JP3724621B2

JP3724621B2 - Auto body structure

Info

Publication number: JP3724621B2
Application number: JP2148699A
Authority: JP
Inventors: 文夫岡那; 隼次原崎
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1999-01-29
Filing date: 1999-01-29
Publication date: 2005-12-07
Anticipated expiration: 2019-01-29
Also published as: JP2000219157A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の車体構造に関し、特にシュラウドをラジエータとヘッドランプの外周部付近に沿ってループ状に連続して延びるパイプ状部材で構成した車体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車の車体構造において、フロントボディーの前部に設けられるシュラウドは、通常プレス成形した複数の板状部材を溶接して構成され、そのシュラウドに、矩形状のラジエータとこのラジエータの左右両側に配設される左右のヘッドランプが取付けられ、シュラウドには左右１対のホイールエプロンも連結される。シュラウドはフロントボディーの剛性・強度を高めるうえでも重要な役割を果たすものである。
【０００３】
ところで、最近では、特開平８−３３７１８２号、特開平９−１５０７５２号、特開平１０−９５３６４号、特開平１０−９５３６５号、特開平９−３０３４５号、特開平１０−１３８９５０号、特開平８−１９２２３８号等に開示されているように、ハイドロフォーム加工により、鋼や軽金属製のパイプ素材を成形型内で流体圧により拡張成形して、車体本体部の一部を構成するフレーム部材としてのパイプ状のフレーム部材を成形する技術は実用に供されている。一方、ハイドロフォーム加工によりパイプ状に夫々成形したシュラウドアッパとシュラウドロワとを連結してなるシュラウドも実用に供されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車体構造では、シュラウドがプレス成形した複数の板状部材で構成されるため、部品点数が多くなるし、それら板状部材を接合する為に板状部材に接合フランジが必要であるため、シュラウドの構造が複雑化しその材料費も高くなり、製作コスト面で不利になる。しかも、その種のシュラウドは、閉断面状ではないため、閉断面状のものと比較して剛性、強度を高めるのに限度があるし、車体の軽量化を図るうえでも不利である。
【０００５】
一方、パイプ状に夫々成形したシュラウドアッパとシュラウドロワとを連結してなるシュラウドでは、剛性・強度を高めることが可能であるものの、前記シュラウドアッパとシュラウドロワの他に、ランプ取付け部を形成する左右１対のランプ取付け部材を別途製作してシュラウドアッパに溶接接合しなければならないので、シュラウドを構成する為には少なくとも４部材必要であるため、前記の諸問題が部分的に残されている。
本発明の目的は、部品点数を削減可能で、車体の剛性・強度を確実に高めることができ、軽量化を図り、製作費を低減できるシュラウドを有する自動車の車体構造を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の自動車の車体構造は、自動車の前端近傍部に配設される略矩形状のラジエータとこのラジエータの左右両側に配設されるヘッドランプを支持するシュラウドを有する車体構造において、前記シュラウドは、ラジエータとヘッドランプの外周部付近に沿ってループ状に連続して延びる一体形成された単一のパイプ状部材で構成され、前記シュラウドは、シュラウドアッパと、逆門形のシュラウドロワとを有し、前記シュラウドアッパは、上端の水平なラジエータ支持部と、上端水平部と鉛直部と下端水平部を夫々有する左右１対のヘッドランプ支持部とを有し、前記ラジエータ支持部とヘッドランプ支持部の上端水平部及び下端水平部とは下方開放状の断面コ字状に形成され、且つ前記ヘッドランプ支持部の鉛直部は外方開放状の断面コ字状に形成され、且つ前記シュラウドロワは断面矩形状に形成され、前記シュラウドのラジエータ支持部にラジエータを取付けると共に前記ヘッドランプ支持部にヘッドランプを取付け、前記ヘッドランプ支持部の上端水平部に、ホイールエプロンが接合される接合面を設ける共にホイールエプロンを接合する為の接合フランジ部を一体形成したことを特徴とするものである。
【０００７】
この自動車の車体構造では、ラジエータとヘッドランプの外周部付近に沿ってループ状に連続して延びるシュラウドに、ラジエータとヘッドランプを確実に取付け支持することができるとともに、シュラウドを一体形成された単一の部材で構成できるため、部品点数を削減でき、板状部材同士を接合する為の従来の接合フランジを省略する等して構造を簡単化し材料費と製作費を低減できる。しかも、シュラウドをパイプ状部材で構成したので、このシュラウドにより車体前端部の剛性・強度を十分に高めることができ、車体の軽量化を図ることもできる。
【０００８】
前記シュラウドアッパのヘッドランプ支持部の上端水平部に、ホイールエプロンが接合される接合面を設けたため、ホイールエプロンをシュラウドの接合面に確実に接合し連結することができる。
【０００９】
前記シュラウドーッパのヘッドランプ支持部に、ホイールエプロンを接合する為の接合フランジ部を一体形成したため、ホイールエプロンをシュラウドの接合フランジ部に簡単・確実に接合し連結することができる。
【００１０】
シュラウドアッパのラジエータ支持部を下方開放状の断面コ字状に形成するため、ラジエータ支持部の断面コ字状の部位にラジエータを簡単・確実に取付け支持することができる。
【００１１】
請求項２の自動車の車体構造は、請求項１の発明において、前記パイプ状部材は、ハイドロフォーム加工により成形されたことを特徴とするものである。つまり、ハイドロフォーム加工により、パイプ状の剛性・強度に優れるシュラウドを容易に安価に製作することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、自動車の車体構造において、シュラウドを有するフロントボディーに、本発明を適用した場合の例である。
【００１３】
図１に示すように、自動車のフロントボディー１は、前後方向に延びる左右１対のフロントフレーム２（フロントサイドメンバー）と、フロントフレーム２の外側に設けられた左右１対のホイールエプロン３を有し、フロントフレーム２の前端部分に鋼或いは軽金属製のシュラウド４が連結され、このシュラウド４に、自動車の前端近傍部に配設される矩形状のラジエータ５と、ラジエータ５の左右両側に配設されるヘッドランプ６が取付けられている。
【００１４】
左右１対のフロントフレーム２はシュラウド４よりも少し前方まで突出し、それらの先端部にバンパー（図示略）が取り付けられるバンパー補強部材１０がボルト等により連結されている。各ホイールエプロン３は、タイヤを収容するタイヤハウス１５と、タイヤハウス１５の上側に位置する前後に長いホイールエプロン補強部材１６を有し、ホイールエプロン補強部材１６の前端部分がシュラウド４に連結されている。尚、図示していないが、ホイールエプロン３の外側のタイヤハウス１５を除く部位に左右１対のフロントフェンダーが取付けられ、シュラウド４の前側にフロントパネルが取付けられる。
【００１５】
前記シュラウド４について詳細に説明する。
図１、図２に示すように、シュラウド４は、シュラウドアッパ２０と逆門型のシュラウドロワ２１からなり、ラジエータ５とヘッドランプ６の外周部付近に沿ってループ状に連続して延びる一体形成された単一のパイプ状部材で構成され、シュラウドロワ２１に左右１対のフロントフレーム２が連結されている。
【００１６】
シュラウドアッパ２０は、シュラウドロワ２１の略上側に位置する左右方向向きのラジエータ支持部２５と、ラジエータ支持部２５の左右両側に位置する１対のヘッドランプ支持部２６を有し、各ヘッドランプ支持部２６は、ラジエータ支持部２５に連続する上端水平部２７と、水平部２７に連続する鉛直部２８と、鉛直部２８及びシュラウドロワ２１に連続する下端水平部２９を有する。
【００１７】
ヘッドランプ支持部２６とシュラウドロワ２１は略同一鉛直面内に設けられ、ラジエータ支持部２５は、ヘッドランプ支持部２６の上端水平部２７と略同じ高さ位置に、またヘッドランプ支持部２６（シュラウドロワ２１）よりも僅かに前側に張出した位置に設けられている。
【００１８】
図３、図４に示すように、ラジエータ支持部２５及びヘッドランプ支持部２６の上端水平部２７は、下方へ開放する断面コ字状に夫々形成され、図５に示すように、ヘッドランプ支持部２６の鉛直部２８は外方へ開放する断面コ字状に形成され、図６に示すように、ヘッドランプ支持部２６の下端水平部２９は下方（外方）へ開放する断面コ字状に形成され、図７に示すように、シュラウドロワ２１は断面矩形状に形成されている。
【００１９】
ラジエータ５は、ラジエータ支持部２５の後側において、ヘッドランプ支持部２６とシュラウドロワ２１の内側に配設され、ラジエータ５の上端部が取付け金具５ａを介してラジエータ支持部２５にボルト連結されている。尚、ラジエータ支持部２５の前端部のフランジ部２５ａに、バンパー補強部材１０に下端部が連結されたシュラウドセンターステー１０ａの上端部がボルト連結されている（図３参照）。
【００２０】
ヘッドランプ支持部２６の上端水平部２７の上面が水平な接合面２７ｃに形成され、この接合面２７ｃにホイールエプロン補強部材１６の先端連結部１６ａが載置状に接合されている（図４参照）。また、ヘッドランプ支持部２６の断面コ字状に形成された上端水平部２７と鉛直部２８と下端水平部２９の後部に、接合フランジ部２７ａ，２８ａ，２９ａが夫々一体形成され、これらの鉛直な後面に接合面２７ｂ，２８ｂ，２９ｂが夫々形成されている。そして、ホイールエプロン補強部材１６の前端部が、接合フランジ部２７ａ，２８ａ，２９ａに溶接接合またはボルト連結されて、接合面２７ｂ，２８ｂ，２９ｂに接合されている（図４〜図６参照）。
【００２１】
図１に示すように、シュラウド４の各ヘッドランプ支持部２６には、シュラウドサイドパネル６ａが接合され、このシュラウドサイドパネル６ａにヘッドランプ６が嵌込まれ取付けられる。
【００２２】
前記シュラウド４はハイドロフォーム加工によりパイプ状に成形されるが、ここで、ハイドロフォーム加工装置３０及びシュラウド４の成形方法について説明する。図８に示すように、ハイドロフォーム加工装置３０は、油圧プレス３１と、油圧プレス３１に取付けられた成形型３２の上型３３と下型３４の少なくとも一方に油圧を供給する油圧供給ユニット３５を有する。
【００２３】
ハイドロフォーム加工装置３０により、典型的な断面矩形のパイプ部材を成形する場合、図９に示すように、断面リング状のパイプ素材３６を成形型３２内にセットし、油圧供給ユニット３５により、例えば、パイプ素材３６の一端部を密閉した状態で、成形型３２内の油路を介して、パイプ素材３６の他端部からその内部に油圧を供給する。すると、図１０に示すようにパイプ素材３６の内部に高圧の油圧（例えば、500kgf〜600kgf）が作用して、パイプ素材３６が拡張変形され型内面に密着して、図示の場合には断面矩形のパイプ部材３７が成形される。
【００２４】
尚、本実施形態のシュラウド４については、それに対応する成形型が使用されるが、基本的な成形方法は上記と同様である。尚、パイプ素材を予めラジエータ５とヘッドランプ６の外周部付近に沿う形状に加工した状態でハイドロフォーム加工してシュラウド４を成形することになる。尚、シュラウド４の断面コ字状の部分については、パイプ素材をハイドロフォーム加工し易いようにプレス等により予め屈曲させておいてもよい。
【００２５】
尚、強度等の関係上、シュラウド４を肉厚や材質の異なるパイプ素材で以て成形する場合、図１１に示すように、パイプ素材４０，４１を溶接した状態でハイドロフォーム加工を施して、図１２に示すように、一体のパイプ部材４２を成形できるし、図１３に示すように、パイプ素材４５，４６の端部を短管４７に内嵌させ連結した状態でハイドロフォーム加工を施して、図１４に示すように、一体のパイプ部材４８を成形できる。
【００２６】
上記の車体構造によれば、ラジエータ５とヘッドランプ６の外周部付近に沿ってループ状に連続して延びるシュラウド４に、ラジエータ５とヘッドランプ６を確実に取付け支持することができるとともに、シュラウド４を１つのパイプ状部材で構成できるため、部品点数を削減でき、板状部材同士を接合する為の従来の接合フランジを省略する等して構造を簡単化し材料費と製作費を低減することができる。しかも、シュラウド４を剛性・強度に優れるパイプ状部材で構成したので、車体前端部の剛性・強度を十分に高めることができ、車体の軽量化を図ることも可能になる。
【００２７】
ラジエータ支持部２５を下方へ開放する断面コ字状に夫々形成したので、ラジエータ５の上端部を、取付け金具５ａを介してボルト等で簡単・確実に取付け支持することができる。シュラウド４を構成するパイプ状部材を、ハイドロフォーム加工により成形するので、剛性・強度に優れるシュラウド４を容易に安価に製作できる。
【００２８】
シュラウド４の上端水平部２７の上面に接合面２７ｃを設け、また、シュラウド４の上端水平部２７と鉛直部２８と下端水平部２９を外方へ開放する断面コ字状に形成して、接合フランジ部２７ａ，２８ａ，２９ａを一体形成し、それら接合フランジ部２７ａ，２８ａ，２９ａの後面に接合面２７ｂ，２８ｂ，２９ｂを形成したので、ホイールエプロン３をシュラウド４に簡単・確実に接合し連結できる。
【００２９】
尚、前記実施形態の車体構造に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において前記実施形態の自動車の車体構造に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明は種々の自動車の車体構造に適用できることは勿論である。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１の自動車の車体構造によれば、ラジエータとヘッドランプの外周部付近に沿ってループ状に連続して延びる一体形成された単一のパイプ状部材からなるシュラウドに、ラジエータとヘッドランプを確実に取付け支持することができる。
シュラウドを１つのパイプ状部材で構成できるため、部品点数を削減でき、構造を簡単化し、板状部材同士を接合する為の従来の接合フランジを省略する等して材料費と製作費を低減することができる。しかも、シュラウドを剛性・強度に優れるパイプ状部材で構成したので、車体前端部の剛性・強度を十分に高めることができ、車体の軽量化を図ることもできる。
【００３１】
前記シュラウドのシュラウドアッパの上端水平部に、ホイールエプロンが接合される接合面を設けたので、ホイールエプロンをシュラウドの接合面に確実に接合し連結することができる。
【００３２】
前記シュラウドのシュラウドアッパの上端水平部に、ホイールエプロンを接合する為の接合フランジ部を一体形成したので、ホイールエプロンをシュラウドの接合フランジ部に簡単・確実に接合し連結することができる。
【００３３】
シュラウドのシュラウドアッパのラジエータ支持部を下方に開放する断面コ字状に形成したので、シュラウドアッパのラジエータ支持部の断面コ字状の部位にラジエータを簡単・確実に取付け支持することができる。
【００３４】
請求項２の自動車の車体構造によれば、シュラウドを構成するパイプ状部材を、ハイドロフォーム加工により成形するので、剛性、強度に優れるシュラウドを容易に安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係るフロントボディーの斜視図である。
【図２】前記フロントボディーのシュラウドの斜視図である。
【図３】図２のIII −III 線断面図である。
【図４】図２のIV−IV線断面図である。
【図５】図２のV −V 線断面図である。
【図６】図２のVI−VI線断面図である。
【図７】図２のVII −VII 線断面図である。
【図８】ハイドロフォーム加工装置の正面図である。
【図９】ハイドロフォーム加工前のパイプ素材の断面図である。
【図１０】ハイドロフォーム加工後のパイプ部材の断面図である。
【図１１】ハイドロフォーム加工前の１対のパイプ素材の斜視図である。
【図１２】図１１の１対のパイプ素材から成形したパイプ部材の斜視図である。
【図１３】ハイドロフォーム加工前の１対のパイプ素材の斜視図である。
【図１４】図１３の１対のパイプ素材から成形したパイプ部材の斜視図である。
【符号の説明】
１フロントボディー
３ホイールエプロン
４シュラウド
５ラジエータ
６ヘッドランプ
２０シュラウドアッパ
２１シュラウドロワ
２７ａ，２８ａ，２９ａ接合フランジ部
２７ｂ，２７ｃ，２８ｂ，２９ｂ接合面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure of an automobile, and more particularly to a vehicle body structure in which a shroud is constituted by a pipe-like member continuously extending in a loop shape along the vicinity of a peripheral portion of a radiator and a headlamp.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a vehicle body structure of an automobile, a shroud provided at a front portion of a front body is usually formed by welding a plurality of press-formed plate-like members, and a rectangular radiator and left and right sides of the radiator are connected to the shroud. Left and right headlamps are mounted, and a pair of left and right wheel aprons are connected to the shroud. The shroud plays an important role in increasing the rigidity and strength of the front body.
[0003]
Recently, JP-A-8-337182, JP-A-9-150752, JP-A-10-95364, JP-A-10-95365, JP-A-9-30345, JP-A-10-138950, JP-A-8 As disclosed in Japanese Patent No. 192238, etc., as a frame member constituting a part of a vehicle body body, a pipe material made of steel or light metal is expanded by fluid pressure in a mold by hydroforming. A technique for forming a pipe-shaped frame member has been put to practical use. On the other hand, shrouds formed by connecting shroud uppers and shroud drawers each formed into a pipe shape by hydroforming are also in practical use.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional vehicle body structure, since the shroud is composed of a plurality of plate-like members press-molded, the number of parts is increased, and a joining flange is necessary for the plate-like members in order to join these plate-like members. The shroud structure is complicated and the material cost is high, which is disadvantageous in terms of manufacturing cost. In addition, since such a shroud is not in a closed cross-sectional shape, there is a limit in increasing rigidity and strength compared to a closed cross-sectional shape, which is disadvantageous in reducing the weight of the vehicle body.
[0005]
On the other hand, a shroud formed by connecting shroud uppers and shroud drawers each formed into a pipe shape can increase rigidity and strength, but forms a lamp mounting portion in addition to the shroud uppers and shroud drawers. Since a pair of left and right lamp mounting members must be separately manufactured and welded to the shroud upper, at least four members are required to construct the shroud, so the above problems remain partially. .
An object of the present invention is to provide an automobile body structure having a shroud that can reduce the number of parts, can reliably increase the rigidity and strength of the vehicle body, can be reduced in weight, and can reduce manufacturing costs.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The vehicle body structure according to claim 1 is a vehicle body structure having a substantially rectangular radiator disposed in the vicinity of the front end of the vehicle and a shroud for supporting headlamps disposed on the left and right sides of the radiator. Is composed of a single pipe-like member integrally formed extending in a loop shape along the vicinity of the outer periphery of the radiator and the headlamp, and the shroud includes a shroud upper and an inverted portal shroud drawer. The shroud upper includes a horizontal radiator support portion at the upper end, and a pair of left and right head lamp support portions each having an upper end horizontal portion, a vertical portion, and a lower end horizontal portion, and the radiator support portion and the head lamp. The upper horizontal portion and the lower horizontal portion of the support portion are formed in a U-shaped cross-section that is open downward, and the vertical portion of the headlamp support portion is an outwardly open section. The shroud drawer is formed in a rectangular shape in cross section, the radiator is attached to the radiator support portion of the shroud, the head lamp is attached to the head lamp support portion, and the upper end horizontal portion of the head lamp support portion In addition, a joining surface for joining the wheel apron is provided, and a joining flange portion for joining the wheel apron is integrally formed .
[0007]
In this vehicle body structure, the radiator and the headlamp can be securely mounted and supported on the shroud continuously extending in a loop along the vicinity of the outer periphery of the radiator and the headlamp, and the single shroud is integrally formed. Since it can be configured with one member, the number of parts can be reduced, and the structure can be simplified by omitting the conventional joining flange for joining the plate-like members together, and the material cost and the production cost can be reduced. In addition, since the shroud is constituted by a pipe-like member, the rigidity and strength of the front end portion of the vehicle body can be sufficiently increased by this shroud, and the weight of the vehicle body can be reduced.
[0008]
The upper horizontal portion of the head lamp support portion of the front Symbol shroud upper, due to the provision of the joint surface of the wheel apron is joined, can be reliably joined to couple the wheel apron on the bonding surface of the shroud.
[0009]
The headlamp supporting portion of the front Symbol shroud over Tsu path, because of the integrally formed joint flange portion for joining the wheel apron can be easy and reliably joined connecting the wheel apron to the joining flange portion of the shroud.
[0010]
To form the radiator support portion of the shroud upper downwardly opening shape of the U-shaped cross section, Ru can be mounted supporting the radiator easy and reliable to a U-shaped portion of the radiator support portion.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a vehicle body structure according to the first aspect , wherein the pipe-shaped member is formed by hydroforming. In other words, a pipe-shaped shroud having excellent rigidity and strength can be easily and inexpensively manufactured by hydroforming.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
This embodiment is an example in which the present invention is applied to a front body having a shroud in a vehicle body structure of an automobile.
[0013]
As shown in FIG. 1, a front body 1 of an automobile has a pair of left and right front frames 2 (front side members) extending in the front-rear direction and a pair of left and right wheel aprons 3 provided outside the front frame 2. A shroud 4 made of steel or light metal is connected to the front end portion of the front frame 2, and the rectangular radiator 5 disposed in the vicinity of the front end of the automobile and the left and right sides of the radiator 5 are connected to the shroud 4. A headlamp 6 is attached.
[0014]
The pair of left and right front frames 2 protrude slightly forward from the shroud 4, and bumper reinforcing members 10 to which bumpers (not shown) are attached are connected to the front ends thereof by bolts or the like. Each wheel apron 3 includes a tire house 15 that accommodates a tire, and a wheel apron reinforcing member 16 that is long before and after being positioned above the tire house 15, and a front end portion of the wheel apron reinforcing member 16 is connected to the shroud 4. Yes. Although not shown, a pair of left and right front fenders are attached to a portion of the wheel apron 3 excluding the tire house 15 and a front panel is attached to the front side of the shroud 4.
[0015]
The shroud 4 will be described in detail.
As shown in FIGS. 1 and 2, the shroud 4 includes a shroud upper 20 and an inverted portal shroud drawer 21, and is integrally formed so as to continuously extend in a loop shape along the vicinity of the outer periphery of the radiator 5 and the headlamp 6. A pair of left and right front frames 2 are connected to the shroud drawer 21.
[0016]
The shroud upper 20 includes a left and right radiator support portion 25 positioned substantially above the shroud drawer 21 and a pair of headlamp support portions 26 positioned on both left and right sides of the radiator support portion 25. The part 26 has an upper horizontal part 27 that is continuous with the radiator support part 25, a vertical part 28 that is continuous with the horizontal part 27, and a lower horizontal part 29 that is continuous with the vertical part 28 and the shroud drawer 21.
[0017]
The headlamp support 26 and the shroud drawer 21 are provided in substantially the same vertical plane, and the radiator support 25 is at substantially the same height as the upper horizontal portion 27 of the headlamp support 26 and the headlamp support 26 ( It is provided at a position slightly protruding forward from the shroud drawer 21).
[0018]
As shown in FIGS. 3 and 4, the radiator support portion 25 and the upper horizontal portion 27 of the headlamp support portion 26 are each formed in a U-shaped cross section that opens downward. As shown in FIG. The vertical portion 28 of the portion 26 is formed in a U-shaped cross section that opens outward. As shown in FIG. 6, the lower end horizontal portion 29 of the headlamp support portion 26 opens in a downward (outward) direction. As shown in FIG. 7, the shroud drawer 21 has a rectangular cross section.
[0019]
The radiator 5 is disposed inside the headlamp support 26 and the shroud drawer 21 on the rear side of the radiator support 25, and the upper end of the radiator 5 is bolted to the radiator support 25 via the mounting bracket 5a. Yes. In addition, the upper end part of the shroud center stay 10a with which the lower end part was connected with the bumper reinforcement member 10 is bolt-connected with the flange part 25a of the front end part of the radiator support part 25 (refer FIG. 3).
[0020]
The upper surface of the upper horizontal portion 27 of the headlamp support portion 26 is formed on a horizontal joining surface 27c, and the tip connecting portion 16a of the wheel apron reinforcing member 16 is joined to the joining surface 27c in a mounting manner (see FIG. 4). ). Further, joining flange portions 27a, 28a, 29a are integrally formed at the rear portions of the upper end horizontal portion 27, the vertical portion 28, and the lower end horizontal portion 29 formed in a U-shaped cross section of the headlamp support portion 26, respectively. Bonding surfaces 27b, 28b, and 29b are formed on the rear surfaces, respectively. The front end portion of the wheel apron reinforcing member 16 is welded or bolted to the joining flange portions 27a, 28a, and 29a and joined to the joining surfaces 27b, 28b, and 29b (see FIGS. 4 to 6).
[0021]
As shown in FIG. 1, a shroud side panel 6a is joined to each headlamp support portion 26 of the shroud 4, and the headlamp 6 is fitted and attached to the shroud side panel 6a.
[0022]
The shroud 4 is formed into a pipe shape by hydroforming. Here, a hydroforming apparatus 30 and a method for forming the shroud 4 will be described. As shown in FIG. 8, the hydroform processing apparatus 30 includes a hydraulic press 31 and a hydraulic supply unit 35 that supplies hydraulic pressure to at least one of the upper mold 33 and the lower mold 34 of the molding die 32 attached to the hydraulic press 31. Have.
[0023]
When a typical pipe member having a rectangular cross section is formed by the hydroform processing device 30, a pipe material 36 having a ring shape in cross section is set in a forming die 32 as shown in FIG. In a state where one end portion of the pipe material 36 is sealed, hydraulic pressure is supplied to the inside from the other end portion of the pipe material 36 through the oil passage in the molding die 32. Then, as shown in FIG. 10, a high pressure oil pressure (for example, 500 kgf to 600 kgf) acts on the inside of the pipe material 36, the pipe material 36 is expanded and deformed, and is in close contact with the inner surface of the mold. The pipe member 37 is formed.
[0024]
In addition, about the shroud 4 of this embodiment, although the shaping | molding die corresponding to it is used, the basic shaping | molding method is the same as the above. Note that the shroud 4 is formed by hydroforming the pipe material in a state in which the pipe material is processed into a shape along the vicinity of the outer peripheral portions of the radiator 5 and the headlamp 6 in advance. The U-shaped portion of the shroud 4 may be bent in advance by a press or the like so that the pipe material can be easily hydroformed.
[0025]
In addition, when forming the shroud 4 with pipe materials of different thicknesses and materials due to strength and the like, as shown in FIG. 11, hydroforming is performed with the pipe materials 40 and 41 being welded, As shown in FIG. 12, the integral pipe member 42 can be molded, and as shown in FIG. 13, the end of the pipe material 45, 46 is fitted into the short pipe 47 and connected to form a hydroform. As shown in FIG. 14, an integral pipe member 48 can be formed.
[0026]
According to the vehicle body structure described above, the radiator 5 and the headlamp 6 can be securely attached to and supported by the shroud 4 continuously extending in a loop along the vicinity of the outer peripheral portions of the radiator 5 and the headlamp 6, and the shroud. 4 can be configured with a single pipe-like member, so the number of parts can be reduced, and the conventional joining flange for joining plate-like members can be omitted, simplifying the structure and reducing material costs and production costs. Can do. Moreover, since the shroud 4 is composed of a pipe-like member having excellent rigidity and strength, the rigidity and strength of the front end of the vehicle body can be sufficiently increased, and the weight of the vehicle body can be reduced.
[0027]
Since the radiator support portion 25 is formed in a U-shaped cross section that opens downward, the upper end portion of the radiator 5 can be easily and reliably attached and supported by a bolt or the like via the attachment fitting 5a. Since the pipe-shaped member constituting the shroud 4 is formed by hydroforming, the shroud 4 having excellent rigidity and strength can be easily manufactured at low cost.
[0028]
A joining surface 27c is provided on the upper surface of the upper end horizontal portion 27 of the shroud 4, and the upper end horizontal portion 27, the vertical portion 28, and the lower end horizontal portion 29 of the shroud 4 are formed in a U-shaped cross section that opens outward. Since the flange portions 27a, 28a, 29a are integrally formed and the joint surfaces 27b, 28b, 29b are formed on the rear surfaces of the joint flange portions 27a, 28a, 29a, the wheel apron 3 is easily and securely joined to the shroud 4 and connected. it can.
[0029]
It should be noted that the present invention is not limited to the vehicle body structure of the above-described embodiment, and can be implemented in a form in which various modifications are added to the vehicle body structure of the automobile of the above-described embodiment without departing from the spirit of the present invention. Of course, it can be applied to the vehicle body structure.
[0030]
【The invention's effect】
According to the vehicle body structure of the first aspect of the present invention, the radiator and the headlamp are mounted on the shroud including a single integrally formed pipe-like member continuously extending in a loop along the vicinity of the outer periphery of the radiator and the headlamp. It can be securely attached and supported.
Since the shroud can be composed of one pipe-like member , the number of parts can be reduced, the structure is simplified, and the conventional joining flange for joining the plate-like members is omitted, thereby reducing material costs and production costs. be able to. In addition, since the shroud is composed of a pipe-shaped member having excellent rigidity and strength, the rigidity and strength of the front end of the vehicle body can be sufficiently increased, and the weight of the vehicle body can be reduced.
[0031]
Since the joint surface to which the wheel apron is joined is provided on the upper end horizontal portion of the shroud upper of the shroud , the wheel apron can be reliably joined and connected to the joint surface of the shroud.
[0032]
Since the joint flange portion for joining the wheel apron is integrally formed on the upper end horizontal portion of the shroud upper of the shroud , the wheel apron can be easily and reliably joined and connected to the joint flange portion of the shroud.
[0033]
Since the U-shaped cross section that opens the radiator support portion of the shroud upper shroud downwardly, as possible out to be easily and reliable attached support the radiator in a U-shaped portion of the radiator support portion of the shroud upper.
[0034]
According to the vehicle body structure for an automobile according to claim 2, the pipe-like member constituting the sheet shroud, since molded by hydroforming, stiffness, a shroud having excellent strength can be easily manufactured inexpensively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a front body according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a shroud of the front body.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line V-V in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
FIG. 8 is a front view of the hydroform processing apparatus.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a pipe material before hydroforming.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a pipe member after hydroforming.
FIG. 11 is a perspective view of a pair of pipe materials before hydroforming.
12 is a perspective view of a pipe member formed from the pair of pipe materials of FIG. 11. FIG.
FIG. 13 is a perspective view of a pair of pipe materials before hydroforming.
14 is a perspective view of a pipe member formed from the pair of pipe materials shown in FIG. 13. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Front body 3 Wheel apron 4 Shroud 5 Radiator 6 Head lamp 20 Shroud door upper 21 Shroud drawers 27a, 28a, 29a Joint flange part 27b, 27c, 28b, 29b Joint surface

Claims

自動車の前端近傍部に配設される略矩形状のラジエータとこのラジエータの左右両側に配設されるヘッドランプを支持するシュラウドを有する車体構造において、
前記シュラウドは、ラジエータとヘッドランプの外周部付近に沿ってループ状に連続して延びる一体形成された単一のパイプ状部材で構成され、
前記シュラウドは、シュラウドアッパと、逆門形のシュラウドロワとを有し、
前記シュラウドアッパは、上端の水平なラジエータ支持部と、上端水平部と鉛直部と下端水平部を夫々有する左右１対のヘッドランプ支持部とを有し、
前記ラジエータ支持部とヘッドランプ支持部の上端水平部及び下端水平部とは下方開放状の断面コ字状に形成され、且つ前記ヘッドランプ支持部の鉛直部は外方開放状の断面コ字状に形成され、且つ前記シュラウドロワは断面矩形状に形成され、
前記シュラウドのラジエータ支持部にラジエータを取付けると共に前記ヘッドランプ支持部にヘッドランプを取付け、
前記ヘッドランプ支持部の上端水平部に、ホイールエプロンが接合される接合面を設ける共にホイールエプロンを接合する為の接合フランジ部を一体形成した、
ことを特徴とする自動車の車体構造。In a vehicle body structure having a substantially rectangular radiator disposed in the vicinity of the front end of an automobile and shrouds for supporting headlamps disposed on the left and right sides of the radiator,
The shroud is composed of a single pipe-like member integrally formed extending continuously in a loop along the vicinity of the outer periphery of the radiator and the headlamp,
The shroud has a shroud upper and an inverted portal shroud drawer,
The shroud upper includes a horizontal radiator support portion at the upper end, and a pair of left and right headlamp support portions each having an upper end horizontal portion, a vertical portion, and a lower end horizontal portion,
The upper end horizontal portion and the lower end horizontal portion of the radiator support portion and the headlamp support portion are formed in a U-shaped cross-section that is open downward, and the vertical portion of the headlamp support portion is a U-shaped cross-section that is open outward. And the shroud drawer is formed in a rectangular cross section,
Attach a radiator to the radiator support part of the shroud and attach a headlamp to the headlamp support part,
A joint flange portion for joining the wheel apron is integrally formed with a joint surface to which the wheel apron is joined at the upper horizontal portion of the headlamp support portion.
A vehicle body structure characterized by that.

前記パイプ状部材は、ハイドロフォーム加工により成形されたことを特徴とする請求項１に記載の自動車の車体構造。The vehicle body structure according to claim 1 , wherein the pipe-shaped member is formed by hydroforming.