JP3729446B2 - 植樹安定装置 - Google Patents

植樹安定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3729446B2
JP3729446B2 JP2002030192A JP2002030192A JP3729446B2 JP 3729446 B2 JP3729446 B2 JP 3729446B2 JP 2002030192 A JP2002030192 A JP 2002030192A JP 2002030192 A JP2002030192 A JP 2002030192A JP 3729446 B2 JP3729446 B2 JP 3729446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
root pot
frame member
pedestal
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002030192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003230323A (ja
Inventor
博行 野村
Original Assignee
博行 野村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 博行 野村 filed Critical 博行 野村
Priority to JP2002030192A priority Critical patent/JP3729446B2/ja
Publication of JP2003230323A publication Critical patent/JP2003230323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3729446B2 publication Critical patent/JP3729446B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植樹後、所定期間にわたり樹木を安定保持せしめるために使用する樹木安定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹木を植付ける際には、強風等に耐え得るようにするため、掘削した植付け穴の底部に植樹安定装置を設置し、その上に樹木の根鉢を載置すると共に、根鉢を植樹安定装置に縛りつけ、その後、植付け穴を土により埋め戻すことが行われている。
【0003】
このような植樹安定装置は、種々のものが公知であり、通常、金属製のフレームにより枠組形成した台座を構成しており、台座に根鉢を載置した状態でフレームに係止環を係止すると共に、該係止環に連結されたスリング等の緊締条片を根鉢の肩部に掛け渡し、これにより根鉢を台座に縛りつけている。
【0004】
一般的に、台座は、相互に90度に直交して井桁状に配置される第一フレームと第二フレームとから構成され、直交部分を連結固着される。尚、係止環は、第一フレーム及び第二フレームのそれぞれに外挿せしめられる矩形枠状の環状金具により構成されており、スリング等の緊締条片を該環状金具に挿通せしめると共に根鉢の肩部に掛け渡し、ウインチ等の締結手段により締結することにより、根鉢を台座に縛りつけている。
【0005】
台座を構成する第一フレーム及び第二フレームの端部には、抵抗板が設けられており、植付け穴を埋め戻すことにより土中に埋入され、上下移動を阻止された状態で台座を安定的に固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によれば、次のような種々の問題がある。
【0007】
第一に、台座は、相互に90度に直交して井桁状に配置した第一フレームと第二フレームを固定状態に固着する構成とされている。即ち、第一フレームと第二フレームの交差角度を変更することができない。このため、植付け穴を掘削した後、台座を穴底に設置しようとする際、穴の形状の歪み等により、井桁状の台座が穴壁に干渉するため穴に装入できないときは、改めて穴を拡大するように掘削作業を再開しなければならないという不便がある。
【0008】
第二に、第一フレームと第二フレームをそれぞれ1本のパイプ材等により形成するときは、台座に載置された根鉢の底部にフレームが食い込み、根鉢を好適に支持できないため、第一フレームと第二フレームをそれぞれ平行な複数本のパイプ材により形成することが好ましい。この点に関して、従来においては、樹齢等による根鉢の大小に応じて、寸法を相違した小型のものから大型のものまで数種類の台座が提供されており、コスト高の要因となっている。
【0009】
第三に、製品の梱包や運搬の便宜のためには、第一フレームと第二フレームを分解組立自在に構成することが好ましい。この場合、両フレームは、現場において井桁状に組付けられることになるが、パイプ材等から成る第一フレームと第二フレームを交差せしめた状態で連結したとき、一方のフレームが下側に位置し、他方のフレームが上側に位置するような構成においては、両フレームの上面が全体として面一状に配置されない。このため、根鉢の底面を好適に支持することができないという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その実施形態により上記課題を解決すると共に、特に、第1の発明として、根鉢を底部から側部にかけて好適に支持できると共に、根鉢に掛け渡した緊締条片を支持部材の係止部に係止した状態で締結したとき、該締結条片が緩むことなく常に緊張した状態で根鉢を保持できるように構成した植樹安定装置を提供し、また、第2の発明として、根鉢に掛け渡した緊締条片を支持部材の係止部に係止した状態で締結したとき、根鉢を底部から側部にかけて支持する湾曲部材を引き上げることにより、根鉢の底部から側部に好適に沿わしめることができるようした植樹安定装置を提供するものである
【0011】
そこで、本発明が第1の手段として構成したところは、枠組状のフレームを備えた台座に設けた支持手段 (18) に樹木の根鉢を載置せしめた状態で、該支持手段 (18) の係止手段 (26) に連結された緊締条片を根鉢の肩部に掛け渡すことにより該根鉢を台座に締結する植樹安定装置において、前記支持手段 (18) は、前記台座のフレームに設けられた枠部材 (21) と、該枠部材 (21) に設けられた連結環 (23) と、枠部材 (21) と連結環 (23) の間に架設された弾性変形自在な湾曲部材 (24) とから構成されており、前記枠部材 (21) は、根鉢の底部に臨む内側部 (21a) と根鉢の側部に臨む外側部 (21b) を備えており、前記連結環 (23) は、該連結環の下端部を前記枠部材 (21) の外側部 (21b) に連結軸 (22) を介して回動自在に連結されると共に、上端部に前記緊締条片を係止する係止部 (26) を備え、該連結軸 (22) と係止部 (26) の間に取付軸 (25) を設けており、前記湾曲部材 (24) は、前記枠部材 (21) の内側 (21a) と前記連結環 (23) の取付軸 (25) との間に架設され、根鉢の底部に沿わしめられる受け部 (24a) と根鉢の側部に沿わしめられる抱持部 (24b) を備えており、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部 (26) に係止した状態で締結したとき、連結環 (23) が連結軸 (22) を介して上向き直立姿勢へと回動することにより、湾曲部材 (24) を弾性変形せしめるように構成されて成る点にある
【0012】
また、本発明が第2の手段として構成したところは、枠組状のフレームを備えた台座に設けた支持手段 (18) に樹木の根鉢を載置せしめた状態で、該支持手段 (18) の係止手段 (26) に連結された緊締条片を根鉢の肩部に掛け渡すことにより該根鉢を台座に締結する植樹安定装置において、前記支持手段 (18) は、前記台座のフレームに設けられた枠部材 (21) と、該枠部材 (21) に設けられた連結環 (23) と、枠部材 (21) と連結環 (23) の間に架設された弾性変形自在な湾曲部材 (24) とから構成されており、前記枠部材 (21) は、根鉢の底部に臨む内側部 (21a) と根鉢の側部に臨む外側部 (21b) を備えており、前記連結環 (23) は、該連結環の下端部を前記枠部材 (21) の外側部 (21b) に連結されると共に、該連結環の上下方向に延びる支持杆 (22a) に摺動自在なスライド部材 (25a) を介して取付軸 (25) と係止部 (26) を設けており、前記湾曲部材 (24) は、前記枠部材 (21) の内側部 (21a) と前記連結環 (23) の取付軸 (25) との間に架設され、根鉢の底部に沿わしめられる受け部 (24a) と根鉢の側部に沿わしめられる抱持部 (24b) を備えており、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部 (26) に係止した状態で締結したとき、係止部 (26) をスライド部材 (25a) を介して上方移動せしめると共に、取付軸 (25) を上方移動せしめることにより、湾曲部材 (24) を引き上げるように構成されて成る点にある
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0014】
(台座におけるフレームの構成)
図1ないし図3に示すように、植樹安定装置を構成する台座1は、相互に交差して配置される第一フレーム2と第二フレーム3から構成され、第一フレーム2及び第二フレーム3は、それぞれ平行な複数本の単位フレームから構成されている。図例の場合、それぞれ2本の単位フレームを備えており、第一フレーム2は単位フレーム2a、2bにより構成され、第二フレーム3は単位フレーム3a、3bにより構成されている。尚、図例において、単位フレームは、丸パイプにより構成されているが、角パイプ、その他により構成しても良い。
【0015】
(フレームの交差部における折曲偏位構成)
図示のように、第一フレーム2(単位フレーム2a、2b)は、第二フレーム3に対する交差部2c、2cから放射方向に延びる脚部2d、2dを備え、同様に、第二フレーム3(単位フレーム3a、3b)は、第一フレーム2に対する交差部3c、3cから放射方向に延びる脚部3d、3dを備えている。そこで、第一フレーム2と第二フレーム3を交差配置した状態で、それぞれの脚部2d及び3dの上面が相互に面一となるように、交差部2c、2c及び3c、3cのうち、少なくとも一方を下側に折曲偏位せしめている。図例の場合、第一フレーム2の交差部2c、2cを単位フレームの丸パイプの直径に相当して下側に折曲偏位せしめ、これにより、第一フレーム2の交差部2c、2cの上側に第二フレーム3の交差部3c、3cを交差して重ね合わせたとき、両フレーム2、3の脚部2d及び3dの上面が面一となるように構成している。然しながら、例えば、第一フレーム2の交差部2c、2cを丸パイプの直径以上に折曲偏位せしめる場合は、第二フレーム3の交差部3c、3cも下側に折曲偏位せしめ、全体として脚部2d及び3dの上面が面一となるように構成すれば良い。
【0016】
(フレームにおける単位フレームの間隔連結手段)
第一フレーム2を構成する単位フレーム2a、2bと、第一フレーム3を構成する単位フレーム3a、3bは、間隔連結手段を介して、それぞれにおける相互の間隔Wを変更可能となるように連結されている。即ち、図2に示すように、単位フレーム2a、2b及び3a、3bは、それぞれにおいて相互に対向する内側部分に、伸縮自在に嵌合されたパイプ4とロッド5から構成され、パイプ4とロッド5を任意の伸縮位置において固定するセットボルトを備えた間隔連結手段6を設けている。従って、このような間隔連結手段6により、第一フレーム2の相互に連結された単位フレーム2a、2bの間隔W2と、第二フレーム3の相互に連結された単位フレーム3a、3bの間隔W3は、広狭自由に調節することができる。尚、図例の場合、間隔連結手段6は、交差部2c、2c及び3c、3cに設けているが、脚部2d、2d及び3d、3dに設けても良い。
【0017】
(フレームの交差部における交差連結手段)
交差部2c、2c及び3c、3cを介して交差配置された第一フレーム2及び第二フレーム3は、図1に示すように、交差連結手段7を介して、相互に交差角度を変更可能に連結されている。図例の場合、交差連結手段7は、交差部2c、2c及び3c、3cを上下から挟持する上板8と下板9とから構成され、第一フレーム2と第二フレーム3を所定の交差角度θで交差せしめた状態で、両板8、9の中心部をボルト・ナット等の着脱固着手段10により締結すると共に、両板8、9の隅部をボルト・ナット等の着脱固着手段11により締結した構成を示している。従って、第一フレーム2と第二フレーム3は、着脱固着手段10、11を緩めることにより、上板8と下板9の間において交差角度θを変更することが可能であり、着脱固着手段10、11を締結することにより、交差角度θを固定するように上板8と下板9により挟持される。然しながら、交差連結手段7は、図示の構成に限られるものではなく、要するに、第一フレーム2と第二フレーム3を交差部分において相互に交差角度θを調節変更可能となるように連結するものであれば良い。
【0018】
(フレームの隣り合う脚部の伸縮連結手段)
このようにして相互に交差配置され連結された第一フレーム2と第二フレーム3は、交差部2c、2c及び3c、3cの周囲において、伸縮連結手段12を介して連結されている。伸縮連結手段12は、例えば、ターンバックルのような伸縮かつ固定自在な装置や、ダンパーのような伸縮自在な装置等から成る伸縮体13と、伸縮体13の両端に設けられた回動自在な連結手段14、14から構成されており、第一フレーム2及び第二フレーム3の取付位置に設けた取付金具15に対して、連結手段14を回動自在に連結せしめている。図例の場合、取付金具15は、脚部2d及び3dに摺動自在に外挿せしめたパイプ片にブラケットを設けた構成とされ、セットボルト(図示省略)により脚部2d及び3dの所定位置に固定されているが、このような構成に限定されるものではない。従って、上述のように、交差連結手段7により第一フレーム2と第二フレーム3の交差角度θを変更することにより隣り合う脚部2d及び3dの間隔が変わる場合でも、伸縮連結手段12により脚部2d及び3dを相互に連結できる。そして、伸縮連結手段12は、外側(台座1の外周方向)に向けて延びる埋設板16を設けており、後述するように台座1を植付け穴に設置した後、土砂により植付け穴を埋め戻した際、土中に埋入され、台座1を固定する。尚、図例の場合、埋設板16は、基部16aと平坦部16bを有する断面L形の金属板から成り、伸縮体13に対して反転自在に取付けられている。即ち、伸縮体13には取付金具17が固着されており、該取付金具17の軸部17aに回転自在に外挿されたスリーブ16cに対して、埋設板16の基部16aを固着しており、平坦部16bを外側に水平姿勢となるように展開せしめた状態で、取付金具17のストッパー17bを基部16aに当接せしめる構成とされている。
【0019】
(緊締条片の係止手段と根鉢の支持部材)
第一フレーム2を構成する単位フレーム2a、2bの脚部2d、2d、並びに第二フレーム3を構成する単位フレーム3a、3bの脚部3d、3dには、それぞれ支持部材18が設けられており、支持部材18は、後述するように、根鉢を底部から側部にかけて支持する支持手段と、根鉢を締結するための緊締条片を係止せしめる係止手段として機能する。
【0020】
図2に示すように、支持部材18は、脚部2d及び3dに摺動自在に外挿されセットボルト等の固定手段(図示省略)により固定された座金具19に対して、脚部に交差する横軸となる枢軸20を介して回動自在に軸支された枠部材21と、枠部材21に対して前記枢軸20と平行な連結軸22を介して回動自在に連結された連結環23と、枠部材21と連結環23の間に架設された湾曲部材24とから構成されている。
【0021】
枠部材21は、枢軸20の近傍部から、第一及び第二フレーム2、3の中心側に向けて内側に延びる内側部21aと、第一及び第二フレーム2、3の中心側とは反対側に向けて延びる外側部21bとを備え、内側部21aと外側部21bを相互に上向きに屈折せしめた構成とされている。
【0022】
連結環23は、枠部材21の外側部21bに設けられたパイプ材から成る連結軸22に対して回動自在に連結されると共に、連結軸22と平行なパイプ材から成る取付軸25を該連結環23の横杆に回動自在に設けており、連結軸22から第一及び第二フレーム2、3の中心側とは反対側に向けて延びる環部により緊締条片のための係止部26を構成している。
【0023】
湾曲部材24は、弾性変形可能なスリングロッドから成り、枠部材21の内側部21aと連結環23の取付軸25との間に架設され、後述するように、根鉢の底部に沿わしめられる受け部24aと、根鉢の側部に沿わしめられる抱持部24bを形成する。図例の場合、受け部24aと抱持部24bは、一連に湾曲せしめられた構成とされている。
【0024】
従って、上記支持部材18の構成を要約すると、図5(B)に示すように、支持部材18により根鉢36を支持する際に、枠部材21は、内側部21aを根鉢36の底部に臨ませると共に外側部21bを根鉢36の側部に臨ませる。そして、連結環23は、下端部を前記枠部材21の外側部21bに連結軸22を介して回動自在に連結されており、上端部に緊締条片を係止するための係止部26を備え、連結軸22と係止部26の間に取付軸25を設けている。そして、湾曲部材24は、枠部材21の内側部21aと連結環23の取付軸25との間に架設されている。そこで、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部26に係止した状態で締結したとき、連結環23が連結軸22を介して上向き直立姿勢へと回動することにより、湾曲部材24を弾性変形せしめるように構成されている
【0025】
支持部材18は、枢軸20を介して回動自在であり、図5(A)に示すように、枠部材21の内側部21aと湾曲部材24の受け部24aを第一及び第二フレーム2、3の中心側(交差部)に向けて上向き傾斜せしめた姿勢においては、枠部材21の外側部21bと湾曲部材24の抱持部24bを伏臥せしめた姿勢とする。この状態から、枢軸20を介して回動せしめることにより、図5(B)に示すように、枠部材21の内側部21aと湾曲部材24の受け部24aをほぼ水平とした姿勢においては、枠部材21の外側部21bと湾曲部材24の抱持部24bを起立せしめた姿勢とする。この際、枠部材21の外側部21bは、第一及び第二フレーム2、3の中心側とは反対側に向けて上向き傾斜する姿勢で起立するが、連結軸22を介して連結環23を上向きに直立するように回動せしめると、スプリングロッドから成る湾曲部材24は、枠部材21の内側部21aと連結環23の取付軸25との間において、湾曲を強めるように弾性変形する。
【0026】
(抵抗板)
第一フレーム2を構成する単位フレーム2a、2bの脚部2dと、第二フレーム3を構成する単位フレーム3a、3bの脚部3dは、それぞれの端部に、平行配置された単位フレーム2a、2b及び3a、3bの離反方向に延びる翼状の抵抗板27を設け、該抵抗板27を脚部2d及び3dよりも下位(好ましくは交差部のうち下側に位置する交差部2cよりも下位)に配置しており、各抵抗板27を平行配置された単位フレーム2a、2b及び3d、3dの対向方向に反転自在とする反転手段28と、該抵抗板27の高さ位置を変更可能とする高さ調整手段29を設けている。
【0027】
図例の場合、図2に示すように、一対のパイプ片から成る取付金具30、30が脚部2d及び3dに摺動自在に外挿され、セットボルト(図示省略)により固定されており、取付金具30、30に架設されたU形の支持金具31と、基部32aと平坦部32bを有する断面L形の回動金具32により反転手段28を構成している。即ち、支持金具31の軸部31aに回転自在に外挿されたスリーブ32cに対して回動金具32の基部32aを固着しており、平坦部32bを脚部2d及び3dの離反方向に水平姿勢となるように展開せしめた状態で、支持金具31のストッパー31bを基部32aに当接せしめる構成とされている。
【0028】
抵抗板27は、回動金具32の平坦部32bの下方位置において、上下間隔を調節可能とするボルト・ナット等から成る高さ調整手段29を介して連結されている。従って、回動金具32と抵抗板27は、図2に示すような展開状態から、回動金具32のスリーブ32cを回動せしめることにより、図3に示すような反転位置に折り畳むことが可能である。
【0029】
(台座のジョイント用コネクタ)
第一フレーム2の脚部2d、2dと、第二フレーム3の脚部3d、3dには、複数の台座1を相互に連結可能とするジョイント用コネクタ33を設けることができる。図例の場合、ジョイント用コネクタ33は、図2に示すようなパイプ片から構成され、隣り合って敷設される台座1、1のうち、一方の台座1のジョイント用コネクタ33に他方の台座1の脚部2d又は3dを嵌挿せしめ、セットボルト等(図示省略)の固定手段により固着する構成とされている。このようなジョイント用コネクタ33は、図2に示すように抵抗板27のための取付金具30に固着することにより設けても良く、或いは、脚部2d及び3d又は抵抗板27に設けても良い。
【0030】
(実施形態に基づく作用及び効果)
上記実施形態によれば、台座1を構成する第一フレーム2及び第二フレーム3は、図3に示すように、分解した状態で梱包され、保管又は運搬することができる。この際、抵抗板27を反転することにより折り畳み、第一フレーム2と第二フレーム3を平行に重ね合わせることができるので、嵩張ることなくコンパクトである。尚、交差連結手段7及び伸縮連結手段12は、第一フレーム2及び第二フレーム3から分解し、同梱又は別梱することができる。
【0031】
台座1を植樹安定装置として実施するに際しては、図1に示すように、第一フレーム2と第二フレーム3を交差状に組立すると共に、交差連結手段7により連結固着することにより組付ける。同時に、第一フレーム2及び第二フレーム3の隣り合う脚部2d及び3dを伸縮連結手段12により連結し、更に、埋設板16及び抵抗板27を展開せしめた状態で、台座1を完成する。この際、単位フレーム2a、2b及び3a、3bのそれぞれは、間隔連結手段6を介して、脚部2d、2d及び3d、3dの間隔W2及びW3を変更可能とされているので、随時、間隔を調節すれば良い。即ち、植樹を目的とする樹木における樹齢等による根鉢の大小に応じて、脚部2d、2d及び3d、3dの間隔W2及びW3を設定することにより、1台の台座1により根鉢の大きさに自在に対応せしめることができる。そして、第一フレーム2の交差部2c、2cの上側に第二フレーム3の交差部3c、3cを交差して重ね合わせ、交差連結手段7により連結した状態で、交差部2c、2cに設けた折曲偏位の手段により、両フレーム2、3の脚部2d及び3dは、上面を面一とする。
【0032】
図6(A)に示すように、地面に植樹を行う場合は、地面に植付け穴34が掘削され、穴底に台座1を設置されるが、穴の形状の歪み等により、第一フレーム2と第二フレーム3を交差せしめた台座1の端部が干渉するような穴壁34aが存在する場合は、交差連結手段7の着脱固着手段10、11を緩め、図示の鎖線から実線に示すように第一フレーム2と第二フレーム3の交差角度θを変更せしめた後、交差連結手段7の着脱固着手段10、11を締結することにより、台座1を穴壁34aに干渉しない状態で穴底に設置することができる。従って、従来のように、改めて穴を拡大するように掘削作業を再開する必要はない。
【0033】
図6(B)に示すように、例えば、屋上緑化等の目的で、比較的浅い土床に樹木を植樹する場合は、複数の台座1、1を相互に連結せしめた状態で敷設し、台座の全体的な重量増により樹木の支持を行わしめる。この点に関して、上記実施形態によれば、隣り合って敷設される台座1、1のうち、一方の台座1のジョイント用コネクタ33に他方の台座1の脚部2d又は3dを嵌挿せしめ、セットボルト等の固定手段により固着することができる。この際、図2に示すように、ジョイント用コネクタ33を抵抗板27の取付金具30に設けた場合、一方の台座1のジョイント用コネクタ33、33の間隔と、他方の台座1の脚部2d、2d及び3d、3dの間隔が合致せず、そのままでは脚部2d、2d及び3d、3dをジョイント用コネクタ33、33に挿入できないことになるが、上述のように、単位フレーム2a、2b及び3a、3bのそれぞれは、間隔連結手段6を介して、脚部2d、2d及び3d、3dの間隔W2及びW3を変更することができるので、随時、間隔を調節することにより、一方の台座1のジョイント用コネクタ33、33に対して、他方の台座1の脚部2d、2d及び3d、3dを挿着することができる。
【0034】
植付け穴の穴底が起伏を有すると、台座を水平に設置することが困難となるため、植付け穴は、穴底が平坦な水平面となるように掘削しなければならない。この点に関して、上記実施形態によれば、図4に示すように、植付け穴34の穴底が起伏を有する場合でも、高さ調整手段29により抵抗板27の高さ位置を調節することができるので、これにより第一フレーム2及び第二フレーム3を水平に設置せしめることが可能であり、従来のように特に穴底が水平面となるような掘削作業を必要とする煩雑はない。
【0035】
このようにして植付け穴34に設置された台座1は、上述のように間隔W2及びW3を調整された単位フレーム2a、2b及び3a、3bにおいて、交差部分の周囲に支持部材18を配置している。即ち、図例の場合、8個の支持部材18が周方向に配置されている。従って、植樹すべき樹木35の根鉢36を台座1に載置すると、根鉢36は、これらの支持部材18により好適に支持される。
【0036】
支持部材18は、根鉢36を載置せしめる前においては、図5(A)に示すように、枠部材21の内側部21aと湾曲部材24の受け部24aを第一及び第二フレーム2、3の中心側(交差部)に向けて上向き傾斜せしめ、枠部材21の外側部21bと湾曲部材24の抱持部24bを伏臥せしめた姿勢とされている。この際、図示矢印Fで示すように、座金具19はフレーム2、3の長手方向に摺動自在であり、支持部材18の位置を自由に調整できる。
【0037】
そこで、根鉢36を載置すると、支持部材18は、根鉢36の重量により、枢軸20を介して自動的に回動せしめられる。即ち、上向き傾斜姿勢とされた枠部材21の内側部21a並びに湾曲部材24の受け部24aが、根鉢36の底部を受けることにより下方に向けて回動され、図5(B)に示すように、ほぼ水平姿勢とされ、枠部材21の外側部21b並びに湾曲部材24の抱持部24bを起立せしめる。この際、枠部材21は、根鉢36の荷重を受けることにより、内側部21aの先端部21xをフレーム2、3に圧接せしめるので、座金具19の摺動を阻止し、当該位置に支持部材18を位置決めする。
【0038】
従って、自立せしめられた枠部材21の外側部21bにおける連結環23の係止部26に対して、スリング等の緊締条片37aを容易に挿通せしめることができる。尚、緊締条片37aは、樹木35の外周に環状に設けた緊締条片37bを介して根鉢36の肩部に掛け渡された後、ウインチ等の締結手段により締結され、根鉢36を台座1に縛りつける。
【0039】
この際、緊締条片37aの引き上げ方向の力により、連結環23は、連結軸22を介して、図5(B)に示すように、鎖線で示す傾斜姿勢から実線で示す上向き直立姿勢へと回動せしめられ、これにより、スプリングロッドから成る湾曲部材24が湾曲を強めるように弾性変形する。即ち、このように弾性変形せしめられた湾曲部材24は、実線で示す上向き直立姿勢から鎖線で示す傾斜姿勢に向けて復元しようとするスプリング力を蓄積する。尚、緊締条片37aの引き上げ力により、前述したようなフレーム2、3に対する枠部材21の先端部21xの圧接力が益々増すことになる。
【0040】
その後、植付け穴34を土砂により埋め戻し、作業を完了するが、この状態において、根鉢36は、台座1の交差部分の周囲に配置された支持部材18により好適に支持されている。特に、根鉢36の底部は、支持部材18の受け部24aにより支承され、根鉢36の側部は、支持部材18の抱持部24bにより抱持されており、このように根鉢36は、底部から側部にかけて支持部材18により直接に支持されている。従って、時間の経過や、雨水その他の天候の影響等により、植付け穴34の内部において土砂が固く締まるような場合でも、それにより生じる土痩せとは無関係に、常に根鉢36を良好に支持せしめた状態を持続することができる。
【0041】
ところで、締め付けた緊締条片37aが、その後、万一、緩むような現象を生じた場合においても、緊締条片37aを連結せしめた連結環23には、湾曲部材24により蓄積されたスプリング力が作用している。即ち、緊締条片37aが緩むとき、連結環23は、図5(B)に実線で示す上向き直立姿勢から鎖線で示す傾斜姿勢に至るまで湾曲部材24の復元スプリング力を作用せしめられているので、これにより、緊締条片37aの緩みを吸収し、常に緊締条片37aを緊張した状態のまま維持せしめることができる。
【0042】
(交差連結手段の別の実施形態)
本発明に係る交差連結手段7の別の実施形態を図7に示している。同図において、第一フレーム2及び第二フレーム3を構成するそれぞれの単位フレーム2a、2b及び3a、3bは、それぞれの間隔W2及びW3を変更できないように固定した状態で連結されている。連結方法は問わないが、図例の場合、単位フレーム間に架設した連結パイプ38を溶接している。そこで、第一フレーム2は、交差部2c、2cを第一連結板39により連結され、第二フレーム3は、交差部3c、3cを第二連結板40により連結されており、第一連結板39の上に第二連結板40を重ね合わせた状態で、相互に回動自在かつ固定自在となるように交差連結手段7により固着されている。
【0043】
交差連結手段7は、第一連結板39と第二連結板40のほぼ中央部を貫通して着脱自在に固着するボルト・ナットから成る軸手段41と、第二連結板40に形成されたガイド孔42と、第一連結板39から起立してガイド孔42を挿通するボルト・ナットから成る案内固定手段43とから構成されている。前記ガイド孔42は、軸手段41を中心として円弧を描く細長い孔とされており、従って、第一連結板39と第二連結板40は、相互に軸手段41の軸回りに回動自在であり、その際、案内固定手段43がガイド孔42に沿って移動し、これにより第一フレーム2と第二フレーム3の交差角度θを自在に変更する。そして、交差角度θが設定された後、軸手段41及び/又は案内固定手段43のボルト・ナットを締着すれば、第一連結板39と第二連結板40が回動不能に固着される。尚、これらのボルト・ナットを取外すと、第一連結板39と第二連結板40が相互に離脱され、第一フレーム2と第二フレーム3を分解できる点は、図3に示した実施形態と同様である。
【0044】
(支持部材の別の実施形態)
本発明に係る支持部材18の別の実施形態を図7及び図8に示している。支持部材18は、枢軸20を備えた枠部材21と、該枠部材21に対して前記枢軸20と平行な連結軸22を介して回動自在に連結された連結環23と、枠部材21と連結環23の間に架設された湾曲部材24とから構成されており、このような基本的な構成は、上述した実施形態における支持部材18と同様である。
【0045】
図7に示すように、枠部材21は、枢軸20をフレームの脚部2d、2d(3d、3d)の下側を横断するように配置せしめており、枢軸20の両端部から、第一フレーム2、3の中心側となる内側に向けて脚部2d(3d)の上方に延びる内側部21aと、前記中心側とは反対側に向けて脚部2d(3d)の上方に延びる外側部21bとを備え、内側部21aと外側部21bを相互に上向きに屈折せしめた構成とされている。
【0046】
連結環23は、枠部材21の外側部21bに回動自在に連結されたパイプ材から成る連結軸22と、該連結軸22の両端近傍に交差して延設された平行な一対の支持杆22a、22aから構成されており、支持杆22a、22aに摺動自在に外挿せしめたパイプ材から成るスライド部材25a、25aを相互に取付軸25により連結せしめている。更に、一対のスライド部材25a、25aに架設され回動自在に軸支されたロッドにより、緊締条片のための係止部26が構成されている。
【0047】
湾曲部材24は、枠部材21の内側部21aと連結環23の取付軸25との間に架設され、後述するように、根鉢の底部に沿わしめられる受け部24aと、根鉢の側部に沿わしめられる抱持部24bを、一連に湾曲せしめられた構成とされており、好ましくは、図7に示すように、取付軸25に対して折曲ループ部により形成された長孔24cを介して連結されている。
【0048】
支持部材18は、図8(A)に示すように、枢軸20をフレーム2、3の下側に位置せしめ、枠部材21の先端部21x及び連結軸22をフレーム2、3の上側に位置せしめられており、湾曲部材24と共に連結環23を伏臥せしめた状態において、図示矢印Fで示すように、フレーム2、3の長手方向に摺動自在とされている。従って、支持部材18の位置は、自由に調整可能である。
【0049】
支持部材18をフレーム2、3の所定位置に設置した状態で、根鉢36を載置すると、内側に向けて上向き傾斜姿勢とされていた枠部材21の内側部21aと、湾曲部材24の受け部24aが、図8(B)に示すように、下向きに回動せしめられ、内側部21aの先端部21xと枢軸20によりフレーム2、3を上下からクランプし固定するので、支持部材18の摺動を阻止し、当該位置に強固に固定する。
【0050】
そこで、連結環23の係止部26に挿通せしめたスリング等の緊締条片37aを引き上げると、連結環23が連結軸22を介して回動しつつ起立するだけでなく、図8(B)において鎖線から実線に示すように、係止部26の引き上げに伴い、スライド部材25aを支持杆22aに沿って上方に移動せしめ、同時に上方移動する取付軸25により湾曲部材24を引き上げるので、湾曲部材24の抱持部24bにより根鉢36の側面を好適に保持することが可能になる。
【0051】
従って、この別の実施形態に係る支持部材18の構成を要約すると、図8(B)に示すように、支持部材18により根鉢36を支持する際に、枠部材21は、内側部21aを根鉢36の底部に臨ませると共に外側部21bを根鉢36の側部に臨ませる。そして、連結環23は、下端部を前記枠部材21の外側部21bに連結されると共に、該連結環の上下方向に延びる支持杆22aに摺動自在なスライド部材25aを介して取付軸25と係止部26を設けている。そして、湾曲部材24は、前記枠部材21の内側部21aと前記連結環23の取付軸25との間に架設されている。そこで、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部26に係止した状態で締結したとき、係止部26をスライド部材25aを介して上方移動せしめると共に、取付軸25を上方移動せしめることにより、湾曲部材24を引き上げるように構成されている
【0052】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、支持部材18により根鉢36を支持する際に、枠部材21は、内側部21aを根鉢36の底部に臨ませると共に外側部21bを根鉢36の側部に臨ませる。そして、連結環23は、下端部を前記枠部材21の外側部21bに連結軸22を介して回動自在に連結されており、上端部に緊締条片を係止するための係止部26を備え、連結軸22と係止部26の間に取付軸25を設けている。そして、湾曲部材24は、枠部材21の内側部21aと連結環23の取付軸25との間に架設されている。そこで、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部26に係止した状態で締結したとき、連結環23が連結軸22を介して上向き直立姿勢へと回動することにより、湾曲部材24を弾性変形せしめるように構成されている
【0053】
従って、根鉢36は、台座1の交差部分の周囲に配置された支持部材18により好適に支持され、特に、根鉢36の底部を湾曲部材24の受け部24aにより支承され、根鉢36の側部を湾曲部材24の抱持部24bにより抱持され、好適に支持される
【0054】
そして、緊締条片37aの引き上げ方向の力により、連結環23は、連結軸22を介して上向き直立姿勢へと回動せしめられ、これにより、スプリングロッドから成る湾曲部材24が湾曲を強めるように弾性変形し、スプリング力を蓄積する。このため、締め付けた緊締条片37aが、その後、万一、緩むような現象を生じた場合においても、緊締条片37aを連結せしめた連結環23には、湾曲部材24により蓄積されたスプリング力が作用しているので、緊締条片37aの緩みを吸収し、常に緊締条片37aを緊張した状態に維 持できるという効果がある。
【0055】
また、請求項2に記載の本発明によれば、支持部材18により根鉢36を支持する際に、枠部材21は、内側部21aを根鉢36の底部に臨ませると共に外側部21bを根鉢36の側部に臨ませる。そして、連結環23は、下端部を前記枠部材21の外側部21bに連結されると共に、該連結環の上下方向に延びる支持杆22aに摺動自在なスライド部材25aを介して取付軸25と係止部26を設けている。そして、湾曲部材24は、前記枠部材21の内側部21aと前記連結環23の取付軸25との間に架設されている。そこで、根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部26に係止した状態で締結したとき、係止部26をスライド部材25aを介して上方移動せしめると共に、取付軸25を上方移動せしめることにより、湾曲部材24を引き上げるように構成されている
【0056】
従って、根鉢36は、台座1の交差部分の周囲に配置された支持部材18により好適に支持され、特に、根鉢36の底部を湾曲部材24の受け部24aにより支承され、根鉢36の側部を湾曲部材24の抱持部24bにより抱持され、好適に支持される
【0057】
そして、緊締条片37aの締結による係止部26の引き上げに伴い、スライド部材25aを支持杆22aに沿って上方に移動せしめ、同時に上方移動する取付軸25により湾曲部材24を引き上げるので、湾曲部材24の抱持部24bにより根鉢36の側面を好適に保持することが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態に係る台座の組立状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の1実施形態の要部を拡大して示す斜視図である。
【図3】 本発明の1実施形態に係る台座の分解状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の1実施形態に係る台座を使用することにより植樹を行う方法の1例を示す断面図である。
【図5】 本発明の台座における支持部材の1実施形態を示しており、(A)は支持部材の常態を断面にて示す側面図、(B)は支持部材に根鉢を載置した状態を断面にて示す側面図である。
【図6】 本発明に係る台座の使用例を平面から示しており、(A)は台座を構成するフレームの交差角度と植付け穴との関係を示す説明図、(B)は台座を隣接状態で敷設せしめる例の説明図である。
【図7】 本発明の別の実施形態の要部を示す斜視図である。
【図8】 本発明の台座における支持部材の別の実施形態を示しており、(A)は支持部材の常態を断面にて示す側面図、(B)は支持部材に根鉢を載置した状態を断面にて示す側面図である。
【符号の説明】
1 台座
2 第一フレーム
3 第二フレーム
2a、2b、3a、3b 単位フレーム
2c、3c 交差部
2d、3d 脚部
6 間隔連結手段
7 交差連結手段
12 伸縮連結手段
16 埋設板
18 支持部材
19 座金具
20 枢軸
21 枠部材
21a 内側部
21b 外側部
22 連結軸
23 連結環
24 湾曲部材
24a 受部
24b 抱持部
25 取付軸
26 係止部
27 抵抗板
28 反転手段
29 高さ調整手段
33 ジョイント用コネクタ
34 植付け穴
35 樹木
36 根鉢
37a、37b 緊締条片

Claims (2)

  1. 枠組状のフレームを備えた台座に設けた支持手段(18)に樹木の根鉢を載置せしめた状態で、該支持手段(18)の係止手段(26)に連結された緊締条片を根鉢の肩部に掛け渡すことにより該根鉢を台座に締結する植樹安定装置において、
    前記支持手段(18)は、前記台座のフレームに設けられた枠部材(21)と、該枠部材(21)に設けられた連結環(23)と、枠部材(21)と連結環(23)の間に架設された弾性変形自在な湾曲部材(24)とから構成されており、
    前記枠部材(21)は、根鉢の底部に臨む内側部(21a)と根鉢の側部に臨む外側部(21b)を備えており、
    前記連結環(23)は、該連結環の下端部を前記枠部材(21)の外側部(21b)に連結軸(22)を介して回動自在に連結されると共に、上端部に前記緊締条片を係止する係止部(26)を備え、該連結軸(22)と係止部(26)の間に取付軸(25)を設けており、
    前記湾曲部材(24)は、前記枠部材(21)の内側部(21a)と前記連結環(23)の取付軸(25)との間に架設され、根鉢の底部に沿わしめられる受け部(24a)と根鉢の側部に沿わしめられる抱持部(24b)を備えており、
    根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部(26)に係止した状態で締結したとき、連結環(23)が連結軸(22)を介して上向き直立姿勢へと回動することにより、湾曲部材(24)を弾性変形せしめるように構成されて成ることを特徴とする樹木安定装置。
  2. 枠組状のフレームを備えた台座に設けた支持手段(18)に樹木の根鉢を載置せしめた状態で、該支持手段(18)の係止手段(26)に連結された緊締条片を根鉢の肩部に掛け渡すことにより該根鉢を台座に締結する植樹安定装置において、
    前記支持手段(18)は、前記台座のフレームに設けられた枠部材(21)と、該枠部材(21)に設けられた連結環(23)と、枠部材(21)と連結環(23)の間に架設された弾性変形自在な湾曲部材(24)とから構成されており、
    前記枠部材(21)は、根鉢の底部に臨む内側部(21a)と根鉢の側部に臨む外側部(21b)を備えており、
    前記連結環(23)は、該連結環の下端部を前記枠部材(21)の外側部(21b)に連結されると共に、該連結環の上下方向に延びる支持杆(22a)に摺動自在なスライド部材(25a)を介して取付軸(25)と係止部(26)を設けており、
    前記湾曲部材(24)は、前記枠部材(21)の内側部(21a)と前記連結環(23)の取付軸(25)との間に架設され、根鉢の底部に沿わしめられる受け部(24a)と根鉢の側部に沿わしめられる抱持部(24b)を備えており、
    根鉢の肩部に掛け渡した緊締条片を前記係止部(26)に係止した状態で締結したとき、係止部(26)をスライド部材(25a)を介して上方移動せしめると共に、取付軸(25)を上方移動せしめることにより、湾曲部材(24)を引き上げるように構成されて成ることを特徴とする樹木安定装置。
JP2002030192A 2002-02-07 2002-02-07 植樹安定装置 Expired - Fee Related JP3729446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030192A JP3729446B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 植樹安定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030192A JP3729446B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 植樹安定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003230323A JP2003230323A (ja) 2003-08-19
JP3729446B2 true JP3729446B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=27774035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002030192A Expired - Fee Related JP3729446B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 植樹安定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3729446B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7390713B2 (ja) * 2020-01-28 2023-12-04 有限会社 アイ・ピー・エムグリーンステージ 樹木固定装置及び樹木固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003230323A (ja) 2003-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104541007B (zh) 用于将构建物锚固在地面中的装置
US7913710B2 (en) Shading systems
KR100940356B1 (ko) 낚시 받침대 지지장치
US4971089A (en) Folding shelter
US6229497B1 (en) Antenna mounts
JP3729446B2 (ja) 植樹安定装置
JP3652656B2 (ja) 植樹安定装置
US5737883A (en) Anchor for a canopy framework and method of use
US5189871A (en) Collection netting for fruit and nut trees
KR101524910B1 (ko) 터널식 조경 구조물 및 터널식 조경 구조물용 조립식 조경 구조물
US20060090785A1 (en) Leg support for an instant set-up foldable tent
JP2002081227A (ja) テント
JP2000245272A (ja) 移植装置
US20090064633A1 (en) Telescopic Post and Bracing System for Bedrock Locations
JP2002188324A (ja) テント
JP3995648B2 (ja) 樹木の転倒防止装置
JP2002213108A (ja) アンテナ支柱
JP2002238362A (ja) 植物支柱
JP3751005B2 (ja) 植樹安定装置
JPH084320A (ja) 蛇腹サポート
JP2004316103A (ja) 折畳み式テントフレーム
JP2695616B2 (ja) 樹木支持装置の台座部材
JP3709173B2 (ja) 屋根上工事用日よけ装置
JPH08294330A (ja) 植樹安定装置
KR20240073908A (ko) 신속하게 펼치거나 접는 해먹 스탠드

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081014

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees