと、作業機昇降用の油圧シリンダ36のピストンを伸長、短縮する比例圧力制御弁のソレノイド41,42と、等速、倍速クラッチを圧着する切替制御弁のソレノイド68,69と、操向ユニット4の圧油量を調整する切替制御弁のソレノイド9を接続して設けている。
【0021】
以上のように、構成されたトラクタ10の旋回制御の作用ついて、図5のフローチャートに基づいて説明する。
最初に、トラクタ10の電源系統を「入」にしてエンジン12を始動すると、コントローラ7は、各種スイッチやセンサの設定状態、接続状態、或いは検出状態信号を読み込む(STEP1)。そして、前記前輪切角センサ22によりトラクタ10の操向速度が急旋回と想定される速度以上かどうかを判定する(STEP2)。ここでYESの場合は、次に、制御スイッチ26が入であるか(STEP3)、そして変速位置スイッチ31がオフである、即ち「低速」であるか(STEP4)、エンジン回転センサ48の検出値が一定以上で安定しているか(STEP5)、またスリップの判定が一定範囲以内か(STEP6)を判定する。さらに、前記ブレーキセンサ20の検出を判定して、一方だけの検出値が一定以上か(STEP7)を判定し、これらの判定がすべてYESときに切替制御弁6のソレノイド9へ通電か行われる。そしてこの切替出力は、STEP3〜STEP7の判定がNOになるとオフされ、周期的にこれらの処理が繰り返される。
【0022】
尚、STEP5では、エンジン回転数の変動を検出することで、圃場の凹凸が激しい場所や、路上走行時にこの制御の作動を牽制している。また、STEP6でスリップ状態を検出することで、圃場が極めてぬかるんでいる状態や凍っている状態等で、前輪2,2が急速に切れてトラクタ10が大きくふらつかないように制御の作動を牽制している。
【0023】
図6は、この旋回制御のステアリングハンドル1の切角度(横軸)と前輪切角度(縦軸)の関係を示す図である。ここでは、前輪中立付近の不感帯の位置で前輪操向速度を検出し、前輪操向速度が一定以下の場合は、ステアリングハンドル約±2回転で前輪2,2を左右ロック位置(中立位置から約±60度)まで操向する構成となっている。また、前輪操向速度が一定以上で、且つ切替制御弁6が切り替わる条件が満たされた場合には、ステアリングハンドル約1回転で前輪2,2をロック位置まで操向する構成となっている。
尚、STEP5のエンジン回転数が安定しているかどうかを検出する手段としては、アクセルレバーの回動基部にこの操作角度を検出するアングルセンサを設け、この検出値が一定時間、一定に保たれているかどうかを検出する構成としても良い。
【0024】
また、図7に示されたフローチャートは、前記油量調整手段を常時油路の一部を開放する比例圧力制御弁で構成した場合の例である。ここでは、STEP5にてリフトアーム角度が一定以上かどうかを検出して、作業機28の上昇を検出している。これにより、作業機28が下降したままで制御か作動しこれを大きく横方向へ引きずって破損することを防止している。また、STEP6で前記ブレーキセンサ20,20の角度検出によりブレーキペダル19の踏み込み量を検出してこれに応じて比例圧力制御弁の開放度を制御する構成としている。即ち、オペレータが急速に旋回したいときにはその分片側後輪16のブレーキペダル19を大きく踏み込むのでこの操作量に応じて比例圧力制御弁が油路を開放し、前輪2,2が大きく操向できる状態としている。また、左右両方のブレーキ踏み込みを検出しているときには、路上走行中のブレーキ操作と判定し制御の作動を牽制している。
また、STEP8では、前記操向操作速度に変えて、前輪2,2の切れ角度を検出して、この角度が一定以上になるとステアリングハンドル3の操作量に対し前輪2,2の操向量を増大可能としている。これにより、急速なステアリングハンドル操作が苦手な高齢、或いは女性のオペレータに対してもこの制御が作動して、作業の省力化を図ることができる。
【0025】
尚、STEP4での前記作業機28の上昇操作を検出する手段としては、エンジン回転数を常時検出しこの回転が急激に上昇したとき、即ち作業負荷が無くなったときを検出して作業機28の上昇を間接的に検出してもよい。
尚、特許請求の範囲に実施の形態の構成に対応する部材の符号を付すが、この符号により、この発明をこの実施の形態に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの油圧回路の一部。
【図2】トラクタの全体側面図。
【図3】トラクタの動力伝達を示す図。
【図4】コントローラの接続を示すブロック図。
【図5】旋回制御のフローチャート(1)。
【図6】ハンドル切角度と前輪切角度の関係を示すグラフ。
【図7】旋回制御のフローチャート(2)。
【符号の簡単な説明】
1 ステアリングハンドル(操向操作部)
2 前輪(操向輪)
3 パワーステアリング装置(操向装置)
4 操向ユニット
5 分流回路
6 切替制御弁
7 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)
8 油圧ポンプ
12 エンジン
21 コントローラ(制御部)
22 前輪切角センサ
48 エンジン回転センサ
Claims (1)
- 操向操作部(1)の操作量に対し操向輪(2)の作動量を変更可能な操向装置(3)を有する作業車両において、油圧ポンプ(8)から送り出される圧油を回路上手側から順に、前記操向操作部(1)の操作方向に応じて前記圧油を流出する操向ユニット(4)と、前記操向ユニット(4)から流出された圧油の一部を他の回路(5)へ分岐する状態、若しくは同圧油の全部を連通する状態に切り替えて油の流量を調整可能な切替制御弁(6)とを通じて、前記操向輪(2)を操向する油圧アクチュエータ(7)へ送り込む構成とすると共に、
前記車両には、エンジン(12)の出力回転数を検出するエンジン回転センサ(48)と、走行用変速位置を検出する変速スイッチ(31)と、前記操向輪(2)の操向角を検出する操向輪切角センサ(22)とを設け、
前記センサにより、エンジン回転数が一定値以上の状態で且つ走行用変速位置が所定の低速位置に設定された状態が検出され、更に前記操向輪(2)が中立付近で一定値以上の操作速度で操作されたときに、前記切替制御弁(6)を切り替えて操向操作部(1)の操作量に対し操向輪(2)の作動量を大きく変更する制御部(21)を備えたことを特徴とする作業車両の操向制御装置。
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