JP3727109B2 - 結束機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は被結束物たるワ−クに紐を巻き付ける結束ア−ムと、結び目を形成するためビ−クなど一連の部材からなる結束機構を含む結束機械における結束ミスを検出する装置を備えた結束機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
結束機械ではワ−クに巻かれる紐にたるみを生じるのを防ぐため紐のたるみ取りレバ−を経由して結束ア−ムの先端から紐がくり出される。例えば結束ア−ム揺動型の結束機械では、結束ア−ムの先端を通して該先端とその下の結束機構の紐挾持ボタンとの間に上下に張られた紐Sに当ててワ−クを移動し、該ワ−クの移動と共に紐をくり出し、ワ−クの3辺に紐を添わせ、且つ結束ア−ムの下降によりワ−クに紐を巻き付け、結束機構の作動により結び目を形成、紐の切断を行ない、1結束サイクルを終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような結束作業において結束ア−ムの先端からくり出される紐が何らかのミスにより結束機構の紐挾持ボタンに抑えられないで、ワ−クの送入、結束ア−ムの作動が行なわれてもワ−クに紐掛けを行なうことができず、従ってワ−クを結束することができない。また、ワ−クに紐掛けを行ない且つ結び目の形成が行なわれた後にカッタ−により紐の切断が完全に行なわれないと、紐を引き出しながらワ−クが搬出されることになり、次の結束に支障をきたし、且つ紐を無駄にしてしまう。
【0004】
このような問題を解決するため、従来、特開平7−137707号公報に示すものが知られており、その装置では結束用の紐を案内する案内ロ−ラを使用すると共に、その案内ロ−ラにそれと共に回転する金属片を備え、該金属片を近接スイッチで感知するようにしたものであって、従って回転体(案内ロ−ラ)を用い且つそれと紐との間のすべりを生じないようにする手段が必要となることが推測される。
【0005】
本発明の目的は結束用の紐の端部の抜けに加えて結束後の紐の切断不良による結束ミスを単純な機構により正確に検出し得るようにした結束機械を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的を達成するため、本発明による結束機械の特徴は、紐のたるみを検出するバネで支えられた張力検出用レバーを備え、前記レバーは紐がくり出されない時に占める第1の位置とワークに紐を巻き付けるため紐がくり出される際に前記バネの弾力に抗して変位する第2の位置との間を移動するようになっていると共に、結束ミスを検出するため、前記レバーが前記第2の位置に在ることを検出する第2のセンサーと、ワークを結束中であることを検出する第3のセンサーに加えて、前記レバーが前記第1の位置に在ることを検出する第1のセンサーを備え、正常な結束サイクルにおいて前記第1、第2、第3のセンサーがこの順序に順次にオンするようになっていることである。前記張力検出用レバーは紐のたるみを取る役割も果たす。
【0007】
本発明の好適な態様では、コントローラを含み、該コントローラにより第3のセンサーがオフになった後に次の結束に入る前に前記第1のセンサーがオンしないことにより紐の切断が行なわれなかったことを検出するようになっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照のもとに本発明の実施の形態に関し説明する。図1は本発明による結束機械の一例を概略的に示すものであって、この例では前記従来例として述べたものと同様に、結束ア−ム揺動型のものとして具現され、基本的には従来の同種のものと同様に、上下揺動型の結束ア−ム1を備え、紐束又はリ−ルから巻き出される紐Sは張力検出用レバ−10を介して結束ア−ム1の先端1aを通り、その下に備えられた結束機構2の紐挾持ボタン2aに抑えられて上下方向にほぼ垂直に張られ、ワ−クの結束に備えられる。
【0010】
結束ア−ムの先端1aと紐挾持ボタン2aとの間にほぼ垂直に張られた紐に対し、テ−ブル3上に置かれたワ−クAをスライドして移動し、該紐にワ−クを当てて紐をくり出し、図1中に想像線で示すように、該ワ−クを結束ア−ムの先端1aの位置を通過させて結束位置に移動し、その過程でワ−クの3辺に紐を添わせ、次いで結束ア−ム1の下方への枢動によってワ−クの全周に紐を巻き付け、結束機構2の作動により結び目の形成、紐の切断を行なって1結束サイクルを終了する。
【0011】
このような結束サイクルにおいて、張力検出用レバ−10は紐Sにたるみを生じるのを防ぐ役割も果たし、その一端10aを支点に枢動可能に構成される。そして結束ア−ム1の先端1aから紐がくり出される際は、張力検出用レバ−10は下方に変位(枢動)されており、且つ紐のくり出しが止まると上方に戻って紐に張力を与える。なお、惰性によって紐が巻き出されるのを防ぐため、紐の通路の適当な位置に、紐を適度に抑える張力負荷装置が設置される。
【0012】
この結束機械の特徴は、図2及び図3に示すように、このような張力検出用レバ−10を備えると共に、該張力検出用レバ−10が紐がくり出されない時に占める第1の位置(図2に示す位置)に在ることを検知する第1のセンサ−11と、ワ−クAに紐を巻き付けるため紐がくり出される際に張力検出用レバ−が下方に変位して占める第2の位置(図2中に想像線で示す位置)に該レバ−が在ることを検知する第2のセンサ−12と、さらに結束機構2によりワ−クを結束中であることを検出する第3のセンサ−13(図1)を含むことである。
【0013】
第3のセンサ−13は結束機構2の構成要素の一つの作動、又は結束機構2への伝動部材となるメインシャフトもしくはメインカムの作動、さらには結束時ワ−クを押圧するプレスの作動等により検出するように設置され、またそれらの作動の検出用センサ−と共用されてもよいが、結束ミスの検出用として独自に設けてもよい。
【0014】
なお、図2に一層明瞭に示すように、張力検出用レバ−10はフレ−ム4に立設された支柱15との間に設けられたバネ14による弾力を受けて支持され、即ち、該バネ11によって上記第1の位置に支えられ且つ紐がくり出される際は張力検出用レバ−10はバネ14の弾力に抗して上記第2の位置に変位する。このバネ14としては好ましくはコイルバネが用いられる。
【0015】
これらの第1〜第3のセンサ−11、12、13としては同じ型のセンサ−が用いられ、例えばリミットスイッチが用いられるが、所望により例えば近接センサ−など、他の型のセンサ−であってもよい。また、これらのセンサ−は同じ型のセンサ−である必要はなく、場合によっては互いに異なる型のセンサ−であってもよいことは明らかである。
【0016】
この結束機械の作動時、第1、第2、第3のセンサ−は次のように作動する。先ずワ−クAが結束位置に搬入される前の段階、即ち結束ア−ム1の先端1aと紐挾持ボタン2aとの間に紐がほぼ垂直に張られた状態では、張力検出用レバ−10は図2に示すように第1の位置に在り、従って第1のセンサ−11はオンしており、他の2つのセンサ−12、13はオフの状態に在る。
【0017】
次いで、結束ア−ムの先端1aと紐挾持ボタン2aとの間に張られた紐に対しワ−クを当てて結束位置に向かって移動し、紐をくり出している時には張力検出用レバ−10は下方に変位するので第2のセンサ−12がオンし、第1及び第3のセンサ−11と13はオフ状態に在る。結束ア−ム1が下方に枢動した後結束機構2が作動すると第3のセンサ−13がオンする。結び目の形成、紐の切断が行なわれている間に張力検出用レバ−10は上方の元の位置に向かって上昇し、完全に復帰すると第1のセンサ−11がオンし、次の結束に備えられる。
【0018】
従って、正常な結束サイクルが行なわれている限り第1、第2、第3のセンサ−はこの順序に順次にオンし、そのサイクルがくり返される。この3つのセンサ−がオンする順序が狂うと結束ミスと判定する。なお、結束ミスを判定すると、そのことを報知するため適当な警報器で音又は光を発するようになっている。
【0019】
好ましくは張力検出用レバ−10に備えられるバネ14の弾力は調整可能になっており、そのためこの実施例ではバネ14の一端はボルト16に固定されると共に、該ボルトに嵌合するナット17によってバネ14の軸線長さが伸縮されるようになっている。バネ14の長さを調整可能にすることにより、くり出される紐の張力がワ−クの大きさ、品質等に応じて調整することが可能になる。
【0020】
この結束機械の好適な形態では、結束ミスを判定するため適当なコントロ−ラ5が備えられる。即ち、上記3つのセンサ−11、12、13のオンの正規の順序が狂ったことを該コントロ−ラが判定する役割を果たし、従って第1のセンサ−11がオンのままで又は第2のセンサ−がオンしないで第3のセンサ−13がオンすると、紐がくり出されないで結束機構2が作動したことになり、結束機構2の紐挾持ボタン2aに紐が抑えられていなかったことを検出する。
【0021】
また、第3のセンサ−13がオフになった後に次の結束に入る前に第1のセンサ−11がオンしない場合、紐がくり出され続けて張力検出用レバ−10が上昇位置に復帰しないことを意味し、従って紐の切断が行なわれなかったことを検出する。このような結束ミスをコントロ−ラで判定すると、結束機械の作動を停止し、且つ適当な警報信号を発する。
【0022】
なお、上記実施例では、結束ア−ム揺動型のものであるが、本発明はそれに限定されるものではなく、他の型の結束機械、例えば結束ア−ムが回転する型式のものであっても同様に適用し得ることは明らかである。
【0023】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、張力検出用レバ−10に関連して3つのセンサ−により、紐挾持ボタンにおける紐抑えの不備又は紐の切断不良たる結束ミスを検出するので、極めて簡単な機構により結束ミスを正確に検出するのを可能にする。
【0024】
また結束ミス検出用のセンサ−のほか、コントロ−ラを備えることにより、結束ミスを適切に判定し且つ光又は音、もしくはその両方で結束ミスが在ったことを報知することができる。
【0025】
さらに張力検出用レバ−を支えるバネをねじにより可調整にすることにより、くり出される紐の張力を調整することができ、被結束物ためワ−クの種類に応じて紐の張力調整を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例による結束機械の全体を概略的に示す立面図である。
【図2】図1に示す実施例の要部を示す側面図である。
【図3】図2に示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1 結束ア−ム
2 結束機構
5 コントロ−ラ
10 張力検出用レバ−
11 第1のセンサ−
12 第2のセンサ−
13 第3のセンサ−
14 バネ
Claims (2)
- 被結束物を結束する紐のたるみを検出するバネで支えられた張力検出用レバーを備え、前記張力検出用レバーは紐がくり出されない時に占める第1の位置とワークに紐を巻き付けるため紐がくり出される際に前記バネの弾力に抗して変位する第2の位置との間を移動するようになっている結束機械において、
結束ミスを検出するため、前記張力検出用レバーが前記第2の位置に在ることを検出する第2のセンサーと、ワークを結束中であることを検出する第3のセンサーに加えて、前記張力検出用レバーが前記第1の位置に在ることを検出する第1のセンサーを備え、正常な結束サイクルにおいて前記第1、第2、第3のセンサーがこの順序に順次にオンするようになっていることを特徴とする結束機械。 - 請求項1に記載の結束機械において、前記第3のセンサーがオフになった後に次の結束に入る前に前記第1のセンサーがオンしないことにより紐の切断が行なわれなかったことを検出するコントローラを含むことを特徴とする結束機械。
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JP14984296A JP3727109B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 結束機械 |
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JP14984296A JP3727109B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 結束機械 |
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1996
- 1996-05-21 JP JP14984296A patent/JP3727109B2/ja not_active Expired - Fee Related
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