JP3724485B2 - 信号処理回路及び信号処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理回路及び信号処理方法に係り、特に、光ディスク装置におけるFM(Frequency Modulation)変調信号から生成されたディジタル信号を処理するための信号処理回路及び信号処理方法に関する。
従来、FM変調信号からディジタルFM信号を生成する信号処理回路は、光ディスク装置等の再生系に設けられている。
図8に、従来の一例である信号処理回路のブロック図を示す。また、図9には、従来の信号処理回路での理想のタイミングチャートを示す。図8において、信号処理回路10は、両エッジ検出回路11、カウンタ回路12、ラッチ回路13、デジタルLPF回路14で構成される。
両エッジ検出回路11には、端子15から図9(A)に示すFM変調信号が供給されている。両エッジ検出回路11は、供給されたFM変調信号を図9(B)に示すFMパルス信号に変換する。FMパルス信号は、FM変調信号のレベルをゼロレベルより大きければHigh、小さければLowとなるように変換されている。両エッジ検出回路11は、変換したFMパルス信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを検出して図9(C)に示す両エッジ信号18を生成する。この両エッジ信号はカウンタ回路12とラッチ回路13とデジタルLPF14に供給される(18)。
カウンタ回路12には、端子16からのクロックパルスと両エッジ検出回路11からの両エッジ信号とが供給されている。カウンタ回路12は、クロックパルスをカウントしてカウント値Q1〜Qnをラッチ回路13に供給する(19)。カウンタ回路12は、両エッジ信号によりリセットされ、エッジ間をカウントする。
図9(D)のカウント値で説明すると、カウント値がN1までカウントされたとき、図9(C)に示す両エッジ信号のエッジ出力によりリセットされて、カウント値は0となる。リセットされた後、カウント値のカウントが再開されて、カウント値がN2までカウントされたときに両エッジ信号のエッジ出力によりリセットされる。このように、両エッジ信号によりリセットされる時のカウント値はN1、N2、N3、N4となる。
ラッチ回路13には、カウンタ回路12からのカウント値と両エッジ検出回路11からの両エッジ信号とが供給されている。ラッチ回路13は、両エッジ信号のエッジ出力のタイミングに基づいて、カウント値Q1〜Qnをラッチする。図9(D)のカウント値においては、ラッチ回路13はカウント値N1、N2、N3、N4をそれぞれリセットされるタイミングでラッチする。ラッチされたカウント値はデジタルLPF14に供給される。
デジタルLPF14は、ラッチ回路13からのカウント値と両エッジ検出回路11からの両エッジ信号とが供給されている。デジタルLPF14は、ラッチ回路13から供給されたカウント値に基づいてデジタル処理を行い、FM変調信号の高域周波数成分を除去する。ディジタル処理が行われたFM信号は、端子17へ供給される。ディジタルLPF14の出力ディジタルデータに基づいて信号処理が行われる。
このように、信号処理回路は、FM変調信号から生成されたFMパルス信号の両エッジ信号を検出し、この両エッジ信号のタイミングによりカウンタでクロック数をカウントし、カウント値に基づいてディジタル処理を行い、信号処理を行う。
また、図9に示すような理想のタイミングで信号処理を行う場合、FM変調信号に応じた信号やカウント値が得られ、また、正確なディジタルFM信号を得ることができる。しかし、実際のFM変調信号にはノイズが重畳されている。
図10は、実際のFM変調信号とゼロレベル近辺の拡大図を示す。図10において、ゼロレベル近辺で、FM変調信号のノイズにより、FM変調信号とゼロレベルとが複数回交差してしまうため、信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのそれぞれが複数回検出される。従って、図8に示す両エッジ検出回路11から供給される両エッジ信号が正確に検出されない。
図11に、実際の信号処理回路でのタイミングチャートを示す。図11(A)はFMパルス信号、図11(B)は両エッジ信号、図11(C)はクロックパルス(CLK)、図11(D)はカウント値を示している。図11(A)〜(D)に示すタイミングチャートは、図10に示す実際のノイズが発生したFM変調信号により生成される。
図11(A)のFMパルス信号は、図10に示すFM変調信号のノイズによりゼロレベルと複数回交差するため、信号の立ち上がりの期間T1と立ち下がりの期間T2に、立ち上がり、立ち下りが複数発生する。期間T1、T2に発生する複数の立ち上がり、立ち下りは、チャタリングと呼ばれている。
このFMパルス信号に発生するチャタリングにより、図11(B)に示すように期間T1、T2に複数のエッジが検出される。複数のエッジが検出されることにより、図11(C)のクロックパルスのカウント開始位置を正確に決定することができず、図11(D)のカウント値も正確に得ることができないという問題点があった。
従って、実際のFM変調信号を信号処理回路で信号処理する場合、FM変調信号にノイズが発生するためにFMパルス信号にチャタリングが発生し、正確なディジタルFM信号の信号処理を行うことができなかった。
そこで、チャタリングが発生したFMパルス信号を処理する場合にも正確なディジタルFM信号を得ることができるように、以下に説明する方法を用いていた。
図12に、従来のチャタリングを除去するためのタイミングチャートを示す。図12(A)はFMパルス信号、図12(B)はチャタリング除去後FMパルス信号、図12(C)は両エッジ信号を示している。図12(A)のFMパルス信号は、両エッジ検出回路11によりチャタリングが除去されて、図12(B)のFMパルス信号となる。この図12(B)のFMパルス信号を基に図12(C)の両エッジ信号が生成される。
図12(B)のチャタリング除去後FMパルス信号は、例えば、タイミングt1でチャタリングが発生した場合、チャタリングがなくなるタイミングt2まで立ち上がりエッジは確定されない。その後、一定期間T3でFMパルス信号が同一レベルで継続され、タイミングt3でFMパルス信号は立ち上がりエッジ検出を確定する。この時、チャタリング除去後FMパルス信号の立ち上がりエッジ検出を確定するまでの期間はTxである。
次に、タイミングt4でチャタリングが発生した場合、チャタリングがなくなるタイミングt5まで立ち下がりエッジは確定されない。その後、FMパルス信号が同一レベルで、一定期間T3で継続され、タイミングt6でFMパルス信号は立ち下がりエッジ検出を確定する。この時、チャタリング除去後FMパルス信号が立ち下がりエッジ検出を確定するまでの期間はTyである。
一方、FMパルス信号にチャタリングが発生しないタイミングt7、タイミングt9では、各々一定期間T3を遅延し、立ち上がり、立ち下がりのエッジ検出を確定する。
このように、チャタリング除去後FMパルス信号は、FMパルス信号が一定期間同一のレベルに達した時に立ち上がり、立ち下がりのエッジ検出を確定する方法により生成される。この方法において、チャタリングが発生した場合、エッジ検出を確定するまでの期間の遅延量は、チャタリングがなくなるまでの期間と一定の期間との合計であり、チャタリングが発生しない場合、一定期間のみが遅延量となる。
上記のように、実際の信号にはノイズが存在し、この信号の立ち上がり、立ち下がりのエッジ検出の発生する周期が一定とならず、正確な信号処理が行えない。
また、ノイズを除去するために、ノイズが発生している期間及び一定期間を遅延させ、エッジ検出を確定する場合、ノイズの存在する時と存在しない時とではエッジを検出する時の遅延量が異なり、信号の周期が変化してしまう。それにより、カウンタ値が異常値になり、それに伴ないラッチ回路に保持される値も正常値に対し増減してしまう。その結果、正確な信号を得ることができない。
よって、本発明は上記の問題点を解決し、入力パルス信号を正確な周期で信号処理することができる信号処理回路及び信号処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、入力パルス信号に応じたデジタル信号を生成する信号処理回路において、入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号に基づいて入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手段と、設定手段で設定された所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手段と、正極性で出力されるクロックパルスと負極性で出力される前記クロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号及びカウント手段のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手段とを設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号に基づいて入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手段と、設定手段で設定された所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手段と、正極性で出力されるクロックパルスと負極性で出力される前記クロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号及びカウント手段のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手段とを有することにより、複数のパルス信号のカウント値を得ることができ、これらの複数のパルス信号のカウント値を基に、より正確な出力デジタル信号を出力することができる。
また、請求項2に記載の発明は、クロックパルス出力手段が入力パルス信号が正極性のときにクロックパルスを出力する第一のクロックパルス出力手段と、入力パルス信号が負極性のときにクロックパルスを出力する第二のクロックパルス出力手段とを有し、カウント手段は、第一のクロックパルス出力手段からのクロックパルスをカウントする第一のカウント手段と、第二のクロックパルス出力手段からのクロックパルスをカウントする第二のカウント手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、クロックパルス出力手段が第一のクロックパルス出力手段と、第二のクロックパルス出力手段とを有し、カウント手段は、第一のカウント手段と、第二のカウント手段とを有することにより、より精密な信号処理を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、出力手段が位相差パルス信号のアップエッジに応じて第三のタイミング信号を出力するアップエッジ出力手段と、位相差パルス信号のダウンエッジに応じて第四のタイミング信号を出力するダウンエッジ出力手段と、第三のタイミング信号に応じて第一のカウント手段のカウント値をラッチする第一のラッチ手段と、第四のタイミング信号に応じて第二のカウント手段のカウント値をラッチする第二のラッチ手段とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、出力手段が位相差パルス信号のアップエッジに応じて第三、第四のタイミング信号を出力するアップエッジ出力手段とダウンエッジ出力手段と、第三、第四のタイミング信号に応じてカウント値をラッチする第一、第二のラッチ手段とを有することにより、より精密な入力パルス信号の処理を行うことができ、出力される信号の精度を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、出力手段が第三のタイミング信号を遅延して第五のタイミング信号を出力する第一の遅延手段と、第四のタイミング信号を遅延して第六のタイミング信号を出力する第二の遅延手段とを有し、第一のカウント手段は、第五のタイミング信号に応じてリセットされ、第二のカウント手段は、第六のタイミング信号に応じてリセットされることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、出力手段が第三、第四のタイミング信号を遅延して第五、第六のタイミング信号を出力する第一、二の遅延手段とを有し、第一、第二のカウント手段がそれぞれ第五、第六のタイミング信号に応じてリセットされることにより、より精密な入力パルス信号の処理を行うことができ、出力される信号の精度を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、出力手段が位相差パルス信号の出力を遅延して遅延位相差パルス信号を出力する第三の遅延手段を有し、遅延位相差パルス信号の出力に応じて第一のラッチ手段にラッチされた第一のカウント値と第二ラッチ手段にラッチされた第二のカウント値の出力を切り替える切り替え手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、出力手段が遅延位相差パルス信号を出力する第三の遅延手段と、遅延位相差パルス信号の出力に応じて第一のカウント値と第二のカウント値の出力を切り替える切り替え手段とを有することにより、より精密な入力パルス信号の処理を行うことができ、出力される信号の精度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、出力手段がデジタルローパスフィルタを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、デジタルローパスフィルタを用いることにより、処理された信号に基づいて、より正確な出力デジタル信号を出力することができる。
請求項7に記載の発明は、入力パルス信号に応じたデジタル信号を生成する信号処理方法において、入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手順と、位相差パルス信号生成手順で生成された位相差パルス信号に基づいて入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手順と、設定手順で設定された所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手順と、正極性で出力されるクロックパルスと負極性で出力されるクロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手順と、位相差パルス手順で生成された位相差パルス信号及びカウント手順のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手順と力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手順とを有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手順と、位相差パルス信号生成手順で生成された位相差パルス信号に基づいて入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手順と、設定手順で設定された所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手順とを有することにより、複数のパルス信号のカウント値を得ることができ、これらの複数のパルス信号のカウント値を基に、より正確な出力デジタル信号を出力することができる。
本発明の信号処理回路によれば、入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号に基づいて入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手段と、設定手段で設定された所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手段と、正極性で出力されるクロックパルスと負極性で出力される前記クロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手段と、位相差パルス信号生成手段で生成された位相差パルス信号及びカウント手段のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手段とを有することにより、複数のパルス信号のカウント値を得ることができ、これらの複数のパルス信号のカウント値を基に、より正確な出力デジタル信号を出力することができる。また、PLL回路などの位相差パルス生成手段により入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成だけでカウントのタイミングを生成できるので、回路の簡略化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施例の光ディスク装置のブロック図である。
図1において、光ディスク装置100は、ディスク40、光学系41、スピンドルモータ42、スレッドモータ43、レーザドライバ44、フロントモニタ45、ALPC(Absolute Time In Pregroove)46、記憶補償回路47、ウォブル信号処理部48、RFアンプ49、フォーカス/トラッキングサーボ回路50、送りサーボ回路51、スピンドルサーボ回路52、CDエンコード/デコード回路53、D/Aコンバータ54、オーディオアンプ55、RAM56、58、CD−ROMエンコード/デコード回路57、インターフェース/バッファコントローラ59、CPU60、ホストコンピュータ61等で構成されている。
本発明の信号処理を行う信号処理回路はウォブル信号処理部48に設けられている。この回路によりFM変調信号が信号処理され、ディジタルFM信号が生成される。また、記録系は、光学系41、レーザドライバ44、フロントモニタ45、ALPC46、記憶補償回路47、ウォブル信号処理部48等で構成される。これらの回路により、信号が光ディスク等の記憶媒体に記録される。
光学系41は、ディスク40の信号を読み取る光学ヘッドを示し、対物レンズ、アクチュエータ、1/4波長板、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、発光素子(レーザーダイオード)、受光素子(光検出器)等から構成される。この光学系41は、スレッドモータ43、フォーカス/トラッキングサーボ回路50によって制御される。
スレッドモータ43は、送りサーボ回路51の駆動制御により光ピックアップをディスク半径方向に移動させる。フォーカス/トラッキングサーボ回路50は、フォーカスサーボとトラッキングサーボの制御を行う。
また、ディスク40は、CD−R(追記型ディスク)、CD−RW(書換型ディスク)等であり、スピンドルモータ42によって制御される。
スピンドルモータ42は、スピンドルサーボ回路52によってディスクを所定の回転数で回転するように制御されている。
上記、フォーカス/トラッキングサーボ回路50、送りサーボ回路51、スピンドルサーボ回路52は、CPU60と、RFアンプ49からの信号を基に、制御が行われる。RFアンプ49は、再生信号を増幅するヘッドアンプである。ここに示すRFアンプ49は、マトリクスアンプを含むもので、主信号の他に、各種サーボ信号を取り出して各サーボ制御回路に出力する。
これらの制御回路により所望のディスク40の位置が決定され、光学系41からディスク40の信号がRFアンプ49に送られる。このRFアンプ49から、EFM信号がCDエンコード/デコード回路53に送られる。CDエンコード/デコード回路53は、CIRC(Cross Interleaved Reed−solomon Code)のエンコード/デコード、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調/復調、及び同期検出等の処理を行う。また、CDエンコード/デコード回路53は、CPU60からクロックパルスが送られ、復調の処理が行われる。復調された信号は、CD−ROMエンコード/デコード回路57に送られる。このCD−ROMエンコード/デコード回路57では、CD−ROM固有のECC(Error Correction Coding)のエンコード/デコード、ヘッダの検出等の処理を行う。その処理を行うためにRAM56を用いてデータを一時的に格納する。処理後のデータはインターフェース/バッファコントローラ59に送られる。このインターフェース/バッファコントローラ59では、ホストコンピュータとのデータの送受、データバッファの制御を行う。その処理を行うためにRAM58を用いてデータを一時的に格納する。
上記CD−ROMエンコード/デコード回路57、インターフェース/バッファコントローラ59もCPU60によって制御される。インターフェース/バッファコントローラ59での処理後、処理結果がホストコンピュータ61に送られ、データに対応した処理が行われる。
一方、音声を出力する場合、CDエンコード/デコード回路53からの復調信号がD/Aコンバータ54に送られ、デジタルからアナログへ変換される。このアナログ変換された信号がオーディオアンプ55により増幅され、このオーディオ信号が出力される。
このように、光ディスク装置100は再生・記録処理が行われ、本発明の信号処理回路は、ウォブル信号処理部48上に設けられ、FM変調信号から生成されたディジタルFM信号の処理を行う。
図2に、本発明の一実施例の信号処理回路のブロック図を示す。図2において、ウォブル信号処理部48に設けられた信号処理回路30は、正極性ゲート71、負極正ゲート72、カウンタ回路(正極性)73、カウンタ回路(負極性)74、ラッチ回路75、76、切り替え回路78、デジタルLPF79、R−Sフリップフロップ77、遅延回路80、81、82、ORゲート83で構成される。
正極性ゲート71、負極性ゲート72は、ウォブルFMパルス信号端子84とクロック端子85と接続されている。正極性ゲート71、負極性ゲート72には、ウォブルFMパルス信号端子84からゼロレベル70、クロック端子85からクロックパルス信号が供給される。
正極性ゲート71は、ゼロレベルに対してFM変調信号のレベルが大きい時、即ち、FMパルス信号がハイレベルの時、クロックパルスをカウンタ回路73に送る。負極性ゲート72は、ゼロレベルに対してFM変調信号レベルが小さい時、即ち、FMパルス信号がローレベルの時、クロックパルスをカウンタ回路74に送る。
カウンタ回路73は、リセット入力とキャリー出力とを備えており、正極性ゲート71から供給されるクロックパルスをカウントする。カウンタ回路73は、リセット入力から入力された信号によりカウント値Q1〜Qnをリセットする。また、カウンタ回路73は、カウントが所定値になるとキャリー出力からパルスを、遅延回路81、ラッチ回路76に出力する。
遅延回路81は、カウンタ73のキャリー出力を所定期間遅延し、カウンタ回路74のリセット入力、R−Sフリップフロップ77のセット、ORゲート83に供給する。
ラッチ回路75は、カウンタ回路73のカウント値を、カウンタ回路74のキャリー出力によってラッチする。ラッチしたカウント値は切り替え回路78のB入力に供給される。
カウンタ回路74は、リセット入力とキャリー出力とを備えており、負極性ゲート72から供給されるクロックパルスをカウントする。カウンタ回路74は、リセット入力から入力されたパルスによりカウント値をリセットする。また、カウンタ回路74は、カウントが所定値になるとキャリー出力からパルスを、遅延回路80、ラッチ回路75に出力する。
遅延回路80は、カウンタ回路74のキャリー出力を所定期間遅延し、カウンタ回路73のリセット入力、R−Sフリップフロップ77のリセット、ORゲート83に供給する。
ラッチ回路76は、カウンタ回路74のカウント値を、カウンタ回路73のキャリー出力によってラッチする。ラッチしたカウント値は切り替え回路78の入力Aに送られる。
切り替え回路78は、ラッチ回路76、75からA入力、B入力へ供給されたカウント値の出力をR−Sフリップフロップ77からのパルスに応じて切り替える。
R−Sフリップフロップ77は、リセット・セットを有するフリップフロップであり、Q出力により切り替え回路78の切り替えを制御する。R−Sフリップフロップ77から出力されるQ出力は、切り換え回路78に送られる。
上記のQ出力を基にA、B入力の出力が切り換えられる。切り換えられて出力されたA入力又はB入力はデジタルLPF79に供給され、ディジタルFM信号が端子86から出力される。
デジタルLPF79では、ORゲート83からの出力を遅延回路82によって遅延されたパルスが供給される。デジタルLPF79は、供給されたパルスを基にディジタルFM信号を出力する。
このように、信号処理回路に正・負極性の2つのゲートを設けて、FMパルス信号のハイレベルとローレベルとのカウント時のタイミングを得て、チャタリングを含むハイ又はロー期間をカウントすることによりFMパルス信号のハイ期間とロー期間とを確実に決定できる。
図3に、本発明の信号処理回路のタイミングチャートを示す。図3(A)はFMパルス信号、図3(B)はクロックパルス(CLK)、図3(C)は正極性ゲート、図3(D)は負極性ゲート、図3(E)は正極性カウント値、図3(F)は負極性カウント値、図3(G)はキャリーパルス(正)、図3(H)はキャリーパルス(負)、図3(I)は遅延(Delay)パルス(正)、図3(J)は遅延(Delay)パルス(負)、図3(K)はR−Sフリップフロップ、図3(L)は出力カウント値、図3(M)はORゲート出力、図3(N)は遅延パルス(OR)を示している。
図3(A)のFMパルス信号と図3(B)のクロックパルスは、正極性ゲートと負極性ゲートに供給される。正極性ゲートは、FMパルス信号がローレベルの時はクローズになり、一方、負極性ゲートはオープンになり、図3(C)、(D)に示すように出力される。
時刻t1において、FMパルス信号がハイレベルに変化する。この時、正極性ゲートはオープンになり、カウンタ回路73へクロックパルスを供給する。カウンタ回路73は、供給されたクロックパルスをカウントする。この正極性のカウント値は図3(E)に示すようになる。
時刻t1〜t2では、FMパルス信号にチャタリングが発生している。この時、正極性ゲートからのパルス供給が断続的になるので、正極性カウント値は緩やかに増加する。
カウンタ回路73にクロックパルス信号が供給された時刻t1から一定期間Tcの経過後、カウンタ回路73は図3(G)のキャリーパルス(正)を遅延回路81、ラッチ回路76に供給する。この時、時刻t3である。また、ここで期間Tcは、カウント値によって決定される。
時刻t3において、カウンタ回路73からのキャリーパルス(正)を基に、ラッチ回路76がカウンタ回路74のカウント値をラッチする。その後、カウンタ回路73からのキャリーパルス(正)は遅延回路81により遅延される。図3(I)に示す遅延された遅延パルス(正)はカウンタ回路74のリセット入力に供給される。その後、カウンタ回路74のカウント値はリセットされる。遅延回路81による遅延パルス(正)は、ラッチ期間を考慮して設定される。
時刻t2〜t4の間は、FMパルス信号のハイレベル状態が維持されるため、正極性カウント値は一定の増加を示す。
時刻t4において、FMパルス信号がローレベルに変化する。この時、負極性ゲートがオープンとなり、カウンタ回路74にクロックパルスを供給する。カウンタ回路74は、供給されたクロックパルスをカウントする。この負極性のカウント値は図3(F)に示すようになる。
時刻t4〜t5では、FMパルス信号にチャタリングが発生している。この時、正極性ゲート71と負極性ゲート72から供給されるクロックパルスが断続的になる。従って、正極性カウント値と負極性カウント値は、緩やかに増加する。
カウンタ回路74に、クロックパルス信号が供給された時刻t4から一定期間Tcの経過後に、カウンタ回路74は図3(H)のキャリーパルス(負)をラッチ回路75、正極性ゲート71、遅延回路80に供給する。この時、時刻t6である。
時刻t6の時、カウンター回路74からのキャリーパルス(負)を基に、ラッチ回路75がカウンター回路73のカウント値をラッチする。その後、カウンター回路74からのキャリーパルス(負)が遅延回路80により遅延される。図3(J)に示す遅延された遅延パルス(負)はカウンタ回路73のリセット入力に供給される。その後、カウンタ回路73のカウント値はリセットされる。
時刻t6〜t7の間は、FMパルス信号のローレベル状態が維持されるので、負極性カウント値は一定の増加を示す。
また、図3(K)に示すR−Sフリップフロップ77は、遅延回路81からの遅延パルス(正)によりセットされる。また、遅延回路80からの遅延パルス(負)によりリセットされる。これらのセット、リセットに基づいて生成されたQ出力は切り替え回路78に供給される。
切り替え回路78は、Q出力がハイレベルの時にA入力を出力するように切り換え、ローレベルの時にB入力を出力するように切り替える。この出力は、図3(L)に示す出力カウント値となる。即ち、カウンタ回路73のキャリーパルス(正)によりA入力の出力が切り換えられ、カウンタ回路74のキャリーパルス(負)によりB入力の出力が切り換えられる。これらのキャリーパルスをORゲート83に供給すると、図3(M)に示すようなORゲート出力が出力される。ORゲート83からの出力は、遅延回路82に供給され、図3(N)に示すように遅延される。この遅延回路82の遅延量は、切り換え回路78での出力にかかる期間を考慮して決定される。
切り換え回路78からの出力データと遅延回路82で遅延されたクロックパルスは、デジタルLPF79に送られる。デジタルLPF79に送られたデータは、遅延されたクロックパルスに基づいて信号処理される。
このようにして、チャタリングが発生したFMパルス信号において、期間Tc、即ち、各極性のカウント値によって正・負極性ゲートが切り替えられることにより、より正確な周期のカウント値を得ることができる。従って、適確な信号処理を行うことができる。
一方、時刻t7〜t10のように、チャタリングが発生しない場合、FMパルス信号の立ち上がり、立ち下がり発生から期間Tcの経過後に、負・正極性のゲートを切り換える。その後、上記と同様に、各カウンタ回路と各ラッチ回路を制御し、信号処理を行う。
このように、チャタリングが発生しない時にも期間Tc、即ち、各極性のカウント値によって正・負極性ゲートが切り替えられることにより、より正確な周期のカウント値を得ることができる。従って、クロックパルスをカウントするカウント手段がタイミング信号を生成し、このタイミング信号を基に入力パルス信号を制御することにより、パルスの周期を一定にし、信号処理の安定化を図ることができ、適確な信号処理を行うことができる。
図4に、図2に示す信号処理回路の変形例のブロック図を示す。図4に示す信号処理回路において、図2と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。図4において、信号処理回路31は、ANDゲート87、88、インバータ89、ハイゲートカウンタ90、ローゲートカウンタ93、カウンタ回路(正極性)97、カウンタ回路(負極性)95、ゲート回路91、94、ラッチ回路96、98、R−Sフリップフロップ92、ハイエッジ出力回路99、ローエッジ出力回路102、遅延回路101、103等で構成される。
ANDゲート87は、FMパルス信号端子84とクロック端子85と接続されている。ANDゲート87は、供給されるクロックパルスとFMパルス信号とで論理積演算を行う。ANDゲート88は、FMパルス信号端子84とインバータ89と接続されている。ANDゲート88は、クロックパルスとインバータ89からのFMパルス信号の反転信号とで論理積演算を行う。
ハイゲートカウンタ90は、ANDゲート87からのクロックパルスをカウントする。ハイゲートカウンタ90は、FMパルス信号がハイレベルの期間にクロックパルスをカウントする。ハイゲートカウンタ90は、カウントしたカウント値Q1〜Qnをゲート回路91に供給する。
ゲート回路91は、供給されたカウント値が所定値になった時、例えば、FMパルス信号の最小半周期の半分の時間に相当する値になった時に、パルスをR−Sフリップフロップ92のセット端子に供給する。
ローゲートカウンタ93は、上記ハイゲートカウンタ90と同様の構成であり、ANDゲート88からのクロックパルスをカウントする。ローゲートカウンタ93は、FMパルス信号がローレベルの期間にクロックパルスをカウントする。ローゲートカウンタ90は、カウントしたカウント値Q1〜Qnのうち下位ビットQ1〜Qkをゲート回路94に供給する。
ゲート回路94は、供給されたカウント値が所定値になった時、例えば、FMパルス信号の最小半周期の半分の時間に相当する値になった時に、パルスをR−Sフリップフロップ92のリセット端子に供給する。
R−Sフリップフロップ92では、ゲート回路91からセット端子にパルスが入力された場合、Q出力がローゲートカウンタ93に供給され、カウントを開始する。ゲート回路94からリセット端子にパルスが入力された場合、反転Q出力がハイゲートカウンタ90に供給され、カウントを開始する。また、Q出力は、切り替え回路78、ハイエッジ出力回路99、ローエッジ出力回路102に供給される。
ハイエッジ出力回路99は、パルスを遅延回路101に供給し、Q出力の立ち上がりエッジに応じてラッチ回路96にパルスを供給する。遅延回路101は、ハイエッジ出力回路99からのパルスを遅延して、カウンタ回路95、ORゲート83に供給する。
ローエッジ出力回路102は、パルスを遅延回路103に供給し、Q出力の立ち下がりエッジに応じてラッチ回路98にパルスを供給する。遅延回路103は、ローエッジ出力回路102からのパルスを遅延して、カウンタ回路97、ORゲート83に供給する。
カウンタ回路95は、リセット入力とキャリー出力とを備えており、ANDゲート88からのクロックパルスをカウントする。カウンタ回路95は、FMパルス信号がローレベルの期間にクロックパルスをカウントする。カウンタ回路95は、カウント値Q1〜Qnをラッチ回路96に供給する。また、カウンタ回路95のカウント値は、遅延回路101からのパルスによりクリアされる。
ラッチ回路96は、カウンタ回路95のカウント値を、ハイエッジ出力回路99からのパルスによってラッチする。ラッチしたカウント値は切り替え回路78のA入力に供給される。
カウンタ回路97は、上記カウンタ回路95と同様の構成であり、ANDゲート87からのクロックパルスをカウントする。カウンタ回路97は、FMパルス信号がハイレベルの期間にクロックパルスをカウントする。カウンタ回路97は、カウント値Q1〜Qnをラッチ回路98に供給する。また、カウンタ回路97のカウント値は、遅延回路103からのパルスによりクリアされる。
ラッチ回路98は、カウンタ回路95のカウント値を、ローエッジ出力回路102からのパルスによってラッチする。ラッチしたカウント値は切り替え回路78のB入力に供給される。
図5に、図4に示す信号処理回路のタイミングチャートを示す。図5(A)はFMパルス信号、図5(B)はクロックパルス(CLK)、図5(C)はANDゲート87、図5(D)はインバータ89、図5(E)はANDゲート88、図5(F)はR−SFFセット入力、図5(G)はR−SFFリセット入力、図5(H)はQ出力、図5(I)は反転Q出力、図5(J)はハイエッジ出力、図5(K)はローエッジ出力、図5(L)は遅延パルス101、図5(M)は遅延パルス103を示している。
図5(A)のFMパルス信号は、ANDゲート87、インバータ89に供給され、図5(B)のクロックパルスは、ANDゲート87、88に供給される。図5(D)のインバータは、図5(A)のFMパルス信号の反転した信号を示している。ANDゲート87は、クロックパルスとFMパルス信号を論理積演算して図5(C)に示すような信号を出力する。ANDゲート88は、クロックパルスとFMパルス信号の反転信号を積算して図5(E)に示すような信号を出力する。
例えば、ローゲートカウンタ93はANDゲート88からのクロックパルスをカウントし、カウント値をゲート回路94に供給する。ゲート回路94は、カウント値が一定値になると、パルスをR−Sフリップフロップ92のリセット入力へ供給する。
時刻t1において、ローゲートカウンタ93は、図5(I)に示すように反転Q出力がハイレベルになると、カウント値がリセットされ、図5(G)に示すようにR―Sフリップフロップ92のリセット入力にパルスが供給される。また、ハイゲートカウンタ90は、図5(H)のQ出力がローレベルの状態であるので、図5(C)のANDゲート87からのクロックパルスをカウントする。
時刻t2において、図5(M)に示す遅延回路103からの遅延パルスにより、カウンタ回路97のカウント値がリセットされる。時刻t1〜t2の期間は、遅延回路103から出力されるパルスの遅延期間T4である。
時刻t3において、ハイゲートカウンタ90のカウント値が一定値となると、カウント値が図5(F)に示すようにR―Sフリップフロップ92のセット入力に供給される。
R―Sフリップフロップ92は、セット入力に応じて図5(H)のQ出力をハイレベルにし、図5(I)の反転Q出力をローレベルにする。Q出力がハイレベルになることにより、ローゲートカウンタ93は、図5(E)のANDゲート88からのクロックパルスをカウントする。また、ハイゲートカウンタ90では、Q出力がローレベルとなることにより、カウント値がリセットされる。
また、図5(J)のハイエッジ出力は、Q出力の立ち上がりエッジに応じてパルスをラッチ回路96、遅延回路101に供給する。ラッチ回路96は、ハイエッジ出力に応じてカウンタ回路95のカウント値をラッチする。遅延回路101で遅延されたパルスは、図5(L)に示すように出力される。
時刻t4において、図5(L)の遅延回路101からの遅延パルス101により、カウンタ回路95のカウント値がリセットされる。時刻t3〜t4の期間は、遅延回路101から出力されるパルスの遅延期間T4である。
時刻t5において、ローゲートカウンタ93のカウント値が一定値になると、ゲート回路94はパルスをR−Sフリップフロップ92のリセット入力へ供給する。
R―Sフリップフロップ92は、セット入力に応じて図5(H)のQ出力をローレベルにし、図5(I)の反転Q出力をハイレベルにする。反転Q出力がハイレベルになることにより、ハイゲートカウンタ90は、図5(C)のANDゲート87からのクロックパルスをカウントする。また、ローゲートカウンタ93では、反転Q出力がローレベルとなることにより、カウント値がリセットされる。
また、図5(K)のローエッジ出力は、Q出力の立ち上がりエッジに応じてパルスをラッチ回路98、遅延回路103に供給する。ラッチ回路98は、ハイエッジ出力に応じてカウンタ回路97のカウント値をラッチする。遅延回路103で遅延されたパルスは、図5(M)に示すように出力される。
時刻t6において、図5(M)の遅延回路103からの遅延パルス103により、カウンタ回路97のカウント値がリセットされる。時刻t5〜t6の期間は、遅延回路103から出力されるパルスの遅延期間T4である。
切り替え回路83では、Q出力がハイレベルの時にA入力を出力するように、ローレベルの時にB入力を出力するように切り替える。即ち、遅延回路101からの信号によりA入力に切り替え、遅延回路103からの信号によりB入力に切り替える。
本変形例によれば、図2に示す信号処理回路と同様の作用効果を奏する。
図6は、図4に示す信号処理回路の変形例のブロック図を示す。また、図7は、図6に示す信号処理回路のタイミングチャートを示す。図6に示す信号処理回路において、図4と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。本変形例の信号処理回路は、図4の信号処理回路とはハイゲートカウンタ90、ローゲートカウンタ93、ゲート回路91、94、R−Sフリップフロップ92に代えてPLL回路105、遅延回路104を設けた点で相違する。これらのPLL回路105、遅延回路104について以下に説明する。
PLL回路105は、90°位相比較回路106とVCO(Voltage Controlled Oscillator)107と1/N分周期108とで構成されている。PLL回路105では、図7(A)に示すPLL入力信号が供給されると、FMパルス信号の周期と90°位相の異なる図7(B)に示すPLL出力信号が出力される。90°位相比較回路106は、FMパルス信号とPLL回路105の出力信号との位相を比較して、位相差が90°になるようにFMパルス信号を出力する。FMパルス信号は、VCO107へ供給される。VCO107は、供給されるFMパルス信号に基づいて所定周波数のクロックパルスを生成する。生成されたクロックパルスは、1/N分周期108へ供給される。1/N分周期108は、VCO107からのクロックパルスを所定の分周比(1/N)で分周し、位相差90°のFMパルス信号を出力する。位相差90°のFMパルス信号は、遅延回路104、ハイエッジ出力回路99、ローエッジ出力回路102、90°位相比較回路106に供給される。
遅延回路104は、PLL105から供給されるFMパルス信号を遅延して切り替え回路78に供給する。
また、カウンタ回路95のカウント値は、遅延回路103からのパルスによりクリアされる。ラッチ回路96は、供給されたカウンタ回路95のカウント値を、ローエッジ出力回路102からのパルスによってラッチする。
カウンタ回路97のカウント値は、遅延回路101からのパルスによりクリアされる。ラッチ回路98は、供給されたカウンタ回路97のカウント値を、ハイエッジ出力回路99からのパルスによってラッチする。
図7(A)理想のPLL入力信号(FMパルス信号)、図7(B)はPLL出力信号、図7(C)実際のFMパルス信号(入力信号)、図7(D)はクロックパルス、図7(E)はANDゲート87、図7(F)はインバータ89、図7(G)はANDゲート88、図7(H)はハイエッジ出力、図7(I)は遅延パルス101、図7(J)はローエッジ出力、図7(K)は遅延パルス103、図7(L)は遅延パルス104を示している。また、図5と同様のタイミングの信号は説明を省略する。
PLL回路105は、図7(C)実際の入力信号が供給されると図7(B)のPLL出力信号を出力する。
時刻t1において、図7(B)のPLL出力信号に応じて図7(H)に示すようにハイエッジ出力回路99からパルスが出力される。このパルスに応じてラッチ回路98がカウンタ回路97のカウント値をラッチする。
時刻t2において、図7(I)の遅延パルス101から出力されるパルスに応じてカウンタ回路97がリセットされる。この後、再びカウンタ回路97は図7(E)に示すANDゲート87からのクロックパルスをカウントする。
時刻t3において、図7(B)のPLL出力信号がローレベルになると、図7(J)に示すようにローエッジ出力回路102からPLL出力信号の立ち下りに応じてパルスが出力される。このパルスに応じてラッチ回路96がカウンタ回路95のカウント値をラッチする。
時刻t4において、図7(K)の遅延パルス103から出力されるパルスに応じてカウンタ回路95がリセットされる。この後、再びカウンタ回路95は図7(G)に示すANDゲート88からのクロックパルスをカウントする。
時刻t5〜t8においても同様の動作が繰り返される。
カウンタ回路97は、遅延回路101のパルスによりリセットされるまでの期間(例えば時刻t2〜t6)において図7(C)の入力信号の正極性期間のクロックパルスをカウントする。
カウンタ回路95は、遅延回路103のパルスによりリセットされるまでの期間(例えば時刻t4〜t8)において図7(C)の入力信号の負極性期間のクロックパルスをカウントする。
遅延回路104は、各カウンタ回路をリセットするタイミングで極性を反転した信号を、切り替え回路78に供給する。切り替え回路78では、遅延回路104からの信号によりカウント値がラッチされた側を出力するように切り替えられる。本実施例では、遅延回路104の出力信号が正極性の時にラッチ回路98のカウント値が出力され、負極性の時にラッチ回路96のカウント値が出力される。
即ち、時刻t2でカウンタ回路97がリセットされるタイミングで、時刻t1でラッチしたカウント値をラッチ回路98から出力するように切り替え回路78で制御する。また、時刻t4でカウンタ回路95がリセットされるタイミングで、時刻t3でラッチしたカウント値をラッチ回路96から出力するように切り替え回路を制御する。
上記のように本変形例では、入力信号に対して位相が90°異なるパルスをPLL回路により生成することにより、ハイ及びロー期間のカウントのタイミングを計っている。本変形例によれば、PLL回路だけでカウントのタイミングを生成できるので、図4に示す信号処理回路に比べて回路の簡略化を図ることができる。
本発明の一実施例の光ディスク装置のブロック図である。 本発明の一実施例の信号処理回路のブロック図である。 本発明の信号処理回路のタイミングチャートを示す。 図2に示す信号処理回路の変形例のブロック図を示す。 図4に示す信号処理回路のタイミングチャートを示す。 図4に示す信号処理回路の変形例のブロック図を示す。 図6に示す信号処理回路のタイミングチャートを示す。 従来の信号処理回路での理想のタイミングチャートを示す。 従来の理想の信号処理回路でのタイミングチャートを示す。 実際のFM変調信号とゼロレベル近辺の拡大図を示す。 実際の信号処理回路でのタイミングチャートを示す。 従来のチャタリングを除去するためのタイミングチャートを示す。
符号の説明
10、30、31、32 信号処理回路
11 両エッジ検出回路
12 カウンタ回路
13、75、76、96、98 ラッチ回路
14 デジタルLPF
15 FM変調信号端子
16 クロックパルス端子
17 ディジタルFM信号端子
40 ディスク
41 光学系
42 スピンドルモータ
43 スレッドモータ
44 レーザドライバ
45 フロントモニタ
46 ALPC
47 記憶補償回路
48 ウォブル信号処理部
49 RFアンプ
50 フォーカス/トラッキングサーボ回路
51 送りサーボ回路
52 スピンドルサーボ回路
53 CDエンコード/デコード回路
54 D/Aコンバータ
55 オーディオアンプ
56、58 RAM
57 CD−ROMエンコード/デコード回路
59 インターフェース/バッファコントローラ
60 CPU
61 ホストコンピュータ
71 正極性ゲート
72 負極正ゲート
73、97 カウンタ回路(正極性)
74、95 カウンタ回路(負極性)
77、92 R−Sフリップフロップ
78 切り替え回路
79 デジタルLPF
80、81、82、101、103、104 遅延回路
83 ORゲート
87、88 ANDゲート
89 インバータ
90 ハイゲートカウンタ
93 ローゲートカウンタ
91、94 ゲート回路
99 ハイエッジ出力回路
102 ローエッジ出力回路
100 光ディスク装置
105 PLL回路
106 90°位相比較回路
107 VCO
108 1/N分周器

Claims (7)

  1. 入力パルス信号に応じたデジタル信号を生成する信号処理回路において、
    前記入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手段と、
    前記位相差パルス信号生成手段で生成された前記位相差パルス信号に基づいて前記入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された前記所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手段と、
    正極性で出力される前記クロックパルスと負極性で出力される前記クロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手段と、
    前記位相差パルス信号生成手段で生成された前記位相差パルス信号及び前記カウント手段のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手段とを有することを特徴とする信号処理回路。
  2. 前記クロックパルス出力手段は、
    前記入力パルス信号が正極性のときにクロックパルスを出力する第一のクロックパルス出力手段と、
    前記入力パルス信号が負極性のときにクロックパルスを出力する第二のクロックパルス出力手段とを有し、
    前記カウント手段は、
    前記第一のクロックパルス出力手段からのクロックパルスをカウントする第一のカウント手段と、
    前記第二のクロックパルス出力手段からのクロックパルスをカウントする第二のカウント手段とを有することを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  3. 前記出力手段は、
    前記位相差パルス信号のアップエッジに応じて第三のタイミング信号を出力するアップエッジ出力手段と、
    前記位相差パルス信号のダウンエッジに応じて第四のタイミング信号を出力するダウンエッジ出力手段と、
    前記第三のタイミング信号に応じて前記第一のカウント手段のカウント値をラッチする第一のラッチ手段と、
    前記第四のタイミング信号に応じて前記第二のカウント手段のカウント値をラッチする第二のラッチ手段とを有することを特徴とする請求項2記載の信号処理回路。
  4. 前記出力手段は、
    前記第三のタイミング信号を遅延して第五のタイミング信号を出力する第一の遅延手段と、
    前記第四のタイミング信号を遅延して第六のタイミング信号を出力する第二の遅延手段とを有し、
    前記第一のカウント手段は、前記第五のタイミング信号に応じてリセットされ、
    前記第二のカウント手段は、前記第六のタイミング信号に応じてリセットされることを特徴とする請求項3記載の信号処理回路。
  5. 前記出力手段は、
    前記位相差パルス信号の出力を遅延して遅延位相差パルス信号を出力する第三の遅延手段を有し、
    前記遅延位相差パルス信号の出力に応じて前記第一のラッチ手段にラッチされた第一のカウント値と前記第二のラッチ手段にラッチされた第二のカウント値の出力を切り替える切り替え手段を有することを特徴とする請求項3又は4記載の信号処理回路。
  6. 前記出力手段は、
    デジタルローパスフィルタを含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の信号処理回路。
  7. 入力パルス信号に応じたデジタル信号を生成する信号処理方法において、
    前記入力パルス信号と所定の位相差を有する位相差パルス信号を生成する位相差パルス信号生成手順と、
    前記位相差パルス信号生成手順で生成された前記位相差パルス信号に基づいて前記入力パルス信号のうちノイズ成分を許容する少なくとも一つのパルスを含む所定の期間を設定する設定手順と、
    前記設定手順で設定された前記所定の期間に、いずれか一方の極性でクロックパルスを出力するクロックパルス出力手順と、
    正極性で出力される前記クロックパルスと負極性で出力される前記クロックパルスをそれぞれ独立してカウントするカウント手順と、
    前記位相差パルス手順で生成された位相差パルス信号及び前記カウント手順のカウント値を基に出力デジタル信号を出力する出力手順とを有することを特徴とする信号処理方法。
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