JP3729776B2 - ファイル管理方法及びコンテンツ記録/再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に蓄積するコンテンツファイルとそのメタデータファイルとを対応関係を保持しつつ管理するファイル管理方法と、このファイル管理方法を実施するコンテンツ記録/再生装置と、このファイル管理方法を実行するプログラムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信や放送を利用したデジタルコンテンツ配信サービスへの要望が高まりつつある。
例えば、毎朝、新聞記事を携帯電話にダウンロードして、この携帯電話に接続した記録媒体に記録し、好きな時間にテレビや携帯型ディスプレイ、携帯型電子手帳などその他の機器にその記録媒体を接続して記事を読むといった新聞記事配信サービスが考えられている。
また、小説を1章ごとに分割し、この章の単位で課金/ダウンロードを行うといった電子ブックサービスも考えられている。
【0003】
(パッケージ毎の格納)
新聞記事配信サービスの具体例としては、新聞記事をHTML形式ファイルで記述し、1日分のHTMLファイル及びこのHTMLファイルに付随する画像ファイルやオーディオファイルを一つのパッケージとして配信する方法が考えられる。このように、関連するコンテンツを一つのパッケージとして配信するようなサービスにおいては、一般に配信されたコンテンツはパッケージ単位にディレクトリが作成され、記録媒体に記録される。
【0004】
(サービス毎の格納)
また、コンテンツをダウンロードする記録媒体の大容量化も急速に進んでおり、1枚の記録媒体で数多くの配信サービスを受けることが可能となってきている。
その場合、1枚の記録媒体上に複数のサービスからの配信コンテンツが共存することになるが、一般には記録媒体上にサービス毎にディレクトリが作成され、配信されたコンテンツは各サービスに対応したディレクトリの下に記録される。
【0005】
(メタデータの付随)
さらに、コンテンツ配信サービスにおいては、コンテンツ以外に、コンテンツに関する書誌事項や管理情報、属性情報などといった、一般にメタデータと呼ばれる情報も一緒に配信され、記録媒体に記録される。実際にコンテンツを再生/表示する機器においては、そのコンテンツに付随したメタデータを利用することにより、コンテンツの検索や分類・整理など、コンテンツの再生/表示以外の操作を行うことが可能となる。
【0006】
(メタデータの記録方法)
そのようなメタデータを記録媒体に記録する時、コンテンツファイル内部を構造化し、その一部としてメタデータも同一ファイルに格納して記録する場合と、コンテンツファイルとは別にメタデータファイルを作成して、別々のファイルに記録する場合との2通りの方法が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、コンテンツの配信を受ける機器では、単純な処理で効率的にコンテンツの記録、再生が可能となるように、配信されるコンテンツのファイルやメタデータのファイルに独自のファイル名を振る場合がある。
【0008】
そのため、従来のメタデータの記録方法のうち、コンテンツとメタデータとを別々のファイルで記録する方法では、配信されたコンテンツファイルとそのメタデータファイルとを受信機器の記録媒体に記録する際に、それらのファイルに受信側で独自のファイル名を付与すると、配信時のファイル名によりそれらの対応関係を解釈することが不可能になる。
【0009】
一方、メタデータをコンテンツファイルの一部として記録する方法では、上記の不具合は生じないが、メタデータは各コンテンツファイル個々に対応するのみであり、複数のコンテンツファイルの集合に関するメタデータや、パッケージ全体に関するメタデータ、サービス全体に関するメタデータなど、様々なレベルのメタデータを柔軟に記述することが難しい。
【0010】
また、検索、分類や一覧表示等を、メタデータのみを利用して処理を行う場合でも、各コンテンツファイルの内容を取得する必要が生じるため、処理効率上の問題も生じ易い。
【0011】
本発明の目的は、コンテンツファイル等のオブジェクトとメタデータファイルとを別々に記録する場合に、それらの対応関係を常に正しく維持することができるファイル管理方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、配信されたオブジェクトとメタデータファイルとを記録媒体に記録して管理する際に、メタデータ対応管理ファイルでメタデータファイルの識別子とオブジェクトの識別子との対応関係を管理することにより上記目的を達成するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、様々なる態様で実施し得る。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツ記録/再生装置の構成を示すブロック図である。この装置は、入力装置110と、記録媒体120と、コンテンツ記録装置130と、コンテンツ再生装置140と、表示装置150とから主に構成されている。入力装置110は、ユーザによるコンテンツ記録要求をコンテンツ記録装置130に入力し、ユーザによるコンテンツ再生要求やコンテンツ検索要求をコンテンツ再生装置140に入力する。コンテンツ記録装置130は、記録媒体120にパッケージ単位のコンテンツ、メタデータ及びファイル管理情報を記録する。コンテンツ再生装置140は、記録媒体120に記録されたコンテンツ及びメタデータを用いてコンテンツ内容を再生して表示装置150に表示し、コンテンツの検索及び分類を行う。
【0015】
また、コンテンツ記録装置130は、パッケージ管理情報記録部131と、コンテンツファイル記録部132と、コンテンツメタデータ対応情報記録部133とを備えている。パッケージ管理情報記録部131は、記録媒体120に記録されたパッケージを管理するためのパッケージ管理情報を作成して記録媒体120に記録する。コンテンツファイル記録部132は、パッケージに含まれるコンテンツファイル群の各コンテンツファイルを記録媒体120に記録するとともに、それらコンテンツファイル群を管理するコンテンツファイル群管理情報を作成して記録媒体120に記録する。コンテンツメタデータ対応情報記録部133は、パッケージ内のコンテンツファイルとメタデータファイルとの対応関係、あるいはパッケージ自身とメタデータファイルとの対応関係の情報を作成して記録媒体120に記録する。
【0016】
コンテンツ再生装置140は、コンテンツファイル取得部141と、メタデータファイル取得部142と、メタデータ対応関係解決部143を備えている。コンテンツファイル取得部141は、入力装置110からのコンテンツ再生指示を受けて、指定されたファイルを記録媒体120から取得する。メタデータファイル取得部142は、検索処理に必要となるメタデータファイルを記録媒体120から取得する。メタデータ対応関係解決部143は、指定されたコンテンツファイルに対応するメタデータファイルの取得と、指定されたメタデータファイルに対応するコンテンツファイルの取得とを行う。
【0017】
次に、この実施の形態のファイル管理方法に基づいて、この装置で行われるコンテンツ記録処理、コンテンツ検索処理及びコンテンツ再生処理について、具体例を用いて説明する。
【0018】
<コンテンツ記録処理>
まず、入力装置110を通じて、ユーザからコンテンツ記録の指示を受ける。例として、図2に示すパッケージの記録指示があった場合を考える。
図2に示すパッケージは、HTMLファイル201及び202と、それらに付与されるメタデータのファイル203及び204、それに、このパッケージ全体に関するメタデータのファイル205とからなる。なお、図2は、パッケージの一部を例示したものであり、当該パッケージ内には、このようなファイルが他にも多数存在しているものとする。
【0019】
配信時のHTMLファイル201、202は、それぞれ「12240025.htm」「12240026.htm」というファイル名を持ち、また、メタデータファイル203、204、205は、HTMLファイルとの対応関係が明らかになるように、「12240025.mdt」「12240026.mdt」「12240000.mdt」というファイル名を持っている。これらのファイル名は、配信側のファイル管理規則に基づいて付与され、引き続くパッケージ配信サービスにおいて一意性が保たれているものとする。
その場合には、これらのファイル名を、各ファイルの識別子として用いることができる。
【0020】
図3は、図2におけるメタデータファイル「12240025.mdt」「12240026.mdt」「12240000.mdt」の記述内容の例である。「12240025.mdt」「12240026.mdt」には、メタデータとして、対応する新聞記事コンテンツファイル「12240025.htm」「12240026.htm」の「日付」、「キーワード」、「分類」、「見出し」などの情報が記述されている。また、「12240000.mdt」には、このパッケージ全体に関するメタデータとして、著作者や複製、印刷の可否などを示す著作権に関する情報が記述されている。メタデータとして記述する項目は、これらに限られるわけではなく、他にも多くの項目を記述することが可能である。
【0021】
図4は、図2に示すパッケージがコンテンツ記録装置130によって記録される際の記録媒体120におけるディレクトリ及びファイル構成の一例を示す図である。
【0022】
記録媒体120には、パッケージごとにディレクトリが作成されて記録され、パッケージ管理情報がパッケージ管理ファイル301で管理される。パッケージ管理ファイル301と同じ階層に、「PKG00001」というディレクトリ302が作成され、このディレクトリ302の下に、コンテンツファイル群及びメタデータファイル群の管理情報が記述されたコンテンツファイル群管理ファイル303と、コンテンツファイルやパッケージ自身とメタデータファイルとの対応関係が記述されたコンテンツメタデータ対応管理ファイル304と、図2に示すパッケージに含まれたコンテンツファイル201、202、メタデータファイル203、204、205とが格納される。
【0023】
図2に示すパッケージに含まれていたコンテンツファイル201、202及びメタデータファイル203、204、205は、コンテンツ記録装置130が独自に設定した「00001.htm」「00002.htm」「00003.mdt」「00004.mdt」「00005.mdt」というファイル名で、それぞれ記録されたものとする。
【0024】
コンテンツ記録装置130は、入力装置110よりコンテンツ記録の指示を受けると、まず、パッケージ管理情報記録部131によって、パッケージ管理ファイル301を作成または更新する。
【0025】
図5は、図2に示すパッケージが記録媒体120に記録された段階でのパッケージ管理ファイル301の一例を示す図である。パッケージ管理ファイル301は、パッケージディレクトリ名に対応するパッケージディレクトリ番号と、該ディレクトリを一意に識別するためのパッケージ識別子との対応を管理する。
【0026】
なお、図4に示すように、本実施の形態では、パッケージディレクトリ番号に対応するパッケージディレクトリのディレクトリ名を「PKGXXXXX(XXXXX=パッケージディレクトリ番号)」とする命名規則のもとで説明する。ただし、パッケージディレクトリ番号からパッケージディレクトリのディレクトリ名が一意に導き出せる命名規則であれば、どのようなものでも構わない。
【0027】
また、図5では、パッケージ識別子として「ARTICLE001224」という文字列を用いているが、このパッケージ識別子は、記録媒体120中に存在するパッケージディレクトリを一意に識別できるものであれば、どのような文字列でも、数字でも、記号でも構わない。
【0028】
次に、コンテンツファイル記録部132により、コンテンツファイル及びメタデータファイルの記録とコンテンツファイル群管理ファイルの作成とを行う。
図6は、図2に示すパッケージが記録媒体120に記録された段階でのコンテンツファイル群管理ファイル303の一例を示す図である。コンテンツファイル群管理ファイルは、記録媒体120に記録される際のファイル名に対応するファイル番号と、該コンテンツファイルまたはメタデータファイルを一意に識別するためのファイル識別子との対応を管理するもので、パッケージディレクトリ毎に一つ作成される。ファイル番号は、パッケージ単位で番号付けされるものとする。
【0029】
なお、図4に示すように、この実施の形態では、ファイル番号に対応するファイル名を、「XXXXX.EXT(XXXXX=ファイル番号、EXT=元のファイルの拡張子)」とする命名規則のもとで説明する。ただし、ファイル番号から記録媒体120上のファイル名が一意に導き出せる命名規則であれば、どのようなものでも構わない。
また、図6では、ファイル識別子として、配信元でのファイル名の文字列を利用することにしているが、このファイル識別子は、記録媒体120中の当該パッケージディレクトリ「PKG00001」以下に存在するファイルを一意に識別できるものであれば、どのような文字列でも、数字でも、記号でも構わない。
【0030】
最後に、コンテンツメタデータ対応情報記録部133によって、コンテンツファイルとメタデータファイルとの対応関係、または、パッケージ自身とメタデータファイルとの対応関係を示すコンテンツメタデータ対応管理ファイルの作成を行う。
図7は、図2に示すパッケージが記録媒体120に記録された段階でのコンテンツメタデータ対応管理ファイル304の一例を示す図である。コンテンツメタデータ対応管理ファイルは、コンテンツファイルの識別子と、メタデータファイルの識別子との対応関係、または、パッケージ識別子とメタデータファイルの識別子との対応関係を管理するものであり、パッケージディレクトリ毎に一つ作成される。
【0031】
なお、このコンテンツメタデータ対応管理ファイルでは、メタデータファイル識別子「12240025.mdt」及び「12240026.mdt」に対して、それぞれ、1つのコンテンツのファイル識別子を関係付ける1対1の関係を記録しているが、1つのメタデータのファイル識別子と複数のコンテンツの識別子との1対多の関係や、複数のメタデータのファイル識別子と1つのコンテンツの識別子との多対1の関係、あるいは、複数のメタデータのファイル識別子と複数のコンテンツの識別子との多対多の関係を記録し、管理することもできる。
【0032】
<コンテンツ検索・再生処理>
入力装置110を通じ、図2に示すパッケージに対する検索要求があった場合を考える。ここでは、検索要求として、コンテンツの一覧表示の後、ユーザがその中から選択を行う場合と、ユーザがキーワードを入力してそれに合致するコンテンツを検索する場合との2通りを考える。
【0033】
まず、コンテンツの一覧表示の後、ユーザがその中から選択を行う場合の処理について説明する。
図8は、図4におけるメタデータファイル「00003.mdt」及び「00004.mdt」の記述内容の例である。メタデータとして、対応する新聞記事コンテンツファイルの「日付」、「キーワード」、「分類」、「見出し」などの情報が記述されている。
【0034】
コンテンツ再生装置140のメタデータファイル取得部142は、記録媒体120に記録されたメタデータファイルをすべて取得し、メタデータファイルに記述された「見出し情報」を一覧として表示装置150に表示する。その際の表示装置150の表示内容例を図9に示す。
ユーザは、図9の一覧表示を閲覧して所望の記事を指定する。コンテンツ再生装置140は、一覧表示された記事の見出し情報と、当該情報を取得したメタデータファイルのファイル番号との対応関係を保持しており、そのファイル番号をメタデータ対応関係解決部143へと渡す。
【0035】
以下、図9に示した一覧表示から、ユーザが「年末商戦たけなわ」という見出し表示を選択したとして、メタデータ対応関係解決部143における処理を説明する。図10は、メタデータ対応関係解決部143における処理フローを示す図である。
ステップ901:まず、コンテンツファイル群管理ファイル303から、「年末商戦たけなわ」という見出しに対応するメタデータファイルのファイル番号「00003」に対応するファイルの識別子を取得する。図6に示すように、識別子「12240025.mdt」がその結果として求まる。
【0036】
ステップ902:次に、コンテンツメタデータ対応管理ファイル304からメタデータファイル識別子「12240025.mdt」に対応する識別子を求める。図7に示すように、「12240025.htm」がその結果として求まる。
ステップ903:最後に、コンテンツファイル群管理ファイル303から、ファイル識別子「12240025.htm」に対応するコンテンツファイル番号を求める。図6に示すように、「00001」がその結果として求まる。
つまり、「年末商戦たけなわ」という見出しに対応するコンテンツファイルとして、ファイル番号「00001」、すなわち、図4における「00001.htm」というファイルが最終的な結果として求められる。
【0037】
その後、コンテンツファイル取得部141は、「00001.htm」のファイルの内容を取得し、表示装置150に出力する。
【0038】
なお、ステップ901〜903までの処理を、見出し情報の一覧表示の前にすべてのメタデータファイルに対して行い、対応するメタデータファイルとコンテンツファイルとの関係を主記憶上に確保しながら一覧表示を行い、ユーザが選択した後は、その主記憶上の対応関係を用いて対応するコンテンツファイルの取得を行う、としてもよい。
【0039】
以上が、コンテンツの一覧表示の後、ユーザが選択を行って、所望の記事内容を表示するまでの一連の検索処理である。
【0040】
次に、ユーザがキーワードを入力し、それに合致するコンテンツを検索して表示する場合の処理について説明する。ここでは、ユーザが「クリスマス」というキーワードを入力したとする。
メタデータファイル取得部142は、記録媒体120に記録されたメタデータファイルをすべて取得し、メタデータファイルに記述された「キーワード」をすべて抽出する。その際に、抽出したキーワードと、それが記述されていたメタデータファイルのファイル番号との対応関係を保持しつつ、ユーザから入力されたキーワードと合致する「キーワード」項目を持つメタデータファイルを決定する。図8に示すように、「00003」のファイル番号を持つメタデータファイルは、そのような条件に合致する。
【0041】
以下、メタデータ対応関係解決部143は、「00003」のファイル番号を持つメタデータファイルから、それに対応するコンテンツファイル番号「00001」を求める処理を、図10に示したステップ901〜903の処理と全く同様に行う。そして、コンテンツファイル取得部141が、最終的にユーザの検索条件に合致した記事である、図4における「00001.htm」のファイルの内容を取得して表示装置150に出力する。
【0042】
また、ステップ901〜903においては、メタデータファイルのファイル番号から、対応するコンテンツファイルのファイル番号を求める処理について説明したが、逆に、コンテンツファイルのファイル番号から、メタデータファイルのファイル番号を求める処理もほぼ同様にして実現できる。
【0043】
以上のように、本実施の形態では、パッケージディレクトリ番号と該ディレクトリを一意に識別するパッケージ識別子との対応を管理するパッケージ管理ファイルと、記録する際のファイル名のファイル番号とコンテンツファイルまたはメタデータファイルを一意に識別するためのファイル識別子との対応を管理するコンテンツファイル群管理ファイルと、コンテンツファイルのファイル識別子とメタデータファイルのファイル識別子との対応関係を管理するコンテンツメタデータ対応管理ファイルとを作成する。そして、これらの管理ファイルを利用することにより、コンテンツファイルとメタデータファイルとの対応関係を常に正しく求めることができ、メタデータを利用したコンテンツの検索・分類・整理といった処理が正しく、効率的に実行することができる。
【0044】
また、コンテンツとメタデータとの関係は、1対1に対応させるだけでなく、1対多、多対1、多対多に対応させることも可能であり、コンテンツの集合に対してメタデータを常に正しく関係付けて利用することが可能である。
【0045】
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2におけるコンテンツ記録/再生装置の構成を示すブロック図である。この装置は、入力装置1010と、記録媒体1020と、コンテンツ記録装置1030と、コンテンツ再生装置1040と、表示装置1050とから主に構成されている。入力装置1010は、ユーザによるコンテンツ記録要求をコンテンツ記録装置1030に入力し、ユーザによるコンテンツ再生要求やコンテンツ検索要求などをコンテンツ再生装置1040に入力する。コンテンツ記録装置130は、記録媒体1020にパッケージ単位のコンテンツ、メタデータ及びファイル管理情報を記録する。コンテンツ再生装置140は、記録媒体1020に記録されたコンテンツとメタデータとを用いて、コンテンツの内容を再生して表示装置1050に表示し、コンテンツの検索や分類を行う。
【0046】
コンテンツ記録装置1030は、サービス管理情報記録部1031と、パッケージ管理情報記録部1032と、パッケージメタデータファイル記録部1033と、パッケージメタデータ対応情報記録部1034と、コンテンツファイル記録部1035と、コンテンツメタデータ対応情報記録部1036とから主に構成されている。
【0047】
サービス管理情報記録部1031は、記録媒体1020に記録されたサービスを管理するためのサービス管理情報を作成して記録媒体1020に記録する。パッケージ管理情報記録部1032は、記録媒体1020に記録されたパッケージを管理するためのパッケージ管理情報を作成して記録媒体1020に記録する。パッケージメタデータファイル記録部1033は、各サービスに含まれるパッケージまたはサービス自身に関するメタデータのファイル群を記録媒体1020に記録するとともに、それらファイル群を管理するためのメタデータファイル群管理情報を作成して記録媒体1020に記録する。パッケージメタデータ対応情報記録部1034は、サービス内のパッケージとメタデータファイルとの対応関係、またはサービス自身とメタデータファイルとの対応関係の情報を作成して記録媒体1020に記録する。コンテンツファイル記録部1035は、各パッケージに含まれるコンテンツファイル群及びメタデータファイル群の各ファイルを記録媒体1020に記録するとともに、それらファイル群を管理するためのコンテンツファイル群管理情報を作成して記録媒体1020に記録する。コンテンツメタデータ対応情報記録部1036は、パッケージ内のコンテンツファイルとメタデータファイルとの対応関係、またはパッケージ自身とメタデータファイルとの対応関係の情報を作成して記録媒体1020に記録する。
【0048】
コンテンツ再生装置1040は、コンテンツファイル取得部1041と、メタデータファイル取得部1042と、メタデータ対応関係解決部1043とから主に構成されている。コンテンツファイル取得部1041は、入力装置1010からのコンテンツ再生指示や検索指示などを受けて、指定されたコンテンツファイルを記録媒体1020から取得する。メタデータファイル取得部1042は、検索処理に必要となるメタデータファイルを記録媒体1020から取得する。メタデータ対応関係解決部1043は、指定されたコンテンツファイルに対応するメタデータファイルの取得と、指定されたメタデータファイルに対応するコンテンツファイルの取得とを行う。
【0049】
次に、この実施の形態のファイル管理方法に基づいて、この装置で行われるコンテンツ記録処理、コンテンツ検索処理及びコンテンツ再生処理について、具体例を用いて説明する。
【0050】
<コンテンツ記録処理>
まず、入力装置1010を通じて、ユーザからコンテンツ記録の指示を受ける。例として、図12に示すメタデータ1100の記録指示があった場合を考える。なお、メタデータ1100は、サービス開始に先だって、事前に配信されている。
【0051】
図12のメタデータ1100は、それぞれ一つの会社に対するレポート書類を構成するパッケージ1121〜1130と、それに対するメタデータファイル1101〜1110から構成されている。例えば、ファイル1101は、パッケージ1121に対するメタデータファイルであり、パッケージ1121は、A社に対するレポートパッケージとして、「ACOMP01.htm」「ACOMP02.htm」というファイルを含む。このようなレポートが、全部で10個引き続いて配信される場合を考える。
【0052】
図13は、図12に示すすべてのパッケージがコンテンツ記録装置1030によって記録された後の記録媒体1020におけるディレクトリ及びファイル構成の一例を示す図である。
【0053】
サービス管理ファイル1201と同じ階層に、サービス単位を表す「SVC00001」というサービスディレクトリ1202が作成され、このディレクトリ1202の下に、パッケージ管理ファイル1203、メタデータファイル群管理ファイル1204、パッケージメタデータ対応管理ファイル1205と、図12に示す各パッケージに対応するメタデータファイル1101〜1110が記録される。これらは、それぞれ「00002.mdt」「00003.mdt」「00004.mdt」‥「00011.mdt」というファイル名で記録されたものとする。また、サービス全体に対するメタデータ1100も同様に、「00001.mdt」というファイル名で記録されている。
【0054】
また、複数のパッケージに対応するメタデータ1206、1207、1208が、それぞれ「00012.mdt」「00013.mdt」「00014.mdt」というファイル名で作成され、記録される。なお、これらファイルの作成方法については後述する。
【0055】
さらに、サービスディレクトリ1202の下に、各パッケージに対応したサブディレクトリが作成され、各サブディレクトリの下に、各パッケージに含まれるファイルが記録される。例えば、図12におけるパッケージ1121に対しては、「PKG00001」というディレクトリ1209が作成され、このディレクトリ1209の下に、コンテンツファイル群管理ファイル1210及びコンテンツメタデータ対応管理ファイル1211と、パッケージ1121の各ファイルとが記録される。
【0056】
コンテンツ記録装置1030は、入力装置1010よりコンテンツ記録の指示を受けると、まず、サービス管理情報記録部1031によってサービス管理ファイル1201を作成または更新する。
【0057】
なお、図13に示すように、本実施の形態では、サービスディレクトリ番号に対応するサービスディレクトリのディレクトリ名を「SVCXXXXX(XXXXX=サービスディレクトリ番号)」とする命名規則のもとで説明する。ただし、サービスディレクトリ番号からサービスディレクトリのディレクトリ名が一意に導き出せる命名規則であれば、どのようなものでも構わない。
【0058】
図14は、図12に示すサービスが記録媒体1020に記録された段階でのサービス管理ファイル1201の一例を示す図である。サービス管理ファイル1201は、サービスディレクトリ名に対応するサービスディレクトリ番号と、該ディレクトリを一意に識別するためのサービス識別子との対応を管理する。
【0059】
なお、図14では、サービス識別子として「COMPREPORT」という文字列を用いているが、このサービス識別子は、記録媒体1020中に存在するサービスディレクトリを一意に識別できるものであれば、どのような文字列でも、数字でも、記号でも構わない。
【0060】
次に、パッケージ管理情報記録部1032によって、パッケージ管理ファイル1203を作成または更新するが、この動作は、実施の形態1で述べた動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0061】
次に、パッケージメタデータファイル記録部1033によって、パッケージに関するメタデータファイルの記録及びメタデータファイル群管理ファイル1204の作成を行う。
【0062】
図15は、図12に示すパッケージ群が記録媒体1020に記録された段階でのメタデータファイル群管理ファイル1204の一例を示す図である。メタデータファイル群管理ファイルは、記録媒体1020に記録される際のメタデータファイル名に対応するファイル番号と、該メタデータファイルを一意に識別するためのメタデータファイル識別子との対応を管理するもので、サービスディレクトリ毎に一つ作成される。前記メタデータファイル番号は、サービス単位で番号付けされるものとする。
【0063】
なお、図13に示すように、本実施の形態では、メタデータファイル番号に対応するファイル名を、「XXXXX.EXT(XXXXX=ファイル番号、EXT=元のファイルの拡張子)」とする命名規則のもとで説明する。ただし、メタデータファイル番号から記録媒体1020上のファイル名が一意に導き出せる命名規則であれば、どのようなものでも構わない。
【0064】
また、図13では、メタデータファイル識別子として、配信元でのファイル名の文字列を利用することにしているが、このメタデータファイル識別子は、記録媒体1020中のサービスディレクトリ「SVC00001」以下に存在するファイルを一意に識別できるものであれば、どのような文字列でも、数字でも、記号でも構わない。
【0065】
次に、各パッケージが記録媒体1020に記録されるが、各パッケージディレクトリ以下のコンテンツファイル群管理ファイル、コンテンツメタデータ対応管理ファイルの作成、またコンテンツファイルの記録は、実施の形態1で述べた動作と同様であるので、ここでは説明は省略する。
【0066】
ここで、メタデータファイル番号「00012」〜「00014」に対応するメタデータファイルは、配信されたメタデータから新たに作成される。この作成動作について、以下に説明する。
図16に、配信されるサービス全体のメタデータ1100「CATEGORY.mdt」の記載例を示す。内容は、サービスでレポートを行う会社の分類情報であり、中には、製造/サービス/金融/建設といった大分類から、コンピュータ/重電/家電といった小分類まで、会社の分類名が登録されている。
図17に、配信される各パッケージに対応したメタデータ1101〜1110の内容例を示す。ここでは、各パッケージの会社名、その分類や、レポートの日付、業績動向(+/−)などが記載されている。
【0067】
パッケージメタデータファイル記録部1033は、各パッケージに対応したメタデータを記録した後に、それらを統合することにより、新たなメタデータ1206、1207、1208を作成する。ここでは、一例として、各分類に属する会社の業績サマリをメタデータとして作成するものとする。
図18に、メタデータ1206、1207、1208の内容の記述例を示す。ここでは、メタデータ1206は、家電に分類される会社群のサマリを抽出して記録する。例えば、ここでは家電に分類される会社の最近の業績が、+が4、−が1ということを示している。同様に、メタデータ1207は、重電に分類される会社群のサマリを抽出して記録する。メタデータ1208は、コンピュータに分類される会社群のサマリを抽出して記録する。
【0068】
<コンテンツ検索・再生処理>
入力装置1010を通じ、図12に示す会社レポートに対する表示要求があった場合を考える。ユーザが直接会社名などを指定してレポートを表示する場合もあるが、ここでは、まず装置側から選択メニューを表示し、その中からユーザに項目を選択させることによって詳細レポートを表示する、という段階的な表示を行う場合を考える。
【0069】
まず、メタデータファイル取得部1042は、当該サービス全体のメタデータファイルを取得する。これは以下の手順にて行う。
最初に、メタデータ対応関係解決部1043が、パッケージメタデータ対応管理ファイル1205を参照し、当該サービスのメタデータファイルの識別子を取得する。図19に、パッケージメタデータ対応管理ファイルの内容例を示す。
【0070】
ここで、サービス識別子「COMPREPORT」に対応するメタデータファイル識別子「CATEGORY.mdt」を得る。次に、メタデータファイル群管理ファイル1204を参照し、「CATEGORY.mdt」に対応するメタデータファイル番号「00001」を得る。
【0071】
メタデータファイル取得部1042は、メタデータファイル「00001.mdt」の内容を取得し、そこに記述されている会社分類を表示装置1050に表示して利用者に選択を促す。
【0072】
ここで、利用者が「コンピュータ」という会社分類を選択したと仮定する。この場合、メタデータファイル取得部1042は、レポートサマリが記載されているメタデータファイル1206、1207、1208を取得し、その中から「コンピュータ」の分類のサマリを同定する。ここではこの処理の詳細は省略する。メタデータファイル1208が「コンピュータ」に分類される会社群のサマリを記録しているので、そのサマリを表示装置1050に表示する。
【0073】
次に、ユーザからその分類に属する会社のレポートの表示を要求されたとする。
コンテンツ再生装置1040は、現在表示しているメタデータファイル1208に対応するパッケージを以下のようにして求める。
まず、パッケージメタデータ対応管理ファイル1205を参照し、現在表示しているメタデータファイルに対応するパッケージの識別子が、「BCOMPPACK00」「BCOMPPACK01」「ECOMPPACK00」「FCOMPPACK00」「GCOMPPACK00」の5つであることが分かる。
【0074】
次に、それぞれのパッケージの識別子に対して、パッケージ管理ファイル1203を参照する。図20にパッケージ管理ファイル1203の内容の例を示す。
例えば、「BCOMPPACK01」というパッケージ識別子に対応するパッケージディレクトリ番号は「00005」である。その後、そのパッケージ内のファイルの表示を行う。このパッケージ内のファイルの表示は、実施の形態1と同様にして行う。
【0075】
なお、図19のパッケージメタデータ対応管理ファイルでは、1つのメタデータのファイル識別子が1つのパッケージの識別子に対応する1対1の関係、及び1つのメタデータのファイル識別子が複数のパッケージの識別子に対応する1対多の関係が記録されているが、複数のメタデータのファイル識別子が1つのパッケージの識別子に対応する多対1の関係や、複数のメタデータのファイル識別子が複数のパッケージの識別子に対応する多対多の関係を記録し、管理することもできる。
【0076】
以上のように、本実施の形態では、コンテンツの配信を受ける機器が、配信されるコンテンツのファイルやメタデータのファイル、パッケージを記録するディレクトリやサービス全体を記録するディレクトリに独自のファイル名、ディレクトリ名を振る場合において、
▲1▼サービスディレクトリ名に対応するサービスディレクトリ番号と該ディレクトリを一意に識別するためのサービス識別子との対応を管理するサービス管理ファイル
▲2▼パッケージディレクトリ名に対応するパッケージディレクトリ番号と該ディレクトリを一意に識別するためのパッケージ識別子との対応を管理するパッケージ管理ファイル
▲3▼各パッケージに対応するメタデータファイルが記録媒体120に記録される際のファイル名に一意に対応するメタデータファイル番号と該メタデータファイルを一意に識別するためのメタデータファイル識別子との対応を管理するメタデータファイル群管理ファイル
▲4▼メタデータファイルのファイル識別子とそれに対応するパッケージのパッケージ識別子との対応関係を管理するパッケージメタデータ対応管理ファイル
を作成する。そして、これらの管理ファイルを利用することにより、サービスに関するメタデータ、パッケージに関するメタデータ、コンテンツに関するメタデータといった、さまざまなレベルのメタデータと、サービス、パッケージ、コンテンツとの対応関係を常に正しく求めることができ、メタデータを利用したコンテンツやパッケージの検索・分類・整理といった処理が正しく、効率的に実行することができる。
【0077】
なお、ここでは、複数のパッケージに対応するメタデータファイル1206、1207、1208をコンテンツ記録装置で作成する場合について説明したが、これらのファイルを送信側で作成して送信するようにしても良い。
【0078】
ここで、上記実施の形態1では、メタデータファイルがパッケージディレクトリ直下に配置され、コンテンツメタデータ対応管理ファイルを用いて各メタデータファイルが何に対するメタデータであるかを管理する場合について説明した。また、上記実施の形態2では、メタデータファイルがサービスディレクトリ直下に配置され、パッケージメタデータ対応管理ファイルを用いて各メタデータが何に対するメタデータであるかを管理する場合について説明した。
【0079】
しかし、前記2種類の対応管理ファイルは同一フォーマットかつ同一名称のファイルとしても構わない(以下、両者をまとめて「メタデータ対応管理ファイル」という)。また、上述したように記録媒体120(1020)にメタデータ対応管理ファイルを記録する場合、コンテンツメタデータ対応情報記録部133およびパッケージメタデータ対応情報記録部1034をまとめてメタデータ対応情報記録部という。
【0080】
図21は、メタデータ対応管理ファイルの一例を示す図である。メタデータ対応管理ファイルは、メタデータファイルの識別子とオブジェクト(サービスまたはパッケージまたはコンテンツの総括名称)の識別子との対応関係を管理するものであり、サービスディレクトリまたはパッケージディレクトリ毎に1つ作成される。また、図21のレコードタイプには、当該メタデータ対応管理ファイルが、サービスディレクトリまたはパッケージディレクトリのどちらの直下に配置されているか、および、当該レコードのメタデータファイル識別子で特定されるメタデータファイルがどの種類のオブジェクトに対するメタデータであるかを判別するための情報が記述される。図22は、レコードタイプの一例と各レコードタイプの値が持つ意味を示す図である。
【0081】
メタデータ対応情報記録部は、メタデータファイルの識別子と当該メタデータファイルに対応するオブジェクトの識別子との対応関係を管理するメタデータ対応管理ファイルを作成して記録媒体に記録する。
【0082】
なお、メタデータ対応管理ファイルにおいて、レコードタイプの値が"12"または"22"のレコードの場合には当該メタデータファイルが対応するオブジェクトは1つに特定されるので、この場合のオブジェクト識別子の値としてNullなどの予め決められた値を格納しても構わない。また、図21および図22においては、レコードタイプの値を"11"、"12"、"21"、"22"を例としてあげたが、図22に示す4種類の意味を一意に特定する値であればどのような数字でも、文字でも、記号でも構わない。
【0083】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のファイル管理方法では、1枚の記録媒体上にコンテンツとメタデータとを別途配信し記録するようなサービスにおいて、コンテンツとメタデータとの対応関係を正しく維持することができ、メタデータを利用した検索・分類・整理など、さまざまな処理を正しく、かつ、効率的に行うことが可能となる。
【0084】
また、複数サービスを1枚の記録媒体上で実現し、さらに各サービスが複数コンテンツからなるパッケージとして配信される場合、サービスのメタデータ、パッケージのメタデータ、コンテンツのメタデータ、といった各レベルのメタデータに対しても、それぞれ正しく対応関係を維持することが可能となる。
【0085】
さらに、メタデータファイルとパッケージ、あるいはメタデータファイルとコンテンツファイルとの対応について、1対多、多対1、多対多の対応関係を管理できるようにすることにより、サービスに対して付与できるメタデータの自由度及び、検索・分類・整理といったメタデータを利用した処理の自由度を飛躍的に高めることができる。
【0086】
また、以上の効果は、コンテンツの配信を受ける機器が、配信されるコンテンツのファイルやメタデータのファイル、パッケージを記録するディレクトリやサービス全体を記録するディレクトリに独自のファイル名、ディレクトリ名を振る場合においても同様に実現されるので、携帯機器など、比較的処理能力が低く、独自のファイル名やディレクトリ名を付して処理を単純化する必要がある機器においても、同様の効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるコンテンツ記録/再生装置の構成を示すブロック図、
【図2】コンテンツファイル及びメタデータファイルを含むパッケージを示す図、
【図3】パッケージに含まれるメタデータの内容を例示する図、
【図4】実施の形態1の記録媒体でのディレクトリ及びファイル構成を示す図、
【図5】実施の形態1のパッケージ管理ファイルを示す図、
【図6】実施の形態1のコンテンツファイル群管理ファイルを示す図、
【図7】実施の形態1のコンテンツデータ対応管理ファイルを示す図、
【図8】実施の形態1のメタデータファイルの記述内容を例示する図、
【図9】実施の形態1の一覧表示画面を例示する図、
【図10】実施の形態1のメタデータ対応関係解決部の処理手順を示すフロー図、
【図11】実施の形態2におけるコンテンツ記録/再生装置の構成を示すブロック図、
【図12】実施の形態2におけるパッケージ及びメタデータファイルを例示する図、
【図13】実施の形態2の記録媒体でのディレクトリ及びファイル構成を示す図、
【図14】実施の形態2のサービス管理ファイルを示す図、
【図15】実施の形態2のメタデータファイル群管理ファイルを示す図、
【図16】実施の形態2のサービスに対するメタデータの内容を例示する図、
【図17】実施の形態2の各メタデータの内容を示す図、
【図18】実施の形態2のメタデータファイルの内容の記述例、
【図19】実施の形態2のパッケージメタデータ対応管理ファイルを示す図、
【図20】実施の形態2のパッケージ管理ファイルを示す図、
【図21】メタデータ対応管理ファイルの内容を例示する図、
【図22】レコードタイプの値と意味を例示する図である。
【符号の説明】
110、1010 入力装置
120、1020 記録媒体
130、1030 コンテンツ記録装置
131、1032 パッケージ管理情報記録部
132、1035 コンテンツファイル記録部
133、1036 コンテンツメタデータ対応情報記録部
140、1040 コンテンツ再生装置
141、1041 コンテンツファイル取得部
142、1042 メタデータファイル取得部
143、1043 メタデータ対応関係解決部
150、1050 表示装置
201、202、1121 コンテンツファイル
203〜205 メタデータファイル
301、1203 パッケージ管理ファイル
302、1203 パッケージディレクトリ
303、1210 コンテンツファイル群管理ファイル
304、1211 コンテンツメタデータ対応管理ファイル
1031 サービス管理情報記録部
1033 パッケージメタデータファイル記録部
1034 パッケージメタデータ対応情報記録部
1100〜1110 メタデータファイル
1206〜1208 メタデータファイル
1201 サービス管理ファイル
1202 サービスディレクトリ
1204 メタデータファイル群管理ファイル
1205 パッケージメタデータ対応管理ファイル

Claims (10)

  1. 配信されたオブジェクトとメタデータファイルとを記録媒体に記録して管理する配信オブジェクト記録/再生装置のファイル管理方法であって、
    前記オブジェクト及びメタデータファイルを、前記オブジェクトが配信されるサービス毎にディレクトリを作成して前記記録媒体に記録し、且つ、
    前記メタデータファイルの識別子と当該メタデータファイルに対応するオブジェクトの識別子との対応関係と、前記メタデータファイルがどの種類のオブジェクトに対するメタデータであるかを示すレコードタイプとを記述したメタデータ対応管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    メタデータを利用してオブジェクトの検索、分類または整理を行う場合に、前記メタデータ対応管理ファイルから、利用するメタデータのファイル識別子を取得するファイル管理方法。
  2. 配信されたオブジェクトとメタデータファイルとを記録媒体に記録して管理する配信オブジェクト記録/再生装置のファイル管理方法であって、
    前記オブジェクト及びメタデータファイルを、前記オブジェクトが配信されるパッケージ毎にディレクトリを作成して前記記録媒体に記録し、且つ、
    前記メタデータファイルの識別子と当該メタデータファイルに対応するオブジェクトの識別子との対応関係と、前記メタデータファイルがどの種類のオブジェクトに対するメタデータであるかを示すレコードタイプとを記述したメタデータ対応管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    メタデータを利用してオブジェクトの検索、分類または整理を行う場合に、前記メタデータ対応管理ファイルから、利用するメタデータのファイル識別子を取得するファイル管理方法。
  3. 請求項1に記載のファイル管理方法であって、前記レコードタイプは、前記メタデータ対応管理ファイルに記載されたメタデータファイルがパッケージに対するものか、サービスに対するものか、の区別を示すァイル管理方法。
  4. 請求項2に記載のファイル管理方法であって、前記レコードタイプは、前記メタデータ対応管理ファイルに記載されたメタデータファイルがパッケージファイルに対するものか、パッケージファイルに含まれるコンテンツに対するものか、の区別を示すァイル管理方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のファイル管理方法であって、前記メタデータ対応管理ファイルが、一つのオブジェクトの識別子と一つのメタデータファイルの識別子との1対1の関係を対応付けたファイルであるァイル管理方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載のファイル管理方法であって、前記メタデータ対応管理ファイルが、複数のオブジェクトの識別子と一つのメタデータファイルの識別子との多対1の関係を対応付けたファイルであるァイル管理方法。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載のファイル管理方法であって、前記メタデータ対応管理ファイルが、一つのオブジェクトの識別子と複数のメタデータファイルの識別子との1対多の関係を対応付けたァイルであるファイル管理方法。
  8. 請求項1から4のいずれかに記載のファイル管理方法であって、前記メタデータ対応管理ファイルが、複数のオブジェクトの識別子と複数のメタデータファイルの識別子との多対多の関係を対応付けたァイルであるファイル管理方法。
  9. 請求項2に記載のファイル管理方法であって、
    パッケージ毎に作成した前記ディレクトリのもとに当該パッケージに含まれるコンテンツファイルと当該コンテンツに対応したメタデータファイルとを記録し、
    前記ディレクトリのディレクトリ名と前記パッケージに付したパッケージ識別子との対応関係を記述したパッケージ管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    前記コンテンツファイル及びメタデータファイルを前記記録媒体に記録した際のファイル名と前記コンテンツファイル及びメタデータファイルの識別子との対応関係を記述したコンテンツファイル群管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    前記パッケージに含まれるコンテンツファイルの識別子とそれに対応するメタデータファイルの識別子との対応関係を前記メタデータ対応管理ファイルに記述し、
    メタデータを利用してコンテンツファイルの検索、分類または整理を行う場合に、前記メタデータ対応管理ファイルから、利用するメタデータファイルの識別子を取得し、前記メタデータファイルの識別子に対応する当該メタデータファイルのファイル名を前記コンテンツファイル群管理ファイルから取得し、選択したメタデータに対応するコンテンツファイルの識別子を前記メタデータ対応管理ファイルから取得し、前記コンテンツファイルの識別子に対応する当該コンテンツファイルのファイル名を前記コンテンツファイル群管理ファイルから取得するファイル管理方法。
  10. 請求項1に記載のファイル管理方法であって、
    サービス毎に作成した前記ディレクトリのもとに、当該サービスから配信されるパッケージ毎にサブディレクトリを作成するとともに当該パッケージに対応したメタデータファイルを前記ディレクトリのもとに記録し、
    前記ディレクトリのディレクトリ名と前記サービスに付したサービス識別子との対応関係を記述したサービス管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    前記サブディレクトリのディレクトリ名と前記パッケージに付されたパッケージ識別子との対応関係を記述したパッケージ管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し
    前記メタデータファイルを前記記録媒体に記録した際のファイル名と当該メタデータの識別子との対応関係を記述したメタデータファイル群管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    前記サブディレクトリのもとに、当該パッケージに含まれるコンテンツファイルと、当該コンテンツに対応したメタデータファイルとを前記記録媒体に記録し、
    前記コンテンツァイル及びメタデータァイルを前記記録媒体に記録した際のファイル名と当該コンテンツファイル及びメタデータファイルの識別子との対応関係を記述したコンテンツファイル群管理ファイルを作成して前記記録媒体に記録し、
    前記サービス識別子とそれに対応する前記メタデータファイルの識別子との対応関係前記パッケージの識別子とそれに対応する前記メタデータファイルの識別子との対応関係及び前記コンテンツファイルの識別子とそれに対応する前記メタデータファイルの識別子との対応関係を前記メタデータ対応管理ファイルに記述し、
    メタデータを利用してパッケージまたはコンテンツファイルの検索、分類または整理を行う場合に、前記メタデータ対応管理ファイルから、利用するメタデータファイルの識別子を取得し、前記メタデータファイルの識別子に対応する当該メタデータファイルのファイル名を前記メタデータファイル群管理ファイルまたはコンテンツファイル群管理ファイルから取得し、選択したメタデータに対応するパッケージまたはコンテンツファイルの識別子を前記メタデータ対応管理ファイルから取得し、前記パッケージまたはコンテンツファイルの識別子に対応する当該パッケージのディレクトリ名またはコンテンツファイルのファイル名を前記パッケージ管理ファイルまたはコンテンツファイル群管理ファイルから取得するファイル管理方法。
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