JP3725462B2 - Ipトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または、設計の方法及び装置 - Google Patents

Ipトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または、設計の方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット交換網におけるトラヒック特性を効率的に理解する方法と、その方法を実施するノード及び外付け装置に関するものである。パケット通信網としては、例えば、TCP/IPプロトコルを用いるインターネットが挙げられる。また、トラヒック特性を理解することによって解決される技術分野としては、トラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、設計などが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、通信サービスは、ネットワークを介して物理的・地理的な距離の隔たりを解消させることで、社会・経済活動に掛け替えのない生活基盤(ライフライン)になっているので、短時間であってもサービスが停滞することは容認されない。通信ネットワークに流れる情報量は増加の一途を辿っていて、その情報を迅速かつ確実に伝達することは社会からの要請である。通信事業者は、顧客の満足に適った通信サービスを提供するために、通信ネットワークの基本的な機能と性能を測定し、監視し、制御し、管理し、更に、必要なリソースを設計することで、効率のよい設備の構築、的確な運用、コストの低廉化を実施する必要がある。
【0003】
通信システムの性能は、通信サービスの情報量、即ち、トラヒック(traffic)で表現される。
この「トラヒック」という単語は、交通や運輸の分野においても交通量や運輸量として、方向性を持った量の意味で使われている。通信の分野でのトラヒックは、電話・電報・データ・画像などの通信の交流や構造を意味していて、特に電話においては「通信設備によって運ばれる呼(call)」が基本単位になっている。また、パケット通信においては、従来、パケット(packet)やバイト(byte)が基本単位になっている.非同期転送モード(ATM,Asynchronous Transfer Mode)での通信では、セル(cell)が基本単位になっている。
【0004】
一般の商品が、数量・品質・価格・売れ具合などを生産・流通・販売の過程で把握し管理する必要があるように、通信の分野では、業務の目的に合わせてトラヒックを的確に把握・管理する必要がある。これを通信網のトラヒック業務と呼ぶ。電話においては、呼を測定し、同時接続中の呼数を管理することで、トラヒックの把握や管理が可能であった。パケット通信においては、パケット数やバイト数を測定し管理することで、ある程度のトラヒックの把握や管理が可能であった。ATMにおいてはセル数を測定する方法もあるが、セル送信バッファの待ち行列しきい値を超過する回数も測定することで、トラヒックの把握や管理が可能であった。
【0005】
近年、インターネットが普及し、TCP/IPアプリケーションの観点からトラヒックの把握を行なうことで、トラヒック特性を効率的に理解する方法が求められている。TCP/IPの下位プロトコルとしてATMが用いられることがある。上述のセルレベルの測定に基づく技術はセルレベルのトラヒックを把握することに適用する技術であって、階層の異なるTCP/IPアプリケーションの観点からは直接的ではない。
【0006】
次に上記の階層について説明する。通信プロトコルは階層モデルが適用される。国際標準化機構(ISO,International Organizationfor Standardization)は、通信の国際標準として開放型システム相互間接続(OSI,Open System International)という通信プロトコルの標準化を目指すにあたり、通信プロトコルを設計する指標として、通信プロトコルの機能を7つの階層に分割するOSI参照モデルを提唱し、複雑になりがちな通信プロトコルを単純化することを目指した。OSI参照モデルの各層の機能を表1の左側に示す。
【0007】
【表1】
Figure 0003725462
【0008】
パケット交換網として代表的なインターネットにおける通信プロトコルは、TCP/IPと呼ばれる。OSI参照モデルとの対応と共にTCP/IPの階層モデルを表1の右側に示す。両者に違いがあるのは、OSI参照モデルが、腑撤的にモデル化されたのに対して、TCP/IPの階層モデルはプロトコルの実装の観点からモデル化されたためである。OSI参照モデルに当てはめると、その構造は第5〜7層がアプリケーション層に統合されている特徴がある。実装の観点からは、単一のアプリケーションの内部で第5〜7層それぞれの機能が実現される場合もあるし、複数のアプリケーションに分けて実装される場合もある。TCP/IPのアプリケーションプログラムの機能を詳細に見ていくと、OSI参照モデルの第5〜7層のそれぞれの機能が見えてくる。その説明の前に、両方のモデルに共通するトランスポート層のプロトコルについて説明する。
【0009】
トランスポート層のプロトコルにはUDP(User Datagram Protocol)とTCP(Transmission Control Protocol)がある。UDPはコネクションを確立せずに通信を開始できる軽量なプロトコルである。UDPについては、RFC768に示されている。信頼性が必要な場合はUDPよりも上位のプロトコルでそれを提供する。一方、TCPはコネクションを確立してから通信するので、信頼性を提供することができるプロトコルである。TCPについては、RFC793に示されている。図1にTCPコネクションの確立と終了に対応する事象シーケンス図を示し、図2に通常の状態遷移ダイアグラムを示す。ただし、説明の簡単のために通常の場合のみに限定している。
【0010】
TCPコネクションを確立するステップについて説明する。TCPコネクションは2台の端末間のコネクションで、それぞれの端末のIPアドレスをヘッダーに指定されたパケットで通信する。
そのため、端末間のノードにおいて、このIPアドレスの組によって区別される。TCPコネクションの確立には次の3ステップを踏む。
1.要求側の端末(クライアントと呼ばれる)は、接続したい端末(サーバとよばれる)に、ポート番号(アプリケーションの識別子)とクライアントの初期シーケンス番号を指定したSYNセグメントS01を送る。
・クライアントはSYN−SENT状態に遷移する。
2.サーバは、S0lに応じて、サーバ側の初期シーケンス番号を含む自分自身のSYNセグメントS02で応答する。また、これにはクライアントの初期シーケンス番号+1のACKを含めて、クライアントのSYNに確認応答する。
・サーバはLISTEN状態からSYN_RCVD状態に遷移する。
3.クライアントは、S02に応じて、サーバの初期シーケンス番号+1のACKセグメントS03で確認応答する。
・クライアントはSYN_SENT状態からESTABLISHED状態に遷移する。
・サーバはACKを受けてESTABLISHED状態に遷移する。
上記のステップは通常の場合であり、コネクションの確立に至らずタイムアウトした場合や、両端末から同時にコネクション確立要求があった場合などはこのステップには従わない。
【0011】
TCPコネクションを終了するステップについて説明する。次の4ステップを踏む。
1.クライアントは、FINセグメントSllをシーケンス番号とともに送る。
・クライアントはESTABLISI正D状態からFIN WAIT 1状態に遷移する。
2.サーバは、S11に応じて、受取ったシーケンス番号+1のACKセグメントS12で確認応答する。サーバはアプリケーションにTCPコネクションの終了を知らせる。そして、サーバはクライアントにFINセグメントS13をシーケンス番号とともに送る。
・サーバはESTABLISHED状態からCLOSED_WAIT状態に遷移する。
・サーバはアプリケーションヘの終了通知に応じてCLOSED_WAIT状態からLAST_ACK状態に遷移する。
3.クライアントは、S12とS13に応じて、受取ったシーケンス番号+1のACKセグメントS14で確認応答する。
・クライアントはS12に応じてFIN WAIT 1状態からFIN WAIT 2に遷移する。
・クライアントはS13に応じてFIN WAIT 2状態からTIME_ WAIT状態に遷移する。
・クライアントは、予め定められた2MLS待って、TIMA WAIT状態からCLOSED状態に遷移する。
・サーバはS14に応じてLAST_ACK状態からCLOSED状態に遷移する。
【0012】
次に、代表的なTCP/IPのアプリケーション、特に、そのセッション層について説明する。
FTP(File Transfer Protocol)は、異なるコンピュータの間(クライアントとサーバの間)でファイルを転送するプロトコルである。詳細はRFC959に示されている。FTPでは2本のTCPコネクションが利用される。1つは制御用で、もう1つはデータ転送用である。制御用のTCPコネクションはFTPの制御に利用される。ログインのためのユーザ名やパスワード認証の確認や転送するファイルや転送の方向の指示に利用される。これはポート番号21が利用される。データ転送用のTCPコネクションはFTPのデータ転送に利用される。制御用TCPコネクションで、ファイルの取得GETや授与PUT、ファイルの一覧表の取得LISTが実行されると、その度にデータ転送用のTCPコネクションが確立され、データが転送され、切断される。そしてまた、制御用のコネクションを利用して、コマンドや応答の通信が行われる。データ転送用のTCPコネクションはポート番号20が利用される。FTPセッションは、これら2本のTCPを束ねた概念として明示的である。
【0013】
WWW(World Wide Web)はインターネット上の情報をハイパーテキストのような形式で参照できる情報提供システムである。WWWの情報を画面に表示するクライアントソフトウェアのWebブラウザを利用すると、利用者はデータが実際にどこのサーバにあるかを意識せずに、マウスをクリックするだけで関連する様々な情報を次々に閲覧することができる。WWWのプロトコルはHTTP(Hyper Text Transport Protocol)で、その詳細はRFC2616に示されている(HTTP/1.1)。HTTPでは通常80番のポート番号が利用される。以下、80番を代表値として説明する。利用者が画面からハイパーテキストをクリックすると、クライアントソフトウェアからサーバにポート番号80でTCPコネクションを確立し、要求コマンドの送信が行われる。
【0014】
セッション層の機能を実現するものは明示的ではない。なお、HTTPの仕様は数回改版されている。HTTP/1.0までは持続性のあるTCPコネクションを使用できなかったため、HTTPセッションは複数のTCPコネクションを束ねた概念である。HTTP/1.1では持続性のあるTCPコネクションが使えるようになったので、HTTPセッションはTCPコネクションと等価と考えることができる。
【0015】
電子メールの場合、通常TCPコネクションが使われ、サーバ間の配送プロトコルはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)が使われている。ポート番号は25で、詳細はRFC2821に示されている。サーバとクライアント間の配送プロトコルはPOP3(Post Office Protocol-Version 3)が使われている。ポート番号は110で、詳細はRFC1939に示されている。送信できるデータ形式を拡張するMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)により、テキスト形式だけでなく、映像や音声のファイル、文字の大きさや色の指定など、さまざまな情報を送ることができる。このMIMEはプレゼンテーション層のプロトコルと言える。セッション層の機能を実現するものは明示的ではないが、TCPコネクションと等価と考えることができる。
【0016】
VoIP(Voiceover IP)の場合、プレゼンテーション層の機能として、実時間性を確保するためのプロトコルRTP(Real-time Transport Protocol)や装置CODEC(Coder/Decoder)に実装された音声や映像の圧縮符号化方式が挙げられる。RTPのトランスポート層にはUDPが使われる。RTPの詳細はRFC1889に示されている。また、端末間の通信制御機能と端末とサーバ間の通信機能のためにSIP(Session Initiation Protcol)またはH.323が使われることがある。SIPのポート番号は5060である。SIPやH.323はセッション層の機能を担っている。SIPの詳細はRFC2543に示されている。H.323のうち、セッション層の記述は通信制御を扱ったH.245と呼制御を扱ったH.225.0に詳細が示されている。SIPのトランスポート層にはUDPが使われ、H.323にはTCPコネクションが使われる。
【0017】
以上、代表的なTCP/IPアプリケーションにおけるOSI参照モデルのセッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層に相当する機能を見てきた。プロトコルの観点からは、セッション層の機能が明示的あるいは非明示的のいずれにせよ、TCP/IPアプリケーションにおいても含まれている。
【0018】
通信網のトラヒック業務について説明する。
通信網のトラヒック業務の分類例として、測定・監視・制御・管理・予測・設計を挙げる。
図3にその階層を示す。測定業務は、それ以外の各業務の基盤として、当該業務の目的に応じたトラヒックデータの測定を行なう。測定に関する項目や周期や集約方法に技術的ノウハウがある。図の左右は測定データの周期長を表していて、左側ほど短周期であり、右側ほど長周期である。具体的には、監視・制御の業務は分秒単位で措置を行なう必要があり、管理・予測業務はそれより長い月単位で措置を行なう必要がある。設計業務は更に長い年周期で措置を行なうが、監視・制御の業務や管理・予測の業務によって得られた結果もデータとして使用する。
【0019】
監視業務は、測定したデータから異常な状態であることを把握する業務であり、制御業務は監視業務で得た結果をデータとして適切な状態に戻るような措置を施す業務である。管理業務は、測定したデータから正常な状態が継続していることを把握する業務である。予測業務は、管理業務で得たデータや外部要因からのデータを元に需要を予測する業務である。設計業務は、制御業務や管理業務や予測業務で得られたデータを元に、年単位先を念頭にネットワークの構成やリソース量を設計する業務である。
【0020】
TCP/IPアプリケーションに対するトラヒック業務について説明する。
測定業務は、前述の通り測定項目がパケット数やバイト数が基本になっている.これらの測定項目は、インターネット層の測定データであり、TCP/IPアプリケーションの区別がない。測定以外の業務の基礎データとして使われるので、アプリケーション別に目的を持った措置を行なうためには、アプリケーション別ではない測定項目が基本になっていることは重大な支障を来す。
【0021】
測定業務は、ネットワーク管理用のプロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)によりMIB(Management Information Base)と呼ばれるデータベースの値を見ることが多い。MIBの一種にRMON(Remote Monitoring MIB)がある。SNMP/MIBがネットワーク・ノードのインターフェース(点)に関する情報を測定するように構成されているのに対して、MIBから派生して定義されたRMONは接続されるネットワークのリンク(線)に関する情報を測定するように構成されている。なお、TCP/IPアプリケーションの機能としてOSI参照モデルに当てはめると、アプリケーション層の機能がSNMPで、プレゼンテーション層の機能がMIBやRMONと言える。
【0022】
RMONを含めたMIBを測定データとした各トラヒック業務を行なうことには幾つかの課題がある。各業務の目的に照らして必要な測定項目が定義されているとは限らない課題や、MIBデータを取得することによるノードに与える負荷の課題や、MIBデータを転送することによるリンクに与える負荷の課題などがある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、パケット交換網のトラヒック特性を効率的に理解する課題を解決したトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または、設計の方法を提供することにあり、更に、その方法を実施するノードや外付け装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、TCP/IPプロトコルのトラヒック特性がアプリケーション別セッション数で特徴づけられる点に着目してなされたものであり、請求項1に記載された本発明によるトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または、設計の方法は、端末とノードとリンクから構成されるパケット交換網において、端末で生成されるTCP/IPプロトコルによるパケットのトラヒックに対し、
ノード間の各リンクにおけるトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーション別にセッションを計数する第1のステップ(アプリケーション別セッション計数法)を備えることを第1の特徴とし、
アプリケーション別に予め定めた分析方法を用いて上記のアプリケーション別セッションの計数結果を分析する第2のステップ(アプリケーション別セッショントラヒック分析法)を備えることを第2の特徴とする。
【0025】
上述した本発明方法は、第1の特徴として、従来の技術とは、セッション層のデータでトラヒック測定を行なう点およびアプリケーション別にセッション層のトラヒックデータを測定する点が異なり、第2の特徴として、このような測定データをアプリケーション別に定めた分析方法で分析する点が異なる。
【0026】
請求項2に記載された本発明の方法では、複数のアプリケーションを1つの集合としてアプリケーションの集合別にセッションを計数すること(アプリケーション群別セッション計数法)、および該集合に対して予め定めた分析方法を用いて分析すること(アプリケーション群別セッショントラヒック分析法)を特徴とする。
この方法は、従来技術とは、いくつかのTCP/IPアプリケーションを集約した単位でトラヒック測定を行なう点およびその単位別にセッション層のトラヒックデータを測定する点が異なり、更に、このような測定データをその単位別に予め定めた分析方法で分析する点が異なる。
【0027】
本発明は、更に、上述した方法を実施するパケット交換網のノードを提供し、請求項9に記載された本発明のノードは、ノードを通過するIPプロトコルのパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーション別にセッションを計数する第1の手段と、アプリケーション別に予め定めた分析方法を用いて上の計数結果を分析する第2の手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明は、更に、パケット交換網のリンクに接続され、上述の方法を実施するパッシブ型の測定装置を提供し、請求項10に記載された本発明の測定装置は、リンクを通過するIPプロトコルのパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーション別にセッションを計数する第1の手段と、 アプリケーション別に予め定めた分析方法を用いて上の計数結果を分析する第2の手段を備えることを特徴とする。
【0029】
【作用】
請求項1に述べたアプリケーション別セッション計数法は、TCP/IPプロトコルのトラヒックをセッション層で測定することで測定データを削減する効果が生じ、アプリケーション別にセッション数を計数することで測定項目を削減する効果が生じ、アプリケーション別セッショントラヒック分析法は、予め個々に定めたアプリケーション別のトラヒック特性を基本データにすることで精度高く分析する効果が生じる。
請求項2に述べたアプリケーション群別セッション計数法は、予め同じまたは類似のトラヒック特性を持つと分かっているアプリケーションを群として扱うことで測定項目を削減する効果が生じ、群として扱ったアプリケーション間の相互作用が相殺されることで精度高く分析する効果が生じる。
請求項3に述べたノードは、TCP/IPプロトコルのトラヒックを転送しつつ、直接的にそのトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または設計の業務を提供する効果が生じる。直接的であるため、得られた結果の応用が可能になる効果が生じる。
請求項4に述べたリンクに付随するパッシプ型測定装置は、TCP/IPプロトコルのトラヒックを転送しつつ、間接的にそのトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または設計の業務を提供する効果が生じる。間接的であるため、結果を得るための負荷をノードに与えない効果がある。
【0030】
【発明の実施の形態】
【実施例1】
本発明によるアプリケーション別のセッション数の測定方法について説明する。
図4は、実施例1の構成図である。
端末をC/S−01,02,…,0n,11,12,…,1nで示し、ノードをN0,Nlで示し、ノードN0とNlを結ぶリンクをLで示す。端末は一つのノードとリンクで結ばれている(記号は省略する)。
リンクLに付随するパッシブ型のトラヒック測定装置をPで示す。リンクLを転送されるトラヒックは分岐装置(・)で信号線Sに分岐されて測定装置Pに流れるが、パッシプ型なので測定装置PからリンクLの向きには流れない。
図4は、送信も受信も同一のデータリンク層の回線を用いる場合の構成図である。
【0031】
送信と受信を異なるデータリンク層の回線を用いる場合の構成図を図5に示す。リンクL0−1はノードN0が送信し、ノードNlが受信する回線であり、リンクLl−0はノードNlが送信し、ノードN0が受信する回線である。
また、信号線S0−1とS1−0は、それぞれリンクL0−1とLl−0に流れるデータをスヌープ(snoop)する。どちらも、測定装置Pが受信する。
【0032】
測定装置Pが測定したデータを蓄積するテーブル表2に示す。
【表2】
Figure 0003725462
レコードR11,R21...はアプリケーションを識別するレコードAPl,AP2,...で、
レコードR12,R22,...はそれぞれアプリケーションAPl,AP2,...のセッション確立数を蓄積するレコードAl,A2,...で、
レコードR13,R23,...はそれぞれアプリケーションAPl,AP2,...のセッション終了数を蓄積するレコードDl,D2,...で、
レコードR14,R24,...はそれぞれアプリケーションAPl,AP2,...の同時接続セッション数を蓄積するレコードCl,C2,…で、
レコードR15R25,...はそれぞれアプリケーションAPl,AP2,...に対するセッショントラヒック分析結果(例として、帯域)を蓄積するレコードBl,B2,...である。
このテーブルを時系列で蓄積する。
【0033】
表2のレコードR12,R22,...;R13,R23,...を定める方法を説明する。
(1)アプリケーションAPがTCPコネクションを用いる場合
(a)単一のコネクションを使う場合
例:HTTP/1.1(80)、SMTP(25)、POP3(110)、SNMP(161)
方法:アプリケーションAPのセッションの確立と終了を、当該アプリケーションを特定するポート番号(カツコ内の数字)のTCPコネクションの確立と終了で定義する。測定装置は、該当セグメントの検知によりトラヒックを測定する。
(b)複数のコネクションを同時に使う場合
例:FTP(20,21)
方法:アプリケーションAPのセッションの確立と終了を、当該アプリケーションの使用方法に応じて別途定める。FTPの場合は、ポート番号20のTCPコネクションの確立と終了で定義する。測定装置は、該当セグメントの検知によりトラヒックを測定する。
(c)複数のコネクションを断続的に使う場合
例:HTTP/1.0(80)
方法:アプリケーションAPのセッションの確立と終了を、当該アプリケーションの使用方法に応じて別途定める。HTTP/1.0の場合、ポート番号(デフォルトでは80番)のTCPコネクションの確立と終了が断続することから、TCPコネクションの終了後予め定めた短時間のうちに再度確立される場合はセッションの終了とせず、また、TCPコネクションの終了後予め定めた時間のうちに再度確立されない場合に遡ってセッションの終了とする。測定装置は、該当セグメントの検知によりトラヒックを測定する。
【0034】
(2)アプリケーションAPがUDPを用いる場合
例:VoIP
方法:アプリケーションAPのセッションの確立と終了を、当該アプリケーションの使用方法に応じて別途定める。特にアプリケーションを制御するUDPの上位プロトコル(例えばSIP)または別途確立するTCPコネクションを用いた制御プロトコル(例えばH.245やH.225.0)のセグメントによって定義する。測定装置は、該当セグメントの検知によりトラヒックを測定する。
【0035】
従来の技術の説明で、TCPコネクションの状態遷移と事象シーケンス図を示した。上記のアプリケーション別セッション計数法において、TCPをトランスポート層に用いるアプリケーションに対して、セッションの確立と終了をTCPコネクションが通信状態にあることで定義した。通信状態にあることの認識は、データリンク層の使用方法に応じて2通りある。
(1)図4の場合(1本のデータリンク層の回線で両方向の通信)
TCPコネクションの確立をセグメントS03で認識し、終了をセグメントSl lで認識する。
(2)図5の場合(2本のデータリンク層の回線で方向別の通信)
TCPコネクションの確立と終了を次のセグメントに変更して定義する。
(C−S)クライアントからサーバヘの回線については、TCPコネクションの 確立をセグメントS03で認識し、終了をセグメントSllで認識する。また、 (S−C)サーバからクライアントヘの回線については、確立をセグメントS0 2で認識し、終了をセグメントS12で認識する。
なお、2本のデータリンク層の回線を使っていても、測定装置Pで測定データを統合して分析できるならば、上のような認識方法の変更は不要で、1本の場合と同様に処理することができる。
【0036】
UDPを用いるアプリケーションについても、その上位プロトコルまたは別途確立するTCPコネクションを用いた制御プロトコルについて、特定のセグメントを検出することによりアプリケーションのセッションの確立と終了を定義する。定義の方法は、TCPコネクションと同様に、通信状態になる直前と直後のセグメントを用いる。
【0037】
以上、測定装置がリンクに付随するパッシブ型の場合で説明した。クライアントとサーバの間のノードにおいて測定する場合も同様に前述のセグメントによりコネクションの確立と終了を認識する実装が容易に行える。
【0038】
次に、アプリケーション別セッショントラヒック分析法を説明する。即ち、表2のレコードR15,R25,…を定める方法であり、アプリケーションAP別に同時接続セッション数Cの所要帯域関数Fをトラヒック業務の目的別に定めることである。特に、図6に示したグラフのように、関数Fが変数Cに関して単調増加、または上に凸の特性を持つように定めることで、ネットワーク資源を効率的に利用できる効果が得られる。即ち、多数のセッション数を多重することで、セッション1本あたりに必要となる帯域Bが少なくて済むようになる。
【0039】
以上のように、アプリケーション別セッション数の測定方法を説明し、その測定結果を基に分析する方法と効果を述べた。
次に、このような測定方法によって、簡易に適切な分析が可能になる理由を説明する。
パケット通信におけるトラヒックは、アプリケーションによって特性が大きく異なることに着目する。このトラヒックの基本単位は、前述のように、パケットやバイトであるが、アプリケーションによって、パケットの発生間隔やバイト数は、明らかに異なる特性を示す。例えばVoIPの場合、CODECに応じてパケットが、基本的には一定間隔、一定長で生成される。ただし、無音圧縮を行う場合は間隔が長くなることが確率的に発生し、実時間制御のためのプロトコル仕様に応じて制御パケットが割り込み、間隔が詰まったり、異なる長さのパケットが混入する。FTPやHTTPは、転送するファイルサイズと転送可能な最大パケット長が主な要因になって特徴が定まる。即ち、パケット通信におけるトラヒックは、アプリケーション別に各セッションのパケット発生間隔やパケット長の統計的観点あるいはプロトコル仕様の観点から特徴づけられ、同一アプリケーションのトラヒックはセッション数の関数で記述することが可能である。この特徴づけとこの関数の特定が十分な精度で行われれば、パケットやバイト単位の測定を行わずとも、セッション数を測定することにより同一アプリケーション全体のトラヒック特性を理解することができる。このほうが測定の負担は非常に軽く、且つ、妥当である。
【0040】
もし、複数のアプリケーションに対して同一あるいは類似のトラヒック特性であると分かれば、それらのアプリケーションをグループ化して扱うことで、測定項目を削減する効果がある。これにより測定データの蓄積量を削減する効果もある。
【0041】
以上の説明は、パッシブ型の測定装置Pで説明したが、ノードN0またはN1が測定機能を持つことも可能である。パッシブ型測定装置Pが測定することによる長所は、測定行為がトラヒックに影響を与えない点であるが、一方で、分析結果を各トラヒック業務で直接的に活用できない短所がある。ノードN0またはN1で測定することの長所は、パッシブ型測定装置Pによる測定の短所を改善する効果がある。しかしながら、ノードはパケット転送をインターネット層で行っているので、トランスポート層以上の測定も行うことは負荷を高める悪影響がある。このようにパッシプ型測定装置とノードのどちらにも長所と短所があるので、測定を行うのがどちらが適切かは一概に言えない。
【0042】
〔実施例2〕
様々なトラヒック業務での応用例を説明する。
まず、監視業務に適用した例を説明する。
電話サービスにおいては、発呼数や同時接続回線数に基づいて監視業務が行われている。
TCP/IPアプリケーションに対しては、アプリケーション別のセッションに対して同様の測定データがあれば、同様の業務を展開することが可能である。
表2のアプリケーション別のセッション確立数R12,R22,...や同時接続セッション数R14,R24,...の時系列データを監視し、次のような分析を行うことで、異常な状態であるかどうかを把握する。
(1)ノードやリンクの処理能力を超えると予想されるぼどの急激な増加傾向
(2)ノードやリンクの処理能力を超える増加事象
【0043】
制御業務に適用した例を説明する。
電話サービスにおいては、輻輳制御として行われている業務である。TCP/IPアプリケーションに対しては、アプリケーション別のセッションに対して同様の測定データがあれば、同様の業務を展開することが可能である。
監視業務で述べた異常状態を把握した場合など、表2のアプリケーション別のセッション確立数について、一定間隔において一定率を上限に受付ける、あるいは、一定間隔において一定数を上限に受付ける制限を予め定め、測定装置においてこれらの制限値を越えたかどうかを分析し、ノードに通知する。通知を受けたノードは制限を実行することができる。
【0044】
管理業務に適用した例を説明する。
表2のアプリケーション別の同時接続セッション数R14,R24,…の時系列データを基に、次のような分析を行うことで、ネットワーク資源とトラヒック量の過不足を把握する。
(1)上記の1時間毎の時系列データの日毎最繁値について、年間上位30個の平均値を基に、品質を保証するのに必要な帯域を求める関数Flを用いて、現在のリンクの帯域と比較する。
(2)上記の1時間毎の時系列データの日毎最繁値について、連続平日20個の最大値を基に、品質を保証するのに必要な帯域を求める関数F2を用いて、現在のリンクの帯域と比較する。
【0045】
予測業務に適用した例を説明する.
表2のアプリケーション別の同時接続セッション数R14,R24,...の時系列データを基に、次のような周知の時系列データの統計分析手法を用いて分析を行うことで、アプリケーション別のトラヒック需要の予測を行う。
(1)変動特性、例えば日変動、週変動、月変動、年変動を把握する。
(2)トレンド特性を把握する。
【0046】
設計業務に適用した例を説明する。
管理業務で述べた必要帯域に、予測業務で述べた変動特性とトレンド特性を加味し、ネットワーク(ここではリンクの帯域)の設計値を算出する。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、TCP/IPアプリケーションのトラヒックについて、そのセッション数をアプリケーション別に測定することからパケット交換網のトラヒック特性を効率的に理解する効果があり、アプリケーション別セッション数のデータとアプリケーション別トラヒック特性から通信網の監視、制御、管理、予測、または、設計の方法を効率的に提供する効果がある。
更に、その方法を実施するルータや外付け装置を簡単且つ安価に提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 TPCコネクションの確立と終了に対応する事象シーケンス図を示す。
【図2】 TCPコネクションの確立と終了に対応する状態遷移ダイアグラムを示す。
【図3】 トラヒック業務の階層構造を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の構成図である。
【図5】 本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】 ネットワーク資源の効率的使用のために必要な帯域Bを同時接続セッション数Cの関数として示す図である。
【符号の説明】
C/S−01,02,…,0n,11,12,…,1n 端末
N0,Nl ノード
L;L0−1,Ll−0 リンク
S;S0−1,S1−0 信号線

Claims (12)

  1. 端末とノードとリンクから構成されるパケット交換網において、
    端末で生成されるTCP/IPプロトコルによるパケットのトラヒックについて、
    ノード間の各リンクにおけるトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層で複数のアプリケーションを1つの集合としてアプリケーション集合別に、あるいは、アプリケーション別及び該アプリケーション集合別にセッションを計数する第1のステップと、
    アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別に予め定めた分析方法を用いて上の計数結果を分析する第2のステップと、
    を備えることを特徴とするトラヒックの測定、監視、制御、管理、予測、または、設計の方法。
  2. 第1のステップにおいて、アプリケーションの集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別にセッション確立数、セッション終了数、及び/又は同時接続セッション数を時系列に計測することを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 第2のステップにおいて、アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別のセッション確立数や同時接続セッション数の時系列データを監視し、次の分析:
    (1)ノードやリンクの処理能力を超えると予想されるほどの急激な増加傾向
    (2)ノードやリンクの処理能力を超える増加事象
    を行うことで、異常な状態であるかどうかを把握することを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 第2のステップにおいて、アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別のセッション確立数について、一定間隔において一定率を上限に受付ける、あるいは、一定間隔において一定数を上限に受付ける制限を予め定め、これらの制限値を越えたかどうかを分析し、ノードにて制限を実行することを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 第2のステップにおいて、アプリケーションの集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別の同時接続セッション数の時系列データを基いて、次の分析:
    (1)上記の1時間毎の時系列データの日毎最繁値について、年間上位数十個の平均値を基に、品質を保証するのに必要な帯域を求める関数を用いて、現在のリンクの帯域と比較する分析、
    (2)上記の1時間毎の時系列データの日毎最繁値について、連続平日数十個の最大値を基に、品質を保証するのに必要な帯域を求める関数を用いて、現在のリンクの帯域と比較する分析、
    を行うことで、ネットワーク資源とトラヒック量の過不足を把握することを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 第2のステップにおいて、アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別の同時接続セッション数の時系列データを統計的に分析して、
    (1)日、週、月または年単位の変動特性
    (2)トレンド特性
    を把握することで、アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーション集合別のトラヒック需要の予測を行うことを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 請求項に記載の必要帯域に、請求項に記載の変動特性とトレンド特性を加味し、リンクの帯域の設計値を算出することを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 請求項1〜の何れかに記載の方法を実施するパケット交換網のノードにおいて、
    該ノードを通過するIPプロトコルのパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーションの集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別にセッションを計数する第1の手段と、
    アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別に予め定めた分析方法を用いて上の計数結果を分析する第2の手段と、
    を備えることを特徴とするノード。
  9. パケット交換網のリンクに接続され、請求項1〜の何れかに記載の方法を実施するパッシブ型の測定装置において、
    該リンクを通過するIPプロトコルのパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーションの集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別にセッションを計数する第1の手段と、
    アプリケーション集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別に予め定めた分析方法を用いて上の計数結果を分析する第2の手段、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  10. 端末とノードとリンクから構成されるパケット交換網において、
    端末で生成されるTCP/IPプロトコルによるパケットのトラヒックについて、
    ノード間の各リンクにおけるトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層で複数のアプリケーションを1つの集合としてアプリケーションの集合別に、あるいは、アプリケーション別及び該アプリケーションの集合別にセッションを計数することを特徴とするIPトラヒックの測定方法。
  11. パケット交換網のノードにおいて、該ノードを通過するIPプロトコルのパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーションの集合別、あるいはアプリケーション別及びアプリケーションの集合別にセッションを計数する手段を備えるノード。
  12. パケット交換網のリンクに付随する測定装置において、該リンクを通過するIPパケットのトラヒックを、TCP/IPプロトコルのセッション層で区別し、且つ、アプリケーション層でアプリケーションの集合別、あるいは、アプリケーション別及びアプリケーションの集合別にセッションを計数することを特徴とする測定装置。
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