JP3727621B2

JP3727621B2 - Rotating cutter for wood cutting

Info

Publication number: JP3727621B2
Application number: JP2002264278A
Authority: JP
Inventors: 照雄柵木; 達雄矢田
Original assignee: 恒栄資材株式会社; 株式会社トーアエンジニアリング
Priority date: 2002-09-10
Filing date: 2002-09-10
Publication date: 2005-12-14
Anticipated expiration: 2022-09-10
Also published as: JP2004098509A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、柱や梁等の建築用木材の側面に蟻溝を形成する際に用いられる木材切削用回転カッターに関し、より詳細には、この木材切削用回転カッターに取付けられる平板切削刃の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
木造建築において、柱や梁等の建築用木材を連結する場合は、一方の木材の側面に蟻溝を形成するとともに、他方の木材の端面に蟻を形成し、蟻溝に蟻を嵌合して行われることが知られている。
【０００３】
図６は、木材に蟻と蟻溝を形成したものを示すもので、一方の木材２１の側面２２に蟻溝２３を形成し、他方の木材３１の端面３２には蟻３３を形成し、しかる後、蟻溝２３に蟻３３を嵌合するものである。尚、この図に示すように木材が比較的大型の場合は、木材３１には段部３４を、また、木材２１には段溝２４を、それぞれ形成して、これら木材２１，３１の嵌合構造の剛性向上を図っている。
【０００４】
更に、上述した木材２１，３１の嵌合において、寸法出しの精度を図るため、蟻溝２３を形成する木材２１の側面２２に、「面さらい」と称する基準面２５を設けている。この基準面２５には、他方の木材３１の先端面３５が当接する。そして、基準面２５は、木材２１の幅中央２６から所定寸法ｄを有するように設けられるものであって、木材の大きさにより通常は０．３〜０．５ｍｍ深さが切削される。尚、木材２１，３１が嵌合した状態の平面図を図７に示している。
【０００５】
図８は、蟻３３と蟻溝２３のみで係合し段部３４及び段溝２４が存しない木材２１’，３１’の嵌合状態を示している。この図８の場合は、木材２１’の幅中央２６から面さらいの基準面２５までの間に所定寸法ｄ’を有し、この基準面２５には木材３１’の先端面３５が当接する。
【０００６】
この種の建築用木材の側面に蟻溝を形成する場合、図９に示すような木材切削用回転カッターが用いられる。この木材切削用回転カッター４１は、複数枚の平板切削刃４２，４２を、取付用ボディ４６を介して軸４７に取付けて構成されるもので、この例では、２枚の平板切削刃４２，４２が、取付用ボディ４６の軸芯を中心に回転対称にねじ止めされている。尚、木材切削用回転カッター４１は、周知のように、その軸４７が図示を省略した切削加工機械の回転軸に取付けられるものである。
【０００７】
前記平板切削刃４２は、一般的には図１０に示すようなものが用いられている。すなわち、平板切削刃４２は、平行四辺形状を呈し、先端面刃先４３と、回転軸の軸芯方向に対し傾斜角Θを設けた側面刃先４４とを備えている。尚、４５は、ねじ挿通穴である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
近年上述した木材の蟻や蟻溝等の加工が工場内で行われて、これら加工後の木材が建築現場に搬入され、現場における施工が容易となり、しかも施工時間の短縮化が図られている。一方で、工場内での木材加工は、加工精度が高まるにつれて時間がかかるものであった。
【０００９】
本出願人は、わが国で初めて全自動プレカット機を開発し、従来、時間のかかっていた工場における木材加工を高精度で且つ短時間で行うことを可能にしたのであるが、加工精度を高めると、次のような問題点が生じることとなった。
【００１０】
前記従来の平板切削刃４２を備えた木材切削用回転カッターで、図１１に示すように、木材２１の側面２２に蟻溝２３並びに面さらいの加工を行うと、とりわけ基準面２５の両側の端部に、前記平板切削刃４２の側面刃先４４による加工で突起部２７を生じる。この突起部２７は、側面刃先４４が先端面刃先４３に対し前述した傾斜角Θが設けられているので、この傾斜角Θに対応した分だけ突出するものであった。
【００１１】
このような突起部２７は、従来における木材の嵌合構造の場合は問題とならなかったが、上述のような設計、施工の高精度化がもたらされると、突起部２７が、基準面２５の両側の端部から「バリ」や「ササクレ」として分離し、これらが施工上、不都合を生じる原因となるものであった。
【００１２】
本発明は、設計、施工の高精度化により新たに生じる前記不都合に鑑み、これを解消するためになされたものである。すなわち本発明は、木材切削用回転カッターの平板切削刃に着目して、これを改良することに前記不都合を解消しえたものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数枚の平板切削刃を回転軸に取付ける木材切削用回転カッターにおいて、前記切削刃は、先端面刃先と、回転軸の軸芯方向に対し傾斜角Θを設けた側面刃先とを備えるとともに、前記側面刃先の先端部に該先端面刃先を面取りしたバリ取り用の面取り刃先を形成し、前記面取り刃先は、回転軸の軸芯方向に対して、面取り角αが０°であり、前記面取り刃先の長さｔは、１ mm 乃至２ mm である木材切削用回転カッターである。
【００１４】
このように、側面刃先の先端部に面取り刃先を形成すると、面さらいの際、基準面の箇所に生じていたバリやササクレが、この面取り刃先によって除去することができるので、バリ等の発生により生じる従来の不都合を回避することができる。
【００１６】
このように、面取り角αが、回転軸の軸芯方向に対して０°の場合は、面取り刃先は先端面刃先に対し９０°となる。これにより、面さらいの際、基準面の両側の壁面部は、基準面に対し９０°となって、バリ等の生じる余地はない。
【００１９】
また、本発明においては、前記面取り刃先の長さｔは、１mm乃至２mmである。
【００２０】
前述したように、面さらいは、通常は０．３〜０．５ｍｍ深さが切削されるので、面取り刃先の長さｔを１mm乃至２mmとしておけば、各種深さの面さらいに十分適用することができることになる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明に係る木材切削用回転カッターは、図１に示す具体例では、蟻溝形成用の切削刃と、段溝形成用の切削刃の双方を備えた木材切削用回転カッター１である。
【００２２】
木材切削用回転カッター１は、この例の場合、軸２に設けられた取付用ボディ３に蟻溝形成用の２枚の平板切削刃４，４と、段溝形成用の２枚の切削刃１４，１４を、それぞれ取付用ボディ３の軸芯を中心に回転対称にねじ止めしている。尚、軸２は、図示を省略した切削加工機械の回転軸に取付けられる。
【００２３】
本例のように、取付用ボディ３に蟻溝形成用の平板切削刃４，４と、段溝形成用の切削刃１４，１４を固着していると、木材切削用回転カッター１により一度に蟻溝と段溝の形成を行うことができるので便宜である。尚、この場合、所与の蟻溝と段溝の形状に適合するように、取付用ボディ３を用意し、同時に平板切削刃４，４と切削刃１４，１４を適宜配置することは勿論である。
【００２４】
図２は、本例の木材切削用回転カッター１に用いられる蟻溝形成用の平板切削刃４である。この平板切削刃４は、先に示した従来の平板切削刃４２と同様に、平行四辺形状を呈し、先端面刃先５と、回転軸の軸芯方向Ｄに対し傾斜角Θを設けた側面刃先６とを備えている。
【００２５】
更に、この平板切削刃４は、側面刃先６の先端部に、該先端面刃先を面取りしたバリ取り用の面取り刃先７を形成している。尚、８は、ねじ挿通穴である。また、本例の平板切削刃４は、反対側（点対称）にも先端面刃先５、側面刃先６並びに面取り刃先７を備えている。従って、平板切削刃４を使用する際、どちら側を先端にしてもよいので作業性が向上し、劣化した場合は逆にして使用できるので刃の寿命が向上する。
【００２６】
このように、側面刃先の先端部に面取り刃先を形成すると、面さらいの際、基準面の箇所に生じていたバリやササクレが、この面取り刃先によって除去することができるので、バリ等の発生により生じる従来の不都合を回避することができる。
【００２７】
前記面取り刃先７は、回転軸の軸芯方向Ｄに対して、面取り角αを有するものであって、この面取り角αは、０°以上で且つ前記傾斜角Θ未満である。
【００２８】
本例では、面取り角αを、回転軸の軸芯方向に対して０°、すなわち、面取り刃先７は先端面刃先に対し９０°となっている。これにより、面さらいの際、基準面の両側の壁面部は、基準面に対し９０°となって、バリ等の生じる余地はない。
【００２９】
尚、前述したように、面取り角αが前記傾斜角Θと同じであると、面取り刃先を形成できないので、面取り角αは傾斜角Θとイコールではなく必ず傾斜角Θ未満である。
【００３０】
また、前記面取り刃先７の長さｔは、１mm乃至２mmであることが好ましい。本例では、面取り刃先７の長さｔを２mmとしている。前述したように、面さらいは、通常は０．３〜０．５ｍｍ深さが切削されるので、面取り刃先の長さｔを１mm乃至２mmとしておけば、各種深さの面さらいに十分適用することができることになる。
【００３１】
本例の木材切削用回転カッター１を用いて蟻溝並びに段溝を形成する場合は、木材切削用回転カッター１の軸２を図示を省略した切削加工機械の回転軸に取付け、切削加工機械の回転軸を回転させ従って木材切削用回転カッター１を回転させて、この木材切削用回転カッター１の平板切削刃４及び切削刃１４で、図３に示すように、木材２１に蟻溝２３と段溝２４を一度に形成する。
【００３２】
次いで、平板切削刃４の先端面刃先５で木材の面さらいを行う。
【００３３】
この面さらいにより、図４に示すように、木材２１の側面２２に基準面２５を形成する。
【００３４】
本例のように、側面刃先６の先端部に面取り刃先７を形成している場合は、面さらいの際、従来は基準面２５の両側端部に生じていたバリやササクレが、この面取り刃先７によって除去することができるので、バリ等の発生により生じる不都合を回避することができる。
【００３５】
図５は、木材切削用回転カッター１１の他の具体例を示すもので、この例の木材切削用回転カッター１１は、蟻溝形成用の平板切削刃４のみ設けたもので前例の切削刃１４は用いていない。平板切削刃４は、先端面刃先５と、回転軸の軸芯方向Ｄに対し傾斜角Θを設けた側面刃先６、並びに側面刃先６の先端部にバリ取り用の面取り刃先７を形成している。
【００３６】
この例の木材切削用回転カッター１１において、軸２に設けられた取付用ボディ３に蟻溝形成用の２枚の平板切削刃４，４が、取付用ボディ３の軸芯を中心に回転対称にねじ止めされている。尚、同様に軸２は図示を省略した切削加工機械の回転軸に取付けられる。
【００３７】
図５に示す木材切削用回転カッター１１は、例えば図８に関して前述した、蟻３３と蟻溝２３のみで係合し段部３４及び段溝２４が存しない木材２１’，３１’の嵌合の場合に、用いられる。
【００３８】
尚、上述した具体例において、例えば、面取り角αは０°として説明したが、これに限られるものでなく、柱や梁等の木材の大きさを勘案して、適宜の角度を採ることができる。また、面取り刃先７の長さｔは、具体例では２mmとして説明したが、これに限られるものでなく、各種深さの面さらいに相応して適宜の値を採ることができるものである。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数枚の平板切削刃を回転軸に取付ける木材切削用回転カッターにおいて、前記切削刃は、先端面刃先と、回転軸の軸芯方向に対し傾斜角Θを設けた側面刃先とを備えるとともに、前記側面刃先の先端部に該先端面刃先を面取りしたバリ取り用の面取り刃先を形成し、前記面取り刃先は、回転軸の軸芯方向に対して、面取り角αが０°であり、前記面取り刃先の長さｔは、１ mm 乃至２ mm である木材切削用回転カッターである。
【００４０】
従って、本発明によれば、側面刃先の先端部に面取り刃先が形成してあるので、面さらいの際、基準面の箇所に生じていたバリやササクレが、この面取り刃先によって除去することができ、バリ等の発生により生じる従来の不都合を回避することができるものである。また、面取り角αが、回転軸の軸芯方向に対して０°であって、面取り刃先は先端面刃先に対し９０°となるので、面さらいの際、基準面の両側の壁面部は、基準面に対し９０°となって、バリ等の生じる余地はなくなるものである。更に、面取り刃先の長さｔが１ mm 乃至２ mm であるため、各種深さの面さらいに十分適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の具体例に係る木材切削用回転カッターを示すもので、（１）は正面図、（２）は側面図である。
【図２】本発明の具体例に係り、蟻溝形成用の平板切削刃を示す平面図である。
【図３】本発明の具体例に係り、蟻溝及び段溝の加工を施した木材を示す要部拡大図である。
【図４】本発明の具体例に係り、面さらいの加工を施した木材を示す要部拡大図である。
【図５】本発明の他の具体例に係る木材切削用回転カッターを示すもので、（１）は正面図、（２）は側面図である。
【図６】木材に蟻と蟻溝を形成したものを示す斜視図である。
【図７】木材の嵌合状態を示す平面図である。
【図８】木材の嵌合状態を示す平面図である。
【図９】木材切削用回転カッターを示すもので、（１）は正面図、（２）は側面図である。
【図１０】平板切削刃を示す図である。
【図１１】蟻溝並びに面さらいの加工を施した木材を示す要部拡大図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary cutter for cutting wood used when forming dovetails on the side surfaces of building wood such as columns and beams, and more particularly, a structure of a flat cutting blade attached to the rotary cutter for cutting wood. It is about.
[0002]
[Prior art]
When connecting architectural timber such as pillars and beams in wooden construction, ant grooves are formed on the side of one timber, ants are formed on the end surface of the other timber, and ants are fitted in the ant grooves. It is known to be done.
[0003]
FIG. 6 shows what formed an ant and an ant groove on wood, the ant groove 23 was formed in the side surface 22 of one timber 21, and the ant 33 was formed in the end surface 32 of the other timber 31. Thereafter, the ants 33 are fitted into the ant grooves 23. As shown in this figure, when the wood is relatively large, a step portion 34 is formed on the wood 31 and a step groove 24 is formed on the wood 21 so that the wood 21 and 31 are fitted. The rigidity of the structure is improved.
[0004]
Further, in the fitting of the woods 21 and 31 described above, a reference surface 25 referred to as “surface shave” is provided on the side surface 22 of the wood 21 forming the dovetail groove 23 in order to improve the accuracy of dimensioning. The tip surface 35 of the other wood 31 abuts on the reference surface 25. The reference surface 25 is provided so as to have a predetermined dimension d from the width center 26 of the wood 21, and is usually cut to a depth of 0.3 to 0.5 mm depending on the size of the wood. In addition, the top view of the state which the timbers 21 and 31 fitted is shown in FIG.
[0005]
FIG. 8 shows a fitting state of the timbers 21 ′ and 31 ′ that are engaged only by the ant 33 and the ant groove 23 and do not have the step portion 34 and the step groove 24. In the case of FIG. 8, there is a predetermined dimension d ′ between the width center 26 of the wood 21 ′ and the reference surface 25 of the flat surface, and the tip surface 35 of the wood 31 ′ contacts the reference surface 25.
[0006]
When the dovetail is formed on the side surface of this type of building wood, a wood cutting rotary cutter as shown in FIG. 9 is used. The rotary cutter 41 for cutting wood is constructed by attaching a plurality of flat plate cutting blades 42, 42 to a shaft 47 via an attachment body 46. In this example, the two flat cutting blades 42, 42 is screwed rotationally symmetrically about the axis of the mounting body 46. As is well known, the wood cutting rotary cutter 41 has a shaft 47 attached to a rotary shaft of a cutting machine not shown.
[0007]
As the flat plate cutting blade 42, one as shown in FIG. 10 is generally used. In other words, the flat plate cutting blade 42 has a parallelogram shape, and includes a tip surface cutting edge 43 and a side cutting edge 44 provided with an inclination angle Θ with respect to the axial direction of the rotation shaft. Reference numeral 45 denotes a screw insertion hole.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the above-mentioned processing of wood ants and dovetails has been carried out in the factory, and these processed timbers are carried into the construction site, making the construction easier and reducing the construction time. . On the other hand, wood processing in a factory takes time as processing accuracy increases.
[0009]
The applicant has developed a fully automatic precut machine for the first time in Japan and has made it possible to perform wood processing in a factory that has previously been time consuming in high accuracy and in a short time. The following problems occurred.
[0010]
When the dovetail groove 23 and the surface sifting are performed on the side surface 22 of the wood 21 with the conventional rotary cutter for cutting wood having the flat plate cutting blade 42, as shown in FIG. The protrusion 27 is formed in the portion by processing with the side cutting edge 44 of the flat plate cutting blade 42. The protrusion 27 protrudes by an amount corresponding to the inclination angle Θ because the side edge 44 is provided with the inclination angle Θ described above with respect to the tip edge edge 43.
[0011]
Such a protrusion 27 has not been a problem in the case of a conventional wood fitting structure. However, when the above-described design and construction are highly accurate, the protrusion 27 is formed on the reference surface 25. They were separated from both ends as “burrs” and “sacrelets”, which caused inconvenience in construction.
[0012]
The present invention has been made in view of the above-mentioned disadvantages newly generated due to high precision in design and construction. That is, the present invention focuses on the flat plate cutting blade of the rotary cutter for cutting wood, and can solve the above-mentioned disadvantages in improving it.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a rotary cutter for cutting wood, in which a plurality of flat plate cutting blades are attached to a rotary shaft, wherein the cutting blade includes a tip end blade edge and a side blade edge provided with an inclination angle Θ with respect to the axial direction of the rotary shaft. A chamfering cutting edge for chamfering is formed by chamfering the tip surface cutting edge at the tip of the side cutting edge, and the chamfering cutting edge has a chamfering angle α of 0 ° with respect to the axial direction of the rotating shaft. The length t of the chamfered cutting edge is a rotary cutter for cutting wood, which is 1 mm to 2 mm .
[0014]
In this way, when the chamfering edge is formed at the tip of the side edge, burrs and creases that have occurred at the reference surface during chamfering can be removed by this chamfering edge. The conventional inconvenience which arises can be avoided.
[0016]
Thus, when the chamfering angle α is 0 ° with respect to the axial direction of the rotating shaft, the chamfering edge is 90 ° with respect to the tip surface edge. As a result, the wall surface portions on both sides of the reference surface are 90 ° with respect to the reference surface during surface scouring, and there is no room for burr or the like.
[0019]
In the present invention, the length t of the chamfered cutting edge is 1 mm to 2 mm .
[0020]
As described above, since the surface scraping is usually cut to a depth of 0.3 to 0.5 mm, if the length t of the chamfering blade edge is set to 1 mm to 2 mm, it is sufficiently applied to the surface cleaning of various depths. Will be able to.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the specific example shown in FIG. 1, the rotary cutter for cutting wood according to the present invention is a rotary cutter 1 for cutting wood provided with both a cutting blade for forming dovetails and a cutting blade for forming step grooves.
[0022]
In this example, the rotary cutter 1 for cutting wood cuts two flat cutting blades 4 and 4 for forming dovetails on a mounting body 3 provided on a shaft 2 and two cutting blades for forming step grooves. 14 and 14 are screwed rotationally symmetrically about the axis of the mounting body 3. The shaft 2 is attached to a rotating shaft of a cutting machine (not shown).
[0023]
If the flat cutting blades 4 and 4 for forming dovetails and the cutting blades 14 and 14 for forming step grooves are fixed to the mounting body 3 as in this example, the rotary cutter 1 for cutting wood cuts at a time. This is convenient because dovetail grooves and step grooves can be formed. In this case, of course, the mounting body 3 is prepared so as to conform to the shape of the given dovetail and step groove, and at the same time, the flat cutting blades 4 and 4 and the cutting blades 14 and 14 are appropriately arranged. is there.
[0024]
FIG. 2 shows a flat plate cutting blade 4 for forming dovetails used in the rotary cutter 1 for cutting wood of this example. The flat cutting blade 4 has a parallelogram shape, similar to the conventional flat cutting blade 42 described above, and a side cutting edge provided with a tip surface cutting edge 5 and an inclination angle Θ with respect to the axial direction D of the rotating shaft. 6 is provided.
[0025]
Further, the flat plate cutting blade 4 is formed with a chamfering blade edge 7 for deburring at the tip portion of the side surface blade edge 6 by chamfering the tip surface edge. In addition, 8 is a screw insertion hole. Further, the flat plate cutting blade 4 of this example is provided with a tip surface cutting edge 5, a side cutting edge 6 and a chamfering cutting edge 7 on the opposite side (point symmetry). Accordingly, when the flat cutting blade 4 is used, either side may be used as a tip, so that workability is improved, and when it is deteriorated, the blade life can be improved because it can be used in reverse.
[0026]
In this way, when the chamfering edge is formed at the tip of the side edge, burrs and creases that have occurred at the reference surface during chamfering can be removed by this chamfering edge. The conventional inconvenience which arises can be avoided.
[0027]
The chamfering edge 7 has a chamfering angle α with respect to the axial direction D of the rotating shaft, and the chamfering angle α is not less than 0 ° and less than the inclination angle Θ.
[0028]
In this example, the chamfering angle α is 0 ° with respect to the axial direction of the rotating shaft, that is, the chamfering blade edge 7 is 90 ° with respect to the tip surface blade edge. As a result, the wall surface portions on both sides of the reference surface are 90 ° with respect to the reference surface during surface scouring, and there is no room for burr or the like.
[0029]
As described above, if the chamfering angle α is the same as the inclination angle Θ, a chamfering edge cannot be formed. Therefore, the chamfering angle α is not equal to the inclination angle Θ and equal to the inclination angle Θ.
[0030]
The length t of the chamfered cutting edge 7 is preferably 1 mm to 2 mm. In this example, the length t of the chamfered cutting edge 7 is 2 mm. As described above, since the surface scraping is usually cut to a depth of 0.3 to 0.5 mm, if the length t of the chamfering blade edge is set to 1 mm to 2 mm, it is sufficiently applied to the surface cleaning of various depths. Will be able to.
[0031]
When the dovetail and the step groove are formed by using the wood cutting rotary cutter 1 of this example, the shaft 2 of the wood cutting rotary cutter 1 is attached to the rotary shaft of a cutting machine not shown, and the cutting machine As shown in FIG. 3, the dovetail groove 23 and the step are formed on the wood 21 by rotating the rotary shaft and thus rotating the wood cutting rotary cutter 1, and using the flat plate cutting blade 4 and the cutting blade 14 of the wood cutting rotary cutter 1. The groove 24 is formed at a time.
[0032]
Next, the surface of the timber is subjected to surface scouring with the tip surface cutting edge 5 of the flat plate cutting blade 4.
[0033]
By this surface cleaning, a reference surface 25 is formed on the side surface 22 of the wood 21 as shown in FIG.
[0034]
When the chamfering cutting edge 7 is formed at the tip of the side cutting edge 6 as in this example, burrs and burr that have conventionally occurred at both side ends of the reference surface 25 are chamfered during chamfering. 7 can be removed, so that inconvenience caused by the occurrence of burrs or the like can be avoided.
[0035]
FIG. 5 shows another specific example of the wood cutting rotary cutter 11. The wood cutting rotary cutter 11 of this example is provided with only the flat plate cutting blade 4 for forming dovetails, and the cutting blade 14 of the previous example. Is not used. The flat plate cutting blade 4 is formed by forming a front end surface cutting edge 5, a side surface cutting edge 6 provided with an inclination angle Θ with respect to the axial direction D of the rotation shaft, and a chamfering cutting edge 7 for deburring at the front end portion of the side surface cutting edge 6. Yes.
[0036]
In the wood cutting rotary cutter 11 of this example, two flat plate cutting blades 4 and 4 for forming dovetails are rotationally symmetric about the axis of the mounting body 3 in the mounting body 3 provided on the shaft 2. It is screwed to. Similarly, the shaft 2 is attached to a rotating shaft of a cutting machine (not shown).
[0037]
The rotary cutter 11 for cutting wood shown in FIG. 5 is, for example, the fitting of the woods 21 ′ and 31 ′ that are engaged only with the dovetail 33 and the dovetail groove 23 and do not have the step portion 34 and the step groove 24 as described above with reference to FIG. Used in some cases.
[0038]
In the specific examples described above, for example, the chamfering angle α has been described as 0 °. However, the present invention is not limited to this, and an appropriate angle may be taken in consideration of the size of wood such as a column or a beam. it can. Moreover, although the length t of the chamfering blade edge 7 has been described as 2 mm in the specific example, the length is not limited to this, and an appropriate value can be taken according to the chamfering of various depths.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the present invention provides a wood cutting rotary cutter in which a plurality of flat plate cutting blades are attached to a rotary shaft, and the cutting blade has an inclination angle Θ with respect to the tip surface edge and the axial direction of the rotary shaft. A chamfering edge for chamfering is formed by chamfering the front end face cutting edge at the front end portion of the side cutting edge, and the chamfering cutting edge is chamfered with respect to the axial direction of the rotary shaft. In the wood cutting rotary cutter, α is 0 °, and the length t of the chamfered cutting edge is 1 mm to 2 mm .
[0040]
Therefore, according to the present invention, since the chamfered cutting edge is formed at the tip of the side cutting edge, burrs and burr that have occurred at the location of the reference surface during chamfering can be removed by this chamfering cutting edge. The conventional inconvenience caused by the occurrence of burrs or the like can be avoided. Further, since the chamfering angle α is 0 ° with respect to the axial center direction of the rotating shaft and the chamfering edge is 90 ° with respect to the tip surface edge, the wall portions on both sides of the reference surface are It becomes 90 ° with respect to the reference plane, and there is no room for burr. Furthermore, since the length t of the chamfered cutting edge is 1 mm to 2 mm , the chamfering blade tip can be sufficiently applied to surface scraping of various depths.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a rotary cutter for cutting wood according to a specific example of the present invention, wherein (1) is a front view and (2) is a side view.
FIG. 2 is a plan view showing a flat plate cutting blade for forming dovetails according to a specific example of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part showing a wood having a dovetail groove and a step groove processed according to a specific example of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged view of a main part showing a wood subjected to surface sifting according to a specific example of the present invention.
5 shows a rotary cutter for cutting wood according to another specific example of the present invention, wherein (1) is a front view and (2) is a side view. FIG.
FIG. 6 is a perspective view showing a timber formed with ants and ant grooves.
FIG. 7 is a plan view showing a fitting state of wood.
FIG. 8 is a plan view showing a fitting state of wood.
FIG. 9 shows a rotary cutter for cutting wood, wherein (1) is a front view and (2) is a side view.
FIG. 10 is a view showing a flat cutting blade.
FIG. 11 is an enlarged view of a main part showing a wood having a dovetail groove and a surface sifting process.

Claims

複数枚の平板切削刃を回転軸に取付ける木材切削用回転カッターにおいて、
前記切削刃は、先端面刃先と、回転軸の軸芯方向に対し傾斜角Θを設けた側面刃先とを備えるとともに、前記側面刃先の先端部に該先端面刃先を面取りしたバリ取り用の面取り刃先を形成し、
前記面取り刃先は、回転軸の軸芯方向に対して、面取り角αが０°であり、
前記面取り刃先の長さｔは、１ mm 乃至２ mm であることを特徴とする木材切削用回転カッター。In a rotary cutter for cutting wood that attaches multiple flat plate cutting blades to a rotary shaft,
The cutting blade includes a front end surface cutting edge and a side surface cutting edge provided with an inclination angle Θ with respect to the axial center direction of the rotation shaft, and the chamfer for deburring in which the front end surface cutting edge is chamfered at the front end portion of the side surface cutting edge. Forming the cutting edge ,
The chamfering edge has a chamfering angle α of 0 ° with respect to the axial direction of the rotating shaft,
The length t of the chamfered cutting edges, 1 mm or rotary cutter for wood cutting, which is a 2 mm.